pdf版, 2.1MB - 東京大学 大学院理学系研究科 地球惑星科学専攻

THE UNIVERSITY OF TOKYO
DEPARTMENT OF EARTH AND PLANETARY SCIENCE
ANNUAL REPORT 2006
地球惑星科学専攻
年次報告
2006(平成18)年度
序文
本冊子は、東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻の2006年度における教育・研究
活動の報告です。地球惑星科学専攻は、2000年4月、地球惑星物理学、地質学、鉱物学、地理
学の4専攻の統合・再編により誕生しました。これは、地球惑星科学が新しい発展段階に移
行しつつあることに対応し、この分野における国際的・国内的リーダーシップを確立するた
めの組織改革でした。
地球惑星科学専攻では、地球を太陽系惑星の一つとして理解すること、地球を多圏システ
ムとしてとらえ、その仕組みを理解すること、生命の進化を地球—生命系の共進化の視点から
理解すること、地震・火山活動などの地質災害を地球科学の立場から解明し予測すること、
さらに今日的な問題である地球温暖化を科学の立場から究明し理解することを教育と研究の
柱としています。上記の教育研究目的を達成するため、本専攻には大気海洋、宇宙惑星、地
球惑星システム、固体地球、地球生命圏の5つの講座が置かれています。一方、学部教育組
織としては、従来、理学部に地球惑星物理学科および、地質学・鉱物学コース・地理学コー
スの2コースからなる地学科という2つの学科をもっていましたが、地球惑星科学の新しい
潮流に対応し、時代の要請に即した教育を行うため、2006年度に地学科を改組・再編し、地
球惑星環境学科を発足させました。
地球惑星科学専攻は2002年度から21世紀COEプログラム“多圏地球システムの進化と変動
の予測可能性”を推進しています。このプログラムでは予測地球科学コースの開設、海外イ
ンターンシップの实施、国際シンポジウム/ワークショップの開催などを通じ、新しい地球惑
星科学を担う人材の育成を進めています。
地球温暖化を挙げるまでもなく、今日、人類社会の様々な局面において、グローバルな
視点からの理解と対応が要請されており、地球惑星科学への社会的要請が高まっています。
国内的、国際的教育研究拠点としての本専攻の役割は、これまで以上に重くなっていると言
えます。このような中、2006年度は、大学院では81名の修士課程修了者、36名の博士課程修
了者、46名の博士学位取得者、学部では二つの学科を併せ42名の卒業者を輩出しました。学
部卒業生の多くは修士課程に進学し、修士課程修了者の約半数は博士課程に進学しています。
博士取得後の身分(“ポスドク問題”)を抱えながらも、博士課程修了者のほとんどが研究
者をめざしています。本冊子には、2006年度の教育・研究活動がまとめられています。
地球惑星科学専攻
i
専攻長 松本 良
ii
目
次
1 地球惑星科学専攻の沿革と現状 ················································· 1
1.1 地球惑星科学専攻の歴史 ··················································· 1
1.2 地球惑星科学専攻の所在地 ················································· 2
1.3 学部卒業者数 ····························································· 2
1.4 大学院修了者数(学位取得者) ············································· 2
2 教員・職員および研究員 ······················································· 3
2.1 基幹教員 ································································· 3
2.2 職員 ····································································· 4
2.3 研究員 ··································································· 5
2.4 名誉教授 ································································· 5
2.5 学部・大学院教育に参加する関連研究機関の教員 ····························· 6
2.6 人事異動 ································································· 9
3 学部学生・大学院生および研究生 ·············································· 10
3.1 地球惑星物理学科 ························································ 10
3.2 地球惑星環境学科・地学科 ················································ 10
3.3 地球惑星科学専攻 ························································ 11
3.4 学位論文題目 ···························································· 13
3.5 進路・就職先 ···························································· 19
4 講義········································································ 21
4.1 学部講義 ································································ 21
4.2 大学院講義 ······························································ 24
4.3 全学自由研究ゼミナール・全学体験ゼミナール ······························ 26
4.4 地球惑星科学専攻教員による他大学での集中講義・特別講義・セミナー ········ 27
5 研究活動 ···································································· 29
5.1 大気海洋科学講座 ························································ 29
5.2 宇宙惑星科学講座 ························································ 32
5.3 地球惑星システム科学講座 ················································ 37
5.4 固体地球科学講座 ························································ 45
5.5 地球生命圏科学講座 ······················································ 52
5.6 21 世紀 COE プログラム ···················································· 56
iii
6 論文および出版物 ···························································· 62
6.1 大気海洋科学講座 ························································ 62
6.2 宇宙惑星科学講座 ························································ 66
6.3 地球惑星システム科学講座 ················································ 72
6.4 固体地球科学講座 ························································ 76
6.5 地球生命圏科学講座 ······················································ 81
6.6 21 世紀 COE プログラム ···················································· 83
7 学会・研究会における発表 ···················································· 86
7.1 大気海洋科学講座 ························································ 86
7.2 宇宙惑星科学講座 ························································ 92
7.3 地球惑星システム科学講座 ··············································· 100
7.4 固体地球科学講座 ······················································· 110
7.5 地球生命圏科学講座 ····················································· 121
7.6 21 世紀 COE プログラム ··················································· 125
8 普及活動 ··································································· 130
8.1 大気海洋科学講座 ······················································· 130
8.2 宇宙惑星科学講座 ······················································· 132
8.3 地球惑星システム科学講座 ··············································· 132
8.4 固体地球科学講座 ······················································· 133
8.5 地球生命圏科学講座 ····················································· 134
9 学外講演者によるセミナー ··················································· 136
9.1 大気海洋科学講座 ······················································· 136
9.2 宇宙惑星科学講座 ······················································· 137
9.3 地球惑星システム科学講座 ··············································· 137
9.4 固体地球科学講座 ······················································· 138
9.5 地球生命圏科学講座 ····················································· 140
10 その他の活動 ······························································ 141
10.1 委員会活動(学内、学会、行政・その他) ·································· 141
10.2 役務分担 ······························································ 151
10.3 受賞 ·································································· 151
10.4 外部資金受入状況 ······················································ 152
iv
1 地球惑星科学専攻の沿革と現状
1.1 地球惑星科学専攻の歴史
本専攻は、長年にわたり我が国の地球科学の発展を研究教育両面で为導してきた地球惑星
物理学、地質学、鉱物学及び地理学の 4 専攻の統合・再編により、平成 12 (2000)年 4 月地球
惑星科学の総合的研究教育組織として理学系研究科に創設された。地球惑星科学専攻は、学
部教育課程として理学部に地球惑星物理学と地球惑星環境学科(旧地学科)の 2 学科を有する。
地球惑星科学専攻の母体となった地球惑星物理学、地質学、鉱物学及び地理学の 4 専攻は、
平成 4 (1992)年及び 5 (1993)年の大学院重点化(研究教育の重点を学部(学科)から大学院(専
攻)へ転換する組織改革)に伴い、それまで大学院の教育課程にすぎなかった各専攻が、地
球惑星物理学科あるいは旧地学科に代わって研究教育組織の为体に改組されたものである。
以下では、地球惑星物理学科及び地球惑星環境学科の沿革を概説する。
地球惑星環境学科の元となる地質学科は、明治 10 (1877)年東京大学創立時に理学部を構成
する 8 学科の一つとして設置された。その後、明治 40 (1907)年に地質学科から分離する形で
鉱物学科が設置された。また、大正 8 (1919)年には理学部に地理学科が新設された。戦後、昭
和 24 (1949)年に国立学校設置法が公布され、新制東京大学の理学部を構成する 5 学科の一つ
として、地質学、鉱物学及び地理学の 3 課程からなる地学科が設置された。その後、平成
18(2006)年 4 月には、時代の要請を考慮した結果、地球惑星環境学科に改組された。
地球惑星物理学科の元となる地震学科は、明治 26 (1893)年に物理学科に設置された地震学
講座が関東大震災直後の大正 12 (1923)年 12 月に学科として独立したものである。その後、地
震学科は物理学科に設置されていた気象学講座を加えて昭和 16 (1941)年に地球物理学科に改
組され、昭和 17 (1942)年に海洋学講座及び測地学講座が新設された。昭和 24 (1949)年国立学
校設置法公布後の理学部においては、物理学、天文学及び地球物理学の3課程から成る物理
学科が設置された。その後、昭和 33 (1958)年に地球物理観測所が、同 39 (1964)年には地球物
理研究施設が設置された。昭和 42 (1967)年、物理学科の拡充改組に伴い、同学科を構成する
三つの課程は物理学科、天文学科及び地球物理学科となった。昭和 53 (1978)年に地殻化学实
験施設が設置された。平成 3 (1991)年には地球物理学科と地球物理研究施設が改組されて地球
惑星物理学科が誕生するとともに、気候システム研究センターが設立された。
2
1.2 地球惑星科学専攻の所在地
地球惑星科学専攻は、本郷キャンパス内にある理学系研究科・理学部 1 号館、理学部 4 号館
と浅野地区の理学部 3 号館に以下の部屋を所有している。
・理学系研究科・理学部 1 号館(地下 1-2 階、5-9 階、12 階)旧1号館(地下1階)
事務审、図書审、講義审、教員审(56 审)、大学院生审(25 审)、实験审(39 审)、会議审(12
审)
、計算機审(7 审)
、試料审(2 审)、資料审(1 审)、観測機械审(1 审)談話审(1审)
休養审(1 审)
・理学部 3 号館(地階、2 階、3 階)
事務审、講義审(3 审)
、演習审(2 审)
、会議审(2 审)
、教員审(5 审)
、学部学生审(2 审)
、
实験审(16 审)
、試作审
・理学部 4 号館(地下1階、5 階)
教員审(2 审)
、学部学生审(2 审)
、計算機审、实験审(3 审)、保管审、会議审
1.3 学部卒業者数
地球惑星物理学科
地学科
地質学・鉱物学
地理学
平成 14 年度
27
18
5
平成 15 年度
28
8
6
平成 16 年度
31
10
5
平成 17 年度
27
9
8
平成 18 年度
31
7
4
1.4 大学院修了者数(学位取得者数)
博士課程
修士課程
課程博士
論文博士
平成 14 年度
103
31
8
平成 15 年度
90
45
5
平成 16 年度
80
30
2
平成 17 年度
76
35
5
平成 18 年度
81
40
6
3
2 教員・職員および研究員
2.1 基幹教員
教授
浦辺 徹郎
(うらべ てつろう)
教授
小澤 一仁
(おざわ かずひと)
教授
木村 学
(きむら がく)
教授
ゲラー・ロバート (げらー ろばーと)
教授
佐藤 薫
(さとう かおる)
教授
杉浦 直治
(すぎうら なおじ)
教授
多田 隆治
(ただ りゅうじ)
教授
棚部 一成
(たなべ かずしげ)
教授
永原 裕子
(ながはら ひろこ)
教授
浜野 洋三
(はまの ようぞう)
教授
日比谷 紀之
(ひびや としゆき)
教授
星野 真弘
(ほしの まさひろ)
教授
松浦 充宏
(まつうら みつひろ)
教授
松本 良
(まつもと りょう)
教授
宮本 正道
(みやもと まさみち)
教授
村上 隆
(むらかみ たかし)
教授
山形 俊男
(やまがた としお)
助教授
阿部 豊
(あべ ゆたか)
助教授
池田 安隆
(いけだ やすたか)
助教授
岩上 直幹
(いわがみ なおもと)
助教授
岩森 光
(いわもり ひかる)
助教授
大路 樹生
(おおじ たつお)
助教授
茅根 創
(かやね はじめ)
助教授
小池 真
(こいけ まこと)
助教授
小暮 敏博
(こぐれ としひろ)
助教授
杉山 和正
(すぎやま かずまさ)
助教授
田近 英一
(たぢか えいいち)
助教授
中村 尚
(なかむら ひさし)
助教授
比屋根 肇
(ひやごん はじめ)
助教授
船守 展正
(ふなもり のぶまさ)
助教授
升本 順夫
(ますもと ゆきお)
助教授
松本 淳
(まつもと じゅん)
助教授
横山 央明
(よこやま たかあき)
助教授
吉川 一朗
(よしかわ いちろう)
助教授(COE 特任) 中島 研吾
(なかじま けんご)
講師
井出 哲
(いで さとし)
講師
田中 秀实
(たなか ひでみ)
講師
横山 祐典
(よこやま ゆうすけ)
助手
荻原 成騎
(おぎはら しげのり)
助手
桜庭 中
(さくらば あたる)
助手
清水 以知子
(しみず いちこ)
4
助手
助手
助手
助手
助手
助手
助手
助手
助手
助手(COE 特任)
助手(COE 特任)
助手(COE 特任)
助手(COE 特任)
助手(COE 特任)
助手(COE 特任)
助手(COE 特任)
砂村 倫成
高木 征弘
橘
省吾
丹羽 叔博
深畑 幸俊
三浦 彰
三河内 岳
望月 英二
山本 隆
岡
顕
奥野 淳一
志籐 あずさ
菅沼 悠介
関根 康人
東塚 知巳
橋本 千尋
(すなむら みちなり)
(たかぎ まさひろ)
(たちばな しょうご)
(にわ よしひろ)
(ふかはた ゆきとし)
(みうら あきら)
(みこうち たかし)
(もちづき えいじ)
(やまもと たかし)
(おか あきら)
(おくの じゅんいち)
(しとう あずさ)
(すがぬま ゆうすけ)
(せきね やすと)
(とうづか ともき)
(はしもと ちひろ)
2.2 職員
係長
为任
为任
一般職員
一般職員
一般職員(再雇用)
一般職員(再雇用)
図書職員
技術専門職員
技術専門職員
技術専門職員
技術専門職員
技術職員
技術職員
育休代替職員
渡邊 和子
岸 美枝子
金吉 恭子
辻 ひかる
佐藤 寛
野久保 洋子
中原 洋子
谷 ゆき
吉田 英人
栗栖 晋二
酒井 隆
今西 聖奈子
市村 康治
中山 裕朗
田中 伊津子
5
2.3 研究員
日本学術振興会特別研究員
安藤 亮輔
磯部 洋明
板木 拓也
亀田
純
高橋(小松)睦美
松澤 孝紀
村上 雅紀
山田 卓司
日本学術振興会外国人特別研究員
BAIOUMY, Hassan Mohamed
SUN, Younbin
KAIM, Andrzej
RAIMBOURG, Hugues Aymeric
Hunter Aaron William
産学官連携等研究員
遠藤 貴洋
寺川 寿子
横井
覚
学術研究支援員(科学研究費補助金)
猿渡 和子
リサーチフェロー(特定事業費)
橋間 昭徳
2.4 名誉教授*
佐藤
木村
平尾
吉川
竹内
花井
岸保
飯山
阪口
小口
小嶋
玉尾
久
敏雄
邦雄
虎雄
慶夫
哲郎
勘三郎
敏道
豊
高
稔
孜
地形学
構造地質学
超高層大気物理学
地形学
鉱物学
古生物学
気象学
鉱床学
第四紀学
超高層大気物理学
地球年代学
超高層大気物理学
(昭和 55 年退官)
(昭和 57 年退官)
(昭和 57 年退官)
(昭和 57 年退官)
(昭和 59 年退官)
(昭和 59 年退官)
(昭和 62 年退官)
(昭和 63 年退官)
(平成 2 年退官)
(平成 2 年退官)
(平成 3 年退官)
(平成 4 年退官)
6
鈴木
速水
床次
永田
熊澤
久城
武田
松野
國分
歌田
島崎
小川
秀夫
格
正安
豊
峰夫
育夫
弘
太郎
征
實
英彦
利紘
気候学
古生物学
鉱物学
海洋物理学
地球惑星内部物理学
岩石学
鉱物学
気象学
超高層大気物理学
堆積岩石学
鉱床学
大気化学
(平成 5 年退官)
(平成 6 年退官)
(平成 6 年退官)
(平成 6 年退官)
(平成 6 年退官)
(平成 7 年退官)
(平成 7 年退官)
(平成 7 年退官)
(平成 8 年退官)
(平成 10 年退官)
(平成 12 年退官)
(平成 13 年退官)
* 理学系研究科・理学部として推薦した本専攻に関係する名誉教授のリスト。旧地球惑星物理
学専攻(地球物理学専攻)、旧地質学専攻、旧鉱物学専攻、旧地理学専攻関係を含む。ただし、
ご逝去された方々を除く。
2.5 学部・大学院教育に参加する関連研究機関の教員(平成 18 年 4 月 1 日現在)
気候システム研究センター
教授
遠藤
教授
木本
教授
高橋
教授
中島
助教授
阿部
助教授
今須
助教授
佐藤
助教授
高薮
助教授
羽角
地震研究所
教授
教授
教授
教授
教授
教授
教授
教授
教授
教授
教授
教授
教授
昌宏
昌秀
正明
映至
彩子
良一
正樹
縁
博康
(えんどう まさひろ)
(きもと まさひで)
(たかはし まさあき)
(なかじま てるゆき)
(あべ あやこ)
(います りょういち)
(さとう まさき)
(たかやぶ ゆかり)
(はすみ ひろやす)
阿部 勝征
岩崎 貴哉
歌田 久司
大久保 修平
加藤 照之
金沢 敏彦
川勝 均
栗田 敬
纐纈 一起
小屋口 剛博
佐藤 比呂志
佐野 修
島崎 邦彦
(あべ かつゆき)
(いわさき たかや)
(うただ ひさし)
(おおくぼ しゅうへい)
(かとう てるゆき)
(かなざわ としひこ)
(かわかつ ひとし)
(くりた けい)
(こうけつ かずき)
(こやぐち たけひろ)
(さとう ひろし)
(さの おさむ)
(しまざき くにひこ)
7
教授
教授
教授
教授
教授
教授
教授
教授
教授
教授
助教授
助教授
助教授
助教授
助教授
助教授
助教授
助教授
助教授
助教授
助教授
助教授
助教授
助教授
助教授
助教授
助教授
助教授
助教授(兼)
助教授(兼)
海洋研究所
教授
教授
教授
教授
教授(兼)
教授(兼)
教授(兼)
教授(兼)
助教授
助教授
助教授
助教授
瀬野 徹三
武尾 实
中田 節也
平田 直
藤井 敏嗣
本多 了
山岡 耕春
山下 輝夫
吉田 真吾
渡辺 秀文
新谷 昌人
飯高 隆
上嶋 誠
大湊 隆雄
卜部 卓
加藤 尚之
塩原 肇
篠原 雅尚
孫 文科
鷹野 澄
武井 康子
佃 為成
古村 孝志
宮武 隆
森田 裕一
安田 敦
山科 健一郎
山野 誠
都司 嘉宠
中井 俊一
(せの てつぞう)
(たけお みのる)
(なかだ せつや)
(ひらた なおし)
(ふじい としつぐ)
(ほんだ さとる)
(やまおか こうしゅん)
(やました てるお)
(よしだ しんご)
(わたなべ ひでふみ)
(あらや あきと)
(いいだか たかし)
(うえしま まこと)
(おおみなと たかお)
(うらべ たく)
(かとう なおゆき)
(しおばら はじめ)
(しのはら まさなお)
(そん ぶんか)
(たかの きよし)
(たけい やすこ)
(つくだ ためしげ)
(ふるむら
たかし)
(みやたけ たかし)
(もりた ゆういち)
(やすだ あつし)
(やましな けんいちろう)
(やまの まこと)
(つじ よしのぶ)
(なかい しゅんいち)
植松 光夫
(うえまつ みつお)
川辺 正樹
(かわべ まさき)
徳山 英一
(とくやま えいいち)
新野 宏
(にいの ひろし)
小池 勲夫
(こいけ いさお)
Coffin, Millard Filmore (こふぃん みらーど ふぃるもあ)
佐野 有司
(さの ゆうじ)
安田 一郎
(やすだ いちろう)
伊賀 啓太
(いが けいた)
石井 輝秋
(いしい てるあき)
岡 英太郎
(おか えいたろう)
沖野 郷子
(おきの きょうこ)
8
物性研究所
教授
八木 健彦
(やぎ たけひこ)
先端科学技術研究センター
教授
近藤 豊
助教授
竹川 暢之
(こんどう ゆたか)
(たけがわ のぶゆき)
地殻化学实験施設
教授(兼)
教授(兼)
助教授
長尾 敬介
野津 憲治
森 俊哉
(ながお けいすけ)
(のつ けんじ)
(もり としや)
物理学専攻
助教授(兼)
常行 真司
(つねゆき しんじ)
新領域創成科学研究科
教授(兼)
教授(兼)
教授(兼)
教授(兼)
助教授(兼)
助教授(兼)
助教授(兼)
大森 博雄
川幡 穂高
鳥海 光弘
松井 孝典
芦 寿一郎
須貝 俊彦
杉田 精司
(おおもり ひろお)
(かわはた ほだか)
(とりうみ みつひろ)
(まつい たかふみ)
(あし じゅいちろう)
(すがい としひこ)
(すぎた せいじ)
総合文化研究科
教授(兼)
助教授(兼)
磯崎 行雄
小河 正基
(いそざき ゆきお)
(おがわ まさき)
空間情報科学研究センター
助教授(兼) 小口 高
(おぐち たかし)
宇宙航空研究開発機構
教授(兼任)
教授(兼任)
教授(兼任)
助教授(兼任)
宇宙科学研究本部
加藤 學
中村 正人
早川 基
齋藤 義文
(かとう まなぶ)
(なかむら まさと)
(はやかわ はじめ)
(さいとう よしふみ)
東京薬科大学
教授(実員)
山岸 明彦
(やまぎし あきひこ)
9
2.6 人事異動
平成 18 年 4 月 1 日
平成 18 年 4 月 1 日
平成 18 年 4 月 1 日
平成 18 年 7 月 1 日
平成 18 年 7 月 1 日
平成 18 年 7 月 31 日
平成 18 年 8 月 15 日
平成 18 年 9 月 1 日
平成 18 年 10 月 1 日
平成 19 年 3 月 31 日
平成 19 年 3 月 31 日
平成 19 年 3 月 31 日
市村 康治
中山 裕朗
野久保 洋子
野久保 洋子
中原 洋子
松本 淳
辻 ひかる
田中 伊津子
佐藤 寛
浜野 洋三
杉山 和正
岸 美枝子
新規採用
新規採用
再雇用
配置換
配置換
辞職
育児休業
新規採用
復職
定年退職
辞職
定年退職
10
技術職員
技術職員
農学系研究科へ
再雇用職員 教育学研究科より
首都大学東京(教授)へ
平成 19 年 4 月 20 日まで
育休代替職員 平成 19 年 4 月 20 日まで
東北大金属材料研究所(教授)へ
3 学部学生・大学院生および研究生
3.1 地球惑星物理学科
3年
足立潤
小川史明
佐々木崇成
竹内洋人
外川遼介
堀田雅広
安岡亮
遠藤慶
金山裕介
白川慶介
田村慎太朗
野村龍一
松尾勇気
山田明憲
岡本功太
鎌田俊一
平秀昭
千葉久義
深山覚
丸山岳朗
横田裕輔
小川源太郎
河原吉秀
高橋朊哉
土屋为税
藤村大介
三神良平
吉野彬
稲見直也
齋藤裕季
藤谷渉
牛江裕行
大野知紀
川上悦子
木下武也
小西健介
豊田丈典
宮林佐和子
上田祥之
瀧川由富
山田義高
江沢福紘
岡部勝臣
川村太一
楠田千穂
佐藤友彦
羽鳥潤
森岡優志
北島大輔
縄田大輔
安福一快
生出秀行
小野広平
神沢雄太
黒川瞬
瀧川晶
古川誠
森重学
宇野正起
小出史士
山口保彦
山田直樹
大津裕輝
白澤優大
山口優夢
大村泰平
細井豪
山路麻悠
扇嘉史
佐藤智仁
奥元良
関屋麻理子
金井健
西沢槙人
4年
上石崇史
木原直哉
西川修平
飯田佑輔
太田和晃
小山健宏
北川直優
小泉真認
舘野聡
三木順哉
横山聖典
3.2 地球惑星環境学科・地学科
(a) 地球惑星環境学科
3年
安住憲明
川岸誠司
本田实
山田俊介
(b)地学科
地質学・鉱物学コース
4年
比佐真太郎
小林幸典
野津太一
11
地理学コース
4年
荻野玲子
渡邉太樹
瓦井秀憲
丹羽雄一
阿久津克枝
新井隆太
池田悟
石坂賢嗣
石崎理
井田修司
一條寛典
伊藤太平
伊藤裕子
稲葉寛人
岩本達志
内山薫
浦川昇吾
大久保忠博
織田公平
小野正太
小野淳也
糟屋晃久
金子仁
上條裕久
川﨑遥
木村隆太郎
草葉陽子
久保田恵子
倉持満好
栗原大地
神山徹
児島惠
小林紗由美
齊藤洋一
佐藤広教
佐藤陽祐
白岩学
城谷和代
新谷陽一郎
須賀正樹
杉浦なおみ
杉本裕之
杉山佳史
鈴木一成
勢島直
高垣宏規
竹内瑛一
竹内智哉
竹田慶
竹鼻祥恵
玉田真之介
対比地大輔
塚本裕介
鉄嵜賢太
寺井誠
徳竹大地
徳田健二
冨田武照
原田明理
馬上謙一
彦坂健太
平井真理子
廣川智隆
福谷陽
藤田邦宏
藤田尚行
別所祐治
北條愛
堀池智之
堀内大嗣
牧健太郎
松浦健高
松尾俊彦
松尾元広
松木美樹
松田優也
三村宜史
向井宏樹
武藤徹
村上豪
目黒亜衣
毛利研
森真希子
森岡卓哉
八木雅宏
山谷崇
山根雅子
山本拓
湯村翼
横田浩平
吉富泰助
米田朝美
渡邉雅倫
袁潮霞
ダロク サイモン
佐々木潤
小俣貴裕
青木雄亮
新井雅史
池田陽平
大木真人
大平紀幸
織田志保
風間卓仁
門脇弘幸
岩田心
川島壮史
秋葉麻实
飯尾浩之
井上達年
大澤葉子
大村和貴
落唯史
梶原佑介
川村希
3.3 地球惑星科学専攻
修士課程 1 年
修士課程 2 年
炭矢美奈
小川理絵
節田佑介
網野直輔
池田恒平
大方めぐみ
大城正裕
岡田裕毅
小山田浩子
門畑顕博
12
岡本伸也
仲山祥太郎
阿部修平
井口秀憲
井上朊香
大島亮
岡島利幸
小尾亜由美
加藤聖也
木村壮
木村光夫
後藤敦史
佐々木美保
鈴木秀彦
高橋昇吾
竹丸康隆
田中裕子
常久大介
西上原航
馬場祐太
深野哲生
牧嶋淳一
三浦英和
森島健人
小谷裕美
吉原香織
工藤怜士
齊藤友比古
佐藤太一
隅谷謙一
賞雅朝子
竹本和生
谷口真依子
中川雄一朗
丹羽洋介
彦坂健太郎
福村宏治
松井智之
三津山和朗
森薗宏太
横井孝暁
鷲平徹
國友孝憲
坂本晶子
軸屋陽平
妹尾卓
滝田隼
田島薫雄
丹野友海
中島保寿
野池耕平
平沢達矢
冨士延章
真野佑輝
宮口晃
山崎優
吉岡和夫
渡辺健一
小谷亮介
佐久間広展
管孝博
高橋亜夕
竹内宏之
田中祐希
千葉明子
永井秀憲
萩元信彦
比連﨑路夫
藤本健資
丸山陽子
森由貴
山下慎一
吉武良
阿瀬貴博
石原明香
磯﨑裕子
岩本洋子
上木賢太
内出崇彦
尾形友道
長船哲史
小田島庸浩
笠原慧
門脇正尚
金丸由紀子
桑田幹哲
児玉大輔
五藤大輔
佐藤友子
椎野勇太
清家弘治
高木悠造
田中孝明
田中康之
藤内智士
土井威志
永田広平
西川悠
二村徳宏
野田朱美
能登谷瞬
長谷川精
蛭田明宏
福田悟
古川祐貴
本郷宙軌
松井仁志
三井達也
宮川知己
山口飛鳥
山下陽介
山本忠輝
横山千恵
博士課程 1 年
博士課程 2 年
イシャク イスカンダ
天野孝伸
ル
池端慶
石橋高
市川浩樹
伊庭靖弘
岩前伸幸
岡田真介
加藤史拓
川崎高雄
北里宏平
北沢公太
久保泰
桑谷立
桑野修
斉藤实穂
斎藤靖之
柵山徹也
佐々木貴教
佐藤広幸
鈴木絢子
関克隆
中村祥
丹羽健
ヤニス パナヨトプロス 平井建丸
廣田渚郎
藤原慎一
堀内俊介
前島康光
松村義正
簑島敬
宮川拓真
宮地鼓
茂木信宏
安河内貫
雪本真治
横田華奈子
渡辺周吾
渡邊直之
レラ ステファン
ロコ マルセロ
伊藤洋介
13
石井徹之
博士課程 3 年
黒田剛史
金井秀元
小泉宜子
永井悟
橋間昭徳
三浦亮
宮入陽介
引間和人
平林伸康
マニャーニ マルコ
松岡景子
新井豊
飯嶋寛子
井口享道
上田裕司
ウドレク
大橋智之
荻津達
川端訓代
北村有迅
小坂洋介
佐藤守
清水綾
内藤和也
中村仁美
飯田晃子
真岩一幸
増島雅親
向井真木子
审谷智子
山田竜平
渡辺路生
石辺岳男
石丸亮
伊藤佳子
井上知栄
今田翠
大石裕介
大島長
大月祥子
柏山祐一郎
金尾美穂
亀田真吾
木村武志
久保田康文
小園誠史
佐川英夫
猿楽祐樹
鹿倉洋介
白井厚太朗
杉森博和
鈴木彩子
鈴木岳人
高久真生
多田洋平
田中康久
辻宏一郎
辻健
所立樹
濱野景子
早川裕一
原田雄司
福田真人
藤澤和浩
古市尚基
村上理
森野悠
安田拓美
山本純之
渡邉英嗣
付广裕
李毅兵
池上泰史
早川俊彦
研究生
山岸孝輝
町田亮介
ウー ヤンラン
ベルマ ラムラル
カズノヴ ダビッド
山岸悠
小島勝行
阪本敏浩
落合清勝
山本信治
バイサン エマヌエル イリネル駒田清香
山田真保
西井和晃
3.4 学位論文題目
(a) 修士論文
氏
名
題
目
炭矢 美奈
相対湿度を考慮した放射対流平衡計算による暴走温审効果の研究
佐々木 潤
変成岩中に現れる褶曲構造の形成過程
岩田 心
Uplift velocities of laminar thermal plume
岡本 伸也
Slip mechanisms of a major out-of-sequence thrust in an accretionary
complex ‐Approaching from the Nobeoka Thrust in the Shimanto Belt, Kyushu
Japan‐
小川 理絵
Condensation of Crystalline Silicates in Circumstellar Environment: Experimental
Study in the Mg-Si-O system
川島 壮史
磁気圏尾部における slow-mode shock 周辺で発生した波動とイオン加熱に関す
る解析
14
氏
名
題
目
仲山 祥太郎
真の三軸圧縮応力下における岩石のクリープ特性
青木 雄亮
金星硫酸雲ミー散乱の 1μm 撮像への影響
阿部 修平
沖ノ鳥島のサンゴ年輪解析による古海洋気候復元
網野 直輔
Global mapping and morphometric analysis of valley networks on Mars using
THEMIS, MOLA, and MDIM data
新井 雅史
GIS を用いた地すべり地形の傾斜特性解析 -中部山岳地域を例として-
飯尾 浩之
希ガス同位体を用いた CR コンドライト NWA852 の研究
井口 秀憲
北太平洋中央部における海洋大気エアロゾル中の微量金属の化学的特徴
池田 恒平
大気大循環モデルを用いた金星大気スーパーローテーションの研究
池田 陽平
Experimental condensation of metallic iron at controlled supersaturation:Application
to the iron dust growth in cosmic environments
井上 達年
「はやぶさ」タッチダウン降下時の熱放射計測データを用いた小惑星イトカ
ワの表面熱物性の推定
井上 朊香
探査機はやぶさ搭載蛍光 X 線スペクトロメータデータを用いた小惑星イトカ
ワ表層における Ca 含有量の推定
大木 真人
離散イベントシミュレーションによるプラズマ粒子コードの開発
大島
火星北半球における温度擾乱の三次元分布
亮
大城 正裕
FeTiO3 の高圧相転移
大平 紀幸
金星下層大気 HCl 緯度分布の分光観測
織田 志保
サンゴ骨格中の微量金属元素の測定とその手法の評価
落
Estimation of Slip Deficit Distribution on the Subducting Plate Interface
唯史
小尾 亜由美
東海沖メタンハイドレート層の水平方向速度変化と濃集プロセス
小山田 浩子
掘削試料から推定した先富士火山の岩石学的発達史
風間 卓仁
重力観測における地下水ノイズ補正方法の開発 -火山活動モニタリングの
高精度化に向けて-
梶原 佑介
日本海のポーラーロウの発生・発達メカニズムと内部構造に関する研究
加藤 聖也
3 次元海洋物質循環モデルの沈降粒子生成溶解過程に対する感度
門畑 顕博
極域電離圏 E 領域における熱的電子の加熱に関する研究
川村
浅間山において最近 50 年間に活動したマグマの岩石学的研究
希
木村 壮
カナダ・オンタリオ州ヒューロニアン累層群にみられる堆積性パイライトの
Re-Os 年代決定
木村 光夫
Reconstruction and characterization of enzymes of Bacterial ancestor and Archaeal
ancestor: Experimental test for the early evolution of life
工藤 怜士
雲パーセルモデルを用いた東アジアにおけるエアロゾル間接効果に関する研
究
小谷 亮介
Geological and geochemical study of Methane and Methane hydrate in the area of
unusual BSRs distribution off Shimokita peninsula in the western North Pacific
後藤 敦史
環状モード変動に対する中緯度海洋前線帯の重要性
-「水惑星」实験から-
齊藤 友比古
跡津川断層破砕帯の断層岩コアを用いた地殻ガス生成/放出实験
15
氏
名
題
目
坂本 晶子
The gas temperature in the dissipating solar nebula: Influences on the physical and
chemical processes at the final stage of planetary formation
佐久間 広展
犬山市、木曽川沿い下部三畳系の高解像度岩相層序復元および有機炭素同位
体比変動
佐々木 美保
SIMS による Yamato81020 隕石中 CAI の希土類元素の分析
佐藤 太一
中央インド洋单端部に位置する海洋コアコンプレックスの磁化構造 -船上
および深海型三成分磁力計を用いた解析-
軸屋 陽平
突風を生じたメソ低気圧の多重構造
鈴木 秀彦
Study of the polar mesopause region with remote sensing of OH airglow
妹尾 卓
大気大循環モデルを用いたアンサンブル・カルマンフィルタ实験
高橋 亜夕
Young lava field on the old Pacific Plate just before its subduction: Volcanism
induced by lithospheric flexure
高橋 昇吾
Study on the Thermal Characteristics of Planetary Surfaces
賞雅 朝子
Tungsten isotopic compositions of Ocean Island Basalts: in search for the
Core-Mantle interaction
滝田 隼
アポロ熱流量観測データの再解析
る月表層部熱物性の推定-
竹内 宏之
関東平野の地震に見られる震度分布の異常とその成因
竹丸 康隆
Structural Analysis of Disordered Minerals by means of Reverse Monte Carlo (RMC)
Simulation
田島 薫雄
鉛直1次元海洋生物化学循環モデルの開発とその古海洋学的応用
田中 祐希
Estimates of tidal energy dissipation and diapycnal diffusivity in the Kuril Straits
using TOPEX/Poseidon altimeter data
田中 裕子
Variability of Summer Rice Production and Impact of Climate Change on Production
Variability in Thailand
谷口 真依子
火星の火山における標高・傾斜・水系密度の関係
千葉 明子
大気海洋結合モデルを用いた季節予測可能性の評価
西上原 航
Anisotropic growth of garnet grains during the Sambagawa metamorphism
丹羽 洋介
CO2 ソース・シンク逆解析のための大気物質輸送シミュレーション
野池 耕平
The origin and significance of the ―Yellow beds‖ in the Lower Cambrian Mila
Formation in Alborz, northern Iran
萩元 信彦
「春一番」の発生日の長期変動及びその気候学的背景
馬場 祐太
太平洋域における長周期電磁場応答に関する研究
彦坂 健太郎
水星探査計画に向けたナトリウム大気撮像装置の開発に関する研究
平沢 達矢
Thoracic kinematics of theropods and its implications for the respiratory evolution
深野 哲生
海底孔内地震計・海底地震計を用いた北西太平洋海盆の地殻・上部マントル
地震波構造
福村 宏治
A model combining the Earth's thermal evolution and material fractionation
冨士 延章
1-D SH velocity models for the subregions of the Northwestern Pacific obtained
using waveform inversion
16
-月食時および周期的温度変動解析によ
氏
名
題
目
藤本 健資
X-ray diffraction topographic study of growth defects in functional crystals
牧嶋 淳一
ナクライト火星隕石の酸化状態推定とその結晶化過程に関する鉱物学的研究
松井 智之
New insights into the nucleation and growth mechanism of nacre in pear loyster
真野 佑輝
北太平洋における海洋大気エアロゾル中の为要無機イオンと MSA の動態解析
丸山 陽子
月惑星表層を模擬したラフ表面での蛍光 X 線实験
三浦 英和
都市大気中のホルムアルデヒド・アセトアルデヒドの動態に関する研究
三津山 和朗
中間赤外観測による金星雲/二酸化硫黄の空間変動の研究
宮口 晃
青海湖底堆積物からの、過去一万年余の青海-チベット高原における環境変動
の復元
森 由貴
Long-term Near-IR Monitoring Observations of 9P/Tempel 1 Before and After the
Collision of the Deep Impact Spacecraft
森島 健人
MVA 誤差評価法の精密化と惑星空間衝撃波解析への適用
森薗 宏太
格子法による3次元ジャイアントインパクトシミュレーション
山崎 優
Petrological study for the magmatic evolution of the A.D. 472 eruption, Mt. Vesuvius,
Italy
横井 孝暁
Seasonal Variation of the Seychelles Dome
吉岡 和夫
水星大気探査に向けた極端紫外光検出器の開発に関する研究
吉武 良
Decay Process of Relativistic Alfven Wave and Development of New Relativistic
Two-Fluid Plasma Code
吉原 香織
北西太平洋における亜熱帯低気圧の統計解析
節田 佑介
Environmental changes of the latest Ordovician shallow marginal facies of the
Yangtze Basin, Tongzi, South China: implications for the OSB events
(b) 博士論文
取得日
氏
名
題
目
H18.5.15 石井 正好
Development of objective analysis schemes for oceanographical data and
their application to historical observations
H18.6.30 小笠原 桂一
Development of a Measurement Technique for Medium-Energy Electrons
and its Application to a Rocket-Borne Observation of Auroral Electrons
H18.7.24 銭谷 誠司
High-energy particle acceleration and magnetic field dissipation in the
plasma sheets of celestial magnetospheres
H18.7.24 東野 陽子
Use of Hi-net tiltmeter records to image mantle
anisotropic structure beneath the Japanese islands
H18.7.31 小泉 宜子
A study on the dynamics of the mesopause region using foil chaff
technique
H18.7.31 飯嶋 寛子
Reconstruction of sea surface salinity from coral oxygen isotope analysis
H18.9.29 橋間 昭徳
Internal Deformation Fields due to a Moment Tensor in an Elastic-Viscoelastic
Layered Half-Space: Application to Tectonics of Back-Arc Basins
17
discontinuities and
取得日
氏
名
題
目
H18.9.29 山岸 悠
Permo-Triassic elasmobranch fauna: diversity, paleobiogeography and
recovery after the mass extinction
H18.9.29 大橋 智之
Structural analysis of ornithopod skulls using finite element method reconsideration of their feeding mechanisms
H18.9.29 北村 有迅
A fate of sediments in subduction zone
H18.9.29 中村 仁美
Geochemical variations of volcanic rocks in Central Japan: Implication for
the fluid processes in subduction zone with the double subducting plates
H18.11.30 黒田 剛史
Study of the Effects of Dust in the Martian Meteorology Using a General
Circulation Model
H18.12.11 安部 正真
はやぶさ探査機搭載近赤外線分光器の開発と小惑星イトカワの近赤
外線分光観測
H19.2.28 引間 和人
波形インバージョンによる3次元速度構造モデルの構築とそれを用
いた震源過程解析
H19.3.2 佐々木 亘
Study of interannual variability and future projection of summertime
significant wave heights in the western North Pacific
H19.3.2 小野瀬 直美
石膏に対する斜め衝突クレーター形成において発生する破片の速度
質量分布:2 つの破片群の定義とその放出機構
H19.3.2 植平 賢司
海底地震観測から解明した日向灘における応力場の研究
H19.3.2 落合 清勝
A numerical and experimental study on the dynamics of volcanic eruption
cloud
H19.3.2 小泉 英祐
Mineralogical and experimental study of shergottite martian meteorites:
Implication for crystallization under low oxygen fugacity condition
H19.3.22 永井 悟
Three-dimensional P- and S-wave velocity structure models and seismicity
associated with arc-continent collision in Taiwan by temporary seismic
observations with an island-wide seismic network
H19.3.22 三浦 亮
Tectonic Evolution of a Classic Arc-Backarc System: the Southern
