授 業 科 目 名 シラバス 建 学 の 理 念 必・選 単位数 学年 学期 必修 1 単位 1年 前期 担 当 教 員 ○片野光男 ・ 德永徹 ・ 齋藤武 ・ 前田三枝子 福澤雪子 ・ 福井幸子 ・ 山﨑不二子・松岡綠 上野道雄 ・ 寺園喜基 ・ 松原安宏 ・ 十時忠秀 【科目名の英文】School Principles 1 年 【授業概要】 本看護大学の学生は、建学の理念を十分に理解し、その理解に立って学生生活を送り、専門の知識・技術を十分に身につけて、 愛をもって患者や地域の人々を助けることができる看護師・保健師となることを目指さねばならない。そのため看護大学の建 学の理念について、さまざまな角度から学修する。 【到達目標】 2 年 看護および医学・医療教育に永年の経験を持つ講師から下記の内容の講義を聞き、キリスト教主義の看護学生としての学び の基本姿勢を身に付ける。 【授業計画】 回数 題 目 内 容 担当者 3 年 4 年 1 福岡女学院の歴史と建学の精神 福岡女学院の 130 年にわたる歴史を概観し、建学の精神を理解する 德 永 2 福岡女学院とメソジスト教会とその宣 教師たち 福岡女学院の設立に尽力された米国のメソジスト教会とその宣教師たちの存在を通し て、キリスト教と本学の「絆」を考える。 齋 藤 3 福岡女学院看護大学の目的 福岡女学院看護大学創立の経緯、現在、目指す明日。 片 野 4 医療と看護 看護大学への期待 看護の力を生かして日本の医療を変えるという、福岡東医療センター病院長の願いとそ の試みについて学ぶ。 上 野 5 福岡女学院看護大学の目指す看護の心 ⑴ 一人の看護者として生きる姿勢から、キリスト教と看護のつながりを学び、福岡女学院 看護大学が目指す看護を考える。 前 田 6 福岡女学院看護大学の目指す看護の心 ⑵ 永年の看護教育と実践から形成されたヒューマンケアリングの第一人者の初代学部長か らヒューマンケアリングと看護について学ぶ。 松 岡 7 福岡女学院看護大学の目指す看護の心 ⑶ -キリスト教の学校で考えること- 看護教育者としての各先生方の看護への篤い思いと期待を聞き、看護学を学ぶものとし ての姿勢を振り返り、自己の「看護への志」を再確認する。 福 澤 福 井 山 﨑 8 福岡女学院で生きるということ 福岡女学院の長い歴史の中で、初めての理系教育機関である看護大学の設立に当初か ら携わった者として、大学誕生の歴史と看護教育におけるキリスト教教育の重要性を学 ぶと共に設立 10 周年を向かえるに当たっての期待について述べる。 松 原 9 凛として花一輪:女学院を育て、女学 院で育てられた人たち 女学院を育て、また女学院で育てられた人々の数は多く、満点の星のように輝いている。 その中のいくつかを紹介し、建学の理念の理解に資する。 德 永 10 キリスト教の人間理解 イエス・キリストを救い主と信じるキリスト教は人間をどう理解しているのか。心と体を 持った人間、命と死について、他者との関係に生きる人間等について概観します。 寺 園 11 キリスト教看護「スピリチュアル・ケア」 チャプレンとしての経験から 「心のケア」および 「スピリチュアル・ケア」の重要性を考える。 齋 藤 12 キリスト教看護「生と死」 病気をかかえて生きる人間の看護の幅が大きくなっている現在、患者さんが問う「生き る意味」や「死の意味」を考え、人間の看護について考える。 13 キリスト教看護「死と死別」 ホスピスの思想を学び、死と死別を通して経験する「悲嘆」について考え末期患者さん とその家族のケアについて学ぶ。 齋 藤 14 これからのナースたちへ 大学における看護教育の現状を知り、大学においてコアとなる看護実践能力と卒業時 の到達目標について学ぶ 十 時 15 まとめと評価 齋 藤 片 野 【教科書】 德永 徹著: 「凛として花一輪-福岡女学院ものがたり」梓書院、2012 【参考書】 福岡女学院 120 年史、同 125 年史、聖書 H.S. クシュナー著「なぜ私だけが苦しむのか」岩波現代文庫、2008 【事前学習 ・ 事後学習】 事前学習:福岡女学院史、教科書及び参考書を読む。 事後学習:福岡女学院の歴史と伝統をそれぞれの講義を通して学びレポートを書き、福岡女学院の建学の 理念を確認する。 【成績評価方法】 ※ レポート 50%、出席 50% で総合的に評価 【備 考】 ※ レポート:A4 サイズ用紙 2 枚程度(1,000 文字) 1 必・選 単位数 学年 学期 キ リスト 教 学 入 門 必修 1 単位 1年 前期 担 当 教 員 シラバス 授 業 科 目 名 金 田 俊 郎 【科目名の英文】Introduction of Christianity 1 年 【授業概要】 キリスト教と聖書について基本的な理解をもち、建学の精神について深く考察できる資質を養うことを目的とする。 同時に将来の看護職者として、キリスト教的な人間理解、とくに他者への愛という精神を深めることをめざす。 2 年 【到達目標】 キリスト教全般についての理解を深めるため、最初の時間に質問を集め、それを体系化して理解できるように講義内容を組 み立てる。授業においては質問事項を参照しながら、質疑応答を繰返し、自分の問題として考察できるようにする。 回数 題 目 内 容 3 年 【授業計画】 担当者 ガイダンス 講義の目的と方法、キリスト教についての質問 金 田 2 キリスト教概説1 宗教としてのキリスト教の概説と客観的事実 金 田 3 キリスト教概説2 キリスト教会、聖書、礼拝に関する基本的理解 金 田 4 キリスト教概説3 基本的教義、他宗教(ユダヤ教・イスラム教)との関係など 金 田 5 キリスト教概説4 キリスト教の諸教派、カルトとの関係 金 田 6 聖書概説 旧約聖書と新約聖書についての基本的理解 金 田 7 旧約聖書⑴ 基本的世界観・人間観(創世記神話) 金 田 8 旧約聖書⑵ 基本的宗教観・社会観(モーセ五書) 金 田 9 旧約聖書⑶ 基本的信仰 (預言者と文学) 金 田 10 新約聖書⑴ 新約とイエスに関する基本的理解、 金 田 11 新約聖書⑵ イエスの教えと使信1 金 田 12 新約聖書⑶ イエスの教えと使信2 金 田 13 新約聖書⑷ キリスト信仰の誕生 , キリスト教会の成立 金 田 14 キリスト教と現代 現代におけるキリスト教思想の意義 金 田 15 まとめと評価 4 年 1 金 田 【教科書】 「新旧約聖書」 (新共同訳を使用する。それ以外の訳については相談すること) 【参考書】 授業のなかで、その都度指示する。 【事前学習 ・ 事後学習】 事前学習:前時間に指示した聖書箇所を、黙読しておくこと。 事後学習:講義内容の重要ポイントを復習し、理解を深めること。 【成績評価方法】 期末試験 80%、課題レポート・出席状況等 20% 【備 考】 学内ネットワークを利用したレポート提出、課題提出等を行う。 出席を重視するので、講義への出欠状況が成績に大きく影響する。 2 シラバス 授 業 科 目 名 必・選 単位数 学年 学期 キリスト教の歴史と倫理 選択 1 単位 1年 後期 担 当 教 員 ○金田 俊郎 ・ 齋藤 武 【科目名の英文】History of Christianity and Christian Ethics 1 年 【授業概要】 キリスト教の歴史的発展の経緯の中で、どのような倫理思想が生まれ、それに基づいてどのような諸活動が展開されてきたか、 その背景、経緯、さらに現代におけるその意義について、看護や福祉といった側面に焦点をあてつつ明らかにしていく。 2 年 【到達目標】 現代の看護や福祉の理念の重要な源泉である西欧キリスト教の倫理的思想について、歴史的経緯から知ることにより深く理 解し、その思想の現代における意義を、具体的課題について指摘することができる。またキリスト教と看護の関係について、 その意味と意義を深く理解できる。 3 年 【授業計画】 回数 題 目 内 容 4 年 1 ガイダンス 講義の課題と方法 金 田 2 イエス1 イエスの示す生き方と倫理1 金 田 3 イエス2 イエスの示す生き方と倫理2 金 田 4 キリスト教人間愛の実践1 イエスの教えとディアコニア 金 田 5 キリスト教人間愛の実践2 古代キリスト教の生命倫理 金 田 6 キリスト教人間愛の実践3 古代キリスト教の人間愛 金 田 7 キリスト教人間愛の実践4 病院の原形と救護所、ホスピス 齋 藤 8 キリスト教人間愛の実践5 看護職の原形とディアコノス 金 田 9 キリスト教人間愛の実践6 修道院の慈善活動 金 田 10 キリスト教人間愛の実践7 看護騎士団の活躍 金 田 11 ハンセン病とキリスト教1 西欧におけるハンセン病とキリスト教 金 田 12 ハンセン病とキリスト教2 日本におけるハンセン病とキリスト教 金 田 13 ナイチンゲール フローレンス・ナイチンゲールとキリスト教信仰 金 田 14 キリスト教と看護1 死と死別―悲嘆について― 齋 藤 15 キリスト教と看護2 ターミナル・ケア―近代ホスピスの思想と実践― 齋 藤 【教科書】 特に指定しない。ただし旧新約聖書は常時携行すること。 【参考書】 その都度、授業のなかで指示する。 【事前学習 ・ 事後学習】 事前学習:あらかじめ指定した聖書箇所に目を通しておくこと。 事後学習:講義内容の重要ポイントを復習し、理解を深めること。 【成績評価方法】 期末課題レポート 80%、出席状況等 20% 【備 考】 学内ネットワークを利用したレポート提出、課題提出等を行う。 出席を重視するので、講義への出欠状況が成績に大きく影響する。 3 担当者 授 業 科 目 名 楽 単位数 学年 学期 選択 1 単位 1年 前期 担 当 教 員 シラバス 音 必・選 米 倉 裕 子 【科目名の英文】Music 1 年 【授業概要】 西洋音楽の歴史的視点に触れた上で、賛美歌を含む楽曲の演奏による自己表現の経験を通して自分自身を再発見する機会を 持つ。 また、 「音楽」は人間にとって不可欠なツールである事を認識し、我々をとりまく「音楽」について様々な方向から考察する。 賛美歌を含む提供された楽曲について演奏することができる。 音楽を通して、自分自身を表現することができる。 音楽を通して、グループの一員としてふさわしい行動をとることができる。 音楽経験を楽しむ。 歴史的視点における音楽と宗教の関係性について述べることができる。 3 年 ⑴ ⑵ ⑶ ⑷ ⑸ 2 年 【到達目標】 【授業計画】 回数 題 目 内 容 担当者 イントロダクション 広義における音楽/ミュージック・アクティビティ 米 倉 2 生活と音楽 日常生活の中に在る音楽/ミュージック・アクティビティ 米 倉 3 文化の中の音楽 様々な文化の中に在る音楽/ミュージック・アクティビティ 米 倉 4 歴史的な視点による音楽1 中世における教会と音楽 1 /ミュージック・アクティビティ 米 倉 5 歴史的な視点による音楽 2 中世における教会と音楽 2 /ミュージック・アクティビティ 米 倉 6 歴史的な視点による音楽 3 中世の世俗音楽/ミュージック・アクティビティ 米 倉 7 歴史的な視点による音楽 4 ポリフォニーについて/ミュージック・アクティビティ 米 倉 8 歴史的な視点による音楽 5 ルネサンス期の音楽 1 /ミュージック・アクティビティ 米 倉 9 歴史的な視点による音楽 6 ルネサンス期の音楽 2 /ミュージック・アクティビティ 米 倉 10 歴史的な視点による音楽 7 バロック期の音楽 1 /ミュージック・アクティビティ 米 倉 11 歴史的な視点による音楽 8 バロック期の音楽 2 /ミュージック・アクティビティ 米 倉 12 歴史的な視点による音楽 9 時空を超える音楽/ミュージック・アクティビティ 米 倉 13 ミュージック・アクティビティ 米 倉 14 楽曲発表会 米 倉 15 まとめと評価 発表会を含む半期の振り返り/ディスカッション 4 年 1 米 倉 【教科書】 「讃美歌 21」、 「いのちの讃歌 日本のうた」贈訂版:野ばら社、2011 【参考書】 適宜掲示する。 【事前学習 ・ 事後学習】 事前学習:身の回りにある音楽を意識して生活をすること 事後学習:体験したことについて振り返り、自身を見つめ直すこと 【成績評価方法】 「クラス内発表会を含むグループワークに対するパフォーマンス 50%、課題にとりくむ姿勢 30%、リアクショ ンペーパー 20%」で、総合的に判断する。 【備 考】 受講目的を充分理解の上、大学生としてふさわしく、積極的な学習態度で講義に臨むことを期待致します。 4 授 業 科 目 名 シラバス 文 化 人 類 学 必・選 単位数 学年 学期 選択 2 単位 1年 前期 (集中) 担 当 教 員 波 平 恵 美 子 【科目名の英文】Cultural Anthropology 1 年 【授業概要】 人間が生物学的条件は同じでありながら、多様な生き方をしていること、それは生存の可能性の大きさを示すことを、社会や 文化の諸側面を知ることを通して学ぶ。人間が社会制度、慣習、医療を含めた技術、物品などを創造し「文化」を通して「人 間らしく」生きていることを具体的事例と共に学ぶ。 2 年 【到達目標】 ⑴ 人間は生物学的条件を同じくしながらも、多様な生き方をし、多様な価値観を持ち、慣習を発達させてきた。その具体例 を挙げ、その多様性が生まれた要因について理解し述べることができる。 ⑵ 人間の身体についての認識、健康保持や病気治療についての考え方、また、その行動も「文化」によって形成されている ことについて、具体例を挙げて説明できる。 3 年 【授業計画】 4 年 回数 題 目 内 容 担当者 1 文化人類学における「文化」の概念 文化人類学における「文化」の概念と一般用語としての「文化」との違い 波 平 2 人の行動の観察と理解 文化人類学の主要な方法としてのフィールドワーク 波 平 3 人と人との繋がり方 家族、地域、ネットワーク、国家等様々な人の繋がり方 波 平 4 家族の多様性と変化 人間にとって最も基本的な人の関係である家族の多様性と変化 波 平 5 通過儀礼 儀礼の文化的意味とその機能 波 平 6 人生儀礼 通過儀礼の一種としての「人生儀礼」が持つ意味と機能 波 平 7 ものと技術と認識 人間が作り出した多様な「もの」が人間の認識を反映し、 また規定するという関係 波 平 8 もとの社会関係 「もの」を媒介として示され形成される社会関係 波 平 9 信仰と世界観 「文化」としての宗教という考え方/世界観と宗教 波 平 10 信仰と病気治療 病気に対応しその意味を解釈する中で結びつく信仰と治療 波 平 11 医療人類学⑴ 病気観、健康観、治療行動と文化 波 平 12 医療人類学⑵ 医療制度と社会制度、医療制度にあらわれる社会の価値観 波 平 13 人の死⑴ 人の死と医療との関わり、その変化 波 平 14 人の死⑵ 人の死への対応と儀礼、その変化 波 平 15 教科全体のまとめ 今後の更なる学習のためのアドバイス 波 平 【教科書】 波平 恵美子編「系統看護学講座・文化人類学」第 3 版 医学書院 【参考書】 波平 恵美子「いのちの文化人類学」新潮社 【事前学習 ・ 事後学習】 事前学習:教科書を読んでおくこと 事後学習:講義内容の重要ポイントを復習し、理解を深めること 【成績評価方法】 小レポート(授業1コマごとに提出)14 回分の総合点 100% で評価する。 