こちら - 日本整形靴技術協会

第6回
日本整形靴技術協会学術大会
in Tokyo
整形靴技術のガイドライン作りに挑戦!
東京ステーションコンファレンス
(サピアタワー4F.5F)
金 14:30-19:00
2010.2.12●
土 10:00-18:00
2.13●
主催 日本整形靴技術協会
カラダが目覚める靴
チャンシーが導く
「美しい姿勢」「正しい歩行」
“下肢の筋肉を正しく使う、股・膝・足関節に負担の少ない歩き方”を導く
チャンシーは、膝の専門医に推奨されています。
Wolfgang Franz氏
Osteoathritis of the knee
医学博士、膝関節の疾患治療の専門家。
ドイツプロサッカーチームドクター
を経て、膝関節疾患専門のクリニック
“Lutarira Klinik”を開設。
「骨関節炎に対する保存的治療」より
膝の骨関節炎の予防・治療には、適度な負荷を関節にかける必要があ
るがその際、関節の内外へのバランスを適切に保つこと、一定以上の筋
力を保持していることが重要であり、そのためのトレーニングアイテムと
して、 chung shi は非常に理想的である。
chung shi は独自のソール構造により、立脚中期での膝関節の負担を減
らし、一方で関節の安定に欠かせない下肢の筋肉の活性化を促す。
また chung shi は筋肉の使用量を向上
しく使った
筋肉を正 行が
歩
させるだけでなく、大小様々な筋肉の
キレイな ーボディ
ィ
ビューテ への近道! 協 調 性 を 高 め る 作 用 が あ り 、 こ れ に
よって、自然に正しい姿勢に導かれる
のである。
さらに使用開始時や用途に応じて、
オーダーインソールを組み合わせるこ
とで、より快適に使用することができる。
Osteoathritis of the kneeより抜粋
詳しくは chungshi.jp お取扱店様募集中 お気軽にお問い合わせください
株式会社 シュー・フォーラム Marketing DIV
〒370-0073 群馬県高崎市緑町4-7-7
TEL.027-364-9241 FAX.027-363-7338
第6回日本整形靴技術協会学術大会
整形靴技術のガイドライン作りに挑戦 !
会場: 東京ステーションコンファレンス
(サピアタワー 4F.5F)
日時: 2010年 2月 12日(金)14:30∼ 19:00
2月 13日(土)10:00∼ 18:00
第6回日本整形靴技術協会学術大会開催にあたって
第6回日本整形靴技術協会学術大会 大会長 赤 木 家 康 (永生病院 副院長) 第6回整形靴技術協会学術大会の大会長へのご指名を頂きました。皆様のご協力を仰ぎなが
ら、第5回大会に引き続き、すばらしい会にしたいと思います。ご協力をどうぞよろしくお願
いいたします。
今回の大会のテーマは「整形靴技術のガイドライン作りに挑戦!」とさせて頂きました。医
学的な「診療ガイドライン」とは「医療者と患者が特定の臨床状況で適切な判断を下せるよう
支援する目的で、体系的な方法に則って作成された文書」と定義されています。なぜ今、整形
靴技術ガイドラインが必要なのでしょうか。私の外来には足にさまざまな問題を持った
「靴難民」
の方がしばしばいらっしゃいます。いろいろな靴製作施設に行っていろいろな靴を作ったが今
ひとつ良くならないという方たちです。たくさんの合わない靴を持参して外来に来られます。
整形靴技術は靴の使用者にさまざまなメリットをもたらしますが、製作する技術者によって、
十人十色と言っても過言ではない異なった方法や技術が用いられることがあります。勘と経験
のみで靴の処方とインソール製作が行われてはいないでしょうか?今ここで、整形靴技術を本
会の中で統一していくことは出来ないでしょうか?つまり同じ疾患、同じ状態に対しては同じ
技術と同じ方法をもって対処していくということです。今までの経験論的な整形靴技術だけで
なく、科学的根拠に基づいた整形靴技術です。このガイドラインが確立されれば患者さんは本
会員のどこの施設に行っても同じ技術をもって整形靴が製作されるということを目標としてい
るのです。本会で足の疾患に対して統一した整形靴による治療法の確立が今強く望まれている
と思います。
このガイドラインを作るには「大きな努力」と「大きな困難」が予想されます。完璧なガイ
ドラインが出来上がるとも思っていません。しかし私は本会でこのガイドラインを作らなけれ
ばならないと思っています。高い山も登ろうとする人がいなければ、遠くから眺めるだけの未
踏の山です。今私たちは、千里の道の一歩を踏み出さなくてはならない時に来ているのではな
いでしょうか。
3
日程表
2 月 12 日(金)
メイン会場
(402)
時 刻
プログラム
13:45 ∼
受 付
14:30 ∼
開会式
演 題
発表者氏名(所属)
商業展示会場
(403.404)
13:45 展示開始
第6回日本整形靴技術協会学術大会
大会長 赤木 家康(永生病院)
足趾欠損に対するルームシューズ製作の試み
下田 亮(株式会社松本義肢製作所)
路面状況とアウトソール形状の違いによる
歩行動作変化の相関
長谷川裕一朗(株式会社なかむら靴店)
14:40 ∼
一般演題Ⅰ
セミオーダーパンプスの経験から見た、日本人女性の
足のサイズ分析と選択する靴サイズとの関係について
岡戸 和人(株式会社フットマインド)
脚長差に対する補高調整の有用性
片桐 透(バン産商株式会社)
座長:鈴木 善久
(株式会社ナチュレル)
15:30 ∼
診療ガイドラインに基づく外反母趾治療
町田 英一(高田馬場病院 整形外科)
休 憩
株式会社 ARC
15:40 ∼
PR セッションⅠ
株式会社シュリット
株式会社シューフォーラム
有限会社オーエスエムヘルプスト
16:40 ∼
休 憩
特別講演
16:50 ∼
フランツフィッシャー(Fischer Fussfit KG)
座長:宇野 秋人
(東名ブレース株式会社)
18:20 ∼
18:30 ∼
19:00
整形外科靴技術における知覚連動インサートの適用分野
通訳:月城 慶一(新潟医療福祉大学)
18:00 展示終了
休 憩
IVO 総会
※事前にお知らせしました日程と時間が異なる部分がございます。ご留意下さい。
大会長主催パーティ
会 場:Bamboo(大手町)
20:00 開始
22:00 終了
4
2 月 13 日(土)
メイン会場
(402)
時 刻
プログラム
9:30 ∼
受 付
10:00 ∼
大会長講演
サブ会場
(503A)
ポスターセッション
(403.404)
実演会
商業展示
会場
演 題
発表者氏名(所属)
診療ガイドラインとは
9:30 ∼
展示開始
赤木 家康(永生病院)
10:00 ∼
セッション開始
成形中底を有するサンダル歩行の特性の検討
