平成 28 年3月 15 日 半田市立半田中学校 第 26 号 学 校 だ よ り 3年生は、卒業しました。しかし、公立高校への進学を希望している3年生は、まだ進路先が確 定できずにいます。そう。合格発表を待っている状況です。 そして、2年生はちょうど1年後、1年生は2年後に、今の3年生と同様、卒業と進路選択を迎 えるわけです。 心と頭の準備をしましょう。進級後、よいスタートが切れるように、気持ちを引き締めましょう! 3年生の進路選択のスケジュールの概要を紹介します。 (下図) こうした日程を参考 1学期 にして、進路選択本番 ・就職希望・進学希望の意思確認(7月 懇談会) で自身の力を十分に 夏休み 発揮できるよう、準備 <就職希望> <進学希望> を進めていきましょ ・職業適性検査 ・体験入学・説明会等への参加 う。 2学期 しかし、長距離走を <就職希望> <進学希望> イメージしてみてく ・ハローワークとの職業相談 ・私立高校・専修学校受験校決定 ださい。長距離走は最 ・職場見学・職場との事前相談 (12 月 懇談会) 初にあまり飛ばし過 3学期 ぎると、後半一気にペ <就職希望> <進学希望> ースダウンしてしま ・一斉選考試験(1月) ・公立高校受験校決定(1月 懇談会) うことがあります。そ ・入試 れと同じで、新学期、 急激にがんばり過ぎて、2学期にペースダウンするようでは困ります。地道な歩みを、確実に続け ていくことが大切です。希望する進路を実現するために、ぶれることなく、しっかりとした取り組 みをしたいものです。 <防災クイズ> 1 今後30年以内に東海地震が起こると言われている確率は何パーセントか? A 68% B 78% C 88% D98% 2 1944年に起きた東南海地震(M7.9)では、どれほどの人が亡くなったのでしょう か? A 600 人 B 800 人 C 1,000 人 D 1,200 人 3 1946年に起きた南海地震(M8.0)では、どれほどの人が亡くなったのでしょうか? A 1,000 人 B 1,100 人 C 1,200 人 D1,300 人 4 地震が起きる原因は、何だろうか? A なまず B 強風 C プレートの動き(海底の隆起:盛り上がる) 5 揺れの小さい地震では、津波の心配はない。 A 正しい B 間違っている 1の正解は、C。 この確率は、高いのか低いのか感じ方は人それぞれだと思います。 たとえば、地震以外の災害に遭遇する確率は、以下の通りだと言われています。 ・今後30年間で、交通事故に遭って負傷する確率は、24% ・今後30年間で、交通事故に遭って死亡する確率は、0.2% それからくらべると、 かなり高い可能性とい うことになりますが…。 1995年の阪神・淡路 大震災は、その当時、3 0年以内に起きる確率 は、0.4%~8%でし た。 2と3の正解は、とも にD。東海・東南海・南 海地震は 100 年から 150 年おきに、起きています。 4の正解は、C。東海地震は日本列島の下に沈み込むフィリピン海プレートがユーラシアプレー トの下にもぐり込んで岩盤に力を加え、岩盤の歪みが限界に達したときユーラシアプレートが跳ね 上がることによって起こると考えられています。地震のメカニズムはわかっているので、地震発生 を予知しようとさまざまな人が努力しています。 5の正解は、B。1960年、日本から見たら地球の裏側にあたるチリという国で起きた地震で 6mの津波が東北地方に押し寄せています。もちろん、地震の揺れはありませんでした。したがっ て、情報に注意することが大切です。 人間にとってもっとも悲しむべきことは何でしょう。 多くの貧しい人を救うことに一生を捧げたマザー・テレサは、 人間にとってもっとも悲しむべきことは病気でも貧乏でもない。 自分はこの世に不要な人間なのだと思い込むことだ。 と言っています。 私たち人間は弱い存在です。勉強や運動などがちょっとうまくいかなかっただけでも、つい 自分はダメな存在だと思いこんでしまう傾向があります。 しかし、生命に不要というものはありません。どんな生命もかけがえのないものです。 だから、与えられた命を精一杯輝かすことに努力していけばよいのです。 何億分の一の確率で生まれてきた生命、脈々と受け継がれてきた生命、そして、いつか終わ りを迎える生命を輝かせるために、自分のできる範囲で努力することが大切なのです。 平均80年といわれる人生の中で、自分の生命を輝かすことのできる何かを見つけ、そして、 生命の続く限り自分を輝かし続けることが大切なのです。 中学生のこの時期、いろいろな悩みや不安をもつことがあるかと思います。しかし、けっし て自分の存在を否定し続けないでほしい。与えられた生命を輝かすための試練であるとの気持 ちで自己を見つめ、かけがえのない生命を輝かすための努力をしてほしいと思います。
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