評価基準:1 コマごとの授業内容の理解度をレポート内容で評価する。 【備 考】 授業中は教科書を講読した後、解説するスタイルを採用する。 5 授 業 科 目 名 命 倫 理 単位数 学年 学期 必修 2 単位 1年 後期 担 当 教 員 ○金田俊郎・齋藤武・福澤雪子 松尾和枝・松岡綠・穴井めぐみ 前田三枝子 シラバス 生 必・選 【科目名の英文】Bioethics 1 年 【授業概要】 生命倫理の基本的な考え方を理解し、現代医療がもたらす様々な倫理問題を考える基盤を修得することを目的とする。講義 では、生命倫理学の基本的な課題をおさえ、キリスト教など宗教的な立場からの観点も理解し多元的な考察を行う。従来の 生命倫理学上の問題から、最近の医療問題に渡る様々な倫理課題について学ぶ。また、宗教、医療看護、福祉など各分野 の専門家から話題を提供していただき、幅広い視野から自らの考察を深めることができるようにする。 2 年 【到達目標】 生命倫理学の必要性について理解する。 生殖医療、移植医療、死などに関する今日の生命倫理学上の主要テーマを理解する。 現代医療の諸問題を考える基礎的知識を身につけ、職業倫理の必要性について理解する。 倫理的課題にたいして、知的な側面のみならず。感性的・実存的側面についても理解できる。 看護における倫理的感受性を高め、事例を通して倫理的意思決定のプロセスを理解する。 3 年 ⑴ ⑵ ⑶ ⑷ ⑸ 【授業計画】 回数 題 目 内 容 担当者 1 ガイダンス 授業の目的と方法・序論(倫理学とは) 金 田 2 生命倫理学とは 生命倫理の位置づけ、現代人が直面する問題 3 生命倫理の諸問題1 生殖医療の発展、人工授精等 福 澤 4 生命倫理の諸問題 2 代理母、人工妊娠中絶問題 福 澤 5 現代医療の諸側面 1 移植医療をめぐる問題 6 現代医療の諸側面 2 医療専門職者としての職業倫理 松 岡 7 生命倫理とこころ1 倫理観の根底にある自己肯定 松 尾 8 生命倫理とこころ2 いのちの倫理とキリスト教 金 田 9 生命倫理とこころ3 悲嘆(自殺・戦争)をめぐって 齋 藤 10 生命倫理とこころ4 ホスピス現場と倫理課題 齋 藤 11 死をめぐる問題 1 安楽死と尊厳死、 穴 井 12 死をめぐる問題 2 死生学 1 金田 (内村) 13 死をめぐる問題 3 死生学 2 金田 (内村) 14 看護に生かす生命倫理1 ケア倫理と倫理的感受性を高める必要性 前 田 15 看護に生かす生命倫理2 事例を通して倫理的意思決定プロセスを展開する 前 田 4 年 金田 (中尾) 金田(白日) 【教科書】 なし、授業内でプリント等を配布する。 【参考書】 オンラインで資料や動画を配布する場合がある。 【事前学習 ・ 事後学習】 事前学習:当該分野の倫理的課題について調べ、予備知識を得ておくこと。 事後学習:講義内容の重要ポイントを復習し、理解を深めること。 【成績評価方法】 期末課題レポート 80%、出席状況等 20% 【備 考】 学内ネットワークを利用したレポート提出、課題提出等を行う。 出席を重視するので、講義への出欠状況が成績に大きく影響する。 6 シラバス 授 業 科 目 名 必・選 単位数 学年 学期 生 物 と 地 球 環 境 選択 2 単位 1年 前期 担 当 教 員 貞 野 宏 之 【科目名の英文】Life and Global Environment 1 年 【授業概要】 地球上の多様な生物の関わり合いと、生物と自然環境の関係を理解することを目的とする。地球環境の変化と生物の誕生と 進化について学び、動物、植物、微生物といった生物のかかわりを理解する中で、人間を取り巻く生物環境と人間の関係性 ついて学修する。また、人間と地球環境のかかわりを理解する中では、現代の人間活動の地球環境への影響についても学び、 生物多様性や遺伝子資源を維持することの科学的意義の理解につなげる。 2 年 【到達目標】 ⑴ ⑵ ⑶ ⑷ 生命の誕生と進化、人類の進化について理解する 生態系の概念、生物の共生関係について理解する 個別の生態系と人間活動の関係を理解する 環境問題の諸相を理解する 3 年 【授業計画】 回数 題 目 内 容 4 年 1 地球システムとは 地球システムと生物界の構成、地球の誕生 貞 野 2 生命の誕生と発展 単細胞、多細胞生物の進化 貞 野 3 陸上への進出と動物の進化 魚類、両生類、爬虫類、鳥類等の進化 貞 野 4 人類の登場と地球環境 人類の生物学的進化と環境 貞 野 5 人類と地球環境1 人類の歴史と環境変化の関係性 貞 野 6 人類と地球環境2 科学史から見た人間の自然認識 貞 野 7 人類と地球環境3 進化論の成立と進展 貞 野 8 生態系とは 生態学の基礎、生態系の構成、個体群 貞 野 9 生物の共生関係 食物連鎖、動物植物、微生物の間の関係性 貞 野 10 環境問題の基礎 環境問題の概説、以前からある公害問題 貞 野 11 地球規模の環境問題 オゾン層破壊・温暖化 貞 野 12 環境と病気⑴ 環境変化に関連する病気 貞 野 13 環境と病気⑵ 環境の微生物と人間 貞 野 14 現代の環境観 環境問題への人類の取り組み 貞 野 15 まとめと評価 【教科書】 なし、授業内でプリントを配布する。 【参考書】 オンラインで資料や動画を配布する 【事前学習 ・ 事後学習】 事前学習:事前配布されたプリントや資料を読んでおくこと 事後学習:講義内容のノート作成を通して復習し、理解を深めること 【成績評価方法】 出席(5%)、授業時の質疑応答、課題(小テスト)、まとめ(95%)を総合的に評価する。 【備 考】 学内ネットワークを利用して資料の配布を行う。 7 担当者 貞 野 必・選 単位数 学年 学期 人 間の 発 達と心 理 必修 1 単位 1年 前期 担 当 教 員 シラバス 授 業 科 目 名 原 崎 聖 子 【科目名の英文】Human Development and Psychology 1 年 【授業概要】 人間の誕生から死に至るまで個体としてどのような変化を遂げその時々にどのような課題があるのかを知る。 2 年 【到達目標】 ① 幅広い年齢層に対応できる看護師となることを意識しながら理解を深める。 ② 各年代にどのような発達課題があるのかを理解する。 ③ 乳幼児の心身の発達を学び日常生活で子どもの月齢・年齢を推定することができる。 回数 題 目 内 容 3 年 【授業計画】 担当者 人間の発達とは 発達に関する考え、段階、課題、 原 崎 2 新生児期(胎児期) 胎児、新生児の特徴と能力 原 崎 3 乳児期 身体、運動、認知、情緒(泣きを中心に) 原 崎 4 幼児期前期 身体、運動、認知、情緒(表象の仕方) 原 崎 5 幼児期後期 身体、運動、認知、情緒(言葉と遊びと社会性) 原 崎 6 幼児期全般 身体、運動、認知、情緒(保育所保育指針 乳幼児期の発達) 原 崎 7 児童期 児童期(学童期)の特徴、運動、認知、社会性 原 崎 8 児童期 対人関係、問題行動、障がい児教育 原 崎 9 青年期 青年期の発達課題(自己確立) 原 崎 10 青年期 アイデンティティーの自己診断 原 崎 11 成人期 成人期の社会性と発達課題 原 崎 12 中年期 家族変化と発達課題 原 崎 13 高齢期(前期) 身体、健康、認知の変化と発達課題 原 崎 14 高齢期(後期) 身体、健康、認知、情緒の変化と死の受け入れ 原 崎 15 まとめと評価 4 年 1 原 崎 【教科書】 なし 【参考書】 生涯人間発達学 上田礼子著 三輪書店 【事前学習 ・ 事後学習】 事前学習:日頃の生活の中で乳幼児から高齢者までの人々に興味を持って関わる 事後学習:授業内容を確認し復習する 【成績評価方法】 受講態度(出席、提出物等)60%、試験 40%の予定。 【備 考】 Course Power に公開された資料の内容を確認しノートを完成させる。 8 授 業 科 目 名 シラバス 人 間 関 係 論 必・選 単位数 学年 学期 必修 1 単位 1年 後期 担 当 教 員 原 崎 聖 子 【科目名の英文】Interpersonal Relationship 1 年 【授業概要】 他者と共存していく中で、どのような関わりの法則や種類があるのかについて学ぶ。 また、人間関係の理論を学ぶとともに他者とともにより良く生きるために自分自身の他者との関係づくりの特徴を知る。 2 年 【到達目標】 ① 人間関係形成に関わる理論を学ぶ。 ② 人間関係の重要性を理解する。 ③ より良い関係性を作るということについて意識する。 3 年 【授業計画】 回数 題 目 1 人間関係とは 2 内 容 4 年 「人間関係論」の始まりについての説明 原 崎 コミュニケーション コミュニケーションの種類と方法を知る 原 崎 3 アサーション 自分と他者を大切にするアサーション理解と実践 原 崎 4 グループで問題解決 集団内での自己表現と問題解決の実践 原 崎 5 集団と個人 集団と個人の関わりについて考える 原 崎 6 交流分析 他者との言葉のやり取りについての学びと実践 原 崎 7 看護とコミュニケーション 医療現場の人間関係における看護師の役割を学ぶ 原 崎 8 まとめと評価 【教科書】 なし 【参考書】 アサーショントレーニング―さわやかな自己表現のために― 平木典子 日本精神技術研究所 ナースのための心理学④人間関係論入門 岡堂哲雄編 金子書房 【事前学習 ・ 事後学習】 事前学習:日頃の生活の中で相手の反応から自分の言動について意識する 事後学習:授業内容を確認し復習する 【成績評価方法】 受講態度(出席、提出物等含む)60%、試験 40%予定。 【備 考】 Course Power に公開された資料の内容を確認しノートを完成させる。 9 担当者 原 崎 授 業 科 目 名 会 福 祉 学 単位数 学年 学期 選択 2 単位 1年 前期 担 当 教 員 シラバス 社 必・選 古 賀 理 【科目名の英文】Social Welfare 1 年 【授業概要】 わが国の現代社会における社会福祉問題にどのような問題があるのかを知る。そして将来、医療・看護従事者として、学習 しておくべき社会福祉に関する知識を学ぶ。更に授業を通して、対象者の福祉実現のための実践活動における、根本精神で あるところの「福祉の心」を身につけていく。 1 2 3 4 2 年 【到達目標】 現代社会における社会福祉の意義と歴史的変遷について説明できる。 社会福祉の制度や実施体系について説明できる。 社会福祉における相談援助や利用者保護にかかわる仕組みについて説明できる。 社会福祉の動向と課題について説明できる。 回数 題 目 内 容 3 年 【授業計画】 担当者 社会保障制度と社会福祉 社会保障の概念・目的・機能・体系と社会福祉 古 賀 2 社会福祉の法制度 社会福祉法と福祉6法 古 賀 3 社会福祉の歴史と現代 社会福祉の変遷、小子高齢化の進展と課題 古 賀 4 医療保障 医療保険(健保・国保)、高齢者医療制度、保険診療 古 賀 5 介護保障① 介護保障の歴史、介護保険制度(基本理念・目的、保険者) 古 賀 6 介護保障② 介護保険制度(被保険者、保険給付、財政) 古 賀 7 所得補償 年金保険、社会手当、労働者保険 古 賀 8 社会福祉の法制① 生活保護法、生活困窮者自立支援法、低所得者対策 古 賀 9 社会福祉の法制② 高齢者福祉・障害者福祉 古 賀 10 社会福祉の法制③ 児童家庭福祉、母子・父子及び寡婦福祉 古 賀 11 社会福祉の行財政 福祉行政・財政 古 賀 12 社会福祉の運営組織 福祉サービスの利用・提供・運営 古 賀 13 社会福祉のニーズ 社会福祉のニーズとは 古 賀 14 社会福祉実践と医療・看護 社会福祉の援助の体系連携 古 賀 15 まとめと評価 4 年 1 古 賀 【教科書】 福田素生ほか「系統看護学講座 専門基礎分野 社会保障・社会福祉」 医学書院 【参考書】 社会福祉小六法、適宜レジュメ配布 【事前学習 ・ 事後学習】 事前学習:各週の内容について事前に確認しておくこと。 事後学習:授業の振り返りを行い、内容の理解を深めること。 【成績評価方法】 期末試験 80%、授業への意欲態度 20% 【備 考】 欠席超過者については原則として追加指導は行いません。 10 シラバス 授 業 科 目 名 必・選 単位数 学年 学期 ボ ラン ティア 活 動 論 選択 1 単位 1年 前期 担 当 教 員 南 川 啓 一 【科目名の英文】Theory of Volunteer Activity 1 年 【授業概要】 人の生き方としてのボランティア活動の意味と意義を途上国支援の活動を通して考える。授業では医療・看護・開発に関わり のある様々な映像資料を見てディスカッションを行う。 2 年 【到達目標】 事象を多文化的な価値観で評価し、自らの社会や他者への働きかけの行動をその尺度によって評価できるようになることを 目指す。 3 年 【授業計画】 回数 題 目 内 容 4 年 1 はじめに ボランティアと NPO と NGO 南 川 2 文化相対主義 自らを客観的に観る…その視点は? 南 川 3 見えないものを見る力 4 世界の現実 -1 アルゼンチンのスラム 南 川 5 世界の現実 -2 フィリピンのスモーキー・マウンテン 南 川 6 世界の現実 -3 枯葉剤被害に苦しむベトナム 南 川 7 立ちはだかる問題 グローバル化が解決を遅らせた南アフリカのエイズ問題 南 川 8 ボランティアの限界 FWB のカンボジアでの取り組み 南 川 9 H 5 N1 のパンデミックに学ぶ インドネシアでの対応に学ぶ 南 川 10 EVD のパンデミックに学ぶ 西アフリカでの対応に学ぶ 南 川 11 支援のあり方 -1 Worldvision のアフリカでの取り組み 南 川 12 支援のあり方 -2 Worldvision のアフリカでの取り組み 南 川 13 支援のあり方 -3 Worldvision のアフリカでの取り組み 南 川 14 支援のあり方 -4 Worldvision のアフリカでの取り組み 南 川 15 まとめ 誰かのために働くことの意味を再考する 南 川 「ハゲワシと少女」と「カンボジアの幼児売買」 【教科書】 なし。