小松 聡子(新潟医療福祉大学 )
子ども用の足圧分布測定用センサーシートの開発
阿部 薫(新潟医療福祉大学 )
一般演題Ⅱ
10:30 ∼
日本における靴教育の必要性と導入に向けた実践
−靴によって起こる足のトラブルを防ぐための啓発活動とその意義−
片瀬眞由美(金城学院大学)
我が校における整形靴
(靴型装具)教育の現状
宮本 武志(専門学校日本聴能言語福祉学院)
スキージャンプ選手に対する足底板効果について
竹内 豊計(株式会社オルトリハ・システム)
座長:松本 芳樹
(株式会社松本義肢製作所)
11:30 ∼
11:45 ∼
ランチョンセミナー
座長:阿部 薫
(新潟医療福祉大学)
13:50 ∼
∼ 12:00
セッション中断
2010 年日本整形靴技術協会(IVO)研修委員会
プログラムについて
休 憩
バイオメカニクスからみた靴の機能的デザイン
13:00 ∼
セッション再開
石井慎一郎(神奈川県立保健福祉大学)
休 憩
教育講演Ⅱ
14:00 ∼
山下 竜児(株式会社松本義肢製作所)
休 憩
教育講演Ⅰ
13:00 ∼
トップアスリートに対するスポーツインソールの試み 第三報
座長:遠藤 拓
(バン産商株式会社)
14:50 ∼
現場で役立つパーソナルカラーについて
∼ 14:45
セッション終了
坂口みゆき(ミューズ・ウォーキングアカデミー)
休 憩
15:00 ∼
株式会社根本製作所
15:00 ∼
PR セッションⅡ
実演会
フランツ フィッシャー
(Fischer Fussfit KG)
株式会社ハイコム
バン産商株式会社
株式会社シュトルヒトレーディング
16:00 ∼
16:10 ∼
17:30 ∼
18:00
∼ 16:00
休 憩
シンポジウム
閉会式
整形靴技術のガイドライン作りに挑戦
進 行:赤木 家康(永生病院)
栗林 薫(株式会社フットマインド)
シンポジスト:井口 傑(日本靴医学会) 寺本 雅映(有限会社モネテラモト)
眞殿 浩之(川村義肢株式会社) 司 会:渋谷 則明(株式会社シューフォーラム)
5
∼ 17:30
展示終了
会場案内
東京ステーションコンファレンス(サピアタワー 4F.5F)
●所在地 〒 100-0005 東京都千代田区丸の内 1-7-12 Tel.03-6888-8080
●交通アクセス JR 東京駅【直結】
中央本線、京浜東北線、総武本線、横須賀線、成田エクスプレス、
山手線、東海道本線、京葉線、東海道・山陽新幹線、
東北・山形・秋田・上越・長野新幹線
東京メトロ大手町駅【B7 出入り口直結】
東西線、千代田線、半蔵門線
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会 場
東京ステーションコンファレンス
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(4F. 5F)
会場レイアウトの都合上
B7 出入り口
クロークは設けておりません。
駅構内のロッカー(上図
の場所)を
ご利用いただくなどしてご対応下さい
ますようお願いいたします。
6
フロアマップ
4F
402
メイン会場
●受付
404
403
商業展示会場
●商業展示会場(403.404)
401
大会事務局
受付
●メイン会場(402)
●大会事務局(401)
5F
503A
ポスターセッション
サブ会場
ポスターセッション
●ポスターセッション
・サブ会場(503A)
サブ会場
7
プログラム
大会長講演
■ 13日(10:00~ 10:30)
診療ガイドラインとは
永生病院 赤 木 家 康
12
特別講演
■ 12日(16:50~ 18:20)
座長:宇 野 秋 人
整形外科靴技術における知覚連動インサートの適用分野
Fischer Fussfit KG フランツフィッシャー
13
教育講演
■教育講演Ⅰ 13日(13:00~ 13:50)
座長:阿 部 薫
バイオメカニクスからみた靴の機能的デザイン
神奈川県立保健福祉大学 石 井 慎一郎
■教育講演Ⅱ 13日(14:00~ 14:50)
14
座長:遠 藤 拓
現場で役立つパーソナルカラーについて
ミューズ・ウォーキングアカデミー 坂 口 みゆき
15
シンポジウム
■ 13日(16:10~ 17:30)
進行:赤 木 家 康 ・ 栗 林 薫
テーマ:整形靴技術のガイドライン作りに挑戦
17
日本靴医学会 井 口 傑
有限会社モネテラモト 寺 本 雅 映
川村義肢株式会社 眞 殿 浩 之
ランチョンセミナー
■ 13日(11:45~ 12:30)
2010 年日本整形靴技術協会(IVO)研修委員会プログラムについて
19
PR セッション
■ PR セッションⅠ 12日(15:40~ 16:40)
1.
株式会社 ARC
Fits All システムについて
2.
22
株式会社シュリット
シュリットが取り扱うタイプ別アインラーゲンの紹介
3.
株式会社シューフォーラム
ビューティーボディーをつくる靴 チャンシー
4.
22
22
有限会社オーエスエムヘルプスト
ドイツ EXACT PLASTICS 社製材料『EASYPREG』と『THM160』のご紹介
8
23
■ PR セッションⅡ 13日(15:00~ 16:00)
5.
株式会社根本製作所
義肢装具用集塵機能付きグラインダーのご提案
6.
23
株式会社ハイコム
セレクトオーダー婦人靴(パンプス、ブーツ、ウォーキング)
7.
バン産商株式会社
FSI マスシューシステムの紹介
8.
23
24
株式会社シュトルヒトレーディング
タナー社 整形靴
24
一般演題
■一般演題Ⅰ 12日(14:40~ 15:30)
1.
座長:鈴 木 善 久
足趾欠損に対するルームシューズ製作の試み
株式会社松本義肢製作所 下 田 亮
2.
路面状況とアウトソール形状の違いによる歩行動作変化の相関
株式会社なかむら靴店 長谷川 裕一朗
3.
26
26
セミオーダーパンプスの経験から見た、
日本人女性の足のサイズ分析と選択する靴サイズとの関係について
4.
5.
株式会社フットマインド 岡 戸 和 人
26
バン産商株式会社 片 桐 透
27
高田馬場病院 整形外科 町 田 英 一
27
脚長差に対する補高調整の有用性
診療ガイドラインに基づく外反母趾治療
■一般演題Ⅱ 13日(10:30~ 11:30)
6.
座長:松 本 芳 樹
成形中底を有するサンダル歩行の特性の検討
新潟医療福祉大学 運動機能プロジェクト研究センター 小 松 聡 子
7.
子ども用の足圧分布測定用センサーシートの開発
新潟医療福祉大学 運動機能プロジェクト研究センター 阿 部 薫
8.
27
28
日本における靴教育の必要性と導入に向けた実践
-靴によって起こる足のトラブルを防ぐための啓発活動とその意義-
9.
