3月 主題名 資料名 学習指導要領の 「内容」 ねらい 将来の仕事 先生に なったよ 出典 2年生のどうとく(文溪堂) 4-(2)勤労 働くことのよさを感じて,みんなのために働く。 働くことのよさを感じ,みんなのために働こうとする心情を育てる。 実物そっくりの仕事体験ができる施設で,幼稚園の先生を体験するぼく。まだ上手に話が できない2歳のけいくんの相手をする。はじめは,自分が電車のおもちゃで遊んでしまい そうになるが,おもちゃをぽんぽん投げ始めたけいくんを見てはっとする。幼稚園の先生 あらすじ になるときに教わった二つの気を付けることを思い出して,ぼくは,けいくんの気持ちを よく考え接することで,それからは,上手に幼稚園の先生ができた。 キャリア教育との関連を図り,将来の自分の職業を考える機会にすることも考えられる。 他教科・他領域 低学年から,「学ぶこと」「働くこと」「生きること」を意識させ,理解を深めることが や日常指導など 大切である。将来の夢や希望をもつことで,社会的自立に向けて自分らしい生き方を考え との関連 それを実現していくはじめの一歩として扱うことができる。子どもが社会に出るために必 要な自立性や社会性の基礎を家庭と連携して考えていくよい機会になるだろう。 評価 働くことのよさを感じ,みんなのために働こうとする心情を深めることができたか。 学習活動(主な発問と児童の予想される反応) ●指導上の留意点 ◆指導の工夫 ★評価 (1)将来,どんな職業につきたいか発表する。 ○大きくなったら,やってみたい仕事はあるか。それ ●自分の将来の夢に関心をもたせることによって,ね らいとする価値への方向付けをする。 は,どのような理由からか。 ★自分の将来の職業への夢が,発表できたか。 ・犬が好きなので,ペットショップの人。 ・小さい子が好きなので,幼稚園の先生。 ・電車が好きなので,電車の運転手。 (2)「先生に なったよ」を読んで話し合う。 ①「ぼく」は,幼稚園の先生の仕事を選んだとき,ど んな気持ちだったか。 ・本当の先生になったみたい。 ・小さい子と遊ぶのが好きだから。うれしい。 ・「気をつけること」を忘れないようにしよう。 ◆範読しながら,幼稚園の画像や,幼稚園の先生に なったときに「気をつけること(2点)」を提示し,具 体的に幼稚園の先生に挑戦した主人公の気持ちが考 えられるようにする。 ②けい君が,おもちゃをぽんぽん投げているのに気付 ●2歳の,まだうまくお話しできない小さい子を想像 させる。 いたとき,「ぼく」は,どんな気持ちだったか。 ・電車のおもちゃで,自分が遊んでしまっていた。 ・大変だ。どうしよう。けがをさせちゃう。 ・どうしたら,いいんだろう。 ③帰るとき,けい君が「ぼく」のところに来たとき, ●主人公の心情をとらえやすくする。 どんな気持ちで頭をなでてあげたのか。(中心発問) ★主人公の,けい君に対する気持ちを考えられたか。 ・よかった,ぼくになついてくれたんだ。 ・また,いっしょに遊ぼうね。 ・ぼくも,幼稚園の先生が,少しだけできたんだ。 (3)これまでの自分を振り返り,働いて喜ばれたこと を話し合う。 ○自分にできる仕事をして、喜ばれたことがあるか。 ・玄関の掃除をしたら、家族に喜ばれた。 ・1年生の弟に勉強を教えた。 ・日直で黒板をきれいにふいていたら、先生に「あり がとう」と言ってもらえた。」 (4)教師の説話を聞く。 ●自分自身を振り返ると身の回りにいろいろな仕事 があることに気付かせる。 ◆ワークシートに書かせてもよい。 ★将来の夢に希望をもち,社会(みんな)のために働 こうという気持ちがもてたか。 ●社会にはたくさんの仕事があること,仕事にはやり がいがあり、児童が今任されている仕事も同じである ことを話す。また、児童が,自分の将来の夢を広げ, 自分らしい生き方を考えられるようにつなげていき たい。
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