03.避難者生活再建支援システム構築等業務委託仕様書

避難者生活再建支援システム
構築等業務委託仕様書
平成27年1月
社会福祉法人 福島県社会福祉協議会
目
次
第1章
業務概要................................................................................................................... 1
第1節
第2節
第3節
第4節
第5節
第6節
第7節
第8節
第9節
第10節
第11節
第12節
第13節
第14節
第15節
第16節
第17節
第18節
第19節
第20節
第21節
第22節
第23節
第24節
第25節
第26節
第27節
第28節
第29節
第30節
第2章
第1節
第2節
業務名称 ................................................................ 1
履行期限 ................................................................ 1
趣旨 .................................................................... 1
用語の定義 .............................................................. 1
調達の基本方針 .......................................................... 1
導入経費 ................................................................ 2
運用経費 ................................................................ 2
業務内容 ................................................................ 2
データセンター要件 ...................................................... 3
ネットワーク要件 ........................................................ 4
接続要件 ................................................................ 5
セキュリティ要件 ........................................................ 5
調達機器要件 ............................................................ 5
データパンチ業務 ...................................................... 11
業務体制 .............................................................. 12
本システム運用業務 .................................................... 12
業務管理 .............................................................. 13
作業管理 .............................................................. 13
ヘルプデスク業務 ...................................................... 14
運用実績管理 .......................................................... 14
その他付帯業務 ........................................................ 14
運用体制 .............................................................. 14
連絡体制 .............................................................. 14
運用管理・監視 ........................................................ 15
セキュリティと情報保護 ................................................ 15
報告物および報告期限等 ................................................ 15
検収 .................................................................. 16
責任の所在 ............................................................ 16
成果品に関する権利の帰属 .............................................. 16
その他 ................................................................ 16
本システム機能要件 .............................................................................................. 17
システム概要 .......................................................... 17
システム機能要件 ...................................................... 17
第1章
第1節
業務概要
業務名称
避難者生活再建支援システム構築等業務委託(以下「本業務」という。
)
第2節
履行期限
契約締結日から平成27年3月31日までとする。
第3節
趣旨
本業務は、福島県内の避難者の生活再建及び相談支援を目的とした生活支援相談員による応急仮
設住宅や借り上げ住宅等の訪問活動の効率化並びに情報収集・統計資料作成の迅速化を実現するも
のである。
第4節
用語の定義
本仕様書において、便宜上、次のように用語を定義する。