金城学院大学 片 瀬 眞由美
28
専門学校日本聴能言語福祉学院 義肢装具学科 宮 本 武 志
28
我が校における整形靴(靴型装具)教育の現状
10. スキージャンプ選手に対する足底板効果について
株式会社オルトリハ・システム 竹 内 豊 計
29
11. トップアスリートに対するスポーツインソールの試み第三報
株式会社松本義肢製作所 山 下 竜 児
9
29
ポスターセッション
P-1
ロッカーバーの位置による足・膝関節への影響
神戸医療福祉専門学校三田校 義肢装具士科 松岡 丈二チーム
P-2
ヒールの高さの違いによる足底圧と歩行への影響
専門学校日本聴能言語福祉学院 義肢装具学科 須川 健司チーム
P-3
32
32
正しい靴履き動作の習得支援を目的とした幼児向け「靴教育絵本」の試作
― ターゲットペルソナ手法を用いた効果的な内容の検証 ― 金城学院大学生活環境学部環境デザイン学科 安藤 香チーム
P-4
32
幼児向け「靴絵本」を使った正しい靴履き動作の習得と定着
― 習慣化させるには何が必要か ― 金城学院大学生活環境学部環境デザイン学科 安藤 香チーム
P-5
紐靴の締め付け具合の定量的計測方法の検討
新潟医療福祉大学大学院 斎藤 淳
P-6
34
アーチクッキーの高さの違いが歩容に与える影響
早稲田医療技術専門学校 義肢装具学科 佐藤 茂樹チーム
P-14
34
採型者の違いによる陽性モデルの形状比較 ― 足底面の変化に着目して ―
早稲田医療技術専門学校 義肢装具学科 大嶋 千織チーム
P-13
34
ロッカーソールの歩行と MP 関節についての一考察
西武学園医学技術専門学校東京新宿校 義肢装具学科 小川 幸大チーム
P-12
34
低周波治療器による痙性麻痺の再現性についての実験と一考察
西武学園医学技術専門学校東京新宿校 義肢装具学科 高野 岳士チーム
P-11
33
外側ウェッジが下肢機能軸に及ぼす影響と FTA の変化についての追加研究
西武学園医学技術専門学校東京新宿校 義肢装具学科 香取 和貴チーム
P-10
33
シューホンタイプ AFO とブーツの痙性歩行における改善効果についての一考察
西武学園医学技術専門学校東京新宿校 義肢装具学科 澤田 あやチーム
P-9
33
健常歩行時の膝関節における伸展筋群と屈曲筋群の活動
新潟医療福祉大学大学院 田中 悠也チーム
P-8
33
踵部の変形がインソールのヒールカップ形状に及ぼす影響
新潟医療福祉大学大学院 菅野 拓也
P-7
32
35
靴の差高が歩行中の疲労に及ぼす影響
早稲田医療技術専門学校 義肢装具学科 須賀 啓太チーム
10
35
大会長講演
特別講演
教育講演
大会長講演 13日(10:00~ 10:30)
診療ガイドラインとは
永生病院 赤 木 家 康
特別講演 12日(16:50~ 18:20)
座長:宇 野 秋 人
整形外科靴技術における知覚連動インサートの適用分野
Fischer Fussfit KG フランツフィッシャー
教育講演Ⅰ 13日(13:00~ 13:50)
座長:阿 部 薫
バイオメカニクスからみた靴の機能的デザイン
神奈川県立保健福祉大学 石 井 慎一郎
教育講演Ⅱ 13日(14:00~ 14:50)
座長:遠 藤 拓
現場で役立つパーソナルカラーについて
ミューズ・ウォーキングアカデミー 坂 口 みゆき
大会長講演 診療ガイドラインとは
永生病院
赤 木 家 康
現在医学分野ではさかんに診療ガイドライン製作が行われている。診療ガイドライン(clinical
practice guideline)とはある疾患に対して「医療者と患者が特定の臨床状況で適切な決断を下
せるよう支援する目的で、体系的な方法に則って作成された文書」と定義される。ガイドライ
ンはそれ自体古くから存在しているが、現在主流となっているのは、
「エビデンス(根拠)に基
づいたガイドライン」である。つまり標準的な治療法を示す“道しるべ”である。また、治療
を受ける患者向けのガイドラインも作成する学会が出てきている。
ガイドラインは必ずしも冊子や書籍として持っている必要はなく、現在のようにインターネッ
ト環境が整っていれば、インターネットを通じてすぐに参照できる。今までは“十人の靴技術
者がいれば十通りのインソールがある”と、経験論で整形靴治療が行われる傾向にあったが、
統一した整形靴治療法の確立が望まれていると考えられる。
PROFILE
赤木 家康(あかぎ いえやす)
〈学歴〉
東海大学医学部卒業
〈職歴〉
1986 年 日本大学医学部整形外科学教室入局
1996 年 1 月∼ 1999 年 12 月 板橋区医師会病院整形外科部長
2000 年 1 月 永生病院・整形外科部長
2003 年 10 月∼ 永生病院・副院長(現職)
〈役職〉
1999 ∼ 2009 年:日本オーソペディック・フット・アンド・シュー技
術者協会(JOFSTA)会長、2009 年∼理事
2002 年∼ 日本整形靴技術協会 (IVO JAPAN) 理事
2004 年∼ 日本靴医学会 評議員
12
特別講演 整形外科靴技術における知覚連動インサートの適用分野
Fischer Fussfit KG
フランツ フィッシャー
様々なシステムについて
ローエレメント(パーツ)の構成 身体姿勢に影響を与える
原点
知覚連動システム入力部位全てを有効利用 足部において定義づけられた5ヶ所の部位
正しい姿勢を見つけるために機器を用いる
-3D スキャナーとレーザー鉛直器
基本検査
知覚連動パーツをレイアウト
障害要因について
ハイエレメント(パーツ)とその適用分野 一連の運動に影響を与える
適用分野
新旧のルール
定義づけられた 4 か所の部位とそのパーツの様々な形状
基本検査
最適な一連の運動とは?
マジックテープ仕様の知覚連動(固有受容器)インサートを用いてパーツをレイアウト
最適な部位にパーツをレイアウトしたテストインサートを仕上げ用インサートにコピー
PROFILE
Franz Fischer(フランツ フィッシャー)
1985年
ミュンヘンマイスター学校卒業
オートペディシューマッハーマイスター資格取得
1988年~
独立 ドイツ アンベルグにて工房、店舗経営
2000年~ 2001年 知覚連動性インサート、ニューロポドロジック
(神経足学)
インサート療法、固有受容器インサート療法等 複数専
門家のセミナー受講
2004年 2月 ポドローゲ
(専門的メディカルフットケア)資格認定
2005年 1月 オートペディシューテクニック誌 科学顧問会員
・ミュンヘン 整形外科靴マイスター学校 講師
・ドイツ連邦研究技術省との協力プロジェクト
“インサートによる身体姿勢への影響”
〈著書〉 ・1994年
オートペディのためのマテリアルハンドブック
・2000年 糖尿病研究 -様々な患者の連続測定
・2001年 糖尿病研究 -様々なマテリアルの機械テスト
・ニューロポドロジックインサートと姿勢へ及ぼすその影響について
のプロジェクトワーク
(執筆中)
・固有受容器インサート療法のプロジェクトワーク
・センソシステム
(固有受容器インサート)ハンドブック
13
教育講演Ⅰ
バイオメカニクスからみた靴の機能的デザイン
神奈川県立保健福祉大学
石 井 慎一郎
歩行動作を力学現象として単純化すると、倒立振子モデルとして考えることができる。単純
な倒立振子は支点が一か所であるのだが、歩行は3つの支点(回転軸)を持つ。Perry は、歩
行における3つの回転軸をそれぞれ、Heel Rocker ,Ankle Rocker,Forefoot Rocker、と呼び、
重要な歩行の機能と位置付けている。
歩行における3つの Rocker Function を可能にしているのは、足関節ならびに足部のバイオ
メカニクスによるところが大きい。本講演では歩行における足関節、足部の機能をバイオメカ
ニクス的視点から解説し、機能的な靴のデザインについて考察を加えたい。
PROFILE
石井 慎一郎(いしい しんいちろう)
H 2 年 社会医学技術学院卒 理学療法士免許取得
永生病院 入職
H13 年 国際医療福祉大学大学院修士課程 入学
