第1095回例会 - 甲府シティロータリークラブ

2015-2016
第1095回例会報告 平成27年9月2日 ( 水 )
R . I . D2620 山梨第一分区
2 015−16年度 R I 会長
K. R.ラビンドラン
会 長 田村 裕江 「それは楽しいか」
第2620地区ガバナー
野口 英一
副会長・樋川 富夫
幹 事・折笠 浩二
会長挨拶
インターアクト年次大会報告
会長 田村 裕江
山梨英和高校インターアクトクラブ部長 石川千尋
8/1 〜 8/2 にかけて、山梨県立甲府城西高等学校、愛
宕山少年自然の家で行われた第 42 回インターアクト年
次大会について、報告させていただきます。
8 月 1 日(土)、山梨県立甲府城西高等学校にて『第 42
回インターアクト年次大会』が開催されました。本大会
のテーマは、
「世界平和と美しい地球のために~私たち
ができること~」でした。1 日目の講演会では「スポー
ツをとおしての国際交流 地雷除去に挑む~豊かで平和
な大地への復興~」という題名で株式会社日建の雨宮清
さんが講演をして下さいました。主に雨宮さんが行って
いる東南アジアでの地雷撤去の活動についてのお話を聞
今年度からロータリーの特別月間が変更になり、9月
きました。私達は今までにも、テレビ番組で雨宮さんの
は基本的教育と識字率向上月間に定められています。日
行っている活動を目にしたことはありましたが、実際に
本で暮らしていますと基本的教育は当たり前に受けてい
直接お話を伺うと、言葉の重みが違いました。講演の中
ますし、識字率という言葉はあまり見聞きしません。と
では、映像を交えてお話してくださった場面もありまし
ころが世界を見てみますと、5800万人の子供が学校
た。立ち入り禁止区域の地雷を除去する映像の中で、地
に通っていない。7億8100万人の成人が読み書きが
雷が撤去され、そこで農業が出来るようになった現地の
できない(世界の成人人口の15%)その3分の2が女
方々の素晴らしい笑顔を見ました。雨宮さんはたくさん
性である。
の人に幸せをあたえているのだ、と感じました。そして、
これは現実です。
畑にして現地の人が笑顔になっている映像を見て、私た
世界には子供たちが基本的な教育を受けられず、成人
ちもつられて笑顔になりました。公演の中での「何をや
が十分に読み書きできない国や地域があります。そうし
るべきか、何をしたいか、わかっている人達は強い」と
た地域で基本的教育を提供し識字率を上げれば、そのほ
いう雨宮さんの言葉は、利益を求めず現地の方々のため
かの諸問題の解決(貧困の削減、健康状態の改善、地域
に一生懸命働いてきた方だからこそ言える言葉だと感じ
社会と経済の発展、平和構築など)の糸口をつかむこと
ました。私たちも、雨宮さんのように何事にも諦めずに
ができます。
チャレンジしていきたいと思いました。
「基本的教育と識字率の向上」はロータリーの6つの
また、1 日目は愛宕山少年自然の家へ移動した後に、
重点分野の1つとなっています。日本人にとっては当然
制服の余り布で、写真立てを作りました。紙と布とテー
の権利である基本的教育を受けることができない人達が
プがあればすぐに出来る簡単な写真立てだったので、今
いる現実を私達は知らなくてはなりません。そして何を
後、余り布があった時は捨てずに、また作ってみたいと
するべきか、皆さんと考える月間にしたいと思います。
思いました。
今週9/9(水)→9/5(土)の例会プログラム
ロータリー情報委員会担当例会
クラブフォーラム
私は西海岸のカリフォルニア州の南に位置するレドン
ドビーチというところにいました。 ロータリーの地区
は5280地区のロサンゼルスでした。ホストロータ
リークラブはレドンドビーチロータリークラブです。私
の住んでいた所は、都市部より少し離れたところでした
のでそこまで都会ではなく、その地域では田舎の方でし
た。海が見える非常に素敵な場所でした。
私は1年間で3軒のホストファミリーの家にステイし
ました。1軒目の家族はとても若い夫婦でした。ホスト
マザーが料理が非常に上手な方で、沢山おいしい料理を
作ってくれました。
2 日目は、山梨県立美術館に行く機会を与えられまし
2軒目は、70代の老夫婦でした。私を本当の孫のよ
た。山梨に住んでいてもなかなか行く機会がないのでこ
うにかわいがってくれました。また、日本のことが好き
の日を心待ちにしていました。山梨県立美術館は「ミレー
なので一緒に書道をしたり日本食を作ったりしました。