Izu-Bonin Arc, Southern Shikoku Basin, and Central Kyushu-Palau Ridge
H19.3.22 宮入 陽介
第四紀後期に噴出した火山灰の年代測定法 -高精度放射性炭素年
代測定法及び赤色熱ルミネッセンス年代測定法の改良と第四紀年代
層序への応用-
H19.3.22 平林 伸康
Development of a finite-difference scheme using optimally accurate
operators for computation of synthetic seismograms in heterogeneous
media and its applicability to geophysical exploration
H19.3.22 井口 享道
A numerical study of the cloud microphysical properties in the East China
Sea region by a bin-type cloud resolving model
H19.3.22 ウドレク
Three Dimensional Investigation on BSR Developed in the Accretional
Prism off Muroto, Western Nankai Trough
H19.3.22 小坂 洋介
Structure and dynamics of the Pacific-Japan teleconnection pattern
H19.3.22 清水 綾
Noble gas geochemistry of the Izu-Ogasawara subduction system
18
取得日
氏
名
H19.3.22 真岩 一幸
題
目
Spatial structures and propagation characteristics of coastal trapped waves
around Australia
H19.3.22 増島 雅親
Formation and distribution of North Pacific Intermediate Water in the
Subarctic Frontal Zone
H19.3.22 渡辺 路生
Energetics of wind-induced turbulent mixing in the ocean
H19.3.22 石辺 岳男
Spatial distribution of shallow crustal earthquakes and a source region of a
large earthquake
H19.3.22 大石 裕介
Geodynamo simulations: Effects of the inner core boundary on dynamo
action in the core
H19.3.22 大月 祥子
Spectroscopic Study of the Venus 1.27μm Night Airglow
Reconstruction of biogeochemical environment of the past ocean based on
H19.3.22 柏山 祐一郎 compound-specific carbon and nitrogen isotopic compositions of
sedimentary porphyrins
H19.3.22 亀田 真吾
Study of time variation inn exospheric sodium density on Mercury
H19.3.22 木村 武志
断層運動に伴う動的応力変化場の特徴と地震のトリガーに関する研
究
H19.3.22 小園 誠史
An analytical study for 1-dimensional steady flow in volcanic conduits:
Origin of diversity of eruption styles
H19.3.22 佐川 英夫
Observational study of the Venusian atmosphere with the Nobeyama
millimeter array
H19.3.22 杉森 博和
Kinetics and mechanisms of silicate weathering and Fe behavior under low
O2 conditions
H19.3.22 鈴木 岳人
Theoretical Study on Thermoporoelastic Effects on Dynamic Earthquake
Rupture
H19.3.22 高久 真生
Fluidmechanical modeling of plate boundaries to simulate mantle
convection with plate-like motion at its top
H19.3.22 辻 健
Seismic characteristics of out-of-sequence thrusts and plate boundary
décollements: In-situ pore pressures, velocity structure, and geometries of
Nankai accretionary prism faults
H19.3.22 所 立樹
Air-Sea water CO2 flux and its regulating factors measured by a floating
chamber method
H19.3.22 早川 裕一
Spatial distribution and formation of fluvial knickzones in Japanese
mountain watersheds
H19.3.22 森野 悠
Studies on chemistry and transport of nitric acid and aerosol nitrate in
urban atmosphere
H19.3.22 付 广裕
Surface Gravity Changes Caused by Tide-Generating Potential and by
Internal Dislocation in a 3-D Heterogeneous Earth
19
3.5 進路・就職先
(a) 学部卒業者
進学・就職先
地球惑星物理学科
地学科
(地質学・鉱物学)
地学科
(地理学)
進学(本専攻) 22
7
3
(その他)
7 東京大学理学系
研究科物理学専
攻 2、東京大学
大学院新領域創
生科学研究科環
境システム学専
攻 1、東京大学
新領域創生科学
研究科国際協力
学専攻 1、東京
大学新領域創生
科学研究科複雑
理工学専攻 1、
東京大学学際情
報学府学際情報
学専攻 1、東京
大学文学部
0
1 東京大学法学政
治学研究科・法
曹養成専攻
官公庁・特殊法人
1 山口県
0
0
民 間
0
0
0
その他
1
0
0
(b) 修士課程修了者
進学・就職先
進学
(本専攻)
25
(その他)
0
大学・研究機関、
官公庁・法人
民間
内
訳
9
関東管区警察局、宇宙航空研究開発機構、気象庁、経済
産業省、日本銀行、地方公務員、文部科学省、本専攻
45
ビーオーエス、リクルート HR マーケティング、島津製
作所、アクセンチュア、国際石油開発帝石ホールディン
グス、北海道電力、JALUX、NTT データ、国際航業、紀
伊国屋書店、CSK システムズ、エム・アール・アイリサー
チアソシエイツ、三菱電機、東芝、日立アドバンストシ
ステムズ、東レ、NTT 西日本、ビジョンクエスト、日立
製作所、NTT 研究所、西日本電信電話、ライオン、出光
20
興産、
日本 NCR、数研出版、コスモスイニシア、マイクロソフ
ト、
富士通、セイコーエプソン、JP Morgan、富士通長野シス
テムエンジニアリング、日本工営、パシフィックコンサ
ルタンツ、三井住友海上火災保険、Air Liquide、ニコン、
ジャパンエナジー、エム・アイ・ティー、日本アイ・ビー・
エム、ボッシュ、LEXI、ウェザーニューズ、三菱スペー
ス・ソフトウェア、JAL ウェイブ
その他
2
(c) 博士課程修了者
進学・就職先
研究員など
内
30
訳
東京大学地震研究所、東京大学工学系研究科、東京大学
気候システム研究センター、東京大学生産技術研究所、
北海道大学地震火山研究観測センター、名古屋大学、東
京都立産業技術研究センター、海洋政策研究財団、水産
総合研究センター遠洋水産研究所、宇宙航空研究開発機
構、海洋研究開発機構、国立環境研究所、ドイツマック
スプランク研究所、本専攻
大学院・研究生
3
東京大学海洋研究所、本専攻
民間
2
シュルンベルジュ、応用地質
その他
1
BPPT(インドネシア国家公務員)
21
4 講義
4.1 学部講義
(a) 地球惑星物理学科
第 4 学期科目
科目番号
授
業 科 目
担当教員
26002
地球惑星物理学基礎演習Ⅰ
比屋根 肇、丹羽 淑博、深畑 幸俊
26003
地球惑星物理学基礎演習Ⅱ
比屋根 肇、山本 隆、望月 英二,
高木征弘
26005
地球惑星物理学概論
中村 尚、吉川 一朗、阿部 豊、
ゲラー ロバート
専門科目
科目番号
授
業 科 目
担当教員
学年
学期
26021
気象学
佐藤 薫
4
夏
26022
海洋物理学
日比谷 紀之
4
夏
26023
大気海洋系物理学
中村 尚
4
冬
26027
地震物理学
井出 哲
4
夏
26034
弾性体力学
松浦 充宏
3
夏
26037
地球流体力学Ⅰ
山形 俊男
3
夏
26038
地球流体力学Ⅱ
新野 宏
3
冬
26065
大気海洋物質科学
小池 真、安田 一郎
3
冬
26066
宇宙空間物理学Ⅰ
横山 央明
3
冬
26067
超高層物理学
吉川 一朗
3
夏
26070
宇宙空間物理学Ⅱ
星野 真弘
4
夏
26071
太陽地球系物理学
岩上 直幹
4
冬
26072
地球力学
大久保 修平、孫 文科
3
冬
26073
地球惑星物理学演習
升本 順夫、三浦 彰、高木 征弘、
丹羽 淑博、桜庭 中
3
夏
地球惑星物理学实験
船守 展正、岩上直幹、小池 真、
杉浦 直治、井出 哲、浜野 洋三、
比屋根 肇、橘 省吾、吉川 一朗
3
冬
26075
地球惑星化学实験
船守 展正、岩上直幹、小池 真、
杉浦 直治、井出 哲、浜野 洋三、
比屋根 肇、橘 省吾、吉川 一朗
3
冬
26076
地球惑星物理学特別演習
全教員
4
夏
26077
地球惑星物理学特別研究
全教員
4
冬
26078
宇宙地球物質科学
杉浦 直治、比屋根 肇
3
冬
26079
地球惑星内部物質科学
船守 展正
4
夏
26080
地球電磁気学
浜野 洋三
3
冬
26074
22
26081
弾性波動論
ゲラー・ロバート
3
冬
26082
地球内部ダイナミクス
本多 了
4
冬
26085
地球物理データ解析
松浦 充宏
4
冬
26086
比較惑星学基礎論
杉田 精司、比屋根 肇
4
夏
26087
地球惑星システム学基礎論
阿部 豊
4
冬
26088
地球惑星システム学
浜野 洋三、阿部 豊
4
冬
担当教員
学年
学期
(b) 地球惑星環境学科(地学科)
第 4 学期科目
科目番号
授
業 科 目
担当教員
28001
地球環境学
茅根 創、松本 淳
28002
地球システム進化学
多田 隆治、田近 英一、大路 樹生,
木村 学
28003
地球惑星物質科学
小暮 敏博、小澤 一仁
28004
地形・地質学
松本 良、池田 安隆、田中 秀实、
須貝 俊彦
28005
地球惑星環境学基礎演習
岩森 光、田近 英一
28006
地域論
永田 淳嗣
28007
人文地理学
谷内 達
・地質学鉱物学コース
専門科目
科目番号
授
業 科 目
28020
大気海洋循環学
中村 尚、升本 順夫、多田 隆治、
松本 淳
3
夏
28021
地球生命進化学
棚部 一成、大路 樹生、磯崎 行雄
3
夏
28022
地球惑星物理化学
小澤 一仁、浦辺 徹郎、永原 裕子、
3
岩森 光
夏
28023
固体地球科学
岩森 光、木村 学、井出 哲
3
夏
28024
地球惑星空間情報学および实
小口 高
習
3
夏
28025
地球生命進化学实習
棚部 一成、大路 樹生、佐々木 猛智
3
夏
28026
地形・地質調査法および实習
田中 秀实、池田 安隆、須貝 俊彦、
3
多田 隆治
夏
28027
造岩鉱物光学实習
小澤 一仁、永原 裕子、三河内 岳、
3
橘 省吾
夏
28028
地球惑星環境学基礎演習Ⅱ
田近 英一、小澤 一仁
3
夏
28029
地球惑星環境学野外巡検Ⅰ
全教員
3
夏
28030
地球環境化学
川幡 穂高
3
冬
23
科目番号
授
業 科 目
担当教員
学年
学期
28031
地球生命科学
山岸 明彦
3
冬
28032
地球物質循環学
田近 英一、小池 勲夫
3
冬
28033
宇宙惑星進化学
永原 裕子
3
冬
28034
地球環境化学实習
横山 祐典、村上 隆、荻原 成騎、
松本 良、多田 隆治、浦辺 徹郎、
砂村 倫成
3
冬
28035
結晶学
杉山 和正、小暮 敏博、村上 隆
3
冬
28036
リモートセンシングおよび实
宮本 正道、池田 安隆、茅根 創
習
3
冬
28037
地球惑星環境学特別研究
全教員
4
冬
28038
地球惑星環境学野外調査Ⅰ
全教員
3
夏
28039
地球惑星環境学野外調査Ⅱ
全教員
3
夏
28040
地球惑星環境学野外調査Ⅲ
池田安隆、松本 淳、茅根 創・
横山祐典、大森博雄、須貝俊彦
3
夏
28041
地球惑星環境学实習
全教員
3
冬
28042
地球惑星環境学野外巡検Ⅱ
全教員
3
冬
28043
地球惑星環境学演習
全教員
4
夏
28044
地球惑星環境学野外巡検Ⅲ
全教員
4
夏
28045
生物多様性科学および实習
棚部 一成、大路 樹生、砂村 倫成
4
夏
28046
地球生態学および实習
茅根 創、棚部 一成、大澤 雅彦、小
池 勲夫
4
28047
地球惑星物理化学演習
永原 裕子、小澤 一仁、浦辺 徹郎、 4
清水 以知子
夏
28048
岩石組織学实習Ⅰ
永原 裕子、小澤 一仁、橘 省吾、岩
森 光
4
夏
28049
岩石組織学实習Ⅱ
浦辺 徹郎、荻原 成騎、松本 良、清
水 以知子
4
28050
人間-環境システム学
春山 成子、近藤 昭彦
4
夏
28051
層序・年代学
大路 樹生、松本 良、中井 俊一
4
夏
28052
水循環学
大森 博雄
4
冬
28053
プレートテクトニクス
木村 学、瀬野 徹三、沖野 郷子
4
冬
28054
気候学基礎論
松本 淳、阿部 彩子
4
夏
28055
古気候・古海洋学
多田 隆治、横山 祐典
4
夏
28056
堆積学
松本 良
4
夏
28057
地球惑星物質分析学
小暮 敏博、杉山 和正、岩森 光、
永原 裕子
4
28058
構造地質学
木村 学、田中 秀实
4
夏
28059
地形学
池田 安隆、大森 博雄、須貝 俊彦
4
夏
28060
火山・マグマ学
小澤 一仁、小屋口 剛博
4
夏
28061
結晶学实習
杉山 和正、小暮 敏博、三河内 岳
4
夏
24
夏
夏
夏
科目番号
授
業 科 目
担当教員
学年
学期
28062
地球史学
多田 隆治、田近 英一、大路 樹生、 4
冬
28063
古生物学
大路 樹生、棚部 一成
4
冬
28064
先端鉱物学概論
村上 隆、小暮 敏博
4
冬
28065
惑星地質学
宮本 正道、栗田 敬
4
冬
51026
地球科学特別演習
全教員
4
夏
52031
地理学特別演習
全教員
4
通年
4.2 大学院講義
科目番号
授
業 科 目
担当教員
学期
616-0001 時系列データ解析
武尾 实
冬
616-0002 地球物理データ解析
松浦 充宏
冬
616-0003 地球物理数学
616-0004 地球物理数値解析
616-0005 弾性体力学
篠原 雅尚、山野 誠
升本 順夫、横山 央明、中島 研吾
松浦 充宏
夏
夏
夏
616-0006 地球力学
616-0007 地球流体力学Ⅰ
大久保 修平、孫 文科
山形 俊男
冬
夏
616-0008 地球流体力学Ⅱ
新野 宏
冬
616-0009 地球惑星内部物質科学
616-0010 層序・年代学
616-0013 超高層物理学
616-0014 比較惑星学基礎論
616-0015 地球惑星システム学基礎論
船守
大路
吉川
杉田
阿部
夏
夏
夏
夏
夏
616-0021 プレートテクトニクス
冬
616-0022 地球史学
木村 学、瀬野 徹三、沖野 郷子
多田 隆治、田近 英一、大路 樹生
616-0023 固体地球科学
616-1001 大気物理学Ⅰ
岩森 光、木村 学、井出 哲
中島 映至
夏
夏
616-2002 大気物理学Ⅳ
高橋 正明
冬
616-1003 海洋物理学Ⅰ
都司 嘉宠
冬
616-1004 海洋物理学Ⅱ
川辺 正樹
夏
616-1005 気候力学Ⅰ
升本 順夫
夏
616-2008 大気海洋物質科学Ⅲ
616-1008 宇宙プラズマ物理学Ⅰ
616-1051 宇宙プラズマ物理学Ⅱ
安田 一郎、植松 光夫
横山 央明
星野 真弘
冬
夏
冬
早川
岩上
中村
杉浦
冬
夏
冬
夏
616-1009
616-2013
616-2014
616-2015
磁気圏物理学Ⅰ
惑星探査学Ⅰ
惑星探査学Ⅱ
比較惑星学Ⅰ
616-2017 宇宙惑星物質科学Ⅰ
展正
樹生、松本 良、中井 俊一
一朗
精司、比屋根 肇
豊
基、篠原 育
直幹、吉川 一朗
正人、加藤 學
直治
宮本 正道
25
冬
冬
科目番号
授
業 科 目
担当教員
学期
616-1013 地球惑星システム学
616-1014 太陽系形成論Ⅰ
浜野 洋三、阿部 豊
永原 裕子
冬
冬
616-1020 物質循環学
616-1053 大気海洋循環学
616-2025 地理情報学
中井 俊一、佐野 有司
中村 尚、升本 順夫、多田 隆治、松本 淳
小口 高
冬
夏
夏
616-1055 気候学基礎論
616-1056 気候学
松本 淳、阿部 彩子
松本 淳
夏
冬
616-1057 古気候・古海洋学
616-1060 地球惑星環境進化学
多田 隆治、横山 祐典
田近 英一
夏
夏
616-1022 地震波動論Ⅰ
川勝 均、岩崎 貴哉
夏
616-1062 地震波動論Ⅱ
616-1023 地球内部構造論
616-1025 地球電磁気学
古村 孝志、宮武 隆
ゲラー ロバート、八木 健彦
浜野 洋三
冬
冬
冬
616-1026 マグマ学
小澤 一仁
冬
616-1027 火山学基礎論
夏
616-1028 変動帯テクトニクス
小屋口 剛博、中田 節也、渡辺 秀文
木村 学、加藤 照之
616-1029 地球レオロジー
武井 康子
夏
616-1030 海洋底ダイナミクス
沖野 郷子
冬
616-1031 地形形成進化学
池田 安隆
冬
616-1033 地震物理学
井出
夏
616-1034 地震発生物理学
616-1063 固体地球観測論
616-1035 地圏環境進化学
吉田 真吾、田中 秀实
平田 直、森田 裕一、山野 誠、孫 文科
松本 良
冬
夏
冬
616-1037 回折結晶学
杉山 和正
夏
616-1039 地圏物質移動論
浦辺 徹郎
夏
616-1040 生命圏環境形成論
川幡 穂高
冬
616-1041 生命圏物質解析学
小暮 敏博
夏
616-1044 生命圏進化学
大路 樹生
冬
616-1064 地球生命進化学
616-1065 地球生命科学
棚部 一成、大路 樹生、磯崎 行雄
山岸 明彦
夏
冬
616-1066 地球環境化学
616-2056 地球システム観測論
616-2057 並列計算プログラミング
川幡 穂高
栗田 敬、歌田 久司、武尾 实
中島 研吾
冬
冬
夏
616-2059 気候変動予測論Ⅰ
木本 昌秀
夏
616-2060 気候変動予測論Ⅱ
羽角 博康
冬
616-3008 宇宙惑星科学特論Ⅳ
平原 聖文
冬
616-3009 地球惑星システム科学特論Ⅰ 川村 隆一
夏
616-3013 固体地球科学特論Ⅰ
山下 輝夫
冬
616-3017 地球生命圏科学特論Ⅰ
前田 晴良
夏
616-3020 地球生命圏科学特論Ⅳ
月村 勝宏
冬
26
哲
夏
科目番号
授
業 科 目
担当教員
学期
616-3027 多圏地球 COE 特別講義Ⅶ
栗田 敬
夏
616-3028 多圏地球 COE 特別講義Ⅷ
松浦 充宏
冬
616-3029 多圏地球 COE 特別講義Ⅸ
阿部 彩子
冬
616-4001 野外調査实習
616-4002
地球観測实習
616-4007
科学英語演習Ⅰ
大路 樹生、木村 学、多田 隆治
夏
上嶋 誠、加藤 照之、飯高 隆、新谷 昌人、
夏
塩原 肇、卜部 卓、中田 節也
ゲラー ロバート
夏
616-4008
科学英語演習Ⅱ
ゲラー ロバート
冬
616-4011
科学英語演習Ⅲ
ゲラー ロバート
夏
616-4012
科学英語演習Ⅳ
ゲラー ロバート
冬
616-4009
先端計算機演習Ⅰ
中島 研吾
夏
616-4010
先端計算機演習Ⅱ
中島 研吾
冬
616-5001
地球惑星科学論文購読Ⅰ
専攻各教員
2 年間
616-5002
地球惑星科学論文購読Ⅱ
専攻各教員
3 年間
616-5003
地球惑星科学コロキュウムⅠ
専攻各教員
2 年間
616-5004
地球惑星科学コロキュウムⅡ
専攻各教員
3 年間
616-5005
地球惑星科学特別研究Ⅰ
専攻各教員
2 年間
616-5006
地球惑星科学特別研究Ⅱ
専攻各教員
3 年間
4.3 全学自由研究ゼミナール・全学体験ゼミナール
ゼミナール名
地震活動のフィールド観測とデータ解析
入門
体験的プラズマ入門-实験审から宇宙ま
で-
海岸環境を考える
鉱物から宇宙・地球・生命を知る
コントラクト・ブリッジで養う考える力
コントラクト・ブリッジで養う考える力
火山とは何か
地震と火山の観測
地球惑星環境学
担当教員
学期
夏
吉川 一朗、星野 真弘、川良 公
明、小野 靖、河森 栄一郎
茅根 創
村上 隆、宮本 正道、小暮 敏博、
杉山 和正
ゲラー ロバート
ゲラー ロバート
岩森 光、小澤 一仁、小屋口 剛
博
井出 哲、武尾 实、小屋口 剛博、
武井 康子、上嶋 誠
田近 英一、木村 学、大路 樹生、
多田 隆治
夏
井出 哲
27
夏
夏
夏
冬
冬
冬
冬
4.4 地球惑星科学専攻教員による他大学での集中講義・特別講義・セミナー
教員名
時期
種類
Pacific
Northeast 2006/12
National Laboratory
(アメリカ)
セミナー
佐藤薫
第 45 回玉城嘉十郎教授記念公開学術講 京 都 大 学 大 学 院 理 2006/11
演会 单極オゾンホールのゆくえ
学研究科
特別講義
中村尚
Dynamics of subtropical anticyclones
国 立 台 湾 大 学 大 気 2006/7
科学科
特別講義
中村尚
Dynamics of the Pacific-Japan teleconnection 国 立 台 湾 大 学 大 気 2006/7
pattern
科学科
特別講義
中村尚
Interaction of a stationary Rossby wave train 台湾中央気象台
with surface baroclinicity: Intra-seasonal
amplification of the Siberian and Okhotsk
Highs
2006/7
セミナー
中村尚
Interannual seesaw between the Aleutian and 台湾中央気象台
Icelandic Lows: The dominant pattern of
late-winter climate variability in the
extratropical Northern Hemisphere
2006/7
セミナー
中村尚
Decadal variability in the northwestern 台 湾 国 立 中 央 大 学 2006/7
Pacific reproduced in an eddy-resolving 大気科学科
ocean GCM
特別講義
中村尚
Structure and dynamics of the Pacific-Japan 中 国 科 学 院 大 気 物 2006/7
teleconnection pattern
理学研究所
セミナー
中村尚
High-resolution weather forecast experiments ノ ル ウ ェ ー 国 立 大 2006/9
on the Earth Simulator
気研究所
セミナー
中村尚
Structure and dynamics of the summertime 英 国 レ デ ィ ン グ 大 2006/9
subtropical anticyclones
学気象学科
セミナー
中村尚
On the association of oceanic frontal zones, 英 国 レ デ ィ ン グ 大 2006/9
storm tracks and polar-front jets
学気象学科
セミナー
中村尚
Interaction of a stationary Rossby wave train 英 国 レ デ ィ ン グ 大 2006/9
with surface baroclinicity: Intra-seasonal 学気象学科
amplification of the Siberian and Okhotsk
Highs
セミナー
阿部豊
Habitable Planet の形成と進化
2006/7
集中講義
茅根創
海面上昇で水没する環礁の島々の生態工 東 京 工 業 大 学 機 械 2006/6
学的再生
系大学院
特別講義
小池真
講義名
大学名
東アジアのエアロゾル
北海道大学
28
教員名
講義名
大学名
時期
種類
茅根創
フィールドワークにおける安全管理
名 古 屋 大 学 大 学 院 2006/11
物質理学専攻(化学
系)
特別講義
橘省吾
消滅核種から探る太陽系誕生環境
筑波大学計算物理
2006/9
セミナー
横山祐典
最終氷期の 気候変動・大気・海洋・雪氷 東 京 工 業 大 学 理 工 2006/6
圏そして固体地球
学研究科
セミナー
横山祐典
過去2万年間のグローバルな氷床量変 熊 本 大 学 理 学 研 究 2006/11
動:最新の海水準変動に関する GBR から 科
の研究成果と IODP Expedition 310 Tahiti
セミナー
松本淳
大気と水の循環を学ぶ
首 都 大 学 東 京 都 市 2006/11- 講義
2006/12
教養学部
松本淳
地理環境科学序説
首都大学東京都市
環境学部
松本淳
地理環境科学演習
首 都 大 学 東 京 大 学 2006/4セミナー
2007/3
院都市環境科学研
究科
松本淳
自然地理学 II
東 京 都 立 大 学 理 学 2006/1112
部
講義
岩森光
地球惑星物理学特別講義
名 古 屋 大 学 大 学 院 2006/7
理学研究科
集中講義.
松浦充宏
地質学特別講義 V
筑波大学
集中講義.
田中秀实
Thermo- and hydro-mechanical
during dynamic slip
process Institute of Earth 2006/11
Science, Academia
Cinica, Taiwan
Lecture
田中秀实
Dynamic slip modeling of earthquake by National
Central 2006/12
using material physics
University, Taiwan
Lecture
棚部一成
軟体動物の進化古生物学
集中講義
2006/11 講義
2007/2
千 葉 大 学 大 学 院 自 2006/7
然科学研究科
29
5 研究活動
5.1 大気海洋科学講座
1.インド洋熱帯域におけるダイポールモード現象の長期変調に関する研究
インド洋熱帯域におけるダイポールモード現象(IOD)の長期変調を支配するプロセスに
関する研究を行った。
(1) 高解像度大気海洋結合モデル(SINTEX-F モデル)の結果の解析を行い、結合モデル内
で起きているエルニーニョ/单方振動(ENSO)とその長期変調のメカニズムを調べた。
その結果、ENSO の季節変動へのロックのされ方の強度が、ENSO の長期変調において重
要であることが示唆された。
(2) インドネシア通過流の変動に重要な役割を果たしているオーストラリア大陸の沿岸波動
やインド洋赤道域及びインドネシア沿岸域の波動の特性を超高解像度海洋大循環モデル
(OFES)から明らかにした。特に、单ジャワ沿岸海流の季節内変動において、インド洋
赤道域で励起されたケルビン波が重要な役割を果たしていることが明らかになった。また、
オーストラリア大陸の沿岸波動は、大陸棚の幅の変動により、変質していることも明らか
になった。
(3) インド洋の熱収支を考える上で重要なアガラス海流の理解を深めるため、OFES を用いて、
单大西洋のアフリカ大陸沿岸域の経年変動のメカニズムを明らかにした。特に、この海域
に存在する湧昇ドーム現象であるアンゴラドームは、大西洋の気候変動モードであるアト
ランティック・ニーニョに伴い励起されるケルビン波により、大きく経年変動することが、
明らかになった。
(4) 現在のインド洋の変動及び将来の IOD の長期変調の理解を深める上で有用である現在と
古気候の IOD 及びその長期変調の比較を行うための第1歩として、約300万年前の海
面水温に対する大気場の応答を大気大循環モデル(FrAM)を用いて調べた。その結果、
インド洋熱帯域における永年ダイポールが、約 300 万年前の東アフリカの高温多湿な気候
を説明する上で重要であることが明らかになった。
2.海洋中における乱流拡散のパラメタリゼーションに関する研究
密度躍層内の鉛直乱流拡散は、表層からの熱を深層に伝達し浮力を与えることで、毎秒3
千万トンにも及ぶ深層水を上層に引き上げていると推察されている。したがって、この鉛直
乱流拡散強度の全球的な空間分布の解明は、深層海洋大循環モデルの高精度化、ひいては、
気候変動の予測向上に必要不可欠となる。
海洋物理学に残されたこの最大の不確定要素を解決するため、Hibiya et al.(2006) は、投棄
式流速計を用いて北太平洋の広範囲に展開した乱流観測の結果とグローバルな内部潮汐波モ
デル/大気起源慣性重力波モデルとをリンクさせることで、鉛直乱流拡散係数のグローバル
マップを提唱した。本年度は、このグローバルマップの有効性を検証するため、昨年度に引
き続き、我が国では初となる深海用マイクロスケールプロファイラーTurboMAP-D(アレック
電子(株)製) を用いて、北太平洋の代表的な地点における乱流強度の直接観測を行った。 具
体的には、北海道大学水産学部・おしょろ丸の北洋航海 (2006 年 6-7 月)、父島航海 (2006
年 11 月) および、東京海洋大学・海鷹丸の航海 (2007 年 1 月) を利用し、乱流の为要な
エネルギー源となる内部潮汐波の代表的な励起域である伊豆-小笠原海域、ハワイ海域、ア
リューシャン海域のほか、地球磁場の鉛直成分が極端に小さくなってしまうために投棄式流
30
速計(XCP)による間接的な乱流強度の見積もりさえ不可能であった赤道海域にも注目して観
測を实施した。その結果、
「強い鉛直乱流拡散(乱流ホットスポット)が緯度 20°~30°の海嶺
や海山の近傍に限られる」という、空間的に一様な乱流拡散係数を用いている現在の海洋気
候モデルに対する警鐘ともいうべき特徴など、Hibiya et al.(2006) によってまとめられた乱流
ホットスポットのグローバルマップの有効性を深海乱流の直接観測から確認することができ
た。
3.深層海洋大循環の解明に向けた乱流ホットスポットの定量化
内部波の非線形相互干渉の理論から予測された「乱流ホットスポット」
(顕著な鉛直乱流拡
散)
(Hibiya et al., 2006)が太平洋の深層海洋大循環に与える影響について、簡略化した海洋
大循環モデルを用いて考察した。予測された値よりも若干大きめの鉛直乱流拡散係数を仮定
しているにもかかわらず、乱流ホットスポットにおける湧昇量は、深層水の形成量とバラン
スするには不十分であることがわかった。モデルの单側境界で沈み込んだ 17 Sv の深層水の
うち、9.2 Sv のみが乱流ホットスポットで湧昇し、残りの 7.8 Sv は形成域のごく近傍にお
いて海面混合層内へ直接取り込まれる。この結果、赤道を北向きに通過する深層水の流量は
わずかに 5.5Sv となり、係留流速計および船上観測から推定された流量と比較すると明らか
に小さい。この計算結果は、係留流速計および船上観測に基づく循環流量が過大評価である
可能性を示しており、この流量を再現するために鉛直乱流拡散係数をチューニングしている
現在の海洋大循環モデルの有効性に対して警鐘を鳴らしたものといえる。
4.单極オゾンホールの力学
2003 年に行った单極昭和基地でのオゾンゾンデ集中観測と同時期の衛星観測(ILAS-II)
データを用いて、晩春期のオゾンホール消滅メカニズムに関する解析を行った。極渦崩壊以
前にもオゾン層回復が始まることを明らかにすると共に、トレーサー相関法やトラジェクト
リ解析により極渦周辺擾乱による極渦内外の物質混合の重要性を示唆する結果を得た(論文
準備中)
。
2002 年に行った单極昭和基地でのラジオゾンデ集中観測データを用いて、重力波の季節特
性を調べ他結果、オゾンホールが存在する極渦が安定な時期、および崩壊期に、エネルギー
下向きの重力波が多いことがわかった。局所ロスビー数の解析および、ホドグラフ解析によ
る重力波パラメータの推定の結果、これは極渦周辺での自発的調節過程により発生した可能
性が高いことが分かった。
2003 年单極オゾンホール回復期にオゾンホール内で観測された層状構造について、その特
徴や成因を調べた。单極昭和基地、及び Neumayer 基地におけるオゾンゾンデデータを用いた
解析から、オゾン濃度の低いオゾンホール内の高度 14~19km に鉛直幅 0.4~1.4km のオゾン
極大層がしばしば現れることがわかった。後方粒跡線を用いた解析により、これらのオゾン
極大層は極渦境界領域起源であることが示された。
2003 年 8 月に米国アラスカ州フェアバンクスにおけるゴム気球搭載オゾンゾンデ観測で得
られた高度 30km 付近までのオゾン濃度、温度、水平風速のデータを解析した。まず、鉛直
波数スペクトル解析により、オゾンの変動に卓越する鉛直スケールを特定した。次いで、観
測された下部成層圏オゾン変動のうち大気重力波によるものの寄与を調べた。鉛直変位によ
るオゾン変動は観測されたオゾン変動分散の 20%程度であり、水平変位の寄与が支配的であ
ることが示された。
31
5.最新の全球大気再解析データを活用した対流圏循環の形成と変動に関する総合的研究
(1) JRA25 などの再解析データに基づき、日本の夏季天候に大きな影響を与える循環変動の1
つである PJ パターンの立体構造を明らかにし、西にアジアモンスーン、東に亜熱帯高気
圧という夏季特有の基本場で維持され易い、積雲対流活動の変動を伴う力学モードである
という斬新な作業仮説を得た。
(2) 気象庁1ヶ月アンサンブル予報システムの初期摂動作成法を熱帯循環に適合するよう改
良し、東西波数 1 の傾圧成分が卓越する dry Kelvin 波と良く似た構造で、正の成長率を持
つ初期摂動の作成に成功した。また、熱帯で卓越する季節内振動(MJO)に伴う降雤の諸
特性、大気の成層構造と積雲対流活動との関係の解析を進め、赤道上の西風バーストの長
期間統計から積雲対流とエルニーニョとの相互作用を明らかにした。一方、他の再解析と
比して、JRA-25 はインド洋上を北進する降水帯の季節内振動をよく表すこと、及び直下
の海面水温偏差との有意な相関とが確認された。また、JRA-25 の解析から冬季ハドレー
循環の強化傾向などを見出した。
(3) 北半球冬季に近年生じた 4 例の成層圏突然昇温の予測可能性について、それらの生起パ
ターンから検討を行い、東西波数 2 や 3 のプラネタリー波が関わる場合は予測が難しいこ
とを示した。また、2006 年1月に起きた大規模突然昇温について、増幅したプラネタリー
波の対流圏の波源を北大西洋域に特定した上、昇温の予測可能性を気象庁のアンサンブル
予報データに基づき吟味した。
(4) 中緯度大気循環変動における海氷域変動の果たす役割についてオホーツク海の影響を中
心に調査を進めた。オホーツク域の海氷面積の経年変動が、カラ・バレンツ域のそれと同
位相、ベーリング域やラブラドル域の変動とは逆位相であり、ラグを持って、大気の NAO
とも相関を有することを発見した。
6.中国におけるブラックカーボンの粒径分布と混合状態の解明
近年、東アジアにおける人為的なエアロゾルの増大による、気候影響が強く懸念されてい
る。各種のエアロゾルのうち、特に黒色炭素エアロゾル(ブラックカーボン)は太陽放射を効率
よく吸収し、大気を加熱するため、人為的なエアロゾルの気候影響評価において最も重要な
物質である。本研究では中国国内での観測を实施することにより、気候影響評価の鍵となる
ブラックカーボンの動態、物理化学特性を解明することを目的としている。
平成 18 年の 7~9 月に珠江デルタ地帯のおよび北京近郊においてそれぞれ約 1 ヶ月間にわ
たり、ブラックカーボンおよび各種エアロゾル物理化学特性の観測を实施した。珠江デルタ
地帯の観測は、広州(Guangzhou)の北西 50 km に位置する Qingyan で为として实施し、一部
の観測は広州市内で实施した。また北京周辺の観測は、北京の单東 50 km に位置する Yufa で
为として实施し、一部の観測を北京大学構内(北京市内)で实施した。観測の結果、これら
の地域ではBC濃度(炭素濃度)は数 μg/m3 から最大 30μg/m3 程度に達し、北京近郊では東
京に比べて数倍高い濃度であることが初めて明らかとなった。
平成 18 年度はこの夏の観測に引き続き秋季と冬季にそれぞれ3週間程度にわたり、北京大
学構内においてブラックカーボン等の小規模の観測を实施した。この結果、北京市内におい
てはブラックカーボン濃度は全季節を通じて平均6-9μg/m3 程度で、顕著な季節変動は見
られないことが明らかとなった。今後は、これらのデータをより詳細に解析し、その物理化
学特性の変容過程などを明らかとしていく予定である。
32
7.深海乱流混合過程に供給される内部波エネルギーのグローバル分布の解明
前年度は、内部潮汐波エネルギーのグローバル分布の情報と、本グループが様々な海域で
实施してきた投棄型流速計(XCP)による流速シアー観測から推定した乱流混合係数の情報を
統合することにより、乱流混合係数のグローバルマッピングを世界に先駆けて实施した
[Hibiya et al. 2006]。
そこで本年度は、この乱流混合係数のグローバル分布の精度をより向上させるために、内
部潮汐波と並び海洋深層の乱流拡散過程の重要なエネルギー供給源である大気擾乱起源の近
慣性内部波のグローバルな分布を調べるための数値实験を实施した。海洋深層の近慣性内部
波は、まず始めに大気擾乱に伴う風応力の短周期変動によって海洋表層の混合層内に慣性振
動が励起され、その後この慣性振動が内部重力波として混合層から内部領域へ伝播すること
により形成される。この一連の物理プロセスを適切に再現するために、数値モデルには気象
庁の実観解析データから得られる現实的な風応力変動を与えると共に、 Mellor-Yamada
turbulence スキームを組み入れて風応力に伴う混合層変動も取り入れるようにした。
数値实験の結果、両半球の 30_-50_緯度帯を伝播する大気擾乱によって近慣性内部波が効率
的に励起されることが示された。励起された近慣性内部波は β 効果により低緯度方向へと伝
播するが、数値实験から得られた北太平洋での单向きエネルギーフラックスの年平均値は
0.7×103 Wm-1 となり、過去の係留観測の見積もり結果[Alford, 2003]とほぼ整合的であること
が確認された。さらに、近慣性内部波の季節変動には单北半球に顕著な違いがあることが分
かり、北半球では大気擾乱からの近慣性エネルギーの供給が冬季に集中するのに対して、单
半球では年間を通じて活発な近慣性エネルギーの供給がみられることが示された。
5.2 宇宙惑星科学講座
1.金星大気力学および地球大気放射の研究
以下の 4 項目に分けられる。
(1) 金星探査機搭載用カメラの開発
为要測器のひとつである 1μm カメラ担当。2010 年の打ち上げ・同年の金星周回軌道投入
より、長年の謎である大気超回転生成機構の解明を目指している。2006 年度末の初期モデ
ルテストを目指し、詳細設計をほぼ完了した。
(2) 金星大気放射の地上観測
2005 年 12 月および 2006 年 2-3 月、ハワイ・マウナケア山頂の NASA・IRTF 3m 鏡を用
いて観測を行い、1.3μm 域の金星夜面スペクトルを取得した。ただし、天候には恵まれず、
半球解析可能データは 5 セット程度にすぎない。大気光励起過程の解明を目指して解析中。
(3) 地球大気光波状構造のロケット観測
波状構造生成過程の解明をめざし、2004 年 1 月にロケット・地上観測を総合したキャン
ペーンを单九州を中心に遂行し、現在はデータ解析中。初期結果は発表済み、複数のテー
マで論文化進行中。
(4) 極光活動大気応答のロケット観測
極光に対する大気の応答をテーマに、2004 年 12 月北欧において、ロケット・地上観測
キャンペーン(DELTA)が宇宙研のグループを中心に遂行され、極光輝線放射率測定・姿
勢検出および発射時期判断を担当して参加した。初期結果論文進行中。また、JAXA/ISAS
のロケット实験公募に内容をさらに充实させた次の实験「DELTA2」を応募して採択され、
33
2008 年 12 月頃实施予定となった。
2.太陽系形成過程の解明
隕石の Mn-Cr,Al-Mg,Fe-Ni 系の年代測定および年代測定の可能性の吟味を行った。
その結果 R-コンドライトは 53Mn が存在しているうちに冷却したことが解った。これ は母
天体が普通隕石の母天体より小さいことを示唆する。またアングライト隕石の Mn-Cr 系の年
代が非常に古く、ほぼ一定であることからアン グライト母天体はその表面にマグマオーシャ
ンを持っていたことが示唆された。Acfer094 隕石のアメーバオリビン集合体(AOA)の形成時
期は Ca-Al-rich Inclusion(CAI)の形成時期と同じであることが解った。これは酸素同位体組成
と整合的であり、CAI+AOA はそれ以外のものと異なるものから、あるいは異なる時期に形
成されたことを意味している。
また Fe-Ni 系の測定をアングライトやユークライトで行った結果 60Fe の痕跡はほとんど見
つからず、コンドライトから得られている結果と矛盾することになった。これは太陽系が
Fe-Ni 系に関して不均質であったと解釈されている。
隕石中のコランダム及びヒボナイト-コランダム粒子の凝縮と集積の定量的評価を行った。
ヒボナイトを含まないコランダム粒子の集合体が存在することは、定常的に冷却する、太陽
系元素存在度を持つ太陽系星雲中では説明できないことが示された。可能な解釈としては、
ほぼ定温の太陽系星雲中での形成か、化学組成が難揮発性元素に富む星雲中での形成が示唆
される。
隕石中のアメーバ-オリビン集合体の形成について定量的評価を行った。微量元素の分布を
説明するためには集合体形成後の加熱冷却過程が重要であることが示された。
3.SIMSによる同位体分析・希土類元素分析に基づく隕石中の難揮発性包有物およびコンド
ルールの成因に関する研究
我々は、Ningqiang 隕石中の難揮発性包有物の詳細な希土類元素分析により、セリウムに正
の過剰を持つ新しい希土類元素パターンを発見し、その起源について考察した。今年度は、
それが他の隕石グループの包有物にもあてはまるかどうかを確かめるため、Y-81020 隕石
(CO3.0)中の難揮発性包有物について希土類元素の詳細な研究を開始した。現在のところ、
セリウムの正の異常はみつかっていないが、イッテルビウムに強い正異常がみられる包有物
を発見し、その起源について考察している。包有物の生成領域では、さまざまな温度におい
てガスと固体微粒子の分離が起こった、というのが我々の結論である。超難揮発性包有物の
研究をすすめる過程で、Allende 隕石中に FUN(大きな質量依存同位体分別と種々の非質量依
存同位体異常を持つ包有物)らしき包有物を発見し、それについて詳細な同位体分析(O, Mg,
Ca, Ti 同位体)および希土類元素分析をおこなった。その結果、その包有物は非常に激しい
蒸発を経験したものであることが確認できた。一方、Ca, Ti に大きな同位体異常はみられな
いが、Mg に非質量依存の同位体異常がある可能性が示唆された。FUN 包有物の起源・生成
環境については未解明の部分が多く、さらに分析をすすめている。Murchison 隕石中の孤立オ
リビン粒子の起源を探るため、カソードルミネッセンス、酸素同位体、元素分析(EPMA)
による総合的な研究をおこない、その成果をまとめているところである。その他、普通コン
ドライト中のコンドルールにみられるレリクトオリビン(オリビンの未融解粒子)とホスト
コンドルールの成因関係について、酸素同位体分析をもとに研究をおこなった。
34
4.無衝突衝撃波および磁気リコネクション領域における粒子加速についての研究、および、磁
気圏でのプラズモイド伝播についての研究
宇宙における高エネルギー粒子の起源については、宇宙空間物理・磁気圏物理をはじめ宇
宙物理・宇宙線などの分野においても従来から重要な未解決問題として位置づけられている。
最近では高エネルギー領域での観測が進歩したこともあり、新しい展開を視野に置いた理
論・实験研究が展開されている。我々は、衝撃波や磁気リコネクションおよび乱流加速など
のプラズマ素過程の議論を通して、高エネルギー粒子形成機構の研究を行ってきている。
本年度は、(1) 惑星間衝撃波や超新星爆発衝撃波などで見られる高マッハ数の衝撃波につい
て、昨年度まで行ってきた垂直衝撃波だけでなく、新たに斜め衝撃波についても PIC コード
を用いた粒子シミュレーション研究を行い、斜め衝撃波では垂直衝撃波より高エネルギー電
子の加速率が向上することを明らかにした。(2) また、非相対論的な衝撃波に加えて、パルサー
風などの天体現象で重要となる相対論衝撃波についても理論シミュレーション研究を行い、
衝撃波上流で多数の逆転磁場を伴う構造がある場合には、衝撃波と接触不連続面との非線形
相互作用により、粒子が短時間で加速されることも見出した。(3) 一方リコネクションの物理
においては、従来から知られている磁気中性面加速やプラズモイ後面での磁場 pileup 加速に
加えて、波乗り加速と呼ばれる加速機構がプラズマシートの境界層で有効に働き、非熱的電
子成分の形成に寄与することを明らかにした。(4) また更に、ジオテール衛星を用いて磁気圏
リコネクション領域のデータ解析をおこない、上述の複合加速過程を検証すると同時に、磁
気圏プラズマシートに存在する乱流場が、高エネルギー電子およびイオンの加速と伝播に本
質的役割を果たしていることを示した。(5) リコネクション過程は、アルフベン速度が光速に
近づく強磁場の天体現象での粒子加速機構としても着目されており、パルサー風などにおけ
る相対論プラズマシートでの磁場エネルギー散逸過程および粒子加速についても研究を行っ
た。プラズマシートにおける縦磁場の効果(磁場のトポロジー)が、非熱的粒子と熱的粒子
の配分を決める重要なパラメターであることを突き止めた。
磁気圏サブストームの発達に伴い、磁気圏近尾部(夜側地球半径の 20 倍程度の領域)では
プラズモイドとよばれる高温プラズマの閉じ込められた磁気島が形成され、遠尾部に向かっ
て秒速数百キロメートルで流されている。プラズモイドの構造および伝播は、磁気圏ダイナ
ミックスを探る上で重要な問題である。
我々は地球磁気圏を観測しているジオテール衛星のデータ解析により、プラズマモイドの
伝播に伴う磁気島の構造変化(近尾部での楕円形から遠尾部でのハート型構造への変化)が、
プラズマシートでの音速とアルフベン速度の違いにより支配されていることを明らかにした。
5.磁気圏高ベータプラズマ中における磁気流体不安定の理論とモデリングによる研究
磁気圏プラズマの磁気流体不安定性を調べるための磁気圏のエネルギー原理を構築した。
磁気圏プラズマは 2 次元あるいは 3 次元の一般的な静的平衡状態にあるとする。2 次元、3 次
元平衡のいずれの場合にも対象とするプラズマは磁気圏での完全導体の壁と理想的な電離層
の境界によって囲まれていると仮定する。2 次元の平衡の場合には更に朝夕方向に周期的な
境界によって囲まれ、朝夕方向の 0 次の磁場成分はないとし、朝夕方向の並行対称性を持つ
と仮定する。磁気流体の力の演算子が自己共役になり、磁気流体のポテンシャルエネルギー
が磁気流体の流体エネルギーに等しくなるように理想的な電離層の境界条件を最低次の近似
で求めた。プラズマがすべて完全導体の壁で囲まれている場合の通常のエネルギー原理と異
なり、磁気圏の場合には電離層を磁力線が貫いていることが大きな違いである。更に、電離
層の境界は自由に動ける境界であり、固定境界条件のみが許される電離層の境界条件ではな
35
い。これらの条件を満たす理想電離層の境界条件は3つあり、絶縁性境界条件、導電性境界
条件、固定境界条件のいずれかであることがわかった。0 次の沿磁力線電流がない場合には、
絶縁性、導電性、固定境界条件はおのおの交換型モード、非圧縮性バルーニングモード、圧
縮性バルーニングモードを与える。これら 3 つの圧力駆動不安定モードの異なる特性を明ら
かにした。この研究で得られた磁気圏のエネルギー原理を用いて、過去に提出されている交
換型不安定の安定性条件を比較、吟味し、異なる磁気圏の平衡モデルに対するバルーニング
不安定の線型数値解析の結果を統一的に議論できるようになった。3 つの圧力駆動不安定の
モードの内で非圧縮性のバルーニングモードがもっともサブストームのオンセットの機構と
して考えやすいことが示された。
6.火星起源隕石の衝撃履歴と冷却過程の研究、炭素質コンドライト中に含まれる特異な鉱物の
同定、スターダスト探査機によってサンプルリターンされた Wild2 彗星の塵の初期分析
マスケリナイト(衝撃でガラス化した斜長石)を含んだ火星隕石の加熱实験を行い、斜長
石の再結晶の度合いを調べた。その結果、900~1000 度では、全体的な組織が変化すること
