(記者資料) 平成 28 年 5 月 17 日(火) 問合先 :子育て支援部 保育課 担 当 :保 育 課 長 田邉 佳生 学校教育課長 永野 治 電 話 :0436-23-9829(保育課直通) 「すべての子どもに質の高い教育・保育の提供を目指して」 ~市立幼稚園及び市立保育所再編成計画を策定しました~ 本市では、就学前の教育・保育を一体的に捉え、一貫して質の高い教育・ 保育を提供する新たな取り組みを進めるため、パブリックコメント手続の結 果を踏まえ、平成 28 年度から平成 38 年度までの 11 年間を計画期間とする 「市立幼稚園及び市立保育所再編成計画」を策定しました。 平成 30 年度から市立保育所等を段階的に認定こども園に移行するとともに、 市立幼稚園の機能を認定こども園に統合することにより、幼児教育の機会拡充 や一時預かり事業、特別支援教育等を実施します。 また、老朽化した保育所の民間活力を導入した建替えや、少子化が著しい地 区における「子どもの育ちに必要な集団」を確保するための対策を進めます。 加えて、待機児童の多い 3 歳未満児の保育に人材を重点配置することにより、 更なる待機児童対策を展開してまいります。 1 計画の目的 計画の目的と効果 と効果 目的:すべての子どもに質の高い教育・保育を提供すること 効果:幼児教育の機会拡充、待機児童の解消、質の向上、子育て支援の充実 2 計画の主な内容、効果等 主な取組 具体的なメリット 効果 市立認定こども園では、保育の必要性の有無にか かわらず、3歳以上のすべての子どもに幼児期の学 認定こども園の整備 校教育を提供します。 これにより園を利用する子どもは、保護者の就労 幼児教育の 機会拡充 状況等が変わっても、通いなれた施設を利用するこ とができます。 保育士等の人材を確保、集約し、待機児童の多い 3 歳未満児保育の拡充 3歳未満児の保育に職員を重点配置することによ り、受入れ枠が拡大します。 待機児童 の解消 年長と小1の連携カリキュラムを作成・展開し、 連携カリキュラムの展開 小一プロブレムの解消を図ります。また、私立の教 育・保育施設にも普及・促進します。 市立認定こども園では、これまで幼稚園を利用し 一時預かり事業の実施 ていた子どもも、長時間施設を利用できる環境を整 備します。 市立認定こども園では、保育所と同様に特別な配 特別支援教育の実施 慮が必要な子どもでも園を利用することができま す。 市立認定こども園では、原則として自園調理を行 アレルギー児への配慮 質の向上 うことから、これまで幼稚園を利用していた子ども にも、きめ細かな給食を提供することができます。 少子化の進行が著しい地区においても、市立保育 教育・保育基盤の確保 所を統合することにより、適正な規模の集団で教 育・保育を受けることができます。 老朽化する市立保育所については、民間活力を導 良質な施設環境の整備 入した代替施設の整備等を進め、保健的環境と安全 を確保します。 認定こども園による 認定こども園による 子育て支援 市立認定こども園では、園に通っていない子どもの ご家庭も子育て相談や親子の交流の場などに参加で きます。 子育て支援 の充実 3 取組のスケジュール 認定こども園は、平成 30 年度から6園をスタートさせるなど、平成 38 年度 までに全9園の開設を目指し、順次進めていきます。 一部市立保育所の代替となる民間施設整備に向けては、平成 30 年度からの開 設を目指し、平成 28 年度から事業者の公募等準備を進めていきます。 その他、連携カリキュラムの展開や一時預かり事業の実施などについても、 平成 30 年度からの認定こども園化移設にあわせスタートできるよう準備を進め ていきます。 4 パブリックコメント手続(意見募集)の結果を踏まえた対応 パブリックコメント手続(意見募集)の結果を踏まえた対応 (1)パブリックコメント手続結果の概要 (1) パブリックコメント手続結果の概要 期 間:平成 28 年2月 15 日(月)から平成 28 年3月 15 日(火)まで 意見書数:115 通 (2)計画の (2)計画の主な 計画の主な修正内容 主な修正内容 平成 29 年度に市立幼稚園へ入園する子どもは平成 30 年度に市立認定こど も園へ転園することについて、保育環境が変化することへの不安に関する御意 見が多く寄せられました。 このため、「すべての子どもに質の高い教育・保育を提供すること」を目的 とする本計画案の趣旨に鑑み、辰巳台幼稚園を除く、市立幼稚園の閉園時期を 平成 29 年度末から1年延長し、平成 30 年度末とすることにより園児の教育・ 保育環境や入園活動等へ与える影響をできるだけ緩和します。 なお、辰巳台幼稚園については、同施設を活用し、認定こども園として 4・ 5 歳児への市立の幼児教育を提供することから、予定どおり平成 30 年度から 認定こども園に移行します。
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