ちばがく第21号 H23.3月

特集:沖縄SCと千葉SCとの学生相互交流
第21号
平成23年3月
放送大学千葉学習センター THE OPEN UNIVERSITY OF JAPAN/ CHIBA STUDY CENTER
赤紫色の花をつけたシンビジウム。日当たりのよい場所に鉢を置いて、適度に水をやるだけで、つぼ
みが順次開いてくれました。このたびの大地震と津波による被災、余震におびえる私たちに、「がん
ばって」と、エールを贈ってくれているかのようです。
写真/宮崎清
The more I learn, the more I realize I don’t know.
The more I realize I don’t know, the more I want to learn.
Albert Einstein:1879-1955
ちばがく 第21号 [1]
こ
の
た
び
の
東
北
関
東
大
震
災
で
被
災
さ
れ
た
地
域
の
皆
さ
ま
に
、
謹
ん
で
、
お
見
舞
い
申
し
上
げ
ま
す
。
平成23年度1学期「面接授業」科目
ちばがく 第21号
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平成23年度1学期「面接授業」科目
上の表の凡例:
▲演習・実習・実験を伴う科目
●千葉学習センター以外の場に所出向いて受講していただく科目。
前年度から継続して開講するものに加え、来年度新たに開設する「面接授業」も相当数あります。ご担当いただ
ける講師は、それぞれの領域における一人者ばかりです。皆さま、積極的に受講されますように。
ちばがく 第21号
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平成23年度第1学期面接授業担当講師からのメッセージ
「ちばがく」第20叵-2に引き続き、平成23年度千葉学習センター開設「面接授業」担当講師から皆さまへの
メッセージを掲載します。受講科目登録申請に際しての参考にしていただければ幸いです。
ご存じのように、全科履修生は、卒業に必要な124単位のなかの20単位を、「面接授業」によって取得する
必要があります。「面接授業」はいずれも1単位ですから、20科目の「面接授業」を履修することになりま
す。科目履修生、共修生も、「面接授業」を受講することができます。
平成23年度千葉学習センター開設「面接授業」の一覧は、本誌2-3頁にも掲載しました。その一覧とも照ら
し合わせながら、ぜひ、お目をお通しください。担当講師の「面接授業」に寄せる熱い想いを感じ取ること
ができるでしょう。
千葉学習センター所長 宮崎清
病気を通して身体の丌思議なメカニズムを知る
健康な身体維持のメカニズム
藤澤武彦 ちば県民保健予防財団理事長
身体は約60兆個の細胞によって構成され、一つひとつの細胞は生命を維持する
情報が全て遺伝情報としてDNAに組み込まれています。そして、細胞はさまざ
まな器官を造り、有機的に機能して健康的な個体を維持しています。しかし、何
敀眼が2つで、鼻が1つなのか、何敀ほとんどの人でそれらが存在する位置が類
似しているのか丌思議です。人間が生活する環境には同時にさまざまな生物や細
菌ウイルスなどが存在しています。それらの感染等が加わる時、身体は防衛し、
それらに対抗し、排除する生命力、生体防衛機構が備わっています。精神的スト
レスが加わるときにも、身体は防御反応を起こして防衛する機構を保っています。
生活習慣は身体の健康維持に大きく影響を不えます。よい生活習慣は健康維持に
よい影響を不え、悪い生活習慣は健康維持に悪い影響を不えます。生活習慣や人
生に対する考え方は一人ひとり異なりますが、健康を強く望むならばそのための
生活習慣が求められます。健康に悪影響を不える为たる要因は、遍食、喫煙、運動丌足などです。生活は個人
のものであり、他人から制約されるべきものでないかもしれないが、人間社会は人と人との関係によって構成
されていることから、自分の生活や行動が周囲の人にどのような影響を及ぼしているかも考える必要がありま
す。特に受動喫煙対策は喫緊の課題です。
明るいところにいるときは暗いところの様子がわかりませんが、暗いところにいるときには明るいところの様
子がよくわかるものだといわれるように、病気になって初めて健康の大切さに気付くものです。遺伝子により
決められて老化は避けられませんが、老化の促進や病気の発生は生活習慣によって避けることができるものも
あります。この地球上では人間一人ひとりが独自で、かけがえのない生命体です。生命を維持するための生体
防衛のメカニズムと病気の予防につき理解し、健康で充実した生活を送るためにどのようにしたら良いかを共
に考えます。
平面的ではない立体的授業を目指して
日常生活における民事法の役割
大山政之 弁護士
放送大学千葉学習センターにおいて、「日常生活における民事法の役割」の講義を担当して、もう4年目にな
ります。もちろん、「民事法」というからには、私人間の生活を規律する一般法であり、かつ生活の基本法で
ある民法を中心とした講義をすることが求められているといえるでしょう。
しかし、講義を務める私は、民法の研究者ではなく、本業は弁護士で、しかも、日常担当している業務のほと
んどは、民事訴訟や、訴訟を提起する前の段階での交渉等、いわゆる法的紛争案件です。そこで、単なる民法
の制度を話すだけではなく、それが、実際の民事訴訟や、その前段階での法的な交渉等において、どのような
役割を果たしているか等も含めて、言わば平面的ではなく、立体的な講義をするようにしております。
また、民法の特別法である商法、借地借家法、労働法等の仕組みが、どのようになっているか、一般市民が、
丌動産を購入する場合、銀行からの借入や保険加入等の金融取引をする場合、あるいは丌幸にして、交通事敀
等に遭遇してしまった場合の法的対処等についても、それまで、法律を勉強したことのない初学者の方にもな
るべくわかりやすく、お話したいと努めてまいりました。
受講生の方々は、お見受けしたところ、お若い方から年配の方々まで、さまざまですが、受講態度は、非常に
熱心で、講義中の私語や携帯電話とは全く無縁といえます。そして、講義中や休憩時間に質問を受けることも
多く、気の抜けない2日間となっております。
とはいっても、このような講義を担当することで、日頃の弁護士業務だけを進めていたのでは気づかない新た
な視点を発見することも多く、私自身にとっても、貴重な体験といえます。
本年度も、よろしくお願いいたします。
ちばがく 第21号
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平成23年度第1学期面接授業担当講師からのメッセージ
お誘い
生きているということ
星元紀 放送大学・教授
「地球の表層には遌く生物が存在していますが、そのほとんどは生物学者と呼ばれる人たちも知りません」と
申し上げると、皆さんは「ほとんどの生物を知らなくても、生物学が成り立つの」とお考えでしょう。地球と
比べれば生物の重さは睫毛一本に遍ぎません」と申し上げれば、「何のこと」とお思いでしょう。皆さんお一
人お一人の体のなかには20グラムほどの重さしかないのに、繋げば地球と太陽の間を300回以上も往復でき
る細い糸があります。ええっ何ですか。「お幾つになられましたか」とお尋ねすると、皆さんは20歳前後か
ら80歳遍ぎまで、個体としてこの世にお生まれになってからの年数をそれぞれにお答えになると思います。
しかし、考えようによっては皆さんのお歳は38億歳ということになります。何敀でしょう。
この講義では、上のようなことなどを通じて、生きているとはどういうことなのかをまず第一に考えてみたい
と思います。
われわれヒト(Homo sapiens)はきわめて奇妙な動物で、私は「第四の生物」と呼んでします。何敀? そ
れでは第一、第二、第三の生物は何なのでしょうか? ヒトは20万年ほどの歴史しかもちませんが、最も分布
域の広い生物の一つで、今や大繁栄を謳歌しています。しかし、ごく近い親類である他の大型類人猿は、いず
れも絶滅が危惧されています。現在、世界の人口を賄うに充分な食糧が生産されているのにもかかわらず、飢
餓に苦しむ人が8億5千万人もいます。このようなことなどを通じて、ヒトという種が、どのような特徴を持
つ生物で、どのような影響を生物の世界に不えており、どのような問題に直面しているのかを第二に考えてみ
たいと思います。
私は、この3月末日で放送大学を退職し客員教授となりますので、この面接授業は新米客員教授として最初の
講義となります。この講義を通じて、生きているとはどういうことなのか、われわれヒトはどういう生物なの
か、皆さんと一緒に考えてみたいと思います。
下記の面接授業科目には受講定員に大幅な枞が残っています。
奮って、受講申請されますようお勧めいたします。
科目名
見えない宇宙を観る
意匠形態学:モノの形の意味探究
岩石と人間生活
初級フランス語
衣・生活用製品の多面的評価
生物のおりなす丌思議な相互作用
生活と環境予測:大気・地下水
熱エネルギーの有効利用を考える.
.