・委託者=社会福祉法人 福島県社会福祉協議会
・受託者=本業務受託業者
・本システム=避難者生活再建支援システム
・生活支援相談員=訪問支援業務を行う生活支援相談員
・住民=仮設住宅等で生活する避難県民
・システム管理者=福島県社会福祉協議会地域福祉課システム担当職員
第5節
調達の基本方針
本業務の入札にあたっての基本方針は次のとおりである。
(1)費用対効果の重視
導入・運用経費が低廉であり、かつ継続的に安定した高品質のサービスが提供されること。
また業務の効率化に寄与するものであること。
(2)利便性
生活支援相談員が起票・管理している世帯の基本情報及び巡回訪問記録の情報をタブレット
端末を利用し、発生現場でデータ入力し、情報収集を容易に実現できること。国等への報告資
料や管理資料が容易に作成できること。
(3)信頼性・安全性
生活支援相談員が利用するタブレット端末には、個人情報を保持することなく運用可能とし、
端末紛失時に端末内部のアプリケーションを遠隔で削除できる対策を講じること。
住民の個人情報の安全と保全、システムの安定運用を確保するために、セキュリティ対策とデ
ータセンターのファシリティの充実が十分に図られること。
(4)汎用性
現在の世帯の基本情報及び巡回訪問記録の情報のデータ移行(入力)が、スムーズに行える
ものであること。
契約解消時、別の受託者が提供する同様のサービスに、支障なく、かつ低コストで移行でき
ること。
(5)運用・保守
本システムを受託者のデータセンターに設置し、本業務の稼働率を99.5%以上(運用時
間帯)となる運用・保守を実現すること。
生活支援相談員がタブレット端末の操作を問い合わせする窓口(ヘルプデスク)を設け、問
い合わせに対応することで、効率的な運用を実現すること。
1
(6)運営方式
受託者は本業務に必要なシステム構築及び運用環境の整備を行うこと。
(7)本システムは、
「第2章本システム機能要件」に示す機能要件をすべて満たすこと。
(8)本システムを運用する機器として、「第13節調達機器要件」に示す性能要件をすべて満た
すこと。
(9)本調達の全体スケジュールは以下を想定している。詳細については受託者と協議の上で決定
するものとするが、本稼働は平成27年4月からとする。
<全体スケジュール案>
工
程
契 約
要件定義
本システム構築
本システム機器準備
本システム運用準備
基本情報のデータ化
操作研修説明会
成果品納入
運用開始
第6節
2月
3月
4月
▲16
16
20
23
13
18
テスト 23
27
28
2
23
20
13
25
30
31▲
1
導入経費
導入経費には、以下に示す項目とする。
(1)「第2章本システム機能要件」に示す機能要件を満たすシステム構築
(2)本システムの運用に必要な機器
(3)動作環境準備・各種設定
(4)初期操作研修・マニュアル等の提供
(5)現行、世帯の基本情報及び巡回訪問記録の情報のデータ化
委託者側のクライアントあるいはネットワークに対する設定変更等の作業が発生する場合は委託
者が行うものとし、本経費には含めない。
第7節
運用経費
(1)運用にかかる経費には、システム及び運用機器保守費用・データセンター運用費用・操作
研修費用・ヘルプデスク利用料を含む。なお契約は平成27年度に行うものとし、平成32
年3月31日までの長期継続契約を見込むものとする。
(2)モバイル端末に関しては、運用期間中に1回の電池交換を行うこととし、その費用も含む
こと。
(3)運用期間における委託者側のクライアントあるいはネットワークに対する設定変更等の作
業は委託者が行うものとし、本経費には含めない。
第8節
業務内容
(1)本システム構築
「第2章本システム機能要件」に記載する機能要件と「第11節接続要件」を満たすシステ
ムを導入するにあたり、必要となるシステム設計、開発、試験等の業務を行う。
・機能要件を基に、機能の仕様を整理し、基本設計書を作成する。
・基本設計書を基に、機能の仕様を整理し、詳細設計書を作成する。
・詳細設計で設計した仕様書を基に、プログラムを作成する。
・単体テスト(製造工程に含む)、結合テスト、総合テストを実施する。
・各フェーズでの成果物として、「第26節報告書および報告期限等」に示すドキュメント
を納品する。
なお、本仕様に明示していない機能要件についても、本業務導入・運用のため必要と思われ
る場合には、その内容について、委託者と協議すること。
2
①導入・調整および試験は、受託者の負担と責任において実施すること。
②導入・調整および試験を行うにあたっては、委託者の指示に従うものとし、その内容につい
て、委託者と協議すること。
③導入・調整および試験に必要な開発環境、作業場所、その他必要な環境の準備は受託者の責
任において準備すること。
④導入・調整および試験の日程・方法等については、あらかじめ委託者と協議し、了解を得て
から実施すること。
⑤試験にあたっては、計画書を事前に作成し、委託者の承認を得ること。また、試験実施後は
結果報告書を提出すること。
(2)本システム運用に必要な機器
「第13節調達機器要件」に示す性能要件をすべて満たす機器を準備すること。
(3)現行、基本情報シートのデータ化
「第14節データパンチ業務」に示す業務を実施し、本システム運用に利用するマスタデー
タとすること。
(4)本システム運用準備業務
「第9節データセンター要件」に示す施設に本システム運用に必要な機器を設置し、本シ
ステムが運用出来る様設定すること。
本システム運用に必要な機器が正常に稼働する為に必要なケーブル類を用意し、結線作業を
行うこと。
本システム運用に必要な機器が正常に稼働する為に必要となるサーバラック・電源・空調等
を確保すること。
「第10節ネットワーク要件」に示す回線を準備し、運用を可能とすること。
「第16節本システム運用業務」に示す業務を平成27年4月より円滑に遂行する上で必要
となる環境の構築および教育を行うこと。
(5)操作研修説明会
生活支援相談員向け説明会を実施することとし、以下の要件を満たすこと。
①実施計画書および実施報告書の作成
(研修の実施にあたっては、委託者と事前に協議を行い、研修実施計画書を作成し了承を得る
こと。)
②実機を利用した操作研修会を年 1 回以上実施すること。なお1回あたりの研修時間は4時間
とする。
・集合操作研修説明会:1 回
・7地区での操作研修説明会:各 1 回
(委託者で研修会場・研修用端末・プロジェクタ・スクリーンを準備する。操作マニュア
ル・研修テキスト・研修用環境(環境設定含む)は受託者が提供することとする。)
第9節 データセンター要件
項目
所在地
災害対策
建物構造
仕様内容
国内に所在する自社所有施設であること。
