を私はこう活かしたい 釧路江南高等学校 2年 近藤 千

このチャンス(米国でのホームステイ)を私はこう活かしたい
釧路江南高等学校
2年 近藤 千星
私の将来の夢は、特殊メイクを作るメイクアップアーティストになることです。そして今回の
ホームステイを、夢の実現のために活かしたいと考えています。
メイクアップアーティストになる夢を持つようになったのは、中学生の時です。友達と手に絵
の具をつけて傷のように描いて遊んでいた時、数人の友達に本当に怪我をしたと勘違いをされま
した。友達の驚いた表情を私は今でも覚えています。さらに、中学2年生の時に見た猿の惑星
(1968 年公開)の映画で、俳優が猿やゴリラなど、様々なものに変わったのを見て、私は感動
しました。このようなことがきっかけとなり、見た人全てに感動と驚きを与え、心を動かすこと
ができるようなメイクアップアーティストになりたいと思いました。
高校2年生の私は夢を叶えるために、図書館で特殊メイクや映画に関する本を読むことや、メ
イクアップアーティストのホームページを閲覧するなどしています。そして、高校卒業後には国
際関係学を学べる大学に進学し語学の勉強をしながら、大学のサークルなどで映画についての研
究をしたいと考えています。その後、日本の学校で学んだことを素に、特殊メイクの本場である
ハリウッドで、よりたくさんのことを学びたいと考えています。さらに、私の尊敬している日本
人の特殊メイクアップアーティストの辻一弘さんは現在、ロサンゼルスに住んでおり、アカデミ
ー賞にノミネートされるなどの活躍をしています。私は辻さんのように、世界に通用するメイク
アップアーティストになれるように勉強したいと思っています。そのため、将来は映画産業が盛
んなハリウッドに行きたいと考えています。しかし、高校の授業や英会話で英語を学び、英検の
資格をとっていますが、実際の生活をおくる上で、本当に英語を使うことができるのか不安が残
っています。
そこで、
この不安を解消する方法は、
実際に現地に赴くことが最適だと考えました。
そのような中で、今回のプログラムは大きなチャンスだと思いました。それは、日常生活をお
くる上で、使える英語を学ぶことができるからです。一週間で全てを学ぶことは無理かもしれま
せんが、今回のプログラムでは実際生活の中で、外国の人達とコミュニケーションをとり、勉強
の仕方を学ぶことができます。英文法や英単語は日本でも学べますが、特有の言い回しなど、言
葉が持つニュアンスは本場で体験してみなければわからないものです。さらに、ロサンゼルス在
住の日本人の方に、住んでいて困ったことや、日本人ならではの悩みなど、今後に役立つ情報を
教えてもらいたいと思いました。また、同年代のアメリカの人達がどんな夢を持っているのか、
夢のためにどのようなことをしているのか、最近の流行についても教えてもらいたいです。この
ようなことを、カリキュラムの中で体験できるプログラムにとても惹かれました。
カリキュラム外では時間を見つけて映画製作の現場に行き、そこで製作現場の空気に触れ、雰
囲気を感じ、現状を見て将来の夢につなげたいです。
また、留学したいという理由のもう一つには、昨年あった出来事が関係しています。それは、
私の家でコロンビアからの留学生を受け入れたことです。彼は、自国で日本語を学び実際に日本
に来て、日本人と直接コミュニケーションをとることで、
「日本語の本当の面白さを知った。自
国でより勉強してからまた日本に来たい。
」
と言っていました。
彼は来夏に再来日する予定です。
私も彼が得たように英語の本場で体験し、本当の面白さを知りたいです。
今回のプログラムは、自分の夢に一番近い場所で語学留学できる最高のチャンスです。
このチャンスを活かして、夢の実現に近づきたいと思います。