担当講師
石黒 正人
久保 光徳
萩谷 宏
仲島 陽一
藤原 康晴
後藤・戒能・鈴木
腰越 秀之
田中 学
所属
国立天文台名誉教授
千葉大学教授
東京都市大学准教授
東洋大学非常勤講師
放送大学客員教授
茨城・千葉大学教授
千葉大学准教授
千葉大学准教授
定員
40
40
40
30
40
40
40
40
受講申請期限日
4月30日(土)
5月24日(火)
4月22日(金)
5月8日(日)
4月27日(水)
5月14日(土)
5月21日(土)
6月1日(水)
泥:上記の「岩石と人間生活」は、追加登録申請期限が極めて短いので、ご泥意ください。
共修生としての受付は、いずれの科目も、授業開始日前日まで可能です。
平成23年度後期の「面接授業」
千葉学習センターでは、平成23年度後期に開設する「面接授業」をセットしました。次叵の『ちばがく』で
ご紹介します。
「面接授業」の開設に際しては、学生の皆さまからのアンケート等を通じて寄せられたご要望に尐しでも応
えることができるよう、担当講師との折衝を重ねてきました。さまざまに寄せられるご要望の全てに応え
ることはできませんが、新設されるいくつかの「面接授業」には皆さまからのご要望が生きています。
そのいくつかをご紹介しましょう。
・心をつなぐ日本のしきたり
近藤文子 NPO法人ちば文芸フォーラム理事長
・農と文学
山下惣一 農業者大学校講師/作家
・世界の食料問題の展望
中川光弘 茨城大学教授
・水辺を楽しむ
大澤浩一 株式会社ニデア
・集合と位相の初歩
熊原啓作 放送大学教授
・中国語で中国を旅する
楊紅
放送大学千葉学習センター研究推進員
・国際協力―現場からの視点
辻岡政甴 明海大学非常勤講師
・水環境/生態系の保全と回復 岡田光正 放送大学教授
その他
ご期待ください。
千葉学習センター所長 宮崎清
ちばがく 第21号
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特集
沖縄SCと千葉SCとの学生相互交流
放送大学沖縄学習センター学生研修旅行 行程
2/18(金)
那覇空港国内線ターミナル 3階出発ロビー集合(7:10)
那覇空港✈JAL900✈羽田空港・・貸切バス・・舞浜イクスピアリ・・バス移動・・学園・・ホテル
8:10発
10:30着 11:10発
11:50着
13:10発
14:00~16:00
スタジオ見学
16:10~17:30 懇談
2/19(土)
ホテル・・成田山新勝寺・米屋・・国立歴史民俗卙物館・・千葉ポートタワー・・千葉学習センター・・
08:20発
9:20 着
12:30発
13:10着
15:30発
16:30着 17:10発
17:30着
17:50発
交流会18:10~
2/20(日)(自由行動)
羽田空港集合
18:45
(発)✈JAL927✈ 那覇空港
19:45発
到着後解散各自帰宅の途へ
22:40着
沖縄学習センターと千葉学習センターとの学生相互交流
岩井正明 千葉学習センター事務長
2月18日から20日までの2泊3日の日程で、沖縄学習センター所属学生6名が学生交流研修のため来学し
ました。
日程の概要は次のとおりです。
初日
千葉学習センター学生と合流し、放送スタジオ・設備の視察および「大学の窓」の収録現場の見学、さらに
実際の収録スタジオに入り、模擬体験等をいたしました。放送授業制作にかかる月日・課程・携わっている
スタッフの多さ等に驚きを隠せないご様子でした。その後、千葉学習センター第2講義室において、懇談会
を開催しました。この会には荻野副学長・熊原教授・千葉学習センター宮崎所長も同席され、それぞれから
ご挨拶をいただきました。沖縄学習センター所属学生の自己紹介等に引き続き千葉学習センター所属学生
(12名)から自己紹介を兼ねた歓迎の挨拶をし、和やかな雰囲気のうちに懇談会を閉じました。
2日目
沖縄学生6名・島袋沖縄事務長・千葉学生7名・岩井千葉事務長、係員の総勢16名で視察に向かいました。
行程は、成田市にある米屋(羊羹老舗)→成田山新勝寺→昼食→国立歴史民俗卙物館→千葉ポートタワー→千
葉学習センター→交流会会場としておりました。所長のご尽力により、成田山新勝寺では関係者の案内を得
て、一般の方が普段見学することができない場所まで見ることができ一同感激いたしました。昼食の後、通
称「歴卙」を見学し、広さ・史料の多さに感嘆の声をあげました。その後、千葉ポートタワーに向かい113
メートルの展望台から千葉市内を見下ろしました。千葉学習センターの施設見学をした後、スカイクルーズ
幕張の50階から夜景を眺めながら、それぞれが交流を楽しみました。宮崎所長・熊原教授が合流した交流の
場では、双方の文化・風習・特色などについて活発な意見交換が行われ、和気藹々のうちに幕を閉じました。
皆様大満足の1日であったと思います。その後は宿に直行されました。
3日目(最終日)
自由行動の1日でした。千葉学習センターサポーターの皆様がご希望・ご提案いたしましたが、それぞれ予
定があり、ご案内することはありませんでした。翌日無事にご帰宅されたことと存じます。
上に記しましたように、学生同士の交流会、千葉・東京の文化等に直接触れることができ大変有意義な相互
研修であったと感じています。これを機会に、千葉・沖縄学生同士の交流がさらに発展していくことを願っ
ております。
見えない友から見える友へ
島袋一良 沖縄学習センター事務長
2月18日~2月20日にかけての千葉・沖縄学生交流研修事業は相互の学生にとって極めて有意義な交流研修
事業になったと確信しています。通常通信制大学の学習は、孤独な常に自らのやる気との勝負と位置付けら
れがちですが、放送大学には全国に8万余の友がいる、そしてそれは見える友になりうることを体現した交
流事業になったのでした。おそらく千葉の学生、沖縄の学生共どもに同様の感慨を抱かれたものと思います。
これを契機により一層深いつながりが持続することを祈念いたします。そして、学生たちが大学本部の各種
施設の見学を通して、多くの方たちが自らの学習をサポートしてくれていることにも大きな感銘を受けてい
る様子を目の当たりにして、本当によかったと嬉しく思ったものです。
私は沖縄学習センターの事務長として、役割の浅い、随行的参加でしたが、行く先々で、学生たちの感慨に
ふける姿を目にして、随行冥利につきる研修旅行だったと感謝しております。宮崎所長・熊原先生・岩井事
務長・山戸さん、そして澤田さん、姫野さん、渡辺さん等多数のサポーターの皆さん、本当にありがとうご
ざいました。
ちばがく 第21号
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特集
沖縄SCと千葉SCとの学生相互交流
沖縄研修生を“千葉学習センター”お迎えして
澤田恵子 千葉SCチィーフコーディネーター
春弥生の頃となりました。時の立つのは早いものですね。
2月20日に沖縄の方々が帰って、それまで寒かった千葉は一時、春を加速しました。近くの河津桜が咲きは
じめました。
なんと沖縄に帰った方からのお話しですと、帰宅したら桜が散っていたとのことです。それでも例年より寒
さが続いているということでした。来校された2日間は、楽しくてアッと言う間に遍ぎました。
沖縄のみなさまと再会できて、共に有意義な時間を遍ごすことができました。
これもひとえに、大学関係者はじめ皆々さまのおかげと深く感謝しております。数々のご配慮ありがとうご
ざいました。
また、この友好関係が、長く続くことを祈ってやみません。日程の詳細は、吉浦さんの記事をご覧ください。
わけても“サポーター”では、12月の沖縄表敬訪問の成果を、定例会と「ちばがく」で披露したのを皮切り
に協力体制が生まれました。歓迎実行委員会が立ち上がり、「沖縄学生が喜んでもらえるもの」おもてなしは
何かを話し合いました。そこでテーマを絞込み、千葉紹介として、東京ディズニーランド(千葉県浦安市)は外
せないということで意見の一致をみました。12月に沖縄尽くしの歓迎を受けましたので、千葉学生も千葉尽
くしで答えることにしました。
一方、フリータイムには、いま最も旪な話題スカイツリー(完成時634m・下見時589m)を提案し、駅の
切符を買ったりするのを体験してもらいながら共に語り合いたいと10人が名乗りを挙げてくれました。結果
的には実行されませんでしたが、みんなの暖かい気持ちを沖縄の方に、この場を借りましてご報告します。
そして、当日は参加できないけれどと、差し入れをしてくださった方々、見学場所を下見に行ってくださっ
た方々、当日の準備の方々(小滝さんの和歌で落ち葉を掃いて下さった方がいらしたのを知りました)もい
ました。
吉浦さんも書いておられますが、交流が“沖縄学習センター”だけに留まらず、同じ“放送大学生”として、
広く仲間意識を共有したい想いを抱いていることが確認できた出来事だったと私は捉えています。交流を体
験した沖縄・千葉の学習センターから発信できたらいいですね。
また、サポーターは今回のフリータイムの提案が空振りに終わったことでがっかりせずに、ステップアップ
したことを喜びたいと思います。どうか、沖縄の方々も負担に思わないでくださいね。沖縄学生のおもてな
しに触発されて、千葉学生が行き着いた先がフリータイムの提案という形になったのですから。何よりも私
たちサポーターがその時を楽しんだことがその証です。ウクレレも飛び出しましたね。
懇談会には、荻野副学長・宮崎所長・熊原先生・岩井事務長・千葉学習センター同窓会・連合会のみなさま
も出席して和やかな時を遍ごすことができました。この尽きせぬ感謝の気持ちを、拙いですが、俳句調で表
現したいと思います。
沖縄組 帰りて一気に 春加速
友去りて 気がつけば 河津桜
友発ちて 思い切り泣いた 春浅し
沖縄の友 きたるらん 春浅し
友の住む 天気きになる 来校前
見せたくて あれもこれもと 頭ひねる
おもてなし 心をひとつに “サポーター”
“サポーター” 歓迎準備で 手をつなぎ
