子どもの冬の生活☆注意点 子どもとの生活では、冬には冬ならではの注意点があります。外気温と室内気温との差が激しく、風邪 をひいてしまったり、 「洋服は何枚着せたらいいの?」など気になる点は多いですよね。今回のコラムで は、そんな注意点に焦点を当ててみました。参考にしていただき、楽しい生活を送ってくださいね。 室内での注意点 ・冬場は 22~23℃が室内温の目安になっています。子どもは体温調節が未熟な為、着せすぎると急激 に体温が上昇する事があります。エアコンをつけずに、洋服で保温・・と考えがちですが、室温を調 整し、薄着で生活するように心がけましょう。目安は、大人の枚数-1 枚または大人と同数です。エア コンだけでは乾燥してしまうので、加湿も心がけましょう。 ・盲点は、寝室です。居間はエアコンをつけていても、寝室は寝るだけだから・・と寒い部屋のままで 布団に入ってほっこり・・と思いがちですが、以外と布団の中は高温になっています。大人は暑いと 布団から足を出し調整出来ますが、こども、特に乳児は自分ではねのける力がなく、体温が上昇し続 け、40℃位になってしまうことも。冬でも脱水症状が起こる場合があります。基本は、室温を調整し、 布団は薄めのもので対応しましょう。 “室温あげて、加湿して、薄着で”を心がけてくださいね。 衣服の調整 ・冬は子どもの服はモコモコしていて可愛いですよね♪ でも着せすぎは冬でもあせもが出来たり、場 合によっては脱水が起こる可能性も・・。薄着+分厚いアウター1 枚ではなく、薄い服を複数重ねた方 が、間に空気の層ができ暖かいですし、1 枚ずつ脱げたり調整もしやすいです。 ・子どもは、足裏で体温調整をしますので、室内では靴下をはかない方が良いでしょう。 外出時の注意点 ・子どもは活動が活発で、思っていたより汗をかいている事も多いです。遊んでいる時に時折背中に手 をいれ、汗をかいていないか確かめましょう。汗をかいたままにすると風邪をひく原因になります。 ・空気が乾燥すると、喉を痛めたりしますので、冬の遊びでも水分補給をしっかりして喉を潤してあげ てくださいね。場合によっては、マスクでの加湿も有効ですよ。 ・肌の乾燥やトラブルがある子は、冬場に症状が悪化しやすい傾向にあります。冷たく・乾燥した空気 が触れるほっぺや手・足首などがカサカサになることがあります。外出前に露出部分に薄くワセリン をぬってあげることで、冷たい外気をはじき乾燥を防いでくれる効果があります。 ただ、個人差はありますし、アレルギーがゼロではないので一概には言えないかもしれませんが、よ ければ試してみてくださいね♪ ・冬はモコモコした上着が多いですね。フリースも暖かくて重宝しますが、一つ難点が。汗は吸ってく れないため、いくら暖かいからといって、下は半袖やノースリーブを着用していると、吸われない汗 がずっと残ってしまい、あせもの原因になります。ぱっと見、しっとり理想の肌に感じますが、肌に 汗が残ったままではトラブルの元なので、フリースを着る際には、長袖の肌着も着用し、汗を吸わせ てあげてくださいね。 お店の中では・・ ・冬は外気温と室内の温度差が大きいです。親は、店内に入るとコートを脱いで調整しても、ベビーカ ーの赤ちゃんはそのまま・・という事が多いです。室内で厚着で汗をかき、外気で冷やされてしまう こともあるため、しっかり気を配ってあげてくださいね。 ・でも、 「寝ているし脱がせるのはかわいそう」など躊躇してしまう場面も多いですよね。 そういう場合は、ベビーカーにかけるケープやフリースの毛布等で調整したり、子どもの服も、前開 きタイプの物を着用していれば、前を開けるだけでもだいぶ違います。 体温が高くなるとぐずってしまう子どもも多い為、以外と扇子は年中役に立ちますよ。 ・ケープや毛布は、クリップがあればベビーカーの前にたらして日よけや寒気を防いでくれるカバーの 役割もできる為、1 枚準備しているといいでしょう。 その他 ・外出は楽しいですが、不特定多数の人と接する機会が増えることで、病気をもらってしまうリスクが 増える恐れもあります。外出から帰ったら、うがい・手洗いを行って欲しいですが、うがいが難しい 年齢の場合は、お茶や水を飲んでもらってもよいでしょう。手洗いの歌も YouTube 等でありますの で、楽しく習慣付けられるといいですね。 ・インフルエンザの時期は、くしゃみに敏感になってしまいます。マスク等できる年齢だったら良いの ですが、小さい子だとなおさら心配に・・ これが良い方法か分かりませんが、我が家の子どもがベビーカーの時期、幌部分からバスタオルを垂 らし(前にカバーするような感じ)防御していました。家に帰って洗濯出来、何度でも使えること、 ベビーカー用のレインカバーでは、熱気がこもってしまうことからバスタオルを選択したのですが、 嘔吐した際には体に巻いたり、防寒になったり・・で意外と使えました。 他にもいろいろな方法があるかと思いますが、一つの参考にしていただけたらと思います。 楽しい冬をお過ごしくださいね♪ こどもクリニック 看護師 別所
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