毎回、映像とプリントを使用する。 【参考書】 必要に応じて紹介する。 【事前学習 ・ 事後学習】 事前学習:毎回のテーマに関する国や地域、あるいは事柄について予習しておくこと 事後学習:毎回のテーマに関する国や地域、あるいは事柄について復習しておくこと 【成績評価方法】 毎回のレポート(50%)と最終レポート(50%)で評価する。 【備 考】 11 担当者 南 川 授 業 科 目 名 育 方 法 論 単位数 学年 学期 選択 1 単位 1年 前期 担 当 教 員 シラバス 教 必・選 伊 藤 文 一 【科目名の英文】Teaching Methodologies 1 年 【授業概要】 教育の方法を、リーダーシップ論の立場から検討し、コミュニケーション論をも踏まえ、相手に正確に受け止めてもらえるよう 学習し、訓練を積んで現場に出て活用できるよう指導していく。 今日の教育上の課題と関わりながら、授業の中から考察し、看護師として必要とされる実践的指導力の基礎を身に付ける。 2 年 【到達目標】 ○ 自己のこれまでの体験を振り返り、豊かな実践を構想する。 ○ 体験を通して学ぶことの意味を理解する。 ○ 今日的課題と教育の方法を理解し、人間としての在り方生き方を学ぶ。 回数 題 目 内 容 3 年 【授業計画】 担当者 教育方法の意義 オリエンテーション、授業の目標を理解する 伊 藤 2 教育課程 教育課程編成の思想と構造を知る 伊 藤 3 教師の生き方を学ぶ 大村はま先生の教育方法に学ぶ 伊 藤 4 小学校教育 小中連携教育、小中一貫教育について考える 伊 藤 5 中学校教育 特別活動を中心に中学校教育を考える 伊 藤 6 高等学校教育 高等学校教育課程の実際と改善の方向 伊 藤 7 学校経営、学級経営 学校経営戦略に学ぶ 伊 藤 8 特別支援教育 インクルーシブ教育を考える 伊 藤 9 生徒指導の方法 生徒指導と教育課程との関連を学ぶ 伊 藤 10 各教科の教育方法 各教科と道徳 ・ 特別活動・総合的な学習の時間の関連を知る 伊 藤 11 評価の方法 相対評価・絶対評価を知る 伊 藤 12 学ぶ意欲 学力向上の方法を知る 伊 藤 13 ストレスマネジメント ストレスマネジメント教育の実践と分析(中学校の事例から) 伊 藤 14 コーピングの実践 ピアサポート、コーピングの実習を行う。 伊 藤 15 まとめと評価 看護する立場と看護される立場 伊 藤 4 年 1 【教科書】 教職をめざす人のための教育課程論(古川治編著)北大路書房 【参考書】 プリントで補います。 【事前学習 ・ 事後学習】 事前学習:教科書の内容と体験を結びつけておくこと 事後学習:学習したことをつなげておくこと 【成績評価方法】 講義への意欲 20%、小レポート 30%、期末試験 50% 【備 考】 学内ネットワークを利用し、レポートの提出を行う。 12 授 業 科 目 名 シラバス 食 生 活 論 必・選 単位数 学年 学期 担 当 教 員 必修 2 単位 1年 前期 近 江 雅 代 【科目名の英文】Dietary Habits and Science 1 年 【授業概要】 人間にとって食べることはどのような意味を持つのか、食物や栄養について基礎的知識を得ると共に、社会と疾病構造の変 化による健康・栄養問題について学習する。またライフステージと栄養・食生活について学習し、これより食を総合的にとら え、健康を維持・増進し、QOL(生活の質)の向上を目指した望ましい食生活のあり方について知識を得ることにより、看護 に携わる者としての役割を認識する。 2 年 【到達目標】 3 年 ⑴ 栄養の意義および保健・医療における栄養の重要性を理解し、栄養における看護の役割について、述べることができる。 ⑵ 栄養素の種類およびはたらきについて、説明することができる。 ⑶ 栄養素の消化・吸収および体内運搬・体内代謝について、理解する。 ⑷ エネルギーの産生および体内での利用について、説明することができる。 ⑸ 食品群の種類およびそれぞれに含まれる栄養素の特徴について、述べることができる。 ⑹「日本人の食事摂取基準」の考え方、使用法および活用方法を理解する。 ⑺ 各ライフステージにおける生理的・身体的・精神的特徴を理解し、栄養問題とその原因および対策について、説明するこ とができる。 ⑻ 食生活の変遷および現在の栄養問題を把握し、食生活改善への諸施策の概要ついて、理解する。 【授業計画】 4 年 回数 1 題 目 内 容 担当者 栄養とは 栄養と栄養素の定義、人間栄養学の意義 近 江 2 看護と栄養 保健・医療における栄養、食事における看護師の役割 チーム医療・地域医療における栄養ケア 近 江 3 栄養素の種類とはたらき① 糖質・たんぱく質・脂質の種類とはたらき 近 江 4 栄養素の種類とはたらき② ビタミン・ミネラル・食物繊維の種類とはたらき 水のはたらき 近 江 5 食物の消化 消化器系のしくみとはたらき、三大栄養素の消化 近 江 6 栄養素の吸収 栄養素の吸収機構・吸収経路、三大栄養素の吸収 近 江 7 栄養素の代謝 代謝と調節、肝臓のはたらき、吸収・代謝産物の排泄 近 江 8 エネルギー代謝 食品のエネルギー、体内のエネルギー、エネルギー消費 近 江 9 食事と食品 食事と食文化、日本人の食事摂取基準、食品と栄養素 近 江 10 ライフステージと栄養① 乳幼児期・学童期・思春期・青年期の特徴および栄養摂取・栄養ケアマネジメントの要点 近 江 11 ライフステージと栄養② 成人期・妊娠期・授乳期の特徴および栄養摂取・栄養ケアマネジメントの要点 近 江 12 ライフステージと栄養③ 更年期・高齢期の特徴および栄養摂取・栄養ケアマネジメントの要点 近 江 13 健康づくりと食生活 食生活の変遷、生活習慣病の予防 近 江 14 食生活改善への施策 食の安全性と表示 食生活指針、健康日本 21、健康フロンティア戦略等の施策 食の安全・食品表示 近 江 15 まとめと評価 近 江 【教科書】 中村丁次他: 「系統看護学講座 専門基礎 3 人体の構造と機能 [3] 栄養学」医学書院 【参考書】 参考文献、参考資料等は授業の中で適宜提示する。 【事前学習 ・ 事後学習】 事前学習:自身の食生活や栄養および健康について関心を持ち、これらに関する新聞記事や情報などを 集めて整理する。 事後学習:講義内容の重要ポイントを整理し、理解を深める。 【成績評価方法】 「科目修了試験:70%、小テスト:20%、授業への参加態度 10%」で総合的に評価する。 【備 考】 13 必・選 単位数 学年 学期 法 学 (日本国憲法を含む) 選択 2 単位 1年 後期 担 当 教 員 シラバス 授 業 科 目 名 福 重 さ と 子 【科目名の英文】Law(& Japanese Constitutional Law) 2 年 【到達目標】 ・いくつかの基本的な法律用語を理解し、また、法の理解に必要な法律文献を理解する。 ・日本国憲法に基本的人権が定められていることの重要性を理解する。 ・法が自分に深い関わりをもつことを理解する。 題 目 内 容 3 年 【授業計画】 回数 1 年 【授業概要】 本来、 「法(法律)」は、わたしたちに使われるために存在しています。私たちが法をつかって安心して生活できることが、法 の1つの目的です。しかし実際には、法は非常に難解となっており、専門家でなければ理解できないものとなってしまっています。 この授業では、わたしたちの生活に関わりが深いと考えられるいくつかの問題を通して、法がどのような働きをしているかをみ ていきたいと思います。 担当者 ガイダンス 授業の進め方と採点方法について 福 重 2 安全に職務を行う 医業独占・職業選択の自由との関係で 福 重 3 安全に職務を行う 看護師による産婦の内診の問題 福 重 4 患者の秘密を守る 守秘義務のしくみ 福 重 5 患者の秘密を守る 個人情報保護制度:その沿革 福 重 6 患者の秘密を守る 個人情報保護制度:具体的内容 福 重 7 こどもを虐待から守る こどもの権利の保障・刑事的責任 福 重 8 こどもを虐待から守る 通報制度 福 重 9 こどもを虐待から守る 親権に関する制度 福 重 10 安全に働く 労働者の権利 福 重 11 安全に働く 長時間労働について 福 重 12 安全に働く 救済のしくみ 福 重 13 婚姻における女性の権利 婚姻における両性の平等について 福 重 14 婚姻における女性の権利 婚姻と財産 福 重 15 まとめと評価 これまでの復習・評価 福 重 4 年 1 【教科書】 特になし。 【参考書】 必要に応じて授業中に紹介する。 【事前学習 ・ 事後学習】 事前学習:日頃から新聞などをよく読み、世の中の動きを常に把握しておくこと。 事後学習:授業の復習をし、理解できない点があれば次回までに質問を用意すること。 【成績評価方法】 期末試験 90%、小テスト10% 【備 考】 授業計画は場合により変更することがある。 14 授 業 科 目 名 シラバス 体 育 必・選 単位数 学年 学期 選択 2 単位 1年 前期 担 当 教 員 道 下 竜 馬 【科目名の英文】Physical Education 1 年 【授業概要】 運動やスポーツは、われわれが生涯にわたり身心ともに健康で文化的な生活を営む上で不可欠のものである。スポーツ活動な どの運動は、身心の健全な発達、健康及び体力の保持増進、精神的な充足感の獲得等に重要な役割を果たす。本科目では、 身体運動(スポーツ)が身心に及ぼす影響や効果について理解するとともに、これらを安全に効果的に実践する能力、企画・ 工夫する能力を養う。 2 年 【到達目標】 3 年 以下に示す目標の達成を目指す。 1.自己の体力水準を把握し、今後の運動実践へ動機づける。 2.健康づくりの必要性と方法を理解し、その向上を自ら図ることができる。 3.生涯にわたり身体運動やスポーツを通じて健康・体力づくりの企画と実践ができる。 4.身体運動・スポーツを通したコミュニケーションスキルの向上。 【授業計画】 回数 題 目 内 容 担当者 4 年 1 オリエンテーション 授業の目的と進め方、スポーツと健康について 道 下 2 体力・身体機能測定 体力測定の意義とその方法(実技) 道 下 3 体力・身体機能測定 体力測定(実技) 道 下 4 体ほぐし運動 アイスブレーキング、ニュースポーツ(実技) 道 下 5 生活習慣病と体力 健康度や生活習慣病に関連する体力と体力評価 道 下 6 健康づくりと運動療法 健康づくり・運動療法の理論と実際 道 下 7 エアロビックトレーニング エアロビックトレーニングの理論と実践(実技) 道 下 8 ストレングストレーニング ストレングストレーニングの理論と実践(実技) 道 下 9 コンディショニング 身体コンディショニングの理論と実践(実技) 道 下 10 ウェイトコントロール 減量計画、減量に有効な運動方法 道 下 11 ニュースポーツの企画① 12 ニュースポーツの企画② 13 ニュースポーツの運営① 14 ニュースポーツの運営② 15 まとめと評価 道 下 スポーツの企画と運営 参加者がスポーツを楽しく、安全に実施できるように、グループ内で スポーツのルールや実施方法等を創造・企画し運営する。 (実技) 道 下 道 下 道 下 まとめ 道 下 【教科書】 配布資料を用いる。 【参考書】 ACSM(著)、日本体力医学会体力科学編集委員会(翻) 「運動処方の指針 原書第 8 版」 進藤・田中編「健康づくりトレーニングハンドブック」朝倉書店 【事前学習 ・ 事後学習】 事前学習:各種身体運動の特性やスポーツルール、および、指定した参考書を調べておくこと 事後学習:講義および実技内容の重要ポイントを復習し、理解を深めること 【成績評価方法】 授業への参加態度とグループワーク課題(40%)や期末試験(60%)から総合的に評価する。 評価基準:グループワークへの積極的参加、運動の特性や効果を正しく理解できているか。 【備 考】 実技では運動に適した服装(運動服)と室内外のシューズを準備すること。授業(実技)に際しては、 積極的に参加することを。学内ネットワークを利用し、レポートの提出を行う。 15 必・選 単位数 学年 学期 コンピュータ・リテラシー 必修 1 単位 1年 前期 担 当 教 員 シラバス 授 業 科 目 名 ○貞野 宏之・原崎 聖子 【科目名の英文】 1 年 【授業概要】 情報社会において必要不可欠となっているコンピュータ機器の操作法を学習する。情報ネットワークの基礎的な理解の過程 で、情報セキュリティの重要性を踏まえてインターネット、電子メール等の活用法を学習する。また、看護分野での必要な文 書作成、データ作成を自主的、効果的に行えるように、コンピュータ機器とソフトウエアの操作法を学修する。さらに、情報ネッ トワークとコンピュータ機器を利用する上で、基本的な安全管理法と個人情報保護のための留意点を学修する。 2 年 【到達目標】 ネットワーク・システムの特徴と情報セキュリティについて理解する 電子メールの操作,レポート管理システムの操作ができる Word でオブジェクトや表を利用したビジネス文書の作成ができる パワーポイントを用いてプレゼンテーションが可能なスライドを作成する エクセルの理解と基本的な運用ができる 3 年 ⑴ ⑵ ⑶ ⑷ ⑸ 【授業計画】 回数 題 目 内 容 担当者 学内ネットワーク 学内ネットワーク・ネットワークセキュリティ 貞 野 2 情報セキュリティ 情報セキュリティ(情報管理のマナーとルール) 貞 野 3 学習コミュニケーション 電子メールの操作,レポート管理システムの操作 貞 野 4 パソコン操作の基礎 各種の PC 操作法、フォルダ・ファイル操作、 貞 野 5 オフィスの概要 オフィスの説明、Word での文書作成の基礎 貞 野 6 文書作成の基礎 Word 文書の書式・ページ設定 貞 野 7 ビジネス文書作成 Word 文書の編集機能、印刷 貞 野 8 高度な文書作成 Word 文書での図の利用、表の作成・編集 貞 野 9 パワーポイントとは プレゼンテーションソフトの機能 貞 野 10 スライドの作成の基礎 スライドの作成、デザイン、編集 貞 野 11 高度なスライド作成法 オブジェクトの利用、アニメーションの設定 貞 野 12 プレゼンテーション操作 課題の作成とプレゼンテーション 貞 野 13 エクセルとは 一覧表の作成、編集、罫線 原 崎 14 エクセルの機能 計算式と簡単な関数を使う、グラフ機能の利用 原 崎 15 まとめと評価 オフィスの活用、まとめテストと解説 貞 野 4 年 1 【教科書】 定平誠著「しっかり学ぶ Word/Excel/PowerPoint 標準テキスト Windows8/Office2013 対応版」、 技術評論社 【参考書】 オンラインで資料や動画を配布する 【事前学習 ・ 事後学習】 事前学習:メディアセンターハンドブックとテキストを読んでおくこと 事後学習:課題に取り組み理解を深めること 【成績評価方法】 出席(5%)、授業時の質疑応答、および、課題リポート、まとめテスト(95%)を総合的に評価する。 