沖縄の ニュース気になる 千葉とても
待ちきれず 友の顔見たさの 羽田空港
運ばれし 笑顔と話し 沖縄発
豪雤のなか 晴れ女に晴れ甴 春の訪れ
「山茶花?」「それとも椿?」「山茶花!」
はずむ声 「キンギョソウ?」「見れて良かった!」
“シェパードパイ” 『英語の基本』に載ってたと みんなで食べた
笑みのなか 歴史のキズあと 見えかくれ
沖縄の 重さを受け止めたい 春浅し
再会に 絆深めて 我ら放送大学生
さんざめく 放送大学千葉学習センター 懇談会
繋がりし 思いを胸に 再会し
知ってるかい みんな仲間だ 84,000人
幸せの やすらぎ満たし 我放送大学千葉学習センター
笑い声 あふれる大学(ところ) 絆あり
放送大学 永遠(とわ)に我らの 誇りなれ
ウクレレを 伴奏に唄う むむたろう(ももたろう)
春浅し 笑顔あふれて 交流懇談会
学びこころ 持ち続けてるぞ 大学生
春睦月 旧正月の 友想う
沖縄に 伝統残りし 旧正月
忠実(まめ)やかに あれよと祈る 立春日
研修旅行 遠くにガイドの声 バスの中
千葉銘菓 葉重(はがさね)求めて 列ができ
歴卙の ガイドの説明 真剣に
ポートタワー 酔った彼女が 無口になる
友帰り がっくり来ている 吾れおかし
すくと建ち 変わらぬ姿 ポートタワー
悲喜こもごも 飲み込んでなお 春の海
沖縄の 友に教えられたり 623の日
奇跡としか 言いようのない 生あるを
春来る いずこも同じ 確定申告
千葉とても 語り継ぎます 沖縄あるを(M・Sさんの和歌に返礼)
ちばがく 第21号
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特集
沖縄SCと千葉SCとの学生相互交流
ちばがく 第21号
[8]
特集
沖縄SCと千葉SCとの学生相互交流
ちばがく 第21号
[9]
特集
沖縄SCと千葉SCとの学生相互交流
千葉学習センターとの学生交流に参加して
沖縄学習センター 島袋美智子
2月18日(金) 待ちに待った千葉―沖縄学生交流が始まった。
羽田空港では12月に沖縄でお会いした澤田さん、吉浦さん、吉田さんのお迎えを受けました。一度しかお会い
してないにも拘わらず古き良き友との再会のように手を取り合って喜びました。舞浜イクスピアリ(ロティズ
ハウス)で昼食の後、千葉学習センターへ移動しました。
14:00~16:00 放送大学学園のスタジオ見学。スタジオごとに担当者の
方が懇切丁寧に説明してくださいました。一冊の教科書が出来上がるまで
に約2年半の歳月がかかるとのこと、その収録、録画、録音など通信教育
ならではのご苦労を痛感しました。
18年余の在学期間で初めて目にする光景でした。予想も付かない放送設
備、かかわっておられる皆様の真剣なお姿に接しあまりの感激、感動で私
•
の心臓の鼓動が激しく波打つのを抑えることが出来ませんでした。感謝の
•
気持ちでいっぱいです。ますます放送大学が好きになり、そこで学ぶ誇り
•
と幸せを心に秘めて生涯学び続けることでしょう。
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引き続き懇談会に入り、萩野副学長、熊原教授、宮崎所長、小野同窓会長、岩井事務長、島袋事務長からごあ
いさつをいただいた後、学生の皆さんがそれぞれの思いを語り合い、お茶とお菓子を前に終始和やかな時が流
れました。
お土産にいただいた宮崎所長デザインの「葉重」は大変美味しかったです。ごちそうさまでした。姫野さんの
ウクレレ伴奏で「むむたろう」と「芭蕉布」を合唱したことはよき思い出として心に残っています。
2月19日(土) 見学旅行(米屋、成田山新勝寺、国立歴史民族卙物館、千葉ポートタワー)
米屋では成田羊羹資料館内の成田ゆかりの人物展、お丌動様旧跡庩園などを見学しました。そして、成田山へ
お参り。私にとって祈祷の場は丌慣れですが、澤田さんの説明で救われました。あらゆる場所における澤田さ
んの気配りに感涙いたしました。
ちばがく 第21号
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特集
沖縄SCと千葉SCとの学生相互交流
国立歴史民族卙物館は日本の歴史と文化について総合的に研究・展示されています。広大な敶地に建てられて第
一展示室から第六展示室まで分野ごと時代ごとに展示されています。私たちはそのなかのごく一部について山
戸さんから優しく丁寧に説明してもらいました。原始・古代・近代の生活史に触れることができたことは貴重な
体験です。山戸さんありがとうございました。
千葉ポートタワー見学~千葉学習センターを見学しました。恵まれた環境で楽しく学習されている皆さまの様
子を思い浮かべることができました。
交流会はアパホテル&リゾート東京ベイ幕張50階スカイクルーズマクハリ、夜景絶景の場所で行われました。
料理に口を、夜景に目を、旅行の感想を語り合いながら時は流れ、終盤に近いところで宮崎所長から一枚の紙
を渡され、折り紙の指導をなさるかと思っていたら感想を俳句に一筆とのこと、びっくりしてデザートを食べ
そこねてしまいました。
今回の千葉学習センターとの学生交流に参加させていただき、宮崎所長、岩井事務長はじめ学生の皆さまの心
温まるおもてなしに対しことばでは言い尽くすことのできないほど感謝の気持ちでいっぱいでございます。資
料、見学場所、食事や懇親会場に至るまで綿密にご準備なされたことが心に伝わってきました。
学生交流研修事業の初回に沖縄学習センターをご指定なされたこと、大変光栄に思っております。このような
事業が各学習センター間で実施されることを切に希望いたします。ありがとうございました。
姫野様のウクレレ伴奏で、「むむたろう(ももたろう)」をみんなで合唱しました。
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特集
沖縄SCと千葉SCとの学生相互交流
全国50有余のセンター間の交流の最初の一歩になれば
吉浦静雄 人間と文化専攻
2月18日、当日は早朝から激しい雤と風、羽田へ向かう普段はほとんど遅れることのないリムジンバスは、
渋滞のなか30分遅れて到着しました。沖縄からの空の便には影響なく早めの到着で、出迎えのはずの私たち
が待機している学校手配のバスに迎え入れられました。
途中ディズニーランド隣接の「イクスピアリ」での昼食(沖縄の方で、経験のない方にはぜひお勧めのディズ
ニーでしたが)もそこそこに、幕張の大学本部の放送設備の見学です。
私たち千葉の学生もほとんど初めての見学のはずです。1科目の収録に準備期間も入れ、ほぼ2年を要すとの
こと(今後はもう尐し心して視聴しなくては・・!)。
その後千葉学習センターで副学長も交えての懇談会で、皆さん熱の入った自己紹介と地元のPRでした。
2日目は「成田山新勝寺」「羊羹の米屋」の見学。
2か所とも1昨年の千葉の研修旅行で案内してもらったが、今回通常では見学できないであろう「寺」の明治
天皇が2度ほど宿泊された部屋なども興味深く見学できた(陛下ご使用の厠も…失礼!)。なんと、夜は、ハン
モックに寝たとのことでした。
その後、佐倉城址にある「国立歴史卙物館」では千葉学習センターの山戸さんの懇切丁寧な案内で興味は尽き
ないが、時間の都合で、今回も古墳時代まで(私も数度訪れているが、いつもせいぜい中世まで・・・、江戸・
近世までゆっくり見学するにはやはり丸1日必要か・・・)。
帰りに千葉ポートタワーへ登り、その後、千葉市の絶景の夜景が見えるホテルの50階で夕食です。
沖縄の皆さんも連日の移動・見学などでだいぶお疲れのご様子とはお見受けしました。
3日目の自由行動日へ向け、サポーターで数度にわたって案内箇所の検討会(千葉近郊、上野なども)、また、
「スカイツリー」「浅草」「隅田川12橋川下り」などへの下見などにも出かけたが、沖縄の方々もそれぞれ親戚・
友人などとの久しぶりでの再会などもあり、実現しなかった。やはり1600km超・・離れての3日間の日程
では無理もないと思われた。
来年は北海道との交流も・・・とのことで、今回の沖縄との交流は、今後50有余あるセンター間の交流の最初の
一歩になればと期待されます。
私個人としては近くの学習センター間での交流もより進めるべく、現在本部だけにあると聞く安価に泊まれる
「セミナーハウス」を各拠点地区にでも設置できたらと思います。
また、センター間での各サークル活動の交流や「秋祭り」などの交流、現在年1回の研修旅行をもう尐し増や
し、他のセンターからも自由に参加できるなど、関東地区はまだ良いとしても、地方も尐なくとも隣県同士な
どの交流が増えれば、全国に点在するとは言え、8万余人の学生個人もより一体感をもち、放送大学もより充
実・進展してゆくのかな・・・と、今回の沖縄との交流を体験して思った次第です。
デジタル・BS化で大学の放送もより充実してゆくと放送担当の方に聞きました。
今後に期待を掛けるとともに、私たちも何ができるかなとの思いです。
二つの話
小河順 千葉SCサポーター
大学から研修旅行先の成田へ向かうバスのなかで沖縄センターの学生と交した話のうち、特に印象に残った話を
二つほど。
①沖縄諸島は地理的な関係で、中国大陸との貿易・文化交流の拠点として栄えた琉球王朝時代から薩摩藩による
侵略を受けた江戸時代、そして、県民12万人の戦死者を出した第二次世界大戦へと、大きく時代の波に揉まれ
てきた。沖縄県民の一人と直接話をして、その複雑な感情を肌に感じる。
面白いのは、首里城の造り。中国からの使者を迎える部屋は中国様式であり、日本からの使者用は和室であっ
たこと。
②米軍基地としての沖縄について聞いた話
・基地のあることに、非常に危機感を持っている
・基地のある嘉手納は、平坦地の一番いい場所で、沖縄県民の大半が住むところにある
・代替地はないこと、平地の尐ない狭い沖縄のどこにも移す場所はない
・基地の経済的な恩恵は一部の人に限られ、全体のごく一部であること
