科目名 授業担当代表教員 ページ数 心理学概論 佐藤 信雄 ・・・・・・・・ 1 食生活論 荒井 三津子 ・・・・・・・・ 2 日本国憲法 山田 哲 ・・・・・・・・ 3 現代社会と福祉 石田 裕二 ・・・・・・・・ 4 現代社会とキャリアプラン 前野 哲重 ・・・・・・・・ 5 現代社会論 野崎 剛毅 ・・・・・・・・ 6 生命科学 荒井 三津子 ・・・・・・・・ 7 統計の基礎 松岡 審爾 ・・・・・・・・ 8 物理学 松岡 審爾 ・・・・・・・・ 9 英語I アンマリーミラー望月 ・JEFFRY ALAN TUCKER ・Patrick Hall ・・・・・・・・ 10 英語Ⅱ David Flenner・Patrick Hall ・・・・・・・・ 11 中国語I 井上 裕子 ・・・・・・・・ 12 中国語II 井上 裕子 ・・・・・・・・ 13 生涯スポーツI 平岡 英樹 ・・・・・・・・ 14 生涯スポーツII 平岡 英樹・吉武 泰子 ・・・・・・・・ 15 異文化間コミュニケーション論 岡本 佐智子 ・・・・・・・・ 16 情報処理Ⅰ 宮腰 政明 ・・・・・・・・ 17 情報処理Ⅱ 松岡 審爾または宮腰 政明 または未定 ・・・・・・・・ 18 基礎ゼミナールI 梅津 徹郎 ・・・・・・・・ 19 基礎ゼミナールI 後藤 守 ・・・・・・・・ 20 基礎ゼミナールI 佐藤 義昭 ・・・・・・・・ 21 基礎ゼミナールI 児玉 稔 ・・・・・・・・ 22 基礎ゼミナールI 古郡 曜子 ・・・・・・・・ 23 基礎ゼミナールI 前野 哲重 ・・・・・・・・ 24 基礎ゼミナールI 三上 勝夫 ・・・・・・・・ 25 基礎ゼミナールI 森田 弘行 ・・・・・・・・ 26 基礎ゼミナールI 川端 愛子 ・・・・・・・・ 27 基礎ゼミナールII 梅津 徹郎 ・・・・・・・・ 28 基礎ゼミナールII 後藤 守 ・・・・・・・・ 29 基礎ゼミナールII 佐藤 義昭 ・・・・・・・・ 30 基礎ゼミナールII 児玉 稔 ・・・・・・・・ 31 基礎ゼミナールII 古郡 曜子 ・・・・・・・・ 32 基礎ゼミナールII 前野 哲重 ・・・・・・・・ 33 基礎ゼミナールII 三上 勝夫 ・・・・・・・・ 34 基礎ゼミナールII 森田 弘行 ・・・・・・・・ 35 基礎ゼミナールII 川端 愛子 ・・・・・・・・ 36 基礎ゼミナールIII 三上 勝夫 ・・・・・・・・ 37 科目名 授業担当代表教員 ページ数 基礎ゼミナールIII 後藤 守 ・・・・・・・・ 38 基礎ゼミナールIII 前野 哲重 ・・・・・・・・ 39 基礎ゼミナールIII 佐藤 義昭 ・・・・・・・・ 40 こども学原論 佐藤 信雄 ・・・・・・・・ 41 基礎音楽 西野 美穂 ・・・・・・・・ 42 保育方法の研究 美馬 正和 ・・・・・・・・ 43 保育原理 美馬 正和 ・・・・・・・・ 44 保育者論 古郡 曜子 ・・・・・・・・ 45 こどもの心理学I 佐藤 信雄 ・・・・・・・・ 46 こどもの心理学II 佐藤 信雄 ・・・・・・・・ 47 教職原論 田島 与久 ・・・・・・・・ 48 教育基礎論 井上 大樹 ・・・・・・・・ 49 社会福祉 小田 進一 ・・・・・・・・ 50 児童家庭福祉 渡邊 憲介 ・・・・・・・・ 51 知的障がい者の心理・生理・病理 後藤 守 ・・・・・・・・ 52 肢体不自由者の心理・生理・病理 佐藤 義昭 ・・・・・・・・ 53 病弱者の心理・生理・病理 佐藤 義昭 ・・・・・・・・ 54 視覚・聴覚障がい者の心理・生理・病理 児玉 稔 ・・・・・・・・ 55 障がい児保育I 美馬 正和 ・・・・・・・・ 56 障がい児保育II 美馬 正和 ・・・・・・・・ 57 こどもの食育I 古郡 曜子 ・・・・・・・・ 58 こどもの食育II 古郡 曜子 ・・・・・・・・ 59 社会的養護 美馬 正和 ・・・・・・・・ 60 相談援助 渡邊 憲介 ・・・・・・・・ 61 保育相談支援 渡邊 憲介 ・・・・・・・・ 62 乳幼児心理学 佐藤 信雄 ・・・・・・・・ 63 青年心理学 佐藤 信雄 ・・・・・・・・ 64 こどもの保健I-1 工藤 恭子 ・・・・・・・・ 65 こどもの保健Ⅰ-2 工藤 恭子 ・・・・・・・・ 66 こどもの保健Ⅱ 工藤 恭子 ・・・・・・・・ 67 こどもの食と栄養I 松本 洋子 ・・・・・・・・ 68 こどもの食と栄養II 松本 洋子 ・・・・・・・・ 69 家庭支援論 古郡 曜子 ・・・・・・・・ 70 保育課程論 小田 進一 ・・・・・・・・ 71 保育内容総論 美馬 正和 ・・・・・・・・ 72 保育内容I健康1 平岡 英樹 ・・・・・・・・ 73 保育内容I健康2 平岡 英樹 ・・・・・・・・ 74 保育内容II人間関係1 山口 宗兼 ・・・・・・・・ 75 科目名 授業担当代表教員 ページ数 保育内容II人間関係2 山口 宗兼 ・・・・・・・・ 76 保育内容III環境1 柘植 純一 ・・・・・・・・ 77 保育内容III環境2 柘植 純一 ・・・・・・・・ 78 保育内容IV言葉1 山口 宗兼 ・・・・・・・・ 79 保育内容IV言葉2 山口 宗兼 ・・・・・・・・ 80 保育内容V音楽リズム1 今井 由惠 ・・・・・・・・ 81 保育内容V音楽リズム2 今井 由惠 ・・・・・・・・ 82 保育内容VI絵画制作1 笠見 康大 ・・・・・・・・ 83 保育内容VI絵画制作2 笠見 康大 ・・・・・・・・ 84 社会的養護内容 美馬 正和 ・・・・・・・・ 85 乳児保育I 工藤 恭子 ・・・・・・・・ 86 乳児保育II 工藤 恭子 ・・・・・・・・ 87 表現I幼児音楽1 西野 美穂 ・・・・・・・・ 88 表現I幼児音楽2 西野 美穂 ・・・・・・・・ 89 表現II造形1 笠見 康大 ・・・・・・・・ 90 表現II造形2 笠見 康大 ・・・・・・・・ 91 表現III身体表現1 伏見 千悦子 ・・・・・・・・ 92 表現III身体表現2 伏見 千悦子 ・・・・・・・・ 93 表現IV日本語表現1 森田 弘行 ・・・・・・・・ 94 表現IV日本語表現2 森田 弘行 ・・・・・・・・ 95 総合表現音楽I 今井 由惠 ・・・・・・・・ 96 総合表現音楽II 今井 由惠 ・・・・・・・・ 97 国語科概論 森田 弘行 ・・・・・・・・ 98 社会科概論 梅津 徹郎 ・・・・・・・・ 99 理科概論 田島 与久 ・・・・・・・・ 100 算数概論 酒井 義信 ・・・・・・・・ 101 生活科概論 田島 与久 ・・・・・・・・ 102 家庭科教育概論 古郡 曜子 ・・・・・・・・ 103 教育制度論 鈴木 敏正 ・・・・・・・・ 104 生涯教育論 鈴木 敏正 ・・・・・・・・ 105 教育課程概論 梅津 徹郎 ・・・・・・・・ 106 生徒指導の研究 海老子 格行 ・・・・・・・・ 107 幼児の理解 美馬 正和 ・・・・・・・・ 108 道徳教育の研究 加藤 一郎 ・・・・・・・・ 109 特別活動の研究 富森 英雄 ・・・・・・・・ 110 教育方法論 梅津 徹郎 ・・・・・・・・ 111 教育相談論I 川端 愛子 ・・・・・・・・ 112 教育相談論II 川端 愛子 ・・・・・・・・ 113 科目名 授業担当代表教員 ページ数 教科教育法 国語 矢部 玲子 ・・・・・・・・ 114 教科教育法 社会 梅津 徹郎 ・・・・・・・・ 115 教科教育法 算数 櫻庭 喜美雄 ・・・・・・・・ 116 教科教育法 理科 田島 与久 ・・・・・・・・ 117 教科教育法 生活 田島 与久 ・・・・・・・・ 118 教科教育法 音楽 今井 由惠 ・・・・・・・・ 119 教科教育法 図画工作 笠見 康大 ・・・・・・・・ 120 教科教育法 家庭 古郡 曜子 ・・・・・・・・ 121 教科教育法 体育 武田 秀勝 ・・・・・・・・ 122 外国語活動指導論 Deepak K Samida ・・・・・・・・ 123 特別支援教育総論 後藤 守 ・・・・・・・・ 124 知的障がい教育I 佐藤 健一 ・・・・・・・・ 125 知的障がい教育II 植木 克美 ・・・・・・・・ 126 肢体不自由児教育I 児玉 稔 ・・・・・・・・ 127 肢体不自由児教育II 児玉 稔 ・・・・・・・・ 128 病弱教育 佐藤 義昭 ・・・・・・・・ 129 視覚・聴覚障がい教育 前野 哲重 ・・・・・・・・ 130 重複障がい教育総論 佐藤 健一 ・・・・・・・・ 131 発達障がい等教育総論 後藤 守 ・・・・・・・・ 132 小学校教育実習事前事後指導 森田 弘行 ・・・・・・・・ 133 小学校教育実習 田島 与久 ・・・・・・・・ 134 特別支援教育実習講義 前野 哲重 ・・・・・・・・ 135 特別支援教育実習 前野 哲重 ・・・・・・・・ 136 幼稚園教育実習指導 山口 宗兼 ・・・・・・・・ 137 幼稚園教育実習 山口 宗兼 ・・・・・・・・ 138 保育実習指導Ⅰ 小田 進一 ・・・・・・・・ 139 保育実習指導II 小田 進一 ・・・・・・・・ 140 保育実習指導III 前野 哲重 ・・・・・・・・ 141 保育実習I-1 前野 哲重 ・・・・・・・・ 142 保育実習I-2 美馬 正和 ・・・・・・・・ 143 保育実習II 美馬 正和 ・・・・・・・・ 144 保育実習III 前野 哲重 ・・・・・・・・ 145 こども学総合演習I 三上 勝夫 ・・・・・・・・ 146 こども学総合演習I 後藤 守 ・・・・・・・・ 147 こども学総合演習I 古郡 曜子 ・・・・・・・・ 148 こども学総合演習I 工藤 恭子 ・・・・・・・・ 149 こども学総合演習I 笠見 康大 ・・・・・・・・ 150 こども学総合演習I 西野 美穂 ・・・・・・・・ 151 科目名 授業担当代表教員 ページ数 こども学総合演習I 森田 弘行 ・・・・・・・・ 152 こども学総合演習I 田島 与久 ・・・・・・・・ 153 こども学総合演習II 三上 勝夫 ・・・・・・・・ 154 こども学総合演習II 後藤 守 ・・・・・・・・ 155 こども学総合演習II 古郡 曜子 ・・・・・・・・ 156 こども学総合演習II 工藤 恭子 ・・・・・・・・ 157 こども学総合演習II 笠見 康大 ・・・・・・・・ 158 こども学総合演習II 西野 美穂 ・・・・・・・・ 159 こども学総合演習II 森田 弘行 ・・・・・・・・ 160 こども学総合演習II 田島 与久 ・・・・・・・・ 161 教職実践演習 田島 与久 ・・・・・・・・ 162 こどもの発達と幼小連携 森田 弘行 ・・・・・・・・ 163 地域活動論 早尻 正宏 ・・・・・・・・ 164 ボランティア活動 山内 太郎 ・・・・・・・・ 165 国際協力論 渡部 淳 ・・・・・・・・ 166 卒業研究I 梅津 徹郎 ・・・・・・・・ 167 卒業研究II 梅津 徹郎 ・・・・・・・・ 168 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 103940AA 教員氏名 授業の概要 単位 2.0 心理学概論 配当年次 3 開講期 前期 佐藤 信雄 人格論に焦点を合わせながら現代心理学の概観を試みます。まず学習、動機づけ、知覚等の心理学的概念を用いて人格の形成過程を説明し ます。また「しつけ」が個人差としての人格形成に関わるだけでなく、モーダル・パーソナリティの発生が「育児行動」の文化的類型に基 づくことを確認します。さらに摂食障害、薬物依存、多重人格等、広く人格障害に関与する異常行動の病理に言及し、いわゆる精神保健に ついての必要な情報を提供します。履修者は、心理学を通して、人間が、外側からは知ることのできない人間のこころの内側とそのしくみ をどのように解き明かしてきたのかを知ると同時に、その方法を自分自身にも適用し、自分を客観的に見つめ、いまの自分がどのように形 成されてきたのか、また、いまの自分をどのように変えていくことができるのかといった問題に答えることができるようになります。 1.心理学の基礎的理論について、理解を深めます。 2.自己理解を促進します。 3.自己理解を通して、他者に対する理解を深めます。 到達目標 授業計画 1 オリエンテーション――心理学を取り巻く社会状況 高度情報社会における心理学の役割と展開について、自己をキーワードに幅広い文脈から考えます。第1回のオリエンテーションでは、「人 間関係」を一つの事例として、心の問題を関係のネットワークという観点から検討していきます。その検討を通して、関係性の中の心のあ り方を考えていきたいと思います。 (予習)心理学と社会状況 (復習)関係性の中の心のあり方 2 心理学の歴史(1) ――心理学前史―― 近代心理学誕生のまでの歴史的変遷を概観する。心理学成立の背景について、哲学における 思弁的な考察からルネッサンス以降の近世哲学の出現を経て、自然科学の実証精神の下で経験哲学の中で成長してきた連合心理学を母体と して、科学としての心理学が独立するプロセスを学びます。(予習)科学的心理学の成立 (復習)心理学前史の理解 3 心理学の歴史(2) ――近代心理学―― ヴントが心理学実験室を創設した1879年が心理学が独立した年である。20世紀にヴントの実験 心理学を批判的に継承するが精神分析学・ゲシュタルト心理学・行動主義派が生まれた。三つの学派を概観し、その後の現代心理学の展開 を明らかにします。(予習) 心理学の独立から現代心理学までの流れ (復習)精神分析学・ゲシュタルト心理学・行動主義の理解 4 5 6 心の進化 動物やこどもという心の働きが成人に比べれば未発達な状態の存在を通して、心の成り立ちを考えます。私たちは、人間と動 物をわけて考えることに慣れてしまっているが、人間もまた生物の一員であり、他の生物と同じように適応問題を解決しながら生きていま す。私たちの心的活動の多くは、適応という観点からより良く理解できます。・(予習)心の成り立ち (復習)心の進化と適応を 考える。 心の発達(1) 赤ちゃんは何を感じ、何を思っていたのでしょうか。心はどのとうに芽生え、どのようなプロセスをたどって発達してい くのでしょうか。その疑問に答えようとする分野が発達心理学です。ここでは、特に乳幼児期から幼児期までの心の発達を考えます。(予 習)乳幼児期から幼児期までの心の発達 (復習)幼い頃の心の発達のプロセスを理解する。 心の発達(2) 養育者との間に形成される「愛着」行動を通して、未熟な状態で生まれてくる赤ちゃんが身近な人々からの保護を引き出 すことは重要である。ストレンジ・シチュエーションの実験手続きから、愛着パターンを探っていく。そして、他者の発する情報を利用す る社会的的参照行動が現れ、さらに言語の獲得へと発達していくのである。(予習)赤ちゃんの愛着行動 (復習)赤ちゃんの能 力 7 ライフサイクルと青年期 青年期の課題は、アイデンティティ(自我同一性)の確率です。青年期は「自分がいったい何者であるかわか らない」といった不安定な状態にあります。一部の青年は、否定的同一性の選択としての非行に走る場合もあります。自分を見つめる時期 である青年期を中心に生涯発達を考えます。(予習)アイデンティティの確率 (復習)青年期の理解 8 性格(1) 性格には類似性があり、いくつかのタイプに分けることができます。このことを、「性格の類型論」と呼びます。また、多く の視点から人をとらえる「性格の特性論」の考え方もあります。現在では、因子分析という数学的な手法を用いた「性格の因子論」が代表 的なものです。性格論の変遷を通して、「性格とは何か」を考えます。(予習)性格とは何か (復習)性格の諸理論 9 性格(2) ――性格検査――心理検査の中で重要な部分を占める性格検査もについて各種の検査を取り上げ、それぞれの特徴と、その 検査でわかりこと、わからないことについて検討します。現時点における自分の性格を考えます。(予習)自己の性格の分析 (復習)各 種の性格検査についての整理 10 性格(3) ――事例研究(多重人格)―― 「多重人格」の事例研究を通して、その原因を考えます。また、関連する議論として、アメ リカの「記憶回復療法」についても言及します。多重人格を幅広い文脈の中で、批判的な議論を踏まえて検討します。(予習)多重人格の 原因 (復習)多重人格 11 知能 知能といえば、「頭のよしあし」「聡明さ」「頭の回転お速さ」などのことを指しますが、その内容をきちんと説明することは難 しいことです。知能の定義は、知能をあつかう心理学者の数だけあるといわれるほど困難です。誤解を生じることが多い知能の概念を、わ かりやすく解説します。(予習)知能指数とは何か (復習)知能の概念 12 感覚・知覚 私たちは、自分を取りまく世界について、「目で見る」「耳で聞く」「手で触る」などを手がかりとしてとして認識してい ます。このときの体験を、「感覚」と呼んでいます。また、感覚を通して入ってきた情報を処理して、意味をもつものとして認識する働き を「知覚」といいます。感覚と知覚の驚きの世界を探求しましょう。(予習)感覚の性質と知覚のしくみ (復習)感覚と知覚の世界 13 記憶 記憶には、符号化、貯蔵、検索という三つの過程が含まれています。忘却の原因としては、符号化の欠如、貯蔵における情報の崩 壊と干渉、検索の失敗などが考えられます。ここでは、様々な記憶の事例などを交えて、複雑な記憶のメカニズムを、感覚記憶・短期記 憶・長期記憶を通して考えてみましょう。(予習)記憶のしくみ (復習)記憶のプロセスと構造 14 学習 学習とは経験を通じて行動に持続的な変化が生じる現象を指します。何か経験したことでそれ以前とは違う行動パターンが形成さ れるようになることが学習です。特に、古典的条件づけやオペラント条件づけなど興味深い男実験結果を紹介しながら、学習と何かに迫っ ていきたいと思います。(予習)学習のメカニズム (復習)古典的条件づけやオペラント条件づけ 15 まとめ ――課題の作成――15回の授業のまとめとして、人格論に焦点に人間のこころのしくみを考えます。最後の授業では、日常 の心理学ではなく科学的な学問としての心理学への理解を再確認します。なお、学生には課題を課し、授業への取り組みと理解度を確認し ます。(予習)自己理解から他者理解へ(詳細は別途指示) (復習)心理学の諸概念 15回の授業内容に記載してあります 準備学習・事後学習 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 40 学習目標への到達度 定期試験 各回の授業終了時の小レポート、および予習・復讐レポートの内容、授業参加度。 定期試験以外(授業内の課 40 題・参加度・出席態度等) その他 20 小テストまたは提出課題の成績 『はじめて出会う心理学』、長谷川寿一等著、有斐閣 教科書 『心理学(第4版)』、鹿取・杉本・鳥居(編)、東京大学出版会 参考文献 履修条件 留意事項等 授業途中に無断退室した者の単位認定は行いません。その他の注事項は、初回の授業で行います。 -1- 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 103760AA 教員氏名 単位 2.0 食生活論 配当年次 3 開講期 後期 荒井 三津子 ヒトはなぜ食べるのか。なぜダイエットするのか。なぜ食卓に花を飾るのか。人間にとって「食」は単に栄養補給のための餌ではなく「食 事」である。生命を維持するための「食事」の機能と重要性を確認し、国内外の食事の歴史、文化、食器、食の様式や食事作法、食に関す る広告や現在の食事情、将来予測される問題点等について多角的に学習する。 授業の概要 到達目標 ○医療現場や教育機関で食事に関する指導を行う上で必要な食器、食具の歴史や種類、使い方、食空間の演出方法に関する知識を広く身に つけることができる。 ○国内外の食事様式の歴史を学ぶことで、食べることの文化的な意味を理解できるようになる。 ○食に関する情報や広告、外食産業などの仕組みや戦略を理解し、多様化する食事の未来を予測する能力を養う。 ○インターネット時代の食事やキャラクター弁当、遺伝子組み換えや環境問題など、食事に関する幅広いテーマについて、将来、医療や教 育の現場で問題を提起し議論を展開できる能力を養う。 授業計画 1 <「食」の学び方> 「食」は生理的、文化人類学的、社会学的、生物学的、環境学的など様々な方向からアプローチできる興味深いテー マである。初回は自分たちが食べる理由や目的について真摯に考察し、15回の講義内容を俯瞰して学習の意味を確認する。 <準備>私たちが食べる理由について考えてくること <事後>講義で得た知識を整理すること 2 <食べるヒト・食べるってなに?生きるってなに?> 私たちが食べなければならない理由について、イキモノとはなにかという生物学的 視野から学び直す。動物に共通する食べる仕組みの精巧さを確認し、同時に他の動物と人間の「食べる」理由の違いについて考察する。 <準備>教科書P2〜8を読んでくること <事後>講義で学んだ「食べる理由」について整理しておくこと 3 <食べるヒト・食べる仕組みと最新の「腸内」事情> ヒトの消化の仕組みを概観し、食べモノと健康、腸内細菌および消化器官系医療の 最新事情について学ぶ。 <準備>教科書9〜14まで読んでくること <事後>消化の仕組みと腸内環境について理解する。 4 <ヒトが食べない理由・ダイエットと肥満> ダイエットの起源とその変遷、現状と背景を学習する。過食の原因と効果的なダイエット 法、機能性食品についての知識も確認し、栄養や健康の指導社としての姿勢を考える。 <準備>教科書P17〜26まで読んでくる <事後>ヒトが痩せたい理由とダイエットの問題点について整理しておく 5 <ヒトが食べない理由・ベジタリアン事情とフードファディズム> 世界にひろがるベジタリアンの実状とその思想の背景、および、特定 の食品に過剰な健康効果を期待したり否定するフードファディズムについて学習する。 <準備>前回学んだ『食べない理由』を復習し、P28〜30、P72〜73を読んでくる <事後>「食のタブー」とベジタリアン、フードファディズムについて説明できるようにしておく 6 <「食べ方」を学ぶ理由> 学校における栄養教育と家庭と社会における「食べ方」の学びについて学習する。国内外のさまざまな食事作 法が誕生した背景と食事作法の意味、さらに継承されつづける理由について考察する。 <準備>教科書P41〜51まで読んでおくこと <事後>作法が必要な意義について考察しておくこと 7 <ヒトから人間へ・食べるモノの変遷> 私たちの「食」の過去と現在を概観する。日本の食事様式の歴史や、外食と中食の歴史と現状に ついても学習する。そのプロセスで「餌」から「食事」へとその意味を変えてきた人間の「食」の複雑さについて考察する。 <準備>教科書P54〜61まで読んでおくこと <事後>日本の食の歴史を整理しておくこと。餌と食事の違いを説明できること。 8 <おいしさとはなにか> 「からだにいい」とはなにか。「栄養がある」とはどういうことか。「おいしい」とはどのようなものか。普段 なにげなく口にする表現の意味するところを科学的に学び、食事の機能と意味を理解する。 <準備>教科書のP72〜80まで読んでおくこと <事後>「おいしい」とはどのようなことか整理しておくこと 9 <ヒトはなぜ食べるのか> 講義の前半の総まとめを行い、人間が食べる理由、食べない理由について多方面から考察する。これまでの事 前学習、事後学習のノートを確認する。 <準備>前回までのノートを整理しておくこと <事後>前回までの教科書内容の重要事項をチェックしておくこと 10 <「食」の未来> 染色体操作や遺伝子組み換えなど、最新の品種改良や魚介類の養殖について、その手法や課題、可能性について詳しく 学習する。同時に食をめぐる地球規模の環境問題についても学び、未来の「食」に関する課題を考察する。 <準備>教科書p84〜96まで読んでおくこと <事後>養殖や染色体、遺伝子組み換えなどについて整理しておくこと 11 12 <食事空間を学ぶ> 火と水、道具の利用がなければ私たちの「食」の発展はなかった。火と水がどのように扱われ、「台所」はどのよう に進化してきたか、その変化の社会的文化的意味も合わせて学習する。配膳や食事様式についても学び、食空間の機能についての知識を深 める。 <準備>教科書p98〜105まで読んでおくこと <事後>台所と調理の進化を整理し、これからの食事について考察すること <「食」をめぐる仕掛け・外食の歴史と広告> 外食の歴史を概観し、現代の外食産業を支える広告の機能と種類を学習する。そのことか ら私たちの食行動の変化や時代の流れ、加えて食の未来と問題点を広く考察する。 <準備>教科書p107〜p115まで読んでおくこと <事後>周囲にある食関連の広告を調査整理すること 13 <「食」の演出> 料理・食器・盛り付け・食卓・食空間のインテリアなど、人間はなぜ「食」の場面を飾るのか。なぜ演出が必要なの か。色彩学やデザインの基礎を学び、食卓装飾の歴史をたどりながら、食べることの意味を広く考察する。 <準備>教科書p81〜83、p124〜p132を読んでおくこと <事後>自分の周囲の食卓について調査してみること 14 <餌場から食事の場へ・テーブルコーディネートの機能> 食欲やコミュニケーションに大きく作法する食卓の演出について、具体的に学 習する。色彩学やテーブルコーディネートの基礎知識を確認し、「食」の場面に必要な知識や技術の深さと広さについて学ぶ。 <準備>前回の講義内容を整理しておくこと <事後>食卓の演出について具体的なテクニックを整理する 15 <年中行事と祭り・儀礼の食・縁起について> 食の場面における「ハレ」と「ケ」、および日本の冠婚葬祭や年中行事の食の多様性と 意味について幅広く学習する。「食」がもつコミュニケーションツールとしての機能や、人間のこころの「よりどころ」や「やすらぎ」と しての役割についても考察する。 <準備>年中行事に食べるものについて調査しておくこと <事後>教科書全体の重要事項をまとめておくこと 準備学習・事後学習 事前に教科書の必要な箇所はしっかり読みこなすこと。 毎回ノートを持参し、授業内容をまとめること。 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 60 筆記試験を実施する。 定期試験 講義内容、事後学習を記録したノートの確認 定期試験以外(授業内の課 20 題・参加度・出席態度等) その他 20 講義で取り上げた複数の内容に関する課題についての調査レポート提出 食学入門 ー 食べるヒト・食べるモノ・食べるコト ー 荒井三津子編著 光生館 教科書 参考文献 履修条件 留意事項等 なし 私語厳禁。 毎回教科書とノート持参のこと。 -2- 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 102090AA 教員氏名 授業の概要 到達目標 単位 2.0 日本国憲法 配当年次 2 開講期 後期 山田 哲 日本国憲法はどのような基本的人権を保障し、国を治めるためにどのような仕組みを規定しているのであろうか。基本的人権が保障される ということは、人が人として尊重されるということである。その際、人は国家から自由であると同時に、国家によって自由が保障されなけ ればならない。この授業ではまず、日本国憲法が保障する自由権、社会権といった、基本的人権の内容を学び、つづいて、立法・司法・行 政という三権分立の下で、国がどのように治められているかを学ぶものとする。 (1) 日本国憲法が保障する基本的人権を学ぶことで、人が人として尊重されることの重要性を理解できるようになる。 (2) 日本という国を治める仕組みを学ぶことで、一人一人の国民が国政に関与することの重要性を理解できるようになる。 授業計画 1 1 イントロダクション 講義の進め方や評価方法について説明し、「法」を学ぶことの意義を考える。 【準備学習】中学・高校時代の公民科で取り扱われた「憲法」の話をおさらいしておく。 【事後学習】自分にとって「法」を学ぶことにどのような意義があるかを考えておく。 2 2 「憲法」の意味 憲法とはどのような「法」であるかをふまえ、日本国憲法の特徴を考察する。 【準備学習】教科書の第0講、第1講を読了しておく。 【事後学習】日本国憲法の三大原理を説明できるようにしておく。 3 3 基本的人権の保障 基本的人権が形成されてきた歴史をふまえ、人権の類型やその限界を考察する。 【準備学習】教科書の第2講を読了しておく。 【事後学習】人権の分類を説明できるようにしておく。 4 4 外国人の人権 基本的人権が外国人に保障されるか否か、保障されるとすればどのように保障されるかを考察する。 【準備学習】教科書の第3講を読了しておく。 【事後学習】日本国籍の有無によって人権保障にどのような違いが生じるかを説明できるようにしておく。 5 5 人権規定の私人間効力 基本的人権とは、国家が国民に対し権利や自由を保障するものであるという伝統的理解をふまえ、私人相互の関係に対する人権規定の効 力を考察する。 【準備学習】教科書の第4講を読了しておく。 【事後学習】人権規定の「間接適用説」がどのような考え方か説明できるようにしておく。 6 6 幸福追求権 社会の変化にともない生まれてきた「新しい人権」としての、自己決定権やプライバシーの権利について考察する。 【準備学習】教科書の第5講を読了しておく。 【事後学習】服装や髪型を自ら決定することが基本的人権(自己決定権)として保障されるか否かを説明できるようにしておく。 7 7 法の下の平等 法律を制定する時やその適用をする時、等しい物を等しく取り扱うことを求めるこの原理の下で、違った取り扱いに合理性が認められる 場合について考察する。 【準備学習】教科書の第6講を読了しておく。 【事後学習】憲法14条の定める「平等」とはどのような内容であるかを説明できるようにしておく。 8 9 8 家族関係と憲法 非嫡出子と嫡出子の法定相続分に違いを設けていた民法の規定について、最高裁がどのような判断を示してきたかについて考察する。 【準備学習】配布したレジュメで法律上の親子関係が成立する条件と、法律上の親子関係が成立する権利義務の内容について確認してお く。 【事後学習】非嫡出子と嫡出子の法定相続分の違いについて最高裁がどのような判断を示してきたかを説明できるようにしておく。 9 信教の自由と政教分離 個人の信仰が、法令によって国民一般に課される義務や規則によってある集団のメンバー全体に課される義務と抵触する場合、信仰を理 由として義務を免れることができるかを考察する。 【準備学習】教科書の第7講を読了しておく。 【事後学習】公金支出が政教分離の原則に違反するか否か争われた裁判例について説明できるようにしておく。 10 10 表現の自由 言論や出版、昨今ではインターネットを通じた表現活動が他人の権利や社会の重要な利益と衝突する場合、その調整のあり方について考 察する。 【準備学習】教科書の第8講を読了しておく。 【事後学習】表現の自由が保障されることの重要性について説明できるようにしておく。 11 11 検閲と事前抑制 憲法が禁じる「検閲」とはどのような概念かを検討した上で、「検閲」には該当しないが表現内容を事前に審査する「事前抑制」との違 いについて考察する。 【準備学習】教科書の第9講を読了しておく。 【事後学習】検閲とはどのような概念かを説明できるようにしておく。 12 12 経済的自由権 憲法が保障する「職業選択の自由」から営業活動の自由が導かれるが、この自由を規制する法規制の憲法適合性がどのように判断される かを考察する。 【準備学習】教科書の第10講を読了しておく。 【事後学習】消極的規制と積極的規制の違いについて説明できるようにしておく。 13 13 教育を受ける権利 子どもが教育を受けて人間的に発達・成長していく権利としての学習権という考え方をふまえ、国がこの権利を実現するためになにをど の程度までなすべきかを考察する。 【準備学習】教科書の第12講を読了しておく。 【事後学習】憲法が保障する教育を受ける権利の具体的な意味内容を説明できるようにしておく。 14 14 生存権の保障 憲法は国民に「最低限度」の生活を保障すると規定する。それを達成するための具体的制度や裁判所を通じて権利を実現する可能性につ いて考察する。 【準備学習】教科書の第11講を読了しておく。 【事後学習】生存権がどのような性格の権利であるか説明できるようにしておく。 15 15 平和主義 日本国憲法の三大原理の1つである「平和主義」について、歴史的変遷を辿りながら、その今日的意義について考察する。 【準備学習】教科書の第20講を読了しておく。 【事後学習】憲法9条と自衛隊の関係について自分の考えをまとめておく。 準備学習・事後学習 詳細は授業の中で指示する。 成績評価の方法 区分 定期試験 定期試験以外(授業内の課 題・参加度・出席態度等) 割合(%) 70 15 内容 空欄に適切な用語を記入する穴埋め式と、自分で文章を書く論述式の試験問題で評価する。 講義への意見・質問等の参加態度を評価する。 その他 15 不定期に実施する小テストを評価する。 教科書 はじめての憲法学 第3版/中村睦男 編/三省堂 参考文献 憲法判例百選 Ⅰ・Ⅱ[第6版]/高橋和之ほか 編/有斐閣 履修条件 留意事項等 特になし -3- 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 102080AA 教員氏名 単位 2.0 現代社会と福祉 配当年次 3 石田 裕二、田邉 芳惠 高齢社会を迎えている日本における医療、福祉、介護の現状を理解することで日本が現在抱えている諸問題について考え、その解決策を探 る。また、日本と諸外国における医療、福祉、介護制度を比較し、日本の特徴を理解する。同時に今後の日本の理想的な医療、福祉、介護 のあるべき姿を考える。 授業の概要 ① 現代日本の医療、福祉、介護の現状を理解し、その諸問題を説明することができる。 ② 日本と諸外国の医療、福祉、介護制度の特徴や違いを説明できる。 ③ 今後の日本における医療、福祉、介護のあるべき姿を考え、説明することができる。 到達目標 授業計画 1 オリエンテーション 高齢化社会を迎えている日本が抱える諸問題を理解する (石田) 【準備】高齢化社会の問題点について調べておくこと。 【事後】医療・福祉領域から見た問題点についてまとめておくこと。 2 20世紀の医療制度(介護保険施行以前)を理解する (田邉) 【準備】医療保険制度について概要を調べておくこと。 【事後】介護保険制定以前の問題点についてまとめること。 3 21世紀の医療制度(介護保険施行後)および先端医療について理解する (田邉) 【準備】なぜ介護保険制度が施行されたのか考えてくること。 【事後】先端医療は生活にどのような恩恵を与え、どのような問題を生んだのか考えること。 4 医療制度の問題点を考える (田邉) 【準備】医療制度の問題点が論じられている資料を見ておくこと。 【事後】現状の医療制度について、自分の考えをまとめておくこと。 5 諸外国の医療制度と日本の医療制度の違いを理解する (田邉) 【準備】インターネットなどを利用して、諸外国の医療制度について概要を確認しておくこと。 【事後】日本の医療制度の利点をまとめておくこと。 6 介護保険制度の変遷を理解する (石田) 【準備】介護保険制度が制定されて経緯について調べておくこと。 【事後】講義内容についてわかりやすくまとめておくこと。 7 介護保険制度の現状を理解する (石田) 【準備】介護保険はどのような場合に対応となるか、あらかじめ調べておくこと。 【事後】介護保険制度の運用において、どのような問題があるか考えておくこと。 8 介護保険制度の問題点を考える (石田) 【準備】事前に調べている介護保険の問題点について確認しておくこと。 【事後】現状の問題点について整理すること。 9 諸外国の介護制度と日本の介護制度の違いを理解する (田邉) 【準備】諸外国の介護保険制度の例をまとめておくこと。 【事後】講義内容についてまとめること。 10 日本の福祉制度の変遷を理解する (石田) 【準備】「福祉」の概念について、自分の考えをまとめておくこと。 【事後】福祉制度がなぜ変わってきたのかをまとめること 11 日本の福祉制度の現状を理解する (石田) 【準備】福祉制度の根底にある「理念」について調べておくこと。 【事後】講義内容から、「福祉の理念」について再確認しておくこと。 12 日本の福祉制度の問題点を理解する (石田) 【準備】現代の福祉制度の「疑問点」についてまとめておくこと。 【事後】講義の内容をふまえ、福祉制度の問題点を考えておくこと。 13 諸外国の福祉制度と日本の福祉制度の違いを理解する (田邉) 【準備】諸外国の福祉制度について調べ、気づいたところをまとめておくこと。 【事後】現状の福祉制度について、自分の考えをまとめておくこと。 14 日本における地域リハビリテーションの現状を理解する (田邉) 【準備】地域リハビリテーションとはなにか、資料を調べてまとめておくこと。 【事後】講義内容をまとめ、地域リハビリテーションの具体的な活動についてまとめておくこと。 15 まとめ 現代の医療、福祉、介護が未来の社会にどのような影響を及ぼすのかについて理解する (石田) 【準備】今までの講義内容をまとめたノートを読み返しておくこと。 【事後】理想的な医療・福祉・介護の連携について自分の意見をまとめること。 ニュースや新聞に目を通し、社会情勢に関心を持つこと 準備学習・事後学習 成績評価の方法 区分 割合(%) 0 定期試験 定期試験以外(授業内の課 80 題・参加度・出席態度等) その他 20 特に指定しない 教科書 内容 なし 授業中の課題 授業への参加態度 特に指定しない 参考文献 履修条件 留意事項等 開講期 前期 授業には積極的に参加すること -4- 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10205011 教員氏名 授業の概要 到達目標 単位 2.0 現代社会とキャリアプラン 配当年次 3 前野 哲重 この講座は、3年生を対象としており、就職活動に向けた準備のための授業です。こども発達学科においては、個々の進路選択が、幼保 系・教員系・福祉系・一般企業系など幅広い職種となるが、職業人として仕事にやりがい・生きがいをもつことができるよう、進路選択・ 進路決定に向けて、最良の準備をする必要があります。本講座は、自己分析を行うとともに、就職活動の手順やルールなどを身につける実 践的な講座です。 1 自己分析をもとに、就職活動に必要な知識や具体的な方策を身につける。 2 自分の進路選択について考えるとともに、職種に伴う進路先の特性などを理解する。 3 就職活動における基本的なルールや様々な情報の検索・収集について学ぶ。 4 エントリーシートや履歴書の書き方、面接の傾向と対策など実践的な力を身につける。 授業計画 1 <オリエンテーション> 講座の内容に関する説明を行う。 就職活動テキスト(就職支援BOOK)の解説、進路調査の記入・提出、就職課への登録(メールアドレス)などを行う。 <準備学習>本講座の内容を確認する。 <事後学習>登録などの手続きについてまとめる。 2 <Web試験対策> SPI(総合適性検査)並びに一般常識・時事問題対策(全国一斉模擬テスト)を行う。 学内用のIDやパスワードの作成について、及び学生登録に関する説明を行う。 <準備学習>SPIについて調べる。 <事後学習>学生登録についてまとめる。 3 <スタート アップ> 幼保系、教員系、福祉系、一般企業系ごとに、今から準備すべきことについて説明を行う。 スタートアップ、進路のルートマップ、働くことの意義、就職活動の際の服装などについて考える。 <準備学習>就職活動について調べる。 <事後学習>進路ルートマップについてまとめる。 4 <自己分析講座 その1> 自己分析とは何かについて説明を行う。なぜ自己分析が必要なのかについて考える。 過去の経験を振り返る。(記録:ポートフォリオ メモリー) <準備学習>自己分析について調べる。 <事後学習>ポートフォリオについてまとめる。 5 <自己分析講座 その2> 自分を知ることについて説明を行う。過去の経験から、どのような能力が身についたのかを考える。 自分の強みと弱みについて分析する。 <準備学習>自己分析について詳しく調べる。 <事後学習>自分の強みと弱みをまとめる。 6 7 <あなたは どのタイプか。> コミュニケーションタイプ分析とアサーション(自己表現)について説明を行う。 社会が求める人物像や個性に関する理解、アサーションについて考える。 社会で必要な個性の理解と、自他尊重の爽やかな自己表現を考える。 <準備学習>自己表現について調べる。 <事後学習>アサーションについてまとめる。 <福祉施設講座 その1> 児童福祉施設の現場に関する講話から、特別な配慮や支援のあり方について理解を深める。 福祉施設の現状と課題、福祉施設の利用者(児童生徒)への支援を理解する。 福祉施設の現状と課題などを認識することによって、個々の進路選択の手立てとする。 <準備学習>児童福祉施設について調べる。 <事後学習>福祉施設の現状と課題をまとめる。 8 <福祉施設講座 その2> 福祉施設に勤務するこども発達学科卒業生の経験談を聞く。(卒業生によるシンポジウム) 福祉施設における現状と課題や、利用者への具体的な支援のあり方について卒業生が説明する。 卒業生に対する質問などを手がかりに質疑応答を行ったり、先輩方からのアドバイスを受ける。 <準備学習>福祉施設の種類について調べる。 <事後学習>卒業生の体験をまとめる。 9 <自信がありますか。> 正しい履歴書の書き方について考える。 履歴書のフォーマット、履歴書作成の流れや注意点について説明を行う。 全員が書く履歴書の項目(履歴、学生生活、性格、趣味・特技、サークル活動等)と、書き方のポイントを考える。 <準備学習>履歴書の作成について調べる。 <事後学習>履歴書のフォーマットをまとめる。 10 <筆記試験対策講座> 一般常識模擬試験を行う。(演習) <準備学習>一般常識試験について調べる。 <事後学習>模擬試験の自己採点をする。 11 <面接試験対策講座> 面接の基本(幼保系、教員系、福祉系、一般企業系)や面接の定義について説明を行う。 幼保系、小学校系、特別支援学校系、福祉系、一般企業系の面接傾向と、面接の意図を理解する。 <準備学習>面接試験について調べる。 <事後学習>面接試験の傾向と対策をまとめる。 12 <メイク・身だしなみ対策講座> どう見せるかのセルフチェック、就職活動の際のメイクや履歴書に添付する証明写真などについて説明を行う。 各職種ごとに求められるメイクや身だしなみについて理解する。 履歴書用証明写真の撮影について告知する。 <準備学習>就職活動の留意点について調べる。 <事後学習>職種ごとの身だしなみについてまとめる。 13 <社会対応 マナー講座 その1> 社会に対応するための基本的なマナーや、職業人になることの意義などを考える。 大学生として社会と接することを意識してモチベーションを高めるとともに、マナーについてチェックする。 <準備学習>社会に対応する基本的マナーを調べる。 <事後学習>職業人の意義についてまとめる。 14 <社会対応 マナー講座 その2> パソコンの基本操作やメールの取り扱い(発信・チェック管理)などに関する基本的な注意点・留意点を考える。 社会人に求められる基本的なことがらや、報告・連絡・相談(ほう・れん・そう)の重要性などを理解する。 <準備学習>パソコンの基本的操作について調べる。 <事後学習>パソコン・メールの留意点をまとめる。 15 <講座のまとめ、課題レポート> 本講座から学んだことや、進路選択や進路決定のプロセスにおけるポイントなどを整理する。 個々の就職活動や進路選択に関して、レポートにまとめて提出する。 <準備学習>進路選択しについて考える。 <事後学習>本講座の内容をまとめる。 準備学習・事後学習 (準備学習)シラバスにある毎回の授業内容について、インターネット検索などにより事前に詳しく調べる。 (事後学習)毎回の授業で説明を受けた内容などについて、配布資料などを手がかりに整理する。 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 0 定期試験は実施しない。 定期試験 課題(配布資料、レポート)への取組状況 定期試験以外(授業内の課 60 題・参加度・出席態度等) その他 40 事後学習の課題への取組状況 「就職活動テキスト2016」(本学作成) 教科書 必要に応じてプリント・資料を配布する。 参考文献 履修条件 留意事項等 開講期 後期 なし -5- 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10210011 教員氏名 単位 2.0 現代社会論 配当年次 1 開講期 後期 野崎 剛毅 今日の日本社会は様々な課題を抱えている。それらのなかからいくつかのテーマを選び、社会学的な視点から考察を加える。ともすれば画 一的な見方になりがちな事象を、歴史や地域比較、資料読解様々な観点から複眼的に見ていき、また他者の観点も知ることで、現代社会の 理解を深めていく。 授業の概要 本講義では、現代社会の様々なテーマに関してその実態と課題を社会学的な視点で検討、理解し、自らの見解を、根拠を持って表明できる ようにすることを目標とする。 到達目標 授業計画 1 2 オリエンテーション(講義の概要、評価方法、ねらい、テキストの紹介、社会学の概略など)【事後学習】テキストを購入し、最低限目次 には目を通しておく。関心のあるテーマをみつけ、読んでおくこと。 テーマ「家族」:家族の定義と、家族にまつわる現代的な課題を確認する。【事前学習】「第3章 家族」を読み、自らの見解を持つ。わか らない語句、考え方等があれば調べ、それでもわからない場合は質問できるよう控えておく。【事後学習】事前学習で得た自らの見解と講 義の内容を比較し、その差異について検討をする。理解の難しい問題があれば、次回講義で質問できるよう控えておくこと。 3 テーマ「少子高齢社会」:少子化、高齢社会の実態を知り、その問題点を明らかにする。【事前学習】「第12章 少子高齢社会」を読み、 自らの見解を持つ。わからない語句、考え方等があれば調べ、それでもわからない場合は質問できるよう控えておく。【事後学習】事前学 習で得た自らの見解と講義の内容を比較し、その差異について検討をする。理解の難しい問題があれば、次回講義で質問できるよう控えて おくこと。 4 テーマ「メディア」:メディアの歴史的展開を理解し、その可能性と限界、今日的課題を知る。【事前学習】「第6章 メディアの現在」を 読み、自らの見解を持つ。わからない語句、考え方等があれば調べ、それでもわからない場合は質問できるよう控えておく。【事後学習】 事前学習で得た自らの見解と講義の内容を比較し、その差異について検討をする。理解の難しい問題があれば、次回講義で質問できるよう 控えておくこと。 5 テーマ「地域社会」:地域をめぐる現状を理解し、これからの地域社会のあり方について考察する。【事前学習】「第7章 地域社会とコ ミュニティ」を読み、自らの見解を持つ。わからない語句、考え方等があれば調べ、それでもわからない場合は質問できるよう控えてお く。【事後学習】事前学習で得た自らの見解と講義の内容を比較し、その差異について検討をする。問題があれば、次回講義で質問できる よう控えておくこと。 6 テーマ「労働」:雇用と労働に関する社会学的な見方を知る。【事前学習】「第8章 労働」を読み、自らの見解を持つ。わからない語句、 考え方等があれば調べ、それでもわからない場合は質問できるよう控えておく。【事後学習】事前学習で得た自らの見解と講義の内容を比 較し、その差異について検討をする。理解の難しい問題があれば、次回講義で質問できるよう控えておくこと。 7 テーマ「福祉」:福祉国家の基本的概念を知り、その課題を理解する。【事前学習】「第10章 福祉と社会保障」を読み、自らの見解を持 つ。わからない語句、考え方等があれば調べ、それでもわからない場合は質問できるよう控えておく。【事後学習】事前学習で得た自らの 見解と講義の内容を比較し、その差異について検討をする。理解の難しい問題があれば、次回講義で質問できるよう控えておくこと。 8 テーマ「グローバリゼーション」:国民国家とグローバル化について理解し、その問題点と可能性を知る。【事前学習】「第11章 グロー バリゼーション」を読み、自らの見解を持つ。わからない語句、考え方等があれば調べ、それでもわからない場合は質問できるよう控えて おく。【事後学習】事前学習で得た自らの見解と講義の内容を比較し、その差異について検討をする。問題があれば、次回講義で質問でき るよう控えておくこと。 9 テーマ「ジェンダー・セクシュアリティ」:性や性的マイノリティについて理解し、その現状と課題を知る。【事前学習】「第14章 ジェ ンダー・セクシュアリティ」を読み、自らの見解を持つ。わからない語句、考え方等があれば調べておくこと。【事後学習】事前学習で得 た自らの見解と講義の内容を比較し、その差異について検討をする。問題があれば、次回講義で質問できるよう控えておくこと。 10 テーマ「社会調査」①:社会調査の基礎について理解する。【事前学習】「第2章 社会調査法」を読み、自らの見解を持つ。わからない語 句、考え方等があれば調べ、それでもわからない場合は質問できるよう控えておく。【事後学習】事前学習で得た自らの見解と講義の内容 を比較し、その差異について検討をする。理解の難しい問題があれば、次回講義で質問できるよう控えておくこと。 11 テーマ「社会調査」②:実際の社会調査を検討し、社会調査に騙されないための見方を知る。|【事前学習】「第2章 社会調査法」を読 み、自らの見解を持つ。わからない語句、考え方等があれば調べ、それでもわからない場合は質問できるよう控えておく。【事後学習】事 前学習で得た自らの見解と講義の内容を比較し、その差異について検討をする。理解の難しい問題があれば、次回講義で質問できるよう控 えておくこと。 12 テーマ「教育」①:学校教育制度がなぜ確立したのか、その歴史的経緯と機能を理解する。|【事前学習】「第4章 教育」を読み、自らの 見解を持つ。わからない語句、考え方等があれば調べ、それでもわからない場合は質問できるよう控えておく。【事後学習】事前学習で得 た自らの見解と講義の内容を比較し、その差異について検討をする。理解の難しい問題があれば、次回講義で質問できるよう控えておくこ と。 13 テーマ「教育」②:学校が社会に与える影響について考察する。|【事前学習】「第4章 教育」を読み、自らの見解を持つ。わからない語 句、考え方等があれば調べ、それでもわからない場合は質問できるよう控えておく。【事後学習】事前学習で得た自らの見解と講義の内容 を比較し、その差異について検討をする。理解の難しい問題があれば、次回講義で質問できるよう控えておくこと。 14 テーマ「教育」③:幼児教育の現状と社会に与える影響とを理解する。|【事前学習】「第4章 教育」を読み、自らの見解を持つ。わから ない語句、考え方等があれば調べ、それでもわからない場合は質問できるよう控えておく。【事後学習】事前学習で得た自らの見解と講義 の内容を比較し、その差異について検討をする。理解の難しい問題があれば、次回講義で質問できるよう控えておくこと。 15 テーマ「教育」④:幼児教育や教育にまつわる現代的な課題を整理し、その将来像を検討する。|【事前学習】「第4章 教育」を読み、自 らの見解を持つ。わからない語句、考え方等があれば調べ、それでもわからない場合は質問できるよう控えておく。【事後学習】事前学習 で得た自らの見解と講義の内容を比較し、その差異について検討をする。理解の難しい問題があれば、次回講義で質問できるよう控えてお くこと。 上記記載。 準備学習・事後学習 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 60 定期試験 講義で提出するコメントペーパー。 定期試験以外(授業内の課 40 題・参加度・出席態度等) その他 0 『アンビシャス社会学』櫻井義秀他編著、北海道大学出版会。 教科書 特になし。 参考文献 履修条件 留意事項等 特になし。 -6- 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 104340AA 教員氏名 単位 2.0 生命科学 配当年次 2 開講期 前期 荒井 三津子 地球上の一種の生命体としての人間の存在を理解するため、遺伝子構造などのミクロなレベルから地球環境や他の生物とのかかわり合いな どのマクロなレベルまで体系的に学ぶ。毎回、高等学校までに学ぶべき生物の基礎内容を確認しながら授業を進め、基礎確認後、大学での さまざまな専門科目に必要な生命科学の領域を学び、論理的な思考を身につけられるよう指導する。 授業の概要 ●高等学校の生物の授業内容を完全に理解していることを確認する。 ●生命とはなにか、ということに興味を持ち、論理的に思考できる能力を身につける。 ●ヒトをその仕組みから理解し、自然界におけるその位置と役割について議論できる能力を養う。 到達目標 授業計画 1 高等学校までに得た生物に共通する特徴や基礎知識について確認する。 生命とはなにか、という本講座の最終的な質問に対する現時点での見解を明確に把握し、 引き続く授業で、知識を重ねる方法について指導する。 <準備>生命とはなにか、考えてくること <事後>講義の内容をまとめること 2 生物に共通する性質として代謝をとりあげ、動物と植物それぞれの代謝について正しく理解する。同化について、とその仕組みを基礎か ら指導し、自分で説明できるようにする。 <準備>動物と植物の違いを考えてくること <事後>代謝についてまとめておくこと 3 4 5 動物と植物それぞれの代謝について引き続き学び、異化のしくみと意味について学習する。 <準備>同化とはなにか復習しておくこと <事後>異化について理解すること 生命の基本単位である細胞に着目し、基本構造と小器官の働き、細胞を作る物質について学習する。 細胞膜の働きについては詳細に学習する。 <準備>同化と異化について整理しておくこと <事後>細胞膜の構造を理解しておくこと 生殖と発生について学習する。有性生殖と遺伝子の多様性について復習し、そのしくみの多様性と意味について学ぶ。 <準備>有性生殖と無性生殖の違いを考察してくること <事後>有性生殖の多様性について整理すること 6 動物と植物の有性生殖について復習し、動物の生殖と発生について詳しく学ぶ。動物の発生過程を確認し、 遺伝子との関わりについても確認する。 <準備>有性生殖の意義について考えてくること。 <事後>動物の発生の基本をまとめること 7 遺伝現象の規則性について学習する。高校までに学んでおくべき遺伝の諸法則について確認し、生物の形質と遺伝子の関係に着いて詳しく 学習する。 <準備>これまでに学んだ遺伝に関する事項を復習してくること。 <事後>遺伝子について学んだことを整理しておくこと。 8 染色体と遺伝子について復習し、遺伝子の本体の解明やDNAの研究史、および現在までにわかっている知識を整理する。また、連鎖と組み換 えなど、基礎知識の確認も行う。 <準備>染色体と遺伝子について整理しておくこと。 <事後>DNAの知識を整理しておくこと。 9 遺伝情報とタンパク質の合成について学ぶ。最新の生命科学の領域とバイオテクノロジーについて確認し、 タンパク質の重要性について知識を深める。 <準備>タンパク質について知っていることをまとめておくこと <事後>タンパク質の構造について学んだことを整理すること 10 生物体内の化学反応と酵素について復習する。 その際、生体物質としてのタンパク質の構造や機能についても学習する。 <準備>酵素について知っていることを整理しておくこと <事後>生体内の化学反応と酵素について理解すること 11 生物の恒常性について学習する。内部環境としての体液と循環、成分の調整について確認し、恒常性の維持の機能と意味の重要性を理解す る。 <準備>恒常性について知っていることを整理しておくこと <事後>恒常性の維持について学んだことを整理しておくこと 12 生物における刺激の受容と応答について復習する。さまざまな受容器による刺激の受容と情報伝達のしくみ、刺激にたいする応答の機能に ついて学習する。 <準備>神経について知っていることを整理しておくこと <事後>情報伝達の仕組みについて学んだことを整理しておくこと 13 生物の分類と進化にかかわる基礎知識を確認し、その多様性をさぐる。生命の起源を考察し、生命倫理とのつながりを検討する。 <準備>生物の分類と進化について知っていることをまとめておくこと <事後>分類と進化について、講義で学んだことを整理し、理解すること 14 生命の起源についての諸説と進化についての論説を学習し、生命とはなにかについてこれまでの学習内容を総括しながら考察する。 <準備>分類と進化について前回学んだことを理解しておくこと <事後>生命とはなにか、というテーマについて考察すること 15 生物の集団と生態系、環境について復習する。さらに個体群の維持、生態系とその平衡の維持について 広く社会の問題としてとらえ、人類の未来を検討する。 <準備>生態系について知っていることをまとめておくこと <事後>生態系の一員としてのヒトの位置と役割について、ヒトとはどのような動物なのか、考えること 準備学習・事後学習 成績評価の方法 区分 定期試験 定期試験以外(授業内の課 題・参加度・出席態度等) その他 なし 教科書 高騰学校時代、生物や理科を選択していなくてもよいが、 授業で配布する記入式のプリントを毎回完成させ、15回の内容を完全に理解するよう 努力すること。 割合(%) 60 20 内容 15回の授業で学んだこと全体から出題する。記述式試験。ノート資料持ち込み不可。 各人が記入した配布プリントの途中提出で評価 20 レポート提出 なし 参考文献 履修条件 留意事項等 毎回、授業内容に関する資料を配布するので、必ずファイリングして、毎回授業に持参すること。 ノートも用意すること。 私語厳禁。 -7- 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 105600AA 教員氏名 授業の概要 到達目標 単位 2.0 統計の基礎 配当年次 1 開講期 後期 松岡 審爾 個々の数量的現象の変動や差異と有意性、および集団の特性と変化の推移を理解する手段として統計学の基本的な知識を身につける。さら に統計手法を利用して様々な自然現象や社会現象を把握する際の留意点を十分に理解したうえで、代表値の求め方や分散の取り扱い、相関 関係の検討法、各種検定法の特性などを学び、コンピュータを利用して統計処理するための基本理論を学ぶ。 ①データをもとにして統計的な記述を行いその特徴を見出すことができる ②推定がなぜ可能なのかを説明することができる。 ③統計的検定の考え方を説明することができる。 ④各種検定法の特性を理解し、データに適した方法を選択できる。 ⑤統計検定を正しく行い、適切な検定結果から正しい結論を導くことができる。 授業計画 1 2 【記述統計①】 データの整理と視覚化をおこなうための度数分布表とヒストグラム、また、データを代表する値である平均値と中央値、 最頻値について高校までに学習した内容を確認する。また、統計処理の対象となるデータが4つの尺度(比例尺度、間隔尺度、順序尺度、 名義尺度)に分類されることを学ぶ。 (準備)教科書1のp14〜p27を読んでおくこと。 (事後)宿題プリントを行うこと。 【記述統計②】 データのばらつきを表す指標(散布度)である分散、標準偏差、四分位偏差について高校までに学習した内容を確認し、 データの代表値と散布度の表し方を学ぶ。また、確率分布を理解し、二項分布および代表的な分布である正規分布の性質を理解する。 (準備)教科書1のp28〜p31、p42〜p48、p60〜p67を読んでおくこと。 (事後)宿題プリントを行うこと。 3 【推測統計①】統計的調査を母集団全体に行うことは実用的ではないので、標本を抽出して母集団の性質を推測する。まず母集団が正規分 布することを仮定して標本から母数を推定する考え方を学んだのち、正規母集団の分散が既知のときに母平均を区間推定する方法を学ぶ。 (準備)教科書1のp84〜p89、p96-p98、p100〜p102、p106〜p109、p112〜p117を読んでおくこと。 (事後)宿題プリントを行うこと。 4 【推測統計②】正規分布する母集団から標本抽出し、母分散を区間推定する方法を学ぶ。また、正規分布するが分散が未知の母集団から標 本抽出し母平均を区間推定する方法を学ぶ。これらの理解に必要な自由度、t分布、カイ二乗分布を学ぶ。 (準備)教科書1のp94、p133〜136、p71〜p73、p118〜p123、p68〜p70を読んでおくこと。 (事後)宿題プリントを行うこと。 5 【推測統計③】 統計的検定の基本的手順を習得する。仮説をたて、標本をもとにその真偽を判定するためには検定を行わなければならな い。ここでは検定における「帰無仮説」「危険率」「棄却」等の考え方を理解する。あわせて、片側検定、両側検定の使い分けや判定の誤 り(第1種の過誤、第2種の過誤)を学ぶ。 (準備)教科書1のp138〜p154を読んでおくこと。 (事後)宿題プリントを行うこと。 6 【実践編①】 関連2群の差の検定法として「対応あるt検定」「ウィルコクソン符号付順位和検定」を学ぶ。これは同じ個体内での変化 など、関連のある2つの量に差があるかどうかを判定できる。2つの検定のうちどれを用いるかは正規性の有無で判断するので、正規性の 検定も習得する。 (準備)教科書2のp48〜p51、p101〜p110を読んでおくこと。 (事後)宿題プリントを行うこと。 7 8 【実践編②】 独立2群の差の検定法として「スチューデントのt検定」「ウェルチのt検定」「マン・ホイットニー検定」を学ぶ。これ らの検定のうちどれを用いるかは正規性の検定、等分散性の検定により判断する。なお、等分散性の検定に必要なF分布についても紹介す る。 (準備)教科書1のp74〜p76、p167〜p170 教科書2のp81〜p99を読んでおくこと。 (事後)宿題プリントを行うこと。 【実践編③】 独立な多群(3群以上)の差を検定する方法として「一元配置分散分析」を分散分析の原理の基本とともに学ぶ。また、正 規性や多群の等分散性がないときに用いる「クラスカル・ワーリス検定」、多群の等分散性の検定である「バートレット検定」を学ぶ。 (準備)教科書1のp192〜p206 教科書2のp111〜p124 を読んでおくこと。 (事後)宿題プリントを行うこと。 9 【実践編④】関連ある多群の差を検定する「重複(または反復)測定一元配置分散分析」を紹介する。また、2要因を同時に分析する「二 元配置分散分析」を学ぶ。ここでは2要因の組合せに対してデータが1つの場合に用いる「繰り返しのない二元配置分散分析」「フリード マン検定」を学ぶ。 (準備)教科書1のp207〜p213 教科書2のp126〜p131、p139〜p148を読んでおくこと。 (事後)宿題プリントを行うこと。 10 【実践編⑤】分散分析では多群のどこかに差があるかを検定するが、どの群とどの群に差があるかはわからない。これを明らかにする検定 が多重比較である。ここではその概念を学び様々な多重比較法を紹介する。 (準備)教科書2のp165〜p195が範囲だが、このうちp165、p168〜p172を読んでおくこと。 (事後)宿題プリントを行うこと。 11 【実践編⑥】 2要因の組合せに対してデータが複数存在する場合に用いる「繰り返しのある二元配置分散分析」について学ぶ。またここ で得られる2要因の絡みあいの指標=「交互作用」の解釈も学ぶ。さらに、「重複測定二元配置分散分析」についても紹介する。 (準備)教科書1のp218〜p219 教科書2のp151〜p163を読んでおくこと。 (事後)宿題プリントを行うこと。 12 【実践編⑦】 2つの変量の間に相関関係があるかどうかを調べる「ピアソンの相関係数の検定」「スピアマンの順位相関係数検定」を学 び、ここで得られる相関係数の意味を学ぶ。 【番外編】 最近用いられ始めた「効果量」とよばれる効果の大きさをあらわす統計的指標を紹介する。ここでは2群の差の検定における 効果量を学ぶ。 (準備)教科書1のp34〜p40を読んでおくこと。 (事後)宿題プリントを行うこと。 13 【実践編⑧】 「2×2分割表」について学ぶ。これは2つの名義尺度の変数があり、各変数が2つの値しかとらないとき、変数間の関連 の有無を調べる検定法である。アンケート調査では名義尺度のデータが多いのでよく用いられる。ここでは、「カイ2乗独立性の検定」、 「フィッシャーの直接確率計算法」、「マクニマー法」について学ぶ。 (準備)教科書2のp239〜p253を読んでおくこと。 (事後)宿題プリントを行うこと。 14 15 【実践編⑨】「m×n分割表」について学ぶ。これは2つの名義尺度か順序尺度の変数があり、少なくとも1つの変数が3つ以上の値をと るとき、変数間の関連の有無を調べる検定法である。ここでは「カイ2乗独立性の検定」、「マン・ホイットニー検定」、「クラスカル・ ワーリス検定」、「スピアマン順位相関係数の検定」について学ぶ。 (準備)教科書2のp259〜p276を読んでおくこと。 (事後)宿題プリントを行うこと。 【実践編⑩】実践編の総まとめとして、調査したいデータに対してどの検定を選択したらよいかを習得する。 (準備)教科書2でこれまで行った検定法を復習しておくこと。 (事後)宿題プリントと最終レポートを行うこと。 準備学習・事後学習 教科書を読んで予習しておくこと。復習として宿題プリントを行うこと。宿題中の計算は教科書2に付属している統計解析ソフ ト(CL教室のパソコンにもインストールされている)を用いる。 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 45 定期試験としての最終レポートにより評価する。 定期試験 講義中に提出するチェックテスト提出15%、毎回の宿題の提出40%により評価する。。 定期試験以外(授業内の課 55 題・参加度・出席態度等) その他 0 なし 1.統計解析がわかる/涌井良幸,涌井貞美/技術評論社 教科書 2.4steps エクセル統計(第4版)/柳井久江/オーエムエス出版 参考文献 履修条件 留意事項等 なし この科目は「統計と社会調査法」の基礎科目となっている。 -8- 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 106750AA 教員氏名 単位 2.0 物理学 配当年次 4 開講期 前期 松岡 審爾 物理学は広範な自然現象を統一的に理解しようとするものであり、全ての自然科学の基礎をなしている。ここでは、生体力学や運動学の 基礎となるニュートン力学および熱力学の基本的な考えや電磁気学の基礎法則を理解し、剛体の力学、変形体の力学および生体組織の力学 的性質および電気、電磁波、超音波の性質や生体作用について学習する。 授業の概要 到達目標 1.速度、加速度、力およびニュートンの法則を理解し運動方程式を記述することができる。 2.力のモーメント、剛体(変形しない物体)のつりあいを理解できる。また、変形する物体の力学的性質や波動との関係が理解できる。 3.仕事とエネルギーの基本および熱との関連を理解できる。 4.静電気、電荷が作る電場、および電荷の流れである電流の性質を理解できる。 5.磁力の原因、電磁誘導を含む電場と磁場との関係および電磁波の性質について理解できる。 授業計画 1 はじめに 物理学で用いられる単位系について学ぶ。 力学1 ・運動の記述―位置、変位、移動距離、速度、速さの表し方を学ぶ。 (準備)教科書のp5、p8~p19を読んでおくこと。 (事後)指定された練習問題を行い、宿題プリントをすること。 2 力学2 ・運動の記述―加速度 ・平面における運動の記述方法を学ぶ。 ・ニュートンの運動の法則1―慣性の法則、運動の法則(F =ma)を理解する。 (準備)教科書のp19~p22、p25~p30、p34~p36を読んでおくこと。 (事後)指定された練習問題を行い、宿題プリントをすること。 3 力学3 ・ニュートンの運動の法則2―作用反作用の法則、力のつりあいのちがいを理解する。 ・ニュートンの運動の法則の応用・重力と落下運動、運動方程式の記述方法を習得する。 (準備)教科書のp37、p46を読んでおくこと。 (事後)指定された練習問題を行い、宿題プリントをすること。 4 力学4 ・ニュートンの運動の法則の応用―垂直抗力、摩擦力、力の分解、斜面上の物体の運動、運動量を学ぶ。 (準備)教科書のp37~p39、p42、p45、p48~p50を読んでおくこと。 (事後)指定された練習問題を行い、宿題プリントをすること。 5 力学5 ・仕事とエネルギー―仕事、仕事率、位置エネルギー、運動エネルギー、力学的エネルギー保存の法則を理解する。 (準備)教科書のp59~p66を読んでおくこと。 (事後)指定された練習問題を行い、宿題プリントをすること。 6 力学6 ・剛体の力学―力のモーメント、剛体のつりあい条件を理解する。 (準備)教科書のp44~p45、p51~p53を読んでおくこと。 (事後)指定された練習問題を行い、宿題プリントをすること。 7 力学7 ・周期運動―ラジアン角について、等速円運動、向心力、復元力、ばね定数、振り子について学ぶ。 ・みかけの力(慣性力)―非慣性系、遠心力がどのようなものかを理解する。 (準備)教科書のp73~p75、p77~p78、p82~p85、p87~p90、p93を読んでおくこと。 (事後)指定された練習問題を行い、宿題プリントをすること。 8 力学8 ・変形する物体の静力学―弾性と塑性を理解し、ひずみと応力、弾性定数の関係を理解する。 (準備)教科書のp101~p104を読んでおくこと。 (事後)指定された練習問題を行い、宿題プリントをすること。 9 力学9 ・流体の力学―圧力、密度、水圧、アルキメデスの原理、パスカルの原理、ベルヌーイの法則、粘性を理解する。 (準備)教科書のp95~p101、p104~p108を読んでおくこと。 (事後)指定された練習問題を行い、宿題プリントをすること。 10 波動 ・縦波、横波、波の基本式、波の干渉・屈折・回折、弦の振動、音、超音波の基本的概念を学ぶ。 (準備)教科書のp114~p124を読んでおくこと。 (事後)指定された練習問題を行い、宿題プリントをすること。 11 電磁気学1 ・真空中の静電場―電気力、電場、電位の定義を知る。 ・物質中の静電場―導体の静電誘導について理解する。 (準備)教科書のp158~p161、p162~p171を読んでおくこと。 (事後)指定された練習問題を行い、宿題プリントをすること。 12 電磁気学2 ・物質中の静電場―絶縁体の静電誘導、誘電体、キャパシター(コンデンサー)について学ぶ。 ・電流、オームの法則、電力、ジュール熱、交流を理解する。 (準備)教科書のp161~p162、p164~p165、p173~p175、p177~p179、p182~p184、p206~p208を読んでおくこと。 (事後)指定された練習問題を行い、宿題プリントをすること。 13 電磁気学3 ・定常電流と磁場―磁場、電流による磁場の発生、磁場中で運動する荷電粒子および電流に働く力を理解する。 (準備)教科書のp191~p199を読んでおくこと。 (事後)指定された練習問題を行い、宿題プリントをすること。 14 電磁気学4 ・電磁誘導(ファラデーの法則)、磁場の変化による電場の発生、電場の変化による磁場の発生、電磁波を理解する。 (準備)教科書のp199~p203、p212~p214を読んでおくこと。 (事後)指定された練習問題を行い、宿題プリントをすること。 15 熱力学 ・熱平衡と温度、熱力学第1法則、熱容量、比熱、相転移、熱の移動方法を学ぶ。 (準備)教科書のp136~p144、 p147、 p149~p150を読んでおくこと。 (事後)指定された練習問題を行い、宿題プリントをすること。 準備学習・事後学習 授業中にスライドで指定した教科書範囲を予習しておくこと。 授業中にスライドで提示した教科書の図に関連した箇所、および練習問題の復習をし、宿題プリントをすること。 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 55 定期試験 毎回宿題を出すのでその提出によって評価する。 定期試験以外(授業内の課 45 題・参加度・出席態度等) その他 0 第3版 物理学入門/原康夫/学術出版図書 教科書 医療系のための物理/佐藤幸一他/東京教学社 参考文献 履修条件 留意事項等 理学療法学科の学生は、運動学、物理療法学の基本となるので、高校で物理基礎のみ履修の学生,それすら未履修の学生は必ず履修するこ と。作業療法学科の学生は、運動学の基本となるので履修するとよい。看護学科、健康栄養学科の学生は専門に直結するわけではないので 数理分野が得意で興味があれば履修してもよい。 -9- 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 100410AA 教員氏名 単位 1.0 英語I ① 基礎的語彙に慣れ親しむことができる。 ② 日本語に訳することなしに英文の意味が理解できる。 ③ パラグラフ単位で意味が把握できる。 到達目標 授業計画 オリエンテーション 評価方法を確認する。授業の進め方を実際に少し進めながら説明する。 Unit1 Chapter1 プロセスを描写する。 (準備)Unit1 Chapter1を事前に読んでおくこと (事後)Unit1 Chapter1で出てきた単語、表現、読むための技術を復習すること 2 Unit1 Chapter2 メインアイディアとサポーティングアイディアを識別する。 (準備)Unit1 Chapter2を事前に読んでおくこと (事後)Unit1 Chapter2で出てきた単語、表現、読むための技術を復習すること 3 Unit2 Chapter1 詳細をスキャンする。 (準備)Unit2 Chapter1を事前に読んでおくこと (事後)Unit2 Chapter1で出てきた単語、表現、読むための技術を復習すること 4 Unit2 Chapter2 予想する。 (準備)Unit2 Chapter2を事前に読んでおくこと (事後)Unit2 Chapter2で出てきた単語、表現、読むための技術を復習すること 5 Unit3 Chapter1 メインアイディアを理解するために見出しを利用する。 (準備)Unit3 Chapter1を事前に読んでおくこと (事後)Unit3 Chapter1で出てきた単語、表現、読むための技術を復習すること 6 Unit3 Chapter2 出来事が起こった順番を理解する。 (準備)Unit3 Chapter2を事前に読んでおくこと (事後)Unit3 Chapter2で出てきた単語、表現、読むための技術を復習すること 7 Unit4 Chapter1 事前説明する。 (準備)Unit4 Chapter1を事前に読んでおくこと (事後)Unit4 Chapter1で出てきた単語、表現、読むための技術を復習すること 8 Unit4 Chapter2 予想する。 (準備)Unit4 Chapter2を事前に読んでおくこと (事後)Unit4 Chapter2で出てきた単語、表現、読むための技術を復習すること 9 Unit5 Chapter1 パラグラフの中のメインアイディアを識別する。 (準備)Unit5 Chapter1を事前に読んでおくこと (事後)Unit5 Chapter1で出てきた単語、表現、読むための技術を復習すること 10 Unit5 Chapter2 語彙を予想する。 (準備)Unit5 Chapter2を事前に読んでおくこと (事後)Unit5 Chapter2で出てきた単語、表現、読むための技術を復習すること 11 Unit6 Chapter1 定義を見つける。 (準備)Unit6 Chapter1を事前に読んでおくこと (事後)Unit6 Chapter1で出てきた単語、表現、読むための技術を復習すること 12 Unit6 Chapter2 事実を認識する。 (準備)Unit6 Chapter2を事前に読んでおくこと (事後)Unit6 Chapter2で出てきた単語、表現、読むための技術を復習すること 13 Unit7 Chapter1 予想する。 (準備)Unit7 Chapter1を事前に読んでおくこと (事後)Unit7 Chapter1で出てきた単語、表現、読むための技術を復習すること 14 Unit7 Chapter2 パターンに気づく。 (準備)Unit7 Chapter2を事前に読んでおくこと (事後)Unit7 Chapter2で出てきた単語、表現、読むための技術を復習すること 15 まとめ (準備)総復習してくること (事後)ポイントを整理しておくこと 準備学習・事後学習 ① 受講前に、事前読み、単語調べを行うこと。 ② 付属のCDをよく聴いておくこと。 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 0 定期試験はしない。 定期試験 授業参加度、課題、小テスト 定期試験以外(授業内の課 40 題・参加度・出席態度等) その他 60 授業内試験 ACTIVE SKILLS FOR READING 2 Third Edition / Neil J. Anderson / センゲージラーニング株式会社 +Audio CD 教科書 授業内に指示する。 参考文献 履修条件 留意事項等 開講期 前期 アンマリーミラー望月・JEFFRY ALAN TUCKER・Patrick Hall ここでは高等学校での学習を基に比較的まとまりのある英文を正しく、丁寧に読み取ることを目的に、発音、語彙、語法、慣用的表現の解 説と訓練を行うとともに、それらを用いて英語で自己表現することに慣れさせる。 授業の概要 1 配当年次 1 クラス分けに関しての指示に従うこと。 - 10 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 100420AA 教員氏名 単位 1.0 英語Ⅱ 配当年次 1 開講期 後期 David Flenner・Patrick Hall 英語によるコミュニケーションの重要性は今後も高まると思われることから、自然な英会話を展開でき るように指導する。英語を「読む」「書く」「聴く」及び「話す」ことの四領域の総合的な英語運用能力の 向上を目指す。 授業の概要 Students will engage in a variety of listening, speaking, reading and writing exercises, with emphasis on developing their oral English communication skills. They are also expected to actively participate in all classroom activities. Students will be able to speak clearly, and become effective listeners and communicators. 到達目標 授業計画 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 Introduction to the class; Unit 7, Holidays, first half: Talking about travel; comparing places and holidays Review the lesson after the class. Prepare the assigned part(s) for the next class. Unit 7, second half: Giving directions in the street; describing a town or a city Review the lesson after the class. Prepare the assigned part(s) for the next class. Unit 8, Now, first half: Talking about film stars; describing people’s appearance Review the lesson after the class. Prepare the assigned part(s) for the next class. Unit 8, second half: Asking for and giving recommendations; describing an event Review the lesson after the class. Prepare the assigned part(s) for the next class. Unit 9, Transport, first half: Talking about types of transport; ways to travel around towns and cities Review the lesson after the class. Prepare the assigned part(s) for the next class. Unit 9, second half: Apologizing for being late; dealing with problems when flying Review the lesson after the class. Prepare according to the instruction for the next class. Review of Units 7 – 9 and evaluation activities Review the lesson after the class. Prepare the assigned part(s) for the next class. Unit 10, The Future, first half: Talking about future plans and wishes; making predictions about situations Review the lesson after the class. Prepare the assigned part(s) for the next class. Unit 10, second half: Making suggestions and inviting friends; talking about weather Review the lesson after the class. Prepare the assigned part(s) for the next class. Unit 11, Health, first half: Discussing cures for the common cold; talking about healthy weekends Review the lesson after the class. Prepare the assigned part(s) for the next class. Unit 11, second half: Giving advice and offering help; asking for help in a pharmacy Review the lesson after the class. Prepare the assigned part(s) for the next class. Unit 12, Experiences, first half: Talking about unusual experiences; describing movement from one place to another and past experiences Review the lesson after the class. Prepare the assigned part(s) for the next class. Unit 12, second half: Describing difficult situations or problems; talking about an exciting or frightening experience Review the lesson after the class. Prepare according to the instruction for the next class. Review of Units 10 – 12 and evaluation activities Review the lesson after the class. Prepare the Role Play Performance for the next class. Role Play Performance 15 Students must make use of the CD-ROM at home. 準備学習・事後学習 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 0 定期試験 In-class participation, 20%; Evaluation activities, 30%; Presentation, 50% 定期試験以外(授業内の課 100 題・参加度・出席態度等) その他 0 Speakout, Elementary Flexi Course Book 2 by Eales and Oakes. Pearson Longman. 教科書 Students are encouraged to study ESL sites on the Internet. 参考文献 履修条件 留意事項等 Use only English in class. Bring dictionary and textbook. - 11 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 105140AA 教員氏名 単位 1.0 中国語I 配当年次 2 開講期 前期 井上 裕子 本講義は、発音のポイント、入門レベルの文法、基本会話と表現に関する基礎的事項を総合的に学習することによって、入門レベルの中国 語の外観を把握し、特に、文法事項や発音のポイントを把握できるようにする。中国語の発音の学習で重要なことは、発音符号であるピン インの読み方とその表記の方法を理解することであるため、発音表記であるピンインとその表記の関係を理解することに力をいれ、その関 係を把握できるようにする。 授業の概要 中国語の学習を継続的に進めていくための、基礎的な事項であるピンインの読み方や表記の方法を理解することができるようになる。 到達目標 授業計画 1 オリエンテーション、中国語とは? 授業の内容、何に力をいれて授業に臨むべきかなどを具体的に指示する。中国語と日本語の相違点、類似点を中心に中国語がどのような言 語かについて理解を深める。(準備)特になし(事後)教員の話したことをまとめておく。 2 発音①、四声、声調符号の付け方を中心にマスターする。 中国語の声調とは何かを理解し、声調の違いを耳で区別できるようになる。 声調符号のつけ方の規則について理解し、中国語音節に正しい声調符号をつけることができるようになる。 (準備)教科書P6-7に目を通しておく。(事後)数を言えるようにしておく。 3 発音② 単母音及び複母音を中心にマスターする。 単母音の違いを耳で聞いて区別できるようになり、実際に発音できるようになる。 単母音をマスターした後に、2重母音、3重母音の複母音について訓練する。 (準備)教科書P8-9に目を通しておく。(事後)A15の単語を言えるようにしておく。 4 発音③ 子音を中心にマスターする。 子音(声母)の音の違いを耳で聞いて区別できるようになり、実際に発音できるようになる。また、中国語の有気音と無気音の違いについ ては、徹底して発音訓練を行う。 (準備)教科書P10-11に目を通しておく。(事後)A20の単語を言えるようにしておく。 5 発音のまとめ:発音①から③の復習及び表記方法の確認(小テスト)。 中国語の微妙な発音の相違を耳で聞いて区別できるには、一定の継続した訓練が必要であるが、まず、ピンイン表記と音の相違を耳で区別 できるように訓練を行う。その後、基本事項に関する小テストを行う。 (準備)テキストの練習問題を復習しておく。(事後)A25の単語を言えるようにしておく。 6 自分の名前や同級生の名前を中国語で表現し、相手の名前を尋ねる表現をマスターする。 S(人)+“叫”+フルネーム S(人)+“姓”+苗字 (準備)教科書第1課P20-21に目を通しておく。(事後)単語と文章を声を出して読むこと。 7 判断を表す“是”を使った表現をマスターする。 S+“是”+O、S+“不是”+O (準備)第2課P24-25の単語と本文に目を通しておく。(事後)単語と本文を声に出して読むこと。 8 形容詞を用いた最も基本的な文型をマスターする。 S+形容詞、S+“不”+形容詞 (準備)第3課の単語、本文に目を通しておく。(事後)単語、本文を声に出して読むこと。 9 動詞を用いた最も基本的な文型をマスターする。 S+副詞+V(+O) (準備)教科書第4課の単語と本文に目をとおしておく。(事後)単語と本文を声を出して読むこと。 10 名詞を述語とする最も基本的な文型をマスターする。 名詞+名詞(曜日・時刻・年月・年齢)、名詞+“不是”+名詞(曜日・時刻・年月・年齢) (準備)教科書第5課の単語と本文に目をとおしておく。(事後)単語と本文を声を出して読むこと。 11 これまで学んだ中国語の基本文型も用いて、簡単な中国語の表現を聞けて言えるようにする。 (準備)教科書第1課~第5課までの単語、本文を声をだして読むこと。(事後)CDを聞いて真似して言う。 12 “有”を用いた文型をマスターする。 S+“有”+O、S+“没有”+O (準備)教科書第6課の単語と本文に目をとおしておく。(事後)単語と本文を声を出して読むこと。 13 “在”と“有”を用いた文型の相違を確認し、マスターする。 S+“在”+場所、場所+“有”+S (準備)教科書第7課の単語と本文に目をとおしておく。(事後)単語と本文を声を出して読むこと。 14 基本文型を用いて、身近な話題をテーマに会話練習をする。 これまで学習した中国語の基本文型を用いて、場面を設定し実際に会話の訓練をする。 (準備)自分の自己紹介を言えるよう練習する。(事後)教科書第1課~第7課まで自分なりにノートにまとめておく。 15 復習筆記テストおよび自己紹介テスト (準備)前期に学んだ単語、表現を教科書、プリント、ノートをもとに整理しておく。(事後)覚えた表現を忘れないように度々声に出し 練習しておく。 準備学習・事後学習 準備学習は、テキストを見てどのような内容を行うのかを簡単に予習すること。 事後学習は、小テストなどに向け、単語、本文、漢字などを覚えるようにしましょう。 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 0 定期試験は行わない。 定期試験 課題の完成度及び授業への参加度、授業態度(50%)+テスト(50%) 定期試験以外(授業内の課 100 題・参加度・出席態度等) その他 0 なし 『新・表現の達人Ⅰ‐基本ブック』蘇氷他著 白帝社 教科書 適宜授業中に指示する。 参考文献 履修条件 留意事項等 特になし - 12 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 105190AA 教員氏名 単位 1.0 中国語II 配当年次 2 開講期 後期 井上 裕子 本講義は、前期で学習した発音の基礎と初歩的文法事項及び表現方法を復習するとともに、より完全なものとし、さらに進んだ文法と文型 を学び、初級レベルの「語法と表現」をマスターできるようにする。同時に前期で習得した発音習得に欠かせない、発音符号とピンインの 読み方とその表記、さらに声調を結びつけ、中国語の発音表記についてマスターできるようにする。 授業の概要 前期半年間に学習した中国語の発音習得をよりレベルアップさせ、平易な文構成からなる中国語を理解し、話すことができるようになる。 到達目標 授業計画 1 オリエンテーション、前期の復習 (準備)第1課~第7課までテキストやノートにざっと目を通しておく。(事後)ポイントを整理しておく。 2 基本的文型を使って、生活習慣に関する表現をマスターする。 (時を示す名詞+)S+(時を示す名詞+)V(+O) (準備)教科書第8課の単語と本文に目をとおしておく。(事後)単語と本文を声を出して読むこと。 3 行為の完了表現をマスターする。 S+V+“了”+O、S+“没(有)”+V+O (準備)教科書第9課の単語と本文に目をとおしておく。(事後)単語と本文を声を出して読むこと。 4 可能、許可の表現をマスターする。 S+“能”/“会”/“可以”+V(+O) (準備)教科書第10課の単語と本文に目をとおしておく。(事後)単語と本文を声を出して読むこと。 5 前期の内容+第8~10課までの復習 (準備)ポイントを整理しておく。(事後)大事な表現を聞いて言えるようにしておく。 6 願望の表現をマスターする。感覚表現をマスターする。 S+(“不”+)“想”/“打算”など+V(+O)、S+(“不”+)“覚得”+形容詞 (準備)教科書第11課の単語と本文に目をとおしておく。(事後)単語と本文を声を出して読むこと。 7 条件と選択の表現をマスターする。 如果~的话、A+“還是”+B?、A+“或者”+B、 (準備)教科書第12課の単語と本文に目をとおしておく。(事後)単語と本文を声を出して読むこと。 8 動作の持続と存続の違いを理解し、その表現をマスターする。経験の表現をマスターする。 S+V+“過”(+O)、S+V+“着”(+O)、S+“在”+V(+O) (準備)教科書第13課の単語と本文に目をとおしておく。(事後)単語と本文を声を出して読むこと。 9 程度補語を用いて、程度や状態の表現をマスターする。 S+形容詞+“得”+“很”、S+(V+)O+“得”+程度 (準備)教科書第14課の単語と本文に目をとおしておく。(事後)単語と本文を声を出して読むこと。 10 比較の表現をマスターする。 A+“比”+B+形容詞(+程度)、A+“和”+B+“一様”+形容詞 (準備)教科書第15課の単語と本文に目をとおしておく。(事後)単語と本文を声を出して読むこと。 11 動作の時間的な量と回数の表現をマスターする。 S+V+時間量詞/回数(+O)、S+V+“了”+時間量詞/回数(+O) (準備)教科書第16課の単語と本文に目をとおしておく。(事後)単語と本文を声を出して読むこと。 12 結果補語を用いた、動作の結果表現をマスターする。 S+V+形容詞/自動詞+“了”(+O)、S+“没(有)”+V+形容詞/自動詞+“了”(+O) (準備)教科書第17課の単語と本文に目をとおしておく。(事後)単語と本文を声を出して読むこと。 13 可能補語を使った可能の表現をマスターする。 S+動詞+“得”+“了”/補語(+O)、S+動詞+“不”+“了”/補語(+O) (準備)教科書第18課の単語と本文に目をとおしておく。(事後)単語と本文を声を出して読むこと。 14 15 第11~18課までの復習 (準備)これまで学んだポイントを整理しておく。(事後)ポイントとなる単語と本文を聞けて読めるようにしておく。 まとめテスト、会話テスト 教科書内容をまとめた筆記テスト、ぴょびこれまで学習した中国語の基本文型を用いて、場面を設定した会話テスト (準備)教科書、プリント、ノートによる復習、会話の練習をしておくこと。(事後)1年間学んだことを整理しておく。 準備学習・事後学習 予習、復習をできるだけしてください。単語、本文のピンインなど毎回着実に覚えることを習慣にしましょう。その他音楽、映 画、ニュースなどでかまいませんからなるべく中国語を耳に入れるようにしましょう。 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 0 定期試験は行わない。 定期試験 予習、復習、課題の完成度及び授業への参加度、授業態度(50%)+小テスト(50%) 定期試験以外(授業内の課 100 題・参加度・出席態度等) その他 0 なし 『新・表現の達人Ⅰ‐基本ブック』蘇氷他著 白帝社 教科書 適宜授業中に指示する。 参考文献 履修条件 留意事項等 「中国語Ⅰ」を履修していることが望ましい。 - 13 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 103480AA 教員氏名 単位 1.0 生涯スポーツI 配当年次 1 開講期 前期 平岡 英樹 体育としてのスポーツ、楽しみ実践するスポーツ、レクリエーションとスポーツ、競技としてのスポーツ等々について概念を明確にする。 また、健康的で楽しい生活を送るためのスポーツ活動の意義を理解し、具体的な実技を通して、個々の身体的・精神的な健康レベルを向上さ せながら、生涯学習とは何か、生涯学習に果たすスポーツの役割について考察し、生涯にわたってスポーツを継続していくための基礎知識 を習得する。 授業の概要 各種目の基本技術を身につけ体力増進を目指す。ルールやマナーを理解し、ゲームを通して仲間を尊重するこころを育て、生涯を通じてス ポーツに親しむ習慣を身に付ける。 到達目標 授業計画 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 授業内容についてのガイダンス 授業内容の説明、受講上の注意事項、評価等についての説明をする。 準備・事後学習なし 体力テスト⑴ 握力・立ち幅跳び・ハンドボール投げ・体前屈・上体起こし・反復横跳び 準備・事後学習なし 体力テスト⑵ 50m走・20mシャトルラン 準備・事後学習なし ソフトバレーボール⑴ 基礎練習・応用練習ールール説明・パス練習・アタック練習 準備・事後学習なし ソフトバレーボール⑵ ゲーム(技術の活用)ー練習した技術をゲームの中で活用する 準備・事後学習なし ソフトバレーボール⑶ ゲーム(技術の応用)ー2人・3人のプレーを活用する 準備・事後学習なし ソフトバレーボール⑷ ゲーム(チームプレー)ー個人プレー・コンビネーションプレーを活用し、チームとしてプレーする 準備・事後学習なし バドミントン・卓球⑴ 基礎・応用練習ーサーブ・様々なストローク・ショットの練習 準備・事後学習なし バドミントン・卓球⑵ ゲーム(技術の活用)ーサーブ・様々なストローク・ショットの活用 準備・事後学習なし バドミントン・卓球⑶ ゲーム(技術の応用・コンビネーションプレー)ーシングルス・ダブルスによるゲーム 準備・事後学習なし 身体作り ヨガやピラティス、バランスボールやストレッチポールなどを利用し、体幹トレーニングなどの方法を学ぶ 準備・事後学習なし 12 アウトドアスポーツ⑴ ソフトボールー基本練習(キャッチ・スロー・バッティング) テニスー基本練習(フォアハンド・バックハンド) 準備・事後学習なし 13 アウトドアスポーツ⑵ ソフトボールーゲーム(キャッチ・スロー・バッティング技術を活用) テニスーラリー(フォアハンド・バックハンド技術を活用) 準備・事後学習なし 14 ニュースポーツ⑴ フライングディスクの基礎・応用ースロー・キャッチ ユニバーサルホッケー、ピロポロのゲーム等 準備・事後学習なし 15 ニュースポーツ⑵ ドッジボールーボールやルールを変えて行う ドッジビーーフライングディスクを使用してのドッジボール 準備・事後学習なし 特になし 準備学習・事後学習 成績評価の方法 区分 定期試験 定期試験以外(授業内の課 題・参加度・出席態度等) その他 なし 教科書 割合(%) 0 100 内容 定期試験は実施しない 平常点80%(準備・片付け・受講態度など)、レポート等課題提出による評価20% 0 なし 特になし、必要に応じて資料を配付 参考文献 履修条件 留意事項等 ジャージ等の運動・スポーツに適した服装・スポーツシューズ(屋内用・屋外用)を着用して受講すること 屋外で行う場合は屋外用のスポーツシューズを着用して受講すること 天候その他状況により種目が変更となる場合がある - 14 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 103490AA 教員氏名 単位 1.0 生涯スポーツII 配当年次 1 平岡 英樹・吉武 泰子 参加者のレベルに応じて展開するスポーツ及び軽スポーツの方法論について、個々の学生がすでに修得しているスポーツの技術・技能レベ ルを基礎として、設備・用具等を含め、実践を通して考察する。とりわけ、北海道の自然環境を活かしたスポーツ活動を実際に行いなが ら、生活の中に運動に親しむ活動時間を定着させ、生涯にわたって、仲間とともにスポーツを継続できる知識と実践法を学ぶ。 授業の概要 スポーツの楽しさを知り、日常生活での健康への意識を高めると共に、体力の維持・増進を目指す。 生涯を通じて積極的に且つ楽しく、スポーツや運動に親しむ意識と習慣を身に付ける。 到達目標 授業計画 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 授業内容についてのガイダンス 授業内容の説明、受講上の注意事項、評価等についての説明 バレーボール⑴ 基礎・応用練習ーサーブ、パス、アタックの練習 バレーボール⑵ ゲーム(技術の活用)ー基礎的技術を活用しゲームを行う バレーボール⑶ ゲーム(技術の応用)ー2人・3人のプレーがゲームで活用できるようになる バレーボール⑷ ゲーム(チームプレー)ー2人・3人のプレーを応用したチームプレー(攻撃・守備)でゲームを行う バスケットボール⑴ 基礎・応用練習ーパス・シュート練習、2人・3人のプレーの練習 バスケットボール⑵ ゲーム(技術の活用)ーパス・シュートがゲームの中で活用できるように バスケットボール⑶ ゲーム(技術の応用)ー個人・2人・3人のプレーがゲームで活用できるように バスケットボール⑷ ゲーム(チームプレー)ー個人・2人・3人のプレーを応用したチームプレー(攻撃・守備)でゲームを行う ニュースポーツ⑴ ミニテニス(技術の活用)ー基礎技術を活用しゲームを行う ニュースポーツ⑵ ミニテニス(技術の応用)ー基礎技術・コンピプレーを活用しゲームを行う ニュースポーツ⑶ ユニホッケー(技術の活用)ー基礎技術を活用しゲームを行う ニュースポーツ⑷ ユニホッケー(ゲーム)ー技術を応用し、チームとしてプレーする 14 ニュースポーツ⑸ ミニバレー(ゲーム)ー練習した技術をゲームの中で活用する ヘルスバレーボール(ゲーム)ーゲームの中で技術を習得する 15 ニュースポーツ⑹ ミニバレー(ゲーム)ー技術を応用し、チームとしてプレーする ヘルスバレーボール(ゲーム)ー習得した技術をゲームの中で活用する 特になし 準備学習・事後学習 成績評価の方法 区分 定期試験 定期試験以外(授業内の課 題・参加度・出席態度等) その他 なし 教科書 割合(%) 0 100 内容 定期試験は実施しない 平常点80%(準備・片付け・受講態度など)、レポート等課題提出による評価20% 0 なし 特になし、必要に応じて資料を配付 参考文献 履修条件 留意事項等 開講期 後期 ジャージ等の運動・スポーツに適した服装・スポーツシューズ(屋内用)を着用して受講すること 状況により種目が変更となる場合がある - 15 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 100080A1 教員氏名 授業の概要 到達目標 単位 2.0 異文化間コミュニケーション論 配当年次 2 開講期 後期 岡本 佐智子 異なった文化間での交流で起こるコミュニケーション問題は、日本人と外国人の間だけでなく日本人同士でも起こる。文系や理系、東日本 と西日本、男女等々、言語や思考、価値観など文化的背景の異なる人々の間では、どんな誤解やすれ違いが起こるのか、対人レベルから集 団間レベルまでの事例をあげ、受講者といっしょに問題の解決方法を考えていく。ここでは、多文化社会に移行しつつある日本で、異なっ た文化を理解し、多様なコミュニケーションを受容できるようにするための第一歩として、まず自分のことや自文化を知ろうとすることか ら始める。そして他者との異なりよりも共通点、否定的なことよりも肯定的なことに気づいていく姿勢を身につけてもらうことにある。 「みんな違って、みんないい」の発想になってもらうのが本講義の目的である。 1.他者のよくない部分や異質な部分よりも、よい部分や共通する部分を発見できるようになること。 2.「違う」ことや多様性への寛容的態度を意識化できるようになること。 3.他者の行動や価値観を自分のモノサシで評価しないで、判断留保を使おうとするようになること。 4.対立したときは、アサーティブな問題解決方法を意識できるようになること。 授業計画 1 オリエンテーション:文化ってなんだろう (準備)転校や入学時の各自の対人接触過程を思い出しておいてほしい。 芸術や食物、伝統芸能などの見えるものと違って、無意識のうちに身についた「文化」とはどんなことかを概説する。(事後)教科書の第 1章を読んでおくこと。本文のゴチック体で記された専門用語は必ず巻末の解説に目を通しておくこと。 2 コミュニケーションのしくみ (準備)教科書1章、特に7-10ページは用語に注意しながらよく読んでおくこと。 コミュニケーションは、パーソナルなものからメディアまで多様であるが、ここでは対人コミュニケーションを中心に、情報伝達の記号と 解釈を解説する。(事後)なぜ人は自分のことを分かってくれないのか、そのすれ違いの原因を考え、自文化シートに記しておくこと。 3 異文化コミュニケーションのしくみ (準備)教科書の巻末「異文化」項目のゴチック体用語を読んでおくこと。 互いに異なる文化背景を持つ人々のメッセージ交換は、予想もしないフィルターやバイアスがかかり、ミスコミュニケーションが起こるコ ミュニケーションの過程と構成要素ですれ違いが起こりやすいことを概説する。 (事後)異文化コミュニケーションのしくみについて配布した自文化タスクシートに記入しておくこと。 4 言語メッセージと文化 (準備)自文化シートの完成または書き直しをしておくこと。 日本人のコミュニケーションは以心伝心、あうんの呼吸、察しがキーワードとされている。こうした高コンテキスト文化と、ことばですべ てを省略せずに伝えなければならない低コンテキスト文化の対人関係ではどのような問題が起こるのかを考えよう。(事後)高・低コンテ キストの会話事例を作成すること。教科書第6章を読んでおくこと。 5 非言語メッセージと文化 (準備)教科書第6章を事前に読んでおくこと。 非言語によるメッセージは、同じしぐさや身振り・手振りでも文化によってその意味が異なり、ときには大きな誤解を引き起こす。世界 のタブーとされる最小限の非言語行動は覚えておこう。そして日本人の意味のないVサインを卒業しよう。(事後)日本人の代表的な非言 語表現を20記述すること。高・低コンテキスト会話課題を修正し次週提出すること。 6 日本人のコミュニケーション特性 (準備)高・低コンテキスト文化の会話事例課題の修正版を作成しておくこと。 日本人の思考パターンはそのコミュニケーションでも「渦巻き型」「飛び石型」傾向にある。欧米諸国の「直線型」「石畳型」との思考 方法を比較しながら、異文化間での意見の伝え方の方法を考えよう。 (事後)コンテキスト別会話と各文脈における渦巻き型と直線型の会話事例を追加作成して、次週提出すること。 7 文化相対主義とは (準備)教科書の巻末280-281ページをよく読み、その具体的な事象を考えておくこと。 文化には優劣はない。しかし、多くは自文化中心主義/自民族中心主義的である。ここでは「わたしの常識は、あなたには非常識。あなた の常識は、わたしには非常識」でとなる価値観とは何かを考えよう。(事後)授業で配布する文化相対主義になるためのワークシートを記 入して、次週の授業開始時に提出すること。 8 対人コミュニケーション (準備)文化相対主義ワークシートを完成しておくこと。 人と人の出会いではスモールトークから相手を判断・評価していく。そして、探り合いの段階から「関係」をつくっていくコミュニケー ションパターンと、拒否パターンの心理的過程をシュミレーションしながら考えてみよう。(事後)文化の異なる人とのコミュニケーション パターン傾向を、グループで話し合ってワークシートにまとめておく。 9 集団コミュニケーション (準備)配布ワークシートを完成しておくこと。 集団や組織のコミュニケーションは、日本企業は「O型」文化とされており、欧米企業は「M型」とされている。国際ビジネスにおける 多国籍企業のコミュニケーショントレーニングを紹介する。 (事後)集団主義傾向が強い文化の企業に関する課題ワークシートに記入しておくこと。教科書第10章を読んでおくこと。 10 メディアリテラシー (準備)教科書の第10章を読んでおくこと。課題ワークシートを完成しておくこと。 マスメディアを中心にメディアリテラシーの必要性を考える。欧米通信社の報道の仕方と、アラブ諸国の報道を対比していくので、私た ちが受信する情報には常に書き手や作り手のフィルターがあることを自覚しよう。 (事後)ネットリテラシーのワークシートに記入し自己診断しておくこと。配布プリントを読んでおくこと。 11 異文化接触とカルチャーショック (準備)配布プリントを読んでおくこと。 海外生活に限らず、私たちは人生の節目ごとに新しい集団に接触し、適応が求められている。その接触初期にはカルチャーショックがある が、その強いストレス期は、次の成長のためにある。カルチャーショックの理論を覚えておくと、新集団への違和感も軽減するだろう。 (事後)各自の異文化接触曲線とその適応過程表を作成すること。 12 異文化適応 (準備)各自の異文化適応曲線等を作成しておくこと。 未知の「文化の島」に身を置き、自分は異文化に適応できるのかのシュミレーションを行う。文化の島で何が起こったのかを振り返りなが ら、自分の適応能力と努力が必要な部分を確認してみよう。前回の課題を提出してもらい、各自の異文化適応能力を測定していく。(事 後)授業での異文化シュミレーションの振り返りをレポートにして次週提出すること。 13 日本の異文化交流史 (準備)シュミレーションレポートを提出できるように書いておくこと。 島国日本では同質性が尊重され、異質なものを排除する歴史があった。仏教、キリスト教、イスラムの人々が信条としている価値観を比 較しながら、現代の日本人の多宗教観を眺める。(事後)南蛮文化、西洋文明、アメリカ文明の受容に関する巻末用語を読んで各具体例を あげてまとめておくこと。配布プリントを読んでおくこと。 14 15 多文化社会のコミュニケーション (準備)前週配布したアクティブコミュニケーションについて読んでおくこと。 多様な価値観を持つ社会で「共生」していくには、「わかってもらう」ためのことばが必要である。ここでは、日本人が苦手とすする自ら 主張していくことの方法として、アサーティブコミュニケーションの手法を学ぶ。(事後)これまでの復習をしておくこと。 復習テスト (準備)これまでの専門用語とその具体的事象を説明できるように復習しておくこと。 テストは授業で行ってきた異文化間コミュニケーションの基礎知識とその応用を問う。 (事後)アサーティブコミュニケーションの返却コメントをよく読み、今後の活動に生かしてほしい。 準備学習・事後学習 授業後に使用テキストの巻末にある各用語説明・定義を必ず確認しておくこと。理論を応用していく発想を日常の中で意識化し てほしい。各課題は自己と向き合う作業が多いが、柔軟な発想で取り組んでほしい。 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 0 定期試験 授業参加度(ファシリテーター含む)10%、課題提出40%、復習テスト50%。 定期試験以外(授業内の課 100 題・参加度・出席態度等) その他 0 『異文化コミュニケーション・ハンドブック』石井敏他著、有斐閣。講師作成プリントを配布する。 教科書 授業で適宜紹介する。 参考文献 履修条件 留意事項等 授業内で異文化トレーニングやシュミレーションドリル等のワークショップ形式をとることが多いのでファシリテーター等、積極的なj授業 参加を期待する。 - 16 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 106850AA 教員氏名 単位 1.0 情報処理Ⅰ 配当年次 1 開講期 前期 宮腰 政明 コンピュータを用いた高度な文書作成、および情報を伝達し発表するために必要な基本操作を学ぶ。そのための基本的なアプリケーショ ン(インプットメソッド、ワープロ、プレゼンテーションソフト)の使用方法を習得する。 授業の概要 到達目標 1.パソコンの起動、アプリケーションの起動終了、ファイル操作、印刷、シャットダウンまでの一連の操作が円滑に行なえる。 2.パソコンやワープロソフト、プレゼンテーションソフトにおける基本的な用語が理解できる。 3.ワープロを用いてインデント設定、表の作成・編集、ページ罫線作成がスムーズに行なえ、その操作法を言葉で説明できる。 4.プレゼンテーションソフトを用いて、プレゼンテーションに必要なスライドの作り方、操作法を言葉で説明できる。 5.プレゼンテーションに必要な準備や心構えなどについて言葉で説明できる。 授業計画 1 Wordの起動方法、画面構成、表示モードを概観したのち、文書の新規作成や保存方法を習得する(Word-STEP1の Lesson1)。また、キー ボードの基本について説明する(Word-STEP1Lesson2) (準備)シラバスを読んでおくこと。教科書を購入済の場合はWordの教科書のp1~p19を読んでおくこと。 (事後)操作を復習しておくこと。 2 教科書が提供するWebサイト(NESS)への登録を行う。記号、特殊文字、読みが不明の漢字の入力を習得する(Word-STEP1 Lesson3の一 部)。文字書式の設定方法を習得する(Word-STEP2 Lesson1)。ビジネス文書の形式について学習する(Word-STEP2 Lesson2)。 (準備)Wordの教科書のp27~p30とp63~p74を読んでおくこと。 (事後)操作を復習するとともに、NESSを用いたWord-STEP2の問題練習を行うこと。 3 4 入力オートフォーマット、段落書式(中央揃え、インデント、タブ設定など)を習得する(Word-STEP2 Lesson2)。文書表現を整える機能 として、段落の先頭に段落番号や行頭文字を挿入する方法、特殊な書式(蛍光ペン、下付き、ルビ)の設定方法を習得する(Word-STEP2 Lesson3)。 (準備)Wordの教科書のp75~p93を読んでおくこと。 (事後)操作を復習するとともに、NESSを用いたWord-STEP2の問題練習を行うこと。 文書表現を整える機能として、段落罫線と網かけ、書式コピー貼り付け、行間隔変更、文章校正機能、スタイル、検索と置換、ページ罫線 を習得する(Word-STEP2 Lesson3)。ページ設定、改ページ、ヘッダー/フッター、印刷機能について習得する(Word-STEP2 Lesson4)。 (準備)Wordの教科書のp93~p114を読んでおくこと。 (事後)操作を復習するとともに、NESSを用いたWord-STEP2の問題練習を行うこと。 5 コメント挿入、変更履歴記録、文書比較など共同作業に便利な方法、テンプレートの使用方法を習得する。(Word-STEP4 Lesson1)。さら に、文書中に表を挿入する方法を習得する(Word-STEP3 Lesson1)。 Word-STEP2の試験(Webにアクセスして試験を行います。) (準備)Wordの教科書のp115~p122とp135~146を読んでおくこと。 (事後)操作を復習するとともに、NESSを用いたWord-STEP4の問題練習を行うこと。 6 文書中の表の文字配置の変更、斜線の追加と線種の変更や網かけ、表の位置変更を習得する(Word-STEP3 Lesson1)。文書の指定した位置 に異なるデータを差し換える差し込み印刷機能の手順を習得する(Word-STEP4 Lesson1)。 (準備)Wordの教科書のp123~p128とp147~p159を読んでおくこと。 (事後)操作を復習するとともに、NESSを用いたWord-STEP4の問題練習を行うこと。 7 8 段組みの設定や変更などの方法を習得する(Word-STEP4 Lesson2)。また、文書に挿入された表の計算方法を習得する(Word-STEP4 Lesson3)。さらに段落ごとにレベルを設定して文書の構成を組みたてるアウトライン、ナビゲーションウィンドウについて学ぶ(WordSTEP4 Lesson4)。 (準備)Wordの教科書のp160~p173を読んでおくこと。 (事後)操作を復習するとともに、NESSを用いたWord-STEP4の問題練習を行うこと。 プレゼンテーションの基本とPowerPointの基本操作と表示モードについて学ぶ(PowerPoint-STEP1~2)。 Word-STEP4の試験(Webにアクセスして試験を行います。) (準備)PowerPointの教科書のp10~p11とp14~p27を読んでおくこと。 (事後)操作を復習するとともに、NESSを用いたPowerPoint -確認テストSTEP2の練習を行うこと。 9 プレゼンテーションの作成の手順を学ぶ。ここではテーマの選択、スライド挿入、アウトラインペインの利用、スライドのコピーと削除を 習得する(PowerPoint-STEP4) (準備)PowerPointの教科書のp46~p64を読んでおくこと。 (事後)操作を復習するとともに、PowerPoint - NESSの確認テストSTEP2 (教科書のSTEP4~5の内容)の練習を行うこと。 10 編集操作(箇条書きの設定や変更、文字の書式変更や配置の変更、段落番号の設定、ヘッダーとフッターの設定)の方法を習得する (PowerPoint-STEP5)。ワードアート、クリップアート、画像の挿入操作について学ぶ(PowerPoint-STEP6)。 (準備)PowerPointの教科書のp65~p91を読んでおくこと。 (事後)操作を復習するとともに、PowerPoint - NESSの確認テストSTEP2 (教科書のSTEP4~5の内容)の練習を行うこと。 11 Excelの表やグラフを挿入し編集する方法、PowerPointで表を作成し編集する方法を習得する(PowerPoint STEP7)。 PowerPoint-NESSの確認テストSTEP2 (教科書のSTEP4~5の内容)の試験を行います。 (準備)PowerPointの教科書のp92~p107を読んでおくこと。 (事後)操作を復習するとともに、PowerPoint - NESSの確認テストSTEP3 (教科書のSTEP6~8の内容)の練習を行うこと。 12 図解を用いた説明に適したSmartArt、図形(テキストボックス、矢印その他)を挿入する方法を習得する。また、表について文字の配置や スタイルを変更する方法を習得する(PowerPoint STEP8)。 (準備)PowerPointの教科書のp108~p130を読んでおくこと。 (事後)操作を復習するとともに、PowerPoint - NESSの確認テストSTEP3 (教科書のSTEP6~8の内容)の練習を行うこと。 13 スライドショーにおける画面切り替え効果とアニメーション効果の設定、スライドの切り替えについて習得する(PowerPoint STEP9)。 PowerPoint- NESSの確認テストSTEP3 (教科書のSTEP6~8の内容) の試験を行います。 (準備)PowerPointの教科書のp131~p147を読んでおくこと。 (事後)操作を復習するとともに、PowerPoint - NESSの確認テストSTEP4 (教科書のSTEP9~10,Step13の内容)の練習を行うこと。 14 発表の準備に関する機能として、ノートの入力、スライド印刷、リハーサル機能の操作方法を習得する(PowerPoint STEP10)。また、発表 時の服装、態度、話し方について学ぶ(PowerPoint STEP13)。 (準備)PowerPointの教科書のp148~p157とp190~p194を読んでおくこと。 (事後)操作を復習するとともに、PowerPoint - NESSの確認テストSTEP4 (教科書のSTEP9~10,Step13の内容)の練習を行うこと。 15 プレゼンテーション全体のデザインを設定するスライドマスターについて学ぶ(PowerPoint STEP11)。 PowerPoint- NESSの確認テストSTEP4 (教科書のSTEP9~10,Step13の内容)の試験を行います。 (準備)PowerPointの教科書のp158~p166を読んでおくこと。 (事後)操作を復習しておくこと。 準備学習・事後学習 基本操作を予習復習しておくこと。 復習としてNESSを用いて該当するSTEPの問題練習を行うこと。なお、NESSはインターネット環境があればどこでも使用できる。 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 0 定期試験 各STEP毎の試験と各回の学習状況により評価する。 定期試験以外(授業内の課 100 題・参加度・出席態度等) その他 0 1.繰り返して慣れる!完全マスターWord2010/ノア出版 2.ドリルでマスター!PowerPoint2010&プレゼンテーション/ノア出版 教科書 なし 参考文献 履修条件 留意事項等 教科書は2冊とも必ず学内の教科書売り場にて購入すること。 - 17 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 102910AA 教員氏名 単位 1.0 情報処理Ⅱ 配当年次 1 開講期 後期 松岡 審爾または宮腰 政明または未定 表計算ソフトの基本的な知識と利用方法について学び、レポート作成時等に必要なスキルを身につける。なお、表計算機能の他に、表計算 ソフトがもっているデータベース機能を用いた検索法や集計処理、および、グラフ作成機能も習得する。 授業の概要 到達目標 1.表計算機能を用いて効率よく表を作成し、必要に応じた書式設定に基づいて印刷するまでの一連の操作が円滑に行える。 2.データベースの作成、編集、クエリ(並べ替え、抽出)、集計を行うことができる。 3.関数機能を用いて、効率の良い計算や検索ができる。 4.1~3を行なうための操作法を言葉で説明することができる。 5.グラフ作成および書式設定が円滑に行える。 授業計画 1 Excelの4大機能を述べたのち、起動方法、画面構成、ブックの新規作成や保存方法を習得する(STEP1の Lesson1)。また、作業対象セル の範囲指定方法を習得する(STEP1の Lesson2)。 (準備)シラバスを読んでおくこと。教科書を購入済の場合はp1~p17を読んでおくこと。 (事後)操作を復習しておくこと。 2 教科書が提供するNESS(Noa Education Support System)のWebサイトへの登録を行う。次に、Excelにおけるアクティブセルのジャンプ、 文字や数値の入力、訂正、削除方法を習得する。また、オートフィルを用いた連続データの入力を習得する(STEP1のLesson2)。 (準備)教科書のp18~p34を読んでおくこと。 (事後)操作を復習するとともに、NESSを用いたSTEP1の問題練習を行うこと。 3 Excelにおけるデータの移動や複写および、挿入、削除、クリアを理解し、その方法を習得する。辞典の使用や翻訳の機能を紹介する (STEP1の Lesson2)。さらに、数式の入力方法、コピー、合計の計算方法を習得する( STEP2の Lesson1)。 (準備)教科書のp35~p54を読んでおくこと。 (事後)操作を復習するとともに、NESSを用いたSTEP1とSTEP2の問題練習を行うこと。 4 セルに数式を入力してコピーするときの、相対参照と絶対参照の使い分けとその方法を習得する。また、主として計算を効率よく行うため の様々な関数の機能や使い方を習得する(STEP2のLesson1)。 STEP1の試験を行います。(Webにアクセスして試験を行います。) (準備)教科書のp55~p69を読んでおくこと。 (事後)操作を復習するとともに、NESSを用いたSTEP2の問題練習を行うこと。 5 条件に応じて処理を変えるIF関数および、関数の中に関数を入れるネストを習得する。また、日付関数および財務関数について理解しその 使い方を習得する(STEP2のLesson1)。また、表の書式設定における表示形式の設定方法を習得する(STEP2のLesson2)。 (準備)教科書のp70~p83のフォントの設定の前までを読んでおくこと。 (事後)操作を復習するとともに、NESSを用いたSTEP2の問題練習を行うこと。 6 表の書式設定におけるフォントの設定、セルの色の設定、配置の変更および罫線の設定方法、行の高さ列幅の変更方法や非表示の方法を習 得する。また、形式を選択しての貼り付け、スタイルの使用法を習得する(STEP2のLesson2)。 (準備)教科書のp83~p101を読んでおくこと。 (事後)操作を復習するとともに、NESSを用いたSTEP2の問題練習を行うこと。 7 条件を満たす場合に書式を変更して強調することができる条件付き書式、入力可能なデータを制限し入力のミスを防ぐことができる入力規 則を習得する。また、付箋紙をつけるようにセルにコメントを挿入する方法を習得する(STEP2の Lesson2)。 (準備)教科書のp102~p117の検索と置換の前までを読んでおくこと。 (事後)操作を復習するとともに、NESSを用いたSTEP2の問題練習を行うこと。 8 9 検索置換方法、ハイパーリンクについて習得する(STEP2の Lesson2)。また、印刷における様々な手法(印刷イメージの確認、印刷タイト ル、印刷範囲の指定)を習得する(STEP2の Lesson3)。さらに、グラフの作成のうち縦棒グラフの作成法を習得する(STEP3の Lesson1)。 (準備)教科書のp117~p135を読んでおくこと。 (事後)操作を復習するとともに、NESSを用いたSTEP2、STEP3の問題練習を行うこと。 グラフの要素を学んだのち円グラフとレーダーチャートの作成を習得する(STEP3の Lesson1)。また、各要素の追加や編集の方法を習得す る(STEP3のLesson2)。 STEP2の試験の試験を行います。(Webにアクセスして試験を行います。) (準備)教科書のp136~p152を読んでおくこと。 (事後)操作を復習するとともに、NESSを用いたSTEP3の問題練習を行うこと。 10 異なる種類のグラフを組み合わせる複合グラフの作成法、グラフの印刷方法を習得する(STEP3のLesson2)。また、データベース機能を学 び、テーブルの作成法と並べ替えについて理解し方法を習得する(STEP4のLesson1)。 (準備)教科書のp153~p164を読んでおくこと。 (事後)操作を復習するとともに、NESSを用いたSTEP3とSTEP4の問題練習を行うこと。 11 テーブルからデータを抽出するオートフィルタを習得する。また、ウィンドウの分割、ウィンドウ枠の固定を習得する(STEP4の Lesson1)。さらに、シートの管理、グループ化の方法を習得する。(STEP4のLesson2)。 STEP3の試験の試験を行います。(Webにアクセスして試験を行います。) (準備)教科書のp165~p179を読んでおくこと。 (事後)操作を復習するとともに、NESSを用いたSTEP4の問題練習を行うこと。 12 複数シートのセルの値を集計する3-D集計の手順を習得する。また、複数のシートを並べて比較する方法を習得する(STEP4の Lesson2)。 ブックをWebページの形式で保存する方法、テンプレートの利用方法、既存ブックから新規作成する方法を習得する(STEP4のLesson3)。 (準備)教科書のp180~p191を読んでおくこと。 (事後)操作を復習するとともに、NESSを用いたSTEP4の問題練習を行うこと。 13 文字のみから構成されているテキストファイルをExcelに読み込む方法を習得する。また、テーブルのデータから集計方法を変えた表を作成 するピボットテーブルを理解する(STEP4の Lesson4)。 (準備)教科書のp192~p204を読んでおくこと。 (事後)操作を復習するとともに、NESSを用いたSTEP4の問題練習を行うこと。 14 文字列操作関数の使い方、強力な検索を行うことができるVLOOKUP関数、複雑な論理関数のネストの操作法を学び、目的に応じた高度な関数 の使い方を習得する(STEP6の Lesson1)。 (準備)教科書のp220~p232を読んでおくこと。 (事後)操作を復習しておくこと。 15 オートフィルタ―で目的のデータを抽出し別のシートに貼り付けたり、置換を行う操作を習得する。また、月別でピボットテーブルを作成 する方法を習得する(STEP6の Lesson2)。 STEP4試験の試験を行います。(Webにアクセスして試験を行います。) (準備)教科書のp233~p239を読んでおくこと。 (事後)操作を復習しておくこと。 準備学習・事後学習 基本操作を予習復習しておくこと。 復習としてNESSを用いて該当するSTEPの問題練習を行うこと。なお、NESSはインターネット環境があればどこでも使用できる。 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 0 定期試験は実施しない。 定期試験 各STEP毎の試験と各回の学習状況により評価する。 定期試験以外(授業内の課 100 題・参加度・出席態度等) その他 0 なし 繰り返して慣れる!完全マスターExcel2010/ノア出版 教科書 なし 参考文献 履修条件 留意事項等 教科書は必ず学内の教科書売り場にて購入すること。 - 18 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10150011 教員氏名 単位 1.0 基礎ゼミナールI 配当年次 1 開講期 前期 梅津 徹郎 この授業では、4年間にわたり学習・研究活動を展開するための基礎的な知識・技能とともに、理論的に思考する力量の基礎を学ぶ。グ ループ活動を基本とするが、授業内容により全体活動を行う場合もある。また、本学科は実習等で人と接する機会も多いので、学生のコ ミュニケーション能力を養成するための学習も重視する。グループ活動等を通して、自己理解を深め、自主的な学習・研究活動能力の養成 を図る。学生自身が、自己の長所・短所を認識し、積極的な授業参加を通して、広い視野を身に付けることを目指すものとする。 授業の概要 1.学習・研究活動における基礎的力量の形成ができる。 2.コミュニケーション能力を伸ばし、高めることができる。(グループ活動を通して) 3.自主的な研究能力の基礎を築くことができる。 到達目標 授業計画 1 2 オリエンテーション この授業は、学習研究活動の基礎を形成することを目的として行われる。そのために必要な知識・技能を学ぶ方法につ いて、授業の概要を明らかにする。グループ活動を基本とするため、グループ内のコミュニケーションを図ることも重視する。また、レ ポートの書き方や小論文の作成党の方法についても、国語力の養成を図りながら、課題の分析力の向上を目指すようにする。 読み書きの基礎(1)(全体指導)国語力の養成 文章の論理、文章の枠組み、文の構造、文の基本原則などの文を書く技術を学ぶ。 (課題)文章作法を学ぶようにする。 (復習)文章技術を定着させる。 3 情報検索の基礎(1)(図書館)コンピュータによる情報収集能力の養成は、研究活動の必須の要件である。そのため第1回は、図書館資 料の収集方法を学ぶ。 (課題)研究資料の収集方法を調べる。 (復習)コンピュータによる検索方法を理解する。 4 調査の基礎(1) (全体指導)世の中にあふれている調査結果の読み方や留意点を学び、あらゆるデータから社会や人々の実態を読み解 く力をつける。 (課題)「アンケート」と「調査」の違いを調べる。 (復習)調査結果の批判的検討を行う。 5 コミュニケーション活動(1) 第5回よりグループ活動を開始する。まず、メンバーの自己紹介、質問、話し合いを行う。そのことを通し て、相互理解を促進し、活動の基礎である協力関係の構築を図る。 (課題)メンバー間の相互理解を促進する。 (復習)協力の仕方について考えをまとめる。 6 コミュニケーション活動(2) 第5回の活動の継続として、メンバーの相互理解を促進し、活動の基礎である協力関係の構築を図る。 (課題)メンバー間の相互理解を深める。 (復習)研究協力のあり方についてまとめる。 7 コミュニケーション活動(3)(話す、聞く) グループ活動を円滑に遂行するために、体験教育としてのゲームなどを通じて信頼関係の構 築を図る。 (課題)メンバー間の信頼関係を醸成する。 (復習)メンバー一人一人の考え方を理解する。 8 レポートの書き方(1) レポート作成の基礎 レポートとは何かを何かについて、その目的や作成の方法論を明らかにすることがこの回の 目的である。 (課題)レポート作成における基礎的知識を習得する。 (復習)レポート作成の方法論を理解する。 9 レポートの書き方(2) レポート作成の留意事項 レポートの作成にあたっては、次の点に留意することが重要。 1.資料の収集法、2.構想の立て方、3.叙述の方法、4.推敲・清書、5.仕上げ・提出 (課題)レポート作成のプロセスを調べる。 (復習)レポート作成の留意点する。 10 11 12 13 14 15 小論文作成の基礎(1)(課題への分析、論点の組み立て方)(全体指導) 論文の構成、論文の構造、テーマ、問題の設定などを学ぶ。 (課題)論文の構成 の仕方を調べる。 (復習)論文の意味を理解する。 小論文作成の基礎(2)(課題への取り組み)(全体指導) 各グループ同一テーマによる小論文を作成する。 (課題)小論文の作成をする。 (復習)小論文の組み立てを理解する。 集団討議(1)課題の設定、討議の運営方法、司会、記録 グループにおいてメンバーの役割を決定して、模擬討議を実施する。 (課題)模擬討議のテーマを考える。 (復習)メンバーの役割を理解する。 集団討議(2)質疑・討論、発表1 質疑・討論を深め、グループ内で発表を行う。 (課題)発表力について考える。 (復習)発表方法を理解する。 集団討議(3)討議する力の要請、発表2 メンバー間の討論を深める。また、第2回の発表を行う。 (課題)討論する力について考える(復習)発表資料を整える。 まとめ 15回の授業を通して、基礎的な研究能力の養成を図ってきた。まとめとして、これまでの取り組みを話し合い、共通理解を深め る。 (課題)レポートの作成を行う。 (復習)全体を振り返る。 15回の授業内容に記載してあります。 準備学習・事後学習 成績評価の方法 区分 定期試験 定期試験以外(授業内の課 題・参加度・出席態度等) その他 なし 教科書 割合(%) 0 100 内容 定期試験は実施しない。 1.課題(40%)2.発表(30%)3.レポート(30%) 0 上記による。 適宜資料を配布する。 参考文献 履修条件 留意事項等 レポート等は提出期限を厳守する。 - 19 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10150012 教員氏名 単位 1.0 基礎ゼミナールI 配当年次 1 開講期 前期 後藤 守 この授業では、4年間にわたり学習・研究活動を展開するための基礎的な知識・技能とともに、理論的に思考する力量の基礎を学ぶ。グ ループ活動を基本とするが、授業内容により全体活動を行う場合もある。また、本学科は実習等で人と接する機会も多いので、学生のコ ミュニケーション能力を養成するための学習も重視する。グループ活動等を通して、自己理解を深め、自主的な学習・研究活動能力の養成 を図る。