【備 考】 学内ネットワーク・PC を利用した演習、課題を行う。 16 シラバス 授 業 科 目 名 必・選 単位数 学年 学期 情 報 処 理 演 習 選択 1 単位 1年 後期 担 当 教 員 貞 野 宏 之 【科目名の英文】Seminar of information Computing 1 年 【授業概要】 医療・看護分野においては情報機器の操作と活用は不可欠の技能となっている。パソコンでのデータ処理操作法とネットワー クを利用したデータの取得、操作法を学修する。表計算ソフトを利用して、データベースの作成と操作法を学修する。この中 で、表計算ソフトの各種関数と統計処理の基礎を理解し、データ処理操作の実際を学修する。また、オンラインの情報シス テムを用いて、医学・生物学情報に関連したパソコン操作法を学修する。 2 年 【到達目標】 ⑴ ⑵ ⑶ ⑷ エクセルのデータベース機能を使うことができる エクセルを使用した Web ページの活用ができる 調査データや実験データの情報処理の実際をエクセルで行う エクセルを利用した基本的な統計処理ができる 3 年 【授業計画】 回数 題 目 内 容 4 年 1 データベースとは エクセルのデータベースの基本 貞 野 2 データベースの作成 エクセルのデータベースを作成 貞 野 3 調査・実験データの整理 1 熱画像データの画像処理とデータ処理 貞 野 4 調査・実験データの整理 2 細菌検査実験データの入力、整理 貞 野 5 調査・実験データの整理 3 実験データをエクセルで処理する 貞 野 6 画像データの処理 画像処理ソフトの操作 貞 野 7 動画データの処理 動画編集ソフトの操作 貞 野 8 関数を使った基本統計量算出 調査・実験分析データのエクセルでの処理 貞 野 9 分析シートを使った基本統計量算出 エクセルで関数を用いて標準偏差等を求める 貞 野 10 データの分析 エクセルの分析ツールの利用 貞 野 11 データベースの応用操作 データベースの各種操作、外部データの読み込み 貞 野 12 データベースの分析 1 エクセル 2013 のクイック分析機能 貞 野 13 データベースの分析 2 ピボットテーブル、ピボットグラフ 貞 野 14 データの共有と公開 ハイパーリンク、Web ページでの利用 貞 野 15 エクセルの統合的運用 エクセルの研究報告への利用法とまとめ 貞 野 【教科書】 授業内でプリントを配布する 【参考書】 授業内で随時紹介する 【事前学習 ・ 事後学習】 事前学習:事前にテキストを読んでおくこと 事後学習:課題に取り組み理解を深めること 【成績評価方法】 出席(5%)、授業時の質疑応答、および、課題リポート、まとめ(95%)を総合的に評価する。 【備 考】 学内ネットワーク・PC を利用した演習、課題を行う。 17 担当者 必・選 単位数 学年 学期 Basic English 必修 1 単位 1年 前期 担 当 教 員 シラバス 授 業 科 目 名 Mathew PORTER 【科目名の英文】Basic English 2 年 【到達目標】 1 年 【授業概要】 医療現場で必要とされる英語表現や専門用語を身につけることで、外国人患者に高いケアを与えることができる看護師の育 成を目指す。日常会話レベルでの英語表現を習得することで、基礎的なコミュニケーション能力を養う。また、医療・看護分 野に特有の表現や語彙を効果的に習得することで、実際の看護の場で役に立つ英語の能力を養う。会話練習やリスニング活 動だけではなく、医療・看護に関する英文を読み、関連した内容の英文を書く活動を行うことで総合的な英語力の向上を図る。 3 年 1 ジェスチャーや基本的な単語を用い、患者に対して、共感や関心を表現できる。 2 基本的な表現を用い、受付、診察室、検査室などの位置やその場所までの案内することを、参考になるもの等を見ずにゆっくりと説明 することができる。 3 基本的な表現を用い、医療関係者の役割などについて、参考になるもの等を見ずにゆっくりと説明することができる。 4 基本的な表現を用い、症状、痛みの場所、気分などについて、参考になるもの等を見ずにゆっくりと尋ねることができる。 5 ゆっくり、はっきりと話された、症状や病気のことを聞き取ることができる。 6 基本的な表現を用い、何があったかについて、参考になるもの等を見ずにゆっくりと質問することができる。 7 ゆっくり、はっきりと話された、事故や痛みの経緯を聞き取ることができる。 8 ジェスチャーや基本的な単語を用い、わからないことを表現できる。 9 ジェスチャーや基本的な単語を用い、わかることを表現できる。 10)ジェスチャーや基本的な表現を用い、繰り返すことをお願いできる。 【授業計画】 題 目 内 容 担当者 1 英語の勉強方法 授業の説明 ポーター 2 英語の勉強方法 自分と英語の勉強 ポーター 3 英語の勉強方法 プロジェクト 1 ポーター 4 病院と職業 病院の案内 1 ポーター 5 病院と職業 病院の案内 2 ポーター 6 病院と職業 プロジェクト 2 ポーター 7 単語テストと自己評価 単語テスト1・授業の振り返り 1 ポーター 8 症状・身体 症状を尋ねる 1 ポーター 9 症状・身体 症状を尋ねる 2 ポーター 10 症状・身体 プロジェクト 3 ポーター 11 事故・痛み 経緯を尋ねる 1 ポーター 12 事故・痛み 経緯を尋ねる 2 ポーター 13 事故・痛み プロジェクト 4 ポーター 14 復習と自己評価 総合復習と前期の振り返り ポーター 15 まとめと評価 単語テスト 2・目標設定 ポーター 4 年 回数 【教科書】 園城寺康子、川越栄子編者:これだけは知っておきたい看護英語の基本用語と表現、メジカルビュー社、2016 【参考書】 参考文献等は適宜提示する。 【事前学習 ・ 事後学習】 事前学習:単語練習とリスニングの課題を行う。 必要な時間は個人差があり、できるだけ毎日少しずつするのがお勧めです。 事後学習:講義内容の重要ポイントを復習し、理解を深めること。単語練習を行うこと。 【成績評価方法】 「プロジェクト 40%、宿題 30%、単語テスト15%、授業への参加態度 15%」で総合的に判断する。 【備 考】 スマートフォンやパソコンを利用し、リスニングや単語練習を行う。 18 シラバス 授 業 科 目 名 必・選 単位数 学年 学期 Basic Medical English 必修 1 単位 1年 後期 担 当 教 員 Mathew PORTER 【科目名の英文】Basic Medical English 1 年 【授業概要】 2 年 本授業は Basic English で履修した内容をさらに展開させ、2年次で履修する English for Nursing(看護英語)への橋渡し 適な役割を果たすことを目標とする。医療・看護の専門用語を知識として習得するだけではなく、リスニングや会話での応用 練習をすることで、実際の医療現場における外国人患者とのコミュニケーションに役立つ力を養う。医療・看護分野の英語 論文や文献、英文記事を読んでいくための解読力や語彙力の向上を目指し、専門用語の語彙テストを行うことで、知識の定 着を図る。 【到達目標】 3 年 1 ジェスチャーや基本的な単語を用い、患者に対して、共感や関心を表現できる。 2 ジェスチャーや基本的な単語を用い、わからないことを表現できる。 3 ジェスチャーや基本的な単語を用い、わかることを表現できる。 4 ジェスチャーや基本的な表現を用い、繰り返すことをお願いできる。 5 基本的な表現を用い、患者の個人情報を、受付の書類などを見ながらゆっくりと尋ねることができる。 6 ゆっくり、はっきりと話された、患者の個人情報を聞き取ることができる。 7 基本的な表現を用い、患者の病歴について、何も見ずにゆっくりと尋ねることができる。 8 ゆっくり、はっきりと話された、患者の病歴を聞き取ることができる。 9 基本的な表現を用い、治療や検査の手順について、ゆっくりと説明することができる。 10)基本的な表現を用い、患者に検査や手順などにあたる指示をゆっくりと説明することができる。 【授業計画】 4 年 回数 題 目 内 容 担当者 1 個人情報と病歴 個人情報と病歴を尋ねる 1 ポーター 2 個人情報と病歴 個人情報と病歴を尋ねる 1 ポーター 3 個人情報と病歴 プロジェクト 1 ポーター 4 生活 生活について尋ねる ポーター 5 生活 生活について尋ねる ポーター 6 生活 プロジェクト 2 ポーター 7 単語テストと自己評価 単語テスト1・授業の振り返り 1 ポーター 8 検査の手順 検査の手順を説明する⑴ ポーター 9 検査の手順 検査の手順を説明する⑵ ポーター 10 検査の手順 プロジェクト 3 ポーター 11 病気・疾病 病気の紹介 ポーター 12 病気・疾病 病気の紹介 ポーター 13 病気・疾病 プロジェクト 4 ポーター 14 復習と自己評価 総合復習と前期の振り返り ポーター 15 まとめと評価 単語テスト 2・目標設定 ポーター 【教科書】 園城寺康子、川越栄子編者:これだけは知っておきたい看護英語の基本用語と表現、メジカルビュー社、2016 【参考書】 参考文献等は適宜提示する。 【事前学習 ・ 事後学習】 事前学習:単語練習とリスニングの課題を行う。 必要な時間は個人差があり、できるだけ毎日少しずつするのがお勧めです。 事後学習:講義内容の重要ポイントを復習し、理解を深めること。単語練習を行うこと。 【成績評価方法】 「プロジェクト 40%、宿題 30%、単語テスト15%、授業への参加態度 15%」で総合的に判断する。 【備 考】 スマートフォンやパソコンを利用し、リスニングや単語練習を行う。 19 授 業 科 目 名 命 科 学 単位数 学年 学期 必修 2 単位 1年 前期 担 当 教 員 シラバス 生 必・選 貞 野 宏 之 【科目名の英文】Life Science 2 年 【到達目標】 ⑴ ⑵ ⑶ ⑷ 遺伝子の情報から細胞内の物質と細胞の形成について理解する 遺伝子情報と個体形成の仕組み、動物の生殖と発生について理解する 生物個体の維持機構と老化現象について理解する 遺伝子医療、生命の進化などのトピックについても関心をもち理解する 題 目 内 容 3 年 【授業計画】 回数 1 年 【授業概要】 基本的な生命現象を生物学的な考え方で理解し、生命科学分野の諸テーマの知識を持つことを目的とする。 分子から細胞への生命現象として、遺伝子の情報から細胞内の物質と細胞の形成を学修する。細胞から個体への生命現象 として、遺伝子情報と個体形成の仕組み、動物の生殖と発生を学修する。生物個体の維持機構として恒常性維持、免疫、 老化の生物学の基礎を学修する。また、遺伝子医療などのトピックにも関心を持ち科学的理解のための基礎を学修する。 担当者 生命体の構成 原核細胞、真核細胞、細胞の構造 貞 野 2 細胞の機能 分泌、細胞骨格、細胞分裂 貞 野 3 生殖のしくみ 有性生殖、無性生殖 貞 野 4 発生と分化 無脊椎動物、脊椎動物、哺乳類の形態形成 貞 野 5 組織と器官 組織の構成 貞 野 6 遺伝の法則と染色体 メンデルの法則と染色体 貞 野 7 遺伝情報の発現 遺伝子の構造と複製、遺伝情報の伝達と翻訳 貞 野 8 ヒトの遺伝情報 ヒトの遺伝病 貞 野 9 個体の調節 1 寿命と老化 貞 野 10 遺伝子の解析技術 DNAのクローニングと構造解析技術 貞 野 11 原核生物の遺伝 抗生物質、薬剤耐性菌 貞 野 12 遺伝子操作技術の応用 1 医療と産業分野の遺伝子操作技術 貞 野 13 個体の調節 2 がんと遺伝子 貞 野 14 個体の調節 3 ウィルスとがん 貞 野 15 まとめと評価 課題の解説とまとめテストの解説 貞 野 4 年 1 【教科書】 「わかる!身につく!生物・生化学・分子生物学」田村隆明著、南山堂 【参考書】 授業内で随時紹介する 【事前学習 ・ 事後学習】 事前学習:事前にテキストを読んでおくこと 事後学習:講義の内容を課題やノート作成によって深めること。 【成績評価方法】 出席(5%)、授業時の質疑応答、リポート(小テスト)、まとめ(95%)を総合的に評価する。 【備 考】 学内ネットワークと PC を利用して資料を配布する。 20 授 業 科 目 名 シラバス 生 化 学 必・選 単位数 学年 学期 必修 1 単位 1年 後期 担 当 教 員 貞 野 宏 之 【科目名の英文】Biochemistry 1 年 【授業概要】 人体を理解する基礎として、細胞の構成物質である糖、脂質、核酸、たんぱく質の特徴と機能を理解し、細胞内の構造体の 中で、各物質の生合成と代謝過程を系統的に学修する。また、免疫系を中心として個体の維持機能を理解し、様々な細胞機 能と遺伝子機能の関連性についても学修する。また、生体の恒常性を維持する機能として、各種の生体物質の役割を理解し、 主な臓器の生化学的特徴を学修する 2 年 【到達目標】 ⑴ ⑵ ⑶ ⑷ 糖、脂質、核酸、タンパク質といった生体物質の特徴と機能について理解する 生体物質の生合成と代謝過程を系統的に理解する 生体の恒常性を維持する機能として、各種の生体物質の役割を理解する 各臓器の生化学的特徴を理解する 3 年 【授業計画】 回数 題 目 内 容 4 年 1 生化学の基本 生物の特性とその構成成分 貞 野 2 生体物質 生体構成成分とその役割 貞 野 3 タンパク質とは タンパク質の機能と種類 貞 野 4 酵素とは 酵素の性質と分類 貞 野 5 糖質代謝 糖質代謝の役割、血糖の調節 貞 野 6 脂質代謝 脂質代謝の役割、 貞 野 7 アミノ酸代謝。 