H15 年 国際医療福祉大学大学院修士課程 修了
神奈川県立保健福祉大学 講師
H17 年 国際医療福祉大学大学院 博士課程 入学
H19 年 神奈川県立保健福祉大学 准教授
H20 年 国際医療福祉大学大学院 博士課程 修了 保健医療学博士
14
教育講演Ⅱ 現場で役立つパーソナルカラーについて
ミューズ・ウォーキングアカデミー
坂 口 みゆき
靴は「歩く」という機能だけを重視して単体で考えられるものではないでしょう。
その人の足に合っていることは重要ですが、それだけでは人は満足しません。
たとえば、TPOによって求められる靴の機能は違います。
また、ファッションによって似合う靴のデザインやカラーは違います。
中でも、カラーは比較的容易にイメージを変えたり、
身につけている人の気持ちをも左右する可能性を秘めていると考えます。
生活に欠かせない「靴」というツールを通して、
もっと自分自身を楽しんでいただける人を増やすことができるのではないでしょうか。
講演では、個人の似合う色や、色彩心理も合わせて、お話したいと思います。
PROFILE
坂口 みゆき(さかぐち みゆき)
・ ミューズ・ウォーキングアカデミー代表
・ 大手信販会社の広報として14年間、会社員を経験した後、独立。
・ 名古屋にてウォーキングレッスンを軸としたパーソナルプロデューススタ
ジオ「ミューズ・ウォーキングアカデミー」を立ち上げる。
・「歩き方は自己表現のひとつであり、クセを解いた時、個性は発揮される」
との持論から、他の自己表現己方法として、パーソナルカラー、話し方、
メイクなどを学ぶ。
・ 現在はこれらを通して、人の外面と内面のプロデュースを手がけることに
力を注いでいる。
・また、同じ意思を持つ後継者育成として、カラーコンサルタント養成、ウォー
キングスタイリスト養成も行っている。
《講演・講座実績》
オリエンタルランド、京セラコミュニケーションシステム、富士通、富士
フィルム、三越(東京全域・千葉支店・札幌支店)
、大和ハウス工業、愛・
地球博、日本赤十字社、名古屋市教育委員会、岐阜県職員組合、岐阜県社
会福祉センター、岐阜放送・岐阜新聞カルチャーセンター講師、及び講師
派遣 など
15
MEMO
シンポジウム
13日(16:10~ 17:30)
進行 : 赤木家康・栗林 薫
テーマ:整形靴技術のガイドライン作りに挑戦
EU 圏の靴先進国においても、難しいと言われている整形靴分野でのガイドライン作り。
今回の学術大会では、あえてこの困難な課題に挑みます。
それはすべてにおいて、患者様、お客様、足にトラブルや悩みを抱える人たちの満足のた
めです。とりわけ、実際の製作技術の現場では、制作にあたる技術者の経験や勘に頼ってき
た感があります。
今回は、医学の立場、靴製作の立場、それぞれの分野におけるトップの識者3名に集まっ
ていただき、この難題に立ち向かいたいと思います。
日本靴医学会
井 口 傑
有限会社モネテラモト
寺 本 雅 映
川村義肢株式会社
眞 殿 浩 之
MEMO
ランチョンセミナー
ランチョンセミナー 13日(11:45~ 12:30)
秦 康司(IVO 研修委員)
2010 年日本整形靴技術協会(IVO)研修委員会プログラムについて
2010 年度の研修プログラムの概要をお知らせします。
今期のプログラムは、これまでの経験をふまえ、より実践的なものになっております。
IVO JAPAN にしか出来ない内容をぜひお楽しみに!
MEMO
PRセッション
PR セッションⅠ 12日(15:40~ 16:40)
1. 株式会社 ARC
Fits Allシステムについて
2. 株式会社シュリット
シュリットが取り扱うタイプ別アインラーゲンの紹介
3. 株式会社シューフォーラム
ビューティーボディーをつくる靴 チャンシー
4. 有限会社オーエスエムヘルプスト
ドイツ EXACT PLASTICS社製材料『EASYPREG』と『THM160』のご紹介
PR セッションⅡ 13日(15:00~ 16:00)
5. 株式会社根本製作所
義肢装具用集塵機能付きグラインダーのご提案
6. 株式会社ハイコム
セレクトオーダー婦人靴(パンプス、ブーツ、ウォーキング)
7. バン産商株式会社
FSIマスシューシステムの紹介
8. 株式会社シュトルヒトレーディング
タナー社 整形靴
1.
株式会社 ARC
Fits All システムについて
オーダーシューズの難しさは、いかにして消費者に満足したデザインを提案できるかということ
です。
ヨーロッパでは消費者のニーズに応えるべく、消費者といかに対話をするか、そしてきちんとし
たクオリティを維持できるかを合理的に解決したシステムがスタートしました。
利用者が安心できる Fits All システムは画期的なプロジェクトであり、皆様の高い要求を必ず満
たすものと確信しています。
2.
株式会社シュリット
シュリットが取り扱うタイプ別アインラーゲンの紹介
シュリットでは、足の残存機能を高め、ときには矯正する役割を持つインソール「アインラーゲン」
を日本で初めて靴先進国ドイツから輸入しました。
ドイツのオートペディシューテクニックでは、足の負担を軽減する為に、足の裏を支えるアイン
ラーゲンを製作します。人間には本来、足底圧を軽減するための足のアーチがあり、この構造によ
り足はクッションの役割を持ち、負担を軽減することができますが、現代では歩かないなどの理由
から、アーチ機能も低下し、靴や足のトラブルなどが多発するようになってしまいました。シュリッ
トでは、この人間がもともと持っていたアーチの機能を高め、履き心地を改善する「アインラーゲン」
を足にトラブルがある方用から各種スポーツ用まで様々取り揃えております。詳しくは、シュリッ
トの展示ブースまでお越しください。
3.
株式会社シューフォーラム
ビューティーボディーをつくる靴 チャンシー
正しい姿勢、正しい歩行をガイドする靴、チャンシー。
チャンシーを使って、
“筋肉をしっかり使った、関節に負担の少ない”体の使い方を覚えることが、
引き締まったキレイなカラダづくりへの近道になります。また、正しい動き・バランスを取り戻す
こと、そして筋力強化が腰痛や膝痛、そして外反母趾といったトラブルの予防につながるのです。
この機会に“聴いて”“体感し”、実感ください。
22
4. 有限会社オーエスエムヘルプスト
ドイツ EXACT PLASTICS 社製材料『EASYPREG』と『THM160』のご紹介
EASYPREG とは非常に薄く軽量化された繊維強化型熱可塑性プラスチック素材です。繊維素材
にはカーボン、グラス、アラミッドなどがあり、性質の異なる素材を組み合わせ成形する事によっ
て新たな性質を持たせた製品を製作する事が可能となります。
今回は EASYPREG と、再利用が可能な熱可塑性モデル作製素材 THM160 を用いた製作の流れ
とその利点をご紹介させて頂きます。
5.
株式会社根本製作所
義肢装具用集塵機能付きグラインダーのご提案
現在使用しているグラインダーに御不満はありませんか? 弊社は靴修理用グラインダーに関して
コンパクト設計と高い集塵能力を特徴とした FINISHER ブランドで国内トップシェアを築いていま
す。近年では義肢装具製作用グラインダーを開発し学校を中心に納品させていただいております。
自社設計 / 製作を特徴とする弊社と弊社製品をご案内することで御社の御不満の解決方法を提案し
ます。
6.
株式会社ハイコム
セレクトオーダー婦人靴(パンプス、ブーツ、ウォーキング)
デザインサンプルと試し履き靴を使った在庫リスクのない受注販売システム。初期投資のない販
売キットのレンタル方式も可能です。
足長 16 サイズ、8 ウィズ、オブリーク型や外反母趾型など 650 種類のゲージ靴で足合わせをして、
パンプス、ブーツからコンフォートウォーキングまで約 100 種類のデザイン、90 種類以上の革色、
トゥ形状 3 種類、ヒール 8 種類、ウェッジソールなどソール 5 種類と、お客様の好みに合わせてオー
ダーしていただくことが出来ます。インソール(足底版)装着仕様にての注文も可能です。
23
7.