地震の被害を受けにくい立地であること。
洪水等その他の自然災害(地震を除く)の被害を受けにくい立地および建物である
こと。
落雷対策として、落雷による異常電圧等を回避できる方式を実施していること。
屋外機等の機器のために避雷針を設置していること。
付近の危険物製造又は危険物貯蔵所からの被害を受けない場所にあること。
震度7(東日本大震災クラス)の地震に耐えうる耐震構造又は免震構造であるこ
と。
保守作業員が災害時に円滑な避難ができるように、二方向避難路が確保され、通路
幅1.2m以上を有すること。
サーバルームは3階以上とし、空調室外機等室外に設置する機器は、水害の恐れが
無い場所(屋上等)に設置していること。
システム停止の脅威への対策として、設置機器に対して、電源の冗長化構成を実施
していること。
設置箇所は最大耐荷重が500kg/㎡以上であること。
3
項目
電源設備
空調設備
耐火・消
火設備
防犯対策
その他
第10節
仕様内容
電力系統の事故や電気設備自体の障害に寄り、電源の瞬断、瞬時電圧低下、電圧変
動、周波数変動、停電となった場合でも、安定した電力を供給でき、サービスに影
響がないよう、以下の対策を施していること。
非常用発電機による停電対策を施していること(空調設備を含む)
非常用発電機に切り替わる際の電源供給が途絶えることがないこと。
非常用発電機からの電力供給は燃料等の追加補給がない場合でも、8 時間まで電源
供給が可能なこと(空調設備を含む)
電源経路と無停電電源装置の二重化設備による無停電設備を施していること。ま
た、無停電電源装置は、冗長化されていること。
システム停止への脅威への対策として、設置機器に対して、電源の冗長化構成を施
していること。
湿度・温度を一定に保ち、機器等の発熱量および将来の機器増設に伴う発熱量の増
加等を考慮し、機器による発熱を抑えるのに十分な容量の空調設備を有しているこ
と。
建物は、建築基準法に規定する耐火建築物であること。
火災時に被害を最小限に抑える消火設備および火災感知設備を有すること。
超高感度煙監視システムによる対策を実施していること。
消火設備のN2ガスによる機器保護を実施していること。
自動火災報知システムによる対策を実施していること。
建物への入退出は、ICカード+パスワード認証とし、サーバルームへの入退室は
生体認証による管理を実施していること。
建物への作業従事者以外の入退出は、入退出管理簿等による管理を実施しているこ
と。
サーバルームは24時間365日の有人監視体制を実施していること。
サーバルームは監視カメラで入退室を監視できること。また、監視カメラは死角が
ないよう設置されていること。
設備の運用に従事する人員とそれ以外の人員の入退室管理が明確に区分できる入退
室管理を実施し、管理区域の運用が定められていること。
設置機器を運用するスペースは、外部から見えない構造となっていること。
機器を格納する19インチラックはそれぞれ個別の鍵で施錠管理されていること。
個人情報の取り扱いによるセキュリティ保護の観点から、LGWAN-ASPに関
連するサービスの認定を有していること。
機器やアプリケーションの障害発生時、データセンターに常駐している監視員が必
要に応じてシステム開発運用保守業者に対する連絡を24時間365日行えるこ
と。
利用するハードウェアを設置するためのラックスペースを提供できること。
1ヶ月に1回以上、機器設備点検を実施していること(非常用発電機含む)
3ヶ月に1回以上、空調保守点検を実施していること。
年2回以上、無停電電源装置の保守点検を実施していること。
ネットワーク要件
ネットワークとして具備する要件は次のとおりとする。
(1)委託者と本システムとの間の通信
委託者と本システムとの間は、インターネット回線より接続し、以下の要件を満たすこと。
①TCP/IPによる通信が行えること。
②送受信用プロトコルとして、HTTP/HTTPSを利用すること。
本システムとプロバイダー間は、本業務専用の回線とし、ベストエフォート 100M の帯域を
確保すること。
③タブレット端末側ネットワークとしてXi網を利用する。
4
(2)外部接続に関するセキュリティの確保
①情報を送受信する際は、SSL等を利用し、データの暗号化を行う。
②不正アクセスに対する防止機能および検知機能を持ち、迅速な発見と対策をとれるように
すること。
③システムにおけるWEBページ改ざん防止・検知機能を持つこと。
④クロスサイトスクリプティング、バッファオーバーフロー攻撃等の外部からの不正
データの投げ込み対策を行うこと。
第11節
接続要件
(1)委託者運用管理端末(PC)台数:200台
※運用管理端末機器は、本業務に含まない。
(2)生活支援相談員利用端末(タブレット)台数(予備機込み):200台
(3)レスポンス
システム利用ピーク時でも、以下の条件でのレスポンスを保証すること。
① 本業務運用時にストレスを感じることなく実施出来ること。
② 本業務運用後、レスポンスの遅延が認められ、それがネットワーク回線によると思われる
場合は、遅延部分の切り分けができること。
第12節
セキュリティ要件
(1)セキュリティ対策基準
本業務の基準を福島県が定めるセキュリティ対策基準に準じること。
(2)「ASP・SaaSにおける情報セキュリティ対策ガイドライン」(平成20年1月30日
総務省)に準拠し、情報セキュリティ対策をすること。
(3)機密の保持
受託者はいかなる場合においても、業務に関わり知り得た事項および付随する事項を第三者に
開示し又は漏らしてはならない。
第13節
調達機器要件
(1)機器仕様
本案件において導入する機器は、全て本仕様書が要求する条件を満たした新品であること。
また、各機器に内蔵する装置については、本体製造メーカーにより動作保証されている装置
に限る。
運用保守業務においては直接、製造元もしくは販売代理店より技術サポートを受けられるよう
にするため、導入する OS およびミドルウェアについては、製造元もしくは販売代理店とサポ
ート保守契約を結ぶこと。
①データセンター内設置機器
1)機器構成
名称
役割
数量
仮想化サーバ上のハイパーバイザーや仮想マシンを一元管
仮想化管理サーバ
1台
理するサーバ
仮想化ハイパーバイザーとして、VMware を使用し、可用
性が求められる仮想マシンを動作させるサーバで仮想マシ
仮想化サーバ
ン5台を稼働させるサーバ
3台
※仮想マシンは以下の通り
AP サーバ 4台、DB サーバ 1台
仮想マシンなどが格納されるディスク機器
仮想化ストレージ
1台
仮想化サーバへは FC ケーブルで接続
仮想化ハイパーバイザーとして、VMware を使用し、仮想
マシンを動作させるサーバで検証系仮想マシン2台を稼働
