Section 5 安全対策・防火・防災 1. 安全対策、防火・防災のお願い ............... 44 2. 安全対策の心得 .......................................... 45 5. 防火・防災【禁止行為の解除】................. 48 5 安全対策、防火・防災 3. 安全対策自主点検 ...................................... 46 4. 防火・防災 .................................................. 47 Section 1 5 安全対策、 防 火・防 災 の お 願 い 安全対策、防火・防災 昨今、出展社による、搬入出時や会期中の車両・人身事故、展示物の倒壊、火災、水漏れ、 ガス漏れ 等の事故が発生しています。その為、本展示会にご出展いただくにあたり、安全管理を徹底し、 搬入から会期中・撤去完了まで、事故や過失の無いようお願いします。 特に 『安全確保』 『防火・防災』 には細心の注意を払い、下記及び次ページ以降の内容に留意してく ださい。 提出書類No.2「装飾施工・設備工事関係者登録」《提出期限4/12》は全出展社 の提出が必要です。 事故防止及び事故発生時の円滑な対処に向けて、貴社出展小間工事に関する全て の施工・設備工事会社の登録にご協力ください。 Section 2 5 安全対策の 心 得 安全対策、防火・防災 1 安全対策遵守事項 ①会場責任者の常駐、ヘルメット・安全帯等の着用 会場責任者を定め安全管理に万全の策を講じてください。クレーン車、高所での作業等及び 危険が伴うと想定される作業を行う場合は、必ずヘルメット・安全帯等を着用し安全管理に 努めてください。 ②有資格者による施工 足場の組立、 クレーンの玉掛け、 高所作業 (高所作業車の操作) 、 電気、 ガス、 水道、 エアなどの 工事は、必ず有資格者が実施してください。 ③その他 FOOMA JAPANの現場においては運営事務局担当者や警備員等の指示を遵守してくだ 1 作業人員の確保 運搬作業及び設営・撤去時、 また展示物の稼働時には、 作業を管理する人員を含め適正な作業人員 の配置をしてください。 さい。 出展社の会場責任者は、会期中及び搬入出・施工準備において、車両事故、人身事故、 出火、倒壊などの事故が発生しないよう、指導の徹底をお願いします。 2 運搬作業車(ハンドリフト等)の重量制限遵守 運搬作業車等の重量制限は、必ず定められた重量以下で作業を行ってください。 3 搬入出経路の段差やスロープへの注意 施設の構造上、搬入出経路に段差やスロープがあります。 台車などでの搬入出時には通常時より多い人数で行うなど、安全な搬入出を行うために十分な 注意を払ってください。 4 火気の取り扱い注意 周囲に可燃物の無い事を確認し火気を使用してください。可燃物がある場合には、 可燃物を移動し 安全距離を確保した後に、 火気を使用してください。 5 電気工具及び電気製品の取り扱い、電気使用容量の遵守 電線を延長して使用する場合には、 ドラムコードや延長コードのタコ足配線禁止と許容電気容量 以下での使用及びコードを巻き取った状態での使用禁止を徹底してください。 6 火気及び電気製品使用時の監視人員配置 火気及び電気製品を稼働させる場合には、不測の事態に備え、必ず火気及び電気製品の傍に 監視する人員を配置してください。電気工具やパソコン・携帯電話等を充電する際も同様に 監視する人員を配置してください。 7 管理責任者の常駐 搬入・施工時及び会期の運営中、そして搬出時の撤去完了まで、出展小間及びその周辺において 作業を行う場合には、提出書類 No.1『会場責任者登録』 《提出期限4/12》 で登録した「会場責 任者」が必ず常駐してください。 8 喫煙について 5 2 事故防止及び責任について 安全対策、防火・防災 安全対策、防火・防災 5 ①出展社は、出展製品や展示装飾物の搬入出、展示、実演などにあたっては事故の防止に つとめてください。 ②運営事務局は、出展社の前記に関する行為について必要と認めた際には、事故発生防止の ための処置を命じ、その作業の制限、 もしくは中止を求めることがあります。 ③出展社は、自己またはその代理人の不注意その他によって生じた会場設備または展示会 会場の建造物、 もしくは人身等に対する一切の損害について責任を負うものとします。 ④運営事務局では、出展社が個別に盗難保険などの損害保険、賠償責任保険、財物毀損保険 などの保険をかけることをお勧めします。 ◎盗難予防 出展社は、閉場後の盗難を未然に防ぐため、下記の予防措置を取ってください。 ①盗難の恐れのあるものは、持ち帰るか、鍵のかかる倉庫に保管する。 ②展示台には白布をかけ、製品等が見えないようにする。 ③小間をチェーンやロープで囲い、侵入を防ぐ。 ④出展小間外に出展製品及び展示装飾物等を置かない。 3 免責事項 ①出展社は、出展製品及び展示装飾物の搬入出、展示、実演、撤去等に際し、最善の注意を払 い、事故防止に努め、万一事故が発生した場合の責任は、出展社において負うものとします。 ②運営事務局は、出展社に対し、作業の中止・制限その他事故防止のための必要な措置を、 出展社の負担で取ることを命ずることがあります。 ③運営事務局は、 自らの責めに帰すべき場合を除き、発生した事故につき一切の責任を負わな いこととします。 喫煙につきましては、 出展小間内、 ホール内、 共用部分も含め、 搬入から搬出まで、 全て禁煙です。 施設が定める所定の喫煙コーナーで喫煙してください。 44 45 Section 3 5 安 全 対 策 自 主 点 検 安全対策、防火・防災 搬入から会期の運営、撤去時において、安全な作業と運営を行うために、出展社による自主的な 安全確認を行ってください。 下記チェック項目を参照に安全確認を行ってください。 1 安全対策点検チェック項目 □ 各作業員に会場使用ルール及び安全に関する注意伝達はしているか? Section 4 5 防 火・防 災 安全対策、防火・防災 1 火気使用・危険物に関する禁止行為 展示会場では、燃えやすい木・紙・油をはじめ、高圧ガス・液化ガスなどが使用されており、非常に 危険です。普段なら何でもない行為が思いがけない大惨事を招く可能性があるとともに、管轄 消防署からの許可条件も年々厳しくなっています。この項は特に大切ですので、熟読のうえ、防 火・防災を心がけてください。 (1)展示会場での禁止行為 安全装備 ①喫煙 □ ヘルメット着用はしているか? ②裸火(※1)の使用 □ 高所作業時の安全帯の着用はしているか? ③危険物(※2)の持ち込み 安全施工 □ 脚立・ローリングタワー・高所作業車を適正に使用しているか? □ 資材・工具に、落下防止策はとれているか? □ 通行人の安全確保が出来ているか? □ 作業車(フォークリフト等) は許容荷重を守っているか? (2)展示会場での禁止行為の補足事項 ※1.裸火の種類 a 裸火となるもの ・ 発熱部が外部に露出したもの(炎、電気コンロ、電気ストーブ、電熱器等) b 裸火とならないもの ・ 発熱部が外部に露出していないもの (トースター、 ホットプレート、 オーブン、電磁調理器等) 安全確保 □ 安全確認のため適正な巡回をしているか? c 下記の器具類も運営事務局へ提出の事前申請 (P.48参照) とは別に、 管轄消防申請 □ 避難通路は、確保されているか? (事前申請を提出した出展社には、個別に連絡します。) 用紙による正式申請が必要になります。 □ 防炎性能を持つ部材の使用及び表示に問題はないか? ・ 据付面積が1㎡以上の炉 □ 散水障害・煙感知器障害となる天井構造・天幕はないか? ・ 厨房設備(最大消費熱量の合計が120kw未満は除く) □ 防火シャッター下及び防火戸の周辺に障害物を置いていないか? ・ 温風暖房機(風道を使用しないもので、最大消費熱量の合計が70kw未満は除く) □ 消火器設置位置の確認をしているか? ・ ボイラー(最大消費熱量の合計が70kw未満は除く) □ 指定場所以外で喫煙をしてないか? ・ 乾燥設備(最大消費熱量の合計が17kw未満、または据付面積が1㎡未満を除く) □ 禁止行為は、申請内容と相違がないか? ・ 給湯湯沸設備(最大消費熱量の合計が70kw未満は除く) □ 禁止行為に該当するものが申請以外にないか? □ 通路導線の上に配線・配管は適正に養生されているか? ※2.危険物とは a 危険物の種類(引火性液体) □ つまずきの原因になるものはないか? ※切削油については水溶性を使用してください。 □ ドラムコードは、安全な状態で使用されているか? 電気工事 □ 電気工事士法に基づく免状を携帯しているか? □ 電気工事規約に遵守し、安全に作業をしているか? 