喀痰吸引等の研修 第 3 号研修(特定の者)実施要綱 登録研修機関:株式会社やさしい手 人事部教育研修課 1.研修の概要 (1)目的 平成 24 年度から施行された介護職員等によるたんの吸引及び経管栄養(以下「たんの吸引等」とい う。 )の実施の制度化について、居宅系事業所等において、たんの吸引等を必要とする特定の者(特定 の個人)について、医師、看護職員との連携の下に、より安全に実施するため、たんの吸引等を適切に 行うことができる介護職員等を養成する目的として、介護職員等によるたんの吸引等の実施のための研 修(特定の者対象)を実施する。 (2)実施主体及び登録研修機関 ・実施主体:東京都・埼玉県・千葉県・兵庫県 ・登録研修機関:株式会社やさしい手人事部教育研修課が上記都県より委託を受けて実施する。 (3)研修対象者 株式会社やさしい手内施設・事業所等に所属し、「特定の者」を対象にたんの吸引等を行う介護職員 等及びフランチャイズ(以下、FCという)または上記以外の介護・障害者施設等に所属(以下、一般 という)し、特定の者を対象にたんの吸引等を行う介護職員等 表1「特定の者対象研修」の対象施設・事業所種別 分野 事業所形態 事業種別 高齢者 在宅系サービス ・訪問介護事業所 ・通所介護事業所 ・短期入所生活介護事業所 ・夜間対応型訪問介護事業所 ・訪問入浴介護事業所 ・小規模多機能型居宅介護事業所 ・認知症対応型通所介護事業所 等 障害者 施設系 ・障害者支援施設 ・障害福祉サービス事業所 ・障害児施設(医療機関を除く) 等 在宅系サービス 留意事項 ・居宅介護事業所 ・重度訪問介護事業所 等 ①特別老人ホーム等に所属し、不特定多数の利用者に対してたんの吸引等を実施する介護職員等は、 「不 特定多数の者対象研修」を受講する。 ②平成 24 年 3 月末までに「たん吸引等」のケアを開始した介護職員等と利用者・行為の組み合わせ及 び公益財団法人東京都福祉保健財団(以下「財団」という。)が実施した平成 23 年度東京都介護職員 等によるたんの吸引等の実施のための研修(特定の者) (以下「平成 23 年度財団特定研修」という。 ) を受講した介護職員等と利用者・行為の組み合わせは、研修の受講の必要はない。認定特定行為業務 従事者としての認定申請を行う必要がある。 ③平成 24 年度第 1 回東京都介護職員等によるたんの吸引等実施のための研修(特定の者) (以下「第 1 回たんの吸引研修」という。 )の実地研修を実施中の介護職員等と利用者・行為の組み合わせについ ては、本研修の対象にならない。 ④医療機関に所属している介護職員等は、本研修の対象とはならない。 (4)研修受講の流れ ①基本研修の受講 ②実地研修の実施 (講義+演習)⇒筆記試験 (指導看護師が評価) ③修了証書の交付 指導看護師は、指導者養成研修を受講(自己学習形式) 図 1 研修の基本的な流れ ①基本研修 基本研修は、たんの吸引等を実施するために必要な基礎的知識について講義及び演習で学ぶ。 ア 講義(概論) ・障害児・者や高齢者の地域生活を支える法制度等について学ぶ。 ・たんの吸引、経管栄養の仕組みや手順等についての基礎知識を学ぶ。 イ 演習(たんの吸引、経管栄養) 講義受講の後に、たんの吸引、経管栄養の実施手順のDVD視聴等により、実地研修に臨むための基 礎力を養成する。 ウ 評価(たんの吸引、経管栄養) たんの吸引、経管栄養の演習終了後、基礎知識が習得できたかどうかを確認するための筆記試験(30 分程度、択一式)を行う。 ②実地研修 基本研修終了後、施設や利用者の居宅等において、対象となる利用者に必要な行為を実施する。なお、 実地研修で指導にあたる看護師等(以下「指導看護師」という。)は、実地研修前に指導者養成研修を 受講していただく必要がある。 ③修了証書の交付 基本研修と実地研修を修了した方に修了証書を交付する。 認定特定行為事業者の認定と登録特定行為事業者の登録について 本研修を修了した介護職員等が、特定の者に対してたんの吸引等を実施するためには、都道 府県から「認定特定行為業務従事者」としての認定を受けるとともに、事業所等は「登録特定 行為事業者」として登録をする必要があります。 