バン産商株式会社
FSI マスシューシステムの紹介
おかげさまで 20 周年を迎えた「働きながら学べる足と靴の専門技術者養成カレッジ」フスウント
シュー インスティテュートはこの度ドイツシューマイスター監修のもとフルオーダーシューズ(以
下マスシュー)製作システムを始めました。日ごろ既製靴の加工・調整では合わない患者や顧客に対
して木型から製作し、フットベット製作、製甲、釣り込み、底付けそして仕上げをする時間がない方
や技術者がまだいない所にはうってつけのサービスかと自負しております。価格もこれまで短靴が小
売価格で 20 から 30 万円のところ、より導入し易い設定とさせて頂いております。展示会場ではマス
シューサンプルおよびカタログを配布致します。また、PR セッションでは実際の製作例を紹介しなが
らシステムの説明を致します。マスシューを取り扱うことに不安がある方のために2日間の「足と靴
のプロセミナー」から「オーソペディシューテクニックコース」をご用意いたしております。
8.
株式会社シュトルヒトレーディング
タナー社 整形靴
1 足、1 足、ドイツで作製してお届けします。
フットプリントとサイズスペックでお見積りを、ご注文頂いてから約 1 か月で納品致します。
好きな革、色、デザイン変更ができます。カタログと革見本をお渡し致します。
(無料)
陽性モデルからでも、片足注文でも整形靴に関するすべてのオーダーに対応できます。
また、ラスト、アッパー、ライニング素材、ソール、革、あらゆる部材も販売致します。
靴型装具、特殊靴の範囲まで対応しております。
24
一般演題
一般演題Ⅰ 12日(14:40~ 15:30)
座長:鈴 木 善 久
1. 足趾欠損に対するルームシューズ製作の試み
株式会社松本義肢製作所 下 田 亮
2. 路面状況とアウトソール形状の違いによる歩行動作変化の相関
株式会社なかむら靴店 長谷川 裕一朗
3. セミオーダーパンプスの経験から見た、
日本人女性の足のサイズ分析と選択する靴サイズとの関係について
株式会社フットマインド 岡 戸 和 人
4. 脚長差に対する補高調整の有用性
バン産商株式会社 片 桐 透
5. 診療ガイドラインに基づく外反母趾治療
高田馬場病院 整形外科 町 田 英 一
一般演題Ⅱ 13日(10:30~ 11:30)
座長:松 本 芳 樹
6. 成形中底を有するサンダル歩行の特性の検討
新潟医療福祉大学 運動機能プロジェクト研究センター 小 松 聡 子
7. 子ども用の足圧分布測定用センサーシートの開発
新潟医療福祉大学 運動機能プロジェクト研究センター 阿 部 薫
8. 日本における靴教育の必要性と導入に向けた実践
― 靴によって起こる足のトラブルを防ぐための啓発活動とその意義 ―
金城学院大学 片 瀬 眞由美
9. 我が校における整形靴(靴型装具)教育の現状
専門学校日本聴能言語福祉学院 義肢装具学科 宮 本 武 志
10. スキージャンプ選手に対する足底板効果について
株式会社オルトリハ・システム 竹 内 豊 計
11. トップアスリートに対するスポーツインソールの試み第三報
株式会社松本義肢製作所 山 下 竜 児
1.
足趾欠損に対するルームシューズ製作の試み
株式会社松本義肢製作所
下田 亮
本症例の方(女性 26 歳)は両足趾部分欠損のために立位、歩行ともに非常に不安定である。仕事
や外出の際は靴の中に足底板を入れて対応しているが、家の中では市販のスリッパを使用してみえ
る。家事など、家の中で活動する機会も多いため足底板を挿入できる実用性、デザイン性を考慮し
たルームシューズを希望された。今回はその製作過程と、ルームシューズ使用による効果の有無を
検証する。
2.
路面状況とアウトソール形状の違いによる歩行動作変化の相関
1) 株式会社なかむら靴店 2) ドイツ整形靴研究会(GOSR)
長谷川裕一朗1)2)
協力 シアンインターナショナル株式会社
北海道における靴専門店としてコンフォートシューズを販売するにあたり、冬季の凍結路面での
歩行に適した靴の提供が必要である。この際に考慮しなければならない靴の条件として、防滑アウ
トソール材を使用することは勿論のこと、よりスムーズな歩行を得るためのアウトソール形状があ
げられる。そこで、近年多くのメーカーから製品化されているローリングソールと、フラットソー
ルとでは凍結路面を歩いた際にどのように違いが出るのか。また、一般路面と凍結路面では、一歩
行周期中に股関節、膝関節、足関節それぞれに変化が出るのかを合わせて検証した。今回はフラッ
トソールの靴とローリングソールの靴それぞれのアウトソールを同一の防滑素材を用いて加工し、
インソールはフラットに統一したものを使用した。被験者には、ソール形状の異なる 2 種類の靴
で一般路面と凍結路面を自由速度で歩行させた。この時のビデオ撮影した画像から動作解析ソフト
(ダートフィッシュ コネクト)を用い、下肢関節の角度変化を分析したので報告する。
3.
セミオーダーパンプスの経験から見た、
日本人女性の足のサイズ分析と選択する靴サイズとの関係について
1) 株式会社フットマインド 2) シアンシューズ株式会社
岡戸 和人1)・嶋岡ひろみ1)・小川 実希1)・栗林 薫1)・中澤 宏之2)
(はじめに) セミオーダーパンプス(以下セミオーダー)は足長 21.0 ~ 26.0 の 11 サイズ 足囲 B ~
5E の 8 タイプに特殊幅の 4 タイプの 12 種の幅展開からなり基本組み合せ 132 種の木
型から片足づつ選択し作成するシステムである。
(目的) 実際の測定結果がどのようなサイズ分布になっていて又実際セレクトした木型はどのよ
うにリンクしているかを調査すること。
(方法) 店頭に置いて約 2000 人(4000 足)の測定および靴を作成した専用測定器具を用いて
訓練を積んだ 4 名が測定に対応した。
(結果) 足型測定の結果、一定のサイズの偏りがみられまた実際選択するサイズとの関係もある
相関性が見られたので報告する。
26
4.
脚長差に対する補高調整の有用性
バン産商株式会社
片桐 透
当店に脚長差調整を依頼される顧客に対し、補高の割り出し方法として立位での脚長差測定板お
よび骨盤水平計測器による任意の算出であった。この度、歩行時の歩容が前額面および矢状面で同
時撮影可能なコビラスシステムの導入により、市販靴にコルクシートを仮止めした状態で顧客の歩
容を観察することで体幹の動揺の減少度合いを顧客とともに確認し、高さを割り出すことができた。
今回我々はその動揺の減少度合いについて報告する。
5.
診療ガイドラインに基づく外反母趾治療
高田馬場病院 整形外科
町田 英一
従来、外反母趾の治療方法は研究者により大きく異なり、それらの比較などはほとんど行われて
いなかった。2008 年 11 月、日本整形外科学会編集の「外反母趾診療ガイドライン」( 南江堂 ) が発
行された。これにより、靴による保存療法、各種の手術による効果など、多くの研究者が疑問に思
う点について現時点における、一定の答えが得られた。しかし、整形靴技術による靴、オーダー・
インソールの記載はわずかであり、今後の研究が待たれる。
6.
成形中底を有するサンダル歩行の特性の検討
新潟医療福祉大学 運動機能プロジェクト研究センター
小松 聡子・阿部 薫・江原 義弘
ヒールサンダルは荷重時の変形防止のためにシャンクで補強されているが、ソールにウレタン
樹脂を使用した場合、素材の硬度を上げシャンクを設定しても、歩行時にはねじれ変形や Heel
Contact 時の揺れが大きくなる等の欠点を有する。また通常のサンダルは Toe Clearance がないた
めに踏み返し動作が良好ではない。こうした欠点を補うため、ナイロン樹脂製の成形中底を開発し、
その効果を検証したので報告する。
27
7.