なく1時間程の加熱で再結晶が始まるが、1100 度では、Ca 燐灰石や輝石の溶融が始まり、組
織に変化が起こることが明らかになった。この結果から、マスケリナイトを含むほとんどの
火星隕石は衝撃後に急冷されたことが示された。また、シャーゴッタイト火星隕石の中で、
唯一結晶化した斜長石を含む Dhofar378 隕石は、斜長石の組織や組成などから、衝撃後に数
度/時間の非常にゆっくりした冷却速度であったと推定された。
FEG−SEM に設置した EBSD(電子線後方散乱回折)を用いて、炭素質コンドライト中に含
まれる未知相の同定を行った。Kaidun 隕石中の蛇紋石岩片に存在する、数ミクロンサイズの
FeCrP 組成の相は、合成で得られている構造と一致し、しかも、その他の Ni, Ti を含む鉄リ
ン化物と同構造であることが明らかになった。また、NWA480 隕石(CHコンドライト)中
の CAI に含まれる CaAl2O4 は、高圧相の構造と一致したため、衝撃を受けていることが明ら
かになった。いずれの相も天然では見つかっていないため、新鉱物として申請を行っている。
NASA の彗星探査機スターダストが、2004 年 1 月に Wild2 彗星に接近して採取した塵を、
2006 年 1 月 15 日に地球に無事帰還させることに成功したが、初期分析チームのメンバーと
してその分析に従事している。電子顕微鏡を用いた分析によるとほとんどの塵は、捕獲の際
の高温でエアロジェルと混合してしまっているが、これらの影響を受けていない塵には、カ
ンラン石や輝石が为要な構成鉱物として存在することが明らかになりつつある。これまでの
ところ、炭酸塩や層状ケイ酸塩などの水質変成を受けた鉱物は見つかっていない。
7.カンラン石の Fe-Mg 化学的ゾーニングを用い結晶成長を考慮した冷却速度推定モデルの検
証:火星隕石と月隕石
一般的に、鉱物には化学組成のゾーニング(累帯構造)が見られる。これらの化学的ゾー
ニングは、その鉱物が経験した結晶成長、冷却速度、再加熱現象等、熱史についての多くの
情報を含んでいる。従って、鉱物中の化学的ゾーニングを解析することにより、熱史につい
ての多くの情報を得ることが可能となる。数年前に、カンラン石について、その結晶成長を
考慮して化学的ゾーニングを解析し、冷却速度を推定するモデルを開発した。一般的に、結
晶成長は多くの要因に支配されており、このようなモデルに組み込むことは困難が多かった
が、物質科学的研究から得られる情報をもとに諸条件を決定することにより、組み込むこと
に成功し、冷却速度の推定が可能となった。このモデルは、基本的には元素の拡散現象、分
別結晶化作用、結晶成長に関連しており、それぞれを考慮し、連立して解くことにより、計
36
算機シミュレーションで冷却速度を推定する。また、地学的現象に対応するため、冷却速度
のみならず、地中での深さを求めるための、熱伝導計算も同時に組み込まれている。
このモデルをいろいろな隕石の高温での冷却速度推定に応用し成果を挙げてきたが、モデ
ルの検証のため、冷却速度等の諸条件を制御して行われた实験結果に応用した。2004 年度に
は、始源的なコンドライト隕石コンドルール中のカンラン石に類似の化学組成の实験に適用
し、实験結果と良い一致を示し、モデルの正しさを实証した。2005 年度は、さらに火星隕石
と月隕石中のカンカン石の化学組成を用いた实験に適用した。その結果、シミュレーション
と实験結果はそれぞれの实験が行われた冷却速度(2.5 ℃/hr、20 ℃/hr)と極めて良い一致を
示し、このモデルの正しさが検証された。これらの結果から、開発したモデルは、幅広い化
学組成や生成環境の違うカンラン石に応用可能であることが示された。
8.オーロラ及び沿磁力線電流分布の特異パターン形成と地球磁気圏プラズマ動力学の研究
オーロラオーバルに入出流する巨視的沿磁力線電流系は、‖地球磁気圏内のプラズマ対流を
支配する‖意味において極めて重要である。山本は「磁気ドリフト方向に対するプラズマ分布
の歪み」[JGR 1996,2004;APUAR 1999,2002](歪みは究極的には太陽風との相互作用で生まれ、
太陽風のエネルギー解放の要因として作用する)によって巨視的沿磁力線電流発生が説明さ
れると为張している。低緯度境界層に発生する沿磁力線電流については、(太陽風圧力で変形
された)磁気圏界面によって磁気ドリフト軌道が遮断された形になり、圏界面から侵入する太
陽風プラズマが分極する事实から電流の発生が説明できる。夜側のプラズマシートでは、太
陽風によって変形された磁気圏内の磁場分布が断熱/非断熱境界線を歪ませ、非断熱加速さ
れたプラズマを分極することから、領域1の電流が発生する。实際、磁気圏-電離圏結合系粒
子シミュレーションでは、断熱/非断熱境界面の歪を境界条件に取り入れて、夜側プラズマ
シート上に領域 0,1,2 の沿磁力線電流系を再現した。再現された電流密度分布は、定常太陽風
期間に人工衛星 DE-1,DE-2 で観測されたシート状電流系のプロファイルと良く似ていること
が確認された。JGR[2005]では、
「放射状オーロラやブライトスポットは、低緯度境界層の領
域1電流系がケルビンヘルムホルツ波によって変形されたものと考えられること」を示した。
上述の夜側プラズマシート領域1電流系モデルは、断熱/非断熱境界線付近に強い沿磁力
線電流の発生を予測するが、上向き電流上でオーロラ電子が加速されることも期待される。
これらの予測は、Newell et al.[1996]によって得られた「観測領域の緯度幅に対するオーロラ
電子沿磁力線加速の発生頻度分布」と矛盾のないことが見出された(JGR 投稿中)。
9.天体高温プラズマ活動現象の、磁気エネルギー蓄積過程と解放過程との研究
コロナ加熱を説明する過程としてコロナ Alfven 波を熱拡散する可能性が議論されている。
2006 年夏打ち上げ予定の SOLAR-B 衛星においても、これは最重要課題のひとつと位置付け
られる。著者らによる過去の研究では、そのエネルギー源となる Alfven 波の発生機構を探る
ために、2.5 次元磁気流体シミュレーションをおこない、発生した Alfven 波の振幅・エネル
ギー・周期を調べてそのコロナ加熱への貢献度を定量的に評価した。浮上磁場とコロナ磁場
とのコロナ中でのリコネクションによる発生では、振幅は 10%程度、磁気エネルギーの 10%
が波動に転換されるという結果をえた。この結果をふまえたうえで SOLAR-B 衛星での観測
計画の具体化をめざし、本年度の研究では波動観測についての可能性を探った。活動領域で
みられるフレアやマイクロフレアにともなって発生するであろう波動を想定して、3 次元磁
気流体シミュレーションを行い、そこから発生するライン放射について仮想的に「観測」を
してどういうふうに見えるか、について調べた。ラインプロファイルの時間変化を適切に観
37
測することで、フレアやマイクロフレアから発生するファストモード磁気音波や Alfven 波の
波群のエネルギーや、コロナ磁場についての情報が得られることを示した。
これ以外に、太陽コロナ中での浮上磁場とコロナ磁場とのリコネクションの研究(磯部・
宮腰・能登谷氏らとの共同研究)
、磁場エネルギー蓄積の観測的研究(山本・草野氏らとの共
同研究)
、相対論的磁気リコネクション(渡邊氏との共同研究)
、太陽フレア非熱硬 X 線放射
の研究(簑島・三谷氏らとの共同研究)
、惑星磁気圏と太陽風との相互作用(垰氏らとの共同
研究)
、マグネターからの巨大バースト現象の研究(寺澤氏らとの共同研究)などを行った。
10.衛星搭載用 大気光観測カメラの開発
以下の3項目に分けられる。
(1) 水星探査機搭載用大気カメラの開発
为要測器のひとつであるナトリウム大気カメラを担当している。2013 年の打ち上げ、
2019
年の水星周回軌道投入より、長年の謎であるナトリウム大気の生成過程の解明を目指して
いる。 光検出器の試作品を製作し、放射線耐性試験などを实施。惑星探査に实用できるこ
とを確認した。
(2) 水星大気の地上観測
2005 年 11 月に岡山天文台にて水星大気観測を行った。1 日毎の観測画像から、水星地面
からのナトリウム放出量とその変動量を算出した。2006 年度には、マウイ島山頂に観測の
拠点を移せるよう地上の設備を整備した。
(3) 月周回から地球周辺プラズマを撮像する望遠鏡の最終試験
2006 年冬の打ち上げを目指している月探査周回衛星 (SELENE衛星)に搭載する
プラズマ・大気カメラを担当している。観測機の性能試験、環境試験を完了した。
5.3 地球惑星システム科学講座
1.星の進化とシリケイトダスト進化の関係の实験的解明
90 年代後半より急速に進展した赤外線観測による星周辺の岩石的粒子の観測の結果をふま
え、固体粒子形成カイネティクスとその物理的基礎を实験的に理解し、その結果を用い様々
な星周環境における粒子の成長を理論的に予測し、星の進化と粒子進化の関係を解明するこ
とをめざしている。これまでに新しいタイプの凝縮装置の開発を平成 18 年度は、ヒーター
タイプのガス発生装置の開発をおこない、長時間、安定的に高温のガスフラックス供給を可
能とすることに成功した。まだ系統的な实験結果を得るにいたっていないが、予察的な实験
の結果、金属―珪酸塩のあいだの凝縮におけるぬれ性について、重要な知見をえた。従来、
理論的な見地から、きわめて大きな表面張力のため、金属は珪酸塩に対しぬれ性をもたない
と考えられてきたが、本实験の結果、表面のミクロラフネスにより、過飽和比 15 程度でぬれ
性をもつことが明らかとなった。この結果は、星周環境における粒子形成にきわめて大きな
影響をもつ。平均的宇宙元素存在度のガスの場合、高温で Al, Ca を为体とする酸化物が形成
され、その後圧力条件により Mg-Si 珪酸塩か金属鉄が順番を逆にして形成する。今回得られ
た結果を用い理論的考察を行った結果、系の冷却速度がきわめて小さい場合は金属鉄、珪酸
塩はそれぞれ卖独粒子を形成するが、冷却速度が大きい場合は、珪酸塩粒子の表面に鉄が凝
縮し、混合粒子を形成する。その結果、ガスは SiO に関し過飽和となり、SiO2 を固相として
凝縮させる。晩期星周囲の赤外スペクトル観測では、astronomical silicate といわれる珪酸塩
38
を为とし、金属を含む粒子と SiO2 の共存がもっとも適切にスペクトルを再現するといわれて
おり、今回の計算結果とよく一致することがわかった。すなわち、シリケイトダストの進化
は金属鉄ダストの進化と密接な関係にあることが示された。
2.若い星の周りにおけるダストの化学進化:实験によるアプローチ
若い星のディスクにおける星間ダストの化学進化を实験的に再現し、为な化学反応の反応
速度を決定し、さまざまなディスクにおけるダストの状態を予測することを目指した。赤外
スペクトルの観測からは、星間ダストは非晶質珪酸塩中に金属あるいは硫化鉄粒子の散在素
微粒子であると予測されるため、本年度は特に、珪酸塩物質と金属の濡れ性に着目し、凝縮
实験を遂行した。様々な基盤に金属鉄の凝縮を行った結果、珪酸塩基盤と金属基盤に対する
凝縮速度はほとんど差がないことが判明した。また、不均質核形成を起こす過飽和度を決定
することに成功した。これは表面張力の差により、金属は珪酸塩には濡れないとする従来の
考えと大きく異なる結果であった。その原因は、基盤となる珪酸塩の表面は、成長過程にお
いてはミクロにはラフであり、原子レベルでは表面張力の差が問題ではなくなることを示し
ている。この結果を敶衍すると、星周における凝縮においても先に珪酸塩あるいは酸化物が
凝縮していれば、鉄は均質核形成せずに不均質核形成により、小さな過飽和度において凝縮
が進行することを意味している。实験結果を用い、宇宙元素存在度のガスからの珪酸塩鉱物
と金属の形成をモデル化した。境界条件として、珪酸塩が存在する場合は不均質核形成し、
その過飽和度は实験による値とした。その結果、地上のような高圧でない限り、鉄は不均質
核形成することが判明した。一方先に凝縮した珪酸塩(フォルスてらいと)は鉄に覆われる
ため、温度低下により、熱力学的にはガスと反応しエンスタタイトを形成すべき条件になっ
ても反応が進行せず、大きな過飽和の末、SiO2 を形成することが明らかとなった。これは、
スペクトルのフィッティングにより星間ダストとして考えられている粒子の組み合わせとよ
く一致し、圧力、ガス冷却速度の推定が可能となった。
3.星周におけるダスト形成:核形成速度推定の試み
宇宙における固体物質の形成・進化の鍵を握るダストの形成に関し、気相からの核形成、
粒子成長過程の速度論的係数を实験的に決定することを目的とした。凝縮係数が進化のタイ
ムスケールと線形の関係にあるため、それが一桁異なると、進化のタイムスケールが1桁異
なる事になり、恒星進化にとって決定的な役割を果たす。初年度は、気相中と固相中の分子
種が卖純で等しい鉄をターゲットとして研究を進め、平衡に比較的近い条件では係数は1よ
りやや小さくなり、非平衡の程度の大きい条件下では1となるという結果を得た。前年度の
研究を詳細に検討した結果、实験装置内におけるガスフラックスの見積もりに誤りがあるこ
とが判明し、その原因となったガス導入管の改善をおこなった。数種にわたる改善を重ねた
結果、最終的に最適のものの作成にいたった。それを用いて、再度鉄の凝縮实験をおこない、
一定温度のものと、過飽和比をコントロールした实験をおこなった。その結果、過飽和比が
10 以上の条件において凝縮係数は1となることを明らかとした。この結果は、世界で初めて
实験的に凝縮係数を決定することに成功したものである。また、实験の副産物として、鉄が
アルミナ基盤上に容易に核形成することが明らかとなった。従来は表面張力の大きさのため、
鉄は酸化物上では核形成不可能と考えられることが多かったが、酸化物表面のミクロスケー
ルのラフネスを考慮にいれていない誤った議論であることが明らかとなった。これらの結果
は、宇宙における固体形成の描像に大きな変化をもたらすこととなった。鉄よりさきに珪酸
塩鉱物などが凝縮していれば、鉄は容易に凝縮することとなる。ガスの圧力と冷却時間の関
39
係における固体粒子の形成過程をモデル化した。これらの結果は 39th Lunar Planetary Science
Conference において発表し、現在論文を執筆中である。
4.系外原始惑星系円盤における固相−気相反応の速度論的解析
物理条件(温度、圧力)と化学条件(ガス組成)を独立に変化させた固相−気相反応实験を
おこない、反応律速過程や速度を物理化学条件の関数として求めることを目的とする。固相−
気相反応实験をおこなうためには、低圧でガス雰囲気を制御できるシステムを持つガス反応
装置を作成する必要がある。装置作成は困難を極めていたが、今年度後半、装置が完成した。
新型实験装置は、試料設置後、約 10 分で实験開始可能な真空度まで到達し、数時間かかる他
のタイプの真空装置とは实験効率が格段に上がる。装置開発と並行して、今年度は代表的マ
グネシウム珪酸塩であるフォルステライトの水素ガスとの反応を伴う蒸発の異方性を検討す
る实験をおこなった。固相−気相反応の異方性によって系外惑星系円盤などで観測される塵粒
子の形状変化が起こるため、観測される赤外スペクトルのピーク位置や強度にも変化が期待
される。水素ガス圧力・温度を制御した蒸発实験によって、水素中での蒸発の異方性は、真
空中蒸発の異方性(e.g., Ozawa et al., 1996; Yamada et al., 2006)とは異なることが明らかになっ
た。結晶内の原子間結合ボンド強度の異方性に加えて、水素原子の表面吸着エネルギー・吸
着サイト数の異方性が反映された結果であると考えられる。赤外観測から粒子形状を明らか
にすることで、その塵粒子が経験した環境(温度・水素圧力)を解明できる可能性があるこ
とがわかった。結果は、38th Lunar and Planetary Science Conference (2007.3) で口頭発表し、ま
た、結果をまとめた論文は日本惑星科学会学会誌「遊星人」で発表予定である。国際誌への
論文投稿も計画している。
5.晩期星周・原始惑星系円盤ガス中での珪酸塩−金属間の界面エネルギー
金属鉄の表面エネルギーへの雰囲気ガスによる影響により、形成される珪酸塩−金属鉄組織
に違いが生まれるという仮説を立て、金属鉄表面エネルギーおよび金属鉄−珪酸塩(フォルス
テライト)間の界面エネルギーの雰囲気ガス(S, O, N など)依存性の決定をおこない、金属
鉄が卖独で核形成する環境、または先に凝縮したフォルステライトを核として低過飽和度で
も金属鉄が成長する環境を決定する温度・圧力・ガス組成の条件を決定することを目的とす
る。今年度は、酸化アルミニウム(コランダム)基盤上での金属鉄の凝縮可能性を調べる实
験をおこなった。太陽系元素組成を持つ原始惑星系円盤での金属鉄の平衡凝縮温度に近い
1265K での凝縮实験の結果、過飽和比が 10 程度でコランダム基盤上に容易に金属鉄が不均一
核形成を起こして成長することがわかった。従来の核形成理論では、金属鉄は表面張力が大
きいため、均質核形成が遅れ、平衡凝縮温度よりかなり低温でないと凝縮しないと考えられ
てきたが、本实験により、金属鉄−酸化物間の界面エネルギーは金属の表面エネルギーより小
さく、核形成が容易に起こることが初めて实験的に明らかになった。結果は、38th Lunar and
Planetary Science Conference (2007.3) で発表し、投稿論文を準備中である。次年度は、基盤に
フォルステライト卖結晶を用い、核形成頻度の異方性や温度・過飽和比依存性を決定する予
定である。
6.消滅核種から探る太陽系誕生環境
太陽系誕生時の 60Fe の初生存在度は 60Fe/56Ni = (5-10)x10-7 と推定されている (e.g.,
Tachibana et al., 2006)。この初生存在度は定常的に宇宙空間に存在する 60Fe では説明できない
40
ため、太陽系形成直前に恒星での元素合成があったことが示唆される。短寿命放射性核種を
もたらす恒星として、 AGB 星、超新星などが候補として考えられるが、AGB 星は複数の短
寿命放射性核種を整合的に説明できない、若い星の近傍に存在することが稀であるという理
由から、候補として考えにくい。AGB 星は 3-5 太陽質量程度であれば、53Mn 以外の核種を比
較的よく説明するが、53Mn は別起源を必要とする。また、AGB 星と若い星が共存する可能性
は非常に低いことが観測的に知られているため、非常に特殊な環境を考える必要がある。
Mixing-Fallback 型超新星による元素合成を考えると、25 太陽質量より大きな星であれば、26Al、
41
Ca、 53Mn、 60Fe の初生存在度をよく説明できることを示し、超新星が太陽系への短寿命
放射性核種の供給源として可能性が高いことを明らかにした。超新星爆発を起こすような大
質量星が集団的に形成される領域で、太陽程度の質量の星が数多く誕生することは観測的に
知られていることも、この解釈を支持する。このような環境で太陽系が誕生したのであれば、
太陽系形成過程やその後の進化に、近傍の巨星からの強力紫外線の影響など外的環境を考慮
する必要があることを示唆する。
7.大きな軌道離心率を持つ惑星の気候と生物生存可能性の検討
(1) 单北一次元エネルギーバランスモデルを用いた検討
拡散近似の单北一次元エネルギーバランスモデルを構築し、離心率の影響を吟味した。
ここでの目的は、広いパラメターレンジで離心率の影響の概略を吟味することである。大
気組成や温审効果の影響は固定して考えるが、それでも検討すべきパラメターは多い。本
研究の中心課題である離心率以外に、太陽放射強度、公転周期、惑星表層の熱容量、水平
熱輸送効率(今の場合拡散係数)
、自転軸傾斜が考えられる。自転軸傾斜は春分点と近日点
の位置関係によって影響が異なってくるから、春分点と近日点の位置関係もパラメターに
加わる。これらを順次検討し、それぞれがどのような影響を持つかを調べた。A.気候レジー
ムは年平均日射、最大日射、最小日射に複雑に依存する。B.離心率の増大で年平均日射が
大きくなるため概して温暖化する。C. 一般に離心率の増大によって気候の多重状態は解消
する。D.近日点での一時的な暴走状態の発生が、平均的な気候状態や生物生存可能性に大
きな影響を与える。E.自転軸傾斜角、離心率、軌道長半径は一定のままでも、歳差運動(春
分点と近日点の位置関係の変化)によって気候モードが変化する惑星が存在する。
(2) 大気大循環モデルを用いた検討
地球大気用に気候システム研究センターと国立環境科学研究所で共同開発してきた
CCSR/NIES AGCM 5.4g を使用して、理想的な惑星(現在の地球大気、地球サイズ)のモ
デルを作り、離心率を変化させる实験をすすめたが、18 年度は系統的な結果を得るには至
らなかった。
8.原生代初期における大規模地球システム変動の高時間解像度復元とシステム解析
原生代初期に生じた大規模環境変動である全球凍結と酸素濃度増加の関係に注目し、当時
の地球システム変動を明らかにすることを目的とする。
初年度は、原生代初期の地球環境変動を記録するヒューロニアン累層群(カナダ・オンタリ
オ州)及びマーケットレンジ累層群(米国・ミシガン州)について、ボーリングコア試料の採取
及び露頭における学術調査を、2006 年 8 月 14 日~24 日に实施した。
ヒューロニアン累層群においては、これまでの研究によってコバルト地域における氷河堆
積物直上に顕著なマンガン及び鉄の濃集が認められたが、それ以外の地域からも同じシグナ
ルが得られるかどうか検証した。持ち帰った岩石試料の化学分析を行った結果、エスパノー
41
ラ地域においても、同様のシグナルがみられることが確認できた。したがって、ゴウガンダ
氷河期直後にマンガンの酸化的沈澱が広域的に生じた可能性が示唆される。ただし、エスパ
ノーラ地域におけるマンガンの濃集レベルはきわめて低く、堆積環境の違いなど、堆積環境
の違いに関する検討が必要である。
一方、堆積物の年代決定の可能性を探るために、硫化物を対象とした Re-Os 同位体系を利
用した年代測定及び炭酸塩岩を対象とした Pb-Pb 同位体系を用いた年代測定も試み、どちら
も原生代初期の堆積物の年代決定に有効であることが分かった。また、Pb-Pb 法を用いて
ヒューロニアン累層群ゴードンレイク層とマーケットレンジ累層群コナ・ドロマイト層の地
層対比を試み、誤差の範囲で同じ年代を得た。ただし、推定誤差がまだ大きいため、試料の
追加採取が必要であることが分かった。さらに、両層の無機炭素及び有機炭素の炭素同位体
測定も行ったが、これについても地層対比が行えるほど試料が十分ではないことが分かった。
これらは次年度の課題である。
9.地球流体核の乱流運動を知る
磁場変動の観測、解析、审内实験、及び数値シミュレーションが有機的に結合して進めら
れている。磁場変動の観測・解析では、短周期磁場変動観測のためフィリピン海プレート中
央部(WP1)に地球電磁気観測所を設置した。また白亜紀中期の磁場変動の様相を明らか
にするために、昨年度に引き続いてイタリーグッビオ地域で石灰岩試料の採集を行なった。
現在、昨年及び今年度採集した試料について古地磁気測定を進めている。审内实験では、ヘ
ルムホルツコイルシステムを製作して、金属ガリウムの熱対流实験装置に導入し、およそ2
0mT までの磁場中での対流の様子を調べることができるようになった。この装置では、磁場
による対流パターンの変化と、対流によって誘導される磁場を測定することが可能なことを
確かめた。数値シミュレーションでは球殻熱対流によるダイナモモデルの計算を行った。コ
ア内の乱流スペクトル(運動エネルギーと磁気エネルギーの波数依存性)を、地表で観測可
能な磁場変動の時間スペクトルから推定するため、ダイナモモデルを解析することによりこ
れらの物理量の関係を詳細に調べた。その結果双極子磁場強度の時間変動スペクトルと外核
表層の運動エネルギーが密接に関係していることを見出し、地球ダイナモについての情報を
得ることが出来た。また、内核—外核境界の熱条件をパラメータとして、生成される磁場の
安定性、不安定性、乱流スペクトル(運動エネルギーと磁気エネルギーの波数依存性と熱境
界条件との関係を調べた。内核から外核への熱輸送の割合が増加することによって、双極子/
非双極子比が小さくなり、生成される磁場が不安定になることを見出した。
10.マントル下降流による熱・物質輸送と地球進化過程の数値モデリング
マントル下降流の振る舞いが、全マントル規模の熱輸送過程、地球熱進化過程に与える影
響、及び沈み込み帯における火成活動、熱輸送や物質循環(特に水分布)に与える影響を数
値シミュレーションより明らかにすることを目的とする。本年度は、(1)プレート沈み込みに
伴う水輸送と島弧活動の研究では、超背弧地域における火成活動がスラブの沈み込み角度が
変化する事に伴う遷移層の上昇し、融解で生じた可能性を調べた。また、地球内部での水循
環を議論する上で基礎データとなる鉱物・岩石中の最大含水量について最新の高圧实験結果
を含めてレビューを行い、マントルは、現实的な地温勾配を仮定した場合にも、現在の海水
量の 4.6 から 12.5 倍の量の水を含みうることを示した。(2)マントル対流と火山活動の 2 次元
数値モデリングでは、太古代中期以前に期待されるような強い内部加熱のもとでは、地殻と
搾りかす層を合わせた層は、厚さ 150km と現在のテクトスフェアにも匹敵するほど発達し、
42
その組成的浮力はプレート運動やプレートの下で起こる二次的対流をかなり押さえるが、プ
レート運動を完全に止めるにはいたらない、ことを示唆する結果を得た。(3)3 次元球殻マン
トル対流モデリングでは、新しく開発した有限体積法を用いた三次元球殻マントル対流シ
ミュレーションプログラムを用いて、沈み込みスラブによるマントル内の水平粘性率変化が
長波長なダイナミックトポグラフィーやジオイド異常に及ぼす影響について調べた。密度異
常モデルに関しては、上部マントルには地震活動に基づくスラブモデル、下部マントルには
地震波トモグラフィーによる速度異常分布から変換したモデルを用いた。その結果、沈み込
み帯近傍で観測される長波長の正のジオイド異常は、沈み込みスラブの粘性率がリソスフェ
アの粘性率より2桁以上程度小さく、660km相境界下に低粘性層がある場合に再現されるこ
とが分かった。
11.全球気候システム中の西赤道太平洋暖水プールの役割の解明
西赤道太平洋暖水塊の一部である单シナ海について、その水温変動とグローバルな気候変
動の関係を明らかにするため、今年度は单シナ海单部のパラワン島において試料採取を行っ
た。現生のサンプルは2−3m のコアが 3 本、化石サンゴについても 10 本ほどの試料が得ら
れた。成長速度が 1.5 cm/年程度であるので、尐なくとも 150 年間の水温および塩分の変動に
ついて復元することが可能である。得られた試料はスラブにして軟 X 線写真を撮影した。X
線回折装置による二次生成鉱物の有無の検討結果とあわせると、現生および化石サンゴのど
ちらについても、極めて保存状態が良いことが明らかになった。化石サンゴについては東京
大学の加速器を用いて年代測定を行い、ほとんどが 7,000 年前の、現在より気温が温暖であっ
たと言われている、Hypsithermal 期のものであることが明らかになった。6,500 年前のサンゴ
と現生サンゴについての酸素炭素同位体比分析の結果、当時は現在よりも夏も冬も寒冷で
あったという知見が得られた。同位体比の分析結果は水温と塩分変化のどちらもとらえてい
るが、水温のみの変化で説明しようとすると3℃以上寒冷であったことになり、先行研究に
よる海洋堆積物の分析結果と不一致が生じる。そのため、当時は塩分も現在よりも高かった
ことが明らかになった。これは恐らく当時の日射量分布が現在と異なっていたため、ITCZ の
北上に伴う降水バンドの変化が生じたためだと考えられる。この成果は 2006 年12月にサン
フランシスコで開かれたアメリカ地球物理連合大会において口頭発表し、高い評価を得るこ
とができた。
12.アンデス山脈形成のトリガーとしての極乾燥環境形成:宇宙線生成核種による考察
アタカマ砂漠の乾燥化とアンデス山脈の隆起との関係について調べるため、宇宙線照射生
成核種(CRN)をもちいた乾燥化の年代決定を行う实験法の確立を目指すことがこの研究の目
的である。今年度はまず地質図や地形図等をチリの国土地理院にて購入し、分担者の阪本助
教授により 5 地点の中レキから巨レキのサンプリングを複数回にわたり行った。CRN の前処
理については、これまで代表者の研究审において分析实績があったが、本調査対象域にて得
られる安山岩等の岩石や、
100 万年に迫る年代を持つ試料についての分析は行われてこなかっ
た。そこで東京大学においては、代表者により实験方法の検討を行った。CRN のうち 10Be
については、超純水装置をもちいた洗浄、超音波洗浄漕中でのフッ酸を用いたエッチングな
どの实験プロセスを確立することができた。代表者と分担者の松崎助教授によって行われた、
加速器質量分析装置(AMS)を用いた測定も、ビーム強度、バックグラウンドともに、満足の
行く結果が得られた。しかし 26Al については、安定同位体である 27Al の定量が今のところう
まく行っていないため、信頼のおける年代値を算出するまでに至っていない。今後は原子吸
43
光分析器と誘導プラズマ発行分析器を併用して、安定した測定値が得られるシステムを構築
する必要があり、現在それらの基礎实験を实施しているところである。安定核種測定法の確
立については、分担者の松本助手が、クラッシングと段階加熱法の違いに関する基礎实験を
進めている。
13.近未来予測のための古海洋学:温暖化に伴う気候モードジャンプの可能性
コア試料採取と試料の基本項目分析を行なった。昨年夏に行なわれた「みらい」の航海に
は原田、坂本、木元らが参加し、前半でオホーツク海4地点、十勝沖2地点、日本海北部 1
地点から、計 18 本のピストンコアを採取した。後半では、海氷状況が悪く、北極海に入る事
が出来なかったので、予定を変更し、ベーリング海北部の 3 地点で、計 6 本のコアを採取す
ると共に、カナダ側の大陸棚上で、表層堆積物の採取を行なった。
採取されたコアの予察分析の結果、オホーツク海中部 3 地点で採取されたコアは、過去 50
万年程度を連続的にカバーする事が判明し、後氷期より温暖であった酸素同位体ステージ 5e
および 11 における気候、海洋環境の安定性に関する研究に適している。一方、オホーツク海
单部 1 地点で採取されたコアは、堆積速度が速く、後氷期の海洋変動の高解像度解析に適し
ていると考えられる。
中層水深の深度トランセクトをなすベーリング海北部の3地点では、過去 8 万年前後をカ
バーする連続堆積物が採取された。予察分析結果では、最終氷期における北太平洋中層水の
生成速度、流速の数千年スケールでの急激な変動を記録している可能性が示唆された。
本年 2 月に行なわれた「かいよう」の航海には多田らが参加し、沖縄トラフ北部男女海盆
の3地点において3本のピストンコアを採取した。コアは、夏季モンスーンの変動に伴う揚
子江河川流出量の変動を過去 2~3 万年間に渡り、連続的に記録しているものと期待される。
今回採取したコアや既存のコアを使った予察的分析、解析結果から、北太平洋中層水の生
成速度や流速が、ダンスガードサイクルに連動して変化している可能性が示された。また、
中層水の形成場も最終氷期には異なっていた可能性がある。一方、アジアモンスーンもダン
スガードサイクルに連動している事が明らかにされており、両者のリンケージ解明が今後の
課題である。
14.高濃度 CO2、高圧海水での石灰岩溶解实験(CO2 中和隔離のための基礎实験)
平成 18 年度は高圧条件下での溶解实験を行うための事前实験として、常圧条件下で海水の
CO2 濃度を様々に変え、石灰岩の溶解速度を測定した。石灰岩は元素組成、鉱物組成を測定
し、アラレイシ型と方解石型に分けて測定した。方解石型についてはそのマグネシウム/カ
ルシウム比にも着目した。溶解速度の測定結果は、2007 年2月に米国ニューメキシコ州サン
タフェで行われた American Societyof Limnology and Oceanography の会合において発表した。
また、これまでに得られたフィールドにおける測定結果を見直して、夜間の高 CO2 環境下
で、石灰質堆積物の溶解が起こっていることを確認した。飽和度は十分なので、溶解を促す
何らかの要因を考えないとならない。
高圧实験は、圧力容器、恒温槽、加圧用ポンプ、恒温槽を用いた实験システムの構築を行
い、水深 100-1,000m(圧力 10-100 気圧)まで一定温度下で段階的に圧力を変化できる事を確
認した。またこの圧力容器内に海水と液化 CO2 を連続的に定量ポンプで圧入し、圧力容器に
付属している圧力制御弁から一定圧になるように内部液をリークできるようにした。この圧
力容器内に石灰岩試料を設置し、海水と液化 CO2 を連続的に圧入し、リークした内部液のア
ルカリ度を測定する事で、高圧、高濃度 CO2 条件下での石灰岩の溶解速度を測定する事が可
44
能である。
15.パラオ巨大サンゴ年輪による過去 450 年間の水温・塩分変動復元
2006 年 9 月 20~23 日に、パラオ諸島海岸域のハマサンゴ(Porites sp.)2 群体より、計 6 本の
骨格試料を採取した。ゲルクイド保護区(Ngerukeuid wildlifereservation area: 07°10'N, 134°14'E)
の 5m のハマサンゴ群体からは、4 本の骨格コア試料を採取した。コア長はそれぞれ、209cm、
117cm、171cm、233cm であった。東海岸のアイライリーフ (Airai Reef: 07°20'N,134°33'E)の
3.5m のハマサンゴ群体からは、
2 本の骨格コア試料を採取し、
コア長は 333cm と 200cm であっ
た。ゲルクイド保護区の 4 本の骨格コアは、途中に虫食いなどの空洞が存在し、連続性が見
られなかった。アイライリーフの 2 本の骨格コアは、連続した試料である。成長速度を年1
cmと仮定すれば、330 年分の記録を有することになる。
採取した骨格コア試料は、岩石用カッターを用いて、成長方向に平行になるように、厚さ
約 7mm の平板(スラブ)を切り出した。その後、研磨機で 6mm 厚になるまで削り、イオン交
換水、希過酸化水素水、蒸留水でそれぞれ 10 分間超音波洗浄を行い、乾燥した。
今後、ソフトX線撮影によって年輪を確認した後、成長方向に沿って試料の削り出しを行
い、酸素同位体比を測定する。
16.環礁州島からなる島嶼国の持続可能な国土の維持に関する研究
島嶼国、とくに環礁上の州島は標高が最大数mと低平で、利用可能な土地と資源が限られ
ており、海面上昇など地球環境変動に対する脆弱性が著しく高い。環礁州島の形成と維持に
は、州島を作る砂の物理過程だけでなく、州島の海側のサンゴと有孔虫が石灰質の生物遺骸
片を生産して砂を供給する生物過程や、州島に居住する人間のココヤシやタロイモ栽培など
の伝統的な植生管理(農耕森林管理)が重要な役割を果たしている。一方で、サンゴ礁の生
物過程は地球温暖化の進行と州島の開発によって、人間の植生管理は島嶼国の経済システム
の変容によって、いずれも崩壊の危機にある。環礁州島からなる島嶼国の持続可能な国土と
資源の維持をはかるためには、地形形成と生態プロセスの相互作用、人間居住−自然環境の相
互作用に基づいて環礁州島の維持機構を解明してその変化を監視・予測し、適切な対応策を
とることが島嶼国の国土と経済基盤の維持をはかり環境変動に対する対応戦略を策定する上
で必要である。
平成 18 年度は、マーシャル諸島共和国のマジュロ環礁と、ツヴァル共和国のフナフチ環礁
において現地調査を行って、以下の4点を明らかにした。
(1) 環礁州島地形の形成・維持メカニズムに基づいて、現状を診断し、海面上昇に対する州島
地形の応答を予測するための砂の生産-運搬-堆積をつないだ州島モデルを構築した。
(2) 地形の形成、維持における人間の関わりを明らかにして、州島モデルに入力した。
(3) 現地調査、リモートセンシングとGISによって成果と診断手法を一般した。
(4) 成果に基づいて、対策・対応のオプションを現地施策に提示した。
17.アジアモンスーンの気候学
東单アジアを中心とするアジアモンスーン地域において、为に降水の長期変化・季節変化・
季節内変動・日変化に着目した気候学的研究を行った。ベトナム・タイ・バングラデシュ・
インドなどの各国には現地研究者との密接な連携のもとで現地に自記雤量計を独自に設置し、
为に降水日変化特性の地域性を解明するとともに、衛星観測による推定値との比較検討を
45
行った。また、インドシナ半島各国気象局から長期間にわたる日降水量データを収集し、夏
のモンスーン期における降水の季節内変動の気候学的特性およびその地域性について解明し、
30-50 日周期と 10-20 日周期の卓越する地域や季節には明白な違いがあることがわかった。ま
た月卖位および季節卖位での降水量の長期変化とモンスーン循環との関係について解析し、
インドシナ半島全域での夏のモンスーン期の降水量変動は、1970 年代の半ば以前にはインド
モンスーンと同期して変化していたものが、以降にはインドモンスーンとの関係が弱まり、
むしろ西太平洋におけるモンスーン活動との関係が強まったことを解明した。さらには冬の
モンスーン期におけるインドシナ半島東北部における対流圏下層部における逆転層の発達の
季節変化および季節内変化特性を解析し、シベリア高気圧の変動との関係と共に、赤道域に
おける対流活動の季節内変動との密接な関係の存在を指摘した。
国際気候研究計画(WCRP)・GEWEX(全球エネルギー・水循環観測計画)のなかでのアジ
アモンスーンに関する国際研究プロジェクト「モンスーンアジア水文気候研究計画
(MAHASRI)」を为宰し、国際共同研究の立案を推進すると共に、2008 年の集中観測計画の立
案を進めた。
5.4 固体地球科学講座
1.広帯域地震波形データを用いた波形インバージョンによる異方性構造の詳細化
本研究の目的は、3 次元地震波速度異方性構造を詳細に推定することである。本研究では、
实体波及び表面波をともに含む広帯域波形そのものをデータとして用いる波形インバージョ
ンを行うことにより、高精度かつ高解像度の 3 次元異方性構造モデルを推定する。本年度は、
中米下の D‖層の一次元 SH 波構造推定および北西太平洋下の遷移層 4 地域の一次元 SH 波速
度構造の推定を行い、これらの成果はそれぞれ、Kawai et al., 2007, GRL, accepted と 冨士、
修論、2007 において発表されている。
また、本年度はこれらの一次元 SH 波速度構造推定の結果を受けて、異方性構造を求めるた
めの偏微分係数計算ソフトウェアを实装し、非弾性減衰構造を求めるための定式化・ソフト
ウェアの作成を行い、目下同時インバージョンを实行中である。
(1) 中米下の D‖層の一次元 SH 波速度構造推定
GRL に受理された D‖層の構造推定の研究では、高圧实験で温度・圧力条件から示唆され
てきた‖double crossing‖(D‖層直上での pvppv 相転移と D‖層の中における ppvpv 相転
移)という現象を支持する結果を得たことで、地球科学的な議論が進む可能性がある。こ
の解析を各地域の D‖層に拡張して行うことによって、D‖層に対する新たな知見を得たい。
(2) 北西太平洋下の遷移層の一次元 SH 波速度構造推定
北西太平洋下の遷移層を四個の地域に分けて、それぞれの一次元 SH 波速度構造の推定
を行った。これらのモデルはこれまでのトモグラフィーの結果と調和的であって、我々の
手法の有効性が示された。その反面、波形解析において、本研究ではこれまで正確に評価
してこなかった波形の振幅を情報として用いたことで、上部マントルの非弾性減衰の影響
を無視することはデータを有効利用できないことが分かった。目下、非弾性減衰構造のた
めの偏微分係数計算および同時インバージョンを实行している。
(3) 2次元有限差分法のソフトウェアの開発
Takeuchi & Geller (2000, PEPI)の2次元有限差分法の最適演算スキームを用いて、2次元
理論波形計算ソフトウェアの開発を行った。このソフトウェアは任意の不連続面を含む媒
質に対して計算可能である。
46
2.波形インバージョンによる西太平洋のスラブ及びその付近の遷移層の異方性構造推定
本研究の目的は、日本付近のマントル遷移層の地震波速度構造を詳細に推定することであ
る。本研究では、遷移層をサンプルする広帯域波形そのものをデータとして用いる波形イン
バージョンを行うことにより、遷移層の微細構造を推定する。本年度は北西太平洋地域を 4
地域ごとの1次元 SH 波速度構造の推定を行った(冨士、修論, 2007)。以下の具体的な成果を
述べる。
(1) データの補正法の開発
グローバルな解析と異なり、局所的な構造推定に用いるデータは、震源群および観測点
群が地域的に偏っているために、震源・観測点近傍の影響を受けやすい。一般に走時トモ
グラフィーにおいては、後続波と先駆波の時間差(相対走時)をデータとして用いること
によって、補正を行うが、複数の震源・観測点ペアを同時に扱う波形インバージョンにお
ける実観的な補正方法を開発した(autopick 法)。
(2) 大量データの処理ツールの作成
本研究の特色は、大量の波形そのものをデータとして扱い、定量的かつ実観的にインバー
ジョンを行うことにより、波形が敏感に反応する局所的構造を推定し、一本ずつの波形か
らでは分からない情報を抽出できると考えられるところにある。これを实現するためには、
自動的なデータセット作成・データ選定・データ補正・インバージョンを行う必要があり、
このためのツールを開発した。このツールは、遷移層解析だけではなく、D‖層の解析にお
いても駆動力となり、中单米の D‖層における構造推定(Kawai et al., 2007, accepted)を遂行す
ることができた。
(3) 非弾性減衰パラメータの検討
遷移層解析において、波形の振幅を考慮に入れるにあたり、非弾性減衰もインバージョ
ンのパラメータとすることを考え、そのソフトを作成し、目下同時インバージョンを实行
中である。
3.高温高圧下その場ラマン分光法による地球惑星内部物質の化学結合状態の研究
本研究の最終年度にあたる本年度は、これまでに開発した技術要素を組み合わせて高温高
圧下その場ラマン分光法による地球惑星深部物質研究をまとめあげることを目標とした。し
かし、残念ながら幾つかの問題が残り目標の達成には至らなかった。
前年度までに一定の成果は挙がっていたものの、それらは十分に満足のいくものではな
かった。打開の鍵は、(1)より安定な高温高圧発生と(2)ゲート機能を利用した測定にあると考
えた。(1)については、緩和発振パルス光を利用した新しいレーザー加熱方式の開発、および
粉末 c-BN を材料とした新しいガスケットの開発を行った。新加熱方式では、従来方式よりも
低い投入エネルギーで試料の加熱を行うことが可能になり、装置にダメージを与える危険性
を減尐させ、よりコントロールされた加熱を行うことに成功した。また、新ガスケットでは、
広く使用されている Re に比べ、約 2 倍の試料容積を確保することに成功した。試料体積を従
来通りとすれば、従来よりも安定した圧力発生が可能であり、2 倍とすれば、信号強度の面
などで有利となる。(2)については、イメージインテンシファイア付き CCD カメラなどを利
用した測定を行うことができれば、目的の实現に向け大きく前進できたと思われるが、残念
ながら予算的な制約から断念せざるを得なかった。
本研究では、超高圧高温实験のための幾つかの重要な技術開発に成功した。今後、予算を
獲得して、ゲート機能付き検出器を導入することで、地球惑星深部物質に対する高温高圧下
その場ラマン分光測定を实現させたい。
47
4.数値シミュレーションと地震波インバージョンによる地震の不均質階層構造の研究
地震は大きくスケールを変えて成長する破壊過程である。その成長過程の詳細と支配法
則・条件を数値シミュレーションによる破壊過程の複雑性の研究と实際のデータを用いた震
源過程の解析を用いて解明するのが本研究の目的である。
本年度はまず 2004 年新潟県中越地震のマルチスケールインバージョンのまとめを行った。
J. Geophysical Research 誌に投稿し現在印刷中である。さらに 2005 年福岡県西方沖の地震と
2004 年パークフィールド地震についてマルチスケールインバージョンのための予備解析を
行った。一方数値シミュレーションは 2 次元の複雑な断層面上の破壊シミュレーションにつ
いての研究をまとめて Earth Planet and Space 誌に投稿した。さらに小さなスケールでの波形
解析の例として单アフリカ金鉱山の地震のエネルギー推定研究をまとめて J. Geophysical
Research 誌に発表した。
地震の不均質階層構造を研究する過程で单海トラフの沈みこみ帯の地震の階層構造につい
ていろいろなことがわかってきた。低周波地震とスロー地震の間には階層構造が成り立って
おり、すべての現象が一つの卖純なスケール則であらわされることが明らかになった。これ
は低周波地震やスロー地震という現象についても普通の地震と同じようにスケーリングや不
均質構造を推定することができるという重要な発見である。低周波地震の震源精密決定、低
周波地震のメカニズム推定、低周波地震と低周波微動の同一性、さらにスケーリング則とい
う 4 つの段階でそれぞれまとめた論文は 3 編が Nature 誌(1 編印刷中)、1 編が Geophysical
Research Letters 誌でハイライト論文として取り上げられた。
上記研究は地球惑星科学連合大会、日本地震学会、米国地球物理学会などで発表されてい
る。
5.ABIC に基づく地震地殻変動データの非線形インバージョン解析
研究計画の予定通り、初めに ABIC に基づく地震地殻変動データの非線形インバージョン
解析を行う上で最も重要な定式化を行った。まずは最も簡卖な場合である、明瞭な地表断層
が現れた場合について考え、その定式化を特段の困難には出会わず完了した。次に、英国オッ
クスフォード大からリーズ大へ移った Wright 氏の協力を得て、本手法で解析する地震をトル
コで 1995 年 10 月に起こった Dinar 地震(マグニチュード 6.1)にすることとした。直線的な地
表地震断層が観察された一方、地殻変動データからやや複雑な地震の滑り分布が期待された
ため、本手法の優秀性が現れやすいというのがその理由である。この地震による地殻変動は、
既に Wright 氏が作成していた InSAR(干渉合成開口レーダー)画像データから得られた。新た
に定式化したインバージョン解析法をその地殻変動データに適用したところ、最適な断層面
の傾斜角が 34°と以前の解析(約 50°)と比べずっと浅い角度に求まった。地震の最大滑り量は
約 1.3m である。それらに加え、矩形断層上の一様滑りの仮定の下で以前の解析で得られてい
た傾斜角(約 50°)では尤もらしい地震の滑り分布が得られないこと、InSAR データの解析では
データ間の共分散を考慮することが非常に重要なことも併せて明らかとなった。本研究の成
果は、平成 18 年 10 月の地震学会秋季大会、同年 12 月の AGU(アメリカ地球物理学連合)秋季
大会の二つの学会、および平成 19 年1月に京都大学防災研究所で開かれた研究集会「宇宙測
地・リモートセンシング技術による地殻変動研究の発展」で発表した。研究集会での発表に
使ったパワーポイントファイルは成果発表CDとしてまとめられ、関連する研究者に配付さ
れている。本研究の成果は論文としてまとめ、Geophysical Journal International 誌に近く投稿
する予定である。
48
6.付加体形成のダイナミクスと沈み込み帯地震発生断層解剖
本年度は計画初年度であり、付加体の中でもこれまで研究を蓄積して来た徳島県牟岐町の
四万十帯および宮崎県延岡市四万十帯の延岡衝上断層について調査を实施した。また、それ
らとこれまでの研究を一部公表した。得られた成果は以下である。
(1) これまでの発見されたシュードタキライトに関しての詳細な解析結果にもとづいて、付加
体断層中に発見された地震断層の形成過程を明らかにした。プレートの沈み込み帯に発達
する地震断層は陸上部に見られるシュードタキライトと異なり、大規模に水が還流する条
件下で形成されている。その結果、摩擦によりまず、水の熱圧化が起こり、次いでその圧
力によって水圧破砕が進行する。その破砕の結果、圧力が解放され、断層にそって有効摩
擦が復活する。そして、最終的に摩擦溶融に至ったことが判明した。このような過程はこ
れまで報告されたことがなかった。しかし、水が大量に介在する沈み込み帯や付加体では
重要な地震断層過程であろうと推定される。
(2) 付加体の鉱物脈について安定同位体分析を行った。その結果、メランジュ中の鉱物は、母
岩との同位体平衡が成り立つ環境下で沈殿し、その水は母岩を構成する含水鉱物からの脱
水によることが判明した。しかし、一方メランジュをユニットに区分する断層沿いに見ら
れる大量の鉱物脈の酸素同位体の特徴は異なっており、その起源はより高温部からの移流
によることが判明した。
(3) 延岡衝上断層の下盤について詳細な構造解析を行った。その結果、100m におよぶ断
層破砕帯は中心部から下に向かって拡大していることが判明した。
7.全地球物質循環と付加オロゲンの形成・進化に関する国際共同研究企画
平成 18 年 9 月 19~22 日、
高知大学にて国際シンポジウムおよび巡検を以下のとおり行い、
今後の国際共同研究体制の確立をはかるための検討を行った。
9 月 19 日、ERAS Work shop(高知大学メディアホール)
Timothy Byrne(Univ. of Connecticut)、木村 学(Univ. of Tokyo)、Gregory Moore
(JAMSTEC)
、Brian Windley(Univ. of Leicester)、小宮 剛(Tokyo Institute Technology)、
Moonsup Cho(Seoul National Univ.)、Hugurs Raimbourg(Univ. of Tokyo)、寺林 優(Kagawa
Univ.)
、Peter Cawood(Univ. of Western Australia)、磯崎行雄(Univ. of Tokyo)
、M. Santosh(Kochi
Univ.)
、Dapeng Zhao(Ehime Univ.)