タンパク質の消化と分解、アミノ酸代謝と先天代謝異常症 貞 野 8 ヌクレオチド代謝、 ヌクレオチドの代謝と先天代謝異常症、 貞 野 9 ビタミン 水溶性・脂溶性ビタミン 貞 野 10 個体の維持 ホルモンの分類と役割 貞 野 11 水と無機物 水分の調節、酸塩基平衡 貞 野 12 水と無機物 無機物の役割 貞 野 13 臓器の生化学 1 肝臓、腎臓、筋肉の働き 貞 野 14 臓器の生化学 2 免疫と移植 貞 野 15 まとめと評価 課題の解説とまとめテストの解説 貞 野 【教科書】 「よくわかる専門基礎講座生化学」津田道雄著 金原出版株式会社 【参考書】 授業内で随時紹介する 【事前学習 ・ 事後学習】 事前学習:事前にテキストを読んで、章末問題に取り組んでおくこと 事後学習:講義の内容を課題やノート作成によって深めること。 【成績評価方法】 出席(5%)、授業時の質疑応答、リポート(小テスト)、まとめ(95%)を総合的に評価する。 【備 考】 学内ネットワークと PC を利用して資料を配布する。 21 担当者 必・選 単位数 学年 学期 人 体 の 構 造 と機 能Ⅰ (解剖学) 必修 2 単位 1年 通年 (前期) 担 当 教 員 シラバス 授 業 科 目 名 森 本 正 敏 【科目名の英文】Structures and Functions of Human Body Ⅰ (Anatomy) 1 年 【授業概要】 正常な体の細胞、組織、器官、器官系および人体について、それらの機能の基礎となっている構造などを理解する。これら を理解することにより、それらの形態がどのような機能と対応しているか、系統的に理解することを目的とする。 ⑴ ⑵ ⑶ ⑷ 2 年 【到達目標】 解剖学の方向用語、人体の部位、四肢の運動についての用語が説明できる。 人体を構成している器官および器官系について説明できる。 体表面から触知できる構造物について説明できる。 頭蓋腔内、胸腔内、腹腔内、骨盤腔内の諸臓器の位置関係が説明できる。 回数 題 目 内 容 3 年 【授業計画】 担当者 解剖学概論 解剖学とは 解剖学用語の説明 人体の区分の説明 森 本 2 細胞の構造と機能 細胞膜 細胞質と細胞小器官 細胞分裂 森 本 3 組織学 上皮組織 支持組織 血液細胞 森 本 4 組織学 筋組織 神経組織 森 本 5 循環器系 心臓の構造 刺激伝導系 森 本 6 循環器系 血管壁の構造 動脈系 静脈系 森 本 7 循環器系 リンパ系 胎児循環 森 本 8 呼吸器系 鼻腔 副鼻腔 喉頭 森 本 9 呼吸器系 気管 肺 縦隔 森 本 10 泌尿器系 腎臓 尿管 膀胱 尿道 森 本 11 消化器系 口腔 咽頭 食道 胃 森 本 12 消化器系 小腸 大腸 肝臓 膵臓 腹膜 森 本 13 生殖器系 男性生殖器 森 本 14 生殖器系、人体の発生 女性生殖器、人体の初期発生 森 本 15 まとめと評価 4 年 1 森 本 【教科書】 『系統看護学講座 人体の構造と機能(1)解剖生理学』 医学書院 『プロメテウス解剖学コアアトラス』 坂井建雄監訳 医学書院 【参考書】 最初の授業で、参考書のリストをお渡しし、説明します。 【事前学習 ・ 事後学習】 事前学習:シラバスをよく読み、講義の前には、テキストをよく読んでおく 事後学習:復習テストがあるので、講義内容の重要ポイントを復習し、理解を深めること 【成績評価方法】 評価テスト 50%、小テスト 30%、復習テスト10%、課題 10% 【備 考】 課題は、学内ネットワークを利用し、レポートの提出を行う。 22 シラバス 授 業 科 目 名 必・選 単位数 学年 学期 人 体 の 構 造 と機 能Ⅰ (解剖学) 必修 2 単位 1年 通年 (後期) 担 当 教 員 森 本 正 敏 【科目名の英文】Structures and Functions of Human Body Ⅰ (Anatomy) 1 年 【授業概要】 正常な体の細胞、組織、器官、器官系および人体について、それらの機能の基礎となっている構造などを理解する。これら を理解することにより、それらの形態がどのような機能と対応しているか、系統的に理解することを目的とする。 2 年 【到達目標】 ⑴ ⑵ ⑶ ⑷ 解剖学の方向用語、人体の部位、四肢の運動についての用語が説明できる。 人体を構成している器官および器官系について説明できる。 体表面から触知できる構造物について説明できる。 頭蓋腔内、胸腔内、腹腔内、骨盤腔内の諸臓器の位置関係が説明できる。 3 年 【授業計画】 回数 題 目 内 容 4 年 1 内分泌系 内分泌系総論 下垂体 松果体 森 本 2 内分泌系 副甲状腺 膵臓 副腎 卵巣 精巣 森 本 3 骨格系 頭蓋骨 椎骨 肋骨 上肢骨 森 本 4 骨格系 下肢骨 関節 靭帯 森 本 5 筋系 筋肉総論 頭部顔面の筋 森 本 6 筋系 体幹の筋 上肢および下肢の筋 森 本 7 中枢神経系 神経総論 脊髄 脳幹 森 本 8 中枢神経系 小脳 間脳 終脳 森 本 9 中枢神経系 伝導路 森 本 10 末梢神経系 脳神経 森 本 11 末梢神経系 脊髄神経 自律神経 森 本 12 感覚器系 視覚器 聴覚器 森 本 13 感覚器系 平衡覚器 味覚 嗅覚 皮膚感覚 内臓感覚 森 本 14 免疫系 胸腺 免疫細胞 森 本 15 まとめ・評価 【教科書】 『系統看護学講座 人体の構造と機能(1)解剖生理学』 医学書院 『プロメテウス解剖学コアアトラス』 坂井建雄監訳 医学書院 【参考書】 最初の授業で、参考書のリストをお渡しし、説明します。 【事前学習 ・ 事後学習】 事前学習:シラバスをよく読み、講義の前には、テキストをよく読んでおく 事後学習:復習テストがあるので、講義内容の重要ポイントを復習し、理解を深めること 【成績評価方法】 評価テスト 50%、小テスト 30%、復習テスト10%、課題 10% 【備 考】 課題は、学内ネットワークを利用し、レポートの提出を行う。 23 担当者 森 本 必・選 単位数 学年 学期 人 体 の 構 造と機 能Ⅱ (生理学) 必修 2 単位 1年 通年 (前期) 担 当 教 員 シラバス 授 業 科 目 名 森 本 正 敏 【科目名の英文】Structures and Functions of Human Body(Ⅱ)Physiology 1 年 【授業概要】 人体器官の基本的機能を看護学の基礎として理解する 生理学的知識による理論的思考能力を養う 生理学的基盤から器官の病態を理解する(病態生理) 自然科学を基にして生命観を論じることができる 2 年 【到達目標】 3 年 1.生理学の基本に必要な細胞構成、細胞膜、水、電解質、イオン、エネルギー、度量衡単位、濃度を説明できる 2.人体機能中の植物機能(血液、循環、呼吸、消化吸収、腎と体液バランス、エネルギー代謝、体温)の仕組み、機能 の発現機序を論理的に説明できる 3.植物機能を司る器官、要素の相互関係を説明できる 4.植物機能の生命維持への意義を述べることができる 【授業計画】 回数 題 目 内 容 担当者 細胞構成、体液、 エネルギー、濃度 細胞の一般概念、細胞膜、イオンチャネル、ミトコンドリア、 ATP、濃度単位表現法 森 本 2 血液⑴ 血液役割、血球機能、造血、赤白血球、貧血、免疫機能、血液型 森 本 3 血液⑵ 血液凝固、出血傾向、免疫不全、血液型不適合 森 本 4 循環機能⑴ 心臓機能とその調節、心不全、不整脈 森 本 5 循環機能⑵ 血液循環とその調節、血圧調節、高血圧、低血圧、ショック 森 本 6 循環機能⑶ 種々器官血液循環、虚血性疾患 森 本 7 呼吸機能⑴ 呼吸運動とその調節、ガス交換、酸素消費量 森 本 8 呼吸時能⑵ ガス交換、酸素消費、酸塩基調節と呼吸 森 本 9 腎臓機能⑴ 糸球体濾過機能、尿細管再吸収と分泌機能、濾過量 森 本 10 腎臓機能⑵ 体液と電解質バランス 森 本 11 消化・吸収⑴ 消化管運動、消化液分泌 森 本 12 消化・吸収⑵ 消化管での物質吸収機序 森 本 13 栄養・代謝 栄養素、糖質・脂質・蛋白質代謝、解糖と TCA サイクル、 基礎代謝、必要熱量、生活習慣病 森 本 14 体温 体温とその調節、発熱と解熱、低体温、発汗 森 本 15 まとめと評価 4 年 1 森 本 【教科書】 『系統看護学講座 人体の構造と機能(1)解剖生理学』 医学書院 【参考書】 最初の授業で、参考書のリストをお渡しし、説明します。 【事前学習 ・ 事後学習】 事前学習:シラバスをよく読み、講義の前には、テキストをよく読んでおく 事後学習:復習テストがあるので、講義内容の重要ポイントを復習し、理解を深めること 【成績評価方法】 評価テスト 50%、小テスト 30%、復習テスト10%、課題 10% 【備 考】 課題は、学内ネットワークを利用し、レポートの提出を行う。 24 シラバス 授 業 科 目 名 必・選 単位数 学年 学期 人 体 の 構 造と機 能Ⅱ (生理学) 必修 2 単位 1年 通年 (後期) 担 当 教 員 森 本 正 敏 【科目名の英文】Structures and Functions of Human Body(Ⅱ)Physiology 1 年 【授業概要】 人体器官の基本的機能を看護学の基礎として理解する 生理学的知識による理論的思考能力を養う 生理学的基盤から器官の病態を理解する(病態生理) 自然科学を基にして生命観を論じることができる 2 年 【到達目標】 3 年 1.生理学の基本に必要な細胞構成、細胞膜、水、電解質、イオン、エネルギー、度量衡単位、濃度を説明できる 2.内分泌腺機能、人体機能中の動物機能(神経興奮、興奮伝播、シナプス伝達、神経筋接合部、筋収縮、脊髄、運動機 能と中枢、感覚と感覚中枢)の仕組み、機能の発現機序を論理的に説明できる 3.動物機能を司る器官、要素の相互関係を説明できる 4.内分泌と神経系の生命維持への意義を述べることができる 【授業計画】 回数 題 目 内 容 4 年 1 内分泌⑴ ホルモンの定義、分泌腺、分泌調節(フィードバック)、視床下部、脳下垂体、 甲状腺 森 本 2 内分泌⑵ 膵臓、副腎皮質・髄質、性腺 森 本 3 内分泌⑶ 成長・物質代謝・水・電解質に関与するホルモン 森 本 4 神経⑴ 神経興奮、イオンチャネル、興奮性、興奮伝播 森 本 5 神経⑵ シナプス、神経伝達物質 森 本 6 末梢神経⑴ 脊髄神経、脊髄反射 森 本 7 中枢神経⑴ 間脳(視床、視床下部)、小脳 森 本 8 中枢神経⑵ 大脳皮質(機能局在)、大脳基底核、滞納辺縁系 森 本 9 運動⑴ 運動系の神経伝導路(錐体路系と錐体外路系) 森 本 10 運動⑵ 神経筋接合部、骨格筋収縮と弛緩機序 森 本 11 末梢神経⑶ 自律神経(交感神経、副交感神経) 森 本 12 感覚⑴ 感覚総論、表在感覚(触、圧、温冷、痛覚)、深部感覚、神経経路 森 本 13 感覚⑵ 痛覚(表在痛覚、深部痛覚、内臓痛覚) 森 本 14 感覚⑶ 特殊感覚(味覚、嗅覚、聴覚、視覚、平衡感覚)、内臓感覚(関連痛) 森 本 15 まとめと評価 【教科書】 『系統看護学講座 人体の構造と機能(1)解剖生理学』 医学書院 【参考書】 最初の授業で、参考書のリストをお渡しし、説明します。 【事前学習 ・ 事後学習】 事前学習:シラバスをよく読み、講義の前には、テキストをよく読んでおく 事後学習:復習テストがあるので、講義内容の重要ポイントを復習し、理解を深めること 【成績評価方法】 評価テスト 50%、小テスト 30%、復習テスト10%、課題 10% 【備 考】 課題は、学内ネットワークを利用し、レポートの提出を行う。 25 担当者 森 本 授 業 科 目 名 理 学 単位数 学年 学期 必修 1 単位 1年 後期 担 当 教 員 シラバス 薬 必・選 ○笹栗 俊之・高橋 富美 【科目名の英文】Pharmacology 1 年 【授業概要】 ⑴ ⑵ ⑶ ⑷ 薬物と生体の相互作用に関する基礎知識を学ぶ。 薬物作用発現のメカニズムを個体レベル、組織レベル、細胞レベル、分子レベルで理解する。 医薬品開発の現状と問題点を知る。 薬物治療の基本原理を理解する。 2 年 【到達目標】 生体における薬物のターゲットと作用発現のメカニズムについて説明できる。 薬物の体内動態とそれに影響を与える要因について説明できる。 薬物の有害反応について例をあげて説明できる。 医薬品開発の現状と問題点について説明できる 薬物治療の基本原理を主な疾患について説明できる。 3 年 ⑴ ⑵ ⑶ ⑷ ⑸ 【授業計画】 回数 題 目 内 容 担当者 総論 1 薬物の作用機序 薬物の標的分子と生体内での作用 高 橋 2 総論 2 薬物の体内動態 薬物の吸収 分布、代謝、排泄 高 橋 3 総論 3 薬物相互作用 薬効の個体差 薬物動態学的相互作用と薬力学的相互作用 薬物反応の個体差の要因 笹 栗 4 総論 3 薬物有害反応 薬物の有害反応(副作用)と薬害 笹 栗 5 総論 5 臨床薬効評価と医薬品開発 科学的薬効評価と医薬品開発の現状 笹 栗 6 各論 1 神経系作用薬 1 末梢神経作用薬 笹 栗 7 各論 2 神経系作用薬 2 中枢神経作用薬 笹 栗 8 各論 3 循環器系作用薬 1 抗不整脈薬/心不全治療薬/抗狭心症薬 笹 栗 9 各論 4 循環器系作用薬 2 腎臓・泌尿器系作用薬 高血圧 療薬/抗血小板・抗凝固薬/利尿薬 笹 栗 10 各論 5 内分泌・代謝系作用薬 ホルモンと糖・脂質・プリン代謝性疾患治療薬 笹 栗 11 各論 6 呼吸器系作用薬 消化器系作用薬 呼吸中枢および気管支作用薬/胃・腸作用薬 笹 栗 12 各論 7 炎症・免疫系作用薬 抗炎症薬/解熱鎮痛薬/免疫抑制薬 高 橋 13 各論 8 感染症治療薬 抗菌薬/抗真菌薬/抗ウィルス薬 高 橋 14 各論 9 悪性腫瘍治療薬 従来の抗腫瘍薬と分子標的薬 高 橋 15 まとめと評価 4 年 1 笹 栗 【教科書】 大鹿英世他:系統看護学講座 専門基礎分野 疾病の成り立ちと回復の促進 3 薬理学、医学書院 【参考書】 参考文献等は適宜提示する。 【事前学習 ・ 事後学習】 事前学習:シラバスの参照及びテキストを読み、次回の講義内容について予習すること 事後学習:講義の内容をノートにまとめ、学びを深めること 【成績評価方法】 出席、レポート、試験で総合的に評価する。 【備 考】 26 シラバス 授 業 科 目 名 必・選 単位数 学年 学期 病 理 学 概 論・ 総 論 必修 1 単位 1年 後期 担 当 教 員 ○居石 克夫 ・ 鬼丸 満穂 【科目名の英文】Pathology (A general survey of Pathology) 1 年 【授業概要】 1.生命の恒常性(ホメオスタシス)の維持機構とその破綻機序を学び、疾患発生の仕組みを理解する。 2.疾患の原因、病態と転帰を学ぶ 3.