検証用仮想化サーバ
させるサーバ
1台
※仮想マシンは以下の通り
検証用 AP サーバ 2台、検証用 DB サーバ 1台
5
名称
バックアップサーバ
ファイアウォール
負荷分散装置
レイヤー2スイッチ
レイヤー3スイッチ
運用管理端末
役割
バックアップ対象データを格納するサーバ
ネットワーク上の不正アクセスを制限するための装置
AP サーバ(4台)へのアクセスを分散させる装置
各サーバ間の接続スイッチ(予備1台含む)
ファイアウォール,レイヤー2スイッチ間の接続スイッチ
(予備1台含む)
保守作業を行う上で利用する端末
2)機器仕様
(ア)仮想化管理サーバ
構成
規格
CPU
メモリ
論理容量
ハード
回転数
ディスク
その他仕様
RAID
レベル
RAID
コントローラ キ ャッシ ュ
メモリ
光学ドライブ
Ethernet
インター
フェース
USB
冗長化
電源
その他仕様
ファン
冗長化
搭載 OS
(イ)仮想化サーバ
構成
規格
CPU
メモリ
ハードディスク
光学ドライブ
イ ン タ Fiber Channel
ー
Ethernet
フ ェ ー
USB
ス
冗長化
電源
その他仕様
ファン
冗長化
搭載 OS
仕様内容
ラックマウント型
Xeon E5-2430v2(2.50GHz)相当以上
16GB 以上搭載し、最大 32GB まで拡張できること
900GB 以上
10,000 回転/分以上
SAS 接続、ホットプラグ対応、ホットスペア1本以上
RAID1
128MB 以上
内蔵型 DVD-ROM
1000BASE-T × 4 以上、チーミング(AFT)可能なこと
USB2.0×2 ポート以上
冗長化構成(ホットプラグ対応)であること
二極並行アース付きコンセント
冗長化構成であること
Windows Server 2012 Standard Edition
仕様内容
ラックマウント型
Xeon E5-2470v2(2.40GHz)相当を 2CPU 以上
128GB 以上搭載すること
搭載せずに SAN ブートとする
内蔵型 DVD-ROM
8Gbps ポート×2 以上
1000BASE-T × 8 以上、チーミング(AFT)可能なこと
USB2.0×2 ポート以上
冗長化構成(ホットプラグ対応)であること
二極並行アース付きコンセント
冗長化構成であること
VMware vSphere 5
6
数量
1台
2台
2台
5台
2台
1台
(ウ)仮想化ストレージ
構成
規格
ハードディスク
論理容量
ハード
ディスク
回転数
RAID
コ ント ロー
ラ
インター
フェース
電源
ファン
その他仕様
RAID
レベル
キャッシュメ
モリ
Fiber
Channel
冗長化
その他仕様
冗長化
その他
(エ)検証用仮想化サーバ
構成
規格
CPU
メモリ
ハードディスク
光学ドライブ
イ ン タ Fiber Channel
ー
Ethernet
フ ェ ー
USB
ス
冗長化
電源
その他仕様
ファン
冗長化
搭載 OS
(オ)バックアップサーバ
構成
規格
CPU
メモリ
論理容量
ハード
デ ィ ス 回転数
ク
その他仕様
RAID
RAID
レベル
コ ン ト
キャッシュメモ
ローラ
リ
光学ドライブ
イ ン タ
ー
Ethernet
フ ェ ー
ス
冗長化
電源
その他仕様
ファン
冗長化
搭載 OS
仕様内容
ラックマウント型
・基本筐体
・ディスクエンクロージャ
搭載せずに SAN ブートとする
3TB 以上
2つのプールごとに使用するディスクが異なるよう構成する
こと。また、それぞれのプールはRAID-10(構成するディス
クが4本以上)にて作成すること。
プール 1:15,000 回転/分以上、プール 2:7,200 回転/分
以上
ホットプラグ対応、各プール:ホットスペア1本以上
RAID10
2GB 以上
8Gbps ポート×2 以上
冗長化構成(ホットプラグ対応)であること
二極並行アース付きコンセント
冗長化構成であること
仮想化サーバ 3 台及び検証用仮想化サーバ 1 台との接続は、
FC スイッチを利用し、2 台以上で冗長化すること
仕様内容
ラックマウント型
Xeon E5-2470v2(2.40GHz)相当を 2CPU 以上
128GB 以上搭載すること
搭載せずに SAN ブートとする
内蔵型 DVD-ROM
8Gbps ポート×2 以上
1000BASE-T × 8 以上、チーミング(AFT)可能なこと
USB2.0×2 ポート以上
冗長化構成(ホットプラグ対応)であること
二極並行アース付きコンセント
冗長化構成であること
VMware vSphere 5
仕様内容
ラックマウント型
Xeon E3-1220v3(3.10GHz)相当以上
8GB 以上搭載すること
12TB 以上
7,200 回転/分以上
SATA 接続、ホットプラグ対応
RAID5
128MB 以上
内蔵型 DVD-ROM
1000BASE-T × 4 以上、チーミング(AFT)可能なこと
冗長化構成(ホットプラグ対応)であること
二極並行アース付きコンセント
冗長化構成であること
Windows Storage Server 2012 R2 Standard Edition
7
(カ)ファイアウォール
構成
規格
メモリ
イ ン タ ー Ethernet
フェース
ファイアウォール・パフォ
ーマンス
ファイアウォール・パフォ
ーマンス(IMIX)
最大同時セッション数
最大セキュリティーポリシ
ー数
その他
(キ)負荷分散装置
構成
規格
インター
Ethernet
フェース
スループット
SSL 処理能力
その他
(ク)レイヤー2スイッチ
構成
規格
スイッチング容量
ポート数
VLAN 登録数
ファン
その他
(ケ)レイヤー3スイッチ
構成
規格
スイッチング容量
ポート数
VLAN 登録数
ファン
その他
仕様内容
ラック搭載可能なこと
1GB 以上搭載すること
10/100/1000BASE-T × 4 以上
450Mbps 以上
400Mbps 以上
64,000 以上
2,000 以上
冗長構成を可能とする拡張性を有すること。
以下の機能を有すること。
・ネットワーク攻撃検知機能
・DoS/DDoS 攻撃防御
・Web 管理コンソール
・コマンドライン・インタフェース(コンソール、SSH)
・SNMP
仕様内容
ラック搭載可能なこと
10/100/1000BASE-T × 4 以上
L4:1.2Gbps、L7:1.0Gbps 以上
200TPS 以上
冗長構成を可能とする拡張性を有すること。
以下の機能を有すること
・対応サービス:HTTPS (SSL)
・SSL アクセラレータ機能
・レイヤー4/7 負荷分散
・レイヤー4 セッション維持