、巽 好幸(JAMSTEC)
、Bor-Ming Jahn(Academia Sinica)、
岩森 光(Univ. of Tokyo)
、丸山茂徳(Tokyo Institute Technology)がそれぞれ発表を行い、9
月 20~22 日、四国四万十帯、三波川帯および愛知県犬山市にて現地討論会、巡検を行った。
この国際会議は、現在の世界各地における付加オロゲンの研究の現状を交換するとともに、
今後の共同研究の方向を探るものであった。日本の研究の現状はこれらの中で为導的なもの
であることが確認された。今後、本研究は、国際地質学連合(IUGS)と国際測地学地球物理
学連合(IUGG)の中に設置されている国際リソスフェア計画(ILP)に为要な共同研究とし
て位置づけ、正式課題として申請することが確認された。
8.下部地殻レオエロジー、剪断変形の局所化から地震性すべりにいたる流体の役割の解明
今年度は本研究の第2年度となる。ただし、初年度は 3 ヶ月であり準備に費やされた。本
年度の为要な目的は、北海道日高山脈の下部地殻相当の変成岩の地質学的調査、および資料
収集であった。夏期に 2 週間に实施した。その結果、これまでの調査によって明らかにされ
49
ていたそれらの分布を確認するとともに、詳細な変形構造とその結晶学的、化学的分析のた
めの良質の資料を得ることができた。また、中部地殻程度に相当する深度にてかつて貫入し
たガブロの岩体に関しても、地質の調査を实施した。その結果、この岩体の内部では、変形
が極めて不均質であり、一定部分に局所化しているが明らかとなった。この変形の局所化し
ている箇所は流体の移動に伴う変成作用が進行していることも明らかとなった。
これらの、資料を持ち帰り、审内での分析を实施した。
(1) 光学顕微鏡下での岩石学的、結晶学的解析。同じく変形の構造質学的解析である。その結
果、これらの岩石の変形は変成作用と同時的に進行している下部地殻下の条件下で進行し
たものであることを確認した。
(2) 変形の機構を確認するために、結晶方位統計解析を EBSD 解析装置を用いて实施した。
その結果、下部地殻の温度圧力下で進行した変形であるにも関わらず、塑性変形による微
細結晶化とそれに伴う再結晶化は起こっておらず、結晶の脆性的破断による微細化が为要
な機構であることが判明した。この結果は、下部地殻化での変形機構に関与する変形速度
のパラメータなどの重要性を浮かび上がらせるものである。
9.大規模横ずれ活断層の発生過程に関する研究
断層が無傷な岩石中に発生し、時間とともに大規模な断層へと成長・成熟していく過程を
解明するために、チベット高原東部の Kangding 断層帯中部の屈曲に伴って生じた新しい断
層帯(Dalianshan 断層帯)をテストフィールドとして、今年度は以下の調査・研究を行った。
(1) 断層の総すべり量を決定するための地形・地質構造解析
調査地域に分布する活断層について、それが動き始めてから現在までに積算されたすべ
り量を把握するために、地形の解析と基盤地質構造の解析を行った。地形解析には、デジ
タル地形データおよび 1/5 万地形図を用いた。断層周辺の基盤地質構造を精度良くマッピ
ングするために既存の地質データ(地質図と文献資料)を可能な限り収集し、それを基に
細部をリモートセンシング・データによって補完した。以上の準備の後、日本側研究協力
者が中国を訪問し、中国側共同研究者・何宏林と以下の総合的な解析作業を行った。
(2) 断層帯の高精度 mapping とその現地検証
四川省地震局は調査地域全域をカバーする縮尺約 1/6 万の空中写真を保有しており、こ
れを利用して空中写真判読を行い、断層線の位置と変位地形を mapping した。この結果に
基づきフィールド調査を行って、判読結果を検証するとともに、代表的な地点において変
位地形の測量を行った。
同断層帯单部セグメントにおいてトレンチ掘削調査を实施し、この断層の最新活動時期
を明らかにする証拠を得た。この地点では多数の年代試料を採取することができた。次年
度に年代測定を实施して、最新活動時期を決定する予定である。
10.西单日本-韓半島の白亜紀-第三紀花崗岩類の成因と大陸成長機構の解明
本研究の大きな目的は、地球の進化に重要な役割を果たしているにもかかわらず、未解決
問題が多く残されている花崗岩類の成因について、詳細なデータが蓄積されつつある西单日
本-韓半島を対象とし、年代学、岩石学、および地球内部ダイナミクスの手法を統合して、そ
の全体像明らかにすることである。このためには、花崗岩質マグマ生成の物質源、熱源およ
びダイナミクスの 3 点について、それぞれを個別の手法によって掘り下げると同時に、その
生成場を統合的なモデルによって解明することが必要となる。
本年度の研究では、上記のうち、鉱物年代測定(火成作用の時空分布の解明)、および花崗
50
岩質マグマ生成のダイナミクスの 2 点に特に注目し、西单日本での調査、サンプリングおよ
びコンピュータシミュレーションによるダイナミクスの解明を進めた。前者に対しては、韓
国側研究者(Prof. Jwa, Prof. Kwon)と一緒に、四国高松市周辺の花崗岩地域の調査・サンプ
リングを实施し、当該地域には、大きく分けて 3 種類の花崗岩があることを見出した。それ
ぞれの代表的な産地は、单部中央構造線沿い、讃岐平野東部、および讃岐平野北部(庵治花
崗岩類)である。さらにそれぞれについて单北方向の年代変化・岩質変化をとらえる目的で、
合計26試料のサンプリングを行った。これらの試料に対して、平成19年度以降に年代測
定を行う予定である。後者に対しては、2 相流のコンピュータシミュレーションに必要な基
礎コードの開発を行ったが、まだ応用する段階にはいたっていない。今後、さらにプログラ
ミングを進める必要がある。
11.跡津川断層における地震性破壊反応流体のニアフィールド観測-破壊ラジカル反応の实証
流体観測システムおよび掘削孔から採取された断層岩コアを用いて、次のことを行なった。
(1)ガス同位体観測精度向上のための装置改造、 (2) 同装置を用いた連続観測、および (3)コ
ア試料を用いた流体ー粉砕岩石反応实験である。また、今回の研究とは無関係ながら、同様
の研究が台湾の 1999 年の集集 (Chi-Chi) 地震 (Mw 7.7) の活断層である車籠埔 (チェルン
プ) 断層の深部掘削孔 (1100 m 深度) で行なわれたため、 19 年度以後の設置のために掘削
孔を検討し、観測装置に普遍性を持たせるための取材を行なった。
(1) ガス同位体観測精度向上のための装置改造
今年度は、前年度までの装置の課題であった、流体ガス成分中に含まれる水蒸気の除去
に全力を傾注した。ラインの冷凍装置に加え、加熱・冷却素子を用いた装置を考案し、シ
ステムに实装するとともに、ガスラインの体積を減尐、質量分析系を常時加熱する工夫を
加え、精度向上を試みた。その結果 3He のピークを確認する程度まで精度が向上した。現
状では 3He の定量には問題があるが、さらなる改造によって達成可能と考えられる。
(2) ガス同位体計測装置による連続観測
(1) の实装の後、連続観測を開始した。装置の不安定は前年度までに解消されていたので、
昨年度末には 3/4He 同位体以外のガス組成の連続データが得られた。研究期間内には掘削
孔近傍で地震が発生しなかったが、ごく最近の能登半島地震 (Mw 6.9) ではガス成分の時
系列トレンドが反転し、注目している。
(3) コア試料を用いた流体ー粉砕岩石反応实験
天然の断層帯で発生する岩石の粉砕と流体の化学反応を調べるために、コア試料を用い
た粉砕反応实験を行なった。探索的に素仮定を調べるため、測定可能なすべてのガス種に
おいて反応を追跡したところ、粉砕に伴うメタンの物理的放出機構が確かめられた。
12.地殻変形と流帯の相互作用に関する实験的研究
固体圧式实験装置 MK65S (静岡大学設置)を整備し、高温高圧下での差応力を精密決定
する手法を確立した (熊澤・清水, 2006; 清水ほか、2006). MK65S は上下2対の荷重変換機に
より内部摩擦の効果を相殺できる構造をもつ世界で唯一の固体圧試験機であり、これまでの
研究で精度よい応力-歪曲線が得られることが实証された。また扱える試料サイズも直径
10mm と比較的大きく、多結晶体である岩石と流体を含む系の破壊挙動を調べるのに適して
いる。本年度は昨年度に引きつづき、高温型蛇紋岩と瑪瑙の変形試験を行なった。蛇紋岩を
はじめとする含水鉱物の脱水反応は、スラブマントルや海洋地殻を震源とする地震を誘発す
るメカニズムとして注目されている。そこで、従来より高い圧力条件(~0.8GPa) で蛇紋岩
51
(アンチゴライト)の変形实験を行なった。本年度は歪速度や静的アニーリング時間などの
实験条件を様々に変化させてレオロジーを詳細に決定した。その結果、脱水反応に伴う顕著
な歪軟化や脆性-延性転移挙動が明らかになった。これらの挙動の変化は間隙の生成と圧密や
剪断帯の形成と関わるものと考えら、スラブ地震のメカニズムに重要な示唆を与えるものと
考えられる。瑪瑙の实験では、实験試料の後方電子散乱像 (EBSD) を解析した。粗粒石英粒
子の c 軸ファブリックは圧縮軸方向への集中がみられた。これは動的再結晶における結晶粒
成長によると解釈される。また予察的に、实験前後の試料中の H2O 量の変化を顕微赤外分
光法(FTIR) によって定量した。
13.地震発生予測シミュレーション/観測・計算を融合した階層連結地震・津波災害予測シス
テム
本研究の目的は、プレート運動による地殻応力の蓄積を経て大地震が発生し、地震波が構
造物を揺らし、津波が海岸部を襲うまでの一連の過程を「地球シミュレータ」上で再現・予
測する観測・計算融合の階層連結型高精度シミュレーション・システムを世界に先駆けて開
発することにある。平成18年度は、プレート運動による地殻応力蓄積、地震破壊伝播、地
震波動伝播の各要素モデルを結合した日本列島域の地殻活動シミュレーションモデル・プロ
トタイプを高度化し、プレート境界での準静的応力蓄積—動的破壊伝播—地震波動伝播の連
成シミュレーションに成功した。また、シミュレーションと地殻活動観測の融合に向け、地
震の CMT 解をデータとして地殻内応力状態を推定するインバージョン解析プログラムを開
発し、北海道—東北地域の3次元地震発生応力場の推定を行う一方、直接的及び間接的先験
情報を併用したベイズモデルに基づく新しい測地データインバージョン解析手法を定式化し、
国土地理院と共同して、それに基づく地殻変動解析プログラムを開発した。
14.地球型ダイナモの数値シミュレーション
古地磁気データから推定される、地磁気双極子モーメントの大きさの時間変動スペクトル
は、特徴的な卓越周期をもつとともに、変動振幅が周期に対してべき乗則を満たしているよ
うにみえる。これが、地球核内の大規模流の構造、および電磁流体乱流の特徴的な空間スペ
クトルと関係している可能性を指摘し、地球型ダイナモの 3 次元数値シミュレーション結果
をもとに、その考えを物理的に裏づけた。また地球型ダイナモの数値シミュレーションを、
内核の有無や、熱源の違いなどのパラメータを変えて、系統的におこない、それぞれのケー
スにおける、磁場生成過程のレイリー数依存性を調べた。地表で観測される磁場強度が、コ
ア表面の熱流量によって決まること、双極子磁場の安定性が、熱源分布の違いに依存して変
化しうること、などの知見を得た。
15.上部マントル上昇に伴う反応・変形過程の解析
現在地表に露出する上部マントル物質は、上部マントル内~地殻下部にかけての上昇・流
動過程を記録している。この過程は、かんらん岩中に残されている反応過程の解析から推定
することが可能であり、それができれば、地殻・上部マントルの上昇過程の全体像を明らか
にできる。本研究では、北海道幌満かんらん岩体のスピネルレルゾライト中に見られるざく
ろ石の反応生成物であるシンプレクタイトの微細構造を EBSD によって、その構成鉱物の結
晶方位を含めて初めて決定し、反応のメカニズムと変形過程のタイミングを明らかにした。
新たにわかった重要な点は以下の通り。(1)シンプレクタイトはざくろ石の表面に生じた 1 個
52
(~数個以下)の核から急速に成長した。(2)シンプレクタイト全体がざくろ石から相転移し
た後に転移クリープによって変形し現在の形状を持つに至った。(3) シンプレクタイトの周囲
に発達するスピネル+輝石の等粒状集合体はスピネルかんらん岩安定領域の高圧部で早期に
ざくろ石から相転移し引き続き変形によって扁平になったものであり、2GPa 以深の変形を記
録している。
5.5 地球生命圏科学講座
1.海洋におけるメタンハイドレートの分布分解挙動の研究
日本海東縁、上越市沖合で、ピストンコアラによる底質堆積物の回収、海水のサンプリン
グ、無人潜水艇による海底観察、サンプリングおよび現場实験を行った。この海域では昨年
度調査でメタンプルームと海底メタンハイドレートが確認されているが、今回は、海底から
噴出するメタンのバブルの観察に重点を置いた。メタンバブルは海底の 10 センチメートルほ
どの孔から激しく噴出している。バブルの直径は 0.5~1 センチメートル程度。これを透明の
プラスチック容器で捕集したところ、バブルは気泡ではなくメタンハイドレート粒子である
ことが分かった。海底の孔から噴出する時は気泡のはずであるから、噴出してすぐにメタン
ハイドレートに変わった、と考えられる。海底の水温は約 0.2℃、圧力は 90 気圧ほどで、十
分にメタンハイドレート安定領域であり、メタンハイドレートバブルの形成は予想通りであ
る。メタンプルームは高さ 600 メートルであった。水深 200 メートルでは水温が急激に上昇
しメタンハイドレートの安定領域を外れる。このことから、海底で形成されたメタンハイド
レートバブルが 600 メートル上昇し、浅層で分解したと説明できる。このようなメカニズム
で海底メタンが効率的に表層に運搬された、と考えられる。
2.メタンハイドレートの地質学スケールでの分解挙動の研究
中国の单京单西にはオルドビス紀/シルル紀境界層が分布している。従来化石のデータし
かなかったが、ここで、堆積学的、地球化学的調査分析を行い、境界層付近で炭素同位体組
成が著しく低下している事を明らかにした。この異常はこの時期の氷床の発達がメタンハイ
ドレートを不安定にし、大量のメタンが海洋に放出されたとして説明可能である。今後さら
にデータを集め、モデルの検証をする計画である。
3.鉄の酸化速度と黒雲母の溶解:大気酸素進化と低酸素分圧下での鉱物風化の関連
先カンブリア時代の大気中の酸素の濃度変化は、生命の進化のみでなく、海洋の進化など
地球表層環境の変化に密接に関連する重要な地球科学的課題である。古土壌(当時の風化を
受けた岩石)や硫黄同位体の物理的化学的解析から、具体的進化モデルが提唱されてきたが、
真核生物の進化に直接関係した地球史上最初の酸素増加が起きたと考えられる約 28 から 18
億年前の酸素濃度変化は定量的な算出がなされてない。本年度はまず、低酸素分圧下での
Fe(II)の酸化速度式を求めた。ガスの混合比率により酸素分圧がコントロールできるグロ−ブ
ボックス内で、酸素分圧(10-4 – 0.2 気圧)と pH(6.9 – 8.0)を変化させながら、Fe(II)溶液の
Fe(II)濃度減尐の時間変化を液体クロマトグラフィと ICP-AES で測定した。これで得られた
データから、Fe(II)の酸化速度式、-d[Fe(II)]/dt = k[Fe(II)][OH-]2[PO2]x の x が 1.0(0.2 気圧)
から酸素分圧が減尐するとともに減尐し、10-4 気圧で 0.7 になることがわかった。また、上記
53
グロ−ブボックスを用いて、風化系を模擬した開いた系で、含鉄鉱物の中で溶解速度が早いオ
リビンを用い、溶解实験を行い、溶出した Fe(II)の、酸化されて系に残る Fe と酸化されずに
系から流出する Fe の分配を求めた。酸化されずに系から流出する Fe は ICP-AES で、酸化さ
れて系に残る Fe は Dithionite-citrate(DC)抽出法により濃度測定した。酸化されて系に残る
Fe の割合は、0.92(0.2 気圧)から酸素分圧が減尐するとともに減尐し、10-4 気圧で 0.15 にな
ることがわかった。これは約 25 から 20 億年前の古土壌に残る Fe の割合と類似し、当時の酸
素上昇のパターンを再現している。
4.熱水性鉱物表面へ付着することによる原核生物の温度耐性に関する影響の解明
セイフリード型熱水合成装置を用い、固体をふくむ培地での特定微生物の培養を行うため
の予備实験を行った。すなわち、熱水合成装置の中に超好熱性菌株を付着させた様々な組成
を有する鉱物を設置し、模擬熱水培養实験を試み、岩石が微生物細胞の生存限界温度に与え
る効果を比較検討するための方法論を検討した。極限環境原核生物の熱耐性と生存限界を調
べるため、長野県北安曇郡小谷村にある NEDO 地熱井 N18-OT-2 井において、高温ボアホー
ル型採水器を用いた地熱貯留層(深度 700m以深、温度>120℃)からの原位置地熱水採水を
2回实施し、保圧のまま採取された地熱水に対し、有機・無機地球化学、ガス分析、同位体
分析、微生物の分子生物学的検討、CARD-FISH、分離培養などを用いた研究を行った(实際
には、脇に隣接して行われている OT-3 井掘削作業の終了が 1 月末から 2 月上旬に遅延したた
め、補助事業の年度内の完了が困難となり、作業に要する役務費等を平成 19 年度に繰り越し、
4月 10~14 日に实施した)
。地熱井中のスケールに微生物が確認されたが、それがどのよう
なものか確認をしている。
5.レアメタル資源の供給構造に関する研究
レアメタルの価格が数倍から 10 倍の高騰を見せており、安定供給障害の懸念が広がってい
る。注意を要するのは、多くのレアメタルは産出鉱床・国が非常に偏在しており、しかも供
給企業の寡占化が進行している。さらに副産物としてしか得られない金属が多いので、供給
が別の要素により影響を受けるという特殊性を持つ。さらに、経済規模の小さな希尐金属は
マーケットが確立しておらず、価格決定のメカニズムが不明となっている。ハイテクに用い
られるレアメタルの場合など、それを必要とする国、企業の数が限られており、日本にとっ
て火急の事態でも、他の国にとっては無関係のケースがある。これらのことから、広く言え
ば安全保障上、危機的な状況が発生する可能性がある。レアメタルはそれぞれの元素に固有
の地質学的問題があり、個別の対応が必要である。また、わが国の長期的課題として、海底
資源の開発への取り組みが必要である。わが国の排他的経済水域およびその近傍の海山には、
地球上でも最も品位の高い、白金、コバルト、銅、マンガンを含むコバルトリッチ・クラス
トが広域に賦存する。また、沖縄トラフや伊豆小笠原の領海内には金、銀、銅、鉛、亜鉛お
よび希尐金属の資源となる熱水鉱床が知られているからである。
6.北米太平洋岸に分布する海成白亜系の高時間精度年代層序と海生生物群の時空変遷
(1) 野外調査結果
米国アラスカ州单部 Talkeetna 山地の海成白亜系を地質調査し、下部白亜系(Albian)か
ら多数の大型化石を採集した。また、Alfred 川沿いに露出する上部白亜系(Campanian)中
に冷湧水性起源と思われる石灰岩を見いだすとともに、その周囲に特徴的に産するイノセ
54
ラムス科二枚貝などの産状を観察し、化石試料を採集した。さらに、約 2 週間にわたり、
米国カルフォルニア州 Redding 付近の海成白亜系を地質調査し、下部白亜系(Barremian)
中のメタン湧水起源石灰岩の周囲に分布する化学合成貝類群集の産状を観察するとともに、
化石試料を採集した。これと並行して、中部白亜系 Cemonanian/Turonian 境界付近を精査し、
海洋無酸素事変の検証のための微化石解析用泥岩試料を連続的に採集した。
(2) 审内研究結果
平成17年度までの第一次調査と今年度の野外地質調査結果と、採集した岩石試料の古
地磁気層序学的解析と大型・微化石試料の生層序学的解析の結果に基づき、北太平域で初
めて北カルフォルニア州の下部-中部白亜系の総合年代・古地磁気層序を確立した。この
成果は、为要分担者共著で海外誌に投稿中である。また、バンクーバー島と北海道の海成
上部白亜系から大型原始的タコ類の顎化石を多数見いだし、2新属3新種として記載報告
した(米国古生物学会誌に受理済み)。
7.地球表層で形成される無機高分子の構造とその集合組織の解明
今年度は为に層状の無機高分子と呼べるスメクタイトに関連する構造の解明に注力し
た。2 八面体型 2:1 層を持ち Al 成分の多いスメクタイト、例えば montmorillonite の多くは、
その八面体サイトの陽イオン分布が、大きな結晶を形成する muscovite 等とは異なっていると
いう報告がある。muscovite では、配位する2つの OH 基が対角線上にある八面体サイト
(trans-site)が空になっているが、montmorillonite では、これとは別の、2 つの OH 基が隣接
した八面体サイト(cis-site)の半分が空となっていることが示唆されている。このような八
面体サイトの陽イオン分布の違いを、高分解能電子顕微鏡(HRTEM)法による原子配列の直
接観察で明らかにすることを試みた。montmorillonite はあまりに電子線に弱いため、今回は
cis-site が空になっている illite 試料を観察した。ところがその HRTEM 像のコントラストは、
通常の muscovite のものと全く変わらなかった。その原因について調べたところ、illite は電
顕試料审の真空中における電子照射で脱水素化が起こり、これにより八面体陽イオンのサイ
ト間の移動が起きていることが明らかになった。この結果は、層状珪酸塩の構造を HRTEM
法で解析する場合の問題として、論文として国際誌に投稿した。
またイモゴライトの形成過程を解明するため、イモゴライト前駆体形成時における Si と
Al の結合形態について Si 固体 NMR による検討を行った。その結果、Si 源であるオルトケイ
酸ナトリウムと、Al 源である塩化アルミニウムを混合した段階で、Si と Al は重合しており、
アロフェン・イモゴライトに共通な Q3(3Al)構造を有していることが明らかとなった。
8.海洋動物のペルム紀末大量絶滅からの回復の研究
ペルム紀末の大量絶滅から海洋動物がどのように回復したのかを様々な分類群のデータに
基づいて総合的に調査を行っている。多様な分類群の中で、ウミユリ類はこの大量絶滅で非
常に大きな多様度現象を被ったグループであるが、このウミユリ類が三畳紀にどのように回
復し、新たな環境に適応放散しつつ、多様化したのかを調べた。その結果、(1)従来三畳紀の
最初期に現れたウミユリ類はゴカクウミユリ類と考えられてきたが、オマーンの Griesbachian
階の資料に基づき、最初に現れたウミユリはホソウミユリ類である可能性が高い。この新発
見は、現在共同で行いつつある、現生ウミユリの分子系統データの結果と矛盾しない。(2)三
畳紀初期に現れたゴカクウミユリ類の保存の良い骨格標本を多数、ネバダの石灰岩から採集
することができた。標本はすべてシリカに置き換わっており、酸処理をすることのよって微
細な構造まで観察可能である。これによって、このウミユリが現生のゴカクウミユリ類と同
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様、茎を自切(自ら切り落とす)し、場所を変える生態を取っていたことが初めて明らかに
なった。つまり最初に現れたゴカクウミユリ類はすでに現在と同じ生態を獲得しており、以
降 2 億年以上に渡ってゴカクウミユリ類はその形態、生態を大きく変化はさせていないこと
が明らかになった。(3)三畳紀初期の小型のウミユリを観察することによって、その成長過程
を追跡することが可能となった。その結果、ゴカクウミユリ類の初期の茎形態は現生のもの
とは異なることが明らかになった。このことはゴカクウミユリ類を含むウミユリの系統関係
に重要なデータとなる。
9.化石記録からみた化学合成生物群集の起源
(1) 環太平洋白亜系メタン湧水起源石灰岩体に伴われる化学合成貝類群集の研究
北海道北部中川地域の海成上部白亜系(カンパニアン階)の泥質岩中に含まれる石灰岩
とそれに随伴する特異な化石群集を古生物学、堆積学、同位体および有機地球化学的手法
を用いて研究し、石灰岩がメタン湧水活動に伴って形成され、化石群集は古細菌やメタン
酸化細菌を体内に共生させた化学合成群集であることを明らかにした。本研究では、そこ
での貝類化石群集の種構成を調べ、それらが現生化学合成群集に特徴的なネオンファルス
科・ハイカブリニナ科腹足類、ツキガイ超科・キヌタレガイ科二枚貝で構成されているこ
とや、群集構成が石灰岩体から周辺の泥質岩に向かって変化することを明らかにした。炭
素同位体比のデータなどから、この群集構造の側方変化はメタン湧水部からの距離に応じ
た硫化水素濃度変化に規制されていた可能性が示唆された。また、今年度の基盤研究(B)
を用いて行われた米国カルフォルニア州の下部白亜系の調査で、バレミアン階のメタン冷
湧水性石灰岩周辺の泥質岩中に大型の二枚貝を伴う化学合成貝類群集を見いだした。現在
分類学的検討を行っている。これらの成果の一部は3編の論文として国際誌に公表した。
(2) 白亜紀長頸竜類化石に随伴する小型貝類の研究
北海道大学博物館収蔵の北海道羽幌地域上部白亜系産長頸竜類化石に随伴する小型腹足
類を北大博物館の小林快次博士、越前谷宏紀博士と共同研究し、それが現世のメタン湧水
付近に特徴的に分布するハイカブリニナ科の属に類似することから、長頸竜類骨中のメタ
ンを栄養源とする化学合成貝類であることを明らかにした(海外誌に投稿中)。
10.古環境変動に伴う微生物の進化と拡散
北海道大夕張地域の C/T 境界より得られた、風化の影響を受けていない炭酸塩ノジュール
からは従来の泥岩についての有機地球化学分析と異なる結果が得られつつ有る。これまでの
研究では C/T 境界に謙気的メタン酸化を示すバイオマーカーは見出されていなかったが、著
しく低い炭素同位体組成を持つバイオマーカーが複数検出された。炭酸塩ノジュールを分析
することで、現世の風化、汚染の影響の尐ない分析を行う事ができることが明らかになり、
現在、詳細な分析を行っている。
北海道三笠市始新世幌内層中の化学合成群集と seep-carbonate から得られた、内部をセメン
トされた貝化石 5 種と seep-carbonate とされる炭酸塩岩 2 種について、バイオマーカー分析を
行った。貝化石は Hubertshenckia ezoensis、 Thyasira nipponica (Chemoautotrophic species)、
Oyclocardia tokudai 、Acila picturata、Portlandia watasei (Associated species)である。分析の結
果、炭素同位体組成は大きくばらつき、貝化石からメタン酸化を特徴付けるバイオマーカー
は検出されず、炭酸塩岩 1 個からのみ著しく軽い炭素同位体を持つイソプレノイドが検出さ
れた。即ち、貝化石分析結果からは化学合成の証拠は乏しく、1 個の炭酸塩からは強い証拠
が示された。メタン酸化を行っていた古細菌は ANME-2 と推定される。
56
現世のメタン湧出地点数カ所の堆積物の分析の結果、軽い炭素同位体組成を持たない gemアルカンが卓越した。現在、その起源について研究を行っている。これらの分析結果から、
嫌気的メタン酸化が行われている環境での微生物の進化と拡散について議論を行っている。
11.深海冷湧水・熱水噴出域における化学合成微生物群集制御要因の解明に関する研究
海底熱水や冷湧水活動は地球のマグマ活動に伴う普遍的な現象であり、海洋や大気に放出
される化学成分は膨大である。これらを直接利用する、もしくは二次的に利用する微生物群
集の地球表層に及ぼす生物的な影響は当然大きいと予想されるにもかかわらず、その分布さ
えも全くと言っていいほど明らかになっていない。本年度は、地質学的および地理的に異な
る条件下にある深海熱水(水曜海山、沖縄トラフ、单部マリアナ背弧拡大軸)や冷湧水噴出
域周辺(日本海)のプルーム試料の微生物群集構造について、DGGE 法、Rainbow-FISH 法、
CARD-FISH 法による解明を試みた。水曜海山では、現場での倍加速度が約 1 日であることを
明らかにし(査読中)
、水曜海山熱水プルーム中の微生物活性は非常に高く、カルデラ内に供
給される有機物量の 95%以上は化学合成微生物が生産していることが示された。水曜海山熱
水プルーム中の微生物は CARD-FISH 法などの増感手法を用いずとも容易に検出が可能であ
ることからも、水曜海山熱水プルーム中の微生物が高活性であることを支持している。その
他の海域におけるプルーム中微生物は沖縄トラフ鳩間海丘および单マリアナ海域を除き微生
物の有為な増殖は認められなかった。鳩間海丘および单マリアナ海域では、CARD-FISH 法に
よる増感により特定微生物の検出が可能であり、DGGE 法を併用した解析から、水曜海山と
ほとんど同じ硫黄酸化に関わる微生物が検出され、プルーム中で増加した微生物細胞の約半
数に相当することが明らかとなった(投稿中)。このことから、北西太平洋の熱水活動域にお
ける熱水プルーム中では、γ プロテオバクテリアに属する硫黄酸化微生物が卓越することが
明らかとなった。硫黄酸化微生物の割合と噴出熱水の化学成分組成、熱水プルームの水深の
間に明確な関連性は認められないが、熱水活動の熱源となるマグマの酸化度により、硫黄酸
化微生物の割合が制御されている可能性が示された。
5.6 21 世紀COEプログラム
1.海洋深層循環が海洋炭素循環に果たす役割とその気候への影響の評価に関する研究
本研究では、全球海洋大循環モデルに炭素の循環を組み込んだ海洋物質循環モデルを開発
し、海洋深層まで含めた全球スケールでの海洋炭素循環のモデリングを行い、海洋深層循環
が炭素循環に果たす役割の理解と、その気候への影響の評価を目的とする。今年度は、前年
度までに開発を進めてきた海洋物質循環モデルを利用した实験として、地球温暖化に伴う海
洋深層循環の変化が海洋炭素循環にどのような影響を与え、それが大気二酸化炭素濃度にど
の程度影響しうるのかを評価するための数値实験を行った。数値实験には、海洋物理場を境
界条件として利用できるオフライン版の海洋物質循環モデルを用いた。海洋の物理場につい
ては、東京大学気候システム研究センターをはじめとする研究グループで開発された大気海
洋結合大循環モデルMIROCによる大気二酸化炭素濃度漸増实験の結果を利用した。数値
实験として、「海洋の温度場のみが変化した場合」「海洋の循環場のみが変化した場合」など
の感度实験もあわせて行い、それらの实験結果の解析を行った。その結果、海洋循環の変化
による大気二酸化炭素濃度への影響は、海洋表層の温度変化による影響に比べ非常に小さい
ものであると見積もられた。それには、海洋深層循環の弱化に伴い海洋表層への栄養塩の供
57
給が減尐し、海洋の生物ポンプが弱化するというフィードバック機構が働いていることが関
係しており、海洋深層循環の変化が海洋の基礎生産に大きく影響しうることが示唆された。
2.粘弾性地球モデルを用いた地殻変動と環境変動の理論研究
近年、衛星測位観測技術のめざましい発達により、高精度、高時間分解能のデータが取得
されることが予想される。このような新しい測地学の観測値は地球表層の変動のみならず、
質量移動を観測するという観点で、地球内部の活動における新しい理解を進めることができ
る可能性がある。現在ドイツとアメリカの共同で進められている衛星重力ミッション GRACE
は、河川等の陸水の季節変動などを明確に捉えている。一方で、固体地球に関連した現象と
しては、postglacial rebound による重力の経年変化の検出が期待されているが、将来重力ミッ
ションの精度・分解能の向上により、大地震や火山活動にともなう重力場変化も検出できる
可能性がある。このように固体地球の変動と地球表層の質量移動には密接関係があり、観測
値の定量的な評価のためにも固体地球のレスポンスをシミュレートすることは重要である。
以上のような観点から、 本年度においては、 大地震や火山活動に伴う重力変化や特に水平
方向の地殻変動をシミュレ−トする数値計算コ−ドを開発し、 様々なパラメタ−スタディを
行った. 本研究は 2006 年度に論文公表に至っている.
さらに、このような地殻変動や重力変化等のシミュレーション研究を進めることは、地球
表層および地球内部の変動についての理解だけでなく、それと密接に関連する環境変動の定
量的評価という研究分野への貢献が多いに期待できる。その観点から、 アラスカ大学との共
同観測研究プロジェクトとして行われているアラスカ州单部における測地総合観測の結果に
基づいたシミュレ−ション研究を進めており、最終氷期と約 200 年前の小氷期(Little Ice Age)
のあとに起こった氷床融解と地殻変動の関係についての定量的評価を試みている. 本研究課
題は 2007 年度に論文公開の予定である。
3.マントルの含水量の推定
沈み込み帯における物性値の 3 次元分布推定を行う手法の開発を行った。この手法は、複
数の地震学的観測データから物性の推定を行うものである。P 波速度、S 波速度、P 波減衰の
トモグラフィーをデータとして、含水量、温度、Mg/(Mg+Fe)を未知数として定式化を行いっ
た。これをインバージョンにより解いて物性値の推定を行う。この手法をフィリピン海の既
存のトモグラフィーデータに適用し、上部マントルの物性値を推定した。この結果、300-400km
の深さのマントル中の含水量が通常のマントルよりも多いことが明らかになった。これは、
長期に渡って沈み込み続ける太平洋スラブによってマントル中に水が運搬されたためである
と考えられる。また四国海盆下の深さ 100-200 km のマントルは通常のマントルよりも
Mg/(Mg+Fe)が高いことがわかった。これは、この地域の活発な火成活動によると考えられる。
以上の結果はこの地域のテクトニクスと調和的である。
また、フィリピン海、北西太平洋における海底地震観測に参加し、広帯域海底地震計の設
置・回収を行った。2006 年 11 月に实施された約 3 週間の観測航海によって各 12 台の広帯域
海底地震計の設置・回収を行った。回収したデータは 2005 年 10 月から 2006 年 10 月までの
約 1 年間にフィリピン海、北西太平洋に設置された広帯域海底地震計のデータである。この
海底地震計はセンサーに CMG-3T、3 成分を備え、200Hz サンプリングで記録されている。北
西太平洋に設置した観測点のデータを解析することにより、沈み込むスラブの下のマントル
の地震学的性質が明らかにした。またフィリピン海に設置した観測点のデータにより沈み込
む太平洋スラブの地震学的性質がこれまでになく高精度で推定できるようになった。今後上
58
記の手法をこのデータに適用する予定である。
4.赤道インド洋における過去 80 万年間の古地磁気永年変動:古地磁気強度と伏角の関係
近年、遠洋性海底堆積物を対象とした詳細な古地磁気記録の復元により、1 万~10 万年ス
ケールの地磁気強度の永年変動の存在が報告されつつある(例えば、Guyodo and Valet, 1999)
。
さらに、Yamazaki and Oda(2002)は古地磁気強度とともに伏角変動にも約 10 万年周期が存
在する可能性を指摘し、この伏角変動が約 10 万年周期で変動する双極子磁場成分に対して、
停滞性の非双極子磁場成分が存在することによって生じるとするモデルを提唱した。そこで
本研究は、同モデルを検証するために、非双極子磁場成分の寄与率に対応する伏角異常の大
きな地点と小さな地点における古地磁気強度と伏角変動の関係を明らかにすることを目的と
した。
本研究では、2005 年夏に赤道インド洋より採取されたピストンコア、MR0503-PC1~PC3 を
使用した。コア中に認められる Toba カルデラ起源テフラを年代基準面として、ODP Site748
コアと MR0503-PC1 コア間で酸素同位体比変動曲線を、その他のコア間では帯磁率変動曲線
を対比から年代モデルを構築し、各コアの基底部の年代は、それぞれ約 27 万、32 万、およ
び 79 万年前と推定された。各種岩石磁気学的パラメータにおいて磁性鉱物種・量の急激な変
化が認められた層準を除き、MR0503-PC1~PC3 の各コアから求めた各コアの相対古地磁気強
度はそれぞれ非常に良く似た変動パターンを示し、また、過去 80 万年間の標準古地磁気強度
変動記録(Sint-800)
(Guyodo and Valet, 1999)とも良く似た変動傾向を示した。
過去 500 万年間の Time Average Field (TAF) モデルから、西赤道太平洋から東赤道インド洋
において大きな負の伏角異常が存在することが予想されていたが(Johnson and Constable,
1997)
、MR0503-PC1~PC3 の各コアにおいては、大きな伏角異常は認められなかった。本研究
では、この伏角異常の大きな赤道太平洋と伏角異常の小さな赤道インド洋における古地磁気
強度と伏角の変動傾向を比較した。その結果、伏角異常の大きな赤道太平洋では古地磁気強
度の低下に伴い伏角値が負に変動する傾向を示すのに対して、伏角異常の小さな赤道インド
洋では、古地磁気強度の変動と伏角値に有意な関係がないことが示された。以上のことは、
伏角の周期変動は変動する双極子磁場成分に対して、停滞性の非双極子磁場成分が存在する
ことによって生じるとするモデルが成り立つ可能性が高い。
5.岩石磁気特性に基づく過去 80 万年間の单アジアモンスーン変動の復元
近年、中国内陸部の分布する Loess-古土壌シーケンスや、日本海や单シナ海の海底堆積物
情報を基に、過去のモンスーン変動の復元が試みられている(例えば、An et al., 2000;
Nagashima et al., 2007)
。Sun et al. (2006)は、中国内陸部に分布する Loess-古土壌シーケンスに
おける帯磁率および石英の粒径変動に基づき、過去約 70 万年間の東アジアモンスーン変動を
復元し、特に酸素同位対比ステージ 15 から 13 における夏期モンスーンの急激な強化と北上
が起きたことを報告している。一方、单アジアモンスーンにおいては、ヒマラヤの隆起に関
係した堆積物組成の変化や、比較的短い期間(数万~数十万)における変動が報告されてい
るが、より長い時間スケールでのモンスーン強度変動はあまり明らかになっていない。そこ
で本研究は、赤道インド洋から採取された海底堆積物の岩石磁気特性変動を復元し、これに
基づき過去 80 万年間の古気候・環境変動、特に单アジアモンスーンの強度変動を明らかにす
ることを目的とした。
本研究では、2005 年夏に(独)海洋研究開発機構所有の調査船「みらい」によって赤道イ
ンド洋より採取されたピストンコア、MR0503-PC3 を使用した。本研究では、磁性鉱物供給
59
量の指標として帯磁率および Anhystertic remanent magentzation (ARM)、磁性鉱物種の指標と
して S-ratio(0.1 および 0.3T)の測定を行った。その結果、帯磁率および ARM が酸素同位対
比曲線とほぼ同調して変動していること、その変動幅が酸素同位対比ステージ 15 から 11 に
大きくなることが明らかとなった。また、S-ratio がステージ 15 以降に急激に小さくなること
も示された。これはそれぞれ、温暖期に増加する磁性鉱物供給量が特にステージ 15 から 11
にかけて大きくなったこと、ステージ 15 以降におけるヘマタイトおよびマグヘマイトなどの
急激な供給量の増加を示している。これらの変動要因については未だ考察中であるが、ステー
ジ 15 以降の夏期モンスーンの強化と、それに伴う後背地の急激な土壌化を示していると考え
ている。
6.原生代初期・全球凍結現象(スノーボールアース)に関する地球表層環境変動の解明
2006 年8月にカナダ・ヒューロニアン累層群及びアメリカ・マーケットレンジ累層群の地
質調査を行い、岩石試料の化学分析により以下の3点を重点的に調べた。
(1) 炭酸塩 Pb-Pb 年代法によるヒューロニアン累層群、マーケットレンジ累層群の年代決定:
過去の研究により、約 22 億年前に全球凍結(スノーボールアース)現象が起きていた可
能性が、单アフリカ・トランスバール累層群で示されている。しかし、これに対応する
他地域での全球凍結の証拠はまだ見つかっていない。申請者は、アメリカ・マーケット
レンジ累層群において、全球凍結を間接的に示す証拠である‖キャップカーボネイト‖層
の Pb-Pb 同位体年代測定を行った。その結果、誤差が 1 億年と大きいもののその年代が
約 22 億年前になり、マーケットレンジ累層群に見られる氷河性堆積物から石英砂岩層を
挟んで、この炭酸塩堆積までが、一連の全球凍結イベントに対応している可能性が高い
ことを示した。
(2)有機炭素同位体比変動の高時間分解能解析:(1)の研究から、アメリカ・マーケットレンジ
累層群が单アフリカで発見されたスノーボール現象に対応している可能性が示された。
しかし、そのような極端な寒冷状態からの気候回復プロセスについてはほとんど分かっ
ていない。そこで、試料の有機炭素同位体分析を行い、当時の炭素循環や地表環境の回
復プロセスの復元を試みた。その結果、約 22 億年前の全球凍結後の石英砂岩層に地球史
上最大級の有機炭素同位体の負異常を発見した。また、この大きな負異常は、カナダ・
ヒューロニアン累層群の第3氷期(ゴウガンダ氷期)後にも見られ、ヒューロニアン累
層群の第3氷期とマーケット累層群の氷期が、单アフリカ・トランスバール累層群の氷
期に対応していることを示唆している。これらの負異常は、氷河期後にメタンハイドレー
トの大規模崩壊が起きたことを示しており、その後の温暖期、酸素濃度増大イベントへ
とつながっていく重要なターニングポイントとなった可能性が高い。
(3) Re-Os 年代法によるヒューロニアン累層群の年代決定:Re-Os 年代法は、近年の分析手法・
装置の改良に伴い、先カンブリア時代の堆積岩の堆積年代を決定できる可能性が示唆さ
れはじめている重要な年代決定法である。これまで申請者とその研究グループではパイ
ライトの Re-Os 年代により、ヒューロニアン累層群の絶対堆積年代を求める研究を行っ
てきた。特に申請者は、ヒューロニアン累層群の第 2 氷期(ブルース氷期)の直上に Re,
Os の濃集を見つけ、現在堆積年代を高精度で決定しつつある。同様の Re-Os を使った年
代決定を、あと3-4点で行うことが出来れば、これまで絶対年代がほとんど決まって
いなかったヒューロニアン累層群と複数の氷河イベントの年代を数 10Ma の誤差範囲で
制約することができる。また、これにより单アフリカや北欧の他地域との絶対年代的な
比較も行うことができるようになり原生代初期の地球表層環境の理解は飛躍的に進むこ
とが予想される。さらに、濃集の見られた Os の同位体比を調べることによって、氷期中
60
にはほとんど無かった大陸の風化プロセスが、氷期後に数10倍にまで増加しているこ
とがわかった。このような急激な風化の強化は、スノーボールアース仮説とも整合的で
あり、原生初期の地球は二度、全球凍結状態に陥った可能性がある。
7.エルニーニョ/单方振動の長期変調に関する熱力学的研究
大気と海洋の間の熱のやり取り(黒潮続流域を含む西岸境界流域などでの海洋から大気へ
の熱の放出や太平洋の冷舌域での海洋への熱の吸収等)や海洋内部の熱輸送(熱帯域とその
外側の熱のやりとり、インドネシア通過流による太平洋からインド洋への熱の輸送)が、ど
のように変動し、太平洋熱帯域の熱収支に影響を与えるのかを高解像度大気海洋結合モデル
(SINTEX-F1)の結果を用いて調べた。
エルニーニョの発生に伴い、太平洋熱帯域の蓄熱量は減尐することがわかった。これは、
为に、海面熱フラックス偏差(特に短波放射)の減尐と極向きの熱輸送量偏差(特にエクマ
ン熱輸送と内部領域における地衡流熱輸送)の増加に伴うものであることが明らかになった。
また、インドネシア通過流偏差は、反対の傾向を示し、エルニーニョ発生時に太平洋熱帯域
の蓄熱量を増大させる方向に働いていることも明らかになった。
太平洋熱帯域の蓄熱量は、夏にピークを迎えるエルニーニョの際よりも冬にピークを迎え
るエルニーニョの際の方が、大きく減尐することが明らかになった。これは、季節変動に伴
う背景場の違いにより対流活動偏差の大きさが異なることとインドネシア通過流を介したイ
ンド洋の影響が季節によって異なることによることがわかった。そして、このようなエルニー
ニョの季節性の長期変調が、エルニーニョ/单方振動の長期変調をもたらしていることが明
らかになった。
8.並列計算機を利用した大規模シミュレーションのための基盤技術の開発
有限要素法に代表される非構造格子を使用した科学技術計算分野において、「地球シミュ
レータ」
、PC クラスタなどの並列計算機を使用した大規模数値解析手法の開発に関する研究
を实施した。
科学技術計算プロセスの大部分は、支配方程式を線形化することによって得られる、大規
模な連立一次方程式を解くことに帰着される。大規模な連立一次方程式の解法としては並列
計算に適した反復法が使用されるが、対象とする問題、境界条件が収束に大きく影響する。
反復法の収束は係数行列の固有値分布に強く依存するため、適当な前処理を施すことによっ
て、適切な固有値分布をもった係数行列に変換することが必要である。特に非線形問題を線
形化して解く場合には、前処理技術が重要である。
接触問題は、様々な科学技術アプリケーションで扱われている代表的な非線形現象である
が、地球科学分野においては、プレート間の応力蓄積を計算し、地震発生サイクルの予測に
資するものとして、重要である。筆者が開発した Selective Blocking 法は接触問題において、
効率的に安定な解を得られる手法として広く利用されているが、一方で、接触面における微
小変形を仮定しているため、大すべり問題、接触面における形状が不整合な場合などには適
用が困難であった。より一般的な問題に適用可能手法として Fill-in、並列計算において領域
間オーバーラップを深くする手法が一般的であるが、計算時間、通信時間が増加するため、
必ずしも効率的ではない。本年度研究では Fill-in、領域間オーバーラップを要素特性によっ
て選択的に変化させる方法を開発し、効率的に安定な解を得ることに成功した。
差分法、有限要素法等を使用した科学技術シミュレーションにおいて、応力集中、剥離、
衝撃波等の現象を解析する場合、より精度の高い結果を得るためには、これらの現象が生じ
61
ている近傍で、メッシュを細かくする必要がある。複雑な形状、現象では、あらかじめその
ような部位がわかっていないために、効率的なシミュレーションの实施のために、計算結果
に応じて自動的にメッシュを細かくする適応格子細分化法(Adaptive Mesh Refinement)が広
く使用されている。並列計算においては、細分化する領域によっては、プロセッサごとの負
荷が不均一になるため、領域間の負荷をバランスさせる、動的負荷分散(Dynamic Load
Balancing)が必須である。本年度研究では、これまであまり扱われてこなかった、三次元六
面体メッシュのために適応格子細分化法と動的負荷分散手法を開発した。プロセッサ数が増
加した場合の通信時間の増加を防ぐため、MPI_ALLtoALL を極力使用しないアルゴリズムを
開発し、384 プロセッサまでに範囲においてはスケーラブルな結果を得ることに成功した。
9.日本列島域の地殻活動シミュレーション
本研究では、複雑なテクトニック環境の下にある日本列島域を対象として、長期的な地殻
変形運動やプレート境界で繰り返される大地震発生を統一的に扱う三次元地殻活動シミュ
レーションモデルの開発を進めている。2006 年度には、『プレート運動による準静的応力蓄
積と地震の動的破壊の連成シミュレーション』に関する研究を行なった。
日本列島域の現实的なプレート境界面形状モデルを共通の基盤として、プレート沈み込み
帯の準静的応力蓄積モデルと三次元曲面断層上の動的破壊伝播モデルを結合することにより、
テクトニック応力の蓄積から準静的な破壊核の形成を経て動的破壊に至る大地震発生過程の
シミュレーションを实現した。一例として、1968 年十勝沖地震の地震断層域に大小二つの固
着域がある場合の数値シミュレーションを行なった。先ず、適当な初期状態の下で準静的シ
ミュレーションを行なうと、プレート境界面の地震断層域が定常的なプレート相対運動から
すべり遅れて、応力蓄積が進行する。固着域に於けるすべり遅れはその縁辺部に剪断応力の
集中を引き起こし、やがて臨界状態に達する。次に、この時点での応力状態と断層構成関係
を初期値として、動的破壊伝播シミュレーションを行なうと、地震断層域を完全に破断する
大地震が発生する。また、応力蓄積が臨界レベルに達する以前の途中状態で、擾乱を与えて
動的破壊を強制的に開始させると、応力蓄積のレベルに応じて、破壊が加速せずに停止する
場合、破壊は加速するが地震断層域を完全には破壊せずに停止する場合が实現した。これに
より、大きな擾乱を与えても破壊が加速しない応力状態から、途中の部分的な地震破壊が生
ずる応力状態を経て、大地震が発生する最終的な臨界状態に至ることを明らかにした。この
ことは、大地震の発生予測に於いて、現在の応力状態を知ることの重要性を示している。
62
6 論文および出版物
6.1 大気海洋科学講座
(a) 査読付き論文
1.