の美術館」として広く親しまれています。最初のコレク
3軒目は、1年前に離婚をしたシングルマザーでした。
ションであるミレーの≪種をまく人≫を中心として、以
彼女は自分の会社をもっていて、非常に忙しいのですが
後ミレーやバルビゾン派の作家、ヨーロッパの主要な風
そんな中でも私の為に時間を作って、色んなことこに連
景画家、そして日本の近代美術の収集に力を注いでいま
れていってくれました。
す。収蔵品の総点数は現在、約 1 万点です。実際にミレー
行って1週間は、ホームシックになり毎日のように夜
の作品を見て、ミレーの生きた時代の時代背景や人々の
泣いていました。でも、そんなときは自分の大好きな音
暮らしを感じ取ることができました。今となっては天才
楽を聞いたりできる限り、一人でいる時間を少なくして
画家として有名ですが、当時の彼の苦しみやこの絵をど
考える時間を作らないようにしていました。
のような心情で一つ一つの作品を残してきたのか考えさ
私が通った学校は全校生徒3000人という非常に大き
せられました。次に「芥川龍之介の夏休み」という企画
な学校でした。敷地面積も非常に大きく、まるで大学の
に参加しました。私たちが初めて彼と出会ったのは教科
ような学校でした。
書の中で、彼は私たちにとって素晴らしい才能に溢れ、
私は、アメリカ史、数学、英語、生物、ダンス、陶芸、
雲の上の存在でした。しかし今回この芥川龍之介の企画
を選択していました。クラブでは、インターアクト、ヒッ
に参加して、彼も私たちと同じ様に失恋したり、旅行に
プホップに入っていました。また、12月から4ヶ月間
行ったりしていたことなども知り、親しみを感じること
学校のミュージカルにも参加させて頂きました。
ができました。芥川龍之介という作家についてもっと知
友達を作るのに最初は非常に苦戦をしました。私は日本
り、また彼の作品を一冊でも多く読みたいと思いました。
の学校を想像していたため、非常にショックを受けまし
今回年次大会に参加したことで、普段はあまり直接関
た。日本では留学生が珍しいので、皆興味をもって話し
わる機会のない、他校のインターアクト部員に出会うこ
かけます。でも、私の住んでいる地域では非常に他の国
とが出来ました。この経験は、これからの私たちの活動
から来た生徒が多くいました。また、アジアの方が非常
をより飛躍的にしてくれると思います。1 日目の雨宮さ
に多く私が留学生であることにも、気がついてもらえず
んの公演を聞き、また 2 日目の美術館鑑賞でのミレーを
最初は誰も話しかけてくれませんでした。でもそこで、
はじめ、日本を誇る作家たちの作品、そして彼らの人生
待っててはいけない。自分から話しかけなければ何も始
を知り、私たちも全力で何事にも取り組んでいきたいと
まらないと思い、自分から話しかけるようにしました。
思いました。
さきほどもお話した通り、私は12月から4ヶ月間学校
ロータリークラブの皆様、城西高校のインターアクト
のミュージカルに参加させて頂きました。私は、この
部の方々、先生の支えがあってこそできた経験です。こ
ミュージカルに参加したというよりもオーディションに
の経験を活かし、山梨英和インターアクト部も活発的に
参加したことで自分自身をかえることが出来たと思いま
活動していきます。この様な機会をいただいたことに感
す。私は、ミュージカルを誰かに勧められた訳でもなく、
謝したいと思います。ありがとうございました。そして
誰か知っている友達がやっていた訳でもありませんが、
これからもよろしくお願いします。
自分でミュージカルのオーディションがあるのを見つけ
てオーディションにトライすることを決めました。オー
留学報告
ディションがあるのを知ったのも、説明会が行われてい
る当日でした。放課後、オーディションの説明会が行わ
れていることを知りました。でも、私が知ったときには
山梨英和高校 三井 知恵
既に説明会が始まっているときでした。前までの私なら
ば、もう遅いといって諦めて帰ってしまっていたと思い
こんにちは。これから、私が1年間アメリカに派遣し
ます。でも、自分自身を変えたくて後先のことを気にす
て頂いた報告をさせて頂きます。
るよりも今を走ってみよう、そう思い走って説明会に向
じでした。3日目の朝に大きな活動報告会が行われたの
で、
そこで私たちインバウンドが短いスピーチをしました。
LA5 という世界で5番目にできたロータリークラブの
例会に参加させて頂きました。この日は各国の総領事の
