YOOX.COM とチネテカ・ディ・ボローニャが第 72 回ベネチア国際映画祭にて修復版「アマルコルド」を上映 9 月 5 日ベネチア ― アカデミー賞外国語映画賞の受賞から 40 年の時を経て、yoox.com（ユークス・ドットコム）とチネテカ・ディ・ボローニャ（Cineteca di Bologna）は、第 72 回ベネチア国際映画祭にて巨匠フェデリコ・フェリーニの名作「アマルコルド（製作年：1973 年）」の修復版を上映いたします。今回の大規模な修復プロジェクトにあたり、yoox.com とチネテカ・ディ・ボローニャは国際的な映画製作の伝統を保存するという共通の目的のもと、初めてタッグを組みました。修復版「アマルコルド」は、ベネチア国際映画祭期間中の 9 月 5 日午後 4 時 45 分よりサラ・ヴォルピ（Sala Volpi）にて、午後 9 時よりパラッツォ・デル・カジノ（Palazzo del Casinò）にてそれぞれ上映予定です。2 回目の上映の際にはイタリア人映画監督ジュゼッペ・トルナトーレも出席を予定しています。創業 15 周年を迎えるにあたり、yoox.com は、イタリア映画史における傑作と称される映画「アマルコルド」の修復支援を行うことで、巨匠フェデリコ・フェリーニの芸術的才能や洞察力を次世代につなぎます。チネテカ・ディ・ボローニャが満を持して取り組んだ今回の修復プロジェクトは、リマージネ・リトロヴァータ研究所にて行われました。研究所で行われた修復は、オリジナルネガを 4K 高解像度にすることから始まりました。修復には映画史における代表的な撮影監督ジュゼッペ・ロトゥンノが携わりました。ジュゼッペは頻繁に品質検証を行いました。修復版「アマルコルド」では、ダニロ・ドナティが手がけたシーンや衣裳のほか、撮影監督ジュゼッペ・ロトゥンノによるライティングや色調など、映画本来の美しさが蘇ります。ダニロ・ドナティ（美術／衣裳デザイン）、ジュゼッペ・ロトゥンノ（撮影）、トニーノ・グエッラ（脚本）、ニーノ・ロータ（映画音楽）といったイタリア映画の黄金期を支えてきた名だたる映画人たちによって名作「アマルコルド」は生まれ、世代を超えて世界中で愛される作品となりました。アカデミー賞受賞監督ジュゼッペ・トルナトーレによる未公開シーンも登場します。30 時間の映像を 10 分に編集した未公開の特別映像のほか、音声のない製作風景の舞台裏、オーディション風景がベネチア国際映画祭にて初公開されます。修復版「アマルコルド」はベネチア国際映画祭での公式上映の後、チネテカ・ディ・ボローニャが修復を行ったクラシック映画の配給プロジェクトによってイタリア国内の映画館で上映予定です。. 1973 年当時に本作を製作したコムーネ・ディ・リミニ（Comune di Rimini）、ワーナー・ブラザーズ（Warner Bros）、クリスタルディ・フィルム（Cristaldi Film）も今回のプロジェクトに参加しています。