第4回(5/20) ) 第4回( 本時 地図投影法(その2)正積図法:地図で嘘をつかないために 多くの種類がある正積図法の原理、図法の特徴、注意点について学ぶ。 地図で嘘をつく(つかない)とはどういうことかを意識して考察する。 テキスト p58 ~ 64 (1)前回出席表から (2)正積図法 ①正積図法とは(1 ) ②正積図法の用途(2 ) その理由は?(3 ) テキスト p59 の図を用いて説明できるように。 ③サンソン図法 <1>すべての緯線は平行で等間隔、実長(4 <2>中央経線以外の経線は(5 )。 ) <3>高緯度地方の歪みが大きい。1650 年フランス人サンソンが発表しこの名がつ いているが考案者ではない。 <4>分布図などに実は必ずしも用いられない理由 (6 ) 面積の歪みはないが、「形の歪み」がある。それは(7 )の交わり 方でわかる。 →サンソン図法が正角図法でない理由を簡潔に説明せよ。 (8 ) ④モルワイデ図法 <1>緯線と中央経線は直線。緯線間隔は高緯度にむかうにつれ狭まる。 <2>経線は(9 )(しばしば楕円曲線と書いてあるが、それは間違い) 。 <3>長半径と短半径の比は 2:1。サンソンに比べれば高緯度の歪みが多少は少ない。 (過大評価しないように) <4>1805 年 ドイツ人モルワイデが発表。 -1- ⑤グード図法 <1>2大特徴: (10 )と(11 ) <2>緯度 40 ゚ 44'を境に、低緯度側を(12 )、高緯度側を(13 ) で描き(合成)、大陸の形の歪みを少なくするため海洋を通る幾つかの経線で切 り話している(断裂)。 <3>1923 年アメリカ人グードが発表。 <4>陸で断裂したものをかつては、 「スベルドロップの海洋図」と呼んでいたが図法的 には同じなので、もう使わない方向にある。 <5>断裂の意義:(14 )→形 が良くなる(地球儀を見た時の形に近くなる) →合成しないでも断裂だけで良いのでは:断裂モルワイデ、断裂サンソンもある <6>断裂という手法の問題点 (15 ) ※行う際には、緯線が平行直線の図法でないとダメ ⑥エケルト図法 <1>ドイツ人エケルトが 1906 年考案した 6 種の図法の総称。世界全図としてよく 用いられるのが正積の第 6 図法)。 <2>緯線と中央経線は直線、それ以外に経線は正弦曲線。極を赤道の(16 ) の長さで表わしているため、高緯度地方がみやすくなっている。 (一点だと経線が集中して見づらくなる 一点だと経線が集中して見づらくなる。 一点だと経線が集中して見づらくなる。点を線にするのは歪み軽減の手法の一つ) 点を線にするのは歪み軽減の手法の一つ)。 ⑦ペータース図法 <1>ドイツ人ペータースが 1974 年に発表。 <2>投影法的には、45 度を標準緯線にした(17 )図法。 <3>経線は等間隔の直線、緯線の長さはすべて同じ。 <4>正積にするために高緯度になるにつれ、緯線の間隔を(18 )しているので、 高緯度地方がつまった感じになる。その分、低緯度の地域のアフリカなどが相対 的に大きく見える。 <5>これが「正しい」地図だとして、信奉する人もいる。 ⑧ボンヌ図法 <1>円錐図法の一種。緯線は等間隔の円弧、中央経線は直線でともに実長。 他の経線は曲線。 <2>世界全図は(19 )に近い形になる。 <3>1752 年フランス人ボンヌが発表(考案はメルカトルともいわれる)。 <4>部分図(地方図)としてヨーロッパなどに使用。 -2-
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