イタリア通信ミラノ万博で見事金賞に輝いた日本館ミラノでは今年５月から月まで博で世界の注目を集めていたか、数７月にの中から選りすぐりのプロダクトのにつれ伸びる一方。夏以降は３時間あったものの、その行列は日が経つの絶えない人気パヴィリオンでは館である。開幕直後から常に行列目を集めたのは、他ならない日本数多くのパヴィリオンの中でも注来に向けての提案が展開された。とに各国パヴィリオンでそれぞれ未にエネルギーを」というテーマのも国にのぼり、「地球に食料を、生命農村風景から、観客参加形で一体感タル化された日本の幻想的で美しい表するクリエイターが集結し、デジ注目の展示はチームラボ、 Nendo 、ライゾマティクスなど今の日本を代手法である。能性を意識して採用された革新的なキーワードのひとつでもある持続可本古来の伝統工法を思わせ、万博のファサードは寺社仏閣に見られる日氏。立体木格子で組み立てられたのは、東京芸術大学教授の北川原温日本館の設計をプロデュースした化からアニメに至るまで、余すとこ統芸能からハイテクメディア、食文中庭を回廊が囲む宮殿で、日本の伝る。ルネサンス期の面影を残す緑の開催されたジャパンサローネであダ・ヴィンチに所縁のある宮殿で規模だったのが、レオナルド・された。中でもひときわ大たイベントが数多く開催街中でも日本に関連しに併せてミラノのられ、それ期間が設けクというンウィー願ってやまない。ニッポン像を形作っていくことをゲイシャ」を超えた次世代の新しい食文化が、海外における「フジヤマみが販売され、日本の伝統的なもの待ちは当たり前で、入場者の殺到すの楽しめるパフォーマンスシアターろなくオールジャパンをアピールづくりをミラノから発信する拠点とる週末には最高で９時間待ちというまで、伝統からハイテクまで一通りはジャパ日もあった。日本館の総来館者数は体感できる豊富で魅力的なコンテンする格好の舞台となった。会期中は字が物語っている。２２８万人に達し、閉幕前日の万博３万人に及ぶ入場者数を記録し、ミの６ヶ月間、実に１０９年ぶりの万大賞受賞式では展示デザイン部門で日本館を見学した人々からは「本ツが人気の秘訣だったと言える。ラノ郊外の万博会場まで足を運ば博が開催された。参加国は１４５カ見事に金賞に輝いた。またイタリア当に日本に行った気分になれた」「アミラノ随一のお洒落な地区ブレクトやエンターテイメント、そして信した伝統文化と革新技術、プロダミラノの数々の舞台から日本が発のに人気が集まっていた。づくりとデザインの繊細さが光るも工、漆工芸など、職人の丁寧なものなった。なかでも和紙製品、寄木細の全国新聞 Il Sole 24 ore のアンケート調査によれば「一番良かった海外なくても日本を間近に体感できる、「さすがハイテクの国だね」「スタッラには、万博期間限定で日本の伝あたかも日本館別館の様相を呈しトラクションが豊富で楽しかった」「全てが完璧で脱帽だよ」など、長い統物産を扱うアンテナショップも％の票を獲得し堂々の１位。同じく大待ち時間にも関わらず好意的な意見のパヴィリオンは？」に対して手全国新聞 Corriere della Sera のオンライン投票によれば「一番美しいが寄せられ、それがまた口コミで広ていた。と思うパヴィリオンは？」の問いでフのホスピタリティーが素晴らしい」開催国イタリアをも抑えて１位を獲オープンした。２００を超える物産こもだるがり人気を呼んでいたと思われる。 ❻ ❺ アーキテクツ・スタジオ・ジャパンは日本の枠を超えて、海外で活躍中の建築家、デザイナー、アーティストにも、そのネットワークを広げています。 ①外観はコシノジュンコデザインの菰樽と立体木格子が特徴。（万博メディアセンター提供） ②③最新のプロジェクションマッピング技術を駆使した日本の田園風景。 ④食にまつわるデジタルコンテンツが流れ落ちるダイバーシティの滝。（万博メディアセンター提供） ⑤⑥伝産ショップの職人芸が光るプロダクト。 21 22 23 ※ ❹ ❸ ❷ ※ ジャパンサローネプレス提供 10 得している。どれだけ日本がこの万 ❶ 文・写真／西村清佳（イタリア在住） vol.99