Aiki, H., K. Takahashi, and T. Yamagata (2006), The Red Sea out flow regulated by the Indian
monsoon, Continental Shelf Research, 26, 1448-1468.
2.
Aiki, H., and T. Yamagata (2006), Energetics of the layer-thickness form drag based on an integral
identity, Ocean Sci., 2, 161-171.
3.
Behera, S. K., J.-J. Luo, S. Masson, S. A. Rao, H. Sakuma, and T. Yamagata (2006), A CGCM
Study on the Interaction between IOD and ENSO, J. Climate. 19(9), 1688-1705.
4.
Chakraborty, A., M. Mujumdar, S. K. Behera, R. Ohba, and T. Yamagata (2006), A cyclone over
Saudi Arabia on 5 January 2002 : A case study, Meteorology and Atmospheric Physics, 93,
115-122.
5.
Chang, P., T. Yamagata, P. Schopf, S. K. Behera, J. Carton, W. S. Kessler, G. Meyers, T. Qu, F.
Schott, S. Shetye, and S.-P. Xie (2006), Climate Fluctuations of Tropical Coupled Systems - The
Role of Ocean Dynamics, J.Climate, 19(20), 5122-5174.
6.
Endoh, T., and T. Hibiya (2006), Numerical study of the meridional overturning circulation with
―mixing hotspots‖ in the Pacific Ocean, J. Oceanogr., 62(3), 259-266.
7.
Enomoto, T., W. Ohfuchi, H. Nakamura, and M. A. Shapiro (2007), Remote effects of tropical
storm Cristbal upon a cut-off cyclone over Europe in August 2002, Meteorol. Atmos. Phys.,
96(1-2), 29-42.
8.
Gamblin, B., O. B. Toon, M. A. Tolbert, Y. Kondo, N. Takegawa, H. Irie, M. Koike, J. O.
Ballenthin, D. E. Hunton, T. M. Miller, A. A. Viggiano, B. E. Anderson, M. Avery, G. W. Sachse, J.
R. Podolske, K. Guenther, C. Sorenson, and M. J. Mahoney (2006), Nitric acid condensation on
ice: 1. Non-HNO3 constituent of NOY condensing cirrus particles on upper tropospheric, J.
Geophys. Res., 111, D21203, doi:10.1029/2005JD006048.
9.
Gavrilov, N. M., S. Fukao, H. Hashiguchi, K. Kita, K. Sato, Y. Tomikawa, and M. Fujiwara (2006),
Combined MU radar and ozonesonde measurements of turbulence and ozone fluxes in the
tropo-stratosphere over Shigaraki, Japan, Geophys. Res. Let., 33, L09803,
doi:10.1029/2005GL024002.
10. Guo, X., Y. Miyazawa, and T. Yamagata (2006), The Kuroshio onshore intrusion along the shelf
break of the East China Sea : the origin of the Tsushima Warm Current, J. Phys. Oceanogr., 36(12),
2205-2231.
63
11. Iskandar, I., T. Tozuka, H. Sasaki, Y. Masumoto, and T. Yamagata (2006), Intraseasonal variations
of surface and subsurface currents off Java as simulated in a high-resolution ocean general
circulation model, J. Geophys. Res., 111, C12015, doi:10.1029/2006JC003486.
12. Iwamae, N., T. Hibiya, and Y. Niwa (2006), Numerical study of enhanced energy dissipation near
a seamount, J. Oceanogr., 62(6), 851-858.
13. Kayanne, H., H. Iijima, N. Nakamura, T. R. McClanahan, S. Behera, and T. Yamagata (2006),
Indian Ocean Dipole index recorded in Kenyan coral annual density bands, Geophys. Res. Lett.,
33, L19709, doi : 10.1029/2006GL027168.
14. Koike, M., Y. Kondo, K. Kita, N. Takegawa, N. Nishi, B. Liley, T. Kashihara, S. Kudoh, S.
Kawakami, D. Blake, T. Shirai, M. Ko, Y. Miyazaki, Z. Kawasaki, and T. Ogawa (2007),
Measurements of Reactive Nitrogen Produced by Tropical Thunderstorms during BIBLE-C, J.
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15. Koike, M., N. B. Jones, P. I. Palmer, H. Matsui, Y. Zhao, Y. Kondo, Y. Matsumi, and H. Tanimoto
(2006), Seasonal Variation of Carbon Monoxide in Northern Japan: FTIR Measurements and
Source-labeled Model Calculations, J. Geophys. Res., 111, D15306, doi:10.1029/2005JD006643.
16. Kondo, Y., Y. Komazaki, Y. Miyazaki, N. Moteki, N. Takegawa, M. Nogami, S. Deguchi, M.
Fukuda, T. Miyakawa, Y. Morino, D. Kodama, and M. Koike (2006), Temporal variations of
elemental carbon in Tokyo, J. Geophys. Res., 111, D12205, doi:10.1029/2005JD006257.
17. Kosaka, Y., and H. Nakamura (2006), Structure and dynamics of the summertime Pacific-Japan
(PJ) teleconnection pattern, Quart. J. Roy. Meteorol. Soc., 132 (619), 2009-2030.
18. Kug, J.-S., T. Li, S.-I. An, I.-S. Kang, J.-J. Luo, S. Masson, and T. Yamagata (2006), Role of the
ENSO-Indian Ocean coupling on ENSO variability in a coupled GCM, Geophys. Res. Lett., 33 (9),
L09710, doi : 10.1029/2005GL024916.
19. Marchant, R., C. Mumbi, S. Behera, and T. Yamagata (2006), The Indian Ocean dipole - the
unsung driver of climatic variability in East Africa, Afr. J. Ecol., 45, 4-16.
20. Moteki, N., Y. Kondo, Y. Miyazaki, N. Takegawa, T. Miyakawa: Y. Komazaki, G. Kurata, T.
Shirai: D. R. Blake, and M. Koike (2007), Evolution of mixing state of black carbon particles:
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10.1029/2006GL028943.
21. Nagasawa, M., T. Hibiya, K. Yokota, Y. Tanaka, and S. Takagi (2007), Microstructure
measurements in the mid-depth waters of the North Pacific, Geophys. Res. Lett., 34(5), L05608,
doi:10.1029/2006GL028695(AGU Journal Highlight).
22. Nonaka, M., H. Nakamura, Y. Tanimoto, T. Kagimoto, and H. Sasaki (2006), North Pacific
decadal variability in SST and frontal structure simulated in a high-resolution OGCM, J. Climate,
64
19(10), 1970-1989.
23. Ogino, S., K. Sato, M. D. Yamanaka and A. Watanabe (2006), Lower-stratospheric and
upper-tropospheric disturbances observed by radiosondes over Thailand during January 2000, J.
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24. Saji, N. H., S.-P. Xie, and T. Yamagata (2006), Tropical Indian Ocean Variability in the IPCC
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25. Sasaki, H., Y. Sasai, M. Nonaka, Y. Masumoto, and S. Kawahara (2006), An eddy-resolving
simulation of the quasi-global ocean driven by satellite-observed wind field - Preliminary
outcomes from physical and biological fields-, J. Earth Sim., 6, 35-49.
26. Sugita, T., H. Nakajima, T. Yokota, 他 (36 人中 6 番目:K. Sato) (2006), Ozone profiles in the
high-latitude stratosphere and lower mesosphere measured by the Improved Limb Atmospheric
Spectrometer (ILAS)-II: Comparison with other satellite sensors and ozonesondes, J. Geophys.
Res. VOL. 111, D11S02, doi:10.1029/2005JD006439.
27. Takagi, M., and Y. Matsuda (2006), Dynamical effect of thermal tides in the lower Venus
atmosphere, Geophys. Res. Lett., 33, L13102, doi:10.1029/2006GL026168.
28. Takagi, M., and Y. Matsuda (2006), A study on the stability of a baroclinic flow in cyclostrophic
balance on the sphere, Geophys. Res. Lett., 33, L14807, doi:10.1029/2006GL026200.
29. Takegawa, N., T. Miyakawa, Y. Kondo, D. R. Blake, Y. Kanaya, M. Koike, M. Fukuda, Y.
Komazaki, Y. Miyazaki, A. Shimono, and T. Takeuchi (2006), Evolution of submicron organic
aerosol in polluted air exported from Tokyo, Geophys. Res. Lett., 33, L15814,
doi:10.1029/2006GL025815.
30. Tomikawa, Y., M. Yoshiki and K. Sato (2006), A neutral wave observed in the Antarctic polar
vortex, J. Met. Soc. Japan, 84, 97-113.
31. Tomikawa, Y., K. Sato and T. G. Shepherd (2006), A diagnostic study of waves on the tropopause,
J. Atmos. Sci., 63, 3315-3332, doi:10.1175/JAS3800.1.
32. Ukita, J., M. Honda, H. Nakamura, Y. Tachibana, D. J. Cavalieri, C. L. Parkinson, H. Koide, and K.
Yamamoto (2007), Northern Hemisphere sea ice variability: Lag structure and its implications,
Tellus A, 59(2), 261-272.
33. Watanabe, S., K. Sato, and M. Takahashi (2006), A GCM study of orographic gravity waves over
Antarctica exceited by katabatic winds, J. Geophys. Res., 111, D18104,
doi:10.1029/2005JD006851.
34. Yamamori M., and K. Sato (2006), Characteristics of inertia gravity waves over the South Pacific
as revealed by radiosonde observations, J. Geophys. Res., 111, D16110,
65
doi:10.1029/2005JD006861.
(b) 査読無し論文(総説・総合報告, 解説, 研究報告書, 会議録等)
1.
日比谷紀之, 丹羽淑博, 遠藤貴洋, 長澤真樹, 田中祐希, 丹野友海 (2006), 太平洋におけ
る「乱流ホットスポット」の分布から示唆される深層海洋大循環に関する数値的研究, 平
成 17 年度東京大学気候システム研究センター共同研究報告書, 26-29.
2.
木村龍治, 中村尚, 平松信昭(2007), 天気と気象, ニュートン,27(1), 30-91.
3.
小坂洋介, 中村尚(2006), 月平均場に見られる PJ パターンの構造と力学,九州大学応用力
学研究所研究集会報告,17ME-S4, 1-10.
4.
丹羽淑博 (2006), 深層乱流に供給される内部波エネルギーの空間分布に関する数値的研
究, 海の研究, 15, 395-416.
5.
野中正見, 中村尚, 谷本陽一, 鍵本 崇, 佐々木英治(2006), 西部北太平洋における十年
規模変動と親潮の経年変動 ─高解像度海洋大循環モデル OFES による研究─, 月刊海洋号
外,43, 19-34.
6.
佐藤薫, 冨川喜弘, 橋田元, 門倉昭, 中島英彰, 杉田考史, 村田功, 並木道義, 松坂幸彦,
山上隆正, 麻生武彦, 山内恭 (2006), 地上および衛星観測に基づく单極オゾン層回復過程
の3次元構造の研究, 平成 17 年度大気球シンポジウム集録, 92-95.
7.
佐藤薫, 冨川喜弘, 橋田元, 門倉昭, 中島英彰, 杉田考史 (2006), 地上および衛星観測に
基づく单極オゾン層回復過程の3次元構造の研究, 第 16 回大気化学シンポジウム講演集,
4pp.
8.
佐藤薫 (2006) , 大気重力波と気象学との関わり, 京都大学数理解析研究所講究録 1483,
90-99.
9.
佐藤薫 (2007), 極域の大気とオゾンホール, Japan Geosci. Let., 3, No.1, 6-9.
10. 山形俊男,升本順夫(2006)
,地球温暖化問題(第 1 部 4 章第 2 節)
,海洋白書 2006,海
洋政策研究財団,114-120.
11. 山形俊男(2006)
,異常気象と気候変動,月報 Captain,第 374 号,52-5.
12. 山形俊男(2007)
,変動する地球気候,天気,54(5)
,436-437.
13. Yoneyama, K., Y. Masumoto, Y. Kuroda, M. Katsumata, and K. Mizuno (2006), MISMO: MIRAI
Indian Ocean cruise for the Study of the MJO-convection Onset, CLIVAR Exchanges, 11, 8-10.
14. 榎本剛,中村尚(2005),日本の夏の天候を左右する二つのジェット気流─北欧と東地中海
にある冷夏・暑夏の種,科学, 75(10), 1146-1149.
66
15. 日比谷紀之, 丹羽淑博, 長沢真樹 (2005), 投棄式流速計データに基づく深海乱流拡散率の
グローバルなマッピング, 月刊海洋, 号外(40), 46-49.
16. 日比谷紀之, 丹羽淑博, 渡辺路生, 古市尚基, 岩前伸幸 (2005), 海洋深層における近慣性
流シアー強度の空間分布に関する研究, 平成 16 年度東京大学気候システム研究センター
共同研究報告書, 28-30.
17. 中村尚,深町知宏(2005), オホーツク海高気圧の成因と予測への鍵, 天気, 52(8), 591-598.
18. 中村尚, 三瓶岳昭 (2005),寒候期における極東域の低気圧活動の特徴, 天気,52(10),
760-763.
19. 山形俊男, 部辺羅諏訪人(2005), ダイポールモードと日本の夏, 天気 52 (8), 23-27.
20. 山形俊男, 升本順夫 (2006), 「海洋白書 2006 日本の動き
「地球温暖化問題」, 海洋政策研究財団, pp114-120.
世界の動き」 第4章第2節
21. 山形俊男(2005), 海の天気予報が拓く新時代, 月刊海洋, 37(4), 237-238.
22. 山形俊男(2005), 気候変動現象の予測と海の「天気予報」
(第 1 部かけがえのない海), 海
洋白書 2005, シップ・アンド・オーシャン財団海洋政策研究所, 111- 117.
23. 山形俊男(2005), 進展する気候変動研究
パリティ, 11, 9-10.
―
エルニーニョ現象とダイポールモード現象,
6.2 宇宙惑星科学講座
(a) 査読付き論文
1.
Abe, T., J. Kurihara, N. Iwagami, S. Nozawa, Y. Ogawa, R. Fujii, H. Hayakawa and K-I. Oyama
(2006), Dynamics and energetics of the lower thermosphere in aurora (DELTA)-Japanese
sounding rocket campaign-, Earth, Planets and Space, 58, 1165-1171
2.
Arai T., Takeda H. and Miyamoto M. (2006), Experimental petrology of ancient lunar mare basalt
Asuka-881757: Spinel crystallization as a petrologic indicator. Antarctic Meteorite Research, Vol.
19, p. 1-19
3.
Asai, A., T. Yokoyama, M. Shimojo, S. Masuda, K. Shibata (2006), Flare Ribbon Expansion and
Energy Release, Journal of Astrophysics and Astronomy, 27, 167
4.
Baumjohann, W., A. Matsuoka, K.H. Glassmeier, C.T. Russell, T. Nagai, M. Hoshino, T.
Nakagawa, A. Balogh, J.A. Slavin, R. Nakamura, and A. Magnes, The magnetosphere of Mercury
and its solar wind environment: Open issues and scientific questions, Adv. Space Res., 604-609
67
(2006)
5.
Brownlee, D., P. Tsou, J. Aleon, C. M. D. Alexander, T. Araki, S. Bajt, G. A. Baratta, R. Bastien, P.
Bland, P. Bleuet, J. Borg, J. P. Bradley, A. Brearley, F. Brenker, A. Brennan, J. C. Bridges, N. D.
Browning, J. R. Brucato, E. Bullock, M. J. Burchell, H. Busemann, A. Butterworth, M.
Chaussidon, A. Cheuvront, M. Chi, M. J. Cintala, B. C. Clark, S. J. Clemett, G. Cody, L. Colangeli,
G. Cooper, P. Cordier, C. Daghlian, Z. Dai, L. D. Hendecourt, Z. Djouadi, G. Dominguez, T.
Duxbury, J. P. Dworkin, D. S. Ebel, T. E. Economou, S. Fakra, S. A. J. Fairey, S. Fallon, G. Ferrini,
T. Ferroir, H. Fleckenstein, C. Floss, G. Flynn, I. A. Franchi, M. Fries, Z. Gainsforth, J. -P. Gallien,
M. Genge, M. K. Gilles, P. Gillet, J. Gilmour, D. P. Glavin, M. Gounelle, M. M. Grady, G. A.
Graham, P. G. Grant, S. F. Green, F. Grossemy, L. Grossman, J. N. Grossman, Y. Guan, K. Hagiya,
R. Harvey, P. Heck, G. F. Herzog, P. Hoppe, F. Horz, J. Huth, I. D. Hutcheon, K. Ignatyev, H. Ishii,
M. Ito, D. Jacob, C. Jacobsen, S. Jacobsen, S. Jones, D. Joswiak, A. Jurewicz, A. T. Kearsley, L. P.
Keller, H. Khodja, A. L. D. Kilcoyne, J. Kissel, A. Krot, F. Langenhorst, A. Lanzirotti, L. Le, L. A.
Leshin, J. Leitner, L. Lemelle, H. Leroux, M. -C. Liu, K. Luening, I. Lyon, G. MacPherson, M. A.
Marcus, K. Marhas, B. Marty, G. Matrajt, K. McKeegan, A. Meibom, A. Mennella, K. Messenger,
S. Messenger, T. Mikouchi, S. Mostefaoui, T. Nakamura, T. Nakano, M. Newville, L. R. Nittler, I.
Ohnishi, K. Ohsumi, K. Okudaira, D. A. Papanastassiou, R. Palma, M. E. Palumbo, R. O. Pepin, D.
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6.3 地球惑星システム科学講座
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32. Yokoyama, Y., T. Naruse, N. O. Ogawa, R. Tada, H. Kitazato, and N. Ohkouchi (2006), Dust
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from the Japan Sea. Global and Planetary Change, 54, 239-250.
33. Yokoyama, Y., A. Purcell, J. F. Marshall, and K. Lambeck (2006), Sea-level during the early
deglaciation period in the Great Barrier Reef, Australia. Global and Planetary Change, 53,
147-153.
(b) 査読無し論文(総説・総合報告, 解説, 研究報告書, 会議録等)
1.
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2.
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3.
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4.
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5.
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6.
永原裕子, 池田陽平, 橘省吾, 小澤一仁 (2007), 原始太陽系円盤におけるフォルステライ
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7.
Sakamoto, A., and Y. Abe (2006), The gas temperature in the dissipating solar nebula around
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8.
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9.
橘 省吾, 瀧川 晶, 横山聖典, 永原裕子, 小澤一仁 (2007), 原始惑星系円盤における固相−
気相反応の实験的研究, 特定領域研究「太陽系外惑星科学の展開」ダスト班研究会集録.
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10. Tsuihiji, D. and Y. Abe (2006), Effects of Obliquity on the Climate of Planets with High
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11. 横井 覚,里村 雄彦,松本 淳 (2006), インドシナ半島における降水季節内変動の研究. 京
都大学防災研究所年報,49B, 441-450.
(c) 著書等(著書,編著,訳書,監修,書評,教科書,啓蒙書等)
1.
阿部 豊 (2007), 水惑星の形成と進化, 人類の住む宇宙(シリーズ 現代の天文学1), 岡
村定矩, 池内了, 海部宠男, 佐藤勝彦, 永原裕子編, 212-235, 日本評論社.
2.
フィールドワーク事故災害対策WG編 (2006), 「野外活動における安全衛生管理・事故防
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3.
Kayanne, H., M. Omori, F. Katharina, E. Veheji, P. Colin, Y. Golbuu, and H. Yukihira, ed., (2007),
Coral Reefs of Palau, Palau International Coral Reef Center.
4.
松本 淳 (2006), 東アジアのモンスーンと屋久島の気候. 世界遺産屋久島(共著),朝倉書店,
1-4.
5.
永原 裕子 (2007), 人類の住む宇宙(シリーズ 現代の天文学1)(編集)日本評論社.
6.
田近英一 (2006), 「地球環境化学入門」(書評), 日本気象学会誌・天気, 53(7), 56-57.
7.
対比地 大輔, 鉄嵜 賢太, 阿部 豊 (2007), 火星の海の歴史(翻訳), 日経サイエンス, 3 月
号, 42-53.
6.4 固体地球科学講座
(a) 査読付き論文
1.
Fukahata, Y. and M. Matsu‘ura, Quasi-static internal deformation due to a dislocation source in a
multilayered elastic/viscoelastic half-space and an equivalence theorem, Geophys. J. Int. 166,
418-434, 2006.
2.
Funamori, N., and T. Sato (2006), Heating in a diamond-anvil cell using relaxation oscillations of
a Q-switched Nd:YAG laser, Rev. Sci. Instrum., 77, 093903.
3.
Hashimoto, C. and M. Matsu‘ura, 3-D simulation of tectonic loading at convergent plate boundary
zones: Internal stress fields in northeast Japan, Pure Appl. Geophys. 163, 1803-1817, 2006.
4.
Hashimoto, Y., T.Nakaya, M. Ito and G. Kimura (2006), Tectonolithification of sandstone prior to
the onset of seismogenic subduction zone: Evidence from tectonic mélange of the Shimanto Belt,
77
Japan, 7, Q06013.
5.
Ide, S., D. R. Shelly, and G. C. Beroza, The mechanism of deep low frequency earthquakes:
Further evidence that deep non-volcanic tremor is generated by shear slip on the plate interface,
Geophysical Research Letters, 34, L03308, doi:10.1029/2006GL028890, 2007.
6.
楮原京子,内田拓馬,宮内崇裕,今泉俊文,佐藤比呂志,越後智雄,池田安隆,越谷信,
野田賢,松多信尚,石山達也,戸田茂,加藤一,岡田真介,加藤直子,荻野スミ子,木村
治夫,渡邉勇二,宇野知樹,田中環,小島淳,市川史大,小畑一馬,乗田康之,今村朊裕,
野田克也,井川猛(2006)
,横手盆地東縁断層帯・太田断層を横断する浅層反射法地震探
査(2003 年): データ取得と処理について,東京大学地震研究所彙報,81,107-118.
7.
Iwamori, H. (2007) Transportation of H2O beneath the Japan arcs and its implications for global
water circulation, Chemical Geology, 239, 182-198.
8.
Iwamori, H., Richardson, C., and Maruyama, S. (2007) Numerical modeling of thermal structure,
circulation of H2O, and magmatism-metamorphism in subduction zones: implications for
evolution of arcs, Gondwana Research, 11, 109-119.
9.
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shale of accretionary complex: Examples from the Shimanto Belt, southwestern Japan, Jour. of
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10. Kayanne, H., Y. Ikeda, T. Echigo, M. Shishikura, T. Kamataki, K. Satake, J. N. Malik, S. R. Basir,
G. K. Chakrabortty, and A. K. Ghosh Roy (2007), Coseismic and postseismic creep in the
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L01310, doi:10.1029/2006GL028200.
11. Kimura, G., Y. Kitamura, Y. Hashimoto, A. Yamaguchi, T. Shibata, K. Ujiie, and S. Okamoto
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subduction zone, Earth and Planetary Science Letters, 255, 471-484.
12. 熊澤峰夫・清水以知子 (2006), 日本における固体圧変形实験装置の開発と研究の系譜. 構
造地質, 49, 5-14.
13. 蔵下英司,佐藤比呂志,越谷信,野田賢,加藤一,荻野スミ子,武田哲也,平野信一,池
田安隆,井川猛(2006)
,北上低地帯西縁断層系における浅層反射法地震探査,東京大学
地震研究所彙報,81,139-147.
14. Ma, K. F., H. Tanaka, S. R. Song, C. Y. Wang, J. H. Hung, Y. B.Tsai, J. Mori, Y. F. Song, E. C. Yeh,
H. Sone, L.W. Kuo, H. Y. Wu (2006), Slip Zone and Energetics of a Large Earthquake: Results
from the Taiwan Chelungpu-fault Drilling Project (TCDP), Nature, 444, doi:10.1038/nature05253.
15. Nohara, T., H. Tanaka, K. Watanabe, N. Furukawa, andA. Takami (2006), In-situ hydraulic tests in
the Active Fault Survey Tunnel, Kamioka Mine, excavated through the active Mozumi-Sukenobu
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16. 岡田真介,池田安隆,越後智雄,戸田茂,木村治夫,加藤一,石山達也,楮原京子,森下
信人,奥田里奈,渡邉太樹,小田晋(2006),長野盆地西縁断層帯における反射法地震探
査: データ取得と処理,東京大学地震研究所彙報,81,171-180.
17. Okamoto, S., G. Kimura, S. Takizawa and H. Yamaguchi (2007), Earthquake fault rock indicating
a coupled lubrication mechanism, eEarth, 1, 23-28.
18. Sakuraba, A. (2007), A jet-like structure revealed by a numerical simulation of rotating
spherical-shell magnetoconvection, J. Fluid Mech., 573, 89-104.
19. 佐藤比呂志,池田安隆,今泉俊文,三ケ田均,戸田茂,堤浩之,越谷信,野田 賢,伊藤
谷生,宮内崇裕,八木浩司,東郷正美,岩崎貴哉,坂 守,平田直,松多信尚,河村知徳,
石丸恒存,井川猛,千屋 96 反射法地震探査グループ(2006)
,千屋断層(花岡)を横断す
る浅層反射法地震探査: データ取得と処理について,東京大学地震研究所彙報,81,97-106.
20. 佐藤比呂志,八木浩司,池田安隆,今泉俊文,荻野スミ子,宮内崇裕,戸田茂,平野信一,
松多尚信,越後智雄,田力正好,井川猛,酒井隆太郎,新庄 97 反射法地震探査グループ
(2006)
,新庄盆地東部活褶曲群を横切る反射法地震探査,東京大学地震研究所彙報,81,
157-170.
21. Shelly, D. R., G. C. Beroza, H. Zhang, C. H. Thurber, and S. Ide (2006), High-Resolution
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Research, 111, B06311, doi:10.1029/2005JB004081.
22. Shelly, D. R., G. C. Beroza, S. Ide, and S. Nakamula (2006), Low-frequency earthquakes in
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23. Shelly, D. R., G. C. Beroza, and S. Ide (2007), Non-volcanic tremor and low-frequency earthquake
swarms, Nature, 446, 305-307.
24. 清水以知子・道林克禎・渡辺悠太・増田俊明・熊澤峰夫 (2006), 固体圧変形实験装置 MK65S
の設計と性能:内部摩擦の評価. 構造地質, 49, 15-26.
25. Simura, R. and Ozawa, K. (2006), Mechanism of crystal redistribution in a sheet-like magma
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deduced from past plate motion: Consistency with the present seismicity, Tectonics, 26, TC3004,
79
doi:10.1029/2006TC001957.
28. Tanaka, H., T. Ito, T. Nohara, and M. Ando (2007), Descriptions of meso- and microscopic
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29. Tanaka, H., W. M. Chen, C. Y. Wang, K. F. Ma, N. Urata, J. Mori, and M. Ando (2006), Frictional
Heat from Faulting of the 1999 Chi-Chi, Taiwan Earthquake, Geophysical Research Letters,
L16316, doi:10.1029/2006 GL026673.
30. Tanaka, H., W. M. Chen, K. Kawabata, and N. Urata (2007), Thermal properties across the
Chelungpu fault zone and evaluations of positive thermal anomaly on the slip zones - Are these
residual
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from
faulting?,
Geophysical
Research
Letters,
34,
L01309,
doi:10.1029/2006GL028153.
31. Tsuji, T., G. Kimura, S. Okamoto, F. Kono, H. Mochinaga, T. Saeki and H. Tokuyama (2006),
Modern and ancient seismogenic out-of-sequence thrusts in the Nankai accretionary prism:
Comparison of laboratory-derived physical properties and seismic reflection data, Geophysical
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32. 氏家恒太郎, 山口飛鳥, 木村 学, 久光敏夫, 平 朝彦 (2006), プレート境界断層が海溝
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33. Venkataraman A., G. C. Beroza, S. Ide, K. Imanishi, H. Ito, and Y. Iio (2006), Measurements of
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34. Yamada, M., Tachibana, S., Nagahara, H., and Ozawa, K. (2006) Anisotropy of Mg isotopic
fractionation during evaporation and Mg self-diffusion of forsterite in vacuum. Planetary and
Space Science, 54, 1096-1106.
35. Yamada, T., J. J. Mori, S. Ide, R. E. Abercrombie, H. Kawakata, M. Nakatani, Y. Iio, and H.
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Hayachine-Miyamori ophiolitic complex: Melt generation process in the mantle wedge beneath an
Ordovician island arc, Gondowana Research, 11, 234-246.
(b) 査読無し論文(総説・総合報告, 解説, 研究報告書, 会議録等)
1.
宍倉正展,池田安隆,越後智雄(2006)
,インド・アンダマン諸島における古地震調査,
活断層研究センターニュース,63,6.
80
2.
深畑幸俊, G. J. Funning, T. J. Wright, 八木勇治 (2007), InSAR による地殻変動データのイン
バージョン手法の開発:ABIC に基づく結合インバージョンと非線形インバージョン, 研
究集会:宇宙測地・リモートセンシング技術による地殻変動研究の発展, CD-ROM, 京都.
3.
Fukahata, Y. (2006), What are the causes of universality and particularity of arc-trench systems?,
Proc. International Workshop on Tectonics of Plate Convergence Zones, pp. 106-112, Tokyo.
4.
池田安隆(2006)
,薄皮褶曲断層帯における地震発生のパラドックス,地球号外,54,26-35.
5.
Matsu‘ura M., Y. Fukahata, C. Hashimoto, T. Terakawa, and A. Hashima (2006), Representation of
Mechanical interaction at plate interfaces: 3-D simulation of plate boundary processes, Proc.
International Workshop on Tectonics of Plate Convergence Zones, pp. 88-92, Tokyo.
6.
Matsu‘ura, M., C. Hashimoto, A. Noda, K. Nakajima, E. Fukuyama, T. Sagiya, and T. Sato (2006),
Development of a predictive simulation system for crustal activities in and around Japan - III,
Annual Report of the Earth Simulator Center, April 2005-March 2006, 113-116.
7.
荻津達・小澤一仁(2007)島弧火山岩为成分組成から推定する島弧下マントルでのマグマの
発生条件—H2O 量,温度,圧力—,月刊地球,29, 33-40.
8.
櫻庭 中 (2006), 地磁気と地球ダイナモ, サイエンスネット, 数研出版, 28, 14-15.
9.
Shikakura, Y., Y. Fukahata, and M. Matsu'ura (2006), Numerical simulation of topographic
evolution for asymmetric mountain ranges using a stream erosion model: Application to Taiwan,
Proc. International Workshop on Tectonics of Plate Convergence Zones, pp. 142-143, Tokyo.
10. 清水以知子 (2006), 構造地質学における实験技術. 構造地質, 49, 1-4.
11. Takada, Y., Y. Fukahata, A. Hashima, T. Terakawa, K. Fukui, T. Yanagisawa, Y. Ikeda, G. Kimura,
and M. Matsu‘ura (2006), A scenario of tectonic evolution in Taiwan: insight into the time
development of 3-D basement structure consistent with relative plate motion, Proc. International
Workshop on Tectonics of Plate Convergence Zones, pp. 100-105, Tokyo.
(c) 著書等
1.
池田安隆, 熊原康博, 廣内大助, 中田高, 岡田篤正(2006)
,都市圏活断層図「萩原」
,国土
地理院.
2.
松田時彦,池田安隆(2006)
,木曽山脈,
「日本の地形 5,中部」,164-168,東京大学出版
会.
3.
中田高, 岡田篤正, 池田安隆, 廣内大助, 越後智雄(2006)
,都市圏活断層図「下呂」
,国土
地理院.
4.
岡田篤正,中田高,後藤秀昭,広内大助,沢 祥,池田安隆(2006)
,都市圏活断層図「坂
81
下」
,国土地理院.
6.5 地球生命圏科学講座
(a) 査読付き論文
1.
Guggenheim, S., J.M. Adams, D.C. Bain, F. Bergaya, M.F. Brigatti, V.A. Drits, M.L.L. Formoso,
E.Galán, T. Kogure, and H. Stanjek (2006), Summary of recommendations of nomenclature
committees relevant to clay mineralogy: Report of the association internationale pour l'etude des
argiles (AIPEA) nomenclature committee for 2006, Clay Clay Miner., 54, 761-772.
2.
Hayashida, N. and K. Tanabe (2006), The mode of life and taxonomic relationship of a Japanese
Miocene pectinid bivalve Nanaochlamys notoensis. Paleont. Res., 10, 1-10.
3.
Ishibashi, J., K.Marumo, A.Maruyama, and T. Urabe (2007), Direct access to the sub-vent
biosphere by shallow drilling, Oceanography, 20,(1), 24-25.
4.
Kakuwa, Y. and R. Matsumoto, (2006), Cerium negative anomaly just before the Permian and
Triassic boundary event – The upward expansion of anoxia in the water column.
Palaeogeogr.Palaeoclimat.Palaeoecol., 229, 335-344.
5.
Katagiri, K., G. Harada, A. Matsuda, T. Kogure, H. Muto, and M. Sakai (2006), Effects of addition
of supramolecular assembly on the anatase nanocrystalline precipitation of sol-gel derived
SiO2-TiO2 coating films by hot-water treatment, J. Nanosci. Nanotechnol., 6, 1802-806.
6.
Kinoshita M, Kawada Y, Tanaka A, and Urabe T(2006), Recharge/discharge interface of a
secondary hydrothermal circulation in the Suiyo Seamount of the Izu-Bonin arc, identified by
submersible-operated heat flow measurements, Earth. Planet.Sci. Lett., 245, 498-508.
7.
Kogure, T., J. Kameda, T. Matsui and R. Miyawaki (2006), Stacking structure in disordered talc:
interpretation of its X-ray diffraction pattern by using pattern simulation and high-resolution
transmission electron microscopy, Am. Mineral., 91, 1363-1370.
8.
Kogure, T., M. Jige, J. Kameda, A. Yamagishi and R. Kitagawa (2006), Stacking structures in
pyrophyllite revealed by high-resolution transmission electron microscopy (HRTEM), Am.
Mineral., 91, 1293-1299.
9.
Kudoh, Y., J. Kameda and T. Kogure (2006), Dissolution of brucite on the (001) surface around
neutral pH: in-situ AFM observation, Clay Clay Miner., 54, 598-604.
10. Landman, N.H., K. Polizzotto, R.H. Mapes, and K. Tanabe( 2006), Cameral membranes in
prolecanitid ammonoids from the Permian Arcturus Formation, Nevada. Lethaia, 39, 365-379.
11. Madhusoodana, C.D., K. Kameshima, A. Nakajima, K. Okada, T. Kogure, K.J.D. MacKenzie
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leached kaolinites as the precursors, J. Colloid Interface Sci., 297, 724-731.
12. Matsuda, A., M. Sakai, T. Kogure, T. Tadanaga and M. Tatsumisago (2006), External-field
hot-water treatments of sol-gel derived SiO2-TiO2 coatings for surface nanostructure control - A
review, J. Ceram. Soc. Jpn, 114, 26-35.
13. Murakami, T. (2006), Mechanisms of long-term U transport under oxidizing conditions, in Basic
Science, Applications and Technology (Mater. Res. Soc. Symp. Proc. 893, Warrendale, PA), edited
by J. Sarrao, A. Schwartz, M. Antonio, P. Burns, R. Haire, H. Nitsche, 0893-JJ07-04.
14. Oji, T., and K. Kitazawa (2006), Distribution of stalked crinoids (Echinodermata) from waters off
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15. Saruwatari, K., N. Ozaki, H. Nagasawa and T. Kogure (2006), Crystallographic alignments in
Coccolith (Pleurochrysis carterae) Revealed by Electron Back-Scattered Diffraction (EBSD), Am.
Mineral., 91, 1937-1940.
16. Saruwatari, K., H. Sato, T. Kogure, T. Wakayama, M. Iitake, K. Akatsuka, M. Haga, T. Sasaki, and
A. Yamagishi (2006), Humidity-Sensitive Electrical Conductivity of a Langmuir-Blodgett Film of
Titania Nanosheets: Surface Modification as Induced by Light Irradiation under Humid
Conditions, Langmuir, 22, 10066-10071.
17. Sato, K., Y. Kumagai, T. Kogure, K. Watari, and J. Tanaka (2006), Polymorph and orientation
control of calcium carbonate crystals achieved by organic matrices, J. Ceram. Soc. Jpn., 114,
754-759.
18. Shibata, T.F., and T. Oji (2007), A new species of Pectinometra (Echinodermata, Crinoidea) from
the Middle Miocene of Southwestern Japan, J. Paleontol., 81, 397-404.
19. Sugawara, A., A. Oichi, H. Suzuki, Y. Shigesato, T. Kogure and T. Kato (2006), Assembled
structure of nanoparticles in polymer/calcium carbonate thin-film composites formed by the
cooperation of chitosan and poly(aspartate), J. Polym. Sci., Part A: Polym. Chem., 44, 5153-5160.
20. Suzuki, M., H. Nagasawa and T. Kogure (2006), Synthesis and structure of hollow calcite particles,
Cryst. Growth Des., 6, 2004-2006.
21. Tomaru, H., U. Fehn, Zunli Lu, R. Matsumoto (2006), Halogen systematics in the Mallik 5L-38
gas hydrate production research well, Northwest Territories, Canada: Implications for the origin of
gas hydrates under terrestrial permafrost conditions. Applied Geochemistry, 23, 656-675.
(b) 査読無し論文(総説・総合報告, 解説, 研究報告書, 会議録等)
1.
大路樹生 (2006), 海中の二酸化炭素濃度増加が貝殻を溶かす? 遺伝,60(4), 68-69.
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2.
松本 良(2006),日本海にメタンハイドレートを探る、Ships & Ocean Newsletter, 131, 2-3.
3.
砂村倫成(2006), 4.3 極限環境の微生物(高温)、微生物ってなに?,日本微生物生態学会教
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4.
棚部一成(2006),アンモナイトの発生と比較解剖, 生物の科学 遺伝, 60, 18-22.
5.
棚部一成(2006), オウムガイとはどんな動物か? AQUALIFE, 318, 126-127.
6.
浦辺徹郎(2006), 海洋資源大国・日本, Ship & Ocean Newsletter, No.146,2-3.
(c)著書等
1.
小暮敏博,猿渡和子(2007),バイオミネラルの構造解析技術-炭酸カルシウムの最近の研
究例より-,バイオミネラリゼーションとそれに倣う新機能材料の創製,pp. 172-181,
シーエムシー出版.
2.
松本良・浦辺徹郎・田近英一(2007)「惑星地球の進化」放送大学学園‘07 印刷教材、254pp.
日本出版放送協会
3.
Behrmann, J.H., Yang, J. & CoZone Working Group (T. Urabe) (2007), Convergent Plate
Boundaries and Collision Zones. In: Harms, U., Koeberl, C. & Zoback, M.D. (eds.): Continental
Scientific Drilling; a decade of progress and challenges for the future. Springer, Heidelberg, pp.
289-334.
6.6 21 世紀 COE プログラム
(a) 査読付き論文
1.
Hashimoto, C., and M. Matsu'ura (2006), 3-D simulation of tectonic loading at convergent plate
boundary zones: internal stress fields in northeast Japan, Pure Appl. Geophys. 163, 1803-1817.
2.
Nakajima, K. (2007), The Impact of Parallel Programming Models on the Linear Algebra
Performance for Finite Element Simulations, Lecture Notes in Computer Science, in press.
3.
Nakajima, K. (2007), Parallel Preconditioning Methods with Selective Fill-Ins and Selective
Overlapping for Ill-Conditioned Problems in Finite-Element Methods, Lecture Notes in Computer
Sci., in press.
4.
Nakajima, K. (2007), Sparse Approximate Inverse Preconditioner for Contact Problems on the
Earth Simulator using OpenMP, Int. J. Comp. Methods, in press.
5.
Oka, A., H. Hasumi, N. Okada, T. T. Sakamoto, and T. Suzuki (2006), Deep convection seesaw
controlled by freshwater transport through the Denmark Strait, Ocean Modelling, 15 (3-4),
84
157-176.
6.
Sato, H., J. Okuno, and S. Katoh (2006), Evaluation of Holocene crustal movement in the Ako
Plain, western Japan, The Holocene, 16-4, 1-10.
7.
Sato, T., J. Okuno, J. Hinderer, D. S. MacMillan, H. -P. Plag, O. Francis, R. Falk, and Y. Fukuda
(2006), A geophysical interpretation of the secular displacement and gravity rates observed at
Ny-Alesund, Svalbard in the Arctic −Effects of the post-glacial rebound and present-day ice
melting−, Geophys. J. Int., 165, 729-743.
8.
Sekine, Y., S. Sugita, T. Shido, T. Yamamoto, Y. Iwasawa, T. Kadono, and T. Matsui (2006), An
experimental study on Fischer-Tropsch catalysis: Implications for impact phenomena and nebular
chemistry, Meteorit. Planet. Sci., 41 (5), 715 – 729.
9.
Shito A., S. Karato, K. Matsukage, and Y. Nishihara (2006), Towards mapping three-dimensional
distribution of water in the upper mantle from the combined velocity and attenuation tomography:
Applications to subduction zone upper mantle, in Earth‘s Water Cycle, Geophys. Monogr., 168,
edited by S.D. Jacobsen and S. van der Lee, pp. 225-236, American Geophysical Union,
Washington D.C.
10. Stouffer, R. J., J. Yin, J. M. Gregory, K. W. Dixon, M. J. Spelman, W. Hurlin, A. J. Weaver, M.
Eby, G. M. Flato, H. Hasumi, A. Hu, J. H. Jungclaus, I. V. Kamenkovich, A. Levermann, M.
Montoya, S. Murakami, S. Nawrath, A. Oka, W. R. Peltier, D. Y. Robitaille, A. Sokolov, G.
Vettoretti, and S. L. Weber (2006), Investigating the causes of the response of the thermohaline
circulation to past and future climate changes, J. Climate, 19 (8), 1365-1387.
11. Suganuma Y., Y. Hamano, S. Niitsuma, M. Hoashi, T. Hisamitsu, N. Niitsuma, K. Kodama, and M.
Nedachi (2006), Paleomagnetism of the Marble Bar Chert Member Western Australia: implication
for an Apparent Polar Wander Path for Pilbara craton during Archean, Earth Planet. Sci. Lett., 252,
360-371.
12. 菅沼悠介,青木かおり,金松敏也,山崎俊嗣(2006)
, 北西太平洋海底コアに記録される
第四紀中・後期のテフラ層序:広域テフラとの対比と年代モデルの構築,第四紀研究,45,
435-450.
13. Suganuma Y., T. Hamada, S. Tanaka, M. Okada, H. Nakaya, Y. Kunimatsu, H. Saegusa, S.
Nagaoka, and B. Ratanasthien (2006), Magnetostratigraphy of the Miocene Chiang Muan
Formation, Northern Thailand: implication for revised chronology of the earliest Miocene
hominoid in Southeast Asia, Palaeogeogr. Palaeoclimatol. Palaeoecol., 239, 75-86.
14. Tanaka, Y., J. Okuno, and S. Okubo (2006), A new method for the computation of global
viscoelastic post-seismic deformation in a realistic earth model (I) -vertical displacement and
gravity variation-, Geophys. J. Int., 164, 273-289.
15. Tanaka, Y., J. Okuno, and S. Okubo (2007), A new method for the computation of global
85
viscoelastic postseismic deformation in a realistic earth model (II) -horizontal displacement-,
Geophys. J. Int., in press.
16. Tozuka, T., J.–J. Luo, S. Masson, and T. Yamagata (2007), Seasonally stratified analysis of
simulated ENSO thermodynamics, J. Climate, in press.
(b) 査読無し論文(総説・総合報告, 解説, 研究報告書, 会議録等)
1.
中島研吾(2006)
,
「Hitachi SR11000 を利用した並列プログラミング教育:東京大学 21 世
紀 COE プログラム 多圏地球システムの進化と変動の予測可能性」,スーパーコンピュー
ティングニュース(東京大学情報基盤センター)
, 8-3, 21-28.
2.
中島研吾・陳 莉 「ボクセル型背景格子を使用した大規模並列可視化手法, 情報処理学
会研究報告 (HPC-107), 91-96.
3.
中島研吾・長嶋利夫・江連真一・市村強・奥田洋司(2007), M×N 通信による大規模連成シ
ミュレーション, 情報処理学会研究報告 (HPC-109), 215-220.
4.
東塚知己(2006),「熱帯の季節変動における大気海洋相互作用の研究」, 海の研究, 15,
455-463.
86
7 学会・研究会における発表
7.1 大気海洋科学講座
1.
安倍大介, 今脇資郎, 市川香, 内田裕, 遠藤貴洋, 日比谷紀之, 衛星海面高度計を用いた
2004~2005 年における黒潮大蛇行の海面流速変動, 2006 年度日本海洋学会秋季大会 (名
古屋大学東山キャンパス, 2006.9).