学生自身が、自己の長所・短所を認識し、積極的な授業参加を通して、広い視野を身に付けることを目指すものとする。 授業の概要 1.学習・研究活動における基礎的力量の形成ができる。 2.コミュニケーション能力を伸ばし、高めることができる(グループ活動を通して)。 3.自主的な研究能力の基礎を築くことができる。 到達目標 授業計画 1 2 オリエンテーション この授業は、学習研究活動の基礎を形成することを目的として行われる。そのために必要な知識・技能を学ぶ方法につ いて、授業の概要を明らかにする。グループ活動を基本とするため、グループ内のコミュニケーションを図ることも重視する。また、レ ポートの書き方や小論文の作成党の方法についても、国語力の養成を図りながら、課題の分析力の向上を目指すようにする。 読み書きの基礎(1)(全体指導)国語力の養成 文章の論理、文章の枠組み、文の構造、文の基本原則などの文を書く技術を学ぶ。 (課題)文章作法を学ぶようにする。 (復習)文章技術を定着させる。 3 情報検索の基礎(1)(図書館)コンピュータによる情報収集能力の養成は、研究活動の必須の要件である。そのため第1回は、図書館資 料の収集方法を学ぶ。 (課題)研究資料の収集方法を調べる。 (復習)コンピュータによる検索方法を理解する。 4 調査の基礎(1) (全体指導)世の中にあふれている調査結果の読み方や留意点を学び、あらゆるデータから社会や人々の実態を読み解 く力をつける。 (課題)「アンケート」と「調査」の違いを調べる。 (復習)調査結果の批判的検討を行う。 5 コミュニケーション活動(1) 第5回よりグループ活動を開始する。まず、メンバーの自己紹介、質問、話し合いを行う。そのことを通し て、相互理解を促進し、活動の基礎である協力関係の構築を図る。 (課題)メンバーの相互理解を促進する。 (復習)メンバーを認知する。 6 コミュニケーション活動(2) 第5回の活動の継続として、メンバーの相互理解を促進し、活動の基礎である協力関係の構築を図る。 (課題)メンバーの相互理解を促進 する。 (復習)メンバーを認知する。 7 コミュニケーション活動(3)(話す、聞く) グループ活動を円滑に遂行するために、体験教育としてのゲームなどを通じて信頼関係の構 築を図る。 (課題)メンバーの信頼関係を醸成する。 (復習)メンバー一人ひとりを理解する。 8 レポートの書き方(1) レポート作成の基礎 レポートとは何かを何かについて、その目的や作成の方法論を明らかにすることがこの回の 目的である。 (課題)レポート作成の基礎的知識を習得する。 (復習)レポート作成の方法論を理解する。 9 レポートの書き方(2) レポート作成の留意事項 レポートの作成にあたっては、次の点に留意することが重要。 1.資料の収集法、2.構想の立て方、3.叙述の方法、4.推敲・清書、5.仕上げ・提出 (課題)レポート作成のプロセス を調べる。 (復習)レポート作成の留意点を整理する。 10 11 12 13 14 15 小論文作成の基礎(1)(課題への分析、論点の組み立て方)(全体指導) 論文の構成、論文の構造、テーマ、問題の設定などを学ぶ。 (課題)論文の構成 の仕方を調べる。 (復習)論文の意味を理解する。 小論文作成の基礎(2)(課題への取り組み)(全体指導) 各グループ同一テーマによる小論文を作成する。 (課題)小論文の作成をする。 (復習)小論文の組み立てを理解する。 集団討議(1)課題の設定、討議の運営方法、司会、記録 など、グループにおいてメンバーの役割を決定して、模擬討議を実施する。 (課題)模擬討議のテーマを考える。 (復習)メンバーの役割を理解する。 集団討議(2)質疑・討論:発表1 質疑・討論を深め、グループ内で発表を行う。 (課題)発表力について考える。 (復習)発表方法を理解する。 集団討議(3)討議する力の養成 : 発表2 メンバー間の討論を深める。また、第2回の発表を行う。 (課題)討論する力について考える(復習)発表資料を整える。 まとめ 15回の授業を通して、基礎的な研究能力の養成を図ってきた。まとめとして、これまでの取り組みを話し合い、共通理解を深め る。 (課題)レポートの作成を行う。 (復習)全体を振り返る。 15回の授業内容に記載してあります。 準備学習・事後学習 成績評価の方法 区分 定期試験 定期試験以外(授業内の課 題・参加度・出席態度等) その他 なし 教科書 割合(%) 0 100 内容 定期試験は実施しない。 1.課題(40%)2.発表(30%)3.レポート(30%) 0 上記による。 適宜資料を配布する。 参考文献 履修条件 留意事項等 レポート等は提出期限を厳守する。 - 20 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10150013 教員氏名 単位 1.0 基礎ゼミナールI 配当年次 1 開講期 前期 佐藤 義昭 この授業では、4年間にわたり学習・研究活動を展開するための基礎的な知識・技能とともに、理論的に思考する力量の基礎を学ぶ。グ ループ活動を基本とするが、授業内容により全体活動を行う場合もある。また、本学科は実習等で人と接する機会も多いので、学生のコ ミュニケーション能力を養成するための学習も重視する。グループ活動等を通して、自己理解を深め、自主的な学習・研究活動能力の養成 を図る。学生自身が、自己の長所・短所を認識し、積極的な授業参加を通して、広い視野を身に付けることを目指すものとする。 授業の概要 1.学習・研究活動における基礎的力量の形成ができる。 2.コミュニケーション能力を伸ばし、高めることができる。(グループ活動を通して) 3.自主的な研究能力の基礎を築くことができる。 到達目標 授業計画 1 2 オリエンテーション この授業は、学習研究活動の基礎を形成することを目的として行われる。そのために必要な知識・技能を学ぶ方法につ いて、授業の概要を明らかにする。グループ活動を基本とするため、グループ内のコミュニケーションを図ることも重視する。また、レ ポートの書き方や小論文の作成党の方法についても、国語力の養成を図りながら、課題の分析力の向上を目指すようにする。 読み書きの基礎(1)(全体指導)国語力の養成 文章の論理、文章の枠組み、文の構造、文の基本原則などの文を書く技術を学ぶ。 (課題)文章作法を学ぶようにする。 (復習)文章技術を定着させる。 3 情報検索の基礎(1)(図書館)コンピュータによる情報収集能力の養成は、研究活動の必須の要件である。そのため第1回は、図書館資 料の収集方法を学ぶ。 (課題)研究資料の収集方法を調べる。 (復習)コンピュータによる検索方法を理解する。 4 調査の基礎(1) (全体指導)世の中にあふれている調査結果の読み方や留意点を学び、あらゆるデータから社会や人々の実態を読み解 く力をつける。 (課題)「アンケート」と「調査」の違いを調べる。 (復習)調査結果の批判的検討を行う。 5 コミュニケーション活動(1) 第5回よりグループ活動を開始する。まず、メンバーの自己紹介、質問、話し合いを行う。そのことを通し て、相互理解を促進し、活動の基礎である協力関係の構築を図る。 (課題)メンバー間の相互理解を促進する。 (復習)協力の仕方について考えをまとめる。 6 コミュニケーション活動(2) 第5回の活動の継続として、メンバーの相互理解を促進し、活動の基礎である協力関係の構築を図る。 (課題)メンバー間の相互理解を深める。 (復習)研究協力のあり方についてまとめる。 7 コミュニケーション活動(3)(話す、聞く) グループ活動を円滑に遂行するために、体験教育としてのゲームなどを通じて信頼関係の構 築を図る。 (課題)メンバー間の信頼関係を醸成する。 (復習)メンバー一人一人の考え方を理解する。 8 レポートの書き方(1) レポート作成の基礎 レポートとは何かを何かについて、その目的や作成の方法論を明らかにすることがこの回の 目的である。 (課題)レポート作成における基礎的知識を習得する。 (復習)レポート作成の方法論を理解する。 9 レポートの書き方(2) レポート作成の留意事項 レポートの作成にあたっては、次の点に留意することが重要。 1.資料の収集法、2.構想の立て方、3.叙述の方法、4.推敲・清書、5.仕上げ・提出 (課題)レポート作成のプロセスを調べる。 (復習)レポート作成の留意点する。 10 11 12 13 14 15 小論文作成の基礎(1)(課題への分析、論点の組み立て方)(全体指導) 論文の構成、論文の構造、テーマ、問題の設定などを学ぶ。 (課題)論文の構成 の仕方を調べる。 (復習)論文の意味を理解する。 小論文作成の基礎(2)(課題への取り組み)(全体指導) 各グループ同一テーマによる小論文を作成する。 (課題)小論文の作成をする。 (復習)小論文の組み立てを理解する。 集団討議(1)課題の設定、討議の運営方法、司会、記録 グループにおいてメンバーの役割を決定して、模擬討議を実施する。 (課題)模擬討議のテーマを考える。 (復習)メンバーの役割を理解する。 集団討議(2)質疑・討論、発表1 質疑・討論を深め、グループ内で発表を行う。 (課題)発表力について考える。 (復習)発表方法を理解する。 集団討議(3)討議する力の要請、発表2 メンバー間の討論を深める。また、第2回の発表を行う。 (課題)討論する力について考える(復習)発表資料を整える。 まとめ 15回の授業を通して、基礎的な研究能力の養成を図ってきた。まとめとして、これまでの取り組みを話し合い、共通理解を深め る。 (課題)レポートの作成を行う。 (復習)全体を振り返る。 15回の授業内容に記載してあります。 準備学習・事後学習 成績評価の方法 区分 定期試験 定期試験以外(授業内の課 題・参加度・出席態度等) その他 なし 教科書 割合(%) 0 100 内容 定期試験は実施しない。 1.課題(40%)2.発表(30%)3.レポート(30%) 0 上記による。 適宜資料を配布する。 参考文献 履修条件 留意事項等 レポート等は提出期限を厳守する。 - 21 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10150014 教員氏名 単位 1.0 基礎ゼミナールI 配当年次 1 開講期 前期 児玉 稔 この授業では、4年間にわたり学習・研究活動を展開するための基礎的な知識・技能とともに、理論的に思考する力量の基礎を学ぶ。グ ループ活動を基本とするが、授業内容により全体活動を行う場合もある。また、本学科は実習等で人と接する機会も多いので、学生のコ ミュニケーション能力を養成するための学習も重視する。グループ活動等を通して、自己理解を深め、自主的な学習・研究活動能力の養成 を図る。学生自身が、自己の長所・短所を認識し、積極的な授業参加を通して、広い視野を身に付けることを目指すものとする。 授業の概要 1.学習・研究活動における基礎的力量の形成ができる。 2.コミュニケーション能力を伸ばし、高めることができる。(グループ活動を通して) 3.自主的な研究能力の基礎を築くことができる。 到達目標 授業計画 1 2 オリエンテーション この授業は、学習研究活動の基礎を形成することを目的として行われる。そのために必要な知識・技能を学ぶ方法につ いて、授業の概要を明らかにする。グループ活動を基本とするため、グループ内のコミュニケーションを図ることも重視する。また、レ ポートの書き方や小論文の作成党の方法についても、国語力の養成を図りながら、課題の分析力の向上を目指すようにする。 読み書きの基礎(1)(全体指導)国語力の養成 文章の論理、文章の枠組み、文の構造、文の基本原則などの文を書く技術を学ぶ。 (課題)文章作法を学ぶようにする。 (復習)文章技術を定着させる。 3 情報検索の基礎(1)(図書館)コンピュータによる情報収集能力の養成は、研究活動の必須の要件である。そのため第1回は、図書館資 料の収集方法を学ぶ。 (課題)研究資料の収集方法を調べる。 (復習)コンピュータによる検索方法を理解する。 4 調査の基礎(1) (全体指導)世の中にあふれている調査結果の読み方や留意点を学び、あらゆるデータから社会や人々の実態を読み解 く力をつける。 (課題)「アンケート」と「調査」の違いを調べる。 (復習)調査結果の批判的検討を行う。 5 コミュニケーション活動(1) 第5回よりグループ活動を開始する。まず、メンバーの自己紹介、質問、話し合いを行う。そのことを通し て、相互理解を促進し、活動の基礎である協力関係の構築を図る。 (課題)メンバー間の相互理解を促進する。 (復習)協力の仕方について考えをまとめる。 6 コミュニケーション活動(2) 第5回の活動の継続として、メンバーの相互理解を促進し、活動の基礎である協力関係の構築を図る。 (課題)メンバー間の相互理解を深める。 (復習)研究協力のあり方についてまとめる。 7 コミュニケーション活動(3)(話す、聞く) グループ活動を円滑に遂行するために、体験教育としてのゲームなどを通じて信頼関係の構 築を図る。 (課題)メンバー間の信頼関係を醸成する。 (復習)メンバー一人一人の考え方を理解する。 8 レポートの書き方(1) レポート作成の基礎 レポートとは何かを何かについて、その目的や作成の方法論を明らかにすることがこの回の 目的である。 (課題)レポート作成における基礎的知識を習得する。 (復習)レポート作成の方法論を理解する。 9 レポートの書き方(2) レポート作成の留意事項 レポートの作成にあたっては、次の点に留意することが重要。 1.資料の収集法、2.構想の立て方、3.叙述の方法、4.推敲・清書、5.仕上げ・提出 (課題)レポート作成のプロセスを調べる。 (復習)レポート作成の留意点する。 10 11 12 13 14 15 小論文作成の基礎(1)(課題への分析、論点の組み立て方)(全体指導) 論文の構成、論文の構造、テーマ、問題の設定などを学ぶ。 (課題)論文の構成 の仕方を調べる。 (復習)論文の意味を理解する。 小論文作成の基礎(2)(課題への取り組み)(全体指導) 各グループ同一テーマによる小論文を作成する。 (課題)小論文の作成をする。 (復習)小論文の組み立てを理解する。 集団討議(1)課題の設定、討議の運営方法、司会、記録 グループにおいてメンバーの役割を決定して、模擬討議を実施する。 (課題)模擬討議のテーマを考える。 (復習)メンバーの役割を理解する。 集団討議(2)質疑・討論、発表1 質疑・討論を深め、グループ内で発表を行う。 (課題)発表力について考える。 (復習)発表方法を理解する。 集団討議(3)討議する力の要請、発表2 メンバー間の討論を深める。また、第2回の発表を行う。 (課題)討論する力について考える(復習)発表資料を整える。 まとめ 15回の授業を通して、基礎的な研究能力の養成を図ってきた。まとめとして、これまでの取り組みを話し合い、共通理解を深め る。 (課題)レポートの作成を行う。 (復習)全体を振り返る。 15回の授業内容に記載してあります。 準備学習・事後学習 成績評価の方法 区分 定期試験 定期試験以外(授業内の課 題・参加度・出席態度等) その他 なし 教科書 割合(%) 0 100 内容 定期試験は実施しない。 1.課題(40%)2.発表(30%)3.レポート(30%) 0 上記による。 適宜資料を配布する。 参考文献 履修条件 留意事項等 レポート等は提出期限を厳守する。 - 22 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10150015 教員氏名 単位 1.0 基礎ゼミナールI 配当年次 1 開講期 前期 古郡 曜子 この授業では、4年間にわたり学習・研究活動を展開するための基礎的な知識・技能とともに、理論的に思考する力量の基礎を学ぶ。グ ループ活動を基本とするが、授業内容により全体活動を行う場合もある。また、本学科は実習等で人と接する機会も多いので、学生のコ ミュニケーション能力を養成するための学習も重視する。グループ活動等を通して、自己理解を深め、自主的な学習・研究活動能力の養成 を図る。学生自身が、自己の長所・短所を認識し、積極的な授業参加を通して、広い視野を身に付けることを目指すものとする。 授業の概要 1.学習・研究活動における基礎的力量の形成ができる。 2.コミュニケーション能力を伸ばし、高めることができる。(グループ活動を通して) 3.自主的な研究能力の基礎を築くことができる。 到達目標 授業計画 1 2 オリエンテーション この授業は、学習研究活動の基礎を形成することを目的として行われる。そのために必要な知識・技能を学ぶ方法につ いて、授業の概要を明らかにする。グループ活動を基本とするため、グループ内のコミュニケーションを図ることも重視する。また、レ ポートの書き方や小論文の作成党の方法についても、国語力の養成を図りながら、課題の分析力の向上を目指すようにする。 読み書きの基礎(1)(全体指導)国語力の養成 文章の論理、文章の枠組み、文の構造、文の基本原則などの文を書く技術を学ぶ。 (課題)文章作法を学ぶようにする。 (復習)文章技術を定着させる。 3 情報検索の基礎(1)(図書館)コンピュータによる情報収集能力の養成は、研究活動の必須の要件である。そのため第1回は、図書館資 料の収集方法を学ぶ。 (課題)研究資料の収集方法を調べる。 (復習)コンピュータによる検索方法を理解する。 4 調査の基礎(1) (全体指導)世の中にあふれている調査結果の読み方や留意点を学び、あらゆるデータから社会や人々の実態を読み解 く力をつける。 (課題)「アンケート」と「調査」の違いを調べる。 (復習)調査結果の批判的検討を行う。 5 コミュニケーション活動(1) 第5回よりグループ活動を開始する。まず、メンバーの自己紹介、質問、話し合いを行う。そのことを通し て、相互理解を促進し、活動の基礎である協力関係の構築を図る。 (課題)メンバー間の相互理解を促進する。 (復習)協力の仕方について考えをまとめる。 6 コミュニケーション活動(2) 第5回の活動の継続として、メンバーの相互理解を促進し、活動の基礎である協力関係の構築を図る。 (課題)メンバー間の相互理解を深める。 (復習)研究協力のあり方についてまとめる。 7 コミュニケーション活動(3)(話す、聞く) グループ活動を円滑に遂行するために、体験教育としてのゲームなどを通じて信頼関係の構 築を図る。 (課題)メンバー間の信頼関係を醸成する。 (復習)メンバー一人一人の考え方を理解する。 8 レポートの書き方(1) レポート作成の基礎 レポートとは何かを何かについて、その目的や作成の方法論を明らかにすることがこの回の 目的である。 (課題)レポート作成における基礎的知識を習得する。 (復習)レポート作成の方法論を理解する。 9 レポートの書き方(2) レポート作成の留意事項 レポートの作成にあたっては、次の点に留意することが重要。 1.資料の収集法、2.構想の立て方、3.叙述の方法、4.推敲・清書、5.仕上げ・提出 (課題)レポート作成のプロセスを調べる。 (復習)レポート作成の留意点する。 10 11 12 13 14 15 小論文作成の基礎(1)(課題への分析、論点の組み立て方)(全体指導) 論文の構成、論文の構造、テーマ、問題の設定などを学ぶ。 (課題)論文の構成 の仕方を調べる。 (復習)論文の意味を理解する。 小論文作成の基礎(2)(課題への取り組み)(全体指導) 各グループ同一テーマによる小論文を作成する。 (課題)小論文の作成をする。 (復習)小論文の組み立てを理解する。 集団討議(1)課題の設定、討議の運営方法、司会、記録 グループにおいてメンバーの役割を決定して、模擬討議を実施する。 (課題)模擬討議のテーマを考える。 (復習)メンバーの役割を理解する。 集団討議(2)質疑・討論、発表1 質疑・討論を深め、グループ内で発表を行う。 (課題)発表力について考える。 (復習)発表方法を理解する。 集団討議(3)討議する力の要請、発表2 メンバー間の討論を深める。また、第2回の発表を行う。 (課題)討論する力について考える(復習)発表資料を整える。 まとめ 15回の授業を通して、基礎的な研究能力の養成を図ってきた。まとめとして、これまでの取り組みを話し合い、共通理解を深め る。 (課題)レポートの作成を行う。 (復習)全体を振り返る。 15回の授業内容に記載してあります。 準備学習・事後学習 成績評価の方法 区分 定期試験 定期試験以外(授業内の課 題・参加度・出席態度等) その他 なし 教科書 割合(%) 0 100 内容 定期試験は実施しない。 1.課題(40%)2.発表(30%)3.レポート(30%) 0 上記による。 適宜資料を配布する。 参考文献 履修条件 留意事項等 レポート等は提出期限を厳守する。 - 23 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10150016 教員氏名 単位 1.0 基礎ゼミナールI 配当年次 1 開講期 前期 前野 哲重 この授業では、4年間にわたり学習・研究活動を展開するための基礎的な知識・技能とともに、理論的に思考する力量の基礎を学ぶ。グ ループ活動を基本とするが、授業内容により全体活動を行う場合もある。また、本学科は実習等で人と接する機会も多いので、学生のコ ミュニケーション能力を養成するための学習も重視する。グループ活動等を通して、自己理解を深め、自主的な学習・研究活動能力の養成 を図る。学生自身が、自己の長所・短所を認識し、積極的な授業参加を通して、広い視野を身に付けることを目指すものとする。 授業の概要 1.学習・研究活動における基礎的力量の形成ができる。 2.コミュニケーション能力を伸ばし、高めることができる。(グループ活動を通して) 3.自主的な研究能力の基礎を築くことができる。 到達目標 授業計画 1 2 オリエンテーション この授業は、学習研究活動の基礎を形成することを目的として行われる。そのために必要な知識・技能を学ぶ方法につ いて、授業の概要を明らかにする。グループ活動を基本とするため、グループ内のコミュニケーションを図ることも重視する。また、レ ポートの書き方や小論文の作成党の方法についても、国語力の養成を図りながら、課題の分析力の向上を目指すようにする。 読み書きの基礎(1)(全体指導)国語力の養成 文章の論理、文章の枠組み、文の構造、文の基本原則などの文を書く技術を学ぶ。 (課題)文章作法を学ぶようにする。 (復習)文章技術を定着させる。 3 情報検索の基礎(1)(図書館)コンピュータによる情報収集能力の養成は、研究活動の必須の要件である。そのため第1回は、図書館資 料の収集方法を学ぶ。 (課題)研究資料の収集方法を調べる。 (復習)コンピュータによる検索方法を理解する。 4 調査の基礎(1) (全体指導)世の中にあふれている調査結果の読み方や留意点を学び、あらゆるデータから社会や人々の実態を読み解 く力をつける。 (課題)「アンケート」と「調査」の違いを調べる。 (復習)調査結果の批判的検討を行う。 5 コミュニケーション活動(1) 第5回よりグループ活動を開始する。まず、メンバーの自己紹介、質問、話し合いを行う。そのことを通し て、相互理解を促進し、活動の基礎である協力関係の構築を図る。 (課題)メンバーの相互理解を促進する。 (復習)メンバーを認知する。 6 コミュニケーション活動(2) 第5回の活動の継続として、メンバーの相互理解を促進し、活動の基礎である協力関係の構築を図る。 (課題)メンバーの相互理解を促進 する。 (復習)メンバーを認知する。 7 コミュニケーション活動(3)(話す、聞く) グループ活動を円滑に遂行するために、体験教育としてのゲームなどを通じて信頼関係の構 築を図る。 (課題)メンバーの信頼関係を醸成する。 (復習)メンバー一人一人を理解する。 8 レポートの書き方(1) レポート作成の基礎 レポートとは何かを何かについて、その目的や作成の方法論を明らかにすることがこの回の 目的である。 (課題)レポート作成の基礎的知識を習得する。 (復習)レポート作成の方法論を理解する。 9 レポートの書き方(2) レポート作成の留意事項 レポートの作成にあたっては、次の点に留意することが重要。 1.資料の収集法、2.構想の立て方、3.叙述の方法、4.推敲・清書、5.仕上げ・提出 (課題)レポート作成のプロセス を調べる。 (復習)レポート作成の留意点をまとめる。 10 11 12 13 14 15 小論文作成の基礎(1)(課題への分析、論点の組み立て方)(全体指導) 論文の構成、論文の構造、テーマ、問題の設定などを学ぶ。 (課題)論文の構成 の仕方を調べる。 (復習)論文の意味を理解する。 小論文作成の基礎(2)(課題への取り組み)(全体指導) 各グループ同一テーマによる小論文を作成する。 (課題)小論文の作成をする。 (復習)小論文の組み立てを理解する。 集団討議(1)課題の設定、討議の運営方法、司会、記録 グループにおいてメンバーの役割を決定して、模擬討議を実施する。 (課題)模擬討議のテーマを考える。 (復習)メンバーの役割を理解する。 集団討議(2)質疑・討論、発表1 質疑・討論を深め、グループ内で発表を行う。 (課題)発表力について考える。 (復習)発表方法を理解する。 集団討議(3)討議する力の要請、発表2 メンバー間の討論を深める。また、第2回の発表を行う。 (課題)討論する力について考える。 (復習)発表資料を整える。 まとめ 15回の授業を通して、基礎的な研究能力の養成を図ってきた。まとめとして、これまでの取り組みを話し合い、共通理解を深め る。 (課題)レポートの作成を行う。 (復習)全体を振り返る。 15回の授業内容に記載してあります。 準備学習・事後学習 成績評価の方法 区分 定期試験 定期試験以外(授業内の課 題・参加度・出席態度等) その他 なし 教科書 割合(%) 0 100 内容 定期試験は実施しない。 1.課題(40%)2.発表(30%)3.レポート(30%) 0 上記による。 適宜資料を配布する。 参考文献 履修条件 留意事項等 レポート等は提出期限を厳守する。 - 24 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10150017 教員氏名 単位 1.0 基礎ゼミナールI 配当年次 1 開講期 前期 三上 勝夫 この授業では、4年間にわたり学習・研究活動を展開するための基礎的な知識・技能とともに、理論的に思考する力量の基礎を学ぶ。グ ループ活動を基本とするが、授業内容により全体活動を行う場合もある。また、本学科は実習等で人と接する機会も多いので、学生のコ ミュニケーション能力を養成するための学習も重視する。グループ活動等を通して、自己理解を深め、自主的な学習・研究活動能力の養成 を図る。学生自身が、自己の長所・短所を認識し、積極的な授業参加を通して、広い視野を身に付けることを目指すものとする。 授業の概要 1.学習・研究活動における基礎的力量の形成ができる。 2.コミュニケーション能力を伸ばし、高めることができる。(グループ活動を通して) 3.自主的な研究能力の基礎を築くことができる。 到達目標 授業計画 1 2 オリエンテーション この授業は、学習研究活動の基礎を形成することを目的として行われる。そのために必要な知識・技能を学ぶ方法につ いて、授業の概要を明らかにする。グループ活動を基本とするため、グループ内のコミュニケーションを図ることも重視する。また、レ ポートの書き方や小論文の作成党の方法についても、国語力の養成を図りながら、課題の分析力の向上を目指すようにする。 読み書きの基礎(1)(全体指導)国語力の養成 文章の論理、文章の枠組み、文の構造、文の基本原則などの文を書く技術を学ぶ。 (課題)文章作法を学ぶようにする。 (復習)文章技術を定着させる。 3 情報検索の基礎(1)(図書館)コンピュータによる情報収集能力の養成は、研究活動の必須の要件である。そのため第1回は、図書館資 料の収集方法を学ぶ。 (課題)研究資料の収集方法を調べる。 (復習)コンピュータによる検索方法を理解する。 4 調査の基礎(1) (全体指導)世の中にあふれている調査結果の読み方や留意点を学び、あらゆるデータから社会や人々の実態を読み解 く力をつける。 (課題)「アンケート」と「調査」の違いを調べる。 (復習)調査結果の批判的検討を行う。 5 コミュニケーション活動(1) 第5回よりグループ活動を開始する。まず、メンバーの自己紹介、質問、話し合いを行う。そのことを通し て、相互理解を促進し、活動の基礎である協力関係の構築を図る。 (課題)メンバー間の相互理解を促進する。 (復習)協力の仕方について考えをまとめる。 6 コミュニケーション活動(2) 第5回の活動の継続として、メンバーの相互理解を促進し、活動の基礎である協力関係の構築を図る。 (課題)メンバー間の相互理解を深める。 (復習)研究協力のあり方についてまとめる。 7 コミュニケーション活動(3)(話す、聞く) グループ活動を円滑に遂行するために、体験教育としてのゲームなどを通じて信頼関係の構 築を図る。 (課題)メンバー間の信頼関係を醸成する。 (復習)メンバー一人一人の考え方を理解する。 8 レポートの書き方(1) レポート作成の基礎 レポートとは何かを何かについて、その目的や作成の方法論を明らかにすることがこの回の 目的である。 (課題)レポート作成における基礎的知識を習得する。 (復習)レポート作成の方法論を理解する。 9 レポートの書き方(2) レポート作成の留意事項 レポートの作成にあたっては、次の点に留意することが重要。 1.資料の収集法、2.構想の立て方、3.叙述の方法、4.推敲・清書、5.仕上げ・提出 (課題)レポート作成のプロセスを調べる。 (復習)レポート作成の留意点する。 10 11 12 13 14 15 小論文作成の基礎(1)(課題への分析、論点の組み立て方)(全体指導) 論文の構成、論文の構造、テーマ、問題の設定などを学ぶ。 (課題)論文の構成 の仕方を調べる。 (復習)論文の意味を理解する。 小論文作成の基礎(2)(課題への取り組み)(全体指導) 各グループ同一テーマによる小論文を作成する。 (課題)小論文の作成をする。 (復習)小論文の組み立てを理解する。 集団討議(1)課題の設定、討議の運営方法、司会、記録 グループにおいてメンバーの役割を決定して、模擬討議を実施する。 (課題)模擬討議のテーマを考える。 (復習)メンバーの役割を理解する。 集団討議(2)質疑・討論、発表1 質疑・討論を深め、グループ内で発表を行う。 (課題)発表力について考える。 (復習)発表方法を理解する。 集団討議(3)討議する力の要請、発表2 メンバー間の討論を深める。また、第2回の発表を行う。 (課題)討論する力について考える(復習)発表資料を整える。 まとめ 15回の授業を通して、基礎的な研究能力の養成を図ってきた。まとめとして、これまでの取り組みを話し合い、共通理解を深め る。 (課題)レポートの作成を行う。 (復習)全体を振り返る。 15回の授業内容に記載してあります。 準備学習・事後学習 成績評価の方法 区分 定期試験 定期試験以外(授業内の課 題・参加度・出席態度等) その他 なし 教科書 割合(%) 0 100 内容 定期試験は実施しない。 1.課題(40%)2.発表(30%)3.レポート(30%) 0 上記による。 適宜資料を配布する。 参考文献 履修条件 留意事項等 レポート等は提出期限を厳守する。 - 25 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10150018 教員氏名 単位 1.0 基礎ゼミナールI 配当年次 1 開講期 前期 森田 弘行 この授業では、4年間にわたり学習・研究活動を展開するための基礎的な知識・技能とともに、理論的に思考する力量の基礎を学ぶ。グ ループ活動を基本とするが、授業内容により全体活動を行う場合もある。また、本学科は実習等で人と接する機会も多いので、学生のコ ミュニケーション能力を養成するための学習も重視する。グループ活動等を通して、自己理解を深め、自主的な学習・研究活動能力の養成 を図る。学生自身が、自己の長所・短所を認識し、積極的な授業参加を通して、広い視野を身に付けることを目指すものとする。 授業の概要 1.学習・研究活動における基礎的力量の形成ができる。 2.コミュニケーション能力を伸ばし、高めることができる。(グループ活動を通して) 3.自主的な研究能力の基礎を築くことができる。 到達目標 授業計画 1 2 オリエンテーション この授業は、学習研究活動の基礎を形成することを目的として行われる。そのために必要な知識・技能を学ぶ方法につ いて、授業の概要を明らかにする。グループ活動を基本とするため、グループ内のコミュニケーションを図ることも重視する。また、レ ポートの書き方や小論文の作成党の方法についても、国語力の養成を図りながら、課題の分析力の向上を目指すようにする。 読み書きの基礎(1)(全体指導)国語力の養成 文章の論理、文章の枠組み、文の構造、文の基本原則などの文を書く技術を学ぶ。 (課題)文章作法を学ぶようにする。 (復習)文章技術を定着させる。 3 情報検索の基礎(1)(図書館)コンピュータによる情報収集能力の養成は、研究活動の必須の要件である。そのため第1回は、図書館資 料の収集方法を学ぶ。 (課題)研究資料の収集方法を調べる。 (復習)コンピュータによる検索方法を理解する。 4 調査の基礎(1) (全体指導)世の中にあふれている調査結果の読み方や留意点を学び、あらゆるデータから社会や人々の実態を読み解 く力をつける。 (課題)「アンケート」と「調査」の違いを調べる。 (復習)調査結果の批判的検討を行う。 5 コミュニケーション活動(1) 第5回よりグループ活動を開始する。まず、メンバーの自己紹介、質問、話し合いを行う。そのことを通し て、相互理解を促進し、活動の基礎である協力関係の構築を図る。 (課題)メンバー間の相互理解を促進する。 (復習)協力の仕方について考えをまとめる。 6 コミュニケーション活動(2) 第5回の活動の継続として、メンバーの相互理解を促進し、活動の基礎である協力関係の構築を図る。 (課題)メンバー間の相互理解を深める。 (復習)研究協力のあり方についてまとめる。 7 コミュニケーション活動(3)(話す、聞く) グループ活動を円滑に遂行するために、体験教育としてのゲームなどを通じて信頼関係の構 築を図る。 (課題)メンバー間の信頼関係を醸成する。 (復習)メンバー一人一人の考え方を理解する。 8 レポートの書き方(1) レポート作成の基礎 レポートとは何かを何かについて、その目的や作成の方法論を明らかにすることがこの回の 目的である。 (課題)レポート作成における基礎的知識を習得する。 (復習)レポート作成の方法論を理解する。 9 レポートの書き方(2) レポート作成の留意事項 レポートの作成にあたっては、次の点に留意することが重要。 1.資料の収集法、2.構想の立て方、3.叙述の方法、4.推敲・清書、5.仕上げ・提出 (課題)レポート作成のプロセスを調べる。 (復習)レポート作成の留意点する。 10 11 12 13 14 15 小論文作成の基礎(1)(課題への分析、論点の組み立て方)(全体指導) 論文の構成、論文の構造、テーマ、問題の設定などを学ぶ。 (課題)論文の構成 の仕方を調べる。 (復習)論文の意味を理解する。 小論文作成の基礎(2)(課題への取り組み)(全体指導) 各グループ同一テーマによる小論文を作成する。 (課題)小論文の作成をする。 (復習)小論文の組み立てを理解する。 集団討議(1)課題の設定、討議の運営方法、司会、記録 グループにおいてメンバーの役割を決定して、模擬討議を実施する。 (課題)模擬討議のテーマを考える。 (復習)メンバーの役割を理解する。 集団討議(2)質疑・討論、発表1 質疑・討論を深め、グループ内で発表を行う。 (課題)発表力について考える。 (復習)発表方法を理解する。 集団討議(3)討議する力の要請、発表2 メンバー間の討論を深める。また、第2回の発表を行う。 (課題)討論する力について考える(復習)発表資料を整える。 まとめ 15回の授業を通して、基礎的な研究能力の養成を図ってきた。まとめとして、これまでの取り組みを話し合い、共通理解を深め る。 (課題)レポートの作成を行う。 (復習)全体を振り返る。 15回の授業内容に記載してあります。 準備学習・事後学習 成績評価の方法 区分 定期試験 定期試験以外(授業内の課 題・参加度・出席態度等) その他 なし 教科書 割合(%) 0 100 内容 定期試験は実施しない。 1.課題(40%)2.発表(30%)3.レポート(30%) 0 上記による。 適宜資料を配布する。 参考文献 履修条件 留意事項等 レポート等は提出期限を厳守する。 - 26 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10150019 教員氏名 単位 1.0 基礎ゼミナールI 配当年次 1 開講期 前期 川端 愛子 この授業では、4年間にわたり学習・研究活動を展開するための基礎的な知識・技能とともに、理論的に思考する力量の基礎を学ぶ。グ ループ活動を基本とするが、授業内容により全体活動を行う場合もある。また、本学科は実習等で人と接する機会も多いので、学生のコ ミュニケーション能力を養成するための学習も重視する。グループ活動等を通して、自己理解を深め、自主的な学習・研究活動能力の養成 を図る。学生自身が、自己の長所・短所を認識し、積極的な授業参加を通して、広い視野を身に付けることを目指すものとする。 授業の概要 1.学習・研究活動における基礎的力量の形成ができる。 2.グループ活動を通してコミュニケーション能力を高めることができる。 3.自主的な研究能力の基礎を築くことができる。 到達目標 授業計画 1 2 3 4 5 6 オリエンテーション この授業は、学習研究活動の基礎を形成することを目的として行われる。そのために必要な知識・技能を学ぶ方法に ついて、授業の概要を明らかにする。グループ活動を基本とするため、グループ内のコミュニケーションを図ることも重視する。また、レ ポートの書き方や小論文の作成等の方法についても、国語力の養成を図りながら、課題の分析力の向上を目指すようにする。 読み書きの基礎(1)(全体指導) 国語力の養成 文章の論理、文章の枠組み、文の構造、文の基本原則などの文を書く技術を学ぶ。 (課題)文章作法を学ぶようにする。 (復習)文章技術を定着させる。 情報検索の基礎(1)(図書館) コンピュータによる情報収集能力の養成は、研究活動の必須の要件である。そのため第1回は、図書館資 料の収集方法を学ぶ。 (課題)研究資料の収集方法を調べる。 (復習)コンピュータによる検索方法を理解する。 調査の基礎(1)(全体指導) 調査結果の読み方や留意点を学び、あらゆるデータから社会や人々の実態を読み解く力をつける。 (課題)「アンケート」と「調査」の違いを調べる。 (復習)調査結果の批判的検討を行う。 コミュニケーション活動(1) 第5回よりグループ活動を開始する。まず、メンバーの自己紹介、質問、話し合いを行う。そのことを通し て、相互理解を促進し、活動の基礎である協力関係の構築を図る。 (課題)メンバー間の相互理解を促進する。 (復習)グループ活動における相互理解の重要性について学ぶ。 コミュニケーション活動(2) 第5回の活動の継続として、メンバーの相互理解を促進し、活動の基礎である協力関係の構築を図る。 (課題)メンバー間の相互理解を促進する。 (復習)グループ活動の基礎としての協力関係について理解を深める。 7 コミュニケーション活動(3)(話す、聞く) グループ活動を円滑に遂行するために、体験教育としてのゲームなどを通じて信頼関係の 構築を図る。 (課題)メンバー間の信頼関係を構築する。 (復習)グループ活動における信頼関係の構築について理解を深める。 8 レポートの書き方(1) レポート作成の基礎 レポートとは何かについて、その目的や作成の方法論を明らかにすることがこの回の目的で ある。 (課題)レポート作成の基礎的知識を習得する。 (復習)レポート作成の方法論を理解する。 9 レポートの書き方(2) レポート作成の留意事項 レポートの作成にあたっては、次の点に留意することが重要である。 1.資料の収集法、2.構想の立て方、3.叙述の方法、4.推敲・清書、5.仕上げ・提出 (課題)レポート作成のプロセス を調べる。 (復習)レポート作成の留意事項を整理する。 10 11 12 13 14 15 小論文作成の基礎(1)(課題への分析、論点の組み立て方)(全体指導) 論文の構成、論文の構造、テーマ、問題の設定などを学ぶ。 (課題)論文の構成の仕方を調べる。 (復習)論文を作成することの意味を理解する。 小論文作成の基礎(2)(課題への取り組み)(全体指導) 各グループ同一テーマによる小論文を作成する。 (課題)小論文を作成する。 (復習)小論文の組み立てを理解する。 集団討議(1)課題の設定、討議の運営方法、司会、記録 グループにおいてメンバーの役割を決定して、模擬討議を実施する。 (課題)模擬討議のテーマを考える。 (復習)メンバーの役割を理解する。 集団討議(2)質疑・討論、発表1 (課題)発表力について考える。 質疑・討論を深め、グループ内で発表を行う。 (復習)発表方法を理解する。 集団討議(3)討議する力の要請、発表2 メンバー間の討論を深める。また、第2回の発表を行う。 (課題)討論する力について考える。 (復習)発表資料を整える。 まとめ 15回の授業を通して、基礎的な研究能力の養成を図ってきた。まとめとして、これまでの取り組みを話し合い、共通理解を深め る。 (課題)レポートの作成を行う。 (復習)全体を振り返る。 準備学習・事後学習については、15回の授業計画に記載している。 準備学習・事後学習 成績評価の方法 区分 定期試験 定期試験以外(授業内の課 題・参加度・出席態度等) その他 なし 教科書 割合(%) 0 100 内容 定期試験は実施しない。 1.課題(40%)2.発表(30%)3.レポート(30%) 0 上記による。 適宜資料を配布する。 参考文献 履修条件 留意事項等 レポート等は提出期限を厳守する。 - 27 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10151011 教員氏名 単位 1.0 基礎ゼミナールII 配当年次 1 開講期 後期 梅津 徹郎 基礎ゼミナールⅠの学習を踏まえて、基礎的な知識・技能の深化を図る。ゼミナールⅡでは、一人ひとりがさらに情報収集能力を進展さ せ、発表やレポートの作成を行う。また、発表やレポートの作成においては、図表等の視覚資料の作成を重視し、論理的な議論が展開でき るような方法論を身に付ける。この授業の終了時には、各グループの発表会を実施し、相互の議論の展開を通して、一人ひとりが学習水準 の維持と基礎的な知識・技能の修得に対する共有化を図る。 授業の概要 1.学習・研究活動の方法を理解し、深めることができる。 2.情報収集・活用能力を伸ばすことができる。 3.プレゼンターション能力が向上させることができる。 到達目標 授業計画 1 2 3 4 5 6 7 オリエンテーション 基礎ゼミナールⅡでは、基礎的な研究能力の更なる深化を図る。情報収集能力。グループにおける発表や議論を通 じ、国語力の伸展、プレゼンテーション力の向上などの課題を目指す。 (課題)基礎ゼミナールⅠで残された課題を確認する。 (復習)自主的な研究活動への動機づけを確認する。 読み書きの基礎(2)(全体指導) 前期の「読み書きの基礎」の授業を踏まえて、実践的な国語力の進展を図る。 (課題)国語力の進展をはかる。 (復習)読み書きの基礎力について資料を再読し、自分の課題を発見する。 情報検索の基礎(2)(図書館) データーベースを利用して資料を収集する方法を学ぶ。 (課題)データーベースの収集方法を調べる。 (復習)データーベースの利用の資料を読み、練習する。 "研究課題への取り組み(方法論の検討)(1) 研究課題の構想の立て方を理解し、一人ひとりの目的・目標の確認とテーマ選びを行う。 (課題)研究テーマ「課題」の原案を複数提示し理解する。 (復習) 研究課題に基づいた研究活動を具体化する。 地域社会の理解 フィールドワークの仕方を知り、課題を見つけ検討する。 (課題)地域社会における課題をまとめる。 (復習)解決策を考える。 研究課題への取り組み(方法論の検討)(2) 前回で決まった研究課題に基づき、資料の収集などを学ぶ。 (課題)研究課題の構想とテーマを見つける。 復習)研究課題作成の方法論を理解する。 研究課題への取り組み(方法論の検討)(3)前回に引き続き資料の収集などを学びつつ、研究課題の構想の立て方、目的・目標の確認と テーマを再確認する。 (課題)課題の構想を行う。(復習)課題作成の仕方を理解する。 8 課題の発見(1)(情報収集) 各グループに同一の課題を課し、様々な角度から課題に取り組む。 (課題)課題の情報収集 をする。 (復習)課題取り組みの視点を理解する。 9 課題の発見(2)(情報分析) 課題の情報収集をもとに、分析を行い、問題点の解明を目指す。 (課題)課題の情報分析について調べる。 (復習)課題の問題点を確認する。 10 課題の発見(3)(課題研究の方法論) 情報収集と分析をもとに、課題をまとめる道筋を構想する。 (課題)課題作成の全体構想を掴む。 (復習)課題をまとめる方法論を理解する。 11 課題のまとめ(1)(レポート作成の方法) 発表会に向けて、どのようにレポートを作成するのか、各グループで検討する。 (課題)グループ討議のテーマを確認する (復習)グループでの検討内容を整理する。 12 課題のまとめ(2)(図解資料の活用) 発表会のレポートを視覚的に理解しやすくするために、図解資料を工夫する。 (課題)図解資料の工夫を行う。 (復習)図解資料の検討を行う。 13 課題のまとめ(3)(発表方法の検討) プレゼンテーション技術について、各グループで検討する。 (課題)プレゼンテーション技術の向上をはかる。 (復習)プレゼンテーションの方法を理解する。 14 発表会(1) 各グループ毎に、役割分担を決め、それぞれの研究内容について発表を行う。レジュメも用意する。 (課題)発表会の役割分担を行う。 (復習)発表方法を検討する。 15 発表会(2) 2回目の発表会で、全グループが発表を終える。各グループに戻り、今回の反省と次回への修正点を討議する。 (課題)発表会の方法の検討する。 (復習)反省:グループ研究への参加態度と発表内容を確認し整理する。 15回の授業内容に記載してあります 準備学習・事後学習 成績評価の方法 区分 定期試験 定期試験以外(授業内の課 題・参加度・出席態度等) その他 なし。 教科書 割合(%) 0 100 内容 なし。 1.課題(40%)2..発表(30%)3.レポート(30%) 0 なし。 随時紹介する。 参考文献 履修条件 留意事項等 卒業必修 レポート等は提出期限を厳守する。 - 28 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10151012 教員氏名 単位 1.0 基礎ゼミナールII 配当年次 1 開講期 後期 後藤 守 基礎ゼミナールⅠの学習を踏まえて、基礎的な知識・技能の深化を図る。ゼミナールⅡでは、一人ひとりがさらに情報収集能力を進展さ せ、発表やレポートの作成を行う。また、発表やレポートの作成においては、図表等の視覚資料の作成を重視し、論理的な議論が展開でき るような方法論を身に付ける。この授業の終了時には、各グループの発表会を実施し、相互の議論の展開を通して、一人ひとりが学習水準 の維持と基礎的な知識・技能の修得に対する共有化を図る。 授業の概要 1.学習・研究活動の方法を理解し、深めることができる。 2.情報収集・活用能力を伸ばすことができる。 3.プレゼンテーション能力が向上させることができる。 到達目標 授業計画 1 2 3 4 5 6 7 オリエンテーション 基礎ゼミナールⅡでは、基礎的な研究能力の更なる深化を図る。情報収集能力。グループにおける発表や議論を通 じ、国語力の伸展、プレゼンテーション力の向上などの課題を目指す。 (課題)基礎ゼミナールⅠで残された課題を確認する。 (復習)自主的な研究活動への動機づけを確認する。 読み書きの基礎(2)(全体指導) 前期の「読み書きの基礎」の授業を踏まえて、実践的な国語力の進展を図る。 (課題)国語力の進展を図る。 (復習)読み書きの基礎力について資料を再読し、自分の課題を発見する。 情報検索の基礎(2)(図書館) データーベースを利用して資料を収集する方法を学ぶ。 (課題)データーベースの収集方法を調べる。(復習)データーベースの利用の資料を読み、練習する。 "研究課題への取り組み(方法論の検討)(1) 研究課題の構想の立て方を理解し、一人ひとりの目的・目標の確認とテーマ選びを行う。 (課題)研究テーマ(課題)の原案を複数提示し理解する。 (復習) 研究課題に基づいた研究活動を具体化する。 地域社会の理解 フィールドワークの仕方を知り、課題を見つけ検討する。 (課題)地域社会における課題をまとめる。 (復習)解決策を考える。 研究課題への取り組み(方法論の検討)(2) 前回で決まった研究課題に基づき、資料の収集などを学ぶ。 (課題)研究課題の構想とテーマを見つける。 (復習)研究課題作成の方法論を理解する。 研究課題への取り組み(方法論の検討)(3) 前回に引き続き資料の収集などを学びつつ、研究課題の構想の立て方、目的・目標の確認と テーマを再確認する。(課題)課題の構想を行う。(復習)課題作成の仕方を理解する。 8 課題の発見(1)(情報収集) 各グループに同一の課題を課し、様々な角度から課題に取り組む。 (課題)課題の情報収集する。 (復習)課題取り組みの視点を理解する。 9 課題の発見(2)(情報分析) 課題の情報収集をもとに、分析を行い、問題点の解明を目指す。 (課題)課題の情報分析について調べる。 (復習)課題の問題点を確認する。 10 課題の発見(3)(課題研究の方法論) 情報収集と分析をもとに、課題をまとめる道筋を構想する。 (課題)課題作成の全体構想を掴む。 (復習)課題をまとめる方法論を理解する。 11 課題のまとめ(1)(レポート作成の方法) 発表会に向けて、どのようにレポートを作成するのか、各グループで検討する。 (課題)グループ討議 のテーマを確認する。 (復習)グループでの検討内容を整理する。 12 課題のまとめ(2)(図解資料の活用) 発表会のレポートを視覚的に理解しやすくするために、図解資料を工夫する。 (課題)図解資料の工夫を行う。 (復習)図解資料の検討を行う。 13 課題のまとめ(3)(発表方法の検討) プレゼンテーション技術について、各グループで検討する。 (課題)プレゼンテーション技術の向上を図る。 (復習)プレゼンテーションの方法を理解する。 14 発表会(1) 各グループ毎に、役割分担を決め、それぞれの研究内容について発表を行う。レジュメも用意する。 (課題)発表会の役割分担を行う。 (復習)発表方法の検討をする。 15 発表会(2) 2回目の発表会で、全グループが発表を終える。各グループに戻り、今回の反省と次回への修正点を討議する。 (課題)発表会の方法の検討をする。 (復習)反省:グループ研究への参加態度と発表内容を確認し整理する。 15回の授業内容に記載してあります 準備学習・事後学習 成績評価の方法 区分 定期試験 定期試験以外(授業内の課 題・参加度・出席態度等) その他 なし 教科書 割合(%) 0 100 内容 なし 1.課題(40%)2.発表(30%)3.レポート(30%) 0 なし 随時紹介する 参考文献 履修条件 留意事項等 卒業必修 レポート等は提出期限を厳守する - 29 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10151013 教員氏名 単位 1.0 基礎ゼミナールII 配当年次 1 開講期 後期 佐藤 義昭 基礎ゼミナールⅠの学習を踏まえて、基礎的な知識・技能の深化を図る。ゼミナールⅡでは、一人ひとりがさらに情報収集能力を進展さ せ、発表やレポートの作成を行う。また、発表やレポートの作成においては、図表等の視覚資料の作成を重視し、論理的な議論が展開でき るような方法論を身に付ける。この授業の終了時には、各グループの発表会を実施し、相互の議論の展開を通して、一人ひとりが学習水準 の維持と基礎的な知識・技能の修得に対する共有化を図る。 授業の概要 1.学習・研究活動の方法を理解し、深めることができる。 2.情報収集・活用能力を伸ばすことができる。 3.プレゼンターション能力が向上させることができる。 到達目標 授業計画 1 2 3 4 5 6 7 オリエンテーション 基礎ゼミナールⅡでは、基礎的な研究能力の更なる深化を図る。情報収集能力。グループにおける発表や議論を通 じ、国語力の伸展、プレゼンテーション力の向上などの課題を目指す。 (課題)基礎ゼミナールⅠで残された課題を確認する。 (復習)自主的な研究活動への動機づけを確認する。 読み書きの基礎(2)(全体指導) 前期の「読み書きの基礎」の授業を踏まえて、実践的な国語力の進展を図る。 (課題)国語力の進展を図る。 (復習)読み書きの基礎力について資料を再読し、自分の課題を発見する。 情報検索の基礎(2)(図書館) データーベースを利用して資料を収集する方法を学ぶ。 (課題)データーベースの収集方法を調べる。(復習)データーベースの利用の資料を読み、練習する。 "研究課題への取り組み(方法論の検討)(1) 研究課題の構想の立て方を理解し、一人ひとりの目的・目標の確認とテーマ選びを行う。 (課題)研究テーマ(課題)の原案を複数提示し理解する。 (復習) 研究課題に基づいた研究活動の具体化する。 地域社会の理解 フィールドワークの仕方を知り、課題を見つけ検討する。 (課題)地域社会における課題をまとめる。 (復習)解決策を考える。 研究課題への取り組み(方法論の検討)(2) 前回で決まった研究課題に基づき、資料の収集などを学ぶ。 (課題)研究課題の構想とテーマを見つける。 (復習)研究課題作成の方法論を理解する。 研究課題への取り組み(方法論の検討)(3)前回に引き続き資料の収集などを学びつつ、研究課題の構想の立て方、目的・目標の確認と テーマを再確認する。(課題)課題の構想を行う。(復習)課題作成の仕方を理解する。 8 課題の発見(1)(情報収集) 各グループに同一の課題を課し、様々な角度から課題に取り組む。 (課題)課題の情報収集する。 (復習)課題取り組みの視点を理解する。 9 課題の発見(2)(情報分析) 課題の情報収集をもとに、分析を行い、問題点の解明を目指す。 (課題)課題の情報分析について調べる。 (復習)課題の問題点を確認する。 10 課題の発見(3)(課題研究の方法論) 情報収集と分析をもとに、課題をまとめる道筋を構想する。 (課題)課題作成の全体構想を掴む。 (復習)課題をまとめる方法論を理解する。 11 課題のまとめ(1)(レポート作成の方法) 発表会に向けて、どのようにレポートを作成するのか、各グループで検討する。 (課題)グループ討議 のテーマを確認する。 (復習)グループでの検討内容を整理する。 12 課題のまとめ(2)(図解資料の活用) 発表会のレポートを視覚的に理解しやすくするために、図解資料を工夫する。 (課題)図解資料の工夫を行う。 (復習)図解資料の検討を行う。 13 課題のまとめ(3)(発表方法の検討) プレゼンテーション技術について、各グループで検討する。 (課題)プレゼンテーション技術の向上を図る。 (復習)プレゼンテーションの方法を理解する。 14 発表会(1) 各グループ毎に、役割分担を決め、それぞれの研究内容について発表を行う。レジュメも用意する。 (課題)発表会の役割分担を行う。 (復習)発表方法の検討する。 15 発表会(2) 2回目の発表会で、全グループが発表を終える。各グループに戻り、今回の反省と次回への修正点を討議する。 (課題)発表会の方法の検討する。 (復習)反省:グループ研究への参加態度と発表内容を確認し整理する。 15回の授業内容に記載してあります 準備学習・事後学習 成績評価の方法 区分 定期試験 定期試験以外(授業内の課 題・参加度・出席態度等) その他 なし 教科書 割合(%) 0 100 内容 なし 1.課題(40%)2.発表(30%)3.レポート(30%) 0 なし 随時紹介する 参考文献 履修条件 留意事項等 卒業必修 レポート等は提出期限を厳守する - 30 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10151014 教員氏名 単位 1.0 基礎ゼミナールII 配当年次 1 開講期 後期 児玉 稔 基礎ゼミナールⅠの学習を踏まえて、基礎的な知識・技能の深化を図る。ゼミナールⅡでは、一人ひとりがさらに情報収集能力を進展さ せ、発表やレポートの作成を行う。また、発表やレポートの作成においては、図表等の視覚資料の作成を重視し、論理的な議論が展開でき るような方法論を身に付ける。この授業の終了時には、各グループの発表会を実施し、相互の議論の展開を通して、一人ひとりが学習水準 の維持と基礎的な知識・技能の修得に対する共有化を図る。 授業の概要 1.学習・研究活動の方法を理解し、深めることができる。 2.情報収集・活用能力を伸ばすことができる。 3.プレゼンターション能力が向上させることができる。 到達目標 授業計画 1 2 3 4 5 6 7 オリエンテーション 基礎ゼミナールⅡでは、基礎的な研究能力の更なる深化を図る。情報収集能力。グループにおける発表や議論を通 じ、国語力の伸展、プレゼンテーション力の向上などの課題を目指す。 (課題)基礎ゼミナールⅠで残された課題を確認する。 (復習)自主的な研究活動への動機づけを確認する。 読み書きの基礎(2)(全体指導) 前期の「読み書きの基礎」の授業を踏まえて、実践的な国語力の進展を図る。 (課題)国語力の進展を図る。 (復習)読み書きの基礎力について資料を再読し、自分の課題を発見する。 情報検索の基礎(2)(図書館) データーベースを利用して資料を収集する方法を学ぶ。 (課題)データーベースの収集方法を調べる。(復習)データーベースの利用の資料を読み、練習する。 "研究課題への取り組み(方法論の検討)(1) 研究課題の構想の立て方を理解し、一人ひとりの目的・目標の確認とテーマ選びを行う。 (課題)研究テーマ(課題)の原案を複数提示し理解する。 (復習) 研究課題に基づいた研究活動の具体化する。 地域社会の理解 フィールドワークの仕方を知り、課題を見つけ検討する。 (課題)地域社会における課題をまとめる。 (復習)解決策を考える。 研究課題への取り組み(方法論の検討)(2) 前回で決まった研究課題に基づき、資料の収集などを学ぶ。 (課題)研究課題の構想とテーマを見つける。 (復習)研究課題作成の方法論を理解する。 研究課題への取り組み(方法論の検討)(3)前回に引き続き資料の収集などを学びつつ、研究課題の構想の立て方、目的・目標の確認と テーマを再確認する。(課題)課題の構想を行う。(復習)課題作成の仕方を理解する。 8 課題の発見(1)(情報収集) 各グループに同一の課題を課し、様々な角度から課題に取り組む。 (課題)課題の情報収集する。 (復習)課題取り組みの視点を理解する。 9 課題の発見(2)(情報分析) 課題の情報収集をもとに、分析を行い、問題点の解明を目指す。 (課題)課題の情報分析について調べる。 (復習)課題の問題点を確認する。 10 課題の発見(3)(課題研究の方法論) 情報収集と分析をもとに、課題をまとめる道筋を構想する。 (課題)課題作成の全体構想を掴む。 (復習)課題をまとめる方法論を理解する。 11 課題のまとめ(1)(レポート作成の方法) 発表会に向けて、どのようにレポートを作成するのか、各グループで検討する。 (課題)グループ討議 のテーマを確認する。 (復習)グループでの検討内容を整理する。 12 課題のまとめ(2)(図解資料の活用) 発表会のレポートを視覚的に理解しやすくするために、図解資料を工夫する。 (課題)図解資料の工夫を行う。 (復習)図解資料の検討を行う。 13 課題のまとめ(3)(発表方法の検討) プレゼンテーション技術について、各グループで検討する。 (課題)プレゼンテーション技術の向上を図る。 (復習)プレゼンテーションの方法を理解する。 14 発表会(1) 各グループ毎に、役割分担を決め、それぞれの研究内容について発表を行う。レジュメも用意する。 (課題)発表会の役割分担を行う。 (復習)発表方法の検討する。 15 発表会(2) 2回目の発表会で、全グループが発表を終える。各グループに戻り、今回の反省と次回への修正点を討議する。 (課題)発表会の方法の検討する。 (復習)反省:グループ研究への参加態度と発表内容を確認し整理する。 15回の授業内容に記載してあります 準備学習・事後学習 成績評価の方法 区分 定期試験 定期試験以外(授業内の課 題・参加度・出席態度等) その他 なし 教科書 割合(%) 0 100 内容 なし 1.課題(40%)2.発表(30%)3.レポート(30%) 0 なし 随時紹介する 参考文献 履修条件 留意事項等 卒業必修 レポート等は提出期限を厳守する - 31 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10151015 教員氏名 単位 1.0 基礎ゼミナールII 配当年次 1 開講期 後期 古郡 曜子 基礎ゼミナールⅠの学習を踏まえて、基礎的な知識・技能の深化を図る。ゼミナールⅡでは、一人ひとりがさらに情報収集能力を進展さ せ、発表やレポートの作成を行う。また、発表やレポートの作成においては、図表等の視覚資料の作成を重視し、論理的な議論が展開でき るような方法論を身に付ける。この授業の終了時には、各グループの発表会を実施し、相互の議論の展開を通して、一人ひとりが学習水準 の維持と基礎的な知識・技能の修得に対する共有化を図る。 授業の概要 1.学習・研究活動の方法を理解し、深めることができる。 2.情報収集・活用能力を伸ばすことができる。 3.プレゼンターション能力が向上させることができる。 到達目標 授業計画 1 2 3 4 5 6 7 オリエンテーション 基礎ゼミナールⅡでは、基礎的な研究能力の更なる深化を図る。情報収集能力。グループにおける発表や議論を通 じ、国語力の伸展、プレゼンテーション力の向上などの課題を目指す。 (課題)基礎ゼミナールⅠで残された課題を確認する。 (復習)自主的な研究活動への動機づけを確認する。 読み書きの基礎(2)(全体指導) 前期の「読み書きの基礎」の授業を踏まえて、実践的な国語力の進展を図る。 (課題)国語力の進展を図る。 (復習)読み書きの基礎力について資料を再読し、自分の課題を発見する。 情報検索の基礎(2)(図書館) データーベースを利用して資料を収集する方法を学ぶ。 (課題)データーベースの収集方法を調べる。(復習)データーベースの利用の資料を読み、練習する。 "研究課題への取り組み(方法論の検討)(1) 研究課題の構想の立て方を理解し、一人ひとりの目的・目標の確認とテーマ選びを行う。 (課題)研究テーマ(課題)の原案を複数提示し理解する。 (復習) 研究課題に基づいた研究活動の具体化する。 地域社会の理解 フィールドワークの仕方を知り、課題を見つけ検討する。 (課題)地域社会における課題をまとめる。 (復習)解決策を考える。 研究課題への取り組み(方法論の検討)(2) 前回で決まった研究課題に基づき、資料の収集などを学ぶ。 (課題)研究課題の構想とテーマを見つける。 (復習)研究課題作成の方法論を理解する。 研究課題への取り組み(方法論の検討)(3)前回に引き続き資料の収集などを学びつつ、研究課題の構想の立て方、目的・目標の確認と テーマを再確認する。(課題)課題の構想を行う。(復習)課題作成の仕方を理解する。 8 課題の発見(1)(情報収集) 各グループに同一の課題を課し、様々な角度から課題に取り組む。 (課題)課題の情報収集する。 (復習)課題取り組みの視点を理解する。 9 課題の発見(2)(情報分析) 課題の情報収集をもとに、分析を行い、問題点の解明を目指す。 (課題)課題の情報分析について調べる。 (復習)課題の問題点を確認する。 10 課題の発見(3)(課題研究の方法論) 情報収集と分析をもとに、課題をまとめる道筋を構想する。 (課題)課題作成の全体構想を掴む。 (復習)課題をまとめる方法論を理解する。 11 課題のまとめ(1)(レポート作成の方法) 発表会に向けて、どのようにレポートを作成するのか、各グループで検討する。 (課題)グループ討議 のテーマを確認する。 (復習)グループでの検討内容を整理する。 12 課題のまとめ(2)(図解資料の活用) 発表会のレポートを視覚的に理解しやすくするために、図解資料を工夫する。 (課題)図解資料の工夫を行う。 (復習)図解資料の検討を行う。 13 課題のまとめ(3)(発表方法の検討) プレゼンテーション技術について、各グループで検討する。 (課題)プレゼンテーション技術の向上を図る。 (復習)プレゼンテーションの方法を理解する。 14 発表会(1) 各グループ毎に、役割分担を決め、それぞれの研究内容について発表を行う。レジュメも用意する。 (課題)発表会の役割分担を行う。 (復習)発表方法の検討する。 15 発表会(2) 2回目の発表会で、全グループが発表を終える。各グループに戻り、今回の反省と次回への修正点を討議する。 (課題)発表会の方法の検討する。 (復習)反省:グループ研究への参加態度と発表内容を確認し整理する。 15回の授業内容に記載してあります 準備学習・事後学習 成績評価の方法 区分 定期試験 定期試験以外(授業内の課 題・参加度・出席態度等) その他 なし 教科書 割合(%) 0 100 内容 なし 1.課題(40%)2.発表(30%)3.レポート(30%) 0 なし 随時紹介する 参考文献 履修条件 留意事項等 卒業必修 レポート等は提出期限を厳守する - 32 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10151016 教員氏名 単位 1.0 基礎ゼミナールII 配当年次 1 開講期 後期 前野 哲重 基礎ゼミナールⅠの学習を踏まえて、基礎的な知識・技能の深化を図る。ゼミナールⅡでは、一人ひとりがさらに情報収集能力を進展さ せ、発表やレポートの作成を行う。また、発表やレポートの作成においては、図表等の視覚資料の作成を重視し、論理的な議論が展開でき るような方法論を身に付ける。この授業の終了時には、各グループの発表会を実施し、相互の議論の展開を通して、一人ひとりが学習水準 の維持と基礎的な知識・技能の修得に対する共有化を図る。 授業の概要 1.学習・研究活動の方法を理解し、深めることができる。 2.情報収集・活用能力を伸ばすことができる。 3.プレゼンターション能力が向上させることができる。 到達目標 授業計画 1 2 3 4 5 6 7 オリエンテーション 基礎ゼミナールⅡでは、基礎的な研究能力の更なる深化を図る。情報収集能力。グループにおける発表や議論を通 じ、国語力の伸展、プレゼンテーション力の向上などの課題を目指す。 (課題)基礎ゼミナールⅠで残された課題を確認する。 (復習)自主的な研究活動への動機づけを確認する。 読み書きの基礎(2)(全体指導) 前期の「読み書きの基礎」の授業を踏まえて、実践的な国語力の進展を図る。 (課題)国語力の進展を図る。 (復習)読み書きの基礎力について資料を再読し、自分の課題を発見する。 情報検索の基礎(2)(図書館) データーベースを利用して資料を収集する方法を学ぶ。 (課題)データーベースの収集方法を調べる。(復習)データーベースの利用の資料を読み、練習する。 "研究課題への取り組み(方法論の検討)(1) 研究課題の構想の立て方を理解し、一人ひとりの目的・目標の確認とテーマ選びを行う。 (課題)研究テーマ(課題)の原案を複数提示し理解する。 (復習) 研究課題に基づいた研究活動の具体化する。 地域社会の理解 フィールドワークの仕方を知り、課題を見つけ検討する。 (課題)地域社会における課題をまとめる。 (復習)解決策を考える。 研究課題への取り組み(方法論の検討)(2) 前回で決まった研究課題に基づき、資料の収集などを学ぶ。 (課題)研究課題の構想とテーマを見つける。 (復習)研究課題作成の方法論を理解する。 研究課題への取り組み(方法論の検討)(3)前回に引き続き資料の収集などを学びつつ、研究課題の構想の立て方、目的・目標の確認と テーマを再確認する。(課題)課題の構想を行う。(復習)課題作成の仕方を理解する。 8 課題の発見(1)(情報収集) 各グループに同一の課題を課し、様々な角度から課題に取り組む。 (課題)課題の情報収集する。 (復習)課題取り組みの視点を理解する。 9 課題の発見(2)(情報分析) 課題の情報収集をもとに、分析を行い、問題点の解明を目指す。 (課題)課題の情報分析について調べる。 (復習)課題の問題点を確認する。 10 課題の発見(3)(課題研究の方法論) 情報収集と分析をもとに、課題をまとめる道筋を構想する。 (課題)課題作成の全体構想を掴む。 (復習)課題をまとめる方法論を理解する。 11 課題のまとめ(1)(レポート作成の方法) 発表会に向けて、どのようにレポートを作成するのか、各グループで検討する。 (課題)グループ討議 のテーマを確認する。 (復習)グループでの検討内容を整理する。 12 課題のまとめ(2)(図解資料の活用) 発表会のレポートを視覚的に理解しやすくするために、図解資料を工夫する。 (課題)図解資料の工夫を行う。 (復習)図解資料の検討を行う。 13 課題のまとめ(3)(発表方法の検討) プレゼンテーション技術について、各グループで検討する。 (課題)プレゼンテーション技術の向上を図る。 (復習)プレゼンテーションの方法を理解する。 14 発表会(1) 各グループ毎に、役割分担を決め、それぞれの研究内容について発表を行う。レジュメも用意する。 (課題)発表会の役割分担を行う。 (復習)発表方法の検討する。 15 発表会(2) 2回目の発表会で、全グループが発表を終える。各グループに戻り、今回の反省と次回への修正点を討議する。 (課題)発表会の方法の検討する。 (復習)反省:グループ研究への参加態度と発表内容を確認し整理する。 15回の授業内容に記載してあります 準備学習・事後学習 成績評価の方法 区分 定期試験 定期試験以外(授業内の課 題・参加度・出席態度等) その他 なし 教科書 割合(%) 0 100 内容 なし 1.課題(40%) 0 なし 2.発表( 30%) 3.レポート(30%) 随時紹介する 参考文献 履修条件 留意事項等 卒業必修 レポート等は提出期限を厳守する - 33 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10151017 教員氏名 単位 1.0 基礎ゼミナールII 配当年次 1 開講期 後期 三上 勝夫 基礎ゼミナールⅠの学習を踏まえて、基礎的な知識・技能の深化を図る。ゼミナールⅡでは、一人ひとりがさらに情報収集能力を進展さ せ、発表やレポートの作成を行う。また、発表やレポートの作成においては、図表等の視覚資料の作成を重視し、論理的な議論が展開でき るような方法論を身に付ける。この授業の終了時には、各グループの発表会を実施し、相互の議論の展開を通して、一人ひとりが学習水準 の維持と基礎的な知識・技能の修得に対する共有化を図る。 授業の概要 1.学習・研究活動の方法を理解し、深めることができる。 2.情報収集・活用能力を伸ばすことができる。 3.プレゼンターション能力が向上させることができる。 到達目標 授業計画 1 2 3 4 5 6 7 オリエンテーション 基礎ゼミナールⅡでは、基礎的な研究能力の更なる深化を図る。情報収集能力。グループにおける発表や議論を通 じ、国語力の伸展、プレゼンテーション力の向上などの課題を目指す。 (課題)基礎ゼミナールⅠで残された課題を確認する。 (復習)自主的な研究活動への動機づけを確認する。 読み書きの基礎(2)(全体指導) 前期の「読み書きの基礎」の授業を踏まえて、実践的な国語力の進展を図る。 (課題)国語力の進展を図る。 (復習)読み書きの基礎力について資料を再読し、自分の課題を発見する。 情報検索の基礎(2)(図書館) データーベースを利用して資料を収集する方法を学ぶ。 (課題)データーベースの収集方法を調べる。(復習)データーベースの利用の資料を読み、練習する。 "研究課題への取り組み(方法論の検討)(1) 研究課題の構想の立て方を理解し、一人ひとりの目的・目標の確認とテーマ選びを行う。 (課題)研究テーマ(課題)の原案を複数提示し理解する。 (復習) 研究課題に基づいた研究活動の具体化する。 地域社会の理解 フィールドワークの仕方を知り、課題を見つけ検討する。 (課題)地域社会における課題をまとめる。 (復習)解決策を考える。 研究課題への取り組み(方法論の検討)(2) 前回で決まった研究課題に基づき、資料の収集などを学ぶ。 (課題)研究課題の構想とテーマを見つける。 (復習)研究課題作成の方法論を理解する。 研究課題への取り組み(方法論の検討)(3)前回に引き続き資料の収集などを学びつつ、研究課題の構想の立て方、目的・目標の確認と テーマを再確認する。(課題)課題の構想を行う。(復習)課題作成の仕方を理解する。 8 課題の発見(1)(情報収集) 各グループに同一の課題を課し、様々な角度から課題に取り組む。 (課題)課題の情報収集する。 (復習)課題取り組みの視点を理解する。 9 課題の発見(2)(情報分析) 課題の情報収集をもとに、分析を行い、問題点の解明を目指す。 (課題)課題の情報分析について調べる。 (復習)課題の問題点を確認する。 10 課題の発見(3)(課題研究の方法論) 情報収集と分析をもとに、課題をまとめる道筋を構想する。 (課題)課題作成の全体構想を掴む。 (復習)課題をまとめる方法論を理解する。 11 課題のまとめ(1)(レポート作成の方法) 発表会に向けて、どのようにレポートを作成するのか、各グループで検討する。 (課題)グループ討議 のテーマを確認する。 (復習)グループでの検討内容を整理する。 12 課題のまとめ(2)(図解資料の活用) 発表会のレポートを視覚的に理解しやすくするために、図解資料を工夫する。 (課題)図解資料の工夫を行う。 (復習)図解資料の検討を行う。 13 課題のまとめ(3)(発表方法の検討) プレゼンテーション技術について、各グループで検討する。 (課題)プレゼンテーション技術の向上を図る。 (復習)プレゼンテーションの方法を理解する。 14 発表会(1) 各グループ毎に、役割分担を決め、それぞれの研究内容について発表を行う。レジュメも用意する。 (課題)発表会の役割分担を行う。 (復習)発表方法の検討する。 15 発表会(2) 2回目の発表会で、全グループが発表を終える。各グループに戻り、今回の反省と次回への修正点を討議する。 (課題)発表会の方法の検討する。 (復習)反省:グループ研究への参加態度と発表内容を確認し整理する。 15回の授業内容に記載してあります 準備学習・事後学習 成績評価の方法 区分 定期試験 定期試験以外(授業内の課 題・参加度・出席態度等) その他 なし 教科書 割合(%) 0 100 内容 なし 1.課題(40%)2.発表(30%)3.レポート(30%) 0 なし 随時紹介する 参考文献 履修条件 留意事項等 卒業必修 レポート等は提出期限を厳守する - 34 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10151018 教員氏名 単位 1.0 基礎ゼミナールII 配当年次 1 開講期 後期 森田 弘行 基礎ゼミナールⅠの学習を踏まえて、基礎的な知識・技能の深化を図る。ゼミナールⅡでは、一人ひとりがさらに情報収集能力を進展さ せ、発表やレポートの作成を行う。また、発表やレポートの作成においては、図表等の視覚資料の作成を重視し、論理的な議論が展開でき るような方法論を身に付ける。この授業の終了時には、各グループの発表会を実施し、相互の議論の展開を通して、一人ひとりが学習水準 の維持と基礎的な知識・技能の修得に対する共有化を図る。 授業の概要 1.学習・研究活動の方法を理解し、深めることができる。 2.情報収集・活用能力を伸ばすことができる。 3.プレゼンターション能力が向上させることができる。 到達目標 授業計画 1 2 3 4 5 6 7 オリエンテーション 基礎ゼミナールⅡでは、基礎的な研究能力の更なる深化を図る。情報収集能力。グループにおける発表や議論を通 じ、国語力の伸展、プレゼンテーション力の向上などの課題を目指す。 (課題)基礎ゼミナールⅠで残された課題を確認する。 (復習)自主的な研究活動への動機づけを確認する。 読み書きの基礎(2)(全体指導) 前期の「読み書きの基礎」の授業を踏まえて、実践的な国語力の進展を図る。 (課題)国語力の進展を図る。 (復習)読み書きの基礎力について資料を再読し、自分の課題を発見する。 情報検索の基礎(2)(図書館) データーベースを利用して資料を収集する方法を学ぶ。 (課題)データーベースの収集方法を調べる。(復習)データーベースの利用の資料を読み、練習する。 "研究課題への取り組み(方法論の検討)(1) 研究課題の構想の立て方を理解し、一人ひとりの目的・目標の確認とテーマ選びを行う。 (課題)研究テーマ(課題)の原案を複数提示し理解する。 (復習) 研究課題に基づいた研究活動の具体化する。 地域社会の理解 フィールドワークの仕方を知り、課題を見つけ検討する。 (課題)地域社会における課題をまとめる。 (復習)解決策を考える。 研究課題への取り組み(方法論の検討)(2) 前回で決まった研究課題に基づき、資料の収集などを学ぶ。 (課題)研究課題の構想とテーマを見つける。 (復習)研究課題作成の方法論を理解する。 研究課題への取り組み(方法論の検討)(3)前回に引き続き資料の収集などを学びつつ、研究課題の構想の立て方、目的・目標の確認と テーマを再確認する。(課題)課題の構想を行う。(復習)課題作成の仕方を理解する。 8 課題の発見(1)(情報収集) 各グループに同一の課題を課し、様々な角度から課題に取り組む。 (課題)課題の情報収集する。 (復習)課題取り組みの視点を理解する。 9 課題の発見(2)(情報分析) 課題の情報収集をもとに、分析を行い、問題点の解明を目指す。 (課題)課題の情報分析について調べる。 (復習)課題の問題点を確認する。 10 課題の発見(3)(課題研究の方法論) 情報収集と分析をもとに、課題をまとめる道筋を構想する。 (課題)課題作成の全体構想を掴む。 (復習)課題をまとめる方法論を理解する。 11 課題のまとめ(1)(レポート作成の方法) 発表会に向けて、どのようにレポートを作成するのか、各グループで検討する。 (課題)グループ討議 のテーマを確認する。 (復習)グループでの検討内容を整理する。 12 課題のまとめ(2)(図解資料の活用) 発表会のレポートを視覚的に理解しやすくするために、図解資料を工夫する。 (課題)図解資料の工夫を行う。 (復習)図解資料の検討を行う。 13 課題のまとめ(3)(発表方法の検討) プレゼンテーション技術について、各グループで検討する。 (課題)プレゼンテーション技術の向上を図る。 (復習)プレゼンテーションの方法を理解する。 14 発表会(1) 各グループ毎に、役割分担を決め、それぞれの研究内容について発表を行う。レジュメも用意する。 (課題)発表会の役割分担を行う。 (復習)発表方法の検討する。 15 発表会(2) 2回目の発表会で、全グループが発表を終える。各グループに戻り、今回の反省と次回への修正点を討議する。 (課題)発表会の方法の検討する。 (復習)反省:グループ研究への参加態度と発表内容を確認し整理する。 15回の授業内容に記載してあります 準備学習・事後学習 成績評価の方法 区分 定期試験 定期試験以外(授業内の課 題・参加度・出席態度等) その他 なし 教科書 割合(%) 0 100 内容 なし 1.課題(40%)2.発表(30%)3.レポート(30%) 0 なし 随時紹介する 参考文献 履修条件 留意事項等 卒業必修 レポート等は提出期限を厳守する - 35 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10151019 教員氏名 単位 1.0 基礎ゼミナールII 配当年次 1 開講期 後期 川端 愛子 基礎ゼミナールⅠの学習を踏まえて、基礎的な知識・技能の深化を図る。基礎ゼミナールⅡでは、一人ひとりがさらに情報収集能力を進展 させ、発表やレポートの作成を行う。また、発表やレポートの作成においては、図表等の視覚資料の作成を重視し、論理的な議論が展開で きるような方法論を身に付ける。この授業の終了時には、各グループの発表会を実施し、相互の議論の展開を通して、一人ひとりが学習水 準の維持と基礎的な知識・技能の修得に対する共有化を図る。 授業の概要 1.学習・研究活動の方法を理解し、深めることができる。 2.情報収集・活用能力を伸ばすことができる。 3.プレゼンテーション能力を向上させることができる。 到達目標 授業計画 1 2 3 4 5 6 7 オリエンテーション 基礎ゼミナールⅡでは、基礎的な研究能力の更なる深化を図る。グループにおける発表や議論を通じ、国語力の伸 展、プレゼンテーション力の向上などの課題を目指す。 (課題)基礎ゼミナールⅠで残された課題を確認する。 (復習)自主的な研究活動への動機づけを確認する。 読み書きの基礎(2)(全体指導) 前期の「読み書きの基礎」の授業を踏まえて、実践的な国語力の進展を図る。 (課題)国語力の進展を図る。 (復習)読み書きの基礎力について資料を再読し、自分の課題を発見する。 情報検索の基礎(2)(図書館) データベースを利用して資料を収集する方法を学ぶ。 (課題)データベースの収集方法を調べる。 (復習)データベースの利用の資料を読み、練習する。 "研究課題への取り組み(方法論の検討)(1) 研究課題の構想の立て方を理解し、一人ひとりの目的・目標の確認とテーマ選びを行う。 (課題)研究テーマの原案を複数提示し理解する。 (復習) 研究課題に基づいた研究活動の具体化する。 地域社会の理解 フィールドワークの仕方を知り、課題を見つけ検討する。 (課題)地域社会における課題をまとめる。 (復習)解決策を考える。 研究課題への取り組み(方法論の検討)(2) 前回で決まった研究課題に基づき、資料の収集などを学ぶ。 (課題)研究課題の構想とテーマを見つける。 (復習)研究課題作成の方法論を理解する。 研究課題への取り組み(方法論の検討)(3)前回に引き続き資料の収集などを学びつつ、研究課題の構想の立て方、目的・目標の確認と テーマを再確認する。(課題)課題の構想を行う。(復習)課題作成の仕方を理解する。 8 課題の発見(1)(情報収集) 各グループに同一の課題を課し、様々な角度から課題に取り組む。 (課題)課題の情報収集する。 (復習)課題取り組みの視点を理解する。 9 課題の発見(2)(情報分析) 課題の情報収集をもとに、分析を行い、問題点の解明を目指す。 (課題)課題の情報分析について調べる。 (復習)課題の問題点を確認する。 10 課題の発見(3)(課題研究の方法論) 情報収集と分析をもとに、課題をまとめる道筋を構想する。 (課題)課題作成の全体構想を掴む。 (復習)課題をまとめる方法論を理解する。 11 課題のまとめ(1)(レポート作成の方法) 発表会に向けて、どのようにレポートを作成するのか、各グループで検討する。 (課題)グループ討議のテーマを確認する。 (復習)グループでの検討内容を整理する。 12 課題のまとめ(2)(図解資料の活用) 発表会のレポートを視覚的に理解しやすくするために、図解資料を工夫する。 (課題)図解資料の工夫を行う。 (復習)図解資料の検討を行う。 13 課題のまとめ(3)(発表方法の検討) プレゼンテーション技術について、各グループで検討する。 (課題)プレゼンテーション技術の向上を図る。 (復習)プレゼンテーションの方法を理解する。 14 発表会(1) 各グループ毎に、役割分担を決め、それぞれの研究内容について発表を行う。レジュメも用意する。 (課題)発表会の役割分担を行う。 (復習)発表方法の検討する。 15 発表会(2) 2回目の発表会で、全グループが発表を終える。各グループに戻り、今回の反省と次回への修正点を討議する。 (課題)発表会の方法の検討する。 (復習)グループ研究への参加態度と発表内容を確認し整理する。 準備学習および事後学習については15回の授業計画に記載している。 準備学習・事後学習 成績評価の方法 区分 定期試験 定期試験以外(授業内の課 題・参加度・出席態度等) その他 なし 教科書 割合(%) 0 100 内容 なし 1.課題(40%)2.発表(30%)3.レポート(30%) 0 なし 随時紹介する 参考文献 履修条件 留意事項等 卒業必修 レポート等は提出期限を厳守する - 36 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10152011 教員氏名 単位 1.0 基礎ゼミナールIII 配当年次 2 開講期 前期 三上 勝夫 基礎ゼミナールⅠ・Ⅱを土台として、より発展的な学習・研究活動を展開する。この授業は選択科目として開講し、フィールドワークによ る調査研究を重視する。フィールドワークを通して、地域社会に対する理解を深め、自主的な研究能力の養成を図る。特に、課題の設定等 に関しては、グループ内での議論を深め、相互啓発による研究活動の進展を期待する。基礎ゼミナールⅢの課題設定は、こども学総合演習 及び卒業研究へと結びつく問題提起を内包している。 授業の概要 1.学習・研究活動の方法論を深化する。 2.情報収集の実践的能力を向上する。 3.創造性を進展する。 到達目標 授業計画 1 「オリエンテーション」 基礎ゼミナールⅢでは、Ⅰ・Ⅱの授業を踏まえて研究能力の進展を図ります。学術論文の作成に係わる情報収集能力、国語力の伸展、プレ ゼンテーション力の向上などを目指します。 <準備学習>研究能力の進展について調べる。 <事後学習>自主的な研究活動の推進についてまとめる。 2 「学生の研究活動」 基礎ゼミナールⅢでは、3年次の「こども学総合演習」、4年次の卒業研究に繋がる学生の研究活動の基盤形成を目指します。その基盤形成の ために、各自の自主的な研究活動の力量形成を図ります。 <準備学習>研究活動の基盤形成について調べる。 <事後学習>研究活動の力量形成についてまとめる。 3 「研究計画(1)」 各グループの研究テーマについて、メンバー間で討議・検討する。その討議・検討を通して、新たな課題の発見を目指します。 <準備学習>研究テーマの討議・検討を行う。 <事後学習>課題の発見についてまとめる。 4 「研究計画(2)」 前回に引き続き、研究テーマについて討議・検討を重ねる。その討議・検討の深化を通して、新たな課題を明確にします。 <準備学習>研究テーマの深化を図る。 <事後学習>新たな課題の明確化についてまとめる。 5 「研究課題の取り組み(1)」 研究課題について、文献資料等の調査を行います。 <準備学習>文献調査を行う。 <事後学習>関連資料の整理を行う。 6 「研究課題の取り組み(2)」 文献調査を基に、各自が課題の報告を行います。 <準備学習>課題の報告とレジュメの作成を行う。 <事後学習>課題の見直しを行う。 7 「研究課題の取り組み(3)」 前回に引き続き、文献調査を基に、各自が課題の報告を行います。 <準備学習>課題の報告とレジュメの作成を行う。 <事後学習>課題の見直しを行う。 8 「研究課題の取り組み(4)」 研究課題の修正・変更等について、検討します。 <準備学習>課題の修正・変更を考える。 <事後学習>研究課題の検討を行う。 9 「研究課題の実践(1)」 研究課題に関する情報、資料の収集を行います。必要に応じて、フィールドワークの実施を検討します。 <準備学習>研究課題の情報、資料の収集を行う。 <事後学習>情報、資料の収集方法をまとめる。 10 「研究課題の実践(2)」 前回に引き続き、研究課題に関する情報、資料の収集を行い、資料を分類・整理します。 <準備学習>情報、資料の分類を行う。 <事後学習>収集方法の検討を行う。 11 「研究課題の実践(3)」 研究課題に関わる事例研究――関連事例を収集し,フィールドワークの可否を検討します。 <準備学習>事例に関わるフィールドワークを行う。 <事後学習>事例の収集・整理を行う。 12 「論文作成の検討(1)」 論旨展開の共通理解を図るために、集団討議により方向性を確認する。 <準備学習>論旨展開の共通理解を図る。 <事後学習>論旨の方向性を見出す。 13 「論文作成の検討(2)」 執筆計画を決定します。関連情報、資料の活用方法を検討します。 <準備学習>執筆計画を決定する。 <事後学習>関連資料の活用方法をまとめる。 14 「論文成果の発表方法」 パワーポイントでの発表とレジュメの準備を行います。 <準備学習>発表の準備を行う。 <事後学習>発表方法の検討についてまとめる。 15 「まとめ(発表会)」 これまでの学習・研究成果を発表する。発表後、論文を提出します。 <準備学習>学習・研究成果の発表準備を行う。 <事後学習>発表会の反省を行う。 15回の授業内容に記載してあります 準備学習・事後学習 成績評価の方法 区分 定期試験 定期試験以外(授業内の課 題・参加度・出席態度等) その他 なし 教科書 割合(%) 0 100 内容 1.課題(40%) 2.発表(30%) 3. レポート(30%) 0 なし 参考文献 履修条件 留意事項等 レポート等は提出期限を厳守する。 - 37 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10152012 教員氏名 単位 1.0 基礎ゼミナールIII 配当年次 2 開講期 前期 後藤 守 基礎ゼミナールⅠ・Ⅱを土台として、より発展的な学習・研究活動を展開する。この授業は選択科目として開講し、フィールドワークによ る調査研究を重視する。フィールドワークを通して、地域社会に対する理解を深め、自主的な研究能力の養成を図る。特に、課題の設定等 に関しては、グループ内での議論を深め、相互啓発による研究活動の進展を期待する。基礎ゼミナールⅢの課題設定は、こども学総合演習 及び卒業研究へと結びつく問題提起を内包している。 授業の概要 1.学習・研究活動の方法論を深化する。 2.情報収集の実践的能力を向上する。 3.創造性を進展する。 到達目標 授業計画 1 「オリエンテーション」 基礎ゼミナールⅢでは、Ⅰ・Ⅱの授業を踏まえて研究能力の進展を図ります。学術論文の作成に係わる情報収集能力、国語力の伸展、プレ ゼンテーション力の向上などを目指します。 <準備学習>研究能力の進展について調べる。 <事後学習>自主的な研究活動の推進についてまとめる。 2 「学生の研究活動」 基礎ゼミナールⅢでは、3年次の「こども学総合演習」、4年次の卒業研究に繋がる学生の研究活動の基盤形成を目指します。その基盤形成の ために、各自の自主的な研究活動の力量形成を図ります。 <準備学習>研究活動の基盤形成について調べる。 <事後学習>研究活動の力量形成についてまとめる。 3 「研究計画(1)」 各グループの研究テーマについて、メンバー間で討議・検討する。その討議・検討を通して、新たな課題の発見を目指します。 <準備学習>研究テーマの討議・検討を行う。 <事後学習>課題の発見についてまとめる。 4 「研究計画(2)」 前回に引き続き、研究テーマについて討議・検討を重ねる。その討議・検討の深化を通して、新たな課題を明確にします。 <準備学習>研究テーマの深化を図る。 <事後学習>新たな課題の明確化についてまとめる。 5 「研究課題の取り組み(1)」 研究課題について、文献資料等の調査を行います。 <準備学習>文献調査を行う。 <事後学習>関連資料の整理を行う。 6 「研究課題の取り組み(2)」 文献調査を基に、各自が課題の報告を行います。 <準備学習>課題の報告とレジュメの作成を行う。 <事後学習>課題の見直しを行う。 7 「研究課題の取り組み(3)」 前回に引き続き、文献調査を基に、各自が課題の報告を行います。 <準備学習>課題の報告とレジュメの作成を行う。 <事後学習>課題の見直しを行う。 8 「研究課題の取り組み(4)」 研究課題の修正・変更等について、検討します。 <準備学習>課題の修正・変更を考える。 <事後学習>研究課題の検討を行う。 9 「研究課題の実践(1)」 研究課題に関する情報、資料の収集を行います。必要に応じて、フィールドワークの実施を検討します。 <準備学習>研究課題の情報、資料の収集を行う。 <事後学習>情報、資料の収集方法をまとめる。 10 「研究課題の実践(2)」 前回に引き続き、研究課題に関する情報、資料の収集を行い、資料を分類・整理します。 <準備学習>情報、資料の分類を行う。 <事後学習>収集方法の検討を行う。 11 「研究課題の実践(3)」 研究課題に関わる事例研究――関連事例を収集し,フィールドワークの可否を検討します。 <準備学習>事例に関わるフィールドワークを行う。 <事後学習>事例の収集・整理を行う。 12 「論文作成の検討(1)」 論旨展開の共通理解を図るために、集団討議により方向性を確認する。 <準備学習>論旨展開の共通理解を図る。 <事後学習>論旨の方向性を見出す。 13 「論文作成の検討(2)」 執筆計画を決定します。関連情報、資料の活用方法を検討します。 <準備学習>執筆計画を決定する。 <事後学習>関連資料の活用方法をまとめる。 14 「論文成果の発表方法」 パワーポイントでの発表とレジュメの準備を行います。 <準備学習>発表の準備を行う。 <事後学習>発表方法の検討についてまとめる。 15 「まとめ(発表会)」 これまでの学習・研究成果を発表する。発表後、論文を提出します。 <準備学習>学習・研究成果の発表準備を行う。 <事後学習>発表会の反省を行う。 15回の授業内容に記載してあります 準備学習・事後学習 成績評価の方法 区分 定期試験 定期試験以外(授業内の課 題・参加度・出席態度等) その他 なし 教科書 割合(%) 0 100 内容 1.課題(40%) 2.発表(30%) 3. レポート(30%) 0 なし 参考文献 履修条件 留意事項等 レポート等は提出期限を厳守する。 - 38 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10152013 教員氏名 単位 1.0 基礎ゼミナールIII 配当年次 2 開講期 前期 前野 哲重 基礎ゼミナールⅠ・Ⅱを土台として、より発展的な学習・研究活動を展開する。この授業は選択科目として開講し、フィールドワークによ る調査研究を重視する。フィールドワークを通して、地域社会に対する理解を深め、自主的な研究能力の養成を図る。特に、課題の設定等 に関しては、グループ内での議論を深め、相互啓発による研究活動の進展を期待する。基礎ゼミナールⅢの課題設定は、こども学総合演習 及び卒業研究へと結びつく問題提起を内包している。 授業の概要 1.学習・研究活動の方法論を深化する。 2.情報収集の実践的能力を向上する。 3.創造性を進展する。 到達目標 授業計画 1 「オリエンテーション」 基礎ゼミナールⅢでは、Ⅰ・Ⅱの授業を踏まえて研究能力の進展を図ります。学術論文の作成に係わる情報収集能力、国語力の伸展、プレ ゼンテーション力の向上などを目指します。 <準備学習>研究能力の進展について調べる。 <事後学習>自主的な研究活動の推進についてまとめる。 2 「学生の研究活動」 基礎ゼミナールⅢでは、3年次の「こども学総合演習」、4年次の卒業研究に繋がる学生の研究活動の基盤形成を目指します。その基盤形成の ために、各自の自主的な研究活動の力量形成を図ります。 <準備学習>研究活動の基盤形成について調べる。 <事後学習>研究活動の力量形成についてまとめる。 3 「研究計画(1)」 各グループの研究テーマについて、メンバー間で討議・検討する。その討議・検討を通して、新たな課題の発見を目指します。 <準備学習>研究テーマの討議・検討を行う。 <事後学習>課題の発見についてまとめる。 4 「研究計画(2)」 前回に引き続き、研究テーマについて討議・検討を重ねる。その討議・検討の深化を通して、新たな課題を明確にします。 <準備学習>研究テーマの深化を図る。 <事後学習>新たな課題の明確化についてまとめる。 5 「研究課題の取り組み(1)」 研究課題について、文献資料等の調査を行います。 <準備学習>文献調査を行う。 <事後学習>関連資料の整理を行う。 6 「研究課題の取り組み(2)」 文献調査を基に、各自が課題の報告を行います。 <準備学習>課題の報告とレジュメの作成を行う。 <事後学習>課題の見直しを行う。 7 「研究課題の取り組み(3)」 前回に引き続き、文献調査を基に、各自が課題の報告を行います。 <準備学習>課題の報告とレジュメの作成を行う。 <事後学習>課題の見直しを行う。 8 「研究課題の取り組み(4)」 研究課題の修正・変更等について、検討します。 <準備学習>課題の修正・変更を考える。 <事後学習>研究課題の検討を行う。 9 「研究課題の実践(1)」 研究課題に関する情報、資料の収集を行います。必要に応じて、フィールドワークの実施を検討します。 <準備学習>研究課題の情報、資料の収集を行う。 <事後学習>情報、資料の収集方法をまとめる。 10 「研究課題の実践(2)」 前回に引き続き、研究課題に関する情報、資料の収集を行い、資料を分類・整理します。 <準備学習>情報、資料の分類を行う。 <事後学習>収集方法の検討を行う。 11 「研究課題の実践(3)」 研究課題に関わる事例研究――関連事例を収集し,フィールドワークの可否を検討します。 <準備学習>事例に関わるフィールドワークを行う。 <事後学習>事例の収集・整理を行う。 12 「論文作成の検討(1)」 論旨展開の共通理解を図るために、集団討議により方向性を確認する。 <準備学習>論旨展開の共通理解を図る。 <事後学習>論旨の方向性を見出す。 13 「論文作成の検討(2)」 執筆計画を決定します。関連情報、資料の活用方法を検討します。 <準備学習>執筆計画を決定する。 <事後学習>関連資料の活用方法をまとめる。 14 「論文成果の発表方法」 パワーポイントでの発表とレジュメの準備を行います。 <準備学習>発表の準備を行う。 <事後学習>発表方法の検討についてまとめる。 15 「まとめ(発表会)」 これまでの学習・研究成果を発表する。発表後、論文を提出します。 <準備学習>学習・研究成果の発表準備を行う。 <事後学習>発表会の反省を行う。 15回の授業内容に記載してあります 準備学習・事後学習 成績評価の方法 区分 定期試験 定期試験以外(授業内の課 題・参加度・出席態度等) その他 なし 教科書 割合(%) 0 100 内容 1.課題(40%) 2.発表(30%) 3. レポート(30%) 0 なし 参考文献 履修条件 留意事項等 レポート等は提出期限を厳守する。 - 39 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10152014 教員氏名 単位 1.0 基礎ゼミナールIII 配当年次 2 開講期 前期 佐藤 義昭 基礎ゼミナールⅠ・Ⅱを土台として、より発展的な学習・研究活動を展開する。この授業は選択科目として開講し、フィールドワークによ る調査研究を重視する。フィールドワークを通して、地域社会に対する理解を深め、自主的な研究能力の養成を図る。特に、課題の設定等 に関しては、グループ内での議論を深め、相互啓発による研究活動の進展を期待する。基礎ゼミナールⅢの課題設定は、こども学総合演習 及び卒業研究へと結びつく問題提起を内包している。 授業の概要 1.学習・研究活動の方法論を深化する。 2.情報収集の実践的能力を向上する。 3.創造性を進展する。 到達目標 授業計画 1 「オリエンテーション」 基礎ゼミナールⅢでは、Ⅰ・Ⅱの授業を踏まえて研究能力の進展を図ります。学術論文の作成に係わる情報収集能力、国語力の伸展、プレ ゼンテーション力の向上などを目指します。 <準備学習>研究能力の進展について調べる。 <事後学習>自主的な研究活動の推進についてまとめる。 2 「学生の研究活動」 基礎ゼミナールⅢでは、3年次の「こども学総合演習」、4年次の卒業研究に繋がる学生の研究活動の基盤形成を目指します。その基盤形成の ために、各自の自主的な研究活動の力量形成を図ります。 <準備学習>研究活動の基盤形成について調べる。 <事後学習>研究活動の力量形成についてまとめる。 3 「研究計画(1)」 各グループの研究テーマについて、メンバー間で討議・検討する。その討議・検討を通して、新たな課題の発見を目指します。 <準備学習>研究テーマの討議・検討を行う。 <事後学習>課題の発見についてまとめる。 4 「研究計画(2)」 前回に引き続き、研究テーマについて討議・検討を重ねる。その討議・検討の深化を通して、新たな課題を明確にします。 <準備学習>研究テーマの深化を図る。 <事後学習>新たな課題の明確化についてまとめる。 5 「研究課題の取り組み(1)」 研究課題について、文献資料等の調査を行います。 <準備学習>文献調査を行う。 <事後学習>関連資料の整理を行う。 6 「研究課題の取り組み(2)」 文献調査を基に、各自が課題の報告を行います。 <準備学習>課題の報告とレジュメの作成を行う。 <事後学習>課題の見直しを行う。 7 「研究課題の取り組み(3)」 前回に引き続き、文献調査を基に、各自が課題の報告を行います。 <準備学習>課題の報告とレジュメの作成を行う。 <事後学習>課題の見直しを行う。 8 「研究課題の取り組み(4)」 研究課題の修正・変更等について、検討します。 <準備学習>課題の修正・変更を考える。 <事後学習>研究課題の検討を行う。 9 「研究課題の実践(1)」 研究課題に関する情報、資料の収集を行います。必要に応じて、フィールドワークの実施を検討します。 <準備学習>研究課題の情報、資料の収集を行う。 <事後学習>情報、資料の収集方法をまとめる。 10 「研究課題の実践(2)」 前回に引き続き、研究課題に関する情報、資料の収集を行い、資料を分類・整理します。 <準備学習>情報、資料の分類を行う。 <事後学習>収集方法の検討を行う。 11 「研究課題の実践(3)」 研究課題に関わる事例研究――関連事例を収集し,フィールドワークの可否を検討します。 <準備学習>事例に関わるフィールドワークを行う。 <事後学習>事例の収集・整理を行う。 12 「論文作成の検討(1)」 論旨展開の共通理解を図るために、集団討議により方向性を確認する。 <準備学習>論旨展開の共通理解を図る。 <事後学習>論旨の方向性を見出す。 13 「論文作成の検討(2)」 執筆計画を決定します。関連情報、資料の活用方法を検討します。 <準備学習>執筆計画を決定する。 <事後学習>関連資料の活用方法をまとめる。 14 「論文成果の発表方法」 パワーポイントでの発表とレジュメの準備を行います。 <準備学習>発表の準備を行う。 <事後学習>発表方法の検討についてまとめる。 15 「まとめ(発表会)」 これまでの学習・研究成果を発表する。発表後、論文を提出します。 <準備学習>学習・研究成果の発表準備を行う。 <事後学習>発表会の反省を行う。 15回の授業内容に記載してあります 準備学習・事後学習 成績評価の方法 区分 定期試験 定期試験以外(授業内の課 題・参加度・出席態度等) その他 なし 教科書 割合(%) 0 100 内容 1.課題(40%) 2.発表(30%) 3. レポート(30%) 0 なし 参考文献 履修条件 留意事項等 レポート等は提出期限を厳守する。 - 40 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10264011 教員氏名 授業の概要 到達目標 単位 2.0 こども学原論 配当年次 1 開講期 前期 佐藤 信雄 こどもの心身ともに健康な発達を願い、保育士・幼稚園教諭・小学校教諭・特別支援学校教諭としてこどもの発達を支援するためは、発達 について理解することが前提となる。そのため本科目では、乳幼児の心理的発達の学習を基礎にして、家庭環境の影響、子育て支援の場に おける経験、地域とのかかわり、幼稚園や保育所等の生活、絵本やエプロンシアター等の影響にも触れて、子どもという存在を豊かに理解 できるよう工夫する。映像資料やデータを活用して分かりやすく解説する。 1.こどもの発達を多面的に捉えることができる。 2.こどもの発達環境を重視する態度を身につける。 3.こどもは大人による適切な教育を受ける権利があることを理解する。 授業計画 1 2 3 【こども学とは何か】 細分化された学問領域を、再び総合化・統合化する流れの中で、「こども」という存在を理解しなおそうという「こども学」が注目されて いる。初回は①「こども学」の歴史、②関連する諸分野の紹介、③「こどもの発見」について解説し、本科目の導入とする。 (予習)「子ども学」「こども学」という言葉について調べる。 (復習)「こども学」を学ぶことの意義を確認する。 【こどもの発達Ⅰ】 ①脊椎動物の進化の歴史と人間の誕生の特殊性を学び、人間の発達に関心を持つ。②人間の誕生から乳児期までの認知発達・身体的発達・ 社会的発達を概観し、人間は教育の必要な動物であること、学習し続ける存在であることを理解する。人間という独特な存在についての認 識を深める。 (予習)家庭や保育・教育現場でのこどもに関する報道について調べる。 (復習)学んだ内容を整理する。 【こどもの発達Ⅱ】 ①野生児の諸例を学び、人間発達の重要性を理解する。②ピアジェの認知発達理論、エリクソンの心理社会的発達の理論を概観する。③初 期環境の重要性を指摘した諸研究を学ぶ。野生児に関する考え方の変遷や、精神医学からの見方などについても検討を行う。 (予習)野生児の事例について調べる。 (復習)野生児に関する考え方の変遷について整理する。 4 【こどもと家族】 こどもの発達にとって「家族環境」が持つ意味を考える。そのため、①子どもの発達と家庭環境に関する様々な問題の中から、最近社会的 に問題になっている「虐待」を取り上げ、データと研究例を検討する。②虐待について、映像資料等で学ぶ。こどもが安心できる環境とし ての家庭について学ぶ。 (予習)自分の育った家庭の環境を振り返る。 (復習)虐待について更に資料を収集する。 5 【乳幼児の保育・教育施設】 ①保育所・幼稚園・認定こども園の誕生と役割について学ぶ。②児童福祉法、学校教育法、保育所保育指針、幼稚園教育要領について、重 要条文を確認する。③「子ども・子育て3法」について学び、これからの保育制度を考える。これを学ぶことはは学生諸君の将来の居場所 について学ぶことでもある。 (予習)上に示された資料に目を通す。 (復習)各種の法令等について整理を行う。 6 【こどもと学校生活】 教育現場での諸問題の中から、「いじめ」を取り上げる。加害者、被害者の心理、教師の役割、いじめの解決策、いじめの起きる背景など について、実際に起きた問題や、学生自身の経験をもとにして話し合いを行い、「なぜ他者をいじめることができるのか?」という視点か ら考察を行う。 (予習)新聞報道などからいじめについての資料を収集する。 (復習)話し合いの内容を整理する。 7 【子育て支援】 ①子育て支援とは何か、②支援の方法、③子育て支援は誰のためか、④新しい子育て支援のシステム、⑤(道内で最も子育て支援が進んで いると言われる)恵庭市の実情と課題、以上の諸問題を学び、⑥子育て支援における保育者の役割についても考える。具体的な事例を参照 しながら学ぶ。 (予習)恵庭市および自分の出身地の事例について調べる。 (復習)保育者・教育者の役割について考察する。 8 【こどもと地域】 こどもの生活環境であり、家族にとっての生活環境でもある「地域」の役割について考える。地域の活動に実践的にかかわってきた外部講 師の講義を予定している。テーマは、毎年行われてきた恵庭市の「通学合宿」。社会教育に、教育委員会がどのようにかかわっているかと いう点についても学ぶ。 (予習)恵庭市における「通学合宿」について調べる。 (復習)外部講師の先生の講話の内容を整理する。 9 【こどもの健康】 ①健康とは何か:WHOの健康の定義について。②こどもの健康管理、健康増進の取り組みについて理解する。環境への配慮、こどもの健 康に関する生活習慣の形成などについて学ぶ。健康には病気ではないということ以上の積極的な意義があることを確認する。 (予習)WHOの役割等について調べる。 (復習)こどもの健康に関する保育者・教育者の役割について考察する。 10 【こどもの文化Ⅰ 遊び】 ①遊びとは何か、各自が自由に考えてみる。②遊びが成立する条件を学び、現代の日本においてその条件があるかどうか考える。③伝承遊 びと現代の新しい遊びとの違いを考察する。遊びに関する理論を踏まえ、実際の遊びの例を参照しながら検討を行う。 (予習)幼児期の遊びを振り返る。 (復習)保育・教育における遊びの機能と役割について考察する。 11 【こどもの文化Ⅱ 絵本】 ①絵本とは何か:さまざまな絵本を読み、絵本の意味と多様性を学ぶ。紙芝居との違いに気づく。②絵本の読み方と選び方:どんな絵本を 選べばよいか、どのように読み聞かせをするか。 アニマシオンなどの絵本に関する考え方、方法論等についても紹介を行う。 (予習)いままでに出会った絵本について振り返る。 (復習)読み聞かせの意義と役割について確認する。 12 【こどもの文化Ⅲ 読書活動の発達】 ①絵本から児童文学へ:絵本に始まる読書活動を、小学校入学後も継続することの意義は何か、恵庭市の小学校の実践例を通して考える。 ②保育者・教育者にとって、絵本や児童文学はどんな意味があるか考える。地域における実際の活動例について参照しながら学ぶ。 (予習)恵庭市および自身の出身地での取り組みを調べる。 (復習)絵本と児童文学の意義について整理を行う。 13 【学校教育】 ①学校とは何を学ぶところか、また、教師の役割とは何かについて、文献資料や映像を通して学ぶ。②子ども一人ひとりの心情と生活環境 を理解することの大切さと、教育者の責任の重さに気づき、今後の学習における自己課題を把握するきっかけとする。 (予習)自身の学校生活を振り返る。 (復習)保育者・教育者の責任について考察する。 14 15 【早期教育】 ①早期教育とは何か:定義と、目的、方法。②早期教育の実践例:早期教育の効果とこどもの心の発達。 映像資料等を見て、幼児期から 児童期の発達にとって大切なことは何か考える。早期教育の目指そうとするものと現実との乖離、問題点等についても慎重に検討を行う。 (予習)早期教育について調べる。 (復習)早期教育の意義と問題点についての整理を行う。 【こどもの権利】 ①こどもの権利保護の歴史:保育者・教育者・一人の人間として、子どもの権利を尊重する意義を理解する。②「子どもの権利条約」: 「子どもの最善の利益」の意味と、本条約の重要なポイントを理解し、日本の保育・教育への影響について学ぶ。昔の日本のこどもを取り 巻く状況についても検討を行う。 (予習)こどもの権利条約について調べる。 (復習)こどもの権利をどのように保障するかについて考察する。 準備学習・事後学習 成績評価の方法 区分 定期試験 定期試験以外(授業内の課 題・参加度・出席態度等) その他 使用しない 教科書 各回の内容に示した通り。学んだことを振り返るだけでなく、日頃から保育・教育や子どもの問題に関心を持ち、新聞や雑誌 で、最新の情報を得ておくこと。 割合(%) 40 40 内容 学習目標への到達度 各回の授業終了時に提出する小レポートおよび予習・復習レポートの内容、授業参加度。 20 小テストまたは提出課題の成績。 適宜資料を配布する。 参考文献 履修条件 留意事項等 積極的に授業に参加することを期待します。提出物等の機嫌は厳守すること。 - 41 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10140011 教員氏名 授業の概要 到達目標 単位 2.0 基礎音楽 配当年次 1 開講期 前期 西野 美穂 この授業では、学生が将来、保育者・教育者として子どもたちとさまざまな音楽活動を行う際に必要な音楽の基礎知識を学習する。 ピアノ学習や弾き歌いの練習を円滑に進めるための音楽理論(楽典)の基礎を学ぶ。また、音楽鑑賞も加えて、子どもたちの音楽的感性を 引き出し、ともに楽しむことのできる保育者・教育者になるための視点を養う。 ○ 読譜(楽譜を読むこと)のためのきまりである楽典の基礎的な知識を身につける。 ○ 簡単な記譜(楽譜を書くこと)ができるようになる。 ○ さまざまな音楽の鑑賞を通して知識を深め、豊かな感性を育む。 授業計画 1 オリエンテーション ・ 楽譜の基礎知識について。 ・ なぜ楽典が必要であるかの説明。 音の高さ① ・五線と加線、音部記号の種類(ト音記号、ヘ音記号)、さまざまな譜表(大譜表、アルト譜表など)を理解する。 ・五線譜に音符や音部記号が正確に書けるようにする。 (予習)シラバスを読んで、本科目の内容を把握しておくこと。(復習)配布されたプリントを仕上げ、ト音記号、ヘ音記号が正確に書け るようにしておく。 2 音の高さ② ・音名(日本語、イタリア語、ドイツ語、英語)が正確に読めるようにする。・変化記号(♯、♭など)、異名同音、幹音と 派生音について理解する。 ・変化記号の効力について理解する。 ・楽譜を書く練習をする。 音楽鑑賞1・ルネサンスとバロック時代の音楽 (予習)教科書に目を通し、音名のことを理解しておくこと。(復習)配布されたプリントを仕上げておくこと。 3 音の長さ① ・音符と休符、付点音符と付点休符、タイ、連符について理解する。 ・楽譜を書く練習をする。 音楽鑑賞2 ・バロック時代の音楽(バッハ) (予習)教科書に目を通し、音符の書き方を練習しておくこと。(復習)配布されたプリントを仕上げておくこと。 4 音の長さ② ・拍子、縦線と小節、拍子記号、いろいろな拍子、弱起と強起について理解する。 音楽鑑賞3 ・古典派時代の音楽①(モーツァルト) (予習)教科書に目を通し、拍子について理解しておくこと。(復習)配布されたプリントを見て拍子について理解しておくこと。 5 6 7 8 9 音の長さ③ ・拍子の復習。 ・リズム譜によるリズム打ちをする。 音楽鑑賞4 ・古典派時代の音楽②(ベートーヴェン) (予習)教科書に目を通して、拍子について理解を深めておくこと。(復習)配布されたプリントの中の指示された箇所のリズムうちがで きるようにしておくこと。 音程① ・音程の数え方、音程の種類について理解する。 音楽鑑賞5 ・ロマン派時代の音楽①(シューベルト、シューマン) (予習)教科書に目を通して音程のことを理解しておくこと。(復習)音程の長短系と完全系を理解し、憶えておくこと。 音程② ・2音間の音程、音程の転回について理解する。 音楽鑑賞6 ・ロマン派時代の音楽②(ショパン) (予習)教科書の幹音同士の音程の表を理解しておくこと。(復習)配布したプリントを仕上げ、2音間の音程の度数を正確に答えることが できるようになっておくこと。 音階① ・音階(長音階)について理解する。主音、属音、下属音、導音の役割、調号について理解する。 音楽鑑賞7 ・近現代の音楽(ドビュッシー、ラヴェル) (予習)教科書に目を通し、長音階について理解しておく。(復習)長音階をピアノで弾いてみること。 音階② ・音階(自然的、和声的、旋律的短音階)について理解する。 音楽鑑賞8 ・近現代の曲音楽(バルトーク、ストラヴィンスキー) (予習)教科書に目を通し、短調の音階を理解しておくこと。(復習)短音階をピアノで弾いてみること。 10 音階③ ・移調、転調、関係調について理解する。 音楽鑑賞9 ・邦楽(雅楽、民謡) (予習)教科書に目を通し、移調のことを理解しておく。(復習)配布されたプリントで移調した楽譜を仕上げておく。 11 音楽の記号 ・強弱記号、速度記号、奏法に関する記号、曲想に関する記号、反復記号について理解する。 音楽鑑賞10 ・世界の民族音楽 (復習)教科書に目を通し、さまざまな音楽の記号があることを理解しておく。(復習)重要な音楽の記号を暗記しておく。 12 和音① ・三和音、和音記号、三和音の種類、七の和音、転回、終止について理解する。 音楽鑑賞11 ・オペラ、ミュージカル (予習)教科書に目を通し、さまざまな和音をピアノで弾いておく。(復習)ハ長調の三和音を確実に理解しておく。 13 和音② ・コード・ネーム、メジャーコード、マイナーコードについて理解する。 (予習)教科書に目を通して、コードのことを理解しておくこと。(復習)重要なコードを暗記しておく。 14 和音③ ・コードの活用(コードの転回形、伴奏付けの実際) (予習)教科書に目を通して、コードのことを確実に理解しておく。(復習)楽譜に記入されているコード・ネームで伴奏ができるように しておく。 15 まとめ ・今までの授業内容を確認する。 (予習)今まで学習した教科書・配布プリントの内容に目を通しておくこと。(復習)定期試験に向かって、今までの授業で理解できな かったところを再度確認する。 準備学習・事後学習 授業までに教科書を読み、内容を理解しておくこと。 授業後は実際に読譜、記譜等をし、学習内容の確認をしておくこと。 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 50 筆記試験 定期試験 定期試験以外(授業内の課 50 必要に応じた授業中の小テスト、課題レポート提出、授業態度 題・参加度・出席態度等) その他 0 音楽通論 (教芸音楽研究グループ編) 教育芸術社 教科書 実用 「こどもの歌曲200選」松山祐士編 ドレミ出版社 (表現Ⅰ幼児音楽1,2でも使用) 参考文献 履修条件 留意事項等 実用楽典 (澤野立次郎編) ドレミ出版社 必ず、五線ノートを用意すること。 - 42 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10712011 教員氏名 単位 2.0 保育方法の研究 配当年次 2 開講期 後期 美馬 正和 保育方法は保育内容と深く関連している。そのため本科目では保育内容についての理解のうえに、子どもの発達援助に適した保育方法を学 び、さらによりよい保育を実現できるように考察を深める。 保育方法の原理、環境による保育、遊びを通しての総合的指導、一人ひとりへの発達援助について、具体例を取り上げながら解説する。ま た、指導計画を作成し、現場に立つための実践的学習を積み重ねる。実習前の保育についてのまとめとしての科目でもある。 授業の概要 1 子どもの1人ひとりの自発性、主体性を尊重することの大切さが分かるようになる。 2 保育の人的環境として大切な、応答的な保育の基本を身につけることができる。 3 子どもとの遊びの技能や保育技術の基本を身につけることができる。 到達目標 授業計画 1 2 授業の概要 授業の進め方、こちらが望む授業態度、科目を通しての到達目標などを説明。 保育方法とは何か: 保育方法とはなにか。保育方法のポイントとして「保育観」「子ども観」「発達観」「子ども理解」「自発性」などのキーワードをあげる ことが出来るだろう。キーワードからみえてくる保育方法を知る。 準備:教科書pp1-16を精読しておくこと 事後:保育方法についてまとめておくこと 3 子ども理解からはじまる保育方法: 保育の出発点としての子ども理解を知る。子どもの内面、子どもの内面の理解を支える発達を見る目などを知る。 準備:教科書pp17-32を精読しておくこと 事後:子ども理解についてまとめておくこと 4 環境を生かした保育方法: 環境を通しての保育とはどのような保育だろうか、環境構成にはどのような工夫が可能なのかについて知る。 準備:教科書pp33-46を精読しておくこと 事後:環境を生かした保育についてまとめておくこと 5 6 遊びを通しての総合的な指導方法: 遊びが学びとはどういったことをいうのか、遊びを通しての総合的な指導(保育)とはどのようなものだろうか、遊びが豊になるための援助 とはどういったものかについて知る。 準備:教科書pp47-64を精読しておくこと 事後:保育における遊びについてまとめておくこと 個と集団を生かした保育方法: 集団の育ちとはなにか、個の育ちとはなにか、他者への思い、育ちあう姿の深まりと広がりについて知る。 準備:教科書pp65-84を精読しておくこと 事後:個と集団をいかした保育についてまとめておくこと 7 子どもにふさわしい園生活と保育形態: 子どもにふさわしい園生活とはなにか、保育形態にはどのようなものがあるのか、1日の流れはどのようなものが望ましいのかについて知 る。 準備:教科書pp85-100を精読しておくこと 事後:保育形態についてまとめておくこと 8 3・4・5歳児の発達の時期に応じた保育方法: 発達をふまえながら、入園当初、園生活に慣れてきた時期、気の合う友達と遊びを進める時期、仲間と協力して生活する時期、卒園を前に した時期とその時期に応じた保育方法を知る。 準備:教科書pp101-118を精読しておくこと 事後:3・4・5歳児の保育についてまとめておくこと 9 0・1・2歳児の発達の時期に応じた保育方法: 発達をふまえながら、はじめて保育園に登園してくる時期、乳児が保育園で過ごす1日について、乳児期の発達と遊び、保育室の環境などに ついての保育方法を知る。 準備:教科書pp119-144を精読しておくこと 事後:0・1・2歳児の保育方法についてまとめておく 10 保育の計画・実践・評価: 保育の計画・実践・評価がなぜ必要なのか、保育の「計画」と「実践」の関係、子どもに即した保育の「計画」と「実践」を生み出す「評 価」について知る。 準備:教科書pp145-176を精読しておくこと 事後:保育の計画などについてまとめておくこと 11 家庭・地域との連携を生かした保育: 家庭との連携が生かされる保育とはどのような保育なのか、地域に開かれ、地域との連携が生かされる保育とはどのような保育なのかにつ いて知る。 準備:教科書pp177-198を精読しておくこと 事後:連携についてまとめておくこと 12 小学校との交流活動のデザイン: なぜ小学校と交流活動を行うのか、小学校と連携を取るにはどのように連携を取るのかなど実際の取り組みを参考にして、小学校との交流 活動を知る。 準備:教科書pp199-214を精読しておくこと 事後:交流活動についてまとめておくこと 13 配慮を要する子どもへの保育方法: 配慮を要する子ども(発達障害が疑われる子など)への保育方法、園内の連携の必要性、保護者との連携、専門機関との連携の必要性につい て知る。 準備:教科書pp215-242を精読しておくこと 事後:配慮を要する子どもへの保育についてまとめておくこと 14 保育者の成長と保育実践の深まり: 保育者が成長するとはどういうことか、保育者の専門性とはなにか、保育におけるカンファレンスの必要性などについてを知る。 準備:配布資料を精読しておくこと 事後:保育者の成長についてまとめておくこと 15 まとめ:保育方法についての復習 保育方法の授業を振り返り、保育方法について考える。 準備:保育方法について振り返る 事後:保育方法についてまとめておく 準備学習・事後学習 準備学習:教科書等を精読しておくこと。 事後学習:授業内容をまとめておくこと 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 80 筆記試験 定期試験 なし 定期試験以外(授業内の課 0 題・参加度・出席態度等) その他 20 小テストなど 最新保育講座6 保育方法・指導法/大豆生田啓友・渡辺英則・森上史朗編 / ミネルヴァ書房 最新保育資料集(1年次に購入したもの) 教科書 子どものエスノグラフィー入門/柴山真琴/新曜社 参考文献 履修条件 留意事項等 提出物の期限厳守。 - 43 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10691011 教員氏名 単位 2.0 保育原理 配当年次 1 開講期 前期 美馬 正和 わが国は少子高齢社会であるが、現在一部地域では、待機児童が存在している状況である。さらに、現在では多くの子どもたちが、小学校 就学前に就学前教育・保育を受けている。保育は多くの子どもたちが受けることになる。この科目ではその「保育」についての基本を学 ぶ。保育の意義や目的、保育所保育指針の基本的な方針理解を図る。また、現在の保育の営み、流れを理解するために保育の歴史やさまざ まな思想を学ぶ。さらに、日本の保育の現状と問題点を理解し、保育の今日的課題に取り組む姿を育てたい。 授業の概要 子どもの成長・発達に欠かせないものとは何か、保育の基本となることを習得する。 保育とは何かを理解し、保育者としての力量を養う。 保育の思想および歴史的変遷について理解する。 到達目標 授業計画 1 授業の概要 授業の進め方、こちらが望む授業態度、科目を通しての到達目標などを説明。 2 保育とは何か: 「保育」とは何をすることなのか「保育」と「養護」および「教育」との関係や保育者の専門性とは何かについてを知る。 準備:教科書pp1-12を精読しておくこと 事後:「保育」と「養護」と「教育」の関係についてまとめておくこと 3 保育の基盤としての子ども観: 子ども観とはどのようなものか、保育者の保育観を形作るものとは、子ども観と保育の内容・方法についてを知る。 準備:教科書pp13-28を精読しておくこと 事後:子ども観についてまとめておくこと 4 子ども理解から出発する保育: 保育における子ども理解とはなにか、子どもの発達をとらえるまなざし、子ども理解を深めるために何をするべきなのかを知る。 準備:教科書pp47-62を精読しておくこと 事後:子ども理解についてまとめておくこと 5 子どもが育つ環境の理解: 子どもが育つ環境とはどのようなものか、物的環境と人的環境、時間についてを知る。 準備:教科書pp47-62を精読しておくこと 事後:子どもの育ちにおける環境についてまとめておくこと 6 保育内容・方法の原理: 保育の基本と保育内容・方法、子どものための保育内容、子どものための保育方法などについて知る。 準備:教科書pp63-80を精読しておくこと 事後:保育の方法についてまとめておく 7 保育の計画と実践の原理: 保育における計画とは何か、保育の計画にはどのようなものがあるか、実践にいきる計画とはなにかを知る。 準備:教科書pp81-96を精読しておくこと 事後:保育計画についてまとめておく 8 健康・安全と障がいのある子どもへの対応: 健康な子どもの姿、子どもの安全、障がいのある子どもへの対応などについて知る。 準備:教科書pp97-114を精読しておくこと 事後:健康と安全についてまとめておくこと 9 保育の歴史に何を学ぶか: 保育の歴史についてオウエンの幼児学校、フレーベルの教育思想と幼稚園、アメリカにおける幼稚園などを知る。 準備:教科書115-132を精読しておくこと 事後:保育の歴史についてまとめておくこと 10 保育者に求められるもの: 保育者とはどのような仕事なのか、子どもとのかかわりの中で求められるもの、保護者とのかかわりの中で求まられるものとはなにかを知 る。 準備:教科書pp133-148を精読しておくこと 事後:保育者の仕事についてまとめておくこと 11 家族援助と子育て支援: 現代の子育て支援ニーズ、相談援助の基本原則、保育所における相談援助、地域子育て支援における相談援助などについて知る。 準備:教科書pp149-164を精読しておくこと 事後:子育て支援についてまとめておくこと 12 保育の評価と苦情処理及び保育者の研修: なぜ保育評価が必要なのか、苦情にどう対応するのか、保育者の研修と資質向上のためになぜ研修が必要なのかについて知る。 準備:教科書pp165-180を精読しておくこと 事後:保育者の研修の必要性についてまとめておくこと 13 保育の現状と課題: 子育てを取り巻く社会の変化と保育課題(少子化の実態、子育て家庭の困難状況)、保育所の現状と課題などについて知る。 準備:教科書181-204を精読しておくこと 事後:保育の現場についてまとめておくこと 14 世界の保育: 諸外国(フランス・イギリス・スウェーデン・デンマーク・フィンランドなど)の保育の体制、保育政策などについて知る。 準備:配布資料を精読しておくこと 事後:世界の保育現場についてまとめておくこと 15 保育原理について:まとめ 保育原理という科目が持つ意味など保育原理についてまとめを行う。 準備:これまでの見直しをしておくこと 事後:保育原理についてまとめておくこと 準備学習・事後学習 準備学習:教科書該当箇所を精読しておくこと。 事後学習:各自で扱った内容をまとめておくこと。 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 0 実施しない 定期試験 レポート(科目終了時):80%、小テスト・授業参加態度など:20% 定期試験以外(授業内の課 100 題・参加度・出席態度等) その他 0 最新保育講座1 保育原理/森上史朗・小林紀子・若月芳浩編/ミネルヴァ書房 最新保育資料集2016/森上 史朗 監修/ミネルヴァ書房 教科書 適宜紹介する。 参考文献 履修条件 留意事項等 資料集は他の講義でも使用することがある。 - 44 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10692011 教員氏名 授業の概要 到達目標 単位 2.0 保育者論 配当年次 1 開講期 後期 古郡 曜子 近年の子育てや子どもの環境には多種多様な課題がある。保育者には専門的な知識や技術の習得とともに、より良い保育を目指す意欲と態 度が必要である。さらに、それらに対しての深い専門性と多様性を持つという大きな社会的な役割が求められる。そのためには保育者が子 どもや保護者とともに日々努力し、研鑽していかなければならない。 これらのことから、社会の変化や政策動向の理解を深めつつ、保育者の職務内容を明確にし、保育者同士や保護者、地域の人々との連携重 視の観点を持つことと、倫理観をも含めた保育者のとしてのあり方を考え、実践的な態度を養う。 ・ 保育者として、保育園・幼稚園・社会福祉施設での職務を理解し,学びを深めることができる。 ・ 子育て支援の観点から、保護者との関わり、地域との連携の重要性を実践的に考えることができる。 ・ 保育者自身の生活観や生き方が保育に関係することから、倫理観を構築することができるようになる。 ・ 保育者になるたに大学卒業までに習得すべきことを理解し、そのために相当の努力をいとわない姿勢を身につける。 ・ 保育者の力量形成が普段の研修・研鑽によってなされることを理解し、何事にも学ぶ謙虚な姿勢を持ち続けられる。 ・ 子ども・子育て新制度など、政策動向から求められる保育者の資質について考えることができる。 授業計画 1 「ガイダンス・保育者論を学ぶにあたって」(オリエンテーション) 授業展開、学生の到達(行動)目標,成績評価方法などについて理解する。保育者に関する興味関心を明確化し、授業に取り組む意識を高め る。子どもの育ちと保育者としての成長の関係性を知る。準備:授業のテーマについて、テキストを参考にして調べる 事後:課題につい て、新聞などの情報を活用して調べ、自分の意見をまとめる 2 「保育所保育士・幼稚園教諭の仕事と役割」 保育士・幼稚園教諭の1日とその役割を理解する。保育士・幼稚園教諭の1年とその役割を理解する。 指導計画の立案と行事、会議・研修への参加から見た幼稚園教諭の仕事を理解する。園だよりやお知らせの作成・集金会議・研修への参加 から理解する。準備:授業のテーマについて、テキストを参考にして調べる 事後:課題について、新聞などの情報を活用して調べ、自分 の意見をまとめる 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 「認定こども園・地域子育て支援センター・児童福祉施設などにおける保育者の仕事と役割」 認定こども園における保育者の仕事と役割について、幼稚園や保育所と比較しながら理解する。地域子育て支援センター、児童福祉施設に おける保育士の仕事と役割について理解する。 準備:授業のテーマについて、テキストを参考にして調べる 事後:課題について、新聞などの情報を活用して調べ、自分の意見をまとめ る 「保育者になるための学び」 幼稚園教諭免許状・保育士資格と教育実習・保育実習について理解する。 保育の現場で学ぶ意義を考え、授業など「机上」での学ぶ姿勢を「実践できる」レベルへと見直す。専門職としての観点へと転換する。準 備:授業のテーマについて、テキストを参考にして調べる 事後:課題について、新聞などの情報を活用して調べ、自分の意見をまとめる 「保育者に求められる幅広い資質」 子どもとのかかわりと保護者 (親)とのかかわりにおいて求められる役割を理解する。保育者が社会から求められている役割、備えるべき資 質について理解する。自分の世界観を構築することと、 保育者としての個性をもつこと、協働の態度の必要性を知る。準備:授業のテーマ について、テキストを参考にして調べる 事後:課題について、新聞などの情報を活用して調べ、自分の意見をまとめる 「保育所保育士の任務」 保育所における保育士の1日の仕事の流れと留意点について現場の動きに即して理解する。 保育士として研鑽、研修していることなどを知り、保育士の力量形成過程を実践的に理解する。保育士になるために大学で学ぶべきこと を現場からのアドバイスから検討する。準備:授業のテーマについて、テキストを参考にして調べる 事後:課題について、新聞などの情 報を活用して調べ、自分の意見をまとめる 「認定こども園保育教諭の任務」 認定こども園における保育教諭の1日の仕事の流れと留意点について現場の動きに即して理解する。 保育教諭として、研鑽、研修していることなどを知り、保育教諭になるために大学で重点的に学ぶべきことを現場からのアドバイスから 検討する。準備:授業のテーマについて、テキストを参考にして調べる 事後:課題について、新聞などの情報を活用して調べ、自分の意 見をまとめる 「児童福祉施設と保育士の任務」 児童福祉施設における保育士の1日の仕事の流れと留意点について現場の動きに即して理解する。 保育士(児童福祉施設)として日々、研鑽していることや、研修していることなどを知り、保育士(児童福祉施設)の力量形成過程を実 践的に理解する。準備:授業のテーマについて、テキストを参考にして調べる 事後:課題について、新聞などの情報を活用して調べ、自 分の意見をまとめる 「職場で学びあう専門家」 チームで保育をすること、職員会議の重要性について、子どもや子育て家庭に共同で関わる視点から理解する。 先輩保育者からのアドバイスをもとに、自分の保育について常にふりかえることの視点を持つ。保育者の質の向上と研修制度・評価との関 係について理解する。準備:授業のテーマについて、テキストを参考にして調べる 事後:課題について、新聞などの情報を活用して調 べ、自分の意見をまとめる 「子どもの育ちと子育て支援」 親の子育て困難について、家族形態、地域の教育力、子育て・生活の個別化、ジェンダーなどの視点から理解する。 子育て支援の政策動向から、子ども・子育て応援プラン、保育施設における子育て支援を理解する。 準備:授業のテーマについて、テキストを参考にして調べる 事後:課題について、新聞などの情報を活用して調べ、自分の意見をまとめ る 「子育て支援センターの任務」 子育て支援センターにおける保育士の仕事と留意点について理解する。他機関・他職種との連携の視点もふまえ、実践的に理解する。子育 てしやすい地域づくりの視点から、子育て支援センターがもつ拠点としての役割を理解する。 準備:授業のテーマについて、テキストを参考にして調べる 事後:課題について、新聞などの情報を活用して調べ、自分の意見をまとめ る 「現代社会の変化と保育者の仕事」 近年の政策動向保育者の専門性が広く、高いレベルで求められていることを理解する。地域社会がもつ教育力、子育て機能の可能性につ いて理解する。