子ども用の足圧分布測定用センサーシートの開発
新潟医療福祉大学 運動機能プロジェクト研究センター
阿部 薫・小松 聡子・江原 義弘
現在最も普及している足圧分布測定装置 (F スキャン ) 用のセンサシートは大人用であり、足長サ
イズ 30cm、単位面積 (cm2) あたりの感度が 5kgf であるが、子どもを計測した場合に体重が軽いた
め不感なポイントを生じる。このため単位面積 (cm2) あたりの感度を 2kgf にし、センサシートのサ
イズも縮小して子ども専用に改良を行ない、解像度を上げるなどの効果が確認できたので報告する。
8.
日本における靴教育の必要性と導入に向けた実践
― 靴によって起こる足のトラブルを防ぐための啓発活動とその意義 ―
1)金城学院大学 2)塩之谷整形外科 3)株式会社フットマインド
片瀬 眞由美1)・岩井 久実1)・塩之谷 香2)・栗林 薫3)
日本人は靴に関する十分な文化を持たないために、誤った履き方や、不適切な靴選びをすること
に疑問すら持っていない人が多く、靴によって足にトラブルを抱えるケースが数多く報告されてい
る。そこで、我々は日本に足の健康を考えた靴文化を根付かせたいという願いのもと、すべての
世代の手始めとして、子どもに向けた靴教育の方法の検討を重ねている最中である。本研究では、
①日本に靴文化が育たなかった背景。②靴文化の基礎としての靴教育の構想。③幼稚園、保育園、
小学校、中等教育学校、大学、それぞれの現場での具体的な靴教育の実践例の紹介と、効果的な進
め方や問題点。④今後の靴教育の体系化にあたり、教育現場で使用するテキストと教材の提案。以
上の4つの検討を行った。これらの取り組みを通じ、子ども自身、保護者、教師の3者への効果的
な教育方法を整理し、今後の靴教育の具体的な進め方についての示唆が得られたので報告する。
9.
我が校における整形靴(靴型装具)教育の現状
1)専門学校日本聴能言語福祉学院 義肢装具学科 2)東名ブレース株式会社
宮本 武志1)・宇野 秋人2)・中川 三吉1)・金高 寿之1)
本校において 2003 年(平成 15 年)から導入している整形靴(靴型装具)教育の現状について紹介し、
学生総数 63 名を対象に、整形靴技術分野においての興味や自分自身の能力の向上に何を求めている
のかについてアンケート調査(図1)を行い、学生の意見を交えながら、整形靴技術分野における
今後の義肢装具士に求められるスキルや本校における授業内容の更なる充実をさせるためには、何
が必要であるのかをご紹介させていただきたいと考えております。
28
(図1)
【アンケート内容】
平成 21 年 8 月 14 日
1.臨床実習で義肢装具士が整形靴を扱う場面において、
医学的知識が必要であると感じましたか。
・非常にある ・ある ・ない
整形靴(靴型装具)についてのアンケート調査
2.整形靴(靴型装具)に興味がありますか
・非常にある ・ある ・ない
平成 22 年 2 月 12 日(金)
、13 日(土)に東京で行
われます日本整形靴技術協会(IVO)第6回学術大会にて、
3・卒業後の仕事として整形靴にかかわりたいか
我が校における整形靴(靴型装具)教育の現状の発表をし
たいと考えております。つきましては、学生の皆さんの整
形靴に対する印象をアンケート調査したいと考えておりま
4・整形靴を取り扱う上で、義肢装具士免許が必要だと
すので、ご協力をお願いいたします。
思いますか
整形靴教育のスタイルが定着してきている
10.
スキージャンプ選手に対する足底板効果について
1)株式会社オルトリハ・システム 2)北翔大学
竹内 豊計1)・山本 敬三2)
日本のスキージャンプ競技は、長野オリンピックにおいて素晴らしい成績を収めた。ロシアのソ
チで開催される冬季オリンピックにおいて女子のスキージャンプ競技が採用される見込みである。
ブーツは、ジャンプ選手にとって重要なインターフェイスであると考える。欧米ではそのブーツに
対し足底板を使用しているケースがある。そこで、選手個々に合わせ、足底板を製作した。どのよ
うな効果が認められるのかの検証を行っている。今回は、選手の主観評価中心に報告する。
11.
トップアスリートに対するスポーツインソールの試み 第三報
1)株式会社松本義肢製作所 2)株式会社フットマインド
山下 竜児1)・松本 芳樹1)・栗林 薫2)
第一報では各競技に対するスポーツインソールの特性及び有効性等の考察。
第二報では競輪に競技を絞込み、そのインソールの特性や測定機を使用しての有効性を報告。
今回、第三報では何競技かのトップアスリートにインソールを製作する機会が得られたので報告
したい。
29
MEMO
ポスターセッション
P-1
ロッカーバーの位置による足・膝関節への影響
神戸医療福祉専門学校三田校 義肢装具士科 松岡 丈二チーム
P-2
ヒールの高さの違いによる足底圧と歩行への影響
専門学校日本聴能言語福祉学院 義肢装具学科 須川 健司チーム
P-3
正しい靴履き動作の習得支援を目的とした幼児向け「靴教育絵本」の試作
― ターゲットペルソナ手法を用いた効果的な内容の検証 ―
金城学院大学生活環境学部環境デザイン学科 安藤 香チーム
P-4
幼児向け「靴絵本」を使った正しい靴履き動作の習得と定着
― 習慣化させるには何が必要か ―
金城学院大学生活環境学部環境デザイン学科 安藤 香チーム
P-5
紐靴の締め付け具合の定量的計測方法の検討
新潟医療福祉大学大学院 斎藤 淳 P-6
踵部の変形がインソールのヒールカップ形状に及ぼす影響
新潟医療福祉大学大学院 菅野 拓也 P-7
健常歩行時の膝関節における伸展筋群と屈曲筋群の活動
新潟医療福祉大学大学院 田中 悠也チーム
P-8
シューホンタイプ AFO とブーツの痙性歩行における改善効果についての一考察
西武学園医学技術専門学校東京新宿校 義肢装具学科 澤田 あやチーム
P-9
外側ウェッジが下肢機能軸に及ぼす影響と FTA の変化についての追加研究
西武学園医学技術専門学校東京新宿校 義肢装具学科 香取 和貴チーム
P-10 低周波治療器による痙性麻痺の再現性についての実験と一考察
西武学園医学技術専門学校東京新宿校 義肢装具学科 高野 岳士チーム
P-11 ロッカーソールの歩行と MP 関節についての一考察
西武学園医学技術専門学校東京新宿校 義肢装具学科 小川 幸大チーム
P-12 採型者の違いによる陽性モデルの形状比較 ― 足底面の変化に着目して ―
早稲田医療技術専門学校 義肢装具学科 大嶋 千織チーム
P-13 アーチクッキーの高さの違いが歩容に与える影響
早稲田医療技術専門学校 義肢装具学科 佐藤 茂樹チーム
P-14 靴の差高が歩行中の疲労に及ぼす影響
早稲田医療技術専門学校 義肢装具学科 須賀 啓太チーム
P-1
P-2
ロッカーバーの位置による足・膝関節への影響
ヒールの高さの違いによる足底圧と歩行への影響
神戸医療福祉専門学校三田校 義肢装具士科
松岡 丈二・蔵元 慶太・住田佳奈美・徳山 康秀
専門学校日本聴能言語福祉学院 義肢装具学科
須川 健司・篠田 晃司・舟戸あゆみ・鈴木 綾那
ロッカーバーは臨床において頻繁に使用されて
靴は現代社会において、足の保護やファッション
性など多用途な目的を持つ。それらを一概に靴といっ
いるが、その定義は曖昧で検証すべき部分は多い。
バーの設定位置、高さなどは文献により様々であ