申請に関する手続きは、以下の都県のホームページ参照 ・東京都:東京都福祉保健局HP(東京都HP内) ・埼玉県:埼玉県健康福祉部障害支援課HP(埼玉県HP内) ・千葉県:健康福祉部健康福祉指導課HP(千葉県HP内) ・兵庫県:健康福祉部障害福祉局HP(兵庫県HP内) *申請手続きには、本研修修了証書が必要になるため、受講前に申請することは出来ないので 注意すること。 2.研修カリキュラム (1)基本研修 基本研修カリキュラムは、表 2 のとおり講義(8 時間) 、演習(1 時間)及び評価(30 分)により構 成されており、2 日間ですべての研修科目を修了できるようになっている。 なお、利用者が必要とする行為や受講申し込者のこれまでの研修の履修状況等により受講する科目が 異なる。 表 2 基本研修カリキュラム <1 日目> 時 間 科目 講師 9:50~10:00 オリエンテーション 事務局より 10:00~12:10 重度障害児・者等の地域生活等に関する講義 (休憩を含む) ・障害者自立支援法と関係法規 2 ・利用可能な制度 ・重度障害児・者等の地域生活等 12:10~13:10 昼休み(1 時間) 13:10~16:30 健康状態の把握・経管栄養の講義 (休憩を含む) ・食事と排泄(消化)について ・経管栄養概説 ・胃ろう(腸ろう)と経鼻経管栄養 3 ・経管栄養のリスク、中止要件、緊急時対応 ・経管栄養の手順・留意点 16:30~17:00 実地研修における留意点等の説明 事務局より 0.5 <2 日目> 時間 科目 10:00~13:20 喀痰吸引に関する講義。 (休憩を含む) 緊急時の対応及び危険防止に関する講義 講師 ・呼吸について 3 ・呼吸異常時の症状、緊急時対応 ・人工呼吸器について ・喀痰吸引概説 ・口腔内・鼻腔内・気管カニューレ内部の吸引について ・喀痰吸引の手順・留意点等 ・喀痰吸引のリスク、中止要件、緊急時対応 13:20~14:20 昼休み(1 時間) 14:20~16:10 シュミレーター演習 (休憩を含む) A,B、2チームに分かれて行う。 2 ◎喀痰吸引(口腔内、鼻腔内、気管カニューレ) ◎経管栄養(胃ろう、腸ろう、経鼻) 16:10~16:40(30 分) 、筆記試験を行います。 (2)実地研修 基本研修の評価(筆記試験)で合格した方のみ受講できる。実地研修では、施設や利用者の 居宅等で、対象となる利用者にとって必要な行為を実施する。 指導看護師が 3 段階で評価を行い、評価表のすべての項目について 2 回連続「手順どおりに 実施できる」と評価されるまで、繰り返し実地研修を行う。 表3 実地研修カリキュラム 科目 内容 (1)口腔内のたんの吸引 (2)鼻腔内のたんの吸引 指導看護師の評価において、すべての項目で (3)気管カニューレ内部のたんの吸引 2回連続「手順通りに実施できる」と評価さ (4)胃ろうまたは腸ろうによる経管栄養 れるまで実施。 (5)経鼻経管栄養 (3)基本研修の日程及び会場 日程と会場は、開校2ヵ月前に対象店舗宛てに社内メールを発信する。 開校予定スタジオ ・池尻大橋スタジオ ・吉祥寺スタジオ ・千葉スタジオ ・大宮スタジオ ・西明石スタジオ (4)学習期間 研修開講日より 2 カ月までに本研修(基本研修及び実地研修)を終えること。 例)4 月 1 日開講の場合 4 月 1・2 日基本研修を受講し、6 月 30 日までに実地研修を受講する。 *それ以降になる場合は、当課まで連絡する。 4.受講科目の免除 研修等の受講履歴その他受講者の有する知識及び経験を勘案した結果、相当の水準に達して いると認められる場合には、通知等で示す範囲について受講を免除する。 