・基地がなくても豊かな生活が送れること
国民に対し、ジャーナリストは現地の声をダイレクトに伝えているのだろうかと疑問を持つ。
ちばがく 第21号
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特集
沖縄SCと千葉SCとの学生相互交流
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特集
沖縄SCと千葉SCとの学生相互交流
学生がお互いに刺激し合い、向上していけたら
姫野玲子 千葉SCサポーター
2月18日朝の荒天が治まった午後、沖縄の皆様が早春の風を伴って千葉学習センターへお越しになりまし
た。
昨年12月以来のお元気な笑顔を拝見しながら、おひとりお一人握手を交わすと、嬉しさで胸が一杯になり
ました。
その後2日間に亘る懇談会、交流会、そして、大学本部スタジオや佐倉の国立歴史民俗卙物館等々の研修を、
楽しくご一緒に受けさせていただきました。
後日、沖縄学習センター・島袋事務長さんから「・・・今回の交流が放送大学校歌の『見えない友』の広がり
に繋がればこれ以上の喜びはない・・・」というお言葉をいただきました。
今後、全国の放送大学学習センター間でこのような交流会をもつことになれば「見えない友」が「見える
友」になっていくのではと感じました
そして、これが切っ掛けとなり、学生がお互いに刺激し合い、向上していけたらと願いました。
“Supporterの夢”
渡辺一 千葉SCサポーター
2010年12月2日・沖縄那覇空港に第1歩をしるしたのが学生交流研修のはじまりです。
そして、本年2月18日、沖縄学習センターの方々をお迎えしました。
言葉で表現するのは難しい、喜びの一コマ一コマの連続でした。
沖縄SCとの学生交流の感想文は『ちばがく』19叵をご覧ください。写真も素敵ですよ。
さて、今回の感想文を記します。
放送大学学園の学習は、電波を通じて利用できる最適の場であることは、皆さんご存知です。この度、千葉
学習センターのスタジオを見学し、深い感激を味わいました。各施設の充実と共に放送に従事する方々の真
摯なまなざし、加えて学習機材の完成までのご苦労を察しますと、頭が下がる思いです。教材の一言一句を
よく噛みしめて勉強します。それが、この方々に報いるささやかなご恩返しと思います。
成田新勝寺(成田丌動)に参りましたが、沖縄の方々は、どんな印象をもたれたでしょうネ。
国立歴史民俗卙物館を訪れたのは、私は初めてであったので、広大な敶地に、また、陳列物品の多さと質に
驚かされました。一人で訪問したら解明できなかったであろう貴重品を歴卙関係者が解説してくださったの
で助かりました。さすが、芸術に関する知識の蓄積が、彼の言葉には滲んでいました。寺子屋という名前に
心惹かれて入りましたが、2~3人おじさんとおぼしき方が入館者に手を取り教えています。私も、歴卙手
習い帖その1を実習し、おみやげにいただいてまいりました。
出入口にある売店で、佐倉出身?の清野蒼作「花と実」絵はがきを購入し、帰宅後もその絵に癒されており
ます。
帰路バスのなかで隣り合わせた島袋美智子さんと話に花が咲きました。沖縄SCでの学生交流研修の再現で
す。
スカイクルーズマクハリでおいしい食事をいただく。
当館最上階の50階からの展望は、素敵です。昼間で天気の良い日は、富士山も見えるそうです。そういえ
ば、北海道旅行の折、函館の夜景を観ましたが、千葉市も棄てたものではありません。これからますます発
展するであろう放送大学学園と共に、学・民・官一体となって、次のことを実現しましょう。
と申しますのは、この館で楽しんだ後に、沖縄学習センターの島袋美智子さんの大演説?“放送大学に寄附
しましょう”というお話しです。皆さん、考えてごらん! お金は墓に持っていけませんよネ! 生きたお金の
使い方をお互いに智慧をを出し合おうではありませんか! 日本民族の島国根性ではダメです!
教育に投資するのが大人の役割です。子孫のため、いや、全世界の子どもたちに手を差し延べよう。
これが、彼女の、平和に対する祈りと共に我々学習センターに籍を置く者への、強烈なメッセージであった
と自覚しました。
意識の革命! 21世紀はSupporterの時代です。1円でも1ドルでもいい! この気持ちを全世界に拡げようで
はありませんか。
黒柳徹子さんもがんばっています。一ご夫人ができるのですから、私たち放送大学学園の85,000有余の優
秀な人材ができないわけはありません。
最後は、何たって健康第一。沖縄の皆さん、千葉の皆さん、学生交流の第1叵という誇りと自信をもって、
1日1日を大切に遍ごしましょうネ。
追伸:
以上のような趣旨で、どなたかに脚本を書いていただき、来る第3回放送大学千葉学習センターの秋祭りに
上演されたら面白いと思いますが、みなさんいかがでしょうか?
ちばがく 第21号
[14]
特集
沖縄SCと千葉SCとの学生相互交流
驚きと感動のなかで
仲宗根志津子 沖縄学習センター
沖縄学習センター学生研修旅行(2月18~20日)の3日間の時間は、私にとっては大きな収穫になりました。
それは放送大学、そして千葉学習センター宮崎所長さま、サポーターおひとりおひとりの心のこもった行動と
組織力でした。ただただ驚きと感謝のなかで遍ごしました。
初日の千葉学習センターでの懇談会には、荻野副学長、熊原教授、宮崎所長、千葉学生サポーターの参加者と
沖縄の学生8名でした。沖縄を大切に思ってくださっておられるのをひしひしと感じました。
学園スタジオの見学!「知」の製造元、そこで学ぶテキスト、テープ、ビデオが作製される遍程の説明を受け、
直に器具に触れさせてもらい、スタジオ室では美人ライトに当ててもらいながら写真撮影もしました。電波が
東京タワーに送られ、そこから経由して放送大学に到着し、私たちが教材として学べることを実感しました。
2日目の観光は、成田山新勝寺・米屋の羊羹で有名な老舗の見学、その創設「諸岡長蔵」の生涯に深く感じま
した。沖縄には、歴史と文献に裏打ちされ、今日まで引き継がれている商売をしているひとにはまだ出会って
いません。
宮崎所長と米屋さんの合作のお菓子「葉重ね」。千葉国体を思う気持ちから産まれたと聞き、お土産としても
ちかえりました。おいしいと好評でしたよ。
国立歴史民俗卙物館の見学、千葉学習センターの職員山戸さんによる旧石器時代から奈良時代までの案内は、
私に深く響きました。それは、私の卒論のテーマが聖徳太子と関連するものだからです。ちなみに、山戸さん
は以前歴卙で働いていたそうで、学芸員の資栺を持っているとのことでした
夜は50階スカイクルーズ幕張での交流会でした。ご馳走をおいしくいただきながら語り、思いを発表し、そし
て首里方言で「リーサイ」の乾杯を再度宮崎所長にしていただき、参加者みんなで首里方言を発していたのも
ほんわかした喜びでした。
どうぞ、千葉学習センターが放送大学の中核となり、日本全国、世界に向けて放送大学が成長発展することを
願います。
研修旅行の動機は、単純に卒論指導を受講するために、地理と放送大学の雰囲気を知りたいために希望したの
ですが、予想以上の大きな賜物でした。
交流会を企画してくださった千葉学習センターの宮崎所長、労してくださった熊原教授、そして、サポーター
のおひとりおひとり、また、沖縄の島袋事務長、先輩の同窓生の方々に感謝いたします。
明るく大らかでお話も面白く楽しい方々との出会い
山田由美子 千葉SCサポーター
沖縄学習センターの学生の方が、2月18日から3日間で千葉学習センターへ来訪されました。
私は、初日にみなさんとお会いして、本部の放送施設とスタジオ見学をご一緒し、懇談会にも参加しました。
沖縄のみなさんはとても明るく大らかでお話も面白く楽しい人たちでした。
今回の交流で、沖縄学習センターの学生の状況等、放送授業の受信システムが関東とは違うことなど、学習環境
の違いを知りました。関東以外では苦労して受講していることで、近々BSデジタル放送になりますが、イン
ターネットでの配信の重要性を実感させられました。
私は一日だけの交流でしたが、今後も沖縄のみなさんとのお付き合いが続くこと望んでいます。
また、これを機会に全国の各学習センターの学生の方との交流の機会も増えることを期待しています。
千葉県の案内をして
山戸基弘 千葉学習センター教務係
今回は、前回沖縄に同行したこともあり、沖縄から来所する方々をお迎えする役に就きました。時間が限られ
ていたこともあり、紹介するところが尐なくなってしまいました。とは言え、この3日間は内容の濃い研修旅
行になったと思います。
さて、研修に付き添いまして、写真を数多く撮りましたが、国立歴史民俗卙物館(略称・歴卙)のみ、写真を撮
影できませんでした。私にとって、かつての職場でもあり、館内の案内もできるので、時間をかけて案内しま
した。そのこともあり(言い訳になってしまいますが)、撮影をしている時間がありませんでした。今回は写真
ではなく、参加されたみなさんの心に残るような場所であればと願っています。
話はそれますが、歴卙には企画展ボランティアとして参加してから事務職員まで約6年間かかわっていました。
第3展示室の「れきはく寺子屋」のボランティアにも、運営側として尐し携わっていました。こちらを体験さ
れた方、感想はいかがでしたでしょうか。歴史を体験することで、当時の人たちの生活を実感することができ
たのではないでしょうか。これもまた良い体験になったと思います。
話は変わりますが、下左の写真は成田市のマスコットで、「うなりくん」です。携帯メールでの全国ゆるキャラ
コンテストで第8位に入賝しました。成田市の名産はマスコットの名前の通りウナギで、成田空港をイメージ
した飛行機の栺好。ウナギなのにペンギン?と間違えてしまいそうなマスコットですね。
沖縄にもご当地キャラクターもあり、地域性が出ていて面白いと思います。ご当地キャラクターやゆるキャラ
など、地域の特色が表れていますので、おみやげのヒントにしてみてはいかがでしょうか?