ても、紳士靴やハイヒールなど様々な形態・デザイ
る。靴型装具を学ぶ上で教科書的な資料も少ない。
ンの物があり、小児靴や整形外科靴も含め、そのほ
とんどにヒール高が付いているのが特徴である。
そこで今回私達はロッカーバーの頂点の位置を変
一般に、高いヒールの靴を履くことは、足部疾患・
えることによる足・膝関節のモーメント、床反力、
アライメント障害など身体に悪影響を及ぼす要因に
足・膝関節角度、ケーデンスへの影響について三
なることが知られている。石塚らの報告1)ではヒー
次元動作解析装置(VICON)を用いて検証を行っ
ル高の違いに関わらず、どんな高さのヒールでも、足
た。採取したデータは現在考案中であるが、ロッ
に何らかの影響を及ぼすとしているが、ヒール高の高
カーバーの頂点を遠位から近位に近づくにつれ足
さとその影響に対する明確な基準は示されていない。
関節の底屈モーメント、膝関節の伸展モーメント
靴が身体や歩行に影響を及ぼす要因としては
が減少された。他にもケーデンス、歩幅、床反力
様々なことが考えられるが、今回我々はヒールの
など被験者を増やしてデータを検証していく予定
高さと足底圧への影響に着目し、靴のヒール高の
である。
差が、歩行効率、足底圧、関節角度にどれくらい
影響するのか各種のヒール高の靴を製作し、その
影響を計測したので報告する。
P-3
P-4
正しい靴履き動作の習得支援を目的とした
幼児向け「靴教育絵本」の試作
― ターゲットペルソナ手法を用いた効果的な内容の検証 ―
幼児向け「靴絵本」を使った正しい靴履き動作の
習得と定着
― 習慣化させるには何が必要か ―
金城学院大学生活環境学部環境デザイン学科
安藤 香・安藤 友里・石黒 紗和・石黒 文恵
荻野 尚子・木村 美里
金城学院大学生活環境学部環境デザイン学科
安藤 香・安藤 友里・石黒 紗和・石黒 文恵
荻野 尚子・木村 美里
日本の住宅様式は必ず玄関で靴を脱いで家の中
前報では、「靴教育絵本」の試作を行った。本研
に入るため、日本人は脱ぎ履きの簡便な履物を好
究では保育園の保育の一環として絵本を使用して
むと言われている。また、たとえ留め具つきの靴
もらい、読み聞かせ前後の子ども達の着靴動作の
であっても、手を使わないで良いようにゆるめに
変化から正しい靴履き動作の定着について検討を
留め具合を調節したまま脱ぎ履きするのが一般的
行った。その結果、読み聞かせ直後の習得効果が、
である。しかし、機能的な歩行や足の健康を考え
時間が経つにつれて定着する児としない児に二分
ると、この履き方には問題点が多い。本研究では、
化された。この結果を受け「靴教育絵本」と併せて、
この方法が幼児期に覚えられ、次第に定着するの
保育の中に足を使った取り組みを取り入れ強化を
ではないかと仮定し、それを防ぐ方法がないか検
図ることや、靴に興味関心を持たせる工夫をする
討を行った。その結果、園や家庭で手軽に繰り返
ことで定着率の向上が期待できること。また、家
し読み聞かせできる絵本に着目し、幼児の発達・
庭での「靴教育絵本」の読み聞かせや、毎日の保
理解に合わせた「靴教育絵本」を試作し、絵本の
護者の声掛けや見守りなど、園と家庭が子どもに
内容と効果を、ターゲットペルソナ手法を用いて
対し協働した働きかけを行うことの重要性が示唆
検証したので報告する。
された。
32
P-5
P-6
紐靴の締め付け具合の定量的計測方法の検討
踵部の変形がインソールのヒールカップ形状に
及ぼす影響
新潟医療福祉大学大学院
斎藤 淳・阿部 薫
新潟医療福祉大学大学院
菅野 拓也・阿部 薫
紐靴の履き心地を左右する要因の一つとして、
Heel contact・foot flat・toe off と 歩 行 中 に お
靴紐の締め付け具合があげられる。靴紐の締め付
ける足部形状は刻一刻と変化しており、各 phase
け加減には個人差があり、その好みや感じ方も様々
で足部の形状は異なる。歩行中に最も衝撃がかか
であろう。適切に靴を履かないと靴擦れなどのト
ると言われている heel contact 時に、踵部の圧緩
ラブルを生じ、紐靴については靴紐をしっかりと
衝系の蜂巣組織が適切に潰れながら変化すること
締めて履くことが推奨される。しかし靴紐を緩め
により、衝撃吸収に大きな役割を果たしている。
たまま履くケースが散見される。しかしながら、
このときの踵部の変形量及び変形動態を明らかに
適正な締め付け具合について定まった値がないた
し、heel contact 時における踵部の変形に適切に
め、靴紐の締め方を指導する際に困難をきたす。
対応するインソールのヒールカップ形状を検討す
このため、人が靴を履いたときに感じる、
「緩い・
ることを目的とした。本研究では非荷重時・両脚
適正・きつい」といった定性的評価に対し、圧力
荷重時・片脚荷重時における踵部の変化について
センサを用いて定量的に計測する方法を検討した
検討し、多少の知見を得たので報告する。
ので報告する。
P-7
P-8
健常歩行時の膝関節における伸展筋群と
屈曲筋群の活動
シューホンタイプ AFO とブーツの
痙性歩行における改善効果についての一考察
新潟医療福祉大学大学院
田中 悠也・江原 義弘・阿部 薫
西武学園医学技術専門学校東京新宿校 義肢装具学科
澤田 あや・田口 翔太
本研究では歩行時における膝関節の伸展筋群と
ブーツが脳卒中片麻痺などで処方される代表的
屈曲筋群の活動をモーメントにより検討した。被
な装具である Shoe-horn type AFO と類似した機
験者は健常成人男性 5 名とし、5 試行の自由歩行
能を持つとする文献もある。しかし統計を用いた
を実施した。被験者の上下肢体幹に 39 箇所のマー
報告は見られない。そこでブーツを用いることに
カー、下肢 8 筋に筋電図の電極を貼付し、三次元
より痙性歩行に対する改善効果があるのか明らか
動作解析装置と床反力計 6 台、表面筋電図を使用
にするための研究を行った。その研究結果報告。
した。測定データから膝関節の伸展筋と屈曲筋の
モーメントを計算した結果、伸展筋群は歩行時の
立脚初期と立脚後期を最大とする 2 峰性の活動で
あり、屈曲筋群では立脚初期と立脚後期を最大と
する 2 峰性の活動であった。なお、荷重を行って
いない遊脚期では伸展筋と屈曲筋ともに立脚期に
比べて低いモーメントであった。
33
P-9
P-10
外側ウェッジが下肢機能軸に及ぼす影響と
FTA の変化についての追加研究
低周波治療器による痙性麻痺の
再現性についての実験と一考察
西武学園医学技術専門学校東京新宿校 義肢装具学科
香取 和貴・寺井 貴紀・長谷川 歩
西武学園医学技術専門学校東京新宿校 義肢装具学科
高野 岳士・三好 奈緒・柳田 剛徳
変形膝関節症など、外傷や加齢による骨・軟骨
一昨年の西武学園での紀村らの実験において、
の退行性変性と増殖性病変を伴う疾患で処方され
低周波治療器を用いて痙性麻痺を再現し歩行を
る装具である足底板・インソールによる外側ウェッ
行っていたが、再現性については言及されておら
ジの下肢に対する効果や見解は異なっている。昨
ず、最終的に模擬痙性の限界性をも示唆していた。
年の西武学園での遠藤らの研究において、外側
低周波治療器による模擬痙性の再現性の実験を
ウェッジの効果が体幹の側屈に影響し、下肢機能
行った。その実験結果報告。
軸の直立化に関係するのではないかという考察か
