H12 真偽法問題 (解答、解説)

H12 真偽法問題 (解答、解説)
1
× 右手直交座標系で座標の取り方を行う。
W,V,WはX、Y、Zに平行な補正軸で
A,B,CはX、Y、Zに直角な補助軸である。
2
× ドゥエルは、送りなどを指令された時間だけ停止させる
機能で、例えば、 G04 X1.0とある場合、1秒間停止後
右手直交座標系
次の動作命令を実行する。
これは、座ぐり等の穴底の仕上げ、旋盤での溝底仕上げ等に
使用し切れ刃の切り上げ状態をなくするために用いる。
3
○ その通り
運転切換えレバーが、自動運転の位置にありプログラム
に沿って加工および加工完了(M30、M02)で停止するか、
M01、M00でのプログラムによる停止までの運転を示す。
4
○ その通り
温度や位置決め速度を変えたりすると条件が異なるため真に位置決めの繰返し精度が
わからない。
5
× ねじ立て精度や、反転中グリ精度は含まれない
6
○ 工具のセットには、右図のようなツールプリセッタ
を用いて工具をセットする。
NC機械で加工するためには正確な工具長、
工具径が必要であり、この測定値を基準に
プログラムされた工具の補正番号(径と長さ)を
NC装置の工具補正量として入力する。
7
× 右図通り、工具径は先端最大部で表わす。
(バックテーパが付いているため
後ろに行くほど径がちいさくなっている)
通常バックテーパは
100mmにつき0.04mm~0.1mm
ちなみにリーマの場合は、100㎜につき0.03mm程度
8
○ その通りで設問1の図参照
親指⇒X軸+
人差し指⇒Y軸+
中指⇒Z軸+
9
○ 右図参照
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× ポストプロセッサは、ある特定の機械用に出力させるために処理させるものであって、
機械ごとに必要(同一機種、同一制御装置なら共通)
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○ その通り、工具長、径、有効深さ、切削条件、メーカなど必要な項目はできるだけ詳細にしておく。
仮想刃先
真偽法(H12)解説
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○ ⅹ、Z軸が各々200㎜づつ移動する場合、実際の動き(移動量)は
2
2
√200 +200 =282.8426 となり約283mmとなる。
従って282mm/分で設問は正しい。
200
200
284
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○ NC指令のワードには決められた組合せが必要で、規定以外の場合エラーとなります。
(制御装置によってもフォーマットが異なる。)
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× インクレメンタル方式とは、増分値方式で現状位置から次の位置までの方向と移動量を指令する
方式で、基準点(原点)からの座標値を指令するのは、アブソリュート方式である。
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× 設問7図参照
通常ドリルのバックテーパ(長手方向の逃げ)は100mmにつき0.04mm~0.1mm(径によって多少変る)
リーマの場合は、100㎜につき0.03mm
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○ ワーク座標系はG54~G59の6個しかない。ローカル座標系はプログラムしやすいように任意の位置を
加工基準としてしプログラムを簡単にするために用いるもので使用回数は無制限
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× ヘリカル切削の機能のない機械は出来ないが、最近は標準で付いている機械が多いにで
機能の付いている機械は、内径でも外形でも可能である。
(ヘリカル切削とは、X,Y,Zの3軸を
同時に動かしての螺旋切削)
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× 右ねじれも左ねじれもある。
スパイラルタップは、ねじのつる巻方向と同方向にねじれた溝(右ねじ右ねじれ溝、左ねじ左ねじれ溝)
により切り屑の排出がよく、切削せいが良く特に粘い止まり穴のねじ加工に最適です。
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× 流れ形は、切り屑が繋がるのが特徴で粘りのある被削財で発生する。
鋳物などもろい被削材には生じない。
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○ その通り
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○ 高速切削を行うためにダイヤモンド工具
を使用するが、発熱によりダイヤモンドは燃焼するために
一般材質には使用できない。
真偽法(H12)解説
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