幼小連携、保小連携について理解する。準備:授業のテーマについて、テキストを参考にして調べる 事後:課題につい て、新聞などの情報を活用して調べ、自分の意見をまとめる 13 「現代社会の変化と保育者の課題」 異文化理解教育(保育)の必要性を知り、保育をどうすすめるか、興味関心をもつ。男女共同参画理念とジエンダーフリーの概念を知り、家 庭や地域で子育てを共同するための方策を考える。特別支援教育(保育)への期待を知り、保育実践への興味関心をもつ。準備:授業のテー マについて、テキストを参考にして調べる 事後:課題について、新聞などの情報を活用して調べ、自分の意見をまとめる 14 「保育者の職務と生活」 職務の法的根拠を知り、保育者の社会的責任と信頼を自覚する。服務宣言について、服務義務と園務分掌(役割分担)を知り、園の一員と して責任をもって常に行動することを自覚する。保育士の倫理観の構築について、保育倫理綱領宣言について理解する。準備:授業のテー マについて、テキストを参考にして調べる 事後:課題について、新聞などの情報を活用して調べ、自分の意見をまとめる 15 「これまでの学びのふりかえり」小テスト 保育者の職務に必要な知識を持ったかを確認する。保育者として実践的な態度で臨めることができるか、これまでの授業をふりかえる。 保育者としての倫理観について、学生自身の観点の構築ができたか、まとめる。 準備:授業の内容について、テキストを参考にして知識と考えを定着させる 事後:小テストをふりかえり、未定着の部分を定着させる 準備学習・事後学習 事前:次回の授業のためのテーマについて、テキストを参考にして調べる。 事後:授業後の課題について、次回のワークシート記入のため新聞などの情報を活用して意見をまとめる。 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 0 定期試験 ワークシートによる学習が課題にそった内容でできているか 定期試験以外(授業内の課 70 題・参加度・出席態度等) その他 30 小テスト(第15回目に実施) 新時代の保育双書 今に生きる保育者論 第2版 秋田喜代美 編 (株)みらい 教科書 参考文献 履修条件 留意事項等 小田豊 他編 新保育ライブラリー 保育・福祉を知る 保育者論 北大路書房 2009年 ワークシート作成を指示通りにすること (ネット検索については指示を受けること) - 45 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10629011 教員氏名 単位 2.0 こどもの心理学I 配当年次 1 開講期 後期 佐藤 信雄 発達心理学および教育心理学の視点から、人間の生涯にわたる心身の発達の過程について、こどもの発達に関わる環境、身体的・運動的要 因、感情や認知の発達、社会性などの様々な要因とその影響について学び、科学的な発達観、教育観、保育観、こども観を育成する。教 育・保育・子育て支援に関わる生涯発達的観点と初期経験の重要性などについて、心理学の研究成果がどのようにこどもの発達と日常生活 に結びつき、どのように活かされるかを考察する。学生自身の発達を考える機会となるような話題も提供する。 授業の概要 到達目標 1.保育・教育・子育て支援に関わる心理学の基礎的な知識を習得する。 2.こどもの発達と保育・教育に関わる心理学の基礎を学び、こどもへの理解を深める。 3.こどもが人との相互的関わりを通して発達していくことを具体的に理解する。 4.生涯発達の観点から発達の過程や初期経験の重要性について理解し、保育・教育などとの関連を理解する。 授業計画 1 【保育・教育と心理学】 保育・教育のために心理学を学ぶことの意義。授業の進め方、単位認定の方法、受講上の注意等についてのオリエンテーションを行う。そ の後に心理学の基本的な性格、保育・教育との関係について学ぶ。 (予習)テキストを一読してアウトラインを把握しておくこと。 (復習)本科目を履修することの意義を理解すること 2 【発達観・保育観・こども観】 こどもの心身の発達的変化について「発達の順序性」「発達の方向性」「成熟優位説」「輻輳説」などについての様々な考え方からこど も・保育・教育についての考え方を理解しよう。 (予習)発達の理論について調べてみよう。 (復習)学んだ内容を整理しておこう。 3 【胎児期・新生児期の発達】 新生児は無能で白紙のような存在と考えられていた時代もあるが、胎児も学習する存在であり、個性がある。それならば新生児は白紙では ない。赤ちゃんの能力と個性について具体的な事例から学ぶ。 (予習)自分の赤ちゃん時代のことを家族に聞いてみよう。 (復習)胎児期の意義について整理しよう。 4 【乳児期の発達】 この時期のこどもの発達とその扱い方について学ぶ。社会性の芽生えについても取り上げる。乳幼児はなぜ可愛いのか、何が大人の愛情を 引き出すカギになるのかかといった点についても考察する。 (予習)自分の母子手帳を見せてもらおう。 (復習)人間と動物の赤ちゃんを比較してみよう。 5 【幼児期前期の発達】 こどもは赤ちゃんから親から自立した存在へと発達していく。その過程で生じる「反抗」や「うそ」なども成長の証しであり、きょうだい 間でのトラブルも発生する。「親から相談を受ける立場」を想定して学習する。 (予習)幼い時の親への反抗を回想してみよう。 (復習)保育者・教育者の立場で学んだ内容を整理しよう。 6 【幼児期後期の発達】 集団生活が可能になり、友達との間の社会的関係も形成できるこの時期は幼稚園や保育所で過ごす時期であり、学ぶべきことが多い時期で ある。将来の自分を見据えながらしっかりと学ぶ必要がある。 (予習)テキストを充分に読み込んでおくこと。 (復習)保育所・幼稚園に関する書籍を読んでみよう。 7 【児童期の発達】 小学校に進んだこどもは新しい環境に適応できないことも多い。保育者・小学校教員の双方にとって学ぶべき内容が多い時期である。児童 期の認知能力・情緒・人格・社会性の発達等について学ぶ。 (予習)ギャングエイジという用語について調べておこう。 (復習)自分の小学生時代と対比して整理しよう。 8 【青年期の発達】 精神的に親から自立しようとする時期であり、仲間やマスコミなどの影響も受けやすい時期でもある。社会的コミュニケーションの不足が 指摘されることも多い。青年である学生諸君自身の問題として学んでほしい。 (予習)「自分」を見つめてみよう。 (復習)青年を中心とする文化的現象について調べよう。 9 【成人期前期・中期の発達】 社会的、経済的、精神的に自立した存在が成人であるが、成人だから完成した人間であるとは言い難い。職業、結婚、子育て、社会の中で の成長など、成人期前期・中期の問題を学習する。 (予習)大人になることを扱った小説、先人の日記などを読んでみよう。 (復習)自分の周囲の大人を観察しよう。 10 【成人後期・老人期の発達】 定年を考えたり、こどもが結婚して自立を果たす頃、人は自分の人生を振り返り、これでよかったのかと自問するようになる。成人後期・ 老人期は衰退の時期ではなく、成長の時期であるとの視点から学ぶ。 (予習)老人の生きがいについて調べてみよう。 (復習)おじいさん、おばあさんと会話をしよう。 11 【身体・運動の発達】 現代のこどもの身体問題、運動発達の分類と方向性、乳幼児期の運動発達の様相、児童期の運動発達の様相、運動発達に影響するもの、に ついて学ぶ。 (予習)運動の発達という概念について調べておこう。 (復習)運動発達への適切な支援の方法について考えよう。 12 【認知の発達】 ピアジェノ発達理論、各時期の発達的特徴、発達における社会文化的視点について学ぶ。この回のテーマであるピアジェノ理論は極めて重 要であるのでしっかりと学ぶ必要がある。 (予習)ピアジェの臨床法について調べておこう。 (復習)ピアジェの理論と実験的方法について整理しよう。 13 【障がいと発達におけるつまづき】 ①発達障がい、②身体的障がい、③精神障がい、④障がいのある子どもとの関わり、⑤インクルーシブ保育・教育(予習)各種の障がいに ついて調べる。 (復習)障がい者としての自分という観点からとらえ直す 14 【感情の発達】 感情とその機能、感情の成立と分化、感情の理解と表出、社会・文化の中での感情、感情の表現に問題をもつこともについて学ぶ。心の表 現としての感情表出とその対応について学習する。 (予習)ブリッジェスについて調べておこう。 (復習)いろいろな感情が出現する時期について整理しておこう。 15 【気質・性格の発達】 気質と性格、子どもの気質、性格をとらえる理論、性格を測定する方法、子どもの気質・性格の発達の保育について学ぶ。性格を測定する 方法については性格検査を題材として実践的な学習を行う。 (予習)いろいろな性格論について調べておこう。 (復習)各種の性格論の内容を比較してみよう。 15回の授業の欄に記載。 準備学習・事後学習 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 40 学習目標の達成度の確認 定期試験 各回の授業終了時の小レポート、および予習・復習の内容、授業参加度。 定期試験以外(授業内の課 40 題・参加度・出席態度等) その他 20 小テストまたは提出課題の成績による授業内容理解度の確認 保育の心理学Ⅰ・Ⅱ 本郷一夫 建帛社 教科書 適宜資料を配布する。 参考文献 履修条件 留意事項等 積極的な態度で授業に参加することを期待します。 - 46 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10166011 教員氏名 単位 2.0 こどもの心理学ⅠⅠ 配当年次 2 開講期 後期 佐藤 信雄 こどもの心理学Ⅰで学んだ内容を受けて、こどもの心身の発達と保育実践について、実践的な学修を行い、こどもの発達と保育実践への理 解、こどもの経験や学習の過程の理解、教育・保育における発達援助について学ぶ。こどもの発達を科学的に判定する方法としての心理検 査についての理解、こどもにおける遊びと学びについての演習、発達課題に応じた援助やかかわり、発達援助における協働等について実践 的に学習する。 授業の概要 到達目標 1.子どもの心身の発達と保育実践について理解できる。 2.生活と遊びを通して学ぶ子どもの経験や学習の過程が理解できる。 3.保育における発達援助について理解している。 授業計画 1 【こどもの発達と学習の過程の理解】 『こどもの心理学Ⅰ』で学んだ内容の復習・確認をしながら、こどもの発達の把握、個人差や発達過程に応じた保育、多様な経験と環境と の相互作用などについて、また、発達のアセスメント、こどもの学習の過程など、様々な観点からのこどもの理解などについて学ぶ。 (予習)テキストを充分に読み込んでおくこと。 (復習)保育所・幼稚園に関する書籍を読む。 2 【こどもの精神的健康と障がい・障がいのある幼児・児童・及び生徒の心身の発達及び学習の過程】 発達障がいの基礎的な概念を把握し、その種類とメカニズム、虐待との関連等について資料を参照しながら学修を行う。更に、・障がいの ある幼児・児童・及び生徒の心身の発達及び学習の過程について例を挙げながら解説する。 (予習)テキストを充分に読み込んでおくこと。 (復習)今回の授業の概要を整理して提出する。 3 4 5 6 7 8 9 【園内研修を通したこどもの発達理解】 保育所における発達理解の方法としての保育所内の保育検討会、場面検討会、について事例をもとに学ぶ。情報共有ツール、ワールド・カ フェなどの対話の場面、園内文化の伝承と今求められている保育者研修などについて、保育所保育指針の内容との関連などを検討しながら 学習する。 (予習)保育所保育指針と今回の授業の関連を検討しておくこと。(復習)授業の内容を整理・確認すること。 【他機関との連携を通したこどもへの支援】 こどもへの適切な支援を行うためには保護者・家庭との相互理解・協力は勿論、保育に関わる各種の専門機関や地域社会、管轄する官公庁 との連携・相互協力・ネットワークの構築と活用が不可欠である。保育に関わる各種の機関との連携や保育のコーディネーターの在り方な どについて学ぶ。(予習)地域子育て支援の活動について調べる。(復習)予習内容と授業内容を整理して提出する。 【親子関係の発達と支援の実際】 保育において家庭との連携を円滑に行うためには家庭での親子の関わりを理解して必要に応じて適切な支援を行うことが求められる。今回 は親子関係の発達、親子関係の発達に影響を与える要因等について整理をし、保育現場の支援事例をもとに学ぶ。 (予習)自分の幼児期の親子関係について振り返りを行う。(復習)予習した内容を授業内容により整理する。 【仲間関係の発達と支援の実際】 『保育所保育指針』『幼稚園教育要領』の内容から「仲間関係」の意義と重要性を確認し、こども相互のかかわりと関係作り。こども集団 と保育の環境について重要な仲間関係の発達の概要を理解したうえで保育所における仲間関係の支援の実際について具体例に基づいて学 ぶ。 (予習)幼児期の仲間関係について振り返る。 (復習)保育現場における仲間関係の支援について調べる。 【遊びの発達と支援の実際】 幼児にとって遊びは学びであり、楽しみであり、生活の大部分を占める極めて重要な活動である。遊びの発達を理解し、適切な遊びの支援 ができるようになるために、こどもの生活と学び、こどもの遊びと学びの二つの視点からこどもの遊びの様々な様相について学ぶ。 (予習)幼児期に体験した遊びの種類や遊び方について振り返る。(復習)予習と授業の内容を整理して提出する。 【自己の発達と支援の実際】 幼児期における自己・自我の発達は周囲との摩擦を引き起こし、虐待や危機の原因ともなる。この時期における自己主張と自己統制と、自 己の主体性の形成に対する適切な発達援助の在り方について、自分という意識の発達、主体的自己と対象化された自己などの観点から学習 する。 (予習)幼児期に意識した「自分」について振り返る。(復習)人間と動物における「自己」について考察する。 【認知発達への支援の実際】 保育現場において手のかかるこども、心配なこどもが増えているということは手のかかる親、心配な親の増加と無関係ではない。『こども の心理学Ⅰ』やその他の専門科目で学んだ内容を踏まえながら、保育の場における認知発達の支援について学習する。 (予習)保育現場における困難な問題について調べる。(復習)学習の内容を保育実習に活かすために整理する。 10 【言語・コミュニケーションへの支援の実際】 社会的存在としての人間にとって言葉や身振り、表情などによるコミュニケーションが不可欠である。コミュニケーションの発達と保育の 場に支援について,非言語的コミュニケーションの重要性を確認しながら各対象年齢ごとに必要な事項を学習する。 (予習)コミュニケーションの方法について調べる。(復習)SNSの問題点について整理する。 11 【生涯発達的観点と学習の援助】 生涯発達の考え方について基礎的な概念を学び、その立場から学習の援助について学ぶ。発達は成熟期に頂点に達して終了するものではな く、生涯にわたって続くことを学ぶ。生涯にわたる発達を援助するために必要な学習の内容や学習の在り方等についても考察する。 (予習)生涯発達という概念について調べておく。 (復習)生涯発達的観点による発達の概念について整理する。 12 【保育・教育における態度の形成と変容】 態度の形成とその変容のメカニズムや説得の方法などについてはことはこども・生徒を指導する為に学んでおく必要がある。恐怖喚起ア ピール、心理理的リアクタンスなどについても学ぶ。態度の変容における説得者の属性の影響などにおいても具体例により学ぶ。 (予習)「先生の指導にはなぜ効果がないのか」を考察する。 (復習)説得に必要な要素について検討する。 13 【集団と個人の問題】 将来、学級担任としてクラスを運営する際に必要な集団の心理、集団と個人の関係、集団圧力と差別、集団力学などについて学び、教師の リーダーシップなど、教師のあり方についても考察する。特に集団における『空気」 について学ぶことはきわめて重要である。 (予習)今までに出会ってきた先生たちを回想する。 (復習)教師としての視点から整理を行う。 14 【保育・教育実践の評価と心理学】 保育・教育実践の効果、到達目標とその達成度などを評価・測定するためばかりではなく、今後、研究論文を読んだり執筆するためにも、 正規分布、平均値、標準偏差、統計的検定などに関する知識は必須である。そのために必要な統計学の基礎を理解し、その活用法を学ぶ。 (予習)偏差値という言葉の本当の意味を調べる。 (復習)学んだ数式等に数字を当てはめて計算する。 15 【保育・教育・子育て支援における心理学の意義と役割】 これまでに学んだ内容を振り返り、保育・教育・子育て支援の実践にどう活かすかについての整理と確認を行う。少人数のグループによる 討議を行い、各グループの代表が討議内容の概要を報告する。今回の授業で行った検討の内容を整理して最終レポートとして提出する。 (予習)これまでに学んだ内容を整理しておく。(復習)最終レポートを作成して提出する。 準備学習・事後学習 15回の授業の欄に記載。指示がある場合はレポートを提出すること。 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 40 学習目標の到達度の確認 定期試験 各回の授業終了時の小レポート、および予習・復讐レポートの内容、授業参加度。 定期試験以外(授業内の課 40 題・参加度・出席態度等) その他 20 小テストまたは提出課題の成績 本郷一夫編著『保育の心理学ⅠⅠ・Ⅱ』建帛社 教科書 参考文献 適宜資料を配布する。 履修条件 留意事項等 積極的な態度で授業に参加することを期待します。 - 47 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10180011 教員氏名 単位 2.0 教職原論 配当年次 1 開講期 前期 田島 与久、森田 弘行 今日の学校教育を担う教員の使命と職責について、社会が教育によせる期待、生涯学習の中での学校の役割、教育行政及び保護者との連 携、教職員の相互協力等に触れつつ、基本的な理解を促す。幼児期の保育・教育及び特別支援教育との連携についても、教育の今日的課題 の一環として位置づけ取り扱う。授業には、教育行政担当者、地域住民、先輩教員を招き、具体的に学ぶことのできる条件を整える。子ど もと地域を大切にし、同僚とともに歩み、教育実践を展開する教師となる意欲を喚起したい。 授業の概要 (1)教育の実際を、その困難性を含めて理解できる。 (2)教育への親・地域住民の期待と協力の実態を理解できる。 (3)自らの資質形成へ向けて、努力すべき内容や過程を明確にすることができる。 到達目標 授業計画 1 1 オリエンテーション~座席確認、授業概要、到達目標、授業計画、評価・レポート 2 教師の仕事~人間の成長・発達にとって教育が不 可欠であり、教員に求められる資質の基本を説明する。 3“私”が出会った教師(1)~学生がこれまで受けた、幼児教育、小学校教育を 中心に振り返りを行わせる。 事後-レポート作成 2 “私”が出会った教師(2) 学生がこれまで受けた、幼児教育、小学校教育を中心に振り返りを行わせる。自己の成長発達を辿りなが ら、これと教育、教員との相互関係を見い出させ.る。出会った教員、印象に残っている教員のよさなどから、教職の資質や能力について触 れる。※小学校授業観察に向けて 事後-参観する小学校のHPを見る。 3 学校訪問(1) 小学校訪問 受講者をグループにわけ、恵庭市の小学校を訪問させ、子ども、教育活動、学校環境について、観察参 加させる。それぞれの学生が、何を視野に入れ、何を読みとることができるか、それ自体を課題とし、事象とその背景への観察の広さと深 さを問うこととする。事後-記録の整理と提出。 4 学校訪問(2) 小学校訪問の整理 小学校での訪問、観察記録の交流を通して、小学校教師の役割や工夫について整理・理解する。礼状 書きも行う。 ※幼稚園授業観察に向けて 事後-参観する幼稚園のHPを見ておく。 5 学校訪問(3) 幼稚園訪問 受講者をグループにわけ、恵庭市内の幼稚園を訪問させ、子ども、教育活動、学校環境について、観察参 加させる。それぞれの学生が、何を視野に入れ、何を読みとることができるか、それ自体を課題とし、事象とその背景への観察の広さと深 さを問うこととする。 事後-記録の整理と提出。 6 学校訪問(4) 幼稚園訪問の整理 幼稚園での訪問、観察記録の交流を通して、幼稚園教師の役割や工夫について整理・理解する。礼状書きも行う。 事後-礼状の清書 7 8 教育委員会が教師に求めるもの 事前-恵庭市の教育方針などをHPでみておく。 恵庭市の教育委員会の協力を得て、学校、教員を指導する立場から、教育の実情や今後 の展望等について講話をいただく。また、教員の使命やあるべき資質、教員の服務にも触れていただき、理解を促す。 事後-講話の記録の 整理 親(保護者)の教育への願い 恵庭市内の子どもの保護者2名に、子どもを学校に通わせている立場から、率直に学校、教員にかかわっての意見を述べていただき、教 員が、親とどのような関係を結び、期待に応えるべきかについての理解を促す。 事後-講話の記録整理 前々回(教育委員会)及び前回(保護者)の講話の振り返り・交流と整理を行う。 礼状書きも行う。 事後-礼状の清書書き 9 10 教師のライフヒストリーと実践への思い (1) 小学校教員 若手の小学校教員2名を招き、それぞれの教育実践への姿勢や実績、教員としての成長の軌跡、克服してきた困難等、ライフヒストリー を語っていただき、教員としての自己形成に向けての意思と意欲を固める、自らのライフヒストリーを描く一機会とする。 事後-講話の記 録の整理 11 教師のライフヒストリーと実践への思い (2) 幼稚園教員 若手の幼稚園教員2名を招き、それぞれの教育実践への姿勢や実績、教員としての成長の軌跡、克服してきた困難等、ライフヒストリー を語っていただき、教員としての自己形成に向けての意思と意欲を固める、自らのライフヒストリーを描く一機会とする。 事後- 講話の 記録の整理 12 13 14 15 教師のライフヒストリーと実践への思い(3) 小学校教員の講話と幼稚園教員の講話の振り返り・交流と資質等について整理を行う。 礼状書きも行う。 事後-礼状の清書書き 社会と教師 地域の中での学校や幼稚園の役割、また、地域や保護者と連携しながら実践力を高める必要性やその意義などについて考える。 事後-記録 の整理 、教員の資質・能力の形成と学校経営 教員の資質や能力の形成について考える。教職履修の道筋・カルテ「生命の若木」との関連を図る。また、学校という職場において、い かに教員が役割を分担し、相互に協力しあう(協働)ことによって、教育実践が成立しているかを示し、今後ますます求められる創意性と同 僚性についての基本的理解を促す。 事後-記録の整理 教師の資質形成 事前-教師の資質・能力について、これまでの講話等をふりかえっておく。 まとめとして、いくつかの教員像に触れ、専門職として資 質形成をはかるべきことを示す。最終レポートを課す。 準備学習・事後学習 講話の前に、HP閲覧などの事前学習を課す。また、授業の節目ごとに小レポートや講話の感想・まとめを課す(復習)。 授業観 察や礼状については、その都度整理して提出させる(復習)。 成績評価の方法 区分 割合(%) 0 定期試験 定期試験以外(授業内の課 50 題・参加度・出席態度等) その他 50 使用しない。 教科書 内容 講義で学んだ内容を自分の考えでまとめること。 授業の節目ごとに課す。授業観察記録や礼状も評価に入れる。 随時紹介する。 教職履修の道筋。カルテ「生命の若木」 参考文献 履修条件 留意事項等 卒業必修科目である。幼稚園教諭免許及び小学校教諭免許 必修。 一年目に履修すること。 教職履修の道筋・カルテ「生命の若木」と 関連づける。 - 48 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10982011 単位 2.0 教育基礎論 配当年次 1 開講期 後期 授業の概要 井上 大樹 様々な教育・保育(対人援助)職に通底する、教育に関する基本的な知見(歴史、法制度、学問領域、現代的課題 など)を得る。中で も、学習する一人ひとりの権利が様々な教育実践によって内実が深まってきた経緯に重点をおく。講義全体をとおして具体的な教育問題や 教育実践を取りあげ、理論と実践を結ぶ視点を育む。特に、子どもを取り巻く社会的環境と教育との関連を踏まえつつ、実践的な子ども理 解への視座を得る。 自分が目指す教育・保育(対人援助)職との関わりを認識しつつ、以下について理解できる。 到達目標 ・近代学校と教育法制度の根底にある基本的な概念とその変遷 →教育を受ける権利・学習権の成立と深まりにそくして ・学校内外の教育活動の諸領域と基本的な考え方 →教育課程(カリキュラム)、学習指導、生徒指導(生活指導)、生涯学習 など ・現在の学校の教育課程、教育諸問題と教育改革の方向について →学校と家庭、地域・社会の関係に注目しながら 教員氏名 授業計画 1 2 3 オリエンテーション ・授業展開、学生の到達(行動)目標,成績評価方法などについて理解する。 ・取得予定免許や自分の希望進路との関連から授業への興味関心を深める。 ・自分が目指す教育・保育(対人援助)職との関わりを踏まえ、学習の見通しをたてる。 (準備学習)シラバスを熟読すること。(事後学習)自分が目指す教育・保育(対人援助)職に関わって、教育問題への意識を明確にする こと。 教育学を学ぶ意義:学ぶとは何かを考える ・義務教育未了者の苦労と学ぶ喜びを実感している姿から、これまでの自分の学びへの姿勢を見直す。 ・夜間中学の学びの姿から、「学ぶことは生きること」の意味を考える。 (準備学習) 事前配布資料を熟読すること。(事後学習) 学習者を理解する視点から教育学を学ぶ意義について自分の見解をまとめ る。 教育の本質と教育を受ける権利・学習権 ・教育基本法が定める教育の目的を社会的、歴史的文脈において捉える。→「人格の完成をめざ」すことの意味を近代の人権思想の系譜に おいて明らかにする。 ・学習権の確立と深まりについて国際的動向から理解する。 (準備学習)事前配布資料(教育基本法、学習権の国際的動向)を熟読すること。(事後学習)自分の体験した学校内外の教育と比較、検 討すること。 4 近代学校の成立 近代学校の成立・展開を、萌芽期、前期(臣民の義務としての教育)、後期(国民の権利としての教育)に区分して、明らかにするとと もに、国民が広く普通教育を享受できることの意義を理解する。 (準備学習) 事前配布資料を熟読すること。(事後学習) 近代学校の成立・展開について学習者の視点からまとめること。 5 教育問題から見る現在の学校制度、学校文化 ・現在の教育問題に潜む、学制、入試、体罰、年齢主義など学校の「あたりまえ」(制度の基本概念、文化)について知るとともに、関連 する教育問題からそれらを問い直す。 (準備学習)事前配布資料を熟読すること。(事後学習)人々の考え方や社会との関連を認識しつつ、日本の学校制度・学校文化の特性に ついてまとめること。 6 学習とカリキュラムの基本的な考え方 ・教育実践でいう「学ぶ」、「わかる」とはどういうことか、理解を深める。 ・日本の学校の教育課程について、生活カリキュラム、教科カリキュラム等の編成原理に触れる。 (準備学習) 事前配布資料を熟読すること。(事後学習) カリキュラムについて学習者の視点からまとめること。 7 「学力」とは何か(1):「学力低下」論の広がりと背景 ・日本における「学力低下」論の経緯を知り、教育と社会のつながりの内実について理解する。 ・日本の子どもの学力の状況について、国際比較もまじえて検討する。 (準備学習) 事前配布資料(PISA学力調査の推移)を熟読すること。 (事後学習) 日本における「学力低下」に関する議論とその社会的背景についてまとめること。 8 学力とは何か(2):学力測定の検証 ・日本の学力調査(全国学力調査)とPISA学力調査の問題を解きながら比較検討する。 ・問題の質的違いと「学力」定義の質的違いの関連について理解する。 (事前学習) 「全国学力調査」(国語、算数・数学)の問題を入手し、解きながら内容を検討すること。 (事後学習) 全国学力調査とPISA学力調査の共通点と違いについてまとめる。 9 「学力」とは何か(3):学力向上対策の検証 ・学力の定義、望まれる学力についてこれまでの学問的議論、昨今の議論を概括する。 ・日本の子どもの学力の状況について、国際比較もまじえて検討する。 (準備学習) 事前配布資料を熟読すること。 (事後学習) 子どもに身につけさせたい力について社会的要請との関連を明確にし自分の意見をまとめること。 10 子どもの仲間づくりの現状 ・学級づくりや生徒指導、道徳教育の一つの前提になる、子どもたちの仲間づくりの現状について理解を深める。 ・「スクールカースト」などの社会から指摘される教育問題と実態のずれを知る。 (準備学習) 事前配布資料を熟読すること。(事後学習) 子どもたちの人間関係と課題についてまとめる。 11 12 13 14 15 生徒指導・生活指導の原理 ・教員が、子どもがかかえる困難に誠実に対応する姿勢の重要性について明らかにする。 ・子どもの集団の形成および集団的活動の意義を明らかにし、学級づくり、自治的活動、社会参加などの教育的な役割について考える。 (準備学習) 事前配布資料を熟読すること。(事後学習) 生徒指導・生活指導における子ども集団の形成の意義を踏まえて説明するこ と。 学校における道徳教育の意義 ・学校における道徳教育の意義と役割について、社会規範の理解と内面化という視点から明らかにする。 ・道徳教育強化の経緯を知るとともに、現在の子ども・若者のモラルの現状を踏まえつつ道徳教育のあり方を考える。 (準備学習) 事前配布資料を熟読すること。(事後学習) 子どもの道徳性の形成に寄与する道徳教育について見解をまとめること。 学校教育と生涯学習・社会教育 ・生涯学習の視点から、社会教育の実際と意義について明らかにし、学校教育との連携の今日的課題を考える。 ・「家庭教育に資する活動」における学校教育の役割について、保護者の子育て困難を理解する視点から検討する。 (準備学習) 事前配布資料を熟読すること。 (事後学習) 教育・保育(対人援助)職と地域と家庭との連携について見解をまとめること。 変容する社会と教育問題 ・子育て家庭の貧困、格差社会、若者の就職難、多文化共生など変容する社会が抱える問題が教育にどのように影響(問題化)するかを具 体的事例などから検討する。 (準備学習) 事前配布資料を熟読すること。(事後学習) 子どもを理解する上で社会的背景を理解することの意義についてまとめるこ と。 教育・保育(対人援助)職として探求すべき教育学(まとめとふりかえり) ・第2回~第14回の振り返りと小テストを行う。 →教育学の基本的な考え方についてのまとめと自分の見解をまとめる。 (準備学習) 第2回~第14回の授業内容について、残された疑問についてあらかじめ調べたり質問したりすること。 (事後学習) 自分が目指す教育・保育(対人援助)職に関わって、継続的な学習課題を明らかにすること。 準備学習・事後学習 成績評価の方法 区分 定期試験 定期試験以外(授業内の課 題・参加度・出席態度等) その他 授業計画に記載 割合(%) 0 70 内容 30 小テスト(第15回) 参加態度(15%)、提出物(55%) 教科書 なし 参考文献 図説 教育の論点 / 久冨善之ほか(編) / 旬報社 問いからはじめる教育学 / 勝野正章・庄井良信 / 有斐閣 ほか 履修条件 留意事項等 教育や関連する話題について、普段から新聞やニュースなどで情報収集する習慣をつけておくこと。 - 49 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10337011 教員氏名 単位 2.0 社会福祉 配当年次 2 開講期 前期 小田 進一 社会問題発生のメカニズムを学び、我が国の現代における社会福祉の意義と役割を理解する。 社会福祉の歴史・制度・行財政を基にした社会福祉サービスの展開につい概観するとともに地域社会にとっての社会福祉の意味やグロー バル下での、社会福祉についても検討する。 授業の概要 到達目標 1 私たちの生活の中に「社会福祉」が、どのように一づいているかを理解する。 2 「社会福祉」の様々な側面を知り、社会の安心を図るための方策を考える。 3 「社会福祉」実践の実際を知り、保育士としての在り方を考える。 4 社会福祉の専門職としての基本的な知識を身に付ける。 授業計画 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 オリエンテーション わたしたちの生活と社会福祉:社会福祉の2面性・社会福祉の可能性 復習 身近な人たちの社会福祉イメージをまとめる 現代社会の変化と社会福祉 現代社会の特徴(少子高齢化)を理解し、家族の現状と社会問題を考える。 予習 社会問題を新聞等で集集する。 復習 社会問題を取材し、カテゴリーに分けてみる 現代社会における社会福祉の意義 社会福祉とは何か。社会福祉が目指すもの。社会福祉サービスの利用について考える。予習 地方自治 体は、社会福祉サービスをどのように広報しているかを調べて見る。復習 社会福祉の可能性と限界について、自分なりにまとめる。 社会福祉の歴史 ヨーロッパにおける社会福祉の成立と我が国の発展の仕方。アメリカにおける社会福祉と我が国における、制度論政策論 論争。 予習 イギリスの救貧法について調べる。 復習 我が国とアメリカにおける社会風刺の意味の違いを整理する。 社会福祉の法と実施体制 社会風刺制度と法の成り立ち、法律の基にした社会福祉の実施体制と社会福祉実践上の諸問題。予習 福祉6法 について調べる。 復習 応能負担と応益負担についてまとめる。 社会福祉と児童福祉・家庭の問題 児童家庭福祉・家庭支援について考える。 予習 児童福祉実践者としての保育児の役割を考える。復習 家庭における社会問題を整理する。 社会福祉と障害(児)者の問題 障害(児)者にとって生きやすい社会とはを「障害者自立支援法」を基に考える。 予習 障害者自立支援法を読んでくる。復習 障害のある人にとっての制度上での課題をまとめる。 社会福祉と高齢者福祉の問題 高齢社会の実態をしり、介護保健法の内容を理解する中からその在り方を考える。 予習 高齢者の社会問題を取材する。 復習 介護保険の課題を整理する。 社会福祉と貧困の問題 生活保護制度について学ぶと共に、今日の低所得とセイフティーネットの問題を考える。 予習 公的扶助という言葉の意味を調べてくる。 復習 年収300万円での生活をシミュレーションする。 地域福祉の推進と利用者保護制度 今日の地域社会の現状と求められていることを理解し、利用者保護の制度を概観しインフォーマルな取 り組みについても考える。予習 地域福祉とは何かを考えてくる。 復習 地域でのネットワーク作りの実際を取材し、必要性をまとめ る。 社会福祉の担い手と専門職制度 社会福祉の従事者とその専門性を知り、求められる業務や責務専門職としての在り方を考える。予習 守 秘義務を調べてくる。 復習 ネットワークを阻害するは何かを考える。 社会福祉援助技術とは何か 社会福祉援助の方法論を理解し人間存在として関わることの重要性を学ぶ。 予習 カウンセリングを調べてくる。 復習 保育者の専門的態度についてまとめる。 日本の社会福祉制度 社会保障制度と社会福祉の関係を知ると共に社会保障が今日どのようにとらえたれているかを考える。予習 社会 保険とな何かを調べる。復習 年金制度の課題を整理する。 社会福祉の動向と課題 社会福祉の理念はどこへ行く。国家財政との関係。行政の分権化。これまで培ってきた仕組みとこれから。 予習 「母親は福祉に何を求めているだろう。」取材。 復習 セイフティーネットはどうなるかをまとめる。 まとめ 仕組みとしての「社会福祉」と実施するうえでの考え方としての「社会福祉」について自分なりにまとめる事ができるよう。 15 講義ごとに明示してある。 準備学習・事後学習 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 80 社会福祉への関心が高まり、知識・認識が深まっているか評価するために、筆記試験を行う。 定期試験 出席態度10、参加状態10 定期試験以外(授業内の課 20 題・参加度・出席態度等) その他 0 社会福祉の制度と課題/井村圭壯 武藤大司編著 学文社 教科書 現代の社会福祉 鈴木幸雄編著 中央法規 参考文献 履修条件 留意事項等 常日頃より社会福祉や社会問題について関心を寄せていることが求められる。 - 50 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10333011 教員氏名 単位 2.0 児童家庭福祉 配当年次 2 開講期 後期 渡邊 憲介 この授業では、子どもやその子どもが生活している家庭に生起している様々な問題に対応するための理念・制度・方法などを考え、子ど もや家庭を取り巻く環境について理解するとともに児童虐待・不登校・非行・情緒障がい・里親制度・ひとり親家庭など身近な問題と解決 策を考えてみる。授業の内容としては、子どもを取り巻く現状、児童家庭福祉の意義とその歴史的展開・法律制度・児童福祉施設と関係機 関等、子どもや家庭に関する幅広い内容となる。 授業の概要 到達目標 ・子どもたちが生活している様々な問題の現状を説明できる。 ・児童の権利擁護の意義と権利保障の歴史的展開を説明できる。 ・児童家庭福祉に関する法律・制度・福祉施設の種類と機能について説明できる。 ・児童家庭福祉におけるサービスの種類の現状と課題について説明できる。 ・児童家庭福祉の専門職としての保育士の役割について説明できる。 授業計画 1 オリエンテーション ・授業の概要と目的 ・授業の到達目標 ・授業計画と予習・復習・使用教科書 ・成績評価の方法 予習:教科書「第1章 児童と家庭を取り巻く現状」を事前学習しておくこと 2 子どもを取り巻く現状 現代家族の特徴~少子化・核家族化・未婚化・晩婚化・ひとり親家庭の増加 復習:子どもを取り巻く現状についてまとめておくこと 予習:教科書 「第2章子どもの権利について」事前学習しておくこと 3 子どもの権利 子どもの権利条約が採択されるまでの歴史的経緯と児童福祉施設の権利擁護の取り組み 復習:子どもの権利保障の経緯についてまとめておくこと 予習:教科書「第3章児童家庭福祉の歴史について」事前学習しておくこと 4 児童家庭福祉の歴史 イギリス・アメリカ・日本の児童家庭福祉の歴史と子どもの権利擁護の変遷について 復習:欧米・日本の子どもの権利擁護の歴史と経緯についてまとめておくこと 予習:教科書「第4章児童家庭福祉の制度と法体系について」事前学習しておくこと 5 児童家庭福祉の制度と法体系 児童福祉法と児童家庭福祉に関係するほかの法律について 復習:児童福祉法の体系と児童家庭福祉に関する様々な法律や手当についてまとめておくこと 予習:教科書「第5章児童家庭福祉財政と児童家庭福祉の実施機関について」事前学習しておくこと 6 児童家庭福祉の行財政と児童家庭福祉の実施機関 児童家庭福祉の行財政機関と審議機関と児童家庭福祉を支える機関について 復習:児童家庭福祉の財政と審議機関・事業等についまとめておくこと 予習:教科書「第6章子育て支援サービスと児童の健全育成について」事前学習しておくこと 7 子育て支援サービスと児童の健全育成 エンゼルプラン~子ども子育て応援プラン~子育て支援サービスの内容~子どもの健全育成について 復習:少子化による様々な対策と子どもの健全育成施策についてまとめておくこと 予習:教科書「第7章母子保健サービスについて」事前学習しておくこと 8 母子保健サービス 母子保健の理念・サービス実施体系・取り組みについて 復習:母子保健の理念・サービスの実施と体系について・母子保健の取り組みについてまとめておくこと 予習:教科書「第8章保育サービスについて」事前学習しておくこと 9 保育サービス 保育所と待機児童の問題・保育サービスの種類・今後の課題 予習:保育所を取り巻く今日的課題・保育サービスの種類についてまとめておくこと 予習:教科書「第9章児童虐待とドメスティック・バイオレンスについて」事前学習しておくこと 10 児童虐待とDV(ドメスティック・バイオレンス) 児童虐待の現状と対応・DVの現状と対応 復習:児童虐待・DVの現状と対応についてまとめておくこと 予習:教科書「第10章社会的養護について」事前学習をしておくこと 11 社会的養護 社会的養護と要保護児童・施設養護と家庭的養護 復習:社会的養護とは・要保護児童とは施設養護と家庭的養護についてまとめておくこと 予習:教科書「第11章ひとり親家庭への福祉」について事前学習しておくこと 12 ひとり親家庭の福祉 ひとり親家庭の現状と経済的支援 復習:ひとり親家庭の生活現状・経済的支援サービスについてまとめておくこと 予習:教科書「第12章障がいのある子どもの福祉について」事前学習しておくこと 13 障がいのある子どもの福祉 ノーマライゼーションとは、障害児の定義(身体障害・知的障がい・発達障がい)・施策 復習:「国際障がい分類」と「国際生活機能分類」・障がい児の定義・障がい児への福祉施策についてまとめておくこと 予習:教科書「第13章情緒障がい・少年非行について」事前学習しておくこと 14 情緒障がい・少年非行 情緒障がいとは・情緒障がいの要因と背景・対応・少年非行の保護に係る法制度・非行の要因と背景・対応 復習:情緒障害の定義と要因背景・対応について非行少年に係る法制度についてまとめておくこと 予習:教科書「第14章児童家庭福祉の専門職について」事前学習しておくこと 15 児童家庭福祉の専門職 児童福祉施設の携わる専門職・行政機関に携わる専門職・関係する機関との連携の必要性 復習:児童に係る専門職の職種名と業務内容・関係機関との連携の必要性についてまとめておくこと 自分たちが生活している身の回りで起こっている子どもに関係するニュースや事件・事故等に関心を持ってください。 準備学習・事後学習 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 70% 授業での理解度を評価します 定期試験 授業内でのまとめの課題・提出物で評価します 定期試験以外(授業内の課 20% 題・参加度・出席態度等) その他 10% 授業への参加状況 学ぶ・わかる・みえる 保育シリーズ 保育と現代社会 保育と児童家庭福祉 編集:櫻井 奈津子 みらい 教科書 参考文献 履修条件 留意事項等 児童・家庭福祉論 第3版 みらい 千葉喜久也 子どもに係る専門職員として最低限理解しておかなければならない授業ですので、積極的な姿勢で授業に参加してください。 - 51 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10500011 教員氏名 授業の概要 到達目標 単位 2.0 知的障がい者の心理・生理・病理 配当年次 1 開講期 前期 後藤 守 この講義では、「障害」についての知識を通して、知的な遅れのある子どもの生物・神経学的な特性を明らかにし、この特性に対する環 境の不適切なかかわりあいがひずみとして累積的に蓄積されるプロセスについて学習する。その理解の枠組を通して、知的障がい児(者) の抱える心理学的な課題を明らかにする。 特に、ここでは知的障がい児が抱える「他者とのコミュニケーションにおける困難さ」に着目する。この能力の障害は子どもの発達基盤 を不安定にさせ、知的活動や対人関係など多くの面に影響を与えている。 本講義では知的障がい児が抱えるコミュニケーションの問題を対人関係・対物関係における「かかわり行動の障害」として捉え、支援の あり方を検討する手掛かりを、知的障がい者の心理・生理・病理に関する知見から提供していく。 次の5 点を授業の到達目標にする。 ① 「障がい」についての学習を通して、知的障がいを伴う子どもたちが抱える発達課題を明らかにする。 ② 知的障がい者を理解するうえで必要な心理学的知見について学習を深める。 ③ 知的障がい者を理解するうえで必要な生理・病理に関する知識を習得する。 ④ ①~③の理解のうえに立って、知的障がい児に対する教育的なかかわりの基本的な姿勢について学習する。 ⑤ クリッカーを用いた行動分析の方法について学習する。 授業計画 1 授業のガイダンス:授業の概要と展開の仕方について理解する。(この授業では、能動的・参加型の授業の展開を大切にしている。そこで は、VTR録画資料を視聴し、自分の感想を述べることや「行動観察の枠組」を通して、クリッカ-分析した結果について自分なりに考察する 活動、あるいは、指定された課題についてグループで討論する活動などが行われる。授業の中で復習及び次週に向けての予習課題が提示さ れる。) 2 「障がいという問題を構成している要因」について学習する。(障がいを構成している要因は、子どもの表出行動の弱さ(X要因)、X要因 に対する環境の側の反応(Y軸要因)、Y軸要因に対する子どもの側の反応(Z要因)の3つに大別される。ここでは、特に、「知的障がいの ある子ども」についての理解を中心にして学習する。) (予習) 障がいとは何か。(復習)「障がいという問題を構成している要因」に ついて整理する。 3 「知能とは何か」の理解を通して、知的障がい児の特性の一端を学習する。(ここでは、知的障がいの問題性を考えるにあたって、①低い 知的機能、②適応行動上の問題、③発達期の発症、の3つの側面から理解を深めていく。また、乳幼児の発達検査を紹介し、幼児・児童の理 解の枠組を提供する。) (予習)「知能とは何か」について調べてみる。(復習)発達検査の読み取り方について整理しておく。 4 知的障がい児のもつ生理・病理学的特性について学習する。(ここでは、主として、ダウン症候群の子どもに焦点をあてて、知的障がい 児の抱える生理・病理学的特性について学習し、障がいのある子どもの理解を深める。) (予習)ダウン症候群について調べる。(復 習)ダウン症候群についての情報を整理しておく。 5 乳幼児の生物・神経学的機能が社会的場の中でどのような形で対人・対物関係の形成の推進力になっているかについての説明を聞き、知 的障がい児の抱えている発達課題について検討する。(ここでは、特に、乳幼児の持つ生物・神経学的諸機能が乳幼児を取り巻く環境にどの ような影響を与えているかという視点から理解を深める。) (予習)配布プリントを事前に読んでおく。(復習)講義内容のうち、特に重 要なところを整理しておく。 6 母子関係の形成のプロセスをたどるなかで、知的障がい児のコミュニケーション能力の発達にとって、どのようなかかわりが求められて いるかを検討する。(ここでは母子関係の成立過程に関する代表的な研究を紹介し、環境の側の主たる代表者である母親がどのような特性を 持ち合わせているかを学習する。(予習)母親のもつ特性について調べておく。(復習)母子関係の成立過程に関する理論から1つ選び、そ の理由をまとめておく。 7 第1回から第6回までの講義の振り返りを通して、知的発達を規定する諸要因について整理・検討する。(あわせて、ビデオ資料を視聴 し、知的発達を規定する要因についての理解を深める。) (復習)視聴したビデオ資料についての感想及び意見をまとめ提出する。 8 知的障がい児をもつ母親の働きかけ行動評定を通して、環境からのかかわり方の持つ意味について学習する。(VTR録画資料を用いて母子 のかかわり行動場面の分析を通して、知的障がい児の発達に影響を及ぼす環境要因についての理解を深める。)(予習)事前に配布された 「母親の働きかけ行動評定」の項目内容に目を通しておく。(復習)母子のかかわり行動場面の分析結果についてコメントを書き提出す る。 9 知的障がい児と母親のコミュニケーションスタイルについて検討し、応答する環境のもつ積極的な意味について学習する。(ここでは、 母子の相互交渉場面のVTR資料を分析対象にして、クリッカーを用いて分析し、母子のコミュニケーションスタイルについての学習を深め る。) (準備)事前に、クリッカ-による分析マニュアルに目を通しておく。(事後学習)クリッカ-による分析資料を用いてレポートを 作成する。 10 外部講師による特別講義を聴講し、援助を必要とする子どもたちに対する理解と支援の方法について知見を広げる。(事後学習)授業終 了時に示す課題についてレポートを作成する。 11 知的障がい児の認知発達と関係調整力との関係について学習する。(ここでは、認知発達に関する発達心理学的研究を概観し、知的障が い児の抱える課題について学習を深める。) (準備)心理学の専門用語「認知」について調べておく。(事後)授業終了時に示す課題に ついてレポートを作成する。 12 知的障がい児の社会性の発達と関係調整能力との関係について学習する。(子どもの発達に関する社会化研究を紹介し、社会性の発達と 関係調整力との関係を明らかにする。) (事前学習)心理学用語「社会化」について調べる。(事後学習)授業終了後に示す課題につい てレポートを作成する。 13 14 対人・対物関係に困難をきたす知的障がい等についての事例を対象にして、支援の方途を検討する。(知的障がい児を対象にした小集団 指導法場面のVTR録画資料を視聴するなかで、これらの子ども達に対する支援の仕方について学習する。ここでは特に、「クリッカ-」を活 用して学習を深める。(事前学習)クリッカ-による分析マニュアルに目を通しておく。(事後学習)クリッカ-による分析資料を用いて レポートを作成する。 知的障がい児の関係調整力の育成のための指導法を学習する。(ここでは、文教ペンギンルームが開発した、「関係力育成プログラム(文 教ペンギンメソッド)」のVTR指導場面を視聴し、指導法について学習する。) (事前学習)事前に配布された「関係力育成プログラム」 の文献に目を通しておく。(事後学習)授業終了時に示す課題についてレポートを作成する。 授業の振り返りと全体のまとめをする。 15 準備学習・事後学習 準備学習については、各回の授業の終わりに、次週の授業にあたって、準備する事項について説明を受ける。事後学習につい ては、キーワードを中心に、復習しておくべきことを整理する。 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 0 定期試験は実施しない。 定期試験 受講態度及び授業の振り返りによるレポートによって評価する。 定期試験以外(授業内の課 70 題・参加度・出席態度等) その他 30 クリッカ-を用いた行動分析および分析結果に基づいた報告書によって評価する。 田中農夫男・池田勝昭・木村 進・後藤 守編著:「障害者の心理と支援」 福村出版 教科書 渡部信一・本郷一夫・無藤 隆 編著: 「障害児保育」 北大路書房 参考文献 履修条件 留意事項等 講義の期間中に、文教ペンギンルームで実践している関係力育成プログラム(文教ペンギンメソッド)による指導のVTR録画資料をクリッ カ-を用いて分析し、所定の書式による報告書を作成してもらう。 - 52 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10257011 教員氏名 授業の概要 到達目標 単位 2.0 肢体不自由者の心理・生理・病理 配当年次 1 開講期 後期 佐藤 義昭 ◎ 肢体不自由教育の歴史について学び、肢体不自由者の心理・生理・病理について考察する。 ◎ 肢体不自由の定義やその原因となるさまざまな疾患損傷等について知り、通常の運動発達のプロセスや、身体各 部位の名称、各関節の機能や運動及び心理について学ぶ。 ◎ さまざまな身体の動きとその支援についての概要や補装具の種類などから肢体不自由者への対応の基礎的な 知識を学ぶ。 1 肢体不自由者の心理・生理・病理の歴史について理解することができる。 2 肢体不自由者の主な起因疾患等について理解することができる。 3 身体の動きとその支援についての概要や補装具の種類などについて、基礎的な知識を身につけることができる。 4 コミュニケーションに関すること、生きること、自立することについて理解することができる。 授業計画 1 ● オリエンテーション~「公務員になって、恩返し」の映像を通して この授業で学ぶ肢体不自由の心理・生理・病理の概要を知り、学習計画を作成する。 <準備学習>肢体不自由児の心理・生理・病理の状態について調べる。<事後学習>「公務員になって、恩返し」の映像についてまとめ る。 2 ● 肢体不自由者の処遇と教育の歴史 多様な肢体不自由者の心理・生理・病理を踏まえた処遇と全国、北海道における教育の歴史について学ぶ。 <準備学習>「公務員になって、恩返し」の映像から学んだこと話し合う。<事後学習>肢体不自由児の処遇と教育の歴史についてまとめ る。 ● 3 4 肢体不自由者の主な起因疾病~「少年よ、波に乗れ」の映像を通して 肢体不自由の原因となる様々な疾患損傷と視覚障害、病弱等と重複している心理・病理・生理について学ぶ。 <準備学習>肢体不自由者の主な起因疾病の原因などを調べる。<事後学習>「少年よ、波に乗れ」の映像についてまとめる。 ● 学校で実施される医療的ケア 視覚障害、筋ジストロフィーなどの病弱 障害者との重度・重複化、多様化する実態に対応する医療的ケアについて,教員と看護師等との 連携の在り方を学ぶ。 <準備学習>「少年よ、波に乗れ」の映像から学んだこと話し合う。<事後学習>医療的ケアの実態についてまとめる。 5 ● 肢体自由者の心理・生理・病理を踏まえた教育~「車椅子が私を変えた」の映像を通して 脳性マヒなどの心理・生理・病理を踏まえた一人一人の教育ニーズの在り方について、車椅子の教員の姿から指導の在り方を学ぶ。<準 備学習>車椅子の教員の姿から学んだこと話し合う。<事後学習>「車椅子が私を変えた」の映像についてまとめる。 6 ● 身体の動き~「球技ボッlチャ」の映像を通して 日常生活や作業、運動等に必要な基本的動作を習得し、生活の中で適切な動きができることについて学ぶ。 <準備学習>「車椅子が私を変えた」の映像から学んだこと話し合う。<事後学習>「球技ボッチャ」の映像についてまとめる。 7 ● 身体の動き~「車椅子マラソン」の映像を通して 車椅子マラソン、バスケットボール、テニス等々のスポーツの中で、適切な身体の動きについて総合的に学ぶ。 <準備学習>「球技ボッチャ」の映像から学んだこと話し合う。<事後学習>「車椅子マラソン」の映像についてまとめる。 8 ● 補装具~「義足のランナー」の映像を通して 車椅子の選び方・機能、義肢、装具、歩行器等、多様化する実態に対応した補装具の在り方について学ぶ。 <準備学習>「車椅子マラソン」の映像から学んだこと話し合う。<事後学習>「義足のランナー」の映像についてまとめる。 9 ● コミュニケーション~「コミュニケーション」の作成を通して 場や相手に応じたコミュニケーションの必要な基礎的能力 について学び、表情や身振り各種の機器を用いて意思のやりとりができることを理解 する。障害の状態をイメージし、その児童生徒に応じた「コミュニケーション」を作成する。<準備学習>「義足のランナー」の映像から学んだこと 話し合う。<事後学習>「コミュニケーション」の作成についてまとめる。 10 ● バリアフリー~共生社会について 肢体不自由者の取り巻くバリアについて、「4人用です」「ハンディを共感する共生社会の形成」等々の資料を読み バリアフリーの 現状 についてまとめ、これからの課題、あるべき姿を考察する。 <準備学習>「コミュニケーションボード」の作成から学んだこと話し合う。<事後学習>バリアフリーに関する資料についてまとめる。 11 ● バリアフリー~心のバリアフリー 肢体不自由の心理・生理・病理を踏まえた物理的、社会的、心理的バリアの実態、課題、展望につ いて学ぶ。特に、 「心のバリアフリー」 について、まとめる。 <準備学習>バリアフリーに関する資料から学んだこと話し合う。<事後学習>「心のバリアフリー」についてまとめる。 12 13 14 ● 生きる~「ひとりじゃないよ、そらぷちがかえた虹」の映像を通して 二分脊椎症、先天性四肢欠損症、サリドマイドなどの児童生徒たちが,いかに生き抜いているかについて学ぶ。<準備学習>「心のバリ アフリー」から学んだこと話し合う。<事後学習>「ひとりじゃないよ、そらぷちがかえた虹」の映像についてまとめる。 ● 生きる~「ほっとしてほ、脳性まひ」の映像を通して 脳性マヒ、四肢マヒ、筋ジストロフィーなどの児童生徒たちが,いかに生き抜いているかについて学ぶ。 <準備学習>「ひとりじゃないよ、そらぷちがかえた虹」の映像から学んだこと話し合う。<事後学習>「ほっとしてほ、脳性まひ」の映 像についてまとめる。 ● 生きる~「あなたが心の道しるべ」の映像を通して 重度の脳性マヒの小山内さんの前向きでたくましい生きざまから、自立することの大切さについて学ぶ。<準備学習>「ほっとしてほ、 脳性まひ」の映像から学んだこと話し合う。<事後学習>「あなたが心の道しるべ」の映像についてまとめる。 ● 15 まとめ(佐藤 義昭) この授業についての全体的な内容を振り返り、ポワーポイント」の資料を通して、学んだ内容を整理する。 <準備学習>「あなたが心の道しるべ」の映像から学んだこと話し合う。<事後学習>肢体不自由者の真摯な生き方などについてまとめ る。 準備学習・事後学習 講義の内容について、パワーポイントを作成し、意図的に学習しなければならない重点部分を空白にし、記入させるとともに、 紙媒体の資料の配布、映像を通した討議も行う。 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 50 筆記による100点満点のテストを行い、資料等は、一切持ち込むことは不可とする。 定期試験 講義中の態度、取り組みとレポート内容についても評価し、定期試験を含めて総合的に判断する。 定期試験以外(授業内の課 50 題・参加度・出席態度等) その他 0 ◎ プリントを配布する。 教科書 参考文献 履修条件 留意事項等 ◎ 特別支援学校学習指導要領、特別支援学校学習指導要領解説自立活動編 ◎ 肢体不自由児の発達と指導 ◎ 肢体不自由児のコミュニケーションの指導 なし - 53 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10665011 教員氏名 授業の概要 到達目標 単位 2.0 病弱者の心理・生理・病理 配当年次 1 開講期 前期 佐藤 義昭 病弱者は,その障害の特性上、病院に併設された特別支援学校や特別支援学級、または訪問教育等を受けながら病院に入院している幼児児童 生徒が中心であり、小児がん、心身症、筋ジストロフィー、アレルギー疾患、腎臓疾患、心臓疾患、てんかんなどの病気の状態が継続し て、医療または生活規制を必要とする程度のものであることから、これら幼児児童生徒の病理・生理・心理について理解を深め、そのこと がもたらす困難さに対応する方法等を学ぶ。 1 病弱者である児童生徒の多様な心理・生理・病理を理解することができる。 2 病弱者である児童生徒の特徴や状態に対応した指導の在り方を理解することができる。 3 病弱者である児童生徒の指導における関係機関との連携の在り方を理解することができる。 授業計画 1 2 本講義の概要説明 病弱者の心理・生理・病理について、その全体像を説明し、てんかん、小児がん、筋ジストロフィ ー、不登校などの概略にふれ、15回の 授業内容を具体的に説明する。 <準備学習>病弱者の全体像について調べる。<事後学習>カウセリングについてまとめる。 病弱者である児童生徒のカウンセリングの在り方 病弱者である児童生徒の実態は、障害の状態の多様化、重篤化しており、一人一人の不安や悩み等々を受容し、傾聴していくために、カ ウンセリングの基本的な在り方や技術を学び、個々の繊細な心を受けとめる専門性を養う。 <準備学習>病弱者の不安や悩みなどを調べる。<事後学習>病弱者の不安や悩みなどに対応するカウセリングの基本についてまとめる。 3 気管支喘息 気管支喘息は、笛声喘鳴を伴う、呼気性呼吸困難を繰り返す疾患であり、アレルギー、自律神経の異常、心理的要因、空気汚染など多く の要因が原因や誘因となる児童生徒の心理・生理・病理について、理解を深め、対応する方法等を学ぶ。 <準備学習>気管支喘息の原因などを調べる。<事後学習>気管支喘息の誘因と対応についてまとめる。 4 小児がんの生理・病理~「負ケテタマルカ」の映像を通して 小児がん(小児悪性腫瘍)として、白血病、脳腫瘍、神経芽腫、悪性リンパ腫などがあり、小児がんの児童生徒の生理・病理について、 理解を深め、困難さに対応する方法等を学ぶ。 <準備学習>小児がんの原因などを調べる。<事後学習>「負ケテタマルカ」の映像についてまとめる。 5 小児がんの心理~「ガンと闘う子供たち」の映像を通して 小児がん(小児悪性腫瘍)において、最も発生頻度の高い白血病は、急性白血病であり、白血病のなかで90%以上占めている小児がんの 児童生徒の心理について、理解を深め、困難さに対応する方法等を学ぶ。 <準備学習>「負ケテタマルカ」の映像から学んだこと話し合う。<事後学習>「ガンと闘う子供たち」の映像についてまとめる。 6 7 てんかんの生理・病理 てんかんは、脳機能不全による慢性疾患で、脳のニューロンの過剰な放電に由来する反復性の発作を主徴とし、その発作は、多種多様な 所見を伴う児童生徒の生理・病理について、理解を深め、困難さに対応する方法等を学ぶ。 <準備学習>「ガンと闘う子供たち」の映像から学んだこと話し合う。<事後学習>「てんかん、隠し続けて30年」の映像についてまとめ る。 てんかんの心理 てんかんは、発作時以外はほぼ健康体とおなじであるが、常に発作が起こる不安をかかえており、服薬、発作時の対応、自己の生き方な どに前向きに取りこむ児童生徒の心理について、理解を深め、困難さに対応する方法等を学ぶ。 <準備学習>「てんかん、隠し続けて30年」の映像から学んだこと話し合う。<事後学習>てんかんの人たちの手記を通してまとめる。 8 糖尿病の心理・生理・病理 糖尿病は、血糖値が高くなり、尿糖が出現し、数年以上の経過で高血糖による血管を中心にした全身の障害に進行する病気で、近年、小 児糖尿病も出現し、これらの児童生徒の心理・生理・病理 について、理解を深め、困難さに対応する方法等を学ぶ。 <準備学習>てんかんの人たちの手記から学んだこと話し合う。<事後学習>糖尿病の生理・病理」の映像についてまとめる。 9 腎臓疾患の心理・生理・病理 腎臓疾患のうち腎炎とネフローゼ症候群等を取り上げ、 これらの児童生徒の心理・生理・病理について、理解を深め、そのことがも たらす困難さに対応する方法等を学ぶ。 <準備学習>「糖尿病の生理・病理の映像」から学んだこと話し合う。<事後学習>「腎臓疾患の生理・病理」の映像についてまとめる。 10 筋ジストロフィーの生理・病理-「決めろ、魂のシュートを」の映像を通して 筋原性委縮疾患には、進行性筋ジストロフィー、先天性筋ジストロフィー、神経原生筋委縮性疾患のウェルドニヒホフマン病等があり、こ れらの児童生徒の生理・病理について理解を深め困難さに対応する方法等を学ぶ。<準備学習>「腎臓疾患の生理・病理」の映像から学ん だこと話し合う。<事後学習>「精一杯の力を絵筆にこめて」の映像についてまとめる。 11 筋ジストロフィーの心理-「生の証しを叫ぶ書道家」の映像を通して 進行性筋ジストロフィーのデュジャンヌ型は、筋ジストロフィーの85%を占め、病弱の特別支援学校に在籍する児童生徒の大半を占めてお り、これらの児童生徒の生理・病理について理解を深め困難さに対応する方法等を学ぶ。<準備学習>「精一杯の力を絵筆にこめて」の映 像から学んだこと話し合う。<事後学習>「生の証しを叫ぶ書道家」の映像についてまとめる。 12 不登校の心理・生理・病理~「14歳もう一度教室へ」の映像を通して 年間30以上、学校を欠席した不登校児童生徒は、13万人以上おり、どの子供にも、どこの学校でも起こりえる不登校児童生徒の心理・生 理・病理について、理解を深め、その困難さに対応する方法等を学ぶ。 <準備学習>「生の証しを叫ぶ書道家」の映像から学んだこと話し合う。<事後学習>「14歳もう一度教室へ」の映像についてまとめる。 13 14 15 不登校の児童生徒のカウンセリングの在り方 不登校の初期、中間期、回復期のそれぞれの状態に応じた児童生徒のカウンセリングの在り方について、理解を深め、その困難さに対応 する方法等を学ぶ。 <準備学習>「14歳もう一度教室へ」の映像から学んだこと話し合う。<事後学習>不登校の初期、中間期、回復期の状態についてまとめ る。 不登校の指導における関係機関との連携 不登校の初期、中間期、回復期のそれぞれの段階における学校、保護者、関係諸機関との連携の在り方について、理解を深め、その困 難さに対応する方法等を学ぶ。 <準備学習>不登校の初期、中間期、回復期の状態についてのまとめから学んだこと話し合う。<事後学習>保護者、関係諸機関の連携の あり方についてまとめる。 病弱者の心理・生理・病理のまとめ 多様化、複雑化する病弱者の心理・生理・病理について、再整理し、今後の病弱教育の在り方について、パネルデスカッションを行い、 理解を深める。 <準備学習>保護者、関係諸機関の連携のあり方について学んだこと話し合う。<事後学習>パネルデスカッションを通して、学んだこ と、疑問点などについてまとめる。 準備学習・事後学習 講義の内容について、パワープイントを作成し、意図的に学習しなければならない重点部分を空白にし、記入させるとともに、 紙媒体の資料の配布、映像を通した討議も行う。 成績評価の方法 区分 割合(%) 50 定期試験 定期試験以外(授業内の課 50 題・参加度・出席態度等) その他 0 プリントを配布する。 教科書 内容 定期試験は、筆記による100点満点のテストを行い、資料等は一切持ち込むことは不可とする。 講義中の態度、取り組みとレポート内容についても評価する。 なし 特別支援学校学習指導要領 参考文献 履修条件 留意事項等 なし - 54 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10324011 教員氏名 単位 1.0 視覚・聴覚障がい者の心理・生理・病理 配当年次 1 開講期 後期 児玉 稔 本授業は、特別支援教育に関する視覚障害児及び聴覚障害児の心理、生理及び病理に関する科目として、視覚障害児及び聴覚障害児の定義 と分類、視覚器及び聴覚器の構造・機能・疾患と見えや聞こえの仕組み、視覚障害児の空間概念や触覚の特性、視覚障害及び聴覚障害の状 況や程度に関する検査法などについての基礎的知識について講義する。 授業の概要 視覚障害児及び聴覚障害児の心理特性とその発達、視覚器及び聴覚器の構造と機能、視覚障害及び聴覚障害に係る疾患や、視覚障害及び聴 覚障害の状態や程度を調べる検査法などの基礎的知識・技能を身につけることができる。 到達目標 授業計画 1 <テーマ>「視覚障がいと認知の概要」 講義予定、教科書、評価等について説明する。視覚障がいの定義や眼球の構造と機能及び主要眼疾患の概要、視覚情報の認知について解 説し視覚障がいについての理解を深める。 <準備学習>視覚障がいについて調べる。 <事後学習>視覚の仕組みや障がいの原因、内容についてまとめる。 2 <テーマ>「眼疾患と視覚管理及び視機能と検査法」 眼疾患に対応した視覚管理のあり方や視力について考え、視力や視野等の視機能の各種検査法について解説する。また、全盲児に必要な 点字について考える。 <準備学習>視力について調べる。 <事後学習>視覚の管理や視機能の検査法についてまとめる。 3 4 5 <テーマ>「視覚障がい児の発達と空間認知」 全盲児から弱視児までの視覚状況と知能発達の関係を考え、触察や触読の能力や空間認知の仕方などについての特性を理解する。 <準備学習>触察や触読について調べる <事後学習>視覚障がいと知的発達や空間認知の関係についてまとめる。 <テーマ>「ロービジョン児の見え方及び視覚支援」 疑似体験を通して弱視児の見え方を理解し、生活や学習の中での困難を考える。障がいを改善・克服するための支援器具としての視覚 補助具等について映像などで紹介する。 <準備学習>弱視について調べる <事後学習>弱視教育の基本と心理発達への養育者のあり方についてまとめる。 <テーマ>「音のメカニズムと聴覚障がいの概要」 音の性質や聞こえに関するメカニズムについて説明を受けるとともに、聴覚障がい児・者が聞こえなくて困っていることを学習する。 <準備学習>音のメカニズムについて調べる。 <事後学習>聴覚障害の概要についてまとめる。 6 <テーマ>「聴覚障がいの定義・分類とその原因」 外耳・中耳・内耳の構造と機能や伝音性難聴、感音性難聴(内耳性難聴・中枢性聴覚障害)、及び混合性難聴や機能性難聴について学 習する。 <準備学習>耳の構造と機能について調べる。 <事後学習>聴覚障害の分類についてまとめる。 7 <テーマ>「補聴器の種類や人工内耳のメカニズム」 ボックス型、耳掛け型、耳穴式、FM補聴器やデジタル補聴器の種類や仕組みについて説明を受けるとともに、その補聴効果(聴覚補 償)に関する学習をする。 <準備学習>補聴器の種類について調べる。 <事後学習>人工内耳についてまとめる。 8 <テーマ>「聴覚障がい教育とコミュニケーション手段(聴覚口話・手話・指文字等)」 言語・コミュニケーション方法としての手話多感覚法や口話多感覚法の分類について説明を受けるとともに、簡単な手話や指文字を 使っての自己紹介(演習)を行う。 <準備学習>コミュニケーション手段について調べる。 <事後学習>指文字の使い方についてまとめる。 なし 9 なし 10 なし 11 なし 12 なし 13 なし 14 なし 15 授業計画の通り 準備学習・事後学習 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 60 筆記試験を行う 定期試験 学習状況と課題への取り組み状況により評価する 定期試験以外(授業内の課 40 題・参加度・出席態度等) その他 0 なし <聴覚障がい> その都度、参考資料等を配付する。 <視覚障がい> 「視覚障害教育入門」ジアーズ社 教科書 その都度、参考資料等を配布する。 参考文献 履修条件 留意事項等 特になし - 55 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10346011 教員氏名 単位 1.0 障がい児保育I 配当年次 3 開講期 前期 美馬 正和 「障がい児保育とはいったいどのような保育なのだろうか」というところから考えていく。 「保育」と何が違うのだろうか。「保育」と 「障がい児保育」のつながりを意識するために、まずは”子どもの育ち”から考えていく。その後、保育現場で出会うだろう障がいについ て深めていく。 授業の概要 ・基本的な子どもの育ちを理解する。 ・「保育」と「障がい児保育」のつながりを理解する。 ・障がいについて理解をする。 到達目標 授業計画 1 授業の概要 授業の進め方、こちらが望む授業態度、科目を通しての到達目標などを説明。 2 乳児前期の育ちについて:グループワーク 生後6ヶ月頃までの子どもに起こる「快・不快」の感覚、身体から感じられる悩み、二つのものを見比べる力など、この頃の子どもの発達、 矛盾や葛藤について調べる。 準備:テキストpp18-31を読むこと 事後:発表資料を作成すること 3 乳児前期の育ちについて:発表 生後6ヶ月頃までの子どもに起こる「快・不快」の感覚、身体から感じられる悩み、二つのものを見比べる力など、この頃の子どもの発達、 矛盾や葛藤について発表する。 準備:発表資料を作成すること 事後:乳児前期の育ちについてまとめておくこと 4 乳児期後期の育ちについて:グループワーク 生後1歳頃までの子どもに起こる見比べることから選ぶことへの変化や見えない世界への期待など、この頃の子どもの発達、矛盾や葛藤につ いて調べる。 準備:テキストpp32-43を読むこと 事後:発表資料を作成すること 5 乳児期後期の育ちについて:発表 生後1歳頃までの子どもに起こる見比べることから選ぶことへの変化や見えない世界への期待など、この頃の子どもの発達、矛盾や葛藤につ いて発表する。 準備:発表資料を作成する 事後:乳児期後期の育ちについてまとめておくこと 6 幼児前期の育ちについて:グループワーク 3歳頃までの子どもに起こる指差しや言葉の獲得、友達との関係についてなどこの頃の子どもの発達、矛盾や葛藤について調べる。 準備:テキストpp44-105を読むこと 事後:発表資料を作成すること 7 幼児前期の育ちについて:発表 3歳頃までの子どもに起こる指差しや言葉の獲得、友達との関係についてなどこの頃の子どもの発達、矛盾や葛藤について発表する。 準備:発表資料を作成すること 事後:幼児前期の育ちについてまとめておくこと 8 幼児後期の育ちについて:グループワーク 7歳頃までの子どもに起こるちょっとがんばれば出来ることへの取り組み、尊敬されたい思い、友達と力を合わせて乗り越えることなど、こ の頃の子どもの発達、矛盾や葛藤について調べる。 準備:テキストpp106-152を読むこと 事後:発表資料を作成すること 9 幼児後期の育ちについて:発表 7歳頃までの子どもに起こるちょっとがんばれば出来ることへの取り組み、尊敬されたい思い、友達と力を合わせて乗り越えることなど、こ の頃の子どもの発達、矛盾や葛藤について発表する。 準備:発表資料を作成すること 事後:幼児後期の育ちについてまとめておくこと 10 障がい児保育について:講義 ①障がい児保育の方法 ②障がい児保育の現状と課題 現在の障がい児保育の方法、変遷、現状と課題を知る。 準備:配布資料を読むこと 事後:取り扱った内容を振り返ること 11 発達障害について①:グループワーク 注意欠陥多動性障害とはどのような障害なのか特徴や診断基準、症状と適切な対応などについて調べる。 準備:注意欠陥多動性障害の文献などを探しておくこと 事後:発表資料を作成すること 12 発達障害について①:発表 注意欠陥多動性障害とはどのような障害なのか特徴や診断基準、症状と適切な対応などについて発表する。 準備:発表資料を作成すること 事後:注意欠陥多動性障害についてまとめておくこと 13 発達障害について②:グループワーク ASDとはどのような障害なのか特徴や診断基準、症状や適切な対応などについて調べる。 準備:ASDの文献などを探しておくこと 事後:発表資料を作成すること 14 発達障害について②:発表 ASDとはどのような障害なのか特徴や診断基準、症状や適切な対応などについて発表する。 準備:発表資料を作成すること 事後:ASDについてまとめておくこと 15 まとめ: これまでの復習~人が育つこと、発達すること。そして、障がいを持つということについて考える。 準備:これまでの内容を復習すること 事後:障がい児保育についてまとめておくこと 準備学習・事後学習 準備学習:事前に教科書・資料を精読しておくこと。 事後学習:扱った内容を個人で振り返りまとめておくこと。 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 0 なし 定期試験 提出物(レポート)など 定期試験以外(授業内の課 80 題・参加度・出席態度等) その他 20 授業参加態度、グループワークなどに対する取り組み姿勢 子どものねがい・子どものなやみ 乳幼児の発達と子育て〈改訂増補版〉/白石正久/クリエイツかもがわ 教科書 随時紹介する。 参考文献 履修条件 留意事項等 この科目は演習科目になるため、授業への積極的な参加を求める。 授業はグループワークを実施し、調査・発表を行う。 この科目は障がい児保育Ⅱと連動する科目である。 - 56 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10347011 教員氏名 単位 1.0 障がい児保育II 配当年次 3 美馬 正和 障害により生活のしずらさを持っている幼児に対して、障害特性を理解したうえで、どのように接することが本人や保護者に意味を持つの か、どのような支援が可能なのかを考える。障害児保育の実際、保護者の思い、保育者の役割、家族支援を学び、障害児保育が保育の原点 であるという考えも吟味して、一人一人のための発達支援の在り方を考える。 授業の概要 ・保育者として子どもの支援にどのように関わるのかを考えながら、障害の理解と保育の在り方を理解する。 ・いわゆる「気になる子」の理解と保育を進めるための要点を理解する。 ・保育の中で感じられる子どもへの手ごたえや喜びと共に困難さや辛さや切なさなどを知り、支援への姿勢を明確にする。 到達目標 授業計画 1 授業の概要 授業の進め方、こちらが望む授業態度、科目を通しての到達目標などを説明。 2 発達障害について③:グループワーク 学習障害とはどのような障害なのか特徴や診断基準、症状や適切な対応などについて知る。 準備:学習障害についての文献を探しておくこと 事後:発表資料を作成すること 3 発達障害について③:発表 学習障害とはどのような障害なのか特徴や診断基準、症状や適切な対応などについて発表する。 準備:発表資料を作成すること 事後:学習障害についてまとめておくこと 4 ダウン症候群について:グループワーク ダウン症候群について特徴や原因、適切な対応などについて知る。 準備:ダウン症についての文献を探しておくこと 事後:発表資料を作成すること 5 ダウン症候群について:発表 ダウン症候群について特徴や原因、適切な対応などについて発表する。 準備:発表資料を作成すること 事後:ダウン症についてまとめておくこと 6 聴覚障害・視覚障害・身体障害について:グループワーク 聴覚障害・視覚障害・身体障害とはどのような障がいなのか特徴や適切な対応などについて知る。 準備:聴覚障害・視覚障害・身体障害について文献を探しておくこと 事後:発表資料を作成すること 7 聴覚障害・視覚障害・身体障害について:発表 聴覚障害・視覚障害・身体障害とはどのような障がいなのか特徴や適切な対応などについて発表する。 準備:発表資料を作成すること 事後:聴覚障害・視覚障害・身体障害についてまとめておくこと 8 障害児保育の実践例①:グループワーク 障害児保育の事例から考える。(話を聞かなければならない場面で、よくしゃべる子) 事例から「もし担任だったら」「もし園に存在していたら」を考えながら読み解く。 準備:配布資料を読み、手立てを考えること 事後:事例への手立てについてまとめておくこと 9 障害児保育の実践例②:グループワーク 障害児保育の事例から考える。(テンションがあがってしまい、動きが止まらない子) 事例から「もし担任だったら」「もし園に存在していたら」を考えながら読み解く。 準備:配布資料を読み、手立てを考えること 事後:事例への手立てについてまとめておくこと 10 障害児保育の実践例③:グループワーク 障害児保育の事例から考える。(活動の切り替えが悪い子) 事例から「もし担任だったら」「もし園に存在していたら」を考えながら読み解く。 準備:配布資料を読み、手立てを考えること 事後:事例への手立てについてまとめておくこと 11 障害児保育の実践例④:グループワーク 障害児保育の事例から考える。(次の活動にスムーズに参加できない子) 事例から「もし担任だったら」「もし園に存在していたら」を考えながら読み解く。 準備:配布資料を読み、手立てを考えること 事後:事例への手立てについてまとめておくこと 12 障害児保育の実践例⑤:グループワーク 障害児保育の事例から考える。(友達を叩いては楽しそうに笑う子) 事例から「もし担任だったら」「もし園に存在していたら」を考えながら読み解く。 準備:配布資料を読み、手立てを考えること 事後:事例への手立てについてまとめておくこと 13 保護者や家庭に対する支援:グループワーク 保育・教育現場で保護者と対面するときについて考える。 保護者とのかかわりの中で、どのような支援が考えられるのか。 準備:配布資料を読み、手立てを考えること 事後:事例への手立てについてまとめておくこと 14 保護者や家庭に対する支援:発表 保育・教育現場で保護者と対面するときについて考える。 保護者とのかかわりの中で、どのような支援が考えられるのか。 準備:配布資料を読み、手立てを考えること 事後:事例への手立てについてまとめておくこと 15 まとめ:障がい児保育についてのまとめ 障がい特性などを踏まえて、実際にどのように保育を展開していくのか考える。 準備:授業内容を振り返る 事後:障がい児保育についてまとめておく 準備学習・事後学習 準備学習:文献や資料を調べ、精読すること 事後学習:扱った内容についてまとめておくこと 成績評価の方法 区分 割合(%) 0 定期試験 定期試験以外(授業内の課 80 題・参加度・出席態度等) その他 20 特に指定なし 教科書 参考文献 履修条件 留意事項等 開講期 後期 内容 なし 提出物、ディスカッションやグループワークへの参加状況 授業への積極的参加態度、ボランティアなどの体験状況 「気になる子」と言わない保育ーこんなときどうする?考え方と手だて/赤木和重・岡村由紀子/ひとなる書房 子どものねがい・子どものなやみ乳幼児の発達と子育て〈改訂増補版〉/白石正久/クリエイツかもがわ この授業は、障がい児保育Ⅰと連動した授業になる。 これまで学んだ基礎的知識を基にして、受講者同士で考え合い、実践に生かそうとするものである。 - 57 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10267011 教員氏名 授業の概要 到達目標 単位 1.0 こどもの食育I 配当年次 2 開講期 前期 古郡 曜子 現在の子どもたちを取り巻く食生活には多くの問題がある。そのため、本科目は以下の点を基本として学ぶこととする。①保育者として、 「楽しく食べる」を基本に、食生活の大切さを体験的に学ぶ。②乳幼児に望ましい食習慣を身につけさせるための知識と技術がわかり、身 につける。③「食育」実践力を養う。③には子どもが食生活を実践的に学ぶクッキング保育を前提として、調理の基本的技術も身につける 意欲が含まれる。 次の学習によって、こどもの食育に必要な知識・技術・考え方を身につける。 ①食育の基本としての栄養・食品に関する10分間テストをし、知識の習得を確認する。②学生一人ひとりが料理を行い、食育の視点からの レポートをする。③こどもの発達をふまえて食習慣獲得へのアプローチの方法を考え、ディスカッションする。④学生一人ひとりの実体験 を基にこどもの食育の大切さを話し合って明らかにする。 授業計画 1 「食育基本法におけるこども」 食育基本法を読み、内容を理解する。 保育所保育指針と幼稚園教育要領の扱いから「こどもの食育」の目標を理解する。 食育の目標『おいしく楽しく食べるこどもに』の初期としての「離乳食の与え方」(VTR視聴)を学ぶ。 食生活習慣獲得の食段階の重要なポイントを理解する。 (事前)「子どもの食と栄養」の復習。(事後)未習得の知識を身に付ける。課題や疑問を考える 2 「料理レポート作成のためのテーマの設定」 こどもの食育の「おいしく、楽しく食べるための意欲を育てる」視点を知る。 『クッキング保育』目標を理解する『クッキング保育』と「こどもの料理」(VTR視聴)・「親子の料理」の効果を知る。料理レポートの視 点を設定する。 (事前)「子どもの食と栄養」の復習。(事後)未習得の知識を身に付ける。課題や疑問を考える 3 「料理レポート作成」 料理レポート作成の方法を決める。料理レポート作成の方法自ら健康に暮らすための食習慣の形成を踏まえて料理の献立や食材を考え る。学生自身の栄養の知識や食習慣を振り返る。課題や改善方法を探る。 幼児が無理なく食べる楽しさを感じ、身に付けられる視点を重視する。 (事前)「子どもの食と栄養」の復習。(事後)未習得の知識を身に付ける。課題や疑問を考える 4 「料理レポート発表とディスカッション-4歳児の料理体験-」 (食育実践を共有する) 学生自身の料理体験報告を通じて、クッキング保育としての視点を探る。 4歳児の料理体験または、親子料理体験の導き方を探る。保育者としての料理の援助の仕方を想定する。 ディスカッションにより、多様な 料理体験指導を想定する。 (事前)「子どもの食と栄養」の復習。(事後)未習得の知識を身に付ける。課題や疑問を考える 5 「料理レポート発表とディスカッション-5歳児の料理体験-」 (食育実践を共有する) 学生自身の料理体験報告を通じて、クッキング保育としての視点を探る。 5歳児の料理体験または、親子料理体験の導き方を探る。 保育者としての料理の援助の仕方を想定する。 ディスカッションにより、多様 な料理体験指導を想定する。(事前)「子どもの食と栄養」の復習。(事後)未習得の知識を身に付ける。課題や疑問を考える 6 「料理レポート発表とディスカッション-6歳児の料理体験-」 (食育実践を共有する) 学生自身の料理体験報告を通じて、クッキング保育としての視点を探る。 6歳児の料理体験または、親子料理体験の導き方を探る。 保育者としての料理の援助の仕方を想定する。 ディスカッションにより、多様 な料理体験指導を想定する。(事前)「子どもの食と栄養」の復習。(事後)未習得の知識を身に付ける。課題や疑問を考える 7 「塩分・糖度実験」 こどもの好む食品の塩分と糖度を測定して、より良い食べ方を考える。必要な栄養素のより良い摂取方法を考える。 実験結果と考えたことを①レポートにする。塩分・糖分の適切な摂取量を知り、子どもへの援助の方法を具体的に考える。(事前)「子 どもの食と栄養」の復習。(事後)未習得の知識を身に付ける。課題や疑問を考える 8 「食習慣の課題とこども」 こどもの家庭生活と食習慣形成を考える。 親の不安と保育者の懸念などのこどもの食問題を知る。朝食欠食、遊び食べ、好き嫌いなどへの対処法を知る。 保育者として、こどもへの食生活の大切さを伝えるための栄養の基礎知識の重要性を理解する。 (事前)「子どもの食と栄養」の復習。(事後)未習得の知識を身に付ける。課題や疑問を考える 9 「遊びと食育の大切さ」 食習慣の形成を遊びとの関連から考える。遊びと学びの関係性から食育の方法を知る。 エプロンシアター、紙芝居、絵本の使い方を体験し、食育あそびを理解する。学んだことを②レポートにする。 する。(事前)「子どもの食と栄養」の復習。(事後)未習得の知識を身に付ける。課題や疑問を考える 10 11 12 13 14 15 「食品衛生とこどもの調理」 クッキング保育に必要な食品衛生(VTR視聴)とこどもへの料理援助の方法を理解する。 特に、エプロン、三角巾、手拭タオルなどの身支度と包丁、火器の扱いなどの注意点を重視する。 「日本料理の良さを活かした食育-米を使って-」 米を使った『クッキング保育』としての『おにぎり』について知る(VTR視聴)。 『おにぎり』を題材にしたこどもの食育の視点を考える。 (事前)「子どもの食と栄養」の復習。(事後)未習得の知識を身に付ける。課題や疑問を考える 「こどもに不足しがちな栄養素」 栄養素の確認と成長・発達に関する消化吸収の基礎を確認する。 こどもの食生活で不足しがちなビタミン・ミネラル・食物繊維摂取の重要性を再確認する。 これらの栄養素の効果的な摂取方法を理解する。 (事前)「子どもの食と栄養」の復習。(事後)未習得の知識を身に付ける。課題や疑問を考える 「日本料理の良さを活かした食育-野菜を使って-」 野菜の栽培方法を知る(VTR視聴)。保育に適した栽培方法と日本料理を視野に入れた野菜の料理法を考える。 (事前)「子どもの食と栄養」の復習。(事後)未習得の知識を身に付ける。課題や疑問を考える 「食文化とこども」 食事マナーを育てるために必要な『はし』の使い方を確認する(VTR視聴)。 箸の使い方を体験して、こどもの正しいはしの持ち方、使い方への援助方法を理解する。 食習慣を食文化の視点から考え、こどもへ伝える方法を考える。 (事前)「子どもの食と栄養」の復習。(事後)未習得の知識を身に付ける。課題や疑問を考える 「こどもの食育で大切な要点のディスカッション」 家族と仲間との育ちの食事として、共食の視点をもって考える。 自分の意見を発表して、他の意見を聞き、考えをまとめる。これまで学んだことと考えたことを③レポートにする。 (事前)これまでの授業を通じて考えたことをまとめる(事後)ディスカッションで深めた観点を深める 準備学習・事後学習 成績評価の方法 区分 定期試験 定期試験以外(授業内の課 題・参加度・出席態度等) その他 なし 教科書 参考文献 履修条件 留意事項等 事前:「10分間テスト」のために1年で学んだ「子どもの食と栄養」の復習をする。事後:10分間テストの結果から未習得の知 識を身に付ける。教師からの質問に対応するために授業内容から得られた課題や疑問を考える。 割合(%) 0 100 内容 10分テスト(30%) 授業レポート(40%) 料理レポート(30%) 0 食育の時代-楽しく食べる子どもに- 藤澤良知 第一出版2005年 「子どもの食と栄養」に関する書籍(1年次使用のテキスト可) レポート提出期限厳守 - 58 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10268011 単位 1.0 こどもの食育II 配当年次 2 開講期 後期 授業の概要 古郡 曜子 子どもたちを取り巻く食生活には多くの問題がある。そのため、本科目は「子どもの食育Ⅰ」での学習を基礎にして、栄養とバランスの取 れた食生活の実際を学ぶ。主菜と副菜の意味と組み合わせ、料理の基本も考慮する。子どもたちが楽しみながら健康な発達が保障されるよ うな食生活実現のために、学生自身に栄養、食文化、マナーなどを子どもに保育、指導する方法を身につけさせる。 到達目標 次の学習によって、こどもの食育に必要な知識・技術・考え方を身につける。 ①学生自身の食生活観を探って、こどもの食育観へと発展させる。②食育計画を立てて、発表しディスカッションすることで、食育方法を 深める。③学生自身が献立作成と料理を行い食育の視点からレポートする。④こどもの食育の考え方と方法などをレポートにまとめる。 教員氏名 授業計画 1 「こどもの食育Ⅰ」の復習 こどもの食習慣の課題と保育者としての援助の視点を確認する。食育基本法の内容の確認をする。 こどもの食育の援助方法の確認をする。子どもに必要な栄養素と摂取量の確認をする。各栄養素のはたらきと保育者に必要な栄養の知識 を確認する。 事前:栄養・食品の知識を復習して、食育に関する書籍を調べる 事後:配布プリントを参考にして、課題を見出し考察する 2 「こどもの食育に関する書籍を読む」 学生一人ひとりが異なった保育・教育における食育に関する本を要約する。子どもの食育に求められる内容と必要な知識・技術を見出 す。子どもの食育の実践的な方法を知る。要約したものをレポート①とする。事前:栄養・食品の知識を復習して、食育に関する書籍を調 べる 事後:配布プリントを参考にして、課題を見出し考察する 3 「こどもの食育に関する書籍を説明する1」 第2回で要約した書籍の内容を発表して、学生が共有する。こどもの食育における共通点を見出し、食育の実践例を理解する。ディスカッ ションをとおして、子どもの食育に関するさまざまな方法や、考え方を習得する。事前:栄養・食品の知識を復習して、食育に関する書籍 を調べる 事後:配布プリントを参考にして、課題を見出し考察する 4 「こどもの食育に関する書籍を説明する2」 第2回で要約した書籍の内容を発表して、学生が共有する。こどもの食育における共通点を見出し、食育の実践例を理解する。ディスカッ ションをとおして、子どもの食育に関するさまざまな方法や、考え方を習得する。事前:栄養・食品の知識を復習して、食育に関する書籍 を調べる 事後:配布プリントを参考にして、課題を見出し考察する 5 「食育に必要な調理技術」 学生の食生活経験から習得技術の確認と未修得内容を確認する。包丁の使い方を中心に体験をする。こどもへの調理援助の仕方を考え る。特に安全な調理器具の扱い方と衛生的な食材の扱い方を習得する。事前:栄養・食品の知識を復習して、食育に関する書籍を調べる 事 後:配布プリントを参考にして、課題を見出し考察する 6 7 8 9 10 11 12 「ビタミンC、ペクチン実験」 こどもの好きな果物やお菓子のビタミンCとペクチンを測定して、より良い食べ方を考える。必要な栄養素の摂取方法を考える。ビタミン の栄養的な特徴を確認し、野菜嫌いの子どもを想定しての援助の方法を考える。 学んだことを②レポートにする。事前:栄養・食品の知識を復習して、食育に関する書籍を調べる 事後:レポートを参考にして、課題を 見出し考察する 「こどもの食育に関するこれまでの研究1」 これまでに発表されたこどもの食育あそびの実践報告を知る。。効果的な食育方法の報告の共通点を理解する。ゲームや絵本の読み聞か せ、ごっこ遊び、カルタなど食べ物に興味・関心を持たせる遊びを知り、遊びの援助ができるように実践的に学ぶ事前:栄養・食品の知識 を復習して、食育に関する書籍を調べる 事後:配布プリントを参考にして、課題を見出し考察する 「こどもの食育に関するこれまでの研究2」 これまでに発表されたこどもの栽培と料理の報告を知る。栽培での食育効果について理解し、実践するために必要な準備(畑の確保やプ ランター栽培など)について実践的に学ぶ。 効果的な食育方法の報告のなかで親へのアプローチに関する方法を理解する。 事前:栄養・食品の知識を復習して、食育に関する書籍を調べる 事後:配布プリントを参考にして、課題を見出し考察する 「手作りおやつの良さを活かした食育1」 『クッキング保育』としての『おやつ作り』の基礎と必要な技術について知る。子どもの発達段階を踏まえての実践的なおやつ作りへの 援助方法を身に付ける。 『おやつ作り』を使ったこどもの食育の視点の観点を広げ、考える。事前:栄養・食品の知識を復習して、食育 に関する書籍を調べる 事後:配布プリントを参考にして、課題を見出し考察する 「食育の計画を立てる」 育ちの食事を意識して保育者としての援助をふまえた、食育の計画を考える。子どもが体験的に遊びを通して身に付けるように考える。 こどもの発達段階(3~5歳)に添った食育計画を立てる。 計画をレポート③する。事前:栄養・食品の知識を復習して、食育に関する書籍を調べる 事後:レポートを参考にして、課題を見出し考察 する 「手作りおやつの良さを活かした食育2」 『クッキング保育』としての『おやつ作り』の基礎と必要な技術について知る。子どもの発達段階を踏まえての実践的なおやつ作りへ の援助方法を身に付ける。 『おやつ作り』を使ったこどもの食育の視点の観点を広げ、考える。事前:栄養・食品の知識を復習して、食 育に関する書籍を調べる 事後:配布プリントを参考にして、課題を見出し考察する 「米と野菜の良さを活かした食育」 米と野菜を使った『クッキング保育』としての料理方法を知る(VTR視聴)。 『米と野菜』を使ったこどもの食育の視点を考える。子どもの食育として、日本の伝統食である米の料理と、子どもが嫌いになる野菜の 料理を設定することの大切さを理解する。事前:栄養・食品の知識を復習して、食育に関する書籍を調べる 事後:配布プリントを参考にし て、課題を見出し考察する 13 「食育計画と料理レポート発表1」 (食育実践を共有する) 学生自身の食育計画と料理体験報告を通じて、クッキング保育を行う際の保育者の援助方法を見出す。 こどもの料理体験または、親子料理体験の導き方を探る。親子の関係性の構築を第一とし、料理中心ではない体験の重要性を理解する。 事前:発表の準備をする。事後:発表内容を参考にして、課題を見出し考察する 14 「食育計画と料理レポート発表2」 (食育実践を共有する) 学生自身の食育計画と料理体験報告を通じて、クッキング保育を行う際の保育者の援助方法を見出す。 こどもの料理体験または、親子料理体験の導き方を探る。親子の関係性の構築を第一とし、料理中心ではない体験の重要性を理解する。 事前:発表の準備をする。事後:発表内容を参考にして、課題を見出し考察する 15 「私の食育論に挑戦する」 自分の食生活の視点を確認しながら、ポジティブな視点を探る。子どもの食育に関係できるように論ずることを目指す。考えを発表し て、ディスカッションを行い、食育についての観点を広げる。事前:学んだことをふりかえりディスカッションの準備をする。事後:ディ スカッションを参考にして、課題を見出し考察する 準備学習・事後学習 成績評価の方法 区分 定期試験 定期試験以外(授業内の課 題・参加度・出席態度等) その他 なし 教科書 参考文献 履修条件 留意事項等 事前:各授業内容にそった栄養・食品の知識を復習して、食育に関する書籍を事前に調べる 事後:学んだことを配布プリントを参考にして再考し、さらに教師からの質問やディスカッションのために考察する。 割合(%) 0 100 内容 書籍報告レポート(40%) 料理レポート(30%) 最終レポート(30%) 0 「保育者のための食育サポートブック」高橋美保ひかりのくに2010年 、小川雄二 編「保育園・幼稚園ですすめる食育の理論と実践」2009 年芽ばえ社 最終レポート課題「こどもの食育で大切にしたいこと」 提出期限厳守 - 59 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10743011 教員氏名 単位 2.0 社会的養護 配当年次 1 開講期 後期 美馬 正和 近年子どもを取り巻く問題について目や耳にする機会が増えている。例えば、児童虐待や子どもの貧困などがそれにあたる。このような子 どもを取り巻く環境の変化によって、子どもが受ける影響について真剣に考えていかなければならない。子どもとかかわる専門職として、 子どもが置かれている現状を知り、社会的養護の意義と保育者の役割を理解することが目的になる。 授業の概要 社会的養護の大枠を理解する。 養護問題の発生と現代家族の現状を理解する。 児童福祉施設の役割と援助の実際を理解する。 到達目標 授業計画 1 授業の概要 授業の進め方、こちらが望む授業態度、科目を通しての到達目標などを説明。 2 社会的養護の定義と理念 ・社会的養護の定義、機能と基本的方向性、理念と基本原理ついて知る。 準備:テキストpp1-10を熟読する 事後:社会的養護の定義についてまとめておく 3 社会的養護の歴史 ・西洋と日本における歴史について知る。 準備:テキストpp11-24を熟読する 事後:社会的養護の歴史についてまとめておく 4 児童家庭福祉の一分野としての社会的養護 ・児童家庭福祉と社会的養護の関連性、児童の権利擁護と社会的養護について知る。 準備:テキストpp25-32を熟読する 事後:児童家庭福祉との関連をまとめておく 5 児童の権利擁護と社会的養護 ・児童の権利擁護の規定、児童の権利擁護の具体的取り組みについて知る。 準備:テキストpp33-42を熟読する 事後:権利擁護についてまとめておく 6 社会的養護の制度と法体系 ・社会的養護と児童福祉、児童福祉法以外の法律と厚生労働省、社会的養護にかかわるその他の法令・通達について知る。 準備:テキストpp43-50を熟読する 事後:制度と法体系についてまとめておく 7 社会的養護の仕組みと実施体系 ・児童福祉の実施機関、児童福祉施設について知る。 準備:テキストpp51-58を熟読する 事後:児童福祉実施機関についてまとめておく 8 家庭養護と施設養護 ・児童養護の分類、家庭養護、施設養護と家庭的養護について知る。 準備:テキストpp59-68を熟読する 事後:児童福祉の分類についてまとめておく 9 社会的養護の専門職 ・専門職による支援、社会的養護の専門職、専門職の課題について知る。 準備:テキストpp69-76を熟読する 事後:社会的養護の専門職についてまとめておく 10 施設養護の基本原理 ・施設における人権の擁護、施設養護におけるグループ・ダイナミクスの活用と社会参加、施設養護における親子関係の調整について知 る。 準備:テキストpp77-82を熟読する 事後:施設養護についてまとめておく 11 施設養護の実際 ・家庭に代わって子どもたちを育む施設養護、児童養護施設における保育実践について知る。 準備:テキストpp83-94を熟読する 事後:施設養護の実際についてまとめておく 12 施設養護とソーシャルワーク ・施設養護とソーシャルワークの関連性、施設養護の実際について知る。 準備:テキストpp95-104を熟読する 事後:施設養護の実際についてまとめておく 13 被措置児童等の虐待の防止 ・被措置児童等虐待防止対策の制度化、被措置児童等虐待、被措置児童等虐待への対策、被措置児童等虐待の防止に向けた取り組み等につ いて知る。 準備:テキストpp117-124を熟読する 事後:・被措置児童等虐待についてまとめておく 14 社会的養護と地域福祉 ・地域福祉の概念と社会的養護、地域における社会的養護の実践、地域福祉における社会的養護の課題について知る。 準備:テキストpp125-129を熟読する 事後:社会的養護と地域福祉についてまとめておく 15 まとめ:これまでの復習 社会的養護の必要性など社会的養護の振り返りをする。 準備:社会的養護について振り返ること 事後:社会的養護についてまとめておくこと 準備学習・事後学習 事前学習:事前に教科書を精読しておくこと。 事後学習:扱った内容をまとめておくこと。 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 80 筆記試験 定期試験 小テスト・授業参加度など 定期試験以外(授業内の課 20 題・参加度・出席態度等) その他 0 保育実践と社会的養護 / 井村圭壯・相澤讓治編著 / 勁草書房 教科書 最新保育資料集2016 / 森上史朗監修 / ミネルヴァ書房 参考文献 履修条件 留意事項等 保育士をめざす者として必要な科目です。積極的な授業参加を望みます。 - 60 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10338011 教員氏名 単位 1.0 相談援助 配当年次 2 開講期 前期 渡邊 憲介 「相談援助」は、保育所や保育所以外の児童福祉施設などの現場において、保育(養育)にかかわる専門職として援助者が子どもとのか かわり、親との子育て相談、発達相談・支援等の際に求められる技術である。保育士にとって、子どもへのケアワークだけでなく、問題を 抱える子どもや親、地域の子育て家庭からの相談と支援の能力の習得が欠かせない。この講義では、対人サービスにおけるケースワーク、 グループワーク、コミュニティーワークの基礎的理論の学習を踏まえ、相談援助の方法を施設現場で起こった具体的事例を通して学ぶ。さ らに援助者の持つべき利用者への人権尊重、自己覚知や他者理解等、援助の基本姿勢や傾聴、共感、受容など具体的技術の習得を目指す。 授業の概要 ・相談援助の意義、機能、対象を説明することができる。 ・相談援助に関する基礎的知識や方法・技術を説明することができる。 ・現場で起こった具体的事例を通して、相談援助の知識や技術を使ったロールプレイを行うことができる。 到達目標 授業計画 1 ガイダンス 講義内容の説明~なぜ、保育士が相談援助を行うのか? 人を援助することとは? 予習:教科書「第1章保育と相談援助」について事前学習しておくこと 2 保育と相談援助 子育て家庭の現状を理解し、家庭で起きている問題解決を保育の専門職としてどのように援助していくか 復習:子育て家庭で起きている様々な問題を保育の専門性を生かした相談援助についてまとめておくこと 予習:教科書「第2章相談援助とは何か」について事前学習をしておくこと 3 相談援助とは何か 相談援助の意味と視点・相談援助の機能と技術・相談援助の専門性と倫理 復習:相談援助の意味を理解し、相談援助の原則・技術・倫理等をまとめておくこと 予習:教科書「第3章相談援助の過程と連携」について事前学習しておくこと 4 相談援助の過程と連携 相談援助の過程・関係機関・専門職との連携・ネットワークとは 復習:相談援助の過程における留意事項・関係機関との連携やネットワワークについてまとめておくこと 予習:教科書「第4章相談援助者になるためにⅠ(自己覚知)」について事前学習しておくこと 5 相談援助者になるために Ⅰ(自己覚知) 自己覚知とは ワーク 私を知る 私の価値観 復習:自分を知ることは保育士にとってなぜ大切なのかをまとめておくこと 予習:教科書「第5章相談援助者になるために Ⅱ(他者理解)」 について事前学習しておくこと 6 相談援助者になるために Ⅱ(他者理解) 他者を理解することは多様な価値観を知ることである。 ワーク それぞれ違う価値観について体験してみる 復習:人とはそれぞれ価値観が違っていて当たり前である 予習:教科書「第6章相談援助者になるために Ⅲ(コミュニケーションスキル)」について事前学習しておくこと 7 相談援助者になるために Ⅲ (コミュニケーションスキル) 言語的コミュニケーション・非言語的コミュニケーションの違い 復習:言語的コミュニケーションと非言語的コミュニケーションの違いをまとめておくこと 予習:教科書「第7章相談援助者になるために Ⅳ(記録)」について事前学習しておくこと 8 相談援助者になるために Ⅳ(記録) 保育活動における記録の意味 復習:記録の意味と記録の種類についてまとめておくこと 予習:教科書「第8章相談援助を行う前に Ⅰ(生活課題の把握)」について事前学習しておくこと 9 相談援助を行う前に Ⅰ(生活課題の把握) 生活課題の把握~生活課題の把握の仕方 ワーク 子どもの様子から生活課題を考える 復習:生活課題を把握することで援助方法が変わってくることをまとめておくこと 予習:教科書「第9章相談援助を行う前に Ⅱ(社会資源の把握)」について事前学習しておくこと 10 相談援助を行う前に Ⅱ(社会資源の把握) 社会資源とは・社会資源の種類・社会資源の開発 復習:社会資源の理解と活用方法についてまとめておく 予習:教科書「第10章相談援助の過程 Ⅰ(インテークとアセスメント)」について事前学習しておくこと 11 相談援助の過程 Ⅰ(インテークとアセスメント) 相談援助の過程について理解する 復習:インテークとアセスメントが必要な理由についてまとめておくこと 予習:教科書「第11章相談援助の過程 Ⅱ(援助計画)」について事前学習しておくこと 12 相談援助の過程 Ⅱ(援助計画) 援助計画の意義と視点 ワーク 事例から援助計画を作成する 復習:援助計画作成の経過を理解し何故ひとりひとりの援助計画が必要なのかをまとめておくこと 予習:教科書「第12章相談援助の過程 Ⅲ(実施・評価)」について事前学習しておくこと 13 相談援助の過程 Ⅲ(実施・評価) 援助の実施・評価の意義と援助終了の判断と事後指導 復習:援助計画を実施し評価に至り援助を修了する判断・事後指導等についてまとめておくこと 予習:相談援助の技法について調べてみる 14 15 相談援助に必要な様々な技法 面接に際してのワーカーが行う様々な面接技法について理解する 相談援助のまとめ 授業を振り返り理解すずらかったことについての再確認を行います。 準備学習・事後学習 保育士として、子どもや保護者に対しての相談・援助がいかに大切なのか?その援助するための知識と技術を保育士として身 につけなければいけない授業ですので親権に参加してください。 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 60% 到達目標の達成度を見るため試験を行います 定期試験 提出物・グループ討議への積極的な参加状況を見ます 定期試験以外(授業内の課 30% 題・参加度・出席態度等) その他 10% 授業への参加状況 学ぶ・わかる・みえる・ シリーズ保育と現代社会 演習・保育と相談援助 みらい 第2版 監修 前田敏夫 編集 佐藤伸隆 中西遍彦 教科書 参考文献 履修条件 留意事項等 相談援助セミナー 建帛社 赤木正典・大西雅裕 編著 事例や課題等に対してグループでの話し合いを行いますので出席順で座席を指定します。 グループ討議には積極的に参加してください。 - 61 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10339011 教員氏名 単位 1.0 保育相談支援 配当年次 2 開講期 後期 渡邊 憲介 将来、保育士として現場で働いた時、児童への保育だけでなく、保護者への保育相談支援の力量も問われてきます。 「相談援助」で学ん だ対人サービスの基礎理論や援助の基本的姿勢を基に、保育相談支援とは何かを理解した上で、保育相談支援や保護者支援の実際につい て、現場での事例を通して、その支援内容や方法について理解を深めていただきたいと思います。 授業の概要 到達目標 ・「相談援助」で学んだ基礎理論や援助の基本姿勢を基に保育相談支援技術の習得を目指す ・保育相談支援の意義と原則について説明することができる ・保育相談支援の実際を学び、その内容や方法を述べることができる ・保育所等の児童福祉施設における保護者支援において、適切な態度や行動がとれるようにする 授業計画 1 保育相談支援の授業計画について 前期に学習した「相談援助」についての基礎的知識や方法・技術についての復習 予習:教科書「第1章保育と保護者への支援」について事前学習しておくこと 2 保育と保護者支援~保育相談支援とは 「支援」と「援助」のとらえ方 復習:なぜ、保育士が相談支援を学ぶのかをまとめておくこと 予習:教科書「第2章保育の専門性と保育相談支援」について事前学習しておくこと 3 保育の専門性と保育相談支援 ~保育相談支援の必要性 保育者の求められる専門性 復習:なぜ、保護者への支援が必要なのか保育者に求められる専門的態度・知識・技術についてまとめておく 予習:教科書「第3章保育相談支援における保育者の倫理」について事前学習しておくこと 4 保育相談支援における保育者に倫理~保育現場における保護者支援の内容と保育者倫理 復習:保育現場における保護者支援の内容についてまとめておく 予習:教科書「第3章保育相談支援における展開課程」について事前学習しておくこと 5 保育相談支援の展開課程と展開するにあたっての留意点~保育相談支援における計画・評価・記録 復習:保育相談支援の展開課程と計画・評価・記録等の留意点についてまとめておく 予習:教科書「第4章子どもの最善の利益と保育相談支援」について事前学習しておくこと 6 子どもの最善の利益と保育相談支援~子どもの最善の利益を考慮した保育(養育)と保護者支援 復習:子どもの最善の利益とは? 最善の利益を保障するための取り組みについてまとめておくこと 予習:教科書「第5章保護者との信頼関係の構築」について事前学習しておくこと 7 保護者との信頼関係の構築~保育者と保護者の信頼関係とは、信頼関係を築く基本的態度の原則 復習:保護者との信頼関係の構築と信頼関係を築く受容と共感的理解についてまとめておく 予習:教科書「第6章保護者の養育力向上」について事前学習しておくこと 8 保護者の養育力向上~保護者の思いに気づき、保護者を理解する 復習:子育てのパートナーとして、保護者の成長を支えるためには何が必要なのかをまとめておく 予習:教科書「第7章地域資源の活用と関係機関との連携・協力」について事前学習しておくこと 9 地域資源の活用と関係機関との連携・協力~子育てを支援するための地域資源 復習:子育てを支援するための地域資源の活用についての留意点をまとめておく 予習:教科書「第8章保育相談支援の計画・記録・評価」について事前学習しておくこと 10 保育相談支援の計画・評価・記録~記録の目的・記録法・評価法 復習:なぜ、計画・記録・評価が必要なのかをまとめておく 予習:現場で起こった事例を次週より行うので今まで学習した支援のまとめをしておくこと 11 12 13 14 15 児童虐待の事例を通して支援の実際を学ぶ Ⅰ ケース発見(アウトリーチ)~インテーク 児童虐待の事例を通して支援の実際を学ぶ Ⅱ アセスメント 児童虐待の事例を通して支援の実際を学ぶ Ⅲ プランニング~課題の優先順位~クライエントの参加と合意 児童虐待の事例を通して支援の実際を学ぶ Ⅳ インターベンション~エバリュエーション~終結 保育相談支援のまとめ レポート作成 準備学習・事後学習 保護者が抱える様々な問題を保育の専門職として、日頃からどのような関係性を持つことが大切なのかを講義を通して理解し てください。 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 60% 到達目標の達成度を見るために試験を行います 定期試験 提出物・グループ討議への積極的な参加状況を見ます 定期試験以外(授業内の課 30% 題・参加度・出席態度等) その他 10% 授業への参加状況 学ぶ・わかる・みえる 保育シリーズ 保育と現代社会 みらい 演習・保育と保護者支援ー保育相談支援ー 教科書 編集:小原敏郎 橋本好市 三浦主博 保育相談支援 建帛社 大嶋恭二 金子恵美 編著 参考文献 履修条件 留意事項等 事例や課題等に対してグループでの話し合いを行いますので出席順で座席を指定します グループ討議には積極的に参加してください - 62 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10613011 教員氏名 単位 2.0 乳幼児心理学 配当年次 1 開講期 後期 佐藤 信雄 人間の初期の発達段階である新生児期、乳児期、幼児期のこどもたちについての発達心理学およびその関連諸科学における諸研究の方法と 成果に触れながら、乳幼児の発達に関する知識と理解を深める。胎児期から6歳までの発達を、身体、認知、社会性といった領域ごとに、 乳幼児期にどのような変化があり、それらがどのように説明されているかをできるだけ多くの実証的研究と具体的事例を紹介しながら概説 する。 授業の概要 到達目標 1.乳幼児期に重点を置いて発達理論の基礎を理解する。 2.乳幼児期の身体発達・知的発達、社会的発達、人格的発達の基礎的な内容を理解する。 3.乳幼児の発達上の問題、障がいについての基礎的な知見を得る。 4.乳幼児のための適切な援助についての基礎的な知識を持つ。 授業計画 1 【乳幼児心理学を学ぶということ】 本科目を学ぶことの意義、授業の進め方、成績評価・単位認定の方法、受講上の注意などについての指導・オリエンテーションを行う。① 予習ポイント:テキストを一読して本科目のアウトラインを把握しておくこと。②復習ポイント:本科目学習の意義を把握すること。③研 究ポイント:こどもの発達に関わるニュース、新聞記事等に注目しよう。 2 【発達の基礎】 発達の意義、臨界期と最近接領域などの用語を確実に理解し、発達の要因、発達の傾向等の概念を身につける。専門用語は具体的な例と共 に理解する。①予習ポイント:テキストを第3章くらいまで読んでおくこと。②復習ポイント:基本的な用語・概念を確実に理解するこ と。③研究ポイント:こどもの発達に関わるニュース、新聞記事等に注目しよう。 3 【発達の推移】 発達の段階の区分を理解し、各発達段階の課題を理解する。各課題については乳児期・幼児期に限って基礎的な知識を身につける。①乳 児・幼児・子育てに関わる情報に触れる。②復習ポイント:専門的な用語・概念について具体的な事例と関連させて理解する。③研究ポイ ント:ほかの科目で学んだ内容との関連性について整理してみよう。 4 【発達早期の特質】 保育・教育の対象としての乳児・幼児の特質、それぞれの時期の発達における意義について学ぶ。ピアジェ、ボールビィの理論の基礎を理 解する。①予習ポイント:乳児期と幼児期の違いについて考えよう。②復習ポイント:ピアジェ、ボールビィの理論について整理しよう。 ③研究ポイント:乳児期と幼児期の保育の違いついて考えてみよう。 5 【乳幼児の身体的発達】 乳幼児の身体・運動の発達、性的な発達、基本的生活習慣の発達を学ぶ。標準的発達の基準や時期などの意味とその扱い方についての知識 を得る。①予習ポイント:テキストに出ている用語について調べておこう。②復習ポイント:基本的な用語や数値は確実に理解し記憶しよ う。③研究ポイント:赤ちゃんにであったら観察をする習慣をつけよう。 6 【乳幼児の知的発達1】 乳幼児の感覚・知覚と概念、注意と記憶の発達について、具体的な事例とともに学ぶ。記憶のメカニズムや方法についても体験的に学習す る。①予習ポイント:乳幼児には何ができるかについて考えよう。②復習ポイント:乳幼児のものの考え方についての認識を深めよう。③ 研究ポイント:乳幼児の知覚の発達について調べてみよう。 7 【乳幼児の知的発達2】 言語と思考、知能と創造性、創造性の発達について学ぶ。知能を測定する方法としての知能検査についても実際の検査問題を題材として学 習する。①予習ポイント:「頭の良さ」の意味について考えてみよう。②復習ポイント:知能検査の考え方について理解しよう。③研究ポ イント:「コンピテンス」の概念について研究してみよう。 8 【乳幼児の社会的な発達】 こどもは遊びを通してルールや思いやりを学び、社会性を発達させる。遊びの発達とその様相、遊びの支援、遊びの発達の事例を学ぶ。① 予習ポイント:こどもの頃の遊びを思い出してみよう。②復習ポイント:遊びの発達、遊びの種類などについて整理しておこう。③研究ポ イント:社会性を育てる場としての遊びに注目しよう。 9 【乳幼児の人格的な発達】 情緒の発達、自我と人格の発達をテーマに基本的な情緒の表れとその発達、人格発達の様相と必要な支援、この時期の危機性について学 ぶ。①予習ポイント:幼児期に親を困らせた体験を思い出してみよう。②復習ポイント:基本的な情緒の分化の時期等について整理しよ う。③研究ポイント:「自分らしさ」の意味について考察しよう。 10 【乳幼児の発達を支える環境】 環境には自然的環境、物理的環境、人間的環境がある。こどもにとって最も大切な人間的環境としての保育者について考えてみよう。①予 習ポイント:こどもにとっての快適な環境とは何かを考えよう。②復習ポイント:人間的環境の重要性を確認しよう。③研究ポイント:人 間的環境としての保育者のあり方について考えよう。 11 【乳幼児の発達を診断する方法】 発達上の問題は早期に発見して適切な対応を講ずる必要がある。そのために必要なこどもの観察と診断、発達のアセスメント(診断)につ いて学ぶ。①予習ポイント:幼児期に体験した病気などについて思い出してみよう。②復習ポイント:早期発見・早期対応の重要性を確認 しよう。③研究ポイント:マレーの欲求-圧力論について調べてみよう。 12 【乳幼児の発達を援助する方法】 こどもに対する手伝いが適切な援助なのか、有害な干渉なのかを判断することは難しい。乳幼児の行動への援助の視点や方法について学 ぶ。①予習ポイント:幼児期に大人にしてもらいたかったことを思い出そう。②復習ポイント:援助の基礎となる考え方、方法を整理しよ う。③研究ポイント:啐啄同機(そったくどうき)という言葉について調べよう。 13 【乳幼児の発達における問題】 発達の途上に生じるさまざまな問題について、保育者としてこどもやその家族に適切な援助、支援をするために知るべきことなどについて 学ぶ。①予習ポイント:本章を事前に読んでおこう。②復習ポイント:相談を受ける側の保育者の気持ちになって復習しよう。③研究ポイ ント:街頭で見かける親子の姿などから学ぶ姿勢を身につけよう。 14 【乳幼児における発達を基礎と教育】 愛着と基本的信頼感、自己効力感と自尊感情の発達、乳幼児の発達と教育という三つの視点から乳幼児の発達の基礎と教育について整理を 行う。①予習ポイント:マスローの心理学について調べてみよう。②復習ポイント:三つの視点について整理しよう。③研究ポイント:養 育者、保育者の役割について考えよう。 15 【乳幼児心理学の学びのまとめ】 グループ編成により今までの学びについての討議を行い、特に重要だと思われること、到達目標は達成できたか、今後の課題などについて の意見発表を行う。①予習ポイント:本科目で学んだ内容を整理しておこう。②復習ポイント:他のグループの発表の内容を整理しよう。 ③研究ポイント:学んだ内容を今後にどう生かすかを考えよう。 各回の内容に示した通り。 準備学習・事後学習 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 40 学習目標の達成度の確認 定期試験 各回の授業終了時の小レポート、および予習・復習レポートの内容、授業参加度。 定期試験以外(授業内の課 40 題・参加度・出席態度等) その他 20 小テストまたは提出課題の成績による授業内容理解度の確認 乳幼児のための心理学 小林芳郎編 保育出版社 教科書 随時資料を配布する。 参考文献 履修条件 留意事項等 積極的に授業に参加することを期待します。 - 63 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10431011 教員氏名 単位 2.0 青年心理学 配当年次 2 開講期 前期 佐藤 信雄 青年心理学は青年を対象とする発達心理学の一領域であり、青年心理を心理学的に研究する分野である。生涯発達における児童期と青年期 (障がいのある児童・生徒を含む)の発達的特徴を明らかにし、児童期から青年期にかけての発達の諸相と適応上の諸問題を検討すること によって、青年期にある生徒理解のための基礎的知識を学ぶ。講義で扱うテーマ・内容について実験的な内容やグループ討議などを含めて 青年である学生自身の問題として主体性を持って学ぶ。 授業の概要 到達目標 1.青年の心の発達について正確な知識を持てる 2.生涯発達的観点により青年期の意義を把握できる 3.青年の心の健康の維持発展に寄与することができる 4.青年期の悩みやさまざまな問題を理解し、効果的な支援ができる知識が身につく 授業計画 1 【青年のための心理学】 本学科の目的、成績評価の方法、注意事項などについてのオリエンテーションを行う。本学科において青年心理 学を学ぶことの意義、青年期に直面する問題、青年は何を求め、何を感じ取っているか、青年期の問題の意味等について学び、本科目学習 の動機づけを行う。 (予習)青年という言葉の意味について調べてみよう (復習)社会における「青年のイメージ」について調べよう。 2 【青年心理に関する諸説】 これまで青年について述べられてきた学説の中から代表的なG.S.lホール、Ch.ビューラー、E.シュプラ ンガー、L.S.ホリングワース、K.レヴィンの理論の基礎を学び、E.H.エリクソンンの自我同一性・アイデンティティーの考え方 についても考察する。 (予習)テキストを一読してそれぞれの学説の概要を把握しよう。(復習)それぞれの学説の特徴と違いを整理しよう。 3 【青年心理へのアプローチと課題】 青年期の身体的発達、青年期の自己意識、青年期の対人関係、青年期の社会参加の各項目について学 び、青年心理の理解への道筋をつける。個々の学習内容については、自分自身の身体的精神的状況や経験と対比しながら理解しよう。 (予習)高校生時代までの自分を振り返ってみよう。 (復習)学習内容を整理し、身体と精神の関わりを考えよう。 4 【青年期における身体の問題】 青年期は身体的変化が著しい時期であり、性的発達の要素も大きく影響している。身体発達の原理、性的 発達のメカニズム、身体的成熟が青年の心理に及ぼす影響、身体に関わる意識の形成について学ぶ。理想的身体と自のギャップ、過剰なダ イエットなどの問題についても考えよう。 (予習)身体の変化についてどう受け止めたかを回想してみよう。 (復習)ダイエット、拒食症について調べよう。 5 【青年期と性の問題】 生物的な性と社会的な性をめぐってセックスとジェンダーの概念の基礎を理解する。性的な変化をどう受け止め、 自分の性をどのように受け入れるかは青年期の大きな課題である。性的な発達が青年の意識と行動に及ぼす影響、身体発達のもつ多様な意 味等につき多角的に学ぶ。 (予習)性的な変化をどう受け止めたかを考えよう (復習)性に関する青年期前期と中・後期の違いを整理しよう。 6 【青年期と自己意識・自分は誰なのか?】 青年期の身体的変化は精神的変化を促し、自分を対象化・客観視することにより I と me の分化を体験することとなる。「自分とは何か?」「自分はどこから来てどこにいくのか?」という人生の根本問題に突き当たる。自分の 発見と自分作りについて考察しよう。 (予習)青年期の自我をとりあげた文学作品を探して読んでみよう。 (復習) Meism について調べよう。 7 【青年期の自己意識・価値ある生き方とは】 自己とはなにかという問いをつきつめていくと自分の存在の根源をなすものについての実存 的存在への関心に到達し、自己を哲学する段階に達する。自分を見つめ、問い直し、価値のある生き方を模索し始めた青年の苦闘について 考察する。 (予習)自己についての悩んだことを回想しよう。 (復習)「社会の中の自分」を知る方法について研究しよう。 8 【青年の自己意識・「らしさ」とは何か】 人間は性をもって生まれてくるが、性を意味づけるものについては社会的な要因が大きいとさ れる。自らの性の受容がどのような形で行われたにしても、青年は新たに自己を性的存在として引き受け、社会的存在として成長していか なければならない。その心的機制について学習する。 (予習)自分らしさという用語について調べよう。 (復習) ジェンダー論、フェミニズムについて調べよう。 9 【青年期の親子関係】 親からの独立を志向する過程で現れる親離れ・子離れは親子双方にとって苦痛を生じうる課題である。子を抱え込 むことによって子離れを阻止しようとする親、子を目の届く範囲内に置いて監視しようとする親など、親の行動パターンも様々である。こ の時期の親子関係・心理的離乳について学ぶ。 (予習)親との関係について振り返ってみよう (復習)「心理的離乳」の概念について研究しよう。 10 【青年期の友人関係】 青年期の友人関係は青年の精神生活において親子関係以上に大きな比重を占めるといわれる。親友の存在(不在) の影響も大きい。友人関係について孤独感の研究における知見により考察する。孤独感の類型とその内容、孤独感に関する心理テストにつ いても学習する。 (予習)親友の自分を結びつけるものについて考えよう。 (復習)孤独感に関わる研究論文を探して読んでみよう。 11 【青年期と自己愛】 青年期の恋愛は自己愛の投影に過ぎないのかもしれない。青年は愛する人を自己の欠落部分を補い得る存在として、 逆に自分の中の誇らしい部分に似たものを有する者としてその幻影を相手の中に見ているのかもしれないからである。恋愛、自己愛、結婚 に関わる心的事象について学ぶ。 (予習)自分の恋愛は自己愛なのだろうか、考えてみよう。 (復習) 恋愛に関わる文献、文学作品を読んでみよう。 12 【青年と社会との関わり】 青年はさまざまな経験をし、模索を重ねながら成長し、冒険と失敗を繰り返しながら新たなアイデンティ ティーを形成していく。その姿はおとぎ話やロールプレイイングゲームの主人公を思わせるものがある。社会の中に自分が存在する場所を 獲得するための青年たちの活動を眺めてみよう。 (予習)「自分探し」という言葉の意味を考えてみよう (復習)青年が就職する目的・理由について調べよう。 13 【現代青年の特徴】 青年の特徴といわわれるものには現代2010年代の若者に特有のものと、古来より変わらぬものとの2種類があるのか もしれない。5000年前の落書きに『近頃の若いものは、、、』とあることを考えると、現代的と言われる特徴も5000年前と同じな のかもしれない。そのようなことについて学ぶ。 (予習)「近頃の若いものは」という言葉の意味を考えよう。 (復習)青年から見た大人のイメージを調べよう。 14 【青年の自立と決断】 青年が大人になるためには絶対的存在の保護者でもあり脅威的存在でもあった親から解放され、自分らしく生きら れるようにならなければならない。その過程で青年は親に反抗をし、親を否定し、乗り越えていくことになる。その過程で保護を求めなが らも自立を目指す青年について学ぶ。 (予習)ピーターパンシンドロームテストを体験しておこう。(復習) 成人として認められる基準について調べよう。 15 【青年の自我とペルソナ】 ペルソナとは古代ギリシャの演劇で用いられた仮面のことである。転じて人間の性格を指すパーソナリティと いう言葉となった。成熟した人間は常にありのままの自分でいるわけではなく、場面に応じた仮面をかぶり、その場に適応的な行動をと る。ペルソナの獲得と自我の確立について学ぶ。 (予習)古代ギリシャの演劇について調べよう。 (復習)成人はいくつの仮面をもっているのかについて考察しよう。 各回の授業計画に記載。 準備学習・事後学習 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 40 学習目標の到達度の確認 定期試験 各回の授業終了時の小レポート、および予習・復讐レポートの内容、授業参加度。 定期試験以外(授業内の課 40 題・参加度・出席態度等) その他 20 小テストまたは提出課題の成績 エピソードでつかむ青年心理学(シリーズ生涯発達心理学4) 大野久 ミネルヴァ書房 ISBN 9784623057375 教科書 適宜資料を作成して配布する 参考文献 履修条件 留意事項等 自分自身が研究対象であることの面白さを認識しながら学んでほしい。 - 64 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10361011 教員氏名 授業の概要 到達目標 単位 2.0 こどもの保健I-1 配当年次 2 開講期 前期 工藤 恭子 乳幼児期は著しい発育・発達の途上にあるため、全ての乳幼児が心身ともに健やかに成長できるよう乳幼児の特性を理解し、保健的視野を 持ちながら関わる事ができるための基礎を学ぶ事が目的である。内容として、健康と保健の意義、乳幼児の身体発育・生理機能・運動機 能・精神機能の発達と保健、こどもの精神保健等を学習し、「生命の尊さ」を実感し、乳幼児を身近な存在として関心を寄せ、社会環境の あり方にも目を向けられる事を目指す。 1. こどもの心身の健康増進を図る保健活動の意義を理解できる。 2. こどもの心身の成長・発達の過程と環境との関わりを理解し、日常生活を援助する視点がわかる。 3. 自分なりの育児観を見出す事ができる。 授業計画 1 【オリエンテーション】 こどもの健康と保健の意義を学び、今後の授業展開(学びの内容)について理解する。そのきっかけとして、『赤ちゃん このすばらしき 生命』のビデオを上映(約25分)し、胎児の生命力の不思議を知ることにより、授業への興味・関心を膨らませる。 評価方法・学習要点 レポートの使用方法の確認・自己学習の仕方を説明する。 2 【こどもの健康と保健の意義】 ①生命保持と母性・父性(育児性)の育成 ②こどもの健康概念と健康指標(健やか親子21や、母子保健施策・母子保健統計・こどもの保健の課題・地域における保健活動についても 触れる。)<予習>母性・父性の概念についてまとめる。 <復習>WHOの健康概念についてまとめる。 3 【こどもの発育・発達】 ①生物としてのヒトの成り立ち(受精と体内発育・成熟児)②発育期の区分 ③発育・発達の経過と速度(発育曲線)④発育の原則 <予習>器官形成臨界期について事前学習する。 <復習>受精の仕組みについて振り返る。 4 5 【こどもの発育・発達】 ⑤新生児期の身体発育(出生時の身体計測値・成熟新生児の身体特徴)⑥乳児期の身体発育(体重・身長・頭囲・大泉門・胸囲・座高・ 歯) ⑦幼児期の身体発育(体重・身長・体型・姿勢)※測定方法についても触れる。 <予習> 自分の出生時および退院時の体重をチェックする。 <復習>自分の健康記録表を完成させる。 【こどもの発育・発達】 ⑧学童期の身体発育(体重・身長・姿勢・その他)⑨青年期の身体発育(体重・身長・発育加速現象) ⑩思春期の身体発育(思春期発現の機序・身体の変化・思春期の経過)⑪身体発育とその評価(パーセンタイル曲線・肥満度・カウプ指数・ ローレル指数) <予習>小学生~高校生時の発育記録をさがす。 (復習)自分の二次性徴発現の時期をチェックする。 6 【生理機能の発達】 ①呼吸機能(呼吸を構成する組織・器官とその発育、胎生期・新生児期・乳児期以降の呼吸、呼吸形式) ②循環機能(循環機能を構成する組織・出生後の循環変化・血圧・血液) ③免疫機能(免疫とは・免疫のしくみ) <予習>呼吸器の解剖図を書く。 <復習>自己学習の弱点をみつけ、復習する。 7 【生理機能の発達】 ④消化機能(口腔・胃・小腸・肝臓・大腸) ⑤尿排泄機能(尿排泄を構成する組織・尿排泄機能の発達) ⑥水分代謝(身体の水分構成・水分必要量) ⑦体温調節(小児の平熱・体温調節機能の発達) <予習>大人と乳幼児の胃の形態の違いを調べる。 <復習>自分の平熱を計測する。 8 【生理機能の発達】 ⑧内分泌機能(視床・視床下部・各種ホルモン) ⑨睡眠リズム ⑩感覚機能(皮膚覚・臭覚・味覚・聴覚・視覚⑪神経機能(神経系を構成する組織とその発育・神経機能の発達) <予習>脳の解剖を学習し、内分泌腺を調べる。 <復習>自分が睡眠する時の環境を振り返る。 9 【運動機能の発達】 ①原始反射(探索反射・モロー反射等数種類の反射) ②全体運動・微細運動の発達(ひとり歩きまで・ひと歩きからの段階に分けて) <予習>自分の発達記録に発達の様子を書き込む。 <復習>家族に発達の様子を聞いてみる。 10 【精神機能の発達】 ①知能の発達(乳児の知能・空間認知・時間の概念・数の概念・記憶・注意力の発達)②思考の発達 ③言語の発達 ④情緒の発達 <予習>自分の発達記録を完成させる。 <復習>家族に当時の状況を聞いてみる。 11 【精神機能の発達】 ⑤社会性の発達 ⑥精神発達の評価法(津守式・遠城寺式・改訂版日本版デンバー式発達スクリーニング検査等) <予習>自分の幼少期に誰とどのような遊びをしていたか振り返る。<復習>こどもの遊びに関心をもつ。 12 【こどもの精神保健】 ①こどもの生活環境と精神保健(家族関係・文化教育環境・社会環境)6グループになり、6テーマの中から選択し、意見交流をしてみよ う。その後発表し合い、共有する。 <予習>核家族化・少子化になった背景・親の育児力・性別役割分業・ネット文化・こどもにとっての豊かさについて自分の考えをまとめ る。<復習>自分はどの項目が一番関心が高かったかまとめる。 13 14 15 【こどもの心の健康とその課題】 ①精神発達課題 ②乳児期の精神発達(基本的信頼感のゆがみ・問題行動と対応) ③幼児期の精神保健(生活習慣に表れる問題…排泄・食事・睡眠、行動に表れる問題…チック・吃音・かん黙 ④学齢期の精神保健(不登校・学業不振・いじめ) <予習>いじめについてA4版レポート用紙2枚程度に自分の考えをまとめる。<復習>自分ができる今後の課題は何か考える。 【こどもの心の健康とその課題】 ⑤思春期の精神保健(思春期の特徴・強迫性障害・摂食障害・家庭内暴力・ひきこもり・うつ病・境界性人格障害・非行等の問題行動 ⑥虐待(種類と内容) <予習>非行は何故起きるのか、自分の考えをまとめる。(A4版レポート用紙2枚程度) <復習>保育者・教育者としてどう対応するか皆の意見も取り入れ視野を広げる。 【こどもの心の健康とその課題】 ⑦発達障害(精神遅滞・広汎性発達障害・ADHD・学習障害)の特徴と障害があるこどもへの支援およびその集団への援助 <予習> 実習にも活用できるように、一覧表を作成する。(自分で工夫してみる) <復習>他の科目と照らし合わせながらまとめる。 準備学習・事後学習 こどもの保健は全般的に解剖・生理学の学習が基礎となっている。また、小児栄養や保育の授業内容と重なる部分が多いため、 予習・復習を充分行い臨む事。必要時、知識の確認のため、小テストを実施する事もある。 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 60 筆記試験を実施 定期試験 「学習要点レポート」・「事前学習」提出(30%)授業態度・意欲(10%) 定期試験以外(授業内の課 40 題・参加度・出席態度等) その他 0 子どもの保健Ⅰ 佐藤益子編著 ななみ書房 教科書 参考文献 履修条件 留意事項等 よくわかる子どもの保健 第2版 竹内義博・大矢紀昭編 ミネルヴァ書房 よくわかる発達心理学 無藤 隆・岡本祐子・大坪治彦編 ミネルヴァ書房 子どもの保健Ⅰ―心身の発達・健康と安全―山崎知克編著 建帛社 わかりやすい子どもの保健 保育士資格を取得するための必修科目である。 - 65 - 西村昂三編著 同文書院 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10362011 教員氏名 授業の概要 到達目標 単位 2.0 こどもの保健Ⅰ-2 配当年次 2 開講期 後期 工藤 恭子 こどもの保健Ⅰ-1で学んだ知識を基礎として、より具体的な保健活動を学ぶ事が目的である。内容として、心身の健康障害の予防、異常の 早期発見、健康の保持・増進のために、こどもの健康状態の把握の視点、こどもの疾病とその予防及び看護の視点、保育における環境・衛 生及び安全管理を学習し、実際に保育施設ではどのようにこどもの心身の健康に対応しているかを学び、実習においても関心を寄せる事が できるよう心構えを構築する事を目指す。 1.こどもの疾病とその予防法及び適切な対応(看護を含む)を理解できる。 2.こどもの精神保健とその課題について理解できる。 3.保育における環境・衛生管理・安全管理を理解できる。 4.施設におけるこどもの心身の健康・安全の実施体制を理解できる。 授業計画 1 誕生死を体験して思う事】 ・・・講話約60分 ①実際に誕生死を体験した母親に講話をして頂き、「生命の尊重」について考える。 ②講話終了後、質問コーナーを設ける。 ③授業終了後感想文を書く。保育者としてどう関わるか、各自考える機会とする。 <予習>誕生死とは何か調べる。(夏休みの宿題を仕上げる) <復習>グリーフケアについて調べる。 2 【保育の現場でよくある疾患…感染症 】 ①ウイルス感染(麻疹・風疹・水痘・流行性耳下腺炎・突発性発疹・伝染性紅斑・手足口病・ヘルパンギーナ・日本脳炎・インフルエン ザ・アデノウイルス感染症) ★予防接種についても触れる。 <予習>感染症の発疹の違いを調べる。 <復習>予防接種の方法を振り返る。 3 【保育の現場でよくある疾患…感染症 】 ②細菌感染(扁桃炎・溶連菌感染症・破傷風・乳児ボツリヌス・マイコプラズマ感染症・クラミジア感染症) ③寄生虫(ぎょう虫症・回虫症) <予習>扁桃の解剖図、マイコプラズマ肺炎について調べる。 <復習>異常の早期発見のポイントをまとめる。 4 【保育の現場でよくある疾患…先天異常 】 ①先天異常とは ②遺伝子病 ③染色体異常(ダウン症・ターナー症候群)④外因・環境要因による先天異常(子宮内感染症・薬物・化学 物質による胎児への影響) ※飲酒・喫煙の影響についても触れる。 <予習>ダウン症について事前学習する。 <復習>他の教科との照らし合わせをする。 5 【保育の現場でよくある疾患…アレルギー性疾患】 ①アトピー体質 ②気管支喘息 ③アトピー性皮膚炎 ④食物アレルギー⑤川崎病 <予習>気管支喘息について調べる。 <復習>特徴を一覧表にする。 6 【保育の現場でよくある疾患…消化器疾患】 ①肥厚性幽門狭窄症 ②腸重積 ③そ径ヘルニア ④虫垂炎 ⑤食中毒⑥ウイルス性胃腸炎 【保育の現場でよくある疾患…呼吸器疾患】 ①かぜ症候群とインフルエンザ ②クループ症候群 ③細気管支炎 <予習>ノロウイルスとロタウイルスの違いを調べる。 <復習>呼吸器疾患の違いを一覧表にする。 7 【保育の現場でよくある疾患…循環器疾患】 ①先天性心疾患 ②不整脈 【保育の現場でよくある疾患…血液系の疾患】 ①貧血 ②白血病 ※疾患を早期に発見できる視点を持てるよう学習する。 <予習>心臓の解剖図を書く。血液の成分と働きを調べる。 <復習>特徴を一覧表にする。 8 【保育の現場でよくある疾患…神経系疾患】 ①髄膜炎・脳炎 ②脳性麻痺 ③けいれん性疾患(熱性けいれん・てんかん等) 【保育の現場でよくある疾患…泌尿器・生殖器疾患】 ①尿路感染症 ②停留精巣 ③包茎 ④急性糸球体腎炎 ⑤ネフローゼ症候群 <予習>脳の解剖図、脳性麻痺について調べる。 <復習>特徴を一覧表にする。 9 【保育の現場でよくある疾患…皮膚・眼・耳の疾患 】 ①水いぼ ②とびひ ③おむつかぶれ ④近視・遠視・乱視・弱視 ⑤急性中耳炎 ⑥滲出性中耳炎 【保育の現場でよくある疾患…整形外科の疾患 】 ①成長痛 ②O脚・X脚 ③股関節脱臼 ④側彎症 <予習>目の解剖図、近視・遠視・乱視・弱視について調べる。 <復習>異常の早期発見のポイントをまとめる。 10 【保育の現場でよくある疾患…内分泌・代謝性疾患疾患 】 ①低身長 ②糖尿病 ③甲状腺機能低下症 ④小児期の肥満 ⑤周期性嘔吐症 ⑥先天性代謝異常症 【ペットからの感染】【乳幼児突然死症候群】 <予習>乳幼児突然死症候群はいつ頃から発症したのか? <復習>保育士としての注意事項をまとめる。 11 【保育の環境整備と保健 】①保育環境の意義 ②保育環境としての保健的環境➂保健活動及びその展開➂保育環境の課題⑥衛生管理(保育 室・乳児室・午睡室・園庭・プール他) <予習>自分が通った幼稚園・保育園の環境を振り返る。 <復習>望ましい環境を考える。 12 13 【保育現場の事故防止と安全対策 】 ①「あっ、あぶない」のビデオ鑑賞(約25分)②年齢別死亡原因(第1~4位)・国際比較 ③事故の背景と内容・・・事故の発生頻度・子 どもに多い事故・発達段階からみた事故の傾向・傷害の程度・事故の発生場所 ②事故の具体例を出しながら説明する。 <予習>幼少時、どのような事故にあったかをまとめる。 <復習>事故防止方法を考える。 【保育現場の事故防止と安全対策 】 ①保育所での事故・・・事故に関わる要因 ②事故防止と安全対策・・・事故の潜在的要因 ③保育現場の危機管理・・・危機管理を構成する要素・危機発生時の対応・活動評価と再発防止 <予習>自分の育った幼稚園・保育園での事故をまとめる。 <復習>起きやすい場所を整理する。 14 【施設実習の準備 】グループワーク ①手洗い・うがいの仕方・歯磨き(仕上げ)の仕方・おむつ交換・抱き方②手洗いについては、手洗いチェッカーを使用し、自分の手の汚 染度チェック。③うがいは自分で、歯磨きの仕上げはペアになり行う。④おむつ交換・抱き方は人形で行う。 ★歯ブラシ持参 <予習>自分のやり方を振り返る。 <復習>今後の生活の改善点を明確にする。 15 【健康及び安全の実施体制 】 ①職員間の連携及び他職種との協働 ②母子保健対策と保育(健康診査と保健指導・療養援護・こどもの心の診療拠点病院機構推進事業・ 病児・病後児保育事業 ③家庭・専門機関・地域との連携 <予習>病児・病後児保育とは何かを調べる。 準備学習・事後学習 こどもの保健は全般的に解剖・生理学の学習が基礎となっている。また、小児栄養や保育の授業内容と重なる部分が多いため、 復習・予習を充分行い臨む事。必要時、知識の確認のため、小テストを実施する事もある。 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 60 筆記試験を実施 定期試験 「学習要点レポート」・「事前学習」提出30%,授業態度・意欲10% 定期試験以外(授業内の課 40 題・参加度・出席態度等) その他 0 子どもの保健Ⅰ 佐藤益子編著 ななみ書房 教科書 参考文献 履修条件 留意事項等 「新 子どもの事故防止マニュアル」田中哲郎著 診断と治療社 子どもの病気ホームケアガイド第4版 日本外来小児科学会編著 医歯薬出版株式会社 保育士資格を取得するための必修科目である。 - 66 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10364011 教員氏名 授業の概要 到達目標 単位 1.0 こどもの保健Ⅱ 配当年次 3 開講期 前期 工藤 恭子 こどもの保健Ⅰ-1,2で学んだ知識を、実践に結びつけるためのより具体的な技術の習得が目的である。内容として、健康・安全に対する保 健計画の立案と評価、健康増進や心身の発育・発達を促す保健活動、疾病の予防及び適切な対応、救急時の対応や事故防止・安全管理、心 とからだの健康問題と地域保健活動等、個人から集団へ、家庭から地域社会へと視野を広げながら学習する事により、保育者としての職業 意識を形成する事を目指す。 1.子どもの健康及び安全に係る保健活動の計画と評価について理解できる。 2.子どもの健康増進及び心身の発育・発達を促す保健活動や環境を考える事ができる。 3.子どもの疾病を理解し、適切な対応ができる。 4.事故防止・救急時の適切な対応・適切な看護・安全及び危機管理ができる。 5.心とからだの健康問題を理解し、地域保健活動との関連を理解できる。 授業計画 1 2 【オリエンテーション】 ①演習科目である事・授業概要及び到達目標・学習の仕方・評価方法について説明する。(約15分) ②保健活動の計画と評価➂健康診断の活用④来週の授業の準備(身体測定と評価、視力測定、バイタルサインの測定について予習と復習を行 う) 【子どもの健康状態および発育・発達状態の把握】 ①身体計測と評価・・・身長・体重・頭囲・胸囲・大泉門の測定。②視力・聴力検査・・・視力は実際に学生同士で測定。 ➂体温・脈拍・呼吸・血圧測定。 <予習>こどもの保健Ⅰの学習内容を復習して授業に臨む。先週配布されたプリントに必ず目を通し臨む。 <復習>測定で困難を感じた部分を整理し、実践する。 3 【子どもの生活習慣と心身の健康―睡眠・排泄のしつけ】 ①睡眠の意義 ②保育所における睡眠の援助・・・保護者・看護者との連携 ③排泄の自立 ④乳幼児期の援助・・・排泄後の清潔・夜尿 への対応・個人の欲求をどう満たしていくか。 <予習>自分の幼少時の体験をまとめる。何故昔の子どもはおむつ離れが早かったのか?をA4一枚にまとめる。 <復習>実習に活用できるよう要点をまとめる。 4 【乳幼児の養護・・・おんぶの仕方】・・・実験(グループ活動) ①数種類のおんぶひもを体験する。(最新のおんぶ紐も使用して)②階段昇降・手洗い・トイレ(排泄時の姿勢)等日常生活の体験をし、 長所・短所を明確にする。【衣服・靴と健康】・・・実物やプリント参照 <予習>育児中の母親を観察する。また、幼少期の体験を家族に聞きA4一枚にまとめる。 <復習>おんぶの練習を各自行う。 5 6 【乳幼児の養護・・・身体の清潔・沐浴】母性・小児看護学実習室にて(エプロン・上靴着用) ①4~5名一組のグループを構成し、2名ずつペアになり、立位か座位かを選択。②衣服の着脱・おむつ交換・抱っこの方法も含め、デモを行 う。 ③実践・・・約45分 ④座位と立位の違いを話し合う。⑤後片付け・レポートのまとめ <予習>資料を配布するので熟読して授業に臨む事。<復習>座位と立位の比較をまとめる。 【感染予防対策・清潔習慣・・・手洗い・うがい・歯磨き】・・・実験 ①手洗い・・・こどもの保健Ⅰ-2で実施時の汚染場所を復習し、意識的に手を洗い、チェッカーで確認する。(消毒液) ②うがい・・・年齢によるうがいの方法を確認し、実践する。③歯垢染色液を使用し、自分の汚染状況を把握する。 <予習>普段の自分の歯磨きを振り返る。(回数・時間等)<復習>実習で活用できるよう資料としてまとめる。 7 【保健における養護と教育の一体性―健康教育の実践】 ①離乳食を食べている子どもの例・・・何が大切か話し合う。②健康教育のテーマ決定・・・歯磨き・手洗い・排泄・睡眠・衣服の着脱・ 事故の安全教育の中から選択する。③指導計画立案・・・指導目標・方法(対象年齢の明確化)・必要物品 ④製作 <予習>健康教育とは何か、配慮点についてA4一枚にまとめる。<復習>指導案を見直し修正する。 8 【保健における養護と教育の一体性―健康教育の実践】・・・グループ活動(7~8名で構成) ①健康教育の発表・・・8グループなので、一グループ7分以内で発表する。(約60分) ②各グループの良かった点を言い合おう。(フリートーク) <予習>各グループのテーマに関心を持ち、評価基準を持ちながら発表を聞く。 <復習>実習に活用できる他者の良い点を明確化する。 9 10 11 【保育における看護】 ①発熱②咳・鼻汁③嘔吐④下痢⑤脱水⑥腹痛⑦便秘⑧発疹⑨頭痛⑩けいれん⑪排尿痛のいづれかの症状が現れている症例について、病名を 予測し、その症状に対する看護を考える。 8グループを形成し、どの症例にするか決定したのち、各自レポートしてきた内容を仕上げ、発表する。 <予習>今まで自分が経験した症状と対応について振り返る。<復習>似たような症状の判別法を整理する。 【子どもに起きやすい事故の応急処置】 ①適切な体位・・・どの症状の時にどのような体位にすると良いか(人形でデモンストレーション)②止血法・・・直接圧迫・間接圧迫 ③切り傷・刺し傷・咬み傷・すり傷・はさんだ傷・つぶれた傷・打撲傷への対処 ④頭部外傷・熱傷・低温障害・熱中症・脳貧血・異物時 の対応 <予習>幼少時起きた事故と対応を振り返る。<復習>全ての項目において各自練習を行う。 【子どもに起きやすい事故の応急処置】 ①突き指・捻挫・脱臼・骨折の比較と対応 ②鼻出血の対応・・・鼻栓作り ③三角巾の使用方法(骨折を仮定して)・包帯の巻き方の実践を行う。 <予習>鼻中隔の解剖を書く・包帯の巻き方の種類をA4一枚にまとめる。<復習>各自練習を行い、実践できるようにする。 12 【子どもの手当てと与薬・罨法】 ①湯たんぽ・氷枕・氷嚢の使用・・・教員がデモンストレーション後、グループで氷枕作成を行う。 ②与 薬・・・水薬・散薬・座薬・塗布薬・貼り薬・点眼薬・錠剤,カプセル・・・オブラート与薬用ゼリーの試食 <予習>薬の保存方法についてA4一枚にまとめる。<復習>家庭においても実践してみる。 13 【子どもの救急法】 ①子どもの一次救命処置・・・心肺蘇生法・AED(小児救急ダミー2台・AED訓練1台を使用して訓練) ②気道異物の除去・・・背部叩打法・ハイムリック法の実践(ベビーアンを使用して訓練) <予習>事前に教科書を熟読する。<復習>用具を貸し出すのでいつでも練習すること。 14 【保育設備の衛生管理】 ①保育室・・・採光・温度・湿度(温湿度計)・騒音・空気のよごれ・おもちゃの衛生・吐物の処理(吐物処理キットで実験)②設備の衛 生・・・手洗い場・歯ブラシ・歯磨きコップ・トイレ・おむつ交換台・園庭・砂場・遊具・動物小屋・プール・調理室・調乳室・飲水【環 境安全】・・・保育所での安全教育実践方法をまとめる。 <予習>事前に教科書を熟読する。<復習>消毒液の計算ができるようにする。 【心とからだの健康づくりと地域保健活動】 ①地域の人たちによる育児・家庭支援 ②医療・保健センターのネットワーク ③相談体制 ④保育所・児童福祉施設による育児・家庭支 15 援 ⑤学校保健 ⑥病児・病後児保育・・・DVD第1巻鑑賞(約40分) <予習>教科書の中から興味のある事項についてA4一枚にまとめる。<復習>保育士の役割についてまとめる。 こどもの保健Ⅰ-1・2で学習した内容の復習も兼ねているので、予習・復習をしっかり行い授業を受ける事。 準備学習・事後学習 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 0 定期試験 毎回の学習要点レポート30% 定期試験以外(授業内の課 100 題・参加度・出席態度等) その他 0 子どもの保健Ⅱ 佐藤益子編著 ななみ書房 教科書 参考文献 履修条件 留意事項等 予習レポート30% 演習参加態度・意欲40% お母さんに伝えたい 子どもの病気ホームケアガイド 日本外来小児科学会編著 医歯薬出版株式会社 子どもの保健演習 大西文子編著 中山書店 保育士資格を取得するための必修科目である。 - 67 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10354011 教員氏名 単位 1.0 こどもの食と栄養I 配当年次 1 開講期 前期 松本 洋子 子どもの健やかな心身の成長には、健やかな生活の基本としての食生活が重要になる。食生活の意義を理解し、栄養に関する基本的な知識 の習得が必要となる。食育基本法から、子どもの食生活の現状と課題を学び、栄養に関する基礎知識として栄養素の種類やその働き、食事 摂取基準を学ぶ。子どもの発育・発達に応じた乳児期・幼児期・学童期の食生活を学び、生涯の健やかな心身の基本として子どもの食生活 を中心とする生活環境にあることを理解する。 授業の概要 到達目標 ・小児期にとって、食生活のあり方や栄養素の摂取は、心身の成長に影響を与えることが理解できるようになる。 ・小児栄養に関する基礎的な知識を持つことができる。 ・小児期に関わる専門職への認識を高め、自己の食生活を振り返えり、見直すことができる。 ・食育基本法にある、生涯にわたって健全な心と身体を培い豊かな人間性をはぐくんでいく基礎となるものが理解できるようになる。 授業計画 1 オリエンテーション (準備)「日本型食生活」について調べる 小児の栄養と食生活の意義 (事後)ワークシートを活用し、まとめること ・日本人の食生活の現状と世界の子どもの栄養問題について学ぶ 2 食育の基本 ・食育基本法の食育推進基本計画について学ぶ ・発育・発達に応じた育てたい“食べる力”を理解する 3 栄養に関する基礎知識(1) (準備)「栄養の定義」について調べる 栄養を摂るとは? (事後)「健康なからだをつくる食事」についてレポート作成 ・栄養生理、エネルギー代謝、炭水化物、脂質、たんぱく質の重要性を理解する 4 (準備)「食育基本法」について調べる (事後)ワークシートを活用し、まとめること 栄養に関する基礎知識(2) (準備)教科書「栄養に関する基礎的知識」を読んでおく 五大栄養素ついて (事後)「わたしたちのからだと健康」についてレポート作成 ・栄養生理、エネルギー代謝、ビタミン、ミネラル、水分代謝の重要性を理解する 食品群(3色食品群、6つの基礎食品 )について 5 栄養に関する基礎知識(3) (準備)食品成分表(資料編)「日本人の食事摂取基準」を読んでおく 日本人の食事摂取基準[2015年版] (事後)ワークシートを活用し、まとめること ・食事摂取基準を学ぶ 6 栄養に関する基礎知識(4) (準備)教科書「日本人の食事摂取基準」を読んでおく 日本人の食事摂取基準[2015年版] (事後)授業で示す、課題レポートを作成 ・対象者に合った基準値を理解する 7 栄養に関する基礎知識(5) (準備)自身の食事内容1日分を記録する 食事構成について (事後)授業で示す、課題レポートを作成 ・食事バランスガイドから、自己の食事バランスをチェックする 8 妊娠・授乳期の栄養特性 (準備)「妊産婦のための食生活指針」について調べる ・妊娠期の栄養と授乳期の栄養の必要性を理解する (事後)「妊娠期におこる疾病」についてレポート作成 ・胎児の成長と栄養について学ぶ 9 乳児期の栄養特性 (準備)教科書「子どもの発育・発達と食生活 §2」を読んでおく ・乳児期の成長と食生活について学ぶ (事後)授業で示す、課題レポートを作成 ・乳汁栄養、離乳栄養の必要性を理解する 10 幼児期の栄養特性 (準備)教科書「幼児期の心身の発達と食生活§1」を読んでおく ・幼児期の成長と栄養について学ぶ (事後)「育ち育てる子育て」についてレポート作成 ・幼児期の心の発達と栄養の関わりを理解する 11 学童期の栄養特性 (準備)教科書「学童期・思春期の心身の発達と食生活」を読んでおく ・学童期の心身の成長と栄養について学ぶ (事後)授業で示す、課題レポートを作成 ・学童期の食行動の肥満とやせについて理解する 12 思春期の栄養特性 (準備)教科書「学童期・思春期の心身の発達と食生活」を読んでおく ・思春期の心身の成長と栄養について学ぶ (事後)授業で示す、課題レポートを作成 ・思春期の食行動の肥満とやせについて理解する 13 14 15 発達・加齢と食生活 (準備)教科書「生涯発達と食生活」を読んでおく ・摂食・嚥下機能障がいについて学ぶ (事後)「嚥下食」についてレポート作成 特別な配慮を要する子ども食と栄養 (準備)教科書「食物アレルギーのある子どもへの対応」を読んでおく 食物アレルギーのある子どもへの対応 (事後)「アトピー皮膚炎と食物アレルギーとの関係」についてレポート作成 ・食物アレルギーについて学ぶ 授業のまとめ (準備)第1~14回分の未・再提出レポートを作成 (事後)第1~14回分のレポートを見直しておく 毎回示す準備学習・事後学習をおこなうこと. 準備学習・事後学習 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 50% 定期試験(問題紙による試験) 定期試験 課題レポートなどの学修態度40%、授業の出席態度10% 定期試験以外(授業内の課 50% 題・参加度・出席態度等) その他 0% 特にありません 子育て・子育ちを支援する 子どもの食と栄養/堤ちはる・土井正子編著/萌文書林、七訂食品成分表2016/香川芳子 監修/女子栄養大学 出版部 教科書 日本人の食事摂取基準[2015年版]/厚生労働省/第一出版 参考文献 履修条件 留意事項等 学習内容は、後期科目「こどもの食と栄養Ⅱ」に引き継がれます。 - 68 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10355011 教員氏名 単位 1.0 こどもの食と栄養II 配当年次 1 開講期 後期 松本 洋子、古郡 曜子 保育者として、食育の実際に必要な基本を学ぶ.食育の基本とその内容、食育を推進するため地域の関連機関や施設職員間の連携、食生活指 導及び食を通した保護者への支援などを学ぶ.家庭と児童福祉施設が栄養の連携を深めることで、子どもの健やかな心身の成長が育まれるこ とを理解する.更に、特別な配慮を必要とする子どもの食と栄養についても対応ができる力をつける. 授業の概要 到達目標 ・食と栄養の連携を深めることで、子どもの健やかな心身の成長が育まれることを理解できる ・食育の演習・実習をグループで取り組むことができる ・食育推進の重要性が理解できる ・食べることを楽しみながら、実践活動ができる 授業計画 1 ガイダンス(松本) (準備)教科書「10章 家庭や児童福祉施設における食事と栄養 §1」を読んでおく 児童福祉施設における食生活 (事後)授業で示す、課題レポートを作成 ・食生活の基本と給食の基本方針を理解する ・児童福祉施設における実際の食生活と望まれる保育者の対応について理解する 2 食育・栄養と保育1(松本) (準備)教科書「5章 乳児期の授乳・離乳の意義と食生活 §2」を読んでおく 乳児期の成長・発育と食生活 (事後)「乳児の運動発達と食べる機能発達」についてレポートを作成 ・新生児、乳児の心身の成長と発達を理解する ・乳汁栄養の方法、調乳について学ぶ 3 4 食育・栄養と保育2(松本) (準備)教科書「2章 子どもの発育・発達と食生活 §3」を読んでおく 食べる機能の発達と成長 (事後)「乳児の食べる機能発達と成長・発育」についてレポートを作成 ・離乳食の意義についてグループで話し合う 食育・栄養と保育3(松本・ 古郡) (準備)教科書「5章 乳児期の授乳・離乳の意義と食生活 §4」を読んでおく 調乳法、離乳食の実践 (事後)授業で示す、課題レポートを作成 ・調乳、洗浄、消毒を体験し理解する ・ベビーフードの試食を通して、離乳食の形状や味について説明できる ※調理室で授業を行う 5 保育所給食1(松本) (準備)教科書「6章 幼児期の心身の発達と食生活 §2と§3」を読んでおく 保育所給食の役割と意義 (事後)授業で示す、課題レポートを作成 ・保育所給食の献立を考えられる 6 保育所給食2(松本) (準備)教科書「10章 家庭や児童福祉施設における食事と栄養 §2」を読んでおく 保育施設に合う食事形態とは (事後)授業で示す、課題レポートを作成 ・保育所給食の献立を立てられる 7 保育所給食3(松本) (準備)幼児が好む食品と料理、嫌われる食品と料理を調べる 成長に合わせた幼児食の必要性 (事後)「楽しく食べる子(食べる力を育むために)」についてレポートを作成 ・偏食の対策についてグループで話し合う 8 保育所給食4(松本・古郡) (準備)教科書「10章 §2 4.保育所給食の実際」を読んでおく 給食の実際 (事後)授業で示す、課題レポートを作成 ・幼児に適した食事と間食を調理実習から学ぶ ※調理室で授業を行う 9 食育・栄養指導と保育1(松本) (準備)教科書「6章 幼児期の心身の発達と食生活 §4」を読んでおく 幼児に合った献立作成 (事後)授業で示す、課題レポートを作成 ・食品の選択、調理方法を理解する ・お弁当献立を考えられる 10 食育・栄養指導と保育2(松本) (準備)教科書「6章 幼児期の心身の発達と食生活 §5」を読んでおく バランスのよいお弁当献立 (事後)授業で示す、課題レポートを作成 ・食品の選択、調理法、喫食までに関する注意事項を学ぶ ・お弁当献立を立てられる 11 食育・栄養指導と保育3(松本) (準備)教科書「9章 食育の基本の内容 §6」を読んでおく 食に関する指導 (事後)授業で示す、課題レポートを作成 ・栄養と食支援について保護者との連携の必要性を理解する ・幼児期の食生活上の問題についてグループで話し合う 12 13 14 15 食育・栄養指導と保育4(松本・古郡) (準備)教科書「10章 §2 4.保育所給食の実際」を読んでおく お弁当の実際 (事後)授業で示す、課題レポートを作成 ・保育者の立場でお弁当の調理ができる ※調理室で授業を行う 小児期の疾病の特徴と食生活(松本) (準備)教科書「11章 疾病・体調不良の子どもへの対応 §3」を読んでおく ・糖尿病 について学ぶ (事後)「糖尿病 想定外のぜいたくとは」についてレポートを作成 特別な配慮を要する子どもの食(松本) (準備)教科書「11章 疾病・体調不良の子どもへの対応 §3」を読んでおく ・食物アレルギーについて理解する (事後)授業で示す、課題レポートを作成 授業のまとめ(松本) (準備)第1~14回分の未・再提出レポートを作成する (事後)第1~14回分のレポートを見直しておく 毎回示す準備学習・事後学習をおこなうこと 準備学習・事後学習 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 50 筆記試験(問題紙による試験) 定期試験 課題レポートなどの学修態度40%、授業の出席態度10% 定期試験以外(授業内の課 50 題・参加度・出席態度等) その他 0 特にありません 子育て・子育ちを支援する 子どもの食と栄養/堤ちはる 土井正子編著/萌林書林 七訂食品成分表 2016/香川芳子 監修/女子栄養大学出版部 教科書 なし 参考文献 履修条件 留意事項等 原則として「こどもの栄養Ⅰ」を修得していること 実習授業を数回行います.実習に適した身支度の準備を忘れずに臨むこと - 69 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10977011 教員氏名 授業の概要 到達目標 単位 2.0 家庭支援論 配当年次 2 開講期 前期 古郡 曜子 年々、少子化や母親の育児不安を背景に子育て支援の必要性が高まっており、子育て家庭への支援は親子への対応だけではなく社会のあり 方を考える方向に進んでいる。今日の家族・家庭には、保護者と子どもとの密接な関係がとりにくいなど、子育てについての課題が顕在化 してきた。また社会の不安定状況を反映して、家族の維持困難のケースへの対処も求められる保育者として、子どもの育ちを積極的に援助 しつつ、保護者や家族への思いやりのある対応の方法を学び、社会の最小単位としての家庭生活が健全に行われることを目指す家庭支援の 在り方を考えていく。 今日の家族・家庭には、保護者と子どもとの密接な関係がとりにくいなど、子育て・子育ちについての課題を知る。社会の不安定状況を反 映して、家族の維持困難のケースへの対処も考えて,家庭支援を実践することができるようになる。 幼児の保育に携わるものだからこそ成し得る、子どもの育ちの積極的な面を生かしての、保護者や家族への思いやりのあるかかわり方がわ かり、社会の最小単位としての家族の自立が促されることを信じて取り組む保育の在り方を基本とした家庭支援ができる。 授業計画 1 「「家族・家庭とは」 現代家族の機能と家庭・家族の定義について再確認して理解を深める。子育て支援の基本を考え、家庭支援の目的と必要性を理解する。 を考える。社会問題としての少子化対策としての保育を理解し、家庭や地域への貢献の視点を持つ。 これまでの子育ての歴史と子育てに関する多様な事柄を知る。 事前:教科書P.1~11を読む 事後:身近な家族の様子を学んだことをもとに観察する 2 「「子どもを取り巻く社会環境」 家族をシステムとしてとらえ、多様な子育てスタイルを理解して子どもを育てる機能を社会の重要な部分であることを理解する。 家庭支援と養護性の関係を考え、現代の家庭・家族の多様性と人々の価値観の多様性を理解する家族のライフサイクルを理解する。 事前:教科書P.12~30を読む 事後:家族のライフサイクルと価値観の多様性について、事例を探す 3 「家庭支援の視点」 育児不安、育児ストレスと親になっていくプロセスを知る。 家庭支援のための制度をと子育て支援の施設・機関を知る。 親の子どもへの教育期待を知る。保育しに期待される役割と基本的な支援を理解する。 事前:教科書P.31~54を読む 事後:育児不安について新聞、SNSなどから、事例を知る 4 「子育て支援サービスの意義と実際」 ソーシャルサポートの基本を理解する。保育サービスに対する相談機関を理解する。育児不安への理解を深める。 VTR「子育て支援センター」を視聴し、役割を理解する。 事前:教科書P.55~65を読む 事後:札幌市、恵庭市などの子育て支援サービスを調べる 5 「「子育て支援の実際」 子ども家庭福祉の考え方を理解する。待機児童問題を理解する。保護者理解へと発展させる。 認定こども園・家庭的保育を理解する。 VTR「認定こども園」・「家庭的保育」を視聴し、役割を理解する。 事前:教科書P.66~90を読む 事後:恵庭市、札幌市の認定こども園について調べる 6 「保育の場における日常的な家庭支援」 日常的な保育での課題を知る。ひとり親家庭への支援、障がい児とともにある家庭への支援を理解する。 保育士としての役割を理解する。 事前:1年次に学んだ「障がい」に関する科目内容を復習する 事後:教科書P.91~126 を読みなおす 7 地域子育て支援活動における家庭支援」 児童福祉施設における家庭支援の視点と方法を理解する。 保育福祉専門機関、母子保健・医療専門機関、教育機関、企業との連携を理解する。 保育士の専門性を考える。 事前:1年次に学んだ「保育者論~保育者の使命とは」を復習する 事後:教科書P.127~146を読み直す 8 「「現代家族の実情」 新聞、雑誌、書籍などから家族の実情についてグループごとに調べてきたことを整理する。 『家族としての肯定的な内容と疑問視する内容、客観的な内容』の3視点に分ける。 事前:1~7回までの学習から現代家族の実情に関する情報を得ておく 事後:グループでの話し合いから自分の考えをまとめる 9 「「現代家族の実情の発表(A~Eグループ)」 新聞、雑誌、書籍などから家族の実情などを学生一人ひとりが自分で調べたことを発表する。 他の発表内容から、学んだことを明確にする。 レポートを提出する。 事前:発表の準備をする 事後:発表内容を考察し、自分の考えをまとめる 10 「現代家族の実情の発表(F~Jグループ)」 新聞、雑誌、書籍などから家族の実情などを学生一人ひとりが自分で調べたことを発表する。 他の発表内容から、学んだことを明確にする。 レポートを提出する。 事前:発表の準備をする 事後:発表内容を考察し、自分の考えをまとめる 11 「現代家族の実情の発表(K~Sグループ)」 新聞、雑誌、書籍などから家族の実情などを学生一人ひとりが自分で調べたことを発表する。 他の発表内容から、学んだことを明確にする。 事前:発表の準備をする 事後:発表内容を考察し、自分の考えをまとめる 12 「家庭生活と家庭支援」 子どもと親の成長を見つめ、援助する実際の対応を知る。家庭教育への理解を深める。 VTR「ほめ上手叱り上手」を視聴し、保育と家庭教育の違いと共通点を理解する。 事前:1年次に学んだ「保育者論~専門家としての保育者」を復習する 事後:教科書P.147~155を読見直す 13 「家庭支援のための実践方法」 ソーシャルワークの視点を持っての実践方法を知る。 保育現場でできる援助を考える。 VTR「保育における家族援助」を視聴し、実践方法を理解する。 事前:1年で学んだ「社会的養護」を復習する 事後:教科書P.156~162を読み直す 14 「家庭支援のための保育者としての心がけること」 カウンセリングマインドを保育者として理解する。共有・共感の重要性と日常の保育の重要性を理解する。 支援対象の守秘義務を十分に理解する。 VTR「保育相談支援」を視聴し、実践的な態度を理解する。 事前:教科書P.163~174を読む 事後:現在学んでいる「相談援助」との関連を考察する 15 「家庭支援論を学んでの考えをまとめる」 家庭支援に必要な知識と考えを習得したか。 これまで学んだことをふりかえり、小テストを通して確認し、自分の考えをまとめる。 準備学習・事後学習 教師からの質問に答えられるように教科書を事前に読んでおくこと。 第8・9回の授業のために新聞などの家庭や家族に関する記事を丁寧に読んでおくこと。 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 0 定期試験 発表レポート30%・ワークシー30%・小テスト40% 定期試験以外(授業内の課 100 題・参加度・出席態度等) その他 0 子どもと社会の未来を拓く家庭支援論 土谷みち子著 青踏社 2011年 教科書 参考文献 履修条件 留意事項等 シートブック 保育の現場で出会う 家庭支援論 家族の発達に目を向けて 村松和子 ほか編 建帛社 2010年 ワークシート・レポートの提出期限厳守 レポートの参考・引用文献を明確にすること - 70 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10878011 教員氏名 授業の概要 到達目標 単位 2.0 保育課程論 配当年次 1 開講期 後期 小田 進一 保育者は保育に臨み、一人ひとりの子どもの育ちを構想し、その子にふさわしい生活の実現を求めます。日々の保育の展開には、個々の子 どもの理解や子ども集団とのかかわり、人的物的環境構成や職員間の連携や保護者や地域社会の人々とのつながりなど多面的に検討し構成 しなければなりません。計画的に保育を構想する考え方と保育課程・指導計画の実際に触れるとともに、生活主体たる子どもに関わる保育 者自身の振り返りの重要性、自己評価についても考える。 保育課程編成の意味を知り、保育課程を実際に編成する際に基本的に知っておかなければならないことを学習する。次に保育課程を基にし た、保育計画や指導計画とのつながりについて学ぶ。こどもたちの育ちを支える意図的な保育姿勢を表現したものが保育の計画であること を学びとってもらうために、具体的な子どもの姿に接し、子どもの気持ちや要求を受け止め、子どもの体験につなげる関わりや環境整備を 構想する体験に結び付けたい。 授業計画 1 保育における計画の原理 1乳幼児教育の基本と保育の計画 2保育観の変遷 事前学習 幼稚園教育要領総説 保育所保育指針第4章に目を通しておく 事後学習 現在の保育観 の一つをさらに深める 2 保育の方法の原理 1 保育計画と方法の変遷 2 保育の計画・方法と実践の方向 事前学習 テキスト第1章の3を読んでおく 事後学習 計画と実践について、思うところを記録しておく 3 幼稚園・保育所等における保育の計画 1 幼稚園教育要領、保育所保育指針、幼保連携型認定こども園教育・保育要領と保育の計画 ☆検討事項 実践の反映 2 教育課程と保育課程 事前学習 教育課程等の情報収集をし授業参加 事後学習 実際の保育課程(例)の改訂してみる 4 幼稚園・保育所等における保育の計画2 1 幼児教育における指導計画 2 乳児及び3歳未満児における指導計画 事前学習 年齢ごとの発達の検討をつけておく 事後指導 多様な指導計画を取集する 5 長期指導計画の実際 1教育課程・保育課程等と指導計画の関連 2長期指導計画の種類と作成のポイント 3幼稚園における長期指導計画 4保育所における 長期指導計画 事前学習 幼稚園保育園の一年間の生活の流れを調べておく 事後指導 5歳児5月指導案の作成 6 短期指導計画の実際 1短期粗動計画の種類と作成のポイント 2幼児期の保育における短期の指導計画の作成 事前学習 テキストp75から86を読んでおく 事後指導 「前週のこどもの姿」をもとにして週案の立案 7 短期粗動計画の実際 1 3歳未満児の保育における短期指導計画の作成 2実習に向けた指導案の作成 事前学習 実習児童案作成のための「遊び」の準備 事後学習 前週の子供の姿 を例にしての指導案の作成 8 幼児教育における保育方法の基本 1子どもの発達 2乳幼児理解 事前学習 街中での乳幼児観察 事後指導 保育実践にとって重要事項を整理する 9 乳幼児における保育方法の基本2 1保育方法の基本 2保育者の専門性 事前学習 保育士の専門性について自分なりの意見を待てまとめておく 事後学習 自分の目指す保育士像を整理するについて考えてくる 事後学習 ある保育環境を更新するとしたらどのように取り組むか 10 環境を通して行う教育 1乳幼児期の教育・保育の基本と環境 2計画的な環境の構成 3環境の再構成 事前学習 環境の保育といわれる理由について考えてくる 事後学習 ある保育環境を更新するとしたらどのように取り組むか遊びと総合的な保育・指導 11 遊びと総合的な保育・指導 1乳幼児期のおける遊び 2生活や遊びを通しての総合的な保育 3遊びを育て、より意義のあるものにするために 事前学習 自分が幼児に提供できる遊びはあるか 事後学習 遊びについての認識の変化のまとめ業中の映像から学んだものを整理する 12 乳幼児期にふさわしい生活 1乳幼児期にふさわしい生活とは 2乳幼児期にふさわしい生活の中で育つもの 事前学習 依然取り組んだ、幼児観察を深める 事後学習 授業中の映像から学んだものを整理する 13 育ちあう保育の視点と方法 1友だちとの出会い 2教育、保育を一体としてとらえる試み 3障がいのある友達とともに 事前学習 保育士としての自分を意識してみる 事後学習 自己の課題の整理 14 15 ともに育ちあう保育の視点と方法2 1地域や家庭との連携 2異文化に触れて 3子育て支援と保育の方法 課題 前回同 より良い保育へ=評価 1保育における評価 日々の保育における評価 園全体の保育の質を他見るために 事前学習 保育を計画的に行うことの意義についてまとめておく 事後学習 保育実践することの困難について気付く 準備学習・事後学習 ・テキストによる下調べ ・講義ごとに、確認に為のための「計画等の作成」などの課題を与える 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 50 筆記試験 定期試験 授業内の課題 40 授業への参加態度10 定期試験以外(授業内の課 50 題・参加度・出席態度等) その他 0 「保育の計画と方法」小笠原圭 植田明編著 同文書院 教科書 「教育課程 保育課程論」河邉貴子編著 参考文献 履修条件 留意事項等 計画作成の技術習得には他教科の知識が基盤になることを認識して授業に臨むこと - 71 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10711011 教員氏名 単位 2.0 保育内容総論 配当年次 1 開講期 前期 美馬 正和 本科目は、子どもの健やかな発達のために、保育者は子どもの生活をどのようにとらえ、どう働きかければよいのかということを理解する ための教科である。保育目標と保育内容との関連、保育内容と小学校以上の教科内容とのとらえ方の違い、保育内容に含まれる養護的内容 と教育的内容、保育内容のとらえ方と保育方法との関連、これからの保育内容などについて学ぶ。子どもの心身の発達について理解してお くことが本科目の学習の基礎になる。 授業の概要 ・「保育の目標」、「子どもの発達」、「保育の内容」を関連づけて保育内容を理解する ・保育内容の歴史的変遷について学び、保育内容について理解する。 ・保育の多様な展開について具体的に学ぶ。 到達目標 授業計画 1 授業の概要 授業の進め方、こちらが望む授業態度、科目を通しての到達目標などを説明。 2 保育所保育指針に基づく保育の基本および保育内容の理解 ・保育所の役割、保育所における保育の内容について知る。 準備:テキストpp2-9を熟読する 事後:保育の基本および保育内容についてまとめておくこと 3 保育の全体構造と保育内容:養護にかかわる内容 ・「養護に関わるねらい及び内容」、「教育に関わるねらい及び内容」との関連について知る。 準備:テキストpp14-21を熟読する 事後:養護にかかわる内容についてまとめておくこと 4 保育の全体構造と保育内容:教育にかかわる内容 ・保育所における「教育について」、「領域」について、教育に関わる「ねらい」および「内容」について、保育の実施上の配慮事項につ いて知る。 準備:テキストpp26-35を熟読する 事後:教育にかかわる内容についてまとめておくこと 5 保育内容の歴史的変遷 ・保育所保育指針の歴史的変遷、児童福祉施設の設備及び運営に関する基準、「幼稚園と保育所との関係について」知る。 準備:テキストpp40-49を熟読する 事後:保育内容の歴史についてまとめておくこと 6 子どもの発達の特性と保育内容 ・乳幼児期における発達の特性、発達過程に応じた保育、発達過程に応じた保育内容と環境構成について知る。 準備:テキストpp54-63を熟読する 事後:子どもの発達の特性についてまとめておくこと 7 個と集団の発達と保育内容 ・個と集団の発達、発達過程と保育内容について知る。 準備:テキストpp68-75を熟読する 事後:個と集団の発達についてまとめておくこと 8 保育における観察と記録 ・保育における記録、保育における「観察」「観察方法」について知る。 準備:テキストpp80-87を熟読する 事後:観察と記録についてまとめておくこと 9 養護と教育が一体的に展開する保育 ・「養護と教育の一体的な展開」、「養護と教育が一体的に展開する保育」について知る。 準備:テキストpp92-99を熟読する 事後:保育における養護・教育についてまとめておくこと 10 環境を通して行う保育 ・環境を通して行う保育とは、保育の環境と保育士の役割について知る。 準備:テキストpp104-111を熟読する 事後:保育における環境についてまとめておくこと 11 遊びによる総合的な保育 ・乳幼児期の学びとしての遊び、乳幼児期の遊びの特徴について知る。 準備:テキストpp116-123を熟読する 事後:乳幼児にとっての遊びについてまとめておくこと 12 13 14 15 生活や発達の連続性に考慮した保育 ・保育課程とは何か、望ましい未来をつくり出す力の基礎=生活習慣の自立と保育課程、生活習慣の自立に向けた保護者との協働について 知る。 準備:テキストpp128-135を熟読する 事後:生活や発達の連続性についてまとめておくこと 家庭、地域、小学校等との連携をふまえた保育 ・家庭、地域、小学校等との連携の意義について知る。 準備:テキストpp140-149該当箇所を熟読する 事後:家庭等の連携についてまとめておくこと これまでの内容を踏まえて、対象年齢、時期、子どもの発達や状態考えて指導案を作成する。 準備:指導案作成に必要な文献など用意をしておく 事後:指導案を確認し模擬授業に向けて準備をすること まとめ:【模擬授業】これまでの内容を踏まえて作成した指導案を実施・自己評価をする。 準備:指導案を完成させ、模擬授業の準備をしておくこと 事後:模擬保育の反省をし、まとめておくこと 準備学習・事後学習 準備学習:テキストの熟読を授業までに取り組むこと。 事後学習:取り扱った内容をまとめておくこと 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 0 実施しない 定期試験 提出物 40%・授業・グループワークへの参加態度 30%・小テスト 30% 定期試験以外(授業内の課 100 題・参加度・出席態度等) その他 0 基本保育シリーズ 保育内容総論 / 石川昭義 松川恵子編集 / 中央法規 教科書 参考文献 履修条件 留意事項等 幼稚園教育要領解説 フレーベル館・保育所保育指針解説書 フレーベル館 保育・教育ネオシリーズ4「保育内容総論」編著 塩美佐枝 同文書院 自習(準備学習・復習)をして講義の内容を深く理解できるよう努力すること。 - 72 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10699011 教員氏名 単位 1.0 保育内容I健康1 配当年次 2 開講期 前期 平岡 英樹 「健康」という言葉は一般的であり、万人が目標とする状況ではあるが、実際に自分が非常に健康だと思っている人は少ない。なぜ少ない のか。健康とは何か、何をもって健康とするのか、健康の定義とは何かを考え、健康を維持・増進していくためには何が必要か、乳幼児期 から取り組むべき事・注意することは何かを学ぶ。 授業の概要 ①こどもの発育・発達、身体機能について理解を深める。 ②保育所・幼稚園で考えられる「健康」とは何かを学ぶ。 ③運動機能・能力の発達を理解し、様々な運動遊びの種類や工夫の仕方を学ぶとともに、実践的な知識を身に付ける。 到達目標 授業計画 1 健康についての認識 自分の健康観・他人の健康観を理解する 準備—自分の健康観を考えておくこと 事後—発表された他人の健康観をまとめておくこと 2 「健康」の定義 「健康」とは何かを理解する 準備—今までの健康の定義を調べておくこと 事後—今までの健康の定義と現在の健康の定義の違いをまとめておくこと 3 保育所保育指針、幼稚園教育要領 それぞれの違いや特徴を理解する 準備—保育所保育指針、幼稚園教育要領を事前に読んでおくこと 事後—小テストを実施するので復習をしておくこと 4 幼保連携型認定こども園教育・保育要領 保育所保育指針、幼稚園教育要領との違いや特徴を理解する 準備—幼保連携型認定こども園の特徴を調べておくこと 事後—幼保連携型認定こども園と保育園・幼稚園の違いをまとめておくこと 5 領域「健康」について 「ねらい」から考える 準備—領域「健康」の「ねらい」を読んでおくこと 事後—領域「健康」の「ねらい」を再度読み理解すること 6 領域「健康」について 「内容」から考える 準備—領域「健康」の「内容」を読んでおくこと 事後—領域「健康」の「内容」を再度読み理解すること 7 発育と発達について 人間の特徴、発育・発達を規定する要因、発育・発達の原理、特質を学ぶ 準備—発育と発達の違いについて調べておくこと 事後—発育と発達の違いについてよく理解しておくこと 8 形態の発育について① 体重、身長、発育評価 準備—こどもの平均身長・平均体重はどれくらいかを調べておくこと 事後—年齢別の平均身長・平均体重をまとめておくこと 9 形態の発育について② その他の形態の発育 準備—「その他」にはどのようなものがあるかを調べておくこと 事後—小テストを実施するので復習をしておくこと 10 機能の発達について① 循環機能、呼吸機能 準備—循環機能、呼吸機能にはどのようなものがあるか調べておくこと 事後—年齢別の発達状況をまとめておくこと 11 機能の発達について② 生理機能の発達 準備—生理機能とは何かを調べておくこと 事後—小テストを実施するので復習をしておくこと 12 運動機能の発達について 神経機能と運動機能との関係を学ぶ 準備—運動機能にはどのようなものがあるかを調べておくこと 事後—神経機能と運動機能との関係をまとめておくこと 13 運動能力について 基礎運動能力と反射の関係を知る 準備—基礎運動能力とはどのようなものかを調べておくこと 事後—年齢による基礎運動能力の違いをまとめておくこと 14 運動あそびの実際 様々な運動能力の関係と実際を学ぶ 準備—運動遊びにはどのようなものがあるかを調べておくこと 事後—年齢に適した運動遊びをまとめておくこと 15 まとめ 「健康Ⅰ」のまとめと復習 準備—前期14回分の資料に目を通しておくこと 事後—定期試験に向けて学習しておくこと 適宜指示します 準備学習・事後学習 成績評価の方法 区分 割合(%) 70 定期試験 定期試験以外(授業内の課 30 題・参加度・出席態度等) その他 0 指定しません 教科書 内容 100点満点中60点以上が合格の目安とする 平常点・授業内でのレポート・小テスト等 幼稚園教育要領・保育所保育指針、適宜プリントを配布します 参考文献 履修条件 留意事項等 講義はパワーポイントを使用するので、自分なりに工夫しノート等を作成しながら自分の考えをまとめ、文献検索を積極的に行って理 解を深めること。 講義中の私語、遅刻、飲食は厳禁です。また、講義中は携帯電話等、電子機器の電源はoffにすること。 - 73 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10700011 教員氏名 単位 1.0 保育内容I健康2 配当年次 2 開講期 後期 平岡 英樹 こどもの心身の発育・発達について理解すると共に、それらと日常生活や遊び(運動)がこどもの「健康」にどよように影響していくかを 学び、今後に活かすことのできる保育者を目指す。 授業の概要 ①こどもの健康に関する課題や問題点を理解する。 ②生活リズムの乱れや体力・運動能力の低下など健康に関わる今日的な問題について関心を持ち、各自が課題意識を持つことができる。 ③保育所・幼稚園での、安全管理と安全教育について理解し、予防方法を学ぶ。 到達目標 授業計画 1 ガイダンスと健康1の復習 準備—健康1の資料に目を通しておくこと 事後—課題を出すのでレポートを作成すること 2 こどもの健康な育ち 健康な育ち、こどもらしさとは何かを考える 準備—「こどもの健康な育ち」とは何かを自分なりに考えておくこと 事後—自分の考えと実際の内容を整理すること 3 こどもの健康課題 現代っ子の健康に係わる問題点は何かを知る 準備—現代っ子の健康に係わる問題点は何かを考えておくこと 事後—授業内容以外にも問題点は無いかを考えておくこと 4 こどもとディスプレイ機器 ディスプレイ機器がこどもに及ぼす影響について 準備—こどもとディスプレイ機器の現状を調べておくこと 事後—こどもとディスプレイ機器の現状について自分の考えをまとめておくこと 5 安全管理と安全教育 「リスク」と「ハザード」について学ぶ理解する 準備—「リスク」と「ハザード」の違いについて調べておくこと 事後—保育現場でのリスクとハザードについてまとめておくこと 6 応急処置について 簡単な応急処置の方法を学ぶ 準備—自分の知っている応急処置の方法をまとめておくこと 事後—小テストを実施するので復習をしておくこと 7 幼児の基本的生活習慣・生活リズムについて 生活習慣・生活リズムを考える 準備—幼児の基本的生活習慣・生活リズムとはどうのようなものかを考えておくこと 事後—自分の考えていることと実際の違いをまとめること 8 幼児の運動指針について 幼児の運動の内容・必要性について理解する 準備—「運動指針」につて事前に内容を調べておくこと 事後—小テストを実施するので復習をしておくこと 9 運動遊びを取り入れた指導案の作成と模擬保育の実施。 準備―作成に当たっての参考書・資料等を準備し、事前に内容を考えておくこと。 事後―模擬保育を振り返り、今後の実習等に活かすことが出来るようまとめておくこと。 10 「健康に関する発表」についての調査研究① 発表グループ・テーマの決定 準備—発表する内容について各自考えておくこと 事後—各自担当する部分をまとめておくこと 11 「健康に関する発表」についての調査研究② テーマに沿って内容を調査 準備—各自担当する部分の調査をしておくこと 事後—各自担当する部分をまとめておくこと 12 「健康に関する発表」についての調査研究③ 調査した内容をまとめる 準備—各自担当する部分の調査をしておくこと 事後—各自担当する部分をまとめておくこと 13 発表① グループごとに調査内容を発表 発表を聞き「健康」に関する内容を理解すること 準備—発表者は事前に練習しておくこと 事後—発表された内容をよく理解しておくこと 14 発表② グループごとに調査内容を発表 発表を聞き「健康」に関する内容を理解すること 準備—発表者は事前に練習しておくこと 事後—発表された内容をよく理解しておくこと 15 発表③まとめ グループごとに調査内容を発表 発表を聞き「健康」に関する内容を理解すること 準備—発表者は事前に練習しておくこと 事後—発表された内容をよく理解しておくこと、定期試験に向けて学習しておくこと 適宜指示します 準備学習・事後学習 成績評価の方法 区分 割合(%) 70 定期試験 定期試験以外(授業内の課 30 題・参加度・出席態度等) その他 0 指定しません 教科書 内容 100点満点中60点以上が合格の目安とする 平常点・授業内でのレポート・小テスト等 幼稚園教育要領・保育所保育指針、適宜プリントを配布します 参考文献 履修条件 留意事項等 講義はパワーポイントを使用するので、自分なりに工夫しノート等を作成しながら自分の考えをまとめ、文献検索を積極的に行って理 解を深めること。 講義中の私語、遅刻、飲食は厳禁です。また、講義中は携帯電話等、電子機器の電源はoffにすること。 - 74 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10701011 教員氏名 授業の概要 単位 1.0 保育内容II人間関係1 配当年次 1 開講期 前期 山口 宗兼 人間は、「社会的な動物」として、生れ落ちたときから人間関係のなかに生きている。子どもは自分を取り巻くさまざまな人間関係のなか でいろいろなものを学び、生きていく。人は人間関係なしでは生きていけない。人間関係について学び、考えてみよう。本講義では、人間 関係の発達の様相と、そこで必要とされる周囲の人々の援助的関わりについて論じていくこととする。 幼稚園教育要領において、領域「人間関係」は「他の人々と親しみ、支えあって生活するために、自立心を育て人とかかわる力を養う」と ある。そのように子どもを育成するためには、保育者は何をすべきかを理解し、実際に行動・実践できるかが到達目標である。 到達目標 授業計画 1 2 オリエンテーション(注意事項・講義のねらいなど) 渡された資料を理解し、次回からの授業準備などを怠らないこと。 領域「人間関係」とは ①幼稚園及び保育所等の保育の計画について理解する。②カリキュラムの特徴について理解する。③5領域ついて理解する。④領域「人間 関係」について理解する。 テキストの他、ワークシートやVTRなどを用いて具体的・実践的に学ぶ。 【事前学習】テキストは事前に熟読し、解らない語句などを調べておくこと。 【事後学習】返却された課題や小テストなどに必ず目を通し、復習を行うこと。 3 保育(教育)の基本と人間関係 ①個人内の能力における発達要求の矛盾と人間関係について理解する。②個人間の発達要求の矛盾と人間 関係について理解する。③社会的的矛盾について理解する。④幼稚園教育において幼児に身につけさせたい人間関係について理解する。 【事前学習】テキストは事前に熟読し、解らない語句などを調べておくこと。【事後学習】返却された課題や小テストなどに必ず目を通 し、復習を行うこと。 4 乳幼児の発達と人間関係 ①人的環境及び物的環境について理解する。②乳幼児を取り巻く人間関係と「人とのかかわり」について理解する。③「人とのかかわり」 の発達過程-乳児期-について理解する。④「人の世界」への関心-視覚・聴覚の発達-について理解する。【事前学習】テキストは事前 に熟読し、解らない語句などを調べておくこと。【事後学習】返却された課題や小テストなどに必ず目を通し、復習を行うこと。 5 乳幼児の発達と人間関係 ①「人とのかかわり」の発達過程-乳児期-について理解する。②笑顔と笑顔の相互作用-社会的微笑の意味- について理解する。③生後6か月までの乳幼児の遊びについて理解する。【事前学習】テキストは事前に熟読し、解らない語句などを調べ ておくこと。【事後学習】返却された課題や小テストなどに必ず目を通し、復習を行うこと。 6 乳幼児の発達と人間関係 ①「人とのかかわり」の発達過程-乳児期-について理解する。②前言語期から言語期への発達過程について理 解する。テキストの他、ワークシートやVTRなどを用いて具体的・実践的に学ぶ。【事前学習】テキストは事前に熟読し、解らない語句 などを調べておくこと。【事後学習】返却された課題や小テストなどに必ず目を通し、復習を行うこと。 7 乳幼児の発達と人間関係 ①「人とのかかわり」の発達過程-乳児期-について理解する。②愛着の発達について理解する。テキストの 他、ワークシートやVTRなどを用いて具体的・実践的に学ぶ。【事前学習】テキストは事前に熟読し、解らない語句などを調べておくこ と。【事後学習】返却された課題や小テストなどに必ず目を通し、復習を行うこと。 8 乳幼児の発達と人間関係 ①「人とのかかわり」の発達過程-幼児期-について理解する。②「つもり」の主体として外界とかかわること について理解する。テキストの他、ワークシートやVTRなどを用いて具体的・実践的に学ぶ。【事前学習】テキストは事前に熟読し、解 らない語句などを調べておくこと。【事後学習】返却された課題や小テストなどに必ず目を通し、復習を行うこと。 9 乳幼児の発達と人間関係 ①言葉によるコミュニケーションについて理解する。②自我の芽生えと自己主張の始まりについて理解する。テ キストの他、ワークシートやVTRなどを用いて具体的・実践的に学ぶ。【事前学習】テキストは事前に熟読し、解らない語句などを調べ ておくこと。【事後学習】返却された課題や小テストなどに必ず目を通し、復習を行うこと。 10 乳幼児の発達と人間関係 ①愛着の対象の広がりについて理解する。②トラブルと仲間関係について理解する。③協同的学び」と自己調整 について理解する。テキストの他、ワークシートやVTRなどを用いて具体的・実践的に学ぶ。 【事前学習】テキストは事前に熟読し、解らない語句などを調べておくこと。【事後学習】返却された課題や小テストなどに必ず目を通 し、復習を行うこと。 11 教育における領域人間関係 ①幼児期の発達課題と領域「人間関係」について理解する。②領域「人間関係」のねらい、内容、内容の取り 扱いについて理解する。テキストの他、ワークシートやVTRなどを用いて具体的・実践的に学ぶ。【事前学習】テキストは事前に熟読 し、解らない語句などを調べておくこと。【事後学習】返却された課題や小テストなどに必ず目を通し、復習を行うこと。 12 保育における領域人間関係 ①乳幼児期の発達課題と領域「人間関係」について理解する。②領域「人間関係」のねらい、内容、内容の取 り扱いについて理解する。テキストの他、ワークシートやVTRなどを用いて具体的・実践的に学ぶ。【事前学習】テキストは事前に熟読 し、解らない語句などを調べておくこと。【事後学習】返却された課題や小テストなどに必ず目を通し、復習を行うこと。 13 将来を見通した統合(教育)保育の充実を考える ①統合(教育)保育の意義と課題を理解する。②インテグレーションとインクルージョ ンを理解する。③障がいのある子どもの指導計画における留意点ついて理解する。【事前学習】テキストは事前に熟読し、解らない語句な どを調べておくこと。【事後学習】返却された課題や小テストなどに必ず目を通し、復習を行うこと。 14 人間関係を踏まえた幼稚園(保育所)のあり方 ①フレーベルを理解する。②教育(保育)目的、活動、形態、環境を理解する。③適切な 幼稚園(保育所)のあり方を理解する。テキストの他、ワークシートやVTRなどを用いて具体的・実践的に学ぶ。【事前学習】テキスト は事前に熟読し、解らない語句などを調べておくこと。【事後学習】返却された課題や小テストなどに必ず目を通し、復習を行うこと。 15 授業のまとめ 定期試験に向けて、テキスト・資料・返却された課題・小テストなどに必ず目を通し、復習を行うこと。 準備学習・事後学習 ・テキストは事前に熟読し、解らない語句などを調べておくこと。 ・返却された課題や小テストなどに必ず目を通し、復習を行うこと。 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 40 定期試験は筆記による試験を実施する 定期試験 小テスト・提出物 60% 定期試験以外(授業内の課 60 題・参加度・出席態度等) その他 0 『保育・教育ネオシリーズ17 保育内容・人間関係』岸井他監修,同文書院。 『新版 遊びの指導』同文書院。 教科書 参考文献 履修条件 留意事項等 森上史郎監修『最新保育資料集2016』ミネルヴァ書房,2016年4月発行予定 ※『幼稚園教育要領』『保育所保育指針』の部分を使用します。 資格・免許取得に関わらずこども発達学科1年生は必ず履修すること。 - 75 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10702011 教員氏名 単位 1.0 保育内容II人間関係2 配当年次 1 開講期 後期 山口 宗兼 人間は、「社会的な動物」として、生れ落ちたときから人間関係のなかに生きている。子どもは自分を取り巻くさまざまな人間関係のなか でいろいろなものを学び、生きていく。人は人間関係なしでは生きていけない。人間関係について学び、考えてみよう。本講義では、人間 関係の発達の様相と、そこで必要とされる周囲の人々の援助的関わりについて論じていくこととする。 授業の概要 幼稚園教育要領において、領域「人間関係」は「他の人々と親しみ、支えあって生活するために、自立心を育て人とかかわる力を養う」と ある。そのように子どもを育成するためには、保育者は何をすべきかを理解し、実際に行動・実践できるかが到達目標である。 到達目標 授業計画 1 オリエンテーション(注意事項・講義のねらいなど) 渡された資料を理解し、次回からの授業準備などを怠らないこと。 2 「人間関係」におけるカウンセリングマインドとは ①カウンセリングマインドについて理解する。②教育(保育)におけるカウンセリン グマインドについて理解する。③カウンセリングマインドを発揮した教育(保育)について理解する。【事前学習】テキストは事前に熟読 し、解らない語句などを調べておくこと。【事後学習】返却された課題や小テストなどに必ず目を通し、復習を行うこと。 3 将来を見通した統合保育の充実を考える(1) ①統合保育に求められる諸課題について理解する。②友達や先生に関心を示さない子につ いて考える。テキストの他、ワークシートやVTRなどを用いて具体的・実践的に学ぶ。【事前学習】テキストは事前に熟読し、解らない 語句などを調べておくこと。【事後学習】返却された課題や小テストなどに必ず目を通し、復習を行うこと。 4 将来を見通した統合保育の充実を考える(2) ①統合保育に求められる諸課題について理解する。②聴覚障害児に対する教育(保育)に ついて考える。テキストの他、ワークシートやVTRなどを用いて具体的・実践的に学ぶ。【事前学習】テキストは事前に熟読し、解らな い語句などを調べておくこと。【事後学習】返却された課題や小テストなどに必ず目を通し、復習を行うこと。 5 6 生涯発達における乳幼児期のかかわり(1)―叱ることとほめること― ①子どもに対する保護者や保育者の接し方について理解する。②叱 り方について理解する。③ほめ方について理解する。テキストの他、ワークシートやVTRなどを用いて具体的・実践的に学ぶ。【事前学 習】テキストは事前に熟読し、解らない語句などを調べておくこと。【事後学習】返却された課題や小テストなどに必ず目を通し、復習を 行うこと。 生涯発達における乳幼児期のかかわり(2)―対象喪失と記憶― ①対象喪失について理解する。②事例考察について学ぶ。テキストの他、 ワークシートやVTRなどを用いて具体的・実践的に学ぶ。【事前学習】テキストは事前に熟読し、解らない語句などを調べておくこと。 【事後学習】返却された課題や小テストなどに必ず目を通し、復習を行うこと。 7 3歳未満児保育における「人とかかわる力」(1) ①3歳未満児にとっての「人とかかわる力」について理解する。②誕生からおおむね 二歳までの「人とかかわる力」について理解する。テキストの他、ワークシートやVTRなどを用いて具体的・実践的に学ぶ。【事前学 習】テキストは事前に熟読し、解らない語句などを調べておくこと。【事後学習】返却された課題や小テストなどに必ず目を通し、復習を 行うこと。 8 3歳未満児保育における「人とかかわる力」(2) ①「人とかかわる力」を豊かに育てるために3歳未満児保育において大切にしたいこ とについて理解する。②かかわり方について具体的に理解する。テキストの他、ワークシートやVTRなどを用いて具体的・実践的に学 ぶ。【事前学習】テキストは事前に熟読し、解らない語句などを調べておくこと。【事後学習】返却された課題や小テストなどに必ず目を 通し、復習を行うこと。 9 集団保育場面における人間関係 ①愛着行動について理解を深める。②友達との信頼関係について理解する。③自己肯定感について理解す る。テキストの他、ワークシートやVTRなどを用いて具体的・実践的に学ぶ。【事前学習】テキストは事前に熟読し、解らない語句など を調べておくこと。【事後学習】返却された課題や小テストなどに必ず目を通し、復習を行うこと。 10 幼児保育における「かかわる力」 ①「第3の道」を考え出す力(話し合い)について理解する。②年長児のトラブルと仲間関係について 理解する。テキストの他、ワークシートやVTRなどを用いて具体的・実践的に学ぶ。【事前学習】テキストは事前に熟読し、解らない語 句などを調べておくこと。【事後学習】返却された課題や小テストなどに必ず目を通し、復習を行うこと。 11 領域「人間関係」を踏まえた指導案を作成する。テキストの他、参考資料を準備し、具体的に立案する。【事前学習】指導案作成にあたっ て資料等を予め準備する。解らない語句などを調べておくこと。【事後学習】返却された課題等に必ず目を通し、今後の実習等に活用でき るよう復習を行うこと。 12 領域「人間関係」を踏まえた立案・作成した指導案を基に、準備物等を予め準備し、模擬保育を行う。【事前学習】模擬保育を行うにあ たって、十分に検討、準備、練習を行うこと。【事後学習】模擬保育を振り返り、自己の新たな課題を見つけ、今後の実習等に活用できる よう復習を行うこと。 13 人間関係を重視したフレーベルについて理解する(1) ①恩物を通して育もうとしたフレーベルの実践について理解する。恩物を具体的 に操作することによって理解を深める。テキストの他、ワークシートやVTRなどを用いて具体的・実践的に学ぶ。【事前学習】テキスト は事前に熟読し、解らない語句などを調べておくこと。【事後学習】返却された課題や小テストなどに必ず目を通し、復習を行うこと。 14 人間関係を重視したフレーベルについて理解する(2) ①フレーベルの生涯について理解する。②フレーベルが説いた人間関係のあり方 について理解する。テキストの他、ワークシートやVTRなどを用いて具体的・実践的に学ぶ。【事前学習】テキストは事前に熟読し、解 らない語句などを調べておくこと。【事後学習】返却された課題や小テストなどに必ず目を通し、復習を行うこと。 15 授業のまとめ 定期試験に向けて、テキスト・資料・返却された課題・小テストなどに必ず目を通し、復習を行うこと。 準備学習・事後学習 ・テキストは事前に熟読し、解らない語句などを調べておくこと。 ・返却された課題や小テストなどに必ず目を通し、復習を行うこと。 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 40 定期試験は筆記による試験を実施する 定期試験 小テスト・提出物 60% 定期試験以外(授業内の課 60 題・参加度・出席態度等) その他 0 『保育・教育ネオシリーズ17 保育内容・人間関係』岸井他監修,同文書院。 『新版 遊びの指導』同文書院。 教科書 参考文献 履修条件 留意事項等 森上史郎監修『最新保育資料集2016』ミネルヴァ書房,2016年4月発行予定 ※『幼稚園教育要領』『保育所保育指針』の部分を使用する。 保育者を目指す学生は必ず履修すること。 - 76 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10703011 教員氏名 授業の概要 到達目標 単位 1.0 保育内容III環境1 配当年次 3 開講期 前期 柘植 純一 幼稚園教育要領・保育所保育指針の領域「環境」で対象とする内容は幅広いが本授業では自然環境に重点を置いて学習を進める.とくに幼 児に自然との触れ合いを指導する際に求められる保育者の姿勢,小動物・植物との触れ合いを指導する上での留意点について重点を置きな がら考察する.また保育者自身が季節の変化等への感性を磨くとともに身近な動植物に興味や関心を持つことが不可欠であるので,授業内 で季節ごとに実際に野外に出て身近な自然とう触れ合うことにより,身近な動植物への興味や関心を深める機会をもつ. 保育者が保育現場で幼児向き合うときには保育者が幼児に「教える」,幼児の「知識を増やす」という姿勢ではなく,保育者自身が幼児と ともに「感じ」,「興奮し」,「発見する」喜びを共有することの重要性を理解する.幼児の健全な発達にとって自然と触れ合うことは特 に重要であるので,この授業を受講することによって身近な自然についての正しい知識を身につけるだけではなく,身近な小動物や植物に 興味をもち,幼児と一緒に自然との触れ合いを楽しむことのできる保育者になることの大切さを理解する. 授業計画 1 ガイダンス,現代の幼児の特徴 この授業の概要,受講上の留意点について話します.またこれから学習を始めるにあたって現在の子どもについて一般的にいわれている特 徴について考えていきます. 【事前学習】現代おの子どもを取り巻く問題点について考えておく 【事後学習】配付した資料を見直す 2 幼稚園教育要領・保育所保育指針の領域「環境」 幼稚園教育要領および保育所保育指針に記述されている領域「環境」の内容について学習します. 【事前学習】幼稚園教育要領・保育所保育指針の該当箇所を読んでおく 【事後学習】配付した資料を見直す 3 幼児にとって自然とは何か? 人間が育って行く過程で自然と触れ合うことが大切であることについては否定する人はいないと思います.でもなぜ自然との触れ合いが必 要なのでしょうか?自然と触れ合う意義,触れ合うことによって期待できることについて考えていきます. 【事前学習】幼児にとってなぜ自然が大切かを考えておく 【事後学習】配付した資料を見直す 4 タンポポで遊ぼう 野外に出てタンポポを使った草花遊びを体験します.また実際にタンポポの花を観察しながらキク科植物の特徴について理解します. 【事前学習】タンポポについて調べておく 【事後学習】授業で体験し合遊び以外にも工夫してみる 5 身近な自然観察で春を感じる 講義室から外に出て大学周辺の自然観察を行います.資格だけではなく,聴覚,嗅覚などの感覚も使って春を感じましょう. 【事前学習】身近な春の植物について調べておく 【事後学習】観察したB植物について調べるとともに日常生活でも身近な自然に目を向ける 6 領域「環境」指導に求められる保育者の姿勢 子どもにとって重要な人的環境である保育者の役割について考えます.特に自然を中心とした身近な環境の指導に必要な保育者の姿勢につ いて学習します. 【事前学習】幼児にとって保育者はどのような存在であるべきか考えておく 【事後学習】配付した資料を見直す 7 子どもの発達と環境 子どもの発達に伴う身近な環境に対する認識や働きかけ方の変化を見ていきます. 【事前学習】幼児の発達と環境とのかかわりについて自分なりに調べておく 【事後学習】配付した資料を見直す 8 身近な昆虫 幼児にとって最も身近で興味・関心の対象となりやすい昆虫について学習します.昆虫の定義,特徴,基礎的な分類について学習します. 【事前学習】登下校の際に出合う昆虫に目を向けておく 【事後学習】配付した資料を見直す 9 身近な小動物との触れ合いの指導法 人間の接し方の違いによる動物の分類,身近な小動物との触れ合いの意義・ねらい,保育環境としての小動物について学習します. 【事前学習】幼稚園教育要領・保育所保育指針の該当箇所を読んでおく 【事後学習】配付した資料を見直す 10 保育現場での小動物の飼育 昆虫を中心とした身近な小動物を保育現場で飼育する意義.留意点等について学習します.身近な小動物は基本的には野生動物であり,愛 玩動物とは違った接し方が必要であることも心得る必要があります. 【事前学習】飼育教材に用いられる小動物について調べておく 【事後学習】配付した資料を見直す 11 身近な植物素材を用いた遊びのについての指導計画作成と模擬保育大学キャンパスに自生する植物を用いた遊びに指導計画を作成し,実際 に屋外に出てその模擬保育を行います. 【事前学習】オオイタドリを中心に遊び方について調べておく 【事後学習】授業内で行った遊び以外にも様々な遊びが工夫できるよう毎日の生活の中で考える 12 身近な植物との触れ合いの指導法 昆虫等の小動物とともに植物も子ども達が季節感を身につけるためにはとても大切な役割を果たします.身近な植物の特徴について学習す るとともに,身近な植物との触れ合いの目的,意義について学習します. 【事前学習】栽培教材に用いられる植物について調べておく 【事後学習】配付した資料を見直す 13 植物栽培 植物は私達にとっては食物としても大切な存在です.子ども達が食物となる植物の栽培に携わり,食物を手に入れる手間や苦労を体験する ことは自然に対する感謝の気持ちや食べ物を大切にする気持ちを育てる基礎になります.土づくり,種子の植え方等植物栽培の基礎につい て学習します. 【事前学習】植物栽培の意義について考えておく 【事後学習】配付した資料を見直す 14 身近な自然観察で夏を感じる 大学周辺の自然観察を行います.季節の移り変わりを感じましょう.授業内で勉強した昆虫や植物を実際に自分の目で確認します. 【事前学習】春からの季節の移り変わりを意識しておく 【事後学習】観察した自然について調べる 「生物との触れ合い」の実践現場での問題点 保育現場では広く生物との触れ合い,特に飼育・栽培が取り入れられていますが,保育者の勉強不足や準備不足によって命がおろそかにさ れていたり,十分な効果が発揮されていなかったりすることが少なくありません.どういうところが良くないのか実例を挙げながら解説し 15 ます. 【事前学習】保育現場での飼育の実際について調べておく 【事後学習】配付した資料を見直す 野外での観察については季節ごとの観察終了後,春の観察時に配付する環境地図に各自データを追加しておいてください. 準備学習・事後学習 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 50 自然と触れ合うことの意義・目的,身近な動植物についての知識,飼育栽培方法についての理解を評価. 定期試験 毎回の授業で提出してもらうリアクションペーパーで評価 定期試験以外(授業内の課 30 題・参加度・出席態度等) その他 20 春と夏の野外観察,草花遊びのときに提出してもらうレポートで評価 教科書は使用しません.毎回資料を配付します. 教科書 参考文献 履修条件 留意事項等 幼稚園教育要領,保育所保育指針.野外観察用の昆虫図鑑,植物図鑑があると便利です. 幼児と自然との触れ合いに興味のもてる方の履修を希望します.野外観察は当時との天候等により日程が変更になる場合があります. - 77 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10704011 単位 1.0 保育内容III環境2 配当年次 3 開講期 後期 授業の概要 柘植 純一 幼稚園教育要領および保育所保育指針の領域「環境」に記述されている自然以外の内容について学習するとともに,保育内容Ⅲ環境1に引 き続き身近な生物として鳥類,魚類について学習する.また野外で秋と冬の自然観察を行い1年間を通しての大学周辺の自然環境地図を完成 させ,身近な自然を取り入れた保育について考察する.また幼稚園・保育所における環境整備の重要性について学習する. 到達目標 身近な環境に自身が興味・関心をもてる保育者を目指す.大人の常識・価値観に束縛されることなく,子どもの視点に立って保育環境を整 備し,その環境を生かした指導計画を立案できるようになる. 教員氏名 授業計画 1 チンパンジーの子育てに人間の子育ての原点を見る」 人間に一番近い動物であるチンパンジーの子育ての様子から,人間の子育てに大切なことについて考えます. 【事前学習】松沢哲郎氏の著作を何か読んでおく 【事後学習】配付した資料を見直す 2 数量・図形とのかかわり 数量・図形は抽象的な概念であり幼児がこれらを具体的な事物と切り離して理解することは困難です.保育の場でこれらに対する感覚を豊 かにし,興味や関心を持たせるための指導法について学習します. 【事前学習】幼稚園教育要領・保育所保育指針の該当箇所を読んでおく 【事後学習】配付した資料を読み直す 3 文字・標識とのかかわり 保育で求められる文字・標識とのかかわり方,指導法について学習します. 【事前学習】幼稚園教育要領・保育所保育指針の該当箇所を読んでおく 【事後学習】配付した資料を読み直す 4 物とのかかわり 道具・遊具等,子どもにとって身近な物とのかかわり方,指導法について学習します. 【事前学習】幼稚園教育要領・保育所保育指針の該当箇所を読んでおく 【事後学習】配付した資料を読み直す 5 情報・施設とのかかわり 子ども達にとって身近な情報・施設について保育の中での関わり方について学習します. 【事前学習】幼稚園教育要領・保育所保育指針の該当箇所を読んでおく 【事後学習】配付した資料を読み直す 6 身近な自然観察で秋を感じる 野外に出て秋の自然観察をします.落ち葉や紅葉に触れながら自然の多様性についても思いを馳せてください.同じ種類の落ち葉でも全く 同じ色,形,大きさのものは1つもありません. 【事前学習】登下校時などに身の回りの自然に目を向けておく 【事後学習】観察した自然について調べる 7 保育現場での安全性への配慮 子ども達が自然と触れ合う中では,危険を回避するために保育者が知っておかなければならないことがたくさんあります.触ってはいけな い小動物や植物,さらに保育環境の衛生管理についても学習します. 【事前学習】保育現場で幼児にととって危険な環境について考えておく 【事後学習】配付した資料を読み直す 8 幼児の環境教育 幼児教育における環境教育について学習しますが,とくに持続可能な開発のための教育(ESD)について考えます. 【事前学習】幼児教育における環境教育の重要性について考えておく 【事後学習】配付した資料を読み直す 9 身近な鳥 昆虫と違って直接触れ合う機会はありませんが,子ども達が季節感を豊かにするためにとても大切な役割を果たします.鳥類の全体的な特 徴とともに身近な野鳥について学習します. 【事前学習】登下校時などに身近な野鳥に目を向けておく 【事後学習】配付した資料を読み直す 10 身近な魚 北海道の子ども達にとっての身近な魚類の特徴および飼育方法について学びます.北海道にはメダカが生息しないように,自然に生息する 魚の種類が本州のものとはずいぶん違うことを知る必要があります. 【事前学習】北海道の子どもにとっての身近な魚について調べておく【事後学習】配付した資料を読み直す 11 幼稚園・保育所における環境整備のあり方 子ども達が身近な自然と触れ合うことのできる保育環境の整備のために必要な自然環境地図の作成および周辺の自然環境を生かした園内環 境整備のあり方について学習します. 【事前学習】子どもの目の高さで保育環境について考えておく 【事後学習】配付した資料を読み直す 12 13 身近な動植物との触れ合いができる保育環境の整備 子ども達が毎日の園生活の中で身近な動植物との触れ合いができる園庭整備の例として,チョウが集まる花壇づくりを例にして学習しま す. 【事前学習】身近な自然と触れ合える環境とは何か,「子どもにとって」という視点で考えておく 【事後学習】配付した資料を読み直す 身近な自然観察で冬を感じる 野外に出て冬の自然観察をします.野鳥を中心に観察するとともに,冬の落葉広葉樹林の明るさに気付くことを目的とします.野外観察用 の野鳥図鑑があると便利です. 【事前学習】登下校時などに身の回りの自然に目を向けておく 【事後学習】観察した自然について調べる 14 指導計画の作成これまでに学習してきたことを生かし、領域「環境」に述べられているねらいと内容を実践するための指導計画を作成しま す。 【事前学習】指導計画について復習しておく 【事後学習】配付した資料を読み直す 15 自然環境地図の作成と身近な自然との触れ合いを取り入れた指導計画の考察 これまで4回行った野外での自然観察結果を活かして自然環境地図を作成します.保育者になったときに1年を通してどのような自然との触 れ合いができるかという視点を持つことが重要です. 【事前学習】これまでに行った自然観察の結果を整理しておく 【事後学習】身近な自然を活かした保育についてさらに考える 準備学習・事後学習 各授業で配付した資料をよく読み直しておいて下さい,野外観察終了後,環境1の春の観察時に配付した環境地図に各自データ を追加しておいてください. 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 50 子どもの視点に立った保育計画の立案,保育環境の整備について理解できているかどうかを評価. 定期試験 毎回の授業で提出してもらうリアクションペーパーで評価. 定期試験以外(授業内の課 30 題・参加度・出席態度等) その他 20 秋,冬の自然観察レポートで評価. 教科書は使用しません.毎回資料を配付します 教科書 幼稚園教育要領,保育所保育指針.野外観察用の昆虫図鑑,植物図鑑,野鳥図鑑等があると便利です. 参考文献 履修条件 留意事項等 幼児と自然との触れ合いに興味のもてる方の履修を希望します.野外観察は当時との天候等により日程が変更になる場合があります. - 78 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10705011 教員氏名 単位 1.0 保育内容IV言葉1 配当年次 1 開講期 前期 山口 宗兼 言葉は人間の最も大きな特徴の一つであり、その発達には知能、情緒、性格などの様々な側面が絡み合っている。人の発達と人格に言葉の 果たす役割は大きい。人間にとって言葉とは何かを考えてみよう。そして子どもに関わる者の言葉とは何かを考えてみよう。本講義では、 子どもの言語獲得の過程と、子どもにとって言葉をもつことの意義についてふれながら、幼稚園教育要領と保育所保育指針の中の領域「言 葉」との関連について学んでいく。 授業の概要 幼稚園教育要領において、領域「言葉」は「経験したことや考えたことなどを自分なりの言葉で表現し、相手の話す言葉を聞こうとする意 欲や態度を育て、言葉に対する感覚や言葉で表現する力を養う」とある。そのように子どもを育成するためには、保育者は何をすべきかを 理解し、実際に行動・実践できるかが到達目標である。 到達目標 授業計画 1 オリエンテーション(注意事項・講義のねらいなど) 渡された資料を理解し、次回からの授業準備などを怠らないこと 2 子どものことばと育ち(1)―言葉の育ちを支えるもの― ①人に対する関心について理解する。②コミュニケーションへの欲求について 理解する。③人の声に対する感受性について理解する。テキストの他、ワークシートやVTRなどを用いて具体的・実践的に学ぶ。【事前 学習】テキストは事前に熟読し、解らない語句などを調べておくこと。【事後学習】返却された課題や小テストなどに必ず目を通し、復習 を行うこと。 3 (2)―言葉の育ちを支えるもの― ①大好きな人の存在と交流-伝えたい人がいるということ-について理解する。②伝えたいことがあ るということ-内面世界の表現、生活経験の拡張、ことばと表現-について理解する。③ことばを子どもの育ち全体で捉えることについて 理解する。【事前学習】テキストは事前に熟読し、解らない語句などを調べておくこと。【事後学習】返却された課題や小テストなどに必 ず目を通し、復習を行うこと。 4 (3)―ことばはどのような機能を持っているか― ①コミュニケーションの道具としての機能について理解する ・思考の道具としての機能について理解する。②行動調整機能について理解する。テキストの他、ワークシートやVTRなどを用いて具体 的・実践的に学ぶ。【事前学習】テキストは事前に熟読し、解らない語句などを調べておくこと。【事後学習】返却された課題や小テスト などに必ず目を通し、復習を行うこと。 5 (4)―ことばはどのような機能を持っているか― ①ことばと保育について理解する。②日常保育場面でのことばについて理解する。テ キストの他、ワークシートやVTRなどを用いて具体的・実践的に学ぶ。【事前学習】テキストは事前に熟読し、解らない語句などを調べ ておくこと。【事後学習】返却された課題や小テストなどに必ず目を通し、復習を行うこと。 6 領域「言葉」のねらいと内容 ①幼稚園教育要領領域「言葉」についての基本を理解する。②保育所保育指針領域「言葉」についての基本 を理解する。③生後からおおむね2歳未満の発達過程について理解する。テキストの他、ワークシートやVTRなどを用いて具体的・実践 的に学ぶ。【事前学習】テキストは事前に熟読し、解らない語句などを調べておくこと。【事後学習】返却された課題や小テストなどに必 ず目を通し、復習を行うこと。 7 領域「言葉」と他の領域との関係 ①領域の捉え方と領域「言葉」の関係の基本を理解する。②おおむね2歳からおおむね6歳までの発達 過程について理解する。テキストの他、ワークシートやVTRなどを用いて具体的・実践的に学ぶ。 【事前学習】テキストは事前に熟読し、解らない語句などを調べておくこと。【事後学習】返却された課題や小テストなどに必ず目を通 し、復習を行うこと。 8 乳幼児期のことばの発達 ①乳幼児期の基本を理解する。②出生から6歳以降までの発達の段階の流れを把握する。テキストの他、ワーク シートやVTRなどを用いて具体的・実践的に学ぶ。【事前学習】テキストは事前に熟読し、解らない語句などを調べておくこと。【事後 学習】返却された課題や小テストなどに必ず目を通し、復習を行うこと。 9 ことばはどのように育つのか-ことばの発達-(1) ①泣き声から音声言語の出現を理解する。②指差しと初語について理解する。テキ ストの他、ワークシートやVTRなどを用いて具体的・実践的に学ぶ。【事前学習】テキストは事前に熟読し、解らない語句などを調べて おくこと。【事後学習】返却された課題や小テストなどに必ず目を通し、復習を行うこと。 10 ことばはどのように育つのか-ことばの発達-(2) ①幼児期前期の発達段階について理解する。②一語文について理解する。③二語文 について理解する。テキストの他、ワークシートやVTRなどを用いて具体的・実践的に学ぶ。【事前学習】テキストは事前に熟読し、解 らない語句などを調べておくこと。【事後学習】返却された課題や小テストなどに必ず目を通し、復習を行うこと。 11 ことばはどのように育つのか-ことばの発達-(3) ①幼児期前期の発達段階について理解する。②語彙の増加について理解する。③文 構造の複雑化と会話の増大について理解する。テキストの他、ワークシートやVTRなどを用いて具体的・実践的に学ぶ。【事前学習】テ キストは事前に熟読し、解らない語句などを調べておくこと。【事後学習】返却された課題や小テストなどに必ず目を通し、復習を行うこ と。 12 ことばはどのように育つのか-ことばの発達-(4) ①幼児期後半の発達段階について理解する。②会話のいっそうの進展について理解 する。③ことばの質的な深まりについて理解する。テキストの他、ワークシートやVTRなどを用いて具体的・実践的に学ぶ。【事前学 習】テキストは事前に熟読し、解らない語句などを調べておくこと。【事後学習】返却された課題や小テストなどに必ず目を通し、復習を 行うこと。 13 保護者との「ことば」による連携 ①連絡帳について理解する②連絡帳を記入する際の留意点について理解する。 テキストの他、ワークシートやVTRなどを用いて具体的・実践的に学ぶ。【事前学習】テキストは事前に熟読し、解らない語句などを調 べておくこと。【事後学習】返却された課題や小テストなどに必ず目を通し、復習を行うこと。 14 領域「言葉」と指導計画 指導案作成及び模擬保育を行う。①指導計画について理解する。②指導計画を記入する際の留意点について理解 し、指導案作成及び模擬保育を行う。【事前学習】指導案作成等の準備を行うこと。【事後学習】模擬保育等を振り返り、自己の新たな課 題を見つけ、今後の実習等に活用できるよう復習を行うこと。 15 授業のまとめ 定期試験に向けて、テキスト・資料・返却された課題・小テストなどに必ず目を通し、復習を行うこと。 準備学習・事後学習 ・テキストは事前に熟読し、解らない語句などを調べておくこと。 ・返却された課題や小テストなどに必ず目を通し、復習を行うこと。 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 40 定期試験は筆記による試験を実施する 定期試験 小テスト・提出物 60% 定期試験以外(授業内の課 60 題・参加度・出席態度等) その他 0 『保育・教育ネオシリーズ20 保育内容・言葉』岸井勇雄他監修,同文書院。 『新版 遊びの指導』同文書院。 教科書 参考文献 履修条件 留意事項等 森上史郎監修『最新保育資料集2016』ミネルヴァ書房,2016年4月発行予定 ※『幼稚園教育要領』『保育所保育指針』の部分を使用します。 資格・免許取得に関わらずこども発達学科1年生は必ず履修すること。 - 79 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10706011 教員氏名 単位 1.0 保育内容IV言葉2 配当年次 1 開講期 後期 山口 宗兼 言葉は人間の最も大きな特徴の一つであり、その発達には知能、情緒、性格などの様々な側面が絡み合っている。人の発達と人格に言葉の 果たす役割は大きい。人間にとって言葉とは何かを考えてみよう。そして子どもに関わる者の言葉とは何かを考えてみよう。本講義では、 具体例を中心に、子どもの言語獲得の過程と、子どもにとって言葉をもつことの意義についてふれながら、幼稚園教育要領と保育所保育指 針の中の領域「言葉」との関連について学んでいく。 授業の概要 幼稚園教育要領において、領域「言葉」は「経験したことや考えたことなどを自分なりの言葉で表現し、相手の話す言葉を聞こうとする意 欲や態度を育て、言葉に対する感覚や言葉で表現する力を養う」とある。そのように子どもを育成するためには、保育者は何をすべきかを 理解し、実際に行動・実践できるかが到達目標である。 到達目標 授業計画 1 オリエンテーション(注意事項・講義のねらいなど) 渡された資料を理解し、次回からの授業準備を怠らないこと。 2 子どものことばと保育者(1) ①書きことばへの関心ついて理解する。②音節分解について理解する。③音韻抽出について理解する。テ キストの他、ワークシートやVTRなどを用いて具体的・実践的に学ぶ。【事前学習】テキストは事前に熟読し、解らない語句などを調べ ておくこと。【事後学習】返却された課題や小テストなどに必ず目を通し、復習を行うこと。 3 子どものことばと保育者(2) ①保育者の関わりの諸問題について理解する。②子どもから学ぶ姿勢について理解する。③挨拶やしつけ について考える。テキストの他、ワークシートやVTRなどを用いて具体的・実践的に学ぶ。【事前学習】テキストは事前に熟読し、解ら ない語句などを調べておくこと。【事後学習】返却された課題や小テストなどに必ず目を通し、復習を行うこと。 4 特別な配慮が必要な子どもとの関わり(1) ①子どものことばの問題を捉えるために注目すべき力の育ちについて理解する。②見立て遊 びについて理解する。③ふり遊びについて理解する。テキストの他、ワークシートやVTRなどを用いて具体的・実践的に学ぶ。【事前学 習】テキストは事前に熟読し、解らない語句などを調べておくこと。【事後学習】返却された課題や小テストなどに必ず目を通し、復習を 行うこと。 5 特別な配慮が必要な子どもとの関わり(2) ①保育者がどのように関わると良いか理解する。②どのような点に気をつけるべきかについ て理解する。テキストの他、ワークシートやVTRなどを用いて具体的・実践的に学ぶ。【事前学習】テキストは事前に熟読し、解らない 語句などを調べておくこと。【事後学習】返却された課題や小テストなどに必ず目を通し、復習を行うこと。 6 うたやふれあいを楽しむ遊び ①言葉との関連性に基づきながら「わらべ歌」を考える。②わらべ歌を行う際に留意することについて理解 する。テキストの他、ワークシートやVTRなどを用いて具体的・実践的に学ぶ。【事前学習】テキストは事前に熟読し、解らない語句な どを調べておくこと。【事後学習】返却された課題や小テストなどに必ず目を通し、復習を行うこと。 7 絵と言葉の豊かな世界を楽しむ(1) ①言葉との関連性に基づきながら「かるた遊び」を考える。②「かるた遊び」を通して遊びを理解 する。テキストの他、ワークシートやVTRなどを用いて具体的・実践的に学ぶ。【事前学習】テキストは事前に熟読し、解らない語句な どを調べておくこと。【事後学習】返却された課題や小テストなどに必ず目を通し、復習を行うこと。 8 絵と言葉の豊かな世界を楽しむ(2) ①言葉との関連性に基づきながら「かるた遊び」を考える。②「かるた遊び」を行う際に留意する ことを理解する。テキストの他、ワークシートやVTRなどを用いて具体的・実践的に学ぶ。【事前学習】テキストは事前に熟読し、解ら ない語句などを調べておくこと。【事後学習】返却された課題や小テストなどに必ず目を通し、復習を行うこと。 9 絵と言葉の豊かな世界を楽しむ(3) ①言葉との関連性に基づきながら「絵本:おおきなかぶ」を考える。②絵本読みから劇ごっこそし て発表会への展開を理解する。テキストの他、ワークシートやVTRなどを用いて具体的・実践的に学ぶ。【事前学習】テキストは事前に 熟読し、解らない語句などを調べておくこと。【事後学習】返却された課題や小テストなどに必ず目を通し、復習を行うこと。 10 絵と言葉の豊かな世界を楽しむ(4) ①言葉との関連性に基づきながら「絵本:おおきなかぶ」を考える。②絵本読みから劇ごっこ以外 の展開を考える。テキストの他、ワークシートやVTRなどを用いて具体的・実践的に学ぶ。【事前学習】テキストは事前に熟読し、解ら ない語句などを調べておくこと。【事後学習】返却された課題や小テストなどに必ず目を通し、復習を行うこと。 11 12 13 14 15 絵と言葉の豊かな世界を楽しむ(5) ①言葉との関連性に基づきながら「絵本:おおきなかぶ」を考える。②「絵本:おおきなかぶ」か ら小学校教科国語科「大きなかぶ」を理解する。テキストの他、ワークシートやVTRなどを用いて具体的・実践的に学ぶ。【事前学習】 テキストは事前に熟読し、解らない語句などを調べておくこと。【事後学習】返却された課題や小テストなどに必ず目を通し、復習を行う こと。 絵と言葉の豊かな世界を楽しむ(6) ①言葉との関連性に基づきながら「絵本:はらぺこあおむし」を考える。②絵本読みから製作活動 への展開を理解する。テキストの他、ワークシートやVTRなどを用いて具体的・実践的に学ぶ。【事前学習】テキストは事前に熟読し、 解らない語句などを調べておくこと。【事後学習】返却された課題や小テストなどに必ず目を通し、復習を行うこと。 絵と言葉の豊かな世界を楽しむ(7) ①言葉との関連性に基づきながら「絵本:はらぺこあおむし」を考える。②「絵本:はらぺこあお むし」の指導計画を考える。テキストの他、ワークシートやVTRなどを用いて具体的・実践的に学ぶ。 【事前学習】テキストは事前に熟読し、解らない語句などを調べておくこと。【事後学習】返却された課題や小テストなどに必ず目を通 し、復習を行うこと。 絵と言葉の豊かな世界を楽しむ(8) ①絵本の歴史について理解する。②直観教育について理解する。テキストの他、ワークシートやV TRなどを用いて具体的・実践的に学ぶ。【事前学習】テキストは事前に熟読し、解らない語句などを調べておくこと。【事後学習】返却 された課題や小テストなどに必ず目を通し、復習を行うこと。 授業のまとめ 定期試験に向けて、テキスト・資料・返却された課題・小テストなどに必ず目を通し、復習を行うこと。 準備学習・事後学習 ・テキストは事前に熟読し、解らない語句などを調べておくこと。 ・返却された課題や小テストなどに必ず目を通し、復習を行うこと。 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 40 定期試験は筆記による試験を実施する 定期試験 小テスト・提出物 60% 定期試験以外(授業内の課 60 題・参加度・出席態度等) その他 0 『保育・教育ネオシリーズ20 保育内容・言葉』岸井勇雄他監修,同文書院。 『新版 遊びの指導』同文書院。 教科書 参考文献 履修条件 留意事項等 森上史郎監修『最新保育資料集2016』ミネルヴァ書房,2016年4月発行予定 ※『幼稚園教育要領』『保育所保育指針』の部分を使用します。 保育者を目指す学生は必ず履修すること。 - 80 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10707011 教員氏名 授業の概要 到達目標 授業計画 単位 1.0 保育内容V音楽リズム1 配当年次 2 開講期 前期 今井 由惠 こどもは日常生活の中で、感じたことや考えたことを自分なりに表現することを通して、豊かな感性や表現する力を養い、創造性を豊かに していく。保育者がこどもの豊かな感性や表現を導き出すには、保育者自身が豊かな表現者であることが望ましい。本時は、保育者がこど もの音楽表現において適切な援助をするために、音楽的側面におけるこどもの発達について知識を深め、こどもの“遊び”としての音楽を 主体的に体験し、自らの感性を高め、その上でより深く理解し、こどもの発達に準じた指導を身につけるための基礎を学ぶ。 〇 こどもの発達について、音楽的側面から知識を深める 〇 楽譜を読み解く上で基礎となる音楽通論を確認し、理解したことを実感す る 〇 音や音楽によるさまざまな表現について学び、現場で実践するための基本的な技能を身につける 〇 メロディーに、コードネームによ る簡単な和音付けができるようになる 1 ガイダンス~保育内容「表現」の概説 これからの授業の流れや留意点を説明し、感性と表現に関する領域「表現」について概説する (準備学習)シラバスに沿って、本授業の内容について大まかな流れを確認しておくこと (事後学習)ガイダンスの内容をまとめ、再度シラバスを読み直しておくこと 2 こどもと音楽1 音や音楽の概念と、領域「表現」のねらいや内容について学ぶ (準備学習)『幼稚園教育要領』と『保育所保育指針』の領域「表現」に関わる部分(テキストP192、197)と、テキストのP12~22、及 びP132~136に目を通しておくこと (ピアノ実技課題)指定の楽曲を練習しておくこと (事後学習)保育における領域「表現」の根幹について、テキストなどを通して個々の理解を深めておくこと 3 こどもと音楽2 こどもの発達と、こどもの音楽表現について学ぶ (準備学習)テキストのP24~47に目を通してこと (ピアノ実技課題)指定の楽曲を練習しておくこと (事後学習)こどもの発達や音楽表現の特性の変遷について、時系列に並べた一覧表を作成すること(次週提出) 4 音楽の基礎通論:読譜と演奏実践のための基本 楽譜の読み解きのルールや、演奏実践に必要な音程と音階、調性と和音について、実践を通して学ぶ (準備学習)読譜の基本となる記号や理論、及び音程と音階、調性と和音について、復習しておくこと (ピアノ実技課題)指定の楽曲を練習しておくこと (事後学習)音楽の基礎知識を確認しながら、特にハ長調の音階と主要三和音について、頭で理解した上で実践を続けること 5 コードネーム1:コードネームの基本 簡易伴奏の作成や即興演奏を行う上で重要な、コードネームの基本について理解を深め、実践力を身 につけるための基礎を学ぶ (準備学習)1年次に学んだコードネームについて復習し、特にハ長調のスリーコードについては鍵盤楽器で練習しておくこと (ピアノ実技課題)指定の楽曲を練習しておくこと (事後学習)伴奏付けの基本となる、ハ長調のスリーコードを繰り返し実践すること 6 7 8 コードネーム2:コードネームの作成 コードネームの基本から発展させ、メロディーからコードネームを作成する方法を学ぶ (準備学習)繰り返しの練習で実技は身につくので、引き続きスリーコードを鍵盤楽器で練習し、更にはカデンツが弾けるようにしてお くこと (ピアノ実技課題)指定の楽曲を練習しておくこと (事後学習)伴奏付けの基本となる、特にハ長調のカデンツの実践を続けること コードネーム3:コードの応用 メロディーから各々が作成したコードネームを鍵盤楽器で実践する (準備学習)引き続きスリーコードとカデンツを鍵盤楽器で実践し、更にはメロディーと合わせて両手で演奏できるよう練習しておくこ と (ピアノ実技課題)指定の楽曲を練習しておくこと (事後学習)こどもの歌に使用される頻度が高いヘ長調、ト長調、ニ長調についてもチャレンジしましょう 表現活動1:言葉と歌唱表現 こどもの歌における言葉と歌唱表現について考察し、実践を通して学ぶ (準備学習)テキストのP58~71に目を通しておくこと (ピアノ実技課題)指定の楽曲を練習しておくこと (事後学習)こどもと一緒に歌いたい歌を1曲選択し、曲が生まれた歴史や背景を調べること 9 表現活動2:ピアノ伴奏法 旋律と伴奏が表現する音楽のイメージを探り、こどもの歌う心を引き出す方法を考察する (準備学習)テキストのP166~177に目を通しておくこと (ピアノ実技課題)指定の楽曲を練習しておくこと (事後学習)「おべんとう」「せんせいとおともだち」について、どのような演奏が好ましいか考え、実践すること 10 表現活動3:身体表現~リズム遊び、ボディーパーカッション、わらべうた、手あそびうた こどもの身体表現の一つとしてのリズム遊びやわらべうたについて学び、アクティブ・ラーニングを活用し実践する (準備学習)テキストのP38~57に目を通しておくこと (ピアノ実技課題)指定の楽曲を練習しておくこと (事後学習)幼稚園での実践を想定した内容を構成し、書き出してみること 11 指導案の作成 領域「表現」の音楽表現について、グループ毎に指導案作成にチャレンジする (準備学習)指導案作成のための資料を各々準備し、幼稚園での実践を想定した内容を構成し、書き出してみること (ピアノ実技課題)指定の楽曲を練習しておくこと (事後学習)グループ討議を基に自身の役割を理解し、模擬授業を想定した実践準備を行うこと 12 模擬授業 作成した指導案を基に模擬授業を体験し、音楽表現の指導法とこどもの遊びとしての音楽について考察する (準備学習)一人一人がこどもの前に立ち、受講生を幼児に見立てた模擬授業を展開するので、事前の準備・イメージ作りが重要 (ピアノ実技課題)指定の楽曲を練習しておくこと (事後学習)模擬授業を通して見つけた課題について、授業者・非授業者ともにコメントを記しておくこと 13 表現活動4:アンサンブル1~ミュージックベルの導入 ミュージックベルによるアンサンブルを行うための楽器と読譜の基礎を学び、アクティブ・ラーニングを活用し実践する (準備学習)拍子の数え方と音符・休符の長さについて、再度復習しておくこと (ピアノ実技課題)指定の楽曲を練習しておくこと (事後学習)グループ活動における自らの役割や仲間との音楽づくりについて、ポイントをまとめてみましょう 14 表現活動5:アンサンブル2~ミュージックベルの発展 ミュージックベルによるアンサンブル発表のため、アクティブ・ラーニングを活用し実践を深める (準備学習)楽曲の全体像をイメージし、心の中で拍子を感じながら楽譜を読み進める練習をしておくこと (ピアノ実技課題)指定の楽曲を練習しておくこと (事後学習)必要に応じて、グループ毎に発表の構成を考え、演奏の準備を進めること 15 こどもの音楽表現のまとめ アンサンブルのアクティブ・ラーニングの研究発表、及びこどもの音楽表現についてまとめを行う (準備学習)必要に応じて、グループ毎に発表の構成を考え、演奏の準備を進めること (事後学習)アンサンブルを通して経験した音楽の楽しみと、これまでに学んだこどもの発達に準じた指導の基礎についてまとめること 準備学習・事後学習 学んだことを現場で応用するには基礎的な事項の暗記だけでは難しく、常に自己研鑽が必要です。これまでに得た知識を基に出 来得る限りの経験を積み、苦手意識を持たずに、課題以外の意欲的な学習と実践を期待します。 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 0 実施しません 定期試験 受講姿勢(15%) 課題(15%) コード付け・弾き歌いの確認課題(15%) 指導案・模擬授業(15%) 定期試験以外(授業内の課 60 題・参加度・出席態度等) その他 40 レポート課題 『実践しながら学ぶ 子どもの音楽表現』石井玲子編、保育出版社 保育実用書シリーズ『こどものうた200』小林美実編、チャイルド本社 教科書 『改訂 音楽通論』教芸音楽研究グループ編、教育芸術社(1年次使用のテキスト) その他、必要に応じてプリントを配布する。 『おんがくのしくみ―歌って動いてつくってわかる音楽理論』今川恭子他、教育芸術社 『一人一人を大切にする ユニバーサルデザインの音楽表現』板野和彦著、萌文書林 『幼稚園教育要領解説』文部科学省 参考文献 『保育所保育指針解説書』厚生労働省 『幼保連携型認定こども園教育・保育要領解説』』内閣府、文科省、厚労省 履修条件 留意事項等 五線ノートを用意すること。 - 81 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10708011 教員氏名 授業の概要 到達目標 単位 1.0 保育内容V音楽リズム2 配当年次 2 開講期 後期 今井 由惠 こどもの発達を育成する上で、協調性や他とのコミュニケーション、集団の中の個の表現などが重要である。音楽においては、協調性やコ ミュニケーション力を高める体験の一つとして、アンサンブル教育が挙げられる。本時は「音楽リズム1」の発展として、声や鍵盤楽器、 打楽器などによるアンサンブルにおいて、こどもと指導者が音楽を通して楽しみを共有できる方法、及び指導者としての専門的な知識と技 能を向上させる。 〇 楽譜を読み解く力を深め、楽曲の背景にも目を向けるようになる 〇 器楽奏法の基礎を身につけ、器楽合奏を通した他者とのコミュニケーションの楽しみを実感する 〇 アンサンブルの表現について実践を通して学び、自ら楽器で演奏表現できるようになる 〇 メロディーに、簡単な伴奏をつけることができる 〇 教材研究、及び楽曲の簡単な編曲法を学び、自ら楽譜に記せるようになる 授業計画 1 ガイダンス~アンサンブル教育の概要 これからの授業の流れと留意点を説明し、アンサンブル教育の必要性について概説する (準備学習)シラバスに沿って、本授業の内容について大まかな流れを確認しておくこと (事後学習)ガイダンスの内容をまとめ、再度シラバスを読み直しておくこと 2 アンサンブルの基礎1:楽器遊び 打楽器を中心とした、こどもの楽器遊びについて学ぶ (準備学習)テキストのP84~95に目を通しておくこと (事後学習)テキストを再度読み直しておくこと 3 アンサンブルの基礎2:手作り楽器で遊ぶ 身の回りのものを用いて楽器を作り、アンサンブルに取り組む (準備学習)テキストのP96~105に目を通しておくこと (事後学習)手作り楽器について、幼稚園での実践を想定した内容を構成し、書き出してみること (注意点)手作り楽器の材料となる物品を各自必ず用意すること 4 アンサンブルの基礎3(特別講義):器楽奏法の基礎 身近な打楽器の基本奏法と、こどもが安全に楽器遊びをするための楽器の取り扱い方を学ぶ (準備学習)事前配布するプリントに目を通しておくこと (事後学習)学んだ内容を自分のプリントに書き込むなど、知識や留意点を忘れないよう復習すること (注意点)外部講師による授業ですので、欠席することのないよう特に留意のこと 5 アンサンブル表現法1:器楽によるアンサンブル1 身近な打楽器を用いたアンサンブル(アクティブ・ラーニング)を体験する (準備学習)楽器奏法について、プリントなどを通して予習しておくこと (事後学習)グループ活動における自らの役割や仲間との音楽づくりについて、ポイントをまとめてみましょう 6 7 アンサンブル表現法2:器楽によるアンサンブル2 引き続き、身近な打楽器を用いたアンサンブル(アクティブ・ラーニング)を通して、互いの音を聴き合い音楽を創り上げていく体験を する (準備学習)前回の事後学習の結果から、本日の活動をスムーズに進めるための工夫を考えてみましょう (事後学習)アクティブ・ラーニングを振り返り、他者との活動に必要と考えられるポイントをまとめること アンサンブル表現法3:こどもの音楽表現とピアノのアンサンブルのために1~即興の基本 即興演奏表現するための基礎である和音付けについて、実践を通して学ぶ (準備学習)テキストのP185~189に目を通し、コードネームによる和音付けの基本(スリーコード)を予習すること (事後学習)テキストを読み返した上で、スリーコードを鍵盤で繰り返し実践すること 8 アンサンブル表現法4:こどもの音楽表現とピアノのアンサンブルのために2~曲想とリズム 伴奏リズムの変化に伴う音楽表現の変化を検証する (準備学習)テキストのP185~189に目を通し、どのようなリズムの伴奏形が考えられるか書き出し、実践しておくこと (事後学習)歩く、走る、スキップするなど、こどもの動きに合わせたリズム・パターンを鍵盤で実践すること 9 アンサンブルの応用1:教材研究1~ピアノの伴奏付け 詩とメロディーから楽曲の持つイメージを読み取り、こどもたちが音楽する楽しみを感じることができるような楽器構成を考えながら、 まず初めにピアノ伴奏を創作する (準備学習)伴奏創りの基本となる調性やスリーコート、カデンツなどを鍵盤で確認しておくこと (事後学習)自分で書いた作品を弾き、イメージ通りのコードと正しい記譜かどうか確認すること 10 アンサンブルの応用2:教材研究2~打楽器を用いたアレンジ作品の創作 引き続き、打楽器を用いたアレンジ作品の創作を行う (準備学習)作品がどのように演奏されるかイメージし、コードの確認と伴奏パターンなど、こどもの音楽表現に適しているかどうか考 察すること (事後学習)作品を弾き、内容を見直し、こどもの音楽表現に適しているかどうか、正しい記譜かどうかなどを確認すること 11 アンサンブルの応用3:教材研究3~打楽器を用いたアレンジ作品の創作 引き続き、打楽器を用いたアレンジ作品の創作を行う (準備学習)作品がどのように演奏されるかイメージし、更に器楽のリズムなど、こどもの音楽表現に適しているかどうか考察すること (事後学習)作品を見直し、こどもの音楽表現に適しているかどうか、楽しめる内容かどうかなどを確認すること 12 アンサンブルの応用4:教材研究4~打楽器を用いたアレンジ作品の仕上げ 演奏者の立場から楽譜を推敲し、打楽器を用いたアレンジ作品を仕上げる (準備学習)作品がどのように演奏されるかイメージし、器楽合奏としてこどもの音楽表現に適しているかどうか考察すること (事後学習)作品を見直し、こどもの音楽表現に適しているかどうか、更に楽譜が読みやすいか、間違いがないかなどを確認すること 13 アンサンブルの応用5:演奏実践研究1~アクティブ・ラーニング 打楽器を用いたアレンジ作品の試演会に向けて、アクティブ・ラーニングを活用した演奏実践研究を行う (準備学習)楽譜を当日配布するので、必要なし (事後学習)グループ活動における自らの役割や仲間との音楽づくりについて、ポイントをまとめてみましょう 14 アンサンブルの応用6:演奏実践研究2~アクティブ・ラーニング 打楽器を用いたアレンジ作品の試演会に向けて、アクティブ・ラーニングを活用した演奏実践研究、及び対象者や聴き手を意識した演奏 発表の構成を考える (準備学習)楽曲の全体像をイメージし、心の中で拍子を感じながら楽譜を読み進める練習をしておくこと (事後学習)必要に応じて、グループ毎に発表の構成を考え、演奏の準備を進めること 15 アンサンブルの応用7:演奏実践研究3~アレンジ作品試演会、及びまとめ 受講生による打楽器を用いたアレンジ作品の発表を行い、レポートを作成する (準備学習)場合によっては、各グループで演奏発表の構成打ち合わせや、合奏練習が必要です (事後学習)アンサンブルを通して経験した音楽の楽しみと、他者との活動に必要と考えられるポイント、また、こどもの視点から見た 自身について考え、まとめてみましょう 準備学習・事後学習 学んだことを現場で応用するには基礎的な事項の暗記だけでは難しく、常に自己研鑽が必要です。これまでに得た知識を基に出 来得る限りの経験を積み、苦手意識を持たずに、課題以外の意欲的な学習と実践を期待します。 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 0 実施しません 定期試験 受講姿勢(15%) 課題・小テスト(20%) ピアノのコード付け(15%) 定期試験以外(授業内の課 50 題・参加度・出席態度等) その他 50 レポート課題 『実践しながら学ぶ 子どもの音楽表現』石井玲子編、保育出版社 保育実用書シリーズ『こどものうた200』小林美実編、チャイルド本社 教科書 その他、必要に応じてプリントを配布する。 『表現 幼児音楽①・②』小林美実監修、保育出版社 幼稚園教諭・保育士・小学校教諭養成課程用『おんがくのしくみ―歌って動いてつくってわかる音楽理論』今川恭子他、教育芸術社 参考文献 『保育者のためのリズム遊び』木許隆・高倉秋子・高橋一行・三繩公一編著、音楽之友社 上記以外の文献については、授業で紹介する。 履修条件 留意事項等 五線ノートを用意すること。 基礎的内容重視の「音楽リズム1」から引き続き受講されることが望ましい。 - 82 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10709011 教員氏名 単位 1.0 保育内容VI絵画制作1 配当年次 1 開講期 前期 笠見 康大 人間は身近な人に喜びや感動を伝え、共感してもらいたい思いをもっている。子どもの造形表現は自己伝達と他伝 達の二面をもち、これは人の本能的行為ともいえる。子どもの造形活動は、自由な遊びや保育者が用意する共通体験活動が考えられる。こ れらの活動を通して、子ども一人ひとりの個性が生かされ、楽しく造形活動が行われる保育が必要となる。そのため保育現場で求められる 大切な表現の基礎的技法を修得し、技法を高める作品制作等を行う。 授業の概要 到達目標 授業を通して、以下に示す資質や能力を身につける 1子どもの人間形成において絵画制作の重要性を理解する。 2実技実践を通して保育者としての実践力を培う。 3様々な実践例を通して指導法を相対化できる論理的かつ柔軟な感性を養う。 4子どもの感性の発達に理想的な絵画制作のありかたを主体的に探求する態度を養 授業計画 1 2 3 4 5 ・ガイダンス「幼児造形と美術」 こどもにとって絵画制作、また表現とは何かという考察を促しながら年間を通しての「絵画制作」の講義進行を説 明する。作品制作の裏付けとして大切な論理的考察の重要性を解説し次回の講義へ繋ぐものとする。(予習)美術史の大まかな流れを確認す る(復習)絵画作品の鑑賞をする ・絵画制作:表現技法 紙遊び―切り絵、折り紙(※折り紙については各講義で行なう) 初等美術表現領域において広く欧米でも実践されている紙遊び「切り紙、折り紙」を行う。はさみの特性や紙素材の特徴を考察しながら実 践する。(予習)紙を使った表現を調べておく(復習)紙遊びが内包する可能性を模索する ・絵画制作:表現技法 絵の具あそび ―ドロッピング 抽象性、偶然性をキーワードに色と色の感覚的な関係性を探る。これまでの美術環境を振り返り、絵画制作の問題点を考察する。考察した ことを踏まえ幼児期における絵画表現の在り方を実技実践を通して学んでいく。(予習)自身が受けて来た美術環境を振り返る(復習)流 し絵・吹き絵の表現を工夫する ・絵画制作:表現技法 絵の具あそび ―流し絵、吹き絵 抽象性、偶然性をキーワードに息を吹きかけてできた形の面白さや色と色の感覚的な関係性を探る。流し絵と吹き絵の特徴をとらえ、実際 の現場で教える際の注意点や展開の仕方を考察する。(予習)水彩絵の具の種類を確認する(復習)流し絵、吹き絵の特徴をまとめる ・絵画制作:表現技法 絵の具あそび ―染め 抽象性、偶然性をキーワードに半紙の特徴を捉え、色と色の感覚的な関係性を探る。折り方と色水に浸す箇所、浸す時間や水分量によって 変化する模様の特色を理解し、実際の現場で教える際の注意点や展開の仕方を考察する。(予習)にじむ表現について確認する(復習)染 めの特徴をまとめる 6 ・絵画制作:表現技法 絵の具あそび ―フィンガーペインティング1 色彩の基礎学習 ビデオ「幼児の育ちと造形」を鑑賞し、絵の具に直接触れる活動の意義を考察する。演習では色彩理論の基礎学習をフィンガーペインティ ングでおこなう。(予習)色彩仕組みを確認する(復習)色彩の特徴をまとめる 7 ・絵画制作:表現技法 絵の具あそび ―フィンガーペインティング2 表現への展開 前回学習したことを踏まえ、絵の具に直接触れる活動の可能性を探求する。課題1「抽象画に挑戦」課題2「友達の顔」(予習)抽象画に ついて調べる(復習)感覚的表現と観察表現の特徴をまとめる 8 9 ・絵画制作:表現技法 絵の具あそび ―身近な素材を使った表現 抽象性、偶然性をキーワードにティッシュと色ペンを使った演習を行なう、色と色の感覚的な関係性を探る。折り方とカラーぺんを浸す箇 所、浸す時間によって変化する模様の特色を理解し、実際の現場で教える際の注意点や展開の仕方を考察する。(予習)身近なものを使っ た絵画表現を確認する(復習)本時の特徴をまとめる ・描画活動の授業作り1 「絵の具あそび」を主題にした指導案を作成する。保育の現場における導入方法を考察させる。画用紙、身近に あるリサイクル品、水彩絵具など様々な素材を各々用意し行う。(予習)素材の準備をする(復習)指導案をまとめる 10 ・描画活動の授業作り2 「絵の具あそび」を主題にした模擬授業を行なう。線の形の多様さ、重なりやにじみなどの効果に気づきその面 白さを探求する。出来上がった作品から、各班の導入の仕方を振り返り考察する(予習)指導案を人数分用意する(復習)各班の展開の方 法をまとめる 11 ・絵画制作:表現技法 クレヨンを使った表現―目隠し絵 友達と協力し、目隠しをした状態で自画像を描く。見ないで描く事で得られるイメージの意外性に気づきその面白さを探求する。(予習) ドローイングについて(復習)展開の方法 12 ・幼児造形表現の原理 ―幼児造形表現の発達と様式 幼児造形表現の発達段階について理解を深めその特徴である様式をまとめる。講義後半では児童画の様式をとりいれて「児童画」に挑戦す る。(予習)児童画の特徴を確認する(復習)発達段階における児童画の特徴をまとめる 13 ・仕掛け絵:紙を使った表現 ―ポップアップ・カード制作 (試作) ポップアップカードの基本構造(平行折、V字折)を理解する。基本構造を踏まえ発展させたものを複数作成し、組み合わせと動きの関係 や、動きからイメージしたものをとらえさせる。(予習)ポップアップカードの特徴を確認する(復習)試作から気づいたことをまとめる 14 15 ・仕掛け絵:紙を使った表現 ―ポップアップ・カード制作「思いを伝える形」 開閉時に仕掛けがあるグリーティング・カードの制作をする。伝えたい相手を想定し、思いの伝わる形と色を探求する。色画用紙や折り 紙、水彩絵具などの特性をいかして伝えたいメッセージを考える。(予習)ポップアップカードアイデアを決める(復習)次回必要な素材 の準備をする ・仕掛け絵:紙を使った表現 ―ポップアップ・カード制作(仕上げ・完成) 各自カードの形状や仕掛け、相手へのメッセージが思うように表現されているか確認し完成させる。コンセプトの実現に向けて工夫してい る点を確認していく。(予習)イメージの実現に向けて準備をする(復習)講評で学んだことを次に生かせるようにする 準備学習・事後学習 講義時に指示をするので、その場合は必ず準備学習を必要とする。例:講義のまとめを作成、演習で行なった内容の指導案の作 成など 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 30 有り。筆記による。手書き1枚(A4)のみ持込み可 定期試験 授業参加度・出席態度・ファイリング・スケッチブック・作品制作提出過程をみる 定期試験以外(授業内の課 50 題・参加度・出席態度等) その他 20 作品提出 (紙コップ人形、ポップアップ・カード)、ポートフォリオなど 新造形表現 理論・実践編 著者:花岡 寛・岡田 敬吾 三晃書房 教科書 参考文献 履修条件 留意事項等 ●プロジェクト型保育の実践研究 (著者 :角尾 和子 北大路書房) ●創造的人間形成のために (著者:鬼丸 吉宏頸草書房)● 幼稚園教育要領(文部科学省) 、MI :個性を生かす多重知能の理論 (ハワード・ガードナー新曜社)(上記●_印図書は所有している 方が望ましい) 大前提として忘れ物をしない(スケッチブック、水彩絵の具、クレヨン、のり、はさみ)。配布物や作成したプリント類はファイリングす る。 - 83 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10710011 教員氏名 単位 1.0 保育内容VI絵画制作2 配当年次 1 開講期 後期 笠見 康大 人間は身近な人に喜びや感動を伝え、共感してもらいたい思いをもっている。子どもの造形表現は自己伝達と他伝達の二面をもち、これは 人の本能的行為ともいえる。子どもの造形活動は、自由な遊びや保育者が用意する共通体験活動が考えられる。このことは、子ども一人ひ とりが、個性が生かされ、楽しく造形活動が行われる保育が必要となる。そのため様々な表現技法の習得や、子どもが楽しめる絵本制作等 を通して、幼児教育に役立つ力を育てる。 授業の概要 到達目標 授業を通して、以下に示す資質や能力を身につける 1子どもの感性の発達における絵画制作のあり方を客観的に認識できるようにする。 2実技実践を通して保育者としての実践力を培う。 3様々な実践例を通して指導法を相対化できる論理的かつ柔軟な感性を養う。 4子どもの感性の発達に理想的な絵画制作のあり方の仮説を立て実践できる能力を培う 授業計画 1 ・後期「保育内容VI絵画制作2」についてのガイダンス 保育内容VI絵画制作1に於いて身に付けた技法を発展させた作品制作や、論理的に考察できる能力のさらなる向上の為に行う技法実技実践 を重点的に学ぶ。(予習)絵画制作1を振り返る(復習)授業計画を明確にし各自目標を作る 2 ・仕掛け絵 ―動く口、動く目 顔をテーマに仕掛け絵を制作する。前期で学んだ仕掛け絵の構造を復習しつつ、動きからイメージを膨らませる。また、保育者として指導 する際のポイントをまとめさせる。(予習)仕掛け絵について調べる(復習)展開をまとめる 3 ・絵画制作:表現技法 絵の具あそび ― デカルコマニー 抽象性、偶然性をキーワードに転写(合せ絵)することでできるシンメトリーな図の効果とマチエールの面白さを探求する。また、鑑賞で はロールシャッハテストを紹介し遊びへの展開を考察する。(予習)デカルコマニーについて確認する(復習)展開の方法をまとめる 4 ・絵画制作:表現技法 ― 糸引き絵 抽象性・偶然性をテーマに糸引き絵を制作する。偶然できた形からイメージを膨らまし思いついたものを描き足す。技法の特徴をつかみ実 際の保育に展開できるようにする。(予習)技法の研究と参考作品の鑑賞をする(復習)方法をまとめる 5 ・絵画制作:表現技法 ― クレヨンと水彩絵の具を使った表現① 抽象性をテーマにステンドグラス絵を制作する。クレヨンで線を引き、線と線で囲われた部分に色を塗る。この活動の特徴をつかみ実際の 保育に展開できるようにする。(予習)技法の研究と参考作品の鑑賞をする(復習)方法をまとめる 6 ・絵画制作:表現技法 ― クレヨンと水彩絵の具を使った表現②(バチック) クレヨンが水をはじく特性を利用し浮かび上がる絵を制作する。白いクレヨンで心に浮かんだ花と友達の顔を描きはみ出すように色を塗 る。この活動の特徴をつかみ実際の保育に展開できるようにする。(予習)技法の研究をする(復習)方法をまとめる 7 ・絵画制作:表現技法 ― 写し絵とスクラッチ クレヨンの特徴をとらえ写し絵とスクラッチの制作をする。この活動の特徴をつかみ実際の保育に展開できるようにする。(予習)技法の 研究をする(復習)方法をまとめる 8 ・絵画制作:表現技法 ― ステンシルと暈し絵 クレヨンの特徴をとらえ ステンシルと暈し絵の制作をする。この活動の特徴をつかみ実際の保育に展開できるようにする。(予習)技法の 研究をする(復習)方法をまとめる 9 ・絵画制作:表現技法 ― マーブリング 抽象性・偶然性をテーマに水の上で自由に色を動かし出来た色のイメージを和紙に転写する。。この活動の特徴をつかみ実際の保育に展開 できるようにする。(予習)技法の研究をする(復習)方法をまとめる 10 ・絵画制作:表現技法 フロッタージュ フロッタージュ技法の特徴を参考作品の鑑賞やその実践において考察する。また、教育現場に於いて適切な導入方法の考察もする。各自が 用意した、または発見した身近なものをフロッタージュする。(予習)技法の研究をする(復習)技法の展開をまとめる 11 12 描画活動の授業作り1-「スタンピング」を取り入れた指導案の作成。保育の現場における導入方法を考察させる。画用紙、身近にあるリ サイクル品、水彩絵具など様々な素材を各々用意し行う。(予習)素材の準備をする(復習)指導案をまとめる 描画活動の授業作り2-「スタンピング」を取り入れた模擬授業を行なう。各班の発表を振り返り保育の現場で展開できる論理的な技術力 を身につける。(予習)指導案を人数分用意する(復習)各班の発表の要点をまとめる 13 ・絵本制作 ―絵本の研究とテーマの検討 制作1 既存の絵本の中にある物語の構造を分析しその特徴を理解する。それぞれ子どもの視点を考慮して物語を文章化しテーマを模索する。(予 習)任意の絵本を用意し分析する(復習)各自コンセプトをまとめテーマを明確にしる 14 ・絵本制作 ―テーマの決定と技法の検討 制作 2 各自がまとめたテーマを再考し物語の構想を深めながら決定をする。また、テーマにあった表現技法、素材の研究をし工夫をする。(予 習)テーマにあった画材の準備をする(復習)絵本制作を進める 15 ・絵本制作 ―完成、発表と鑑賞 / 本講義まとめ 完成した絵本を発表し鑑賞することで、自分の作品をふくめて客観的な視点に立ち、多様な価値感を認識できるよ うにする。(予習)自作の分析をする(復習)絵本制作の指導法の考察をまとめる 準備学習・事後学習 講義時に指示をするので、その場合は必ず準備学習を必要とする。例:講義のまとめを作成、演習で行なった内容の指導案の作 成など 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 20 課題レポート 定期試験 授業参加度・出席態度・ファイリング・スケッチブック・作品制作提出過程をみる 定期試験以外(授業内の課 50 題・参加度・出席態度等) その他 30 作品提出 (絵本) 新造形表現 理論・実践編 著者:花岡 寛・岡田 敬吾 三晃書房 教科書 参考文献 履修条件 留意事項等 ●プロジェクト型保育の実践研究 (著者 :角尾 和子 北大路書房) ●創造的人間形成のために (著者:鬼丸 吉宏頸草書房)● 幼稚園教育要領(文部科学省) 、MI :個性を生かす多重知能の理論 (ハワード・ガードナー新曜社)(上記●_印図書は所有している 方が望ましい) 大前提として忘れ物をしない(スケッチブック、水彩絵の具、クレヨン、のり、はさみ)。配布物や作成したプリント類はファイリングす る。 - 84 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10744011 教員氏名 単位 1.0 社会的養護内容 配当年次 3 開講期 前期 美馬 正和 子育て機能が大きく変化してきた現代、家庭内の子育てにも大きな変化が見られる。このような時代の中、家族と離れて施設生活を余儀な くされた子ども達にとって、施設職員はどのような存在になりえるのだろうか。求められるものとして、単に家庭に代わる代替え機能や再 養育機能だけではなく、子どもの家族への関係修復も求められる。さらに職員個々の専門性を活用し地域住民に対しての支援サービスも視 野に入れておかなければならない。このような中、施設職員が「子どもの最善の利益」を保障することができるようなかかわり、具体的な 支援方法について考えてみる。 授業の概要 到達目標 要保護児童の問題が発生する多くは、家庭の様々な問題が要因となっていることが多い。子どもたちは、家族・地域の中で本来持っている 様々な権利の保障がされてこなかった。子どもたちが本来持っている権利擁護を回復させるための支援方法などについて理解する。また、 子どもたちがどのような過程を経て家族と離れて生活をするようになったのかを知り、その時々の子どもたちの思い、家族の思いを理解す る。 授業計画 1 授業の概要 授業の進め方、こちらが望む授業態度、科目を通しての到達目標などを説明。 2 社会的養護とはなにか: 社会的養護の基礎概念、基本原則、体系、社会的養護と施設養護、社会的養護理論の変遷、子ども観の変遷、子どもの権利と社会的養護な どを振り返る。 準備:資料を配布。精読しておくこと 事後:社会的養護についての復習をすること 3 社会的養護の現状: 子どもと家庭を取り巻く状況について、子育て環境、子育ち環境、子育ての問題、社会的養護問題の本質、児童福祉法の改正についてなど 社会的養護の現状を知る。 準備:資料を配布。精読しておくこと 事後:社会的養護の現状についてまとめておくこと 4 児童福祉施設と関係諸機関: 児童福祉施設(乳児院、児童養護施設、児童自立支援施設、自立援助ホーム、母子生活支援施設、情緒障害児短期治療施設、重症心身障害児 施設、身体障害児福祉施設、知的障害児施設、里親制度など)について知る。 準備:資料を配布。精読しておくこと 事後:児童福祉施設についてまとめておくこと 5 施設で生活するということ①:講義 事例から児童養護施設等での生活の様子を知る。 準備:資料を配布。精読しておくこと 事後:施設生活についての文献を探す 6 施設で生活するということ②:グループワーク 事例から児童養護施設等での生活の様子を知る。 事前:施設生活について文献を探す 事後:発表資料を作成する 7 施設で生活するということ③:発表 事例から児童養護施設等での生活の様子を知る。 準備:発表資料を作成する 事後:施設生活についてまとめておくこと 8 虐待をするということ①:講義 事例から虐待をしてしまう親の思いを知る。 準備:資料を配布。精読しておくこと 事後:虐待についての文献を探すこと 9 虐待をするということ②:グループワーク 事例から虐待をしてしまう親の思いを知る。 事前:虐待についての文献を探すこと 事後:発表資料を作成する 10 虐待をするということ③:発表 事例から虐待を防ぐ方法を考える。 準備:発表資料を作成する 事後:虐待についてまとめておくこと 11 自立を支援する: 子どもたちが自立することの意味を知る。自立に向けた支援を知る。 準備:資料を配布。精読しておくこと 事後:自立を支援することについてまとめておくこと 12 家族を支援する: 家族への支援の方法などを知る。 準備:資料を配布。精読しておくこと 事後:家庭支援についてまとめておくこと 13 子どもの権利について: 子どもの権利について知る。 準備:資料を配布。精読しておくこと 事後:子どもの権利についてまとめておくこと 14 児童養護施設での様子: 児童養護施設の子どもたちと職員の様子が記録された映像資料を鑑賞。 準備:資料を配布。精読しておくこと 事後:映像鑑賞後考えをまとめておくこと 15 まとめ:社会的養護内容の復習 社会的養護内容について振り返り、具体的にどのような支援ができるのかを考える。 準備:授業内容について振り返る 事後:授業全体をまとめておくこと 準備学習・事後学習 成績評価の方法 区分 定期試験 定期試験以外(授業内の課 題・参加度・出席態度等) その他 特になし 教科書 参考文献 履修条件 留意事項等 準備学習:配布資料等を精読しておくこと。 事後学習:扱った内容をまとめておくこと。 割合(%) 0 70 内容 定期試験は行わない。 レポートを複数回行う。評価基準はテーマの理解、文献の読み込み、論の展開、主張、誤字脱字など。 30 グループワーク、ディスカッションなどの成果物を評価の対象とする。 よくわかる社会的養護 / 山縣文治・林浩康編 / ミネルヴァ書房 社会的養護内容総論 / 畠中義久編 / 同文書院 保育士をめざす人の社会的養護内容 / 辰巳隆・岡本眞幸/ みらい この科目は演習科目になるため、授業への積極的な参加を求める。 映像資料の鑑賞を実施する。 - 85 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10611011 教員氏名 授業の概要 到達目標 単位 1.0 乳児保育I 配当年次 3 開講期 前期 工藤 恭子 乳児期は、心身の発達の著しい時期であり、生きる力の基礎を培う重要な時期である。そのため本科目では、以下の点について学習する。 ① 0歳児から3歳未満児の発達の特徴と乳児保育の重要性② 乳児保育に対する社会の期待と、乳児の発達を援助するための具体的方法 ③ 保育所における乳児の生活 ④ 具体的・実践的な乳児保育 ⑤ 乳児の生活における遊びの重要性。⑤では、具体的な遊び方についても学 び、本科目全体を通して、保育所実習の準備としても役立つ内容とする。 1. 乳児保育とは何かを理解し、その歴史と役割を理解できる。2. 乳児保育の現状と課題について理解できる。3. 0~18か月未満児の発達 と保育内容を理解し、実践できる。 授業計画 1 2 3 4 5 6 7 8 9 【オリエンテーション】 ①前期の学習内容を説明する。(演習の学習方法・学習要点レポートの書き方・評価方法) ②保育園名・クラス名を決定(5人程度のグループを構成し、グループワークを行うため)し、保育士役の順番を決定する。保育士役は出席 をとり、シールを貼る。③演習時は場合により、エプロン着用するため、準備しておく。(名札着用)④乳児保育の実際 第1巻DVD鑑賞 (約30分) 【乳児保育の概念の理解】 ①乳児・乳児保育とは・・・児童福祉法・発達論・行政からみた概念 ②乳児保育の変遷・・・乳児保育の一般化 ③こどもと家庭を取り巻く環境の変化の理解(少子化の進行・家族形態の変化・女性就労の変化) <予習>3歳児神話・ベビーホテル問題について調べる。 <復習>乳児保育の一般化の背景をまとめる。 【乳児保育の現状】 ①乳児保育の場・・・保育所・乳児院・家庭的保育・子育て支援 ②乳児保育の内容・・・保育所保育指針の保育のポイント ③乳児保育の一日・・・保育園・乳児院・家庭的保育のデイリープログラム(乳児保育の実際第2巻DVD鑑賞) <予習>保育所保育指針を熟読して授業に臨む事。 <復習>デイリープログラムの場による違いをまとめる。 【先輩保育士に学ぶ】・・・学生との交流(2クラス合同) ①乳児院に就職し、活躍している先輩(30分)②保育園に就職し、活躍している先輩 (30分)に講話して頂く。 残り30分は交流会を行う。 2名の先輩より、施設概要・こども達の様子・保育士の役割を講話して頂き、保育士の大変さだけではなく、楽しさや喜びを感じとる。ま た、保育所実習に向けて保育のイメージ化を図り、保育士の役割を考える機会とする。 【乳児の成長・発達とその援助・・・①新生児】 ①寝具の設定②室温・湿度の設定③抱っこの仕方④おむつ交換 ⑤泣き声への対応(空腹・甘え・不快・眠い等)・・・泣き声人形を抱っこし、対応が適切か確認する。 <予習>新生児期の特徴をまとめる。(こどもの保健学習資料も参考にする)<復習>人形で自主練習を行う。 【乳児の成長・発達とその援助・・・②1~3か月児】 ①室温・衣服の調節②縦抱きの仕方③腹ばい運動④おもちゃでの遊び⑤授乳方法(抱き方・ミルクの作り方・冷凍母乳の扱い方)⑥外気浴 (外で実施)⑦ベッド柵の安全⑧赤ちゃん体操(見る・聞く力を引き出す、首のすわりを促す) <予習>この時期のこどもの特徴をまとめる。この時期に適切なおもちゃを調べる。<復習>人形で自主練習を行う。 【乳児の成長・発達とその援助・・・③4~6か月児】 ①離乳食の開始DVD30分鑑賞②おんぶの仕方③あやし方④おもちゃでの遊び⑤歌い聞かせ⑥歌い聞かせベビーマッサージ⑦環境設定 <予習>この時期のこどもの特徴をまとめる。この時期に適切なおもちゃを調べる。<復習>人形で自主練習を行う。 【乳児の成長・発達とその援助・・・④7~10か月児】 ①お座り・はいはい・つかまり立ちができる環境設定と赤ちゃん体操(お座りを促す、はいはいを促す、言葉の理解を促す、コミュニケー ションを促す)②歌遊び・・・「いない いない ばあ」「一本橋こちょこちょ」「ちょちちょちあわわ」③絵本の読み聞かせ <予習>この時期のこどもの特徴をまとめる。絵本を各1冊持参する。<復習>絵本の読み聞かせの復習。 【乳児の成長・発達とその援助・・・⑤11~13か月児】 ①離乳食の援助(DVD30分鑑賞)②散歩(ベビーカー)時の考慮点 ③指さし行動への対応 ④手遊び・絵本の読み聞かせ <予習>この時期に適切な絵本を各1冊持参する。<復習>絵本の選択の根拠について考える。ベビーカーの種類と使用方法を復習する。 10 【乳児の成長・発達とその援助・・・⑥11~13か月児】①指さし行動への対応②昼寝への対応③歌遊び・・・「おうまはみんな」④赤ちゃ ん体操(立っちを促す・つたい歩きを促す・言葉の理解を促す・言葉を誘う)⑤手作りおもちゃ・・・約40分でできる、身近な材料ででき る手づくりおもちゃを製作する。 <予習>身近な素材でできる手作りおもちゃの作り方を調べ、材料を準備する。 <復習>歌遊びについて調べる。 11 【乳児の成長・発達とその援助・・・⑦14~18か月児】①フープ遊び②遊具設定の仕方③ごっこ遊び④赤ちゃん体操(認知を育てる)⑤粘 土遊び(小麦粉の性質についての学習)の準備 <予習>ごっこ遊びにはどのようなものがあるか調べる。小麦粉の性質について調べる。 <復習>何歳から粘土遊びができるか考える。 12 【小麦粉粘土作品製作】・・・グループ活動 ①作品のテーマをグループで考える。②一人100~150gの小麦粉と4色の食紅を使用し、自由な色づけをした粘土を作成する(必要物品及び 方法は前週説明)。 保育演習室を使用し、約30分で仕上げる。③作品を製作する(約50分)。A3版画用紙上に作品を製作する。④評 価・・・小麦粉粘土作品を製作しての感想・保育計画立案上の配慮点等を評価する。(約10分) 13 【乳児の成長・発達とその援助・・・⑧14~18か月児】 ①絵本の読み聞かせ②言葉への関わり③見立て遊び・リズムたいそう④食事のあいさつ⑤手洗いの歌⑥衣服の着脱の援助⑦次週の散歩の準 備(保育計画立案・・・郊外散歩の目的・目標・方法・配慮点)を全員で考える。(約30分) <予習>「見立て遊び」について調べる。 絵本を各1冊持参する。 <復習>人形で衣服の着脱の練習をする。 14 【郊外散歩の実践】 ①前週に立案した保育計画(郊外散歩の目的・目標・方法・配慮点)を基に、2グループに分かれ、役割分担をする。 保育士役数名、ベビーカーを押す保育士1名、こども役数名を設定し、計画を確認する(約20分)。 ②近くの公園に出かける。地域の方々に迷惑にならないよう配慮し、行動する。(往復20分・活動30分) ③終了後評価を行う。(役割分担・保育計画の内容・反省点等)(約20分) 15 【手作り絵本制作】 外部講師として、「手作り絵本作家」の方に演習をして頂く。講話30分、絵本制作60分 2クラス合同で行う。必要物品については事前に連絡する。 <予習>図書館に行って手作り絵本に触れてみよう。<復習>実習に活用できる点をまとめてみよう。 準備学習・事後学習 教科書を予習する事は勿論であるが、上記に提示した項目は必ず学習し、レポート提出する事。 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 0 定期試験 毎回の学習要点レポート30%、予習レポート30%、演習参加態度・意欲40% 定期試験以外(授業内の課 100 題・参加度・出席態度等) その他 0 乳児の生活と保育 松本園子編著 ななみ書房 教科書 参考文献 履修条件 留意事項等 見る・考える・創り出す乳児保育 CHS子育て文化研究所編 萌文書林 保育とおもちゃ 発達の道すじにそったおもちゃの選び方 瀧 薫著 エイデル研究所 新版 遊びの指導 乳・幼児編 幼少年教育研究所編著 同文書院 はじめて学ぶ乳児保育 志村聡子編著 同文書院 保育士資格を取得するための必修科目である。 - 86 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10612011 教員氏名 授業の概要 到達目標 単位 1.0 乳児保育II 配当年次 3 開講期 後期 工藤 恭子 本科目の学習は、乳児期の重要性を理解する事が基本となる。そのため乳児保育Ⅰで学んだ心身両面の発達を理解する事を基本として、以 下の点について学習する。①こどもの発達と玩具の役割②発達記録のとり方と保育日誌の書き方③指導計画の立て方④家庭と保育所との連 携-母親の就労と保育所の役割⑤乳児の健康と安全⑥地域における子育て支援⑦乳児保育の現状と問題点。身近な材料による玩具製作も取 り入れる。保育所実習の準備としても重要な科目である。 1.1歳後半から2歳児までの発達と保育内容を理解できる。 2.保育課程に基づく指導計画の作成・観察・記録・自己評価のポイントを理解できる。 3.発達を促す生活と遊びを実践できる。 4.乳児保育における連携を理解できる。 授業計画 1 【乳児の成長発達とその援助⑨1歳後半~2歳未満児】 ①食欲を促す絵本の読み聞かせ②トイレ・トレーニングとトイレへの誘導③手洗い・うがい・歯磨きの仕上げ④適切な衣服の選択⑤遊具の 取り合いや喧嘩の仲裁方法⑥模倣遊びの6項目について、グループワークにより、実習中の体験を共有し、発表する。この体験を次回の実習 に活かしていく。 2 【乳児の成長発達とその援助⑩2歳児】 ①ごっこ遊びの支援③食事時のテーブルの形(〇か□かでの心理的違い)④トイレの設計・排泄の援助・・・大きさ測定⑧ダンス(ミッ キーマウス・マーチ) <予習>2歳児ごっこ遊びの特徴を調べる。 <復習>ごっこ遊びの年齢的変化をまとめる。 3 【乳児の成長発達とその援助⑪2歳児】 ①折り紙作品製作・・・4つ切り画用紙に作品を貼る(グループ毎)(約40分)②大型紙芝居・・・普通の大きさとの比較③積み木遊 び・・・大きさの選び方④バランスボール・ボールでの遊び⑤パズルの選び方 <予習>2歳児ができる折り紙を考える。 <復習>2歳児のダイナミックな遊びを調べる。 4 【地域で育児中のこどもと母親から学ぶ】・・・交流会 ①地域の子育てひろばに通う親子3組(0歳児・1歳児・2歳児を育児する者)をお招きし、出産時の状況・育児の大変さや喜び・夫婦の協 力・保育者への願いなどを講話して頂く(一人5分程度)。②学生のグループに入って頂き、交流会を行う。(約20分)自由にディスカッ ションを行う。③学生からお礼の出し物を披露(ダンス・大型絵本・手遊び等)する。 5 【病児保育】 ①病児・病後児保育とは②プレパレーション・ディストラクション ➂点滴を嫌がり泣いているこどもをあやすために使用するごほうび(がんばりましたメダル)を作成する。 <予習>病児・病後児保育・プレパレーション・ディストラクションについてA4版レポート用紙2枚にまとめる。 <復習>他にどのようなごほうびが良いか考える。 6 【保健だよりの作成】 ①保健だよりの目的・考慮点を考える。 ②予防接種・歯と食べ物・爪の清潔・かぜとインフルエンザ・薬の飲ませ方・耳についての中から選択し作成する。(グループメンバーは 同じテーマのお便りを作成する。 <予習>保健だよりの書き方を調べる。 <復習>他の学生の作品を見て、工夫点やアイディアの視野を広げる。 7 【乳児の成長発達と健康の評価】 10か月の人形の計測(身長・体重・頭囲・胸囲)し、評価(カウプ指数)する。また、2歳児の身体計測方法を復習(小児保健実習の復習) 【育児相談】 ①目的・方法・配慮点を確認してから2名で行い、感想を述べ合う。事例は教員が準備する。 <予習>カウンセリング技法の復習 <復習>自分の特徴や傾向に気づき、今後の努力点を明確にする。 8 【毎日の健康状態の観察と健康診断・評価】 ①保育所における健康診断の内容 ②保育所における健康観察の項目・健康観察の方法・・・2名ペアになって全身健康チェックを行う。 健康チェックリストを用意し、バイタルサインのチェックも行う。 <予習>こどもの保健での学習の復習 <復習>不足している技術に気づき、今後の努力点を明確にする。 9 【乳児保育における保育計画】 ①年間指導計画・月間指導計画・週案・日案の立案(0歳児・1・2歳児)と評価②乳児のための指導計画作成の視点 ➂年間指導計画をグループで作成(4月分)する。 <予習>保育計画にはどのような項目を書くのか調べる。 <復習>計画立案時の自分の不足している能力を明確にする。 10 【保育の記録】 ①個人の記録(家族・家庭についての調査票・健康状態・妊娠中の状態・分娩時の状態・生活習慣・入園までの発達状態・ 歯科健康診断・ 発達記録) ②保育日誌・週案・月案③保健日誌④給食日誌 <予習>保育の記録の資料を探す。 <復習>実習で見た記録を整理する。 11 【連絡帳の記載】 ①連絡帳の目的②記載時の配慮点③記載内容とレイアウトをグループで話合い、意志を統一する。 その後、各自で仕上げる。 <予習>連絡帳にはどのような形式の物があるか調べてみよう。 <復習>他者の作品を見て、自己の課題を明確にする。 12 【乳児保育における安全管理】 ①保育環境の衛生管理…保育室内外の衛生・こども達の私物の清潔 ②実習ではどうだったか、振り返りながら、図式化し、対応を考える。・・・グループワーク <予習>実習場所の衛生管理についてまとめる。 <復習>消毒方法について復習する。 13 【乳児保育における安全管理】 ①乳幼児突然死症候群・・・厚生労働省研究内容を理解する。 ②揺さぶられっ子症候群・・・研究論文から現状を解明する。 ③保育所における薬の扱い・・・多く扱う薬品の作用・副作用・扱い方 <予習>保育士と与薬に関する法律を調べる。<復習>保育士が保護者にどう働きかけたら良いかまとめる。 14 【乳児保育における安全管理】 ①日常生活における危険と対応・人数確認によるこどもの把握・不審者の侵入の防止・・・実際の記事からの学び ②危機管理に対するロールプレイ・・・不審者侵入に対する対応、全員で考え、役割分担をして劇を演じる。 <予習>過去に起きた事件について調べる。 <復習>実際に起きた場合の対策を明確にする。 15 【乳児保育における連携と乳児保育の今後の課題】 ①まとめ・・・学習の振り返り ②わが国の「新子ども・子育てビジョン」の目指すもの <予習>「新子ども・子育てビジョン」について調べる。 <復習>保育士としての自己の課題を明確にする。 準備学習・事後学習 教科書を予習する事は勿論であるが、上記に提示した項目は必ず学習し、レポート提出する事。 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 0 定期試験 毎回の学習要点レポート30%、予習レポート30%、演習参加態度・意欲40% 定期試験以外(授業内の課 100 題・参加度・出席態度等) その他 0 乳児の生活と保育 松本園子編著 ななみ書房 教科書 参考文献 履修条件 留意事項等 見る・考える・創り出す乳児保育 CHS子育て文化研究所編 萌文書林 保育とおもちゃ 発達の道すじにそったおもちゃの選び方 瀧 薫著 エイデル研究所 新版 遊びの指導 乳・幼児編 幼少年教育研究所編著 同文書院 はじめて学ぶ 乳児保育 志村聡子編著 同文書院 保育士資格を取得するための必修科目である。 - 87 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10655011 教員氏名 授業の概要 到達目標 単位 1.0 表現I幼児音楽1 配当年次 1 西野 美穂、今井 由惠、坂入 幾久子 この授業では、学生が将来保育者・教育者として子どもたちとのさまざまな音楽活動を行うときに必要なピアノ演奏の基礎的な力を身につ けるための実技指導を行う。授業は初級(初心者)クラスと中・上級クラスに分け、それぞれのレベルに合った教材を用い、個人レッスン を中心として行う。 ピアノ(鍵盤楽器)の学習においては、初心者と経験者は個人差が大きいため、それぞれの到達目標を示す。 初級(初心者) ・バイエル1~50番を教材とし、基本的な読譜能力と演奏技術を習得する。 ・簡単な「こどもの歌」の弾き歌いができる。 中・上級(経験者) ・バイエルの中で今まで弾いたことのない曲があれば学習する。 ・ブルクミュラー 25の練習曲、ソナチネ・アルバム等を教材として演奏技術、表現力をつける。 ・簡単な弾き歌いができるようになる。 授業計画 1 オリエンテーション ・鍵盤楽器の経験の有無、読譜能力を調べるためにとったアンケートに基づいてクラス分けをする。 ・授業に使用する楽器、練習室に関しての説明と注意。 ・それぞれのクラスの担当教官と今後の課題について相談する。 (予習)鍵盤楽器経験者は今までに学習したことに目を通しておく。(復習)担当の教員からの課題を練習しておく。 2 演奏 鍵盤楽器1 初級・・・・ピアノ譜の読譜に関する基礎知識の説明 ・バイエル1番(音符の長さ、拍子、右手のみの演奏) 中上級・・・「ブルクミュラー 25の練習曲」「ソナチネ・アルバム1」より指定された曲 (予習)課題を練習しておく。(復習)指導内容を確認して練習しておく。 3 演奏 鍵盤楽器2 初級・・・・バイエル2番(音符の長さ、拍子、左手のみの演奏) 中上級・・・「ブルクミュラー 25の練習曲」「ソナチネ・アルバム1」より指定された曲 (予習)課題を練習しておく。(復習)指導内容を確認して練習しておく。 4 演奏 鍵盤楽器3 初級・・・・バイエル3~10番(両手でユニゾンの演奏、右手は旋律で左手は伴奏) 中上級・・・「ブルクミュラー 25の練習曲」「ソナチネ・アルバム1」より指定された曲 (予習)課題を練習しておく。(復習)指導内容を確認して練習しておく。 5 演奏 鍵盤楽器4 初級・・・・バイエル11~15番(両手の練習、フレーズ感を持って弾く) 中上級・・・「ブルクミュラー 25の練習曲」「ソナチネ・アルバム1」より指定された曲 (予習)課題を練習しておく。(復習)指導内容を確認して練習しておく。 6 演奏 鍵盤楽器5 初級・・・・バイエル16~18番(速度標語にあった演奏、レガート奏法) 中上級・・・「ブルクミュラー 25の練習曲」「ソナチネ・アルバム1」より指定された曲 (予習)課題を練習しておく。(復習)指導内容を確認して練習しておく。 7 演奏 鍵盤楽器6 初級・・・・バイエル19~21番(レガート奏法) 中上級・・・「ブルクミュラー 25の練習曲」「ソナチネ・アルバム1」より指定された曲 (予習)課題を練習しておく。(復習)指導内容を確認して練習しておく。 8 演奏 鍵盤楽器7 初級・・・・バイエル22~25番(対位法的な伴奏) 中上級・・・「ブルクミュラー 25の練習曲」「ソナチネ・アルバム1」より指定された曲 (予習)課題を練習しておく。(復習)指導内容を確認して練習しておく。 9 演奏 鍵盤楽器8 初級・・・・バイエル26~31番(スラー、タイ) 中上級・・・「ブルクミュラー 25の練習曲」「ソナチネ・アルバム1」より指定された曲 (予習)課題を練習しておく。(復習)指導内容を確認して練習しておく。 10 演奏 鍵盤楽器9 初級・・・・バイエル32~36番(レガート奏法、フレーズ感) 中上級・・・「ブルクミュラー 25の練習曲」「ソナチネ・アルバム1」より指定された曲 前期実技試験の課題曲を発表。 学生は課題曲の中からの選曲をする。 (予習)課題を練習しておく。(復習)試験課題を練習しておく。 11 演奏 鍵盤楽器10 初級・・・・バイエル37~40番(手のポジション移動) 中上級・・・「ブルクミュラー 25の練習曲」「ソナチネ・アルバム1」より指定された曲 実技試験の課題曲を練習し、指導を受ける。 (予習)試験の課題曲を練習しておく。(復習)指導を生かして練習しておく。 12 演奏 鍵盤楽器11 初級・・・・バイエル41~44番(手のポジション移動、全音符から8分音符までの練習 中上級・・・「ブルクミュラー 25の練習曲」「ソナチネ・アルバム1」より指定された曲 実技試験の課題曲を練習し、指導を受ける。 (予習)試験の課題曲を練習しておく。(復習)指導を生かして練習しておく。 13 演奏 鍵盤楽器12 初級・・・・バイエル45~47番(8分音符の練習) 中上級・・・「ブルクミュラー 25の練習曲」「ソナチネ・アルバム1」より指定された曲 実技試験の課題曲を練習し、指導を受ける。 (予習)試験の課題曲を練習しておく。(復習)指導を生かして練習しておく。 14 まとめ ・実技試験による確認 試験は人前での演奏に慣れるため、発表会形式にする。試験日が次回にあたる学生は見学する。 (予習)試験に向けて確認しながら練習する。(復習)試験を受けた学生は教員のアドバイスを生かして復習しておく。 15 まとめ ・実技試験による確認 試験は人前での演奏に慣れるため、発表会形式にする。 試験が終了した学生は見学する。 (予習)試験に向けて確認しながら練習する。(復習)試験を受けた学生は教員のアドバイスを生かして復習しておく。 準備学習・事後学習 準備学習:課題とする楽曲は授業までに譜読みを終え、両手で弾くことができる状態にしておく。 事後学習:授業で学習した課題は繰り返し練習し、演奏の確実な基礎力を身につけること。 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 0 定期試験 ・授業態度 ・予習復習等の自主的学習態度 定期試験以外(授業内の課 30 ・毎授業での課題演奏の達成度 題・参加度・出席態度等) その他 70 実技試験 バイエル ピアノ教則本 New Edition 音楽之友社 実用こどもの歌曲200選 松山祐士編 ドレミ出版社 教科書 ブルクミュラー 25の練習曲 全音出版社 ソナチネ・アルバム1 全音出版社 参考文献 履修条件 留意事項等 開講期 前期 ソナチネ・アルバム2 全音出版社 各自、準備学習、事後学習に十分に取り組んで授業に臨むこと - 88 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10656011 教員氏名 授業の概要 到達目標 単位 1.0 表現I幼児音楽2 配当年次 1 開講期 後期 西野 美穂、今井 由惠、坂入 幾久子 この授業では、学生が将来、保育者・教育者として子どもたちとのさまざまな音楽活動を行うときに必要なピアノ演奏の基礎的な力を身に つけるための実技指導を行う。授業は前期の「表現Ⅰ幼児音楽1」と同様、初級クラスと中・上級クラスに分け、それぞれのレベルに合った 教材を用い、個人レッスンを中心として行う。また、弾き歌いの練習も加え、豊かな表現力を養う。 前期の「表現Ⅰ幼児音楽1」で学んだ鍵盤楽器の基礎的な演奏技術をさらに高めて応用できるようにする。 初級(初心者) ・バイエル51~80番を教材として基礎的な演奏技術の習得に加えて、豊かな音楽表現ができるようにする。 ・「こどもの歌曲」の弾き歌いのレパートリーを拡げる。 中・上級者 ・幼児音楽1で学んだ「ブルクミュラー 25の練習曲」、「ソナチネ・アルバム1」のレパートリーをさらに拡げて より高度な演奏技術と表現力を身につける。 ・「こどもの歌曲」の弾き歌いのレパートリーを拡げる。 授業計画 1 オリエンテーション ・前期「表現Ⅰ幼児音楽1」で習得した演奏技術の確認。・夏休み中の課題の確認。 ・それぞれの担当教員と今後の課題について相談する。 (予習)前期に学習した内容を確認しておく。(復習)担当の教員からの課題を練習しておく。 2 演奏 鍵盤楽器1 初級・・・・バイエル51~54番(8分の6拍子) ・「こどもの歌曲」より『かえるの合唱』 中上級・・・「ブルクミュラー 25の練習曲」「ソナチネ・アルバム」より指定された曲 ・「こどもの歌曲」より『チューリップ』 (予習)課題を練習しておく。(復習)指導内容を確認して練習しておく。 3 演奏 鍵盤楽器2 初級・・・・バイエル55~57番(へ音記号、強弱) ・「こどもの歌曲」より『大きな栗の木のしたで』 中上級・・・ソナチネ・アルバムより指定された曲 ・「こどもの歌曲」より『おべんとう』 (予習)課題を練習しておく(復習)指導内容を確認して練習しておく 4 演奏 鍵盤楽器3 初級・・・・バイエル58~59番(8分の3拍子) ・「こどもの歌曲」より『むすんでひらいて』 中上級・・・ソナチネ・アルバムより指定された曲 ・「こどもの歌曲」より『おかえりのうた』 (予習)課題を練習しておく(復習)指導内容を確認して練習しておく 5 演奏 鍵盤楽器4 初級・・・・バイエル60~61番(対位法的な音楽、付点) ・「こどもの歌曲」より『きらきらぼし』 中上級・・・ソナチネ・アルバムより指定された曲 ・「こどもの歌曲」より『うみ』 (予習)課題を練習しておく(復習)指導内容を確認して練習しておく 6 演奏 鍵盤楽器5 初級・・・・バイエル62~64番(スタッカート、4手連弾) ・「こどもの歌曲」より『チューリップ』 中上級・・・ソナチネ・アルバムより指定された曲 ・「こどもの歌曲」より『こぎつね』 (予習)課題を練習しておく(復習)指導内容を確認して練習しておく 7 演奏 鍵盤楽器6 初級・・・・バイエル65~66番(ハ長調の音階、指くぐり) ・「こどもの歌曲」より『おべんとう』 中上級・・・ソナチネ・アルバムより指定された曲 ・「こどもの歌曲」より『とんぼのめがね』 (予習)課題を練習しておく(復習)指導内容を確認して練習しておく 8 演奏 鍵盤楽器7 初級・・・・バイエル67~69番(重音の練習) ・「こどもの歌曲」より『おかえりのうた』 中上級・・・ソナチネ・アルバムより指定された曲 ・「こどもの歌曲」より『森のくまさん』 (予習)課題を練習しておく(復習)指導内容を確認して練習しておく 9 演奏 鍵盤楽器8 初級・・・・バイエル70~72番(ト長調) ・「こどもの歌曲」より『うみ』 中上級・・・ソナチネ・アルバムより指定された曲 ・「こどもの歌曲」より『たなばたさま』 (予習)課題を練習しておく(復習)指導内容を確認して練習しておく 10 演奏 鍵盤楽器9 初級・・・・バイエル73~74番(臨時記号、三連符 ・「こどもの歌曲」より『こぎつね』 中上級・・・ソナチネ・アルバムより指定された曲 ・「こどもの歌曲」より『ジングルベル』 後期実技試験の課題曲を発表。学生は課題曲の中からの選曲をする。 11 演奏 鍵盤楽器10 初級・・・・バイエル75~76番(ニ長調) ・「こどもの歌曲」より『とんぼのめがね』 中上級・・・ソナチネ・アルバムより指定された曲 ・「こどもの歌曲」より『きよしこのよる』 実技試験の課題曲を練習し、指導を受ける。 (予習)試験の課題曲を練習しておく。(復習)指導を生かして練習しておく。 12 演奏 鍵盤楽器11 初級・・・・バイエル77~78番(さまざまな奏法) ・「こどもの歌曲」より 前回までの復習 中上級・・・ソナチネ・アルバムより指定された曲 ・「こどもの歌曲」より 前回までの復習 実技試験の課題曲を練習し、指導を受ける。 (予習)試験の課題曲を練習しておく。(復習)指導を生かして練習しておく。 13 演奏 鍵盤楽器12 初級・・・・バイエル79番(イ長調) ・「こどもの歌曲」より 前回までの復習 中上級・・・ソナチネ・アルバムより指定された曲 ・「こどもの歌曲」より 前回までの復習 実技試験の課題曲を練習し、指導を受ける。 (予習)試験の課題曲を練習しておく。(復習)指導を生かして練習しておく。 14 まとめ ・実技試験による確認 試験は人前での演奏に慣れるため、発表会形式にする。試験日が次回にあたる学生は見学する。 (予習)試験に向けて確認しながら練習する。(復習)試験を受けた学生は教員からのアドバイスを生かして復習しておく。 15 まとめ ・実技試験による確認 試験は人前での演奏に慣れるため、発表会形式にする。 試験が終了した学生は見学する。 (予習)試験に向けて確認しながら練習する。(復習)試験を受けた学生は教員のアドバイスを生かして復習しておく。 準備学習・事後学習 準備学習:課題とする楽曲は授業までに譜読みを終え、両手で弾くことができる状態にしておく。 事後学習:授業で学習した課題は繰り返し練習し、演奏の確実な基礎力、表現力を身につけること。 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 0 定期試験 ・授業態度 ・予習復習等の自主的学習態度 定期試験以外(授業内の課 30 ・毎授業での課題演奏の達成度 題・参加度・出席態度等) その他 70 実技試験 バイエル ピアノ教則本 New Edition 音楽之友社 実用こどもの歌曲200選 松山祐士編 ドレミ楽譜出版社 教科書 ブルクミュラー 25の練習曲 全音出版社 ソナチネ・アルバム1 全音出版社 参考文献 履修条件 留意事項等 ソナチネ・アルバム2 全音出版社 各自、事前学習、事後学習に十分に取り組んで授業に臨むこと。 - 89 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10657011 教員氏名 単位 1.0 表現II造形1 配当年次 2 開講期 前期 笠見 康大 造形表現活動は、自分の思いを何らかの形や色彩、その他の表現方法で表す活動である。子どもは結果よりも活動自体を楽しむ傾向にあ り、それは環境へ自ら働きかけて遊びながら表現し、表現しながら遊んでいる。保育においてはこのプロセスを大切にし感性や想像力を働 かせ創造性を育むことが大切である。ここでは、子どもの表現の芽を育て援助していく保育者の資質を高めるための制作活動を行う。 授業の概要 授業を通して、以下に示す資質や能力を身につける 1造形表現と子どもの関係を理解できる。 2子どもの感性を豊かにする造形表現を自らも実践できる。 到達目標 授業計画 1 オリエンテーション〜社会の中の造形表現 我々の身の回りにある造形表現(美術作品)について考察をしていく。社会の中にある美術館やパブリックアートなどが担う役割について 理解を深めて行く。(予習)各自身の回りにある造形表現を確認しておく(復習)造形表現の多様性の確認をする 2 描画表現―観察から想像する 身のまわりのものを観察することから想像を膨らますことをテーマに絵を描く。観察することや想像することがいかに創造性と関わってい るのかを考察する。(予習のポイント)絵本や画集で多様な表現を確認する(復習のポイント)こどもの自由な発想を保障する保育者のか かわりについてまとめる 3 描画表現―観察からイメージをつかむ(詩の朗読から) 「不思議」をテーマに身のまわりのものを観察し絵を描く。観察することや想像することがいかに創造性と関わっているのかを考察する。 (予習のポイント)絵本や画集で多様な表現を確認する(復習のポイント)こどもの自由な発想を保障する保育者のかかわりについてまと める 4 描画表現―キャラクターについて① テレビや漫画などに登場するキャラクターとこどもの描画表現について再考する。友達のキャラクターを制作するにあたり、ワークシート に友達の特長をまとめる(予習のポイント)絵本や画集で多様な表現を確認する(復習のポイント)こどもの自由な発想を保障する保育者 のかかわりについてまとめる 5 描画表現―キャラクターについて② テレビや漫画などに登場するキャラクターとこどもの描画表現について再考する。前回の講義でまとめた友達の特徴からイメージを膨らま しオリジナルのキャラクターを作成する。る(予習のポイント)ワークシートを完成させておく(復習のポイント)こどもの自由な発想を 保障する保育者のかかわりについてまとめる 6 素材と関わる表現―紙との関わりからイメージを膨らます ① 色画用紙を使ったオリジナルの「新種の生き物」を制作する。紙の特徴をつかみ次回の講義で作る「新種の生き物」のアイデアスケッチを ワークシートにまとめる。(予習)資料を集めるく(復習)ワークシートを完成させる 7 素材と関わる表現―紙との関わりからイメージを膨らます ② 色画用紙を使ったオリジナルの「新種の生き物」を制作する。前回の講義で作成したワークシートを元に自立する「新種の生き物」を色画 用紙を使って制作する。(予習)材料の準備をする(復習)紙を使った活動についてまとめる 8 素材と関わる表現―紙との関わりからイメージを膨らます ③ 完成したオリジナルの「新種の生き物」を撮影する。それぞれの作品に合った場所で撮影し自作の物語をつくりポートフォリオにまとめ る。(予習)作品を完成させておく(復習)紙を使った活動について指導案を作成する 9 10 楽しい造形遊び ―飛ぶものを作る① 子どもは遊びを通して感受性を豊かにする。本講義では紙皿を使ったオリジナルUFOの制作をし、風の力を利用した造形やゴム等の動力を 使って飛ばす造形について考察する。現代のこどもに即した造形遊びの展開を工夫をする。アイデアをワークシートにまとめる。(予習の ポイント)飛ばす方法を知る(復習のポイン)ワークシートを完成させる 楽しい造形遊び ―飛ぶものを作る② 前回まとめたワークシートをもとに紙皿を使ったオリジナルUFOの制作をする。飛ぶための形を考慮しつつ、形、色、素材を工夫する。。 (予習のポイント)材料を用意する(復習のポイン)作品を完成させる 11 楽しい造形遊び ―飛ぶものを作る③ 完成したオリジナルUFOを実際に飛ばしてみる。実際の活動の様子を撮影し、自作のUFOの物語りをポートフォリオにまとめる。また、遊び 方や制作の方法などを、紙皿を使った造形活動の指導案を作成する(予習のポイント)作品を完成させる(復習のポイン)紙皿を使った指 導案を完成させる 12 楽しい造形遊び 〜走るものを作る① 子どもは身近な材料を自分の世界に持ち込んで楽しめる。ここでは、紙を中心にやさしくつくれて遊べる車輪が動くオリジナルカーの作品 づくりをする。車輪の構造を理解しアイデアをワークシートにまとめる(予習のポイント)車輪の動きを調べる(復習のポイント)ワーク シートを完成させる 13 楽しい造形遊び 〜走るものを作る② 前回作成したワークシートを元にオリジナルカーの制作をする。既成概念にとらわれず思いつきを積極的に取り入れながら柔軟に制作を進 める。車輪の動く構造を完成させる。(予習のポイント)車輪の動きを確認する(復習のポイント)必要な素材の準備をする 14 楽しい造形遊び 〜走るものを作る③ 前回に引き続きオリジナルカーの制作をする。色、形、素材を工夫しながら完成させる。車輪の動く構造が出来ているか確認する。(予習 のポイント)必要な素材の準備をする(復習のポイント)オリジナルカーを完成させる 15 楽しい造形遊び 〜走るものを作る④ ダンボールを使って坂道を作り完成したオリジナルカーを実際に走らせる。実際の活動の様子を撮影し、オリジナルカーのコンセプトを ポートフォリオにまとめる。また、遊び方や制作の方法などを、車輪の動く造形活動の指導案を作成する。(予習のポイント)オリジナル カーを完成させる(復習のポイント)前期の造形と遊びについてレポートをまとめる 準備学習・事後学習 上記の各講義ごとの課題を参照。各講義で配布したプリントや活動のまとめ、作品類はポートフォリオとしてファイルにまとめ ておく。 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 0 定期試験は実施しない 定期試験 作品(期限内提出、制作条件の理解、制作の取組、作品内容) 定期試験以外(授業内の課 50 題・参加度・出席態度等) その他 50 ポートフォリオ(制作のまとめ、内容の報告)。指導案(こどもや環境への配慮) 谷田貝公昭 [監修] 『新・保育内容シリーズ6 造形表現』 教科書 授業時に資料配布、参考作品を提示、文部科学省「幼稚園 教育要領」 参考文献 履修条件 留意事項等 ポートフォリオ作成にあたりクリアファイルを用意しておく - 90 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10658011 教員氏名 単位 1.0 表現II造形2 配当年次 2 開講期 後期 笠見 康大 造形表現活動は色、形、素材と関わり働きかけながら自分の思い表現する活動である。子どもは結果よりも活動自体を楽しむ傾向にあり、 それは環境へ自ら働きかけて遊びながら表現し、表現しながら遊んでいる。保育においてはこのプロセスを大切にしながら創造性を育むこ とが大切であり、こどもの自由な表現活動を保障し援助できる保育者が求められる。ここでは、子どもの創造性を育む造形活動についての 理解を深め、保育者の資質を高めるための制作活動を行う。 授業の概要 授業を通して、以下に示す資質や能力を身につける 1造形表現と子どもの関係を理解し、子どもの状況に応じた造形表現を提案できるようにする。 2それぞれの地域や環境の特質を考慮した造形表現のあり方を提案し、それを実行できるようにする。 到達目標 授業計画 1 2 3 4 5 オリエンテーション 後期授業の説明と前期活動の振り返り。こどもの造形活動と遊び、自由な発想の保障と創造性について再考しワークシートにまとめる。 (予習)前期ポートフォリオの見直しをする(復習)ワークシートを完成させる ペープサート、エプロンシアター、パネルシアターについて 保育者が物語りをこどもに伝える際に工夫する点(形や色や素材の工夫、動きの工夫)について考察したものをワークシートにまとめる。 ペープサート、エプロンシアター、パネルシアターの方法や作り方を習得する。(予習)ペープサートについて調べる(復習)ペープサー ト実演にむけて準備する ペープサートの発表 ペープサートの発表、鑑賞を通して改善点や工夫していたところをワークシートにまとめる。製作物を撮影し各自活動内容をまとめたポー トフォリオを作成する。(予習)発表の準備をする(復習)反省した点をまとめる 楽しい造形遊び ―空気で膨らむ造形① 子どもは遊びを通して感受性を豊かにする。本講義では傘袋を使い膨らむ構造からイメージを膨らませ制作をする。現代のこどもに即した 造形遊びの展開を工夫をする。アイデアをワークシートにまとめる。(予習のポイント)空気で膨らむ造形について調べる(復習のポイ ン)ワークシートを完成させる 楽しい造形遊び ―空気で膨らむ造形② 前回まとめたワークシートをもとに傘袋を使ったオリジナルの作品を制作をする。空気で膨らむ構造を考慮しつつ、形、色、素材を工夫す る。(予習のポイント)材料を用意する(復習のポイン)作品を完成させる 6 楽しい造形遊び ―空気で膨らむ造形③ 完成したオリジナルの作品を実際に膨らませてみる。実際の活動の様子を撮影し、自作の作品のコンセプトをポートフォリオにまとめる。 また、遊び方や制作の方法などを、ビニール袋を使った造形活動の指導案を作成する(予習のポイント)作品を完成させる(復習のポイ ン)紙皿を使った指導案を完成させる 7 楽しい造形遊び ―新しいメガネで世界をのぞこう① 子どもは遊びを通して感受性を豊かにする。本講義ではユーモアを大切に普段の見方が変わるようなオリジナルの眼鏡を制作をする。現代 のこどもに即した造形遊びの展開を工夫をする。アイデアをワークシートにまとめる。(予習のポイント)ユーモアについて調べておく (復習のポイン)ワークシートを完成させる 8 楽しい造形遊び ―新しいメガネで世界をのぞこう② 前回まとめたワークシートをもとにオリジナルのメガネを制作をする。メガネの構造を考慮しつつ、形、色、素材を工夫する。完成作品装 着して撮影し、自作コンセプトをポートフォリオにまとめる。また、遊び方や制作の方法などををまとめる指。(予習のポイント)材料を 用意する(復習のポイン)作品を完成させる、ポートフォリオをまとめる 9 楽しい造形遊び ―被り物を作ろう① 子どもは遊びを通して感受性を豊かにする。本講義では「変身」をテーマに自分の欲求や自身の生活をみつめオリジナルの妖怪を制作をす る。現代のこどもに即した造形遊びの展開を工夫をする。アイデアをワークシートにまとめる。(予習のポイント)妖怪や怪人について調 べておく(復習のポイン)ワークシートを完成させる 10 楽しい造形遊び ―被り物を作ろう② 前回まとめたワークシートをもとに新聞紙と風船を使ったオリジナル被り物の制作をする。被るたための形を考慮しつつ、形、色、素材を 工夫する。。(予習のポイント)材料を用意する(復習のポイン)制作中に気づいたことをまとめる 11 楽しい造形遊び ―被り物を作ろう③ 完成したオリジナルの被り物を実際に装着する。作品に合ったポーズを考え撮影し、自作の物語りと一緒にポートフォリオにまとめる。ま た、遊び方や制作の方法など、指導案を作成する(予習のポイント)作品を完成させる(復習のポイン)被り物を作る活動の指導案を完成 させる 12 楽しい造形遊び ―やわらかい造形① 本講義では手袋や靴下、フェルトなどを元に各自テーマを決め手袋シアターやソフトスカルプチャーなど制作をする。現代のこどもに即し た造形遊びの展開を工夫をする。アイデアをワークシートにまとめる。(予習のポイント)手袋シアターについて調べておく(復習のポイ ン)ワークシートを完成させる 13 楽しい造形遊び ―やわらかい造形② 前回まとめたワークシートをもとに手袋や靴下、フェルトなどを使ったオリジナルの作品を制作をする。布の特性を考慮しながら、形、 色、素材を工夫する。。(予習のポイント)材料を用意する(復習のポイン)制作中に気づいたことをまとめる 14 楽しい造形遊び ―やわらかい造形③ 前回に引き続きオリジナルの作品制作をする。色、形、素材を工夫しながら完成させる。縫い合わせ方や手を入れた時の動きを確認する。 (予習のポイント)必要な素材の準備をする(復習のポイント)作品を完成させる 15 楽しい造形遊び ―やわらかい造形④ 完成したオリジナルの作品を使って遊んでみる。活動の様子を撮影し、作品のコンセプトをポートフォリオにまとめる。また、遊び方や制 作の方法などを、布を使った造形活動の指導案を作成する。(予習のポイント)作品を完成させる(復習のポイント)一年間を通して学ん だことをレポートにまとめる 準備学習・事後学習 上記の各講義ごとの課題を参照。各講義で配布したプリントや活動のまとめ、作品類はポートフォリオとしてファイルにまとめ ておく。 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 0 定期試験は実施しない 定期試験 作品(期限内提出、制作条件の理解、制作の取組、作品内容) 定期試験以外(授業内の課 50 題・参加度・出席態度等) その他 50 ポートフォリオ(制作のまとめ、内容の報告)。指導案(こどもや環境への配慮) 谷田貝公昭 [監修] 『新・保育内容シリーズ6 造形表現』 教科書 授業時に資料配布、参考作品を提示、文部科学省「幼稚園 教育要領」 参考文献 履修条件 留意事項等 ポートフォリオ作成にあたりクリアファイルを用意しておく - 91 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10659011 教員氏名 単位 1.0 表現III身体表現1 配当年次 3 開講期 前期 伏見 千悦子 幼児の日常生活そのものを「表現」ととらえ、幼児の主体的な身体表現を引き出すために、どのような方法があるのか、ダルクローズメ ソッドを中心に学びます。言葉、人間関係、健康、環境など他領域とも関連させながら表現の領域における総合的な指導や援助が行えるよ う実践的に学びます。 授業の概要 1.さまざまな表現活動を通して、乳幼児のこころとからだの相互作用を理解する。 2.子どもの身近な生活や自然や季節をテーマにした身体表現遊びを構想することができる。 3.幼児の豊かな表現を引き出すための保育者の役割を理解し、個々の課題を明確にする。 到達目標 授業計画 1 2 3 <講義のガイダンス> 受講の心得と講義展開の説明をします。 幼稚園教育要領を復習しておくこと。 <自分や他者を意識した音楽遊び> あいさつ、出会い、誕生日などをテーマとした音楽遊びを実践します。学んだ遊びを指導案として記録し、保育者として配慮すべき事項に ついても考察します。【事前学習】これまでの授業の内容を振り返り、自らの考えを整理する。【事後学習】授業内容を振り返り、疑問点 等を整理する。 <季節をテーマにした身体表現活動> 春をテーマにした表現遊びを実践します。学んだ遊びを指導案として記録し、保育者として配慮すべき事項についても考察します。【事前 学習】これまでの授業の内容を振り返り、自らの考えを整理する。【事後学習】授業内容を振り返り、疑問点等を整理する。 4 <幼児の言語的身体表現活動1> 乳児の発達段階に合ったわらべうた遊びの体験を通して、言語的な表現活動について学びます。学んだ遊びを指導案として記録し、保育者 として配慮すべき事項についても考察します。【事前学習】これまでの授業の内容を振り返り、自らの考えを整理する。【事後学習】授業 内容を振り返り、疑問点等を整理する。 5 <幼児の言語的身体表現活動2> 幼児の発達段階に合ったわらべうた遊びの体験を通して、言語的な表現活動について学びます。学んだ遊びを指導案として記録し、保育者 として配慮すべき事項についても考察します。【事前学習】これまでの授業の内容を振り返り、自らの考えを整理する。【事後学習】授業 内容を振り返り、疑問点等を整理する。 6 <幼児の言語的身体表現活動3> 幼児の発達段階に合ったわらべうた遊びの体験を通して、言語的な表現活動について学びます。学んだ遊びを指導案として記録し、保育者 として配慮すべき事項についても考察します。【事前学習】これまでの授業の内容を振り返り、自らの考えを整理する。【事後学習】授業 内容を振り返り、疑問点等を整理する。 7 <幼児の音楽表現活動1> 模倣や即時反応を中心とした音楽遊びの体験を通して「聴く力」を育てる表現活動について学びます。学んだ遊びを指導案として記録し、 保育者として配慮すべき事項についても考察します。【事前学習】これまでの授業の内容を振り返り、自らの考えを整理する。【事後学 習】授業内容を振り返り、疑問点等を整理する。 8 <幼児の音楽表現活動2> 粗大運動を中心とした音楽遊びの体験を通して「イマジネーション」「コミュニケーション力」を育てる表現活動について学びます。学ん だ遊びを指導案として記録し、保育者として配慮すべき事項についても考察します。【事前学習】これまでの授業の内容を振り返り、自ら の考えを整理する。【事後学習】授業内容を振り返り、疑問点等を整理する。 9 <幼児の音楽表現活動3> 微細運動を中心とした音楽遊びの体験を通して「聴く力」を育てる表現活動について学びます。学んだ遊びを指導案として記録し、保育者 として配慮すべき事項についても考察します。【事前学習】これまでの授業の内容を振り返り、自らの考えを整理する。【事後学習】授業 内容を振り返り、疑問点等を整理する。 10 <幼児の音楽表現活動4> 微細運動を中心とした音楽遊びの体験を通して「イマジネーション」「コミュニケーション力」を育てる表現活動について学びます。学ん だ遊びを指導案として記録し、保育者として配慮すべき事項についても考察します。【事前学習】これまでの授業の内容を振り返り、自ら の考えを整理する。【事後学習】授業内容を振り返り、疑問点等を整理する。 11 <季節をテーマにした身体表現活動> 夏をテーマにした表現遊びを実践します。学んだ遊びを指導案として記録し、保育者として配慮すべき事項についても考察します。【事前 学習】これまでの授業の内容を振り返り、自らの考えを整理する。【事後学習】授業内容を振り返り、疑問点等を整理する。 12 <身近な自然をテーマにした身体表現活動1> 乳幼児の身近な生活環境からテーマを設定し、表現遊びを実践します。学んだ遊びを指導案として記録し、保育者として配慮すべき事項に ついても考察します。【事前学習】これまでの授業の内容を振り返り、自らの考えを整理する。【事後学習】授業内容を振り返り、疑問点 等を整理する。 13 <身近な自然をテーマにした身体表現活動2> 乳幼児の身近な生活環境からテーマを設定し、表現遊びを実践します。学んだ遊びを指導案として記録し、保育者として配慮すべき事項に ついても考察します。【事前学習】これまでの授業の内容を振り返り、自らの考えを整理する。【事後学習】授業内容を振り返り、疑問点 等を整理する。 14 <身近な自然をテーマにした身体表現活動3> 乳幼児の身近な生活環境からテーマを設定し、表現遊びを実践します。学んだ遊びを指導案として記録し、保育者として配慮すべき事項に ついても考察します。【事前学習】これまでの授業の内容を振り返り、自らの考えを整理する。【事後学習】授業内容を振り返り、疑問点 等を整理する。 15 <講義のまとめ> これまでの講義を振り返り、グループで交流します。 配付プリントを復習しておいてください。 上記記載。 準備学習・事後学習 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 0 なし 定期試験 課題提出・レポート・グループ発表 定期試験以外(授業内の課 60 題・参加度・出席態度等) その他 40 講義における意欲・態度 なし(プリントを使用します)。 教科書 参考文献 履修条件 留意事項等 幼稚園教育要領解説 保育所保育指針 特になし - 92 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10660011 教員氏名 単位 1.0 表現III身体表現2 配当年次 3 開講期 後期 伏見 千悦子 この講義は前期に履修した「表現Ⅲ 身体表現1」の応用・発展として位置付けています。幼児や障がいのある子どもの表現のプロセスを 理解し、さまざまな身体表現遊びや保育教材を活用して保育を展開できるよう、実践力を身につけます。ダルクローズ、オルフ、コダーイ など音楽メソッドの中でもダルクローズの教育法を中心にして指導法についても学びます。 授業の概要 1.幼児や障がいのある子どもの表現のプロセスを理解する。 2.身体を楽器と捉え、多様な表現の方法について体験し、理解を深める。 3.豊かな表現力を育むための指導の方法を理解する。 到達目標 授業計画 1 <講義のガイダンス> 受講の心得と講義展開の説明をします。 シラバスを読んでおくこと。 2 <音楽における時間・空間・エネルギー> 時間・空間・エネルギーの相互関係について学び、関連する音楽遊びを実践します。【事前学習】事前に課題に取り組んでいること。【事 後学習】講義内容を記録し、復習しておくこと。次回の課題に取り組むこと。 3 <拍(ビート)> 拍(ビート)について身体の動きを通して学び、関連する音楽遊びを実践します。【事前学習】事前に課題に取り組んでいること。【事後 学習】講義内容を記録し、復習しておくこと。次回の課題に取り組むこと。 4 <拍(ビート)と分割>拍(ビート)と分割について身体の動きを通して学び、関連する音楽遊びを実践します。【事前学習】事前に課題 に取り組んでいること。【事後学習】講義内容を記録し、復習しておくこと。次回の課題に取り組むこと。 5 <ダイナミクス> 強弱の変化による動きやイメージの違いなどを体感・理解し、関連する音楽遊びを実践します。【事前学習】事前に課題に取り組んでいる こと。【事後学習】講義内容を記録し、復習しておくこと。次回の課題に取り組むこと。 6 <音楽と身体表現1> 音楽の要素を題材にした身体表現遊びを実践します。【事前学習】事前に課題に取り組んでいること。【事後学習】講義内容を記録し、復 習しておくこと。次回の課題に取り組むこと。 7 <音楽と身体表現2> 音楽の要素を題材にした身体表現遊びを実践します。【事前学習】事前に課題に取り組んでいること。【事後学習】講義内容を記録し、復 習しておくこと。次回の課題に取り組むこと。 8 <音楽と身体表現3> 音楽の要素を題材にした身体表現遊びを実践します。【事前学習】事前に課題に取り組んでいること。【事後学習】講義内容を記録し、復 習しておくこと。次回の課題に取り組むこと。 9 <絵本と身体表現1> 絵本やお話を基にした身体表現遊びを実践します。【事前学習】事前に課題に取り組んでいること。【事後学習】講義内容を記録し、復習 しておくこと。次回の課題に取り組むこと。 10 <絵本と身体表現2> 絵本やお話を基にした身体表現遊びを実践します。【事前学習】事前に課題に取り組んでいること。【事後学習】講義内容を記録し、復習 しておくこと。次回の課題に取り組むこと。 11 <絵本と身体表現3> 絵本やお話を基にした身体表現遊びを実践します。【事前学習】事前に課題に取り組んでいること。【事後学習】講義内容を記録し、復習 しておくこと。次回の課題に取り組むこと。 12 <歌と身体表現1> こどもの歌を基にした身体表現遊びを実践します。【事前学習】事前に課題に取り組んでいること。【事後学習】講義内容を記録し、復習 しておくこと。次回の課題に取り組むこと。 13 <歌と身体表現2> こどもの歌を基にした身体表現遊びを実践します。【事前学習】事前に課題に取り組んでいること。【事後学習】講義内容を記録し、復習 しておくこと。次回の課題に取り組むこと。 14 <歌と身体表現3> こどもの歌を基にした身体表現遊びを実践します。【事前学習】事前に課題に取り組んでいること。【事後学習】講義内容を記録し、復習 しておくこと。次回の課題に取り組むこと。 15 <講義のまとめ> これまでの講義を振り返り、グループで交流します。 配付プリントを復習しておいてください。 上記記載 準備学習・事後学習 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 0 定期試験 課題提出・レポート・グループ発表 定期試験以外(授業内の課 60 題・参加度・出席態度等) その他 40 講義における意欲・態度 なし(プリントを使用します)。 教科書 参考文献 履修条件 留意事項等 幼稚園教育要領解説 保育所保育指針 全国大学音楽教育学会編著「明日へ歌い継ぐ日本の子どもの歌」音楽之友社 特になし - 93 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10661011 教員氏名 授業の概要 到達目標 単位 1.0 表現IV日本語表現1 配当年次 1 開講期 前期 森田 弘行 社会で求められる能力は、「感じる力」「考える力」「想像する力」などの言葉による「理解力」と、これらを言葉で適切に表す「表現 力」である。幼児は、母語としての日本語に初めて触れ、保育士や教師の指導で国語の能力を身に付けていく。したがって、学生は、 日々、言語感覚を磨き、確かで豊かな表現とは何かを理解しておく必要がある。表現の基礎力を培うために、会話や話し合いの事例や、 様々な文例や作品から日本語の機微に触れ、適切な表現を理解させる。また、演習を通して、確かで豊かな言語表現力を身に付けさせる。 1幼児の日本語表現の特徴や、表現力を高めるかかわり方について理解する。 2円滑なコミュニケーションに心がけ、グループ学習に生かす。。 3言葉による適切な表現を理解し、伝え方を工夫する 4言葉による表現力を確かにするために、自学自習を積極的に行う。。 授業計画 1 ☆オリエンテーション 本P10-P18 ・保育者として適切な日本語表現にするために必要なことについて理解する。 (技術を磨く、基礎となる豊かな教養を身につける努力) □準備 テキスト全体に目を通しておく。事後 言語表現例をまとめる。 2 ☆会話表現(基礎編)1・2・3 本P20-P30 ・「聞き取りやすい話し方の基本」「 あいさつ」「敬語の使い方」について理解し、日常生活に生かす。 (子ども、同僚、保護者との円滑なコミュニケーションの取り方とは) □準備 挨拶言葉をまとめる。事後 日常生活での実践を図る。 3 ☆会話表現(応用編)1・2 本P32-P36 ・「保育者の発声」「自己紹介の仕方」について理解し、日常生活に生かす。 (保育の大半は声という手段、保育者の声の使い方の実際) □準備 テキスト本P32-P36を読んでおく。事後 学んだ会話表現を生活に生かす。 4 ☆会話表現【応用編】3・4・5 本P37-P45 ・[実習先との話し方]「保育現場での話し方」「子どもへの言葉かけ」について理解し、日常生活に生かす。 (幼児の言葉、受け止め方、言葉がけ、実習生としての話し方) □準備・幼児の言葉がけについて考える。事後学習 正しい話し方をまとめる。 5 ☆会話表現【応用編】6・7 本P46-P54 ・「就職面接」「保護者との話し方」について理解し、日常生活に生かす。 (面接の実際、話し方以外の要素) □準備 就職面接について調べてくる。 事後 面接法についてまとめる。 6 7 8 9 10 11 12 13 ☆会話表現【応用編】8 本P55-P56 ・「保育現場での電話」について理解し、日常生活に生かす。 (電話のマナー、電話での話し方の基本) □準備 自分の電話マナーを振り返る 事前 学んだ電話マナーを生活に生かす。 ☆文章表現【基礎編】1・2 本P58-P65 ・「文字を正しく書こう」「正しい表記で書こう」について理解し、文章表現に生かす。 (正しい文字、美しい文字、基本的な注意点) □準備・本P58-P65を読んでくる。事後 正しい表記についてのまとめ ☆文章表現【基礎編】3 本P66-P71 ・「文章作成上の留意点」について理解し、文章表現に生かす。 (当て字、差別語、不快用語、隠語、重複表現) □準備 本P66-P71を読んでくること 事後 10/15に小テスト実施に向けてのまとめ ☆文章表現【基礎編】4 本P72-P76 ・「文章の基本的な書き方」について理解し、文章表現に生かす。 (簡潔な文、文末表現、句読点の打ち方) □準備・自分の文章を再チェックしてくる。 事後 10/15に小テスト実施に向けての取り組み ☆文章表現【応用編】1・2 本P78-P92 ・「実習日誌の書き方」「指導計画の書き方」について理解し、文章表現に生かす。 ★小テスト (実習日誌の目的、注意したい用語表現、留意点) □ 準備 演習問題に取り組む。事後学習 13/15の小論文テストに備える。 ☆文章表現【応用編】3 本P93-P103 ・「実習礼状など手紙、はがきの書き方」について理解し、文章表現に生かす。 (相手・目的意識、手紙全般の書き方、様式、事項のあいさつ) □準備 演習問題に取り組む。 事後 13/15小論文テストの下書きをまとめる。 ☆文章表現【応用編】4・5 本P104-P111 ・「メールの書き方」「履歴書の書き方」について理解し、文章表現に生かす。 (メールの種類、基本的なスタイル、留意点) □準備 本P104-P111を読んでくる。事後 小論文の構想を練り直す。 ☆文章表現【応用編】6 本P112-P124 ・「小論文の書き方」について理解し、文章表現に生かす。◎ 小論文 (原稿用紙の使い方、構想、叙述、推敲)小論文テスト「800字」 □準備 本P112-P124を読んでくる。 事後 論文の書き方を再確認。 14 ☆文章表現【応用編】7,8 本P125-P138 ・「連絡帳の書き方」「園だより」の書き方について理解し、文章表現に生かす。 (連絡帳の長所・短所、留意点) □ 準備 連絡帳について調べてくる。事後 これまでの授業の自己課題と成果を明らかにする。 15 ☆「日本語表現」のふりかえり これまで学んだことについて自己評価する。 ・幼児の言語表現 ・自己の会話表現 ・自己の文章表現 □ 準備 テキストを読み直す。事後 授業の自己課題と成果をふまえ、今後の実生活に生かす。 実作については、授業中に完成させることを基本とする。あらかじめ課題としたものについては、怠りなく準備する。 準備学習・事後学習 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 0 行わない 定期試験 提出物 ○5点×13回=65点 ●15点(10回目★) ◎20点(13回目◎) 定期試験以外(授業内の課 100 題・参加度・出席態度等) その他 0 なし 保育者になるための国語表現 田上貞一郎 萌文書林 教科書 参考文献 履修条件 留意事項等 適宜紹介する ・評価は、演習問題、提出文章など毎回の提出物による。 ・提出物は、添削後に返却するので文章表現力の向上に役立てる。 ・筆記用具は、濃い鉛筆もしくはペンとする。 ・辞書の持ち込みは可とする。(小テスト時は不可) - 94 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10662011 教員氏名 単位 1.0 表現IV日本語表現2 配当年次 1 開講期 後期 森田 弘行 「表現Ⅳ日本語表現1」で学んだことを基礎として、保育士として必要な日本語表現力を身につける内容とする。幼児が言葉を獲得してい く過程や、言語活動の実際について理解を深める。授業では、幼児を想定した演習を充実させるとともに学生自身の言語表現力を高める。 また、日々、言葉を見つめ、言語感覚を磨く態度を育てる授業とする。 授業の概要 到達目標 1 幼児の日本語表現の特徴や、表現力を高めるかかわり方について理解する。 2 確かで豊かな日本語表現に触れることを通して言語感覚を磨く。 3 相手や目的に応じて、伝えたいことを明確に話したり、書き表したりできるようにする。 4 より良い話し手や書き手をめざし、感性や思考力、想像力を育てるように努める。 授業計画 1 ☆オリエンテーション ・「日本語表現1」の学習をもとに、課題を交流する。 (日本語表現1で学んだことが、どのように生かされているか確認し合う) □ 準備・事後学習 音声表現の基礎基本を復習する。(前期の本を振り返りながら読む) 2 ☆音声表現 基礎基本 ・ 保育現場でのコミュニケーション対応の重要さ (電話でのコミュニケーション対応の実際) □ 準備 日本語表現1で使用したテキストを読んでくる。事後 会話のポイントをまとめる。 3 ☆音声表現 心に響くことばと刺さることば ことば遊び 1 ・ 「しりとり遊び」 「なぞなぞ」 「えかき歌」などについて理解を深め、遊んだり創作したりする。 (文字絵、あたましりとり、どうぶつしりとり、三文字しりしり) □準備 ことば遊びについて調べてくる 事後 ことば遊びの絵本を図書館で見つける。 4 ☆音声表現 ことば遊び 2 「日本語で遊ぼうDVD」を視聴する。 ・ 「ことば遊び」に関係した絵本や詩集を声に出して読み、「ことば遊び」について自分の考えをまとめる。 (「ことばのこばこ」「あいうえおうさま」「谷川俊太郎詩集」) □準備 ことば遊びの本を持参する。事後 心に残っている幼児向けの本を用意する。人気のある本の理由を考える。 5 ☆音声表現 読み聞かせ ・絵本の読み聞かせの意義を知り、読み聞かせを行う。 アニマシオンについて知る。実際に読み聞かせに相応しい本を探しに図書館へ行く。 □準備 読み聞かせを練習してくる。事後 選んだ読み聞かせの本を練習してくる。 6 ☆音声表現 3人一組になって読み聞かせをする。 ・読み聞かせのコツと感想力を身に付ける(役割分担、会話文と字の文の読み方の差異、声色の工夫) □準備 読み聞かせの練習をしてくること。事後 紙芝居の構想を考えてくること。 7 ☆音声表現 紙芝居とは ・紙芝居の歴史 紙芝居の魅力 紙芝居作りのコツ (役割演技、発声・発音、間の取り方) □準備 紙芝居のプロットを考えてくる。事後 自分が担当した紙芝居の下書きをしてくること。 8 ☆音声表現 紙芝居作り ◎3人で協力しながら紙芝居を仕上げる。 (保育所や幼稚園を想定し、色使い、絵の面白さ、声色などを工夫する) □準備 紙芝居を完成させてくる。事後 紙芝居発表に向けての練習をしっかりしてくること。 9 ☆紙芝居発表 ・役割分担は上手くいったか、読みの練習は十分であったか、紙芝居の絵は工夫されていたかを検討する。 (聞き手も、工夫点や改善点を発表する) □準備 紙芝居の最終チェックをしっかりしてくる。事後 幼児期に一人で本を読めるようになった過程をメモしてくる。 10 ☆文章表現 音声表現から文字言語へ ・物語の続き話を書く。幼児期の想像上の仲間について知る。 □準備 幼児期の頃の縫いぐるみについての記憶を思い起こしてくる。事後 物語づくりに参考になりそうな本を一冊借りてくる 11 ☆文章表現 こどもに聞かせたい話 を創作してする。物語作りのコツを知る。 ◎こ どもが理解できることばや表現を使って書き方を工夫する。 (表現する立場から絵本の文や語句に着目する。) □準備 参考になる本を持参する。事後 創作した物語を完成させる。 12 ☆文章表現 随筆とエッセイの違いを知る。 ・ 自薦の随筆を紹介する。作品を読み、良さについて話し合い自分の表現に生かす。 (レポート・小論文・実用文と随筆との違い) □ 準備 自薦のエッセイ集を持参する。事後 随筆を構想し、書きまとめる。 13 ☆文章表現 随筆 2 ◎自分の思いや考えが表れるように随筆(エッセイ)を書く。 (日常からの物の見方感じ方、その人の生き方) □準備 構想した随筆メモを持参する。事後 下書きを推敲し清書する。 14 ☆音声表現のまとめ【応用】 園児を対象に話にした物語を発表する。 ◎園児が理解できる内容の話をわかりやすく伝える。 (幼児向け番組の出演者の話し方や動作も工夫する) □ 準備 創作した物語をしっかり練習してくる。事後 随筆を完成させる。 15 ☆「日本語表現2」のまとめ ☆音声表現のまとめ 随筆を発表する。 ◎自分の表現力を高める発表となるように工夫する □ 準備・事後学習 これまで作成してきたものや表現に関わる資料をしっかり整理すること。 準備学習・事後学習 授業計画で示してある通り。準備・事後学習を授業に取り入れるので自学自習を習慣化すること。 問題集の利用や読書の充実など自学自習に努めること。 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 0 実施しない 定期試験 提出物や表現活動による ・5点×10=50点 ◎10点×5=50点 定期試験以外(授業内の課 100 題・参加度・出席態度等) その他 0 なし 保育士になるための国語表現 田上貞一郎 萌文書林(前期使用のもの) 教科書 適宜紹介する 参考文献 履修条件 留意事項等 ・筆記用具は、濃い鉛筆もしくはペンとする。 - 95 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10463011 教員氏名 授業の概要 到達目標 単位 1.0 総合表現音楽I 配当年次 3 開講期 前期 今井 由惠、西野 美穂、坂入 幾久子、河口 しほり これまでのこどもに関する学びを総合的に活用して、保育者・教育者を目指す学生は、音楽的素養を身につけることが必要である。こども の“遊び”としての音楽の特徴を認識し、歌唱や楽器演奏などの技術習得の他に、音楽の多様性を理解して複合的な活動の手法も身につけ なければならない。歌唱や鍵盤楽器の実践にくわえ、音楽領域でのレパートリーを広げられるような学生自身の意識と感性の向上を目指 す。また小学校・特別支援学校教諭を目指す学生は、これらにくわえ、小学校歌唱共通教材の実践力を高める。 こどもの遊びの一つである音楽の領域で、保育者・教育者に必要とされるピアノ演奏と弾き歌いについて、課題曲を保育士・幼稚園教諭志 望と小学校・特別支援学校教諭志望の2グループに分け、現場で必要な実践力を養い、レパートリーの拡充を図る。 〇 反復練習と意欲的な取り組みにより、読譜の困難を軽減する 〇 音楽の基礎知識を確認し、楽譜に書かれている内容を読み取ること ができる 〇 楽曲における音楽的表現を学び、演奏に反映させられるよう意識をすることができる 〇 鍵盤楽器の基礎技能の向上を実感 できる 授業計画 1 ガイダンス~授業内容の概説 これからの授業の流れや留意点を説明した後、各担当教員のクラスに分かれて打ち合わせ、課題曲を決定す る※幼保志望の【課題曲グループ】については、ガイダンス時に詳細を説明します (準備学習)シラバスに沿って、本授業の内容について大まかな流れを確認しておくこと (事後学習)ガイダンスの内容をまとめ、再度シラバスを読み直し、これから学ぶ楽曲に目を通しておくこと 2 レッスン1:弾き歌い・ソロ曲の学習1 (幼保)【課題曲グループ1】の学習①~園生活・行事・季節(春)の歌などを中心に学習 (小特)低学年の歌唱共通教材から任意の2曲、及び『バイエル教則本』No.72~76 (準備学習)各々の課題について、できる限りの準備すること (事後学習)担当教員から指摘された内容について、注意深く取り組み、改善していくことを目指すこと 3 レッスン2:弾き歌い・ソロ曲の学習2 (幼保)【課題曲グループ1】の学習②~個々のレベルに合わせて指示・指導をしますので、常時2~3曲を準備すること (小特)低学年の歌唱共通 教材から任意の2曲、及び『バイエル教則本』No.77~80 (準備学習)各々の課題について、できる限りの準備すること (事後学習)担当教員から指摘された内容について、注意深く取り組み、改善していくことを目指すこと 4 レッスン3:弾き歌い・ソロ曲の学習3 (幼保)【課題曲グループ1】の学習③~個々のレベルに合わせて指示・指導をしますので、常時2~3曲を準備すること (小特)低学年の歌唱共通教材から任意の2曲、及び『バイエル教則本』No.81~84 (準備学習)各々の課題について、できる限りの準備すること (事後学習)担当教員から指摘された内容について、注意深く取り組み、改善していくことを目指すこと 5 レッスン4:弾き歌い・ソロ曲の学習4 (幼保)【課題曲グループ1】の学習④~個々のレベルに合わせて指示・指導をしますので、常時2~3曲を準備すること (小特)低学年の歌唱共通教材から任意の2曲、及び『バイエル教則本』No.85~90(ただしNo.86、87を除く) (準備学習)各々の課題について、できる限りの準備すること (事後学習)担当教員から指摘された内容について、改善していくことを目指すこと 6 レッスン5:弾き歌い・ソロ曲の学習5 (幼保)【課題曲グループ2】の学習①~園生活・行事・季節(夏)の歌などを中心に (小特)中学年の歌唱共通教材から任意の2曲、及び『バイエル教則本』No.91~94 (準備学習)各々の課題について、できる限りの準備すること (事後学習)担当教員から指摘された内容について、注意深く取り組み、改善していくことを目指すこと 7 レッスン6:弾き歌い・ソロ曲の学習6 (幼保)【課題曲グループ2】の学習②~個々のレベルに合わせて指示・指導をしますので、常時2~3曲を準備すること (小特)中学年の歌唱共通教材から任意の2曲、及び『バイエル教則本』No.95~98 (準備学習)各々の課題について、できる限りの準備すること (事後学習)担当教員から指摘された内容について、注意深く取り組み、改善していくことを目指すこと 8 9 10 レッスン7:弾き歌い・ソロ曲の学習7 (幼保)【課題曲グループ2】の学習③・ソロ曲の学習①~個々のレベルに合わせて指示・指導をしますので、常時2~3曲を準備する こと (小特)中学年の歌唱共通教材から任意の2曲、及び『バイエル教則本』No.99~102 (準備学習)各々の課題について、できる限りの準備すること (事後学習)担当教員から指摘された内容について、改善していくことを目指すこと レッスン8:弾き歌い・ソロ曲の学習8 ※実技試験課題曲発表 (幼保)【課題曲グループ2】の学習④・ソロ曲の学習②~個々のレベルに合わせて指示・指導をしますので、常時2~3曲を準備する こと (小特)中学年の歌唱共通教材から任意の2曲、及び『バイエル教則本』No.103~106 (準備学習)各々の課題について、準備すること (事後学習)担当教員から指摘された内容について、改善していくことを目指すこと レッスン9:弾き歌い・ソロ曲の学習9~丁寧な譜読みを心がけた練習をしましょう (幼保)試験課題曲の学習① (小特)試験課題曲の学習① (準備学習)各々の課題について、できる限りの準備すること (事後学習)担当教員から指摘された内容について、注意深く取り組み、改善していくことを目指すこと 11 レッスン10:弾き歌い・ソロ曲の学習10~確実な演奏を目指して、頭と耳を使った練習をしましょう (幼保)試験課題曲の学習② (小特)試験課題曲の学習② (準備学習)各々の課題について、できる限りの準備すること (事後学習)担当教員から指摘された内容について、注意深く取り組み、改善していくことを目指すこと 12 レッスン11:弾き歌い・ソロ曲の学習11~演奏中のさまざまな問題にも対応できるよう、練習を続けましょう (幼保)試験課題曲の学習③ (小特)試験課題曲の学習③ (準備学習)各々の課題について、できる限りの準備すること (事後学習)担当教員から指摘された内容について、注意深く取り組み、改善していくことを目指すこと 13 レッスン12:弾き歌い・ソロ曲の学習12~実技試験に向けた楽曲演奏の仕上げ (幼保)試験課題曲の学習④ (小特)試験課題曲の学習④ (準備学習)各々の課題について、できる限りの準備すること (事後学習)担当教員から指摘された内容について、注意深く取り組み、改善していくことを目指すこと 14 15 実技試験1(準備学習)各々の演奏に関する不安材料を取り除くよう準備を怠らずに、人前で演奏表現することに慣れることを目指してく ださい(事後学習)試験終了者は反省点の再チェックを、試験未終了者は試験に向けた準備を怠らないこと 実技試験2、まとめ (準備学習)各々の演奏に関する不安材料を取り除くよう準備を怠らずに、人前で演奏表現することに慣れることを目指してください (事後学習)授業は終了しますが、これまで学んだことを忘れないよう、根気よく練習を継続すること 準備学習・事後学習 実技の学習を効果的に進めるためには、各々のたゆまぬ努力が必要不可欠です。わからない事やできない事を放置せず、課題の 予習・復習を徹底し、自己と向き合い、意欲的な学習(自主練習)を継続することが重要です。 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 0 実施しません 定期試験 受講姿勢や意欲、自主練習の取り組み 定期試験以外(授業内の課 15 題・参加度・出席態度等) その他 85 ピアノ実技試験 (幼保)『こどものうた200』小林美実編、チャイルド本社『ブルクミュラー 25の練習曲』『ソナチネアルバム・1』(1年次使用のテキス ト)(小特)『バイエル ピアノ教則本―「やさしい楽典」付 New Edition』伊藤康英編、音楽之友社 詳細はガイダンスで説明し、必要に 教科書 応じてプリントを配布する。 参考文献 (幼保)『明日へ歌い継ぐ 日本の子どもの歌』全国大学音楽教育学会編、音楽之友社『幼児のための音楽教育』神原雅之・鈴木恵津子編、 教育芸術社(小特)『小学音楽 音楽のおくりもの1~6 教師用指導書 伴奏編』教育出版 『最新初等科音楽教育法[改訂版]小学校教員養 成課程用』初等科音楽教育研究会編、音楽之友社 履修条件 留意事項等 「総合表現音楽Ⅰ・Ⅱ」を継続して受講することが望ましい。 学習進度は、各々の習得度などにより異なることがある。 - 96 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10464011 教員氏名 授業の概要 到達目標 単位 1.0 総合表現音楽II 配当年次 3 開講期 後期 今井 由惠、西野 美穂、坂入 幾久子、河口 しほり 「総合音楽表現Ⅰ」に引き続き、総合的な音楽の理解や実践力を高めることを目的とする。学生は将来、保育・教育現場でこどもと共に音 楽表現活動する上で、音楽の多様性についての理解を深め、更には複合的な音楽表現の活動も意識しなければならない。音楽表現とその周 辺領域での手法を身につけ、こどもの視点から自己を見つめることができるよう、より深い実践を進める。 「総合音楽表現Ⅰ」に引き続き、弾き歌いにおけるより実践的なピアノ演奏法、歌唱法、指導法、及び対象者・聴き手を意識した演奏表現 を学ぶことを目標とする。 〇 読譜力を更に高め、楽曲分析ができる 〇 演奏における音楽的表現を学び、表現する喜びを感じるようになる 〇 鍵盤楽器の演奏技術の向上を実感できる 〇 音楽を“遊び”と捉え、こどもを意識した演奏をするようになる 〇 こどもの視点から自らの行動を見つめることができようになる 授業計画 1 ガイダンス~授業内容の概説 これからの授業の流れや留意点を説明した後、各担当教員のクラスに分かれてレッスンを開始する (準備学習)前期の続きとなるので、各々の進度に即した楽曲を準備しておくこと (事後学習)担当教員からの指示に従い、復習すべき点を整理し、できる限り毎日取り組み、改善していくことを目指すこと (注意点)本日よりレッスンを開始するので、準備を怠らずに 2 レッスン1:弾き歌いの学習1 (幼保)【課題曲グループ3】の学習①~園生活・行事・季節(秋)の歌などを中心に学習 (小特)中学年の歌唱共通教材から任意の2曲 (準備学習)各々の課題について、できる限りの準備すること (事後学習)担当教員から指摘された内容について、注意深く取り組み、改善していくことを目指すこと 3 レッスン2:弾き歌いの学習2 (幼保)【課題曲グループ3】の学習②~個々のレベルに合わせて指示・指導をしますので、常時2~3曲を準備すること (小特)中学年の歌唱共通教材から任意の2曲 (準備学習)各々の課題について、できる限りの準備すること (事後学習)担当教員から指摘された内容について、注意深く取り組み、改善していくことを目指すこと 4 レッスン3:弾き歌いの学習3 (幼保)【課題曲グループ3】の学習③~個々のレベルに合わせて指示・指導をしますので、常時2~3曲を準備すること (小特)高学年の歌唱共通教材から任意の2曲 (準備学習)各々の課題について、できる限りの準備すること (事後学習)担当教員から指摘された内容について、注意深く取り組み、改善していくことを目指すこと 5 声楽の特別講義:共に心地よく歌うために こどもと共に心地よく歌うための、呼吸法・発声法・歌唱法を学ぶ (準備学習)プリントを当日配布するので、必要なし (事後学習)学んだことを忘れぬよう、プリントなどを参考に呼吸法と発声法について毎日実践を続けること (注意点)外部講師による授業ですので、欠席することのないよう特に留意し、動きやすい服装と靴を準備すること 6 レッスン4:弾き歌いの学習4 (幼保)【課題曲グループ3】の学習④~個々のレベルに合わせて指示・指導をしますので、常時2~3曲を準備すること (小特)高学年の歌唱共通教材から任意の2曲 (準備学習)各々の課題について、できる限りの準備すること (事後学習)担当教員から指摘された内容について、注意深く取り組み、改善していくことを目指すこと 7 レッスン5:弾き歌いの学習5 (幼保)【課題曲グループ4】の学習①~園生活・行事・季節(冬)の歌の他、こどもの好きな楽曲などを中心に学習 (小特)高学年の歌唱共通教材から任意の2曲 (準備学習)各々の課題について、できる限りの準備すること (事後学習)担当教員から指摘された内容について、注意深く取り組み、改善していくことを目指すこと 8 レッスン6:弾き歌いの学習6 (幼保)【課題曲グループ4】の学習②~個々のレベルに合わせて指示・指導をしますので、常時2~3曲を準備すること (小特)高学年の歌唱共通教材から任意の2曲 (準備学習)各々の課題について、できる限りの準備すること (事後学習)担当教員から指摘された内容について、注意深く取り組み、改善していくことを目指すこと 9 レッスン7:弾き歌いの学習7 (幼保)【課題曲グループ4】の学習③~個々のレベルに合わせて指示・指導をしますので、常時2~3曲を準備すること (小特)高学年の歌唱共通教材から任意の2曲 (準備学習)各々の課題について、できる限りの準備すること (事後学習)担当教員から指摘された内容について、注意深く取り組み、改善していくことを目指すこと 10 レッスン8:弾き歌いの学習8 ※実技試験課題曲発表 (幼保)【課題曲グループ4】の学習④~個々のレベルに合わせて指示・指導をしますので、常時2~3曲を準備すること (小特)高学年の歌唱共通教材から任意の2曲 (準備学習)各々の課題について、できる限りの準備すること (事後学習)担当教員から指摘された内容について、注意深く取り組み、改善していくことを目指すこと 11 レッスン9:弾き歌いの学習9~丁寧な譜読みを心がけた練習をしましょう (幼保)試験課題曲の学習① (小特)試験課題曲の学習① (準備学習)各々の課題について、できる限りの準備すること (事後学習)担当教員から指摘された内容について、注意深く取り組み、改善していくことを目指すこと 12 レッスン10:弾き歌いの学習10~確実な演奏を目指して、頭と耳と心を使った練習をしましょう (幼保)試験課題曲の学習② (小特)試験課題曲の学習② (準備学習)各々の課題について、できる限りの準備すること (事後学習)担当教員から指摘された内容について、注意深く取り組み、改善していくことを目指すこと 13 レッスン11:弾き歌いの学習11~演奏中のさまざまな問題にも対応できるよう、練習を続けましょう (幼保)試験課題曲の学習③ (小特)試験課題曲の学習③ (準備学習)各々の課題について、できる限りの準備すること (事後学習)担当教員から指摘された内容について、注意深く取り組み、改善していくことを目指すこと 14 レッスン12:弾き歌いの学習12~対象者・聴き手を意識した演奏ができるよう、心がけましょう (幼保)試験課題曲の学習④ (小特)試験課題曲の学習④ (準備学習)各々の課題について、できる限りの準備すること (事後学習)担当教員から指摘された内容について、注意深く取り組み、改善していくことを目指すこと 15 実技試験、まとめ (準備学習)本番に向けた身体的・精神的自己管理を行い、対象者や聴き手の前で伸びやかに演奏表現することを目指してください (事後学習)授業は終了しますが、これまで学んだことを忘れないよう、根気よく、頭と心を使った練習を継続すること 準備学習・事後学習 日々の進歩は目には見えませんが、自分の可能性を信じて練習を継続する事が重要です。わからない事やできない事を放置せ ず、課題の予習・復習を徹底し、自己と向き合い、こどもたちを意識した演奏を目指しましょう。 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 0 実施しません 定期試験 受講姿勢や意欲、自主練習の取り組み 定期試験以外(授業内の課 15 題・参加度・出席態度等) その他 85 ピアノ実技試験 (幼保)保育実用書シリーズ『こどものうた200』小林美実編、チャイルド本社 教科書 その他詳細はガイダンスで説明し、必要に応じてプリントを配布する。 参考文献 (幼保)『明日へ歌い継ぐ 日本の子どもの歌』全国大学音楽教育学会編、音楽之友社 『幼児のための音楽教育』神原雅之・鈴木恵津子 編、教育芸術社(小特)『小学音楽 音楽のおくりもの1~6 教師用指導書 伴奏編』教育出版 『最新初等科音楽教育法[改訂版]小学校教員養成課程用』初等科音楽教育研究会編、音楽之友社 履修条件 留意事項等 「総合表現音楽Ⅰ・Ⅱ」を継続して受講することが望ましい。 学習進度は、各々の習得度などにより異なることがある。 - 97 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10230011 教員氏名 授業の概要 到達目標 単位 2.0 国語科概論 配当年次 1 開講期 前期 森田 弘行 国語科がすべての教科の基本と言われる意味は何か。国語科の今日的な課題は何か。国語の教科書はどのような意図で編集され、扱う留意 点は何か。そんな疑問や課題に答えていくような講義を展開する。国語科の果たすべき役割を系統的にたどりながら国語科の重要性を再認 識する。具体的な授業場面と学習指導要領とを結び付け、理解しやすい講義を心がける。なお、自己課題をもって積極的に自学を行うよう 図書館やメディアコーナー、コンピュータ・ラボラトリーの利用を促したい。 1 国語科教育の目標について理解する。 2 国語科がすべての教科の基本となる意味を自分自身の言語生活と結びつけて考える。 3 学習指導要領は、言語生活の実態や社会的な要請をふまえ、こどもの発達段階にそって系統的、構造的に書 か れていることを理解する。 4 学習指導要領の趣旨を生かして編集されている教科書について理解を深める。 授業計画 1 ☆オリエンテーション ・「国語科概論」の目標、概要、評価について 「国語科」のねらいについて知る。 (「国語教育」と「日本語教育」、「言語能力」) □準備 「小学校学習指導要領解説国語編」第1章総説編(以後、「解説編」と記す)P1-P2を読む。事後 重要箇所をプリントにまとめる。 2 ☆国語科教育の今日的な課題 ・国語科教育の今日的な課題とその背景を理解する。 (国際化、学力の低下、教育力の低下) □準備 「解説編」P2-P8を読んでくる。事後 プリントに要点をまとめる。 3 ☆新学習指導要領「国語科」の趣旨 ・学習指導要領のあゆみや趣旨を知る。また、学習指導要領と教科書との関係について理解する。 (時代の要請と改定のあゆみ、不易としての言語能力、教科書の生かし方) □準備「解説編」P9-P27を読んでくる。事後 プリントに要点をまとめる。 4 ☆学習指導要領「国語科」の目標と内容 ・目標及び内容、指導事項の概要をとらえる。児童の発達段階と今日的な課題をふまえた目標と内容を理解する。 (幼稚園教育、中学校教育との関連で学習指導要領を理解する。) □準備 「解説編」P28-P49を読んでくる。事後 プリントに要点をまとめる。 5 ☆低学年の目標と内容 ~教科書2年~ ・低学年の特徴 と目標、内容、指導事項とを結び付けて、低学年の学習について理解を深める。 □準備 解説編 P50-P74を読んでくる。事後 プリントに要点をまとめる。 6 ☆中学年の目標と内容 ~教科書4年~ ・中学年の特徴と 目標、内容、指導事項とを結び付けて、中学年の学習について理解を深める。 (相手・目的意識、文の中心、段落相互の関係) □準備 「解説編」P75-P100を読んでくる。 事後 プリントに要点をまとめる。 7 ☆高学年の目標と内容 ~教科書6年~ ・高学年の特徴 ・目標、内容、指導事項とを結び付けて、高学年の学習について理解を深める。 (形式的操作、広い視野、隠喩、メタ言語的思考) →(目的・意図、工夫、自分の考え) □準備 6年の教科書を読んでくる。事後学習 1-7までの復習をする。(プリント) 8 ☆「話すこと・聞くこと」の指導 ~教科書2年,4年,6年~ 「解説編」P102-話すこと・聞くこと ・こどもの生活場面に生きる指導について理解を深め、学習指導案と学習指導要領との関連性を考察する。 □準備 「解説編」P102を読んでくること。事後 「話すこと・聞くこと」の教材をしっかり読む。 9 ☆「書くこと」の指導 ~教科書2年,4年,6年~ 「解説編」P103-書くこと ・他教科や生活場面に生きる指導について理解を深め、学習指導案と学習指導要領との関連性を考察する。 □準備 「解説編」P103を読んでくること。事後 「書くこと」の教材を読み、系統性を掴む。 10 ☆ 教科書の全体構成と系統性 ・1年間の国語の学びと単元構成 ・3領域の関連指導について理解を深める。 ・話すこと・聞くこと・書くことの領域別特徴を知る。 □準備 単元構成について調べてくる。事後 教科書の物語教材をしっかり読む。 11 ☆「読む」ことの指導 ~教科書2年,4年,6年~ ・他教科の学習に生かされるような指導の在り方について理解を深める。 (6年の教材を主に取り上げる。) □準備 教材「海の命」を読んでくること。事後 作者の他作品を調べ、読むこと。 12 ☆デジタル教科書の理解 ☆「書写」の指導(硬筆と毛筆) ・文字に関する指導や書くこととの領域の指導と結びついた指導の在り方について考える。 (「硬筆」と「毛筆」の特徴などに触れながら書写指導の意義について理解する。) □準備 書写指導について調べてくること。事後 これまでの授業をふりかえり、最終時の課題について構想を練る。 13 ☆「伝統的な言語文化に関する事項」についての指導 ~教科書2年,4年,6年~「解説編」 P101 ・古典、言葉の特徴やきまり、文字に関する事項についての指導の在り方について理解を深める。 (2年 いなばのしろうさぎ 4年 短歌の世界 6年 伝統文化を楽しもう ) □準備 「解説編」 P101を読んでくること。事後 これまでの授業をふりかえり、最終時の課題について構想を練る。 14 ☆読書指導の充実 ~教科書2年,4年,6年~ ・現在行われている読書指導とその課題について考察する。 (国語における読書の広がり、司書教諭の役割、他教科との関連、朝読書、地域図書館とのつながり) □準備 読書に関して調べてくること。事後 これまでの授業をふりかえり、最終時の課題について構想を練る。 15 ☆授業をふりかえって 小論文のテーマ 「学習指導要領を踏まえ、教壇に立った時、どのような授業を展開したいか」を文章にまとめる。 ※「学習指導要領」「教科書」「今日的課題」という文言を入れること。 ◎800字 横書き 評価(意図 段落構成 表記 書写) 授業計画で指示してある通りである。 準備学習・事後学習 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 0 行わない 定期試験 提出物による 5点×14=70点 (1-14) 30点×1=30点 (最終回) 定期試験以外(授業内の課 100 題・参加度・出席態度等) その他 0 なし 「小学校学習指導要領解説国語編」文部科学省東洋館出版社 国語教科書2年上教育出版 国語教科書4年上教育出版 国語教科書6年光村図書出版 教科書 適宜紹介する 参考文献 履修条件 留意事項等 ・座席は指定とし、毎回、横の列ごとに入れ替わる。 ・筆記用具は、濃い鉛筆もしくはペンとする。 ・辞書の持ち込みは可とする。 - 98 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10335011 教員氏名 単位 2.0 社会科概論 配当年次 1 開講期 後期 梅津 徹郎 戦後創設された社会科教育の理論と実践を歴史的に検討し、現代における社会科教育の内容と方法および課題を明らかにする。また現行教 科書の内容を検討し、教材の工夫を考える。 授業の概要 社会科教科書の目標と内容を具体的授業を通して理解し、自ら教材研究ができるようになる。 到達目標 授業計画 1 「47教育基本法」の理念と社会科の創設 「47教育基本法」の理念と社会科教育の成立過程を概観する。 (準備)高校日本史レベルの戦後史を学び直しておくこと。(事後)47教育基本法の理念を整理しておくこと。 2 戦前戦後の教員養成と社会科教師の育成 戦前の師範学校における教員養成の問題点と戦後の教員養成の特徴を整理し、社会科教師の育成に関わる課題を検討する。 (準備)戦前の師範学校の特徴について調べておくこと。(事後)社会科教育の意義についてまとめること。 3 生活単元学習と問題解決学習をめぐる論争 デュ-イの経験主義教育論の特徴と社会科教育の実践を紹介する。 (準備)デューイの思想的特徴を整理しておくこと。(事後)経験主義教育の限界についてまとめること。 4 学習指導要領の変遷と社会科教育 学習指導要領の変遷を概観し、社会科教育における民間教育研究団体の実践を紹介する。 (準備)学習指導要領「社会」の目標と内容を読んでおくこと。(事後)授業で紹介した実践の特徴をまとめること。 5 社会科と社会認識教育 小学校学習指導要領「社会」と社会認識教育の課題をさぐる。 (準備)学習指導要領「社会」の目標と内容を読んでおくこと。(事後)社旗認識教育とは何かを整理し、まとめること。 6 社会科教育の内容と方法(1) 教科書の地理的分野を検討する。 (準備)学習指導要領の地理的分野の目標と内容について読んでおくこと。(事後)地理的空間認識の育成に必要なことを整理しておくこ と。 7 社会科教育の内容と方法(2) 教科書の歴史的分野を検討する。 (準備)学習指導要領の歴史的分野の目標と内容を読んでおくこと。(事後)歴史認識の育成に必要なことを整理しておくこと。 8 社会科教育の内容と方法(3) 教科書の公民的分野を検討する。 (準備)学習指導要領の公民的分野の目標と内容を読んでおくこと。(事後)公民的資質とは何かを整理すること。 9 たのしくわかる社会科教育の条件 生活科から社会科への接続とたのしくわかる社会科教育の条件を考える。 (準備)学習指導要領の生活科と社会科の目標、内容を確認しておくこと。(事後)生活科から社会科への接続はどうあるべきか、その課 題を整理しておくこと。 10 3年生の授業を創る 実践を紹介し、教科書をもとに教育内容と教材について検討する。 (準備)教科書の単元構成を概観しておくこと。(事後)具体的に授業案を作成してみること。 11 4年生の授業を創る 教科書をもとに教育内容と教材について検討する。 (準備)教科書の単元構成を概観しておくこと。(事後)具体的に授業案を作成してみること。 12 5年生の授業を創る 教科書をもとに教育内容と教材について検討する。 (準備)教科書の単元構成を概観しておくこと。(事後)具体的に授業案を作成してみること。 13 6年生の授業を創る 教科書をもとに教育内容と教材について検討する。 (準備)教科書の単元構成を概観しておくこと。(事後)具体的に指導案を作成してみること。 14 授業書方式の社会科の授業 仮説実験授業研究会が開発した社会科の授業書プランを検討する。 授業の中で「イメージ検証授業」を紹介する。(事後)従来の社会科授業と比較してどのような特徴があるか整理する。 15 社会科と総合学習 北海道の「昆布」を教材に、日本の歴史と環境教育の総合学習の内容と方法について紹介する。 (準備)高校日本史レベルの経済史および幕末史を学び直しておくこと。(事後)教科横断的な学習の必要性について整理し、まとめるこ と。 毎授業終了時に次回の予告と課題を提示するので、準備をして授業に臨むこと。 準備学習・事後学習 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 0 定期試験 講義内容に関わるレポートおよび課題レポートを提出し、総合的に評価する。 定期試験以外(授業内の課 100 題・参加度・出席態度等) その他 0 小学校学習指導要領 (文部科学省:東京書籍発行) 小学校学習指導要領解説 社会編 (文部科学省:東洋館出版社発行) 教科書 参考文献 履修条件 留意事項等 社会認識教育学会編『小学校社会科教育』(学術図書出版社、2010年) その他、授業で適宜紹介する。 なし - 99 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10753011 教員氏名 単位 2.0 理科概論 配当年次 1 開講期 後期 田島 与久 本科目においては、小学校教師として、児童が学ぶ「理科」の目標及び内容について、小学校学習指導要領解説・理科編を熟読することを 中心としながら理解を深める。また、理解したことを児童と同じ視点に立ち、自然の様々な事象や現象に対して疑問を抱いたり、不思議さ を感じたりしながら、そのことを出来るだけ具体的事象・現象が観られる実験、観察などを通して科学的充実感を感じられるように展開す る。 授業の概要 到達目標 ①小学校理科の学習において、望ましい授業を考える上での基準となっている学習指導要領の仕組みや教科書の内容の理解を通して、理科 の目標、内容を把握するとともに、その実現や具体化を図る授業づくりについて考えることができる。 ②小学校理科の目標を実現するための授業の在り方や、「疑問や探究を大切にする心」、「科学する心」を培う指導の在り方について、 実際の観察や実験を通して探ることができる。 授業計画 1 オリエンテーション 「児童が疑問を持ちながら、楽しく行って力がつく授業を考えよう」 過去に自分が受けた理科の授業を振り返りなが ら、疑問を持ったり、自分から調べたくなるような授業とはどんな授業なのかを考えさせる。3,4人の体験談をもとに、テーマを決めて 小グループで話し合い、それを発表し合う。その中からこれからの本授業への意欲を高める。事後-発表内容(単元)を考える。 2 教科書と学習指導要領」 日々使用されている教科書が、どのような法律や規準によって作られているのかということについて、また学習 指導要領と教科書との関係について、3年生の1単元を例に分かり易く解説する。3年生 日なたと日かげの地面の観察<宿題>小学校学 習指導要領第2章第4節 理科を読み、本時の授業との関わりから印象に残ったことを400字にまとめ、次の時間に提出させる。 発表 内容(単元)案の提示 3 「教科 理科 の存在意義と身に付ける力」 理科の教科が何のためにあるのか、理科の学習でどんな力を身に付けようとしているのか、 そのためには理科の授業はどうあるべきかについて考えさせる。科学者の業績、工夫された製品などをヒントに自由な意見交換を期待す る。5年生 振り子の実験(ガリレオ)を行うとともに、科学者の肖像画など、資料や情報を豊富に準備する。<感想・意見>200字 事後 -配布プリントの復習 4 「幼稚園と小学校と中学校の学習の流れと内容の概観」 幼稚園の「環境」及び小学校1,2年生活科と3年生からの理科との関連、また 小学校理科と中学校理科の内容を概観して、内容のつながりや系統性について解説する。中学校の第一、第二分野の区別などにも触れ、エ ネルギー・粒子という内容の柱と、生命・地球という柱について解説する。5年生 メダカの観察を例にする。 事後-配布プリントの復習 5 「小学校 理科 の目標と内容」 宿題ペーパーから、代表例を3~4発表させながら、理科の目標と内容について概観する。今回は特に、 ①自然に親しむことの大切さと ②自然の事物・現象についての実感を伴った理解を図ることについて、強調するとともに、具体例(以前に 観察、実験した日なたと日かげ、振り子)を示しながら分かり易く解説する。自己評価を行う。(相互評価も兼ねる) 事後-配布した教科書 のコピーを再読する。 6 「これまでの理科教育とこれからの理科教育」 受講生が小学校時代に学んできた理科と、これから、21世紀をたくましく生きていく 子どもに指導していく理科との違いについて、以前の理科の重点と、今回示された理科の改訂の趣旨や改善点とを比較しながら分かり易く 解説する。有用性の実感として、6年生 水溶液の性質の実験(リトマス紙や金属との反応、洗剤)<感想・意見200字レポート> 事後教科書コピーの再読 7 「自然に親しむことと自然を愛する心情を育てることとは?またそのための授業とは?」 理科の目標を3回に分けて解説。今回は、「自 然に親しむ」ことが、児童の成長や科学する心を育てる上でどんなに大切なことなのか。また「自然を愛する心情」はどのようにして培う のかを考える。そのための授業づくりについて、特に体験(観察や実験)の意義について強調する。自作ビデオ(ふるさと公園と漁川)の活 用。事後-解説書の再読 8 「見通しを持って観察、実験を行うことと問題解決の能力を育てることとは?そのための授業とは?」理科の目標の解説その2。疑問を もったり予想をするなど、見通しをもった観察や実験を行う意義について説明するとともに、そうした進め方が、問題解決的な学習であ り、興味関心を高め、また日常事象を考えていく上でも有効であることを、事例に基づき解説(パワーポイント)。4年空気でっぽう 6年てん びん 事後-解説書の再読 9 科学的な見方や考え方を養うこと とはどんなことか?」 受講生のレポートを活用して、科学が人間にもたらしたもの、生活に役立って いること、(実験 6年生 電気の利用)、また有害になっているものについて言及する。その上で、科学的な見方や考え方について解説す るとともに、そうした力を養うための学習について考えさせる。<宿題>理科の目標について、大事だと考える項を選び、その理由を400 字にまとめ提出 10 「中間テスト」「理科の内容区分 A物質とエネルギー B生命・地球」 目標についての記述式のテスト。 旧の3区分と比較しなが ら、今回の内容区分の考え方について解説するとともに、A区分とB区分それぞれの内容について概観する。合わせて、内容の構成につい て、系統性やつながりを重視しながら各学年の単元や内容の解説を加える。事後-解説書の一覧表で復習 11 「エネルギー、粒子を柱とした内容の構成と、主な単元」 「エネルギー」及び「粒子」を柱にした内容構成について概観する。小学校 における各学年の単元・内容について、構成やつながりを重視して解説する。4年生 空気と水の圧縮 空気・水の温度と体積変化の実験 5年生 電磁石の実験<課題>A区分の1単元の1時間分の授業内容について説明。事後-教科書のコピーを再読 12 「エネルギー」や「粒子」を内容にした授業の実際 前の時間に示した<課題>A区分にある ある学年の単元の中から1時間分の授 業内容について説明させる。(2-3名)3年生 光の直進と反射、6年生 燃焼の実験など。また、受講者に指導書のコピーを配布し、授業 づくりについて解説し、<指導略案>を作成させる。 事後-指導略案の完成・提出 13 「小学校・中学校理科の 生命、地球 を柱とした内容の構成と主な単元」 「生命」及び「地球」を柱にした内容構成について概観す る。各学年の単元・内容について、構成やつながりを重視して解説する。5年生 天気の変化(ネットや新聞利用) 6年生 人の呼吸(気体 検知管)の実験など。<課題>B区分の1単元の1時間を選んで、授業内容について説明できるようにする。 14 「生命」や「地球」を内容にした授業の実際 前の時間に示した<課題> B区分にある、ある学年の単元の中から1時間分の授業内容 について説明させる。(2-3名)また、受講者に指導書のコピーを配布し、授業づくりについて解説し(2回目)<指導略案>を作成させ る。5年生 発芽・成長の条件 6年生 植物の体の働き(水や養分の通り道の観察)。事後-指導略案の完成・提出 15 「各学年の目標と内容」 3、4、5、6年生 それぞれの学年の目標と内容について概観する。1学年で1~2単元を例にして、内容との つながりについて解説する。また、授業づくりのポイントや観察、実験の留意点などについても意見交換させる。 事後-定期試験の準備 学習 準備学習・事後学習 課題や宿題については、授業内容に入れてあります。また、授業内容にかかわって一人一回発表の機会を持つので、そのための 準備学習が加わります。さらに中間の試験も実施するため、その準備学習も加わります。 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 50 指導略案の作成 教科書の引用3 工夫3 内容4 中間テストは記述式 内容の理解5 自分の考え3表現力2 定期試験 感想・意見2回、宿題2回、指導略案作成2回、課題等の発表1回、及び 授業中の意欲・態度、自己評価 定期試験以外(授業内の課 50 題・参加度・出席態度等) その他 0 小学校学習指導要領解説 理科編(平成20年8月)文部科学省 大日本図書 65円 教科書 小学校理科教科書3,4,5,6年用及び各学年教師用指導書、生活科教科書上下 幼稚園教育要領解説<環境> 参考文献 履修条件 留意事項等 小学校教員免許必修。 2年次に生活科概論を履修する。また、教科教育法 理科、生活を履修することが望ましい。 - 100 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10313011 教員氏名 単位 2.0 算数概論 配当年次 1 開講期 後期 酒井 義信 児童が算数の勉強の楽しさを実感しながら、算数の理解を深める授業を作り上げるためには、授業者の教材に関する興味・関心や理解の深さ が不可欠である。そのために、次の2つの観点から本授業を構成する。(1)小学校算数で取り扱う「数」「四則演算」「量」「図形」など の諸分野に関する理論背景を考察し、教材に関する確かな知識を習得する。(2)グループワークや発表形式の授業を通して、授業者として 継続的に算数教材を探求・研究するための学習方法を習得する。 授業の概要 到達目標 (1) 児童が算数の勉強の楽しさを実感しながら、理解を深める授業を作り上げるためには、授業者の教材に関する さが不可欠であることがわかり、教材を作成できるようになる。 (2) グループワークや発表形式の授業を通して、授業者として効果的な算数授業を構成するいろいろな指導技術を 理解し、活用できるようになる。 興味・関心や理解の深 授業計画 1 オリエンテーション (1)算数の「知識の習得」の概要と,「教材の探求・研究方法の習得」のためのグループワークの説明。(2)「9 グループ程度のグループ編成」を行う。グループワークの観点は以下。・算数や数学に関する教材をグループで調査し,発表する。 ・調査 の観点は授業の中で興味を持ったものなどから各グループ協議して決める。 ・発表ではプレゼンテーションの方法も研究する。(3)評価 方法の説明。 2 講義「数について」 ・数は集合数(基数)と順序数(序数)の2つの性質の理解。また,記数法(数の表し方)と命数法(数の読み方)の 歴史的・民族的な背景を知り,十進数位取り記数法の仕組みを理解する。 (事前)教科書の「1章 数について」を事前に読んでおくこと。 (事後)数の性質、記数法、命数法について、十進記数法についてまとめる。 3 講義「四則演算について1」 ・「たし算」「ひき算」の計算背景と指導の留意点を理解する。 (事前)教科書の「四則計算2-1から2-3まで」を読んでおくこと。 (事後)たし算、ひき算の意味と、その方法についてまとめておくこと。 4 講義「四則演算について2」 ・「かけ算」の計算背景と指導の留意点を理解する。 (事前)教科書「四則計算2-4」を読んでおくこと。 (事後)かけ算の意味、九九の構成、指導の留意点について、まとめておくこと。 5 講義「四則演算について3」 ・「わり算」の計算背景と指導の留意点を理解する。 (事前)教科書「四則計算2-5」を読んでおくこと。 (事後)わり算の意味、計算方法、指導の留意点についてまとめておくこと。 6 講義「量と数について1」 ・小数と分数,無理数,数の構造,負の数,それぞれの性質の違いを理解する。 (事前)教科書「量について3-1から3-5」までを読んでおくこと。 (事後)小数、分数について、その指導の留意点についてまとめておくこと。 7 講義「量と数について 2」 ・量の大小比較,外延量と内包量について理解する。 (事前)教科書「量について3-6、3-7」を読んでおくこと。 (事後)量の分類、量の性質、外延量の4段階指導についてまとめておくこと。 8 講義「量と数について 3」 ・小数と分数の演算について理解する。 (事前)教科書「量について3-8」を読んでおくこと。 (事後)小数と分数の四則演算の方法、その指導の留意点についてまとめておくこと。 9 講義「図形について」 ・図形の対称性,三角形と四角形,図形の作図について対称性を観点にした分類や図形の定義やそれに基づく性質を 理解する。 (事前)教科書「図形について4-1から4-4まで」を読んでおくこと。 (事後)図形の対称性、合同、定義と性質について、および作図についてまとめておくこと。 10 グループワーク「課題発表会」 ・この授業までに,各グループの研究・調査の課題を決定し,調査方法,プレゼンテーションの方法に関し て要約を発表する。・要約に関する質疑応答を行う。(各5分) /最終の個人レポートに関する指示を行い,個人による調査・研究課題 設定を指示。 (事前)グループ発表の分担、発表方法の準備をしておくこと。 (事後)質問やアドバイスから、今後の研究に活かす点をまとめておくこと。 11 講義「図形と量について」 ・長方形の面積,多角形の面積,円の面積,立体の体積,これらの求積法を理解し,量に関する一般的な考察を 行う。 (事前)教科書「図形と量について」を読んでおくこと。 (事後)平面図形の面積、立体の体積、の求積法についてまとめておくこと。 12 13 14 15 講義「数量関係について」 ・関数、分布、等についての概念を理解する。 (事前)教科書「数量関係について」の6-6までを読んでまとめておくこと。 (事後)関数、分布についての指導内容、指導の留意点についてまとめておくこと。 グループワーク「発表1」・学生の司会進行により,第1グループから第4グループまで発表。・各グループは発表15分,質疑応答5分 で,計20分間の持ち時間を十分に活用したプレゼンテーションを実施する。 ・グループワーク発表を聞いて,その感想を提出する。 グループワーク「発表2」 ・学生の司会進行により,第5グループから第8グループまで発表。・各グループは発表15分,質疑応答5分 で,計20分間の持ち時間を十分に活用したプレゼンテーションを実施する。 ・グループワーク発表を聞いて,その感想を提出する グループワーク「発表3」 ・学生の司会進行により第9グループの発表。(20分) 各グループのグループワークに関する講評を行う。 講義「数学教育について」 ・講義のまとめとして,数学教育の流れを紹介する。 個人レポートの提出について。 準備学習・事後学習 毎回、次時の授業範囲のテキストを読んでテーマに関する内容を予習すること。授業終了後は内容を まとめて整理し、調査課題についてまとめること。課題の提出は期日に遅れないこと。 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 0 定期試験 課題・感想15回30%,グループ作業・発表20%,レポート試験50% 定期試験以外(授業内の課 100 題・参加度・出席態度等) その他 0 『入門 算数学』 黒木哲徳著 日本評論社 教科書 参考文献 履修条件 留意事項等 『小学校学習指導要領解説 算数編』 文部科学省 東洋館出版社 (その他、必要に応じて適時指示する) なし - 101 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10408011 教員氏名 単位 2.0 生活科概論 配当年次 2 開講期 前期 田島 与久 小学校の教育課程における生活科の意義や特性について理解する。また、指導計画や学習指導のあり方等について学ぶ。小学校低学年にお ける生活科教育の果たす役割を具体的な活動や体験を通して学ぶ。(1)生活科の意義を理解する。(2)生活科の内容や特質を理解す る。(3)具体的な指導内容についてまとめることができる。 授業の概要 到達目標 小学校生活科の学習において、教育課程編成・実施の基準となっている学習指導要領や教科書の内容の理解を通して、生活科の目標、内容 を把握するとともに、その実現や望ましい授業づくりについて考えることができる。 小学校生活科の目標を実現するための授業の在り方、特に、「自分のよさや自分の生活、行動について考える」、「身近な人々や社会、 自然とのかかわりに関心を持つ」ための指導の在り方について、実際の具体的な活動や体験を通して探ることができる。 授業計画 1 オリエンテーション 「児童が自分について考えたり、楽しく身の回りの自然や社会に気付く授業を考えよう」 自分が受けた生活科の授業 を振り返り、身の回りの自然について気付く授業や、自分から活動したくなるような授業について考えさせる。学生の体験談をもとに、小 グループで話し合い、それを発表し合う。その中から本授業への意欲を高める。また、今後の授業計画について提示する。 事後-発表内容 (単元)を考える。 2 「以前の小学校1,2年生の理科,社会科と生活科」 以前学習した小学校1,2年生の理科や社会科で学習した内容と、生活科の内容を 比較しながら、生活科設立の背景や教科としてのねらいについて理解を図る。また、昭和30-50年代に行われていた合科学習についての実践 について学ぶ。(田島論文)<感想・意見>本時の内容に関して200字。事後-論文精読 3 「生活科の存在意義と身に付ける力」 前時の感想・意見を生かして(学生発表5名)、生活科の教科が何のためにあるのか、生活科の学習 でどんな力を身に付けようとしているのかについて考えさせる。「様々なことに気付くためのポイントやそのための促し方」などをテーマ に、学内巡りを行う。小グループの話し合いも設定。<宿題>学習指導要領を踏まえ、授業との関わりで印象に残ったことを400字。 4 「幼稚園教育要領の『環境』『人間関係』との関連や、小学校3,4年生の理科、社会とのつながり」 幼稚園の「環境」及び「人間関 係」のねらいと内容(学生の発表4-6名)を踏まえて、生活科の内容を概観し、関連する事柄について解説する。また、生活科の大まかな内容 と、小学校3年生からの理科、社会科との関連について解説・説明を加える。事後-関連をまとめる。 5 「これまでの生活科教育と今回の改訂の趣旨」 学生が自分の小学校時代に学んできた生活科と、これから、21世紀をたくましく生きてい く子どもに指導する生活科との違いについて、以前の生活科の重点と今回示された生活科の改訂の趣旨や改善点とを比較しながら分かりや すく解説する。学生による発表は、経験の披露2名、改訂の趣旨3名。 自己評価を行う。事後-改訂の趣旨の要点(マーカー)の振り返り 6 「生活科の目標と内容」 第3回目の宿題ペーパーに関連させ、生活科の目標と内容について概観する。今回は特に、目標の構成(5つの要 素)と内容の階層性について強調し、具体例を示しながら解説する。(パワーポイント)期待する発表としては、生活科の教科目標に対する自 分のイメージについて。(5つの要素を一人一つ ) 事後-目標の構成について教科書を再読 7 「『具体的な活動や体験を通す』とは?またその意義は?」 生活科の目標について、4回に分けて解説。今回は、「具体的な活動や体 験を通す」ことが、児童の自ら活動する心を育てることにつながることや、そうした能動性をどのようにして培うのかを考える。公園川に 赴いて、体験の意義について強調する。雨天の場合は、自作ビデオ。事後-フィールドワーク記録の整理・提出 8 「『自分と身近な人々、社会や自然とのかかわりに関心を持つ』とは?またそのための授業とは?」 「自分自身や自分の生活について考え るとは?そのための学習は ? 」 生活科の目標についての解説その2その3 自分と社会とのかかわり、また、自分と自分自身とのかか わりについて考え、そのための学習・授業について考えさせる。【調べ学習】表を完成させて提出。中間テストの予告。 9 「『生活上必要な習慣や技能を身につける』ためには、どうすればよいのか?」 児童が身近な人々や社会、自然と直接かかわり合う中で、 生活上必要な習慣や必要な技能を身に付ける必要がある。その習慣や技能の例・種類について出し合い、そのための指導の仕方や効果的な 身に付け方について、実際に恵庭市内の街や駅などに赴き考えさせる。 事後-フィールドワーク記録の整理・提出 10 「中間テスト」「『自立への基礎』とは、どのようなことだろう? 」 生活科の目標に関する簡単な記述式のテストを行う。評価の観点 に基づき相互で採点する。また、今まで学習した目標の四つの要素と、それによって導かれる「自立への基礎」についての関連やその内 容・趣旨について解説する。<課題>一年生(上の教科書)の一単元(内容)を選んで、授業内容を説明できるようにする。教科書・指導書参 照。 11 「一学年(上の教科書)の目標・内容の概観と、授業の実際」 一年生の指導内容について説明させる。また、受講者に指導書のコピーを 配布し、授業のねらいや準備する もの・こと(観察・実験)について意見交換させる。 二年生(下の教科書)の一単元(内容)を選んで、 授業内容を説明できるようにする。教科書・指導書参照。 12 「二学年(下の教科書)の目標・内容の概観と、授業の実際」 二年生の指導内容について発表させるとともに、授業の工夫について協議する。また、内容構成やつながりを重視して解説する。<課題 >一年生の一単元の一時間分を選んで、具体的な学習の手立ての工夫について説明できるようにする。教科書・指導書参照。 13 「おもちゃを作って楽しく遊ぼう~授業の実際」 わりば゜し鉄砲、吹き矢、ふくろロケットなど、設計図を見ながら実際に製作し、”楽 しく””仲良く”遊ぶ遊び方を考えて遊ぶ。また、身近な自然を利用した遊びやそのための材料について考える。音楽やCDの準備<課題 >二年生の一単元の一時間分を選んで、具体的な学習の手立ての工夫について説明できるようにする。教科書・指導書参照。 14 「授業の実際と工夫 一学年」 一年生の単元の中から1時間分の授業内容について、指導の手立ての工夫を中心に説明させる。また、受 講者に指導書のコピーを配布して、指導略案(「授業の実際と工夫」の表)を作成させる。特に、○気付きを増やす○活動を活発にする工 夫について強調する。 事後-指導略案の完成・提出 15 「授業の実際と工夫 二学年」 二年生の単元の中から1時間分の授業内容について、指導の手立ての工夫を中心に説明させる。また、受 講者に指導書のコピーを配布して、指導略案(「授業の実際と工夫」の表)を作成させる。特に、○気付きを増やす○活動を活発にする工 夫について強調する。 定期試験の内容・要領について説明する。事後-指導略案の完成・提出 準備学習・事後学習 宿題や課題は授業内容に記載。授業で一人一回発表の機会を持つためその準備がある。(事前) 中間試験も実施するため、その 準備がある。中間試験は、相互に採点を行うため、その評価を踏まえての学習も必要となる。 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 50 指導略案づくり、教科書の引用3 工夫3 内容4 中間テストは記述式、内容理解5自分の考え3表現力2 定期試験 意見質問2回、宿題2回、l略案2回、発表1回、その他 授業中の意欲・態度 、自己評価 定期試験以外(授業内の課 50 題・参加度・出席態度等) その他 0 小学校学習指導要領解説 生活編(平成20年8月)文部科学省 日本文教出版 101円 教科書 小学校生活科教科書上・下 指導書 社会、理科の教科書3,4年生用 幼稚園教育要領解説 「環境」「人間関係」 参考文献 履修条件 留意事項等 幼稚園教諭および小学校教諭免許 必修。小学校教諭免許取得希望者は、社会科概論、理科概論を履修する。また、教科教育法 社会及び 理科を履修することが望ましい。 - 102 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10102011 教員氏名 授業の概要 到達目標 単位 2.0 家庭科教育概論 配当年次 2 開講期 前期 古郡 曜子 家庭科は家庭生活と直結した教科であり、生活のあり方や社会生活の基礎を培う教科である。この講義では学校教育における家庭科教育の 意義を認識するとともに、小学校「家庭」の到達目標や内容がわかる。特に、家庭科から児童・学校・地域の実情に応じた扱いや実践的・ 体験的学習が重視されていることから、食・住・衣生活を中心にして教科書の内容を分析して、教材の取り扱いや工夫について学習する。 現代の家庭生活の課題や特徴をふまえて、家庭科の必要性や目標を明確に把握する力をつける。家庭科の授業展開を考え、授業を実践する ことができる。そのために必要な知識や技術を習得する必要性に気づき、習得への意欲をもつ。家庭科の内容の把握と理解を通して学生一 人ひとりが、児童の生活をふまえた家庭科の重要性を考えることを目標とする。小テストをとおして習得知識の確認をし、定着を図る。 授業計画 1 2 3 「家庭科の授業とは」 生活の定義、家庭生活と社会生活の考え方、家庭生活に関わる事柄について理解する。家庭科教育と日常の生活との関係性とその重要性を 認識する。家庭科の意義と目的、学校教育における必要性を知る。保育・教育との関連のあることの概要を知る。(事前)小・中・高校で学 んだ家庭科の内容を復習すること。(事後)「家庭科の基礎知識」を定着させと学習指導要領」の該当部分を読み理解する。 「家族を考える」 現代家族の様相や課題を知り、家族の定義と世帯との違いを理解する。家族の多様な形態を知り、これまでに得た家族観に広がりを持つ。 家族の多様性と現代の家族の抱える課題を見出す。 小テスト①生活の工夫 と手縫いの方法・・・手縫いの基礎的な知識を習得する。 (事前)小・中・高校で学んだ家庭科の内容を復習すること。(事後)「家庭科の基礎知識」と「学習指導要領」の該当部分を読み理解す る。 「家庭科の成り立ちから現在まで」 家庭科の学びの特徴と、生きる力の育成との関わりを理解する。日常生活に必要な育成を家庭科的視点から学ぶ意義を見出す。日常生活の 自立と社会生活の自立のつながりを理解する。小テスト②布を使っての製作(ミシン縫い)・・・ミシンの機能と各名称、使い方の知識を 習得する。(事前)小・中・高校で学んだ家庭科の内容を復習すること。(事後)「学習指導要領」の該当部分を読み理解する。 4 「家庭科の特性」 家庭科と実際の家庭生活の接点と体験・実践することの大切さを理解し、育成される人間像を考える。日常生活の自立は実践を伴って実 現されることを再確認する。家庭科での体験学習重視を理解する。 小テスト③袋の製作と生活に役立てる工夫・・・裁縫技術を得るための基礎的知識を習得する。(事前)小・中・高校で学んだ家庭科の内 容を復習すること。(事後)「学習指導要領」の該当部分を読み理解する。 5 「家庭科教育的特質と児童の家庭との連携」 家庭科と児童との家庭生活の関係と保護者との連携の重要性を知り、家庭への対応を考える。家庭科で学んだことが家庭で実践できるよ うに、家庭との十分な連携の必要性を理解する。 小テスト④適切な衣服を整え方・・・衣服の整理の基礎的な知識を習得する。(事前)小・中・高校で学んだ家庭科の内容を復習すること。 (事後)「学習指導要領」の該当部分を読み理解する。 6 「小学校家庭科の目標」 家庭生活への関心を高め、生活の営みの大切さに気付かせることを理解する。小学校家庭科における目標を理解し、日常生活の重要な要 点を理解する。(学習指導要領P.4~7、8~13) 小テスト⑤調理用具と器具の扱い・・・調理の基本的な知識と調理器具の安全な扱い方法を習得する。(事前)小・中・高校で学んだ家庭科 の内容を復習すること。(事後)「学習指導要領」の該当部分を読み理解する。 7 「小学校家庭科の内容A家庭生活と家族」 家庭生活と家族に関して扱う内容と児童に考えさせる要点を理解する。家族の大切さ、家族との関係性を理解する。(学習指導要領P.17 ~24)小テスト⑥朝食の献立と野菜炒め・・・朝食を想定しての献立作成と野菜の調理の基礎知識を習得する。(事前)小・中・高校で学ん だ家庭科の内容を復習すること。(事後)「学習指導要領」の該当部分を読み理解する。 8 「小学校家庭科の内容B日常の食事の調理」 日常の食事の調理方法と実習を含めての授業について理解する。調理の基本を身に付けるために必要な実践例を知り調理の重要性を理解 する。(学習指導要領P.25~36) 小テスト⑦炊飯と味噌汁の作り方・・・炊飯と味噌汁の調理に関する基礎的な知識を習得する。(事前)小・中・高校で学んだ家庭科の内 容を復習すること。(事後)「学習指導要領」の該当部分を読み理解する。 9 「小学校家庭科の内容C快適な衣服と住まい」 快適な衣服の整え方と住まい方について理解する。衣服の取り扱い方や洗濯の仕方など、環境に配慮した衣生活の重要性を理解する。 (学習指導要領P.37~48) 小テスト⑧栄養のバランス・・・5大栄養素とそのはたらき、主な食品の知識を習得する。。(事前)小・中・高校で学んだ家庭科の内容を復 習すること。(事後)「学習指導要領」の該当部分を読み理解する。 10 「小学校家庭科の内容D身近な消費生活と環境」 消費者としてのあり方と、身近な地域環境への配慮を基にした実践の重要性を理解する。消費生活が地域環境さらと地球環境との関係の 重要性を知る。(学習指導要領P. 49~53) 小テスト⑨住まいの掃除・・・整理整頓と清掃に関する基本的な知識を習得する。(事前)小・中・高校で学んだ家庭科の内容を復習する こと。(事後)「学習指導要領」の該当部分を読み理解する。 11 「学習指導と評価」 家庭科の学習に沿った評価の方法を知る。実習における評価の捉え方を理解する。家庭科の評価は実践的な体験件を重視するため、知識 だけではなく、ポートフォリオやレポート発表など意欲・態度を評価することを理解する。 小テスト⑩快適な住まい方・・・寒暖に対応したエコロジーな住まい方の基本知識を習得する。 12 「環境教育と家庭科」 環境に配慮した家庭生活と社会生活のあり方を理解して児童に考えさせる方法を知る。リサイクル、リデュース、リフォームを生活で実 践できることの重要性を理解する。 小テスト⑪金銭や物の扱い方・・・物の購入に関して考えるべきこと、意思決定のための基礎知識を習得する。(事前)小・中・高校で学 んだ家庭科の内容を復習すること。(事後)「学習指導要領」の該当部分を読み理解する。 13 「学習指導計画の作成と内容の取り扱い」 道徳との関連、実習の指導、言語活動の充実について理解する。発表の重要性と家庭科での調べ学習の必要性を理解する。(学習指導要 領P.54~63) 小テスト⑫地域とのつながり・・・地域の人々との連携のに仕方の基礎的知識を習得する。(事前)小・中・高校で学んだ家 庭科の内容を復習すること。(事後)「学習指導要領」の該当部分を読み理解する。 14 「家庭生活とジェンダー」 性別役割分業と男女参画について理解する。家事のアンペイド・ワークやワーキング・シェアについて考える。教師の提示した、ジェン ダーに関する課題や事例をもとに、現代社会の男女参画のあり方を考え、観点を広げる。 小テスト⑬家庭科総合問題『家族・衣・食』 (事前)小・中・高校で学んだ家庭科の内容を復習すること。(事後)「学習指導要領」の該当部分を読み理解する。 15 「総合的な学習としての家庭科」 家庭生活と社会との密接な関係を理解する。生活には多種多様な事柄のあることを再認識する。資料を基に、「家族問題」や「税」、 「法律」、「福祉」、「子育て」などを題材に実際の家庭生活との関係性を見出す。 小テスト⑭家庭科総合問題『住・消費・環境』。(事前)小・中・高校で学んだ家庭科の内容を復習すること。(事後)「学習指導要 領」の該当部分を読み理解する。 準備学習・事後学習 事前に、小テスト対応のために小・中・高校で学んだ家庭科の内容を復習すること。 事後には、前回の授業内容に関する質「家庭科の基礎知識」と「学習指導要領」の該当部分を読んでおくこと。 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 0 なし 定期試験 小テスト①~⑭(70%) レポート(30%) 定期試験以外(授業内の課 100 題・参加度・出席態度等) その他 0 なし 「小学校学習指導要領 家庭編」文部科学省 教科書 参考文献 履修条件 留意事項等 小学校家庭科教科書 「新編新しい家庭5・6」東京書籍 「小学校5・6私たちの家庭科」開隆堂 荒井紀子編 「パワーアップ!家庭科 学び、つながり、発信する」大修館書店2012年 レポートの提出期限厳守 小テストは授業出席者のみに配布 - 103 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10167011 単位 2.0 教育制度論 配当年次 1 開講期 前期 授業の概要 鈴木 敏正 21世紀は教育改革時代である。その時代背景をふまえながら、日本の教育制度の歴史と性格、最近の子育て・教育改革をめぐる政策と具体 的な動向、実践現場での改革課題は何かを考える。 到達目標 今日の教育制度改革について関心をもち、理解を深めて、教育制度のあり方について関心をもって考えることができるようにする。 教員氏名 授業計画 1 教育制度とは何か 本講義のガイダンスをして、教育制度を学ぶことの意味について考える。 (準備)テキスト第1講を読んでおくこと (事後)授業のふりかえりと質問票作成 2 子どもの権利と教育改革 今日の子どもに関する教育制度改革を考える際の基本的前提となっている子どもの権利条約の特徴と日本での権利保障の現状、権利条例 づくりの動向について学ぶ。 (準備)テキスト第2講を読んでおくこと (事後)授業のふりかえりと質問票作成 3 教育法の仕組み 教育制度の前提となる教育法の仕組みについて、法律主義にもとづく成文法を学び、その問題点と不文法についても考える。 (準備)テキスト第3講を読んでおくこと (事後)授業のふりかえりと質問票作成 4 憲法・教育基本法体制 日本の教育制度の基本的前提である憲法・教育基本法体制のそれにもとづく教育法の仕組みと特徴について学ぶ。その後の具体化の課題 について、教科書検定や学習指導要領の例から考える。 (準備)テキスト第4の2と3および第5講の1と2を読んでおくこと (事後)授業のふりかえりと質問票作成臨教審答申以後の制度改革 5 新教育基本法の下での教育制度改革 2016年改定の教育基本法がめざした教育制度改革の方向と諸政策、具体的な改革について検討する。 (準備)テキスト第5講の3と4を読んでおくこと (事後)授業のふりかえりと質問票作成 6 教育の目的と目標 臨時教育審議会以降の制度改革の動向をふまえ、とくに新教育基本法のもとでの教育の目的と目標、とくに目標とそれを教育現場で進め る際の問題点と最近の課題について、考える。 (準備)テキスト第6講を読んでおくこと (事後)授業のふりかえりと質問票作成 7 学校の制度と改革課題 学校の制度、とくに法律に定める学校とそれに対する新しい「学校」とくにフリースクールなどの制度化の動向をふまえて、学校制度改 革の課題について考える。 (準備)テキスト第7講を読んでおくこと (事後)授業のふりかえりと質問票作成 8 義務教育の制度 日本の小学校・中学校は義務教育とされ、高等学校も「義務化」する動向がある。そこでの「義務」とは何か、保護者と国・地方公共団 体、そして子供の立場から考えてみる。 (準備)テキスト第8講を読んでおくこと (事後)授業のふりかえりと質問票作成 9 教育の機会均等 教育制度の基本的課題である「教育の機会均等」の具体化について、最近のこともの貧困・社会的排除問題への対応の課題と実践を事例 としながら検討する。 (準備)テキスト第9講を読んでおくこと (事後)授業のふりかえりと質問票作成 10 教職員の制度 制度化された教育は「公教育」として位置付けられ、専門職としての教職員を配置して進められている。その教職員のあり方につて「制 度」という視点から考えてみる。 (準備)テキスト第10講を読んでおくこと (事後)授業のふりかえりと質問票作成 11 教育行政の制度 戦後教育行政の基本原則とその歴史的変遷をふまえながら、現在の教育制度改革の焦点となっている地方教育行政改について考える。 (準備)テキスト第11講を読んでおくこと (事後)授業のふりかえりと質問票作成 12 子育て新制度と保育所 2015年度から実施されている子育て新制度について、その具体的特徴を理解し、とくに家庭・地域住民等の連携・協力という今日的課題 をふまえた上で、保育所の制度とその発展課題を考える。 (準備)テキスト第12講を読んでおくこと (事後)授業のふりかえりと質問票作成 13 子育て新制度と幼稚園 前講に引き続き子育て新制度について、幼稚園の制度とその発展課題を、認定子ども園の事例にして考える。 (準備)テキスト第13講を読んでおくこと (事後)授業のふりかえりと質問票作成 14 社会教育の制度 戦後日本では学校の教育課程以外の教育の領域は「社会教育」とされてきた。その制度の特徴と現状、発展課題を検討する。 (準備)テキスト第14講を読んでおくこと (事後)授業のふりかえりと質問票作成 15 まとめ:未来を創る教育制度 授業全体をふりかえり、これからの教育制度の創造的な発展の宝庫を考える。 (準備)テキスト第15講を読んでおくこと (事後)学生それぞれによる授業全体のふりかえり 準備学習・事後学習 テキストの予習と授業のふりかえりをすること 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 40 授業で学んだことのまとめ 定期試験 授業内で行う小テスト 定期試験以外(授業内の課 30 題・参加度・出席態度等) その他 30 毎回のふりかえりと質問票提出 『未来を創る教育制度論』(川口洋誉・中山弘之編、北樹出版)2013年 教科書 参考文献 履修条件 留意事項等 『新版 教育学をひらく——自己解放から教育自治へ』(鈴木敏正、青木書店)2009年 『教育の公共化と社会的協同——排除か学び合いか』(鈴木敏正、北樹出版、2006) 授業はテキストに沿って進めるが、最近の教育制度改革の動向について適宜資料を配布して紹介するので、現在進行中の改革に関心をも ち、あるべき改革方向をみずから考えるように努力して欲しい。 - 104 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10345011 教員氏名 授業の概要 到達目標 単位 2.0 生涯教育論 配当年次 3 開講期 後期 鈴木 敏正 グローバルにしてローカルな時代の生涯学習の動向をとらえる基本視点と日本における社会教育の原理と歴史を理解した上で、生涯教育の 原論・本質論・実践論・計画論の諸領域について、できるかぎり具体的な(主に北海道の)事例をもとに講義する。 生涯教育についての基本をふまえ、具体的に推進していく際の視点を理解することができるようになる。 授業計画 1 生涯学習・生涯教育とは何か 本講義のガイダンスをして、講義全体の内容説明をする。 (準備)生涯教育とは何かについて自分の考えを整理しておくこと (事後)授業で学んだことをまとめ、質問紙を作成する 2 学習ネットワーク 生涯学習推進の出発点である「学習ネットワーク」の考え方と推進方向について考える。とくにI.イリッチの提起と日本における子育 て・文化・行政における学習ネットワークの動向から検討する。 (準備)テキスト序章第1および第2節を読んでおくこと (事後)授業で学んだことをまとめ、質問紙を作成する 3 現代生涯教育の基本視点 現代生涯教育の5つの基本視点(①現代的人権、②世代間連帯、③社会参画、④グローカル、⑤住民的公共性)について理解する。 (準備)テキスト序章を読んでおくこと (事後)授業で学んだことをまとめ、質問紙を作成する 4 生涯教育の公共性と生涯教育計画 生涯教育の終着点としての地域生涯教育計画づくりの課題について学ぶ。とくに今日における地域生涯計画づくりの必要性と公共性形成 の課題について講義する。 (準備)テキスト序章第3節および第Ⅰ章第5節を読んでおくこと (事後)授業で学んだことをまとめ、質問紙を作成する 5 社会教育・生涯学習の歴史的理解 日本の生涯教育の前提である社会教育の歴史的展開と生涯学習政策が位置付けられてきた経過を理解する。とくに2006年教育基本法にお いて「生涯学習の理念」が位置付けられるまでの変遷について講義する。 (準備)テキスト第Ⅱ章第2および第3節を読んでおくこと (事後)授業で学んだことをまとめ、質問紙を作成する 6 生涯学習の国際的理解 ユネスコにはじまる生涯教育と生涯学習の歴史的展開の基本的な流れについて学び、現段階の課題について考える。 (準備)テキスト第Ⅱ章第4および第5節を読んでおくこと (事後)授業で学んだことをまとめ、質問紙を作成する 7 生涯教育の基本形態 生涯教育の基本形態、とくにフォーマル・ノンフォーマル・インフォーマルの3形態を理解した上で、現代生涯学習の諸形態と基本形態 につて検討する。 (準備)テキスト第Ⅲ章第1および第3節を読んでおくこと (事後)授業で学んだことをまとめ、質問紙を作成する 8 現代人の社会的形成 グローバル化が進む現代における人々の「社会的形成」の展開構造について考える。とくに戦後日本における国家と市民社会の変容の中 での学習主体=現代人のかかえている課題について考える。 (準備)テキスト第Ⅳ章第2および第3節を読んでおくこと (事後)授業で学んだことをまとめ、質問紙を作成する 9 生涯学習関係団体・グループ活動 具体的な地域(士別市)の事例によって、生涯学習を進める諸団体・グループ活動の諸タイプと活動の実際について学ぶ。 (準備)テキスト第Ⅳ章第5節を読んでおくこと (事後)授業で学んだことをまとめ、質問紙を作成する 10 参画時代の生涯学習推進体制 生涯学習を地域において推進する体制の現状と、参画型社会におけるあり方について考える。とくに士別市の生涯学習体制の形成過程か ら学ぶ。 (準備)テキスト第Ⅴ章第3および4節を読んでおくこと (事後)授業で学んだことをまとめ、質問紙を作成する 11 要としての社会教育 生涯教育の要の位置にある社会教育の実際と発展課題について考える。とくに生涯学習体制づくりと中心施設としての公民館活動の実際 から考える。 (準備)テキスト第Ⅴ章第4および5節を読んでおくこと (事後)授業で学んだことをまとめ、質問紙を作成する 12 地域にひろがる自己教育活動 地域住民が主体的に進める学習=自己教育活動の諸領域と展開論理、その事例について学ぶ。とくに、戦後の代表的な実践の歴史的展開 から考える。 (準備)テキスト第Ⅵ章第2節を読んでおくこと (事後)授業で学んだことをまとめ、質問紙を作成する 13 地域社会教育実践の展開 自己教育活動を援助・組織化する地域社会教育実践の展開論理と実際について学ぶ。具体的な実践例を紹介しながら、実践展開の方向に ついて考える。 (準備)テキスト第Ⅵ章第3および4節を読んでおくこと (事後)授業で学んだことをまとめ、質問紙を作成する 14 地域生涯教育の計画化 地域の生涯学習・教育活動の全体をとりまとめ、組織化し、計画的に推進する地域生涯教育計画づくりの課題と実際について学ぶ。具体 的事例として恵庭市の場合をとりあげる。 (準備)テキスト終章第3および第4節を読んでおくこと (事後)授業で学んだことをまとめ、質問紙を作成する 15 まとめ 授業全体のふりかえりとまとめをする (準備)テキストと配布資料などを読み、授業全体をふりかえっておくこと (事後)地域における生涯学習活動推進の実践的課題を整理すること テキストを予習・復習として読むこと 準備学習・事後学習 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 40 授業で学んだことのまとめ 定期試験 中間レポートと小テスト 定期試験以外(授業内の課 30 題・参加度・出席態度等) その他 30 毎回の質問票提出 『増補改訂版 生涯学習の教育学——学習ネットワークから地域生涯教育計画へ』(鈴木敏正著・北樹出版)2014年 教科書 『さっぽろ子ども・若者白書 2016』同白書をつくる会、2016 参考文献 履修条件 留意事項等 読んで、考えて、書く力をつけることを大切にするので、そのつもりで受講すること - 105 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10164011 教員氏名 単位 2.0 教育課程概論 配当年次 3 開講期 前期 梅津 徹郎 教育課程は子どもと地域の実態に即して学校が責任をもって編成するものである。講義では教育課程の歴史をたどりつつ、教員として理解 しておくべき教育課程の編成原理について学び、学習指導要領に示された教科、領域の検討を行う。 授業の概要 教育課程とは何かを理解し、学習指導要領に示された目標および内容にそって教材研究ができるようになる。 到達目標 授業計画 1 近代学校の創設と教育課程の成立(1) 学制の理念と「被仰出書」の意義について学ぶ。 (準備)高校日本史レベルの近代を学んでおくこと。(事後)学制の理念を整理しておくこと。 2 近代学校の創設と教育課程の成立(2) 学制制定後の教育課程の特徴を「小学校教則」から概観し、師範学校設立への政治的背景をみる。 (準備)高校レベルの近代を学んでおくこと。(事後)明治期の小学校教則についてまとめること。 3 明治期の理科教育史を手がかりに教科書の変遷を概観する。 「科学」教育から「理科」教育の変質を歴史的に概観し、国家主義教育課程の成立について学ぶ (準備)師範学校での教育の特徴を確認しておくこと。(事後)「理科」発足の背景について整理すること。 4 5 6 大正期の自由主義教育の特徴とその意義について学ぶ。 (準備)高校日本史レベルの大正期の特徴を学んでおくこと。(事後)自由主義教育の特徴をまとめること。 戦後「新教育」のカリキュラム改革(1) 「児童中心主義」のカリキュラムの特徴について学ぶ。 (準備)戦前の国家主義教育の特徴を確認しておくこと。(事後)児童中心主義教育の特徴をまとめること。 戦後「新教育」のカリキュラム改革(2) デューイの経験主義教育の特徴と日本におけるコア・カリキュラム運動について学ぶ。 (準備)高校日本史レベルの戦後史を学んでおくこと。(事後)デューイの思想について整理し、コア・カリキュラムの特徴をまとめるこ と。 7 民間教育研究運動の成果(1) 算数・数学教育における「水道方式」の意義について学ぶ。 (準備)学習指導要領の「算数」を読んでおくこと。(事後)「水道方式」の計算体系について整理しまとめること。 8 民間教育研究運動の成果(2) 仮説実験授業における授業書の認識論的意義について学ぶ。 (準備)学習指導要領の「理科」を読んでおくこと。(事後)仮説実験授業の運営方法について整理しまとめること。 9 教育課程編成の原理と構造 教科指導、教科外指導の意義と「隠れたカリキュラム」のついて学ぶ。 (準備)学習指導要領「総則」を読んでおくこと。(事後)「隠れたカリキュラム」の特徴についてまとめること。 10 戦後の学習指導要領の変遷 戦後の学習指導要領改訂の特徴とその社会的背景を概観する。 (準備)高校日本史レベルの戦後~現代を学んでおくこと。(事後)学習指導要領の変遷とその特徴を整理すること。 11 12 13 生活科の創設と低学年理科・社会の教育課程編成上の課題について学ぶ。 (準備)学習指導要領の変遷を確認しておくこと。(事後)生活科の目標を整理しまとめること。 「総合的な学習の時間」の教育課程編成上の課題について学ぶ。 (準備)学習指導要領の変遷を確認しておくこと。(事後)「総合学習」と「総合的学習の時間」の特徴をそれぞれ整理すること。 教育課程の今日的課題(1) 道徳教育の教科化の動向と問題点について学ぶ。 (準備)自分たちが受けてきた道徳教育について整理しておくこと。(事後)新しい時代の道徳教育について課題を整理すること。 14 教育課程の今日的課題(2) シチズンシップ(市民性)教育の課題について学ぶ。 (準備)ヨーロッパのシチズンシップ教育の歴史を調べておくこと。(事後)日本におけるシチズンシップ教育の課題について整理するこ と。 15 教育課程の評価について 教育課程の計画、実施、評価等のあり方について学ぶ。 (準備)教育課程編成の原理について調べなおしておくこと。(事後)教育課程と学校・地域との連携について課題を整理し理解するこ と。 毎授業終了時に次回の予告と課題を提示するので、準備をして授業に臨むこと。 準備学習・事後学習 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 0 定期試験 講義内容に関わるレポートおよび課題レポートを提出し、総合的に評価する。 定期試験以外(授業内の課 100 題・参加度・出席態度等) その他 0 小学校学習指導要領(文部科学省:東京書籍発行) 教科書 参考文献 履修条件 留意事項等 1.田中、水原ほか『新しい時代の教育課程(第3版)』 有斐閣 2.柴田義松『教育課程 カリキュラム入門』 有斐閣 なし - 106 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10428011 教員氏名 授業の概要 到達目標 単位 2.0 生徒指導の研究 配当年次 4 開講期 前期 海老子 格行 今日の学校教育は、深刻化しているこども達のさまざまな問題行動の克服が課題である。今後さらに、国際化、情報化、科学技術が進展 し、我が国は少子高齢化時代になる。それだけに、豊かな人間性や自らを律し、他人と協調し人を思いやる心を培い、主体的に考え、行動 する力が求められる。この教育は、この世に出生し、幼い時代から、親の深い愛情に加えて、幼児、児童の発達段階において、その為の基 礎づくりが大切である。幼・少連携の意義を理解し、具体的な事例や実践例をもとに問題解決に取り組む教師の資質の向上を図る。 幼児や児童の成長にとって、良い生活環境で生活し、安心出来る集団づくりが大切である。それだけに、指導する者の役割は大きく、次の 点を学び、望ましい集団づくりが出来るようにする。 ①こども達が互いに仲良く遊び、活動する機会や場をつくり、十分な安全教育に配慮しながら楽しい環境づくりについて学ぶ。 ②一人ひとりの幼児・児童に愛情を持って接し、広い心で一人ひとりを理解する力を持つことが大切である。 その為に、望ましい指導の理念をしっかり持った接し方や指導のあり方を学ぶ。 授業計画 1 オリエンテーション 幼児、児童の接し方や指導のあり方の基礎を本講座の学習によって身に付ける。 講義内容と進め方評価など (事後)シラバス内容の確認と学習方法について検討 2 乳幼児、児童の発達課題 発達課題とは何かを,考える。人間は、さまざまな段階を経て成長していくが、それぞれの時期の発達課題を考察し、最近のこども達に欠け ているものを考えてみる。 (事前)それぞれの発達課題を調べる。 (事後)欠けている課題に向けて、どう対応したらよいかまとめる。 3 最近の幼児・児童の傾向 近年、「子どもが見えなくなった」との言葉をよく聞く。それは、子どもの意識や行動が変化してきていることを意味していると思われ る。「子どもが見えなくなった」との意味も含めて、最近の子ども達の意識や行動の傾向について考える。 (事前)こどもの意識や行動についてまとめる。(事後)どう対応していくかまとめる。 4 5 幼児・児童の指導の意義と課題 幼稚園および小学校では、幼児・児童一人ひとりの自己実現を援助する為に組織的、計画的な指導が求められる。その課題と実践例を考察 する。 (事前・事後)幼稚園および小学校時のこどもの課題とその解決への事例を調べ、本時の学習内容をもとに自己が考える望ましい取り組みを まとめる。 一人ひとりの子どもの理解の仕方と接し方 一人ひとりの児童生徒の健全な成長の為に、適切に児童生徒を理解することが基本です。①子どもにやる気を起こさせる工夫②子どもの叱 り方③気になる子どもの接し方④特別に支援が必要な子への対応の仕方などを考えていく。 (事前)①から④について、自己の考えをまとめる。 (事後)望ましい理解の仕方や接し方を自己に合わせてまとめる。 6 保育所、幼稚園での子どもの実態を踏まえた小学校での指導のあり方(幼・保・小の連携) 幼・保・小の連携の必要性が言われている。連携とは、幼児教育と小学校教育を繋げる為の支援である。小学校を中心として、保育所、幼 稚園との連携のあり方を考える。 (事前)実践例を調べる (事後)実施可能な取り組みを踏まえて、望ましい対応の仕方を整理する。 7 集団生活での過ごし方子ども達の指導は、個別指導と集団指導があるが、一人ひとりの子どもは、良き環境の中で育っていく。集団生活を 通じて、基本的な生活習慣が培われていく。その為の集団づくりや集団生活の過ごし方を考えていく。 (事前)集団について考察し、望ましい集団とはについてまとめる。 (事後)集団での望ましい生活を過ごす為に、どう子ども達に接していくべきかまとめる。 8 小学校のキャリア教育について 将来の職業についての意識づけ(キャリア教育) 子どもの自立性との関わりの中で、キャリア教育を考えていく。将来に夢をもち、夢を語り合える学校生活は、子ども達にとって、かけが えのない時間でもある。将来の職業を語り合う指導のあり方を学び合う。 (事前・事後)小学校教育の現状を調べ、どのような取り組みが考えられるかまとめる。 9 キャリア教育の視点を盛り込みながら、道徳教育を展開することが大切である。道徳心や決まりを守る習慣の育成 小学校の道徳心や規範意識は、子ども達が、主として集団活動を通じて身に付けることが多い。道徳心やきまりを守る習慣を育てる指導の 仕方を通じて、キャリア教育に繋げていく。 (事前)最近の子ども達の現状を調べる。 (事後)どう、教員として、対応すべきか自己の対応についてまとめる。 10 11 12 13 親との連携のあり方 学校は、自らを開き、家庭に働きかけ、共に子ども達を育てていく視点に立った取り組みが必要である。その具体的な進め方を学んでい く。 (事前)小学校時代を振り返り、自分を中心に学校と家庭との連携はどうであったかまとめる。 (事後)教員として、どう家庭と信頼関係を構築していくかまとめる。 生徒指導における教職員の役割と教職員組織の取り組み 小学校の生徒指導の組織とその運営、全校で取り組む校内体制や役割、分掌の位置づけ、教育相談体制の充実などを学ぶ。 (事前)学校に於ける児童・生徒の組織体制について調べる。 (事後)教育実習校を想定しながら、教員の役割、あるべき指導体制組織を考察する。 事例研究(いじめや暴力的な問題行動を抱える子どもの指導のあり方について(研究・協議)) 事例研究の意義を学習し、事例を取り挙げ、①子どもの特性②子どもは何を訴えているか③どのような指導や対応を進めていくか意見交換 する。 (事前)グループにより事例作成 事例研究会の進め方の学習 (事後)事例内容および事例研究会の評価 事例研究(引っ込み思案で友をつくれない子どもの指導のあり方について(研究・協議)) 事例研究会の進め方 複数の者が共同で作成した事例をもとに、事例研究会を実施する。事例提供者、参加者、司会者としての注意すべき 点を心掛ける。 (事前)グループによる事例作成 (事後)事例内容と事例研究会の評価 14 開かれた子どもの指導の推進(地域や施設、関係機関との連携) 子どもの健全育成にむけて、地域社会の教育力を活用することが、大切である。また問題を抱えて悩む子どもや保護者に対して、学校は、 医師、カウンセラーやさまざまな関係機関と連携し、多くの支援によって、「互いに補い」「互いに強化」出来る関係づくりを学ぶ。 (事前)関係機関を調べる (事後)事例を想定して、関係機関との連携を整理する。 15 14回の授業のまとめと自己の幼児・児童の指導観の形成について テストの実施 (事前)今までの講義内容のまとめと確認 (事後)学習成果の自己評価 準備学習・事後学習 それぞれの講座のテーマについて、調べ、発表できるように準備する。学習内容について、その都度整理し、その後の学習の力 にする。 本講座で学んだことを意識して教育実習で幼児、児童に接して欲しい。 成績評価の方法 区分 割合(%) 0 定期試験 定期試験以外(授業内の課 60 題・参加度・出席態度等) その他 40 随時プリントを配布する。 教科書 参考文献 履修条件 留意事項等 内容 実施しない 授業への取り組み(10%) 調査・発表力(10%) スピーチ(20%) 小論文(20%) テスト 必要に応じて適宜紹介する。 特になし - 107 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10745011 教員氏名 単位 2.0 幼児の理解 配当年次 2 開講期 後期 美馬 正和 子どもを理解することは、保育者の重要な役割と言える。なぜなら、保育者はひとりひとりの幼児の内面に何が起こり、どのような思いを 抱いているのかに目を向けながら、保育を展開していくためである。子どもを理解するためには、子どもの発達や子どもが生活する環境の 意味などについて理解を深める必要がある。 授業の概要 保育者の専門性の中核である「幼児理解」について学び、ひとりひとりの幼児の内面を理解し、信頼関係を築き、発達に必要な経験を幼児 自ら獲得していけるように援助する力を身につけることを目指す。 到達目標 授業計画 1 2 3 授業の概要 授業の進め方、こちらが望む授業態度、科目を通しての到達目標などを説明。 保育における子ども理解とは: 保育の始まりとしての「子ども理解」、子どもを見る「まなざし」、子どもの行為の「意味」を探ること、「カウンセリングマインド」に ついて知る。 準備:カウンセリングマインドについて調べておくこと 事後:子どもを理解することについてまとめること 子どもの発達理解: 子どもの発達について、「発達段階」「発達過程」、発達における「内側」と「外側」、能力論的発達と行為論的発達などについて知る。 準備:発達段階・発達過程について調べておくこと 事後:発達の理解についてまとめておくこと 4 保育における「理解」と「援助」: かかわりながら理解をし、理解しつつかかわること、個々の子どもに応じた援助の関係、「理解」から生まれる「ねらい」と「援助」につ いて知る。 準備:保育についての援助の種類について調べておくこと 事後:「理解」と「援助」についてまとめること 5 「子ども理解」を深める観察と記録: 観察をするというのはどういうことか、保育の場で子どもを「ミル」というのはどういうことか、記録をとることの意味などについて知 る。 準備:理解を深める観察について調べておくこと 事後:観察をすることについてまとめること 6 「子ども理解」を深める保育カンファレンス: 園内研修の必要性と意義、保育カンファレンスとはなにか、保育カンファレンスを「子ども理解」に役立てるためにはどうするべきかなど 研修の必要性を知る。 準備:保育カンファレンスについて調べておくこと 事後:研修の必要性についてまとめること 7 障がいのある子どもの保育から考える子ども理解: 障がいのある子どもとの出会いから、障がいのある子どもから突きつけられる問題、そのことに対しての保育者が抱える葛藤など、人間の 多様性への理解に向けて考えていく。 準備:障がいのある子どもについて調べておくこと 事後:人間の多様性の理解についてまとめておくこと 8 9 子ども理解と保育現場でのカウンセリング: 保育カウンセラーとはどのようなどのような専門家なのか、保育カウンセラーに求められる役割などについて知る。 準備:保育カウンセラーについて調べておくこと 事後:保育現場でのカウンセリングについてまとめておくこと 子育て支援・家庭支援における子ども理解: 保育の場における子育て支援・家庭支援の必要性、子どもの行為の「意味」を保護者と共有していくこと、子どもの育ちを「ともに」味わ う保育実践の広がりについて知る。 準備:子育て支援について調べておくこと 事後:保護者との関係についてまとめておくこと 10 子ども理解の方法:エピソード記述 エピソード記述とはなにか、エピソード記述の利点について、エピソード記述の具体的実践例から知る。 準備:エピソード記述について調べておくこと 事後:エピソード記述についてまとめておくこと 11 子ども理解の方法:KJ法 KJ法とはなにか、KJ法の利点について、KJ法の具体的実践例から知る。 準備:KJ法について調べておくこと 事後:KJ法についてまとめておくこと 12 子ども理解の方法:エスノグラフィー エスノグラフィーとはなにか、エスノグラフィーの利点について、エスノグラフィーの具体的実践例から知る。 準備:エスノグラフィーについて調べておくこと 事後:エスノグラフィーについてまとめておくこと 13 子ども理解の方法:ドキュメンテーション ドキュメンテーションとはなにか、ドキュメンテーションの利点について、ドキュメンテーションの具体的実践例から知る。 準備:ドキュメンテーションについて調べること 事後:ドキュメンテーションについてまとめておくこと 14 子ども理解の方法:ラーニング・ストーリー ラーニングストーリーとはなにか、ラーニングストーリーの利点について、ラーニングストーリーの五体的実践例から知る。 準備:ラーニングストーリーについて調べておくこと 事後:ラーニングストーリーについてまとめておくこと 15 まとめ:幼児の理解についての復習 幼児の理解をするために、どのような方法があり、どのような視点があるのかを考える。 準備:授業の内容を振り返ること 事後:幼児の理解についてまとめておくこと 準備学習・事後学習 成績評価の方法 区分 定期試験 定期試験以外(授業内の課 題・参加度・出席態度等) その他 特になし 教科書 参考文献 履修条件 留意事項等 事前学習:事前資料を配布。精読しておくこと。 事後学習:授業終了時に課題を出すので、次回の授業までに取り組み、提出すること。 割合(%) 0 90 内容 実施しない レポート・小レポート・課題など 10 グループワークなど授業への参加の姿勢、態度 エピソードで学ぶ赤ちゃんの発達と子育て いのちのリレーの心理学/菅野幸恵・塚田みちる・岡本依子/新曜社 新・保育講座3 幼児理解と保育援助/森上史朗・浜口順子編/ミネルヴァ書房 子ども理解のメソドロジー / 中坪史典 編 / ナカニシヤ出版 その他、随時紹介する。 保育士をめざす者として必要な科目です。積極的な授業参加を望みます。 - 108 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10561011 教員氏名 単位 2.0 道徳教育の研究 配当年次 3 開講期 後期 加藤 一郎 「特別の教科 道徳」についての改訂学習指導要領が出され、平成30年度には小学校で、31年度には中学校で教科となる。教育実習に おいても道徳の授業に取り組ませる学校が増えている。教職に進む学生として、これからの道徳教育と道徳の授業について実践できる力を 身につける。道徳教育の歴史を基に、現在とこれから求められる、学校教育全体の要となる道徳教育と道徳性を育む道徳の授業について学 ぶ。その上で、道徳の授業実践の基本を押さえ、それを支える自他の人格・道徳性を考え、高めていける教師としての姿勢を育むと共に、 教育現場で行う道徳の授業が楽しいと児童生徒が考える授業づくりに取り組んでいける力をつける。 授業の概要 1.道徳教育についての基本的な知識を持つ。次時の予習や調査、授業後のまとめ課題あり。 2.学習指導要領解説を基に道徳の授業についての知識と授業を理解する。 3.道徳の授業の指導案を作成し、検討できる。「模擬授業」と評価を実践する。 到達目標 授業計画 1 ・オリエンテーション :教職を志す者の姿勢と 講義のねらいと進め方、成績評価、挨拶と座席等々について ・道徳教育の歴史 (準備:教科書 第1部第1章までを読んでくる) *レポートⅠ : 自分が受けた小中学校の道徳の時間等について (事後:レポート提出) 2 ・道徳教育の歴史とこれからの「特別の教科 道徳」 ・不易の部分と流行の部分 (準備:教科書 第1部第2章~第7省までを読んでくる) *レポートⅡ : 戦後の道徳教育の不易の部分についてのまとめ (事後:レポート提出) 3 ・道徳教育とは ・道徳に関する基本的な押さえ (準備:教科書 第1部と2校時までの授業のまとめを押さえてくる) *レポートⅢ : 道徳教育について (事後:レポート提出) 4 ・道徳授業と理論と展開 ・児童生徒の発達段階と授業 (準備:教科書 第2部を読んでくる) *道徳の読み物資料を読みまくろう (事後:読み物資料課題提出) 5 ・道徳授業と理論と展開 ・道徳資料の特性と多様な授業 (準備:教科書 第3部を読んでくる) *グループレポートⅠ : 道徳の授業とは (事後:レポート提出) 6 ・道徳の授業についての実践研究 ・全体計画、年間計画、学習指導要領解説等 (事前:解説が刊行未定のため前時に指示) *レポートⅣ : 授業構想案 (原案 事後:構想案提出) 7 ・学習指導要領解説に基づく授業 *レポートⅤ : 授業構想案 (提出した授業構想案を検討し校正。 事後:校正授業構想案提出) ・学習指導案の基本 (前時に指示した資料や内容を読んでくる) *学習指導案の基礎演習 8 ・授業計画と学習指導案作成演習 1 ・作成と検討、個別指導 (事前:提出した校正学習指導案を自己検討。 授業で実践的視点で検討し、改善) *途中経過発表と課題の交流 (事後:再校正指導案提出) 9 ・授業計画と学習指導案作成演習 2 ・作成と検討、個別指導 (事前:提出した再校正指導案を自己検討。 授業で実践的視点で検討し、改善) *途中経過発表と課題の交流2 (事後:模擬授業用指導案の完成提出) 10 11 12 13 14 15 ・作成中の学習指導案の現実授業での課題と改善ポイント ・検討と修正、個別指導 (事前:完成指導案で45分の授業展開を自分で試行してくる) *発見課題の発表と具体的改善案の交流 *指導案完成 (事後:最終指導案の完成と提出) ・中心発問部分に重点を置いた模擬授業1 (小学校低学年の発達段階を中心に 事前:授業準備) *課題分析と改善方法の交流1 (事後:実践後の課題と改善レポートを提出) ・中心発問部分に重点を置いた模擬授業2 (小学校中学年の発達段階を中心に 事前:授業準備) *課題分析と改善方法の交流2 (事後:実践後の課題と改善レポートを提出) ・中心発問部分に重点を置いた模擬授業3 (小学校高学年の発達段階を中心に 事前:授業準備) *課題分析と改善方法の交流3 (事後:実践後の課題と改善レポートを提出) ・道徳の授業実践についてのまとめ *レポートⅥ : 自分の授業分析 (事後:レポート提出) ・教育実習における道徳教育と道徳の授業について(教育実習で目指さなければならないことを含む) ・移行実践における特別な教科 道徳の授業と道徳教育について (事前:文科省より示された資料を読んでくる) *レポートⅦ : 教育実習での自己実践目標と採用試験に向けて (事後:レポート提出) ・整理とまとめ (事前:今までの授業内容を整理し理解してくる) *総括復習課題 準備学習・事後学習 ・指定したテキストを必ず購入し、改訂学習指導要領解説と共に関係部分内容を熟読していく ・教師としての自己の資質、学ぶ姿勢づくりに日々取り組み、その姿を教育実習や採用試験で発揮できるようにしておくこと 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 0 定期試験 ワークシート、レポート等の提出・内容、学習指導案作成・提出及び発表態度、模擬授業等の実技 定期試験以外(授業内の課 80 題・参加度・出席態度等) その他 20 総括復習課題、授業外の自習時間の取り組みの努力成果、課題に対する継続達成度の伸び等 ・道徳教育入門 日本道徳教育学会(編) 教育開発研究所 2730円 ・小学校学習指導要領解説 特別の教科 道徳編 文部科学省 (改訂学習指導要領の解説は3月末に刊行が間に合わない場合もあり) 教科書 参考文献 履修条件 留意事項等 ・「私たちの道徳」(小学校12年、34年、56年・中学校)、小学校道徳・中学校道徳読み物資料習等(文部科学省ホームページ道徳 教育から検索可)、その他必要資料を随時紹介していく ・教職の免許状取得のための必修科目 - 109 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10562011 教員氏名 授業の概要 到達目標 単位 2.0 特別活動の研究 配当年次 3 富森 英雄 今日、各学校には、特色ある教育活動や開かれた学校づくりが求められています。特別活動は創意工夫の余地の広い活動領域であること から、特色ある学校づくりに大きな役割を果たしています。この講義では、望ましい集団活動を通して展開される特別活動とはどのような 教育活動なのか、特別活動の目標、内容、教育的意義について学ぶとともに、学級活動・児童会活動・クラブ活動及び学校行事についての 指導計画、実践・評価の一連の流れを学びます。教師の仕事・業務は授業・学習指導だけでなく、この特別活動に関わる業務・仕事が重要 な任務になります。この講義を通し、教員としての資質の向上を図ります。 (1) 学習指導要領における特別活動の位置づけを説明することが出来る。 (2) 特別活動と「生きる力」の育成とのかかわりを説明することが出来る。 (3) 特別活動の教育的意義や学級担任や望ましい教師のかかわりについて説明することが出来る。 (4) 学級活動の指導案や特色ある学校行事の年間指導計画を作成することが出来る。 (5) 学級経営と特別活動の各活動目標や内容を理解し説明することが出来る。 授業計画 1 2 オリエンテーション ・ 中学校・高校時代に「特別活動」という言葉を聞いたことがあるか、受講生のこの言葉の認知度を確認する。 ・ 授業の計画、学生の到達目標(行動目標)、成績評価方法などについて説明する。 ・ 準備学習・・・シラバスの内容を熟読しておくこと。 特別活動の成立と歴史的変遷 ・ 学習指導要領の改訂の経緯、改訂の趣旨、改訂の要点について学びます。 ・ 特別活動の内容と時代的変化について考察します。 ・ 準備学習・・・指定したテキスト(第1章総則)を読んでおくこと。 ・ (準備)・・・「教育課程」についてまとめておくこと。 3 特別活動の目標・内容と基本的性格 ・ 特別活動の教育課程上の位置づけについて学習し、教育的意義や幼小連携について考察します。 ・ 望ましい集団活動、望ましい集団とはどのようなものかを学びます。 ・ 準備学習・・・指定したテキストを読み「なすことによって学ぶ」の意味を考えておくこと。 ・ (事後)・・・j.デューイについて調べる。(提出) 4 特別活動の全体計画と年間計画(1) ・ 特別活動の全体計画や各活動・学校行事の年間指導計画について学びます。 ・ 準備学習・・・配布するプリントに示す予習課題に取り組むこと。 ・ (事後)・・・学校管理規則(休日)について調べる。(提出) 5 特別活動の全体計画と年間指導計画の作成(2) ・ 年間行事予定表の作成を通し、特別活動の全体計画や年間指導計画について学びます。 ・ 準備学習・・・出身小学校の特色ある教育活動について調べておくこと。 6 学級活動の特質・活動内容(1) ・ 学級の役割や学級活動の特質について学びます。 ・ 準備学習・・・魅力ある学級について考えておくこと。指定したテキストを読んでおくこと。 ・ (事後)・・・学級目標の作成。(提出) 7 学級活動の特質・活動内容(2) ・ 学級経営や学級の活動内容と担任業務との関係について学びます。 ・ 準備学習・・・指導案作成の準備をしておくこと。 ・ (事後)・・・小テストの実施。復習、まとめをしておくこと。 8 学級活動の特質・活動内容(3) ・ 学級活動の指導案の作成と交流を行います。 ・ 準備学習・・・配布するプリントに示す予習課題に取り組むこと。。 9 児童会の特質・活動内容 ・ 児童会活動のねらいと児童会の組織・機構図を学びます。 ・ 児童会活動の教育的意義と社会性の育成について学びます。 ・ 事前学習・・指示したテキスト(p。65-74)を読んでおくこと。 10 クラブ活動の特質と活動内容 ・ クラブ活動の目標や進め方、教育的意義について学びます。 ・ 事前学習・・・配布するプリントに示す予習課題に取り組むこと(提出)。 ・ (事後)・・・クラブ活動の評価表作成。(提出) 11 学校行事の特質と活動内容(1) ・ 学校行事の目標と内容を学びます。 ・ 儀式的行事、文化的行事の特色ある教育活動について考察します。 ・ 準備学習・・・体験した学習発表会、運動会の特色をまとめておくこと。 12 学校行事の特質と活動内容(2) ・ 健康安全・体育的行事、旅行・集団宿泊的行事、勤労生産・奉仕的行事の内容と意義について学びます。 ・ (事後)・・・「学校行事は学校の顔である」との言説について。(レポート提出) 13 学校行事の特質と活動内容(3) ・ 特色ある学校行事の年間計画の作成(作業)と交流をする。 ・ 準備学習・・・配布するプリントの予習課題に取り組むこと。 ・ (事後)・・・学習発表会・運動会のプログラム作成。(提出) 14 特別活動の指導体制と教師の仕事及び評価 ・ 教師の仕事は授業だけではなく、特別活動に係る業務が重要であることを学びます。 ・ 評価に当たっては全教師の共通理解と連携が重要であることを学びます。 ・ (事後)・・・次時のテストに向けて復習、まとめをしておくこと。 15 特別活動の教育的・現代的意義と学校教育における役割 ・ 14回の授業の振り返りとテストを行います。 授業内容に入れ込み記入している。 準備学習・事後学習 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 0 定期試験 授業終了時に提出する出席シートの内容(30%)課題提出(20%)小論文(10%) 定期試験以外(授業内の課 60 題・参加度・出席態度等) その他 40 テスト 「小学校学習指導要領解説 特別活動編」文部科学省 東洋館出版社 教科書 必要に応じ講義中に適宜紹介する。 参考文献 履修条件 留意事項等 開講期 後期 なし - 110 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10170011 教員氏名 単位 2.0 教育方法論 配当年次 3 開講期 前期 梅津 徹郎 学校における授業づくり、学級づくりの基本を(理科と社会科を中心に)具体的に学び、教師としての力量形成をめざす。特に教育内容光 星と教材研究の方法について学ぶ。また学習指導案の作成、模擬授業の実施と評価の視点、授業分析の方法等について学び、授業づくりに ついて理解を深める。 授業の概要 具体的な実践例をもとに授業づくりの原則について学び、自身で授業実践できるようになる。 到達目標 授業計画 1 2 3 教育方法と教育技術 教育方法とは何か、教育技術とは何かについて基本的な考えを学ぶ。 「学級びらき」や「授業びらき」の工夫について学ぶ。 (準備)学習指導要領「総則」を読んでおくこと。(事後)教育技術の意義について整理すること。 1.近代学校の成立(ヨーロッパ) ルソー、ペスタロッチの子ども観について学ぶ。 (準備)高校世界史レベルの近代を学んでおくこと。(事後)ヨーロッパ近代の教育の特徴をまとめること。 2.模擬授業のグループ編成。 1.教材の「典型性」と「具体性」 すぐれた教材とはどのようなものか学ぶ。 2.授業づくりの原則と良い発問・問題の条件 授業づくりの原則とはいかなるものかを理解する。また授業展開における「良い発問・問題」の条件を考え、授業づくりに活かせるよ うにする。 (準備)学習指導要領「理科」を読んでおくこと。(事後)発問の機能について整理するすること。 4 授業運営の基本とノート指導のあり方 理科の授業における授業運営の基本とノート指導の方法について学ぶ。 (準備)自身の学習ノートの問題点を整理しておくこと。(事後)授業に生きるノート指導のあり方について整理すること。 5 授業分析の方法 小学校での実践をビデオで視聴し、授業分析の方法を学ぶ。 (準備)教材の「典型性」と「具体性」について確認しておくこと。(事後)教材構成から授業を分析する方法をまとめること。 6 地域教材の開発(1) -ジャガイモを例に- 北海道のジャガイモをとりあげ、地域教材のもつ一般性について考える。 (準備)北海道開拓の歴史を学んでおくこと。(事後)地域教材の一般性について整理すること。 7 地域教材の開発(2) -牛乳を例に- 北海道の基幹産業である酪農(乳牛)をとりあげ、地域教材のもつ一般性について考える。 (準備)北海道の酪農業の歴史について調べておくこと。(事後)地域教材の一般性について再度整理すること。 8 授業におけるイメージ形成 文学作品や科学教育、歴史教育におけるイメージ形成の有効性を考える。 (準備)子どもたちの認識形成に役立つイメージとはどのようなものかを考えておくこと。 (事後)「実体的イメージ」の特徴について 整理すること。 9 授業づくりの基本 -教育内容と教材を区別する意義- 第3学年「物の重さ」と第5学年「物の溶け方」を例に、教育内容と教材を区別する意義について学ぶ。 (準備)学習指導要領「理科」を読んでおくこと。(事後)教育内容と教材を区別する意義について整理すること。 10 授業づくりの基本(2) 第6学年であつかう「縄文・弥生と米づくり」を例に、教材研究の方法と授業づくりの手順を学ぶ。 (準備)学習指導要領「社会」を読んでおくこと。(事後)奈良~鎌倉時代における米づくりの技術的発達を整理すること。 11 模擬授業と授業評価(1) 各グループは理科又は社会科から任意の単元を模擬授業として選び、指導案を作成する。それに基づき、「導入部」を中心にICT教育も 考慮した15分程度の模擬授業をしてもらい、授業評価を行う。 12 模擬授業と授業評価(2) 各グループは理科又は社会科から任意の単元を模擬授業として選び、指導案を作成する。それに基づき、「導入部」を中心にITC教育も 考慮した15分程度の模擬授業をしてもらい、授業評価を行う。 13 模擬授業と授業評価(3) 各グループは理科又は社会科から任意の単元を模擬授業として選び、指導案を作成する。それに基づき、「導入部」を中心にITC教育も 考慮した15分程度の模擬授業をしてもらい、授業評価を行う。 14 模擬授業と授業評価(4) 各グループは理科又は社会科から任意の単元を模擬授業として選び、指導案を作成する。それに基づき、「導入部」を中心にITC教育も 考慮した15分程度の模擬授業をしてもらい、授業評価を行う。 15 学びつづける教師であるために 教師として必要な力量、資質とはなにかを文学作品や映画、ドラマに登場する教師のすがたから考えてみる。 また学びつづける教師の成長とライフコースについて意見交換をする。 (準備)教師の専門職性とは何かを考えておくこと。(事後)教育内容構成と教材研究の大切さを整理確認すること。 指導案の作成および模擬授業のための事前事後学習とグループ作業を協同で行う。 準備学習・事後学習 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 0 定期試験 講義に関わる小レポート、模擬授業評価シート、課題レポートの提出を行い、総合的に評価する。 定期試験以外(授業内の課 100 題・参加度・出席態度等) その他 0 小学校学習指導要領 (文部科学省:東京書籍発行) 教科書 参考文献 履修条件 留意事項等 柴田、山崎 『教育の方法と技術』 (学文社) 佐藤学 『教育方法学』 (岩波書店) 田中、森脇ほか『授業づくりと学びの創造』 (学文社) なし - 111 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10168011 教員氏名 単位 1.0 教育相談論I 配当年次 2 開講期 前期 川端 愛子 今日、いじめ、不登校、学級崩壊の問題に代表されるように、学校はさまざまな問題を抱えています。このような学校現場の状況に教師 として適切に対処していくためには、教科の指導力と合わせて児童・生徒の心の問題に対処できる力が求められています。この演習では、 教育相談の成り立ち、教育相談の基礎理論についての学習を深め、教育相談に関わる関係者(保護者を含む)と適切な連携を取り、課題解 決発展型の取組ができる力を習得することを意図した学習を展開します。 授業の概要 この演習では、演習方式を生かし、理論学習とあわせて体験学習や討論を行うことを通して、教育相談の基礎理論と方法(心理アセスメ ント・児童生徒理解・カウンセリングの理論と技法)について理解を深めることを目標とします。また、関係力育成プログラムに基づく ロールプレィおよびクリッカーを活用した行動観察・分析を通して、児童生徒理解のための観察力を高めることを目指します。 到達目標 授業計画 1 2 オリエンテーションおよび授業担当者の教育相談に関する学習の軌跡と教育臨床実践の紹介を行います。また、授業の内容や目的、進め 方、留意すること等についての説明を行います。【準備学習】事前にシラバスを読み、授業の概要を把握すること。【事後学習】配布資料 を読み、今後の授業の流れ・留意事項等について理解すること。 受講生相互の自己紹介を通して、この演習を円滑に進めるためのベースを構築します。ここでは、「私の偏愛マップ」の作成・発表を行 い、自己の内面を視覚的に表現することを通して、自己理解・他者理解を深めます。また、教育相談に携わる者としての自己理解の重要性 について学びます。【準備学習】自己理解というキーワードを心理学的視点から整理すること。【事後学習】完成させたマップを通して自 己理解を深めること。 3 教育相談と臨床心理学(1):教育相談と臨床心理学の歴史と背景について学びます。ここでは、臨床心理学の成り立ちについて学び、臨床 心理学の過去・現在・未来について理解を深めます。また、教育相談に関わる専門職および資格・職務内容・職域についても学習します。 【準備学習】関連文献を読んで概要をまとめること。【事後学習】配布資料について専門用語を中心にして整理すること。 4 教育相談と臨床心理学(2):児童生徒理解におけるパーソナリティの発達に関する理論を学習します。ここでは、フロイトによって提唱さ れた精神分析に関わる理論について学びます。あわせて、エリクソンやピアジェによる精神発達に関する理論についても理解を深めます。 【準備学習】パーソナリティというキーワードについて調べること。【事後学習】配布資料を読んで専門用語を中心に整理すること。 5 教育相談とカウンセリングの理論と実際(1):来談者中心療法の理論について学習します。ここでは、ロジャーズの提唱した来談者中心療 法の理論について教育相談事例を交えながら実践的に学びます。特に、自己概念と経験の一致・不一致に関しては、具体的な事例を想定し て、相談の進め方について理解を深めます。【準備学習】来談者中心療法について調べること。【事後学習】事例に対する自分の考えをま とめること。 6 教育相談とカウンセリングの理論と実際(2):心理アセスメントについて学習します。ここでは、教育相談・カウンセリングにおける心理 アセスメントの位置づけ、方法、流れについて理解を深めます。また、知能検査、性格検査の活用については、実際の検査の体験学習を通 して実践的な学びを深めます。【準備学習】心理アセスメントというキーワードについて調べること。【事後学習】関連文献を読んで概要 をまとめること。 7 スクールカウンセリングと児童生徒理解(1):学校における教育相談と生徒指導との関わりについて学びます。ここでは、児童生徒理解に 関わる視点として、学校心理学モデルと生徒指導モデルを学習します。また、学校心理学における心理教育的援助サービスの構造について も理解を深めます。【準備学習】学校心理学というキーワードについて整理すること。【事後学習】配布資料について専門用語を中心に整 理すること。 8 スクールカウンセリングと児童生徒理解(2):スクールカウンセリングの技法を通して教育相談の世界を学びます。ここでは、教育相談に おいて児童生徒理解に関わるさまざまな心理療法を取りあげます。交流分析の学習では、自分の感情、考え方、行動について、エゴグラム の実習を通して実践的な学びを深めます。【準備学習】交流分析というキーワードについて整理すること。【事後学習】エゴグラムに関す る知識をまとめること。 9 スクールカウンセリングと児童生徒理解(3):スクールカウンセリングに関わって、さまざまな特性の児童生徒の理解と支援の実際につい て学びます。ここでは、特に、障がいのある児童生徒における事例を通して、これからのスクールカウンセリングのあり方について学びを 深めます。【準備学習】児童生徒理解に関して学んだことを整理すること。【事後学習】配布資料について専門用語を中心に整理するこ と。 10 11 12 13 教育相談と遊戯療法の理論と実際(1):児童を対象とした集団遊戯療法の理論について学びます。ここでは、教育相談に関わって、心理療 法と遊戯療法との関係性について理解を深めます。また、文献講読を通して、「関係力育成プログラム」の理論の枠組みを学習します。 【準備学習】遊戯療法というキーワードについて調べること。【事後学習】配布資料について専門用語を中心に整理すること。 教育相談と遊戯療法の理論と実際(2):教育相談の事例を想定して、集団遊戯療法のロールプレィ実習を行います。ここでは、教育相談の 事例を想定し、対象児童の状態像をイメージした「関係力育成プログラム」に基づくロールプレィを実施します。子ども・指導者・観察記 録の役割担当によって集団遊戯療法の実践的な学びを深めます。【準備学習】課題レポートを作成すること。【事後学習】B-S評定スケール による評価を行うこと。 教育相談と遊戯療法の理論と実際(3):教育相談の事例を想定した集団遊戯療法のロールプレィに基づいて行動観察を行います。ここで は、ロールプレィにおける行動に関して、クリッカーを用いた分析の方法を学びます。また、これらの学習の成果についてレポート作成を 行います。【準備学習】関連文献を読んで概要をまとめること。【事後学習】配布資料について専門用語を中心に整理すること。 教育相談における関係機関・関係者との連携・協働(1):教育相談における学級担任、保護者、スクールカウンセラー、スクールソーシャ ルワーカー等のさまざまな立場とそれらの連携・協働について理解を深めます。また、関係機関と学校・教師との協力関係について討論を 通して学びます。【準備学習】スクールカウンセリングについて学んだことを整理すること。【事後学習】配布資料について専門用語を中 心に整理すること。 14 教育相談における関係機関・関係者との連携・協働(2):教育相談における関係機関との連携・協働について、事例を関する分析および討 論を通して学習します。ここでは、保護者との連携・協働についても、事例を通して理解を深めます。【準備学習】関連文献を読んで概要 をまとめること。【事後学習】配布資料について専門用語を中心にまとめること。 15 演習の振り返りと学習の成果の確認を行います。ここでは、この演習で学んだことについて全体のまとめを行います。これまでの演習で学 んだことを振り返り、課題について小論文の作成およびスピーチによる意見交換を行います。【準備学習】演習を通して学んできたことに ついて、自分の考えを整理すること。【事後学習】配布資料および関連文献を読み、これまでの学習のまとめを行うこと。 準備学習および事後学習については、各回の授業計画に記載しています。 準備学習・事後学習 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 0 定期試験は実施しません。 定期試験 演習への参加態度、グループでの活動状況及び授業内容に関係するレポート作成よって評価します。 定期試験以外(授業内の課 75 題・参加度・出席態度等) その他 25 集団遊戯療法に関して所定の書式で作成した「ロールプレィ体験レポート」によって評価します。 教科書は使用しません。関連する資料は、その都度、配布します。 教科書 参考文献 履修条件 留意事項等 教育相談支援 子どもとかかわる人のためのカウンセリング入門 西見奈子編著 萌文書林 学校心理学 石隈利紀著 誠信書房 心の病理学 大塚義孝編著 至文堂 この演習では、教育相談に関する、ロールプレィ実習、体験学習の取り組みが重視されます。そのため、積極的な授業参加が求められるの で留意してください。 - 112 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10169011 教員氏名 授業の概要 単位 1.0 教育相談論II 配当年次 2 開講期 後期 川端 愛子 学校現場はさまざまな課題を抱えています。この問題は教科指導の問題を超えて、児童生徒の心の問題として大きな比重を占めていま す。この演習では、将来、教師を目指す受講生が学校現場で遭遇する児童生徒の心の問題に適切に対処できる教育相談に関する基本的な理 解の枠組みと姿勢を学習します。特に、ここでは、発達初期の子どもたちの抱えている心の問題に対する解決の糸口として、遊戯療法、音 楽療法および家族療法の理論と方法を中心にして学習を深め、心理臨床的支援に関わる関係者(保護者も含む)との共通なベースを構築し ていくための手がかりを提供します。また、学習を深めていくために、①これらの療法についてのロールプレィ、②臨床実践を跡づけてい くための分析法の実習、を組み入れて演習を進めていきます。 本演習では、教育相談論Ⅰでの学習をベースにして、主として遊戯療法と音楽療法および家族療法の理論と方法について学習し、受講生 が教育相談に関する基本姿勢を構築することを到達目標にします。 到達目標 授業計画 1 オリエンテーションおよび授業担当者の教育相談に関する学習の軌跡と教育臨床実践の紹介を行います。(教育相談論Ⅰとの関連性につい て説明します。また、授業の内容や目的、進め方、留意すること等についての説明を行います。)【準備学習】事前にシラバスを読み、授 業の概要を把握すること。【事後学習】配布資料を読み、今後の授業の流れ・留意事項等について理解すること。 2 受講生相互の自己紹介を通して、この演習を円滑に進めるためのベース作りを行います。(「私の対人地図」の作成を通して、これまでの 対人関係を振り返り、視覚的に表現することを通して、自己・他者理解を深めます。また、教育相談に携わる者としての自己・他者理解の 重要性について学びます。)【準備学習】自己理解というキーワードを心理学的視点から整理すること。【事後学習】私の対人地図を振り 返り、自己理解を深めること。 3 教育相談の対象者の特性(抱えている課題・関連する要因等)について、各受講生が描くイメージを交換し、教育相談の対象の輪郭を明ら かにします。(KJ法を用いて、教育相談の対象となる人々の特性に関するイメージを出し合い、グループごとに分析します。この作業を 通して教育相談の対象の理解を深めます。)【準備学習】KJ法について調べること。【事後学習】関連文献を参照しながら教育相談の対 象について整理すること。 4 遊戯療法に関する理論(1) 遊戯療法に関する文献の講読を通して教育相談・支援のあり方について理解を深めます。(文献を読むことを 通して、遊戯療法に関する基本的知識を学びます。また、映像資料を視聴することを通し、遊戯療法についての具体的・実践的なイメージ を持つことを目指します。)【準備学習】遊戯療法というキーワードについて心理学的視点から整理すること。【事後学習】関連文献を読 んで概要をまとめること。 5 遊戯療法に関する理論(2) 集団遊戯療法に関する文献の講読を通して、対人・対物関係場面における子どもに対する環境の側の教育臨床 的かかわりについて、討論を交えながら理解を深めます。(テーマについて、グループによるを通して、子どもを取り巻く環境へのアプ ローチについて学びます。)【準備学習】集団遊戯療法というキーワードについて整理すること。【事後学習】配布した文献について専門 用語を中心に整理すること。 6 遊戯療法の実際(1) 集団遊戯療法の実際について映像を視聴し、討論を通して共通理解を深めます。(関係力育成プログラムによる子ど もたちへの指導場面に関する映像を視聴し、遊戯療法場面における行動観察のあり方について理解を深めます。)【準備学習】行動観察と いうキーワードについて整理すること。【事後学習】関係力育成プログラムに関する文献を読んでレポートを作成すること。 7 遊戯療法の実際(2) 集団遊戯療法の実際についてロールプレィを通して学習します。(関係力育成プログラムについて、子ども役、指導 者役、観察者役に分かれ、プレイルームでロールプレィ実習を行います。受講生は、子どもと関わる場面を想定して、場面に適した、動き やすい服装で受講することとします。)【準備学習】事前に設定した子どもの発達段階について整理すること。【事後学習】B-S評定スケー ルによる評価を行うこと。 8 遊戯療法の実際(3) 集団遊戯療法の指導場面について、クリッカーを用いた分析の方法を学習します。(関係力育成プログラムによる指 導場面について、クリッカーを活用して分析することを学びます。また、心理学的手法を用いた遊戯療法場面の分析例について紹介しま す。)【準備学習】ロールプレィ実習を通して考えたことについてまとめること。【事後学習】関連文献を参照しながら遊戯療法に関する 学習のまとめを行うこと。 9 音楽療法の理論と実際(1) 心理臨床的場を構築するための音楽療法について学習を深めます。(教育相談・カウンセリングの世界と音楽 療法の関係性について学びます。また、文献の紹介を通して、発達に課題のある子どもに対する音楽療法について理解を深めます。)【準 備学習】音楽療法というキーワードについて整理すること。【事後学習】配布した文献を読んで概要をまとめること。 10 音楽療法の理論と実際(2) 自己表現力を引き出す音楽療法について学習を深めます。(グループに分かれて「自己表現」をテーマとする 曲の創作活動に取り組み、その発表に取り組みます。このように、音楽療法のセッションを体験することを通して、自己表現力を引き出す 音楽療法について実践的に学びます。)【準備学習】配布した文献を専門用語を中心に整理すること。【事後学習】関連文献を読んで概要 をまとめること。 11 音楽療法の理論と実際(3) 関係力の育成としての音楽療法について学習を深めます。(文献の講読を通して、子どものための「関係力育 成プログラム」を下支えするBGMの構成を学びます。また、音楽療法のセッションに関する映像資料の視聴を通して、音楽療法の実際につい て理解を深めます。)【準備学習】遊戯療法と音楽療法の関係性について学んだことを整理すること。【事後学習】これまでの音楽療法に 関する学習をまとめること。 12 家族療法の理論と実際(1) 家族療法についての文献の講読を通して家族療法の考え方について理解を深めます。(家族療法の基本的な考 え方について学びます。家族療法の視点を通した子ども理解について学ぶことにより、子どもと子どもを取り巻く家族への支援のあり方に ついて理解を深めていきます。)【準備学習】家族療法というキーワードについて整理すること。【事後学習】参考文献を読んで概要をま とめること。 13 家族療法の理論と実際(2) 家族療法における心理学的アセスメントの体験を通してこの療法の有用性について理解を深めます。(家族療 法におけるアセスメント法として、家族イメージ法(FIT)に取り組み、この体験を通して家族療法的視点から見た教育相談のあり方につい て考えていきます。)【準備学習】家族療法というキーワードについて整理すること。【事後学習】FITの臨床的な活用について自分の 考えをまとめること。 14 家族療法の理論と実際(3) 家族療法による発達的変容に関する分析法を通して、子どもを取り巻く環境のあり方について理解を深めま す。(教育相談を通した、保護者による家族イメージの発達的変容に関する追跡研究について、文献を通して学びます。)【準備学習】教 育相談と家族療法の関係性について自分の考えをまとめること。【事後学習】これまでに学んできた家族療法に関する知識を整理するこ と。 15 演習の振り返りと学習の成果の確認を行います。(この演習で学んだことについて全体のまとめを行います。これまでの演習で学んだこと を振り返り、「教育相談」について考えたことについて、レポート作成及びスピーチによる意見交換を行います。)【準備学習】教育相談 について学んだことについて、自分の考えを整理すること。【事後学習】配布資料及び関連文献を読み、これまでの学習のまとめを行うこ と。 準備学習及び事後学習については、各回の授業計画に記載しています。 準備学習・事後学習 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 0 定期試験はありません。 定期試験 演習場面への参加態度、グループでの活動状況、およびレポート課題提出によって評価します。 定期試験以外(授業内の課 75 題・参加度・出席態度等) その他 25 ロールプレィ実習での体験をテーマとする「実習体験報告書」(所定の書式)によって評価します。 教科書は使用しません。演習に必要な資料は、その都度、配布します。 教科書 参考文献 履修条件 留意事項等 家族のイメージ 亀口憲治著 河出書房新社 教育相談支援 子どもとかかわる人のためのカウンセリング入門 西見奈子編著 萌文書林 高度情報化時代の「学び」と教育 渡部信一監修 東北大学出版会 この演習では、教育相談に関する、ロールプレィ実習、体験学習の取り組みが重視されます。そのため、積極的な授業参加が求められるの で留意してください。 - 113 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10173011 教員氏名 単位 2.0 教科教育法 国語 配当年次 2 矢部 玲子 小学校国語科教育の目標,内容,指導方法,評価についてその理論と実際の指導について学ぶ.まず,学習指導要領の理念をしっかりと理 解させたい.そのうえで子どもの実態から指導案を作成し,授業へと臨む過程を一つ一つ確認しながら演習を取り入れて進める.講義が教 育現場と結びつくよう,領域や学年など多岐にわたる実践例を豊富に用意して学生の意欲化をはかりたい. 授業の概要 国語科の授業づくりを体験することを通して,以下の達成を目標とする. 1.学習指導要領の目標・内容の持つ理念を授業づくりに生かすことができる. 2.児童の発達段階と実態を考慮した指導案作成や授業実践ができる. 到達目標 授業計画 1 学習指導要領を通じて国語科教育を知ろう(目標・内容・理念・歴史). (準備)課題の事前予習(教科書の準備・一読) (事後)講義の要点・課題の整理 2 教育課程・年間指導計画について理解しよう 学習指導要領「総則」,「国語」などから教育課程や年間指導計画立案の意義と実際についての理解を促す. (準備)課題の事前予習 (事後)講義の要点・課題の整理 3 学習指導案について理解しよう 指導案の形式と書き方について理解する. (準備)課題の事前予習 (事後)講義の要点・課題の整理 4 教材の指導案を立てる(1) 「きつねのおきゃくさま」(第2学年教材)を対象に,一般的な形式を踏襲した指導案づくりに取りかかる. (準備)課題の事前予習 (事後)講義の要点・課題の整理 5 教材の指導案を立てる(2) 「思考支援ツール」を用いた「きつねのおきゃくさま」指導案作成. (準備)課題の事前予習 (事後)講義の要点・課題の整理 6 情報リテラシー・ガイダンス 図書館で指導を受け,国語教育関係書籍の探索・使用方法に関して理解する. 指導案作成や授業づくりに図書館蔵書を役立てる. (準備)課題の事前予習 (事後)講義の要点・課題の整理 7 教材の指導案を立てる(3) (2)並びに情報リテラシー・ガイダンスで習得したスキルを活かして指導案を作成する. (準備)課題の事前予習 (事後)講義の要点・課題の整理・外部講師への質問等準備 8 プロから学ぼう 現役教師の出張授業から学ぶ. (準備)課題の事前予習・外部講師への質問等準備 (事後)講義の要点・課題の整理・外部講師への礼状作成 9 模擬授業の計画を立てる 「きつねのおきゃくさま」模擬授業のグループ分け,授業計画立案の開始. (準備)課題の事前予習 (事後)講義の要点・課題の整理・班毎の指導案作成 10 模擬授業の計画を立て終わる 計画立案の完了 (準備)課題の事前予習・班毎の指導案作成 (事後)講義の要点・課題の整理・班毎の指導案未完成の場合は完成させる 11 模擬授業(1) 2班各10分ずつ.授業後,質疑応答・講評・振り返り表作成. (準備)課題の事前予習・模擬授業準備 (事後)講義の要点・課題の整理・模擬授業相互評価・次回模擬授業準備 12 模擬授業(2) 2班各10分ずつ.授業後,質疑応答・講評・振り返り表作成. (準備)課題の事前予習・模擬授業準備 (事後)講義の要点・課題の整理・模擬授業相互評価・次回模擬授業準備 13 模擬授業(3) 2班各10分ずつ.授業後,質疑応答・講評・振り返り表作成. (準備)課題の事前予習・模擬授業準備 (事後)講義の要点・課題の整理・模擬授業相互評価・次回模擬授業準備 14 模擬授業(4) 2班各10分ずつ.授業後,質疑応答・講評・振り返り表作成. (準備)課題の事前予習・模擬授業準備 (事後)講義の要点・課題の整理・模擬授業相互評価・次回模擬授業準備 15 模擬授業(5) 2班各10分ずつ.授業後,質疑応答・講評・振り返り表作成. (準備)課題の事前予習・模擬授業準備 (事後)講義の要点・課題の整理 準備学習・事後学習 事前学習:配信教材の熟読と解決課題の明確化. 事後学習:授業中の指摘に基づく課題解決. 詳細は各時に記す. 成績評価の方法 区分 定期試験 定期試験以外(授業内の課 題・参加度・出席態度等) 割合(%) 0 100 その他 0 教科書 参考文献 履修条件 留意事項等 開講期 後期 内容 行わない. 指定された授業内課題から総合的に評価する.出席率2/3以上の者に提出を認める. 文部科学省『小学校学習指導要領解説 国語編』東洋館出版社(平成27年) 国語教科書 2年上 4年上 教出 6年 光村 (いずれも1年次で履修した「国語科概論」と同じものを使用する.) 『ひろがることば しょうがくこくご 1上』~『ひろがる言葉 小学国語 6下』教育出版(平成23年) 『小学校 国語1年上巻「かざぐるま」』~『同6年下巻「希望」』光村図書出版(平成23年) 国語力向上モデル研究会 編著『ポイントと授業づくり 国語』(平成20年) 小学校の教員免許状取得を目指す者で,関係科目を履修または履修予定である者 授業内容・順番は状況に応じて変更する場合がある. 教材・課題配信や課題解答・提出等に,Glexa 等の教材配信システムを使用する予定である. - 114 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10175011 教員氏名 単位 2.0 教科教育法 社会 配当年次 3 開講期 後期 梅津 徹郎 戦後社会科の発足から現代にいたる社会科教育史を概観し、学習指導要領と教科書の内容について検討する。 社会科の学習指導案作成とグループごとの模擬授業を行う。 授業の概要 社会科の授業づくりの基本を理解し、具体的な教材研究を通じて自身で授業実践ができるようになる。 到達目標 授業計画 1 47教育基本法と戦後社会科の発足 教育勅語の廃止と47教育基本法の成立の意義について考える。 (準備)教育勅語の内容を確認しておくこと。(事後)47教育基本法の成立過程を歴史的に整理すること。 2 社会科教育の本質と戦後の初期社会科教育論 学習指導要領の変遷をたどる。 (準備)戦後の学習指導要領の変遷について調べておくこと。(事後)社会科の学力とはどのようなものかを整理すること。 3 社会科教育の実践史を概観する。 生活単元学習、問題解決学習、系統学習の実践を紹介し、問題点を整理する。 (準備)デューイの教育論の特徴を調べておくこと。(事後)生活単元学習と学力低下についてまとめること。 模擬授業のグループ編成を行う。 4 社会認識教育としての社会科教育① 小学校社会科の教育論と実践の歴史をみる。 (準備)コア・カリキュラムの実践を1つ読んでおくこと。(事後)社会科のコア・カリキュラムの特徴と問題点を整理すること。 5 社会認識教育としての社会科教育② 社会科教育の目的論と学力を検討する。 (準備)学力規定をめぐる論争史をよんでおくこと。(事後)社会科の学力とは何かを自分なりに整理すること。 6 小学校社会科の内容と学習指導① 実践を紹介し、第3,4学年の教科書内容を検討する。 (準備)学習指導要領「社会」の第3,4学年の目標と内容を読んでおくこと。(事後)教科書の教育内容と教材ついて検討し、まとめて おくこと。 7 小学校社会科の内容と学習指導② 実践を紹介し、第5学年の教科書内容を検討する。 (準備)学習指導要領「社会」の第5学年の目標と内容を読んでおくこと。(事後)教科書の教育内容と教材について検討し、まとめてお くこと。 8 小学校社会科の内容と学習指導③ 実践を紹介し、第6学年の教科書内容を検討する。 (準備)学習指導要領「社会」の第6学年の目標と内容を読んでおくこと。(事後)教科書の教育内容と教材について検討し、まとめてお くこと。 9 10 11 12 模擬授業と授業評価① グループごとに模擬授業をしてもらい、授業評価を行う。 模擬授業と授業評価② グループごとに模擬授業をしてもらい、授業評価を行う。 模擬授業と授業評価③ グループごとに模擬授業をしてもらい、授業評価を行う。 模擬授業と授業評価④ グループごとに模擬授業をしてもらい、授業評価を行う。 13 社会科教育とシチズンシップ教育 市民性教育(シチズンシップ教育)のあり方について検討する。 (準備)ヨーロッパにおけるシチズンシップ教育の特徴について調べておくこと。(事後)日本におけるシチズンシップ教育の課題につい てまとめること。 14 社会科教育における<ものづくりの> 社会科教育におけるものづくりの授業を紹介し、その意義について学ぶ。 (準備)江戸時代の稲作(米づくり)の作業工程や使われてきた道具について整理しておくこと。(事後)道具の発達と生産力の向上との 関係を具体的に整理しておくこと。 15 社会科教育の今日的課題 社会科教育の目的論に立ち返り、今日的課題を明らかにする。 (準備)これまでの授業内容を確認しておくこと。(事後)社会科教育の目的と望ましい学力とはどのようなものかを整理し、まとめるこ と。 模擬授業の実施にむけ、授業案の作成と準備をグループごとに共同で行う。 準備学習・事後学習 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 0 定期試験 授業内容に関わるレポート、模擬授業の評価シートの記入、課題レポートの提出により、総合的に評価する。 定期試験以外(授業内の課 100 題・参加度・出席態度等) その他 0 小学校学習指導要領 (文部科学省:東京書籍発行) 小学校学習指導要領解説 社会編 (文部科学省:東洋館出版社発行) 教科書 社会認識教育学会編 『小学校社会科教育』 (学術図書出版社) 参考文献 履修条件 留意事項等 なし - 115 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10174011 教員氏名 単位 2.0 教科教育法 算数 配当年次 2 開講期 前期 櫻庭 喜美雄 小学校算数5領域の学習内容を理解し、掌握することができる。 (1)小学校学習指導要領に明記されている算数教育の外観を理解し、1年生から6年生までの算数教材、単元の体系を理解することがで きる。 (2)教材研究をし、その教材開発をして、授業計画作成を通して授業開発能力を養うことができる。 授業の概要 ・教師の道をめざす学生が、教育の本質は何か、算数教育はどうあるべきかを学び、子どもを指導してみたいという理想を信念を持つこと ができる。 ・先人の豊かな実践を学び、算数教育の系統性・体系を理解できる。 到達目標 授業計画 1 ・戦後、日本の算数、数学教育に大きな功績を残された遠山 啓氏からの学び、その算数数学理論を理解できる。(その1) ・小学校算数教材の5領域にみられる系統性の概要を学び、理解することができる。 ・(予習・復習の課題)領域の系統性について復習する。テキストを予習する。 2 ・戦後、日本の算数、数学教育に大きな功績を残された遠山 啓氏からの学び、その算数数学理論を理解できる。(その2) ・幼児の数認識と障がい児の数認識について学び、理解することができる。 ・(予習・復習の課題)遠山氏の理論について復習する。テキストを予習する。 3 ・学習指導要領の性格、及び内容について学び、算数教育の系統性を理解することができる。 ・数と計算の領域━たし算の教材研究とその指導法を学び、理解することができる━。 ・(予習・復習の課題)指導要領の内容について復習する。テキストを予習する。 4 ・日本国憲法、教育基本法、現教育基本法から教育の本質、役割等を学び理解することができる。(その1) ・数と計算の領域━ひき算の教材研究とその指導法を学び、理解することができる━。 ・(予習・復習の課題)ひき算の教材について復習する。テキストを予習する。 5 ・日本国憲法、教育基本法、現教育基本法から教育の本質、役割等を学び理解することができる。(その2) ・数と計算の領域━かけ算の教材研究とその指導法を学び、理解することができる━。 ・(予習・復習の課題)かけ算の教材について復習する。テキストを予習する。 6 ・日本国憲法、教育基本法、現+B25:O26教育基本法から教育の本質、役割等を学び理解することができる。(その3) ・数と計算の領域━わり算の教材研究とその指導法を学び、理解することができる━。 ・(予習・復習の課題)わり算の教材について復習する。テキストを予習する。 7 ・遠山 啓氏の算数、数学教育の理論である量の体系と計算体系である水道方式を学び、理解 することができる。(その1) ・量と測定の領域━長さ、重さ、容積━の教材研究とその指導法を学び、理解することができる。 ・(予習・復習の課題)量と計算の体系について復習する。テキストを予習する。 8 ・遠山 啓氏の算数、数学教育の理論である量の体系と計算体系である水道方式を学び、理解 することができる。(その2) ・量と測定の領域━面積と体積━の教材研究とその指導法を学び、理解することができる。 ・(予習・復習の課題)面積と体積について復習する。テキストを予習する。 9 ・教具の役割とその活用について学び、指導上、いかに教具が有効であるかを理解することが できる。(その1) ・量と測定の領域━時間、時刻、速さ、角━の教材研究とその指導法を学び、指導案を作成し、模擬授業をする。 ・(予習・復習の課題)量と測定について復習する。テキストを予習する。 10 ・教具の役割とその活用について学び、指導上、いかに教具が有効であるかを理解することが できる。(その2) ・図形の領域━平面図形━の教材研究とその指導法を学び、指導案を作成し、模擬授業をする。 ・(予習・復習の課題)平面図形について復習する。テキストを予習する。 11 ・教具の役割とその活用について学び、指導上、いかに教具が有効であるかを理解することが できる。(その3) ・図形の領域━立体図形━の教材研究とその指導法を学び、指導案を作成し、模擬授業をする。 ・(予習・復習の課題)立体図形について復習する。テキストを予習する。 12 ・教具の役割とその活用について学び、指導上、いかに教具が有効であるかを理解することが できる。(その4) ・数量関係の領域━式表示、関数━の教材研究とその指導法を学び、指導案を作成し、模擬授業をする。 ・(予習・復習の課題)数量関係について復習する。テキストを予習する。 13 ・算数の評価項目、観点、内容について学び、理解することができる。(その1) ・数量関係の領域━統計━の教材研究とその指導法を学び、理解することができる。 ・(予習・復習の課題)統計について復習する。テキストを予習する。 14 ・算数の評価項目、観点、内容について学び、理解することができる。(その2) ・問題解決の領域、その教材研究とその指導法を学び、理解することができる。 ・(予習・復習の課題)問題解決学習について復習する。テキストを予習する。 15 ・実践された算数指導案を学習し、作成していく過程を理解することができる。 ・14回の授業をふりかえり、学習した成果をリポートする。 ・(復習の課題)この授業で学んだことを反芻する。 各授業計画に記載 準備学習・事後学習 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 0 実施しない 定期試験 小テスト,リポート提出,教具作り 定期試験以外(授業内の課 100 題・参加度・出席態度等) その他 0 『わかる さんすう 1』 遠山 啓 監修 むぎ書房刊 『わかる さんすう 2』 〃 教科書 参考文献 履修条件 留意事項等 『数学の学び方・教え方』 遠山 啓著 岩波新書822 『小学校学習指導要領解説 算数編』 特になし - 116 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10179011 教員氏名 単位 2.0 教科教育法 理科 配当年次 2 開講期 前期 田島 与久 本科目においては、理科概論で学習した、小学校理科の目標、内容の理解を踏まえて、理科の教材について学習、研究すること中心とす る。また、指導案作りや模擬授業を通して、小学校理科の授業づくりについて学ぶ。 授業の概要 ① 理科教材の学習や研究を通して、理科の目標・内容の理解を深めることができる。 ② 指導案作りや模擬授業を通して、理科の指導法がどういうものかを知ることができる。 到達目標 授業計画 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 オリエンテーション(授業の進め方、模擬授業のやり方等の説明)。 理科教育の特徴や重点である観察・実験の重視、問題解決の過程や能 力、科学的に探求する心などの意義について再確認させる。 事後-指導計画の作成・模擬授業を実施する内容を選択する> 「エネルギー・粒子」及び「生命・地球」に関する内容(3,4、5,6年生)についての授業作りについて学ぶ。① 3人のグループを 編成し、内容の理解、指導計画の作成、授業の工夫、模擬授業のやり方について考えさせる。 事後-指導計画の作成、模擬授業の準備 「エネルギー・粒子」及び「生命・地球」に関する内容(3,4、5,6年生)についての授業作りについて学ぶ。 ② 3人のグループ を編成し、内容の理解、指導計画の作成、授業の工夫、模擬授業のやり方について考えさせる。 事後-指導計画の作成、模擬授業の準備 「エネルギー・粒子」に関する内容(3,4年生)についての模擬授業の実施。① 45分の授業。実際の観察や実験を行う。工夫点や安全面 への配慮も考えさせる。相互評価を行い、改善点を明らかにさせる。 事後-改善点の話し合いと記録 「エネルギー・粒子」に関する内容(3,4年生)についての模擬授業の実施。② 45分の授業。実際の観察や実験を行う。工夫点や安全面へ の配慮も考えさせる。相互評価を行い、改善点を明らかにさせる。 事後-改善点の話し合いと記録 「エネルギー・粒子」に関する内容(5,6年生)についての模擬授業の実施。① 45分の授業。実際の観察や実験を行う。工夫点や安全面 への配慮も考えさせる。相互評価を行い、改善点を明らかにさせる。事後- 改善点の話し合いと記録 「エネルギー・粒子」に関する内容(5,6年生)についての模擬授業の実施。② 45分の授業。実際の観察や実験を行う。工夫点や安全面 への配慮も考えさせる。相互評価を行い、改善点を明らかにさせる。事後- 改善点の話し合いと記録 「エネルギー・粒子」に関する内容(5,6年生)についての模擬授業の実施。③ 45分の授業。 実際の観察や実験を行う。工夫点や 安全面への配慮も考えさせる。相互評価を行い、改善点を明らかにさせる。事後- 改善点の話し合いと記録 「生命・地球」に関する内容(3,4年生) )についての模擬授業の実施。① 45分の授業。実際の観察や実験を行う。工夫点や安全面への 配慮も考えさせる。相互評価を行い、改善点を明らかにさせる。 事後-改善点の話し合いと記録 「生命・地球」に関する内容(3,4年生) )についての模擬授業の実施。② 45分の授業。実際の観察や実験を行う。工夫点や安全面へ の配慮も考えさせる。相互評価を行い、改善点を明らかにさせる。 事後-改善点の話し合いと記録 「生命・地球」に関する内容(5,6年生) )についての模擬授業の実施。① 45分の授業。実際の観察や実験を行う。工夫点や安全面への 配慮も考えさせる。相互評価を行い、改善点を明らかにさせる。 事後-改善点の話し合いと記録 「生命・地球」に関する内容(5,6年生) )についての模擬授業の実施。② 45分の授業。実際の観察や実験を行う。工夫点や安全面 への配慮も考えさせる。相互評価を行い、改善点を明らかにさせる。 事後-改善点の話し合いと記録 「生命・地球」に関する内容(5,6年生) )についての模擬授業の実施。③ 45分の授業。実際の観察や実験を行う。工夫点や安全面 への配慮も考えさせる。相互評価を行い、改善点を明らかにさせる。 事後-改善点の話し合いと記録事後 観察・実験を取り入れた授業づくりについての要点整理(ねらいの焦点化、十分な時間確保、問題解決能力の育成など)。 事後-記録の整理 14 15 指導計画の改善。自分の作成した指導計画を、相互評価の内容を踏まえて、改善する。パソコン持参。 事後-改善した指導計画をグループで 確認、提出 準備学習・事後学習 授業内容にかかわって一人1回模擬授業の発表の機会があり、その準備学習が予習とな.る。また、相互評価による反省点や改 善点は復習課題となる。 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 0 定期試験 模擬授業にかかわる指導計画・指導案の作成、模擬授業の実施。相互評価。その他授業態度等による。 定期試験以外(授業内の課 100 題・参加度・出席態度等) その他 0 小学校学習指導要領解説 理科編(平成20年8月)文部科学省 大日本図書 65円 *理科概論 に引き続いて使用する。 教科書 小学校理科教科書3,4,5,6年用 教科書の指導書3,4,5,6年用 参考文献 履修条件 留意事項等 小学校教諭一種免許取得には、必修である。事前に理科概論を履修していること。 - 117 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10177011 教員氏名 単位 2.0 教科教育法 生活 配当年次 2 開講期 後期 田島 与久 本科目においては、生活科概論で学習した、小学校生活科の目標、内容の理解を踏まえて、生活科の教材について学習、研究すること中心 とする。また、指導案作りやも模擬授業を通して、小学校生活科の授業づくりについて学ぶ。 授業の概要 ① 生活科教材の学習や研究を通して、生活科の目標・内容の理解を深めることができる。 ② 指導案作りや模擬授業を通して、生活科の指導法がどういうものかを知ることができる。 到達目標 授業計画 1 2 3 4 5 6 7 8 9 オリエンテーション(授業の進め方、模擬授業のやり方等の説明)。 生活科教育の特徴や重点であるフィールド学習の重視、自立への基礎 や育てる能力・態度などの意義について再確認させる。 事後-指導計画の作成、模擬授業を行う内容・単元の選択 指導計画・指導案についての学習と模擬授業の行い方の指導(教科教育法 理科の実践を踏まえて)。学習内容(1)~(9)について、実際に 行う内容の選択。① 学習内容(1)~(9)について、実際に行う内容の選択と指導計画の作成、模擬授業の準備 ② 事後-指導計画の作成、模擬授業の準備にかか わる話し合い フィールド学習 ① 大学構内(学校内)を散策・探検する授業作りと模擬授業。30分を2コマ。校内の施設・教室や看板・標識の意味、役 割について実際の散策・探検を通して理解する。取材やインタビューの仕方も考える。 事後-指導計画や授業の反省・評価 フィールド学習 ② 近郊の原っぱや公園を散策・探検する(自然観察)授業作りと模擬授業。30分を2コマ。意欲的に取り組む学習や新しい 発見のある学習などを考えさせる。 事後-指導計画や授業の反省・評価 フィールド学習 ③ 近郊の商店や公園(公共施設)を散策・調査する授業作りと模擬授業。30分を2コマ。 相手意識を考えながら、意欲 的に取り組む学習を考えさせる。挨拶やルール、マナーについて触れる。 事後-指導計画や授業の反省・評価 ものづくりにかかわる 授業(模擬授業)を実施する。① 30分を2コマ。 身近なものや材料を使った実際のものづくりや作ったものを 使った遊びを行う。楽しく、数人で遊ぶ工夫点や安全面への配慮も考えさせる。 事後-指導計画や授業の反省・評価 ものづくりにかかわる 授業(模擬授業)を実施する。② 30分を2コマ。 季節(秋)を考慮し、身近なものや材料を使った実際のものづくりや作ったものを使った遊びを行う。季節感のある楽しく、数人で遊ぶ工夫 点や安全面への配慮も考えさせる。 事後-指導計画や授業の反省・評価 中間評価。 これまでの5つの模擬授業について、評価票を確認しながら、指導案や模擬授業について、改善点を交流し、望ましい授業づ くりについて考える。 事後-自分たちの改善点の話し合いと記録 10 自分の成長に関する授業(模擬授業)を実施する。① 30分を2コマ。 実際の自分の写真や日記の活用、手紙の作成やインタビューのシュミレーション等を行う。工夫点や配慮面も考えさせる。 事後-指導計画 や授業の反省・評価 11 自分の成長に関する授業(模擬授業)を実施する。 ② 30分を2コマ。 実際の自分の写真や日記の活用、手紙の作成やインタビュー のシュミレーション等を行う。工夫点や配慮面も考えさせる。3年生に向かう気持ちを持たせる意味合いを強める。 事後-指導計画や授業 の反省・評価 12 13 14 15 フィールド学習④ 地域の公共物、公共施設を活用した授業づくりと模擬授業。② 自分の生活とのかかわり、役に立っていることへの考 えなどを強調する。 事後-指導計画や授業の反省・評価 ものづくりにかかわる授業作りと模擬授業。③ 30分を2コマ。 身近なものや材料を使ったおもちゃづくりの楽しさを味わわせた り、数人で仲良く遊ぶための工夫について考えさせる。 事後-指導計画や授業の反省・評価 後半の4回に亘る模擬授業の改善点の整理、相互評価の交流などを通して、望ましい授業づくりについて考えさせる。 解説編を参考にし て、指導計画の作成と学習の進め方について指導する。 事後-自分の授業の改善点についての話し合いと記録 授業づくりやフィールド学習についての要点整理をしながら、自分が作成した指導計画の改善を行う。パソコン持参。 単元の指導計画の作成、内容の留意点など、解説書の要点を説明する。 事後-定期試験の準備 準備学習・事後学習 授業内容に関わって一人1回発表(模擬授業)の機会を持つので、そのための準備学習が予習とな.る。また、相互評価による反 省点や改善点は復習課題となる。 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 50 指導計画の作成及び学習の進め方についての記述式の試験。 定期試験 模擬授業にかかわる指導案作成、模擬授業の実施。相互評価(10回程度)。その他授業態度等による。 定期試験以外(授業内の課 50 題・参加度・出席態度等) その他 0 小学校学習指導要領解説 生活編(平成20年8月)文部科学省 日本文教出版 101円 理科概論に引き続く使用する。 教科書 小学校生活科教科書 上、下 教科書用指導書 参考文献 履修条件 留意事項等 小学校教諭一種免許必修。 事前に生活科概論を履修していること。 - 118 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10171011 教員氏名 授業の概要 到達目標 単位 2.0 教科教育法 音楽 配当年次 2 開講期 後期 今井 由惠 小学校における音楽教育は、こどもの成長に欠かせない大切な分野の一つである。教員には、こどもの「音楽を愛好する心情」と「音楽に 対する感性」を育て、「音楽活動の基礎的な能力」を培うことを関連させ、「豊かな情操を養う」ことが求められる。更に、教員が音楽の 楽しみを伝える授業を展開するために必要な、教科音楽の基礎的な知識と技能を学び、あわせて自身の豊かな感性を育むことを目標とす る。 〇 小学校教育における音楽科の目標を理解し、教師としての確かな力量と豊かな感性の必要性を認識する 〇 表現(歌唱・器楽・音楽づくり)と鑑賞の指導法を理解する 〇 歌唱共通教材の弾き歌いを学び、あわせて歌唱指導の技能を高める 〇 身近な楽器の奏法と指導法を身につける 〇 表現と鑑賞との関連性を認識する 〇 模擬授業を通して、実践的な指導ができる 授業計画 1 2 3 ガイダンス~授業の概説 本講義の大まかな流れ、及び教育実習と教員採用試験までの見通しをたてる (準備学習)ガイダンスまでに、テキストの第1部 概説編「序」P8~9と、第3部 今日的課題「序」P116~117を熟読のこと (事後学習)テキストを読み直した上でこれまでに出会った教師について振り返り、自身が尊敬する教師像について書き出すこと(次週 提出) 初等科音楽の概説1:音楽科の目標・指導内容・〔共通事項〕について 小学校における音楽科の目標と指導内容、及び〔共通事項〕など、学習指導要領に沿って学ぶ (準備学習)テキストの第1部 概説編「第1章 音楽科の目標」と「第2章 音楽科の指導内容」P10~25を読んでおくこと (伴奏付き歌唱)「うみ」「かたつむり」(事後学習)特に、教科書の〔共通事項〕に関わる指導内容と学習指導要領を照らし合わせる こと 初等科音楽の概説2:学習指導計画、音楽学習の評価 小学校における音楽科の学習指導計画と教育評価について学ぶ (準備学習)テキストの第1部 概説編「第3章 音楽科の学習指導計画」と「第4章 音楽学習の評価」P26~44を読んでおくこと (伴奏付き歌唱)「かくれんぼ」「春がきた」(事後学習)テキスト等などを読み直し、理解を深めるよう復習すること 4 歌唱1:歌唱の指導法 音楽の授業で最も広く一般的に行われている歌唱において、その意義や留意点、児童の発達段階に準じた指導法を学ぶ (準備学習)第2部 実践編「序」と「第1章 歌唱の学習と指導」P46~59を読んでおくこと (伴奏付き歌唱)「かくれんぼ」「春がきた」 (事後学習)テキストなどを読み直し、理解を深めるよう復習すること 5 歌唱2:歌唱と伴奏、及び指揮法 歌唱における伴奏法の基本、児童の歌う心を引き出す指導法、及び指揮法について学ぶ (準備学習)第4部 教材編「1.基礎的技能」P136~143を読んでおくこと (伴奏付き歌唱)「虫のこえ」「夕やけこやけ」 (事後学習)テキストなどを読み返し、特に指揮法については鏡の前や友だち同士で確認すること 6 器楽1:鍵盤ハーモニカの奏法と指導法、及び打楽器の指導法 器楽において、その意義や留意点、鍵盤ハーモニカと打楽器の奏法と指導法について学ぶ (準備学習)第2部 実践編「第2章 器楽の学習と指導」P60~69を読んでおくこと (伴奏付き歌唱)「うさぎ」「茶つみ」(事後学習)テキストなどを読み返し、奏法などについては各々実践しながら確認すること 7 器楽2:リコーダーの奏法と指導法 器楽におけるリコーダーの取り扱い、奏法、指導法について学ぶ (準備学習)第2部 実践編「第2章 器楽の学習と指導」P70~72、P114の運指表に目を通し、リコーダーについては各自運指の確認実践を しておくこと (伴奏付き歌唱)「春の小川」「ふじ山」 (事後学習)テキストなどを読み返し、奏法などについては各々実践しながら確認すること 8 音楽づくり 音楽づくりにおいて、その意義と留意点、指導法を学ぶ (準備学習)第2部 実践編「第3章 音楽づくりの学習と指導」P82~91を読んでおくこと (伴奏付き歌唱)「さくらさくら」「とんび」 (事後学習)テキストなどを読み直し、理解を深めるよう復習すること 9 鑑賞1:低・中学年の鑑賞指導 鑑賞において、その意義と留意点、低学年と中学年の指導法を学ぶ (準備学習)第2部 実践編「第4章 鑑賞の学習と指導」P92~96を読んでおくこと (伴奏付き歌唱)「まきばの朝」「もみじ」 (事後学習)テキストなどを読み直し、理解を深めるよう復習すること 10 鑑賞2:高学年の鑑賞指導と、歌唱と器楽、及び鑑賞との関連性 前回に引き続き、高学年の鑑賞の指導法、表現と鑑賞の関連性について学ぶ (準備学習)第2部 実践編「第5章 表現と鑑賞の関連」P106~114を読んでおくこと (伴奏付き歌唱)「こいのぼり」「子もり歌」 (事後学習)テキストなどを読み直し、理解を深めるよう復習すること 11 学習指導案作成 学習指導案の書き方を学び、模擬授業に備える (準備学習)第5部 資料編「5.学習指導案」P227~241と、第1部概説編「4.学習指導案の作成」P32~35を再度読んでおくこと (伴奏付き歌唱)「スキーの歌」「冬げしき」 (事後学習)テキストなどを読み返し、参考資料を基に指導案を作成すること 12 箏の特別講義:和楽器への誘い 筝の取り扱い方、奏法の基本などについて学ぶ (準備学習)テキストのP73~74と、5・6年生教科書の箏に関するページを読み、箏に関する基礎知識を予習しておくこと (事後学習)筝の奏法について、教科書やプリントなどを通して復習しておくこと (注意点)外部講師による授業ですので、欠席することのないよう特に留意のこと 13 模擬授業1 作成した指導案を基に模擬授業を体験し、音楽の指導法について学ぶ (準備学習)一人一人が教壇に立ち、受講生を児童に見立てた模擬授業を展開するので、事前の準備・イメージ作りが重要 (伴奏付き歌唱)「越天楽今様」「おぼろ月夜」 (事後学習)模擬授業を通して見つけた課題について、授業者・非授業者ともにコメントを記しておくこと 14 15 模擬授業2 作成した指導案を基に模擬授業を体験し、音楽の指導法について学ぶ (準備学習)一人一人が教壇に立ち、受講生を児童に見立てた模擬授業を展開するので、事前の準備・イメージ作りが重要 (伴奏付き歌唱)「ふるさと」「われは海の子」 (事後学習)模擬授業を通して見つけた課題について、授業者・非授業者ともにコメントを記しておくこと 模擬授業3、「教科教育法 音楽」のまとめ 模擬授業を通して音楽の指導法について学び、全体討議、及びこれまで学習したことのまとめを行う (準備学習)一人一人が教壇に立ち、受講生を児童に見立てた模擬授業を展開するので、事前の準備・イメージ作りが重要 (事後学習)教科音楽の指導について、実践に活かすために必要な基礎知識の補填を行い、模擬授業などは学生同士で更に経験を積むよ う心がけること 準備学習・事後学習 15回という短期間での学習ですので、授業内容の予習・復習を心がけて下さい。皆さんが教師を目指した日の事を忘れずに、広 い心と視野を持った教員になれるよう、自ら目標を定めて意欲的に取り組むことが重要です。 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 0 実施しません 定期試験 受講姿勢(20%) 課題・小テスト(20%) 定期試験以外(授業内の課 40 題・参加度・出席態度等) その他 60 学習指導案(15%) 模擬授業と全体討議(15%) 歌唱共通教材の弾き歌い2曲(30%) 『最新 初等科音楽教育法[改訂版]―小学校教員養成課程用』初等科音楽教育研究会編、音楽之友社 『小学校学習指導要領解説 音楽編』文部科学省、教育芸術社 教科書 『小学音楽 音楽のおくりもの2、4、6』三善晃監修、教育出版 『小学生の音楽1、3、5』小原幸一他監修、教育芸術社 参考文献 履修条件 留意事項等 その他の資料については、プリントを配布する他、授業で紹介します。 五線ノートとソプラノリコーダー(小学校で使用した楽器でよい)を準備。 可能であれば鍵盤ハーモニカを用意のこと。 - 119 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10176011 教員氏名 単位 2.0 教科教育法 図画工作 配当年次 3 開講期 前期 笠見 康大 1 特に小学校における図画工作を実践する上で、当面する諸課題について研究するとともに、図画工作の変遷や理論について理解する。 また、美術の本質的な事柄について究明する。 2 子どもの造形表現を中心に、幼児から青年期にわたる、その発達と指導について考究する。 3 子どもの造形表現から、人間のもつ可能性やよさを感じ取るとともに、鑑賞活動の在り方などについても考究する。 4 子どもがつくりだす喜びを感じ取る授業づくりのために、造形遊びなど具体的な教材研究を行う。 授業の概要 到達目標 授業を通して、以下に示す資質や能力を身につける 1 図画工作や教育に関する基礎的な知識を理解する 2 作品制作や鑑賞の仕方に自分なりの考えや考察を加えるなどして、考えを吟味する力を身につける 3 作品や製作行為に対する画一的な見方から脱却し、批判的な見方や再構築する力を身につける 4 これからの図画工作•美術教育に対して積極的にかかわる態度を培う。 原則全授業を履修して到達すると考える。そのため出席状況による評価を基本とする 授業計画 1 講義:教科教育法 図画工作の授業計画の説明と「美術と人間」について 人間の造形活動がいかにして発生してきたのか、また美術がどのように発達し現在に至ったのかを巨視的な視点で 考察する。(予習)美術の歴史について調べる(復習)現代美術の状況を確認する 2 A表現(2)絵に表す活動について 絵に表す活動(体験想起、空想想像、観察記録)の違いについて考察する。演習では各自テーマを設定し描画活動をする。また活動を通し て絵に表す活動の指導案を作成する。(予習)絵に表す活動を調べる(復習)本字の活動をまとめる 3 A表現(2)絵に表す活動―共同制作について 本講義では学年ごとの活動の性質を考慮し共同で絵に表す活動についての演習を行なう。各班でテーマを設定し描画活動をする。また共同 で絵に表す活動の指導案を作成する。(予習)こどもの発達と描画活動について調べる(復習)本字の内容をまとめる 4 A表現(2)絵に表す活動―評価と指導法について 法則化運動の功罪。代表的な描画法「キミコ式」と「酒井式」の実践例を紹介し、その特質と問題点を考察する。(予習)描画法の種類を 調べる(復習)現在求められている指導法についてまとめる 5 A表現(2)立体に表す活動-「粘土を使った」指導案の作成 粘土を使った授業案の考察。各自テーマを決めて教材研究をする。制作で気づいたことを生かし指導案を作成する。(予習)彫刻作品を鑑 賞する(復習)指導案を完成させる 6 A表現(2)立体に表す活動―「粘土を使った」模擬授業 各班で用意した授業案の実践。導入方法を振り返り気づいたことを意見交換する。(予習)指導案を人数分用意する(復習)各班の発表を まとめる 7 新しい学力観に立った授業と学習指導要領の共通事項 〜形や色、イメージ 「小学校学習指導要領解説 図画工作編」を見ながら共通事項について考察し、形や色をとらえ自分のイメージを持つことについてワーク シートを完成させる。(予習)共通事項を確認する(復習)共通事項をまとめる 8 美術教育の変遷と指導法の変容 〜映画「絵を描く子供たち」から学ぶ 映画の鑑賞を通して児童に対する先生の関わり方について考察し、より良い児童との関わり方について考察する。また指導要領の変遷から 見えてくる現在求められている図画工作のあり方について考察しワークシートをまとめる。以降ぱらぱら漫画の制作をする(予習)美術教 育の変遷を確認する(復習)現在求められる指導のあり方についてまとめる 9 法令に基づく図画工作•美術教育の指導と評価 資質や能力の育成•評価基準•教科書の活用などについて、児童作品への接し方と評価のポイントを実際に作った作品を通して考察する。 (予習)評価の観点を確認する(復習)評価基準の作成をする 10 図画工作における鑑賞活動について 〜DVD「モナリザは怒っている」から学ぶ 児童の感受性を育む鑑賞教育のあり方について考察し、これからの鑑賞教育のあり方についてレポートを書かせる。 (予習)現代の鑑賞教育について調べる(復習)鑑賞教育のレポートを完成させる 11 A表現(2)工作に表す表現 工作とその他の活動との違いを考察する。指導要領を参考に学年ごとに適切な道具の使い方についてワークシートをまとめる。各自テーマ を決め、工作に表す実践をとおして児童の造形活動について考察する。キーワードは「たのい」。(予習)工作で表す表現の内容を確認す る(復習)工作で表す表現の方法をまとめる 12 図画工作科における道徳の授業との関連 道徳教育の目標に関連付けられる造形活動を考察し実践する。演習「いろいろなものに目を張ってものの気持ちを考えよう」。活動の様子 を撮影しその内容をポートフォリオにまとめる(予習)道徳教育の目標について確認する(復習)本字の活動内容をのまとめる 13 A表現(1)造形遊びについて① 造形遊びの概念を明確にするとともに、素材や場所とのかかわりからイメージを膨らませていく活動について、クリストとゴールズワー ジーの実践から学ぶ。(予習)ランドアートやインスタレーションについて調べる(復習)本字の内容をまとめる 14 A表現(1)造形遊びについて② 実践編 前回の内容を踏まえグループごとに造形遊びをする。空間との関わりをテーマに新聞紙をつかって活動する。活動後は発表、鑑賞を行い。 意見を交わし造形遊びの理解を深めるものとする。(予習)活動内容を決める(復習)指導案を作成する 15 図画工作における教育の意味について再構築する 〜教師になるということ 教師を目指す者の資質や、子どもにとって理想の教育者とはどのようなものかを考察する。また課題のぱらぱら漫画の発表を行なう(予 習)図画工作科の目標を確認する(復習)図画工作科の今後の課題についてまとめる 平成20年「小学校学習指導要領 図画工作編」日本文教出版発行を購入しておく 準備学習・事後学習 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 30 レポート形式による小論文 課題「これからの図画工作に求められる教師像」 定期試験 積極的な授業参加や発言、制作に対する真摯な態度を評価する他、課題の提出内容、指導案の内容を見る 定期試験以外(授業内の課 50 題・参加度・出席態度等) その他 20 パラパラアニメ(フリップブック)の提出 文部科学省 平成20年発行 「小学校学習指導要領 図画工作編」 日本文教出版「ずがこうさく1・2上、図画工作3・4上、図画工作5・ 6上」 日本文教出版 教科書 参考文献 履修条件 留意事項等 ●岩崎由紀夫•阿部宏行「私がつくる図画工作の授業 ふぞろいな学習指導案」 日本文教出版●文部科学省国立教育政策研究所「評価基準 作成,評価方法等の工夫改善のための参考資料 小学校 図画工作」教育出版●渡邊千惠子 編著「小学校指導法図画工作」玉川大学出版 授業に対し積極的な学生の参加を求める。欠席を規定回数を超える場合にレポートを課すことがある•レポート課題の内容は別途指示する• レポートについては、いずれの場合も、既定の枚数、締め切りの厳守が最低要件とする。 - 120 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10172011 教員氏名 授業の概要 到達目標 単位 2.0 教科教育法 家庭 配当年次 3 開講期 前期 古郡 曜子 小学校「家庭」の内容を理解するとともに、教材の工夫や指導内容・方法について学習する。特に、家庭科で重視する実践的・体験的な学 習の理解を深めるために、個人または集団で具体的な教材・教具を研究する。また、消費者教育として、購買行動、消費者問題などの理解 を深め、さらに家庭科教育における環境教育が重視されていることから、学生自身がエコライフ(環境に配慮する生活)を実践して指導力 を高める。栄養士との連携の下に行なわれる「食育」の授業方法を研究する。 家庭科の授業計画作成を考え、授業を実践するための方法を学び、必要な知識や技術を習得する。情報機器を使った効果的な家庭科の授業 方法を身につける。衣食住に関する製作や実習に必要な基礎的な知識や技術を身につける。 生活に添ったエコライフを理解し、環境教育の基礎とする。栄養教育の実践例を学び、栄養教諭との連携による授業展開を理解する。学 生自身作成の下句集指導計画を発表することで、家庭科の授業作りの方法を理解する。 授業計画 1 「家庭の仕事」ワークシート①授業計画案作成・・・生活時間と家庭の仕事を見つめる 生活時間をふりかえった家庭の仕事への改善を目指す教育的視点の授業作りを考える。 児童へのはたらきかけに必要な考え方と児童や保護者への配慮を理解する。家庭科の学習指導計画立案の方法を知る。(事前)学習指導案 の作成(事後)知識と技術の定着を行う 2 ①発表 授業への展開の方法を示す。児童が家庭の大切さを認識できるような学習指導計画を発表する。 ワークシート②「調理実習の準備」授業計画案作成(調理用具と調理器具の扱い方を知る 湯を沸かして、野菜料理を作る実習をとおしての授業作りを考える)のための授業内容を把握する。。(事前)学習指導案の作成(事 後)知識と技術の定着を行う 3 ②発表 授業への展開の方法を示す。児童が調理実習の準備ができるような学習指導計画を発表する。 ワークシート③「野菜の調理実習」授業計画案作成(サラダとこふきいもの調理実習に必要な内容を知る。野菜の栄養的な知識とサラダ作 りへの意欲を育てる授業作りを考える)のための授業内容を把握する。(事前)学習指導案の作成(事後)知識と技術の定着を行う 4 ③発表 授業への展開の方法を示す。児童が実践的に調理実習のできるような授業計画を発表する。 ワークシート④「整理整頓の工夫」授業計画案作成(不用品の活用とごみについて考える環境に配慮した生活用品の扱いを考えさせる授 業作りを考える)ための授業内容を把握する。 (事前)学習指導案の作成(事後)知識と技術の定着を行う 5 ④発表 授業への展開の方法を示す。児童が実践的に整理整頓の工夫のできるような授業計画を発表する ワークシート⑤「糸と針を使う(手縫い)」授業計画案作成(小物を作り、手縫いの基礎を身につける)ための授業内容を把握する。 学生の技能に合わせた布を使った製作をして技術を身につける。なみ縫い、返し縫い、まつり縫い、ボタン付けを取得する。。(事前) 学習指導案の作成(事後)知識と技術の定着を行う 6 ⑤発表 授業への展開の方法を示す。児童が実践的に糸と針を使う(手縫い)のできるような授業計画を発表する 「手縫いの基礎を身につける」 なみ縫い、返し縫い、まつり縫い、ボタン付けを取得したか、教師に確認する。(見本縫いの提出)。(事前)学習指導案の作成(事後) 知識と技術の定着を行う 7 布を使った製作」ワークシート⑥授業計画案作成・・・袋を作り、ミシンの扱いの基礎を身につける 「ミシンを使う・アイロンを使う1」 袋を作る。ミシンの各部の名称、針の付け方、ボビンの付け方、上糸・下糸の調整などのミシンの扱い方を習得する。 アイロンの扱い方を習得する。(自宅製作可) (事前)学習指導案の作成(事後)知識と技術の定着を行う 8 ⑥発表 授業への展開の方法を示す。児童が袋を作り、ミシンの扱いの基礎を身につけることのできる授業計画を発表する。 「ミシンを使う・アイロンの使い方の習得」 ミシンの各部の名称、針の付け方、ボビンの付け方、上糸・下糸の調整などのミシンの扱い方を習得できたかを教師に確認する。アイロン の扱い方を習得できたかを教師に確認する。(見本縫いの提出)(事前)学習指導案の作成(事後)知識と技術の定着を行う 9 「食事について考える」ワークシート⑦授業計画案作成・・・バランスの良い食事とごはんと味噌汁の作り方食事調べと一日分・一食分の 食事を考えさせる授業作りを考える。栄養教諭との連携の授業を計画する。栄養教諭の知識と技術を知り、家庭科の視点を持った共同の授 業内容を把握する。(事前)学習指導案の作成(事後)知識と技術の定着を行う 10 ⑦発表 授業への展開の方法を示す。児童が食事について考えることができる授業計画を発表する。 ワークシート⑧「住まい方を考える」授業計画案作成(そうじの仕方、快適な住まい方を理解する。エコライフをもとにしたそうじの仕 方、住まいの換気、明るさ、温かさ、涼しさについて分かる)授業内容を把握する。(事前)学習指導案の作成(事後)知識と技術の定着 を行う 11 ⑧発表 授業への展開の方法を示す。児童が住まい方を考えることのできる授業計画を発表する。 ワークシート⑨「エコクッキングを考える」授業計画案作成(調理におけるエコロジーな方法を考え、工夫する。ゆでる、いためる調理法 を習得して、エコクッキングを考えさせる授業作りを考える)授業内容を把握する。 (事前)学習指導案の作成(事後)知識と技術の定着を行う 12 ⑨発表 授業への展開の方法を示す。児童がエコクッキングを考えることのできる授業計画を発表する。 ワークシート⑩「衣服のはたらきと洗濯」授業計画案作成(衣服の機能と布地の特徴を知って、洗濯の仕方を理解する 季節やTPOに合った衣服の着方と布の特徴、衣服の取り扱い絵表示にそった洗濯の仕方を実践する)授業内容を把握する。(事前)学習指導 案の作成(事後)知識と技術の定着を行う 13 ⑩発表 授業への展開の方法を示す。児童が衣服のはたらきと洗濯を考えることのできる授業計画を発表する。 ワークシート⑪「お金の使い方と物の使い方」授業計画案作成(食品などの生活用品の絵表示を理解して、物の買い方や再利用の方法を考 えるエコロジーをもとに消費者としての視点を持たせる)授業内容を把握する。 (事前)学習指導案の作成(事後)知識と技術の定着を行う 14 15 ⑪発表 授業への展開の方法を示す。児童がお金の使い方と物の使い方を考えることのできる授業計画を発表する。 ワークシート⑫「地域と生活を見つめる」授業計画案作成(地域に住む人々や家族との交流を考える。児童が身近な家族から、地域の人々 との交流へ視点を広げる)授業内容を把握する。(事前)学習指導案の作成(事後)知識と技術の定着を行う ⑫発表 授業への展開の方法を示す。児童が地域と生活を見ことを考えることのできる授業計画を発表する 「学習内容確認」小学校家庭科教育に必要な知識(教育目標、内容の扱い、実習授業、衣食住・家族・環境・消費者など)を確認する。小 学校家庭科と保育者・教育者のありかたとの関係性を再確認し、知識と技能の習得に努める態度を持つ。『小テスト』。(事前)知識と技 術の定着を行う (事後)知識と技術の確認をする 準備学習・事後学習 事前学習:小学校家庭科教育に適する学習指導計画案の発表を行うために準備をすること 事後学習:小学校家庭科教育に必要な基礎的な知識と技術を身につけること(調理の基本、手縫い、ミシンの扱いなど) 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 0 定期試験 小テスト(60%) 授業計画案(30%) 基本縫いの製作物(10%) 定期試験以外(授業内の課 100 題・参加度・出席態度等) その他 0 「小学校学習指導要領 家庭編」 文部科学省 小学校家庭科教科書 「新編新しい家庭5・6」東京書籍 「小学校5・6私たちの家庭科」開隆堂 教科書 よくわかる小学校家庭科 ビジュアル解説 授業への生かし方 櫻井純子ほか監 開隆堂 平成21年 参考文献 履修条件 留意事項等 裁縫道具を用意すること 製作物・学習指導計画案の提出期限厳守 - 121 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10178011 教員氏名 授業の概要 到達目標 単位 2.0 教科教育法 体育 配当年次 3 開講期 後期 武田 秀勝 教科教育の「体育」では他の教科と大きく違う特徴を持った教科目です。それは、「身体活動を通しての教育」であるということです。つ まり、「earning by doing」に要約される通り、身体活動が伴うことが他の教科目と違う点です。しかし、身体活動を伴うからと言って、 身体活動の向上(行動体力)のみに特化した科目ではありません。また、競技スポーツの教科(技能向上)のためのものでもありません。 では、体育科教育法とは教科の持つ重要な位置づけを正確に理解することが目的の1つでもあります。また、体育科教育の役割を果たす為の 意図的、具案的、系統的な教育計画の立案方法も習得しなければなりません。体育科教育が心身の健全な発育・発達を促し、人格陶冶のた めに必要な内容を具現化する教育方法を習得する内容を講義します。 体育科教育法の基本原理および、特徴を理解することが重要な課題です。これらの内容を理解した上で、他教科との連携について理解する ことを第一段階の到達目標とします。第二段階は、心身の健康維持・管理の手段としての身体活動の役割の理解、第三段階は、社会人への 成長過程における人格陶冶を培うために体育科教育がいかに大切であるかについて理解することです。第四段階は、具体的に計画立案がで きることです。これらを総合して他人に正確に伝える能力を修得することを最終の到達目標とします。 授業計画 1 オリエンテーション及び、「体育の概念」 体育の授業は子供たちにとって興味のあるような「体育を学ぶ活動」を意図的、計画的な教育の場(機会)である。基本的な考え方を基に 体育教育の教科活動の重要性を理解する(概論) (準備)配布資料:講義の取り組み、進め方を熟読して理解すること(事後)体育科教育の位置づけを要約してノートに記述しておく 2 1.体育の意味の捉え方による授業の特徴 1)体育の概念・体育の目標の教育的位置づけの基本を学習する ア) 健康の維持・増進」と体力として考える イ) 各種の運動を手段、方法として目標に据える考え方 ウ) 「からだ」や「人間性」の向上に役立つという考え方などを掘り下げて思考する (準備)「体育」の概念について参考文献を検索しておくこと(事後)概念のまとめをノートに明記すること 3 運動による人間形成が体育独自であることを認識する ア)高学年の体育で「保健」の学習効果の効率化を考えるイ)生涯スポーツと学校体育の意図の相違について考える ウ)「社会体育と何か?」について文献検索をする (準備)運動と人間形成の関係をイメージしておく(事後)学校体育と社会体育の接点を要約しておく 4 2. 体育の授業と運動技能の指導について ア) 体育の授業で「運動」の要素は最も重要であることの認識を持つことの学習 イ) 「運動を重視すること」と「運動技能を重視する」ことの違いを明確に理解すること ウ) ア)およびイ)を統合して学習の発展と思考を掘り下げて考える (準備)「運動技能の修得」について経験的に基づきまとめておくこと(事後)「運動技能の修得」の指導法を参考文献で検索すること 5 運動技能の扱いについて考える ア) 身体活動にに対する「真面目な努力」を目標として「努力をしたか?」を重視する考え方、また、 イ) 積極的な「行動の仕方の重要性」に意味があるという考え方の2つを比較しながら体育の特性について考える ウ) ア)及びイ)を融合して思考の深さと広さを拡大させる (準備)配布資料を熟読しておくこと (事後)配布資料に基づく感想をノートに記述しておくこと 6 技能の習得向上の条件について考える ア) 「好ましい態度」と「好ましい行動の仕方」の関連について考える イ) 反復練習に工夫を加えることによる効果の因果関係につい ても併せて考える ウ) ア)及びイ)を統合して好ましい方向への発展学習を拡充する (準備)「反復練習」の重要性について考えをまとめておくこと (事後)「反復練習」による学習の成就度について要約しておくこと 7 3.体育の授業における子供の活動の特徴について考える。 ア)体に良い身体的刺激を与えることが特徴 イ)楽しくできるマナーを心がけて行う態度が重要 ウ)何を身に着けるかを意図的に努 力、工夫する行動 ア)、イ)、ウ)の要素の比較と理解 (準備)身体活動と脳の発達について調べておく(事後)成長ホルモンの分泌機序をまとめる 8 体育の授業で学習指導を重視する理由について理解する *学習成果の生活化は学校だけでは限度がある。学外でも自主的に時間を利用して行動に親しみ、技能、態度、安全に留意することを考え る。「体育科教育の生活化」を考える (準備)体育科教育の生活化を文献検索しておく(事後)具体例をまとめること 9 10 体育の授業と指導計画の在り方について深く理解する ア)年間計画の構成単位について理解する イ)身体活動の修得のための好ましい態度、行動様式、楽しみ方、運動の特性を1時間で網羅することは困難である。解決の組み立て方を考 える (準備)スキャモンの発達曲線を検索しておく(事後)年齢と発達の特徴をまとめておく 「単元」の用語の意味、作用について理解する ア)時間の大きさを確保する。必要な時間を合わる意味を理解する イ)具体的な進め方は単元毎にあることを理解する ウ)具体化の指導過程についての授業の組み立てを考える (準備)「単元」の意味を文献検索しておく (事後)単元の進展過程を簡略化して記述しておく 11 体育授業の構成要素について考える 概念:体育は単なる子供の遊びではない。「授業」というものであるためには必要な条件を揃えておかななければならない。そこには3つの 要素がある。その要素とは何か?について理解する 1.授業の基本的3要素によって授業は変化する基本要素について思考を深める (準備)配布資料を熟読しておくこと (事後)授業の要素を理解するための参考文献を3編検索すること 12 2.体育授業の付加条件とは ① 運動の施設・用具 ② 学習集団 ③ 学習計画であることを図式化された理論構築を参考に構造モデルを理解する【参考】 体育授 業の構造モデル:宇土正彦著1983 キーワードは教師、学習者、内容(運動)学習集団、学習計画、施設用具である (準備)配布資料の授業モデルをイメージしておくこと(事後)授業構造モデルの文章で示す(ノートに記述) 13 学習目標達成のための「学習計画」について理解する ア)学習手順の方法 イ)計画的、意欲的展開の準備と系統性を考える。各グループは施設・用具や学習計画に工夫を加えながら共同学 習の推進を考える。施設・用具や学習計画に工夫を加えながら共同学習の推進を考え、指導案作成及び模擬授業を行う。 (準備)学習意欲の向上の考え方をまとめておく(事後)グループ構成の基本を文献検索すること 14 授業における教師の役割について確認して理解する ① 学習目標の持ち方の指導 ② 学習計画を立て、学習条件を整える指導 ③ 学習活動の効率を上げる指導 ④ 学習成果を確認し、狙いの達成に向けた指導 ⑤ 学習仲間の大切さを理解させる授業 ⑥ 教師自身の指導法の改善等について具体策を考える -意見交換ー (準備)「体育科教育」の特徴について伝達ができる準備をする (事後)意見交換をする 15 体育の立場から見た子供の捉え方について理解を深める 授業計画の段階で体育の立場から「こども」の実態を把握 ①運動に対する欲求とその変化 ②運動に対する態度と人格形成の関係 ③体 力や運動技能の習熟度から児童の特性を検討する。 (準備)全講義を通して疑問点を選択しておくこと(事後)配布資料や参考文献の整理を行うこと 準備学習・事後学習 幼児・児童の身体活動や健康づくり、及び教育全般にわたる関連文献検索の習慣を修得することを期待します。また、新聞やテ レビ等の教育関連記事問うのも関心を持って注目することも期待します。 成績評価の方法 区分 割合(%) 60% 定期試験 定期試験以外(授業内の課 20% 題・参加度・出席態度等) その他 20% 使用予定なし 教科書 参考文献 履修条件 留意事項等 内容 100点満点で60点以上を合格基準とします。 学則を超えた欠席数は評価の対象外、提出物の期限厳守 受講態度 小学校学習指導要領を重要な参考文献として使用する。また、講義の補充説明として、適宜、プリント、およびパワーポイントでの提示をしま す。 次の項目が重要な受講条件です。 ① 講義中の私語は絶対厳禁 ② 講義中の講義室の入・退出(学習環境の破壊) 良識のある受講姿勢に期待します。 - 122 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10091011 教員氏名 授業の概要 単位 2.0 外国語活動指導論 配当年次 2 開講期 後期 Deepak K Samida 年少者に対して適切で効果的な英語指導を行なうために必要な基礎知識と基礎技能を講じる。年少者への英語教育には様々な形態が存在す るが、本講義では、公立の初等教育機関における典型的な教室指導で求められる早期英語教育のあり方に焦点をしぼって論じる。現代の外 国語教育の主流となっている「コミュニケーション重視」と「運用能力主義」という二つのアプローチにもとづいて、理想的な小学校英語 教育を構成する諸要素を明らかにしていく。本講義の履修者は、児童の言語習得や認知・学習スタイルについて、具体的な教室活動を取捨 選択していく上での理論的根拠となる知見を学ぶと同時に、適宜日本語を用いながらも基本的には直説法で授業を行うための技能や工夫の し方や、直説法を中心とした英語指導が授業として成立するような教室環境を確保し、すべての子どもたちを英語学習へと動機付けるため の教室運営方法の基本原則を、理論と実践の両面から学ぶ。そのために、模擬授業なども最大限に取り入れる。履修者は、国や自治体から 提示されている指導要領などを無批判的に受け入れて実行するのではなく、目の前の学習者に最もふさわしい指導方法を自ら判断し、構築 していくことができるようになる。 Students will learn the principles of teaching a foreign language, together with their practical applications in the classroom. This course would help students to become effective foreign language teachers and at the same time making the learning experience of their students an easier and more enjoyable one. 到達目標 授業計画 Class orientation 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 Audio-Lingual Method: The fundamental purpose; the role of the teacher and the role of the learners; demonstration of the Audio-Lingual Method Review the pronunciation and vocabulary. Prepare according to the instruction for the next class. Practice of the Audio-Lingual Method in teaching by students. Review the pronunciation and vocabulary. Prepare according to the instruction for the next class. Practice of the Audio-Lingual Method in teaching by students. Review the pronunciation and vocabulary. Prepare according to the instruction for the next class. Practice of the Audio-Lingual Method in teaching by students. Review the pronunciation and vocabulary. Prepare according to the instruction for the next class. The Grammar-Translation Method: The fundamental purpose; the role of the teacher and the role of the learners, demonstration of the Grammar-Translation Method Review the important points of the Grammar-Translation Method. Prepare according to the instruction for the next class. Practice of the Audio-Lingual Method in teaching by students. Review the pronunciation and vocabulary. Prepare according to the instruction for the next class. Review of the principles of the two methods and practice of the Audio-Lingual Method in teaching by students. Review the pronunciation and vocabulary. Prepare according to the instruction for the next class. The Total Physical Response Method: Characteristics of the method; the nature of student-teacher interaction; areas of emphasis of the target language; demonstration of the Total Physical Response Method Review the main points of the Total Physical Response Method. Prepare according to the instruction for the next class. Practice of the Audio-Lingual Method in teaching by students Review the pronunciation and vocabulary. Prepare according to the instruction for the next class. Practice of the Audio-Lingual Method in teaching by students. Review the pronunciation and vocabulary. Prepare according to the instruction for the next class. The Communicative Approach: The goal of the method; the role of the teacher and the role of the learners; view of the language and the culture; demonstration the Communicative Approach Review the main points of the Communicative Approach. Prepare according to the instruction for the next class. Practice of the Audio-Lingual Method in teaching by the students. Review the pronunciation and vocabulary. Prepare according to the instruction for the next class. Practice of the Audio-Lingual Method in teaching by the students. Review the pronunciation and vocabulary. Prepare according to the instruction for the next class. Practice of the Audio-Lingual Method in teaching by students and evaluation activities. 15 Students must review the lesson and rehearse presentation before class. 準備学習・事後学習 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 0 定期試験 Participation, 20%; Homework and tests, 30%; Presentation, 50% 定期試験以外(授業内の課 100 題・参加度・出席態度等) その他 0 There is no required textbook for this course. The teacher will prepare relevant reading material for students. 教科書 Students are encouraged to read about English language education in Japan on the Internet. 参考文献 履修条件 留意事項等 Bring your dictionary to class. - 123 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10565011 教員氏名 授業の概要 到達目標 単位 2.0 特別支援教育総論 配当年次 2 開講期 後期 後藤 守 この講義では、特別支援教育の全体像を明らかにするために、「障害とはなにかという」という問いを通して,①子どもたちのもつ行動 の特徴(発達要求の弱さ:X),②子どもを取り巻く環境の側の応答の不十分さ(Y),③子どもの中に累積される歪み(Z),のそれぞれの 問題を発達論的かつ関係論的に捉えていく中で,障害という問題を構成している諸要因を明らかにしていきます。それらの基礎的理解に 立って,このXの要因とYの要因とZの要因が掛け算的に組み合って,「障害という問題」を構成していることを学習します。その学習の中 で,Xの要因に内包される生物神経学的特性の理解とYの要因に内包される環境要因の理解,さらには,Zの要因に内包されるその子どもの発 達のひずみの様相を理解するなかで,発達支援のあり方(特別支援教育の基本的な枠組み)に気づく手掛かりを提供していきます。 次の4点を授業の到達目標にします。 (1) 障害という問題を構成している要因のそれぞれについての学習を通して、特別支援教育の全体像を把握します。 (2) それらの要因がどのように組み合わさって累積的なひずみ現象(障害という問題)を起こしているかについて発 達論・関係論的観点から理解を深めます。 (3)特殊教育から特別支援教育への移行の経過を通して、特別支援教育の理解を深めます。 (4)クリッカーによる分析の体験を通して「行動観察力」を高める。 授業計画 オリエンテーション 1 2 3 発達と発達障害について理解を深めることは重要です。ここでは、 子どもの発達の理解が特別支援教育の学習の第一歩であることを学習 します。特に、子どもと環境が関係性を有するプロセスについての理解を深めることは、援助を必要とする子ども達の理解と援助のあり方 を考える上で重要であることを学習します。 (準備)発達という専門用語の意味について、調べておく。(事後)小テストのために復習をしておく。 「ユネスコの」の考える特別ニーズ教育の資料を通して,「障がいとは何か」について討論をします。(ここでは、討論を通して、障が い」という問題は、その特性をもつ対象とそれを取り巻く場(環境)との関係の中で問題化することを学習します。)(準備)クリッカ-に よる授業場面の分析の仕方についての配布資料を事前に読んでおく。(事後)授業終了時に、授業に関するレポートを作成する。 4 第3回目(前回)の講義の討論場面をビデオ録画した資料を視聴し、その振り返りを通して,「障害とは何か」について、自分の考えを整 理する機会を提供します。(ここでは、障がいのある子ども達に対する理解の仕方や教育のあり方について自分の考えを整理し、場を通し た支援のあり方の重要性を学習します。)。(準備)振り返りのシートをまとめておく。(事後)クリッカ-による分析結果に基づいてレ ポートを作成する。 5 「障害という問題の重さについて理解を深めます。(ここでは、[障がいという問題]はその子どもの持っている能力などの問題だけではな く、本人の持つ能力特性(X要因)に加えて、X要因との関係の中で生じる環境要因(Y要因)のひずみが掛け算的に組み合わさり、累積的に 増幅していくなかで結果している問題であることを学習します。)(準備)配布プリントを読み込んでおく。(事後)講義を聞き小レポー トを作成する。 6 子どもの抱える障害という問題にはいろいろなタイプがあることを学習します。(ここでは、特に、特殊教育から特別支援教育への転換 に伴い、特別支援教育の対象が拡大され、支援を必要としている子どもには、LDやADHDの障がいのある子ども達が支援の対象になったこと を学習します。)(準備)LD,ADHDの専門用語を調べておく。(事後)配布資料に基づいて、小レポートを作成する。 7 LD(学習障害)やADHD(注意欠陥多動性障害)の子ども達の行動特徴を明らかにし、どのような支援が必要とされているかを学習します。 (準備)LDやADHDの障害特性について、事前に、関連図書やインターネットで検索しておく。 (事後)授業から得られた情報について、小テストを実施するので授業のまとめをしておく。 8 障害のある子どもの理解の第一歩として,コミュニケーション障害についての理解の枠組みを学習します。(ここでは、話しことばの障 害について、具体的な事例を通して、どのような環境からのかかわりが「支援を必要としている子ども達」に必要とされているかについて 学習します。)(準備)はなしことばの障害にはどのようなものがあるか調べておく。(事後)授業を聞き、自分の考えを整理しておく。 9 「いろいろなタイプの障害の問題」に共通した課題として,コミュニケーションの障害の克服という課題があることを学習します。障害種 別、年齢、発達の個人差の問題を超えて、広い意味での「対人対物関係に関する課題」が「支援を必要としている子ども達」の共通の課題 であることを学習します。(準備) コミュニケーションという用語について調べておく。(事後)授業で得た情報をベースに小レポート を作成する。 10 外部講師を招へいし、コミュニケーション障害について、事例を通して学習します。(ここでは、話しことばの障害について、具体的な事 例を通して、どのような環境から支援が「話しことばに課題を持つ子ども達」にとって必要とされているかについて学習します。) (事後)外部講師の話を聞き、それを参考にして、話しことばの障害について小レポートを作成する。 11 子どものコミュニケーション能力の発達を支える要因としての生物神経学的要因について学習します。(乳児期の子どものコミュニケー ション行動に関するVTR録画資料を視聴し、生物神経学的要因が応答性のある環境を作り出していることについても学習します。) (事 後)VTR視聴後、自分の意見及び感想を整理し、レポートを作成する。 12 第3回目で実施した「ユネスコの考える特別ニーズ教育」の討論場面のVTR資料をクリッカ-を活用して、可視化資料を作成し、それに基 づいて「障がいとは何か」について討論をし、学習を深めます(準備)クリッカ-による授業場面の分析の仕方についての配布資料を事前に 読んでおく。(事後)小テストを実施するので、復習をしておく。 13 特別支援教育の基本的な枠組みの学習を通して,どのような形で発達面に課題をもつ子どもたちを支援しているかについて,これまで学習 してきた知見をベースにしながら理解を深めます。 (事前)特別支援教育の対象となる子どもについて整理しておく。(事後)講義を聞 き、自分の意見及び感想をまとめ提出する。 14 外部講師を招へいし、知的障害教育・肢体不自由児教育・虚弱児教育を中心にした特別支援学校の取組みを学習します。(ここでは、特別支 援教育学校での教育の現状について学習し、「特別なニーズに応えていくという特別支援教育の理念」の枠組みを通して理解を深めていき ます。) (事前)特別支援学校の教育について、調べておく。(事後)外部講師の話を聞き、レポートを作成する。 講義全体の振り返りをし,指定された課題に沿って、最終レポートを作成する。 15 準備学習・事後学習 事前学習及び事後学習につては、授業の中で指定した文献の講読、「特別支援教育」分野の専門用語の下調べ、および授業のふ りかえりを中心にして進められる。 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 0 定期試験実施しない。 定期試験 受講態度及び講義の中で実施する全体発表・討論の取組に対する振り返りレポートにより評価する。 定期試験以外(授業内の課 80 題・参加度・出席態度等) その他 20 この講義に関連するキーワードをベースにしたグループ発表によって評価する。 田中農夫男・池田勝昭・木村 進・後藤 守編著:障害者の心理と支援 福村出版 教科書 渡部信一・本郷一夫・無藤 隆 編著: 障害児保育 北大路書房 参考文献 履修条件 留意事項等 講義の中で実施する、VTR録画資料による視聴は、報告書の作成にとって必要です。事後に、レポート等での代替はできないので、注意す ること。 - 124 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10498011 教員氏名 単位 2.0 知的障がい教育I 配当年次 2 開講期 前期 佐藤 健一 知的障がい児教育の歴史や障がいの特性を知り、どのように創設され現在はどう展開されているのかを知ることを目的とする。特別支援学 校学習指導要領から、知的障がい児教育の教育課程に焦点を当て、その内容について整理する。また、知能とは何か、各教科や道徳、特別 活動、自立活動等の指導が学校教育の中でどのような形で取り組まれているの等、実際に特別支援学校で行われている指導についても解説 する。 授業の概要 到達目標 ①知的障がいの理解と知的障がい児教育の歴史がわかる。 ②知的障がい児教育の各教科、総合的な学習の時間、道徳、特別活動、自立活動等についての基本的な事項や合わせた指導が必要となる背 景について知ることができる。 ③特別支援学校等での教育実践から必要な知識や取組を学び、今後の課題について考えることができる。 授業計画 1 2 講義予定、受講時の諸注意、教科用図書、評価等について説明する。知的障がいの定義とその特性、知的障がい児教育の歴史について解説 する。 予習ポイント-「知的障がい者の心理・生理・病理」を思い出す 宿題ポイント-知的障がい教育の歴史をまとめる 通常教育と知的障がい児教育との違いについて 小学校で履修してきたことを手がかりに通常教育で学んできたことの教科や領域を構造化し、知的障がい児に必要な教育との共通点や相 違点を考える。 予習ポイント-特別支援教育に特有な学習を考える 宿題ポイント-小学校の教育課程の構造をまとめる 3 知的障がいについて 知的障がいの主な原因と行動特性について詳しく解説し、教育的な対応で必要となる指導上のポイントについて説明する。 予習ポイント-三つの原因について調べる 宿題ポイント-行動特性についてまとめる 4 学習指導要領について 学習指導要領の法的根拠やこれまでの改訂の歴史を解説し、小学校学習指導要領の内容構成や教育課程の編成について説明する。 予習ポイント-準ずる教育について調べる 宿題ポイント-学習指導要領の構成内容をまとめる 5 特別支援学校学習指導要領について 特別支援学校学習指要領の内容構成や障がいの種類や程度に応じた指導を可能とする特例等について解説し、通常教育との共通点や違 いについて理解する。 予習ポイント-学習指導要領の内容構成について調べる 宿題ポイント-通常教育との相違点についてまとめる。 6 特別支援学校(知的障がい)の教育と学習指導要領について 特別支援学校の教育課程で見られる「準ずる教育」や「下学年対応教育」、「知的代替教育」、「自立活動中心教育」など通常4つの類 型の意義と、知的障がい教育の基本や特徴を学習指導要領と関連づけて解説する。 予習ポイント-4つの類型について調べる 宿題ポイント-知的障がい教育の基本についてまとめる 7 幼児・児童・生徒の障がいと発達について 一人一人の障がいや社会性発達の状況についての把握の仕方と、いくつかの障がい事例を通してどのような進め方がいいのか考える。 予習ポイント-教育的ニーズについて調べる 宿題ポイント-障がいや発達状況を知る方法をまとめる 8 知的障がい教育の教育内容・方法について 知的障がいのある幼児・児童・生徒の教育的ニーズについて考え、どんな学習内容や方法を用意し指導すべきか教育課程編成の観点から 説明する。 予習ポイント-領域・教科を合わせることの意味を調べる 宿題ポイント-教育的ニーズについてまとめる 9 教育課程の編成について 知的障がい児教育で使われている教育課程がどのように編成されているか調べ、他の障がいとの共通点や相違点を整理し特有な部分につ いての理解を深める。 予習ポイント-北海道の特別支援学校について調べる 宿題ポイント-合わせた指導についてまとめる 10 特別支援学校(知的障がい児教育)の学習について 本道の特別支援学校の概要を解説し、学習の様子を紹介する映像から実際の場面でどのように指導が進められているかを理解する。 予習ポイント-個別の教育支援計画について調べる 宿題ポイント-教育の実際についてまとめる 11 知的障がい児教育と個別の計画 一人一人のニーズに対応した教育を支える個別の教育支援計画や個別の指導計画等を解説し、どのように作成し活用されているのか説明 する。 予習ポイント-個別の指導計画について調べる 宿題ポイント-作成手順と情報管理についてまとめる 12 心理アセスメントと知能検査 知能検査で捉えた知能の定義、その発達や生きていく時に必要な知識や技能などとの関係を考える。また、学校現場での実施の仕方や結 果の活用、留意点について解説する。 予習ポイント-知能検査について調べる 宿題ポイント-学校現場での使われ方についてまとめる 13 知的障がい児への就学支援について 障がい児の就学について関係する法令や市町村教育委員会の業務について解説し、早期からの相談・支援事業について説明する。 予習ポイント-特別支援学級について調べる 宿題ポイント-知的障がい児の就学状況をまとめる 14 特別支援学級(知的障がい)について インクルーシブ教育制度の中で、知的障がい児のための特別支援学級の教育はどのような内容で行われているのかを、通常学級や通級指 導学級との関係で説明する。 予習ポイント-社会参加のあり方について調べる 宿題ポイント-特別支援学級の現状をまとめる 15 知的障がい児教育Ⅰのまとめ 知的障がい児の家族や生活をとりまく状況を福祉や保育、教育の現状から解説し、誕生から就学、卒業後の社会参加までを見通した教育 のあり方について考える。 受講後の感想と特別支援教育や保育への抱負についてまとめる。 授業案の通り。 準備学習・事後学習 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 60 100点満点のテストを行う。 定期試験 学習状況と課題への取り組み状況により評価する。 定期試験以外(授業内の課 40 題・参加度・出席態度等) その他 0 特になし 文部科学省著作 特別支援学校 幼稚部教育要領、小学部・中学部学習指導要領、高等部学習指導要領 教科書 その都度参考文献を指定したり、参考資料を配付する。 参考文献 履修条件 留意事項等 なし。 - 125 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10499011 教員氏名 授業の概要 到達目標 単位 2.0 知的障がい教育II 配当年次 2 開講期 後期 植木 克美 本邦における、障がいのある児童、生徒を巡るインクルーシブ教育の動向を俯瞰しながら、知的障がい教育について検討していきます。 具体的には、特殊教育から特別支援教育、インクルーシブ教育の流れ、そして、その教育課題を取り上げながら、知的障がいのある児童、 生徒の発達の特性と、それに伴う学習の特性を説明し、教育の特徴をひも解いていきます。 ① 特別支援教育にかかわる今日的課題を踏まえながら、知的障がい教育について構想することができるようになる。 ② 知的障がいのある児童、生徒の発達及び学習の特性を理解し、授業の立案に活かすことができるようになる。 ③ 知的発達の遅れを伴わない発達障害のある児童生徒の教育と対比させながら知的障がい教育について理解を深めることができるように なる。 授業計画 1 2 3 4 5 1 ガイダンス インクルーシブ教育と知的障がい教育 インクルーシブ教育について多様な学びの場の整備と学校間連携等の推進の観点から、交流及び共同学習の実際を概観します。 ■(準備) 「共生社会の形成に向けたインクルーシブ教育システム構築のためにの特別支援教育の推進」(中教申、平成24年7月)を調べて おいて下さい。 ■(事後)学習シートのふりかえり項目を確認しておいて下さい。 2 知的障がいの概念(1)~AAIDD(米国知的・発達障害協会)の知的障がいの定義と社会適応行動 知的障がいの概念を巡るパラダイムシフトをAAIDDの定義を取り上げながら説明し、特別な教育的ニーズのある児童、生徒の社会適 応行動の評価について取り上げていきます。 ■(準備)AAIDDの知的障がいの定義を調べておいて下さい。 ■(事後)学習シートのふりかえり項目を確認しておいて下さい。 3 知的障がいの概念(2)~WHO(世界保健機関)のモデルと絵本で取り上げられる知的障がい WHOの障がいモデルの変遷を説明し、将来、教師になった時に、どのような支援を行ったら、よいのかを考える視点を取り上げていき ます。合わせて、関連する絵本を取り上げます。 ■(準備)WHOのICFについて調べておいて下さい。 ■(事後)学習シートのふりかえり項目を確認しておいて下さい。 4 知的障がい教育の歴史~北海道の黎明期を中心に 知的障がい教育の歴史を、北海道の黎明期を中心にして、当時の学校教師が記した資料を取り上げながら、その特徴を概観していきま す。 ■(準備)北海道札幌養護学校の沿革史を調べておいて下さい。■(事後)学習シートのふりかえり項目を確認しておいて下さい。 5 知的障がいのある児童生徒の発達の特性と学習の特性 知的障がい、知的障がいを伴う自閉症スペクトラム、また、知的障がいを伴わない自閉症スペクトラムの児童生徒の発達の特徴を説明 し、合わせて、その学習の特性を考えていきます。 ■(準備)知的障がいのある児童生徒の発達全般について調べておいて下さい。 ■(事後)学習シートのふりかえり項目を確認しておいて下さい。 6 6 知的障がいのある児童生徒の教育(1) ~ことばの発達を支援する ことばの発達(ことばの”意味”、記号の三項関係等)を説明し、ことばの発達を支援する、授業の立案、日常の学校教師のかかわりに ついて、考えていきます。 ■(準備)乳幼児期のことばの発達を調べておいて下さい。 ■(事後)学習シートのふりかえり項目を確認しておいて下さい。 7 7 知的障がいのある児童生徒の教育(2)~障がいの重い児童生徒への支援 障がいの程度が重い児童生徒への、自立活動、日常生活の指導、遊びの指導を中心に説明します。特に、感覚運動の発達を支援する遊び 活動について、考えていきます。 ■(準備)乳幼児期の感覚運動の発達について調べておいて下さい。 ■(事後)学習シートのふりかえり項目を確認しておいて下さい。 8 8 知的障がいのある児童生徒の教育(3)~キャリア教育① ビデオ教材を用いて、自閉症スペクトラムの方について取り上げ、生涯発達の視点から学校教育のあり方を考えていきます。 ■(準備)ドナ・ウィリアムズさんについて、調べておいて下さい。 ■(事後)学習シートの項目を確認しておいて下さい。 9 9 知的障がいのある児童生徒の教育(4)~キャリア教育② キャリアの概念、そして、キャリア教育の原則を説明しながら、ビデオ教材を用いて、知的障がい教育における自己概念を支える教育活 動について考えていきます。 ■(準備)キャリアの概念について調べておいて下さい。 ■(事後)学習シートのふりかえり項目を確認しておいて下さい。 10 10 知的障がいのある児童生徒の教育(5)~キャリア教育③ 生態学的システムの観点から、知的障がいを伴う自閉症スペクトラムの生徒の就労支援を考えます。合わせて、知的障がいのある生徒 の自尊感情、自己肯定感を培うための支援について、実際の教育活動を紹介していきます。 ■(準備)特別支援教育における就労支援を調べておいて下さい。 ■(事後)学習シートのふりかえり項目を確認しておいて下さい。 11 11 震災と知的障がいのある児童生徒の支援 震災時における、知的障がい、発達障がいの児童生徒、そして、その家族の様子について、関係資料を用いて理解を深めます。そして、 児童生徒が自分のことについて関心をもち、防災や震災時に必要な知識を身につける支援について検討していきます。 ■(準備)「まもるリュック」について、調べておいて下さい。 ■(事後)学習シートのふりかえり項目を確認しておいて下さい。 12 12 特別支援教育における教職専門性の深化 特別支援教育に携わる学校教師の専門性について、保護者とのかかわりを中心に、その「熟達化」を取り上げていきます。 ■(準備)特別支援教育の教師の専門性について、調べておいて下さい。 ■(事後)学習シートのふりかえり項目を確認しておいて下さい。 13 13 後期中等教育、高等教育と特別支援教育 高等教育を中心にした特別支援教育の動向について、ギフテッド、合理的配慮、コミュニケーション・サポート等の観点から概観し、知 的障がい教育における義務教育以降の教育について考察します。 ■(準備)高等教育における発達障がい学生支援動向を調べておいて下さい。 ■(事後)学習シートのふりかえり項目を確認しておいて下さい。 14 14 特別支援教育における保護者支援と他機関との協働 特別支援教育における保護者支援のポイントと、放課後等デイサービス等の福祉機関との協働について検討します。 ■(準備)道内の放課後等デイサービス事業所のHPを閲覧して下さい。 ■(事後)学習シートのふりかえり項目を確認しておいて下さい。 15 15 全授業のふりかえりと試験 14回分の授業内容をふりかえり、筆記試験を行います。 ■(事前)1~14回目の学習シートの項目を再確認しておいて下さい。 ■(事後)到達目標の項目から、授業内容をふりかえって下さい。 準備学習・事後学習 毎回の授業で実施する学習シートの項目を参考にしながら、準備学習・事後学習して下さい。 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 0 定期試験 授業で実施する学習シート、試験を評価の対象にします。 定期試験以外(授業内の課 100 題・参加度・出席態度等) その他 0 授業担当者作成によるペイパー資料を配布します。 教科書 参考文献 履修条件 留意事項等 『特別支援学校学習指導要領解説 総則等編〈幼稚部・小学部・中学部〉』文部科学省 2009年 『ICF及びICF‐CYの活用 試みから実践へ 特別支援教育を中心に』国立特殊教育総合研究所/編著 2007年 特にありません。 - 126 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10255011 教員氏名 単位 2.0 肢体不自由児教育I 配当年次 2 開講期 前期 児玉 稔 肢体不自由児教育の歴史や障がいの特性を知り、どのように創設されてきたのか、また、現在までどのように発展してきたのかを知ること を目的とする。特別支援学校の学習指導要領から、肢体不自由児教育における教育課程に焦点を当て、その内容について整理する。また、 各教科や道徳、特別活動、自立活動等の指導が学校教育の中でどのような形で取り組まれているの等、実際に特別支援学校で行われている 様々な形態の授業についても解説する。 授業の概要 到達目標 ①肢体不自由障がいの理解と肢体不自由児教育の歴史がわかる。 ②肢体不自由児教育の各教科、総合的な学習の時間、道徳、特別活動、自立活動等についての基本的な事項や学 習内容について知ることができる。 ③特別支援学校等での教育実践から必要な知識や取組を学び、今後の課題について考えることができる。 授業計画 1 2 3 【オリエンテーション 肢体不自由と教育」】 講義の概要と今後の予定、及び受講上の注意について周知する。肢体不自由特別支援学校の一日をビデオでたどり、視聴後の討議から今後 の受講における視点や学習内容の整理を行う。 ①予習ポイント:肢体不自由について調べておく ②復習のポイント:肢体不自由教育の概要についてまとめる。 【子どもの発達と肢体不自由】 通常の新生児と肢体不自由障がい新生児の身体発達を比べ、その共通点や違いから肢体不自由障がいの定義を考え、肢体不自由障がいがそ の後の心身の発達にどのような影響を及ぼすのかを調べる。 ①予習ポイント:通常の乳幼児の発達と障がいについて考える。 ②復習ポイント:乳幼児の発達の特徴をまとめ、障がいについて考え る。 【肢体不自由児教育の歴史】 肢体不自由児教育の成立とその時代背景をさぐり、整形外科医療の発達と療育や教育の関係を解説する。さらに肢体不自由教育の創始から 現在に至るまでの歴史を振り返り、先人の業績や教育発展の歴史を調べる。 ①予習のポイント:創始期の関係者を調べておく。 ②復習ポイント:肢体不自由教育の歴史をまとめる。 4 【肢体不自由障がいの理解Ⅰ 主な障がいと教育】 肢体不自由児教育を進める観点から主な障がいの理解を図り、運動と認知の発達と障がいについて解説する。特に脳性まひ、二分脊椎、筋 ジストロフィー症の三大障がいについて詳しく調べる。 ①予習ポイント: 対象となる主な障がいについて調べる。 ②復習ポイント:三大障がいとその教育についてまとめる。 5 【肢体不自由障がいの理解Ⅱ 肢体不自由児の特性】 関係する障がいの原因や分類の仕方を解説し、近年の出現率の傾向や特徴を調べる。また、就学前幼児の障がい特性を理解し、障がいを踏 まえた学校教育の可能性や必要な取り組みについて考える。 ①予習ポイント: 発生原因や障がいの特性について調べる。 ②復習ポイント:小テストで行う。 6 【肢体不自由児教育の教育課程】 学校教育法や学習指導要領の法的根拠をもとに、特別支援教育の位置づけと役割を考える。また幼稚園や小学校の教育課程と特別支援学 校や特別支援学級の教育課程の共通点と相違点を調べる。 ①予習ポイント: 学習指導要領と特別支援教育の関係を調べる。 ② 復習ポイント:学習指導要領と関連させて教育課程をまとめる。 7 【肢体不自由児教育を進める理論】 肢体不自由児教育を支える個別の教育支援計画や個別の指導計画がどのように作成、活用されているのか、また内容や役割は何かを解説 する。さらに策定・活用・評価・改善のシステムについての理解を図る。 ①予習ポイント:個別の指導計画について既習事項を振り返る。 ②復習ポイント:個別の指導計画の内容と役割をまとめる。 8 【肢体不自由児教育の実践Ⅰ 各教科の指導と指導法】 各教科で指導されている教育の紹介から、準ずる教育や下学年対応教育の指導、知的障がいに対応した教育の指導の内容を整理し、一人 一人の障がいに応じた各教科の教育の工夫を考える。 ①予習ポイント: 肢体不自由児の学習内容・方法について考える。 ②復習ポイント:4つの類型の意味をまとめる。 9 【肢体不自由児教育の実践Ⅱ 各教科の指導と工夫】 各教科ごとの特性を調べ、肢体不自由障がいのある子どもへの指導にあって必要なことは何かを考える。学習内容の精選や教材・教具の活 用、工夫について解説する。 ①予習ポイント: 教材・教具の工夫について考える。 ②復習ポイント:各教科の指導の工夫についてまとめる。 10 【肢体不自由児教育の実践Ⅲ 総合的な学習の時間の指導】 特別支援学校での総合的な学習の時間における指導事例から、学習内容や学習形態・指導体制等がどのように工夫されているかを調べ る。 ①予習ポイント: 今で学んだ総合的な学習の時間の学習をまとめておく。 ②復習ポイント:小テストで実施する。 11 【肢体不自由児教育の実際Ⅳ 道徳・特別活動の指導】 特別支援学校で取り組まれている道徳、特別活動における指導を紹介し、障がいや発達を踏まえ一人一人のニーズに応ずる道徳や特別活動 指導の工夫を調べる。 ①予習ポイント: 今まで学んだ特別活動についてまとめておく ②復習ポイント:道徳や特別活動の特徴についてまとめる。 12 13 【肢体不自由児教育の実際Ⅴ 自立活動の指導】 自立活動とは何なのか、なぜ肢体不自由児教育で重要な要素とされているのかを考え、自立活動の意義や指導の実際を解説する。また、 目標や内容の基礎的な理解を図る。 ①予習ポイント:自立活動とは何かを調べておく。 ②復習ポイント:肢体不自由教育における自立活動の意義や指導についてまとめ る。 【肢体不自由児の教育の実際Ⅵ 共同学習及び交流学習】 共同学習及び交流学習指導の現状やその共通点や違いについて解説する。また、実施されている幼稚園や小中学校との連携の在り方や指 導の工夫について考える。 ①予習ポイント:交流学習の経験をまとめておく。 ②復習ポイント:交流及び共同学習の意義や役割についてまとめる。 14 【特別支援教育センターとしての役割】 特別支援学校が果たしているセンター的役割について解説する。さらに地域の医療や福祉をはじめ関係する諸機関や事業所との連携の在 り方や教育相談の在り方について考える。 ①予習ポイント: センター的役割について調べておく ②復習ポイント:小テストで行う。 15 【講義のまとめ 肢体不自由教育の課題】 これまでの講義を振り返ってキーワードから、要点を整理する。さらに、肢体不自由児教育の現状から学んだ成果と課題について、新たな 取り組みを紹介しながら考える。 ①予習ポイント: 受講した感想や疑問点をまとめておく。 ②復習ポイント:受講後の感想で行う。 上記の各講義ごとの課題を参照 準備学習・事後学習 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 40 筆記による試験を行う 定期試験 学習状況と毎回の課題によって行う 定期試験以外(授業内の課 30 題・参加度・出席態度等) その他 30 小テスト3回で行う 「肢体不自由児の教育」(西川公司 川間健之介 共著 日本放送出版会) 文部科学省著作 特別支援学校学習指導要領解説 自立活動編 教科書 随時必要な資料を配布する。 参考文献 履修条件 留意事項等 特になし - 127 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10256011 教員氏名 授業の概要 単位 2.0 肢体不自由児教育II 配当年次 2 開講期 後期 児玉 稔 特別支援学校や特別支援学級での肢体不自由児教育における教育方法を学ぶことを目的とする。日々の授業が、肢体不自由のある幼児・児 童・生徒の現在および将来の生活にとってより有意義なものとなるよう、個別の教育支援計画、個別の指導計画と授業つくりとの関連性に ついて明らかにする。また、現在進んできた医療的ケアや摂食指導の取り組み、社会参加のためのキャリア教育や進路支援、情報機器、補 助具等の活用等について解説する ①通常学校や特別支援学校での肢体不自由児教育における様々な教育の現状を知る。 ②社会参加に必要な力を育むための授業づくりについて、関連する知識や指導法の基本を理解する。 ③基盤となる自立活動の指導や医療的ケア、摂食指導、センター的役割等の現状を知り、今後の課題を考える。 到達目標 授業計画 1 2 3 【オリエンテーション ある肢体不自由者の歩みから】 講義の概要と今後の予定、及び受講上の注意について周知する。肢体不自由のあるAさんの生き方を紹介し、肢体不自由児教育を学ぶ上で の視点や学習上の課題を整理する。 ①予習ポイント:肢体不自由者について調べておく ②復習のポイント:Aさんの生き方から学んだことをまとめる。 【学校制度と特別支援教育】 日本の学校制度における特別支援教育の歴史を振り返る。肢体不自由児の保育や教育の現状とその就学制度について解説し、障がいのある 幼児、児童、生徒の就学の在り方について考える。 ①予習ポイント:特別支援学校の制度について調べておく ②復習ポイント:特別支援学校の位置づけや就学の制度についてまとめる。 【通常学校での肢体不自由児教育】 通常学級や肢体不自由児学級での肢体不自由児教育の現状を調べ、通常学校での課題を整理する。また、インクルーシブ教育や特別支援 教室を紹介し、通常学校での肢体不自由児教育の在り方を考える。 ①予習のポイント:通常学校での肢体不自由児の学習について調べておく。 ②復習ポイント:通常学級や特別支援学級等での教育の内容 や課題についてまとめる。 4 【特別支援学校での肢体不自由児教育】 全国や北海道の肢体不自由特別支援学校の配置や在籍数、障がい状況等を調べ、北海道の肢体不自由障がいのある子どもたちの就学や教育 相談の在り方について考える。 ①予習ポイント:北海道の肢体不自由特別支援学校を調べておく。 ②復習ポイント:北海道の肢体不自由教育の現状と課題をまとめる。 5 【授業づくりの工夫Ⅰ 授業とは、授業づくりとは】 授業とは、授業つくりとは何かを今までの学習から考える。通常学級と特別支援学校での授業の共通点、違いや特徴を解説し、授業つくり の視点や学習課題を整理する。 ①予習ポイント: 小学校の時一番心に残った授業をまとめておく。 ②復習ポイント:小テストで行う。 6 【授業づくりの工夫Ⅱ 授業の組み立てと学習指導案】 個別の指導計画や日常の観察から授業の組み立てに必要な情報を取り出し、目標や学習内容、方法指導を考え初歩的な指導案つくりを行 う。指導案の評価や活用について考える。 ①予習ポイント: 学習指導案について調べておく。 ② 復習ポイント:学習指導の基本や実際についてまとめる。 7 【学級経営の在り方】 学級担任の役割をまとめ、学級経営の大切さを考える。学級経営案について解説し、学級つくりのための日常指導の要点や保護者との連 携の在り方についての理解を図る。 ①予習ポイント:小学校時代の学級目標や学級会のエピソードをまとめておく。②復習ポイント:学級経営の基本についてまとめる。 8 【幼稚部、小学部の教育】 入門期となる幼稚部や小学部教育の基盤となるものは何かを指導事例から考える。豊かな感性を育み一人一人の持つ良さや可能性を伸ば す教育について解説し、そのために必要な指導の在り方について解説する。 ①予習ポイント: 幼児や児童の教育に一番必要なことは何かをまとめておく。 ②復習ポイント:幼稚部、小学部教育の実際についてま とめる。 9 【中学部、高等部の教育】 社会の中でたくましく生きていくために必要な力は何かを指導事例を通して考え、ニーズに応じたキャリア教育や移行支援計画の活用の視 点から、卒業までの教育の在り方を考える。 ①予習ポイント: 社会参加のために必要な力は何かを考える ②復習ポイント:中学部、高等部の実際についてまとめる。 10 【自立活動指導の実際Ⅰ 目標と内容】 自立活動指導事例から、基本となる6つの領域と26項目の内容をまとめ、ラミネート加工で「自立活動の目標及び内容票」を作成す る。 ①予習ポイント:自立活動の目標や内容について調べておく。②復習ポイント:自立活動の目標及び内容票の提出。 11 【自立活動指導の実際Ⅱ 姿勢や運動動作】 肢体不自由児教育に携わる自立活動教諭から特別支援学校での運動動作の指導やポジショニングについて学び、指導上の要点や配慮事項 を理解し、医師をはじめとする関係者との連携の在り方について考える。 ①予習ポイント: 身体の動きについて調べておく ②復習ポイント:姿勢や運動動作に関する基本的な事項についてまとめる。 12 【自立活動指導の実際Ⅲ コミュニケーション】 コミュニケーションに関する障がいや困難点を調べ、克服するための指導や補助具の活用を考える。また、最新のコミュニケーション支 援機器やIT関連機器を導入した指導について紹介する。 ①予習ポイント コミュニケーションとは何かを調べておく ②復習ポイント:コミュニケーション障がいについてまとめ指導の要点に ついて振り返る。 13 【医療的ケアと摂食指導】 体不自由児教育に携わる養護教諭より、特別食による摂食指導や学校での医療的ケアの歴史や現状の取り組みを学び、必要とする障がい 児の実態や教育の場で身につけたい技能や知識についての初歩的な理解を図る。 ①予習ポイント:医療的ケアとは何かを調べておく。 ②復習ポイント:医療的ケアや摂食指導の要点をまとめる。 14 【肢体不自由児教育の実際Ⅶ キャリア教育と進路支援】 障害者観の歴史をたどり、現在最も進んでいるとされているICFの考え方から障がいのある人々の社会参加について考える。また、学 校教育の中で取り組まれている移行支援計と進路支援について解説する。 ①予習ポイント: 障がい者が社会の中で暮らす意味を考える。 ②復習ポイント:小テストにより行う。 15 【講義のまとめ 】 今回の講義を振り返り、キーワードから要点を整理する。さらに、肢体不自由児教育で学んだ感想や疑問点を出し合い肢体不自由児教育の 未来について考える。 ①予習ポイント: 受講した感想や疑問点をまとめておく。 ②復習ポイント:学んだことや感想・要望についてまとめる。 上記の各講義ごとの課題を参照 準備学習・事後学習 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 40 筆記による試験により行う 定期試験 学習状況と課題により行う 定期試験以外(授業内の課 30 題・参加度・出席態度等) その他 30 小テスト2回 自立活動の目標及び内容票の提出により行う なし(引き続き、前期と同様の教科書) 教科書 文部科学省 「特別支援学校学習指導要領及び解説書(幼・小・中・高等部)、配布資料等を活用する。 参考文献 履修条件 留意事項等 特になし - 128 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10664011 教員氏名 単位 2.0 病弱教育 配当年次 4 開講期 前期 佐藤 義昭 この授業は、病気の種類とその実態をはじめ、入院児童生徒の心理的特性(主に精神的変化)や病弱養護学校、院内学級の状況と学校、家 庭、病院等の関係について取り上げ、病弱児童生徒の心理状況を把握することができることを目指す。講義はプレゼン形式で配付資料や動 画などを参考に行うとともに、配付資料については、キーワードや重要な箇所などを空欄としており、ワークショップ形式によって回答を 求める。また、難病を患っている少女たちの詩集に対する感想文や、病弱教育に関する課題レポートの作成を課題とする。 授業の概要 ・様々な病気の種類や特性について理解するとともに、病気を患っている児童生徒の不安感を発表できる。 ・病弱な児童生徒の心理状況を把握するとともに、その支援の在り方を考えることができる。 到達目標 授業計画 1 <テーマ>「イントロダクション、病弱教育の概要」 本講義のシラバスや成績・評価についての説明を受けるとともに、病弱教育の概要について学習します。 病弱教育の教育課程・位置づけを考えたり、様々な病種を理解する講義であることを認識する。 <準備学習>本講義の内容を認識する。。 <事後学習>病弱教育の概要をまとめる。 2 <テーマ>「病気の子供たちの困り感」 小学校や中学校に在籍している児童生徒たちが自分の病気のことで困っていることや悩んでいることについて考えながら、各グループご とに発表する。(ワークショップ) <準備学習>病気の子供たちの不安感を考える。 <事後学習>病気の子供たちの困り感をまとめる。 3 <テーマ>「学校教育における病弱教育の場」 病弱教育の対象と実態についての説明を受けるとともに、病気を患っている児童生徒が学んでいるすべての関係機関と病弱教育のしくみ や制度について学習する。 <準備学習>病弱教育の対象について調べる。 <事後学習>病弱教育のしくみ・制度をまとめる。 4 <テーマ>「学校教育における病弱教育の位置づけ」 障がいのある児童生徒に対する従来の教育と新たな教育について説明を受け、病弱教育を含めた特別支援教育における専門的な教育の場 と各障がいの種類に応じた教育について学習する。 <準備学習>特別支援教育について調べる。 <事後学習>障がいの種類に応じた教育についてまとめる。 5 <テーマ>「病弱・身体虚弱児に応じた教育課程」 特別支援学校における教育課程を取り上げ、編成上の特例や教育課程の内容の説明を受けるとともに、病弱・身体虚弱児に対応した教育 課程の編成やその基本的な考え方を理解する。 <準備学習>教育課程について調べる。 <事後学習>教育課程の編成・考え方をまとめる。 6 <テーマ>「白血病とその実態」 白血病の概要や発症する原因、様々な治療の方法(化学療法・造血幹細胞移植・放射線)などについて学習する。また、白血病を患いそ の病とと戦う子供たちを動画によって視聴する。 <準備学習>白血病について調べる。 <事後学習>白血病の治療法についてまとめる。 7 <テーマ>「腎臓病・気管支喘息とその実態」 腎臓病の種類や腎臓の主な機能について説明を受け、腎臓を患っている児童生徒の困り感や不安・ストレスについて学習する。また、気 管支喘息についても同様の学習を行う。 <準備学習>腎臓病・気管支炎について調べる。 <事後学習>困り感や不安・ストレスについてまとめる。 8 <テーマ>「癲癇(てんかん)とその実態] てんかんの種類と特性、主な徴候や治療についての説明を受け、学校や家庭において「てんかん」に対して配慮しなければならないこと を考える。(ワークショップ)また、動画によって「てんかん発作」場面を含めたて、難病を患っている家族を視聴する。 <準備学習>てんかんについて調べる。 <事後学習>学校、家庭での配慮事項をまとめる。 9 <テーマ>「筋ジストロフィー症の児童生徒の学習や生活の状況」 北海道八雲養護学校(病弱養護)の紹介や筋ジストロフィーの主な症状などについての説明を受けるとともに、児童生徒たちの学習や生 活のようすを撮影したスライド見ながらその状況を理解する。 <準備学習>筋ジスについて調べる。 <事後学習>筋ジスの児童生徒の生活についてまとめる。 10 <テーマ>「病気の子供の不安やストレス」 病気の子供への教育的な支援を捉えるために、病気を患っている子供たちの不安やストレスについて、全国の実態調査の事例をもとにし て各グループで毎にワークショップ形式で考える。 <準備学習>病弱児への教育について調べる。 <事後学習>不安やストレスについてまとめる。 11 <テーマ>「病気の子供への教育的支援」 全国の病弱・虚弱養護学校や特別支援学級による実態調査をもとに、子供たちが感じる不安やストレスの事例を取り上げ、その子の担任 の立場で個々の対応を考える。また、病弱児を受け入いれる際に学校が行う対応(配慮)についても考える。 <準備学習>病弱児への支援について調べる。 <事後学習>担任や学校の対応についてまとめる。 12 <テーマ>「学校・学級と保護者の関係」 突然発病したわが子にかかわる母親の事例を取り上げ、担任の立場でどのようなサポートをするかを考える。また、わが子の病気や障が いを告知された親の反応やその経過に関する研究についての説明を受ける。 <準備学習>担任のサポートについて調べる。 <事後学習>障がいの告知を受けた親についてまとめる。 13 <テーマ>「院内学級の実態」 こども病院の写真セラピーや院内学級のスライド紹介を受けるとともに、院内学級の教員へのインタビュー(全国実態調査)の事例を取 り上げ、個々の教師によるコメント内容を考える。 <準備学習>院内学級について調べる。 <事後学習>教員へのインタビューについてまとめる。 14 <テーマ>「病弱教育のあゆみ」 我が国における病弱児教育の歴史に関して、明治時代末期から大正時代、昭和時代の戦前並びに戦後と,時代の流れに沿った歩みについて の説明を受けるとともに、養護学校義務化以降の児童生徒減少傾向の要因を考える。 <準備学習>病弱児教育の歴史について調べる。 <事後学習>児童生徒の減少傾向についてまとめる。 15 <テーマ>「病弱教育の現状と課題」 病弱教育の意義や全国の病弱養護学校在籍児童生徒数の推移などから、病弱特別支援学校や特別支援学級並びに通常学級における現状と 課題を考える。 <準備学習>病弱教育の現状について調べる。 <事後学習>提示された課題についてのレポートを作成する。 準備・事後学習については、授業計画の通りである。 準備学習・事後学習 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 0% なし 定期試験 ・課題(配布資料、レポート)への取組状況 定期試験以外(授業内の課 60% 題・参加度・出席態度等) その他 40% ・事後学習の課題 ・学習コンテンツを教材として用い、その都度、参考資料を配布する。 教科書 ・文部科学省「特別支援学校教育要領、特別支援学校小学部、中学部学習指導要領」及び同解説編 参考文献 履修条件 留意事項等 なし - 129 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10323011 教員氏名 単位 1.0 視覚・聴覚障がい教育 配当年次 3 開講期 前期 前野 哲重 本授業は、特別支援教育に関する視覚障害児及び聴覚障害児の教育課程及び指導法に関する科目として、視覚障害教育及び聴覚障害教育の 国内外の教育の歴史、就学制度を含む教育の制度、個別の教育支援計画・個別の指導計画の作成、重複障害者等に関する教育課程の取扱い などによる教育課程編成、視覚障害及び聴覚障害を教育する特別支援学校に示された配慮事項に基づく指導内容・方法、点字指導・歩行指 導・視覚補助具の指導や聴覚口話法・指文字・手話、各種情報機器等の活用についての基礎的知識について講義する。 授業の概要 視覚・聴覚障害児の主たる疾患等や視覚・聴覚障害教育の教育課程の編成、自立活動等に係る教育内容・方法の基礎的・基本的事項につい て理解するとともに、視覚・聴覚障害児教育の教育課程編成に係る基礎的知識を身に付けることができる。 到達目標 授業計画 1 <テーマ>「聴覚障がいの定義と分類、診断システム、疾病の分類等」 音の性質や耳の仕組みについて振り返るとともに、聴覚障害の疾病別の分類を考える。 聴覚障害の療育的意義や療育システムについて考える。 <準備学習>本講義の内容(シラバス)について確認する。 <事後指導>聴覚障害の概要についてまとめる。 2 <テーマ>「難聴児・重複障害児の療育、聴覚障害児の看護と援助」 軽度・重度・最重度の聴覚障害児の療育について考える。 難聴を伴う重複障害児の療育や聴覚障害児のケア・サポートについて学ぶ。 <準備学習>難聴児に対する療育を調べる。 <事後学習>重複障害児へのサポートについてまとめる。 3 <テーマ>「聴覚障害児教育の歴史と定義,就学と教育措置」 聴覚障害児教育の歴史を学ぶとともに、難聴の種類や聴力検査・聴覚障害教育について考える。 聴覚障害児の就学基準や教育措置などについて考える。 <準備学習>聴覚障害児教育の歴史について調べる。 <事後学習>就学基準や教育措置についてまとめる。 4 <テーマ>「聴覚障害児の教育目標と教育課程、教育内容と教育支援法」 聴覚障害児教育の目標や教育課程編成の基本的な考え方を学ぶ。 教育内容・各教科指導の配慮事項、指導形態について学ぶ。 <準備学習>聴覚障害児に対応する教育課程を調べる。 <事後学習>教育内容や配慮事項などをまとめる。 5 <テーマ>「視覚障がい教育の歴史と教育制度」 視覚障がい児教育の歴史から現行のインクルーシブ教育制度の下での教育内容や学ぶ場について説明し、障がいの程度や状況を踏まえ就学 や教育的ニーズへの支援の観点から必要な教育課程について考える。 <準備学習>教育の歴史について調べる。 <事後学習>教育の歴史と学ぶ場についてまとめる。 6 <テーマ>「視覚障がい児の教育的課題と個別の指導計画」 個別の指導計画の作成及び視覚障がい児(全盲児・弱視児)と重複障害児の障がい特性や指導内容・方法の違いを踏まえ、学習や生活指導 の基盤となる概念学習や触察、空間認知などの技能について説明する。 <準備学習>触察について調べる。 <事後学習>触察指導と点字の関係についてまとめる。 7 <テーマ>「視覚障がい児指導の実際Ⅰ」 特別支援学校(視覚障がい)の配慮事項及び点字の構成や具体的な触読に挑戦させ点字指導の内容や方法を学習する。また、弱視児のため の拡大鏡や教科書等の視覚補助具について紹介する。 <準備学習>点字の構成について調べる。 <事後学習>弱視児への支援機器についてまとめる。 8 <テーマ>「視覚障がい児指導の実際Ⅱ」 幼児期のボディイメージから白杖操作までの歩行指導の在り方、職業指導と進路指導及び視覚障がい児の情報機器の活用について説明す る。また、修学支援の在り方や社会参加とICTの考え方について紹介する。 <準備学習>歩行指導について調べる。 <事後学習>視覚障がい者の社会参加についてまとめる。 なし 9 なし 10 なし 11 なし 12 なし 13 なし 14 なし 15 準備学習、事後学習については、授業計画の通りである。 準備学習・事後学習 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 60% 筆記試験(100点満点) 定期試験 課題(配布資料、レポート)への取り組み状況 定期試験以外(授業内の課 40% 題・参加度・出席態度等) その他 0% なし <聴覚障がい>その都度、参考資料等を配布する。 <視覚障がい> 「視覚障害教育入門」ジアーズ社 教科書 参考文献 履修条件 留意事項等 文部科学省「特別支援学校 幼稚部教育要領、小学部・中学部学習指導要領、高等部学習指導要領」 文部科学省「特別支援学校学習指導要領解説 総則等編~幼稚部、小学部、中学部」 文部科学省「特別支援学校学習指導要領解説 自立活動編」 なし - 130 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10342011 単位 2.0 重複障がい教育総論 配当年次 4 開講期 前期 授業の概要 佐藤 健一 重複障がい教育の歴史や障がいの特性を知り、どのように進められてきたのか。また、現在の重複障がい児教育がどのように発展してきた かを知ることを目的とする。 特別支援学校学習指導要領から、重複障がい児教育の教育課程と編成について解説し、教科や領域を合わせた指導や自立活動の指導につ いて解説する。また、障がいを見通して展開されている多様な教育活動について紹介し、あわせて保護者や障がい者から社会参加の現状を 聞き、これからの課題について考える。 到達目標 ①重複障がいについての定義や対象児の理解と、重複障がい教育の歴史や可能性がわかる。 ②学習指導要領で示された重複障がい者に関する教育課程の取り扱いを理解し、障がいの状態から必要 とされる 教育的ニーズに対する授業つくりついて知ることができる。 ③特別支援学校等での教育実践から必要な知識や取組を学び、今後の課題について考えることができる。 教員氏名 授業計画 1 【オリエンテーション 重複障がい児と教育」】 講義の概要と今後の予定、及び受講上の注意について周知する。特別支援教育における重複障がい児の概念及び、教育の現状からから 今後の受講における視点や今後の学習内容の整理を行う。 ①予習ポイント:重複障がい児について調べる。 ②復習のポイント:学習内容を確認する。 2 【重複障がいについて知る】 重複障がい教育を進める上で必要な身体状況や発達、心理的な特性などを知る方法を解説する。さらに実際に身体状況のチェック表や発 達診断テスト等に取り組み、重複障がい児の特徴を把握する。 ①予習ポイント:バイタルサインについて調べる。 ②復習ポイント:重複障がいの定義をまとめる。 3 【重複障害児のための教育課程】 学習指導要領等に示された重複障がい者等に関する教育課程の取り扱いについて解説し、障がいの状況を踏まえた教育課程の編制につい ての考え方を理解する。 ①予習ポイント:重複障がい児のための教育課程について調べる ②復習ポイント:重複障がい児への特例をまとめる。 4 【知的障がい教育の教育課程】 重複障がい児は知的障がいを伴うことが多い。そのため特別支援学校の実践例を示しながら、知的障がい教育の考え方を取り入れた教育 課程について解説する。 ①予習ポイント: 知的障がい特別支援学校の教育課程を調べる。 ②復習ポイント:合わせた指導について理解する。 5 【重複学級の経営と学内外との連携】 重複学級や訪問学級の経営について必要な知識や方策を考えさせ、保護者や医療、療育、福祉等の関係者と連携した学級経営の在り方に ついて解説する。 ①予習ポイント:学級経営の在り方を調べる。 ②復習ポイント:保護者との連携協力についてまとめる。 6 【訪問教育】 重複障がい児への訪問教育の制度や歴史をたどり指導の実態等を紹介しながら、訪問教育で必要な知識や指導の在り方や授業作りを考え る。 ①予習ポイント:訪問教育の歴史について調べる。 ②復習ポイント:訪問教育の指導案を作成する。 7 【幼児の発達支援と教育】 重複障がい幼児の誕生からその後の発達を支援する療育・教育について解説し、幼児への特別支援教育が果たす役割を考える。 ①予習ポイント:超低体重出生児を調べる。 ②復習ポイント:早期からの支援・相談事業についてまとめる。 8 【支援や介助の実際について知る】 重複障がい児教育の場で必要な支援や介助の仕方について解説する。一人一人の障がい実態や指導する環境、支援機器の活用状況等の紹 介から、必要な支援や介助の在り方を考える。 ①予習ポイント:車いすを使った支援や介助について調べる。 ②復習ポイント:支援や介助方法についてまとめる。 9 【てんかん児の健康管理】 抗てんかん薬の投与や吸引器、人工呼吸器等使用などの医療面での管理が必要な子どもの学校での健康管理について主にてんかんから解 説し、医療的ケアの実際や日常的な健康管理について考える。 ①予習ポイント:「てんかん」について調べる ②復習ポイント:てんかんの対処法をまとめる。 10 【障がい者を知る】 重い障がいがありながらも社会の中で活躍されている障がい者からそのたくましい生き方を映像を通して知り、特別支援教育が求めら れていること、果たすべき役割を考える。 ①予習ポイント:障がい者の社会参加について調べる。 ②復習ポイント:障がい者の生き方から学んだことをまとめる。 11 【重複障がい児のための授業つくり 1】 特別支援学校において実践されている重複障がい児への授業を紹介し、障がい状況を踏まえた授業つくりについて個別の計画をもとに解 説する。 ①予習ポイント:授業形態について調べる。 ② 復習ポイント:個別の計画についてまとめる。 12 【重複障がい児のための授業つくり 2】 特別支援学校の重複学級で作成された指導案をもとに、様式や内容から作成における手順や配慮事項を解説し、実際に指導案を作成す る。 ①予習のポイント:指導案の内容を調べておく ②復習ポイント 指導案を完成させる。 13 【障がい児の保護者の思いを知る】 重い障がいのある子どもを育てている保護者から出生から現在までの子育てについての思いを知り、子どもの障がいや地域での生活の様 子を知り、教育への期待や保護者としての思いや願いについて考える。 ①予習ポイント:重い障がいのある子どもの福祉について調べる。②復習ポイント:保護者の立場に立って取り組むべき課題を考える。 14 【キャリア教育と社会参加について】 障害者観の歴史をたどり、最近の「ICF」の考え方を紹介し障がいのある人々の社会参加について考える。また、社会参加のために学 校教育の中で取り組まれている、移行支援や進路支援について解説する。 ①予習ポイント:合理的配慮について調べる。 ②復習ポイント:社会参加の意味をまとめる。 15 講義のまとめ 重複障がい教育の課題】 講義を振り返って要点を整理する。さらに、インクルージョン教育の実現に向けて取り組まれている現状と社会の動きを紹介し、重複障 がい教育の視点で特別支援教育への期待と課題をまとめる。 ①予習ポイント: 受講した感想や疑問点をまとめておく。 ②復習ポイント:受講後の学びの振り返りと感想をまとめる。 毎回の予習、復習課題による 準備学習・事後学習 成績評価の方法 区分 割合(%) 40 定期試験 定期試験以外(授業内の課 30 題・参加度・出席態度等) その他 30 特に指定しない 教科書 内容 持ち込み資料を認めない。 知識や技能、現状認識や課題解決方法等を問うもの。 学習状況と毎回のまとめと感想で行う。 レポートや指導案で行う。 文部科学省 「特別支援学校学習指導要領及び解説書(幼・小・中・高等部) 」を活用する。その他、随時必要な資料を配布する。 参考文献 履修条件 留意事項等 特になし - 131 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10626011 教員氏名 授業の概要 到達目標 単位 2.0 発達障がい等教育総論 配当年次 3 開講期 後期 後藤 守 発達障害に含まれる主な障害として,学習障害(LD),注意欠陥多動性障害(ADHD),高機能自閉症,アスペルガー障害があげられる。 これらの障害のある人たちの行動特性は関係論的に見れば,他者とのかかわりの中でひずみや行き違いを起こしやすい問題を抱えている。 ここでは,「障害という問題を構成している諸要因の関連」の枠組みの中でこの障害を抱える人々の課題と解決の糸口を捉えていく。つま り,LD児やADHD児などの抱える問題は,①その子どもたちのもつ行動の特徴(注意の持続性のなさや多動などのX要因,②その子どもたちを 取り巻く環境の側の応答の不十分さによるY軸要因,③その子どもたちの中に累積される歪みからくるZ軸要因、が掛け算的に組み合わされ た関係の中にあると考える。ここではこの問題を発達論的かつ関係論的に捉えていく中で,これらの障がいを抱えている子どもたちの支援 (教育)のあり方を考えていく。このような見方とそれに沿ったかかわり(教育)は,ひとり,LDやADHDの障害を抱えている子どもたちに 対する基本姿勢にとどまらず,一人一人の子どもを大切にする教育のあり方やカウンセリングのあり方とも通底している。 次の4点を授業の到達目標にする。 (1) 学習障害,注意欠陥多動性障害(ADHD),高機能自閉症,アスペルガー障害等の発達障害の課題を抱える 人 たちの行動特性を理解できること。 (2) そのような人々の行動特性が社会的場のなかで、どのようにして,他者とのかかわりのひずみを生じさせてい るかを関係論的観点から理解を深め,支援の手がかりを発見すること。 (3) ロールプレィ体験を通して 発達障害のある児童生徒に対する理解を深める。 (4) クリッカーを活用した行動分析を通して、これらの児童・生徒の行動の特徴を明らかにする。 授業計画 オリエンテーション 1 2 3 発達と発達障害について学習する。(ここでは、発達論的、関係論的観点から発達と発達障害の概念を明らかにする中で、発達障害という ことばの持つ意味について学習をし、発達障害についての基礎的理解を深める。) 発達障害とはどのような障害なのかについてその輪郭を捉える。(ここでは、配布された参考資料を活用して、学習障害(LD)、注意欠陥/ 多動性障害(ADHD)、高機能自閉症等、通常の学級に在籍する特別な教育的支援を必要としている児童生徒についての理解を深める。)事前 学習:発達障がいという、特別支援教育の専門用語を調べてみる。事後学習:配布されたプリントを参考にして、発達障がいの特徴につい て整理しておく。 4 学習障がい(LD)とはどのような障害なのかを学習する。(学習障害の子ども達は、基本的には全般的な知的発達に遅れはないが、聞 く、話す、読む、書く、計算する、または推論する能力のうち特定のものの習得と使用に著しい困難を示すさまざまな課題に直面している ことを理解する。)事前学習:「発達障がい」の用語について調べておく。事後学習:紹介された事例について整理しておく。 5 注意欠陥/多動性障害(ADHD)の事例を通して,ADHD児が抱えている課題について学習する。(ADHDは、7歳以前に現れ、年齢あるいは発達 に不釣り合いな注意力の面の課題や、事例によっては衝動性、多動性を特徴とする行動面の障害の課題を抱えていることを理解する。)事 前学習:ADHDの用語を調べておく。事後学習:ADHDの障がい特徴について箇条書きにまとめておく。 6 高機能自閉症とはどのような障害なのかを学習する。(高機能自閉症とは、3歳くらいまでに現れ、①他人との社会的関係の困難さ、②こ とばの発達の遅れ、③興味や関心が狭く特定のものにこだわることを特徴とする、行動の障害である自閉症のうち、知的発達の遅れを伴わ ないものをいう。)事前学習:高機能自閉症という用語について調べる。事後学習:「場を通した支援」という視点から、事例の課題と支 援のあり方を整理してみる。 7 高機能自閉症の事例を通して,高機能自閉症児が抱えている課題について考える。(ここでは特に、①対人関係の形成の困難さ、②ことば のおくれについて、事例を通して、支援の手立てについて学習する。)事前学習:こころの理論について事前に調べておく。事後学習:心 の理論について自分の考えを整理する。 8 アスペルガー障害とはどのような障害なのかについて学習する。(アスペルが―症候群とは、知的発達の遅れを伴わず、かつ、自閉症の 特徴のうちことばの発達の遅れを伴わないものである。ここでは、アスペルが―症候群尺度を通して、この障害の特徴を学習する。)事前 学習:アススペルがー症候群について調べておく。事後学習:アスぺルガー症候群の行動特徴について整理しておく。 9 アスペルガー障がいの事例を通して,アスペルガー障害のある人の抱えている課題について考える。(ここでは、具体的な事例の検討を 通して、支援のあり方について学習する。)事前学習:アスペルガー障がいの人の抱えている課題についてしらべて見る。事後学習:グ ループで討議した結果のまとめを整理しておく。 10 11 討論テーマ「通常学級における発達障がい児について考える」を通して,発達障がい児の抱えている課題について考える。(提示された テーマを共通の素材にして、討論を実施する。討論場面の分析にあたっては、クリッカーを活用する。さらに、それらの分析結果から生み 出された情報を共有し、学習を深める。)事前学習:通常学級における発達障がい児の抱えている課題について調べておく。事後学習:討 論の状況を整理しておく。 前の週の討論の振り返りとあわせて,特別講師を招聘し、「発達障がいとは何か」について自分の考えを整理する。(事後学習)特別講 師の話題提供をベースにして、これからの発達障がいに関する実践と研究に求められる課題について考えて見る。 12 ビデオを視聴し、「障害の重さ=X×Y×Z」の方程式について理解を深める。(これまでの講義の内容を、次の3つの要因の中で自分なり に考えを整理する。)この理解に立って、さまざまなこども特徴を持つ子どもの事例を取り上げ、ロールプレィのためのシナリオを作成す る。)事前学習:シナリオ作成のための準備をする。事後学習:グループで作成したロールプレィのシナリオを整理する。 13 第12回目の講義で説明した方程式に基づいた,発達障害児に対する支援のあり方を学習する。(障害に関わる3つの要因をベースにして、 発達障害児に対する支援のあり方について、教師・保育者と子どものかかわり場面を5分間のシナリオにし、ロールプレイを通して理解を深 める。)事前学習:ロールプレィの準備、事後学習:ロールプレィのふりかえりをし、整理しておく。 14 15 発達障害児に共通した課題として,関係・調整力の獲得という課題があることを学習する。(ここでは、対人・対物の関係の形成が、こ どもの発達にとって重要な意味を持っていることを、文教ペンギンルームが開発した「関係力育成プログラム」を通して学習する。)事前 学習:「関係力育成プログラム」の資料を読み込んでおく。事後指導:クリッカーを活用して、指導実践場面の録画資料を分析した資料を 整理しておく。 発達障害児のための関係力育成プログラムを通して支援のあり方を学習する。(ここでは、「関係力育成プログラム(ペンギンメッソド) による実践」の資料を通して、これまでの講義の全体的なまとめを行う。) 準備学習・事後学習 事前学習・事後学習については、発達障害等教育に関連するテクニカルターム(専門用語)を講義の中で提示し、事前・事後 の学習の手掛かりとする。 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 0 定期試験は実施しない。 定期試験 授業の振り返りの報告書の作成及びレポートの内容によって評価する。 定期試験以外(授業内の課 70 題・参加度・出席態度等) その他 30 ロールプレィによるグループ単位の学習活動及びクリッカーによる分析結果の発表を評価の対象にする。 講義資料はその都度、配布する。 教科書 参考文献 履修条件 留意事項等 田中農夫男・池田勝昭・木村進・後藤守: 障害児の心理と支援 福村出版 関口はつ江・大田光洋:実践への保育学 同文書院 この講義では、積極的な授業参加態度が求められている。 - 132 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10351011 教員氏名 単位 1.0 小学校教育実習事前事後指導 配当年次 3 開講期 後期 森田 弘行 教員を目指す学生が、教育実習の基礎的理解、技術習得、要領等について学び、実習の心構えを確実なものとする。そのため教育実習の意 義と目的、形態や方法、授業実践の基本や技能習得等について理解を深める。教員としての資質を磨き、実践に結び付くように演習では 様々な教育活動の場を想定して実践的に行う。 授業の概要 到達目標 1 教育実習の意義や内容、要領について理解する。 2 小学校の教育活動について理解し、教育実習に備える。 3 実習課題・研究課題を明らかにし、教育実習に意欲的に取り組む心構えをもつ。 4 演習を通して教育者としての教養やコミュニケーション力、表現力を高める。 授業計画 1 ☆オリエンテーション 本P1-P14 ・教育実習の意義や内容、要領について理解する。 (大学の学びと実習、教員の資質、実践研究、実践的な能力、倫理性を高める基礎訓練) 準備 ・事後学習 「介護等体験」が必要とされる教育実習の意義と結びつけてまとめる。 2 ☆ 教育実習の心構え 介護等体験をふまえて、教員として求められる資質や実習の心構えについて話し合い課題意識を持つ。 本P15-P16 (使命感、責任感、教育的愛情、知識・理解、指導力、コミュニケーション力) 準備 教育実習の心構えとは何か考えてくる。事後 学校教育にかかわる法規について予習をする。 3 ☆ 学校教育 その1 本P46-P49 ・法規により教員は校長を中心とした学校組織の一員として教育に当たっていることを理解する。 (法令の体系、日本国憲法、教育基本法、学校教育法、政令、省令、校務分掌) 準備 教育に関する法律について調べてくる。事後 教育関連の法律の復習をする。 4 ☆ 学校教育 その2 ・学校の実態及び児童の心身の発達の段階や特性を考慮した教育課程によって教育活動が行われている ことを理解する。(日本各地の小学 校の教育課程が今日的な教育課題を踏まえていることに気づく。) 準備 学校目標について調べてくる。事後 次時にテストをするのでしっ かり復習しておくこと。 5 ☆ 今日的な教育課題 ・学力 ・いじめ ・不登校 ・虐待 ・ICT活用 ・危機管理等 ・教育課題ごとに、現状と対策、意見を交流する。■テスト(教職教養) 準備 今日的課題について調べてくる。事後 今日的な教育課題について、現状と課題、解決策について「板書」としてまとめる。 6 ☆ 1年間の学校行事・活動と担任としての役割 ・今時の学校校舎・子供の様子を知る。楽しい授業の作り方を学ぶ。 準備 小学校時代の校舎や行事を思い出してくる。事後 教育実習時、担任としての役割として重要なこととその理由をまとめてくる。 7 ☆ 小学校教育実習の指導 ・教育実習で出会うかもしれない支援が必要な子供たちについて理解する。 準備 教室で気になることはどんな子か考える。事後 これまで作成した学習指導案を整理しておく。最終の課題(指導案作成)について準備 に取り掛かる。 8 ☆ 授業作りに向けて1 指導案の作り方 本P22-23 ・これまでの各教科教育法、各教科概論等をふまえ、子どもの実態に即した指導案作りの基礎基本を確かめる。 準備 色々なタイプの指導を調べておく。事後学習 学習指導案の本時案から板書案を考える。 9 ☆ 授業作りに向けて2 板書計画 ・授業デザインと板書計画の関連から板書の意図や実際について理解を深める。 (色々なタイプの板書を知る) 準備・事後学習 模擬授業について指導案を作成する。 ☆ 10 教育実習での授業作りに向けて 模擬授業その1 ・作成している指導案をもとに模擬授業をし、評価する。 準備 模擬授業の準備 事後 最終の課題(指導案作成)に取り組む。 ☆ 11 教育実習での授業作りに向けて 模擬授業その2 ・作成している指導案をもとに模擬授業をし、評価する。 準備 模擬授業の準備 事後 最終の課題(指導案作成)に取り組む。 12 ☆ 教育実習での授業作りに向けて 模擬授業その3 ・作成している指導案をもとに模擬授業をし、評価する。 準備 模擬授業についての準備 事後 最終の課題(指導案作成)に取り組む。 13 ☆ 教育実習での授業作りに向けて 模擬授業その4 ・作成している指導案をもとに模擬授業をし、評価する。 準備 模擬授業についての準備 事後 最終の課題(指導案作成)に取り組む。 14 ☆ 教育実習での授業作りに向けて 模擬授業その5 ・作成している指導案をもとに模擬授業をし、評価する。 準備 模擬授業についての準備 事後 最終の課題(指導案作成)に取り組む。 15 ☆ 教育実習での授業作りに向けて 模擬授業その6 本P30-P34 ・作成している指導案をもとに模擬授業をする。演習をふりかえり実習に向けての決意を新たにする。 準備 模擬授業についての準備 事後 ◎学習指導案を作成し、提出する。 授業計画で課題として指示してある通り。準備・事後学習を授業に取り入れるので自学自習を習慣化すること。 準備学習・事後学習 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 0 なし 定期試験 提出物 ・5点×13回=65点 ■10点×1回=10点 課題学習指導案◎25点 定期試験以外(授業内の課 100 題・参加度・出席態度等) その他 0 なし 教職履修の道筋・カルテ「生命の若木」 保育実習・教育実習ハンドブック 教科書 各教科概論や各教科教育法等で使用した教科書やノート、資料 参考文献 履修条件 留意事項等 ・最終の課題(指導案作成)を提出する。(国語、算数は全時間分 ほか教科は1時間分 低学年・中学年・高学年に振り分ける) - 133 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10350011 教員氏名 単位 4.0 小学校教育実習 配当年次 4 開講期 前期 田島 与久 事前指導を踏まえ、教育実習の意義を再確認しながら、授業観察の方法、指導案の書き方や授業実践の仕方について具体的に学び、実習に ついての心構えを確実なものとする。また、教育実習での子ども理解や対処の仕方、学級経営などについて、現場の教員から学んだこと を、研究授業等に生かせるよう指導する。 授業の概要 教育現場で、教師の立場で教育実習を体験することにより、①教職の素晴らしさに気付くことができる。②教員としての資質や能力の基礎 を身に付けることができる。③資質・能力の向上に向けて、より意欲的に学習する態度を高めることができる。 到達目標 授業計画 1 2 3 4 「オリエンテーション」 事前指導のポイントを再確認する。本実習の内容を中心に、その直前の指導や事後指導の内容を伝え心構えを確 立させる。 実習記録の書き方について説明し、個人調査書の内容を実習記録に転記させる。事前登校や実習のための通学定期券の申し込 みについて説明する。 事前-指導略案書きと模擬授業の準備 実習の目的を再確認する中で、教材研究の仕方について説明する。(ハンドブック使用) 模擬 授業①10名 購入教科書の申し込み 事前-教材研究、指導案書きと模擬授業 事後-教科書の配布と教材研究の促し 先輩の体験談を聴く。 感想発表と心構えの再考。 模擬授業② 10名 授業参観の仕方(KR、メモ・記録の取り方)。実習記録の書き方(実習校の概要、自己目標の具体化、日々の記録など) 出勤簿、実習 評価についての説明。 事後-ハンドブックによる振り返り <実習中①> 実習記録の交流と指導。授業観察の仕方の再指導。教材研究の仕方や児童との触れ合いについての指導。 5 6 7 8 9 10 <実習中②> 教材研究に基づく指導案作成の留意点の指導。特に、「ねらいに基づく。」「“教える”と“考えさせる”」 指導を重点 的に行う。国語、算数を中心に。 <実習中③> 指導案作成の留意点と授業づくりの指導。特に、「わかる、できる授業」「個に応じる」 指導を重点的に行う。 教員とし ての法的事項や身分・立場についての学習についても触れる。 研究授業及び研究協議における指導。巡回指導教員による。指導のねらいに基づく授業実践の反省・評価に対する指導。児童理解に基づく 授業づくりに対する指導など。 事後指導① 自己課題(目標)に基づく反省・評価の交流と自己課題の焦点化。礼状の書き方の指導と実際。 学習指導(授業)、生徒指 導、学級経営等の三つの視点によるグループでの話し合い。実習記録の整理と実習校への提出、取りに行き担当教員への提出などの指導。 事後指導② 同上 続き 自己課題の焦点化と教職実践演習に向けての指導。 また、道徳や学級活動の指導、学級経営について補足 の指導を行う。 なし 11 なし 12 なし 13 なし 14 なし 15 準備学習・事後学習 ①個人調査書下書き・清書作成 ②購入教科書を活用した教材研究 ③模擬授業の指導案作成、模擬授業の準備 ④研究授業の 指導計画・指導案の作成 ⑤実習記録の作成や修正<考察・まとめ など 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 0 定期試験 実習日誌30<記述内容・反省・考察>・参加態度30<巡回指導の評価、出勤簿、自己評価> 定期試験以外(授業内の課 60 題・参加度・出席態度等) その他 40 実習校による評価40<学習指導力・生徒指導力・実習態度> 小学校 国語教科書 小学校 算数教科書 : 該当学年 「保育実習・教育実習ハンドブック」 教科書 小学校学習指導要領 小学校学習指導要領解説 国語編 算数編 など 参考文献 履修条件 留意事項等 小学校教員免許取得希望者 必修 ○学外実習履修要件を満たしていること。(「保育実習・教育実習ハンドブック」3ページ参照) - 134 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10564011 教員氏名 授業の概要 到達目標 単位 1.0 特別支援教育実習講義 配当年次 3 前野 哲重 特別支援学校の教育実習にあたっての心構えや特別支援学校の組織並びに通常の学校と異なることについて学習する。また、実習を行う学 校種別ごとに分かれて学習指導案について取り組み、実際に学習指導案を作成し模擬授業を行う。さらに、模擬授業の反省に基づいた授業 の評価を行う。 1 特別支援学校における教育実習にむけた心構えなどについて理解できる。 2 実習を行う学校種別ごとに分かれての教材研究や学習指導案の作成ができる。 3 反省や評価に基づく模擬授業及び授業観察を行うことができる。 授業計画 1 ○ オリエンテーション ・特別支援学校における教育実習講義のシラバスについての説明を受ける。 ・特別支援学校における教育実習にむけた基本的な心構えについて考える。 <準備学習>本講義の内容(シラバス)について確認する。 <事後学習>基本的な心構えをまとめる。 2 ○教育実習ハンドブックについて ・「保育実習・教育実習ハンドブック」(こども発達学科編)の内容について確かめる。 ・ハンドブックにより「特別支援学校教諭免許取得」にかかる実習内容などについて理解する。 <準備学習>ハンドブックの内容について確認する。 <事後学習>免許取得の内容をまとめる。 3 ○あいさつの仕方など、実習中の子供たちとのかかわり方について ・特別支援教育実習における配慮事項などについて、ハンドブックをもとに考える。 ・特別支援教育実習における教職員、保護者及び児童生徒への接し方について考える。 <準備学習>実習での配慮事項を確認する。 <事後学習>実習現場での配慮点をまとめる。 4 ○校務分掌と学級経営、学級(ホーム・ルーム)活動について ・特別支援学校における校務分掌や学級の形態について理解する。 ・特別支援学校における「個別指導計画」「個別の教育支援計画」について理解する。 <準備学習>特別支援学校の実態について調べる。 <事後学習>指導計画・教育支援計画をまとめる。 5 ○特別支援学校における教育実習の意義と目的について ・特別支援教育に関するDVDを視聴し、その教育に関するレポートをまとめる。 ・特別支援学校における教育実習にむけた自分の考えや抱負をまとめ発表する。 <準備学習>教育実習の意義・目的を確認する。 <事後学習>実習に向けた考え方などをまとめる。 6 7 ○特別支援学校の組織や通常の学校との違いなどについて ・なぜ、特別支援教育に変わったのか、その基本となる考え方は何かを理解する。 ・特別支援教育コーディネーターの役割について知る。 ・特別支援学校と特別支援学級並びに普通学級における教育の違いを理解する。 <準備学習>特別支援教育に関して調べる。 <事後学習>通常学級との違いをまとめる。 ○良い学級づくり、良い授業の進め方について ・特別支援教育における教育課程の構造について理解する。 ・知的障害教育及び視覚・聴覚・肢体不自由・病弱教育に関する教育課程の内容について理解する。 ・4領域(各教科・道徳・特別活動・自立活動)及び各指導の形態について理解する。 <準備学習>教育課程の構造について調べる。 <事後学習>領域、指導の形態についてまとめる。 8 ○教材研究、授業への準備について ・個別の実態把握から授業の計画・実施・評価(P・D・C・A)について理解する。 ・特別支援教育で対象となる児童生徒について考える。 ・支援を要する(障害のある)児童生徒への対応について考える。 <準備学習>授業のP・D・C・Aについて調べる。 <事後学習>児童生徒への対応についてまとめる。 9 ○学習指導案の作成について(教科別の指導) ・「教科別の指導」に関する教材研究と指導案の作成に取り組む。 ・「教科指導」と「「教科別の指導」との違い(教育課程の再編成)について理解する。 <準備学習>教科別の指導について調べる。 <事後学習>教育課程の再編成についてまとめる。 10 ○学習指導案の作成について(領域・教科を合わせた指導) ・「領域・教科を合わせた指導」に関する教材研究と指導案の作成に取り組む。 ・「日常生活の指導」「遊びの指導」「生活単元学習」「作業学習」及び「自立活動」について理解する。 <準備学習>学習指導案の作成について調べる。 <事後学習>合わせた指導についてまとめる。 11 ○学習指導案の作成及び授業観察について ・特別支援学校に関する学校種別(障害種別)の教育内容等に関して理解する。 ・特別支援学校における5つの障害種に関して、各グループ毎に課題学習を取り組む。 <準備学習>特別支援学校の障害種について調べる。 <事後学習>グループごとの課題をまとめる。 12 ○模擬授業「学習指導案にそった授業及び授業観察」 ・作成した指導案をもとに、各グループ毎に模擬授業を行う。 ・各グループの模擬授業に関する観察記録を作成する。 <準備学習>模擬授業に関して調べる。 <事後学習>模擬授業の観察記録をまとめる。 13 ○模擬授業「反省・評価に基づく授業及び授業観察」 ・各グループの模擬授業に対する反省・評価などをもとに授業を展開する。 ・反省・評価などをもとにした授業に関する観察記録を作成する。 <準備学習>模擬授業の反省・評価に関して調べる。 <事後学習>模擬授業の観察記録を仕上げる。 14 ○教育実習に向けて ・実習ハンドブックなどを参考に実習日誌の書き方について考える。 ・実習報告書等の作成に取り組む。 ・実習の自己評価などの観点について整理し、実習課題との整合性をもたせる。 <準備学習>実習日誌の記入について確認する。 <事後学習>自己評価の観点についてまとめる。 15 ○まとめ ・特別支援教育実習講義の内容について整理する。 ・教育実習にあたっての決意や抱負について改めて整理し、発表する。 <準備学習>実習に向けた決意や抱負を考える。 <事後学習>本講義の内容についてまとめる。 準備学習・事後学習 ○実習における配慮点(服装、言動、態度等)や特別支援教育に関して、授業に向けた準備学習を行う。 ○各自の実習課題等をもとに毎回の授業に関する自己評価を行い、次回の授業に反映する。 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 0 定期試験は実施しない。 定期試験 ・学習指導案及び授業観察記録の取組状況 定期試験以外(授業内の課 60 題・参加度・出席態度等) その他 40 ・授業における課題の取組状況 ・学習コンテンツを教材として用い、その都度、参考資料を配布する。 教科書 「保育実習・教育実習ハンドブック」(北海道文教大学人間科学部こども発達学科編) 参考文献 履修条件 留意事項等 開講期 後期 なし - 135 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10563011 教員氏名 単位 2.0 特別支援教育実習 配当年次 4 開講期 後期 前野 哲重 特別支援学校において、学校経営の内容、学校評価の方法、保護者との連携、児童生徒の安全、地域のセンター機能の実際等を理解する。 次に、各教科、道徳、特別活動、自立活動、総合的な学習の時間の観察を行い、その後、指導案を作成して実際の指導を行う。また、学級 経営の基礎や生徒指導についても理解を深める。実習終了後の反省会などを通して、教職に対する意欲を喚起する。 授業の概要 1 教育実習を通して、障がいのある子供の実態把握や配慮すべき留意事項などを習得する。 2 「領域・教科をあわせた指導」「教科別の指導」の学習指導案を作成する。 3 配属となった学級において授業研究を行う。 到達目標 授業計画 1 ○ 特別支援学校における事前指導(オリエンテーション) ・特別支援学校の実態等について説明を受ける。 ・特別支援教育に関する基礎的知識や教員の一員としての心得について説明を受ける。 2 ○ 各特別支援学校での教育実習(3週間) ・特別支援学校での実習にあたっての配慮事項について説明を受ける。 ・学校経営、学校評価、保護者との連携、児童生徒の安全などについて理解する。 3 4 5 6 7 8 ・地域における特別支援教育の「センター的機能の発揮」について理解する。 ・障がいのある子供の実態把握や配慮すべき留意事項などについて理解する。 ・各学級に所属し、指導教員(学級担任等)のもと、基本的な事柄を学びながら実習を行う。 ・学級の子供の観察と理解や、教育目標の設定、教育内容・方法などについて説明を受ける。 ・「領域・教科をあわせた指導」「教科別の指導」について理解を深める。 ・実習校の障害種や児童生徒の実態に応じた学習指導案の作成を取り組む。 ・授業研究の準備(教材研究等)並びに授業研究に向けた事前の授業を繰り返し行う。 ・授業研究に向けて、指導教諭並びに実習担当教諭の指導を受ける。 ・授業研究を実施すると共に、授業に対する自己反省の内容を整理する。 ・授業研究に関する反省会において、実習校の教員並びに大学の巡回指導担当より指導を受ける。 ○ 大学における事後指導 ・教育実習に関する自己評価(反省等)を行い、課題レポートとしてまとめる。 ・実習報告会において成果などを発表する。 なし。 9 なし。 10 なし。 11 なし。 12 なし。 13 なし。 14 なし。 15 準備学習・事後学習 成績評価の方法 区分 定期試験 定期試験以外(授業内の課 題・参加度・出席態度等) その他 なし 教科書 ○ 実習生としての態度・服装・言動並びに幼児、児童生徒や教職員への対応などについて、日々、自己点検を行う。 ○ 実習課題などをもとに、日々の自己評価を行い、翌日の実習に反映する。 割合(%) 0 70 30 内容 なし ・実習校による評価(40%) ・実習態度(30%)<巡回指導教員の評価> ・実習日誌(30%)<記述内容、実習後の反省・考察> 「保育実習・教育実習ハンドブック」(北海道文教大学人間科学部こども発達学科編) 参考文献 履修条件 留意事項等 ・基礎免許(幼稚園または小学校)の教育実習を履修すること。 - 136 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10747011 教員氏名 単位 1.0 幼稚園教育実習指導 配当年次 3 開講期 通年 山口 宗兼 幼稚園教育実習に向けての指導として、幼稚園実習の目的、意義、保育の部分指導に関する実習指導案作成等を行う。幼稚園教育実習で最 小限必要な、実践的な指導力の基礎を培う。幼稚園教育実習を円滑にするために、幼稚園に関する基礎的な知識・実習に必要な技術、実習 に関わる実務などを具体的に習得する。 授業の概要 幼稚園における教育実習の全体像を知り、教育実習についての知識や、実習に役立つ技能を身につけていく。また、幼児ついての理解を深 め、幼児の育ち(=自立)を援助する保育者としての資質や役割、心構えなどについて理解し、実際に行動・実践できるかが到達目標であ る。 到達目標 授業計画 1 【前期】①オリエンテーション(注意事項・講義のねらいなど)。②渡された資料を理解し、次回からの授業準備などを怠らないこと。 【後期】保育実習Ⅰ-2(保育所)での経験をグループ討議等によって、幼稚園教育実習に生かす。《事前学習》次回の資料・課題用紙を 渡された場合には、準備を十分に行うこと。《事後学習》返却された課題や資料などに目を通し、復習を行うこと。 2 【前期】幼稚園教育実習について理解する。《事前学習》次回の資料・課題用紙を渡された場合には、準備を十分に行うこと。《事後学 習》返却された課題や資料などに目を通し、復習を行うこと。【後期】部分案におけるねらいの立案方法について理解する。《事前学習》 次回の資料・課題用紙を渡された場合には、準備を十分に行うこと。《事後学習》返却された課題や資料などに目を通し、復習を行うこ と。 3 【前期】部分実習「手遊び」についての指導計画を立案する①。《事前学習》準備を十分に行うこと。《事後学習》復習を行うこと。【後 期】部分案におけるねらいの立案方法について理解する。《事前学習》次回の資料・課題用紙を渡された場合には、準備を十分に行うこ と。《事後学習》復習を行うこと。【後期】部分案におけるねらいの立案方法について理解する《事前学習》準備を十分に行うこと。《事 後学習》復習を行うこと。 4 【前期】部分実習「手遊び」についての指導計画を立案する②。《事前学習》次回の資料・課題用紙を渡された場合には、準備を十分に行 うこと。《事後学習》復習を行うこと。【後期】部分案の作成方法について理解する。《事前学習》次回の資料・課題用紙を渡された場合 には、準備を十分に行うこと。《事後学習》復習を行うこと。 5 【前期】部分実習「手遊び」を発表する①。《事前学習》次回の資料・課題用紙を渡された場合には、準備を十分に行うこと。《事後学 習》返却された課題や資料などに目を通し、復習を行うこと。【後期】部分案を作成する①。《事前学習》次回の資料・課題用紙を渡され た場合には、準備を十分に行うこと。《事後学習》返却された課題や資料などに目を通し、復習を行うこと。 6 【前期】部分実習「手遊び」を発表する②。《事前学習》次回の資料・課題用紙を渡された場合には、準備を十分に行うこと。《事後学 習》返却された課題や資料などに目を通し、復習を行うこと。【後期】部分案を作成する②。《事前学習》次回の資料・課題用紙を渡され た場合には、準備を十分に行うこと。《事後学習》返却された課題や資料などに目を通し、復習を行うこと。 7 【前期】部分実習「手遊び」を発表する③。《事前学習》次回の資料・課題用紙を渡された場合には、準備を十分に行うこと。《事後学 習》返却された課題や資料などに目を通し、復習を行うこと。【後期】部分案を作成する③。《事前学習》次回の資料・課題用紙を渡され た場合には、準備を十分に行うこと。《事後学習》返却された課題や資料などに目を通し、復習を行うこと。 8 【前期】部分実習「絵本読み」について留意すること等を理解する。《事前学習》次回の資料・課題用紙を渡された場合には、準備を十分 に行うこと。《事後学習》復習を行うこと。【後期】部分実習(責任実習)を行う際に留意することについて理解を深める。《事前学習》 次回の資料・課題用紙を渡された場合には、準備を十分に行うこと。《事後学習》返却された課題や資料などに目を通し、復習を行うこ と。 9 【前期】「園外保育」について考える①。「園外保育」において留意すること等を理解する。《事前学習》準備を十分に行うこと。《事後 学習》復習を行うこと。【後期】幼稚園教育実習単位取得者からの解説を通して、幼稚園教育実習への理解を深める。《事前学習》次回の 資料・課題用紙を渡された場合には、準備を十分に行うこと。《事後学習》返却された課題や資料などに目を通し、復習を行うこと。 10 【前期】「園外保育」について考える②。「園外保育」のロールプレイングを通して実際的に理解する。《事前学習》準備を十分に行うこ と。《事後学習》復習を行うこと。【後期】幼稚園教育実習園の選び方について理解する。《事前学習》次回の資料・課題用紙を渡された 場合には、準備を十分に行うこと。《事後学習》返却された課題や資料などに目を通し、復習を行うこと。 11 【前期】指導計画とは①。《事前学習》次回の資料・課題用紙を渡された場合には、準備を十分に行うこと。《事後学習》返却された課題 や資料などに目を通し、復習を行うこと。【後期】幼稚園教育実習個人調査票の記入方法について理解する。《事前学習》次回の資料・課 題用紙を渡された場合には、準備を十分に行うこと。《事後学習》返却された課題や資料などに目を通し、復習を行うこと。 12 【前期】指導計画とは②。「週案」を理解し作成する。《事前学習》次回の資料・課題用紙を渡された場合には、準備を十分に行うこと。 《事後学習》返却された課題や資料などに目を通し、復習を行うこと。【後期】幼稚園教育実習の日誌の記入方法について学ぶ①。《事前 学習》次回の資料・課題用紙を渡された場合には、準備を十分に行うこと。《事後学習》返却された課題や資料などに目を通し、復習を行 うこと。 13 【前期】指導計画とは③。「週案」を理解し作成する。《事前学習》次回の資料・課題用紙を渡された場合には、準備を十分に行うこと。 《事後学習》返却された課題や資料などに目を通し、復習を行うこと。【後期】幼稚園教育実習の日誌の記入方法について学ぶ②。《事前 学習》次回の資料・課題用紙を渡された場合には、準備を十分に行うこと。《事後学習》返却された課題や資料などに目を通し、復習を行 うこと。 14 【前期】指導計画とは④。「週案」を理解し作成する。《事前学習》次回の資料・課題用紙を渡された場合には、準備を十分に行うこと。 《事後学習》返却された課題や資料などに目を通し、復習を行うこと。【後期】幼稚園教育実習の日誌の記入方法について学ぶ③。《事前 学習》次回の資料・課題用紙を渡された場合には、準備を十分に行うこと。《事後学習》返却された課題や資料などに目を通し、復習を行 うこと。 15 【前期】幼稚園教育実習において留意すること等の理解を深める。《事前学習》次回の資料・課題用紙を渡された場合には、準備を十分に 行うこと。《事後学習》返却された課題や資料などに目を通し、復習を行うこと。【後期】幼稚園教育実習後の事後指導について理解す る。《事前学習》次回の資料・課題用紙を渡された場合には、準備を十分に行うこと。《事後学習》返却された課題や資料などに目を通 し、復習を行うこと。 準備学習・事後学習 成績評価の方法 区分 定期試験 定期試験以外(授業内の課 題・参加度・出席態度等) その他 資料配布 教科書 参考文献 履修条件 留意事項等 次回の資料・課題用紙を渡された場合には準備を怠らないこと。 返却された課題や資料などに目を通し、復習を行うこと。 提出物がある場合は期限を厳守すること。 割合(%) 0 100 内容 行わない 課題・提出物 100% 0 『新版 遊びの指導』同文書院。 森上史郎監修『最新保育資料集』ミネルヴァ書房。※『幼稚園教育要領』『保育所保育指針』の部分を使用します。 幼稚園教育実習を選択する学生は必ず履修すること。 - 137 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10746011 教員氏名 単位 4.0 幼稚園教育実習 配当年次 4 開講期 前期 山口 宗兼 これまでの幼児教育の学習の集大成として、実践をより深めるための実習である。教育実習では、実際に幼稚園のクラスに入り、クラス担 任の助手的な役割を務め、部分的にあるいは1日の指導計画の立案・実践を行う(責任実習)。このことを通して、幼児期の子ども達がど のような発達過程を歩んでいるのかを実際の子どもの遊び・仲間関係・興味・関心に触れながら学習する。また、幼稚園教諭がどのように 幼児と関わり、幼児を援助しているのかを、幼稚園教諭の姿から学ぶ。 授業の概要 到達目標 1.幼稚園という保育・教育の場の機能、役割を理解することができる。 2.幼稚園における遊びや生活を通して子どもを理解することができる。 3.幼稚園教諭の職務・役割・仕事の内容を具体的に学び理解することができる。 4.大学における学習と実習の内容を有機的に融合することができる。 授業計画 1 ○幼稚園において、4週間(原則20日間)の実習を行う ○事前訪問 ・実習先と実習のスケジュール等について確認を行い、実習に向けた諸注意等の指導を受ける 2 ○参加実習 ・保育の中に入り生活や遊びを共にする中から保育を体験的に学ぶ ・幼稚園教諭の職務を理解し、日々の生活を通してその役割を理解する 3 ○幼児の個人差やニーズについて理解し、その援助方法を習得する ・幼児に共感し、受容する態度を身につける。 ・幼児の個人差や発達の違いに応じた援助を身につける 4 ○家庭との意思疎通を具体的な事例を通して学ぶ ・日常の保護者との対応を通して、コミュニケーションの方法を学ぶ ・親子のコミュニケーションについても学ぶ 5 ○部分案を作成し部分実習を行う ・個々の幼児に応じた指導案を作成し部分的な責任実習を行う ・幼児の興味関心及び安全に十分配慮する 6 ○巡回指導を受ける ・巡回指導教員及び実習指導者からの指導を受け、日々の実践の反省及び課題をより明確化する ・巡回指導による助言を今後の実践に十分生かす 7 ○日案を作成し全日実習を行う ・個々の幼児に応じた指導案を作成し全日(一日)の責任実習を行う ・幼児の興味関心及び安全に十分配慮する 8 ○事後訪問 ・実習終了に係る挨拶を兼ねて訪問し、実習日誌等を提出する ・実習園に対して感謝の気持ちを伝える 9 ○事後指導 ・幼稚園における体験をもとにし、反省や課題を明確化する。 ・今後の学習計画(教職実践演習等)を明確にし、インターンシップ等で実践する。 なし 10 なし 11 なし 12 なし 13 なし 14 なし 15 ①個人調査票下書き・清書作成②文献等を活用した教材研究③部分実習・全日実習の指導案作成④実習日誌への記録や修正など 準備学習・事後学習 成績評価の方法 区分 定期試験 定期試験以外(授業内の課 題・参加度・出席態度等) その他 なし 教科書 参考文献 履修条件 留意事項等 割合(%) 0 50 内容 なし 実習日誌30%(記述内容・実習後の反省・考察)・実習態度20%(出席簿等の結果) 50 実習園評価50%(実習態度・理解・指導力等) 『最新保育資料集』にある幼稚園教育要領(購入済み)。該当学年『保育実習・教育実習ハンドブック』(配布済み)。『遊びの指導』 (購入済み)。 こども発達学科学外実習履修要件を満たしていること。 - 138 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10697011 教員氏名 授業の概要 到達目標 単位 2.0 保育実習指導Ⅰ 配当年次 2 開講期 通年 小田 進一 保育実習の目的、内容、方法を理解し、実習生として必要な知識・技術を習得し、実習に対する意欲を高める。実習後においては、実習の 自己評価をもとに、各自の学習課題や、研究テーマを明確にし、他教科における学びとの統合を図る。保育所実習の事前事後指導としては 「保育所実習の意義と目的」「保育所実習の特徴」「保育所実習の心得」「実習日誌について」「指導案の書き方」などについて授業を行 い、施設実習については「施設の現状と課題」「施設実習の意義と目的」「施設実習の特徴」「施設実習の心得」「実習日誌について」な どについて実践的な授業を行い、効果的な実習を行うための支援を行う。 保育者としての基礎を培い、保育の質の向上に役立てることをテーマとし、以下の目標のもとに授業を進める。 1) 保育実習の意義・目的を理解する。2)実習の内容を理解し、自らの課題を明確にする。3)実習での、観察、 計画、記録、評価の方法・内容について具体的に理解する。4)実習で接する方たちのプライバシーの保護や 守秘義務、子どもの最善の利益などについて理解する。5)実習に向けて,到達可能な実習課題を明確にする とともに、実習後は自己評価を通して新たな課題や学習目標を深める。 授業計画 1 1 オリエンテーション 児童福祉施設での実習、保育所での実習を合わせて保育実習となることの理解と実践的な 学びの重要性、授業への姿勢を学ぶ.、子どもと触れる際のツールを紹介する。各自が各授業後に取り組む。 2 実習の意義・目的・内容について理解する 各実習の特徴と具体的な概要、保育士の定義や保育体験、 乳幼児の理解、子育て支援に触 れるなどを自己の課題として意識する。 2 3 実習園について理解する 1保育所の社会的な役割 2保育施設の特性 3実習園の特色について理解する。 1)実習園理解の必要性 2)事前指導における実習園理解 3)実習施設の特色を押さえるための観点 4 保育所保育指針や関連法規の確認 1児童福祉法 2教育基本法 3保育所保育指針 演習課題[保育所指針を実際に読んで保育士の仕事をまとめてみよう] 3 5 実習の段階と方法について理解する 1実習の段階 2実習の内容 演習課題[10日間の実習の流れをシュミレートしてみよう] 6 実習生としての心構えについて理解する 1実習前 2実習中 3実習後 演習課題[保育所実習に臨む自身の不足の部分について振り返ってみよう] 4 7 実習日誌(記録)の意義と方法について理解する 1実習記録の意義 2実習記録に関する用語の整理 3実習日誌作成に関する留意事項 演習課題 映像による保育の観察記録を実際に書いてみる。他の学生から学ぶ 8 保育の記録の演習 観察記録の点検。着眼点、保育に触れる姿勢を学ぶ。記録から計画へのつながりを学ぶ。 演習課題 保育方法への理解と自己のかかわりについての整理。 5 9 実習における計画 ①部分実習指導案②責任実習指導案 演習課題 保育内容の資料収集し授業に臨むこと 10 実習に必要な事務手続きについて理解する 1保育所実習の一連の流れについて 2各段階の手続きの内容 1)実習園希望調査2)内諾書3)オリエンテーション4)事後指導5)事後の御礼 演習課題 身近な保育施設の情報収集 6 7 8 11 自己紹介演習 こどもの前で自己表現する体験から学ぶ。実習生以外は幼児としての体験。 演習課題 名札や幼児にに分かりやすい表現の選択準備 発表者からの学び 12 自己紹介演習2 こどもの前で自己表現する体験から学ぶ。実習生以外は幼児としての体験。 演習課題 名札や幼児にに分かりやすい表現の選択準備 発表者からの学び 13 自己紹介演習3 こどもの前で自己表現する体験から学ぶ。実習生以外は幼児としての体験。 演習課題 名札や幼児にに分かりやすい表現の選択準備 発表者からの学びの整理 14デイリープログラムの実際について 1保育所の一日 2デイリープログラムとは 3年齢ごとのデイリープログラム 演習課題 発達過程ごとの生活の仕方の整理 15 保育技術の実際 保育の内容とその方法を学ぶ 演習課題 自己紹介体験の振り返りから学ぶ 16 保育実習の指導演習 演習課題[日案を作成し模擬保育をしてみよう]小グループによる部分実習体験 9 17 保育実習の指導演習2 演習課題[日案を作成し模擬保育をしてみよう]小グループによる部分実習体験 →体験後指導案の改定 体験の整理 18 保育実習の指導演習3 演習課題[日案を作成し模擬保育をしてみよう]小グループによる部分実習体験 →体験後指導案の改訂 体験の整理 10 19 保育実習の指導演習4 演習課題[日案を作成し模擬保育をしてみよう]小グループによる部分実習体験 →演習後指導案の体験と体験の整理 20 実習課題の明確化 1実習課題の重要性 2実習課題設定の視点 ①保育士像②保育内容の理解③保育所の役割への理解 演習課題 個々の実習課題設定に取り組む 11 21 子どもの最善の利益を追究する保育園全体での取り組みについて学ぶ 1)保育所保育指針における「子どもの最善の利益」とは2)日常 保育の中で表れる子どもの最善の利益とは3)児童虐待とこどもの最善の利益 22 安全管理や衛生管理の実際について学ぶ 1)実習生の安全管理・衛生管理の姿勢2)子どもの安全を守るポイント3)衛生管理のポイン ト 演習課題[ケガが起きた事例への対処方法を考えてみよう] 12 23 組織的に行われる保育の実際について学ぶ 1)職員間の共通理解を促すこと2)職員会議・保育会議(カンファレンス)の活用3)記録の重要性 演習課題[気になる子の行動への対処法を考えてみよう] 24 施設実習の実際について学ぶ①実習前 (VTR視聴) 演習課題 施設実習可能な施設の情報収集と関心の整理 13 25 施設実習の実際について学ぶ②実習中 実習の内容 演習課題 領域による施設の相違の整理 26 施設実習の実際について学ぶ③実習中 実習の実際 演習課題[施設の種類ごとにグループで情報の整理] 14 27 施設実習の実際について学ぶ④実習後 演習課題 礼状の作成 28 訪問指導について 1)訪問指導の意義2)訪問指導の内容3)訪問指導に使用する資料 演習課題 オリエンテーション依頼シミュレーション 15 29 「もしもの時」に備える 1)事故にあったら2)ケガをさせたら3)園の物を壊したら4)具合が悪くなったら 演習課題[起きては困ることを出し合ってみよう] 30 まとめ 期待を高めて実習に臨むには 演習課題[現在の自分の気持ちを振り返ってみよう] 準備学習・事後学習 テキストにより事前準備を行い、講義には問題意識を持って臨む 個々の学生により取り組みは異なるので、自己課題に的確に取り組む 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 0 定期試験 授業への参加態度20、授業ごとの課題への取り組み内容30、計画例や記録例などの提出物50 定期試験以外(授業内の課 100 題・参加度・出席態度等) その他 0 「ワークシートで学ぶ 保育所実習1・2・3」同文書院 教科書 参考文献 履修条件 留意事項等 「実習ガイドブック」北海道文教大学 「実習に関する100の質問」あいり出版 保育者の立場で子どもに関わる体験的学習への準備であるから、明確な課題意識を持っての履修が望まれる - 139 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10888011 教員氏名 単位 1.0 保育実習指導II 配当年次 3 開講期 後期 小田 進一 保育実習Ⅰを踏まえて、各自の自己評価と保育所による評価を分析する。新たな実習課題の設定と共に、実践力の養成や表現力の訓練とグ ループワークする。 授業の概要 保育実践者としての態度と力量を身に着ける。 ①保育者としての自己を明確にする。②保育を計画的に構想することができる。③保育実践を的確に記録することができる。④保育を共有 するための、コミュニケーション能力を発揮できる。⑤子どもと生活するための豊かなスキルを身に着けている。 到達目標 授業計画 1 保育実習1を振り返る 1、気持ちの振り返り 2、事実のふりかえり3、評価の意味を知る 演習課題 体験の整理 2 保育実習Ⅱに向けた自主課題を明確にする ①保育実習Ⅰからの課題②保育実習Ⅱに向けての課題 演習課題 自己評価から次の実習の課題へつなげる 3 保育実習Ⅱに向けた実習準備 自己課題の改定と準備計画 演習課題 個々の現状の準備計画立案 4 5 子どもとのかかわりと生活に関する保育技術の実際を学ぶ ①事例検討②検討についての振り返り 子どもとのかかわりと生活に関する保育技術の実際を学ぶ2 ①事例検討②検討についての振り返り技術の実際を学ぶ 6 保育技術の実際を学ぶ ①指導計画(全日実習指導案)の作成②部分実習の実践 演習課題 少人数での担当 実践後の指導案の改定 子ども体験からも学び実践への反映する振り返り 7 保育技術の実際を学ぶ2 ①指導計画(全日実習指導案)の作成②部分実習の実践 演習課題 少人数での担当 実践後の指導案の改定 子ども体験からも学び実践への反映する振り返り 8 保育技術の実際を学ぶ3 ①指導計画(全日実習指導案)の作成②部分実習の実践 演習課題 少人数での担当 実践後の指導案の改定 子ども体験からも学び実践への反映する振り返り 9 保育技術の実際を学ぶ4 ①指導計画(全日実習指導案)の作成②部分実習の実践 演習課題 少人数での担当 実践後の指導案の改定 子ども体験からも学び実践への反映する振り返り 10 保育技術の実際を学ぶ5 ①指導計画(全日実習指導案)の作成②部分実習の実践 演習課題 少人数での担当 実践後の指導案の改定 子ども体験からも学び実践への反映する振り返り 11 保育技術の実際を学ぶ6 ①指導計画(全日実習指導案)の作成②部分実習の実践 演習課題 少人数での担当 実践後の指導案の改定 子ども体験からも学び実践への反映する振り返りニーズ 12 保護者とのコミュニケーションを考える ①保育士と保護者の関係性②保育所における保護者に対する支援③保護者とのコミュニケーションで大切なこと 演習課題 保育実習1での体験の振り返りと課題の整理 13 子育て支援の実際とその対応 ①保育所における子育て支援②保育所に入所している保護者への子育て支援③地域の子育て家庭に対する子育て支援 演習課題 多様な取り組みの情報収集を行い、実態との比較する 14 保育所における専門との連携の実際 ①専門機関の種類と職種②保育所における支援の機能③巡回相談④保育士の役割⑤園全体での連携 演習課題 連携の困難事例の持ち寄りと課題解決の方法検討 15 保育所実習(保育実習Ⅰ・Ⅱ)を総括し、新たな学習課題を設定する。 ①実習の評価と総括②今後の自己課題の明確化③振り返りを生かす④新たな学習課題の設定 準備学習・事後学習 ・保育実習Ⅰの体験をまとめる ・3年生後期の学修についての見通しを持つ ・製作、提出物に積極的に取り組む ・約束事の厳守 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 0 なし 定期試験 授業参加態度20、指導計画・記録等の提出物20、受け入れ先評価40、自己評価20 定期試験以外(授業内の課 100 題・参加度・出席態度等) その他 0 なし 「保育指導案大百科事典」関仁志編著 一藝社 教科書 授業中に紹介する 参考文献 履修条件 留意事項等 明確な課題意識を持っての履修が必須である。 - 140 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10889011 教員氏名 単位 1.0 保育実習指導III 配当年次 3 前野 哲重 保育実習は、大学で学んでいる子ども観や保育観、講義等で習得した知識・技術・技能を実習という体験を通して、はじめて具体的、総合 的に身につけさせることをねらいとしている。そして、これから更に学ばなければならない理論や身につけなければならない技能を実習現 場の指導によって深く学びとらせることである。本講義では、保育士として必要な資質・能力・技術の習得を目的としている保育実習Ⅲに むけた専門的、実践的な事前指導を行う。 授業の概要 1 2 3 保育実習Ⅲという現場体験にむけて、現実の「福祉」の意味を知ることができる。 学内で習得した専門的知識・技術・技能を追体験するための準備ができる。。 実習を通して学ばなければならない理論や身につけなければならない技術を理解することができる。 到達目標 授業計画 1 ○ オリエンテーション ・福祉施設実習の目的と意義について学ぶ。 ・保育実習(福祉施設)の概要(実習の位置づけ、実施基準、保育実習Ⅲの内容等)について学ぶ。 <準備学習>本講義の内容(シラバス)を確認する。 <事後学習>実習の概要についてまとめる。 2 ○ 福祉施設における実習内容について理解する。 ・養護系福祉施設(児童養護施設、乳児院、母子生活支援施設、児童自立支援施設)の法的な位置づけ、 施設の現状、道内の施設を知る。 <準備学習>福祉施設の種類について調べる。 <事後学習>養護系福祉施設についてまとめる。 3 ○ 福祉施設における実習内容について理解する。 ・養護系福祉施設での実習の特徴や実習のポイントについて理解する。 ・児童養護施設実習の一日の流れについて考える。 <準備学習>福祉施設での実習内容について調べる。 <実習の特徴・ポイントについてまとめる。 4 ○ 障害児(者)支援施設の実習内容について理解する。 ・障害児支援施設の種類(入所型支援施設と通園型支援施設)について知る。 ・障害児入所施設、児童発達支援センター(福祉型・医療型)等について知る。 <準備学習>障害児(者)施設について調べる。 <事後学習>入所型・通園型支援施設をまとめる。 5 ○ 障害児(者)支援施設の実習内容について理解する。 ・障害者支援施設(指定障害者福祉サービス事業所)の種類について知る。 ・障害児(者)施設での実習の特徴や各施設の現状と特徴について知る。 <準備学習>障害者福祉サービスについて調べる。 <事後学習>各施設の現状についてまとめる。 6 ○ 障害児(者)支援施設の実習内容について理解する。 ・障害児(者)施設での実習のポイントについて考える。 ・障害児(者)支援施設の一日の流れを考える。 <準備学習>障害児(者)支援施設の実習内容について調べる。 <事後学習>実習のポイントをまとめる。 7 ○ 身体障害児(者)福祉施設の実習内容について理解する。 ・医療型障害児入所施設と医療型児童発達支援施設について知る。 ・身体障害児(者)福祉施設での実習のポイントについて考える。 <準備学習>身体障害児(者)福祉施設を調べる。 <事後学習>医療型入所施設・発達支援施設をまとめる。 8 ○ 障害福祉サービスの概要について理解する。 ・障害者自立支援法に基づくサービスの概要について知る。 ・地域生活支援事業の概要について知る。 <準備学習>障害福祉サービスについて調べる。 <事後学習>自立支援法に基づくサービスについてまとめる。 9 ○ 保育実習Ⅲの目標と内容について理解する。 ・保育実習Ⅰ(Ⅰ-1、Ⅰ-2)と保育実習Ⅲの違いについて考える。 ・施設における支援の具体的な内容について知る。 <準備学習>保育実習Ⅰ-1を振り返る。 <事後学習>保育実習ⅠとⅢの違いをまとめる。 10 ○ 保育実習Ⅲにむけた事前学習に取り組む。 ・各施設、入所対象児(者)についての理解を深める。 ・保育士と権利保障(児童の権利に関する条約)の関係を考える。 <準備学習>児童の権利条約について調べる。 <事後学習>保育士と権利保障の関係をまとめる。 11 ○ 保育実習Ⅲにむけた事前学習に取り組む。 ・保育士とソーシャルワーカーとの連携について考える。 ・保育士と地域社会との関わりを考える。 <準備学習>ソーシャルワーカーについて調べる。 <事後学習>保育士と地域社会と関わりをまとめる。 12 ○ 福祉施設実習に関するQ&Aに取り組む。 ・児童養護系施設の実習に関する内容について考える。 ・障害児(者)系施設の実習に関する内容について考える。 <準備学習>児童養護系施設について調べる。 <事後学習>養護系・障害系の実習についてまとめる。 13 ○ 保育実習Ⅲへの諸準備を行う。 ・保育実習日誌や個人調査票の記入の仕方について考える。 ・個人調査票、出席簿、施設実習評価票の必要箇所への記述を行う。 <準備学習>実習日誌・調査票について確認する。 <事後学習>日誌・調査票等の記入について整理する。 14 ○ 保育実習Ⅲへの諸準備を行う。 ・先輩の「研究課題レポート」を参考事例とし、自分の感想をまとめる。 ・保育実習Ⅲにむけた実習課題や研究課題を整理し実習日誌に記述する。 <準備学習>実習課題・研究課題について確認する。 <事後学習>実習課題・研究課題を整理する。 15 ○ 保育実習Ⅲへの抱負(決意)を発表する。 ・保育実習Ⅰ-1、Ⅰ-2の体験(経験)を生かした内容を考える。 <準備学習>保育実習Ⅰ-1、Ⅰ-2を振り返る。 <事後学習>保育実習Ⅲへの抱負をまとめる。 準備学習・事後学習 ○実習における配慮点(服装、言動、態度等)や保育士の専門性に関して、事前指導に向けた準備学習を行う。 ○保育実習Ⅰ-1の経験をもとに、毎回の授業に関する自己評価を行いながら次回の授業に反映する。 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 0 定期試験は実施しない。 定期試験 ・授業における課題(配布資料、レポート)への取り組み状況 定期試験以外(授業内の課 60 題・参加度・出席態度等) その他 40 実習課題・研究課題への取り組み状況 ・その都度、参考資料等を配付する。 教科書 「保育実習・教育実習ハンドブック」(北海道文教大学人間科学部こども発達学科編) 参考文献 履修条件 留意事項等 開講期 後期 ・保育実習Ⅰ-1及びⅠ-2を履修していること。 - 141 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10693011 教員氏名 単位 2.0 保育実習I-1 配当年次 2 開講期 後期 前野 哲重 保育実習Ⅰ-1(児童福祉施設での実習)は、これまでに学んだ教科全体の知識・技能を基礎とし、これらを総合的に実践する応用力を養う ことをねらいとしている。利用者に対する直接的な働きかけによって、保育の理論と実践の関係について考えさせようとするものである。 つまり、児童福祉施設における実習を通して、施設の役割や活動内容を理解すると共に、保育士と利用者とのかかわり等についても学ぶ機 会となる。 授業の概要 1 児童福祉施設における実習の意義や目的、内容等を理解できる。 2 児童福祉施設での実習における様々な体験やふれ合いの中で、保育士として必要な資質を修得できる。 3 児童福祉施設での実習を通して自己評価に努めると共に、保育に関する自らの課題を明確にすることができる。 到達目標 授業計画 1 ○児童福祉施設における2週間(10日間)の実習である。 ○実習形態としては参加実習を中心とし(状況によっては責任実習を行うこともある)、実習先の実態把握をしながら、利用者との関わり 等について学ぶ。実習内容については実習先によって異なるが、大まかには次の通りである。 2 ○事前指導:「保育実習指導Ⅰ」 (保育者としての基礎を培い、保育の質の向上に役立てることをテーマとし、保育実習Ⅰ-1が円滑にまた効果的に進められるよう、必 要な知識・技術・実習にかかわる実務などを具体的に習得する。) 3 4 5 6 7 8 ○事前訪問 (実習先に出向き、実習のスケジュール等について確認したり、実習にむけた諸注意等の指導を受ける。) ○見学観察実習、参加実習 (利用者の中に入って活動や生活を共にしながら、観察をしたり援助に関わったりする。) ○部分実習 (実習先の施設から短い時間をいただいて、指導、援助、介護などに関わったりする。) ○部分的な責任実習 (実習生の状況によって、実習先の施設からある程度の時間をいただいて、指導計画に沿った活動を行う。) ○巡回指導 ・実習の状況などについて施設担当者と情報交換すると共に、実習課題等をもとに学生指導を行う。 ○事後指導 (施設実習の体験を整理すると共に自己評価を行い、課題レポートをもとに保育士としての資質に関する今後の 課題を明らかにする。) なし。 9 なし。 10 なし。 11 なし。 12 なし。 13 なし。 14 なし。 15 準備学習・事後学習 成績評価の方法 区分 定期試験 定期試験以外(授業内の課 題・参加度・出席態度等) その他 なし 教科書 ○実習における態度、服装、言動や利用者・施設職員との対応等について、日々、自己点検を行う。 ○各自の実習課題等をもとに、日々の自己評価を行い、翌日の実習に反映する。 割合(%) 0 70 30 内容 なし ・実習先による評価(40%) ・実習態度(30%)<巡回指導教員の評価> ・実習日誌(30%)<記載内容、実習後の反省・考察> 「保育実習・教育実習ハンドブック」(北海道文教大学人間科学部こども発達学科編) 参考文献 履修条件 留意事項等 ・2年次への進級条件を満たしていることを履修条件とする。 ・保育実習指導Ⅰを修得していることを履修条件とする。 - 142 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10694011 教員氏名 単位 2.0 保育実習I-2 配当年次 3 開講期 後期 美馬 正和 保育実習Ⅰ-2(保育所)は、これまで学んだ教科全体の知識技能を基礎とし、これらを総合的に実践する応用力を養うことをねらいとし ている。乳幼児に対する直接的な働きかけによって、保育の理論と実践の関係について考えさせようとするものである。保育所における実 習を通じて、保育所の役割や保育内容を理解するとともに、保育者としての自己の在り方についても学ぶ機会となる。 授業の概要 1 保育所(園)における実習の意義や目的、内容を理解する。 2 保育所(園)での実習における様々な体験や触れ合いの中で、保育者としての必要な資質を学ぶことができる。 3 保育所(園)での実習を通して自己評価に努めると共に、保育についての自らの課題を明確にすることができる。 到達目標 授業計画 1 2 3 4 5 6 7 8 〇保育所(園)における10日間の実習である。 〇実習形態としては参加実習を中心とする。保育の場に身を置き乳幼児と関わるの中から、乳幼児の発達や保育内容を学ぶ。 〇事前指導:「保育実習研究」 (保育者としての基礎を培い、保育の質の向上に役立てることをテーマとし、保育実習が円滑にまた効果的に進められるよう、必要な知識 技術実習に関わる実務などを具体的に取得する。) 〇事前連絡 (実習先と、実習のスケジュールを確認。諸注意についての指導も受ける。) 〇見学実習、参加実習 (乳幼児の生活の中に参加し、またはクラスに位置付き、関わりに中から観察・保育を行う。) 〇部分実習 (生活の中で、ある部分を担当させていただく。指導案の作成、作成に関する指導を受けて実践する。) 〇責任実習 (一日実習・完全実習ともいわれる。一日のうち午前中の実習を担任する。指導計画作成指導を受けて、計画的に実践する。) 〇巡回指導 (実習担当者が、実習状況などを施設の担当者と懇談するとともに、学生は実習課題を基に面談指導を受ける。) 〇事後訪問(実習終了に係る挨拶をかねて実習先を訪問し、実習日誌を提出する。) 〇事後指導(実習についての振り返りを自己評価としてまとめ、自らの課題を整理し、保育実習Ⅱに向けての準備を計画する。) なし 9 なし 10 なし 11 なし 12 なし 13 なし 14 なし 15 準備学習・事後学習 〇実習における服装、態度、言動や乳幼児・保育所(園)関係者との対応について、日々自己点検を行う。 〇実習課題を基に、日々自己評価を行い、翌日の実習に反映する。 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 0 なし 定期試験 実習への参加態度及び自己評価(30)実習日誌等(30) 定期試験以外(授業内の課 60 題・参加度・出席態度等) その他 40 実習先の評価(実習評価票) 「保育実習・教育実習ハンドブック」](北海道文教大学人間科学部こども発達学科編) 教科書 保育実習1・2・3 相浦雅子・那須信樹・原孝成編著 同文出版 参考文献 履修条件 留意事項等 ・2年次への進級条件を満たしていること。 ・保育実習指導Ⅰを修得していること。 - 143 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10695011 教員氏名 単位 2.0 保育実習II 配当年次 3 開講期 後期 美馬 正和 保育実習Ⅱは、保育実習Ⅰの成果を踏まえて、 保育士の職務を理解し、児童観保育観を高め、具体的な計画に基づく保育実践を学ぶと共 に自らの保育を振り返り保育を改善することも体験的に学ぶ。保育所における実習の総括として児童家庭の理解。保育所の機能役割への理 解、保育士の職務への理解を深めると共に保育(養護・教育)技術の習得をも目指す。 授業の概要 〇保育実習の意義と目的を理解し、保育士として必要な資質・能力・技術の習得を目指す。 〇保育における観察や記録及び評価を踏まえて、保育の改善について習得する。 〇自己評価を行うと共に、保育に対する今後の課題を明らかにする。 到達目標 授業計画 1 〇保育所(園)において10日間の実習を行う。 〇事前連絡 ・実習スケジュールの確認、実習に向けての準備や諸注意に指導を受ける。 2 〇参加実習 ・保育の中に入り生活や遊びを共にする中から保育を体験的に学ぶ。 ・保育士の職務を理解し、日々の生活を通してその役割を理解する。 3 〇乳幼児の個人差やニーズについて理解し、その対応方法を習得する ・子どもに共感し、受容する態度を身に付ける。 ・子どもの個人差や発達の違いに応じた応対を身に付ける。 4 〇家庭との意思疎通の方法を具体的な事例を通して学ぶ。 ・日常の保護者との応対を通して、コミュニケーションの方法を学ぶ。 ・親子のコミュニケーションについても学ぶ。 5 〇地域との連携について具体的に学ぶ。 ・地域子育て支援について学び保育所(園)の役割について考える。 ・地域支援事業の実際について触れ、地域のニーズを理解する。 ・地域の社会資源との連携について理解を深める。 6 〇子どもの最善の利益の尊重について学ぶ。 ・保育所(園)の理念や保育要録~配慮点を学ぶ。 ・保育士の援助の方法や応対から、その姿勢を学ぶ。 ・権利擁護の実際について理解する。 7 8 〇保育士の倫理綱領を理解する。 ・保育士の倫理綱領を、保育の場で具体的に学ぶ。 ・守秘義務の順守について、実習中常に意識し、実際的に理解する。 〇事後訪問 ・実習終了に係る挨拶を兼ねて訪問し、実習日誌等を提出する。 〇事後指導 ・保育所(園)における体験をもとにし、保育士として職務に就くことができるように、さらに努力する課題をまとめ、今後の学習課題を 明確にする。 なし 9 なし 10 なし 11 なし 12 なし 13 なし 14 なし 15 準備学習・事後学習 〇保育実習Ⅰを踏まえ、保育の中に加わり役割を遂行する中から保育課題を探究する。 〇保育課題を基にして、日々自己評価に努め、理解を深めると共にさらに課題意識を明確にする。 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 0 なし 定期試験 実習の参加態度及び自己評価 30、実習日誌 30 定期試験以外(授業内の課 60 題・参加度・出席態度等) その他 40 実習先による評価 「保育実習・教育実習ハンドブック」](北海道文教大学人間科学部こども発達学科編) 教科書 保育実習1・2・3 相浦雅子・那須信樹・原孝成編著 同文出版 参考文献 履修条件 留意事項等 保育実習Ⅰ-1及び保育実習Ⅰ-2を修得すること。 - 144 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10696011 教員氏名 単位 2.0 保育実習III 配当年次 3 前野 哲重 保育実習Ⅲは、保育実習Ⅰ-1(入所型施設での実習)をふまえて、施設養護にたずさわる保育士としてさらに高い レベルの養護技術と知識を習得することを目的とする。あらゆる社会福祉関係諸法令に基づき設置される施設での 実習を通して保育士に関する自己課題を明確化にすると共に、保育士の職業倫理に関して学ぶ機会とする。 授業の概要 1 福祉施設等(保育所以外)の役割や機能に関して、実習を通して理解を深めることができる。 2 利用者の最善の利益や保育士としての職業倫理を具体的に学ぶことができる。 3 福祉施設等の保育士に求められる資質・能力・技術に照らし合わせて、自己の課題を明確化することができる。 到達目標 授業計画 1 ○児童福祉施設、あるいは社会福祉施設において、2週間(原則10日間)の実習を行う。 ○事前訪問 ・実習先に出向き実習のスケジュール等について確認したり、実習にむけた諸注意等の指導を受ける。 2 ○養護活動全般に参加し、養護技術を習得する。 ・実習先の実態把握をしながら、利用者との関わり等について学ぶ。 ・保育士の職務を理解し、日々の生活を通してその役割を理解する。 3 4 ○利用者(子供等)の個人差やニーズについて理解し、その対応方法を習得する。 ・利用者(子供等)に共感し、受容する態度を身につける。 ・利用者(子供等)の個人差や発達の違いに応じた対応方法を身につける。 ・生活環境などに伴う利用者(子供等)のニーズを理解する。 ○家族との意思疎通の方法を具体的な事例を通して学ぶ。 ・日常の保護者との対応を通して、コミュニケーションの方法を学ぶ。 ・子供と保護者(家族)のコミュニケーションの在り方について学ぶ。 5 ○地域社会との連携について具体的に学ぶ。 ・地域の子育て支援のニーズを理解し、施設の役割について学ぶ。 ・地域支援事業等の実際に触れ、その地域の保育ニーズを理解する。 ・地域の社会資源との連携について理解を深める。 6 ○利用者(子供等)の最善の利益への配慮を学ぶ。 ・受け入れ先の施設の理念、目標などから、配慮点を理解する。 ・保育士の援助の方法や対応から、その姿勢について学ぶ。 ・利用者(子供等)の権利擁護の実際について理解する。 7 ○施設の保育士としての職業倫理を理解する。 ・守秘義務の遵守について、実際的に理解する。 ・保育士の具体的な職業倫理を理解する。 8 ○巡回指導 ・実習の状況や就職(採用)の見込みなどについて施設担当者と情報交換すると共に、実習課題等をもとに学生 指導を行う。 9 ○事後指導 (施設実習の体験を整理すると共に自己評価を行い、課題レポートをもとに保育士としての資質に関する今後の 課題を明らかにする。) なし。 10 なし。 11 なし。 12 なし。 13 なし。 14 なし。 15 準備学習・事後学習 成績評価の方法 区分 定期試験 定期試験以外(授業内の課 題・参加度・出席態度等) その他 なし 教科書 ○保育実習Ⅰ-1の経験をふまえ、利用者・施設職員との対応等について日々、自己点検を行う。 ○自らの実習課題等をもとに、日々の自己評価を行い、翌日の実習に反映する。 割合(%) 0 70 30 内容 なし ・実習先による評価(40%) ・実習態度(30%)<巡回指導教員の評価> ・実習日誌(30%)<記載内容、実習後の反省・考察> 「保育実習・教育実習ハンドブック」(北海道文教大学人間科学部こども発達学科編) 参考文献 履修条件 留意事項等 ・保育実習Ⅰ-1及びⅠ-2を履修していることを履修条件とする。 - 145 - 開講期 後期 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10265011 教員氏名 単位 1.0 こども学総合演習I 配当年次 3 開講期 前期 三上 勝夫 学生自身による主体的活動と教員との双方向的関わりを基盤として授業が展開される。学生は担当教員から提示される内容を参考にテーマ を選び、グループごとに自主的な学習・体験・研究活動を行い、ディスカッションや調査・研究活動を経て前期終盤に中間報告会において 中間報告を行い、中間報告書を作成・提出する。学生は活動の時間の一部に休日、長期休暇中における活動を充てることができる。 授業の概要 1.大学生としての研究活動能力の育成 ( 大学生として研究活動ができる) 2.情報収集とその活用に関する能力の育成(効率的に情報を収集し、活用することができる) 3.コミュニケーション能力とプレゼンテーション能力の育成(効果的な意志の伝達と情報の提示ができる) 到達目標 授業計画 1 (全体活動)【オリエンテーションⅠ】 授業の方法、日程の確認、諸連絡を行う。 担当教員により本科目設置の趣旨、本科目の目的と意義、前期15回の授業の進め方、今後の日程、履修上の留意点と心得などについて必 要な説明・連絡を行う。学生は必ず出席をして必要な事項を充分に理解する必要がある。 (予習)学生便覧により本科目の内容を把握しておく。 (復習)説明を受けた事項につき整理をしておく。 2 (全体活動)【オリエンテーションⅡ】 各教員より研究課題の例示、活動方法などの指導を行う。 教員より専門領域、本科目において担当可能な研究分野、研究題目例、指導の方針と指導方法、単位認定の方法等につき説明を行う。学生 は全担当教員の説明を聞き、今後の研究テーマの選択等につき検討を行う。 (予習)講義要綱等を参照して各担当教員の専門領域等を把握する。 (復習)各教員の説明内容を整理する。 3 (全体活動)【活動テーマの選択と登録 希望テーマを第3希望まで選択する】 前回の授業で受けた説明と、例示された研究テーマを参考にして、活動テーマの検討を行い、希望するテーマを第3希望まで選択して登録 する。この段階では希望を変更することも可能である。 (予習)前回例示されたテーマについて十分に検討をしておくこと。(復習)テーマの内容について検討する。 4 (グループ活動) 【テーマごとにグループを編成 活動の目標、方法、活動計画等の検討】 希望する研究テーマ・領域により研究活動の単位となるグループを編成し、以後はグループにより行動することを原則とする。各班はリー ダー・書記等の役割を決め、活動の目標、活動の方法、活動計画の検討を行う。 (予習)希望するテーマについて書籍や文献を探してみる。 (復習)グループにより決定された内容を整理する。 5 (グループ活動) 【活動内容・テーマの確定、活動内容案・活動計画書の作成・提出】 班のメンバーによる討議を行い、グループ研究のテーマを確定し、研究活動の内容の検討を行い、活動計画書を作成して提出する。メン バーによる討議を尽くすとともに、必要に応じて、適宜指導教員の指導・助言を受けることとする。 (予習)研究テーマ・研究活動内容につきあらかじめ検討しておく。 (復習)活動計画の内容を再度検討する。 6 (全体活動)【参考文献の探し方と活用法、著作権に関する指導、Web情報の利用法などの指導】 1年次の基礎ゼミナールⅠ・Ⅱで行われた指導内容及び同科目で体験した内容を踏まえて、研究活動を展開するために必要な文献の探し方、 著作権に関する考えかた、Web情報の利用法、その効用と限界等についての指導を行う。 (予習)基礎ゼミナールⅠ・Ⅱでの体験を復習・整理しておく。 (復習)指導内容を整理・確認する。 7 (グループ活動)【必要な資料についての検討、リストアップ等の実施】 前回の授業の内容を受けて、各グループの研究テーマに即して研究活動に必要な資料の範囲等を検討し、参考・引用文献として適切な資料 を検討し、リストアップを行う。図書館、パソコン等の利用を含めて活動を行う。 (予習)前回の授業の内容を確認しておく。(復習)リストアップした資料の関連資料についても検討を行う。 8 (グループ活動)【各グループによる活動:資料収集、取材活動など】 前回の授業でリストアップした資料、収集した資料の内容を検討し、更に資料の検討・収集の活動を行う。学外での情報や資料の収集、見 学、取材などの活動を行う場合は事前に指導教員に相談をして指示を受ける。 (予習)収集した資料の内容について研究をしておく。 (復習)研究活動の内容を整理しておく。 9 (グループ活動)【各グループによる活動:前回に引き続き資料収集、取材などの活動】 前回の活動に引き続き、収集した資料の内容の検討、学外での活動の内容の整理などを行い、研究活動を推進する。学外での情報や資料の 収集、見学、取材などの活動を行う場合は事前に指導教員に相談をして指示を受ける。 (予習)前回の活動内容を整理しておく。 (復習)今回の研究活動の内容を整理しておく。 10 (グループ活動)【各グループによる活動:収集した資料などの整理・分析】 前回の授業まで収集した内容や研究活動の成果を整理・分析して研究報告書の作成の準備を行い、研究報告会での発表のための準備を始め る。不十分と思われる部分等についての補充や訂正などについても検討を行う。 (予習)研究活動全体の整理をしておく。(復習)研究活動が不十分と判断された部分についての検討を行う。 11 (全体活動)【中間報告会に向けての指導:プレゼンテーションの基礎】 1年次後期の『プレゼンテーション技術』で学んだ内容を踏まえながら、研究発表の方法、プレゼンテーションの方法と必要な準備、パ ワーポイントによる発表の際の留意点、発表時の役割分担等につき指導を行う。 (予習)整理した研究活動内容の発表方法について考えておく。(復習)グループ発表の具体的方法を検討する。 12 (グループ活動)【各グループによる活動:活動内容のまとめ、発表資料作成】 研究活動のまとめである研究論文の作成に向けて、発表会用の資料としてパワーポイントで提示する発表資料の作成を行い、実際の発表方 法や役割分担等につき、具体的な事項について検討を行う。 (予習)パワーポイントについて復習しておく。 (復習)適宜発表のリハーサルを行う。 13 (全体活動)【中間報告会1:5グループが発表を行う。発表時間20分、質疑時間5分】 現段階での研究活動内容、研究活動の成果について発表を行い、研究活動の反省点や今後の研究の発展への展望などについても述べる。発 表者は制限時間を守り、聞き取りやすくわかりやすい話し方をするように留意する。 (予習)発表のリハーサルを充分にしておく。 (復習)他のグループの発表内容を今後の研究活動の参考にする。 14 (全体活動)【中間報告会2:残りの5グループが発表を行う。発表時間20分、質疑時間5分】 現段階での研究活動内容、研究活動の成果について発表を行い、研究活動の反省点や今後の研究の発展への展望などについても述べる。発 表者は制限時間を守り、聞き取りやすくわかりやすい話し方をするように留意する。 (予習)発表のリハーサルを充分にしておく。 (復習)他のグループの発表内容を今後の研究活動の参考にする。 (グループ活動)【中間報告書の作成と提出】 15回の授業、研究活動、研究発表を受けて中間報告書を作成して提出する。本報告書は中間報告書であるので、研究テーマ設定の理由、研 究の目的、研究計画、研究活動の経過、今までの活動の反省点などと今後の研究活動への展望、後期の研究活動への課題と展望などをまと める。 (予習)報告書作成のための資料等を整理しておく。 (復習)報告書の内容を今後に生かす方法を考える。 15回の授業計画に記載した。 準備学習・事後学習 15 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 0 定期試験は実施しない 定期試験 1.課題(40%)2.授業参加(20%)3.発表(20%)4.レポート(20%) 定期試験以外(授業内の課 100 題・参加度・出席態度等) その他 0 保育・教育実践演習テキストノート/田中卓也 編/ふくろう出版(岡山) 教科書 適宜資料を作成して配布する。 参考文献 履修条件 留意事項等 積極的に授業に参加し、提出物等の期限を厳守すること - 146 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10265012 教員氏名 単位 1.0 こども学総合演習I 配当年次 3 開講期 前期 後藤 守 学生自身による主体的活動と教員との双方向的関わりを基盤として授業が展開される。学生は担当教員から提示される内容を参考にテーマ を選び、グループごとに自主的な学習・体験・研究活動を行い、ディスカッションや調査・研究活動を経て前期終盤に中間報告会において 中間報告を行い、中間報告書を作成・提出する。学生は活動の時間の一部に休日、長期休暇中における活動を充てることができる。 特に、この演習では、卒業研究を視野におきながら、さまざまなニーズをもつこどもたちに対する「文教ペンギンメソッド」による支援力 の習得、及びクリッカ-を活用した行動観察力の習得に力点を置いた学習をする。 授業の概要 到達目標 1.大学生としての研究活動能力の育成 ( 大学生として研究活動ができる) 2.情報収集とその活用に関する能力の育成(効率的に情報を収集し、活用することができる) 3.コミュニケーション能力とプレゼンテーション能力の育成(効果的な意志の伝達と情報の提示ができる) 4.卒業研究を視野に入れた「文教ペンギンメソッドの学習を通した保育・特別支援に係る指導法」を習得する 5.クリッカ-による保育・特別支援の実践場面の分析体験を通して、卒業研究のまとめ方を習得する 授業計画 1 (全体活動)【オリエンテーションⅠ】 授業の方法、日程の確認、諸連絡を行う。 担当教員により本科目設置の趣旨、本科目の目的と意義、前期15回の授業の進め方、今後の日程、履修上の留意点と心得などについて必 要な説明・連絡を行う。学生は必ず出席をして必要な事項を充分に理解する必要がある。 (予習)学生便覧により本科目の内容を把握しておく。 (復習)説明を受けた事項につき整理をしておく。 2 (全体活動)【オリエンテーションⅡ】 各教員より研究課題の例示、活動方法などの指導を行う。 担当各教員より専門領域、本科目において担当可能な研究分野、研究題目例、指導の方針と指導方法、単位認定の方法等につき説明を行 う。学生は全担当教員の説明を聞き、今後の研究テーマの選択等につき検討を行う。 (予習)講義要綱等を参照して各担当教員の専門領域等を把握する。 (復習)各教員の説明内容を整理する。 3 (全体活動)【活動テーマの選択と登録 希望テーマを第3希望まで選択する】 前回の授業で受けた説明と、例示された研究テーマを参考にして、活動テーマの検討を行い、希望するテーマを第3希望まで選択して登録 する。この段階では希望を変更することも可能である。 (予習)前回例示されたテーマについて十分に検討をしておくこと。(復習)テーマの内容について検討する。 4 (グループ活動) 【テーマごとにグループを編成 活動の目標、方法、活動計画等の検討】 希望する研究テーマ・領域により研究活動の単位となるグループを編成し、以後はグループにより行動することを原則とする。各班はリー ダー・書記等の役割を決め、活動の目標、活動の方法、活動計画の検討を行う。 (予習)希望するテーマについて書籍や文献を探してみる。 (復習)グループにより決定された内容を整理する。 5 (グループ活動) 【活動内容・テーマの確定、活動内容案・活動計画書の作成・提出】 班のメンバーによる討議を行い、グループ研究のテーマを確定し、研究活動の内容の検討を行い、活動計画書を作成して提出する。メン バーによる討議を尽くすとともに、必要に応じて、適宜指導教員の指導・助言を受けることとする。 (予習)研究テーマ・研究活動内容につきあらかじめ検討しておく。 (復習)活動計画の内容を再度検討する。 6 (全体活動)【参考文献の探し方と活用法、著作権に関する指導、Web情報の利用法などの指導】 1年次の基礎ゼミナールⅠ・Ⅱで行われた指導内容及び同科目で体験した内容を踏まえて、研究活動を展開するために必要な文献の探し方、 著作権に関する考えかた、Web情報の利用法、その効用と限界等についての指導を行う。 (予習)基礎ゼミナールⅠ・Ⅱでの体験を復習・整理しておく。 (復習)指導内容を整理・確認する。 7 (グループ活動)【必要な資料についての検討、リストアップ等の実施】 前回の授業の内容を受けて、各グループの研究テーマに即して研究活動に必要な資料の範囲等を検討し、参考・引用文献として適切な資料 を検討し、リストアップを行う。図書館、パソコン等の利用を含めて活動を行う。 (予習)前回の授業の内容を確認しておく。(復習)リストアップした資料の関連資料についても検討を行う。 8 (グループ活動)【各グループによる活動:資料収集、取材活動など】 前回の授業でリストアップした資料、収集した資料の内容を検討し、更に資料の検討・収集の活動を行う。学外での情報や資料の収集、見 学、取材などの活動を行う場合は事前に指導教員に相談をして指示を受ける。 (予習)収集した資料の内容について研究をしておく。 (復習)研究活動の内容を整理しておく。 9 (グループ活動)【各グループによる活動:前回に引き続き資料収集、取材などの活動】 前回の活動に引き続き、収集した資料の内容の検討、学外での活動の内容の整理などを行い、研究科都度を推進する。学外での情報や資料 の収集、見学、取材などの活動を行う場合は事前に指導教員に相談をして指示を受ける。 (予習)前回の活動内容を整理しておく。 (復習)今回の研究活動の内容を整理しておく。 10 (グループ活動)【各グループによる活動:収集した資料などの整理・分析】 前回の授業まで収集した内容や研究活動の成果を整理・分析して研究報告書の作成の準備を行い、研究報告会での発表のための準備を始め る。不十分と思われる部分等についての補充や訂正などについても検討を行う。 (予習)研究活動全体の整理をしておく。(復習)研究活動が不十分と判断された部分についての検討を行う。 11 (全体活動)【中間報告会に向けての指導:プレゼンテーションの基礎】 1年次後期の『プレゼンテーション技術』で学んだ内容を踏まえながら、研究発表の方法、プレゼンテーションの方法と必要な準備、パ ワーポイントによる発表の際の留意点、発表時の役割分担等につき指導を行う。 (予習)整理した研究活動内容の発表方法について考えておく。(復習)グループ発表の具体的方法を検討する。 12 (グループ活動)【各グループによる活動:活動内容のまとめ、発表資料作成】 研究活動のまとめである研究論文の作成に向けて、発表会用の資料としてパワーポイントで提示する発表資料の作成を行い、実際の発表方 法や役割分担等につき、具体的な事項について検討を行う。 (予習)パワーポイントについて復習しておく。 (復習)適宜発表のリハーサルを行う。 13 (全体活動)【中間報告会1:5グループが発表を行う。発表時間20分、質疑時間5分】 現段階での研究活動内容、研究活動の成果について発表を行い、研究活動の反省点や今後の研究の発展への展望などについても述べる。発 表者は制限時間を守り、聞き取りやすくわかりやすい話し方をするように留意する。 (予習)発表のリハーサルを充分にしておく。 (復習)他のグループの発表内容を今後の研究活動の参考にする。 14 (全体活動)【中間報告会2:残りの5グループが発表を行う。発表時間20分、質疑時間5分】 現段階での研究活動内容、研究活動の成果について発表を行い、研究活動の反省点や今後の研究の発展への展望などについても述べる。発 表者は制限時間を守り、聞き取りやすくわかりやすい話し方をするように留意する。 (予習)発表のリハーサルを充分にしておく。 (復習)他のグループの発表内容を今後の研究活動の参考にする。 (グループ活動)【中間報告書の作成と提出】 15回の授業、研究活動、研究発表を受けて中間報告書を作成して提出する。本報告書は中間報告書であるので、研究テーマ設定の理由、研 究の目的、研究計画、研究活動の経過、今までの活動の反省点などと今後の研究活動への展望、後期の研究活動への課題と展望などをまと める。 (予習)報告書作成のための資料等を整理しておく。 (復習)報告書の内容を今後に生かす方法を考える。 15回の授業計画に記載した。 準備学習・事後学習 15 成績評価の方法 区分 定期試験 定期試験以外(授業内の課 題・参加度・出席態度等) その他 なし 教科書 割合(%) 0 100 内容 定期試験は実施しない 1.課題(40%)2.授業参加態度(20%)3.発表(20%)4.レポート(20%) 0 適宜資料を作成して配布する。 参考文献 履修条件 留意事項等 積極的に授業に参加し、提出物等の期限を厳守すること - 147 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10265013 教員氏名 単位 1.0 こども学総合演習I 配当年次 3 開講期 前期 古郡 曜子 学生自身による主体的活動と教員との双方向的関わりを基盤として授業が展開される。学生は担当教員から提示される内容を参考にテーマ を選び、グループごとに自主的な学習・体験・研究活動を行い、ディスカッションや調査・研究活動を経て前期終盤に中間報告会において 中間報告を行い、中間報告書を作成・提出する。学生は活動の時間の一部に休日、長期休暇中における活動を充てることができる。 授業の概要 1.大学生としての研究活動能力の育成 ( 大学生として研究活動ができる) 2.情報収集とその活用に関する能力の育成(効率的に情報を収集し、活用することができる) 3.コミュニケーション能力とプレゼンテーション能力の育成(効果的な意志の伝達と情報の提示ができる) 到達目標 授業計画 1 (全体活動)【オリエンテーションⅠ】 授業の方法、日程の確認、諸連絡を行う。 担当教員により本科目設置の趣旨、本科目の目的と意義、前期15回の授業の進め方、今後の日程、履修上の留意点と心得などについて必 要な説明・連絡を行う。学生は必ず出席をして必要な事項を充分に理解する必要がある。 (予習)学生便覧により本科目の内容を把握しておく。 (復習)説明を受けた事項につき整理をしておく。 2 (全体活動)【オリエンテーションⅡ】 各教員より研究課題の例示、活動方法などの指導を行う。 教員より専門領域、本科目において担当可能な研究分野、研究題目例、指導の方針と指導方法、単位認定の方法等につき説明を行う。学生 は全担当教員の説明を聞き、今後の研究テーマの選択等につき検討を行う。 (予習)講義要綱等を参照して各担当教員の専門領域等を把握する。 (復習)各教員の説明内容を整理する。 3 (全体活動)【活動テーマの選択と登録 希望テーマを第3希望まで選択する】 前回の授業で受けた説明と、例示された研究テーマを参考にして、活動テーマの検討を行い、希望するテーマを第3希望まで選択して登録 する。この段階では希望を変更することも可能である。 (予習)前回例示されたテーマについて十分に検討をしておくこと。(復習)テーマの内容について検討する。 4 (グループ活動) 【テーマごとにグループを編成 活動の目標、方法、活動計画等の検討】 希望する研究テーマ・領域により研究活動の単位となるグループを編成し、以後はグループにより行動することを原則とする。各班はリー ダー・書記等の役割を決め、活動の目標、活動の方法、活動計画の検討を行う。 (予習)希望するテーマについて書籍や文献を探してみる。 (復習)グループにより決定された内容を整理する。 5 (グループ活動) 【活動内容・テーマの確定、活動内容案・活動計画書の作成・提出】 班のメンバーによる討議を行い、グループ研究のテーマを確定し、研究活動の内容の検討を行い、活動計画書を作成して提出する。メン バーによる討議を尽くすとともに、必要に応じて、適宜指導教員の指導・助言を受けることとする。 (予習)研究テーマ・研究活動内容につきあらかじめ検討しておく。 (復習)活動計画の内容を再度検討する。 6 (全体活動)【参考文献の探し方と活用法、著作権に関する指導、Web情報の利用法などの指導】 1年次の基礎ゼミナールⅠ・Ⅱで行われた指導内容及び同科目で体験した内容を踏まえて、研究活動を展開するために必要な文献の探し方、 著作権に関する考えかた、Web情報の利用法、その効用と限界等についての指導を行う。 (予習)基礎ゼミナールⅠ・Ⅱでの体験を復習・整理しておく。 (復習)指導内容を整理・確認する。 7 (グループ活動)【必要な資料についての検討、リストアップ等の実施】 前回の授業の内容を受けて、各グループの研究テーマに即して研究活動に必要な資料の範囲等を検討し、参考・引用文献として適切な資料 を検討し、リストアップを行う。図書館、パソコン等の利用を含めて活動を行う。 (予習)前回の授業の内容を確認しておく。(復習)リストアップした資料の関連資料についても検討を行う。 8 (グループ活動)【各グループによる活動:資料収集、取材活動など】 前回の授業でリストアップした資料、収集した資料の内容を検討し、更に資料の検討・収集の活動を行う。学外での情報や資料の収集、見 学、取材などの活動を行う場合は事前に指導教員に相談をして指示を受ける。 (予習)収集した資料の内容について研究をしておく。 (復習)研究活動の内容を整理しておく。 9 (グループ活動)【各グループによる活動:前回に引き続き資料収集、取材などの活動】 前回の活動に引き続き、収集した資料の内容の検討、学外での活動の内容の整理などを行い、研究活動を推進する。学外での情報や資料の 収集、見学、取材などの活動を行う場合は事前に指導教員に相談をして指示を受ける。 (予習)前回の活動内容を整理しておく。 (復習)今回の研究活動の内容を整理しておく。 10 (グループ活動)【各グループによる活動:収集した資料などの整理・分析】 前回の授業まで収集した内容や研究活動の成果を整理・分析して研究報告書の作成の準備を行い、研究報告会での発表のための準備を始め る。不十分と思われる部分等についての補充や訂正などについても検討を行う。 (予習)研究活動全体の整理をしておく。(復習)研究活動が不十分と判断された部分についての検討を行う。 11 (全体活動)【中間報告会に向けての指導:プレゼンテーションの基礎】 1年次後期の『プレゼンテーション技術』で学んだ内容を踏まえながら、研究発表の方法、プレゼンテーションの方法と必要な準備、パ ワーポイントによる発表の際の留意点、発表時の役割分担等につき指導を行う。 (予習)整理した研究活動内容の発表方法について考えておく。(復習)グループ発表の具体的方法を検討する。 12 (グループ活動)【各グループによる活動:活動内容のまとめ、発表資料作成】 研究活動のまとめである研究論文の作成に向けて、発表会用の資料としてパワーポイントで提示する発表資料の作成を行い、実際の発表方 法や役割分担等につき、具体的な事項について検討を行う。 (予習)パワーポイントについて復習しておく。 (復習)適宜発表のリハーサルを行う。 13 (全体活動)【中間報告会1:5グループが発表を行う。発表時間20分、質疑時間5分】 現段階での研究活動内容、研究活動の成果について発表を行い、研究活動の反省点や今後の研究の発展への展望などについても述べる。発 表者は制限時間を守り、聞き取りやすくわかりやすい話し方をするように留意する。 (予習)発表のリハーサルを充分にしておく。 (復習)他のグループの発表内容を今後の研究活動の参考にする。 14 (全体活動)【中間報告会2:残りの5グループが発表を行う。発表時間20分、質疑時間5分】 現段階での研究活動内容、研究活動の成果について発表を行い、研究活動の反省点や今後の研究の発展への展望などについても述べる。発 表者は制限時間を守り、聞き取りやすくわかりやすい話し方をするように留意する。 (予習)発表のリハーサルを充分にしておく。 (復習)他のグループの発表内容を今後の研究活動の参考にする。 (グループ活動)【中間報告書の作成と提出】 15回の授業、研究活動、研究発表を受けて中間報告書を作成して提出する。本報告書は中間報告書であるので、研究テーマ設定の理由、研 15 究の目的、研究計画、研究活動の経過、今までの活動の反省点などと今後の研究活動への展望、後期の研究活動への課題と展望などをまと める。 (予習)報告書作成のための資料等を整理しておく。 (復習)報告書の内容を今後に生かす方法を考える。 15回の授業計画に記載した。 準備学習・事後学習 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 0 定期試験は実施しない 定期試験 1.課題(40%)2.授業参加(20%)3.発表(20%)4.レポート(20%) 定期試験以外(授業内の課 100 題・参加度・出席態度等) その他 0 保育・教育実践演習テキストノート/田中卓也 編/ふくろう出版(岡山) 教科書 適宜資料を作成して配布する。 