疾患の形態的特徴と機能異常を理解し、個体に与える影響を理解する。 4.疾患の診断、治療法と予防法の確立に向けた病理学の意義を理解する。 2 年 【到達目標】 1.病理解剖(剖検)、病理組織・細胞診断の医療における意義について説明できる。 2.疾患の形態的特徴と機能異常の特性を分子・細胞・組織・臓器・個体レベルで説明できる。 3.日本人の3大死因を例に、それぞれの疾患の病理学的特徴を説明できる。 4.日本における死因の特徴について、時代的変遷、地域的、性別、年齢別に説明することができる。 3 年 【授業計画】 回数 題 目 内 容 4 年 1 9/28 病理学の領域 病理学の概要 居 石 2 10/5 細胞・組織とその障害 細胞・組織の基本的構造と障害時の変化 居 石 3 10/12 再生と修復 細胞、組織の再生、修復機序と創傷治癒 居 石 4 10/19 炎症⑴ 炎症の種類と発生機序と転帰 居 石 5 10/26 炎症⑵ 〃 居 石 6 11/2 循環障害⑴ 局所、全身性循環障害の種類と発生機序と転帰 鬼 丸 7 11/9 循環障害⑵ 〃 鬼 丸 8 11/16 免疫とアレルギー⑴ 免疫の仕組みと免疫応答の基本的機序 鬼 丸 9 11/30 免疫とアレルギー⑵ 感染症 自己免疫疾患、病原微生物の種類と感染症の成り立ち 鬼 丸 10 12/7 代謝異常 主な代謝性疾患(脂質、糖質、タンパク質など)と生活習慣病 居 石 11 12/14 老化と老年病 生命の危機 老化に伴う主な組織・臓器変化と主な死因と誘因病態 居 石 12 12/21 腫瘍⑴ 腫瘍の定義と主な癌化機序 居 石 13 1/11 腫瘍⑵ 主な臓器腫瘍と転移機序 居 石 14 1/18 先天異常 新生児の病理 主な先天異常と新生児に特徴的な疾患 居 石 15 1/25 まとめと評価 【教科書】 カラーで学べる病理学 第4版 , ヌーヴェルヒロカワ, 渡辺照男編集 【参考書】 適宜提示した参考書ならびにプリント 【事前学習 ・ 事後学習】 事前学習:シラバスの参照及びテキストを読み、次回の講義内容について予習すること 事後学習:講義の内容をノートにまとめ、学びを深めること 【成績評価方法】 科目修了試験 100% 【備 考】 27 担当者 居 石 必・選 単位数 学年 学期 病 態・ 疾 病 論 Ⅰ 必修 1 単位 1年 後期 担 当 教 員 シラバス 授 業 科 目 名 別紙記載 【科目名の英文】PathologyⅠ 1 年 【授業概要】 疾病の成り立ちと回復過程の総論を学び、看護の基礎としての健康障害をもった人の病態と治療を学習する。その上で、もっ とも基礎となる呼吸器、消化器、循環器の病態生理、症状、検査・治療を学習する。看護実践に活用できる、看護に必要 な知識を習得する。 2 年 【到達目標】 ⑴ 病態疾病論の学び方や疾病の診断から治療までの一連を説明することができる。 ⑵ 呼吸器内科・循環器内科・消化器内科疾患の病態と診断・治療過程を理解することができる。 (原因・症状・経過(予後)・検査・診断・治療) 回数 1 2 題 目 内 容 疾病の成り立ちと回復過程総論 病態疾病論を捉える視点(疾病とは形態面・機能面に異常をきたした状 態であるという観点)と、科目構成等のガイダンス 呼吸器内科疾患 呼吸器疾患(内科)について病態、検査と診断、症状と予後、治療 教科書:① 3 年 【授業計画】 担当者 4 5 6 別 7 8 9 4 年 3 循環器内科疾患 循環器疾患(内科)について病態、検査と診断、症状と予後、治療 教科書:② 10 紙 記 載 11 12 13 消化器内科疾患 消化器疾患(内科)について病態、検査と診断、症状と予後、治療 教科書:③ 14 15 まとめと評価 【教科書】 ①系統看護学講座 成人看護学 [2] 呼吸器 ②系統看護学講座 成人看護学 [3] 循環器 ③系統看護学講座 成人看護学 [5] 消化器 【参考書】 【事前学習 ・ 事後学習】 事前学習:事前にテキストを読み、予習をしておくこと 事後学習:講義内容の重要ポイントを復習し、学びを深めること 【成績評価方法】 定期試験(筆記試験 100%)で評価する。 【備 考】 28 シラバス 授 業 科 目 名 必・選 単位数 学年 学期 カ ウン セリング 論 必修 1 単位 1年 後期 担 当 教 員 原 崎 聖 子 【科目名の英文】Counseling 1 年 【授業概要】 カウンセリングの内容・技法の学びの中で、カウンセラーの態度やクライエントの立場を理解するとともに多様なものの見方や 考え方があることを理解する。 2 年 【到達目標】 ① ② ③ ④ 看護師として患者様にどのような姿勢で接することが良いかについて考える。 自己の心身の健康を保つ事ができるよう生活に気をつける。 他者対応の際に役立つようにカウンセラーとして技法を学ぶ。 クライエントの立場を理解し受容する構えをつくる。 3 年 【授業計画】 回数 題 目 内 容 4 年 1 カウンセリングとは カウンセリングの基礎的考えを知る 原 崎 2 理想のカウンセラーとは カウンセラーに必要な条件を知る 原 崎 3 心について考える 心の動きと防衛機制 原 崎 4 心理学の流れ 心理学の歴史的流れとカウンセリングの起こり 原 崎 5 自分の性格向性を知る VAT向性検査実施 原 崎 6 他者から見た自分を知る VAT向性検査による自分の性格特性を知る 原 崎 7 カウンセリング法① 来談者中心療法について 原 崎 8 カウンセリングの流れ1 カウンセリングの全体と初期 原 崎 9 カウンセリングの流れ2 カウンセリングの中期から後期 原 崎 10 カウンセリング法② 認知療法について 原 崎 11 カウンセリング法③ 認知行動療法について 原 崎 12 カウンセラーの心得 カウンセラーが守るべき「枠」を知る 原 崎 13 心の変化に気づく DVDによる映画視聴(前半) 原 崎 14 心の変化に気づく DVDによる映画視聴(後半) 原 崎 15 まとめと評価 【教科書】 なし 【参考書】 カウンセリングの技法 國分康孝 誠信書房 【事前学習 ・ 事後学習】 事前学習:日常の中でカウンセリングを「する」と「受ける」のイメージつくりを意識する 事後学習:授業内容を確認し復習する 【成績評価方法】 受講態度(出席、提出物等)60%、試験 40%の予定。 【備 考】 Course Power に公開された資料の内容を確認しノートを完成させる。 29 担当者 原 崎 授 業 科 目 名 康 と 栄 養 単位数 学年 学期 必修 1 単位 1年 後期 担 当 教 員 シラバス 健 必・選 安 武 健 一 郎 【科目名の英文】Health and Nutrition 1 年 【授業概要】 食生活論で習得した食と健康に関する基礎知識を基に、栄養管理はすべての疾患治療に共通する基本的医療のひとつであ ることを認識し、対象者に適した栄養食事療法と看護の必要性について学ぶ。さらにチーム医療に関わる NST スタッフの一 員である視点から、看護の機能や役割について考えることができる。 食生活と栄養食事療法の意義・目的について説明できる。 チームで取り組む栄養管理の基礎知識を学習し、看護師としての役割について考えることができる。 病院給食の概要を知り、対象に適応した病院食の種類を述べることができる。 栄養補給法の種類と選択基準について説明できる。 各病態別の栄養食事療法の実践方法について説明できる。 各病態別の栄養食事療法における看護上の注意について説明できる。 3 年 ⑴ ⑵ ⑶ ⑷ ⑸ ⑹ 2 年 【到達目標】 【授業計画】 回数 題 目 内 容 担当者 栄養ケア・マネジメント 栄養食事療法の概要、栄養ケア・マネジメント、チーム医療 安 武 2 栄養補給法 経口栄養法、経管・経腸栄養法、経静脈栄養法 安 武 3 症状別の栄養食事療法 脱水・浮腫、やせ・過体重、便秘・下痢、摂食・嚥下障害 安 武 4 循環器疾患の栄養食事療法 高血圧症、動脈硬化症、虚血性心疾患、心不全 安 武 5 循環器、呼吸器疾患の栄養食事療法 脳血管疾患、誤嚥性肺炎、慢性閉塞性肺疾患 安 武 6 消化器疾患の栄養食事療法 消化性潰瘍、FD、IBS、IBD、短腸症候群、便秘・下痢 安 武 7 消化器疾患の栄養食事療法 慢性肝炎、脂肪肝、NASH、肝硬変症 安 武 8 消化器疾患の栄養食事療法 膵炎、胆石症・胆嚢炎、胃食道逆流症 安 武 9 腎疾患の栄養食事療法 慢性腎臓病(慢性糸球体腎炎、糖尿病性腎症)、透析(HD、PD) 安 武 10 代謝性疾患の栄養食事療法 肥満、PEM、栄養素欠乏症、糖尿病 安 武 11 代謝性疾患、貧血の栄養食事療法 脂質異常症、高尿酸血症・痛風、貧血 安 武 12 熱傷・褥瘡、がんの栄養食事療法 熱傷・褥瘡、精神・神経疾患、がん 安 武 13 術前・術後の栄養管理 ERAS プロトコール、術前食、術後食 安 武 14 ライフステージ別の栄養食事療法 妊娠悪阻、PIH、GDM、小児肥満、食物 AL、サルコペニア 安 武 15 まとめと評価 4 年 1 安 武 【教科書】 中村丁次 他: 「系統看護学講座 別巻 栄養食事療法」医学書院 中村丁次 他: 「系統看護学講座 専門基礎 3 人体の構造と機能[3]栄養学」医学書院(前期購入済) 日本糖尿病学会編: 「糖尿病食事療法のための食品交換表」文光堂 【参考書】 参考文献、参考資料等は授業の中で適宜提示する。 【事前学習 ・ 事後学習】 事前学習:シラバスを参照し、次回の講義内容について、予習すること 事後学習:講義で学習した内容を再確認し、理解を深めること 【成績評価方法】 科目修了試験 100% 【備 考】 30 シラバス 授 業 科 目 名 必・選 単位数 学年 学期 セ ル フ ケ ア 論 必修 1 単位 1年 後期 担 当 教 員 山 﨑 不 二 子 【科目名の英文】Introduction for Self-Care Theory in Nursing 1 年 【授業概要】 看護の対象である人間や看護に対する理解を深めるために、セルフケア論を基礎にセルフ、ケア、自己決定などに関連する 概念を理解する。また、オレムのセルフケア看護理論を具体的な事例を通して学習し、看護の機能と人間に関する基礎的知 識を学習する。 2 年 【到達目標】 1.セルフ、ケアの概念について説明できる 2.看護におけるセルフケアの変遷と関連する諸概念について説明できる 3.オレムのセルフケア看護論を述べることができる 3 年 【授業計画】 回数 題 目 1 セルフケアの概念 2 〃 4 年 3 セルフケアに関連する概念 内 容 担当者 オリエンテーション、セルフケアの概念と変遷 山 﨑 セルフケアに関連する諸概念(ボディイメージ、自己尊重、自己効力感、 SOC 等) 山 﨑 セルフケアに関連する諸概念(セルフエフィカシー、エンパワーメント、 アドヒアランス、コンコーダンス、自己決定) 山 﨑 4 〃 論文検索の方法 ( 演習 ) 5 〃 演習(個人ワーク) 山 﨑 6 〃 演習(個人ワーク) 山 﨑 7 〃 演習(個人ワーク) 山 﨑 8 〃 演習(個人ワークの発表) 山 﨑 9 〃 プレゼンテーション、小論文の構成 山 﨑 10 〃 グループ発表の準備 ・ 役割分担 山 﨑 グループワークの発表① 山 﨑 グループワークの発表② 山 﨑 13 グループワークの発表③ 山 﨑 14 オレムセルフケア理論 山 﨑 まとめ・評価 山 﨑 11 オレム看護理論 12 15 〃 まとめと評価 鶴・山﨑 【教科書】 指定しない 【参考書】 学内ネットワークを通じて紹介する。 【事前学習 ・ 事後学習】 事前学習:セルフケア看護理論に関する文献を事前に学習し、理解を深めること 事後学習:セルフケに関連する概念が、専門看護分野においてどのように活用できるか理解を深めること 【成績評価方法】 小論文・レポート、グループ発表への参加等総合的に評価する。 【備 考】 学内ネットワークを利用し、参考文献等を紹介する。 31 授 業 科 目 名 護 学 概 論 単位数 学年 学期 必修 1 単位 1年 前期 担 当 教 員 シラバス 看 必・選 星 美 和 子 【科目名の英文】Principles of Nursing 2 年 【到達目標】 1.看護の概念について、歴史的発展の過程ならびに看護理論から説明できる。 2.看護のメタパラダイムである人間、健康、環境、看護について説明できる。 3.健康に関連した課題を持つ人々の体験と、そこに看護がなし得るパワー(力)を説明することができる。 4.看護活動の場と医療チームにおける看護の役割、専門性について説明できる。 5.国際貢献と社会貢献に向けた看護サービス提供者としての今後の課題について考えをまとめることができる。 題 目 内 容 担当者 看護とは 看護学の構造 星 2 看護の歴史 看護の変遷と看護の定義 星 3 看護のメタパラダイム 看護のメタパラダイム(人間、健康、環境、看護) 星 4 看護のメタパラダイム 人間の捉え方 星 5 看護のメタパラダイム 健康の捉え方 星 6 看護実践のための基準 免許と看護制度、保健師助産師看護師法、チーム医療における看護の役割 と専門性 星 看護サービス提供の場と 看護の役割 看護サービス提供の場(医療施設、介護保険施設、訪問看護ステーション等) における看護の役割 星 10 看護における倫理 看護実践における倫理的課題への取り組み 星 11 看護の提供のしくみ 看護サービスの管理 星 12 看護をめぐる制度と政策 看護政策及び看護サービスと経済のしくみ 星 13 医療安全と医療の質保証 看護と医療事故 星 14 広がる看護の活動領域 国際化と看護 星 15 まとめと評価 4 年 1 7~ 9 3 年 【授業計画】 回数 1 年 【授業概要】 看護とは何か、看護学とは何か、歴史的な発展の過程ならびに看護理論を通して学ぶ。さらに、看護を取り巻く社会状況と 保健・医療・福祉の動向を展望し、看護の位置づけと役割の重要性を理解する。看護の構成概念である人間、健康、環境、 看護について理解し、看護専門職者として担うヒューマンケアリングに必要な看護の基礎知識・態度および看護倫理を学ぶ。 星 【教科書】 松木光子 看護学概論:看護とは,看護とは ヌーヴェルヒロカワ ナイチンゲール , F.(1860).Notes on Nursing: What is, and what is not./ 小林章夫他訳(1998). 対訳看護覚え書き .うぶすな書院 ヘンダーソン, V.(1960) ) . Basic Principle on Nursing Care./ 湯槇ます他訳 (2008) . . 