方々が例会に参加されるということで、日本の方も参加
したので私もその例会に招待して頂きました。日本の総
領事もいらして非常に気さくな方でお話をさせて頂きま
した。
学校ではインターアクトに入っていました。私の学校
では、10人ほどの生徒がインターアクトに入っていま
した。インターアクトでは、ロータリークラブのお手伝
かったのを覚えています。最初は誰も知っている人がい
い、またインターアクトだけの活動が何回かありました。
ないのが、怖くて仕方ありませんでしたが自分を変えた
私がインターアクトとして参加した中で一番印象的
くてトライすることを決めました。今までの私だったら、
だった活動は、RYLA というキャンプです。これは地区
考えられないことでした。いつも私は誰かに背中を推し
ごとに行われる総勢600名の高校生が3日間時間を共
てもらい、何かをする決断をしていました。でも、今回
にすごしリーダーシップスキル、またプレゼンテーショ
は自分の意思で自分で誰に背中をおせれることもなく、
ン能力など社会に出てから必要となるスキルを学ぶキャ
オーディションを受けることを決めました。でも、その
ンプです。具体的に行われた活動は、グループごとに分
結果私は多くの友達をつくり自分の殻を破って頑張るこ
かれていくつかあるステージを皆でクリアしていくとい
とができました。ミュージカルをした後は、何をするに
うことをしました。また、夜には自分の性格を見つめ直
もやってみようという勇気や自信がわいて来るようにな
し、他の性格を理解し合う機会が設けられました。また、
りました。このミュージカルは、私自身をかえる大きな
プレゼンテーションの仕方や、モチベーションスピー
きっかけになりました。
カーのお話なども聞きました。参加した全員が非常に向
例会は毎月1回参加させて頂きました。例会は毎週水
上心が高い生徒達ばかりで、刺激を受けることがおおく
曜のお昼ご飯の時間帯に行われています。私は、毎回授
ありました。非常に有意義な3日間でした。
業の途中で抜けてカウンセラーの方に迎えに来て頂き、
1年の一番最後には、南カリフォルニア、ユタ、アリ
例会が終わったら学校までまた送ってもらい午後の授業
ゾナ、ハワイと4つの州から47名のインバウンドが集
に参加しました。
まり電車で30日間アメリカを1周しました。スタート
私のスポンサークラブであるレドンドビーチロータ
はロサンゼルスで、サンフランシスコ、ポートランド、
リークラブは昨年で創立90周年を迎えました。その
シアトル、ナショナルグレーシャー公園、シカゴ、ナイ
90周年をお祝いするパーティーが行われました。今回
アガラの滝、ボストン、ニューヨーク、ワシントン D.C.、
は、私が派遣学生として来ていたため、日本国旗が飾ら
ニューオーリンズに行き、最後ロサンゼルスに帰ってき
れてアメリカの国歌斉唱の前に日本国歌を斉唱しまし
ました。人生で一度あるかないかのような、非常に大き
た。
な旅行でした。この旅行は18年前から行われていま
続いて地区の活動についてお話しさせて頂きます。毎
す。この旅行を始めたのは2人のロータリアンの夫婦で、
月、月の終わりに地区の朝食会が行われます。私は2度
18年前にロータリーの交換学生をホストしたのがきっ
地区の朝食会に出席させて頂きました。2月に行われた
かけで、子供達のために何かしてあげたいという思いか
朝食会でのテーマがインターアクトの報告会だったの
ら始めたそうです。2人の夫婦は今では60歳を二人と
で、私ともう一人のスペインからきた交換学生と共に皆
も超えていますが、共に毎年必ずこの旅行に参加してい
の前でお話をしました。こちらでは、2620地区ご出
ます。30日間も色んな国から集まったインバウンドと
身の中曽根真紀子さんにもお会いすることが出来まし
共に時間を過ごすと国の文化の特徴なども見えて来て、
た。
非常に濃い30日間でした。
9月に地区のピクニックが行われました。これはクラ
私はこの1年を通して非常に多くのことを学び、私自
ブ同士の交流の場です。それぞれのクラブがテントをだ
身成長することができました。そしてまた、多くの素晴
して、食べ物を提供していました。また、各クラブが段
らしい人たちに出会いました。ロータリーでなかったら、
ボールでボートを作ってボートレースをしました。この
このような体験は出来なかったと思います。本当にあり
ボートレースは毎年の恒例だそうです。私たちインバウ
がとうございました。正直今はまだ、自分が将来どのよ