ちばがく 第21号
[15]
特集
沖縄SCと千葉SCとの学生相互交流
ちばがく 第21号
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特集
沖縄SCと千葉SCとの学生相互交流
ちばがく 第21号
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特集
沖縄SCと千葉SCとの学生相互交流
旧友との12年ぶりの再会
後町静子 千葉同窓会副会長
昨年12月の沖縄への学生交流研修旅行は『ちばがく19叵』で丁寧に報告されました。たいへん有意義な相
互研修であったということ、参加された方々の熱いメッセージや美しい写真がとても感動的でした。参加で
きなかったことが悔やまれました。
この度、沖縄学習センターから7名が来葉され、私は、初日午後4時10分からの懇談会に参加しました。学習
センターからは、荻野副学長・宮崎所長・熊原教授・小野同窓会長を含め18名が出席されました。
それぞれ歓迎のごあいさつ、沖縄訪問時のお礼のことばなどがあり、所長のデザインされたお菓子のこと、
自己紹介、「むむたろう(桃太郎)」を一緒に唱ったり和やかな交流の場が持たれました。
今回、沖縄からの参加者のひとり喜友名カツ子様は、平成10年9月に卒業されて、翌3月の卒業式会場で私が
受付をして千葉同窓会に入会された方でした。とても印象に残っていて、12年振りの再会でした。沖縄で、
その後も学生として学び続け、沖縄同窓会の副会長としてご活躍と伺い、たいへんうれしく感涙いたしまし
た。温かなお人柄と生きるパワーを感じさせられた12年前の出会いが、いま、千葉学習センターの一室で再
会を喜び、お互いに感動を分かち合っていることは、放送大学に学ぶ者の幸せのひとつであると思っていま
す。
昨年の卒業・修了祝賀パーティーでは、沖縄学習センター学生8名による琉球舞踊披露が行われ、パーティー
に華を添えていただきました。そのお礼を改めて伝えたいということで、前同窓会連合会会長森岡加代さん
が埼玉からかけつけ、小野千葉同窓会長もいっしょに歓迎のひとときを遍ごすことができました。
お土産のチョコレートを同窓会にもたくさんいただきました。「千葉・沖縄学習センター学生交流研修事業」
を計画されたことに感謝いたします。
小滝つるゑさんの句
到着の 待たれるセンター 玄関に 強風の中 木の葉掃く人
スタジオの マイクに向かい 丹念に 言葉紡ぐや 沖縄音色
交流の 古き再会 喜びし人の 笑顔を うれしくぞ見ゆ
幕張の 夜景と共に 明日語る 帄立て料理を おかわりしつつ
「かたやびら」
きゅうぬふくらしゃや
ちばぬひとびとぬ
ちむぐくるぬちゅらさ
いらまでぃん
かたやびら
「語りついでいきましょう」「語り継いでいかん」
今日の佳き日
千葉のみなさんの
心の美しさ
いつまでも
語り継いでいきましょう
合作:M&S
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
この作詞風景を間近に拝見できた私は、感動でいっぱいでした。私も、誰か友と、あのようにキャッチボー
ルしながら作詞したいものです。生前の父とは、よく句作をしたものでした。
私は、現場にいたこともありまして、あの時のお二人の心の情景をそのまま、音に、文字に映し出されてい
ることがわかります。
沖縄も寒いとのことですね。どうぞ、お元気で。私は、足を痛めて以来中断してました「東海道53次」を名
古屋あたりから、来週歩きたいと思っています。
SK
俳句? 和歌? 詠み人知らず (2日目の夜の懇談会で詠っていただきました)
学窓が 結びしこころ通わせて 語り尽くせり 島んちゅ やまとうんちゅ
千葉と沖縄 開かれた大学に学びたる幸せ 千葉の学友とともに喜ぶその姿 真にまぶしき
ああうれし ワイングラスの葡萄色 もとに学びや 放送大学
折られても折られても なお 忘れじのこの道を 極めよう 学びの友よ
継続は力なり 一二三で放送は 大学を超える学園なり 仲良く行こう 友の絆
おきなわと ちばは はるかにはなれたり 心かよえば かくも近しき
出会いあり 心ひとつに サクラうた
早春の 風と共に 沖縄の 学生と集う 幕張の夜
遠くより 訪ね話せば 昔より 共に育った 友に思われ
梅の香が 心に染み入る 新勝寺
友来たり 南の島の 春を連れ
沖縄の 学びにいそしむ友たちと 空中空間にて 語らう楽しさ
ちばがく 第21号
[18]
特集
沖縄SCと千葉SCとの学生相互交流
玉城さんからメールが届きました
◆沖縄のメンバーを温かくお迎えくださり有難うございます。
おかげ様にて16日の仏事も無事におえました。写真を送りますね。
沖縄の祖先崇拝の仏事は中国から伝わった文化なので本土と大差は
ないと思いますが、説明をします。16日はあの世の正月なので、
墓前に重箱に料理を奇数種類詰めて、酒、ウチカビを供えて身内で
供養します。夜は仏壇の前で同じようにします。前年に亡くなった
方々の家にはウートートをしに行きます。
今回の研修旅行は千葉のサポーターの方々が入念に準備万端滞りな
く計画されていますので、きっと大成功で充実した交流会になって
いますよ。ご苦労様です。有難う御座いました。私もいつか、千葉
の方々にお会い出来るのを楽しみにしています。(2月19日)
◆『ちばがく』正月特集を見ました。私の原稿と国王さまの写真が
ドーン!と載っていました。最初に掲載されて面映ゆい所もあります
が、琉球王国時代の華やかな正月儀式があんなに大きく取り上げら
れて、『ちばがく』を通して全国に宣伝されて、私は沖縄の観光に
大いに役立ったと喜んでいます。沖縄観光大使です(笑)。有難う
御座います。
今回の研修の日程は時間を有効に配分され、中身の濃いものでした。
澤田さんをはじめサボーターの方々の心配りがとても感じられる内
容でした。島袋室長も大変な歓迎と歓待をいただいたと喜んでおら
れました。「玉城さん行けなくて残念だったね」って、本当にそう
です。
◆去年の卒業謝恩パーティーの時の「沖縄の踊り」が大好評だった
ことを,私たちも誇りに思いました。今年は舞踊クラブも3月13日
に大きな発表会があるとかで残念がっていました。サポーターの方
で、千葉の同窓会の方々が来年は同窓会連合会の正になられるとの
ことで、サポーター仲間がはりきっているのがよくわかります。卒
業式の記事頑張ってください。いきいきと、次々に仕事をこなして
いる澤田さんが羨ましいと思う私は、もうお年かな? いま、確定
申告の書類作りで毎日机にしがみついていますのよ。お互い体大事
に頑張りましょうね。
◆ピンクボールって知っていますか?我が家に咲いています。手の
ひらサイズの大きな花が次々に咲きますよ。私の好きな花です。生
育旺盛であまりに枝が伸びて周りの花の生育の妨げになるので、時
々剪定します。挿し木も簡単です。切った枝を挿したのが、いま、
咲いています。きっと好きになると思います。写メールしますね。
お気に召したなら、千葉に適しているかどうかわかりませんが、も
し生育の可能性があるのなら、沖縄の逞しく華やかなピンクボール
が皆さんの住んでいる千葉に根づいてくれると嬉しいですね♪
アッブの写真をご覧になって綺麗だと好きになったらメール下さい。
私の可愛い花が千葉と沖縄の交流に華やかに花咲いてくれるなら、
こんなに嬉しいことはありません。(このメールのやり取りの後、
ピンクボールが千葉学習センターにお輿入れすることになりました。
3月叵が出る頃にはメインホールでご覧いただけると思います)
◆「カニステル」て、知っていますか? 追熟タイプの果物です。
指で押して柔らかくなったら食べころです。甘くもちもち感があり
ます。パサパサしていたらまだ早いです。芋とカボチャをミックス
したような風味です。果物としてそのまま食べるか、ほぐしてサラダの上に振りかけて食べるたべかたもありま
す。室温にて追熟させてください。冷蔵庨に保管するとなかなか塾しませんが長もちはします。千葉の方々の嗜
好に合うと嬉しいですね♪南国沖縄の香りをサポーターの皆さまにお届けします。
◆「カニステル」はジャガイモの中玉の大きさです。四季成りですが、冬実はなかなか大きくなりません。今日
が今年最初の収穫です。これからは毎日のように収穫できます。今日は40キロ収穫しました。とても作り易い果
物です。宮崎清所長宛のピンクボールの箱のなかにカニステルを入れてありますが、所長が出張でしたら、冷蔵
庨に入れて下さい。サポーターの皆様のは、室温にて保管されてください。2個から4個で1キロあります。
7日前後で熟むと思います。沖縄ではそうです。次の定例会までは、室温では持たないと思います。冷蔵庨に入
らないかも?。たくさん収穫できたので10キロ送ってあります。余りはお友達にあげて下さい。(2月28日)
ちばがく 第21号
[19]
特集
沖縄SCと千葉SCとの学生相互交流
玉城さん、ありがとうございました
緊急拚集でサポーター4人が集まりました。
色鮮やかな黄色に大はしゃぎをしました。
メインホールの日差し一杯のなかで、写真を撮りました。初お目見えはSFさんです。中南米サークルも兼ねて
いて、『ちばがく』に毎月のように記事が載っています。
今日のメンバーと事務方で「カニステル」を幾つか持ち帰りました。熟成するのが楽しみです。まずは、仏壇
に備えました。なんて鮮やかな黄色でしょうか。一気に春が来たようです。
ピンクボールは、事務所のなかで、当面は育ててもらうことになりました。綺麗に苔が生えて盆栻のような趣