・レイヤー7 クッキーによるセッション維持
・Web 管理コンソール
・SNMP
仕様内容
ラック搭載可能なこと
128Gbps 以上
10/100/1000BASE-T(X)×24 ポート以上を有すること
4,094 個以上
ファンレスであること。
以下の機能を有すること
・オートネゴシエーション・Auto MDIX/MDI-X
・フローコントロール(IEEE802.3x)
・VLAN
・QoS
・SNMP
・ポートトランキング(リンクアグリケーション)
仕様内容
ラック搭載可能なこと
128Gbps 以上
10/100/1000BASE-T(X)×24 ポート以上を有すること
4,094 個以上
ファンレスであること。
以下の機能を有すること
・オートネゴシエーション・Auto MDIX/MDI-X
・フローコントロール(IEEE802.3x)
・VLAN
・QoS
・SNMP
・ポートトランキング(リンクアグリケーション)
8
(コ)運用管理端末
構成
規格
CPU
容量
メモリ
その他
ハ ード ディ 容量
スク
回転数
ディスプレイ
仕様内容
ノート型パソコン
Corei3-4100M (2.5GHz)相当以上
4GB 以上(DDR3)
拡張性を考慮し、空きスロット×1 を設けること
500GB 以上
5,400 回転/分以上
光学ドライブ
内蔵型 DVD スーパーマルチドライブ
15.6 型ワイド WXGA 液晶(1366x768 ドット)
USB
インター
フェース
Ethernet
サウンド機能
キーボード&マウス
搭載 OS
その他
USB2.0 ポート数×4 ポート以上
LAN コネクタ(1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T 対
応、RJ-45)×1 以上、Remote Power On 機能対応
ステレオスピーカー内蔵
テンキー付キーボード、USB 接続型光センサーマウス
Windows® 7 Professional 32 ビット SP1 適用済み
(Windows 8.1 Pro Update ライセンスからのダウングレー
ド)
Windows 7 Professional 再セットアップ媒体を添付すること
Office ソフトとして Office Home and Business 2013 がイン
ストールしてあること
(3)構成イメージ(案)
インターネット
データセンター
負荷分散装置
UNTRUST
FW
DMZ
TRUST
仮想環境
DB
サーバ
WEB
サーバ1
WEB
サーバ2
WEB
サーバ3
検証DB
サーバ
検証WEB
サーバ1
検証WEB
サーバ1
9
②タブレット端末
訪問記録などを入力する端末であり、下記機能および仕様を満たした端末であること。
1)機器構成
(ア)本業務にて調達する機器構成
名称
役割
タブレット端末
生活支援相談員へ配布する端末
充電器
タブレット端末のバッテリーを充電する機器
ケース
タブレット端末を保護するカバーやケース
タッチペン
操作性を向上させる為のペン
外付けキーボード
事務所内での操作性を向上させる為のキーボード
(イ)別途調達し本業務で使用する機器構成
名称
役割
見守り時に測定し、測定結果をタブレット端末へ
モバイル型血圧計
連動する血圧計
数量
200台
200台
200式
200本
200個
数量
200台
2)機器仕様
(ア)タブレット端末
名称
サイズ
重さ(電池パック装着時)
実使用時間
充電時間
バッテリー容量
デ 種類
ィ サイズ
ス 最大同時発色数
プ
解像度
レ
(ピクセル数)
イ
データ通信
OS
内蔵メモリ
CPU
防水・防塵
カメラ有効画素数
オートフォーカス
カ
メ
最大静止画記録
ラ
サイズ
静止画ズーム
ロック・利用中断
電話帳操作
セキュリティレポート
役割
高さ 約 174mm×幅 約 265mm×厚さ 約 8.5mm 以上
約 433g 以下
約 111 時間以上
※一般に想定されるスマートフォンの利用(Web 閲覧、
SNS アプリ、その他のアプリの利用など、1 日あたり計
約 85 分間の利用)があった場合の電池の持ち時間
約 290 分以内
7840mAh 以上
WQXGA 有機 EL
約 10.0 インチ以上
16,777,216 色以上
2560×1600 ピクセル以上
最大速度 受信 150Mbps/送信 50Mbps
Android 4.4
ROM 64GB/RAM 2GB 以上
MSM8974AB 2.3GHz(クアッドコア)以上
等級 防水 IPX5/IPX8・防塵 IP5X 以上
約 800 万画素以上
有り
3264×2448JPEG 以上
最大約 10.0 倍(32 段階)以上
紛失したに画面やボタン操作を遠隔からロック可能であ
り、更には、回線を一時的に通信不可にし利用中断が可
能である
社内各部署や関係先など、共用で利用する電話帳を一斉
更新が
可能である
設定と異なる状態を検知した場合、管理者へメールなど
で通知が可能である
10
名称
インストールアプリチェック
遠隔初期化
遠隔カスタマイズ
役割
タブレットにインストールされているアプリ情報を一括
で確認が可能である
紛失し見つからない場合に、保存してあるデータの削除
を可能とし、また圏外・電源 OFF などで初期化に失敗し
ても、ネットワークが自動で検知し、初期化の実行が可
能である
業務に不要なアプリの遠隔削除を可能にし、かつ不要な
機能の
利用制限が可能である
(イ)モバイル血圧計(別途調達する機器)
名称
仕様内容
規格
手首式
幅 89mm×高さ 61mm×奥行き 13mm
サイズ
(手首カフ含まず)
重さ
約 80g(電池含まず)
電源
単 4 形アルカリ乾電池×2
通信機能
USB 通信
その他
医療機器認証番号を取得している製品であること
第14節
データパンチ業務
本システムを稼働するにあたり、稼働前に世帯の基本情報及び巡回訪問記録の情報の入力
を行うこと。県内の生活支援相談員が支援している避難者数46,000人を対象とする。
また、別添の「社会福祉法人福島県社会福祉協議会個人情報保護規定」に従い業務を遂行
すること。
(1)世帯の基本情報シート及び巡回訪問記録の情報全てのデータパンチ
福島県内の避難元、避難先の29の社会福祉協議会にある各々の世帯の基本情報シート及
び巡回訪問記録の情報を全てデータパンチすること。
29の市町村社会福祉協議会にある世帯の基本情報シート及び巡回訪問記録の情報は統一
フォーマットで管理されていないことから、データパンチの手法について考慮すること。
(2)第三者に再委託する場合
データパンチ業務を第三者に再委託する場合においても、別添の「社会福祉法人福島県社
会福祉協議会個人情報保護規定」に従い業務を遂行すること。
