近隣NOMとの関わり 【台湾】 台湾JCとは、 新年総会にはじまり、 京都会議、それぞれのNOMにおける全国大会への参加、 そしてASPAC、世界会議における合同常任理事会開催と、相互NOM交流を行っている。台 湾JCでは、中日関係委員会という対日関係に特化して委員会を設置しており、日本JCに対し て友好的な歩み寄りをしている。1999年度には台湾大地震被災地への救援活動として日本J Cで募金活動を実施、翌2000年度より2年間に亘り医療部会が中心となって、台湾JCとと もに、被災者へのメンタルケアー活動にあたった。また新潟中越地震、東日本大震災において台 湾JCは義損金を募るなど、両NOM間においての相互協力関係は続いている。2005年度に 日本JCが提唱した「OMOIYARI」運動に賛同し、協力した。2007年度には、アジア・ 太平洋地域内の各NOM会頭等が参集し、東京にて開催したアジア・太平洋地域トップリーダー サミットにおいて、世界平和実現に向けたアジア・太平洋地域の各NOMの行動指針が話し合わ れた。 【香港】 香港JCも、 新年総会にはじまり、 京都会議、 それぞれのNOMにおける全国大会への参加等、 NOM間の交流を続けている。香港JCでは従来より、駐在日本人のメンバーが多く活躍してい る。1997年、香港が中国へ返還された年には、 JCIIBS(International Business Summit) を主管、成功に導いた。香港JCは中国返還後、経済的な不安感がぬぐえない状況下にあるが、 アジア・太平洋地域内ではJCI運動に積極的に取り組んでおり、アジアの経済的発展と世界平 和にむけた活動を展開しており、社会的にも高い評価を受けている。2007年度には、アジア・ 太平洋地域内の各NOM会頭等が参集し、東京にて開催したアジア・太平洋地域トップリーダー サミットにおいて、世界平和実現に向けたアジア・太平洋地域の各NOMの行動指針が話し合わ れた。 【韓国】 韓国JCとは、台湾JC、香港JC同様に、新年総会、京都会議、それぞれのNOMにおける 全国大会への参加、そしてASPAC、世界会議における合同常任理事会開催を通じ、相互NO M交流を続けている。2001年5月開催のASPACにおいては、日韓ジュニアサッカー大会 が、ASPAC開催期間中に行われ、2002年のワールドカップへの礎となった。2002年 には日韓パートナーシップ宣言を締結した。2005年ASPAC合同常任理事会において日本 JCとしての明確な主張を行なったことで、さらにNOM間の深い信頼関係が構築され、2006 年には日韓合同委員会が設置された。 また、同年ソウルにて開催された世界会議の総会において、 JCI会頭、常任副会頭立会いのもと、日韓平和推進共同宣言の調印をおこなった。2007年 には、両NOMの運動はJCIの精神に順ずる運動でなければならず、両国の国益に順ずる問題 に対し互いの誹謗中傷した活動はしない、そして、両NOMの国内における運動に関しては、そ れぞれの価値観の相違による認識の違いがあるものの、それぞれの運動を尊重し、互いに介入し ない旨が申し合わされた。 日本国内に存在する韓国大阪青年会議所との関わりも、日本JCの賛助会員として、お互いの 主義主張を理解しあうことになっており、LOM間においても約110件のシスターJC関係に 基づく交流が数多く行われている。 【インド】 1990年より1999年までの10年間、日本JCとインドJC共同事業で、日本をテーマ としたスピーチコンテストを開催、受賞者2名を日本へ招致する文化交流促進を目的とした事業 を行った。また、2003年には、JCIビジネスコンファレンスを開催、日本JCから輩出し た鷲澤議長のもと、成功裡に終了した。2007年度には、アジア・太平洋地域内の各NOM会 頭等が参集し、東京にて開催したアジア・太平洋地域トップリーダーサミットにおいて、世界平 和実現に向けたアジア・太平洋地域の各NOMの行動指針が話し合われた。2008年度のJC I世界会議はインド・ニューデリーにおいて開催された。 【フィリピン】 フィリピンJCは、1951年当時、日本JCがJCIへ加盟する際のスポンサーNOMであ った。以降、姉妹JC交流や、NOM間の共同事業などを通じ、交流を深めてきた。近年では、 1992年から1996年にかけて行った井戸掘削共同事業、 「Water for Life Project(命: 生きる)」、1997年から2000年にかけて行った教育に関する共同事業、「Alice Project (教育:育てる)」などがあげられる。また、日本JCの関連団体であるNPO法人国境なき奉 仕団との連携によるスモーキーマウンテン地域に於ける事業やレイテ島における事業なども行 われている。2009年度、2011年度には、アジア太平洋地域担当JCI常任副会頭が輩出 され、また近年では、フィリピン出身のJCIトレーナーが積極的にJCIトレーニングに携わ るなど国際的な舞台において活躍している。 【モンゴル】 日本JCは、モンゴルJC設立当初、スポンサーNOMを務め、1996年より、5年間にわ たり全国大会開催時などに支援を行ってきた。近年ではメンバー数も増加し、NOMとしての体 制を整え、国際アカデミーへの参加者も定期化するほどに成長してきた。今後も、アジア地域に おけるJC運動の発展にむけて、NOM同士の交流を対等な立場において深めていくことが必要 である。2007年度には、アジア・太平洋地域内の各NOM会頭等が参集し、東京にて開催し たアジア・太平洋地域トップリーダーサミットにおいて、世界平和実現に向けたアジア・太平洋 地域の各NOMの行動指針が話し合われた。また、2010年度には、モンゴルから、日本担当 JCI副会頭(2011年JCI財政顧問、2012年JCI常任副会頭を歴任) 、や2010 年-2011年度APDC(JCIアジア太平洋開発協議会)議長が輩出され、そして2012 年度はJCI常任副会頭を輩出、2015年度はJCI副会頭を輩出し、アジア太平洋地域のJ Cの発展に大きく貢献するにまで成長した。 【ベトナム・カンボジア】 JCIアジア太平洋地域開発協議会(JCI APDC)では、その創設以来、アジア太平洋 地域内の弱小NOMへの活動支援、ならびに新規NOM開発を積極的に行っているが、ベトナム は、1993年より、カンボジアは1997年より、新規NOM開拓のターゲット国として、継 続的に支援を行ってきた。その成果が実り、2005年度には、ベトナムJCが、2010年度 には、カンボジアJCが、日本JCがスポンサーNOMとなり、それぞれ誕生した。そして20 12年度JCI世界会議台北大会においてカンボジアJCは、JCIへ正式加盟を果たした。ま た、2014年度JCI世界会議ライプチヒ大会においてベトナムJCが、JCIへ正式加盟を 果たした。
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