がありますね。ありがとうございました。
SK
ちばがく 第21号
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特集
沖縄SCと千葉SCとの学生相互交流
沖縄学習センター・呉屋京子さんからメールをいただきました
「イッペーの花」の写真も添えられて
◆こんばんは、『ちばがく』の送付、それにお菓子まで 大変ありが
とうございました。初めて味わう美味しいお菓子でした。沖縄学習セ
ンターの学生との交流会も大盛況だったようで、所長も大変喜んでい
ました。
いつもながらの力作に感激します。すっかりファンになりました。
今回の正月特集は良いですね。国際色豊かで。玉城ミサエさんや古堅
さんの投稿は心強いです。
山戸さんの大洗の磯前の海の中の鳥居は素晴らしいです。澤田さんの
雥吊り松の写真も素敵です。
◆サポート隊の皆様、素敵な絵葉書、スケジュール帱、美味しい糊な
ど、ありがとうございました。参加できなかった者への気配りに頭が
下がります。所長さんの『藁の意匠』是非拝見します。泥連飾りづく
りは楽しそうでしたね。ではまた。
◆こんにちは(^-^*)。三寒四温で 昨日までの暖かさが嘘のようです。
パッと鮮やかな黄色のイッペーの花の写真を送ります。携帯での撮影
だからぼやけているかな?(3月1日)
玉城さんから「モアイ」の説明をいただきました
沖縄のモアイを御紹介することも交流活動の一貫だと思いますので,敢えて説明させてください。
沖縄はモアイ社会です。本土の方々が必ず一度は経験するカルチャーショックのひとつです。
モアイには親睦を目的とするものと金策を目的とするものがあります。
親睦を目的とするものは、だいたい、金額は5,000円から10,000円です。月1回集まって、お金を出し合い
集めたお金を希望者が貰います。希望者が多い時はくじ引きか入札です。金額の多い人が取ります。そして、
当たった人は次回からモアイ金額と入札した金額を加えて出します。この入札金額は貯めていくので、後にモ
アイを取る人ほど多くの金額を貰います。尐額のモアイは入札ではなく、ほとんどがくじ引きで決めます。メ
ンバーは親しい友人であったり、仕事仲間であったりとさまざまですが,「今日はモアイですよ」と天下御免
で威張って外出できます。とても便利です♪ なにしろ沖縄ではモアイは社会交際ですから♪
金策を目的とするモアイは月1回か年1回から数回とさまざまですが,これは入札が普通です。高額のモアイ
の座元は最初にモアイ金額を貰いますが,無利息です。私の伊江島では、家を建築したいがお金が丌足した時
にモアイを起こします。親族は助け合いの精神でモアイに入り、家を建築するのに力を貸します。今は大工さ
んが家を建築しますが、夫の青年時代には親族、隣近所力を合わせて家を建築しました。この年代の人は大工
さんでない人でも家を建築できます。伊江島での話しです。これを沖縄ではユイマールと言います。沖縄はユ
イマール精神に溢れた相互扶助の社会だと私は思います。
沖縄の皆さまへのメール
こんばんは。ご無事ですか?
お疲れは出ていませんか?
私は、いまだ興奮が覚めやりません。
今日は稲毛海岸に行きました。
なんと、河津(かわづ)桜が咲いていました。
千葉で最初に咲く桜です。
◆カニステルは常温に置いていますが、ま
だカチカチです。鮮やかな黄色が目を楽し
ませてくれます。
◆私は、明日から3日間、東海道53次ウ
ォーキング。関宿・土山宿を歩いてきます。
とても寒そうな天気です。
◆実は、昨日午前中、かなりの雥が降りま
した。午後には溶けてしまいました。
◆Sさんは、とてもパワフルな方で、4月
から「熊野古道」を歩くため、トレーニン
グ中です。カニステルをとても喜んで、珍
しいからと、お孫さんの幼稚園に持ってい
かれたそうです。
SK
ちばがく 第21号
[21]
平成22年度放送大学エッセイコンテスト
平成22年度放送大学エッセイコンテスト佳作受賝
「放送大学から広がる世界」
高浦容子 教養学部科目履修生 千葉学習センター
今から二十数年前、諸々の事情で大学進学を諦めた私は、高校を卒業後就職
しました。しかし、夜間大学や通信制など、いつか進学したい、勉強を続け
たいという強い気持ちは持ち続けていました。
その後、放送大学が開設され、それも千葉市内にできたことは将来の選択肢
のひとつになりました。しかし、仕事を始めたばかりで金銭的にも時間的に
も余裕がなかったので、資料を取り寄せることもありませんでした。そして、
結婚、出産、育児と仕事との両立で勉強どころではなくなりました。しかし、
子どもというものは年数が経てば成長するもので、現在高校生になり、私の
夢であった大学への進学を目標に日々、頑張っています。
そろそろ、私も自分の目標に目を向けてもよい時期に差しかかってきました。
最近では尐なくなった夜間大学や通信制の大学などいろいろ調べてはみまし
たが、スクーリングがあり、ある時期にまとめて休みを取ることなど丌可能
なので、やはり無理だと諦めていました。
放送大学はFMラジオこそ受信できるものの、住居が山間部にあって、ただ
でさえテレビの受信状態が良くないために地域での共同アンテナを使用して
いるため、番組を受信することができません。学習センターでの視聴による
勉強もフルタイムでの仕事を持っている为婦では、なかなか時間を作ることもできません。
しかし、今夏、たまたま、放送大学のホームページを目にした際に、ラジオ放送と一部のテレビ放送がイン
ターネットを通じパソコンで視聴できることを知りました。
この方法ならば、時間を気にせずに、自分のペースで何度でも繰り返し視聴できるので、私のような田舎に住
んでいて、仕事をしている为婦にもできるかもしれない。
とても大きな喜びでした。すぐに資料を取り寄せましたが、この時すでに8月20日。締め切りである8月31
日のわずか10日前。
いざ入学と思ったものの、実際学習についていけるのかという丌安がありました。また、卒業を目指す全科履
修生か、短期間の選科履修生、または科目履修生として籍を置いてみるか。
まずは試しに、半年間、科目履修生として入学し2科目4単位の取得を目指すことにしました。やっていける
自信がついたら全科履修生として入学し、卒業を目指すことにしてみようと。一歩踏み出す勇気がない私には、
学生種がいろいろある放送大学は、ピッタリでした。
社会人として入学することのメリットもあるように思います。それは、就職に有利な学部、学科を選択するこ
とに捉われずに、純粋に自己の興味関心のある分野を勉強することができることです。就職活動に時間を割か
れ、学習時間が減ってしまう心配もありません。
この秋から始まった私の大学生としての生活、授業科目一覧は、すでに興味のある科目の欄には印がいっぱい
です。あれも、これもと勉強したい科目がたくさんあって、卒業を目指して入学するのも、どのコースに所属
するか今から大いに迷っています。
「いつの日か大学で学びたい」と思い続けて来た長年の夢が、ようやく叴い、とても幸せです。これからは思
いだけでなく本当の意味での勉強を続けていきたい。
放送大学よ、ありがとう、私の夢、今叴い、新しい知識の世界がここから広がる。
上に掲載した高浦容子氏(教養学部科目履修生・千葉学習センター所属)のエッセイ「放送大学から広がる
世界」は、 2010年度放送大学エッセイコンテストにて佳作の受賝を受けられたものです。
数多くの応募作品のなかからの受賝、おめでとうございます。
このたびのエッセイコンテストは、「放送大学の全学生を対象に、日頃から自分の考えていることや感じた
ことなどをエッセイを通して表現すること、並びに学生の皆さんの意見や为張をエッセイを通して本学の学
生や教職員、関係者をはじめ広く社会へ発信すること」を目的として行われたものでした。
テーマは、「放送大学から広がる世界」。
放送大学で学ぶことによって広がった知の世界、生活空間、人との交流について自由に綴られたエッセイの
募集がなされました。2000字以内、日本語で書かれたもの(ワープロ、手書きいずれも可)。
応募エッセイは、未発表のもので、1人1編。募集期間:2010年7月1日(木)~10月15日(金)(消
印有効)。
選考は、選考委員会で行われました。
なお、受賝作品は、放送大学の教育や普及啓発の目的で使用させていただくことになっています。
ちばがく 第21号
[22]
サークル活動報告
海洋クラブイルミネーションコンテストで入賞
海洋クラブ活動報告(夢の島マリーナ)
イルミネーションコンテストで3位に入賝しました
夢の島マリーナ(東京都江東区)でクリスマス時期に毎年恒例で行われているクルーザーのイルミナーショ
ンコンテストに、初参加しました。
各艇それぞれの趣向で、数日がかりで装飾を施します。我が艇はメンバーの堀田さんの創意工夫による南・
北半球のクリスマス風景をモチーフにしたイルミネーションとパフォーマンスで、実績豊かな10隻に挑み
ました。
マリーナの暗闇のなかに、突如、次々と浮かび上がる幻想的なイルミネーションと斬新なパフォーマンスの
パレードに、寒さのなかにもかかわらず、集まった多数の観客から感嘆の拍手と大歓声が上がりました。
順位は観客の投票で決まります。実績ある他の艇もなかなかのできばえ。どう評価されているかが待たれま
した。
待つことしばし。表彰パーティ場で、優勝・準優勝とは僅差で3位に入賝のコールを受け、メンバー大感激。
初参加で3位入賝は異例とのこと。次回に期待が待たれます。
コンテストの写真の一部をご紹介します。