2.
古市尚基, 丹羽淑博, 日比谷紀之, 風応力擾乱から深海内部波場へ供給されるエネルギー
量の見積もりに関する数値的研究, 2006 年度日本海洋学会秋季大会 (名古屋大学東山キャ
ンパス, 2006.9).
3.
Furuichi, N., T. Hibiya, and Y. Niwa, Bispectral analysis of energy transfer within the
two-dimensional oceanic internal wave field, COE International Workshop on Turbulence in the
Ocean, Atmosphere and Space (Tetsumon Memorial Hall, University of Tokyo, 2007.1).
4.
古市尚基, 丹羽淑博, 日比谷紀之, 風応力擾乱によって励起された内部重力波の全球的な
空間分布に関する数値实験, 2007 年度日本海洋学会春季大会 (東京海洋大学品川キャンパ
ス, 2007.3).
5.
日比谷紀之, 地球の気候をコントロールする深海のミクロな現象 —深海乱流の解明に
向けて—, 海洋アライアンスシンポジウム「東京大学の海研究『海からの恩恵と災害』」
(東京大学弥生講堂・一条ホール, 2006.7, 招待講演).
6.
日比谷紀之, 地球の気候をコントロールする深海のミクロな現象 -深層水を駆動する深
海乱流の解明へ向けてー, 「波動現象の数理と応用」 RIMS 研究集会 (京都大学数理解
析研究所, 2006.10, 招待講演).
7.
Hibiya, T., Global mapping of mixing hotspots in the deep ocean, Physical Oceanography Seminar,
Woods Hole Oceanographic Institution (Woods Hole Oceanographic Institution, 2006.11).
8.
Hibiya, T., Global mapping of mixing hotspots in the deep ocean, Physical Oceanography Seminar,
University of Rhode Island (University of Rhode Island, 2006.11).
9.
Hibiya, T., Global mapping of mixing hotspots in the deep ocean, TAO (Topics of Atmosphere and
Ocean) Seminar, University of Victoria (University of Victoria, 2006.12).
10. Hibiya, T., Mapping of mixing hotspots in the world's oceans, Korea-Japan Physical
Oceanography Workshop (Yonsei University, Korea, 2007.3, Invited).
11. 日比谷紀之, 諸物理過程のパラメタリゼーションの高度化 (大気海洋分野), 人・自然・地
球共生プロジェクト および 一般・産業廃棄物・バイオマスの複合処理・再資源化プロジェ
クト 平成 18 年度合同研究成果報告会 (国立オリンピック記念青尐年総合センター,
2007.3).
87
12. 岩前伸幸, 日比谷紀之, 丹羽淑博, 海洋境界域における乱流混合強度の見積り -ハワイ
海嶺近傍における数値シミュレーション-, 2006 年度日本海洋学会秋季大会 (名古屋大学
東山キャンパス, 2006.9).
13. Iwamae, N., T. Hibiya, and Y. Niwa, Numerical study of enhanced energy dissipation near a
seamount, COE International Workshop on Turbulence in the Ocean, Atmosphere and Space
(Tetsumon Memorial Hall, University of Tokyo, 2007.1).
14. 岩前伸幸, 日比谷紀之, 海洋境界域での鉛直乱流混合に関するパラメータ实験, 2007 年度
日本海洋学会春季大会 (東京海洋大学品川キャンパス, 2007.3).
15. 河谷芳雄, 高橋正明, 佐藤薫, 宮原三郎, 渡辺真吾, 大気大循環モデルを用いた内部重力
波の解析(名古屋, 2006.10).
16. 小池真, 近藤豊, 桑田幹哲, 宮崎雄三, 駒崎雄一, 児玉大輔, 谷本浩志, 松枝秀和, 春季済
州島における雲凝結核数の変動とその要因, 2006 年度日本地球惑星科学関連学会合同大
会春季大会(幕張メッセ, 2006.5).
17. M. Koike, M. Kuwata, Y. Kondo, Y. Miyazaki, D. Kodama, S. S. Yum, H. Tanimoto, and
Matsueda, Factors controlling the CCN number concentrations at north of East China Sea in
spring 2005, IGAC/CACGP 国際シンポジウム(ケープタウン, 单アフリカ, 2006.9).
18. M. Koike, M. Kuwata, Y. Kondo, Y. Miyazaki, D. Kodama, S. S. Yum, H. Tanimoto, and
Matsueda, Factors controlling the CCN number concentrations at north of East China Sea in
spring 2005, アメリカ地球物理学会秋季大会(サンフランシスコ, アメリカ, 2006.12).
19. 小池真, 松井仁志, 竹川暢之, 近藤豊, 二次有機エアロゾルモデルの現状, 2006 年度日本
気象学会春季大会(つくば国際会議場, 2006.5).
20. 小坂洋介, 中村尚, JRA-25 および NCEP-DOE 再解析データに見られる PJ パターン, 日
本気象学会 2006 年度春季大会(つくば国際会議場, 2006.5).
21. Kosaka, Y., and H. Nakamura, Structure and dynamics of the summertime Pacific-Japan (PJ)
teleconnection pattern, 2006 Western Pacific Geophysics Meeting (Beijing, China, 2006.7).
22. Kosaka, Y., and H. Nakamura, Structure and dynamics of the summertime Pacific-Japan (PJ)
teleconnection pattern, COE International Workshop on Turbulence in the Ocean, Atmosphere and
Space (University of Tokyo, 2007.1).
23. Masumoto, Y., T. Ogata, and H. Sasaki, Intraseasonal Variability in the Tropical Indian Ocean, The
Asia Oceania Geosciences Society 3rd Annual Meeting (Singapore, 2006.7, invited).
24. Masumoto, Y., T. Ogata, and T. Horii, Intraseasonal Variability in the Tropical Indian Ocean Observations and Simulation -, The 4th IO-GOOS Meeting (Zanzibar, Tanzania, 2006.10).
88
25. Masumoto, Y. and T. Ogata, Intraseasonal variability in the meridional current in the equatorial
Indian Ocean simulated in a high-resolution OGCM, 2006 Western Pacific Gephysics Meeting
(Beijing, China, 2006.7).
26. 升本順夫, インド洋の循環系と観測プロジェクト, 海學問 研究船共同利用成果発表会
(東京, 2006.9).
27. Masumoto, Y., Climate Variability in the Tropical Indian Ocean and Its Impact on Climate in
Kenya, Kenya-Japan exchange seminar on marine sciences (Nairobi, Kenya, 2007.1, invited).
28. Masumoto, Y., Tropical Indian Ocean Observing System -Present Status and Highlights of 2006
IOD-, Symposium on Predictability of Climate Variations in the Indo-Pacific Sector (Tokyo,
2007.3).
29. 長澤真樹, 日比谷紀之, 横田華奈子, 田中祐希, 北出裕二郎, 高木省吾, 北太平洋深層にお
ける乱流観測から見積もった鉛直拡散係数の空間分布, 2007 年度日本海洋学会春季大会
(東京海洋大学品川キャンパス, 2007.3).
30. 中村尚,三瓶岳昭,後藤敦史,堀田大介,谷本陽一,野中正見,謝 尚平,大淵 済,大気
大循環の形成と中高緯度気候系の変動における中緯度海洋前線帯の重要性,2007 年日本
海洋学会春季大会シンポジウム (東京海洋大学品川キャンパス,2007.3).
31. 中村尚,三瓶岳昭,堀田大介,谷本陽一,謝尚平,大淵済,海洋前線帯における大気海洋
相互作用の観測 ─総観規模・惑星規模循環系の形成と変動過程の理解のために─,東大海
洋研大槌シンポジウム (大槌,2006.9).
32. Nakamura, H., T. Enomoto, S, Yamane, M. Honda, W. Ohfuchi, and T. Miyoshi : Predictability of
natural climate variability: Atmospheric teleconnection and forecast experiments on the Earth
Simulator, 2007 Asia-Pacific Meeting, Weather Risk Management Association (Tokyo, 2007.3).
33. Nakamura, H., T. Miyoshi, T. Enomoto, S, Yamane, and W. Ohfuchi, High-resolution weather
forecast experiments on the Earth Simulator, 25th Congress of the International Council of the
Aeronautical Sciences (Hamburg, Germany, 2006.9).
34. Nakamura, H., T. Sampe, and S.-P. Xie, On the association of mid-latitude oceanic frontal zones
with storm tracks and westerly jets. Workshop on the Ocean Circulation and Climate (Qingdao,
China, 2006.7).
35. Nakamura, H., and T. Miyasaka, Subtropical anticyclones in the Pacific and Indian Ocean: Their
dynamics and interactions with the ocean, Western Pacific Geophysics Meeting (Beijing, China,
2006.7).
36. Nakamura, H., and Y. Kosaka, Modal characteristics of summertime teleconnection associated
with anomalous convective activity over the tropical/subtropical northwestern Pacific, Symposium
on Predictability of Climate Variations in the Indo-Pacific Sector (Tokyo, 2007.3).
89
37. 西井和晃, 中村尚, 2006 年 1 月の成層圏突然昇温の対流圏循環偏差場の特徴,日本気象学
会 2006 年度秋季大会 (名古屋,2006.10).
38. 西井和晃, 中村尚, 2006 年 1 月の成層圏突然昇温の対流圏循環偏差場の特徴,京都大学防
災研究所特定研究集会「対流圏長周期変動と異常気象」(京都大学,2006.11).
39. 佐々木亘, 柏原孝浩, 日比谷紀之, 北西太平洋における夏季の波高の経年変動と将来予測,
2006 年度日本海洋学会秋季大会 (名古屋大学東山キャンパス, 2006.9).
40. Sato, K., Y. Tomikawa, G. Hashida, A. Kadokura, H. Nakajima, T. Sugita, I. Murata, M. Namiki, Y.
Matsuzaka, T. Yamagami, T. Aso and T. Yamanouchi, Dynamics of Antarctic ozone hole
dissipation based on balloon and satellite observations, European Geosciences Union General
Assembly 2006 (Vienna, Austria, 2006.4).
41. 佐藤薫, 冨川喜弘, 橋田元, 門倉昭, 並木道義, 松坂幸彦, 山上隆正, 村田功, 中島英彰,
杉田考史, 麻生武彦, 山内恭, 気球および衛星観測に基づくオゾンホール消滅過程の力学,
2006 年度地球惑星科学関連学会合同大会春季大会(幕張メッセ, 2006.5).
42. Sato, K., Y. Tomikawa, G. Hashida, A. Kadokura, H. Nakajima, T. Sugita, I. Murata, M. Namiki, Y.
Matsuzaka, T. Yamagami, T. Aso and T. Yamanouchi, Dynamics of Antarctic ozone hole
dissipation based on balloon and satellite observations, 36th COSPAR Scientific Assembly
(Beijing, China, 2006.7).
43. Sato, K., M. Tsutsumi, T. Sato, A. Saito, Y. Tomikawa, T. Aso, T. Yamanouchi, M. Ejiri, Program
of the Antarctic Syowa MST/IS Radar(PANSY), European Geosciences Union General Assembly
2006 (Vienna, Austria, 2006.4).
44. 佐藤薫, 堤雅基, 佐藤亨, 齊藤昭則, 冨川喜弘, 山内恭, 麻生武彦, 江尻全機, 单極昭和基
地大型大気レーダー計画の現状, 日本気象学会 2006 年度春季大会 (つくば国際会議場,
2006.5).
45. 佐藤薫, 高橋正明, 渡辺真吾, 冨川喜弘, 河谷芳雄, 高解像度気候モデルによる 中層大気
研究の可能性, 日本気象学会 2006 年度秋季大会 (名古屋, 2006.10).
46. 佐藤薫, 吉識宗佳, 極渦から発生する重力波, 第 29 回気水圏シンポジウム (極地研,
2006.10).
47. Sato, K., Gravity wave generation around the polar vortex in the stratosphere, Spontaneous
Imbalance Workshop #1 (Seattle, Washington, 2006.8).
48. 佐藤薫, 成層圏極渦からの重力波の発生, 地球電磁気・地球惑星圏学会 2006 年秋学会 (相
模原, 2006.9).
49. 杉山佳史, 丹羽淑博, 日比谷紀之, 海洋深層における平衡内部波場の数値的な再現, 2006
年度日本海洋学会秋季大会 (名古屋大学東山キャンパス, 2006.9).
90
50. 高木征弘, 松田佳久, 金星の大気大循環モデル, 2006 年度春季惑星大気研究会 (東京大学,
2006.5).
51. 高木征弘, 松田佳久, 金星大気スーパーローテーションに対する熱潮汐波の力学的効果,
日本気象学会 2006 年度秋季大会 (名古屋, 2006.10).
52. 高木征弘, 松田佳久, 金星大気スーパーローテーションに対する熱潮汐波の力学的効果,
第 21 回大気圏シンポジウム (宇宙航空研究開発機構・宇宙科学研究本部, 2007.2).
53. 田中祐希, 丹羽淑博, 日比谷紀之, 松本晃治, TOPEX/Poseidon 衛星データ解析に基づくク
リル海峡内での潮汐エネルギー消散量の見積もり, 2006 年度日本海洋学会秋季大会 (名古
屋大学東山キャンパス, 2006.9).
54. 田中祐希, 丹羽淑博, 日比谷紀之, 松本晃治, TOPEX/Poseidon 衛星海面高度データを利用
したクリル海峡内での潮汐エネルギー消散量と鉛直拡散係数の見積もり(II), 2007 年度日
本海洋学会春季大会 (東京海洋大学品川キャンパス, 2007.3).
55. Tomikawa, Y., K. Sato, K. Miyazaki, T. Iwasaki, and K. Shibata, Modified Lagrangian-mean
diagnostic applied to the polar vortex evolution, Spontaneous Imbalance Workshop #1 (Seattle,
Washington, 2006.8).
56. 冨川喜弘, 佐藤薫, 宮崎和幸, 岩崎俊樹, 柴田清孝, 極渦時間発展の改良ラグランジュ平
均解析, 日本気象学会 2006 年度秋季大会 (名古屋, 2006.10).
57. Tomikawa, Y., K. Sato, K. Miyazaki, T. Iwasaki, and K. Shibata, Modified Lagrangian-mean
analysis of the NH polar vortex evolution, 2006 AGU Fall Meeting (San Francisco, California,
2006.12).
58. Tomikawa, Y., K. Sato, K. Miyazaki, T. Iwasaki, and K. Shibata, Two-way transport due to
diffusion across the potential vorticity contour, COE International Workshop on Turbulence in the
Ocean, Atmosphere, and Space (東京大学, 2007.1).
59. Tomikawa, Y., K. Sato, K. Miyazaki, T. Iwasaki, and K. Shibata, Modified Lagrangian-mean
analysis of stratospheric sudden warmings, Seventh International Conference on Global Change:
Connection to the Arctic (GCCA-7) (Fairbanks, Araska, 2007.2)
60. 冨川喜弘, 佐藤薫, 单極オゾンホール内に現れるオゾン層状構造, 第 30 回極域宙空圏シン
ポジウム (極地研, 2006.8).
61. 冨川喜弘, 佐藤薫, 单極オゾンホール内オゾン層状構造の解析, 地球電磁気・地球惑星圏
学会 2006 年秋学会 (相模原, 2006 年 9 月).
62. Watanabe, M., and T. Hibiya, Global estimates of the wind-induced energy flux to inertial motions
in the surface mixed layer, COE International Workshop on Turbulence in the Ocean, Atmosphere
and Space (Tetsumon Memorial Hall, University of Tokyo, 2007.1).
91
63. 渡辺路生, 日比谷紀之, 大気擾乱によって励起される乱流ホットスポットの空間分布,
2007 年度日本海洋学会春季大会 (東京海洋大学品川キャンパス, 2007.3).
64. Yamagata, T., Forecasting System for Kuroshio variability, Ocean Observations Panel for Climate
(GCOS/GOOS/WCRP; IOC, WMO,ICSU, UNEP) (Tokyo, Japan, 2006.5).
65. Yamagagta, T., Indian Ocean Dipole: A Coupled Ocean-Atmosphere Phenomenon, 9th Tamura
Symposium Frontiers in Dynamics : Physical and Biological Systems (Tokyo, Japan, 2006.5).
66. Yamagata, T., Ocean-atmosphere coupled dynamics in the Indo-Pacific sector, David Anderson's
retirement seminar (ECMWF, UK, 2006.6).
67. Yamagata, T., Coupled ocean-atmosphere variability in the tropical Indian Ocean and its
predictability, ESF-JSPS Frontier Science Conference for Young Researchers -Climate Change(Nynäshamn, Sweden, 2006.6)
68. 山形俊男,海の変動予測システム,東京大学海洋アライアンス(東京大学,2006.7)
69. Yamagata, T., El Niño Modoki (Pseudo-El Niño) and its impact on the World Climate, APCC
Climate Center Symposium (Busan, Korea, 2006.9).
70. 山形俊男,異常気象をもたらす気候変動の解明と予測を目指して(Toward predicting as well
as understanding climate variations productive of abnormal weather),葉山セミナー(総合研究
大学院大学,2006.10).
71. Yamagata, T., The ENSO Modoki: Another Coupled Mode in the Tropical Pacific?, EU-Japan
Meeting on the Development of Next Generation Climate Models (Venice, Italy, 2006.12).
72. Yamagata, T., An oceanographic history leading to the Japan Coastal Ocean Prediction Experiment
(JCOPE), Italy-Japan Meeting for the Ocean Weather Forecast and Modeling (Bologna, Italy,
2006.12)
73. Yamagata, T., Earth Observation and Prediction of Climate Variations under the Global Warming
Stress, The 7th Meeting of France-Japan Joint Advisory Council On Cooperation in Science and
Technology (Paris, France, 2007.2).
74. 山形俊男,地球気候と水循環,第 10 回水科学と環境問題ワークショップ(つくば 文部
科学省研究交流センター,2007.2).
75. Yamagata, T., C. K. Park (APCC) : Convener, Symposium on Predictability of Climate Variations
in the Indo-Pacific Sector (Shinagawa Prince Hotel, 2007.3).
76. Yamagata, T., Convener, Workshop on the Predictability of the Climate Variations in the
Indo-Pacific Sectors (Hakone, 2007.3).
92
77. 横田華奈子, 日比谷紀之, 長澤真樹, 高木省吾, 鉛直乱流拡散係数のグローバルマップの
検証-西太平洋低緯度域における乱流の直接観測-, 2006 年度日本海洋学会秋季大会 (名古
屋大学東山キャンパス, 2006.9).
7.2 宇宙惑星科学講座
1.
T. Amano and M. Hoshino, Fast and Direct Acceleration of Electrons in High Mach Number
Quasi-Perpendicular Shocks, CSWM International Workshop on Space Weather Modeling,
Yokohama, Japan (November 2006)
2.
T. Amano and M. Hoshino, Effect of Shock Angle on Fast and Direct Acceleration of Electrons in
High Mach Number Quasi-Perpendicular Shocks, AGU Fall Meeting, San Francisco, USA
(December 2006)
3.
天野孝伸、星野真弘、準垂直衝撃波における電子加速効率の衝撃波角依存性、第 120 回地
球電磁気・地球惑星圏学会、相模原市産業会館、2006 年 11 月
4.
天野孝伸、星野真弘、高マッハ数準垂直衝撃波での電子加速、名古屋大学 STE シミュレー
ション研究会、九州大学西新プラザ、2006 年 6 月
5.
青木雄亮、上野宗孝、岩上直幹、 PLANET-C/IR2 カメラ用検出器の放射線耐性評価、日
本地球惑星科学連合 2006 年大会(幕張メッセ国際会議場 2006 年 5 月)
6.
Goodrich, C. A., G. E. Harlow, and T. Mikouchi (2007), New investigations of
―knorringerite-uvarovite garnet‖ and ―Cr-Eskola pyroxene‖ in ureilites LEW88774 and NWA766,
37th Lunar and Planetary Science Conference (Houston, USA, 2007.3).
7.
Hagiya, K., T. Mikouchi, M. E. Zolensky, and K. Ohsumi (2007), Diffraction study of the grain
(C2054,0,35,4) obtained by the NASA Stardust Mission, 37th Lunar and Planetary Science
Conference (Houston, USA, 2007.3).
8.
Hagiya, K., T. Mikouchi, M. E. Zolensky M., and K. Ohsumi (2006), Diffraction study of the
grain (C2054,0,35,4) obtained by the NASA Stardust Mission, 2006 Joint Meeting of The Asian
Crystallography Association and The Crystallographic Society of Japan (Tsukuba, 2006.11).
9.
平井真理子、星野真弘、プラズマシートにおける2温度イオン加速・加熱・混合のダイナ
ミックス、第 120 回地球電磁気・地球惑星圏学会、相模原市産業会館、2006 年 11 月
10. M. Hoshino, Wakefield Acceleration in Relativistic Shock Waves, IRCS International Workshop
on Shock Formation under Extreme Environments in the Universe, TokyoTech, Tokyo (February
2007)
11. M. Hoshino, Particle Acceleration in Relativistic Shock Waves, 2nd East-Asia Numerical
Astrophysics Meeting, Daejeon, Korea (November 2006)
93
12. M. Hoshino, A New Wakefield Acceleration in Relativistic Shock Waves, 6th International
Workshop on Nonlinear Waves and Turbulence in Space Plasmas, Fukuoka, Japan (October 2006)
13. M. Hoshino, Energetic Electron Acceleration in Magnetic Reconnection, 36th COSPAR Science
Assembly, Beijin, China (July 2006)
14. M. Hoshino, Surfing Acceleration of Energetic Electrons during Magnetic Reconnection, General
Assembly of European Geosciences Union, Vienna, Austria (April 2006)
15. 星野真弘、磁気リコネクションの諸問題、
「实験审宇宙物理学の創成に向けた勉強会」、阪
大レーザーエネルギー学研究センター、2007 年 3 月
16. 星野真弘、宇宙における粒子加速、物理学会(ビーム物理領域等シンポジウム)、奈良女
子大学、奈良、2006 年 9 月
17. 星野真弘、太陽地球系科学から宇宙プラズマ科学への展開、第 120 回地球電磁気・地球惑
星圏学会、相模原市産業会館、2006 年 11 月
18. 星野真弘、衝撃波と高エネルギー粒子加速、名古屋大学 STE シミュレーション研究会、
九州大学西新プラザ、2006 年 6 月
19. Isobe, H., Energy buildup by emerging flux, Annual meeting of Asia Oceania Geophysics
Society(Singapore, 2006.7)
20. Isobe, H. and D. Tripathi, Large amplitude oscillation of a polar crown filament in the pre-eruption
phase,Annual meeting of Asia Oceania Geophysics Society, (Singapore, 2006.7)
21. 磯部洋明, 宮腰剛広, 柴田一成, 横山央明, 地球シミュレータを用いた太陽浮上磁場領域
の大規模 MHD シミュレーション,日本流体力学会年会 2006, (九州大学, 2006.9)
22. 磯部洋明, N. O. Weiss, M. R. E. Proctor, 磁気対流とコロナ加熱の MHD シミュレーション
日本天文学会 2006 年秋季年会, (九州国際大学, 2006.9)
23. 磯部洋明, D. Tripathi, 噴出しつつあるプロミネンスの振動日本天文学会 2006 年秋季年会,
(九州国際大学, 2006.9)
24. Isobe, H., T. Miyagoshi, K. Shibata and T. Yokoyama, MHD simulations of solar emerging flux
regions usingthe Earth Simulator, CAWSES Space Weather Modeling workshop, (Earth Simlator
Center, 2006.11)
25. Isobe, H. and K. Shibata, Reconnection in solar flares: outstanding problems, Challenge in solar
cycle 24 60th anniversary of Physical Research Laboratory, (Ahmedabad, India, 2007.1)
26. Isobe, H., Magnetic reconnection in solar atmosphere: three-dimensional evolution and fine
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94
27. 磯部洋明, N. O. Weiss, M. R. E. Proctor, 磁気対流とコロナ加熱の MHD シミュレーション,
日本天文学会 2007 年春季年会, (東海大学, 2007.3)
28. 磯部洋明, D. Tripathi, V. Archontis, エラーマンボムと resistive emergence の MHD シミュ
レーション,日本天文学会 2007 年春季年会, (東海大学, 2007.3)
29. Iwagami, N., Sakanoi, T., Ueno, M., Sugita, S., Hashimoto, G.L., Planet-C/IR1: A 1 micrometer
camera on board the Japanese Venus mission, The 36th COSPAR scientific Assembly, (Beijing,
July 2006)
30. 岩上 直幹、高橋 幸弘、惑星観測衛星 TOPS による火星・金星水蒸気観測計画、地球電 磁
気・地球惑星圏学会 第 120 回講演会(相模原市産業会館, 2006 年 11 月)
31. C. Jaroschek, M. Hoshino, H. Lesch and R. A. Treumann, Radiation Stimulated in Relativistic
Plasma-Beam-Scenarios: Application to Outbursts in Pulsar Emission, Fukuoka, Japan (October
2006)
32. C. Jaroschek and M. Hoshino, Non-linear interaction of relativistic current sheets: Particle-in-cell
simulations, 36th COSPAR Science Assembly, Beijin, China (July 2006)
33. 門畑 顕博、阿部 琢美、小山 孝一郎、小笠原圭一、浅村和史、若林 誠、 野沢悟徳、
小川泰信、藤井良一、岩上直幹、栗原純一、DELTA キャンペーン中のロケット搭載 ラン
グミューアプローブによる電子温度観測、日本地球惑星科学連合 2006 年大会 (幕張
メッセ国際会議場 2006 年 5 月)
34. 門畑 顕博、阿部 琢美、小山 孝一郎、岩上直幹、栗原純一、小笠原圭一、浅村和史、 野
沢悟徳、小川泰信、藤井良一、若林 誠、DELTA キャンペーンにおける極域下部熱圏 の
電子温度観測、地球電磁気・地球惑星圏学会 第 120 回講演会(相模原市産業会館, 2006
年 11 月)
35. 勝川行雄、横山央明、T. Berger、常田佐久、末松芳法、一本潔、清水敏文、永田伸一、日
米 SOT チームひので可視光望遠鏡がとらえた Light Bridge 形成過程、日本天文学会春季年
会(東海大学、2007.3)
36. 川島壮史、斉藤義文、星野真弘、寺澤敏夫、向井利典、上野玄太、磁気圏尾部における
Slow-mode shock 周辺で発生した波動とイオン加熱に関する解析、第 120 回地球電磁気・
地球惑星圏学会、相模原市産業会館、2006 年 11 月
37. 小泉宠子、久保田实、村山泰啓、阿保 真、内海通弘、五十嵐喜良、岩上直幹、阿部 琢
美、小山孝一郎、中間圏界面付近における不安定現象に伴う鉛直風の観測、日本地球惑星
科学連合 2006 年大会(幕張メッセ国際会議場 2006 年 5 月)
38. 小泉 宜子、栗原 純一、岩上 直幹、Mg+共鳴散乱光による電離圏の 3 次元構造観測の検
討, 地球電磁気・地球惑星圏学会 第 120 回講演会(相模原市産業会館, 2006 年 11 月)
95
39. Koizumi, Y., Kubota, M., Murayama, Y., Abo, M.., Uchiumi, M., Igarashi,K.., Abe, T., Oyama, K-I,
In situ observations of instabilities in themesopause region using foil chaff technique, The 36th
COSPAR scientific Assembly, (Beijing, July 2006)
40. Komatsu, M., T. Mikouchi, M. Miyamoto, and A. N. Krot (2007), Amoeboid olivine aggregates in
the CV carbonaceous chondrite Yamato-86751, 37th Lunar and Planetary Science Conference
(Houston, USA, 2007.3).
41. Komatsu, M., A. N. Krot, T. Fagan, M. Miyamoto, T. Mikouchi, and K. Keil (2006), Mineralogy
and petrography of the oxidized CV chondrite Yamato 86009, 30th Symposium on Antarctic
Meteorites (National Inst. of Polar Research, Tokyo, 2006.6).
42. Komatsu, M., A. N. Krot, T. Fagan, M. Miyamoto, T. Mikouchi, and K. Keil (2006), Amoeboid
olivine aggregates in Yamato-86009 CV chondrite: Evidence for in situ aqueous alteration, 69th
Annual Meeting of The Meteoritical Society (Zurich, Switzerland, 2006.8).
43. 久保 雅仁、横山 央明、勝川 行雄、常田佐久、末松芳法、一本潔、清水敏文、永田伸一、
日米 SOT チームひので可視光磁場望遠鏡で捉えた活動領域 NOAA10930 のベクトル磁場
の時間発展、日本天文学会春季年会(東海大学、2007.3)
44. 栗原 純一、阿部 琢美、小山 孝一郎、岩上直幹、野沢悟徳、藤井良一、小川泰信、M. Kosch,
G. Eogham,A. Anasuya, DELTA キャンペーンにおける中性大気温度・風速とジュール・粒
子加熱、地球電磁気・地球惑星圏学会 第 120 回講演会(相模原市産業会館, 2006 年 11
月)
45. 草野 完也、井上 諭、横山 央明、常田佐久、末松芳法、一本潔、勝川行雄、清水敏文、
永田伸一、日米 SOT チーム「ひので」可視光磁場観測に基づく太陽コロナ磁場の 3 次元
平衡場解析、日本天文学会春季年会(東海大学、2007.3)
46. Makishima, J., G. McKay, L. Le, M. Miyamoto, and T. Mikouchi (2007), Oxidation state of
nakhlites as inferred from Fe-Ti oxide equilibria and augite/melt europium partitioning, 37th
Lunar and Planetary Science Conference (Houston, USA, 2007.3).
47. Makishima, J., G. McKay, L. Le, M. Miyamoto, and T. Mikouchi (2006), Aluminum effect on the
calibration of the Eu oxybarometer for nakhlites, 30th Symposium on Antarctic Meteorites
(National Inst. of Polar Research, Tokyo, 2006.6).
48. A. Matsuoka, M. Hoshino, H. Hayakawa, and T. Mukai, Large-Amplitude Alfven Waves Observed
in the Magnetotail and Associated Magnetospheric Signature, AGU Fall Meeting, San Francisco,
USA (December 2006)
49. A. Matsuoka, M. Hoshino, H. Hayakawa, T. Mukai, Statistical analysis of the large-amplitude
Alfven waves observed in the magnetotail by Geotail, General Assembly of European Geosciences
Union, Vienna, Austria (April 2006)
96
50. McKay, G., C. Schwandt, L. Le, and T. Mikouchi (2007), Minor elements in nakhlite pyroxenes:
Does Cr record changes in REDOX conditions during crystallization?, 37th Lunar and Planetary
Science Conference (Houston, USA, 2007.3).
51. McKay, G., L. Le, T. Mikouchi, J. Makishima, and C. Schwandt (2006), Pyroxenes in Martian
meteorites as petrogenetic indicator, 19th General Meeting of International Mineralogical
Association (Kobe, 2006.7).
52. McKay, G., C. Schwandt, L. Le, J. Makishima, T. Mikouchi, and T. Kurihara (2006) Minor
elements in nakhlite pyroxenes: Cr in MIL03346, 30th Symposium on Antarctic Meteorites
(National Inst. of Polar Research, Tokyo, 2006.6).
53. Mikouchi, T., G. McKay, and M. Miyamoto (2006), Mineralogy of nakhlite Martian meteorites:
Implications for their relative burial depths, 19th General Meeting of International Mineralogical
Association (Kobe, 2006.7).
54. Mikouchi, T., G. McKay, and E. Koizumi (2006) Post-shock cooling history of Dhofar 378
shergottite, 69th Annual Meeting of The Meteoritical Society (Zurich, Switzerland, 2006.8).
55. 三河内 岳,ナクライト火星隕石の鉱物学的特徴と各隕石の形成深度について,日本地球
惑星科学連合 2007 年大会 (幕張メッセ, 2007.5)
56. Mikouchi, T., and G. McKay, Shock metamorphism of the Dhofar 378 basaltic shergottite, 30th
Symposium on Antarctic Meteorites (National Inst. of Polar Research, Tokyo, 2006.6).
57. Mikouchi, T., O. Tachikawa, K. Hagiya, K. Ohsumi, and M. Zolensky (2006), SEM and TEM
study of some Wild II cometary particles returned by the NASA Stardust Mission, 2006 Joint
Meeting of The Asian Crystallography Association and The Crystallographic Society of Japan
(Tsukuba, 2006.11).
58. Mikouchi, T., K. Ota, J. Makishima, A. Monkawa, and K. Sugiyama (2007), Mineralogy and
crystallography of LAP 04840: Implications for metamorphism at depth in the R chondrite parent
body, 37th Lunar and Planetary Science Conference (Houston, USA, 2007.3).
59. Mikouchi, T., O. Tachikawa, K. Hagiya, K. Ohsumi, Y. Suzuki, K. Uesugi, A. Takeuchi, and M.
Zolensky (2007) Mineralogy and crystallography of Comet 81P/Wild 2 particles, 37th Lunar and
Planetary Science Conference (Houston, USA, 2007.3).
60. 簑島 敬、横山 央明、太陽フレアにおける非熱的スペクトルの時間的・空間的特徴, 日本
天文学会春季年会(東海大学、2007.3)
61. 簑島 敬、横山 央明、太陽フレアにおける非熱的電子の Fokker-Planck モデリング, 日本
天文学会春季年会(東海大学、2007.3)
62. Minoshima, T., T. Yokoyama, Comparative spectral analysis of non-thermal emissions and study
97
of electron transport in a solar flare AOGS annual meeting (Singapore, 2006.7.)
63. Minoshima, T., T. Yokoyama, Fokker-Planck modeling of the non-thermal electrons in a solar flare,
CAWSES Space Weather Modeling Workshop (Yokohama, 2006.11.).
64. 三浦彰、磁気流体不安定問題のための磁気圏のエネルギー原理、日本地球惑星科学連 合
2006 年大会(幕張、2006.5)
65. Nagashima, K., Yokoyama, T., Statistical analysis of the reconnection rate in solar flares, AOGS
annual meeting (Singapore, 2006.7.)
66. 長島薫、石井貴子、岡本丈典、柴田一成、磯部洋明、横山央明、活動領域 NOAA10808 に
おけるフィラメント噴出のトリガー機構、日本天文学会春季年会(東海大学、2007.3)
67. K. Nagata and M. Hoshino, Particle acceleration by a relativistic collisionless shock with
alternating magnetic field inflow, 36th COSPAR Science Assembly, Beijin, China (July 2006)
68. 永田健太郎、星野真弘、反平行磁場を伴う相対論的無衝突衝撃波による粒子加速、名古屋
大学 STE シミュレーション研究会、九州大学西新プラザ、2006 年 6 月
69. Nakamura T., N. Sugiura, A. Miyazaki, and M. Kimura, Condensation and accretion of
corundum and corundum-hibonite grains in the solar nebula,2006 Japan Geoscience Union,
p155-011.
70. Notoya, S., T. Yokoyama, K. Kusano, T. Miyagoshi, H. Isobe, The process of the filament
formation and Eruption triggered by the emerging flux, AOGS annual meeting (Singapore,
2006.7.)
71. 大平紀幸、岩上直幹、大月祥子、金星 HCl の地上観測、日本地球惑星科学連合 2006 年 大
会(幕張メッセ国際会議場 2006 年 5 月)
72. 大平 紀幸、岩上 直幹、大月 祥子、徳田健二、金星夜側大気 1.7μm帯における HCl の 定
量、地球電磁気・地球惑星圏学会 第 120 回講演会(相模原市産業会館, 2006 年 11 月)
73. 青木 雄亮、岩上 直幹、金星1μm昼面反射光の寄与関数推定、地球電磁気・地球惑 星圏
学会 第 120 回講演会(相模原市産業会館, 2006 年 11 月)
74. Ohtsuki, S.,Iwagami, N.,Sagawa, H.,Ueno, M.,Kasaba, Y.,Imamura, T., Nishihara, E.., Imaging
spectroscopy of the Venus 1.27-micron O2 airglowwith ground-based telescopes, The 36th
COSPAR scientific Assembly,(Beijing, July 2006)
75. 大月祥子、岩上直幹、佐川英夫、上野宗孝、笠羽康正、今村 剛、高分散分光器 CSHELL
による金星大気観測、日本地球惑星科学連合 2006 年大会(幕張メッセ国際会議場 2006
年 5 月)
98
76. 大月 祥子、岩上 直幹、佐川 英夫、上野宗孝、笠羽康正、今村 剛、西原英治、 金 星
1.27micron 帯 O2 大気光に伴う温度上昇、 地球電磁気・地球惑星圏学会 第 120 回講 演
会(相模原市産業会館, 2006 年 11 月)
77. Sato, T., Ueno, M., Iwagami, N., Imamura, T., Nakamura, M., Sensing loweratmosphere of Venus
in infrared , The 36th COSPAR scientific Assembly,(Beijing, July 2006)
78. Taguchi, M., Imamura, T., Nakamura, M., Iwagami, N., Ueno, M., Suzuki, M.,Hashimoto, G., The
longwave infrared imager onboard the Venus ClimateOrbiter, The 36th COSPAR scientific
Assembly, (Beijing, July 2006)
79. 鈴木正信、佐藤優美、浦田裕次、田代信、寺田幸功、山岡和貴、簔島敬 、横山央明、牧
島一夫、 高橋 忠幸、HXD-WAM チーム「すざく」搭載 広帯域全天モニター(WAM)によ
る太陽フレアの観測、日本天文学会春季年会(東海大学、2007.3)
80. Stardust Mineralogy/Petrology Subteam, M. Zolensky, P. Bland, J. Bradley, A. Brearley, S.
Brennan, J. Bridges, D. Brownlee, A. Butterworth, Z. Dai, D. Ebel, M. Genge, M. Gounelle, G.
Graham, L. Grossman, R. Harvey, H. Ishii, A. Kearsley, L. Keller, A. Krot, F. Langenhorst, A.
Lanzirotti, H. Leroux, G. Matrajt, K. Messenger, T. Mikouchi, T. Nakamura, K. Ohsumi, K.
Okudaira, M. Perronnet, F. Rietmeijer, S. Simon, T. Stephan, R. Stroud, M. Taheri, K. Tomeoka, A.
Toppani, A. Tsuchiyama, M. Velbel, I. Webber, M. Weisberg, A. Westphal, H. Yano, and T. Zega
(2006) Mineralogy and petrology of Comet Wild2 nucleus samples - Final results of the
preliminary examination team, 69th Annual Meeting of The Meteoritical Society (Zurich,
Switzerland, 2006.8).
81. 田中 雅慶、河野 英昭、横山 央明、構造形成、エネルギー解放、領域間相互作用 -实験
审から太陽系、天体プラズマまで-地球惑星科学関連合同大会(幕張、2006.5).
82. 徳田健二、大平紀幸、岩上直幹、金星下層大気HCl緯度分布の分光観測、第 8 回惑星 圏
研究会(東北大学、2007 年 3 月)
83. Watanabe, N., T. Yokoyama, Two-dimensional magnetohydrodynamic simulations of relativistic
magnetic reconnection The international conference ―The Extreme Universe in the Suzaku Era‖
(Kyoto, 2006.12.)
84. 渡邊直之、横山央明、相対論的磁気リコネクションにおけるエネルギー開放メカニズム、
日本天文学会秋季年会(九州国際大学、2006.9)
85. Weisberg, M., H. Connoly, M. Zolensky, P. Bland, J. Bradley, A. Brearley, S. Brennan, J. Bridges,
D. Brownlee, A. Butterworth, Z. Dai, D. Ebel, M. Genge, M. Gounelle, G. Graham, L. Grossman,
R. Harvey, H. Ishii, A. Kearsley, L. Keller, A. Krot, F. Langenhorst, A. Lanzirotti, H. Leroux, G.
Matrajt, K. Messenger, T. Mikouchi, T. Nakamura, K. Ohsumi, K. Okudaira, M. Perronnet, F.
Rietmeijer, S. Simon, T. Stephan, R. Stroud, M. Taheri, K. Tomeoka, A. Toppani, A. Tsuchiyama,
M. Velbel, I. Webber, A. Westphal, H. Yano, and T. Zega (2006), Stardust (Comet) samples and the
meteorite record, 2006 Fall Meeting of American Geophysical Union (San Francisco, USA,
99
2006.12).
86. Yamada, M., Watanabe, S., Okano, S., Imamura, T., Nakamura, M., Iwagami,N., Keller, H.U.,
Markiewicz, W.J., Titov,D., Ultra violet imager on VenusClimate Orbiter, The 36th COSPAR
scientific Assembly, (Beijing, July 2006)
87. 横山 央明、リコネクション・フレア後期研究会「SOLAR-B 時代の太陽シミュレーション
の役割」
(本郷, 2006.6)
88. 横山 央明、 勝川 行雄、下条 圭美、 常田 佐久、末松 芳法、一本 潔、清水 敏文、久
保 雅仁、永田 伸一、 B. Lites、H. Socas-Navarro、「ひので」日米 SOT チーム「ひので」
衛星 可視光磁場望遠鏡 ペクトロポラリメータ データの Millne-Eddington フィッティン
グの初期成果、日本天文学会春季年会(東海大学、2007.3)
89. Yokoyama, T., SP data in 2006 December : a study of the triggering mechanism Hinode mini-WS
on 2006-Dec-13 flare (Mitaka, 2006.4.)
90. Yokoyama, T., Y. Katsukawa, M. Shimojo, K. Shimada, T. Sekii, S. Tsuneta, K. Ichimoto, T.
Shimizu, Milne-Eddington Stokes Inversionon of Spectro-Polarimeter (SP) SOLAR-B SOT 17th
meeting (Mitaka, 2006.4.)
91. Yokoyama, T., H. Isobe, K. Shibata, Introduction: Onset of solar flares and Coronal mass ejections,
AOGS annual meeting (Singapore, 2006.7.)
92. Yokoyama, T., S. Notoya, Study of the Energy Build-up Process in Solar Active Regions by Using
the Longitudinal Magnetic Field Observations, CAWSES Space Weather Modeling Workshop
(Yokohama, 2006.11.).
93. 吉川一朗、山崎敦、寺田直樹、惑星プラズマ撮像計画、地球惑星科学関連学会 2006 年 合
同大会,幕張,2006.4.
94. Yoshikawa, I., K. Hikosaka, S. Kameda, S. Okano, H. Nozawa, A. Yamazaki, O. Korablev, and D.
Rees, Attempt to identify a source mechanism of Mercury's sodium exosphere by remote-sensing
technique, 36th COSPAR Scientific Assembly, Beijin, China, 2006.
95. S. Zenitani and M. Hoshino, The role of Guided Field in Magnetic Reconnection: The case of
Relativistic Magnetic Reconnection in Pair Plasmas, AGU Fall Meeting, San Francisco, USA
(December 2006)
96. Zolensky, M., D. Brownlee, J. Bradley., K. Nakamura-Messenger, D. Joswiak, G. Matrajt, L.
Keller, S. Simon, L. Grossman, T. Nakamura, T. Mikouchi, K. Tomeoka, M. Weisberg, and F.
Rietmeijer (2006) Have we seen Comet Wild 2 samples before?, 2006 Fall Meeting of American
Geophysical Union (San Francisco, USA, 2006.12).
97. Zolensky, M., T. Zega, M. Weisberg, M. Velbel, N. Tomioka, K. Tomeoka, R. Stroud, T. Stephan,
100
S. Simon, F. Rietmeijer, K. Ohsumi, I. Ohnishi, K. Nakamura-Messenger, T. Nakamura, T.
Mikouchi, G. Matrajt, H. Leroux, F. Langenhorst, A. Krot, A. Kearsley, D. Joswiak, H. Ishii, K.
Hagiya, L. Grossman, J. Grossman, G. Graham, M. Gounelle, S. Fakra, Z. R. Dai, M. Chi, D.
Brownlee, J. Bridges, and J. Bradley (2007), Wild-2 Déjà-Vu: Comparison of Wild-2 particles to
chondrites and IDPs, 37th Lunar and Planetary Science Conference (Houston, USA, 2007.3).
7.3 地球惑星システム科学講座
1.
阿部 修平, 茅根 創, 中村 修子, 飯嶋 寛子, 沖ノ鳥島サンゴ年輪解析による古環境復元,
第 9 回日本サンゴ礁学会, (仙台, 2006.11).
2.
阿部 豊, 小松 吾郎, 古火星環境における自転軸傾斜の影響, 地球惑星科学関連学会 2006
年合同大会 (幕張メッセ国際会議場, 2006.5).
3.
Abe-Ouchi, A., R. Ohgaito, A. Oka, and Y. Yokoyama Global response to fresh water release
under different climate states. American Geophysical Union, Fall Meeting (San Francisco,
2006.12).
4.
Aze, T., Y. Yokoyama, H. Matsuzaki, K. Horiuchi, Y. Shibata, and H. Motoyama, Clorine-36
variability for the past 900 years recorded in the Dome Fuji shallow ice core. International
symposium of AMS study ―Prospects for the New Frontiers of Earth and Environmental Sciences‖
(武田先端知ビル 東京大学, 2006.10)
5.
阿瀬 貴博, 横山 祐典, 松崎 浩之, 堀内 一穂, 柴田 康行, 本山 秀明. AMS による单極
ドームふじ浅層コア中の Cl-36 の測定, 地球惑星科学関連学会 2006 年合同大会 (幕張メッ
セ国際会議場, 2006.5).
6.
Deschamps, P., N. Durand, E. Bard, B. Hamelin, G. Camoin, A. L. Thomas, G. M. Henderson, Y.
Yokoyama, IODP Expedition 310 Scientists. Extending the Tahiti Post-Glacial sea-level record
with offshore drilled corals. First results from IODP Expedition 310. SEALAIX‘06 Sea Level
Changes: Records, Processes, and Modelling, (Giens, France, 2006.9).
7.
Elliote, M., K. Welsh, Y. Yokoyama, M. McCulloch, and J. Chappell, Holocene records of Western
Pacific Warm Pool paleoclimate using fossil long-lived giant Tridacna from Papua New Guinea.
American Geophysical Union, Fall Meeting (San Francisco, 2006.12)
8.
Esat, T. M., and Y. Yokoyama, Growth patterns of the last ice age coral terraces at Huon Peninsula.
SEALAIX‘06 Sea Level Changes: Records, Processes, and Modelling, (Giens, France, 2006.9).
9.
濱野 景子, 阿部 豊, Impact erosion, vapor retention on early Mars: Atmospheric pressure
change during heavy bombardment, 地球惑星科学関連学会 2006 年合同大会 (幕張メッセ国
際会議場, 2006.5).
10. Hamano, Y. and A. Sakuraba, Relation between energy spectra in the fluid core and time spectrum
101
of the dipole moment inferred from geodynamo simulations, 地球惑星科学関連学会 2006 年合
同大会 (幕張メッセ国際会議場, 2006.5).
