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水星日面通過
観察の手引き
水星日面通過(すいせいにちめんつうか)は、太陽・水星・地球が一直線に並んだ
とき、地球から見て、水星が小さな黒い影となって太陽の前を横切っていく現象です。
(いわばごく小さな日食ですね。)
一番のポイントは、「目を守ること」
太陽は、強い熱や光を出している天体です。うっかりすると、大切な目を傷めて
しまいます。十分注意をはらい、各自の責任で観察を行ってください。
★天体望遠鏡は、太陽投影板をつけて!
水星は小さいので、観察には望遠鏡などの道具が必要です。
しかし、太陽を望遠鏡でのぞいてはいけません(カメラや双眼鏡なども同じです)。
失明する危険があります。望遠鏡で観察する場合は、太陽投影板という部品を取りつ
けます。目で直接のぞくのではなく、スクリーンに映った太陽を観察する方法です。
安全で、しかも大勢で一緒に見られるところが便利。しくみは簡単ですので、ありあ
わせの材料で作っても良いでしょう。
望遠鏡に取り付けた太陽投影板
望遠鏡一台でみんなで楽しめます!
★ビデオカメラやデジタルカメラを使う
ビデオカメラ、デジタルカメラでも写せる可能性があります。レンズの前に、ND
フィルター(写真用の黒いフィルター。カメラ屋さんで売っている。)をつけてくだ
さい、十分濃い色の物を使うこと。
水星の見かけの大きさは、太陽の150分の1以下。かなり小さいので、ズーム
アップしたり、テレコンバーター等の補助レンズをつけて拡大すると良いでしょう。
露出(シャッタースピード)とピントの調節も重要。本番前に太陽に向けて練習し
ておきましょう。
※光学式ファインダーのついている機種は、
目を傷める危険があるので、安全対策をしない限り使用を避けましょう。
ビデオカメラに取りつけたテレコンバーターにNDフィルターをはりつけたところ
太陽の観察は危険をともないます。
安全に注意し、各自の責任で
行ってください。
厚木市子ども科学館
〒243-0018 厚木市中町1−1−3厚木シティプラザ7階
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インターネットホームページ
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