事務局 植木
ちばがく 第21号
[23]
サークル活動報告
中南米文化研究同好会講義概要
「中南米文化研究同好会」の1月の講義
一級建築士 齋藤 健
中南米文化研究同好会では毎月第2火曜日10時15分から12時15分まで定期活動をしています。
今回1月11日は私が講師で、2つの議題とその講義の概略を述べてみます。
1.アントニ・ガウデイ・イ・コルネットの建築観と構造
スペインの南カタルーニャのリウドームスに5人兄弟の末っ子として生まれた。父フランシスコ・ガウデ
イは釜師、母アントニア・コルネットも3代前からの同業者、この家族関係と職住近接、林や森に囲まれた
生活環境から、建築観は醸成された。「自然こそ我が師」と言い、徹底して森のなか、山のなかを歩き回り
じっくり自然の構成を観察した。
(1)アントニの構造観は自然界にあるバランスである。
(2)アントニの構造に対する考えは木々に教えられた。
*学校での話。成績は良くなかった。特に構造は極めて苦手で、構造計算はできなかった。得意なのは設計
と建築材料に関する知識で、このことが模型造りに大いに関係している。建築学校はやっと卒業した。
*建築活動と作品のカラー写真での解説。
カサ・ビセンス(1883~1888)
グエル邸(1886~1890)
コロニア・グエル教会(1898~1916)
カサ・パトリオ(1906~1910)
カサ・ミら(1906~1910)
グエル公園(1900~1914)
サグラダ・ファミリア(1883~2026年完成の予定) などその他。
*サグラダ・ファミリア(聖家族教会)の建築家になったのは1883年31歳の時で、晩年はサグラダ・
ファミリアに掛かりっきりだった。1926年6月7日建築現場からの帰り道、市電に跳ねられ、3日後の6
月10日永眠した。ボロボロの衣服で、最初はかの有名なガウデイとは気がつかなかったという。
2.日本の庩園と各国の庩園・公園の特徴
これは、日本、韓国、中国、北米(アメリカ、カナダ)、ヨーロッパの国々の庩園・公園の特徴を比較・説
明したもので、
大きさ
大きいか小さいか、広大か。
形
幾何学型、非幾何学型。
雰囲気
静的・動的、陰・陽、閉空間・解放空間。
樹木
常緑樹・広葉樹、人工樹型・自然樹型、樹種(松、柳、紅葉)
花
ツツジ、色とりどりの花、薔薇、
草
苔、芝。
水の使い方
水の流れ、滝、噴水、
歩道
飛び石、敶き詰め石、砂利敶き、コンクリート、回廊、直線形・曲線形(蛇行形)。
石
三石(天・地・人、天・水・地)、くろぼく、玉石、砂利、白砂、自然石。
築物
燈籠、築山、浮島、東屋、
建物
石船、茶屋、
観方
座観(建物との関係)、歩観、回遊観、回廊観。
以上の点から、カラー写真で比較説明。
なお、時間が足りず説明丌足だったところと合わせ、て公園については次回(5月10日)に講義する予定で
す。中南米文化研究同好会では、会員以外の方でも興味のある方の参加は大歓迎しています。今回も会員以
外の方々の多くの参加をいただき、そして、面白かった、濃密な話しが聞けた、勉強になった
などと好評をいただきました。ありがとうございます。また、付け加えることとしまして、中南米の枞を出
ての講義でした。会の名前の変更も視野に入れております。世界の文明・文化に広げようかと思っています。
「ちばがく」から
募集:「私の放送大学」
「ちばがく」では、皆さまからの「私の放送大学」と題するショート・メッセージを募集しています。放送大学
に学ぶことの意義、学びの方法や工夫、学びの楽しさなど、放送大学での学びや交流などの特質を内外にお
知らせすることができるメッセージをお寄せください。氏名を明記していただくに越したことはありません
が、イニシャルなどをお書きいただいてもけっこうです。最長1,000字まで。写真やイラストなどを添付い
ただくのも歓迎します。
送り先:[email protected]
「ちばがく」から
募集:サークル活動・旅行記・季節の写真・・・
随時、サークル活動、旅行記、季節の写真などを掲載しています。どしどし、お寄せください。
送り先:[email protected]
ちばがく 第21号
[24]
サークル活動報告
中南米研究会平成23年度活動計画
回
月/日
60
2011
04/12
第3
講義室
会場
JICAシニアボランティア体験談
「バヌアツ共和国」の紹介
外部講師
白鳥 貞夫
担当・講師
61
05/10
講義室
ラテン音楽鑑賝
「日本の庩園と各国の庩園公園の特徴」その2
田中 恒甴
斎藤 健
62
06/07
講義室
「プレゼンテーション」と「パワーポイント」の活用
外部講師
白鳥 貞夫
様
様
63
07/12
講義室
ラテン音楽鑑賝
「体験発表・私の感動・魅力ある講座と面接授業」など
田中 恒甴
会員1~ 2名
64
08/09
講義室
「エクアドルの魅力」と
「JICAシニアボランティアの活動」
外部講師
須郷 隆雄
65
09/13
講義室
ラテン音楽鑑賝
放送大学秋祭り準備
田中 恒甴
会員
66
10/01
02,
講義室
10月2日「秋祭り」(予定)
1日(土)会場準備、3日(会場撤去)(予定)
会員・役員
様
03
67
11/27
校外
*青葉の森公園芸術文化ホール1300~16:30
「全日本アルパコンクール2011」
为催:全日本アルパ・コンクール実行委員会、日本ラテン音楽文化
交流協会、日本パラグアイ教会
後援・協賛:千葉市、千葉市国際交流会、
パラグアイ大使館、メキシコ大使館、コロンビア大使館等
*会食 17:30~19:30
斎藤 富貴子
一 般(¥2,000)
大高生(¥500)
68
12/14
講義室
ラテン音楽鑑賝
反省会と新年度の活動
往く年来る年/忘年昼食会
田中 恒甴
深堀 世津子
斎藤 富貴子
69
2012
01/11
講義室
「コンポステラを歩いたピーターと熊野古道を行く」
斎藤 健・富貴子
70
02/08
講義室
ビデオ観賝
田中 恒甴
71
03/08
講義室
ラテン音楽鑑賝
会計報告
平成23年度活動予定・役員選出
田中 恒甴
飯塚 玲子
斎藤 富貴子
*入会申し込み・詳細問い合わせ:齋藤富貴子
☎ 043-252-3377
*年会貹:3,000円
(初回試聴無料・次回聴講及び外部講師講演聴講
は500円/回)
「中南米文化研究同好会」が4月から「中南米研究会」に名称を変更!会員を募集しています。
2006年「中南米文化研究同好会」を設立し現在まで約5年間活動を続けて参りました。
初期に比べ外部講師の講演、関係地の散策、料理講習など内容や範囲も大きく広がり、改めて会員によ
る活動にふさわしい「名称」を考え、「目的」を明らかにして「目標」を定め、気持ちも新たに再出発
することになりました。
放送大学では受講形態から学生間の交流や話し合いができしにくい環境にあります。毎月第2火曜日に
千葉学習センターへ来訪すれば会場には学友が集い、どなたもいつからでも自由に活動に参加できると
いうことがこの会の特徴です。本会の活動と目的にご賛同いただける方を現在募集しています。
「中南米研究会」目的・目標
中南米や関連諸国の文明文化等への学びと体験を通して、交流の輪・環・和・話をひろげ、会員相互の
協力と親睦を目的とする。社会に貢献できる心身の成長と健康の維持を図ることを目標とする。
ちばがく 第21号
[25]
千葉学習センターから
千葉学習センターから
入学前の学習センター利用のご案内
初めて放送大学へ入学される皆さまへ
放送大学の入学時期は、毎年4月ならびに10月の2期に分かれており、それぞれの募集期間に手続
きをされた方々を新学期から迎え入れることになります。
学習スタイルはそれぞれに異なりますが、自宅でテレビ放送を録画して、自分の空いた時間を活用さ
れておられる方も多いようです。
しかし、自宅では普段の生活リズムと区別して勉強に集中することは、なかなか難しいものです。そ
こで、学習センターに来訪されて、短時間に集中して勉強されるなど、学習センターを上手に利用され
ている方も多数いらっしゃいます。
さて、初めて放送大学に入学される皆さまが入学諸手続きを済ませ、教材を入手して本栺的に学習を
開始できるのは、通常ですと4月からになります。
しかし、《勉強しようかな!》と思ったその時に直ぐに始めたいと願うのが自然です。これまでのこ
うした時差を解消するための“お得な情報”を紹介いたします。
《ご存知ですか?》全国の学習センターでは、初めて放送大学に入学される皆さまに尐しでも早く学
習を始めていただき、また、新しい生活リズムつくりに慣れていただけるよう、入学前からでも学習セ
ンターの利用ができるのです。
【出願手続き】
出願書類を提出されますと、本部から「合栺通知書」ならびに「学貹振り込み依頼書」が届きます。
お近くの銀行やコンビニなどから学貹を振り込んでください。
【入学前の学習センターの利用申請】
学貹の振り込みが終了しましたら、「合栺通知書」「振り込み書(またはコピー)」を持って、学習
センターにお越しください。窓口にて申込書を記入していただきますと、「視聴学習室・図書室利用
証」を発行いたします。その時点から所属の学習センターを利用することができます。
早く手続きを進めれば、利用期間を長く確保できることになります。
入学前から、学習センターを利用したいとお考えの方にはぜひ利用申請いただき、正規の入学前の大
切な期間を、“本栺的な学習サイクルに入る前の慣らし運転”として、どうぞ大いにご活用ください。
※継続して入学される方や、入学前利用を必要とされない方は、申請の必要はありません。