表4 受講科目の免除の対象となる研修等 対象研修 免除科目 ・平成 22 年度に厚生労働省から委託を受けて実施された「介護職員等 基本研修 によるたんの吸引等の実施のための試行事業(特定の者)」の研修修了 者 ・ 「平成 23 年度介護職員等によるたんの吸引等の実施のための研修事業 基本研修 (特定の者)の実施について」 (平成 23 年 11 月 11 日障発 1111 第 2 号 厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部長通知) ・「ALS(筋萎縮性側索硬化症)患者の在宅療養の支援について」(平成 基本研修の「喀痰吸引等を必要とする重度 15 年 7 月 17 日医政発第 0717001 号 障害児・者等の障害及び支援に関する講義」 厚生労働省医政局長通知)に基づ くたんの吸引の実施者 及び「緊急時の対応及び危険防止に関する 講義」のうちの喀痰吸引に関する部分並び に「喀痰吸引等に関する演習」のうちの通 知に基づき実施している行為に関する部分 ・ 「在宅における ALS 以外の療養患者・障害者に対するたんの吸引につい て」 (平成 17 年 3 月 24 日医政発第 0324006 号 基本研修の「喀痰吸引等を必要とする重度 厚生労働省医政局長通知) 障害児・者等の障害及び支援に関する講義」 に基づくたんの吸引等の実施者 及び「緊急時の対応及び危険防止に関する 講義」のうちの喀痰吸引に関する部分並び に「喀痰吸引等に関する演習」のうちの通 知に基づき実施している行為に関する部分 ・ 「盲・聾・養護学校におけるたんの吸引等の取扱いについて」 (平成 16 基本研修(気管カニューレ内部の喀痰吸引 年 10 月 20 日医政局発第 1020008 号 に関する部分を除く。 ) くたんの吸引等の実施者 厚生労働省医政局長通知)に基づ ・規定に基づく養成施設もしくは学校または規定に基づく高等学校もし 基本研修 くは中等教育学校において医療的ケア(実地研修を除く)の科目を履修 した者 ・規定に基づく養成施設模もしくは学校または規定に基づく高等学校も 基本研修及び実地研修 しくは中等教育学校において医療的ケア(実地研修を除く)の科目を履 修した者 ・ 「特別養護老人ホームにおけるたんの吸引等の取扱いについて」 (平成 基本研修の演習のうち「口腔内の喀痰吸引」 22 年 4 月 1 日医政発第 0401 第 17 号 及び実地研修のうち「口腔内の喀痰吸引」 厚生労働省医政局長通知)に基づ くたんの吸引等を適切に行うために必要な知識及び技術に関する研修 を修了した者 ・平成 22 年度に厚生労働省から委託を受けて実施された「介護職員に 基本研修(講義・演習)及び実地研修(上 よるたんの吸引等の試行事業(不特定多数の者対象の研修(平成 22 年 記研修において実地研修を修了した行為に 度老人保健健康増進等事業「介護職員によるたんの吸引等の試行事業の 限る) 研修のあり方に関する調査研究事業」 )を修了した者 ・ 「平成 23 年度介護職員等によるたんの吸引等の実施のための研修事業」 基本研修(講義) (筆記試験に合格した者に の実施について(平成 23 年 10 月 6 日老発第 1006 号第 1 号 厚生労働 省老健局長通知)に基づく研修を修了した者 限る) 、基本研修(演習)及び実地研修(上 記研修において修了した行為に限る) *受講免除となる科目がある場合は、受講履歴書または修了証書等を提出する。 5.研修申し込みから修了までの流れ 研修の受講を申し込んでから修了するまでの全体的な流れは、以下の通りである。 表 5 研修申し込みから修了までの流れ 施設・介護事業所等 教育研修課 連携する訪問看護ステーション等 (以下、指導看護師派遣事業所) 研修申し込 周知 【1】 ・ガルーンメールで、研修開校日 及び会場を知らせる。 【2】 ・メールに、受講希望書を添付 ・当該介護職員等が特定の者の たんの吸引等実施に対して の、【対象利用者】【介護支援 専門員】 【訪問看護師】等の関 係機関の同意を得られ(る) ている。 ・部責任者より取りまとめて受講 者を選出する。 ・受講希望書に必要事項を記入 し、教育研修課へFAXまたは メールに添付する。 <連携と協力を得る> 承諾 ☆各事業所より、指導看護師派遣 の説明と承諾を確認する。 【3】 ・受講希望書を店舗等より受付、 受講者を決定する。 