(3)業務計画書の作成
データパンチ業務の遂行にあたっては、業務計画書を作成し事前に委託者の承認を得た上
で本業務を行うこと。
また、計画の変更が必要な場合は、委託者の承認を得ること。
(4)業務遂行の手法の明記
世帯の基本情報シート及び巡回訪問記録の情報の授受及び運搬の方法、作業場所の特定、
情報資産の返還、廃棄処分方法等については特に業務計画書に明記し事前に委託者の承認を
得た上で業務を遂行すること。
(5)個人情報等に係る資格保有
情報セキュリティマネジメントシステム適合性評価制度(ISO27001(ISMS))およびプライ
バシーマーク制度の認証を取得していること。
11
第15節
業務体制
受託者は、本業務の遂行のため、適切な業務体制を組むこと。
責任者、担当者の配置や責任の分担作業を行うにあたっては、各個人の業務経験、保有資格、
職種に十分配慮すること。次に掲げる試験のうちいずれかの合格者又は当該試験と同等と認めら
れる資格の保有者を雇用し、かつ、本業務に従事させることができること。
イ 情報処理技術者試験の区分等を定める省令(平成九年通商産業省令第四十七号)の表
上欄に掲げるシステムアーキテクト試験
ロ 同じくプロジェクトマネージャ試験
ハ 同じくネットワークスペシャリスト試験
ニ 同じくデータベーススペシャリスト試験
ホ 同じく情報セキュリティスペシャリスト試験
ヘ 同じくシステム監査技術者試験
委託者からの照会等に対する対応を迅速に行うため、窓口を一本化すること。
業務体制については、原則として変更を認めないが、やむを得ず変更する必要がある場合は事
前に委託者の承認を得ること。
第16節
本システム運用業務
(1)運用業務
運用時間帯(計画停止を除き)での稼働率を99.5%以上となる運用業務を実現するこ
と。業務内容の詳細は以下のとおりとする。
①本システムおよびヘルプデスクの利用時間は下記の通りとする。
本システム利用時間:平日・土日祝日7時~24時
但し、受託者と委託者で協議し決定した計画停止(ハードウェア保守、システム保守等)時間
は除くものとする。
ヘルプデスク利用時間:平日9時~17時(12時~13時は除く)
②パッチ適用等
本システムのハードウェアやそれに搭載するソフトウェア、アプリケーション等は、機能や性
能、セキュリティレベル等を常に保証するよう必要に応じ適宜パッチ適用を行うこと。
③問合せ対応
本システムについて、委託者、生活支援相談員等からの問い合わせに迅速に回答を行える体制
を整え、技術支援を行うこと。また、その問い合わせ内容を管理すること。
④システム改善提案等
本システムをより安定稼動をさせ、円滑な運用を実現するために、システムの性能および機能
の改善提案を行うこと。
また、制度改正や機能追加等の、発注者からの改善要望について、分析・検討し、改善策の提
案を適時行うこと。
⑤障害対応
障害が発生した場合、早期復旧に努めること。
・システム保守:平日9時00分~18時00分
・機器保守:平日9時00分~18時00分
・障害対応:原則24時間365日とし、受託者と委託者で協議し決定した計画停止(ハード
ウェア保守、システム保守等)時間は除くものとする。
⑥ドキュメント等整備
本システムの既存のドキュメントに修正および改訂が生じた場合、整備のうえ速やかに提出す
ること。
⑦セキュリティ対策
運用業務を行うにあたって、セキュリティ対策を適切に実施すること。
⑧操作研修説明会
生活支援相談員向け説明会を実施することとし、以下の要件を満たすこと。
・実施計画書および実施報告書の作成
(研修の実施にあたっては、委託者と事前に協議を行い、研修実施計画書を作成し了承を得る
こと。)
12
・実機を利用した操作研修会を年 1 回以上実施すること。なお1回あたりの研修時間は4時間
とする。
集合操作研修説明会:1 回
7地区での操作研修説明会:各 1 回
(委託者で研修会場・研修用端末・プロジェクタ・スクリーンを準備する。操作マニュアル・
研修テキスト・研修用環境(環境設定含む)は受託者が提供することとする。
)
⑨データの修正等
・各種データの抽出およびデータの修正作業を行うこと。
・委託者の組織改編等に伴い短期間に大量のデータ処理を行う場合については、マスタデータ
の修正を行うこと。
⑩その他
運用業務を行う上で、新たに発生した事項については委託者と協議すること。業務の詳細につ
いては、
「第1章 第17節から第18節」を参照。
(2)ヘルプデスク業務
業務の詳細については、
「第19節」を参照。
(3)その他付帯業務等
業務の詳細については、
「第1章
第17節
第20節から第1章
第25節」を参照。
業務管理
(1)業務計画
運用業務の業務計画書を作成し、事前に委託者の承認を得た上で運用業務を行うこと。
また、計画の変更が必要な場合は、委託者の承認を得ること。
(2)業務管理
業務計画書に基づき、運用業務を管理し、その業務に問題が発生した場合、随時委託者に報告
するとともに、問題解決に努めること。
第18節
作業管理
(1)作業計画
計画的な作業を実施する際、作業計画書を作成し事前に委託者の承認を得た上で作業を行うこと。
作業実施手順書
作業スケジュール詳細
作業フロー
その他
作業内容により、上記以外の資料を必要に応じて追加すること。
(2)作業実施
作業計画書に基づき作業を実施するとともに、管理表を作成し作業の進捗管理を行うこと。
また、問題が発生した場合の対応等を適宜行うこと。
進捗管理表
その他
作業内容により、上記以外の資料を必要に応じて追加すること。
(3)作業完了報告
作業完了後に作業完了報告書を作成し委託者への報告を行うこと。
作業完了報告書
(4)その他
作業内容により、上記以外の資料を必要に応じて追加すること。
(5)調整等
作業計画を確認し、必要な調整を行うこと。
13
第19節
ヘルプデスク業務
(1)ヘルプデスクサービス概要
ヘルプデスクサービスでは問い合わせ内容やその回答履歴をデータベースとして情報を一元
管理し、効率的でスピーディな対応を実現すること。
(2)サービス窓口
本システム利用者向けに本システム専用のヘルプデスクを開設すること。
(3)受付情報管理
応対履歴保守(ヘルプデスクの応対履歴をデータベースとして登録すること。)
(4)提供情報登録
緊急連絡先情報の登録、問合せ先情報の登録、Q&Aシートの登録、運営スケジュールの編
集等を行うこと。
(5)稼働状況登録
本システムの稼働状況を登録、変更すること。
(6)実績報告
ヘルプデスク業務の対応状況について、月例で実績報告を行うこと。
(7)システム稼働状況報告
システムの稼働状況を管理し、月例および年次実績報告を行うこと。
(8)履歴集計
