経済数学(テキスト第1・2章) 『解答と解説』 練習問題1 1 (解答)(1)集合である (2)集合である (3)集合でない (解説)定義が明確にできるものは「集合」 . (3)の「常連メンバー」は定義が 不明確. 2 (解答)(1){1, 2, 3, 4, 5, 6} (2){−9,−8,−7,−6,−5,−4,−3,−2,−1, 0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9} (3){宇佐美, 荏開津, 鈴木, 鶴岡, 三浦} 3 (解答)(1)ひと⊂A (2)くじら⊂A (3)めだか⊂B (解説)「A⊂B」は,“A は B の集合に含まれる集合である”の意味 4 (解答)(1)A⊂B (2)B⊂A (3)B⊂A 5 (解答)(1)偶数全体 6 (解答)(1)①A∪B={2, 3, 4, 6} ②A∩B={6} ③U\A={1, 2, 4, 5} (2)①,②,③,それぞれ,色つき部分. ① ② U U 1 ③ 5 (2)奇数全体 A B 3 6 2 A B 3 6 2 1 4 U 1 5 (3)自然数(1 以上の整数) 4 5 A B 3 6 2 4 練習問題2 1 (解答)(1)命題である (2)命題でない (3)命題である (解説)内容の「真」(正しい),「偽」(誤り)を判断できる文章が命題である. (2)の文章は仮定法. 2 (解答)(1)真 (2)真 (3)偽 (解説)『経済数学』の講義の中で,あつかう数値は実数に限定することを最初 の講義時に話した.このため,(2)は,「(実数 x に関して) x ≠ 0 ならば x 2 > 0 」と読むこと. 3 (解答)(1)すべての学生が経済数学を履修するわけではない(ある学生は経 済数学を履修する) (2)2 の 3 乗は 10 未満である (3)2 の 10 乗 は 1000 以上である (解説)(1)「すべての∼」の否定に関しては,テキストで紹介した「ある∼」 以外に次のように書いても良い.(日本語として読みやすいほうを選択す べきである.) 「すべての A は B である」 →(否定) 「すべての A が B であるわけではない(B とは限らない)」 (2)「∼以上」→(否定)「∼未満」 ( x ≥ a → 否定 x < a ) (3)「∼より小さい」→(否定)「∼以上」 ( x < a → 否定 x ≥ a ) 4 (解答) (1)逆: 「 x 2 > 0 ならば x 2 ≠ 0 」 (真) 裏: 「 x = 0 ならば x 2 ≤ 0 」 (真) 対偶:「 x 2 ≤ 0 ならば x = 0 」(真) (2)逆: 「島国は日本である」 (偽) 裏: 「日本でないならば島国ではない」 (偽) 対偶:「島国でないならば日本ではない」(真) (3)逆:「60 分は 1 時間である」(真) 裏:「1 時間でないならば 60 分で はない」(真) 対偶:「60 分でないならば 1 時間ではない」(真) (解説)(1)『経済数学』であつかう数値の範囲は実数のみ. x は実数なので, 「 x 2 ≤ 0 」となるのは「 x 2 = 0 」のときだけである.このため,対偶は真. (3)もとの命題を含め,逆,裏,対偶,すべて真である.これは「60 分」 と「1 時間」が互いに必要十分条件になっていることを意味する.(→集 合の章の「同値」を思い出すとよい) 5 (解答)(1)十分条件 (2)必要十分条件 6 (解答)「競争均衡は,パレート最適である」 (3)必要条件
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