DAKAR RALLY 2003年パリダカ三菱ラリーアート参戦体制発表！ 2003年のパリダカに挑む、チームENEOS三菱ラリーアート／チームATS三菱ラリーアートのマシン・ドライバーを紹介。三菱パジェロスーパープロダクション仕様三菱パジェロエボリューションスーパープロダクション仕様今年遂に誕生したスーパーウェポン、パジェロエボリューション。あらゆる面で進化を遂げたこのマシンは、まさに砂漠の芸術品。これまでの常識を越えた、異次元の走りでゴールを目指す。これがパジェロエボだ！チームENEOS三菱ラリーアート増岡浩／アンドレアス･シュルツ（独）組増岡浩（ますおかひろし）チームATS三菱ラリーアートステファン･ペテランセル（仏）／ジャン･ポール･コトレ（仏）組ステファン･ペテランセル抜群の信頼性と安定性を持つ、従来型のパジェロ。昨年1∼4位を独占した、その実績は侮れない。このマシン最大の武器は「壊れない」こと。虎視眈々と上位をうかがう。チームENEOS三菱ラリーアートジャン･ピエール･フォントネ（仏）／ジル･ピカール（仏）組ジャン･ピエール･フォントネチームATS三菱ラリーアートミキ･ビアシオン（伊）／ティジアノ･シヴィエロ（伊）組ミキ･ビアシオンえっ、これがパジェロ？誰もが目を疑うような、衝撃的なデザインを身にまとい、新しいパジェロエボリューションがデビューした。大きく姿を変えたエクステリア、勝つためにパワーアップしたメカニズム。その進化のすべてを、ここで解剖していきたい。では、開発に大きく携わった、ラリーアート岡崎オフィス室長の川越光廣氏に、進化の秘密を語ってもらおう。パジェロのアイデンティティとしてのフロン川越光廣（株）ラリーアート岡崎オフィス室長まず、マシンの製作はどこで行っているのその他は？トグリルまわりと、スピード感をイメージした川越：エンジンも改良しました。吸排気系サイドビューを両立させることにより、将来やリストリクターの形を変更し、内部抵抗をして速く走れる車」を目指しています。それのパジェロ像を意識しています。減らしました。これで馬力が上がったのでにはすべてのバランスを取ることが大事。ここで重要なのが、ただのデザイン重視のすが、さらに全域でパワーが出るエンジンどこか 1カ所が飛び抜けていても意味がマシンではないこと。当然これは勝つためになっています。ないのです。のデザインなのです。ドライバーからも、コーナーの立ち上がりがただ重要なファクターとして、サスペンション空力性能が向上し、特に前面投影面積がスムーズになったと聞いています。テストとセッティングがあります。マシンテス大幅に減少したおかげで、最高速度が上エンジン自体は従来型と同じものなのでトでも、時間の半分くらいを費やしています。がりました。すが、プロトタイプ化したことで、特に排気ジャンプ姿勢が安定しないと、ドライバーこれも、今年バギーに負けていた直線速度系を見直したことが大きいのです。が一番危険ですからね。の向上を目指した結果です。あとはエンジンやその他の冷却性能が上最後に、今までのマシンと比べての完成デザイン変更にも意味があるのですね。がったんですが、これはデザイン変更のお度は？では他に前のモデルよりも大きく進化したかげ。空力が向上すると、風がスムースに川越：そりゃあ、一番良いに決まってます。部分はどこですか？流れ、その分冷却が向上するのです。毎年の進化の繰り返しでここまでのマシン川越：まずはボディ構造が、従来のモノコッ他に新しい仕組みはありますか？が仕上がっているのです。前回より悪くなるクフレームからスペースフレームに変わり川越：パワステポンプの作動油を利用し理由がありません。日本：1960年3月13日生まれ 42歳（株）ラリーアート社員｡フランスの関連会社に出向の経験もある｡パリダカではパジェロで1987年の初出場以来2度の市販車改造（T2）部門優勝の実績を持つ。2001年大会は､ライバルチームのアンフェアな行為と主催者の走行時間の計時ミスにより惜しくも総合2位となったが､2002年大会では 12日間にわたってトップをキープし続け､パリダカ参戦15回目にして初の総合優勝を果たした｡知名度､実績ともに世界のトップドライバーの一人である｡フランス: 1965年8月6日生まれ 37歳 1980年にバイクレースでレースデビュー｡クロスカントリーラリーの最高峰パリダカで 2輪部門での6度の優勝と､バイク･エンデューロの頂点 I SDE （インターナショナル･シックス･デイズ･エンデューロ）で4度の優勝を収める｡1999年のグラナダ∼ダカールラリーでは初の4輪部門参戦ながら総合 7位｡以降4輪部門で参戦を続け､2001年にはT1部門で優勝｡