ヘルプデスクの応対履歴の内容を集積し、受付件数・未回答件数等の実績報告を行うこと。
第20節
運用実績管理
運用業務全般について、運用の状況、ログやバックデータの記録、収集を継続的に行う
とともに、運用改善やサービス向上のため、各種データを分析し、対策を提示する等、適
切な実績管理を行うこと。
また、ヘルプデスク対応履歴等、委託者が必要と判断した情報については、速やかに報
告すること。
第21節
その他付帯業務
(1)ドキュメント等整備
運用業務の履行に伴い、既存ドキュメントの見直しが必要となった場合は、修正、改訂を行
うこと。
(2)引継ぎ
運用業務の引き継ぎ計画を作成し、委託者の承認を得た上で、引継きを実施すること。
第22節
運用体制
本システムの安定稼働を維持するための運用体制は、次の通りとし、受託者は、運用業務体制を
組むこと。
運用業務
1名以上(非常駐)
ヘルプデスク業務 5名以上(初年度)
、2名以上(2年目以降)
※配置人数に合わせた回線数を準備すること
第23節
連絡体制
連絡する情報の性質および内容により関係する箇所を明確にし、ワンストップで対応する連絡体
制とすること。
ただし、
「障害時」については、情報の性質や内容により役割を定めた別体制とすること。
○「通常時の連絡」とは以下のものをいう。
・本システムに関する委託者からの問合せ
○本システムに関する定型化された委託者からの依頼および申請「障害時の連絡」とは以下のも
のをいう。
・本システムに関するインフラ障害(ハードウェア、ソフトウェア、ネットワーク)
・本システムの動作異常
・その他本システムの運用を妨げる異常状態
14
第24節
運用管理・監視
(1)定型化
ISO9001および情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の管理体系に基づき、
定型化された運用プロセスを遵守することによって、確実で信頼度の高い業務運用を行うこと。
(2)自動化効率化
運用管理ツールを有効活用し、稼動状況のモニタリング/運転・監視の自動化/稼動資
産管理のシステム化等、運用業務の効率化を図ること。
第25節
セキュリティと情報保護
セキュリティ対策の不備に起因する機密情報や個人情報の外部への漏洩、コンピュータウィルス、
不正アクセス行為等による事業の中断など、さまざまなセキュリティ事故の未然防止と情報保護の
ため「福島県情報セキュリティポリシー」を遵守するとともに、技術的なセキュリティ対策とマネ
ジメントの両面から情報の保護と安全対策を実施すること。
本システムの運用上の保護すべき情報資産について、機密性、完全性、可用性をバランス良く維
持し改善することをコンセプトとしたマネジメントシステムとして運用を行うこととし、情報セキ
ュリティマネジメントシステム適合性評価制度又はプライバシーマーク制度の認証をうけ、維持し
ていくこと。
業務上知り得た個人情報の取扱いについては、別添の「社会福祉法人福島県社会福祉協議会個人
情報保護規定」を遵守すること。
第26節
報告物および報告期限等
(1)本システム構築後の成果物納入
本業務の契約目的物は、以下の通りとし、 紙媒体正副 1 部と、電子媒体一式とする。
納入期限はすべて平成27年3月31日とする。
№
項
目
内
容
1
プロジェクト管理資料
プロジェクト計画書
打合せ議事録
進捗管理表
2
システム開発関係設計書
基本設計書
詳細設計書
運用設計書
3
試験関係
テスト計画書
テスト仕様書
テスト結果報告書
4
システム導入関係
環境構築計画書
環境構築手順書
システム環境構築報告書
5
マニュアル等
システム運用マニュアル
システム操作マニュアル
操作研修計画書
操作研修用マニュアル
6
開発プログラム
ソースコード
実行ファイル
(2)運用業務開始後の報告物および報告期限等
本サービスの契約目的物は、次のものとし、 紙と加工可能な電子ファイル(WORD形式
等)一式を提出すること。
①月次計画書(月間スケジュール)
②年次計画書(年間スケジュール)
③月次報告書(運用および保守業務の実施状況、障害状況、ヘルプデスク業務状況、課題
対応状況)
④年次報告書(月次報告書を年間で取りまとめしたもの)
⑤打合せ議事録
15
提出期限は以下のとおりとする。
・月次報告対象物
毎月月末締めとし、翌月10日までに報告すること。
・年次報告対象物
年次報告の期間は、2月末締めとし、翌3月10日まで報告すること
・随時報告対象物ほか 委託者と協議の上、別に定める。
(3)提出場所
委託者が指定する場所とする。
(4)その他
作成される契約目的物の使用する言語は、日本語とし、明瞭で簡潔な文章となるように配
慮し、専門用語については別途用語集を加えるなどの対応を行うこと。
作成される契約目的物はその使用に関する保証事項、知的財産権、著作権等に関する事項、
賠償関係、免責事項については、契約書による。
作成される契約目的物は、A4版縦、両面印刷とし、内容は可能な限り要点を取りまとめ
て、コンパクト化を図ること。また、再生紙を使用するものとし、再生紙は古紙配合率10
0%、白色度70%以下、無塗工のものを使用すること。
第27節
検収
検収を受けるにあたっては,受託者は十分に委託者との事前打合せ、レビューを行った上で臨む
ものとし、委託者の管理担当職員の指定する検収場所において最終レビューを完了すること。
検収において指摘があった場合には、委託者の管理担当職員の指示に従い、速やかに適切な処置
を施すこと。
第28節
責任の所在
システムに障害が発生した場合や品質に問題が生じた場合、受託者は委託者の依頼に応じて、受
託者の過失の有無を問わず情報提供等、原因究明に協力しなければならない。
また、当該障害の発生や品質問題の発生が受託者の故意又は過失による場合は、受託者は無償で
原状に回復させること。
第29節
成果品に関する権利の帰属
(1)成果品に係る著作権(著作権法(昭和45年法律第48号)第21条から第28条までに規定
するものをいう。第4項において同じ。)及び所有権は、成果品の引渡しが行われたときに、受
託者から委託者に移転するものとする。ただし、成果品に含まれる受託者が従来より権利を有し
ていた受託者固有の知識、技術に関する権利及び第三者が権利を有する著作物等については受託
者又は当該第三者に留保される。
(2)受託者は、成果品の作成に関し、事業者又は第三者が従前から有している著作物を用いたとき
は、委託者及びその指定する者が委託者の自己利用のために使用する場合において、当該著作物
を無償で公開し、利用することを許諾し、保証するものとする。
(3)受託者は、成果品に関し、著作権法第18条第1項、第19条及び第20条第1項に規定する
権利を行使しないものとする。