11. 林 満, 中本 泰史, 木多 紀子, 橘 省吾, X 線フレアに伴う磁気バブルが形成する衝撃波
とコンドリュール形成条件に関する電磁流体シミュレーション研究. 日本天文学会 2007
年春季年会 (東海大学, 2007.3).
12. 樋口 篤志, 松本 淳, 鼎信 次郎, 芳村 圭, 横井 覚, MAHASRI (Monsoon Asian HydroAtmosphere Scientific Research and Prediction Initiative; モンスーンアジア水文気候研究計
画), 2006 年度水文・水資源学会研究発表会 (岡山, 2006.8).
13. 本郷 宙軌, 茅根 創, 石垣島サンゴ礁の風上側および風下側の形成過程, 第 9 回日本サン
ゴ礁学会, (仙台, 2006.11).
14. 本郷 宙軌, 茅根 創, 石垣島伊原間の Keep up 型サンゴ礁と海水準変動, 第 27 回炭酸塩コ
ロキウム, (広島, 2007.3)
.
15. Hongo C., and H. Kayanne, Holocene coral reef development under high and low wave energy
environment in the Ryukyu Islands, Japan, 17th International Sedimentological Congress,
(Fukuoka, Japan, 2006.8)
16. 堀池 智之, 横山 祐典, 坂井 三郎, 大河内 直彦, 川幡 穂高, 鈴木 淳, 小田 啓邦, 松崎
浩之. ティモール海海底堆積物コアの酸素同位体比変動から復元するインドネシア通過
流の水塊組成. 2006 年度古海洋学シンポジウム (東京大学海洋研究所(東京), 2007.1)
17. Horiike, S., Y. Yokoyama, S. Sakai, N. Ohkouchi, H. Kawahata, A. Suzuki, H. Oda, and H.
Matsuzaki Paleoceanography in Timor Sea: Study for understanding the role of Western Pacific
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study ―Prospects for the New Frontiers of Earth and Environmental Sciences‖ (武田先端知ビル
東京大学, 2006.10)
18. 井手 陽一, 茅根 創, 有孔虫とその生育基盤としての芝草状藻類-フィールド観察と飼育
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19. Iijima, H., H. Kayanne, O. Abe, M. Morimoto and T. Yamagata, Recent freshening trend of the
central tropical Pacific reconstructed by coral paleo-salinometer, 2006 AGU Fall Meeting (San
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20. Ikeda, Y., K. Ozawa, H. Nagahara, and S. Tachibana, Experimental condensation of metallic iron
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21. Ikeda, S., Y. Yokoyama, Y. Hamano, T. Nakagawa, and H. Matsuzaki Geomagnetic field
reconstruction during the last 100,000 years based on remanent magnetization and Be-10
measurements form Lake Suigetsu sediments. International symposium of AMS study ―Prospects
for the New Frontiers of Earth and Environmental Sciences‖ (武田先端知ビル 東京大学,
102
2006.10)
22. 池田 陽平, 永原 裕子, 橘 省吾, 低過飽和条件下での金属鉄の凝縮挙動, 地球惑星科学関
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26. 菅 浩伸, 中島 陽典, 堀 信行, 中井 達郎, 横山 祐典, 大橋 倫也, 濱中 望, 岡本 健裕.
完新世温暖期における北限域サンゴ礁の形成ー薩单諸島の礁形成とそのタイミングー,
地球惑星科学関連学会 2006 年合同大会 (幕張メッセ国際会議場, 2006.5).
27. Kawasaki, H., S. Tamada, S. Tachibana, H. Nagahara, K. Ozawa and N. Matsumoto , Fe-Mg
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International Mineralogical Association (Kobe, 2006.7).
28. 木村 壮, 鈴木 勝彦, 橘 省吾, 田近 英一, 多田 隆治, 後藤 和久, 磯崎 行雄, 山本 信治,
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球惑星科学関連学会 2006 年合同大会 (幕張メッセ国際会議場, 2006.5).
29. Kita, N. T., H. Nagahara, S. Tachibana, J. H. Founelle, and J. W. Valley, Oxygen isotopic
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32. Kurahashi, E., N. T. Kita, H. Nagahara and Y. Morishita, Evaluation of 26Al-26Mg systems of
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Texas, 2007.3)
33. 町田 亮介, 阿部 豊, 冷たい星雲中での氷微惑星からの地球型惑星形成, 地球惑星科学関
連学会 2006 年合同大会 (幕張メッセ国際会議場, 2006.5).
34. 町田 亮介, 阿部 豊, 地球型惑星領域における氷微惑星の進化:多様な惑星形成の可能性,
103
月・惑星シンポジウム, (相模原市, 宇宙科学研究本部, 2006.8)
35. 町田 亮介, 阿部 豊, 地球型惑星領域における氷微惑星の進化, 日本天文学会 2006 年秋季
年会 (福岡県北九州市, 九州国際大学, 2006.9)
36. 町田 亮介, 阿部 豊, 短寿命放射性熱源を考慮した氷微惑星の熱史, 日本惑星科学会 2006
年秋季講演会, (兵庫県神戸市, 兵庫県立美術館, 2006.10)
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39. Maemoku, H., H. Miura, S. Iwasaki, Y. Yokoyama, and H. Matsuzaki Holocene Glacial
Fluctuation Reconstructed from Glacio-marine Sediments at Skallen in the L [tzow-Holm Bay,
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40. Matsumoto, J., MAHASRI - the New International Program on Asian Monsoon, The
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41. Matsumoto, J., MAHASRI - the new international program on Asian monsoon research. The 3rd
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42. Matsumoto, J. and H. Asada, Impact of recent severe floods on rice production in Bangladesh.
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Conference (Beijing, China, 2006.11).
43. Matsumoto, J., MAHASRI - a new international program on Asian monsoon research. Earth
System Science Partnership (ESSP), Global Environmental Change Open Science Conference
(Beijing, China, 2006.11).
44. Matsumoto, J., MAHASRI and AMY‘08. The 4th EU-Japan Workshop on Climatic Change
Research, (Brussels, Belgium, 2007.3).
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104
47. Matsumoto, N., H. Nagahara, K. Ozawa, S. Tachibana, H. Kawasaki and S. Tamada, Evaporation
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48. 三木順哉, 瀧川 晶, 橘 省吾, G. R. Huss, 超新星元素合成モデルを用いた太陽系形成環境
の推定~初期太陽系に存在した短寿命放射性核種からのアプローチ~. 日本惑星科学会
2006 年度秋季講演会 (兵庫県立美術館, 2006.10).
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52. 村田 文絵, 寺尾 徹, 林 泰一, 浅田 晴久, 松本 淳, チェラプンジにおける降水過程に関
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53. 永原 裕子, 小澤 一仁, 池田 陽平, 橘 省吾, 原始太陽系円盤におけるフォルステライ
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58. 中村 修子, 茅根 創, 飯嶋 寛子, T. R. McClanahan, 山形 俊男, ケニヤのサンゴ年輪によ
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105
59. Ogino, S.-Y., M.I. Nodzu, T.H. Hoang, Y. Tachibana, M. Fujiwara, T. Satomura, J. Matsumoto,
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60. 荻野 慎也, 野津 雅人, 立花 義裕, 藤原 正智, 里村 雄彦, 松本 淳, Nguyen Thi Tan Thanh,
ベトナム・ハノイにおける対流圏下層の逆転層: 水蒸気と関係する季節内変動, 2006 年度
日本気象学会秋季大会 (名古屋, 2006.10).
61. Oishi, Y., A. Sakuraba, and Y. Hamano, Geodynamo simulations with and without the inner core,
地球惑星科学関連学会 2006 年合同大会 (幕張メッセ国際会議場, 2006.5).
62. Oki, T., K. Yoshimura, S. Miyazaki, S. Kanae, T. Satomura and J. Matsumoto, New Challenges in
the Hydrometeorological Studies in Southeast Asia. The 3rd Asia Pacific Association of
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63. 大澤 葉子, 藤田 和彦, 井手 陽一, 茅根 創, マジュロ環礁における大型底生有孔虫の生
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64. 坂本 晶子, 阿部 豊, 惑星形成終盤における円盤ガスの温度構造, 地球惑星科学関連学会
2006 年合同大会 (幕張メッセ国際会議場, 2006.5).
65. 坂本 晶子, 阿部 豊, 惑星形成終盤における円盤ガスの温度構造, 月・惑星シンポジウム,
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66. 坂本 晶子, 阿部 豊, 惑星形成終盤における円盤ガスの温度構造, 日本天文学会 2006 年秋
季年会 (福岡県北九州市, 九州国際大学, 2006.9)
67. 坂本 晶子, 阿部 豊, 惑星形成終盤における円盤ガスの温度構造 日本惑星科学会 2006 年
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68. Sakamoto, A and Y. Abe, The gas temperature in the dissipating solar nebula: effects on the gas
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69. 坂本 晶子, 阿部 豊 惑星形成終盤における円盤ガスの温度構造日本天文学会, 2007 年春
季年会, (神奈川県平塚市, 東海大学, 2007.3)
70. 佐久間 広展, 多田 隆治, 田近 英一, 柏山 祐一郎, 渡部 哲子, 山本 信治, 大河内 直彦,
小川 奈々子, 犬山市, 木曽川流域に露出する最下部三畳系の岩相層序復元と有機炭素同
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71. 佐々木 貴教, 阿部 豊, ハイドロダイナミックエスケープによる惑星大気の散逸, 日本天
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72. 佐藤 晋介, 久保田 拓志, 蔵治 光一郎, 松本 淳, 東单アジアにおけう地上雤量計と衛星
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74. Shiroya, K., Y. Yokoyama, S. Sakamoto, and H. Matsuzaki A study on the aridification in the
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75. 杉田 精司, 倉本 圭, 並木 則行, 阿部 豊, 日本の次世代固体惑星探査への展望, 地球惑
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76. 鈴木 彩子, 安田 敦, 小澤 一仁, 永原 裕子, クロマイトーオリビン相境界における元素
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77. 鈴木 淳, 渡辺 舞, 井上 麻夕里, 岩崎 望, 横山 祐典, 長谷川 浩, 川幡 穂高, 深海宝石
サンゴ(八放サンゴ類 Corallium 属)の骨格の酸素炭素同位体比および元素組成について,
日本古生物学会 2006 年年会, (島根大学, 2006.6)
78. 鈴木 淳, 岩崎 望, 横山 祐典, 井上 麻夕里, 長谷川 浩, 渡辺 舞, 川幡 穂高, 深海宝石
サンゴ(八方サンゴ類 Corallium 属)の骨格化学組成, 地球惑星科学関連学会 2006 年合同
大会 (幕張メッセ国際会議場, 2006.5).
79. Tachibana, S., G. R. Huss, and K. Nagashima, 60Fe-60Ni systems in ferromagnesian chondrules in
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80. 橘 省吾, 瀧川 晶, 横山 聖典, 永原 裕子, 小澤 一仁, 原始惑星系円盤における固相-気
相反応の实験的研究. 特定領域研究「太陽系外惑星科学の展開」ダスト班第三回研究会
(札幌市職員共済組合渓流荘, 2007.3).
81. 橘 省吾, ―实験审‖から探る太陽系の誕生と化学進化. 日本惑星科学会 2006 年度秋季講演
会 (兵庫県立美術館, 2006.10, 日本惑星科学会最優秀研究者賞受賞講演).
82. 橘 省吾, 瀧川 晶, 三木順哉, G. R. Huss, 初期太陽系短寿命放射性核種存在度から考える
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83. 橘 省吾, 消滅核種 60Fe 初生存在度に基づく初期太陽系誕生・進化. 2006 年度日本地球化
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84. Tachibana, S., Y. Ikeda, H. Nagahara, K. Ozawa and M. Yamada, Experimental study on kinetic
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85. Tachibana, S., M. Yamada, H. Nagahara and K. Ozawa, Evaporation of forsterite in vacuum:
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86. 橘 省吾, 永原 裕子, 水野 惠子, 金属鉄-硫化鉄組織から見たコンドリュール冷却過程,
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89. 多田 隆治, 急激なアジア・モンスーン変動の開始, 時代変化と海洋環境へのインパクト,
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92. 瀧川 晶, 三木 順哉, 橘 省吾, G. R. Huss, 超新星による初期太陽系消滅性核種合成の可能
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93. 玉田 真之介, 川崎 遥, 橘 省吾, 高温条件(1400-1600℃)でのオリビン中の Fe-Mg 相互
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108
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103. 山根 雅子, 横山 祐典, 三浦 英樹, 前杢 英明, 岩崎 正吾, 松崎 浩之, 宇宙線生成核種を
用いた第四紀後期の東单極スカルブスネス地域の氷床変動の解明. 第 26 回極域地学シン
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104. 安河内 貫, 茅根 創, 大澤 葉子, パラオ諸島カヤンゲル環礁の堆積相と完新世における
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115. 横山 祐典, Archeological sites constrain deformation of the solid Earth due to the last deglacial
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119. Yoshihara, A., N. Machii, K. Haraguchi, H. Sakai, and Y. Hamano, Paleomagnetism of late
Archean volcanic rocks in the Pilbara craton, Australia: implications for the geomagnetic field
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domains? Clues from high temperature FORC measurement, 地球惑星科学関連学会 2006 年合
同大会 (幕張メッセ国際会議場, 2006.5).
122. Zheng, Z., X. Zhao, N. Ueno, and Y. Hamano, A new theory for acquisition of thermoremanent
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合同大会 (幕張メッセ国際会議場, 2006.5).
7.4 固体地球科学講座
1.
宍倉正展,佐竹健治,鎌滝孝信,池田安隆,茅根創,越後智雄 ,A. K. Ghosh Roy , J. N. Malik,
C. P. Rajendran, K. Rajendran (2006), アンダマン諸島における 2004 年スマトラ-アンダマ
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2.
馬場聖至, 阿部なつ江, 平野直人, 富士原敏也, 町田嗣樹, 高橋亜夕, 山野誠, プチスポッ
ト総合調査,東京大学海洋研究所共同利用研究集会,(東京都中野区,2007.2).
3.
深畑幸俊, Funning G. J., Wright, T. J., 八木勇治, InSAR による地殻変動データのインバー
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会:宇宙測地・リモートセンシング技術による地殻変動研究の発展, (京大防災研, 2007.1).
4.
深畑幸俊, G. J. Funning, 八木勇治, B. P. Parsons, ABIC による joint-inversion の定式化:1997
年チベット・マニ地震(Mw=7.6)に対する地震波形・InSAR データの適用, 日本地球惑星科
学連合 2006 年大会 (幕張メッセ, 2006.5).
5.
深畑幸俊, T. J. Wright, ABIC に基づく地震地殻変動データの非線形インバージョン解析:
未知の傾斜角を持つ断層への適用, 日本地震学会 2006 年度秋季大会 (名古屋国際会議場,
2006.10).
6.
深畑幸俊, 松浦充宏, 線形粘弾性体の等価定理:弾性解と時間無限大粘弾性解の関係,日本
地球惑星科学連合 2006 年大会 (幕張メッセ, 2006.5).
7.
深畑幸俊,松浦充宏,線形粘弾性体の等価定理:弾性解と時間無限大粘弾性解の関係,日
本地球惑星科学連合 2006 年大会,日本地球惑星科学連合 2006 年大会(幕張メッセ国際会
議場,2006.5).
8.
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Francisco, 2006.12).
9.
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10. Fukumura, K.、and Iwamori, H., A combined parameterized model for the Earth‘s thermal
111
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11. 福山英一,橋本千尋,青井真,松浦充宏,動的破壊のシミュレーション −プレートの沈み
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12. 福山英一,青井真,橋本千尋,松浦充宏,地震の動的破壊と波動伝播の連成シミュレーショ
ン,日本地震学会 2006 年秋季大会(名古屋,2006.11).
13. 福山英一,青井真,橋本千尋,松浦充宏,地震の動的破壊と波動伝播の連成シミュレーショ
ン,日本地震学会秋季大会(名古屋,2006.11).
14. Fukuyama E., S. Aoi, C. Hashimoto, and M. Matsu’ura, Joint simulation of earthquake dynamic
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15. 橋間昭徳,松浦充宏,背弧海盆拡大の 3 次元力学的モデル,日本地球惑星科学連合 2006
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16. Hashima, A. and M. Matsu’ura, 3-D simulation of tectonic evolution in Mariana with a coupled
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17. 橋本千尋,福山英一,松浦充宏,プレート運動による準静的応力蓄積と地震の動的破壊の
連成シミュレーション,日本地震学会 2006 年秋季大会(名古屋,2006.11).
18. Hashimoto, C. and M. Matsu’ura, 3-D simulation of long-term stress build-up caused by
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HI, USA, 2006.4).
19. Hashimoto, C. and M. Matsu’ura, 3-D simulation of long-term stress build-up caused by
mechanical interaction at convergent plate boundaries, International Workshop on Tectonics of
Plate Convergence Zones (Tokyo, Japan, 2006.9).
20. Hashimoto, C., E. Fukuyama, and M. Matsu ’ ura, Joint simulation of quasi-static stress
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Predictive Simulation System for Earthquake and Tsunami Disaster (Tokyo, Japan, 2006.10).
21. 樋口春隆,佐藤利典,松浦充宏,橋本千尋,野田朱美,地震サイクルモデルを用いた房総
半島海成段丘面からの元禄関東地震震源の推定,日本地球惑星科学連合 2006 年大会(幕
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22. HIRANO, N., N. ABE, T. FUJIWARA, K. BABA, J. YAMAMOTO, S. GOTO, S. MACHIDA, A.
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24. 井出哲, 中村祥, D. R. Shelly, G. C. Beroza, 四国西部の深部低周波地震の震源メカニズム推
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27. 池田安隆,茅根創,越後智雄,宍倉正展,スマトラーアンダマン地震にともなう地殻変動
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28. 池田安隆,岩崎貴哉,佐藤比呂志,伊藤谷生,狩野謙一,小沢岳史,東中基倫,川中卓,
糸魚川—静岡構造線单部を横切る反射法地震探査(山梨県北部測線),日本地球惑星科学連
合大会(幕張メッセ, 2006.5)
.
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31. Ikeda, Y., T. Iwasaki, K. Kano, T. Ito, H. Sato, M. Tajikara, M. Higashinaka, T. Kozawa, and T.
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32. 楮原京子,今泉俊文,越後智雄,宮内崇裕,越谷信,野田賢,戸田茂,加 一,佐藤比呂
志,荻野スミ子,池田安隆,松多信尚,石山達也,三輪敦志,黒沢樹,野田克也,井川猛,
横手盆地東縁断層帯の活構造,日本地球惑星科学連合大会(幕張メッセ, 2006.5).
33. Iwamori, H., Growth and deformation of arcs in a geologic time scale, International Workshop on
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34. Iwamori, H., Numerical modeling of subduction zone processes: magmatism, metamorphism and
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113
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(Kochi, 2006. 9).
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36. 狩野謙一,池田安隆,岩崎貴哉,伊藤谷生,佐藤比呂志,田力正好,東中基倫,小沢岳史,
川中卓,糸魚川—静岡構造線活断層系单部の地下構造と赤石山地の急速隆起,日本地質学
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38. 川端訓代,田中秀实,沈み込み断層帯における圧力溶解クリー プの選択的促進,2006 年
度日本地震学会秋季大会 (名古屋国際会議場,2006.10).
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40. 菊池伸輔,佐藤比呂志,平田直,岩崎貴哉,池田安隆,伊藤谷生,津村紀子,川中卓,阿
部進,小沢岳史,東中基倫,大大特小田原—山梨測線で観測された非地震性 PHS スラブ反
射面の甲府盆地下における東西追跡,日本地震学会秋季大会(名古屋,2006.11)
.
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42. 木村 学, 单海トラフ掘削を控えて, IFREE3 拡大勉強会(JAMSTEC, 2006.7)
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114
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115
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地震発生論的意味,シンポジウム:房総半島周辺のテクトニクスー最近の成果からの新展
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63. 松尾俊彦,船守展正,佐藤友子,レーザー加熱式ダイヤモンドアンビルセル装置における
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67. 永原裕子,小澤一仁,池田陽平,橘省吾,星周における粒子成長における凝縮係数の役割,
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68. Nagahara, H., Matsumoto, N., Ozawa, K., Tachibana, S., Kawasaki, H., and Tamada, S,
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116
Japan with double subduction of the Pacific plate and the Philippine Sea plate, American
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73. 野田朱美,橋本千尋,松浦充宏,3次元プレート境界モデルを用いた関東地域の地殻変動
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76. 小川理絵,永原裕子,小澤一仁,橘省吾,Experimental condensation of crystalline magnesium
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シミュレーション結果との比較,日本地球惑星科学連合 2006 年大会(幕張メッセ国際会
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78. 岡田真介,池田安隆,小田晋,越後智雄,戸田茂,鈴木規真,天野桂悟,加藤一,佐藤比
呂志,木村治夫,田力正好,石山達也,今泉俊文,楮原京子,松多信尚,内田拓馬,伊那
谷断層帯の構造とその発達過程,日本地球惑星科学連合大会(幕張メッセ, 2006.5).
79. 岡本伸也, 木村 学, 断層地震性すべりに伴った流体温度変化の抽出〜四万十付加体延岡
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82. 小澤一仁 The origin of dunite: constraints from major exchange component, and incompatible
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83. 齊藤友比古,田中秀实,断層破砕帯から採取した断層岩粉砕時の地殻ガス生成/放出实験,
2006 年度日本地震学会秋季大会 (名古屋国際会議場,2006.11).
84. 齊藤友比古,田中秀实,島田耕史,中村克,跡津側断層宮川における 200 m 観測孔内流
117
体の水ガス分離連続観測の新技術開発と 3He/4He 測定データの報告,2006 年度日本地球
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87. 佐々木潤, 岩森光, 変成岩中に現れる褶曲構造の形成過程, 変成岩などシンポジウム
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セル装置,第 47 回高圧討論会(熊本市産業文化会館,2006.11)
.
92. 佐藤利典,樋口春隆,松浦充宏,橋本千尋,地震サイクルモデルを用いた海成段丘面から
の震源断層の推定,日本地球惑星科学連合 2006 年大会(幕張メッセ国際会議場,2006.5).
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108. 田中秀实,物質科学的強度降下と地震学的応力降下の比較とその意味,2006 年度日本地
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111. Tanaka, H., W. Chen, K. Ma, and C. Wang, Direct measurement of thermal transport properties
across the active fault zone and its implication to frictional heating during faulting, Western
Pacific Geophysical Meeting (Beijin, China, 2006.07).
112. 寺川寿子,橋本千尋,松浦充宏,地震の CMT データから地殻内応力場を推定するインバー
ジョン手法の開発,日本地球惑星科学連合 2006 年(幕張メッセ国際会議場,2006.5)
113. 寺川寿子,橋本千尋,中島研吾,松浦充宏,CMT データインバージョン法による東北地
方の3次元地震発生応力場の推定,日本地震学会 2006 年秋季大会(名古屋,2006.11).
114. 寺川寿子,松浦充宏,CMT データインバージョン法による地震発生応力場の推定,地殻
応力の絶対計量に関する研究集会(東京大学地震研究所,2007.3).
115. 寺川寿子,松浦充宏,応力蓄積シミュレーションと CMT データインバージョンに基づく
サン・アンドレアス断層の絶対強度の推定,日本地球惑星科学連合 2006 年大会(幕張メッ
セ国際会議場,2006.5).
116. Terakawa, T. and M. Matsu‘ura, Absolute strength of the San Andreas Fault inferred from tectonic
loading simulation and CMT data inversion, AGU 2006 Fall Meeting (San Francisco, USA,
2006.12).
117. Terakawa, T. and M. Matsu‘ura, An inversion method to estimate internal stress fields from
centroid moment tensors of seismic events, 5th ACES International Workshop (Maui, HI, USA,
2006.4).
118. Terakawa, T. and M. Matsu‘ura, CMT data inversion using a Bayesian information criterion to
estimate seismogenic stress fields, International Workshop on Tectonics of Plate Convergence
Zones (Tokyo, Japan, 2006.9).
119. Terakawa, T., Hashimoto, and M. Matsu’ra, 3-D seismogenic stress field in the northeastern part
of Japan, inferred from CMT data inversion, First International Symposium on Integrated
Predictive Simulation System for Earthquake and Disaster (Tokyo, Japan, 2006.10).
120. Terakawa, T., Nakajima, K. and Matsu‘ura, M., Parallel Computing with ScaLAPACK for
Large-scale Stress Inversion Analysis, International Workshop on Collaboration between
Numerical Methods and Large-Scale Scientific Computation 2006 (Tokyo, Japan, 2006.10).
121. Uchide, T. and S. Ide, Development of multiscale slip inversion method and its application to the
2004 Mid-Niigata Prefecture Earthquake, AGU Fall Meeting (San Francisco, CA, USA, 2006.12).
122. 内出崇彦, 井出哲, 2004 年新潟県中越地震のマルチスケール断層すべりインバージョン解
120
析, 日本地球惑星科学連合大会 (千葉, 2006.5).
123. 内出崇彦, 井出哲, 2005 年福岡県西方沖地震の連鎖的破壊成長過程, 日本地震学会 2006 年
度秋季大会 (名古屋, 2006.11).
124. 上田 匡将,小畑 正明,金川 久一,小澤 一仁,廣瀬 丈洋,Balmuccia かんらん岩の断
層脈型シュードタキライトの微細構造;破断・融解・再結 晶化・塑性変形のサイクル,地
球惑星科学関連学会 2006 年合同大会(幕張,千葉,2006.5).
125. Ueki, Kenta, Mantle Wedge Structure and the Origin of the Volcanic Activities of the Sengan
Region, Northeastern Japan, Mini-Workshop of Volcanology (Earthquake Institute, University of
Tokyo, 2006. 10).
126. 上木賢太・岩森光, 東北日本弧仙岩地域における沈み込み帯火成活動とマントルウェッジ
構造,地球惑星科学関連学会連合 2006 年大会 (幕張メッセ, 2006. 5)
127. 上木賢太・岩森光, 東北日本仙岩地域における沈み込み帯の温度組成構造と火成岩の成因,
東京大学海洋研究所共同利用研究集会「後援:日本地球掘削科学コンソーシアム」海洋プ
レートと島弧の深部構造:IODP 超深度掘削へ向けて (東京大学海洋研究所, 2007. 2).
128. 上木賢太・岩森光, 東北日本仙岩地域のマントル構造と火山岩の成因,日本火山学会 2006
年度秋季大会 (熊本県阿蘇市リゾートホテル阿蘇いこいの村, 2006. 10).
129. 氏家恒太郎, 山口飛鳥, 木村 学, 藤 昇一, 沈み込みプレート境界における地震時の流
体挙動, 日本地球惑星科学連合 2006 年大会(幕張メッセ, 2006.5).
130. 氏家恒太郎, 山口飛鳥, 木村 学, 藤 昇一, 沈み込みプレート境界における地震時の流
体挙動, 日本地質学会第 113 年学術大会 (高知大学, 2006.9) .
131. Ujiie, K., A. Yamaguchi, G. Kimura and S. Toh, Dynamic interactions between fluid and
earthquake faulting recorded in the paleo-subduction thrust: Fluidization, implosion brecciation,
and silica gel precipitation, 2006 AGU Fall Meeting (San Francisco, USA, 2006.12) .
132. Wang, C., and H. Tanaka, Fault-Zone Drilling and Subsurface Observatory of Earthquake
Processes, Western Pacific Geophysical Meeting (Beijin, China, 2006.07).
133. 渡辺悠太・道林克禎・増田俊明・清水以知子,メノウの高温高圧変形实験による石英の微
細構造発達過程の研究:予察.日本地質学会第 113 会大会, (高知大学, 2006. 9).
134. 山田明寛,井上徹,浦川啓,船守展正,舟越賢一,亀卦川卓美,入舩徹男,高圧下におけ
る MgO-SiO2-H2O 系メルトの構造,
日本地球惑星科学連合 2006 年大会(幕張メッセ,
2006.
5)
.
135. 山田明寛,井上徹,吉見勇,河村崇紀,入舩徹男,浦川啓,船守展正,舟越賢一,亀卦川
卓美,上部マントル条件下における含水 Mg 珪酸塩メルトの構造変化,第 47 回高圧討論
121
会(熊本市産業文化会館,2006.11)
.
136. Yamada, M., Tachibana, S., Nagaharam H, Ozawa, K., and Matsumoto, N., Evaporation of
forsterite in vacuum: anisotropy in rates and Mg isotopic mass fractionation, 19th General.
Meeting. Intnatl. Mineral. Assoc. (Kobe, 2006.7) .
137. Yamada, T., R. E. Abercrombie, S. Ide, J. J. Mori, H. Kawakata, M. Nakatani, Y. Iio, and H.
Ogasawara, Stress drop and radiated seismic energy of microearthquakes involving volume
change in a South African gold mine, AGU Fall Meeting (San Francisco, CA, USA, 2006.12).
138. Yamada, T., R. E. Abercrombie, S. Ide, M. Nakatani, Y. Iio, and H. Ogasawara, Initial rupture of
microearthquakes in a deep gold mine in South Africa, 日本地震学会 2006 年度秋季大会 (名古
屋, 2006.11).
139. 山口飛鳥, 氏家恒太郎, 木村 学, 沈み込みプレート境界における流体の起源と地震サイ
クル, 日本地質学会第 113 年学術大会(高知大学, 2006.9).
140. 山口飛鳥, 氏家恒太郎, 木村 学, 付加体中の鉱物脈の起源と地震発生帯上限域の流体挙
動, 日本地球惑星科学連合 2006 年大会(幕張メッセ, 2006.5).
141. Yokoyama, M., Takigawa, A., Tachibana, S., Nagahara, H., Ozawa, K., Anisotropic evaporation of
forsterite in hydrogen gas. 38th Lunar Planet. Sci. Conf. (Houston, Texas, 2007.3).
7.5 地球生命圏科学講座
1.
Banno, Y., R. Miyawaki, T. Kogure, S. Matsubara, T. Kamiya and S.Yamada, Aspidolite, the Na
analogue of phlogopite, from Japan, 19th General Meeting of the International Mineralogical
Association, (Kobe, Japan, 2006.7)
2.
蛭田 明宏,石田泰士,松本良,戸丸仁,小松原純子,武内里香,弘松峰男, 町山栄章,
後藤忠徳,青山千春, 日本海東縁上越沖のメタンフラックス、海底メタンハイドレート
及 び メ タ ン 由 来 炭 酸 塩 の 研 究 Study on the methane flux, seafloor gas hydrate and
methane-derived carbonates off Joetsu eastern margin of Japan Sea(oral), 地球惑星連合大会
(千葉, 2006.05)
3.
Hiruta A., Matsumoto R., Ishida Y., Tomaru H., Machiyama H., Snyder G., Aoyama C.,
Hiromatsu M., Methane flux, seafloor gas hydrates, chloride anomalies and sulfate reduction:
Joetsu region, eastern margin of Japan Sea(oral),
17th International Sedimentological
Congress(福岡, 2006.08)
4.
Hiruta, A, Ryo Matsumoto, Yasushi Ishida, Hitoshi Tomaru, Tadanori Goto, Hideaki Machiyama,
Glen Snyder, Chiharu Aoyama, Mineo Hiromatsu, Formation of gas hydrate and carbonate
nodules around active seeps of thermogenic methane at Eastern Margin of Japan Sea(poster), 日
韓合同日本海シンポ(新潟, 2006.04)
122
5.
Hiruta,A., R. Matsumoto, S. Glen, H. Tomaru, C. Aoyama, H. Machiyama, M. Hiromatsu, M.
Sato, Team UT04+, Geochemical evidence for massive dissociation and formation of subsurface
gas hydrate on the Umitaka spur and Joetsu knoll(oral), AGU Fall meeting 2006(サンフランシ
スコ, 2006.12)
6.
ジェンキンズ
ロバート、疋田吉識、Kaim Andrzej、棚部一成、北海道北部中川町にお
ける後期白亜紀メタン湧水の発達史と化学合成群集の成立、日本古生物学会 2006 年年会
(島根大学、2006.6)
7.
Jenkins R. G., Kaim Andrzej, 疋田吉識, 棚部一成、後期白亜紀メタン湧水における笠貝類の
基質選択性,日本古生物学会 156 回例会(徳島市、2007.2)
8.
Kameda, J., V.A. Drits and T. Kogure, Polytype analysis of gumbelite, fibrous magnesium rich
illite using electron back-scattered diffraction (EBSD) and high-resolution electron microscopy
(HRTEM), 16th International Microscopy Congress, (Sapporo, Japan, 2006.9).
9.
Kameda, J., R. Miyawaki, R. Kitagawa and T. Kogure, Investigation of stacking structure in
sudoite by using high-resolution transmission electron microscopy, 19th International
Mineralogical Association Meeting, (Kobe, Japan, 2006.7).
10. Kameda, J., R. Miyawaki, V.A. Drits and T. Kogure, Polytype and Morphological analysis of
gumbelite, fibrous magnesium rich illite, 43rd Annual Meeting of The Clay Minerals Society with
the Annual Meeting of the Groupe Francais des Argiles (French Clay Group), (Oleron, France,
2006.6).
11. Kogure, T., Applications Electron Back-Scattered Diffraction (EBSD) in clay mineralogy, 43rd
Annual Meeting of The Clay Minerals Society with the Annual Meeting of the Groupe Francais
des Argiles (French Clay Group), (Oleron, France, 2006.6).
12. Kogure, T., J. Kameda, T. Matsui, R. Miyawaki, Stacking structure in disordered talc:
interpretation of its X-ray diffraction pattern by using pattern simulation and high-resolution
electron microscopy, 19th General Meeting of the International Mineralogical Association, (Kobe,
Japan, 2006.7).
13. Kogure, T., Determination of Stacking Structures in Kaolin and Other Beam-sensitive
Phyllosilicate Minerals by High-Resolution Transmission Electron Microscopy (HRTEM), 16th
International Microscopy Congress (IMC), (Sapporo, Japan, 2006, 9).
14. 小暮敏博, P.H.C. Eilers, 石塚和夫, HRTEM 像のための新しい Wiener-filter とその応用, 日
本顕微鏡学会関東支部第 31 回講演会 (東京工業大学, 2007.3).
15. 小暮敏博, EBSD を用いたリチウムペグマタイト中の鱗雲母の多型決定, 日本地球惑星科
学連合 2006 年大会 (幕張メッセ, 2006.5).
123
16. Matsui, T., K. Saruwatari, M. Suzuki, H. Nagasawa and T. Kogure, New insight into the
nucleation and growth mechanism of nacreous aragonite in pearl oyster, 19th General Meeting of
the International Mineralogical Association, (Kobe, Japan, 2006.7).
17. 宮地 鼓、白井厚太朗、佐野有司、棚部一成、カガミガイの微量元素高分解能分析による
環境プロキシの抽出,日本古生物学会 156 回例会(徳島市、2007.2)
18. Murakami, T., Sreenivas, B., and Das Sharma, S., Relation of Redox-Sensitive Elements in
Precambrian Paleosols to Atmospheric Oxygen Evolution 、 19th General Meeting of the
International Mineralogical Association、(Kobe, 2006.7, Invited).
19. Murakami, T., Long-term U transport in field: An example in Koongarra, Australia, International
Workshop on Low-Temperature Geochemistry for Understanding of Sustainable Metabolic
System - Lesson Learned from Natural Processes, (Hokkaido University, 2006, Invited).
20. Murakami, T., Controlling Factors of Long-Term U(VI) Transport in Field, Joint Assembly of
American Geophysical Union, (Baltimore, Md., 2006,Invited)
21. 村上隆、B. Sreenivas、S. Das Sharma、杉森博和、古土壌からの大気酸素濃度の推定:急激
ではなく緩やかな上昇, 地球惑星科学連合学会、(東京,2006.5).
22. 荻原成騎、Yifeng Chen、松本良、日本近海のメタン湧出点における海底堆積物のバイオ
マーカー組成, 2006 年度日本有機地球化学会 (信州大学, 2006.8).
23. Ogihara, S.The role of bacteria in the formation of phosphorite nodule from Late Pleistocene Kusu
basin in northern Kyushu, Japan, 2006, International Sedimentological Congress (Fukuoka, Japan,
2006,9).
24. Oji, T., R.J. Twitchett, Early Triassic crinoids: their global recovery pattern and the origin of new
groups, 2nd International Palaeontological Congress (Beijing, 2006.6).
25. 大路樹生,R.J. Twitchett, 北沢公太,佐藤智仁,現代型ウミユリ,関節亜綱ウミユリ類の
系統と進化,ウミユリシンポジウム(東京大学三崎臨海实験所,2007.1)
26. 大路樹生,R.J. Twitchett,北沢公太,佐藤智仁,中生代以降のウミユリ,関節亜綱ウミユ
リ類の分類,系統と進化,日本古生物学会第 156 回例会(徳島県立博物館,2007.2)
27. 大路樹生,高井研,平山仙子,中川聡,砂村倫成,上野雄一郎,伊藤道裕,北沢公太,正
木裕香,光成智美, 大岩根尚,YK06-09 沖縄トラフしんかい 6500 潜航調査の概要,2006
年度ブルーアースシンポジウム(パシフィコ横浜,2007.3).
28. Saito, M., T. Noguchi, and T. Urabe, Sulfur isotopic variation and the growth mechanism of a
large sulfide chimney from Izena Caldera, Central Okinawa Tough, Soc. Resource Geol. Annual
Mtg., (Tokyo, 2006.6)
124
29. Saruwatari, K., T. Matsui, M. Suzuki, H. Nagasawa and T. Kogure, New insight into the
nucleation and growth mechanism of nacreous aragonite in pearl oyster, 10th Biomineralization
Gordon Research Conferences, (New London, USA, 2006.7-8).
30. Sato, H., T. Kogure, C.T. Johnston, K. Ono and A. Yamagishi, First-Principles Calculation Studies
on Mechanical Properties and Pressure-induced Phase Transformations of Kaolin-polytypes, 19th
General Meeting of the International Mineralogical Association (Kobe, Japan, 2006.7).
31. 佐藤久子, 小野寛太, C.T. Johnston, 山岸晧彦, 小暮敏博, 第1原理計算によるカオリナイ
トの弾性率, 第 50 回粘土科学討論会 (千葉科学技術大学, 2006.9).
32. 杉森博和、村上隆 , 低酸素環境における珪酸塩鉱物の風化とそれに伴う鉄の挙動、微生
物-鉱物-水-大気相互作用研究会、(つくば、2007).
33. Sugimori, H. and Murakami, T., Dissolution of Fe-bearing silicate minerals under low PO2
conditions and implications for late Archean - early Paleoproterozoic weathering、19th General
Meeting of the International Mineralogical Association、
(Kobe、2006.7).
34. 砂村 倫成, 柳川 勝紀, 断層帯の微生物群集, 2006 年度日本微生物生態学会 (東京大学
農学部, 2006.11).
35. 砂村 倫成, 西太平洋海底熱水系における深海熱水プルーム中硫黄酸化微生物の分布,
2006 年度ブルーアースシンポジウム (パシフィコ横浜, 2007.3)
36. Sunamura, M., Microbial population fed on deep-sea hydrothermal plumes , Okazaki Biology
Conferences (Okazaki, 2006.9)
37. 鈴木遼平、石橋純一郎,浦辺徹郎,益田晴恵,コーネル・デロンダ、单部マリアナトラフ
背弧拡大軸の海底熱水鉱床:鉱化作用およびその硫黄同位体比から見る地球化学、第 23
回しんかいシンポジウム、横浜(2007.2)
38. 棚部一成, Ross Rick, Pat Trask、顎化石が示す後期白亜紀の北太平洋域での大型鞘形類の繁
栄,日本古生物学会 156 回例会(徳島市、2007.2)
39. Urabe, T., N. Seama, K. Marumo, A. Maruyama, and J. Ishibashi, An Overview of the Archaean
Park Project: Investigation of Sub-vent Biosphere through Aseptic Drilling into Arc and Backarc
Volcanoes, Ridge 2000 Theoretical Institute 2006(California, 2006.8)
40. Urabe, T.,An overview of seafloor hydrothermal activity in arc/backarc systems of the western
Pacific, Intern. Mineralogical Assoc. (Kobe, 2006.7)
125
7.6 21 世紀 COE プログラム
1.
福山英一, 青井真, 橋本千尋, 松浦充宏, 地震の動的破壊と波動伝播の連成シミュレー
ション, 日本地震学会 2006 年秋季大会(名古屋,2006.10-11).
2.
Hashimoto, C. and M. Matsu‘ura, 3-D simulation of long-term crustal deformation and stress
build-up caused by mechanical interaction at convergent plate boundaries, The International
Workshop of the 21st Century Earth Science COE (Center of Excellence) Program at the
University of Tokyo (The University of Tokyo, 2006.9).
3.
Hashimoto, C., E. Fukuyama and M. Matsu‘ura, Joint Simulation of Quasi-static Stress
Accumulation and Earthquake Dynamic Rupture, International Symposium for ―Integrated
Predictive Simulation System for Earthquake and Tsunami Disaster‖ at the University of Tokyo,
(The University of Tokyo, 2006. 10).
4.
橋本千尋,福山英一,松浦充宏,プレート運動による準静的応力蓄積と地震の動的破壊の
連成シミュレーション,日本地震学会 2006 年秋季大会(名古屋,2006.10-11)
5.
樋口春隆,佐藤利典,松浦充宏,橋本千尋,野田朱美,地震サイクルモデルを用いた房総
半島海成段丘面からの元禄関東地震震源の推定,地球惑星科学関連学会 2006 年合同大会
(幕張,2006.5).
6.
加藤聖也、岡顕、羽角博康、3 次元海洋物質循環モデリングにおける沈降粒子溶解過程の
感度、2007 年度日本海洋学会春季大会(東京海洋大学, 2007.3).
7.
Nakajima, K., Integrated Predictive Simulation System for Earthquake and Tsunami Disaster, 5th
ACES Workshop (Maui, HI, USA, 2006.04).
8.
Nakajima, K., Scalability of GeoFEM on BG/L prototype, The 3rd BG/L Systems Software and
Applications Workshop, 産業技術総合研究所生命情報工学研究センター(東京,2006.4).
9.
Nakajima, K., The Impact of Parallel Programming Models on the Linear Algebra Performance
for Finite Element Simulations, VECPAR 2006 (7th International Meeting High Performance
Computing for Computational Science) (Rio de Janeiro, Brazil, 2006.07).
10. 中島研吾,陳莉, 「ボクセル型背景格子を使用した大規模並列可視化手法, 2006 年並列
/分散/協調処理に関する 『高知』サマー・ワークショップ(SWoPP 高知 2006)
(高知,
2006.8).
11. 中島研吾,並列プログラミングモデルと有限要素法向け反復法ソルバーの性能,先駆的科
学計算に関するフォーラム 2006(福岡,2006.8).
12. 中島研吾,アセンブリ構造における接触問題の並列前処理付き反復法,日本応用数理学会
2006 年年会(筑波,2006.9).
13. 中島研吾,Opteron クラスタにおける並列有限要素法コードの性能評価とマルチコアプロ
126
セッサへの期待,第 45 回超並列計算研究会(東京,2006.9).
14. Nakajima, K., Performance of Parallel FEM Applications on Various Architectures, First
International Symposium for ―Integrated Predictive Simulation System for Earthquake and
Tsunami Disaster‖ (東京,2006.10).
15. Nakajima, K., Parallel Preconditioning Methods for Contact Problems with FEM, International
Workshop on Collaboration between Numerical Methods and Large-Scale Scientific Computation
2006 (iWNMSC‘06) (東京,2006.10).
16. 中島研吾,局所細分化メッシュに基づく並列有限要素法における前処理付き反復法,日本
応用数理学会「行列・固有値問題の解法とその応用」研究部会 第 2 回研究会(東京,
2006.11).
17. Nakajima, K., The Impact of Parallel Programming Models on the Performance for GeoFEM
Benchmarks based on Finite Element Applications in Geophysics, AGU (American Geophysical
Union) Fall Meeting 2006 (San Francisco, CA, USA, 2006.12).
18. 中島研吾,
『地球シミュレータ』における並列マルチグリッド前処理付共役勾配法,第 20
回数値流体力学シンポジウム(名古屋,2006.12).
19. Nakajima, K., Parallel Iterative Solvers for Ill-Conditioned Problems with Reordering, SIAM
Workshop on Combinatorial Scientific Computing (CSC07) (Costa Mesa, CA, 2007.02).
20. Nakajima, K., T. Nagashima, M. Matsumoto, T. Ichimura, T. Furumura, and H. Okuda,
Large-Scale Coupled Simulations for Seismic Response of Multiple Oil-Storage Tanks, SIAM
Conference on Computational Science and Engineering (CSE07) (Costa Mesa, CA, 2007.02).
21. 中島研吾,長嶋利夫,江連真一,市村強,奥田洋司(2007), M×N 通信による大規模連成シ
ミュレーション,第 13 回「ハイパフォーマンスコンピューティングとアーキテクチャの
評価」 に関する北海道ワークショップ(HOKKE-2007)(札幌,2007.3).
22. 中島研吾,古村高志,市村強,齋藤竜彦,堀宗朗,地震,津波シミュレーションと大規模
可視化,第 56 回理論応用力講演会 PD2「大規模シミュレーションと大規模可視化」
(東
京,2007.3).
23. 野田朱美,橋本千尋,松浦充宏,三次元プレート境界モデルを用いた関東地域の地殻変動
データのインバージョン解析:応力解放形態の多様性,地球惑星科学関連学会 2006 年合
同大会(幕張,2006.5).
24. 太田雄介,佐藤利典,橋本千尋,松浦充宏,活断層データを用いた中部日本の歪・応力分
布解析とシミュレーション結果との比較,地球惑星科学関連学会 2006 年合同大会(幕張,
2006.5).
25. Oka, A., H. Hasumi, H. Obata, T. Gamo, Y. Yamanaka, Study on distribution of rare earth elements
127
by using an OGCM, SHOTS Meeting (Tsukuba, Japan, 2006.11).
26. Oka, A., Response of the Atlantic meridional overturning circulation to global warming and its
effects on carbon cycle, Northeastern Asian Symposium 2006 on Climate Change and Carbon
Cycle (Kokura, Japan, 2006.11).
27. 奥野淳一,山崎和仁,千葉聡,「生物拡散とハイドロアイソスタシー」
,日本地球惑星科学
連合 2006 年大会,
(幕張,2006.5)
.
28. Okuno J., K. Yamasaki, and S. Chiba, The effects of the hydro-isostasy and the Quaternary
sea-level change on the biological diffusion, Sea Level Changes: Records, Processes, and
Modeling (Seal Aix ‘06) (Giens, France, 2006.9).