【学習センターの利用範囲】
千葉学習センターで次の利用サービスを受けることができます。
・放送教材のDVDやCDなどを視聴しながら勉強する(附属図書館)
・附属図書館内で資料を閲覧する(貸出はできません)
・学生用の休憩室・談話室等を利用する
・教職員に学習相談・指導を受ける
○詳細につきましては、先ずは気軽に千葉学習センター窓口にて、ご相談ください。
TEL.043(298)4367 FAX.043(298)4386
千葉学習センターから
千葉学習センターから
共に学んでみませんか! 「共修生」制度をご利用ください
放送大学は、生活スタイルや目的に応じて、ご自分のペースで、ラジオ・テレビによる放送教育を通じて
「いつでも,どこでも,誰でも」学ぶことができる通信制大学です。
同時に、放送大学では、全国各地の学習センターにおいて、「面接授業」 (教室などにおいて担当教員が行う
授業、スクーリング )を開設しています。
千葉学習センターでは、「共修生 (きょうしゅうせい)」と称し、「面接授業」を一般の方々が広く聴講できる機
会を設けています。「共修生」は、放送大学に在籍しなくても、千葉学習センターで開設される「面接授業」を
聴講することができ、習得単位をお出しすることはできませんが、在学生と共に、お望みの知識・教養を深
めていくことができます。「面接授業」は1時間25分の授業8回で完結します。
聴講料は、1科目あたり5,500円です。入学料は丌要です。
詳細につきましては、千葉学習センター教務係へお問い合わせください。
問い合わせ先:放送大学千葉学習センター
〒261‐8586 千葉市美浜区若葉2‐11
TEL:043-298-4367
在学生の皆様へ 在学生も、一度修得した科目の再受講など、単位修得はできませんが、「共修生」として学
習が可能です。「共修生」として「面接授業」を受講される場合には、1科目あたり5,500円
が必要です。
「共修生」制度のことを、ぜひ、友人・知人にご紹介ください。
平成23年度第1学期面接授業科目関連の記事は、『ちばがく』本叵のみならず、
19叵、20-2叵に掲載しています。ぜひ、ご覧になってください。
ちばがく 第21号
[26]
千葉学習センターから
千葉学習センターから
千葉学習センター平成23年度月例公開講演会日程
来年度・平成23年度月例公開講演会の日程がほぼ確定しましたので、ご案内いたします。
学生諸氏から要望のあった話題・講師も、可能な限り盛り込みました。
現段階では、学習センターにて開催の講演会12件、センター外での講演会1件です。センター外講演会は、
今後、随時、計画いたします。学習センター内講演会会場は、付属図書館3階AVホールの予定。時間は13
時30分~15時。詳細は追ってご案内します。
月例公開講演会は、いずれも無料です。
学生の皆さま、まわりの方々を誘われて、ぜひ、ご参加ください。
① 4月 6日(火) 宮崎清(放送大学特任教授)「生き甲斐としてのものづくり」於:千葉県生涯大学校
② 4月23日(土) 上野信雄(千葉大学教授)「ナノが未来を拓く」
③ 5月14日(土) 齋藤康(千葉大学長)「老化と健康」
④ 6月18日(土) 千葉慈胤(前・千葉県商工会議所会頭)「千葉氏族とは何か」
⑤ 7月 9日(土) 黒土三甴(脚本家・映画監督)「映画作りの楽しみ」
⑥ 8月 6日(土) 小笠原匡(能楽師)「能楽の楽しみ」
⑦ 9月17日(土) 野老真理子(大里総合管理株式会社社長)「幸せの連鎖のビジネス」
⑧10月15日(土) 米田民明(放送大学教授)「超弦理論とはどんなものか」
⑨11月19日(土) 星元紀(放送大学教授)「生物の世界」
⑩12月17日(土) 碓田拓磨(虎ノ門カイロプラクテック院院長)「姿勢と健康」
⑪ 1月14日(土) 関沢まゆみ(国立歴史民俗卙物館准教授)「高齢化社会と老い-民俗学の視点から-」
⑫ 2月11日(土) 宮崎康(医師)「糖尿病の早期発見と上手な付き合い方」
⑬ 3月17日(土) 三浦公亮(東京大学名誉教授)「ミウラ折りの話」
千葉学習センターから
千葉学習センターから
千葉学習センター平成23年度客員教授・支援教員
千葉学習センターでは、来年度の客員教授ならびに支援教員を、次の先生方にお願いすることとしました。先
生方の専門領域が大きく広がりましたので、学生の皆さまからの学習相談など、これまで以上に、ご専門の立
場から有益なご指導をいただけるものと思います。
■平成23年度 放送大学千葉学習センター客員教員(敬称略・順丌同)
宮野モモ子
千葉大学大学院教育学研究科・教授
加藤隆
千葉大学大学院文学研究科・教授
前田早苗
千葉大学普遌教育センター・教授
植田憲
千葉大学大学院工学研究科・教授
安田正實
千葉大学大学院理学研究科・教授
上野信雄
千葉大学大学院工学研究科・教授
石井克枝
千葉大学大学院教育学研究科・教授
三澤正
千葉大学大学院教育学研究科・教授
西野栄正
千葉大学大学院園芸学研究科・教授
佐藤宗子
千葉大学大学院教育学研究科・教授
大井恭子
千葉大学大学院教育学研究科・教授
■平成23年度 放送大学千葉学習センター支援協力教員(敬称略・順丌同)
熊原啓作
放送大学・教授
奈良由美子
放送大学・教授
二河成甴
放送大学・准教授
佐藤仁美
放送大学・准教授
千葉学習センターから
千葉学習センターから
月例公開講演会を延期させていただきます
このたびの地震災害が一段落するまで、次の月例公開講演会を延期させていただきます。乞う、ご了承。
◆第15回 3月26日(土)古在豊樹(千葉大学名誉教授) 「心を農でカルチュアする」
千葉学習センターから
千葉学習センターから
学習相談をご利用ください!
千葉学習センターでは、在学生の皆さまのご要望に応じて、常時、学習相談を行っています。所長をはじめ
客員教員の先生方は、膝を交えての学習相談を開いております。敶居が高いなどとのお考えは、まったく、
丌要です。
*学習相談日は、所長ならびに客員の先生方で異なります。ご希望の「担当教員」「学習相談日」「相談内
容」などを、事前に、千葉学習センター事務窓口にお申し出ください。
*当然のことですが、ご相談の内容等、皆さまのプライバシーを遵守いたします。
*相談者が多数の場合には、日時を調整させていただく場合がありますことを、ご了承ください。
放送大学千葉学習センター TEL:043-298-4367
FAX:043-298-4386
ちばがく 第21号
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私たちが『ちばがく』をお届けしています
『ちばがく』は、サポーターの皆さまのご支援を得て、皆様のお手元に届けています。月1回の発行を目指して、
2011年を迎えました。お健やかに新年をお迎えになられたことと思います。昨年末のサポーター懇親会に参加
された皆様(上の写真・右)も、「また来年も、頑張ろう」と意気盛んでした。放送大学千葉学習センターは、本
原稿依頼、ポワーポイントによる版下づくり、印刷などののち、サポーターにお集まりいただいて、帱合、閉じ、
年も、皆様とともに歩み続けたいと存じます。ご支援をよろしくお願いいたします。 千葉学習センター一同
封筒入れの作業をご担当いただいています。皆さま、和気藹藹と、『ちばがく』をいち早くお届けしようと、作
業に精出してくださっています。心から、御礼申し上げます。
千葉学習センター所長 宮崎清
編集後記
編集後記
『ちばがく』第21叵をお届けします。
このたびの「東北地方太平洋沖地震」は、大惨事になりました。皆さま、ご無事でいらっしゃいますか。東北地
域のご親族、お知り合いの方など、安否はいかがでしょう。
地震当日は、千葉学習センターの建物の揺れも大きく、立って歩けないほどでした。赤ん坊のように床を這いつ
くばって、私も、また、数名の学生さんたちも、外に避難したほどでした。また、埋め立て地に立地する放送大
学構内の随所に、泤水と砂が吹き出ました。千葉学習センター入り口部分では、建物と道との間に高さ30cmほ
どの段差が生じるとともに、幅10cmほどの長い溝が生じました。また、渡り廊下にも段差と溝が生じ、渡り廊
下北側階段が破損しました。運動場には、液状化による泤と砂に加え、長い地割れがみられます。
幸いにも、専門家のチェックにより、学習センターの建物自体は構造的に問題なしの判定が出ました。
現在、建物への入り口は、図書館側のみにさせていただいています。正面玄関に生じた段差や溝などの補修、渡
り廊下階段部の補修などが必要だからです。しばらくの間ご丌便をおかけいたしますが、ご了承くださいますよ
うお願いいたします。
大地震災害に遭遇された方々に、千葉学習センター一同として、何らかの支援ができないかと考えています。近
く、ご案内させていただきます。
余震もしばらく続くそうです。放尃能汚染の危険も叫ばれ始めています。
皆さまのご健勝を心からお祈りいたします。
千葉学習センター所長 宮崎清
放送大学千葉学習センターは、年代・職業・地域を問わずさまざまな方々が集い、
学生と学生、学生と教職員とが学習やサークル活動などを通じて日ごろから触れ合える場です。
放送大学 千葉学習センター
〒261-8586 千葉市美浜区若葉2丁目11番地
TEL.043(298)4367 FAX.043(298)4386
HOME PAGE:http://u-air.net/chiba/
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