(4)受託者は、成果品が第三者の著作権その他の権利を侵害していないことを保証し、万が一第三
者からの権利侵害に関する訴えが生じた場合には、受託者の責において解決するものとする。
第30節
その他
(1)委託者は必要に応じ、本システムの仕様変更を求めることができるが、その変更に伴う費用に
ついては別途個別に協議するものとする。
(2)本システム稼働後12ヶ月間のシステム瑕疵については、技術的問題点の調査および必要なプ
ログラム修正等を無償で行い、関連するドキュメント類の修正も行うものとする。
(3)契約解消時、本システムにより生成されたデータに関しては委託者に帰属するものとし、委託
者の指定した形式で提供すること。
(4)委託者が求めた場合には、データを提供し、また、そのデータが真性であることを保証するこ
と。
(5)本システムの導入にあたり、本仕様書に記載のない事項又は疑義が発生した場合には、速やか
に委託者と協議すること。
16
第2章
本システム機能要件
第1節 システム概要
福島県内の各市町村社会福祉協議会で避難している避難者への訪問時に起票している生活
支援シートに係わる情報をタブレットを用いて現地で登録する。避難者への情報提供や避難
者からの情報収集を行い、収集した情報の管理や統計資料の作成を行う。
第2節 システム機能要件
(1)管理端末側機能
①ログイン機能
・ログインはID/パスワードの方法を含めセキュリティを考慮した方法でできること。
・ログインしたユーザーの権限によって、使用できる機能やデータを制限できること。
②巡回機能(面談記録、相談受付)
・避難者への巡回を行い、生活支援シートや個別支援計画シートの内容を閲覧、登録、修
正ができること。
(訪問先で登録できなかった場合に、管理端末でも可能とする)
・訪問形態(訪問、電話等)、訪問状態(在宅、不在、不明等)を分類で管理できること。
・
「活動報告」
「重大事項等発生報告」「ヒヤリハット報告」の登録、修正ができること。
・相談内容に関係する画像データを取り込み、登録、修正ができること。
・相談内容は分類を選択して登録ができること。また、その他を選択した場合はその内容
を記入できること。
・相談受付状態を管理できること。
(相談受付、対応中、回答済、緊急など)
③スケジュール管理機能
・生活支援相談員ごとの巡回予定を作成できること。
・作成した予定表を日、週、月単位で表示できること。
・スケジュールはユーザーの権限によって、作成や表示できるデータが制限できること。
④お知らせ機能
・県、市町村のイベント情報を登録できること。
・お知らせ内容や知らせる相手はユーザーの権限によって、登録や表示できる情報が制限
できること。
・複数のホームページへ接続するための設定ができること。
(県情報サイト、放射能測定情
報サイト、東京電力生活再建サイトなど)
⑤連絡通知機能
・すべての生活支援相談員または選択した生活支援相談員に通知する連絡事項を登録でき
ること。
・通知する生活支援相談員はユーザーの権限によって制限できること。
⑥印刷・データ出力機能
・定型様式の印刷ができること。(PDF出力やEXCEL出力など)
印刷する定型様式は以下の通り。
・生活支援シート
・個別支援計画シート
・生活支援相談員活動報告表
・重大事項等発生報告書
・ヒヤリハット報告書
・抽出条件を指定する事ができ、指定した抽出条件で生活支援シート、個別支援計画シー
トの内容を抽出しCSV出力できること。
・出力する期間を指定し、訪問件数、訪問時間ごと件数、相談件数などの報告するデータ
を出力できること。
17
⑦巡回ルート支援機能
・巡回先を地図上にマッピングし、巡回ルートを自動作成できること。また、マッピング
したポイントには巡回先の情報が表示できること。
・仮設住宅の団地地図を登録できること。
・地図上に避難者の位置情報をマッピングし、避難者の分布を地図でわかるようにするこ
と。
⑧教育機能
・生活支援相談員の資質向上のための確認テストの問題や解答を作成できること。
⑨交通費算出機能
・巡回予定ルートの移動距離をもとにして交通費の算出ができること。
⑩管理機能
・各種マスタ情報、相談受付項目やログイン履歴等の管理ができること。
⑪事例検索機能
・検索条件を指定し登録済みの相談内容から検索条件に一致(部分一致)する相談内容を
検索できること。
・事例検索はユーザーの権限によって、検索できるデータが制限できること。
⑫FAQ機能
・登録済みの相談内容から良くある相談内容などの回答例などを作成し登録ができること。
また、登録したFAQ情報を条件指定して検索ができること。
・FAQの作成はユーザーの権限によって制限できること。
⑬統計機能
・相談内容を分類ごとで集計し統計が取れること。
・統計情報の集計時の基準日は任意に設定ができること。
(2)タブレット側機能
①ログイン機能
・ログインはID/パスワードやQRコード読込の方法などセキュリティを考慮し複数の
方法でできること。
・ログインしたユーザーの権限によって、使用できる機能やデータを制限できること。
②巡回機能(面談記録、相談受付)
・避難者への巡回を行い、生活支援シートや個別支援計画シートの内容を閲覧、登録、修
正できること。
・訪問形態(訪問、電話等)、訪問状態(在宅、不在、不明等)を分類で管理できること。
・
「活動報告」
「重大事項等発生報告」「ヒヤリハット報告」の登録、修正ができること。
・相談内容に関係する画像データを登録、修正ができること。
・相談内容は分類を選択して登録ができること。また、その他を選択した場合はその内容
を記入できること。
・相談受付状態を管理できること。
(相談受付、対応中、回答済、緊急など)
・血圧、心拍数のバイタルデータを別機器で収集し、収集したデータを自動で取り込みが
できること。
③スケジュール管理機能
・管理端末で作成した生活支援相談員のスケジュールを確認できること。
④お知らせ機能
・県、市町村のイベント情報を表示できること。
・設定されたホームページへ接続できること。(県情報サイト、放射能測定情報サイト、
東京電力生活再建サイトなど)
⑤連絡通知機能
・管理端末で登録された連絡事項を表示できること。
⑥巡回ルート支援機能
・巡回ルートを表示できること。
・仮設住宅の団地地図を表示できること。
18
⑦電話帳機能
・登録している関係機関(ヘルプデスクや県、社協)の連絡先を一覧表示できること。
⑧教育機能
・生活支援相談員の資質向上のための確認テストができること。
⑨FAQ機能
・登録しているFAQ情報を条件指定して検索ができること。
(3)その他
・データは個人単位で生活支援シート、個別支援計画シートの内容を管理すること。
・データの登録や閲覧は権限によって制限できること。
19