偏差値重視から脱け出し学ぶ気持ちを支える教育へた。志望校合格の実績う思いひとつで塾を開い西岡さんは歳の時、﹁教師になりたい﹂といしたのは、子ども達に、七田式幼児教室を開校 1 9 9 2 年、水無瀬にルが及ぼす影響がこれても、子ども自身に〝自た。﹁どれだけ勉強をし眞氏の講演会に参加し式の創始者である七田悩んだ西岡さんは、七田ある時、LD ︵学習障害︶を持つ生徒の指導につようになりました﹂。ための毎日に、疑問を持高い学校に合格させる子もいる。ただ偏差値の世間では評価されないば、僕は評価したいのに学校を辞める子もいれ﹁でも、苦労して入ったう不安な気持ち。塾やりから取り残されるといれることではなくて、周や地域格差で勉強が遅た。﹁問題なのは、病気善への想いにも触発され子ども達の教育環境改に離島出身の知人から、うになったことだ。さら長期入院を繰り返すよ息子さんが難病を患い、命が訪れる。きっかけは、その後 2 0 1 0 年には、西岡さんに新たな使との想いからだった。つける場所を与えたい労力とコストがかかりま働するまで3 年以上の仕様確定、本格的に稼は構想からプログラムの﹁このオリジナルシステム 2012年にスタート。オンライン家庭教師の﹁エイドネット﹂は、行錯誤を繰り返してたぶことができるのか。試すれば通わなくても学生と画面を通して話をに、宿泊先でいつもの先たり、入試本番の前日日本語を英語で教わっ日本に住む外国人が、外国に住む日本人から出会えるのだという。思えるシーンにたくさん法だった。カメラを使った学習方どり着いたのが、ウェブ生に教えてもらった英語突然電話があった。﹁先過去に教えた生徒から西岡さんのもとに最近、は存在しません﹂。そんなこにその子を想う気持し、失敗したっていい。根っ気でやらないと、と言ってメ。スタッフにはいつも本﹁軽いことばかりではダニオンマインドを設立。同年、七田チャイルドアカデミー水無瀬教室を開室後、現在に至るまで大阪北部を中心に7教室を展開。2014年、3 を本格的にスタート。一方、自身も2010年に早稲田大学に入学し、人年間の開発期間を経てオンライン家庭教師「AiDnet（エイドネット）」間科学部環境科学科に在籍中。軽で手軽な形になった。るアイデアがどんどん気も好評。学びを便利にす見え、聴覚障がいの方に手の姿も映るので手話もまた手元を映すノートカメラ、チャット機能と相の可能性が生まれる。ラインだからこそ、無限にマッチングできるオンい人が教えたい人と自由つでもどこでも、学びた師として活躍したり。い島で暮らす人が、再び講あらゆるハンデを越えたから﹂。その強い想いが、めに生まれてきたのですは、誰かを幸せにするたほしいと思っています。人教師をする人にも知ってを、エイドネットで家庭ハッピーです。そんな喜びこれはお金では買えない楽しいと思ってくれたら、えたことで誰かが勉強を味を成すもの。自分が伝て、人に伝えて初めて意けで消化するのではなくう。﹁勉強は、自分の中だ学びを実現しつつある。しかしその一方で、西岡さんはきっぱりと話す。ちがあれば、そこにルールアル通りじゃなくていいも愛情を持てます。マニュ大事にするし、怒る時にいます。本気なら生徒を分はやれる〟という気持学校に通えない子ども涙が出そうになったといは楽しかった﹂と言われ、 1987年3月学習塾ペスタロッチ学院を開塾。1992年有限会社キャ手軽さ、気軽さの裏にある本気で生徒と向き合う気持ちちがなければ記憶力はすることでリラックスで京都市中京区室町通り御池上る御池之町323 ミサワビル5F TEL.075-253-5555 した﹂と話す西岡さん。株式会社キャニオン・マインドエイドネット事業本部達を、その不安から救い「Webカメラ」と「ノートカメラ」の2台を使用してレッスンは行われる。メインの大きな画像は受講者、講師それぞれのノートが映し出されるので、的確な指導を受けることができる。また受講生の様々なニーズに応えるために、多様な講師と相談にも応じる教育コーチの存在も魅力。中には自分が目指す大学の現役学生に教わっている受講者も。塾通いにおける夜遅い時間や荒天の日につきまとう危険や、部活や習い事で塾に通う時間がないといった個々の事情にも融通がきき、家にこもりがちな子どもにも対応可能だ。育たないと言われて衝オンライン家庭教師「 AiDnet（エイドネット）」 https://aidnet.jp/ きたり、教師を退職し離にしおかひろししかし、やってよかったと代表取締役西岡博史さんたいと思いました﹂。どうップクラスの進学塾に。〝できる〟という自信をほど大きいのか、と﹂。を積み、やがて地元でト 25 撃を受けました。メンタ株式会社キャニオン・マインド history 点をたずねて起業の原 00 2014.0 City Life KOBE 2015.4 City Life Hokusetsu WEST 35 “本気”をつなげるオンライン家庭教師で学ぶ楽しさと伝える喜びを多くの人に数々の塾や幼児教室を経営する株式会社キャニオン・マインドの代表の西岡博史さんは、自らも教育の現場に立ち続ける。次々と語られる生徒とのエピソードはどれも想いが深く、西岡さんが正面から生徒と向き合ってきたことが伺える。ただ教育のために、生徒のためにと事業を展開するその使命感の源は何か、お話を伺った。取材・文/山本佳弥