2002年のチュニジア、 UAEラリーにはワークスとして三菱パジェロで出場し､総合優勝した｡フランス: 1957年6月24日生まれ 45歳 1983年のパリダカでコ･ドライバーとしてデビュー｡1993年ワールドカップではT2部門で出場､5戦中5連続部門優勝という快挙を成し遂げた｡また1994年オーストラリアンサファリ､1995年パリ∼北京ラリーでは市販車無改造（T1）部門のパジェロで､プロト勢を抑え総合優勝を飾る｡1998年パリダカでは､初出場から16年目にして悲願の総合優勝を成し遂げる｡2002年はパリダカ総合4位のほか､イタリアン･バハや UAEラリーで総合2位を獲得している｡イタリア: 1958年1月7日生まれ 44歳 1978年にラリー･デビュー｡1983年にランチア･ラリーでヨーロッパ･ラリー選手権のチャンピオンを獲得｡1984年からWRCに本格的に参戦し､1986年にはランチアのワークスとして初優勝を飾る｡1988年には 5勝して､イタリア人初のWRCチャンピオンに輝いた｡続く89年にもチャンピオンを獲得｡ 1996年からクロスカントリーラリーに参戦して､これまでにT4 （カミオン= トラック）部門で 2勝している｡2002年はUAEラリーに三菱パジェロで出場して総合3位を獲得している｡ 2003年ダカールラリー見所マップフランス（マルセイユ） →スペイン→チュニジア→リビア→エジプト去る11月20日（水）、2003年ダカールラリー移動し、海路アフリカのチュニジアへ渡る。ルステージ）距離は 5216キロ。今年初の（正式名称第２５回テレフォニカ・ダカールチュニジアを出ると、いよいよパリダカらしい試みとして、アシスタンスカーのサポートを受けられない完全自走ステージが２カ所設ました。市販車ベースからプロトタイプへとた自動ジャッキ、これは初めての試みです。技術の向上により、マシンにどんな制限が川越：開発は、愛知の岡崎研究所で行っ進化したわけです。おかげでボディ剛性もあとは、クラッチの位置を後ろへ持っていっできても、タイムはどんどん良くなっていく 2003）の競技コースが発表された。アフリカのコースを行く。ツイスティな砂丘ています。大きく向上しました。て、万が一壊れた時の整備性を向上させのですから。今回のコースは、パリダカでなじみ深いスを越え、東へとルートを取る。お隣のリビア定されている。昨年よりもフラットなコース今年のマシンも自信を持って送り出せます。タート／パリも、ゴール／ダカールも通らを抜け、エジプトへ。このあたりはダイナミックでは、より一層のスピードと耐久力が必要ない新しいルートが設定された。な砂丘が続く、一面の砂漠地帯だ。とされる。今年も例年以上に過酷な戦いがスタートはフランスのマルセイユ。地中海にゴールはエジプト東側、シナイ半島の突端繰り広げられそうだ。面した南仏を代表する港町を1 月1日（水）ににある街シャルム・エル・シェイク。ここに1月さて1月19日、最初にゴールに飛び込むの三菱の保てる技術と、長年蓄積された経験出発する。 19日（日）に到着する。は、果たしてどのマシンか？フランスを抜けてスペイン・バレンシアまで総走行距離は8552キロ。うちSS （スペシャですか？実際のマシン製作は、フランスの SBM社また、エンジン搭載位置と燃料タンクの位ています。が担当しています。実際のチーム運営や置を移動させ、車の重心を低くしました。それ以外は、特にありません。サポートもここが行っています。その結果、操縦安定性が大幅に向上してパリダカは「シンプル・イズ・ベスト」。信頼ニューマシンでまず目を引くのが、今まいます。パジェロというよりランサーに近い性が一番大切だから、複雑な仕組みを入れでのパジェロの形を覆すようなデザインで感じです。てもダメ。ありがとうございました。すね。コーナリング中のロールもほとんどありま速くても壊れたら終わりですからね。をフルに生かして開発されたニューパジェ川越：はい。このデザインは、昨年 9月にフラせん。足回りも、ドネア社製の新開発ショッこのマシンで特にこだわった所はどこロエボリューション。開発陣からも、勝利へンクフルトショーで発表されたパジェロエボクアブソーバーを採用し、高速ジャンプのですか？の強い自信が伺えた。パジェロのパリダカリューションのイメージを取り入れています。姿勢が良くなりました。川越：我々はとにかく「ドライバーが安心 3連覇へ向け、視界良好である。 2003 DAKAR RALLY 2003年パリダカ速報はここをCheck ！ ht t p: / / www. mi t subi shi mot or s. co. j p/ DAKAR/ i ndex. ht ml ●情報はスタートからゴールまで毎日更新されます！