図書館 NEWS 2014/10/1号

10 月の特集
10月開館スケジュール
「食いしん坊万歳!」
★世界の食★
『シェフ、美食の大地をめぐる』 アラン・デュカス
『料理に「究極」なし』辻静雄
『イギリスはおいしい』林望
『ヨーロッパ 民族食図鑑』森枝卓士
『知ろう食べよう世界の米』佐藤洋一郎
『中国料理の迷宮』勝見洋一
『銘酒誕生』小泉武夫
『フランスワインの12カ月』大谷浩己
『食文化の中の日本と朝鮮』鄭大馨
『アジア菜食紀行』森枝卓士
『知ったかぶり食通面白読本』湯川豊
★食の歴史★
『ケーキの歴史物語』ニコレ・ハンブル
『お菓子でたどるフランス史』池上俊一
『パンの文化史』舟田泳子
『砂糖の世界史』川北稔
『茶の世界史』角山栄
『パスタでたどるイタリア史』池上俊一
『チョコレートの世界史』武田尚子
★怖いもの見たさで?★
『世界で一番恐ろしい食べ物』ニール・セッチフィールド
『昆虫食入門』内山昭一
『変な給食』幕内秀夫
★日本の食★
『京の味 老舗の味の文化史』駒敏郎
『聞き書き 大阪の食事』
『なにわ大阪の伝統野菜』
『落語を食べる』相羽秋夫
『日本の朝ごはん』向井千恵子
『家族の勝手でしょ!写真274枚で見る食卓の喜劇』
『旬のうまい魚を知る本』野村祐三
『日本食材百科事典』
『沖縄美味いのナ・シ・ダ!?』
★食をめぐる経済★
『コンビニ弁当16万キロの旅』
『高校生レストラン、本日も満席』
『吉野家の経済学』 村林新吾
『食がわかれば世界経済がわかる』榊原英資
通常開館 (平日)9:30~18:30、
(土)9:30~14:30
●10/8(水) 芸術鑑賞日のため 14:30 閉館
●10/13(月)-17(金) 定期考査期間の為 17:30
★マニアだね★
『缶詰マニアックス』
『無敵のラーメン論』大崎裕史
『にっぽんラーメン物語』小菅桂子
『恐るべきたぬきうどん』
『スターバックスス マニアックス』小石原はるか
『365日たまごかけごはんの本』
★食のタブー★
『いのちの食べかた』森達也
『食べ物としての動物たち』伊藤宏
『世界屠畜紀行』内澤旬子
『イルカを食べちゃダメですか?』関口雄祐
『被差別の食卓』上原善広
★食の安全★
『買ってはいけない』
『食べるな危険!』
『化学物質はなぜ嫌われるのか』佐藤健太郎
『おいしいハンバーガーのこわい話』エリック・シュローサー
★美味しいお話★
ランチのアッコちゃん/柚木麻子
女性派遣社員が上司のアッコ女史から、一
週間のランチコースとあなたの手弁当を交
換しないかと提案された。店もメニューも
決まっている。アッコ女史は常連で、彼女を
知る店長や常連客から聞く、知られざる彼女の本当の
姿!こんなパワフルで歯切れの良い女性上司がいたら、
ファンになるかも。5日間で出逢った活気あふれる人と
の人間模様は、日替わりランチのようで滋味豊富。
(千)
四十九日のレシピ/ 伊吹有喜
最愛の人の、最後のご馳走を野暮な喧嘩で
食べ損ねたなら、あなたはどんな後悔をす
る?ふいに妻を亡くした男のもとへ、娘が
夫婦問題を抱えて出戻ってきた。そこへ亡
き妻の教え子が、恩師を見送る盛大な宴会を提案しに
来て住み込みで準備を始める。生きる元気すら失って
いた男と娘とは対照的な、屈託なく前向きな助っ人た
ち。読後は、日々の暮らしを大切にしたいと前向きにな
れる。めったに緩まない私の涙腺が・・・。感動保障!(千)
蜜蜂のデザート/拓未司
とある女性に起こった食中毒で一連の事