看護の基本となるもの . 日本看護協会出版 看護者の基本的責務:定義・概念/基本法/倫理(新版). 日本看護協会出版 【参考書】 適宜紹介する。 【事前学習 ・ 事後学習】 事前学習:講義内容に該当する教科書を予め読んで授業に臨むこと。 事後学習:講義内容の重要ポイントを復習し、理解を深めること。 【成績評価方法】 授業への貢献度(10%)、課題(30%)、小テスト(20%)、試験(40%) 【備 考】 ・資料配信や連絡にはコースパワーを使用することがあります。定期的に確認して下さい。 ・本科目の単位が取得できない場合は、基礎看護学実習(2 年次)の履修ができません。 32 授 業 科 目 名 シラバス 看 護 理 論 必・選 単位数 学年 学期 必修 1 単位 1年 後期 担 当 教 員 星 美 和 子 【科目名の英文】Nursing Theory 1 年 【授業概要】 2 年 1.看護実践において用いられる看護理論の変遷と主要な看護理論について、看護の哲学と看護の科学性、さらに看護実 践の本質との関連から学ぶ。 2.看護理論に関する主要な概念と定義及び人間、環境、健康、看護の視点からその特性と理論の限界について学ぶ。 3.看護理論が看護専門職としての実践・教育・研究の機能を方向付けることを学ぶ。 4.代表的な看護理論について意見交換し看護とは何かを考察する。 【到達目標】 3 年 1.主要な看護理論家の看護概念について、人間、環境、健康、看護の視点から述べることができる。 2.看護実践の過程を生成するための理論体系の必要性と限界を述べることができる 3.理論を適用して現象を理解し、説明することができる。 4.代表的な看護理論を学習し、グループ内で積極的に意見交換することができる 【授業計画】 回数 題 目 内 容 4 年 1 看護理論とは 看護理論とは 2 看護理論の変遷と批評 看護理論の歴史的観点、看護理論の変遷、理論の分析と評価 3 発表とまとめ グループ発表とまとめ 4 発表とまとめ グループ発表とまとめ 5 発表とまとめ グループ発表とまとめ 6 発表とまとめ グループ発表とまとめ 7 看護理論のまとめ 中範囲理論 8 まとめと評価 担当者 星 【教科書】 筒井真優美(編) 看護理論:看護理論 20 の理解と実践への応用 南江堂 ナイチンゲール , F.(1860)).Notes on Nursing: What is, and what is not./ 小林章夫他訳(1998). 対訳 看護覚え書き .うぶすな書院 V. ヘンダーソン 湯槇ます他訳 看護の基本となるもの 日本看護協会出版会 【参考書】 適宜紹介する。 【事前学習 ・ 事後学習】 事前学習:授業内容に関する部分の教科書を読んでおくこと。 事後学習:講義内容の重要ポイントを復習し、理解を深めること。 【成績評価方法】 グループ発表(30%)、授業・発表への貢献度(15%)、小テスト・課題(30%)、試験(25%) 【備 考】 コースパワーを利用して資料配信や連絡をします。定期的に確認して下さい。 33 必・選 単位数 学年 学期 ヒューマンケアリング論Ⅰ 必修 1 単位 1年 前期 担 当 教 員 シラバス 授 業 科 目 名 前 田 三 枝 子 【科目名の英文】Human Caring Ⅰ 2 年 【到達目標】 3 年 メイヤロフとワトソンを中心とし、ヒューマンケアリングに関する基本概念を理解し、これまでの経験におけるヒューマンケア リングについて考察する。 ・ヒューマンケアリングの基本概念について説明できる。 ・ヒューマンケアリングの基本概念を用いて自己のこれまでの体験を分析する。 ・ヒューマンケアリングとは何かについて考察し、自分の言葉で表現する。 ・既習のレポートの書き方を活用し、規定の書式に沿ったレポートを書くことができる。 【授業計画】 回数 題 目 内 容 担当者 前 田 2 ケアリングの基本概念 グループ討議を通してメイヤロフの 8 つのケア要素とシスター・M・ローチの 6 つの C(ケアすること)を自己の体験と結びつけて理解する。 事前課題 : 「ケアの本質」2 章と 3 章、配布資料のローチのケアの 6C を読み、要 点を整理してくる。 前 田 3 ヒューマンケアリングの 科学としての看護学 看護学の視座から見たヒューマンケアの特徴や従来の医学との相違を明らかにする ことから、看護におけるヒューマンケアリングの目的および道徳的基盤を理解する。 「ワトソン看護論」1 章~ 3 章を読み、要点を整理してくる。 事前課題 : 前 田 4 ヒューマンケアリングの 本質と価値 ・ケアリングの必要十分条件、価値観に関連する前提を理解する。 ・ケアリングとノンケアリングの対比からケアリングの概念を理解する。 ・10 のケア因子 / カリタスプロセスからワトソンの価値体系を理解する。 事前課題 : 「ワトソン看護論」4 章を読み、要点を整理してくる。 前 田 5 看護の主題としての ヒューマンライフ ヒューマンケアリングにおける「信念」「ライフ(生)、健康、不健康、ケアの目標を 明らかにする。 「ワトソン看護論」6 章を読み、要点を整理してくる。 事前課題 : 前 田 6 トランスパーソナル ケアリング 相互主観性(間主観性)とは何か、その意味と存在条件を明らかにする。 事前課題 : 「ワトソン看護論」7 章を読み、要点を整理してくる。 前 田 7 患者に寄り添うことと 相互成長 マーガレット・ニューマンの拡張する意識としての健康の概念とケアリングにより看護 が作り出す違いを理解する。 事前課題 :配布のケアリングプラクチスの事例を読んで、分からない専門用語を調 べてくる。 前 田 8 まとめ(評価) 4 年 ケアリングの基本概念 看護がサイエンスでありアートである意味 ケアとケアリングの語源、定義 事前課題 : 「ケアの本質」序と第 1 章を読みこなし、要点をまとめてくる。 1 1 年 【授業概要】 ケアの基本概念を理解したうえで、ヒューマンケアリングの科学としての看護学、看護におけるヒューマンケアリング、ヒュー マンケアリングの本質と看護におけるケアリングの価値、看護の主題としてのヒューマンライフ、トランスパーソナルケアリング、 拡張する意識としての健康概念の学習を通して、看護のサイエンスとアートの均衡を保つなかでの看護のあり方について学習 する。 前 田 【教科書】 ①ミルトン・メイヤロフ著、田村真也・向野宣之訳: 「ケアの本質」、ゆみる出版、1998 ②ジーン・ワトソン著、稲岡文昭・稲岡光子訳: 「ワトソン看護論 ヒューマンケアリングの科学」、医学書院、 第 2 版、2014 【参考書】 随時紹介する 【事前学習 ・ 事後学習】 ・必ず指定された事前課題を実施して授業に臨む。授業後論点を再度整理しておく。 【成績評価方法】 筆記試験 50%、課題レポートおよび授業参加度 50% 【備 考】 課題レポートはコースパワーを利用し提出する。 34 シラバス 授 業 科 目 名 必・選 単位数 学年 学期 基 礎 看 護 学 方 法 論Ⅰ 必修 2 単位 1年 前期 担 当 教 員 ○吉武 美佐子・藤川 真紀 吉野 拓未 他 【科目名の英文】Methods of Fundamental Nursing(Basic Nursing Skills) 1 年 【授業概要】 看護実践の基本となる「技術」の意味と基本的看護技術について理解する。人間関係を成立し発展させる技術を基盤に安全・安楽・自立 および対象者の個別性を重視した看護実践の方法を理解する。 【到達目標】 2 年 1.コミュニケーションの概念、構成要素について説明できる。 2.自己理解と他者理解を深め、看護における援助的人間関係について説明できる。 3.患者の安全・安楽・自立の意義と阻害する因子が説明できる。 4.療養の場で起こりやすい事故に対して、安全管理対策の必要性が説明できる。 5.安全を守るための基本技術(標準予防策(スタンダード - プリコーション)、無菌操作、感染性廃棄物の取り扱いなど)について説明し 実施できる。 6.看護実践に必要な観察・記録・報告の意義と方法について説明できる。 3 年 【授業計画】 回数 題 目 内 容 担当者 4 年 1 基礎看護学方法論Ⅰ・Ⅱガイダンス 看護技術の基本 2 人間関係を発展させる技術① コミュニケーション技術 3 人間関係を発展させる技術② 接近性コミュニケーション、効果的なコミュニケーションの実際 青 山 4 安全を守る技術・安楽を守る技術① 事故防止の技術 看護と安全、看護の倫理と人権擁護 医療事故の実態と看護の責任 青 山 5 安全を守る技術・安楽を守る技術② 環境整備技術 病室・病床環境とは 病床の安全 藤 川 6 安全を守る技術・安楽を守る技術③ 環境整備技術 7 安全を守るための基本技術④ 安全で効率よい体の使い方 ボディメカニクス 藤 川 8 安全を守るための基本技術⑤ 感染防止の技術 感染防止の基礎知識、スタンダード - プリコーション、 感染経路別予防策 吉 武 9 安全を守るための基本技術⑥ 感染防止の技術 洗浄・消毒・滅菌、感染性廃棄物の取り扱い 吉 武 10 安全を守るための基本技術⑦ 感染防止の技術 【演習】 手指消毒・実習室オリエンテ-ション 12 安全を守るための基本技術⑧ 感染防止の技術 【演習】無菌操作 13 看護技術としての観察・記録・報告① 観察の目的と方法 ・観察の視点と内容、観察の過程、看護記録の 意義と法的意義、記録の原則と注意事項 吉 野 14 看護技術としての観察・記録・報告② 記録の管理と情報の開示、記録の実際(プロセスレコ-ド) 吉 野 15 まとめと評価 総括 吉 武 11 技術の一般概念、看護技術の特殊性、看護技術の基本 (安全・安楽・ 自立・個別性) コミュニケーションの基本概念、種類、構成要素、コミュニケーション プロセス・阻害因子、医療・看護におけるコミュニケーション 看護理論とコミュニケ-ション 【演習】病床環境のアセスメント・環境測定 青 山 青 山 藤川・吉野 他 吉武・藤川・吉野 他 【教科書】 茂野香おる他;系統看護学講座専門分野Ⅰ 基礎看護学〔2〕基礎看護技術Ⅰ、医学書院 藤崎郁他;系統看護学講座専門分野Ⅰ 基礎看護学〔3〕基礎看護技術Ⅱ、医学書院 【参考書】 竹尾恵子監修;看護技術プラクティス(第 3 版)、学研 山口瑞穂子編集;看護技術 講義・演習ノート下巻〔新訂版〕、サイオ出版 【事前学習 ・ 事後学習】 事前学習:演習には、教科書およびその他の文献を用いて課題レポートを記載し、臨むこと 事後学習:演習後、事後レポートを教科書およびその他の文献を用いて記載し、学びを深めること 【成績評価方法】 授業への貢献度(10%)、課題レポート(30%)、筆記試験(60%) 【備 考】 ナーシングスキル・PC のストリ-ミング等を見て予習をして臨むこと 講義・演習態度が著しく悪い場合は、総合得点から減点する 2 年次の基礎看護学実習を履修するためには、この科目の単位を修得していなければならない 35 必・選 単位数 学年 学期 基 礎 看 護 学 方 法 論Ⅱ 必修 3 単位 1年 通年 (前期) 担 当 教 員 ○藤川 真紀・吉武 美佐子 吉野 拓未 他 シラバス 授 業 科 目 名 【科目名の英文】Methods of Fundamental Nursing(Life Support Skills) 1 年 【授業概要】 日常生活の援助を受ける人の心情について理解を深め、対象のニーズを生理的・心理的・社会的側面からアセスメントする方 法を学ぶ。そして、対象者の状況や状態にあった援助を安全・安楽・自立・個別性の視点で適切に実践するために、基礎的 な知識と看護技術を習得する。 2 年 【到達目標】 3 年 1.生活環境の調整の意義と看護者の役割を理解し、適切な療養環境を提供する技術を習得する。 2.活動と睡眠および休息の意義について理解し、安全・安楽・自立・個別性に配慮した援助技術を習得する。 3.健康生活を維持発展するために必要な栄養と食について理解を深め、健康問題に対応し個人の健康ニーズを満たすため の援助方法を身につける。 4.排泄の意義および重要性について理解し、対象に応じた適切な援助方法を身につける。 5.人間にとっての清潔の意義を理解し、保護に関するアセスメント結果から必要な介入方法を選択し援助が実施できる。 【授業計画】 回数 題 目 内 容 担当者 環境調整技術 環境調整技術方法論 藤 川 2・3 環境調整技術 【演習】ベッドメイキング 藤川・吉武・吉野 他 4・5 活動・休息援助技術 6・7 活動・休息援助技術 【演習】体位変換、起き上がり介助、歩行介助 移送(車椅子、ストレッチャー) 藤川・吉武・吉野 他 8・9 活動・休息援助技術 【演習】体位変換、起き上がり介助、歩行介助 移送(車椅子、ストレッチャー) 藤川・吉武・吉野 他 10 環境調整技術 活動・休息援助技術 【演習】技術の統合(リネン交換); ベッドメイキング・体位変換・ ボディメカニクス・観察・コミュニケ-ション 藤川・吉武・吉野 他 11・12 食事援助技術 13・14 食事援助技術 15 まとめと評価 睡眠・休息の基礎知識(意義、メカニズム、アセスメント)、 睡眠・休息の援助 4 年 1 藤 川 食事援助の基礎知識(意義・消化吸収のメカニズム、 アセスメント)食事援助方法 経管栄養 【演習】食事援助(手浴、口腔ケア含む) 藤 川 藤川・吉野 他 藤 川 【教科書】 茂野香おる他;系統看護学講座専門分野Ⅰ 基礎看護学〔2〕基礎看護技術Ⅰ、医学書院 藤崎郁他;系統看護学講座専門分野Ⅰ 基礎看護学〔3〕基礎看護技術Ⅱ、医学書院 【参考書】 竹尾恵子監修;看護技術プラクティス(第 3 版)、学研 山口瑞穂子編集;看護技術 講義・演習ノート上巻〔新訂版〕、サイオ出版 山口瑞穂子編集;看護技術 講義・演習ノート下巻〔新訂版〕、サイオ出版 【事前学習 ・ 事後学習】 事前学習:演習には、教科書およびその他の文献を用いて課題レポートを記載し、臨むこと 事後学習:演習後、事後レポートを教科書およびその他の文献を用いて記載し、学びを深めること 【成績評価方法】 授業への貢献度(10%)、課題レポート(20%)、実技試験(20%)、筆記試験(50%) 【備 考】 ナーシングスキル・PC のストリ-ミング等を見て予習をして臨むこと。 講義・演習態度が著しく悪い場合は、総合得点から減点する。 36 シラバス 授 業 科 目 名 必・選 単位数 学年 学期 基 礎 看 護 学 方 法 論Ⅱ 必修 3 単位 1年 通年 (後期) 担 当 教 員 ○藤川 真紀・吉武 美佐子 吉野 拓未 他 【科目名の英文】Methods of Fundamental Nursing(Life Support Skills) 1 年 【授業概要】 日常生活の援助を受ける人の心情について理解を深め、対象のニーズを生理的・心理的・社会的側面からアセスメントする方 法を学ぶ。