受講決定 受講決定 【4】 ・「受講決定通知書」 ・「受講申請書」 ・「利用者同意書」 【5】 ・「利用者同意書記載例」 ・「受講申請書」 ・「振込用紙」 ・対象利用者に「同意書」を記 ・「指導看護師の派遣承諾書」 載 ・ 「指導看護師の派遣承諾書記載例」 ・ 「指導看護師の派遣承諾書」の を送付する 所定箇所に署名および捺印 ・ 「医師の指示書」を特定の者の かかりつけ医に依頼 【6】 【7】 ・「指導看護師の派遣承諾書」 ・「指導看護師の派遣承諾書」 ・ 「指導看護師の派遣承諾書記載例」 ・「講師履歴書」 ・「講師履歴書」 ・「口座振替依頼書」 ・ 「口座振替依頼書」必要事項を記 載 ・「3 号研修(特定の者)看護師派 遣指導ご協力のお願い」 基本研修 受講 ・講義と演習2日間受講 基本研修修了 ・「評価票」 ・「基本研修修了書」 実地研修 ・利用者と指導看護師と日程を調 ・実地研修受講生及び各事業所と 連携・協力 整して、実地研修を行う。 ・実地研修評価合格 利用者の状況と合せ、日程を調整 する。 ・実地研修を「評価票」に沿って 実地研修修了 評価する。 研修修了 修了証書 ・評価票を確認し、修了証書を発 行 ・謝礼金 (1)受講申請の用意 ①周知・申し込み・取りまとめ 事業所は、所属している介護職員等に研修について周知をし、受講申込の取りまとめを行う。 <受講者選出は、以下の条件が必要> ・利用者(家族)から、たんの吸引及び経管栄養(両方またはいずれか)の依頼がある。 ・実地研修の同意が得られ(る)ている。 ・指導看護師が確保でき(る)ている。 ・対象利用者のかかりつけ医より指示がある。(指示書) ・介護支援専門員の同意を得られ(る)ている。 ②利用者への説明と同意 事前に、対象利用者にたんの吸引等の制度と研修(実地研修にご協力頂くこと等)を説明し同意を 得る。 受講希望 (株)やさしい手人事部 施設・介護事業所等 教育研修課 受講決定 周 説 同 知 明 意 承認 同意 連携・協力 かかりつけ医 訪問看護師 介護支援専門員 介護職員(受講者) 利用者 ③指導看護師派遣事業所への協力依頼 ア 実地研修では、指導看護師による指導・評価が必要。 指導看護師派遣についての協力を事前に確認しておくこと。 *指導の協力を得られたら、受講希望書の所定の欄に必要事項を記載し、研修を申し込む イ 指導看護師は、原則として実際に利用者にたんの吸引等を実施する際に連携する(予定の)訪問 看護事業所等の看護師に依頼する。 *連携する訪問看護事業所から同意が得られない場合、主治医や事業所等の看護師等による指導・ 評価も可能である。しかし、別途、対象利用者の同意を得る必要がある。 施設・介護事業所等 承諾 指導看護師 派遣事業所 協力依頼 受講希 望書に て報告 (株)やさしい手人事部 教育研修課 協力必要書類送付 返送 ④指導看護師の要件 以下の指導者向け研修を修了した者が、研修課程に応じて講師を行うことが望ましい。 ・ 「介護職員等によるたんの吸引等の実施のための指導者養成事業(特定の者対象)について」(平成 23 年 9 月 14 日障発 0914 第 2 号厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部長通知)に定める指導者養成 事業を修了した医師、保健師、助産師及び看護師並びにこれに相当する知識及び技能を有すると認め られる医師、保健師、助産師 <研修例> ☆平成 23 年度または平成 24 年度東京都介護職員等によるたんの吸引等の実施のための研修(特定の 者)の際に指導者養成研修を受講し、アンケートを提出した方 ☆公益財団法人日本訪問看護財団の実施する「喀痰吸引・経管栄養セミナー」を修了している方 *実地研修の指導看護師となるためには、 「指導者養成研修」 (自己学習形式)を受講する必要がある。 研修は、テキストと DVD による自己学習形式で行える。自己学習後にアンケートを記入することで 指導看護師としての要件を取得できる。 (訪問看護事業所より受講希望があったら教育研修課へ連絡する。) <その他> ・平成 22 年度に厚生労働省から委託を受けて実施された「介護職員によるたんの吸引等の試行事業(不 特定多数の対象者) 」における指導者講習(平成 22 年度老人保健健康増進推進事業「介護職員によ るたんの吸引等の試行事業の研修のあり方に関する調査研究事業」)を修了した、医師、保健師、助 産師及び看護師 ・平成 23 年度に「介護職員等によるたんの吸引等の実施のための研修事業(指導者講習)の開催につ いて」 (平成 23 年 8 月 24 日 老発 0824 第1号老健局長通知)による指導者講習を修了した、医師、 保健師、助産師及び看護師 ・ 「実務者研修教員講習会及び医療的ケア教員講習会の実施について」 (平成 23 年 10 月 28 日社援発 1028 第 3 号厚生労働社会・援護局通知)に定める医療的ケア教員講習会を修了した医師、保健師、 助産師及び看護師 (2)申請書類の提出 ①申請書類提出・受講決定 ア 事業所等は、教育研修課よりガルーンメール「3 号研修受講生募集」に添付されている受講希望 書に日程および開講場所を確認の上、必要事項を記載し、教育研修課へ FAX またはメールに添付し 申し込む。 <受講生選出基準>*1 ☆利用者(家族)からの依頼があり、実地研修の同意が得られ(る)ている。 ☆指導看護師が確保でき(る)ている。 ☆対象利用者担当の介護支援専門員の同意が得られ(る)ている。 ★対象利用者のかかりつけ医より「指示」がある(ある予定)。 イ 提出期限 基本研修開講の 3 日前までに「受講希望書」を教育研修課に提出し申し込むこと。 ウ 受講者決定については、教育研修課から受講希望書を確認の上、受講者を決定する。受講申し込 みが定員を超えた場合には、受講できないこともある。受講決定した受講生の所属する事業所等に 「受講決定通知書」 「受講申請書」 「振込用紙」 「同意書」 「同意書記載例」 「指導看護師の派遣承諾書」 「派遣看護師の派遣承諾書記載例」を送付する。 エ 事業所等は、教育研修課から送付された「受講決定通知」を各受講者へ周知する。事業所等は、 対象利用者に実地研修について説明し、記載例に従い事業所等及び受講生・対象利用者に記載頂き 「同意書」により同意を得る。当該「同意書」は、2 通コピーし原本は対象利用者保管とし、コピ ー2 通は事業所保管と教育研修課保管とする。指導看護師派遣承諾書の所定箇所に署名及び押印の 上、教育研修課へ送付する。*2 オ 「指導看護師派遣の承諾書」 「指導看護師派遣の承諾書記載例」 「講師履歴書」 「3 号研修実地研修 振込依頼書」は、受講決定後に教育研修課より指導看護師派遣予定の訪問看護事業所等に送付する。 記載例に従い記載して頂き、教育研修課へ返送して頂く手続きを取る。教育研修課は、返送された 「指導看護師派遣の承諾書」について、2 通コピーし、原本は教育研修課が保管とし、コピー2 通は 事業所と指導看護師の派遣事業所保管とする。*3 カ かかりつけ医師の文書による指示*4 実地研修の実施について、研修受講者(事業所)から対象者のかかりつけ医等に依頼し、実 地研修指導者(指導看護師の派遣事業所)あてに「喀痰吸引等実地研修指示書」を公布しても らう。 「喀痰吸引等実施研修指示書」は 2 通コピーし、原本は指導看護師の派遣事業所に渡し、 コピーは受講者(事業所)と教育研修課に保管する。 *実地研修指示書には医療機関によって異なる文書料が発生するが、これは受講者(事業所) 負担とする。 キ 研修参加費用*5 各書類と一緒に送付される「払込取扱票」にて当該研修参加費を、研修前日までに振り込む。振込 確認を行うため、受講申請書に「払込取扱票」の半券「振替払込請求書兼受領書」を所定の場所に貼 る。 研修費は以下の通り(税込 8%) ・ (株)やさしい手の各事業所…¥2,810・FC…¥23,370‐ ・社外…¥43,950‐ *消費税増税等あった場合は適宜変更 表 6 受講申込必要書類一覧 書類名 留意事項 提出先 備考 ①受講希望書 ・事業所単位で、推薦・受講申し込みを行う。 (提 教育研修課へFAXまたは *1 参照 出期間あり) メールにて申し込む。 ・必要事項の記載漏れがないように注意すること。 ②受講申請書 ・必要事項の記載漏れがないように注意すること。 研修(講義)当日に研修事務 (教育研修課課員)に提出 ③実地研修 同意書 ④指導看護師の派 ・記載例に沿って必要事項の記載漏れがないよう に注意すること。 (日付・押印 等) 研修(講義)当日に研修事務 *2 参照 (教育研修課課員)に提出 ・指導看護師派遣依頼 教育研修課へ返送 *3 参照 ・所定の書式に指示記載を依頼 ・指導看護師の派遣事業所 *4 参照 遣同意書 ⑤医師の指示書 ・医療機関の書式がある場合は、その書式でも可 (原本) ・事業所と教育研修課にコピ ー1 通ずつ保管 ・研修(講義)当日に研修事 務(教育研修課員)に提出 ⑥振込取扱票 ・期日までに(開講前日)支払いを済ませること。 研修(講義)当日に研修事務 ・②受講申請書に半券または明細書等を所定の場 *5 参照 (教育研修課課員)に提出 所に貼る。 ⑦受講科目免除証 明の修了書 ・受講科目免除に関わる研修の受講証明書・修了 書 受講希望書と一緒にFAX 該当の方 またはメールに添付する のみ (3)基本研修から実地研修の受講 ①基本研修の受講 受講日程及び開講スタジオ等を確認し、決定されたカリキュラムの基本研修を受講する。 研修 1 日目終了後、教育研修課より実地研修についてのオリエンテーションを行う。 ②筆記試験 たんの吸引、経管栄養の演習後に、筆記試験を下記の方法で行う。 ・30 分、択一式問題 ・9 割以上合格 ・不合格者には再試験を 9 割以上に達するまで行う。 *合否については、不合格者のみに電話を行う。 (この時に再試験の日程を調整する) ・筆記試験に合格しないと実地研修を行えない。 ③実地研修 対象利用者に必要な行為を以下の要領で実地研修を行う。 ・筆記試験に合格した方のみ、実地研修を受講することができる。 ・指導看護師の指導の下、実地研修を進める *基本研修終了後、指導看護師等及び対象利用者と実地研修の日程を話し合い実施する。 ・現場演習(ここまでが基本研修) 実地研修序盤に、実際に利用者のいる現場において、指導看護師が行う喀痰吸引等を見ながら利用 者ごとの手順に従って※簡易シュミレーターを用いて演習を実施し、プロセスの評価を行う。 ※気管カニューレ内部の喀痰吸引練習器簡易式シュミレーター「愛称Pちゃん」 「現場演習」は、各利用者宅には、本人の利用しているカニューレと同型のカニューレやペットボ トルで制作した簡易なシュミレーター等を置き、利用者の使用している機器を利用して行うことを 想定。 *必要な場合、教育研修課で作成した「Pちゃん」がありますので貸出可です。ご連絡下さい。 ・実地研修 「評価表」に沿って指導看護師より評価を受ける。 (特定の者ごとの実施方法を考慮した評価基準とす ることができる。 )評価表のすべての項目についての指導看護師の評価結果が、2 回「手順通りに実 施できる」となった場合に、実地研修の終了を認める。 ・合格した「評価表」は、最終確認のため指導看護師の所属する事業所へ持ち帰ってもらい、確認終 了後、教育研修課に返送する手続きをとる。 (4)実地研修修了から修了証の公布まで ア 教育研修課で評価表の内容を確認の上、各受講者に交付する修了証書を発行し、各事業所等宛に 送付する。 イ 各事業所等は各受講者へ修了証書を配布する。 ウ 教育研修課に提出された評価表の内容を確認し、指導看護師派遣事業所に謝礼金を支払う。 (1 件につき 8000 円) *ただし、やさしい手に所属している看護師等が指導看護師として指導した場合は除く。 6.個人情報の取り扱い 受講書類に記載された個人情報については、適正な管理を行い、本研修の運営及び認定特定行為業 務従事者の認定以外の目的に利用することはありません。 7.問い合わせについて 3 号研修についての問い合わせは、 (株)やさしい手 人事部教育研修課までご連絡お願いします。 (電 話)03-5433-5532 (FAX)03-5433-5561
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