件は動き出す。一体犯人は誰なのか。最後
の最後まで続くどんでん返しの連続はも
はや圧巻!それに加え、何より表現が上手
い!作中に出てくるスイーツは文字を読
むだけで味が簡単に想像できるほど。読め
ば読むほどスイーツが食べたくなる!…よし、今日辺
り作るか!笑 (高3・お菓子王子)
早稲田大阪学園
図書館発行 №6
2014.10.1
ちょんまげぷりん/荒木 源
江戸時代からやってきたお侍がシングルマザ
ーの家庭の主夫として居候を始める。お侍
の家事はすべて完璧。シングルマザーは仕事が
忙しくなり、理想の「主夫」のおかげで
バランスの良い家庭が築かれていく。お菓子
コンテストに出場したお侍は天才パティシエにな
り・・・。お侍の視点から現代の様々な問題について考え
させられる。お侍とシングルマザーの関係は?お侍は江戸に
戻れるのか?本を閉じると清々しい気分になる♪(森)
チョコレート工場の秘密/ロアルド・ダール
ある事件をきっかけに、十年間世界一の
チョコレート工場の扉は閉じられる。だ
が、10年ぶりに金色の券を持っている子
どもを招待することに。世界中で金色の
券が隠されている板チョコを求めて大混
乱。ウィーリー・ウォンカ氏が繰り出す甘~いチョ
コレートの世界。(向・少女M)
みをつくし料理帖/高田郁
水害で両親を亡くした澪が料理こそが自
分の幸せと定め、さまざまな困難に立ち
向かいながら懸命に料理を作る感動の話。
出てくる人が魅力的でみんな幸福になっ
て欲しいと応援したくなる。シリーズ全て
を読んで澪の生涯を見届けて欲しい。巻末
に料理帖が付いていて実際に本に登場する料理を作る
事も出来る。作者の高田郁さんも本を書く時に何度も
料理の試作を重ねるそうです。
(福)
真夜中のパン屋さん/大沼紀子
口が悪いが腕は良いパン職人と笑顔の素敵
なオーナーが働くパン屋は、営業時間が真
夜中。母親に置き去りにされた主人公の希
美はこのパン屋に居候することになる。お
いしい香りに誘われて来るお客さんは、夜
中に徘徊する小学生、のぞきが趣味の脚本家、オカマ
など問題を抱えた変な奴ばかり。不満いっぱいの希美
だったが美味しいパンと優しい人たちに癒されていく。
パンが食べたくなるお話です。
(福)
和菓子のアン/坂木 司
デパ地下の和菓子屋で働きはじめた梅本
杏子、通称アンちゃん。個性的な同僚と、
和菓子に囲まれた忙しい日々がはじまり
まる。和菓子にまつわる言葉遊びや物語な
どを絡めながら、お客様の様々な謎を紐解
いていくミステリー小説。和菓子って本当に奥
深い。洋菓子派のあなたでも、この本を読んでいると必
ず和菓子を食べたくなるハズ!!(森)
九つの、物語/橋本紡
主人公の「ゆきな」と、その兄である「禎
文」の、本と料理とある不思議な事実で
強く結ばれた兄妹の物語。絶対に帰っ
てこないはずの禎文がある日突然帰っ
てきて…。ゆきなは禎文、恋人の香月、
大学の友達の紺野、兄の恋人を通じて
人間的に成長してゆく。妹思いで面白
くハンサムな禎文の優しさや、兄妹間の会話などに胸
がじーんと暖まるような、そんな作品。各章それぞれ実
在する本をベースに進んでゆく手法はまさに圧巻!
…余談だけれど、物語に出てくる、巻末の「禎文式トマトス
パゲッティ」のレシピは必見!!(高3・お菓子王子)
その他、オススメ本・・・
『植物図鑑』有川浩 参考:『食べる野草図鑑』
『秋限定栗きんとん事件』米沢穂信
『うさぎパン』瀧羽麻子
『すき・やき』楊逸
『虹色の皿』拓未司