参考文献 履修条件 留意事項等 積極的に授業に参加し、提出物等の期限を厳守すること - 148 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10265014 教員氏名 授業の概要 単位 1.0 こども学総合演習I 配当年次 3 開講期 前期 工藤 恭子 学生自身による主体的活動と教員との双方向的関わりを基盤として授業が展開される。学生は担当教員から提示される内容を参考にテーマ を選び、グループごとに自主的な学習・体験・研究活動を行い、ディスカッションや調査・研究活動を経て前期終盤に中間報告会において 中間報告を行い、中間報告書を作成・提出する。学生は活動の時間の一部に休日、長期休暇中における活動を充てることができる。 1.大学生としての研究活動能力の育成(大学生として研究活動ができる) 2.情報収集とその活用に関する能力の育成(効率的に情報を収集し、活用することができる) 3.コミュニケーション能力とプレゼンテーション能力の育成(効果的な意志の伝達と情報の提示ができる) 到達目標 授業計画 1 【オリエンテーション】メンバーの自己紹介を行い、この授業に対する抱負を述べる。担当教員より、本科目設置の趣旨、本科目の目的と 意義、前期15回の授業の進め方、今後の日程、履修上の留意点と心得などについて必要な説明・連絡を行う。リーダー・書記の順番(必ず 一度は体験すること)を決定する。 (予習)シラバスに目を通し、本科目の内容を把握する。 (復習)説明を受けた事項につき整理をする。 2 ①こどもの権利条約についてまとめ、QOLを高めるための制度を理解する。 ②遊びとは何か、健常児と健康を害したこども(障がい児も含む)の遊びの目的についてグループワークを行い、発表しあう。その事によ り、共通点や相違点を理解し、健常児から健康を害したこどもの保育の違いを理解する。 (予習)こどもの権利条約を学習し、レポートする。(復習)本日学習した事で自己の学習の不足を明確にする。 3 ①研修会(日本医療保育学会北海道・東北ブロック研修)参加について討議(5分) ②ピア・サポート演習・・・ピア・サポートとは、ピア・サポートの歴史(約30分) ➂病児・病後児保育 DVD第1巻鑑賞(約40分) ④まとめ(行動記録)(約15分) (予習)ピア・サポートについて調べる。病児・病後児保育の文献を事前に購読し、参加する。 (復習)DVDの内容をまとめ、今後の文献購読に活かす。 4 ①ピア・サポート演習・・・ピア・サポートの定義・プログラムの構造・足し算トーク(約30分) ②病児・病後児保育の文献読み合わせ(約30分) ➂子育て支援における保育士の役割をまとめ、発表する。(約25分) (予習)事前に資料に必ず目を通す。 (復習)保育士の役割をまとめる。 5 ①子育て支援センター訪問参加メンバー決定・子育て広場の参加目的及び内容を検討し発表する。(約45分) ②ピア・サポート演習・・・私のハート(自己理解・他者理解)(約30分) ➂まとめ(行動記録)(約15分) (予習)事前に資料に必ず目を通す。 (復習)保育士の役割をまとめる。 6 第1回目子育て支援センター(子育て広場)参加・・・全5か所であるが、1か所は日曜日開催となる。 前回まとめた観察点を踏まえ、保育者や父親・母親及びこどもと関わる。また、積極的に交流を深め、遊びを楽しむ。 地域で生活する健常児の親子の愛着関係や保育者の役割を考える。 (予習)事前に訪問する施設について積極的に情報収集する。 (復習)自己評価をしっかり行う。 7 ①子育て広場参加の評価・発表・・・活動内容・わかった事・反省点(約20分) ②ピア・サポート演習(一方通行・相互通行のコミュニケーション)(約25分) ③講話時の質問事項(質問リスト)をまとめる。 (予習)事前に資料に必ず目を通す。 (復習) 次回の訪問に活用できるよう資料をまとめる。 8 小児科病棟の医療保育士の講話・・・(約60分)その後質問タイムを設け、交流する。 保育士の方には、病院の特徴、外来数、入院数、病棟における保育士の役割や具体的業務等について聞く。 (予習)インターネットで病院の特徴を事前に調べる。 (復習) 医療保育士の役割をまとめ、後期に活かす。 9 ①ピア・サポート演習・・・相互通行のコミュニケーション(約20分) ②医療保育士講話の感想(約10分)数人に発表してもらう。 ➂病児・病後児保育 DVD第2巻 鑑賞(約40分) ④子育て広場参加の準備(内容検討)(約20分) (予習)事前に資料に必ず目を通す。 (復習)後期の小児科病棟見学に活かせるように整理する。 10 ①ピア・サポート演習・・・話の聴き方(積極的な話し方・聴き方)(約30分) ②病児・病後児保育読み合わせ(約30分) ➂HPSの仕事の理解・・・HPSってどのような職業?(DVD鑑賞) 医療保育専門士との違い。病児にとっての遊びの意義は? (予習)HPSについてインターネットで検索しレポートする。(復習)日常生活で使えそうな話し方、聴き方を整理する。 11 第2回目子育て支援センター(子育て広場)参加・・・全5ヶ所、内一か所は日曜日に参加。前回の反省を踏まえ、積極的にこどもや父親・ 母親と関わるようにする。こどもが体調不良時にどのような不安があったかとらえる。 (予習)前回訪問時の状況をしっかり把握し参加する。 (復習) 健常児のこどもの様子をしっかりまとめる。 12 ①子育て広場参加の評価(約30分) ②ピア・サポート演習・・・感情を表す言葉(約30分) ➂チーム医療とは・・・各専門職の仕事内容と役割をまとめる。(約30分) (予習)チーム医療とは何かレポートし、どのような専門職がいるか、その仕事内容をまとめる。 (復習)医療チームの中の医療保育士の役割をまとめる。 13 ①ピア・サポート演習・・・課題解決のスキル(約30分) ②病児・病後児保育の文献読み合わせ(約30分) ➂教員のイギリスのHPS研修の報告(OHP)・・・3か所の小児病院見学(約30分) (予習)病児・病後児保育における保育士の役割を復習する。(復習)HPSと医療保育士の違いをまとめる。 14 病児の遊びの実践―HPSが行う遊び支援(文献学習) ①遊びの持つ力②日常の遊び・治療的な遊び➂遊びを使ったプレパレーション④ディストラクション⑤痛みの軽減とリラクゼーション⑤術 後・処置後の遊び (予習)HPSの方が書いた論文を検索してみよう。 (復習)HPSが大切にしている支援方法は何かまとめる。 15 HPSが行う遊びを実践してみよう。①肺活量測定②吹き戻し➂シャボン玉④シリンジペインティング⑤マーブリング ⑥キラキラボトル⑦キワニスドールの7項目の遊びを6グループに分かれ、順番に体験していく。実施後グループで感想を伝えあい、全体で まとめる。 前期の学習のまとめ(自己評価)を行う。 (予習)宿題で出される演習を必ずやってくる事。 (復習)病児の遊びを支援するHPSや保育士の役割をまとめる。 15回の授業計画に記載した。 準備学習・事後学習 成績評価の方法 区分 定期試験 定期試験以外(授業内の課 題・参加度・出席態度等) その他 なし 教科書 割合(%) 0 100 内容 1.課題40% 2.授業参加20% 3.発表20% 4.レポート20% 0 適宜資料を作成して配布する。 参考文献 履修条件 留意事項等 卒業必修・保育士資格取得のための必修科目である。 グループ活動が多いので、欠席するとメンバーに迷惑がかかる事を自覚し授業に参加すること。 積極的に授業に参加し、提出物等の期限を厳守すること。 - 149 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10265015 教員氏名 単位 1.0 こども学総合演習I 配当年次 3 開講期 前期 笠見 康大 グループ活動主体で取り組み、課題の深化・発展を図り、追究を行う。中間報告において見出された問題点や課題、新しい発見などにより 発展させながら、学生はグループごとに自主的な学習・体験・研究活動を行い、ディスカッションや調査・研究活動を経て終盤に報告会に おいて報告を行い、報告書を作成・提出する。学生は活動の時間の一部に休日、長期休暇中における活動を充てることができる。 授業の概要 1.大学生としての研究活動能力の育成 ( 大学生として研究活動ができる) 2.情報収集とその活用に関する能力の育成(効率的に情報を収集し、活用することができる) 3.コミュニケーション能力とプレゼンテーション能力の育成(効果的な意志の伝達と情報の提示ができる 到達目標 授業計画 1 (全体活動)【オリエンテーションI】 授業の方法、日程の確認、諸連絡を行う。 本科目設置の趣旨、本科目の目的と意義、前期15回の授業の進め方、今後の日程、履修上の留意点と心得などについて必要な説明・連絡 を行う。学生は必ず出席をして必要な事項を充分に理解する必要がある。(予習)シラバスにより本科目の内容を把握しておく。 (復 習)説明を受けた事項につき整理をしておく。 2 (全体活動)【オリエンテーションII】 研究課題の例示、活動方法などの指導を行う。 本科目では、アートプロジェクトを基盤に、プロジェクト型保育、アートワークショップの開発、教材研究をテーマに授業を行なうものと する。今後の研究テーマの選択等につき検討を行う。(予習)シラバスを参照して各担当教員の専門領域等を把握する。 (復習)アート プロジェクトについて調べておく。 3 (全体活動)【活動テーマの選択、 希望テーマを第3希望まで選択する】 アートプロジェクト、プロジェクタ型保育について研究をする。活動テーマを全体で検討し、テーマごとにグループわけをするこの段階で はテーマを変更することも可能である。(予習)前回例示されたテーマについて十分に検討をしておくこと。(復習)テーマの内容につい て検討する。 4 (グループ活動) 【テーマごとにグループを編成 活動の目標、方法、活動計画等の検討】 希望する研究テーマ・領域により研究活動の単位となるグループを編成し、以後はグループにより行動することを原則とする。各班はリー ダー・書記等の役割を決め、活動の目標、活動の方法、活動計画の検討を行う。(予習)希望するテーマについて書籍や文献を探してみ る。 (復習)グループにより決定された内容を整理する。 5 (グループ活動) 【活動内容・テーマの確定、活動内容案・活動計画書の作成・提出】 班のメンバーによる討議を行い、グループ研究のテーマを確定し、研究活動の内容の検討を行い、活動計画書を作成して提出する。メン バーによる討議を尽くすとともに、必要に応じて、適宜指導教員の指導・助言を受けることとする。 (予習)研究テーマ・研究活動内容につきあらかじめ検討しておく。 (復習)活動計画の内容を再度検討する。 6 (全体活動)【レッジョエミリアの取り組みについて参考図書やウェブで調査する】 レッジョエミリアのとりくみを班ごとに調査する。研究活動を展開するために必要な文献の探し方、著作権に関する考えかた、Web情報 の利用法、その効用と限界等についての指導を行う。 (予習)レッジョエミリアについて調べておく (復習)調査範囲を分担し担当箇所をリサーチする 7 (グループ活動)【必要な資料についての検討、リストアップ等の実施】 前回の授業の内容を受けて、各グループの調査範囲にて研究活動を行なう。参考・引用文献として適切な資料を検討し、リストアップを行 う。図書館、パソコン等の利用を含めて活動を行う。 (予習)前回の授業の内容を確認しておく。(復習)リストアップした資料の関連資料についても検討を行う。 8 (グループ活動)【各グループによる活動:資料収集、取材活動など】 前回の授業でリストアップした資料、収集した資料の内容を検討し、更に資料の検討・収集の活動を行う。学外での情報や資料の収集、見 学、取材などの活動を行う場合は事前に指導教員に相談をして指示を受ける。 (予習)収集した資料の内容について研究をしておく。 (復習)研究活動の内容を整理しておく。 9 (全体活動)【調査結果の発表、まとめ】 収集した資料の内容をまとめまとめ検討し発表する。質疑応答を行い調査内容を深める。ここまでの研究活動を振り返り自己課題を明確に する。 (予習)前回の活動内容を整理しておく。 (復習)今回の研究活動の内容を整理しておく。 10 (全体活動)【学外見学】 アートプロジェクトを実践するに当たり、美術館の展示作品やオルタナティブスペースで行なわれているアート系ワークショップを鑑賞、 可能であれば参加する。今後の実践に生かせるように鑑賞内容についてまとめる。 (予習)研究活動全体の整理をしておく。(復習)鑑賞内容を次の活動に生かせるようにまとめておく 11 (全体活動)【鑑賞内容から、情報交換、アートプロジェクトの検討】 前回の鑑賞活動を踏まえ作品やワークショップについて意見交換し、アートプロジェクトのテーマを検討していく。班ごとに自由にアイデ アを出し、検討内容は必ず記録し思考過程を見る。 (予習)テーマを検討する(復習)グループ活動の具体的方法を検討する。 12 (グループ活動)【各グループによる活動:アートプロジェクトの開始】 各班テーマに向かって活動を開始する。使用する場所、道具、素材などについて十分に検討し、教員に相談すること。、またテーマの実現 にむけて計画書を作成していく。 (予習)活動計画の確認、材料の準備をする(復習)実践の検討、反省をする。 13 (グループ活動)【アートプロジェクトの目的達成・完成】 前回の授業に引き続きアートプロジェクトの実践をし、内容を確認しながら目的を達成・完成させる。実践したアートプロジェクトを各班 で体験、実施できるように指示書を作成する。 (予習)アートプロジェクトの達成に向けて準備をしておく (復習)次回の発表に向けて資料の作成、配布物の準備 14 (全体活動)【各班のアートプロジェクトを実施、または発表する①】 それぞれが用意してきたアートプロジェクトをそれぞれ実施し、体験する。その後意見交換を行ない活動内容を深めていく。実施に当たっ ては、必要なものなど事前に準備し不明な点必ず担当教員に相談すること。 (予習)実施のリハーサルを充分にしておく。 (復習)他のグループの発表内容を今後の研究活動の参考にする。 15 (全体活動)【各班のアートプロジェクトを実施、または発表する②】 前回に引き続き、それぞれが用意してきたアートプロジェクトをそれぞれ実施し、体験する。その後意見交換を行ない活動内容を深めてい く。実施後は全体を通しての意見交換をし後期の活動への展望を持たせる。 (予習)報告書作成のための資料等を整理しておく。 (復習)報告書の内容を今後に生かす方法を考える。 15回の授業計画に記載した 準備学習・事後学習 成績評価の方法 区分 定期試験 定期試験以外(授業内の課 題・参加度・出席態度等) その他 なし 教科書 割合(%) 0 100 内容 なし 1.課題40% 2.授業参加20% 3.発表20% 4.レポート20% 0 なし 磯部錦司 福田泰雅「保育のなかのアート」※購入することが望ましい 参考文献 履修条件 留意事項等 積極的に授業に参加し、提出物等の期限を厳守すること - 150 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10265016 教員氏名 授業の概要 単位 1.0 こども学総合演習I 配当年次 3 開講期 前期 西野 美穂 学生自身による主体的活動と教員との双方向的関わりを基盤として授業が展開される。学生は担当教員から提示される内容を参考にテーマ を選び、グループごとに自主的な学習・体験・研究活動を行い、ディスカッションや調査・研究活動を経て前期終盤に中間報告会において 中間報告を行い、中間報告書を作成・提出する。学生は活動の時間の一部に休日、長期休暇中における活動を充てることができる。 1、大学生としての研究活動能力の育成(大学生として研究活動ができる) 2、情報収集とその活用に関する能力の育成(効率的に情報を収集し、活用することができる) 3、コミュニケーション能力とプレゼンテーション能力の育成(効果的な意志の伝達と情報の提示ができる) 到達目標 授業計画 1 (全体活動)【オリエンテーション】 担当教員より本科目設置の趣旨、本科目の目的と意義、前期15回の授業の進め方、今後の日程、履 修上の留意点と心得などについて必要な説明・連絡を行う。学生は必ず出席して必要な事項を充分理解すること。 (予習)シラバスに目を通し、本科目の内容を把握しておく。(復習)説明を受けた事項について整理をする。 2 (全体活動)【オリエンテーションⅡ】 活動についての日程の確認、活動内容についての指導)) 担当教員の専門領域を説明し、グループ分けをする。学生は代表を決定して今後の活動内容を話し合い、研究テーマを決定する。図書館へ 行き、絵本の選定をする。 (予習)自分がどのような研究をしたいのかイメージしておく。(復習)今までの実技演習で習得したピアノ演奏を確認しておく。 3 (グループ活動)(活動についての確認、活動内容案、活動計画書の作成、提出) グループごとに絵本にどのような音楽を組み合すかのイメージを話し合い、研究計画を立てる。研究活動のテーマ、内容、方法についての 確認を行い、活動計画書を作成して提出する。 (予習)学生は各自、これまでのピアノ実技で習得した技術を確認しておく。(復習)研究テーマに沿ったピアノ実技を確認しておく。 4 (グループ活動)(活動計画書の確認と作成についての指導) それぞれのグループは前回の研究計画について指導教員と話し合い、指導を受ける。グループごとに楽譜の作成、絵本の読み込みなど、研 究活動を行う。 (予習)研究計画を確認し、作品のイメージを描いておく。(復習)絵本を読み込み、ピアノ実技の確認をしておく。 5 6 (グループ活動)(学外見学) 子どもたちが絵本や音楽をどのように楽しんでいるか,現場(コンサート)を見学して確認する。 子どもたちが読みきかせと音楽の組み合わせによる演目を鑑賞することによってどのような反応を示すのか、観察する。またアンケートを 作成しておく。 (予習)子どもたちとその保護者の感想をきくためのアンケートを作成する。(復習)アンケートの結果を考察しておく。 (グループ活動) 前回の学外見学について感想を話し合う。実施したアンケートの結果を集計する。グループごとの研究活動について改めて確認する.子ど もにとっての音楽とは、絵本とはどのようなものであるのか、話し合いレポートを作成して提出する。 (予習)前回の学外見学についての感想をまとめておく。(復習)子どもたちとの絵本と音楽の関係を考えておく。 7 (グループ活動)各グループごとに絵本の読み込み、楽譜の作成などを進める。それぞれのグループは教員からの指導を受ける。 ○ 日本のわらべ歌と絵本についての講義をきく。 (予習)絵本の読み込み、楽譜の作成をしておく。(復習)担当教員からの指導を生かして内容を整理しておく。 8 (グループ活動)各グループごとに絵本の読み込み、楽譜の作成を進め、発表の練習をする。 ○ 外国の絵本と音楽についての講義をきく。DVDの鑑賞をする。 (予習)絵本の読み込み、楽譜の作成をしておく。(復習)ピアノ実技の練習を進めておく. 9 (グループ活動)各グループごとに絵本の読み込み、楽譜の作成、パワーポイントの作成をする。 発表の練習を進める。 ○ DVDの鑑賞をする。 (予習)絵本の読み込み、楽譜の確認をして練習しておく。(復習)ピアノ実技の練習を進めておく。 10 (グループ活動)各グループごとに絵本の読み込み、楽譜の作成、パワーポイントの作成をする。 指導教官と相談して改善点などを話し合い、発表の準備を進める。 (予習)ピアノ実技の練習を進めておく。(復習)指導教官からのアドバイスを整理しておく。 11 (グループ活動)各グループごとに発表の練習をする。指導教官から指摘された点について内容の検討を行う。次回の授業からの発表に向 けて練習の仕上げをする。 (予習)作品全体のイメージを描いておく。(復習)指導教官からのアドバイスを生かした練習をしておく。 12 13 14 15 (全体活動)第1グループの発表をする。発表後には全体で討議の時間を設け、良かった点、改善すべき点を話し合う。 (予習)発表のグループはリハーサルを行う。(復習)発表したグループは反省点を整理しておく。 (全体活動)第2グループの発表をする。発表後には全体で討議の時間を設け、良かった点、改善すべき点を話し合う。 (予習)発表のグループはリハーサルを行っておく。(復習)発表したグループは反省点を整理しておく。 (全体活動)第3グループの発表を行う。発表後には全体で討議の時間を設け、良かった点、改善すべき点を話し合う。 (予習)発表のグループはリハーサルを行っておく。(復習)発表したグループは反省点を整理しておく。 (全体活動)前回までのグループ発表の反省を話し合い、教員からの講評をきく。 前期のグループ活動報告書を作成して提出する。 (予習)報告書の作成の準備をしておく。(復習)本科目を後期の授業へと結びつける為の学習を進めておく。 15回の授業計画に記載済み。 準備学習・事後学習 成績評価の方法 区分 定期試験 割合(%) 0 100 定期試験以外(授業内の課 題・参加度・出席態度等) その他 内容 1、研究発表(40%) 2、研究報告書(20%) 3、レポート(20%) 4、授業参加(20%) 0 なし 教科書 適宜資料を作成して配布する。 参考文献 履修条件 留意事項等 積極的に授業に参加し、提出物用の期限を厳守すること。 - 151 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10265017 教員氏名 単位 1.0 こども学総合演習I 配当年次 3 開講期 前期 森田 弘行 グループ活動主体で取り組み、課題の深化・発展を図り、追究を行う。中間報告において見出された問題点や課題、新しい発見などにより 発展させながら、学生はグループごとに自主的な学習・体験・研究活動を行い、ディスカッションや調査・研究活動を経て終盤に報告会に おいて報告を行い、報告書を作成・提出する。学生は活動の時間の一部に休日、長期休暇中における活動を充てることができる。 授業の概要 1.大学生としての研究活動能力の育成 ( 大学生として研究活動ができる) 2.情報収集とその活用に関する能力の育成(効率的に情報を収集し、活用することができる) 3.コミュニケーション能力とプレゼンテーション能力の育成(効果的な意志の伝達と情報の提示ができる) 到達目標 授業計画 1 (全体活動)【 オリエンテーションⅠ】 これまでの学外実習に基づいて、教育者となるための課題を見出す。課題内容によってのグループ編成を行う。各課題研究内容等について 教員より今後の研究活動に関する指導・助言を行受け、あわせて授業の方法等についてのオリエンテーションを受ける。 (予習)これまでの学外実習の内容を整理しておく。 (復習)説明を受けた事項につき整理をしておくこと。 2 (全体活動)【オリエンテーションⅡ活動についての日程の確認、活動内容等についての指導】 各グループ研究活動について、研究活動の期間、研究発表会の日程など、日程に関する説明・確認と、今後の研究活動の方法、研究論文の 作成に関する注意などについての指導を受ける。 (予習)前回の課題内容、研究活動などを想定しておく。(復習)指導された内容を整理する。 3 (グループ活動)【活動についての確認、活動内容案・活動計画書の作成・提出】 学外実習の内容と成果を踏まえ、研究活動のテーマ、内容、方法等についての確認を行う。その結果を集約して活動報告書を作成して提出 する。課題解決としてのテーマ設定を行う。 (予習)課題解決の方法について検討しておく。(復習)活動計画の内容を再度点検する。 4 (全体活動)【活動の方法と報告書作成についての指導】 後期の研究活動の趣旨・目的を再度確認し、前期の活動の発展形としての後期の研究の位置づけを理解する。研究テーマにより異なる様々 な研究の方法と、報告書作成の方法、注意事項等について指導を行う。 (予習)前期の研究方法の反省点をまとめる。 (復習)グループ活動の方法を検討する。 5 (グループ活動)【各グループによる活動:学外実習の課題内容等についての分析、反省等】 各グループごとに学外実習の課題内容等についての検討を行い、内容、方法、発表の方法等についての分析。課題解決への研究の視点を見 出し、研究活動の指針の検討を行う。 (反省)学外実習の課題内容等についてのを整理しておく。 (復習)今後の研究に役立つ文献などのを探す。 6 (グループ活動)【各グループによる活動:活動の目標、方法の検討、活動計画の立案】 前回までの授業・活動の内容を踏まえての活動目標。研究のテーマ、研究の方法、研究活動報告を立案する。適宜指導教員の助言を受け、 他のグループの活動も参考にしながら検討を進める。 (予習)課題解決への研究方法を探る。 (復習)テーマ、活動計画等の細目を検討する。 7 (グループ活動)【各グループによる活動:資料収集、取材活動などの実施】 立案した研究テーマ、研究方法、研究活動計画により資料収集、文献研究、見学、取材などの具体的な研究活動を展開する。学外で活動を 行う場合はその時期・方法等について事前に指導教員の指導を受ける。 (予習)研究計画等に無理がないかを検討しておく。 (復習)研究の成果についてはただちに整理・分析を行う。 8 (全体)【報告会に向けての指導:プレゼンテーションの方法】 パワーポイントによる発表の方法、展示資料の作成の方法、説明の仕方、役割分担など、効果的な発表を行うための方法と留意点について 指導を受ける。 (予習)発表のためパワーポイント作成の方法を得ておく。 (復習)指導内容を確実に理解して発表に活かす。 9 (グループ活動)【各グループによる活動:第7回に引き続き資料収集、取材活動などの実施】 前回の全体活動における発表の方法の指導を踏まえながら、グループとしての研究活動を展開する。グループ内の特定のメンバーに負担を 強いることのないよう、役割分担を明確に決めて効率的な活動を行う。 (予習)役割分担に無理がないかを検討しておく。(復習)研究成果の分析と論文作成の準備を進める。 10 (グループ活動)【各グループによる活動:収集した資料等の整理・分析】 グループごとに研究活動を進める。資料の整理・分析の過程で新しい問題点が生じたり、行き詰まりを感じたり、よく考えて話し合うこと で新たな視点が発見されることもあるので、十分に話し合いをしながら研究を進める。 (予習)研究活動の行き詰まりがあれば十分に話し合うこと。(復習)報告書の枠組み・骨格の検討を始める。 11 (グループ活動)【各グループによる活動:引き続き資料の整理・分析、中間活動報告書の作成】 これまでに収集した資料や見学、取材の内容などを研究テーマに即して整理し、論旨・論点について十分な検討を行って報告会の資料を作 成し、報告書作成の準備を行う。これまでの活動の経緯を報告書にまとめる。 (予習)研究の成果を整理・分析しておく。(復習)発表会資料を充分に点検し、推敲を行う。 12 (全体活動)【報告会1:5グループが発表を行う】発表時間20分、質疑時間5分 グループ研究活動の成果を発表する。研究のテーマ・課題はどこまで追究できたか、研究の成果は何か、今後に残された課題は何か、等に ついて制限時間を守り、わかりやすい発表を行う。 (予習)事前のリハーサルを充分に行う。(復習)他のグループの発表を聞き、報告書作成の参考にする。 13 (全体活動)【報告会2:5グループが発表を行う】発表時間20分、質疑時間5分 グループ研究活動の成果を発表する。研究のテーマ・課題はどこまで追究できたか、研究の成果は何か、今後に残された課題は何か、等に ついて制限時間を守り、わかりやすい発表を行う。 (予習)事前のリハーサルを充分に行う。(復習)他のグループの発表を聞き、報告書作成の参考にする。 14 (全体活動)【報告会の内容に対する講評】 各担当教員がそれぞれの専門性から各発表、発表全体についての講評を行う。自分のグループの研究についての講評を聞くことにより、さ らに考察を深め視野を広げる機会となる。他のグループの研究への講評も自分のことと同様に考察を深める。 (予習)自分のグループの研究のどこに問題があるかを考えておく。(復習)講評の内容を今後の学修に役立てる。 15 (グループ活動)【報告書(活動のまとめ)の作成と提出】 研究の成果、発表会で発表した内容、教員から受けた講評の内容などを集約してグループ研究報告書を作成して提出する。基礎ゼミナール Ⅰ・Ⅱで学んだ論文作成の知識などを駆使して最高の論文を作り上げる。 (予習)論文の作成の仕方を復習する。(復習)本科目で学んだ研究者としての姿勢を今後の学修に活かす。 15回の授業計画に記載。 準備学習・事後学習 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 0 定期試験 1.研究計画書(10%)2.活動レポート(50%)3.研究中間発表(10%)4.研究結果発表(20%) 定期試験以外(授業内の課 100 題・参加度・出席態度等) その他 0 1年前期に使用した日本語表現Ⅰのテキスト、「国語表現」田上貞一郎著を活用する。 教科書 適宜資料を作成して配布する 参考文献 履修条件 留意事項等 積極的に授業に参加し、提出物等の期限を厳守すること - 152 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10265018 教員氏名 単位 1.0 こども学総合演習I 配当年次 3 開講期 前期 田島 与久 学生自身による主体的活動と教員との双方向的関わりを基盤として授業が展開される。学生は担当教員から提示される内容を参考にテーマ を選び、グループごとに自主的な学習・体験・研究活動を行い、ディスカッションや調査・研究活動を経て前期終盤に中間報告会において 中間報告を行い、中間報告書を作成・提出する。学生は活動の時間の一部に休日、長期休暇中における活動を充てることができる。 授業の概要 1.大学生としての研究活動能力の育成 ( 大学生として研究活動ができる) 2.情報収集とその活用に関する能力の育成(効率的に情報を収集し、活用することができる) 3.コミュニケーション能力とプレゼンテーション能力の育成(効果的な意志の伝達と情報の提示ができる) 到達目標 授業計画 1 (全体活動)【オリエンテーションⅠ】 授業の方法、日程の確認、諸連絡を行う。 担当教員により本科目設置の趣旨、本科目の目的と意義、前期15回の授業の進め方、今後の日程、履修上の留意点と心得などについて必 要な説明・連絡を行う。学生は必ず出席をして必要な事項を充分に理解する必要がある。 (予習)学生便覧により本科目の内容を把握しておく。 (復習)説明を受けた事項につき整理をしておく。 2 (全体活動)【オリエンテーションⅡ】 各教員より研究課題の例示、活動方法などの指導を行う。 担当各教員より専門領域、本科目において担当可能な研究分野、研究題目例、指導の方針と指導方法、単位認定の方法等につき説明を行 う。学生は全担当教員の説明を聞き、今後の研究テーマの選択等につき検討を行う。 (予習)講義要綱等を参照して各担当教員の専門領域等を把握する。 (復習)各教員の説明内容を整理する。 3 (全体活動)【活動テーマの選択と登録 希望テーマを第3希望まで選択する】 前回の授業で受けた説明と、例示された研究テーマを参考にして、活動テーマの検討を行い、希望するテーマを第3希望まで選択して登録 する。この段階では希望を変更することも可能である。 (予習)前回例示されたテーマについて十分に検討をしておくこと。(復習)テーマの内容について検討する。 4 (グループ活動) 【テーマごとにグループを編成 活動の目標、方法、活動計画等の検討】 希望する研究テーマ・領域により研究活動の単位となるグループを編成し、以後はグループにより行動することを原則とする。3~4グルー プの編成とする。各班はリーダー・書記等の役割を決め、活動の目標、方法、活動計画の検討を行う。(予習)希望するテーマについて書 籍や文献を探す。 (復習)グループにより決定された内容を整理する。 5 (グループ活動) 【活動内容・テーマの確定、活動内容案・活動計画書の作成・提出】 班のメンバーによる討議を行い、グループ研究のテーマを確定し、研究活動の内容の検討を行い、活動計画書を作成して提出する。メン バーによる討議を行うとともに、必要に応じて、適宜指導教員の指導・助言を受ける。 (予習)研究テーマ・研究活動内容につきあらかじめ検討しておく。 (復習)活動計画の内容を再度検討する。 6 (全体活動)【参考文献の探し方と活用法、著作権に関する指導、Web情報の利用法などの指導】 1年次の基礎ゼミナールⅠ・Ⅱで行われた指導内容及び同科目で体験した内容を踏まえて、研究活動を展開するために必要な文献の探し方、 著作権に関する考えかた、Web情報の利用法、その効用と限界等についての指導を行う。 (予習)基礎ゼミナールⅠ・Ⅱでの体験を復習・整理しておく。 (復習)指導内容を整理・確認する。 7 (グループ活動)【必要な資料についての検討、リストアップ等の実施】 前回の授業の内容を受けて、各グループの研究テーマに即して研究活動に必要な資料の範囲等を検討し、参考・引用文献として適切な資料 を検討し、リストアップを行う。図書館、パソコン等の利用を含めて活動を行う。 (予習)前回の授業の内容を確認しておく。(復習)リストアップした資料の関連資料についても検討を行う。 8 (グループ活動)【各グループによる活動:資料収集、取材活動など】 前回の授業でリストアップした資料、収集した資料の内容を検討し、更に資料の検討・収集の活動を行う。学外での情報や資料の収集、見 学、取材などの活動を行う場合は事前に指導教員に相談をして指示を受ける。 (予習)収集した資料の内容について研究をしておく。 (復習)研究活動の内容を整理しておく。 9 (グループ活動)【各グループによる活動:前回に引き続き資料収集、取材などの活動】 前回の活動に引き続き、収集した資料の内容の検討、学外での活動の内容の整理などを行い、研究活動を推進する。学外での情報や資料の 収集、見学、取材などの活動を行う場合は事前に指導教員に相談をして指示を受ける。 (予習)前回の活動内容を整理しておく。 (復習)今回の研究活動の内容を整理しておく。 10 (グループ活動)【各グループによる活動:収集した資料などの整理・分析】 前回の授業まで収集した内容や研究活動の成果を整理・分析して研究報告書の作成の準備を行い、研究報告会での発表のための準備を始め る。不十分と思われる部分等についての補充や訂正などについても検討を行う。 (予習)研究活動全体の整理をしておく。(復習)研究活動が不十分と判断された部分についての検討を行う。 11 (全体活動)【中間報告会に向けての指導:プレゼンテーションの基礎】 1年次後期の『プレゼンテーション技術』で学んだ内容を踏まえながら、研究発表の方法、プレゼンテーションの方法と必要な準備、パ ワーポイントによる発表の際の留意点、発表時の役割分担等につき指導を行う。 (予習)整理した研究活動内容の発表方法について考えておく。(復習)グループ発表の具体的方法を検討する。 12 (グループ活動)【各グループによる活動:活動内容のまとめ、発表資料作成】 研究活動のまとめである研究論文の作成に向けて、発表会用の資料としてパワーポイントで提示する発表資料の作成を行い、実際の発表方 法や役割分担等につき、具体的な事項について検討を行う。 (予習)パワーポイントについて復習しておく。 (復習)適宜発表のリハーサルを行う。 13 (全体活動)【中間報告会1:グループが発表を行う。発表時間20分、質疑時間5分】 現段階での研究活動内容、研究活動の成果について発表を行い、研究活動の反省点や今後の研究の発展への展望などについても述べる。発 表者は制限時間を守り、聞き取りやすくわかりやすい話し方をするように留意する。 (予習)発表のリハーサルを十分にしておく。 (復習)他のグループの発表内容を今後の研究活動の参考にする。 14 (全体活動)【中間報告会2:残りのグループが発表を行う。発表時間20分、質疑時間5分】 現段階での研究活動内容、研究活動の成果について発表を行い、研究活動の反省点や今後の研究の発展への展望などについても述べる。発 表者は制限時間を守り、聞き取りやすくわかりやすい話し方をするように留意する。 (予習)発表のリハーサルを十分にしておく。 (復習)他のグループの発表内容を今後の研究活動の参考にする。 (グループ活動)【中間報告書の作成と提出】 15回の授業、研究活動、研究発表を受けて中間報告書を作成して提出する。本報告書は中間報告書であるので、研究テーマ設定の理由、研 究の目的、研究計画、研究活動の経過、今までの活動の反省点などと今後の研究活動への展望、後期の研究活動への課題と展望などをまと める。 (予習)報告書作成のための資料等を整理しておく。 (復習)報告書の内容を今後に生かす方法を考える。 15回の授業計画に記載した。 準備学習・事後学習 15 成績評価の方法 区分 定期試験 定期試験以外(授業内の課 題・参加度・出席態度等) その他 なし 教科書 割合(%) 0 100 内容 定期試験は実施しない 1.課題(40%) 2.授業参加(20%) 3.発表(20%) 4.レポート(20%) 0 適宜資料を作成して配布する。 参考文献 履修条件 留意事項等 3年生時に履修する。卒業必修科目である。積極的に授業に参加し、提出物等の期限を厳守すること。 - 153 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10266011 教員氏名 授業の概要 単位 1.0 こども学総合演習II 配当年次 3 開講期 後期 三上 勝夫 学生自身による主体的活動と教員との双方向的関わりを基とした授業である。学生は担当教員から提示される内容を参考にテーマを選び、 グループごとに自主的な学習・体験・研究活動を行い、ディスカッションや調査・研究活動を経て個別に報告を行い、報告書を作成・提出 する。学生は活動の時間の一部に休日、長期休暇中における活動を充てることができる。 1.大学生としての研究活動能力の育成 ( 大学生として研究活動ができる) 2.情報収集とその活用に関する能力の育成(効率的に情報を収集し、活用することができる) 3.コミュニケーション能力とプレゼンテーション能力の育成(効果的な意志の伝達と情報の提示ができる) 到達目標 授業計画 1 【オリエンテーション】 授業の方法、日程の確認、諸連絡を行う。 科目の目的と意義、授業の進め方、今後の日程、履修上の留意点について必要な説明を行う。学生は必ず出席をして必要な事項を充分に理 解する必要がある。 (予習)学生便覧により本科目の内容を把握しておく。 (復習)説明を受けた事項につき整理をしておく。 2 テーマを次の3点として、自主的な学習活動を行うことを周知する。 ①幼児の食育 ②子育て支援 ③保育・幼児教育と社会・家庭生活 ④保育者としての知識・技術 研究題目の具体例を参考にして、指導の方針と指導方法、単位認定の方法等につき説明を行う。学生は研究テーマの検討を行う。 (予習)担当教員の専門領域等を把握する。 (復習)学生自身が意欲的に取り組む具体的なテーマを考える。 3 【テーマにそって具体的な学習方針を立てる】 具体例として、①幼児の食育を保育者の視点から考える ②幼児の保護者へ子育て支援の観点から考える ③保育園・幼稚園における家庭 生活の重要性と社会との関係を考える ④保育者として子どもへの関わり方の視点 などがある。 (予習)自分のテーマについて十分に検討をしておく。(復習)テーマの内容について学習方法を検討する。 4 【テーマごとにグループを編成 活動の目標、方法、活動計画等の検討】 希望するテーマにより研究活動の単位となるグループまたは個人を編成する。 リーダーを決め、活動の目標、活動の方法、活動計画の検討を行う。 (予習)希望するテーマについて書籍や文献を探す。 (復習)研究活動内容などの方法を整理する。 5 【活動内容・テーマの確定、活動内容・活動計画書の作成・提出】 メンバーによる討議を行い、テーマを確定する。研究活動の内容の検討を行い、活動計画書を作成して提出する。メンバーによる討議を行 い、必要に応じて適宜指導教員の指導・助言を受ける。 (予習)研究テーマ・研究活動内容と方法につきあらかじめ検討しておく。 (復習)活動計画の内容を再度検討する。 6 【参考文献の探し方と活用法、著作権・Web情報の利用法】 1年次の基礎ゼミナールⅠ・Ⅱで行われた指導内容と経験を踏まえて、研究活動を展開するために必要な文献の探し方、著作権に関する考え かた、Web情報の利用法、その効用と注意点についての指導を行う。 (予習)基礎ゼミナールⅠ・Ⅱでの体験を整理しておく。 (復習)指導内容を整理・確認する。 7 【必要な資料についての検討、リストアップ等の実施】 研究テーマに即して研究活動に必要な資料の範囲等を検討し、参考・引用文献として適切な資料を見出し、リストアップを行う。図書館、 パソコン等の利用を含めて活動を行う。 (予習)前回の授業の内容を確認しておく。(復習)リストアップした資料の関連資料を検討する。 8 【取材活動の検討・計画】 前回の授業でリストアップした資料をふまえて取材活動の検討を行う。学外での情報や資料の収集、見学、取材などの活動を行う場合は事 前に指導教員に相談をして指示を受ける。 (予習)収集した資料の内容について研究をしておく。 (復習)研究活動の内容を整理しておく。 9 【保育現場の取材活動の実施1】 収集した資料内容からテーマに沿った内容を把握して考察する。また、学外での活動を実施する。学外での情報や資料の収集、見学、取材 などの活動を行う場合は事前に指導教員に相談をして指示を受ける。 (予習)テーマに沿った視点を整理しておく。 (復習)今回の研究活動の内容を整理しておく。 10 【資料収集と保育現場の取材活動の実施2】 前回の授業において収集した資料の考察の検討、学外での活動の不順分な点をふまえて研究内容を深める。学外での情報や資料の収集、見 学、取材などの活動を行う場合は事前に指導教員に相談をして指示を受ける。 (予習)前回の活動内容を整理しておく。 (復習)今回の研究活動の内容を整理しておく。 11 【活動:収集した資料などの整理・分析】 前回の授業まで収集した内容や研究活動の成果を整理・分析して研究報告書の作成を行い、発表のための準備を始める。不十分と思われる 部分等についての補充や訂正などについて検討を行う。 (予習)研究活動全体の整理をしておく。(復習)研究活動が不十分と判断された部分についての検討を行う。 12 【研究発表会に向けての準備:プレゼンテーションの基礎】 1年次後期の『プレゼンテーション技術』で学んだ内容を踏まえながら、研究発表の方法、プレゼンテーションの方法と必要な準備、パ ワーポイントによる発表の際の留意点、発表時の役割分担等につき指導を行う。 (予習)整理した研究活動内容の発表方法について考えておく。(復習)グループ発表の具体的方法を検討する。 13 【活動内容のまとめ、発表資料作成】 研究活動のまとめである研究レポートの作成に向けて、パワーポイントで提示する発表資料の作成を行い、実際の発表方法や役割分担等に つき、具体的な事項について検討を行う。 (予習)パワーポイントについて復習しておく。 (復習)適宜発表のリハーサルを行う。 14 【研究報告会】 研究活動内容、研究活動の成果について発表を行い、研究活動の反省点や今後の研究の発展への展望などについても述べる。発表者は制限 時間を守り、聞き取りやすくわかりやすい話し方をするように留意する。 (予習)発表のリハーサルを充分にしておく。 (復習)他のグループの発表内容を今後の研究活動の参考にする。 15 【研究報告書の作成と提出】 15回の授業、研究活動、研究発表を受けて報告書を作成して提出する。研究テーマ設定の理由、研究の目的、研究計画、研究活動の経過、 今までの活動の反省点など今後の研究活動への課題と展望などをまとめる。 (予習)報告書作成のための資料等を整理しておく。 (復習)報告書の内容を今後に生かす方法を考える。 15回の授業計画に記載 準備学習・事後学習 成績評価の方法 区分 定期試験 定期試験以外(授業内の課 題・参加度・出席態度等) その他 割合(%) 0 100 内容 1.研究活動報告書(20%) 2.発表(20%) 3.レポート(60%) 0 こども学総合演習Ⅰで用いたテキストノートを使用する 教科書 配布資料 参考文献 履修条件 留意事項等 研究レポート提出期限厳守 積極的な授業への参加 - 154 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10266012 教員氏名 授業の概要 到達目標 単位 1.0 こども学総合演習II 配当年次 3 開講期 後期 後藤 守 「こども学総合演習Ⅰ」で取り組んだ課題の深化・発展を図り、課題の更なる追究を行う。中間報告において見出された問題点や課題、新 しい発見などにより前期における研究を発展させながら、学生はグループごとに自主的な学習・体験・研究活動を行い、ディスカッション や調査・研究活動を経て終盤に報告会において報告を行い、報告書を作成・提出する。学生は活動の時間の一部に休日、長期休暇中におけ る活動を充てることができる。 特に、この演習では、卒業研究を視野におきながら、さまざまなニーズをもつこどもたちに対する「文教ペンギンメソッド」による支援力 の習得、及びクリッカ-を活用した行動観察力の習得に力点を置いた学習をする。 1.大学生としての研究活動能力の育成 ( 大学生として研究活動ができる) 2.情報収集とその活用に関する能力の育成(効率的に情報を収集し、活用することができる) 3.コミュニケーション能力とプレゼンテーション能力の育成(効果的な意志の伝達と情報の提示ができる) 4.卒業研究を視野に入れた「文教ペンギンメソッドの学習を通した保育・特別支援に係る指導法」を習得する 5.クリッカ-による保育・特別支援の実践場面の分析体験を通して、卒業研究のまとめ方を習得する 授業計画 1 (全体活動)【 オリエンテーションⅠ:中間報告会における報告内容についての講評と指導】 子ども学総合演習Ⅰにおいて実施された中間報告会で報告された各グループの研究内容等について教員より講評to 今後の研究活動に関する指導・助言を行い、あわせて後期の授業の方法等についてのオリエンテーションを行う。 (予習)前期の研究活動内容を整理しておく。 (復習)説明を受けた事項につき整理をしておくこと。 2 (全体活動)【オリエンテーションⅡ 後期の活動についての日程の確認、活動内容等についての指導】 後期のグループ研究活動について、研究活動の期間、研究発表会の日程など、日程に関する説明・確認と、今後の研究活動の方法、研究論 文の作成に関する注意などについての指導を行う。 (予習)前期の研究活動の内容、反省点などを把握しておく。(復習)指導された内容を整理する。 3 (グループ活動)【後期の活動についての確認、活動内容案・活動計画書の作成・提出】 前期の活動の内容と成果を踏まえ、後期の研究活動のテーマ、内容、方法等についての確認を行う。その結果を集約して活動報告書を作成 して提出する。前期の活動の内容からの発展としてのテーマ設定を行う。 (予習)前期のテーマからの発展の方法について検討しておく。(復習)活動計画の内容を再度点検する。 4 (全体活動)【活動の方法と報告書作成についての指導】 後期の研究活動の趣旨・目的を再度確認し、前期の活動の発展形としての後期の研究の位置づけを理解する。研究テーマにより異なる様々 な研究の方法と、報告書作成の方法、注意事項等について指導を行う。 (予習)前期の研究方法の反省点をまとめる。 (復習)グループ活動の方法を検討する。 5 (グループ活動)【各グループによる活動:前期の活動の中間報告の内容等についての分析、反省等】 各グループごとに前期の研究活動中間報告内容について検討を行い、内容、方法、発表の方法等についての分析。反省を行い、後期の研究 活動の指針の検討を行う。 (反省)前期の研究の資料を整理しておく。 (復習)分析・反省から今後の研究に役立つ資する内容を抽出する。 6 (グループ活動)【各グループによる活動:後期の活動の目標、方法の検討、活動計画の立案】 前回までの授業・活動の内容を踏まえて後期の活動目標。研究のテーマ、研究の方法、研究活動報告を立案する。適宜指導教員の助言を受 け、他のグループの活動も参考にしながら検討を進める。 (予習)前期からのスムーズな展開を模索しよう。 (復習)テーマ、活動計画等の細目を検討してみよう。 7 (グループ活動)【各グループによる活動:資料収集、取材活動などの実施】 立案した研究テーマ、研究方法、研究活動計画により資料収集、文献研究、見学、取材などの具体的な研究活動を展開する。学外で活動を 行う場合はその時期・方法等について事前に指導教員の指導を受ける。 (予習)研究計画等に無理がないかを検討しておく。 (復習)研究の成果についてはただちに整理・分析を行う。 8 (全体)【報告会に向けての指導:プレゼンテーションの方法】 前期に実施した中間報告会の反省を踏まえて、パワーポイントによる発表の方法、展示資料の作成の方法、説明の仕方、役割分担など、効 果的な発表を行うための方法と留意点について指導を行う。 (予習)中間発表会の反省点の整理を行う。 (復習)指導内容を確実に理解して発表に活かす。 9 (グループ活動)【各グループによる活動:第7回に引き続き資料収集、取材活動などの実施】 前回の全体活動における発表の方法の指導を踏まえながら、グループとしての研究活動を展開する。グループ内の特定のメンバーに負担を 強いることのないよう、役割分担を明確に決めて効率的な活動を行う。 (予習)役割分担に無理がないかを検討しておく。(復習)研究成果の分析と論文作成の準備を進める。 10 (グループ活動)【各グループによる活動:収集した資料等の整理・分析】 グループごとに研究活動を進める。資料の整理・分析の過程で新しい問題点が生じたり、行き詰まりを感じたり、思わぬところから突破口 が発見されることもある。十分に話し合いをしながら研究を進める。 (予習)研究活動の行き詰まりがあれば十分に話し合うこと。(復習)徐々に報告書の枠組み・骨格の検討を始める。 11 (グループ活動)【各グループによる活動:引き続き資料の整理・分析】 グループ研究活動のまとめに入る。今までに収集した資料や見学、取材の内容などを研究テーマに即して整理し、論旨・論点について十分 な検討を行って報告会の資料を作成し、報告書作成の準備を行う。 (予習)研究の成果を整理・分析しておく。(復習)発表会資料を充分に点検し、推敲を行う。 12 (全体活動)【報告会1:5グループが発表を行う】発表時間20分、質疑時間5分 前期・後期を通じ、1年間にわたるグループ研究活動の成果を発表する。研究のテーマ・課題はどこまで追究できたか、研究の成果は何か、 今後に残された課題は何か、等について制限時間を守り、わかりやすい発表を行う。 (予習)事前のリハーサルを充分に行う。(復習)他のグループの発表を聞き、報告書作成の参考にする。 13 (全体活動)【報告会2:5グループが発表を行う】発表時間20分、質疑時間5分 前期・後期を通じ、1年間にわたるグループ研究活動の成果を発表する。研究のテーマ・課題はどこまで追究できたか、研究の成果は何か、 今後に残された課題は何か、等について制限時間を守り、わかりやすい発表を行う。 (予習)事前のリハーサルを充分に行う。(復習)他のグループの発表を聞き、報告書作成の参考にする。 14 (全体活動)【報告会の内容に対する講評】 各担当教員がそれぞれの専門性から各発表、発表全体についての講評を行う。自分のグループの研究についての講評を聞くことは貴重な勉 強の機会となる。他のグループの研究への講評も得難い勉強の場となる。 (予習)自分のグループの研究のどこに問題があるかを考えておく。(復習)講評の内容を今後の学修に役立てる。 15 (グループ活動)【報告書(1年間の活動のまとめ)の作成と提出】 1年間の研究の成果、発表会で発表した内容、各教員から受けた講評の内容などを集約してグループ研究報告書を作成して提出する。基礎ゼ ミナールⅠ・Ⅱで学んだ論文作成の知識などを駆使して最高の論文を作り上げる。 (予習)論文の作成の仕方を復習する。(復習)本科目で学んだ研究者としての姿勢を今後の学修に活かす。 15回の授業計画に記載。 準備学習・事後学習 成績評価の方法 区分 定期試験 定期試験以外(授業内の課 題・参加度・出席態度等) その他 なし 教科書 割合(%) 0 100 内容 1.課題(40%)2.授業参加態度(20%)3.発表(20%)4.レポート(20%) 0 適宜資料を作成して配布する 参考文献 履修条件 留意事項等 積極的に授業に参加し、提出物等の期限を厳守すること - 155 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10266013 教員氏名 単位 1.0 こども学総合演習II 配当年次 3 開講期 後期 古郡 曜子 学生自身による主体的活動と教員との双方向的関わりを基とした授業である。学生は担当教員から提示される内容を参考にテーマを選び、 グループごとに自主的な学習・体験・研究活動を行い、ディスカッションや調査・研究活動を経て個別に報告を行い、報告書を作成・提出 する。学生は活動の時間の一部に休日、長期休暇中における活動を充てることができる。 授業の概要 1.大学生としての研究活動能力の育成 ( 大学生として研究活動ができる) 2.情報収集とその活用に関する能力の育成(効率的に情報を収集し、活用することができる) 3.コミュニケーション能力とプレゼンテーション能力の育成(効果的な意志の伝達と情報の提示ができる) 到達目標 授業計画 1 【オリエンテーション】 授業の方法、日程の確認、諸連絡を行う。 科目の目的と意義、授業の進め方、今後の日程、履修上の留意点について必要な説明を行う。学生は必ず出席をして必要な事項を充分に理 解する必要がある。 (予習)学生便覧により本科目の内容を把握しておく。 (復習)説明を受けた事項につき整理をしておく。 2 テーマを次の3点として、自主的な学習活動を行うことを周知する。 ①幼児の食育 ②子育て支援 ③保育・幼児教育と社会・家庭生活 ④保育者としての知識・技術 研究題目の具体例を参考にして、指導の方針と指導方法、単位認定の方法等につき説明を行う。学生は研究テーマの検討を行う。 (予習)担当教員の専門領域等を把握する。 (復習)学生自身が意欲的に取り組む具体的なテーマを考える。 3 【テーマにそって具体的な学習方針を立てる】 具体例として、①幼児の食育を保育者の視点から考える ②幼児の保護者へ子育て支援の観点から考える ③保育園・幼稚園における家庭 生活の重要性と社会との関係を考える ④保育者として子どもへの関わり方の視点 などがある。 (予習)自分のテーマについて十分に検討をしておく。(復習)テーマの内容について学習方法を検討する。 4 【テーマごとにグループを編成 活動の目標、方法、活動計画等の検討】 希望するテーマにより研究活動の単位となるグループまたは個人を編成する。 リーダーを決め、活動の目標、活動の方法、活動計画の検討を行う。 (予習)希望するテーマについて書籍や文献を探す。 (復習)研究活動内容などの方法を整理する。 5 【活動内容・テーマの確定、活動内容・活動計画書の作成・提出】 メンバーによる討議を行い、テーマを確定する。研究活動の内容の検討を行い、活動計画書を作成して提出する。メンバーによる討議を行 い、必要に応じて適宜指導教員の指導・助言を受ける。 (予習)研究テーマ・研究活動内容と方法につきあらかじめ検討しておく。 (復習)活動計画の内容を再度検討する。 6 【参考文献の探し方と活用法、著作権・Web情報の利用法】 1年次の基礎ゼミナールⅠ・Ⅱで行われた指導内容と経験を踏まえて、研究活動を展開するために必要な文献の探し方、著作権に関する考え かた、Web情報の利用法、その効用と注意点についての指導を行う。 (予習)基礎ゼミナールⅠ・Ⅱでの体験を整理しておく。 (復習)指導内容を整理・確認する。 7 【必要な資料についての検討、リストアップ等の実施】 研究テーマに即して研究活動に必要な資料の範囲等を検討し、参考・引用文献として適切な資料を見出し、リストアップを行う。図書館、 パソコン等の利用を含めて活動を行う。 (予習)前回の授業の内容を確認しておく。(復習)リストアップした資料の関連資料を検討する。 8 【取材活動の検討・計画】 前回の授業でリストアップした資料をふまえて取材活動の検討を行う。学外での情報や資料の収集、見学、取材などの活動を行う場合は事 前に指導教員に相談をして指示を受ける。 (予習)収集した資料の内容について研究をしておく。 (復習)研究活動の内容を整理しておく。 9 【保育現場の取材活動の実施1】 収集した資料内容からテーマに沿った内容を把握して考察する。また、学外での活動を実施する。学外での情報や資料の収集、見学、取材 などの活動を行う場合は事前に指導教員に相談をして指示を受ける。 (予習)テーマに沿った視点を整理しておく。 (復習)今回の研究活動の内容を整理しておく。 10 【資料収集と保育現場の取材活動の実施2】 前回の授業において収集した資料の考察の検討、学外での活動の不順分な点をふまえて研究内容を深める。学外での情報や資料の収集、見 学、取材などの活動を行う場合は事前に指導教員に相談をして指示を受ける。 (予習)前回の活動内容を整理しておく。 (復習)今回の研究活動の内容を整理しておく。 11 【活動:収集した資料などの整理・分析】 前回の授業まで収集した内容や研究活動の成果を整理・分析して研究報告書の作成を行い、発表のための準備を始める。不十分と思われる 部分等についての補充や訂正などについて検討を行う。 (予習)研究活動全体の整理をしておく。(復習)研究活動が不十分と判断された部分についての検討を行う。 12 【研究発表会に向けての準備:プレゼンテーションの基礎】 1年次後期の『プレゼンテーション技術』で学んだ内容を踏まえながら、研究発表の方法、プレゼンテーションの方法と必要な準備、パ ワーポイントによる発表の際の留意点、発表時の役割分担等につき指導を行う。 (予習)整理した研究活動内容の発表方法について考えておく。(復習)グループ発表の具体的方法を検討する。 13 【活動内容のまとめ、発表資料作成】 研究活動のまとめである研究レポートの作成に向けて、パワーポイントで提示する発表資料の作成を行い、実際の発表方法や役割分担等に つき、具体的な事項について検討を行う。 (予習)パワーポイントについて復習しておく。 (復習)適宜発表のリハーサルを行う。 14 【研究報告会】 研究活動内容、研究活動の成果について発表を行い、研究活動の反省点や今後の研究の発展への展望などについても述べる。発表者は制限 時間を守り、聞き取りやすくわかりやすい話し方をするように留意する。 (予習)発表のリハーサルを充分にしておく。 (復習)他のグループの発表内容を今後の研究活動の参考にする。 15 【研究報告書の作成と提出】 15回の授業、研究活動、研究発表を受けて報告書を作成して提出する。研究テーマ設定の理由、研究の目的、研究計画、研究活動の経過、 今までの活動の反省点など今後の研究活動への課題と展望などをまとめる。 (予習)報告書作成のための資料等を整理しておく。 (復習)報告書の内容を今後に生かす方法を考える。 15回の授業計画に記載 準備学習・事後学習 成績評価の方法 区分 定期試験 定期試験以外(授業内の課 題・参加度・出席態度等) その他 割合(%) 0 100 内容 1.研究活動報告書(20%) 2.発表(20%) 3.レポート(60%) 0 こども学総合演習Ⅰで用いたテキストノートを使用する 教科書 配布資料 参考文献 履修条件 留意事項等 研究レポート提出期限厳守 積極的な授業への参加 - 156 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10266014 教員氏名 授業の概要 単位 1.0 こども学総合演習II 配当年次 3 開講期 後期 工藤 恭子 「こども学総合演習Ⅰ」で取り組んだ課題の深化・発展を図り、課題の更なる追究を行う。中間報告において見出された問題点や課題、新 しい発見などにより前期における研究を発展させながら、学生はグループごとに自主的な学習・体験・研究活動を行い、ディスカッション や調査・研究活動を経て終盤の報告会において報告を行い、報告書を作成・提出する。学生は活動の時間の一部に休日、長期休暇中におけ る活動を充てることができる。 1.大学生としての研究活動能力の育成 ( 大学生として研究活動ができる) 2.情報収集とその活用に関する能力の育成(効率的に情報を収集し、活用することができる) 3.コミュニケーション能力とプレゼンテーション能力の育成(効果的な意志の伝達と情報の提示ができる) 到達目標 授業計画 1 後期の活動内容の確認(約15分)・・・小児がんで息子を亡くした親の手記の読み合わせ・発表、小児科病棟見学及び医療保育士との交 流、病児の遊びの計画・実践・評価の3本柱で進行。①手記読み合わせ・発表(約40分)②前年度の活動(小児科病棟見学・病児の遊び)の 紹介(OHP)(約30分)➂まとめ(行動記録) (予習)事前に資料に必ず目を通す。感想文を書いてくる。 (復習)自己課題を明確にする。 2 ①手記の読み合わせ・発表(約40分) ②小児科病棟見学に向けて目的・内容を全員で確認する。(約40分) ➂まとめ(行動記録)(約10分) (予習)事前に資料に必ず目を通す。 (復習)メンバーの意見もしっかり把握し、視野を広げる。 3 ①手記の読み合わせ・発表(約45分) ②医療保育専門士とは・・・日本の現状(約30分) ➂まとめ(行動記録)(約15分) (予習) 事前に資料に必ず目を通す。 (復習)保育士として関わるとしたらどのような視点が必要か考える。 4 ①小児科病棟見学・・・A・B2ヶ所の病院を見学(一人一ヶ所)する。見学時間90分 (予習)見学前に病院の概要をインターネットで調べる。 (復習)見学後のまとめをレポートし、提出する。 5 ①小児科病棟見学のまとめ・・・小児科病棟の概要、医療保育士の業務及び役割、医療従事者との連携等をグループワークをし、発表す る。(約45分) ②手記の読み合わせ・発表(約40分) ➂まとめ(行動記録)(約5分) (予習)見学後のレポートを持参する。 (復習)医療保育士の役割をまとめ、今後の活動に活かす。 6 ①手記の読み合わせ・発表(約50分) ② 病児の遊びの内容・メンバー決定(約30分) ③まとめ(行動記録)(約10分) (予習)実践したい遊びを考えてくる。 (復習)日本の医療とイギリスの医療の違いをまとめる。 7 ①病児の遊びの内容決定(約80分)・・・関連学習(病態生理・検査・治療内容・看護・病児の心理)具体的計画は遊びのテーマ・遊びの 目標・遊びの対象・遊びの内容・遊びを考える上での配慮点・使用する物品・具体的な進め方・評価基準について決定する。 ②まとめ(行動記録)(約10分) (予習)事前に各自調べて持ち寄る。 (復習)自分の学習内容の不足を明確化する。 8 第1回目病児の遊びの計画・実践・評価・・・①説明・実践50分②グループで感想・評価のまとめ・発表(約20分)➂実践者の評価・発表、 教員からのコメント(約10分) (予習)事前に実践者の資料に必ず目を通す。 (復習)自己の学びと課題を明確にする。 9 第2回目病児の遊びの計画・実践・評価・・・①説明・実践50分②グループで感想・評価のまとめ・発表(約20分)➂実践者の評価・発表、 教員からのコメント(約10分) (予習)事前に実践者の資料に必ず目を通す。 (復習)自己の学びと課題を明確にする。 10 第3回目病児の遊びの計画・実践・評価・・・①説明・実践50分②グループで感想・評価のまとめ・発表(約20分)➂実践者の評価・発表、 教員からのコメント(約10分) (予習)事前に実践者の資料に必ず目を通す。 (復習)自己の学びと課題を明確にする。 11 第4回目病児の遊びの計画・実践・評価・・・①説明・実践50分②グループで感想・評価のまとめ・発表(約20分)➂実践者の評価・発表、 教員からのコメント(約10分) (予習)事前に実践者の資料に必ず目を通す。 (復習)自己の学びと課題を明確にする。 12 第5回目病児の遊びの計画・実践・評価・・・①説明・実践50分②グループで感想・評価のまとめ・発表(約20分)➂実践者の評価・発表、 教員からのコメント(約10分) (予習)事前に実践者の資料に必ず目を通す。 (復習)自己の学びと課題を明確にする。 13 第6回目病児の遊びの計画・実践・評価・・・①説明・実践50分②グループで感想・評価のまとめ・発表(約20分)➂実践者の評価・発表、 教員からのコメント(約10分) (予習)事前に実践者の資料に必ず目を通す。 (復習)自己の学びと課題を明確にする。 14 報告会資料作成・・・「子どもの権利条約とHPSの遊びの実践」「子育て支援における保育者の役割」「病児・病後児保育文献読み合わせ」 「ピア・サポート演習」「がんで9歳の息子を亡くした母親の手記の読み合わせ」「病棟保育士の講話」「チーム医療」「小児科病棟見学・ 医療保育士との交流」」「病児の遊びの計画・実践・評価」」の9グループで分担し、資料作成する。 後期の自己評価を行う。 15 「 こども学総合演習総括集」の作成・・・袋とじ その内容を見ながら、担当したグループ毎に発表する。 教員から学生の行動能力の変容について伝え、今後の方向性についてまとめる。 15回の授業計画に記載した。 準備学習・事後学習 成績評価の方法 区分 定期試験 定期試験以外(授業内の課 題・参加度・出席態度等) その他 なし 教科書 割合(%) 0 100 内容 1.課題40% 2.授業参加20% 3. 発表20% 4.レポート20% 0 適宜資料を作成して配布する。 参考文献 履修条件 留意事項等 卒業必修であり、保育士資格取得のための必修科目である。 グループ活動が多いため、欠席すると他のメンバーに迷惑がかかる事を自覚し授業に参加すること。 積極的に授業に参加し、提出物等の期限を厳守すること。 - 157 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10266015 教員氏名 単位 1.0 こども学総合演習II 配当年次 3 開講期 後期 笠見 康大 こども学総合演習I」で取り組んだ課題の深化・発展を図り、課題の更なる追究を行う。中間報告において見出された問題点や課題、新しい 発見などにより前期における研究を発展させながら、学生はグループごとに自主的な学習・体験・研究活動を行い、ディスカッションや調 査・研究活動を経て終盤に報告会において報告を行い、報告書を作成・提出する。学生は活動の時間の一部に休日、長期休暇中における活 動を充てることができる。 授業の概要 1.大学生としての研究活動能力の育成 ( 大学生として研究活動ができる) 2.情報収集とその活用に関する能力の育成(効率的に情報を収集し、活用することができる) 3.コミュニケーション能力とプレゼンテーション能力の育成(効果的な意志の伝達と情報の提示ができる 到達目標 授業計画 1 (全体活動)【 オリエンテーションI:前期活動の振り返りと、反省と展望】 こども学総合演習において実施された活動内容について教員も加わり再考しながら今後の課題や次の活動に向けて実現したいことを意見交 換する。 (予習)前期の研究活動内容を整理しておく。 (復習)説明を受けた事項につき整理をしておくこと。 2 (全体活動)【オリエンテーションII 後期の活動についての日程の確認、活動内容等についての指導】 後期のグループ及び個人の研究活動について、研究活動の期間、研究発表会の日程など、日程に関する説明・確認と、今後の研究活動の方 法、研究論文の作成に関する注意などについての指導を行う。 (予習)前期の研究活動の内容、反省点などを把握しておく。(復習)指導された内容を整理する。 3 (グループ活動)【後期の活動についての確認、活動内容案・活動計画書の作成・提出】 後期の研究活動のテーマ、内容、方法等についての確認を行う。後期は教材研究や作品制作など美術に関わるもの全般を視野にいれ個人研 究も認めるものとする。各自テーマを決め活動報告書を作成する。 (予習)前期のテーマからの発展の方法について検討しておく。(復習)活動計画の内容を再度点検する。 4 (全体活動)【活動の方法と報告書作成についての指導】 後期の研究活動の趣旨・目的を再度確認し、前期の活動の発展形としての後期の研究の位置づけを理解する。研究 テーマにより異なる様々な研究の方法と、報告書作成の方法、注意事項等について指導を行う。 (予習)前期の研究方法の反省点をまとめる。 (復習)活動の方法を検討する。 5 (グループ・個人活動)【各グループ・個人による活動:前期の活動の中間報告の内容等についての分析、反省等】 各グループごとに前期の研究活動中間報告内容について検討を行い、内容、方法、発表の方法等についての分析。 反省を行い、後期の研究活動の指針の検討を行う。 (反省)前期の研究の資料を整理しておく。 (復習)分析・反省から今後の研究に役立つ資する内容を抽出する。 6 (全体活動)【学外活動】 前期同様美術館やアートスペースなどの鑑賞を通してそれぞれ発想を膨らまし今後の活動の一助とする。それまでに大体の活動イメージを 持って積極的に鑑賞活動に望めるようにする。 (予習)鑑賞のポイントを予測しておく。 (復習)テーマ、活動計画等の細目を検討する。 7 (グループ活動)【各グループによる活動:資料収集、取材活動などの実施】 立案した研究テーマ、研究方法、研究活動計画により資料収集、文献研究、見学、取材などの具体的な研究活動を 展開する。学外で活動を行う場合はその時期・方法等について事前に指導教員の指導を受ける。 (予習)研究計画等に無理がないかを検討しておく。 (復習)研究の成果についてはただちに整理・分析を行う。 8 (全体)【テーマの検討:テーマの意見交換】 ここまでイメージしてきた研究内容を深めるために意見交換を行なう。また、実現を可能なものにするために具体的なアドバイスやテーマ の近いもの同士のグループ再編を行なう。 (予習)研究テーマの再検討、整理を行う。 (復習)指導内容を確実に理解して発表に活かす。 9 (グループ・個人活動)【各グループ・個人による活動:引き続き資料収集、取材活動、制作などを実施】 前回の全体の話し合いにおける指導を踏まえながら、グループ・個人としての研究活動を展開する。グループ内の特定のメンバーに負担を 強いることのないよう、役割分担を明確に決めて効率的な活動を行う。 (予習)役割分担に無理がないかを検討しておく。(復習)研究成果の分析と論文作成の準備を進める。 10 (グループ・個人活動)【各グループ・個人による活動:それぞれのテーマ実現に向けて教材研究、制作を行なう】 グループ・個人ごとに研究活動を進める。制作や資料の整理・分析の過程で新しい問題点が生じた場合は随時担当教員に相談すること。十 分に話し合いをしながら研究を進める。 (予習)研究活動の行き詰まりがあれば十分に話し合うこと。(復習)徐々に報告書の枠組み・骨格の検討を始める。 11 12 13 (グループ・個人活動)【各グループ・個人による活動:引き続き制作、教材研究、資料の整理・分析】 グループ・個人の研究活動のまとめに入る。各自テーマに沿った研究内容報告書及び指示書を作成する。 (予習)研究の成果を整理・分析しておく。(復習)発表会資料、教材を充分に点検する。 (全体活動)【実践報告会1】 後期進めてきた研究活動の成果を発表する。それぞれ開発した授業に関しては全員で参加し体験する。その際指導案や指示書をしっかり準 備しておくこと。また、作品を制作したものについては作品を展示しコンセプトを発表する。 (予習)事前のリハーサルを充分に行う。(復習)他のグループ・個人の発表を聞き、報告書作成の参考にする。 (全体活動)【実践報告会2:】 引き続き後期進めてきた研究活動の成果を発表する。それぞれの発表には積極的に参加し、それぞれの研究内容の充実に努める。 (予習)事前のリハーサルを充分に行う。(復習)他のグループ・個人の発表を聞き、報告書作成の参考にする。 14 (全体活動)【実践報告会3】 前回に引き続き後期進めてきた研究活動の成果を発表する。担当教員がそれぞれの専門性から各発表、発表全体についての講評を行う。各 自研究についての講評を聞くことは貴重な勉強の機会となる。他のグループの研究への講評も得難い勉強の場となる。 (予習)自分のグループの研究のどこに問題があるかを考えておく。(復習)講評の内容を今後の学修に役立てる。 15 (グループ・個人活動)【報告書(1年間の活動のまとめ)の作成と提出】 1年間の研究の成果、発表会で発表した内容、教員から受けた講評の内容などを集約してグループまたは個人の研究報告書を作成して提出す る。論文作成基礎をしっかり踏まえて作成し必ず活動内容の写真も添付する。 (予習)論文の作成の仕方を復習する。(復習)本科目で学んだ研究者としての姿勢を今後の学修に活かす。 15回の授業計画に記載 準備学習・事後学習 成績評価の方法 区分 定期試験 定期試験以外(授業内の課 題・参加度・出席態度等) その他 なし 教科書 割合(%) 0 100 内容 なし 1.課題(40%)2.授業参加(20%)3.発表(20%)4.レポート(20%) 0 なし 適宜資料を作成して配布する 参考文献 履修条件 留意事項等 積極的に授業に参加し、提出物等の期限を厳守すること - 158 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10266016 教員氏名 授業の概要 単位 1.0 こども学総合演習II 配当年次 3 開講期 後期 西野 美穂 「こども学総合演習Ⅰ」で取り組んだ課題の深化・発展を図り、課題の更なる追求を行う。中間報告において見出された問題点や課題、新 しい発見などにより前期における研究を発展させながら、学生はグループごとに自主的な学習・体験・研究活動を行い、ディスカッション や調査・研究活動を経て終盤に報告会において報告を行い、報告書を作成・提出する。学生は活動の時間の一部に休日・長期休暇中におけ る活動を充てることができる。 1、大学生としての研究活動能力の育成(大学生として研究活動ができる) 2、情報収集とその活動に関する能力の育成(効率的に情報を収集し、活用することができる) 3、コミュニケーション能力とプレゼンテーション能力の育成(効果的な意志の伝達と情報の提示ができる) 到達目標 授業計画 1 (全体活動)【オリエンテーション】授業の方法、今後の日程、履修状の留意点について必要な説明を行う。学生は前期の研究をふまえた 研究テーマを設定し、前期よりさらに充実した研究内容の研究計画を立てる。 (予習)前期の研究内容を整理しておく。(復習)説明を受けた事項についてじゅうぶん整理しておく。 2 (全体活動)前期の研究内容、発表をふまえた後期の学習活動について指導教官から説明を受ける。 グループ分けをし代表者を決定する。グループごとにそれぞれの研究内容と計画について話し合う。 (予習)研究計画を整理しておく。(復習)研究方法について考えておく。 3 (グループ活動)それぞれのグループの研究内容に必要な資料を集めるため、図書館へ行く。本の選定、楽譜の選定などをして研究計画を 立て、研究計画書を作り提出する。 (予習)集めた資料を読んでおく。(復習)資料を研究に生かす方法を考えておく。 4 5 6 (全体活動)現代、子どもにとっての音楽とはどのような役割を持っているのか新聞記事などをもとに話し合いを行う。 (グループ活動)研究内容からどのような研究発表に繋げて行くのかを話し合う。 (予習)現代のメディアから子どもたちがどのような影響を受けているのか考えておく。(復習)研究発表に向けての大まかな内容を考え ておく。 (グループ活動)研究内容を整理し、絵本の読み込み、楽譜の作成などをする。それぞれのグループは指導教官からのアドバイスを受け、 研究計画をじゅうぶん検討する。 (予習)研究発表のイメージを考えておく。(復習)指導内容を確認、整理しておく。 (グループ活動)前回の教員からの指導内容をふまえて活動内容を確認し、絵本の読み込み、楽譜の作成などをさらに進める。 (予習)これまでのピアノ実技で習得した技術を確認しておく。(復習)各自、ピアノ実技の練習を進めておく。 7 (グループ活動)絵本の読み込み、楽譜の作成、パワーポイントの作成から、作品発表の練習を進める。指導教官からのアドバイスを受け る。 (予習)作品発表に向けたピアノ実技の練習をじゅうぶんにしておく。(復習)指導内容を確認しておく。 8 (グループ活動)作品発表の練習をさらに進める。各自必要に応じてピアノ実技の練習を行い、丁寧な仕上がりを目指す。指導教官のアド バイスを受ける。 (予習)ピアノ実技の個人練習をしておく。(復習)指導教官のアドバイスを確認しておく。 9 (全体活動)発表会を開き、お互いの作品を鑑賞したのち、さらに良い作品を目指す為に反省点を討議する。学外活動で配布するアンケー トの内容について相談する。 (グループ活動)各グループごとに反省点を話し合い、練習する。 (予習)作品発表のための練習の仕上げをしておく。(復習)反省点について整理しておく。 10 (全体活動)作品発表会を開き、お互いの作品を鑑賞したのち、さらに良い作品を目指す為に反省点を討議する。次回の学外活動の為の計 画を立てる。配布するアンケートを作成する。 (グループ活動)各グルーップごとに反省点を話し合い,練習する。 (予習)作品発表のための練習の仕上げをしておく。(復習)反省点について整理しておく。 11 (全体活動)子どもたちに実際に作品を鑑賞してもらう学外活動を実施する。 (予習)学外での作品発表に向け、じゅうぶんな準備をしておく。(復習)反省点などを整理しておく。 12 (全体活動)前回の学外活動について指導教官から講評を受ける。感想、反省点などを討論する。 (グループ活動)アンケートの結果を集計し、報告書を作り提出する。 (予習)学外活動の反省を考えておく。(復習)反省点を今後の研究に生かせるよう考えておく。 13 (全体活動)報告書について指導教官から講評する。後期授業で学習したことと報告書をもとにレポートを作成する。 ○ DVD鑑賞 (予習)報告書について整理しておく。(復習)レポートの作成を進めておくこと。 14 (全体活動)レポートの作成を進め、必要に応じて指導を受ける。 ○ DVD鑑賞 (予習)レポートの作成を進めておく。(復習)指導内容をレポートに生かす。 15 (全体活動)後期の授業、研究活動、研究発表など今までの活動の反省点を話し合い、今後の研究活動への課題と展望を話し合う。 (予習)後期の授業内容について整理しておく。(復習)今後の研究活動について考える。 15回の授業計画に記載済み。 準備学習・事後学習 成績評価の方法 区分 定期試験 割合(%) 0 100 定期試験以外(授業内の課 題・参加度・出席態度等) その他 内容 1、研究発表(40%) 2、研究報告書(20%) 3、レポート(20%) 4、授業参加(20%) 0 なし 教科書 適宜資料を作成して配布する。 参考文献 履修条件 留意事項等 積極的に授業に参加し、提出物の期限を厳守すること。 - 159 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10266017 教員氏名 授業の概要 単位 1.0 こども学総合演習II 配当年次 3 開講期 後期 森田 弘行 学生自身による主体的活動と教員との双方向的関わりを基とした授業である。学生は担当教員から提示される内容を参考にテーマを選び、 グループごとに自主的な学習・体験・研究活動を行い、ディスカッションや調査・研究活動を経て個別に報告を行い、報告書を作成・提出 する。学生は活動の時間の一部に休日、長期休暇中における活動を充てることができる。 1.大学生としての研究活動能力の育成 ( 大学生として研究活動ができる) 2.情報収集とその活用に関する能力の育成(効率的に情報を収集し、活用することができる) 3.コミュニケーション能力とプレゼンテーション能力の育成(効果的な意志の伝達と情報の提示ができる) 到達目標 授業計画 1 【オリエンテーション】 授業の方法、日程の確認、諸連絡を行う。 科目の目的と意義、授業の進め方、今後の日程、履修上の留意点について必要な説明を行う。学生は必ず出席をして必要な事項を充分に理 解する必要がある。 (予習)学生便覧により本科目の内容を把握しておく。 (復習)説明を受けた事項につき整理をしておく。 2 テーマを次の3点として、自主的な学習活動を行うことを周知する。 ①小学校教育 ②幼稚園教育 ③特別支援教育 研究題目の具体例を参考にして、指導の方針と指導方法、単位認定の方法等につき説明を行う。学生は研究テーマの検討を行う。また、研 究計画の再検討をする。 (予習)担当教員の専門領域等を把握する。 (復習)学生自身が意欲的に取り組む具体的なテーマを考える。 3 【テーマにそって具体的な学習方針を立てる】 具体例として、①小学校における言葉遣いとコミュニケーションの取り方 ②幼稚園における休み時間と遊具の関係③特別支援教育におけ る支援ツールの在り方④教育者として今日的課題の検討 などがある。 (予習)自分のテーマについて十分に検討をしておく。(復習)テーマの内容について学習方法を検討する。 4 【テーマごとにグループを編成 活動の目標、方法、活動計画等の検討】 希望するテーマにより研究活動の単位となるグループまたは個人を編成する。 リーダーを決め、活動の目標、活動の方法、活動計画の検討を行う。 (予習)希望するテーマについて書籍や文献を探す。 (復習)研究活動内容などの方法を整理する。 5 【活動内容・テーマの確定、活動内容・活動計画書の作成・提出】 メンバーによる討議を行い、テーマを確定する。研究活動の内容の検討を行い、活動計画書を作成して提出する。メンバーによる討議を行 い、必要に応じて適宜指導教員の指導・助言を受ける。 (予習)研究テーマ・研究活動内容と方法につきあらかじめ検討しておく。 (復習)活動計画の内容を再度検討する。 6 【参考文献の探し方と活用法、著作権・Web情報の利用法】 1年次の基礎ゼミナールⅠ・Ⅱで行われた指導内容と経験を踏まえて、研究活動を展開するために必要な文献の探し方、著作権に関する考え かた、Web情報の利用法、その効用と注意点についての指導を行う。 (予習)基礎ゼミナールⅠ・Ⅱでの体験を整理しておく。 (復習)指導内容を整理・確認する。 7 【必要な資料についての検討、リストアップ等の実施】 研究テーマに即して研究活動に必要な資料の範囲等を検討し、参考・引用文献として適切な資料を見出し、リストアップを行う。図書館、 パソコン等の利用を含めて活動を行う。 (予習)前回の授業の内容を確認しておく。(復習)リストアップした資料の関連資料を検討する。 8 【取材活動の検討・計画】 前回の授業でリストアップした資料をふまえて取材活動の検討を行う。学外での情報や資料の収集、見学、取材などの活動を行う場合は事 前に指導教員に相談をして指示を受ける。 (予習)収集した資料の内容について研究をしておく。 (復習)研究活動の内容を整理しておく。 9 【教育現場の取材活動の実施1】 収集した資料内容からテーマに沿った内容を把握して考察する。また、学外での活動を実施する。学外での情報や資料の収集、見学、取材 などの活動を行う場合は事前に指導教員に相談をして指示を受ける。 (予習)テーマに沿った視点を整理しておく。 (復習)今回の研究活動の内容を整理しておく。 10 【資料収集と教育現場の取材活動の実施2】 前回の授業において収集した資料の考察の検討、学外での活動の不順分な点をふまえて研究内容を深める。学外での情報や資料の収集、見 学、取材などの活動を行う場合は事前に指導教員に相談をして指示を受ける。 (予習)前回の活動内容を整理しておく。 (復習)今回の研究活動の内容を整理しておく。 11 【活動:収集した資料などの整理・分析】 前回の授業まで収集した内容や研究活動の成果を整理・分析して研究報告書の作成を行い、発表のための準備を始める。不十分と思われる 部分等についての補充や訂正などについて検討を行う。 (予習)研究活動全体の整理をしておく。(復習)研究活動が不十分と判断された部分についての検討を行う。 12 【研究発表会に向けての準備:プレゼンテーションの基礎】 1年次後期の『プレゼンテーション技術』で学んだ内容を踏まえながら、研究発表の方法、プレゼンテーションの方法と必要な準備、パ ワーポイントによる発表の際の留意点、発表時の役割分担等につき指導を行う。 (予習)整理した研究活動内容の発表方法について考えておく。(復習)グループ発表の具体的方法を検討する。 13 【活動内容のまとめ、発表資料作成】 研究活動のまとめである研究レポートの作成に向けて、パワーポイントで提示する発表資料の作成を行い、実際の発表方法や役割分担等に つき、具体的な事項について検討を行う。 (予習)パワーポイントについて復習しておく。 (復習)適宜発表のリハーサルを行う。 14 【研究報告会】 研究活動内容、研究活動の成果について発表を行い、研究活動の反省点や今後の研究の発展への展望などについても述べる。発表者は制限 時間を守り、聞き取りやすくわかりやすい話し方をするように留意する。 (予習)発表のリハーサルを充分にしておく。 (復習)他のグループの発表内容を今後の研究活動の参考にする。 15 【研究報告書の作成と提出】 15回の授業、研究活動、研究発表を受けて報告書を作成して提出する。研究テーマ設定の理由、研究の目的、研究計画、研究活動の経過、 今までの活動の反省点など今後の研究活動への課題と展望などをまとめる。 (予習)報告書作成のための資料等を整理しておく。 (復習)報告書の内容を今後に生かす方法を考える。 15回の授業計画に記載 準備学習・事後学習 成績評価の方法 区分 定期試験 定期試験以外(授業内の課 題・参加度・出席態度等) その他 割合(%) 0 100 内容 1.研究活動報告書(20%) 2.発表(20%) 3.レポート(60%) 0 1年前期に使用した日本語表現Ⅰのテキスト、「国語表現」田上貞一郎著を活用する。 教科書 配布資料 参考文献 履修条件 留意事項等 研究レポート提出期限厳守 積極的な授業への参加 - 160 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10266018 教員氏名 単位 1.0 こども学総合演習II 配当年次 3 開講期 後期 田島 与久 「こども学総合演習Ⅰ」で取り組んだ課題の深化・発展を図り、課題の更なる追究を行う。中間報告において見い出された問題点や課題、 新しい発見などにより前期における研究を発展させながら、学生はグループごとに自主的な学習・体験・研究活動を行い、ディスカッショ ンや調査・研究活動を経て終盤に報告会において報告を行い、報告書を作成・提出する。学生は活動の時間の一部に休日、長期休暇中にお ける活動を充てることができる。 授業の概要 1.大学生としての研究活動能力の育成 ( 大学生として研究活動ができる) 2.情報収集とその活用に関する能力の育成(効率的に情報を収集し、活用することができる) 3.コミュニケーション能力とプレゼンテーション能力の育成(効果的な意志の伝達と情報の提示ができる) 到達目標 授業計画 1 (全体活動)【 オリエンテーションⅠ:中間報告会における報告内容についての講評と指導】 子ども学総合演習Ⅰにおいて実施された中間報告会で報告された各グループの研究内容等について教員より講評と 今後の研究活動に関する指導・助言を行い、合わせて後期の授業の方法等についてのオリエンテーションを行う。 (予習)前期の研究活動内容を整理しておく。 (復習)説明を受けた事項につき整理をしておくこと。 2 (全体活動)【オリエンテーションⅡ 後期の活動についての日程の確認、活動内容等についての指導】 後期のグループ研究活動について、研究活動の期間、研究発表会の日程など、日程に関する説明・確認と、今後の研究活動の方法、研究論 文の作成に関する注意などについての指導を行う。 (予習)前期の研究活動の内容、反省点などを把握しておく。(復習)指導された内容を整理する。 3 (グループ活動)【後期の活動についての確認、活動内容案・活動計画書の作成・提出】 前期の活動の内容と成果を踏まえ、後期の研究活動のテーマ、内容、方法等についての確認を行う。その結果を集約して活動報告書を作成 して提出する。前期の活動の内容からの発展としてのテーマ設定を行う。 (予習)前期のテーマからの発展の方法について検討しておく。(復習)活動計画の内容を再度点検する。 4 (全体活動)【活動の方法と報告書作成についての指導】 後期の研究活動の趣旨・目的を再度確認し、前期の活動の発展形としての後期の研究の位置づけを理解する。研究テーマにより異なる様々 な研究の方法と、報告書作成の方法、注意事項等について指導を行う。 (予習)前期の研究方法の反省点をまとめる。 (復習)グループ活動の方法を検討する。 5 (グループ活動)【各グループによる活動:前期の活動の中間報告の内容等についての分析、反省等】 各グループごとに前期の研究活動中間報告内容について検討を行い、内容、方法、発表の方法等についての分析。反省を行い、後期の研究 活動の指針の検討を行う。 (反省)前期の研究の資料を整理しておく。 (復習)分析・反省から今後の研究に役立つ資する内容を抽出する。 6 (グループ活動)【各グループによる活動:後期の活動の目標、方法の検討、活動計画の立案】 前回までの授業・活動の内容を踏まえて後期の活動目標。研究のテーマ、研究の方法、研究活動報告を立案する。卒業研究についても視野 に入れる。適宜指導教員の助言を受け、他のグループの活動も参考にしながら検討を進める。 (予習)前期からのスムーズな展開を模索しよう。 (復習)テーマ、活動計画等の細目を検討してみよう。 7 (グループ活動)【各グループによる活動:資料収集、取材活動などの実施】 立案した研究テーマ、研究方法、研究活動計画により資料収集、文献研究、見学、取材などの具体的な研究活動を展開する。学外で活動を 行う場合はその時期・方法等について事前に指導教員の指導を受ける。 (予習)研究計画等に無理がないかを検討しておく。 (復習)研究の成果についてはただちに整理・分析を行う。 8 (全体)【報告会に向けての指導:プレゼンテーションの方法】 前期に実施した中間報告会の反省を踏まえて、パワーポイントによる発表の方法、展示資料の作成の方法、説明の仕方、役割分担など、効 果的な発表を行うための方法と留意点について指導を行う。 (予習)中間発表会の反省点の整理を行う。 (復習)指導内容を確実に理解して発表に活かす。 9 (グループ活動)【各グループによる活動:第7回に引き続き資料収集、取材活動などの実施】 前回の全体活動における発表の方法の指導を踏まえながら、グループとしての研究活動を展開する。グループ内の特定のメンバーに負担を 強いることのないよう、役割分担を明確に決めて効率的な活動を行う。 (予習)役割分担に無理がないかを検討しておく。(復習)研究成果の分析と論文作成の準備を進める。 10 (グループ活動)【各グループによる活動:収集した資料等の整理・分析】 グループごとに研究活動を進める。資料の整理・分析の過程で新しい問題点が生じたり、行き詰まりを感じたり、思わぬところから突破口 が発見されることもある。十分に話し合いをしながら研究を進める。 (予習)研究活動の行き詰まりがあれば十分に話し合うこと。(復習)徐々に報告書の枠組み・骨格の検討を始める。 11 (グループ活動)【各グループによる活動:引き続き資料の整理・分析】 グループ研究活動のまとめに入る。今までに収集した資料や見学、取材の内容などを研究テーマに即して整理し、論旨・論点について十分 な検討を行って報告会の資料を作成し、報告書作成の準備を行う。卒業研究への展望も考える。 (予習)研究の成果を整理・分析してお く。(復習)発表会資料を充分に点検し、推敲を行う。 12 (全体活動)【報告会1:グループが発表を行う】発表時間30分、質疑時間5分 前期・後期を通じ、1年間にわたるグループ研究活動の成果を発表する。研究のテーマ・課題はどこまで追究できたか、研究の成果は何か、 今後に残された課題は何か、等について制限時間を守り、わかりやすい発表を行う。 (予習)事前のリハーサルを充分に行う。(復習)他のグループの発表を聞き、報告書作成の参考にする。 13 (全体活動)【報告会2:残りのグループが発表を行う】発表時間30分、質疑時間5分 前期・後期を通じ、1年間にわたるグループ研究活動の成果を発表する。研究のテーマ・課題はどこまで追究できたか、研究の成果は何か、 今後に残された課題は何か、等について制限時間を守り、わかりやすい発表を行う。 (予習)事前のリハーサルを充分に行う。(復習)他のグループの発表を聞き、報告書作成の参考にする。 14 (全体活動)【報告会の内容に対する講評】 各担当教員がそれぞれの専門性から各発表、発表全体についての講評を行う。自分のグループの研究についての講評を聞くことは貴重な勉 強の機会となる。他のグループの研究への講評も得難い勉強の場となる。 (予習)自分のグループの研究のどこに問題があるかを考えておく。(復習)講評の内容を今後の学修に役立てる。 15 (グループ活動)【報告書(1年間の活動のまとめ)の作成と提出】 1年間の研究の成果、発表会で発表した内容、各教員から受けた講評の内容などを集約してグループ研究報告書を作成して提出する。基礎ゼ ミナールⅠ・Ⅱで学んだ論文作成の知識などを駆使して最高の論文を作り上げる。卒業研究への展望も考慮する。 (予習)論文の作成の 仕方を復習する。(復習)本科目で学んだ研究者としての姿勢を今後の学修に活かす。 15回の授業計画に記載。 準備学習・事後学習 成績評価の方法 区分 定期試験 定期試験以外(授業内の課 題・参加度・出席態度等) その他 なし 教科書 割合(%) 0 100 内容 1.課題(20%) 2.授業参加(20%) 3.発表(30%) 4.レポート(30%) 0 適宜資料を作成して配布する 参考文献 履修条件 留意事項等 3年生時に履修する。卒業必修である。積極的に授業に参加し、提出物等の期限を厳守すること。 - 161 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10181011 教員氏名 単位 2.0 教職実践演習 配当年次 4 開講期 後期 田島 与久、三上 勝夫、山口 宗兼、森田 弘行、児玉 稔、小田 進一 教職課程科目として設置された教科に関する科目及び教職に関する科目や教職課程での様々な活動を通じて学生が身につけた資質能力が、 教員として最小限必要な資質能力として有機的に統合され、形成されたかについて、本学科が目標とする教員像や到達目標に照らして最終 的に確認するための科目である。20名程度のクラス編成により、教育実習で焦点化された自己課題に基づき、事例研究、模擬授業、イン ターンシップ等を取り入れた内容により行う。 授業の概要 到達目標 こども発達学科では、「教育に対する明確な理念と知識を持ち、幼稚園・学校現場で子どもたちと真剣に向き合うことのできる資質・能力 を有する教員の養成」を目指しており、そのため本演習では、「教育理念に裏付けられた実践的指導力の育成のため、望ましい授業づくり の方法や子どもとの関わり方等を認識することができる。また、そのことを幼稚園・学校現場において具体的に実践しようとする気構えを 構築することができる。」を到達目標とする。 授業計画 1 2 3 4 オリエンテーション&今日の教育課題と求められる教師像 オリエンテーションは合同→グループ毎に行う。 今日の教育課題と教師の資質や能力について、教育実習を振り返りながら考えさせ る。事後-小学校教育実習の「まとめ・考察」を熟読し、本科目での学習の自己課題を明確にする。 総合的な学習の時間 ① 目標や内容について概観・説明する。内容に応じて小グループにわけ、学習計画(単元の指導計画)づくりにとりかかる。 学習指導要領 解説編を購入し、配布する。図書館から参考書籍を借り、選択させる。 ※2-3週後に、完成させ、発表会を行う ことのアナウンス。 事後-課題別のグループで指導計画の作成と模擬授業のやり方について考え発表の準備をする。(視察等も考慮 12時間分程度かかる) 講話 恵庭市内現職教員による。「これからの教員に求められること」 要点の記録と 事後-記録の整理と感想・提出 ※ 学校で行う場合は、現地集合・解散とする。 小学校における保護者との連携や対応 学級通信や家庭訪問・懇談の工夫などを通して、保護者や地域との連携・協力について考える。事後-配布プリントの再読 5 総合的な学習の時間 ② 指導計画の作成・完成 発表準備(P.P.) 発表・交流 相互評価も行う。 ※ 特別支援学校参観 事前指導 事後-特別支援学校のHP閲覧 6 特別支援学校 観察参加 観察の視点に沿った観察と記録 小グループや個人への支援についての学習 事後-記録の整理と提出 7 特別支援学校 観察参加 (2回分 4コマとなる) 観察の視点に沿った観察と記録 小グループや個人への支援についての学習 事後- 記録の整理と提出 8 中間総括と今後に向けて ① 特別支援学校観察参加の振り返り ② 中間総括(自己課題、資質や能力) ③ インターンシップに向けて ~・活動内容、記録 ・事前登校、準備 など 事後-インターンシップ学校のHP閲覧 9 インターンシップ① 3日間(6コマ分)に亘って、教育実習の体験や、この授業でのこれまでの学習を踏まえ、地域の学校でのインターン シップに臨む。例として、①授業等の補助や教材づくり ②学級づくりの補助を通しての児童理解 ⑤学校における実務・職務の補助な どを重点課題にし、現場の教員の指導を受け、教育活動の実践を体験的に学ぶ。 10 インターンシップ② 3日間(6コマ分)に亘って、教育実習の体験や、この授業でのこれまでの学習を踏まえ、地域の学校でのインターン シップに臨む。例として、①授業等の補助や教材づくり ②学級づくりの補助を通しての児童理解 ⑤学校における実務・職務の補助な どを重点課題にし、現場の教員の指導を受け、教育活動の実践を体験的に学ぶ。事後-記録の整理と明日の目標の作成 11 インターンシップ③ 3日間(6コマ分)に亘って、教育実習の体験や、この授業でのこれまでの学習を踏まえ、地域の学校でのインター ンシップに臨む。例として、①授業等の補助や教材づくり ②学級づくりの補助を通しての児童理解 ⑤学校における実務・職務の補助 などを重点課題にし、現場の教員の指導を受け、教育活動の実践を体験的に学ぶ。 12 インターンシップ④ 3日間(6コマ分)に亘って、教育実習の体験や、この授業でのこれまでの学習を踏まえ、地域の学校でのインター ンシップに臨む。例として、①授業等の補助や教材づくり ②学級づくりの補助を通しての児童理解 ⑤学校における実務・職務の補助 などを重点課題にし、現場の教員の指導を受け、教育活動の実践を体験的に学ぶ。 事後-記録の整理と明日の目標の作成 13 インターンシップ⑤ 3日間(6コマ分)に亘って、教育実習の体験や、この授業でのこれまでの学習を踏まえ、地域の学校でのインター ンシップに臨む。例として、①授業等の補助や教材づくり ②学級づくりの補助を通しての児童理解 ⑤学校における実務・職務の補助 などを重点課題にし、現場の教員の指導を受け、教育活動の実践を体験的に学ぶ。 14 インターンシップ⑥ 3日間(6コマ分)に亘って、教育実習の体験や、この授業でのこれまでの学習を踏まえ、地域の学校でのインター ンシップに臨む。例として、①授業等の補助や教材づくり ②学級づくりの補助を通しての児童理解 ⑤学校における実務・職務の補助 などを重点課題にし、現場の教員の指導を受け、教育活動の実践を体験的に学ぶ。 事後-記録の整理と「まとめ・考察」の作成 15 発表会 発表の内容として ①インターンシップで学んだこと ② この授業で、自己の課題解決に向けて特に取り組んできたこと ③ 教員としての資質・能力(カルテ)を意識した今後の課題と抱負 ○学生同士の相互評価を行う。 お礼状書きを促す。 事後-お礼状を書き送付 準備学習・事後学習 成績評価の方法 区分 定期試験 定期試験以外(授業内の課 題・参加度・出席態度等) その他 なし 教科書 ① 教育実習の反省・考察の確認 と自己課題の整理 ② 総合学習の指導計画にかかわる教材研究③ 特別支援学校参観の記 録の整理 ④ インターンシップでの記録の整理 ⑤ 発表準備など 割合(%) 0 100 内容 ・意欲(指導計画) 30 ・表現力(講話・観察記録)30 ・指導力(インターンシップ記録・発表)40 0 小学校教育実習記録 幼稚園教育実習日誌 特別支援学校教育実習記録 教職履修の道筋・カルテ「生命の若木」 参考文献 履修条件 留意事項等 幼稚園教諭及び小学校教諭免許取得希望者は、必修 - 162 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10269011 教員氏名 単位 2.0 こどもの発達と幼小連携 配当年次 2 開講期 後期 森田 弘行 幼児期から児童期における子どもの心身の発達を教育心理臨床の視点で捉えながら、具体的な事例をもとに検討・考察をしていく。また、 子どもの成長を見守る保護者、担任、管理職がどのように連携しながら、支援、援助していくとよいのかを「コミュニケーション」をキー ワードに実践的視座から検討、考察を加え、 幼稚園・保育所から小学校に滑らかに繋げていく方策を探る。 授業の概要 1.幼児期、児童期の子どもの発達と行動が理解できるようになる。 2.幼児期から児童期にかけての不登校、いじめ、小1プロブレムなどの諸問題を正しく理解する。 3.子どもを中心に据えた幼保小の連携のあり方や実際場面での支援・援助の方法を知る。 到達目標 授業計画 1 オリエンテーション 「子どもの発達と幼保小」では、幼児期、児童期の基本的な押さえと幼児教育と小学校教育の相違について解説す る。また、小1プロブレムなどの教育的な諸問題にも言及しながら、幼保小の連携の重要性について説明する。 □準備 幼少期と小学校の記憶をたどる。事後 幼少期と小学校の思い出やエピソードをまとめる。 2 「幼児期とは何か、児童期とは何か」を子どもの心身の発達面から包括的に捉えていく。遊びと学びの違いや主観性と客観性をテーマに、 具体的な事例や心理学実験例などから、幼児期から児童期にかけての成長を理解していく。 □準備 印象に残っている先生のことを まとめてくる。事後 幼児期から児童期にかけての成長をまとめる。 3 幼児教育の実際を知るために、いくつかの特長ある幼稚園や保育所での子どもの様子や行動を確認しながら、幼児期の子どもにとっての遊 びが如何に重要であるかを知る。 □準備 自分が通った幼稚園や小学校の校舎や教室を絵図に書いてくる。 事後 学校や園の施設で覚えていることをまとめる。 4 小学校教育の実際を知るために、道内のいくつかの小学校での子どもの様子や行動を確認しながら、児童期の子どもにとっての学びと集団 行動の実際について知る。 また、幼稚園、保育所、小学校の違いを話し合う。 □準備 自分の小学校時代を振り返る。事後 小学校に入りたての頃、困ったことをまとめる。 5 幼児期と児童期は、子どもの遊びや学び方の違いがあることを実際の場面を例にあげながら、ヴィゴツキー、ピアジェ、ペスタロッチ「な どの理論の視点と絡めて解説していく。 □準備 幼児期・児童期の研究者にはどんな人物「がいるか調べてくる。事後ヴィゴツキー、ピアジェ、ペスタロッチがどんな人物でどん な研究業績があるのかを詳しく調べる。 6 子どもの成長の様子の記録の取り方や日々の見取り方などを教育現場で使われているチェック表や行動記録表などをもとに検討し、よりよ い記録の取り方を考える。 □準備 自分なりの子供の記録法を考えてくること。事後 子供を見取る時、大切だと思うものを箇条書きで10以上書く。 7 幼小児童の問題行動について、実際の事例から検討考察する。時に小1プロブレムを取り上げ、集団行動がとれない、学校生活になじめな い状態についての背景や原因、更にはその対処法などについて理解を深める。 □準備 子供の問題行動について調べてく る。 事後 幼保小において、子どもの問題行動だと思われることを詳しく調べまとめる。 8 子どもとの関係作りについて、コミュニケーション対応の5原則を踏まえながら、学校行事、授業場面、個別対応、集団行動時などの具体 的事例から理解を深める。 □準備 コミュニケーションについて調べてくること。事後 自分がコミュニケーションギャップを感じた時のエピソードをまとめる。 9 10 11 保護者との連絡・連携について、コミュニケーション対応の5原則を踏まえながら、日々の連絡帳、家庭配布物、通知表などの書きまとめ 方などについて理解を深めていく。 □準備 学校のクレームについて情報を集めること 事後 保護者は学校に対してどのようなクレームを言ってくるのか、またその対処法に ついて復習する。 職場における同僚との協業・協働について、コミュニケーション対応の5原則を踏まえながら、日々の指導・助言・支援などの仕方につい て理解する。 □準備 職場の人間関係について考えてくる。事後 職場の人間関係で困ることやその対処法について復習する。 管理職や指導的立場にいる者との関わり方を、コミュニケーション対応の5原則を踏まえながら、報告・連絡・相談など具体的な場面を通 して理解する。 □準備 管理職との関係について自分の考えをまとめてくること。事後 自分が教師だと仮定して、誰にどのように相談するか書きまとめ る。 12 発達障害や軽度の知的障害についての理解を深め、実際場面での具体的事例を通して、適切な指導・援助法などを理解する。 □準備 事後指導 発達障害と知的障害について、調べられる範囲で調べておくこと。事後 発達障害と知的障害について分かったことを復 習する。 13 「学力とは何か?」幼児教育から見た学力と小学校から見た学力の接点について解説する。また、幼児教育とのつながりが濃い、生活科や それに続く総合的な学習の時間についても解説する。 □準備 自分が受けた生活科や総合的な学習において、印象に残っている授業を思い出す。事後 生活科や総合的な学習について復習する。 14 15 幼児教育にしろ、小学校教育にしろ、子どもたちをどのように見取り評価していくと良いのかを考察する。学習指導案や活動案を比較検討 し、総括評価、形成評価、到達度評価、変容度評価、パフォーマンス評価などと絡めて、子どもを多面的に捉えていくことの重要性を理解 する。 □準備 教育評価について調べてくる。事後 これまでの講義を振り返り、最終時の課題について構想を練る。 ★ 講義をふりかえって 「幼保小の連携で今、求められていることとその理由を述べよ。また、自分が教育現場に立った時に、どのような連携を行っていきたい か」について文章にまとめる。◎800字以内 横書き 15回の授業内容に記載してある通りである。 準備学習・事後学習 成績評価の方法 区分 定期試験 定期試験以外(授業内の課 題・参加度・出席態度等) その他 なし 教科書 割合(%) 0 100 内容 なし 提出物による 5点×14=70点(1-14) 30点×1=30点 0 なし 随時紹介する 参考文献 履修条件 留意事項等 座席は指定とする。辞書の持ち込みは可とする。質問は随時受け付ける。 レポート等は提出期限を厳守する - 163 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10486011 教員氏名 単位 2.0 地域活動論 配当年次 2 開講期 前期 早尻 正宏 私たちが暮らす「地域」の中で立ち現れる多種多様な課題(人口減少、介護、子育てなど)を把握したうえで、その解決に求められる「活 動」とは何かを明らかにする。持続可能な地域発展をいかに図るかという視点から、地域活動の目的、主体、方法を整理し、グローバル時 代における地域活動の展開と可能性を考えていく。 授業の概要 地域活動をめぐる基礎的な理論と国内各地の実践例(先発事例)の紹介を通し、地域活動の理論と実際を論じる。地域活動の概念や内容を 理解するだけでなく、具体的な実践事例に触れることで、事実をみつけ、それを分析して、文章にまとめるという科学的思考法を習得する ことも目指す。 到達目標 授業計画 ガイダンス(講義のねらい、受講上の注意点など) 1 2 「地域」とは何か:第1回目の授業で配布した資料にもとづき、理論的な観点から、「地域」の多様性を理解する。 【事前学習】配布資料を読み込み、新聞等で関連情報を探索する。 【事後学習】授業内容を振り返り、疑問点等を整理する。 3 現代日本の地域課題:人口減少など現代の日本が抱える地域課題をDVD等の視聴覚教材や新聞等の配布資料を用いながら学ぶ。 【事前学習】配布資料を読み込み、新聞等で関連情報を探索する。 【事後学習】授業内容を振り返り、疑問点等を整理する。 4 「発展」概念の再定義:「発展」をめぐる概念整理をおこない、内発的発展論など持続可能な発展をめぐる議論の変遷と最新動向を理解す る。 【事前学習】配布資料を読み込み、新聞等で関連情報を探索する。 【事後学習】授業内容を振り返り、疑問点等を整理する。 5 地域活動の射程:潜在能力に関する議論を紹介し、人間発達の視点から地域活動の意味を理解する。 【事前学習】配布資料を読み込み、新聞等で関連情報を探索する。 【事後学習】授業内容を振り返り、疑問点等を整理する。 6 地域活動の射程:社会関係資本に関する議論を紹介し、地域活動と社会関係資本の関係性を学ぶ。 【事前学習】配布資料を読み込み、新聞等で関連情報を探索する。 【事後学習】授業内容を振り返り、疑問点等を整理する。 7 地域活動の射程:「発展」概念の再定義、潜在能力および社会関係資本の検討を踏まえ、地域活動の理論的整理をおこなう。 【事前学習】配布資料を読み込み、新聞等で関連情報を探索する。 【事後学習】授業終了時に示す課題のレポートを作成する。 8 基礎自治体の住民参加:DVD等の視聴覚教材を用いながら、中国山地の過疎山村である鳥取県智頭町の地域づくり、とくに地域固有の自然資 源である森林と子育てを結び付けた「森のようちえん」の事例紹介をおこなう。 【事前学習】配布資料を読み込み、新聞等で関連情報を探索する。 【事後学習】授業内容を振り返り、疑問点等を整理する。 9 集落単位の地域再生活動:東北地方の過疎山村である山形県鮭川村の「限界集落」の地域づくりの紹介を通じ、集落単位の地域活動の意義 と課題を理解する。 【事前学習】配布資料を読み込み、新聞等で関連情報を探索する。 【事後学習】授業内容を振り返り、疑問点等を整理する。 10 NPOと次世代育成:DVD等の視聴覚教材を用いながら、山形県川西町にあるまちづくりを目的としたNPOによる次世代育成の取り組みを紹介 し、教育と地域の関係性を学ぶ。 【事前学習】配布資料を読み込み、新聞等で関連情報を探索する。 【事後学習】授業内容を振り返り、疑問点等を整理する。 11 NPOと地域復興:東京電力福島第一原子力発電所事故に見舞われた福島県内の取り組みを事例に、震災復興を目指す地域活動に果たすNPOの 役割機能を明らかにする。 【事前学習】配布資料を読み込み、新聞等で関連情報を探索する。 【事後学習】授業内容を振り返り、疑問点等を整理する。 12 協同組合と地域復興:東京電力福島第一原子力発電所事故に見舞われた福島県内の取り組みを事例に、地域活動における協同組合の役割機 能を理解する。 【事前学習】配布資料を読み込み、新聞等で関連情報を探索する。 【事後学習】授業内容を振り返り、疑問点等を整理する。 13 「自治」と「協同」の地域活動:私たちの住む北海道における基礎自治体(市町村)と協同組合の連携による地域活動の意味を理解し、そ の可能性を探る。 【事前学習】配布資料を読み込み、新聞等で関連情報を探索する。 【事後学習】授業終了時に示す課題のレポートを作成する。 14 15 地域活動と人間発達:地域活動をめぐる理論的かつ実践的な検証を踏まえ、人間発達の視点から地域活動の現代的意義を明らかにする。 【事前学習】配布資料を読み込み、新聞等で関連情報を探索する。 【事後学習】授業内容を振り返り、疑問点等を整理する。 授業のまとめ 【事前学習】これまでの授業の内容を振り返り、自らの考えを整理する。 上記記載 準備学習・事後学習 成績評価の方法 区分 定期試験 定期試験以外(授業内の課 題・参加度・出席態度等) その他 なし。 教科書 割合(%) 0 75 内容 なし 中間段階で2回、最終段階で1回を課す計3回のレポート。 25 議論への参加状況をみる履修態度。 参考書:諸富徹『環境』(岩波書店,2003年)。このほか授業の中で適宜紹介する。 参考文献 履修条件 留意事項等 なし - 164 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10730011 教員氏名 単位 1.0 ボランティア活動 配当年次 2 開講期 後期 山内 太郎 ボランティア活動といっても、その範囲は世界紛争の最前線で活動を展開する国際NGOのような組織から、町内会の掃除当番まで非常に 幅広い。この授業では主に社会福祉の領域で行われるボランティア活動について考えたい。まずは講義形式でボランティア活動の意義や社 会的役割などの基礎知識を学び、実践を前提とした活動参加の準備を行う。その上でボランティア活動のリスクなどについても学び、例え ば自発的な活動とは何かという問いについて学生同士でディスカッション等を行い、自身の考えを深めていくことが目的である。 授業の概要 「自分にはとてもできない・・・」と思ってしまうようなボランティア活動があるが、実際にそうした活動をしている人はどんなモチベー ションで活動しているのだろうか、この問いが授業のテーマであり、この問いについて自分の考えを述べることができるようになることが 到達目標である。 到達目標 授業計画 1 オリエンテーション 授業担当者の自己紹介 この授業の進め方、評価方法等 2 「ボランティアとは何か」 ①ボランティアの定義について、②社会福祉の領域で展開するボランティア活動 【事前学習】「ボランティアとは何か」という問いについて自分で調べておく。 【事後学習】配布された資料を読み直して復習をする。 3 「なぜボランティア活動を行うのか」 ①ボランティア活動の歴史について、②ボランティアを求めるのは誰か(当事者とは誰か) 【事前学習】高校までの歴史の教科書を読み直しておく。 【事前学習】配布された資料等を読み返して復習する。 4 「障がい者の介助ボランティア」① ①自立生活運動の歴史と展開、②全身性障がい者が使える福祉制度と実際の生活 【事前学習】障がい者福祉の歴史について調べておく。 【事後学習】配布された資料について読み直して復習をする。 5 「障がい者の介助ボランティア」② ①なぜボランティアが必要になったのか、②ボランティアに求められる活動の内容 【事前学習】これまでの学習を見直しておく。 【事後学習】配布された資料等を読み返して復習する。 6 「障がい者の介助ボランティア」③ ①ボランティアと当事者はどのような関係であるべきか(恋愛感情と嫌悪) 【事前学習】これまでの学習を見直しておく。 【事後学習】配布された資料等を読み返して復習する。 7 ワークショップ 障がい者の介助ボランティアの事例についてテーマを決めてディスカッションをする 【事前学習】これまでの学習を見直しておく。 【事後学習】配布された資料等を読み返して復習する。 8 「ホームレス・生活困窮者支援ボランティア」① ①ホームレスが生み出される社会構造について、②生活困窮者問題とは何か 【事前学習】高校の現代社会・政治経済の教科書を読み直しておく。 【事後学習】配布された資料等を読み返して復習する。 9 「ホームレス・生活困窮者支援ボランティア」② ①ホームレス問題の現状と課題、②北海道におけるホームレス問題について 【事前学習】これまでの学習を見直しておく。 【事後学習】配布された資料等を読み返して復習する。 10 「ホームレス・生活困窮者支援ボランティア」③ ①ホームレス支援ボランティアとは何か、②ボランティアが行っている活動について 【事前学習】これまでの学習を見直しておく。 【事後学習】配布された資料等を読み返して復習する。 11 「ホームレス・生活困窮者支援ボランティア」④ ①生活困窮者支援とは何か、②生活困窮者支援ボランティアの難しさ 【事前学習】これまでの学習を見直しておく。 【事後学習】配布された資料等を読み返して復習する。 12 ワークショップ ホームレス・生活困窮者支援ボランティアの事例についてディスカッションをする 【事前学習】これまでの学習を見直しておく。 【事後学習】課題として冬休み期間中に何かボランティア活動を行う。 13 「ボランティア活動を知ろう」 学生たちが経験したボランティア活動について紹介をする。 【事前学習】報告の内容を整理しておく。 【事後学習】配布された資料等を読み返して復習する。 14 「ボランティア活動を知ろう」 視聴覚資料を用いて様々なボランティア活動の実際について紹介する 【事前学習】これまでの学習を見直しておく。 【事後学習】配布された資料等を読み返して復習する。 15 「まとめ」 これまでの授業全体を振り返る。 復習を兼ねた小レポートを課す。 上記記載 準備学習・事後学習 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 0 定期試験 授業最後の小レポート40%、ワークショップのワークシート30%、授業への参加意欲30%。 定期試験以外(授業内の課 100 題・参加度・出席態度等) その他 0 特になし、資料を適宜配布する。 教科書 必要に応じて講義中に提示する。 参考文献 履修条件 留意事項等 特になし。 - 165 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10237001 教員氏名 単位 2.0 国際協力論 配当年次 3 開講期 後期 渡部 淳 この授業では、以前開講されていた「国際ボランティア論」とほぼ同じ内容を扱う。一般に国際協力や開発援助と呼ばれている分野を中心 に、そこで活動する国家、国際機関、NGO、企業などの役割や相互関係を学習する。国際協力をより立体的に理解するために、(1)背 景としての貧困や紛争などの南北格差の現実(2)開発の手段としての政府ODAや国連のイニシアチブ(3)NGOのネットワークによ るボランティア活動の展開、の3点を軸に国際協力のアクターと活動がもつ可能性と限界を、理論と事例の双方から包括的に検討する。ま た、多様な地域の現場の問題や活動などをとりあげ、日本のNGOや国内ボランティアも取り上げる。 授業の概要 到達目標 この授業の目的は、日本において漠然と「与える側」の論理から一方的に語られることが多い国際協力を、さまざまなアクターの活動と実 態を学習する中で、より多面的・客観的に理解することを目標としている。具体的には、国家・国際機関・NGOなどがどのような分野 で、どのような異なる役割を担い、相互に関係しているのかを理解すると同時に、その学習の中から現代の世界に山積する多くの問題の現 実に触れ、現在どのような対応がなされ、将来なされうるのかについての基本的知識を得ることである。また、国際協力を通じた日本と世 界のつながりについての基礎的認識の確立ができるようになることである。 授業計画 1 ・イントロダクション (準備)国際協力についての自分のイメージをまとめておく。 戦後日本は戦争の反省から、外交の柱をODAを中心とした国際協力、いわゆる「平和外交」に据えた。世界情勢の変化の中でODA拠出 額1位の座を明け渡したものの、引き続き主要な援助国であることに変わりはない。日本にとって、世界にとって、国際協力とは何か?を 考える。(事後)映像資料についてレポートを作成する。 2 ・国際協力の図式 (準備)思いつく国際協力の事例をリストアップしておく。 国際貢献と国際協力の違いは何か? 紛争への軍事的介入は是か非か? ODAとは何か? ドナー国、途上国、国連、NGO、企業など の関係はどうなっているのか? 国際協力をめぐる語や概念や関係図式など、国際協力を「見るための道具」を整理する。 (事後)映像 資料についてのレポートを作成する。 3 ・国家レベルの援助(1)~戦後補償と日本のODA (準備)日本の戦後の歴史を俯瞰しておく。 世界銀行やIMFに次ぐ予算規模を持つ日本のJICA。日本の援助の始まりが戦後補償の賠償庁であることや、JICAの前身となった 組織がとても小さかったことは、あまり知られていない。日本のODAとJICAの活動の変遷から、日本の国際協力を考える。(事後) 戦後補償とODAの関係についてレポートを作成する。 4 ・国家レベルの援助(2)~世界のODAと日本 (準備)日本のODAの概略を理解しておく。 日本のODAは拠出額では、世界有数の規模を誇る。しかし、GNPに占める割合は北欧を中心とした主要な欧米各国に遠く及ばない。O DAの国際比較から見えてくるのは、各国の国際協力の目的と思想の違いであり、ひいては外交のあり方の多様性である。(事後)日本の ODAの関心のある事例をレポートにまとめる。 5 ・国家レベルの援助(3)~北欧の国際協力と国連・NGO (準備)北欧諸国の政治社会について俯瞰しておく。 資源に乏しく大規模製造業のない北欧諸国は、厳しい自然環境の中から、独自の国際協力の考えを持つ。教育の2大柱が民主主義と国際理 解である北欧諸国にとって、国際協力とは自国の環境を左右する世界の安定と平和を確保するという現実主義で行われている。(事後)北 欧から学べる点についてレポートにまとめる。 6 ・国際機関レベルの援助(1)~国連の歴史とイニシアチブ (準備)国連の歴史・概要を整理しておく。 国際協力の分野においても、多国間協力のイニシアチブや調整において重要な役割を担っている国連は、同時にNGOを国際協力の国際的 プレーヤーに育て上げた張本人でもある。国連の諸機関と活動について、平和・人権・環境・開発の4つの視点から整理して理解する。 (事後)関心のある国連機関についてレポートにまとめる。 7 ・国際機関レベルの援助(2)~援助の金融化 (準備)世界銀行・IMFの概況をまとめておく。 戦後の国連を中心とした国際協力の舞台は、信託統治領の問題と経済社会理事会の話し合いの場から、開発援助の資金の集まる世界銀行と IMF(国際通貨基金)の2つの国際金融機関にシフトする。金融化する国際協力を検討する。(事後)映像資料についてレポートで考え をまとめる。 8 ・NGOのボランティア活動(1)~市民の台頭 (準備)思い浮かぶNGOをリストアップしておく。 NGO、Non-Governmental Organizationは外務省の公式な訳では「非政府組織」となっているが、その実態は国境を越えた市民の国際協力の ネットワークである。ここでは、NGOの歴史と変遷、またどのようなNGOがあるのかなどを整理・俯瞰する。(事後)関心のあるNGOについて レポートをまとめる。 9 ・NGOのボランティア活動(2)~欧米主導の市民運動 (準備)欧米社会の民主主義文化について調べておく。 グローバル化の1つの幻想は、世界が均一につながり発展するという図式である。よりつながる国や人々とそうでない地域の間の格差は、 国際協力の分野でも同じである。NGOの分野においても欧米のイニシアチブは巨大だ。(事後)欧米NGOの功罪についてレポートでまとめ る。 10 ・NGOのボランティア活動(3)~日本のNGO (準備)日本の知っているNGOをリストアップしておく。 日本において本格的にボランティアやNGOの概念が広まったのは、阪神淡路大震災以降であるといわれている。しかしこの日本の「ボラン ティア元年」以前から、欧米よりは小規模であるが日本のNGOによる国際協力はアジアを中心に着実に成果をあげてきた。(事後)日本の NGO活動についての考えをレポートでまとめる。 11 ・国際協力の分野(1)~絶対的貧困と飢餓 (準備)飢餓状態について調べておく。 人間の安全と幸せにとって衣食住、特に食料は死活問題である。世界で最も食料を輸入し、その食料を育てる水を世界で最も消費している 日本から、貧困と飢餓に対応する諸アクターの取り組みを考える。(事後)映像資料についての考えをレポートにまとめる。 12 ・国際協力の分野(2)~紛争・難民と「人道的介入」 (準備)現在の重大な紛争・難民問題を俯瞰しておく。 憲法9条によって国際紛争への介入を禁じられている我が国は、イラク戦争まではPKOやPKFといった国連の枠組みのなかで、紛争調 停や復興支援に参加してきた。さまざまな制約がある中で、日本は紛争予防と解決にどのように参画すべきなのか、国際的事例から学び問 う。(事後)映像資料についてレポートでまとめる。 13 ・国際協力の分野(3)~環境と生物多様性の保護 (準備)関心のある環境問題をリストアップしておく。 NGOの重要な役割の1つとして、先進国の経済活動が世界各地でどのような影響をもたらしているのかについて告発する機能がある。環境分 野の国際協力から、この問題と私たちの生活との密接なつながりについても考察する。(事後)映像資料についての自分の考えをレポート にまとめる。 14 ・国際協力の分野(4)~女性と子供のエンパワーメント (準備)ジェンダー、フェミニズムについて調べておく。 貧困や飢餓、紛争や虐殺、差別や抑圧の最初の犠牲となるのは、いつも力のない子供たちや女性たちである。人権・教育・識字など多数の ソフトな要素が絡む女性と子供の現状と支援を、国連・NGO・ODAなどの活動の広がりから学習する。(事後)映像資料についての自分の考 えをレポートにまとめる。 15 ・まとめ~小論文とこれからの国際協力のあり方を考える (準備)これまでの授業内容を復習しておく。 小論文の執筆と提出によって授業内容の学習の理解度と、各学生の考える自由な国際協力の在り方をまとめてみる。最後に、授業の復習・ まとめとクラス全体のディスカッションにより、学んだこと、そしてそこから何が考えられるのか練り上げてみよう。(事後)授業で学ん だ内容と今後の社会生活の関連について各自考える。 指示された課題を確実にこなして授業に臨むこと。 準備学習・事後学習 成績評価の方法 区分 内容 割合(%) 0 定期試験は行いません。 定期試験 授業参加への積極性20% 課題の提出状況50% 小論文と授業の議論への貢献度30% 定期試験以外(授業内の課 100 題・参加度・出席態度等) その他 0 特になし。毎回の授業でレジュメ・プリントなどを配布。また必要な文献は適宜指示。 教科書 『国際協力 新版:その新しい潮流』下村恭民他著(有斐閣選書) 参考文献 履修条件 留意事項等 国際協力と世界の諸問題の現状に、強い関心のある学生の履修を歓迎します。 - 166 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10476011 教員氏名 単位 1.0 卒業研究I 配当年次 4 梅津 徹郎 卒業研究の目的は、これまでに修得した学習をもとに研究テーマを設定し、各教員の指導のもとに、研究の目的、方法、データの収集と分 析、文献の収集、実験・調査結果の考察まで一連の論文作成過程を通して基本的な研究能力を培うものである(卒業制作・卒業演奏などを もって卒業研究とみなすこともできる)。 本授業では、研究テーマの設定及び先行研究の検討を中心に行い研究計画をたてること目的とする。 授業の概要 ・自らの興味関心を追求しつつ、先行研究(文献、作品など)の適切な収集ができる。 ・先行研究を十分に精査した上で、自分の研究テーマを決め、研究計画をたてることができる。 ・自分の研究計画について他者に伝わるようにプレゼンテーションができる。 到達目標 授業計画 1 オリエンテーション 卒業研究について目的や意義、その過程について十分に理解する。 (事前)前年度の卒業研究論文のテーマをしらべておく。(事後)自分の問題意識を整理する。 2 研究テーマの設定(1) 自分の興味関心のある領域の基礎知識の習得状況の確認のため、関連の文献・資料の講読をすすめる。 (事前)自分の問題意識を整理したレジュメを準備する。(事後)研究領域に関する文献、資料を調査する。 3 研究テーマの設定(2) 自分の興味関心のある領域から自分の問題関心を焦点化する。 (事前)興味関心のある領域の文献、資料のリストを作成しておく。(事後)問題意識を再度検討する。 4 研究テーマの設定(3) 焦点化された問題関心から研究テーマを設定するため、関連の文献・資料の講読をすすめる。 (事前)研究テーマをいくつかしぼっておく。(事後)研究テーマに関する文献、資料の所在を確認する。 5 研究テーマの設定(4) 担当教員の確認の上、研究テーマを設定する。 (事前)問題意識、課題意識を再度整理しておく。(事後)研究テーマを設定する。 6 先行研究の検討(1) 研究テーマに基づいて、先行研究に関する文献・資料のリストアップを行う。 (事前)先行研究のリストを整理しておく。(事後)課題意識をさらに絞り込む。 7 先行研究の検討(2) 研究テーマに基づいて、先行研究に関する文献・資料の収集を行う。 (事前)課題意識を整理しておく。(事後)先行研究の文献、資料の収集を行う。 8 先行研究の検討(3) 先行研究に関する文献・資料について要旨を的確に把握する。 (事前)いくつかの先行研究を読んでおく。(事後)先行研究の要旨をまとめ、問題点を整理する。 9 先行研究の検討(4) 先行研究に関する文献・資料について批判的に検討し、自分の見解をまとめる。 (事前)先行研究の問題点を整理し、まとめておく。(事後)先行研究の問題点に関して、自分の考えと比較する。 10 先行研究の検討(5) これまでの先行研究の検討をもとに、自分の研究課題をより具体的に設定する。 (事前)先行研究の批判対象領域を絞り込む。(事後)新たな文献、資料を調査する。 11 先行研究の検討(6) これまでの研究をもとに研究計画をまとめる。 (事前)課題の位置づけ、意義づけを明確にしておく。(事後)研究計画書を作成する。 12 先行研究の検討(7) これまでの研究について発表用資料にまとめる。 (事前)これまでの研究状況を整理しておく。(事後)中間発表用の資料を作成する。 13 中間発表会(1) これまでの研究成果と今後の研究計画について発表する。 (事前)中間発表用の資料を整理しておく。(事後)研究計画の再検討をしておく。 14 中間発表会(2) これまでの研究成果と今後の研究計画について発表する。今後の研究のすすめ方の留意点を確認する。 (事前)自身の研究計画を再整理しておく。(事後)今後の調査、研究の進め方について検討する。 15 まとめ 中間発表会の質疑を受け見直した研究計画について論文にまとめる。 (事前)調査、研究の進め方を確認しておく。(事後)研究計画について論文にまとめる。 準備学習・事後学習 成績評価の方法 区分 定期試験 定期試験以外(授業内の課 題・参加度・出席態度等) その他 なし 教科書 自分の興味のある分野・領域についての資料収集やそのまとめを随時すすめる。 (進捗状況は毎回の授業内にて確認する) 割合(%) 0 100 内容 研究過程での取り組みと研究成果により評価する。 0 適宜、紹介する。 参考文献 履修条件 留意事項等 開講期 前期 「得意分野」を明確にできる教師・保育者への道として、積極的な取り組みを望みます。 - 167 - 2016/5/1 北海道文教大学 平成28年度 こども発達学科 シラバス 科目名 10477011 教員氏名 授業の概要 単位 1.0 卒業研究II 配当年次 4 開講期 後期 梅津 徹郎 卒業研究の目的は、これまでに修得した学習をもとに研究テーマを設定し、各教員の指導のもとに、研究の目的、方法、データの収集と分 析、文献の収集、実験・調査結果の考察まで一連の論文作成過程を通して基本的な研究能力を培うものである(卒業制作・卒業演奏などを もって卒業研究とみなすこともできる)。 本授業では、前期(卒業研究Ⅰ)の研究テーマの設定、事前学習、資料の収集、などを受けて調査・実験などの作業を行い、担当教員の 指導のもとに卒業研究論文を作成する。 ・研究計画にそって適切な方法で研究をすすめることができる。 ・研究の成果を適切な方法で論文(作品)にまとめることができる。 ・研究の成果を適切な方法で他者に伝わるようにプレゼンテーションができる。 到達目標 授業計画 1 研究計画の確認 卒業研究Ⅰでたてた研究計画の見直しを行う。 (事前)論文作成に向けて、研究計画のスケジュール(案)を作成しておく。(事後)研究計画の修正をおこなう。 2 研究の実施(1) 研究方法の具体化、スケジュールの確立。 (事前)批判対象領域を定め、研究方法の具体案を作成しておく。(事後)研究方法の検討を通じて今後のスケジュールを確定する。 3 研究の実施(2) 文献の収集、実験・調査、製作などの実施。 (事前)文献、資料の収集、実験・調査の計画スケジュールを確認しておく。(事後)文献、資料等の収集を行う。 4 研究の実施(3) 文献の収集、実験・調査、製作などの実施。(結果のまとめを始める) (事前)文献、資料を読み、論点を整理する。調査結果を整理する。(事後)研究結果を整理し、まとめを始める。 5 研究の実施(4) 文献の収集、実験・調査、製作などの実施。(結果のまとめを終える) (事前)研究結果の要点を整理しておく。(事後)研究結果をまとめる。 6 研究の実施(5) 文献の収集、実験・調査、製作などの実施。(考察の検討) (事前)研究結果を検討し、分析を行う。(事後)結果の分析に基づき、考察する。 7 8 9 中間検討会(1) これまでの研究についてレジュメにまとめる。(発表準備) (事前)研究結果の分析、考察から自身の研究の到達点を明らかにしておく。(事後)今後の課題も含め、中間検討会用のレジュメ作成に とりかかる。 中間検討会(2) 発表し、質疑を受け、論文(作品)の構成の具体化へのヒントを得る。 (事前)中間発表会の練習をしておく。(事後)論文構成について検討を始める。 卒業論文(作品)の製作(1) 論文(作品)の構成について確定させる。 (事前)論文構成の基本として①課題意識・問題の所在②研究対象と研究方法③調査、研究の結果のまとめ④結果の分析と研究の到達点⑤ 今後の課題を整理しておく。 (事後)論文を書き始める。 10 卒業論文(作品)の製作(2) 論文執筆(問題意識、研究方法のまとめ)。 (事前)課題意識・問題意識および研究対象と研究方法を書く。(事後)書いた論文の検討を行う。 11 卒業論文(作品)の製作(3) 論文執筆(研究結果、考察のまとめ)。 (事前)調査、研究の結果のまとめと結果分析を書く。(事後)書いた論文の検討を行う。 12 卒業論文(作品)の製作(4) 論文執筆(推敲)と発表資料の作成。 (事前)今後の課題を書く。(事後)研究論文に自身の見解が論理的に矛盾なく導かれているか検討しておく。さらに文献、出典リストを 整理しておく。 (事後)研究論文を執筆し、完成させる。 13 卒業論文(作品)発表(1) 卒業論文(作品)について発表。 (事前)卒業研究発表要旨を作成する。(事後)発表会での意見、講評を整理する。 14 卒業論文(作品)発表(2) 卒業論文(作品)について発表。質疑や講評からこれまでの研究について総括する。 (事前)発表会での意見、講評を基に研究論文の補強を考える。(事後)新たな資料、データにより自説を補強する。 15 卒業論文(作品)の完成 これまでの研究活動を総括し、卒業論文(作品)を完成させる。 (事前)指導担当教員から最終アドバイスを受ける。(事後)論文を完成させ、提出する。 準備学習・事後学習 成績評価の方法 区分 定期試験 定期試験以外(授業内の課 題・参加度・出席態度等) その他 なし 教科書 研究計画に基づいて、自主的に文献の収集、実験・調査とその考察をすすめ、まとめる。 (進捗状況は毎回の授業内にて確認する) 割合(%) 0 100 内容 研究過程での取り組みと研究成果(卒業論文・製作とその発表)により評価する。 0 適宜、紹介する。 参考文献 履修条件 留意事項等 「得意分野」を明確にできる教師・保育者への道として、積極的な取り組みを望みます。 - 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