ンドもオリジナルボートを作って、それぞれの国の国旗
うな仕事につきたいなどは分かりません。でも、世界を
をボートに描きました。
つなぐために何かをしたいという気持ちは今でもかわり
地区大会は5月に行われました。私の地区では 4 日間に
ません。アメリカに行って色んな国の派遣学生と交流を
渡ってホテルで行われました。私はそのうちの3日間参
して感じたことは、もっと世界について学ばなければな
加させて頂きました。2 日目の夜には各ロータリークラ
らないと感じました。日本は勉強をしても、それはテス
ブが南国の食べものを出して、まるでお祭りのような感
トのための勉強であってそれが自分の知識になっている
とは限りません。自分自身、今まで学んだことがちゃん
ニコニコ と自分の知識となって身となっているかは分かりませ
ボックス
ん。でも、他の国の子たちは自分たちが学んだことがしっ
かりと彼らの知識となりもっと自分の国のこと、また世
当クラブ
界について考えていました。私は世界が結ばれていくに
はまず、他の世界の人、文化、またその国々がどんな歴
太田丈三
史を持ち、どんな問題を抱えているのかを知るべきだと
9月5日クラブフォーラムに多数の御参加をお願い致し
思います。まず、知ることから世界がつながっていくの
ます。
だと感じました。私は、まず普段の勉強を自分のためで
小澤義彦
はなくそれをどう世界のために使うことができるのか、
・先週ニコニコ大賞をいただきました。ありがとうござ
そのようなことを考えながらこれから勉強に取り組んで
いました。毎年結構入れていたのに、大賞をいただい
いきたいと感じました。そして、世界がお互いを理解し
たのは初めてだったので、とてもうれしかったです。
あえるような世界をつくる手助けができたらいいと思い
・三井智恵さん、無事アメリカから元気で帰ってきたこ
ます。
となによりです。この経験をロータリーのためあるい
今回、このような素晴らしい機会を与えて頂き、心か
は日本のために活かしてください。
ら感謝しています。本当にありがとうございました。
これで、私の1年間の報告を終わらせて頂きます。
・先週欠席したのは、次女が東京で出産したためでした。
無事孫娘が生まれ、3人の娘にそれぞれ一人ずつ娘が
生まれました。
出 席 報 告
河村二四夫
・本日は青少年奉仕担当例会です。交換派遣学生 三井
智恵さん無事帰国ご苦労様でした。体験報告を楽しみ
8月19日 第1093回例会
修正出席者数 40 / 49
81.63%
本日出席 会員数49名
出席者数 30 / 49
61.22%
にしています。
・英和高等学校IACの皆様には活動発表を宜しく願い
ます。
・9月5日18:30開催のクラブフォーラムは治作寿
司です。次年度に向けた創立25周年の論議も議題に
入っています。
(本日欠席者)
多数の参加をよろしく願います。
山田、井上、三澤、油川、雨宮、飯沼、石川、小川、長田、
田村裕江、折笠浩二
小林 ( 孝 )、小林 ( 政 )、坂本、長嶺、中山、平田、深澤、
本日は青少年奉仕委員会担当例会です。
三井、宮坂、米山 19名
山梨英和高校中安先生、IAC委員の皆さん、青少年交
換学生の三井智恵さん、山梨YMCA総主事露木様、よ
( メイクアップ )
うこそいらっしゃいました。今日は楽しいお話宜しくお
8/29~8/30
願い致します。
第1回受入学生オリエンテーション、
奈良田和也、長久保 深
帰国報告会…藤巻素純
美しいニコニコ委員長ににらまれたので。
廣瀬芳弘
8/30 田中茂樹年度第5回クラブ協議会…
今日は山梨英和高校のみな様よろしくお願いします。
田中茂樹、河村二四夫、田村裕江、
藤巻素純
小川雅也、矢部勝枝、小澤義彦、坂本茂晴、
結婚記念日の花ありがとうございました。
樋川富夫、三澤恒徳、折笠浩二、太田丈三、
英和高校のみなさん本日はよろしくお願いします。
井上清美、幡野美好、油川勝司、長田 秀、
吉澤宏治 、栗山順司
茂手木公喜、佐藤洋一、樋川富夫、窪田浩之、
武田勝盛、矢部勝枝、飯田良直、吉澤宏治
9/1 甲府南RC…
山梨英和高校IAC委員の皆さん、青少年交換学生の三
山田一郎、平田 譲、飯沼章司
井智恵さん、YMCA総主事の露木様、今日はよろしく
お願い致します。
( ゲスト )
露木淳司 ( 山梨YMCA )
三井智恵 ( 元青少年交換派遣学生 )
石川千尋、桜田美月、中安隆信 ( 山梨英和高校IAC )
次週9/16(水)の例会プログラム
クラブ会報委員会担当例会
雑誌紹介・会員卓話