Création d'Ako ＡＫＯのクリエーションでつづるパリの暮らしのエッセンス子供部屋のためにランプシェードにアレンジ。暗闇を怖がる子供たちに、おとぎの世界へいざなう優しい灯りを。第１話基本のフェルトスクリーン。我が家のサロンのインテリアに合わせ、メインカラ−はレッド。光をアートに変える、フェルトスクリーンの愉しみ心に響く、光と色の魔法。行きずりの教会で出会ったシーンに捧げるオマージュ。室に避難︵避暑！︶という事さえある。風の吹く時間まで、東向きのキッチンや寝困難だし、空が藍色になり紺色になって涼友達をアペリティフやディナーに呼ぶ事もう間に色が褪せてしまう。眩しさと暑さででペタペタ。そうでもしなくてはあっといの絵画たちの額には古カレンダーをテープる真夏は、実は余りほっとしないのだ。壁でも。強い夕陽が爛々とサロンを占領すァーから動く事ができない。空の色の移りゆきを見逃したくなくてソフ織るものをとりに行かなくちゃと思いつつ変化も肌と鼻腔に敏感に感じられ、私は羽大きく開く。すると太陽がもたらす空気のう？。夏が始まる頃には窓を蝶の羽の如くも美しいことを幾人の人が知っているだろを私は時々眺める。パリの夕空がこんなに刻々と変わる夕空の雄大なパフォーマンス座り込んで、フランス窓の向うに広がる、る夕暮れ。クッションを並べたソファーにエ空を焼けるようなオレンジ色に染めッフェル塔の横に沈んでゆく太陽が複雑で不思議な気分だった。き、美しい影さえ床に落としているのが、で、小さなステンドグラスがきらきらと瞬きまでいじめていた外の強い夕日のおかげ私はすっと生き返った気がした。私をさっ石造りの教会の内部は冷んやりしていてほっと座った。こに迷いもせず入り込み、礼拝用の椅子に見つけた。私は誰もいない静まり返ったそ会を、アパルトマンとアパルトマンの間になり始めた頃。とても小さな三角屋根の教なさそうだ。クラクラきそう︰︰と不安にはなれない。頼みのカフェも数歩の所には燦々と陽が降り注いでいたりで、座る気に鳩の糞がついていたり、木陰になっていず道に備えられているベンチに目をやったがちょっと座らなくちゃ、と思い並木の歩私には奇妙に長く感じられていた。の道程が、重いお腹と刺すような夕日で、と歩いていた。メトロを降りて、５分。そ確認に訪れようと、夕暮れの街をテクテク居予定だった現在のアパルトマンへ広さの生まれます、というお腹で、数週間後に入娘のＡｉｋａがお腹にいた頃。もうすぐ ● ● ● ● ● ● ● ● ● は夏の終わりの不思議な教会の出来事。そしてこの強い夕日に、ふと思い出すのオブジェ制作・文／永末亜子撮影／藤井夏代かアリスのワンダーランドムードに。もれる色付いた明かりで、お部屋はなんだ素材でランプシェードを作ると、ほんわりした方が、軽い感じでチャーミング。同じ作って、ちょっぴり外ものぞけるくらいにドグラス風になるコツ。また所々に隙間を論お好みだけれど、赤を混ぜるのがステンって重ね、縫い合わせて行くだけ。色は勿作り方はとても簡単。真ん丸を幾つも作い気持ちになる。て、私は何かに包まれているような、優し陽を通して柔らかに、時に艶やかに色付い部屋が薄暗く外が明るい夕暮れ時や早朝、うな、光による美しい効果がある。特にお窓辺にかければ、ほらステンドグラスのよ誰でもが簡単に手に入るフェルトだけれどかしたらこの教会へのオマージュ。素材はに最近作ったフェルトスクリーンは、もしサロンに入り込む夏の強い日ざしの対策！﹂と言った。なぜか大きな声で嬉しそうに﹁あいてるよりにみた。お喋りを覚え始めたＡｉｋａが人が賑やかに集まっているのを買い物の帰サートが開催されるために扉が大きく開き閉められている。いや一度だけ、ミニコンい。口を閉ざしたようにその門も錠で堅くど、その扉が開いているのを見たことがなさな教会の前は、毎日のように通る。けれ３年になる。あの時私を休ませてくれた小そのアパルトマンに引っ越し、かれこれる新しい食器棚のことなど考えながら。始めた。その時にはもう、キッチンに入れ私はまた立ち上がって新居に向かって歩きほんの２、３分座っていただけだと思う。フェルトの透けかげんが面白い。娘のコップを拝借して、くるくるモチーフづくりちょきちょき切ったあとの端切れや糸くずもいとおしい。こんど何かに使おうひと針ひと針、無心に縫ったら、ちょっとコーヒーブレイク永末亜子プロフィールパリ在住アーティスト。ランプをはじめ布雑貨、コラージュなど、彼女が作るチャーミングなオブジェは個展などでも人気を集めている。針金は手びねりで、ありのまま。窓とのバランスをよく見て自く由るにく光るとモ色チとーたフわをむつれなるいよでう、にち。くちく縫って