そして、対象者の状況や状態にあった援助を安全・安楽・自立・個別性の視点で適切に実践するために、基礎的 な知識と看護技術を習得する。 2 年 【到達目標】 3 年 1.生活環境の調整の意義と看護者の役割を理解し、適切な療養環境を提供する技術を習得する。 2.活動と睡眠および休息の意義について理解し、安全・安楽・自立・個別性に配慮した援助技術を習得する。 3.健康生活を維持発展するために必要な栄養と食について理解を深め、健康問題に対応し個人の健康ニーズを満たすため の援助方法を身につける。 4.排泄の意義および重要性について理解し、対象に応じた適切な援助方法を身につける。 5.人間にとっての清潔の意義を理解し、保護に関するアセスメント結果から必要な介入方法を選択し援助が実施できる。 【授業計画】 4 年 回数 題 目 内 容 担当者 1 清潔・衣生活援助技術 清潔援助方法論 吉 武 2・3 清潔・衣生活援助技術 清潔援助方法論 吉 武 4・5 清潔・衣生活援助技術 【演習】洗髪・全身清拭・足浴・陰部洗浄 吉武・藤川・吉野 他 6・7 清潔・衣生活援助技術 【演習】洗髪・全身清拭・足浴・陰部洗浄 吉武・藤川・吉野 他 8・9 清潔・衣生活援助技術 【演習】洗髪・全身清拭・足浴・陰部洗浄 吉武・藤川・吉野 他 10・11 排泄援助技術 排泄援助の基礎知識 吉 武 12・13 排泄援助技術 【演習】自然排泄への援助 (便尿器、おむつ交換、ポータブルトイレの使用) 吉武・藤川 他 14・15 排泄援助技術 【演習】 一時的導尿、浣腸 吉武・藤川 他 16・17 援助技術まとめ 【演習】援助技術まとめ 吉武・藤川 他 18 ・19 実技の評価 看護技術項目の詳細評価 吉武・藤川・吉野 他 20 ・21 実技の評価 看護技術項目の詳細評価 吉武・藤川・吉野 他 22 実技試験の振り返り 実技テストの結果好評 藤 川 23 まとめと評価 総括 藤 川 【教科書】 茂野香おる他;系統看護学講座専門分野Ⅰ 基礎看護学〔2〕基礎看護技術Ⅰ、医学書院 藤崎郁他;系統看護学講座専門分野Ⅰ 基礎看護学〔3〕基礎看護技術Ⅱ、医学書院 【参考書】 竹尾恵子監修;看護技術プラクティス(第 3 版)、学研 山口瑞穂子編集;看護技術 講義・演習ノート上巻〔新訂版〕、サイオ出版 山口瑞穂子編集;看護技術 講義・演習ノート下巻〔新訂版〕、サイオ出版 【事前学習 ・ 事後学習】 事前学習:演習には、教科書およびその他の文献を用いて課題レポートを記載し、臨むこと 事後学習:演習後、事後レポートを教科書およびその他の文献を用いて記載し、学びを深めること 【成績評価方法】 授業への貢献度(10%)、課題レポート(20%)、実技試験(20%)、筆記試験(50%) 【備 考】 ナーシングスキル・ PC のストリ-ミング等を見て予習をして臨むこと。 講義・演習態度が著しく悪い場合は、総合得点から減点する。 37 必・選 単位数 学年 学期 フィジカルアセスメント 必修 1 単位 1年 後期 担 当 教 員 ○吉武 美佐子・藤川 真紀 吉野 拓未 他 シラバス 授 業 科 目 名 【科目名の英文】Physical Assessment 1 年 【授業概要】 看護の対象となる人々を理解する1つの技法であるヘルスアセスメントについて、その重要性を学習するとともに、基本的技術・ 態度を習得する。 【到達目標】 2 年 ⑴ ヘルスアセスメントの意義と目的を理解し、必要とされる技術を学ぶことができる。 ⑵ バイタルサインの測定の意義を理解し、正しく測定し評価することができる。 ⑶ フィジカルアセスメントの意義を理解した上で、対象者の状態を適切な技術を用いて系統別にアセスメントができる。 【授業計画】 回数 題 目 担当者 吉 武 ヘルスアセスメント 2 バイタルサイン バイタルサインに関する基礎知識、バイタルサインの観察 吉 武 3 バイタルサイン バイタルサインに関する基礎知識、バイタルサインの観察 吉 武 4 バイタルサイン 【演習】バイタルサイン測定:脈拍・呼吸・体温 吉武・藤川・吉野 他 5 バイタルサイン 【演習】バイタルサイン測定:血圧測定 吉武・藤川・吉野 他 6 フィジカルアセスメント技術 呼吸のみかた、循環器系のみかた 吉 武 7 フィジカルアセスメント技術 呼吸のみかた、循環器系のみかた 吉 武 8 フィジカルアセスメント技術 【演習】呼吸器系の診察技術 吉武・藤川 他 9 フィジカルアセスメント技術 【演習】循環器系の診察技術 吉武・藤川 他 10 フィジカルアセスメント技術 乳房、腋窩、腹部、筋・骨格系、神経系、頭頸部と感覚 器のみかた 吉 野 11 フィジカルアセスメント技術 乳房、腋窩、腹部、筋・骨格系、神経系、頭頸部と感覚 器のみかた 吉 野 12 フィジカルアセスメント技術 乳房、腋窩、腹部、筋・骨格系、神経系、頭頸部と感覚 器のみかた 吉 野 13・14 フィジカルアセスメント技術 【演習】身体計測、腹部、筋・骨格系、神経系、頭頸部と 感覚器のみかた 吉武・藤川・吉野 他 15 まとめと評価 総括 4 年 1 3 年 内 容 ガイダンス、ヘルスアセスメントの意義、フィジカルアセス メントとは、全身の外観、身体計測 吉 武 【教科書】 茂野香おる他;系統看護学講座専門分野Ⅰ 基礎看護学〔2〕基礎看護技術Ⅰ、医学書院 【参考書】 山内豊明;フィジカルアセスメントブック 目と手と耳でここまでわかる、医学書院 山口瑞穂子編集;看護技術 講義・演習ノート下巻〔新訂版〕、サイオ出版 日野原重明監修;フィジカルアセスメント ナースに必要な診断の知識と技術 第 4 版、医学書院 藤崎郁;フィジカルアセスメント完全ガイド、学研研究社 【事前学習 ・ 事後学習】 事前学習:演習には、教科書およびその他の文献を用いて課題レポートを記載し、臨むこと 事後学習:演習後、事後レポートを教科書およびその他の文献を用いて記載し、学びを深めること 【成績評価方法】 授業への貢献度(10%)、課題レポート(30%)、筆記試験(60%) 【備 考】 ナーシングスキル・PC のストリ-ミング等を見て予習をして臨むこと 講義・演習態度が著しく悪い場合は、総合得点から減点する 38 授 業 科 目 名 シラバス 家 族 看 護 論 必・選 単位数 学年 学期 必修 1 単位 1年 後期 担 当 教 員 ○福澤 雪子・齋藤 武 【科目名の英文】Family Nursing 1 年 【授業概要】 家族看護は、看護の対象として家族を「1 単位の生命体」と捉え、家族の健康を支援することを目的とする。家族看護論を 学ぶ目的は、 「家族」に関する諸理論を学び、個人と集団が主体的に QOL を高め、健康保持と問題解決を支援するための、 基礎的な知識と方法を理解する。さらに現代社会の家族にかかわる問題と看護領域における家族看護への関心を高める。 2 年 【到達目標】 1.自己の家族観を確認し、看護における家族の重要性を理解する。 2. 「家族」に関する諸理論から家族の機能・構造・役割・発達などを理解する。 3.現代社会における家族の健康問題や危機的状況について理解を深める。 4.家族に対する看護援助方法と評価プロセスについて理解する。 3 年 【授業計画】 回数 題 目 内 容 現代社会における家族 家族とは何か 家族看護と各看護学の関連 看護の変化と家族看護の起こり 家族の機能・形態 3 4 5 家族看護学における対象理解 発達する家族 システムとしての家族 家族を理解するポイント(講義・演習) 家族像の形成 6 7 家族看護における 目標・看護過程・評価 健康な家族についての考え方 家族とのパートナーシップ 家族の健康を引き出す看護過程 8 代表的なアセスメントモデル 海外のアセスメントモデル 日本のアセスメントモデル 9 家族を取り巻く 社会的・文化的背景 現代日本の家族 家族と地域社会 10 11 12 13 事例の検討 グループ学習 事例を読み解き、課題レポートにまとめる 課題の発表と学習の共有 14 特別講義 家族ケア 15 まとめと評価 1 2 4 年 【教科書】 山崎あけみ・原礼子「家族看護学」南江堂 【参考書】 適宜紹介する。 【事前学習 ・ 事後学習】 事前学習:ジエノグラム・エコマップの課題に取り組む。疾患知識は自己学習で補う。 事後学習:返却された課題の修正を行い、理解を深めること。 【成績評価方法】 課題レポート 50%、定期試験の成績 50%による総合評価。 【備 考】 学内ネットワークを利用して課題を提示する。 39 担当者 福 澤 齋 藤 福 澤 必・選 単位数 学年 学期 成 人 看 護 学 概 論 必修 1 単位 1年 後期 担 当 教 員 シラバス 授 業 科 目 名 福 井 幸 子 【科目名の英文】Principles of Adult Nursing 2 年 【到達目標】 3 年 1.ライフサイクルからみた成人期の特徴を、身体的・精神的・社会的側面、ならびに、人間の発達・生活という側面から説 明することができる。 2.成人期にある人の健康に影響をおよぼす要因について説明することができる。 3.成人期にある人に提供される医療・保健サービスについて説明することができる。 4.成人期にある人の健康課題を解決するために必要な概念や理論について説明することができる。 5.これからの成人看護の目的や機能、役割、今後の課題について考えることができる。 【授業計画】 回数 題 目 内 容 1 年 【授業概要】 ライフサイクルにおける成人期の人を、身体的・精神的・社会的特徴と、ライフスタイルがもたらす健康障害について理解する。 成人の健康破綻と生活との関連、成人への看護アプローチの基本、成人の健康レベルに応じた看護について学ぶ。 担当者 成人看護学の構造と成人看護学概論の位置付け 成人とは ライフサイクルにおける成人期 成人期のライフイベント 成人各期と心身の発達とその過程 福 井 2 成人の生活と健康 加齢・生活、社会が健康に及ぼす影響 健康が生活や社会へ及ぼす影響 ライフイベントや社会の動きと健康 健康破綻が個人の生活へ及ぼす影響 健康破綻が家族や社会へ及ぼす影響 福 井 3 成人を対象とした医療・保健サービス(活動) 成人の健康を護るためのシステム と提供システム チーム医療 4 5 6 成人看護を提供するうえで必要な概念や 基礎理論 成人期にある人とその家族に対する看護の教 育的援助 さまざまな健康レベル ・予防の概念(ゼロ次~三次予防)と看護 成人看護に活用する理論 ・セルフケア理論を中心に 成人の生活における学習の重要性 成人学習理論 福 井 7 成人看護の目的と機能、役割 これからの成人看護の展望 成人看護の目的を達成するための援助技術 倫理的課題と人権の尊重・擁護 福 井 8 まとめと評価 4 年 1 オリエンテーション 成人看護学概論の位置づけ 成人期の理解 人の人生、生きていく過程 成人の発達と健康 福 井 福 井 【教科書】 系統看護学講座 成人看護学総論 医学書院、国民衛生の動向(2016 ~ 2017) 【参考書】 参考文献、資料等は授業の中で適宜提示する。 【事前学習 ・ 事後学習】 事前学習:事前配布資料・テキストなどは予め読み、疑問点などはチェックして授業に参加する。 事後学習:配布資料を読んで整理する。授業内容の重要ポイントを復習し、理解を深める。 【成績評価方法】 定期試験(80%)、レポート(20%)で評価する。 【備 考】 学内ネットワークを利用した課題の提示やレポートの提出を行う。 30 分以上の遅刻・早退は欠席とする。 40 シラバス 授 業 科 目 名 必・選 単位数 学年 学期 公 衆 衛生 看 護 学 概 論 必修 2 単位 1年 後期 担 当 教 員 ○松尾 和枝・酒井 康江 山田 小織・光安 梢 他 【科目名の英文】Principles of Public Health Nursing 1 年 【授業概要】 公衆衛生看護学の理念や目的、歴史的変遷等の成立基盤を学び、公衆衛生看護活動の場や対象、活動方法の特性を理 解する。社会環境に関連した健康課題を把握し、わが国において人々の健康を保持増進させる看護体制と保健師の役割・ 機能について理解する。 2 年 【到達目標】 3 年 1.公衆衛生看護学の基本的な理念や目的について理解できる。 2.公衆衛生看護活動の法的根拠や歴史的変遷について理解できる。 3.社会環境の変化とそれに伴う健康課題について理解できる。 4.公衆衛生看護活動の拠点となる保健所・保健センターの特徴が理解できる。 5.公衆衛生看護活動の対象や活動方法の特徴が理解できる。 6.人々の健康を保持増進させる為の看護体制と保健師の役割・機能が理解できる。 【授業計画】 回数 1 題 目 プロローグ 内 容 4 年 授業概要 課題説明 ~公衆衛生看護活動について考えよう①~ 2 公衆衛生看護学の理念 3 社会環境の変化と健康課題 公衆衛生看護活動の法的根拠 4〜6 公衆衛生看護学の 概念と定義 (テーマ別公衆衛生看護活動演習) 演習概要説明、事前学習 7 公衆衛生看護学の歴史と変遷 8 公衆衛生看護活動の実際 9.10 11 テーマ別 公衆衛生看護活動演習 12.13 14 演習の実際 ~保健所・保健センター見学~ 学びの整理、発表準備 担当者 酒 井 松 尾 松尾・酒井 山田・光安 松 尾 松尾 外部講師 松尾・酒井 山田・光安 事後発表会 まとめ 公衆衛生看護のまとめ(対象・場・方法) ~公衆衛生看護活動について考えよう②~ 15 評 価 山田 酒井 松 尾 【教科書】 「公衆衛生看護学 .jp」インターメディカル 【参考書】 「国民衛生の動向」厚生統計協会、 「公衆衛生看護学概論」メヂカルフレンド 【事前学習 ・ 事後学習】 事前学習:毎回、授業で提示される事前課題に取組み次の授業に備える。 事後学習:テキストや配布プリント等を使い、その日のポイントを復習する。 【成績評価方法】 定期試験 60%、提出課題(記述内容と提出状況)および授業態度(参加度・役割遂行状況)40% 【備 考】 ・学外施設見学を行う。 ・学内ネットワークを利用した課題提出を行います。 ・目標達成のために、自ら進んで発言し行動することが求められます。 ・また、待ちの姿勢で答えを得るのではなく、自分で探求し答えを導き出す能力も必要です。 41
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