29. Sato, T., H. Higuchi, M. Matsu‘ura and C. Hashimoto, Estimation of seismic fault slip distribution
from marine terrace data using an earthquake cycle model, AGU Fall Meeting (San Francisco,
USA, 2006.12).
30. 佐藤利典,樋口春隆,松浦充宏,橋本千尋,地震サイクルモデルを用いた海成段丘面から
の震源断層の推定,地球惑星科学関連学会 2006 年合同大会(幕張,2006.5).
31. Sekine, Y., H. Imanaka, S. Lebonnois, B. N. Khare, E. L. O. Bakes, C. P. McKay, S. Sugita, and T.
Matsui, The role of organic haze in the hydrogen budget on Titan, EPSC#1, European Planetary
Science Congress, 2006 (Berlin, Germany, 2006.9).
32. 関根康人, 今中宏, B. Khare, E. Bakes, S. Lebonnois, C. McKay, 杉田精司, 松井孝典,「The
Role of Organic Haze in the Hydrogen Cycle on Titan」日本地球惑星科学連合 2006 年大会(幕
張,2006.5).
33. 関根康人, 「土星の衛星タイタンに見る地球環境の特異性と普遍性」理学系COE・若手
合同シンポジウム・真理の探究「宇宙」
(東京,2006.7).
34. 鹿倉洋介,中島研吾,松浦充宏, 「有限要素法によるプレート沈み込み帯の変形解析」, 日
本地球惑星科学連合 2006 年大会(幕張,2006.5).
35. Shito, A., and H. Kawakatsu, Low-Q Zone beneath the Subducting Pacific Plate? 日本地球惑星
科学連合 2006 年大会(幕張,2006.5).
36. Shito, A., S. Karato, K. Matsukage and Y. Nishihara, Mapping the Three-Dimensional of Water in
the Upper Mantle from Velocity and Attenuation Tomography, International Workshop on
Tectonics of Plate Convergence Zones: Toward the Seamless Understanding from Earthquake
Cycle to Geomorphic Evolution (Tokyo, 2006.9).
37. 菅沼悠介,山崎俊嗣,金松敏也,Relative paleointensity record of the geomagnetic field during
the past 750 kyr from the equatorial Indian Ocean, 地球惑星科学関連学会合同大会(幕張,
2006.5)
.
128
38. 菅沼悠介,山崎俊嗣,金松敏也,赤道インド洋における過去 80 万年間の古地磁気永年変
動, 2006 年日本第四紀学会大会(首都大学東京,2006.8)
.
39. Suganuma, Y., Y. Hamano, S. Niitsuma, M. Hoashi, T. Hisamitsu, N. Niitsuma, K. Kodama, M.
Nedachi, Paleomagnetism of the Marble Bar Chert Member, Western Australia: Implications for
Apparent Polar Wander Path for Pilbara craton during Archean Time, International Workshop on
Paleo-, Rock and Environmental Magnetism (Kochi, 2007.12).
40. 菅沼悠介,山崎俊嗣,金松敏也,井上聖子,赤道インド洋における過去 80 万年間の古地
磁気永年変動,みらいシンポジウム,(品川コクヨホール, 2007.3)
.
41. 寺川寿子,橋本千尋,松浦充宏,地震の CMT データから地殻内応力場を推定するインバー
ジョン手法の開発,地球惑星科学関連学会 2006 年合同大会(幕張,2006.5).
42. 寺川寿子,橋本千尋,中島研吾,松浦充宏, CMT データインバージョン法による東北地
方の 3 次元地震発生応力場の推定,日本地震学会 2006 年秋季大会(名古屋,2006.10-11).
43. 東塚知己, 熱帯の季節変動における大気海洋相互作用の研究(日本海洋学会岡田賞受賞記
念講演), 2006年度日本海洋学会春季大会 (横浜市立大学, 2006.3).
44. 東塚知己, 宮坂貴文, A. Chakraborty, M. Mujumdar, S. K. Behera, 升本順夫, 中村尚, 山形俊
男, 気海洋結合モデル UTCM による気候変動シミュレーション, 2006年度日本海洋
学会春季大会 (横浜市立大学, 2006.3).
45. Tozuka, T. and T. Yamagata, Thermodynamics of the simulated ENSO and its decadal modulation,
EGU2006 General Assembly, (Vienna, Austria, 2006.4).
46. Tozuka, T., J.-J. Luo, S. Masson and T. Yamagata, Decadal modulations of the Indian Ocean
Dipole in the SINTEX-F1 coupled GCM, 日欧合同セミナー「気候変動」(Nynashamn, Sweden,
2006.6).
47. Tozuka, T., J.-J. Luo, S. Masson and T. Yamagata, Ocean thermodynamics of the simulated ENSO:
A seasonally stratified analysis, ENSO workshop (Seoul, South Korea, 2007.09).
48. 東塚知己, 羅京佳, S. Masson, 山形俊男, エルニーニョ/单方振動の熱力学的研究:季節依
存性, 2006年度日本海洋学会秋季大会 (名古屋大学, 2006.09).
49. Tozuka, T., J.-J. Luo, S. Masson and T. Yamagata, Ocean thermodynamics of the simulated ENSO:
A seasonally stratified analysis using SINTEX-F CGCM results, EU-Japan Meeting on the
Development of Next Generation Climate Models (Venice, Italy, 2006.12).
50. Tozuka, T., J.-J. Luo, S. Masson and T. Yamagata, Seasonally Stratified Analysis of Simulated
ENSO Thermodynamics, Symposium on Predictability of Climate Variations in the Indo-Pacific
Sector (品川プリンスホテル, 2007.3).
129
51. Tozuka, T. and T. Yamagata, Permanent El Nino and IOD in Pliocene, Conference on
Milankovitch cycles over the past 5 million years (Trieste, Italy, 2007.3).
130
8 普及活動
8.1 大気海洋科学講座
(a) 一般講演会
教員名
年月
講演題目
講演会名等
佐藤薫
2006/5
单極から視る地球大気
山形俊男
2006/6
地球シミュレーターが見た異常気 東京テクノ・フォーラム 21 第 94
象と気候変動 ― 産業、環境への影 回研究交流会(日本プレスセン
響を予測する
ター)
山形俊男
2007/2
気候変動と私たちの暮らし―最新 特 定 非 営 利 活 動 法 人 エ コ ロ
の研究成果を踏まえて―
ジー・カフェ第 3 回シンポジウム
(東京大学小柴ホール)
山形俊男
2007/3
気候変動現象を予測する
2006 年地球惑星科学関連学会合
同大会一般公開プログラム「地
球・惑星科学トップセミナー」
電力館セミナー(科学ゼミナール)
(b) メディア他(新聞、TV・ラジオ、Web、イベント等)
教員名
年月
タイトル
新聞名・TV 局名等
佐藤薫
2006/7
東大教員は世界をこう歩く「教員は 東京大学新聞
こんな所にも、单極」
佐藤薫
2007/1
昭和基地に大型レーダー
中村尚
2006/12
東京に豪雤をもたらした低気圧の テレビ朝日(スーパーモーニン
急発達について
グ)
中村尚
2007/2
低気圧の発達における海洋前線帯 NHK 総合テレビ(ニュースウォッ
の重要性と近年の日本付近の低気 チ9)
圧経路の変化」
中村尚
2007/3
寒暖左右するジェットの道
朝日新聞(BeonSunday)
山形俊男
2006/5
The サンデー「異常気象」
日本テレビ
山形俊男
2006/6
スーパーJ チャンネル「どうなる梅 テレビ朝日
雤と夏」
山形俊男
2006/8
森永卓郎と垣花正の朝は日本一番 ニッポン放送
「異常気象の話」
山形俊男
2006/9
おはよう日本「異常気象」
NHK 総合テレビ
山形俊男
2007/2
きょうの世界「異常気象」
NHKBS
131
読売新聞
教員名
年月
タイトル
山形俊男
2006/5
21 世紀日本の夏「温暖化の影響か」 毎日新聞
山形俊男
2006/6
海流の向きなど予測「海運会社に情 日本経済新聞
報販売」
山形俊男
2006/6
海流予測で船の燃料節約
読売新聞
山形俊男
2006/6
熱くなりそうです「北冷西暑」
毎日新聞
山形俊男
2006/10
インド洋版エルニーニョ予測に成 読売新聞
功世界初
山形俊男
2006/10
インド洋上異常気象の一因「海水温 日本経済新聞
の変動予測に成功」
山形俊男
2006/10
今秋のインド洋 IOD 現象「昨年 11 日刊工業新聞
月時点で予測」
山形俊男
2006/10
世界の異常気象を予測「インド洋の 毎日新聞
海水温から」
山形俊男
2006/10
インド洋異常気象「長期予測に成 時事通信
功」
山形俊男
2006/10
西日本の猛暑に影響「エルニーニョ 毎日新聞
のインド洋版予測」
山形俊男
2006/10
影響は地球規模インド洋気候変動 日本海時新聞
「世界初予測に成功」
山形俊男
2006/11
異常気象を生む気候変動「予測シス フジサンケイビジネスアイ
テムの確立へ」
山形俊男
2006/11
Getting weather 「 Indian Ocean The Asahi Shimbun
―ElNino‖ cause of Japan‘s steamy
summer?」
山形俊男
2006/11
海水温の変動予測を实現
山形俊男
2006/12
ダイポールモード現象「インド洋発 産経新聞
日本の猛暑」
山形俊男
2006/7
一筆経上「スパコンの気象予測」
山形俊男
2006/7
特集夏・海・地球「海は今―ゆたん TheBig Issue Japan
ぽ‖状態!深刻な変化が海で起きて
いる。
」
山形俊男
2006/7
長引く梅雤「温暖化影響じわり」
山形俊男
2006/8
映画じゃありません「異常気象の原 女性セブン
因は―ラニーニャ‖」
132
新聞名・TV 局名等
東京大学新聞
読売新聞
毎日新聞
教員名
年月
タイトル
新聞名・TV 局名等
山形俊男
2006/8
死者 1300 人を超える「殺人台風」 FRIDAY
の恐怖
山形俊男
2007/1
異常気象世界で猛暑「エルニーニョ 日本経済新聞
为因の見方」
8.2 宇宙惑星科学講座
(a) 一般講演会
(なし)
(b) メディア他(新聞、TV・ラジオ、Web、イベント等)
教員名
年月
講演題目
講演会名等
三河内岳
2006/12
サイエンス ZERO「2006 年科学 10 NHK 教育テレビ
大ニュース特集」
磯部洋明
2005/10
科学ライブショー ユニバース
科学技術館委員会
「太陽コロナの謎にせまる」
8.3 地球惑星システム科学講座
(a) 一般講演会
教員名
年月
講演題目
茅根 創
2006/7
調査ダイビングの事故防止と安全 東京大学安全シンポジウム
管理-東京大学潜水調査アンケー
トから-
Kayanne, H
2007/1
Indian Ocean Dipole recorded in Kenya-Japan Exchange Seminar on
Kenyan coral annual band
Marine-Earth Science
多田隆治
2006/4
巨大天体衝突による環境擾乱と生 東京大学理学部講演会
物絶滅
田近英一
2006/11
スノーボールアース-地球と生命 慶應義塾高等学校講演会
の共進化-
横山祐典
2006/5
氷河時代の地球環境 “自然を学ぼ 東京大学駒場キャンパスアドバ
う~地球のフィールドワーク”
ンストラボ
横山祐典
2006/12
地球環境と年代測定
133
講演会名等
第10回東京大学理学部公開講
演会 「時間の科学」
教員名
年月
講演題目
講演会名等
横山祐典
2007/2
氷と海と気候変動
横山祐典
2006/11
地球についてもっと知りたい:氷河 国際深海掘削計画特別講演会 in
時代の地球環境
熊本
朝日カルチャースクール講演会
(b) メディア他(新聞、TV・ラジオ、Web、イベント等)
教員名
年月
タイトル
新聞名・TV 局名等
阿部 豊
2006/9
ニュートン別冊「水のサイエンス」 ニュートンプレス
茅根 創
2007/1
スマトラ沖地震,1000 キロ先で地 朝日新聞,毎日新聞,読売新聞,
殻変動
日本経済新聞,日刊工業新聞ほか
田近英一
2006/10
NHK スペシャル プラネットアー NHK
ス第5集「高山 天空の闘い」(取
材協力)
田近英一
2007/2
NHK スペシャル プラネットアー NHK
ス最終週「青い砂漠 外洋と深海」
(取材協力)
田近英一
2006/6
氷の地球
田近英一
2006/9
新しい認識に立って太陽系を見直 月刊天文,72(11),69
す貴重な機会(インタビュー記事)
田近英一
2006/9
ニュートン別冊「水のサイエンス」 ニュートンプレス
産経新聞
永原裕子
東大ビデオ(東京大学案内)
東京大学
永原裕子
東京大学理学部
日経 BP ムック
横山祐典
2006/7
海の日特別番組「海洋大循環を追 中京テレビ
え」
横山祐典
2006/10
Historic earth science excursion
Science Wise (雑誌)オーストラリア
8.4 固体地球科学講座
(a) 一般講演会
教員名
年月
木村 学
2007/3
木村 学、 2007/3
山口飛鳥、
柴田伊廣
講演題目
東单海地震発生帯を直接見る!
講演会名等
日本地質学会構造地質部会普及
講演会
牟岐で見つけた地下1万メートル 平成 18 年度牟岐町生涯学習推進
の世界
大会
134
教員名
松浦充宏
年月
2006/11
講演題目
講演会名等
観測・計算を融合した階層連結地 CREST2006 公開シンポジウム
震・津波災害予測システム
(b) メディア他(新聞、TV・ラジオ、Web、イベント等)
教員名
年月
タイトル
新聞名・TV 局名等
井出哲
2006/7
プレート境界で微動発生
辺、東大など分析
四国周 共同通信
井出哲
2007/3
深部低周波微動:仕組み解明
のずれ、原因
井出哲
2007/3
プレートのゆっくりすべり、低周波 朝日新聞
微動の原因
井出哲
2007/3
プレート滑りが微動の原因
震の危険評価に応用も
井出哲
2007/3
深部微動と低周波地震は原因同じ 時事通信
=四国西部の波形分析
木村 学
2006/5
地球を掘る-地震断層、マントル、 地球惑星科学専攻公開シンポジ
極限生命への挑戦
ウム
田中秀实
2006/11
地震破壊エネルギーの見積もり
岩盤 毎日新聞
大地 共同通信
毎日新聞,朝日新聞,フジサンケ
イビジネスアイ,東京大学新聞,
赤旗,共同通信,NHK
8.5 地球生命圏科学講座
(a) 一般講演会
教員名
年月
講演題目
講演会名等
大路樹生
2006/12
化石記録から探る生命の進化と絶 慶応義塾高校(日吉)講演会
滅
浦辺徹郎
2007/1
非鉄金属材料の資源問題とわが国 (社)未踏科学技術協会
の戦略
浦辺徹郎
2006/7
海底熱水域の掘削と地下生物圏
135
東京大学海洋アライアンス:東京
大学の海研究シンポ
(b) メディア他(新聞、TV・ラジオ、Web、イベント等)
教員名
年月
タイトル
新聞名・TV 局名等
大路樹生
2006/10
浦辺徹郎
2006/6
わが身切り足場作り ウミユリ生 地方新聞各紙(共同通信発信)
態調査
「資源戦略研究会報告書」を公表 日本経済新聞、 経産省
浦辺徹郎
2006/6
希尐金属安定確保へ
浦辺徹郎
2006/7
ふしぎ科学館「地球どこまで掘れ 読売新聞
る?」
浦辺徹郎
2006/10
ひた迫るレアメタル欠乏症
136
毎日新聞
日経ビジネス
9 学外講演者によるセミナー
9.1 大気海洋科学講座
月 日
2006.5.19
講演者(所属)
講演題目
H. Annamalai
(IPRC/SOEST,
University of Hawaii)
C.K. Shum
(Ohio State University)
Yaochu Yuan
(国家海洋局)
Asian Summer Monsoon in a Global Warming Scenario
2006.5.31
金子新
(広島大学)
Acoustic Tomography Experiment Planned in the Luzon
Strait
2006.5.31
相木秀則
(地球環境フロンティア
研究センター)
Qinyu Liu
(Ocean University of
Qingdao)
Tangdong Qu (IPRC)
The Barotropic Transport through the South China Sea from
a Locally High-resolution Global Model
2006.5.24
2006.5.30
2006.6.8
2006.6.8
2006.6.13
Julian P. McCreary Jr.
(IPRC)
2006.6.22 Yvan Orsolini
(Norwegian Institute for
Air Research, Norway)
2006.7.31 Yang Zhang
(North Carolina State
University)
2006.10.12 廣田勇
(京都大学名誉教授)
2006.11.16 Rob Marchant
(University of York, UK)
2006.12.19 Kevin P. Hamilton
(IPRC)
2007.1.16 Richard Greatbatch
(Dalhousie University,
Canada)
2007.1.17 Timothy J. Dunkerton
(NorthWest Research
Associates)
Determination of 20th Century Sea Level Rise
Variability of the Kuroshio in the East China Sea during
1997-2002
Dynamic of Ocean Circulation and its Impact on SST in
South China Sea
Variability of Sea Surface Temperature off Java and Sumatra
Interactions between the Indonesian Throughflow and
Subsurface Circulations in the Pacific Ocean
Transport of Minor Constituents in the Stratosphere as
Observed by the MIPAS Instrument Aboard the ENVISAT
Satellite
Modeling Chemistry and Microphysics of Atmospheric
Aerosols
存在と实在? 気象解析のドラマツルギー
Pollen-based Biome Reconstructions for Colombia and Latin
America: Combining Data and Modeling Approach for
Spatial and
Temporal Zooms of Tropical Vegetation
Dynamics
Assessment of Climate Feedbacks in GCM Experiments
The Semi-prognostic Method
Images of Hurricane Katrina (2005) below the Cloud
137
月 日
講演者(所属)
講演題目
2007.1.18
Tangdong Qu (IPRC)
South China Sea Throughflow: A Heat and Freshwater
Conveyor Belt
2007.3.12
Michael A. Alexander
(NOAA Earth System
Research Laboratory)
Reemerging Sea Surface Temperature Anomalies
Impact on the North Atlantic Climate System
and Their
9.2 宇宙惑星科学講座
月 日
講演者(所属)
講演題目
2007.3.5
小嶋稔(東大名誉教授)
有機地球大気からの酸素イオン流出:月表層砂の記録
2007.1.29
伊藤元雄(NASA)
Closure temperatures of Mn-Cr and Pb-Pb decay systems in
pyroxenes: Implications for ages of cumulate eucrite and
angrite
2006.10.23 渡辺圭太(立教大学)
2006.6.12
2006.5.29
原産地黒曜石の中・長寿命核種を用いた機器中性子放射
化分析(INAA),及び SIMS H(+) プロファイリングによ
る黒曜石水和層の研究”
Dr.Daniele L. Pinti
Searching primitive life using mineralogy, geochemistry and
(Universite du Quebec a isotopes at micro- and nanoscale
Montreal)
岡田達明 (JAXA)
小惑星探査機「はやぶさ」の挑戦!~S(IV)型小惑星の
特徴と起源~
新田伸也(電気通信大学
/国立天文台)
2006.11.20 B. Kliem
(Astrophysical Institute
Potsdam, Germany)
2007.3.14 塩田大幸(京都大学/地球
シミュレータセンター)
2006.9.12
速いリコネクションから遅いリコネクションへの連続
遷移と構造変化
MHD Instabilities of Coronal Flux Ropes
コロナ質量放出発生過程の 3 次元電磁流体シミュレー
ション
9.3 地球惑星システム科学講座
月 日
2006.4.24
2006.4.27
講演者(所属)
Vishwas Kale
(University of Pune)
Francis Albarede
(Laboratoire des
Sciences de la Terre,
Ecole Normale
Superieure)
講演題目
The palaeoflood record of monsoonal rivers: central and
western India
The early history of terrstrial planets
138
月 日
2006.6.23
2006.6.29
講演者(所属)
講演題目
小嶋稔
(東大名誉教授)
Davis Dettman
(Department of Geoscience,
University of Arizona)
太陽系元素存在度(Solar abundance):酸素同位体比の場
合
September in the Paleocene: Geochemical records of annual
to hourly environmental change in biomineralized materials
2006.7.12
宇田 聡(東北大学金属 外部電場印加による非コングルエント融解物質のコン
材料研究所)
グルエント化ーランガサイト卖結晶の育成を例にとっ
てー
2006.7.19
佐藤 大作(茨城大学理 海面上昇後のマーシャル諸島マジュロ環礁における地
工学部)
形維持過程の数値シミ ュレーション
2006.9.19
川村 隆一(富山大学地 单米大陸の標高改変がもたらすモンスーン及び单大西
球環境システム学系) 洋収束帯の変化
2006.9.21
Bjorn Mysen
(Geophysical Lab,
Washington, USA)
Hydrous Silicate Melts - How H2O Solution Mechanisms in
Silicate Melts at high Pressure help explain their Transport
and Thermodynamic Properties
2006.9.27
山野博哉(国立環境研
究所/フランス開発研究
所ヌーメア本部)
谷 健一郎(海洋研究開
発機構地球内部変動研
究センター)
波利井 佐紀
(クインズランド大)
玄田 英典
(東京工業大学)
サンゴ礁域における地図の作製と利用
2006.11.9
2006.10.30
2007.1.22
海洋性島弧における珪長質火成活動と珪長質地殻形成
プロセスのリンク
サンゴ幼生の造礁分散戦略?浮遊期間と栄養特性?
惑星形成論から見た地球型惑星の大気と海の起源につ
いて
2007.2.16
Thomas Stocker (Physics The bipolar seesaw in the NCAR CCSM3 model: Influence
Inst., Bern Univ.)
of the parameterization of mixing processes
2007.3.5
松本 淳
(首都大学東京)
アジアモンスーンの気候学-GAME そして MAHASRI-
9.4 固体地球科学講座
月 日
講演者(所属)
講演題目
2006.4.26
Casey Moore
(University of California,
Santa Cruz, USA)
Geological Consequences, Overpressure, and Hydrofracture
Thresholds Due to Unequal Loading of Sedimentary Units, at
Passive, Transform, and Convergent Margins
2006.5.10
Craig R. Bina
(Northwestern Univ.)
Phase transitions in subduction zones: Stresses, seismicity,
stagnation, and structure
139
月 日
講演者(所属)
講演題目
2007.9.28
Philip England
(University of Oxford)
Fields of crustal velocity in Asia, Iran, and the Aegean:
Implications for continental dynamics
2007.9.28
Takeshi Sagiya
(Nagoya University)
Contemporary crustal deformation of the Japan Islands as
viewed with nationwide continuous GPS array
2007.9.28
Qi Wang
(Institute of Seismology,
China Earthquake
Administration)
Yuji Yagi
(University of Tsukuba,)
GPS constrain on kinematics of active crustal deformation in
Asia and tectonics implication
2007.9.28
Toru Matsuzawa
(Tohoku University)
Asperities and aseismic regions on the plate boundary in the
northeastern Japan subduction zone
2007.9.28
Kerry Sieh
(California Institute of
Technology)
Masanobu Shishikura
(Advanced Industrial
Science and Technology)
Behavior of the Sunda megathrust in Sumatra from geodetic
and paleogeodetic measurements
2007.9.28
Ian Shennan
(Durham University)
Late Holocene great earthquakes, tsunami and relative landand sea-level change in south central Alaska
2007.9.29
Jean-Philippe Avouac
(California Institute of
Technology)
Kelin Wang
(Geological Survey of
Canada)
Mian Liu
(University of Missouri)
Earthquakes, geodetic and geological deformation in the
Himalaya
2007.9.29
Sean D. Willett
(ETH-Zurich)
Forearc basins and structural highs: The large-scale
morphology of active margins and the relationship to
subduction-thrust earthquakes
2007.9.29
Youichiro Takada
(University of Oxford)
A scenario of tectonic evolution in Taiwan: insight into the
time development of the 3-D basement structure consistent
with relative plate motion
2007.9.29
Niels Hovius
Interactions of erosion, tectonics and climate in the Taiwan
(University of Cambridge) orogen
2006.10.4
Philip England
(University of Oxford)
2007.9.28
2007.9.28
2007.9.29
2007.9.29
Seismogenic and aseismic slip associated with the 2003
Off-Tokachi, Japan, earthquake
Implications of terrace deformation for sources and
inter-event times of Kanto earthquake along the Sagami
Trough
Models of crustal deformation and stress in subduction zone
earthquake cycles
What controls strain partitioning and fault evolution in plate
boundary zones? Insights from finite element modeling
Why are the Arc Volcanoes Where They Are?
140
月 日
講演者(所属)
講演題目
2006.11.29
Jeffrey J. McGuire
Earthquake Swarms from the East Pacific Rise to Southern
(Woods Hole
California
Oceanographic Institution)
2007.2.28
Kuo-Fong Ma
(National Central
University)
In Situ Observations of Fault Dynamics from TCDP
boreholes
9.5 地球生命圏科学講座
(なし)
141
10 その他の活動
10.1 委員会活動(学内、学会、行政・その他)
(a) 学内
教員名
組織名
委員会名・役職
佐藤薫
理学系研究科・理学部
男女共同参画委員会・委員
高木征弘
理学系研究科・理学部
オープンキャンパス实行委員会・委員
日比谷紀之
理学系研究科・理学部
地球惑星物理学科・学科長
日比谷紀之
東京大学
全学交通対策専門部会・委員
日比谷紀之
東京大学
21 世紀 COE プログラム 「多圏地球システム
の進化と変動の予測可能性」・事務局長
山形俊男
理学系研究科・理学部
海洋研究所評議会・委員
山形俊男
理学系研究科・理学部
気候システム研究センター運営委員会・委員
山形俊男
理学系研究科・理学部
気候システム研究センター評議委員会・委員
山形俊男
理学系研究科・理学部
学術運営委員会・委員
横山央明
理学系研究科
広報委員会・委員
星野真弘
理学系研究科
学生表彰委員会・委員
比屋根肇
理学系研究科
地球惑星物理学科教務委員会・委員
宮本正道
総合研究博物館
運営委員会・委員
茅根創
東京大学
放射性炭素年代測定装置委員会・委員
茅根創
東京大学
総合研究博物館運営協議会・委員 地理部門为任
茅根創
東京大学
フィールドワーク事故災害対策WG・委員
多田隆治
理学部
地球惑星環境学科・学科長
田近英一
理学系研究科・理学部
広報委員会・委員
浜野洋三
地震研究所
地震・火山噴火予知研究協議会・議長
浜野洋三
地震研究所
地震研究所協議会・委員
横山祐典
理学系研究科
国際交流委員会・委員
岩森光
理学系研究科・理学部
4 号館運営委員会・副委員長
木村学
理学系研究科・理学部
理学系図書委員会・委員長
木村学
地震研究所
協議会協議委員会・委員
142
教員名
組織名
委員会名・役職
松浦充宏
東京大学
入試制度委員会・委員
松浦充宏
理学系研究科
教育推進委員会・委員長
松浦充宏
理学系研究科
技術委員会・委員長
松浦充宏
理学系研究科
大学院教育高度化プログラム検討WG・座長
松浦充宏
理学系研究科
学術運営委員会・委員
松浦充宏
理学系研究科
企画审会議・メンバー
小澤一仁
理学系研究科
教務委員会・委員
小澤一仁
理学系研究科
学生支援审運営委員会・委員
大路樹生
東京大学
放射性炭素同位体測定装置委員会・委員
松本良
東京大学
ASNET 運営委員会・委員
棚部一成
総合研究博物館
地史・古生物部門为任
浦辺徹郎
東京大学
教員懲戒委員会・委員
浦辺徹郎
海洋アライアンス
運営委員
(b) 学会
教員名
学会名
委員会名・役職
小池真
日本気象学会
日本気象学会英文レター誌「SOLA」編集委員
会・委員
小池真
日本気象学会
気象用語検討委員会・委員
佐藤薫
日本気象学会
学会賞受賞候補者推薦委員会・委員
佐藤薫
日本気象学会
気象集誌編集委員会・委員
佐藤薫
日本気象学会
講演企画委員会・委員
佐藤薫
日本地球惑星科学連合
男女共同参画委員会・委員
佐藤薫
IUGG/IAMAS/ICMMA
Comission member
佐藤薫
SCOSTEP
Scientific discipline representatives
佐藤薫
SCOSTEP/CAWSES
Team member
高木征弘
日本気象学会
選挙管理委員会・委員
中村尚
日本気象学会
山本・正野論文賞受賞候補者推進委員会・委員
中村尚
日本気象学会
機関誌「天気」編集委員会・委員
143
教員名
学会名
委員会名・役職
中村尚
日本気象学会
極域・寒冷域研究連絡会・幹事
中村尚
American Meteorological Society
Associate editor for Journal of Climate
中村尚
Ecosystem Study of Sub-Arctic member of steering committee WG1
Seas (GLOBEC)
日比谷紀之 日本海洋学会
評議委員会・評議員
日比谷紀之 日本海洋学会
幹事会・幹事
日比谷紀之 日本海洋学会
論文賞推薦委員会・委員
日比谷紀之 日本海洋学会
沿岸海洋研究部会・委員
日比谷紀之 日本地球惑星科学連合
男女共同参画委員会・委員
升本順夫
日本海洋学会
Journal of Oceanography 編集委員会・編集委員
升本順夫
CLIVAR/IO-GOOS Indian Ocean Co-chair
Panel
山形俊男
日本海洋学会
評議員会・評議員
山形俊男
日本海洋学会
学会賞・岡田賞・宇田賞 各賞選考委員会・委員
岩上直幹
地球惑星関連学会合同大会運営 事務局長
機構
岩上直幹
宇宙航空研究開発機構
大気球専門委員会・委員
横山央明
日本天文学会
欧文研究報告編集委員会・委員
横山央明
日本地球惑星科学連合
広報委員会・委員
星野真弘
日本学術振興会
学術システムセンター・専門研究員
三河内岳
日本鉱物学会
地球惑星科学合同学会プログラム委員
三河内岳
日本惑星科学会
欧文誌専門委員会・委員
吉川一朗
地球電磁気・地球惑星圏学会
運営委員
阿部 豊
日本惑星科学会
運営委員会・委員
茅根 創
日本サンゴ礁学会
評議員・事務局長
多田 隆治 国際統合深海掘削計画(IODP)
科学計画評価パネル(SSEP)共同議長
多田 隆治 国際地球科学計画 476 番
―Monsoon evolution and tectonics-climate linkage in
East Asia and its marginal seas during the late
Cenozoic‖ リーダー
(IGCP-476)
144
教員名
学会名
委員会名・役職
多田 隆治 国際地圏生命圏計画(IGBP)
古地球変動計画(PAGES)
国際科学計画委員会 委員
田近 英一 日本地球惑星科学連合
広報アウトリーチ委員会・委員長
田近 英一 日本惑星科学会
運営委員会・委員
田近 英一 日本惑星科学会
学会連合等部会・部会長
田近 英一 日本惑星科学会
編集専門委員会・委員
橘 省吾
広報アウトリーチ委員会・委員
日本地球惑星科学連合
永原 裕子 Meteocitics and Planetary Science
Associate Editor
永原 裕子 Geochimica et Cosmochimica
Acta
Associate Editor
永原 裕子 Meteoritical Society
Vice President
永原 裕子 Meteoritical Society
Nomenclature Committee, member
永原 裕子 日本惑星科学会
副会長
浜野洋三
地球電磁気・地球惑星圏学会
評議員会・評議員
浜野洋三
日本地球惑星科学連合運営会議 代表
松本 淳
WCRP ( 世 界 気 候 研 究 計 画 ) SSG(科学先導委員会)・委員
GEWEX(全球エネルギー・水
循環観測計画)
松本 淳
WCRP ( 世 界 気 候 研 究 計 画 ) MAHASRI( モ ン ス ー ン アジ ア 水 文 気候 研 究計
GEWEX(全球エネルギー・水 画)SSC(科学先導委員会)・議長
循環観測計画)
松本 淳
WCRP ( 世 界 気 候 研 究 計 画 ) CEOP(地球水循環強化観測期間)CIMS(CEOP モ
GEWEX(全球エネルギー・水 ンスーン研究委員会)・共同議長
循環観測計画)
松本 淳
ESSP(地球システム科学パート MAIRS(モンスーンアジア総合地域研究)・副議長
ナーシップ)
松本 淳
日本学術会議
IGBP/WCRP 合同分科会・特任連携会員
松本 淳
日本気象学会
英文機関誌「気象集誌」編集委員会・委員
松本 淳
東京地学協会
「地学雑誌」編集委員会・委員
松本 淳
江蘇省気象学会
「Scientia Meteorologica Sinica」編集委員会・委
員
松本 淳
日本地理学会
財務委員会・委員
145
教員名
学会名
委員会名・役職
横山 祐典 The International Union for
Quaternary Research
Comity for Marine and Coastal Processes
横山 祐典 日本第四紀学会
学会誌「第四紀研究」編集委員会・委員
横山祐典
Elsevier
学術誌(Palaeogeography, Palaeoclimatology,
Palaeoecology)・Editorial Board member
船守展正
日本高圧力学会
評議員
池田安隆
活断層研究会
編集委員会・学術雑誌編集委員
井出哲
日本地震学会
代議員
岩森光
日本火山学会
「火山」編集委員会・委員
岩森光
日本火山学会
各賞選考委員会・委員
岩森光
日本地球化学会
評議委員会・評議員
岩森光
日本地球化学会
Geochemical Journal 編集委員会・委員
木村学
日本地質学会
会長
木村学
日本地球惑星科学連合
運営会議・副議長
松浦充宏
日本地震学会
代議員
松浦充宏
日本地震学会
IASPEI 委員会
松浦充宏
IASPEI
Commission on Earthquake Sources, Chair
松浦充宏
IASPEI
Asian Seismological Commission, Advisory
Committee, Co-Chair
松浦充宏
ACES
International Science Board, Japan National
Representative
小澤一仁
Geochemistry Geophysics
Geosystems
Associate Editor
小澤一仁
日本岩石鉱床鉱物学
評議委員会・評議員
小暮敏博
日本鉱物学会
評議委員会・評議員
小暮敏博
日本粘土学会
評議委員会・評議員
小暮敏博
日本顕微鏡学会
評議委員会・評議員
松本良
国際堆積学協会(IAS)
副会長(Vice President)
松本良
国際地質科学連合(IUGS)
理事(Councilor)
特別委員会・委員
146
教員名
学会名
委員会名・役職
松本良
統合国際深海掘削計画(IODP) 議長
管理機構(MI)
松本良
第 17 回国際堆積学会議
組織委員長
松本良
日本学術会議
連携委員、IUGS 分科会委員長、地球人間圏分科
会委員、IYPE 小委員会委員
松本良
日本地球惑星科学連合
理事
松本良
日本堆積学会
会長
松本良
石油技術協会
理事
松本良
東京地学協会
助成補助検討委員会・委員
村上隆
日本鉱物学会
評議員
村上隆
日本鉱物学会
Journal of Mineralogical and Petrological Sciences
編集委員長
村上隆
日本粘土学会
評議員
村上隆
The Mineralogical Society of
America and the Geochemical
Society, ‗Elements‘
村上隆
The 19th General Meeting of the
International
Mineralogical
Association
財務委員会委員長
大路樹生
International
PalaeontologicalAssociation
Overseas correspondent.
大路樹生
日本古生物学会
評議員、欧文誌編集委員、将来検討委員会委員
荻原成騎
日本有機地球化学会
事務局長
砂村倫成
日本微生物生態学会
第 22 回大会大会運営委員
砂村倫成
日本地球掘削科学コンソーシア 科学推進専門部会・地下微生物圏分科会・委員
ム
棚部一成
日本古生物学会
評議員、欧文誌編集委員
棚部一成
日本地球惑星科学連合
総務委員会・委員
浦辺徹郎
資源地質学会副会長
評議員、編集委員
浦辺徹郎
日本地質学会
代議員
The Advisory Board member
147
教員名
学会名
委員会名・役職
浦辺徹郎
日本地球掘削科学コンソーシア 陸上掘削部会長
ム(J-DESC)
中島研吾
Society for Industrial and Applied Member of Editorial Board(編集委員), SIAM
Mathematics(SIAM,アメリカ Journal on Scientific Computing
応用数理学会)
(c) 行政・その他
教員名
組織名
委員会名・役職
小池真
日本学術会議
環境学委員会・地球惑星科学委員会合同 IGBP・
WCRP 合同分科会 IGAC (国際地球規模大気化学
研究)小委員会・委員
小池真
日本学術会議
環境学委員会・地球惑星科学委員会合同 IGBP・
WCRP 合同分科会 MAHASRI(モンスーンアジア
水文気候研究計画)小委員会・委員
小池真
日本学術会議
連携会員
小池真
IGBP
(International
Geosphere-Biosphere
Programme 国際地球圏-生物
圏計画) /IGAC (International
Global Atmospheric Chemistry
国際地球規模大気化学研究)
Scientific Steering Committee(科学研究運営委員
会)・委員
小池真
東海大学・情報技術センター
地球環境変動観測ミッション(GCOM)委員会・
委員
小池真
名古屋大学
太陽地球環境研究所共同利用委員会大気圏専門
委員会・委員
佐藤薫
文部科学省
独立行政法人評価委員会(科学技術・学術分科
会)・臨時委員
佐藤薫
日本学術会議
連携会員
佐藤薫
日本学術会議
科学研究費委員会・専門委員
佐藤薫
気象庁
品質評価科学活動委員会・委員
佐藤薫
宇宙航空研究開発機構
大気球専門委員会・委員
中村尚
日本学術会議
IAMAS 国内小委員会・幹事
中村尚
気象庁
第3回再解析国際会議国内实行委員会・委員
148
教員名
組織名
委員会名・役職
中村尚
東海大学・情報技術センター
中村尚
Intergovernmental
Climate Change
日比谷紀之
日本学術会議
大気・水圏科学研究連絡委員会海洋物理学専門委
員会・専門委員
日比谷紀之
日本学術会議
大気・水圏科学研究連絡委員会海洋物理学専門委
員会附置津波小委員会・委員
日比谷紀之
国際海洋物理科学協会
(IAPSO)
海洋研究科学委員会(SCOR)・ワーキンググルー
プ 121(深海混合)・委員
日比谷紀之
日本学術振興会
科学研究費委員会専門委員会・専門委員
日比谷紀之
独立行政法人海洋研究開発機構 「みらい」運用検討委員会・委員
日比谷紀之
文部科学省
大学設置・学校法人審議会専門委員会・専門委員
升本順夫
日本学術会議
地球惑星科学委員会 IGBP-WCRP 合同分科会
CLIVAR 小委員会・委員
山形俊男
海洋研究開発機構 地球環境フ 気候変動予測プログラム・プログラムディレク
ロンティア研究センター
ター
山形俊男
日本海洋科学振興財団
理事
山形俊男
文部科学省
大学設置学校法人審議会(大学設置分科会)
・専
門委員
山形俊男
日本ユネスコ国内委員会
自然科学小委員会・調査委員
山形俊男
日本学術会議
連携会員
山形俊男
日本学術会議
地球規模の自然災害に対して安全・安心な社会基
盤の構築委員会・委員
山形俊男
日本学術会議
農業基礎委員会・委員
山形俊男
日本学術会議
地球惑星科学委員会・委員
山形俊男
日本学術会議
持続可能な社会のための科学と技術に関する国
際会議 2007 分科会・委員
山形俊男
文部科学省
科学技術政策研究所科学技術動向研究セン
ター・専門調査委員
山形俊男
文部科学省
大学教育の国際化推進プログラム(海外先進研究
实践支援)
・ペーパーレフェリー
Panel
地球環境変動観測ミッション(GCOM)委員会・
委員
on 4th Assessment Report・contributing author
149
教員名
組織名
委員会名・役職
山形俊男
独立行政法人理化学研究所,
次世代スーパーコンピューター開発戦略委員会
アプリケーション検討部会・委員
山形俊男
京都賞
審査委員会・委員
山形俊男
海洋政策研究財団
ニューズレター編集委員会・編集代表
山形俊男
海流予測情報利用 LLP
代表
山形俊男
特定非営利活動法人
エコロジー カフェ
サイエンスフェロー
宮本 正道
文部科学省
科学技術政策研究所科学技術動向研究セン
ター・専門調査員
茅根 創
(財)港湾空間高度化環境研究 サンゴ礁と共生する港湾整備方策検討会・委員
センター・沖縄総合事務局
茅根 創
水産庁
サンゴ増養殖技術検討委員会・委員
永原 裕子
日本学術会議
会員
永原 裕子
日本学術振興会
科学研究費委員会・専門委員
永原 裕子
文部科学省
单極観測統合推進本部・検討委員
永原 裕子
文部科学省
宇宙開発委員会 計画部会・ワーキンググループ
委員
永原 裕子
大学評価・学位授与機構
専門委員
永原 裕子
日本宇宙フォーラム
公募研究推進委員会・委員
浜野洋三
文部科学省
科学技術・学術審議会測地学分科会地震部会・臨
時委員
浜野洋三
日本学術会議
連携会員
池田安隆
国土交通省国土地理院
地震予知連絡会・委員
池田安隆
内閣府
原子力安全委員会原子炉安全審査会・審査委員
池田安隆
文部科学省地震調査研究推進本 「糸魚川・静岡構造線断層帯」重点的調査観測推
部
進委員会・委員
池田安隆
文部科学省地震調査研究推進本 調査観測データ流通公開推進専門委員会・委員
部
池田安隆
(社)日本測量協会
为要活断層調査検討委員会・委員
池田安隆
(財)地震予知総合研究振興会
サイスモテクトニクス研究会・委員
150
教員名
組織名
委員会名・役職
岩森光
文部科学省
地震及び火山噴火予知研究計画に関する外部評
価委員会委員
木村学
(独)海洋研究開発機構
地球内部変動研究センター・上級研究員
木村学
地球科学技術総合推進機構
IODP 国内科学計画委員会・委員
木村学
地球科学技術総合推進機構
科学諮問組織執行委員会・委員
木村学
日本学術会議
連携会員
木村学
文部科学省
大学設置・学校法人審議会(大学設置分科会)・
専門委員
木村学
日本学術振興会
特別研究員等審査会専門委員会・委員
木村学
原子力発電環境整備機構
技術アドバイザリー国内委員会・専門委員
松浦充宏
日本学術会議
特任連携会員
松浦充宏
日本学術会議
IUGG 部会
松浦充宏
日本学術会議
IASPEI 委員会
大路樹生
日本学術会議
連携会員
松本良
経済産業省資源エネルギー庁
国内基礎調査实施検討委員会・委員
松本良
経済産業省資源エネルギー庁
メタンハイドレート開発实施検討会・委員
松本良
文部科学省
深海掘削委員会・専門委員
浦辺徹郎
内閣府大陸棚延伸助言者会議
委員
浦辺徹郎
経済産業省総合資源エネルギー 鉱業分科会長
調査会委員
浦辺徹郎
(独)石油天然ガス・金属鉱物資 委員
源機構大水深基礎調査技術検討
委員会
浦辺徹郎
(独)石油天然ガス・金属鉱物資 外部評価委員
源機構(JOGMEC)
棚部一成
Bulletin of
Museum
棚部一成
米国自然史博物館
棚部一成
独立行政法人産業科学技術総合 実員研究員
研究所
National
Science 編集顧問
実員研究員
151
10.2 役務分担
2006(H18)年度 地球惑星科学専攻 各委員会等名簿
委員会等名
専攻長
委
員
宮本
学科長 (地物)
〃
委員長
(地学)
専攻教務
日比谷
多田
佐藤、岩上、横山(祐)
、井出、大路、比屋根、茅根、船守、
近藤、武尾、中村(正)
、高橋、伊賀、
小澤
学科教務 (地物)
比屋根
小池、岩上、阿部、船守、井出
茅根
大路、小暮、岩森、田中、須貝
会計
浜野
中村(尚)
、星野、田近、木村、荻原
図書
木村
山形、多田、大路、三浦
部屋
宮本
佐藤、吉川、永原/橘、松浦/船守、松本(良)
広報
田近
高木、丹羽、横山(央)、橘、岩森、浦辺
技術
杉浦
中村(尚)
、星野、茅根、ゲラー、村上、松本(良)
ネットワーク
升本
中村(尚)
、高木、横山(央)、松本(淳)
、桜庭、深畑、杉山
機器分析
小暮
小池、比屋根、茅根、小澤、荻原
自動車
井出
安全管理
村上
〃
(環境)
(副委員長)茅根
小池、三河内、横山(祐)
、田中、村上、中山
10.3 受賞
氏名
賞の名称
年月
土井威志
(財)日本科学協会 笹川科学研究助成
2006/4
井出哲
文部科学省若手科学者賞
2006/4
田力正好、池田安隆
日本第四紀学会論文賞
2006/8
北沢公太、大路樹生、
砂村倫成
第 12 回国際棘皮動物学会議 (Durham, New Hampshire)
ポスター賞
2006/8
橘省吾
日本地球化学会 2006 年度奨励賞
2006/9
橘省吾
日本惑星科学会 2005 年度最優秀研究者賞
2006/10
平沢達矢
第 66 回脊椎動物学年会(Ottawa,Canada)ポスター賞
2006/10
亀田真吾
学生発表賞(オーロラメダル)
2006/11
川上 悦子
東京大学理学部 学修奨励賞
2007/3
金井 健
東京大学理学部 学修奨励賞
2007/3
152
氏名
賞の名称
年月
風間 卓仁
東京大学大学院理学系研究科研究奨励賞(修士)
2007/3
池田 恒平
東京大学大学院理学系研究科研究奨励賞(修士)
2007/3
池田 陽平
東京大学大学院理学系研究科研究奨励賞(修士)
2007/3
柏山 祐一郎
東京大学大学院理学系研究科研究奨励賞(博士)
2007/3
大石 裕介
東京大学大学院理学系研究科研究奨励賞(博士)
2007/3
森野 悠
東京大学大学院理学系研究科研究奨励賞(博士)
2007/3
Claus Jaroschek
Otto-Hahn-Medaille
2006
10.4 外部資金受入状況
種
別
件数
総額(千円)
特定領域研究
4
18,600
基盤研究S
2
52,260
基盤研究A
6
73,190
基盤研究B
11
60,100
基盤研究 C
11
24,000
萌芽研究
3
5,400
若手研究A
2
15,100
若手研究B
6
10,000
特別研究員奨励費
33
33,500
分担者配分
4
8,140
1
174,394
科学技術振興費
0
0
その他
15
235,235
受託研究員
2
721
奨学寄附金
8
6,638
科学研究費補助金
研究拠点形成補助金
受託研究費
153
2006(平成 18)年度 年次報告
東京大学大学院理学系研究科・理学部
地球惑星科学専攻
2007 年 8 月 31 日 発行
発行 松本 良
編集 地球惑星科学専攻広報委員会
154