ら、実際に外側ウェッジの効果が得られるかの追
加研究を行った。その研究結果報告
P-11
P-12
ロッカーソールの歩行と MP 関節についての一考察
採型者の違いによる陽性モデルの形状比較
― 足底面の変化に着目して ―
西武学園医学技術専門学校東京新宿校 義肢装具学科
小川 幸大・為我井 健・山内 望
早稲田医療技術専門学校 義肢装具学科
大嶋 千織・川西 沙織・新野 汐音
ロッカーソールは中足骨頭の免荷、踏み返しを
足装具において、装具の僅かなズレが症状の悪
しやすくするなどの目的で、関節炎や脚長差のあ
化を招くこともあり、最適な装具を提供するため
る症例などで多く用いられている。しかし形状に
に採型は重要である。採型肢位・手技・石膏包帯
厳密な規定はなく、製作所ごとの考えにより制作
の巻き方の強弱によって、得られるモデルの形状
されている。中足指節関節に着目し、形状による
は変化をしてしまう。また、同様な条件で採型を
中足指節関節角度変化の関係性の調査を行った。
行ったとしても、採型者の違いによる影響を受け
その調査結果報告。
ることが考えられる。そこで我々は、同一条件で
採型を行ったとしても、モデル形状の変化が起こっ
ているのか、起こっているのであればどのように
変化しているのかを明らかにするために、被験者
1 名に対して同一条件で 3 名の採型者が採型を行っ
た。採型により得られた陰性モデルから陽性モデ
ルを製作し、足底面の形状の違いに着目して、計
測を行い比較した。
34
P-13
P-14
アーチクッキーの高さの違いが歩容に与える影響
靴の差高が歩行中の疲労に及ぼす影響
早稲田医療技術専門学校 義肢装具学科
佐藤 茂樹・永田 逸人
早稲田医療技術専門学校 義肢装具学科
須賀 啓太・藤倉 雅・阿部 真典
内側縦アーチを支える足底挿板は、歩容に影響
一般に市販されている運動靴の差高は 1cm 程度
があることが知られている。しかし、内側縦アー
であるが、その高さが及ぼす影響は明らかにされ
チの高さが、どこまで上昇すれば歩容に影響がで
ていない。本研究では、筋活動による乳酸値の上
るのかという見解は諸説あるのが現状である。そ
昇を疲労と定義し、疲労しにくい差高を明確にす
こで、アーチクッキーの高さを変えることにより、
ることを目的とした。成人男性 5 名を対象に、4
歩容がどのように変化するのかを調べ、最適なアー
種類の差高(0 cm・1 cm・3 cm・5cm)で心肺
チクッキーの高さをアーチ高率別に求めることを
運動負荷試験にて AT‐point(無酸素性代謝閾値)
目的とした。アーチ高率が異なる 6 名を対象とし
に至るまでの時間の計測を行った。また、重心動
て、アーチクッキーの高さを、なし・荷重時の高さ、
揺・ストライド長・歩数の計測も行い、差高と疲
非荷重時の高さの 3 条件で歩行分析を行い、歩行
労度の関連を検討する要因に加えた。結果として、
速度・ストライド長を評価項目として考察をした。
差高 3cm・5cm は 0cm・1cm と比較して、歩数
の増加がみられ疲労しやすい傾向にあることが分
かったので報告をする。
35
第 6 回 日本整形靴技術協会学術大会組織名簿
【大 会 長】
赤城 家康
永生病院
【企画委員会】
企画委員長
栗林 薫
株式会社フットマインド
企画委員
松本 芳樹
株式会社松本義肢製作所
栗山 明彦
早稲田医療技術専門学校
芦沢 三朗
有限会社赤い靴
只野 敏雄
ラ・ムスタッシュ
遠藤 拓
バン産商株式会社
青木 淳
株式会社フロイデ
渋谷 則明
株式会社シューフォーラム
【実行委員会】
実行委員長
渋谷 則明
株式会社シューフォーラム
実行委員
只野 敏雄
ラ・ムスタッシュ
金子 良知夫
株式会社シューフォーラム
吉田 渡
早稲田医療技術専門学校
遠藤 拓
バン産商株式会社
青木 淳
株式会社フロイデ
鈴木 彰
株式会社フロンテ
鈴木 善久
株式会社ナチュレル
吉野 弘
オートフィッツ
【協 力】
早稲田医療技術専門学校
36
展示企業一覧
会 社 名
住 所
電話番号
株式会社 ARC
〒114-0011
東京都北区昭和町 3-9-4
ビスバレスビル 401 号
03-5855-1277
有限会社オーエスエムヘルプスト
〒657-0066
神戸市灘区篠原中町 6-1-15
第二大森マンション1F
078-802-8022
シアンインターナショナル株式会社
〒111-0034
東京都台東区雷門 2 丁目 20 番 2 号
03-3841-1192
株式会社シュトルヒトレーディング
〒651-0055
神戸市中央区熊内橋通 1-8-16
078-272-1268
株式会社シューフォーラム
〒370-0073
群馬県高崎市緑町 4-7-7
027-364-9241
株式会社シュリット
〒170-0013
東京都豊島区東池袋 2-15-5
03-3938-0055
株式会社ハイコム
〒101-0041
東京都千代田区神田須田町 1-4-10
Y101 ビル2F
03-6806-3351
HAGEN FUSSFUERSORGE
〒399-8602
長野県北安曇郡池田町会染 8098
0261-62-9919
バン産商株式会社
〒111-0043
東京都台東区駒形 1-7-11
03-3843-6541
株式会社根本製作所
〒179-0084
東京都練馬区氷川台 3-6-17
03-3933-5188
37
MEMO
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お問い合わせはこちらまで
株式会社ARC 〒114-0011
東京都北区昭和町3-9-4
ビスバレスビル401号
Tel.03-5855-1277
fax.03-5855-1176
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固有受容器インサートシステム
NovaPED センソシステムで複雑な固有受容器インサートにイージーアクセス
テスト用フィッティングセット 1 足分
黒のベース材は薄く普通靴にも入れやすい
上:ケアセット仕上げ後
下:フットプリントと歩行テストによるパーツ構成
1足につき2サイズ対応の左上写真のセットが10足分(23~42 の20サイズ分)とマニュアルが
アタッシュケースにセットされ持ち運びが簡単。フィッティングセットはマジックテープ仕様になっ
ているのでパーツの位置が手早く変えられ、その場でマニュアルに基づいたフィッティングセットを
構成し、靴の中に挿入して歩行テストが可能。短時間で最も効果の高い固有受容器インサートのパー
ツ位置を簡単に確認できる優れたシステム。
あとは仕上げ用ケアセットでそのコピーを製作するだけの、シンプルでユースフルなシステムです。
システムセットをご購入頂きますと、
開発者フランツ フィッシャー監修の
理論と作製に関する出張講習を整形外科靴
マイスター クレメンス ハーゲンが実施
致しますので、安心してお使い頂けます。
*講習費はシステムセット価格に含まれています。
〒399-8602 長野県北安曇郡池田町会染 8098
HAGEN FUSSFUERSORGE
OSM クレメンス ハーゲン
固有受容器インサート実践マニュアル
(フランツ
フィッシャー著
ハーゲン愛美訳)
Tel&Fax 0261-62-9919
http://www.hagenffs.net/
◎お問い合わせはハーゲンまで◎