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National
IMMIGRATION
March 2008
州、連邦政府は引き続き移民問題を重視
インディアナ州下院議会での法案通過、及び、連邦政府による違反雇用者に対する罰金の増額により、移民
法改正は、引き続き州、連邦政府の重要課題となっている。
州レベルでは、インディアナ州下院議会が、不法移民労働者と知りながらの雇用に対する罰金値上げ法案を
承認し、州上院議会法案との相違点解決のため、協議会に提出した。両院の法案とも、知っていながら不法
移民就労者を雇用している雇用者には罰金を課し、違法雇用を繰り返す雇用者に対しては、最終的にはビジ
ネスライセンスの剥奪にまで至る厳重な罰則を盛り込んでいる。他州でも、これに近似の法案が州議会で可
決、或いは審議中となっている。
これとは別に、連邦政府は先ごろ、移民法を遵守しない雇用者に対し、2008 年 3 月 27 日からの罰金増額を発
表した。司法省と国家安全保障省は、「移民帰化法(Immigration and Nationality Act)に違反」する雇用者に
対する民事罰金を平均 25%上げている。
企業に対する罰則が課せられるのは、「不法移民就労者と知りながらの雇用」に対するもので、就労資格の
確認義務に関する違反や、国籍、出身国による就職希望者、従業員に対する違法差別、及び、移民法に関連
した不正行為等は今回の罰金増額の対象とならない。
米国国土安全保障省は、「No Match レター(ソーシャルセキュリティー番号と従業員本人との不適合)」問
題に関する修正規定、及び、連邦政府コントラクターに対する E-Verify システム利用の義務化に関する規定
を近日中に公示すると発表した。
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