給排水工事 5 安全対策、防火・防災 安全対策、防火・防災 5 第1石油類(引火点21℃未満のもの) ガソリン・ベンジン・シンナー 第2石油類(引火点21〜70℃未満のもの) 灯油・軽油・洗浄油・テレピン油 第3石油類(引火点70〜200℃未満のもの) 重油・マシン油・潤滑油等 第4石油類(引火点200℃以上のもの) ギヤー油・シリンダー油・タービン油・作動油等 アルコール類 アルコール含有量60%以上 動植物油類 ヤシ油・ナタネ油・ヒマシ油等 □ 水漏れ・ピット内に水は漏れていないか? ガス工事 □ ガス警報機は設置されているか?(電源が入っているか?) □ 消火器は所定の位置に設置されているか? 整理整頓 □ 火災の原因となる紙くず等、燃えやすいものが散乱してないか? b 危険物品 ・ 可燃性固体類・可燃性液体類(ラッカーパテ、パラフィン、プラスチック原料等消防法 及び火災予防条例で定めるもの) ・ 可燃性ガス(プロパン、アセチレン、水素など一般高圧ガス、保安規制で定める可燃性ガス) ・ マッチ ・ 火薬類 □ けがの原因となる釘等、鋭利なものがないか? □ 安全な作業空間が確保されているか? □ 資材・工具は、整理整頓されているか? 46 47 1000 1000 【正面図】 【側面図】 1000 Section 5 5 防火・防災 【禁止行為の解除】 安全対策、防火・防災 Section 禁止行為の解除は、以下の条件を満たす事により解除が可能となります。 1 火気使用・危険物持ち込み時の事前申請 火気・危険物品等を使用する出展社は、提出期限の4月12日(金)までに 提出書類 No.4 「火気・危険物等に関する申請」(全出展社提出)と、カタログ3部・小間平面図(注1)及び実 演内容を添えて運営事務局に必ず提出してください。 5 5 安全対策、防火・防災 300℃以上 800℃未満 500 500 1000 500 実演機器 1000 500 実演 機器 500 1000 500 STOCK YARD 【平面図】 STOCK YARD 1000 離隔スペース 1000 1000 実演機器 1500 2000 防火・防災 【正面図】 【禁止行為の解除】 【側面図】 (注1)小間平面図には、別途下記内容を必ず明記してください。 ①実演機器・危険物品の詳細及び位置・固定方法 ②消火器の設置位置 ③対象機器と可燃物との離隔距離 ④ガス漏れ警報器の設置位置(プロパンガス使用の場合) 1000 1000 2000 1500 1500 1000 1000 1000 2000 実演機器 実演 機器 1000 STOCK YARD 【平面図】 800℃以上 ※追加申請はできませんので、指定期日までに必ず関係書類を提出してください。 ※使用該当がない出展社は、 「該当なし」 と記入して申請書を提出してください。 離隔スペース STOCK YARD 2000 2 消火器の設置義務 2000 実演機器 2000 2500 3000 東京都火災予防条例により、火気・危険物品のある小間には、消火器(能力2単位10号型以上)の 設置が義務づけられています。 【側面図】 2500 3 消防査察時の立会い 会期前日と会期初日の2回にわたり、 管轄消防署による査察が行われます。装飾資材の防炎加工や、 2000 る立ち合いのもと、申請内容の説明をしていただく必要がありますので、協力してください。 4 火気使用・危険物に関する禁止行為の解除条件 2500 2000 3000 実演機器 火気器具類の点検、消火器の設置の確認のため、出展小間内に立ち入ります。出展社担当者によ 2000 実演 機器 3000 2000 5 安全対策、防火・防災 安全対策、防火・防災 5 【正面図】 2000 2000 STOCK YARD ※使用する設備及び条件により離隔距離が緩和される場合があります。 (火災予防条例3条) イ. ガスコンロ・電気フライヤー設置の場合の離隔距離の確保 ●出展製品実演のために止むを得ない必要最小限度のものに限り、運営事務局へ事前申請し、 管轄消防署の承認を受けた後、会場内への持ち込み及び実演が可能となります。 ●以下の条件を満たし、申請を行う事で禁止行為を解除する事は可能です。 ●火気使用器具の機器上方100㎝以内、側方15㎝以内に可燃物を置かない(図A参照)。 ●側方15㎝が取れない場合、 〈例〉厚さ15㎜以上の石綿スレート板2枚貼りで区画する (図B参照)。 但し、申請を行っても不適切な処置があった場合は、承認されないことがあります。 その場合、間仕切り壁等と密着させないようにしてください。 ●解除事前申請を行わず、 禁止行為を行っていた場合は、 ただちに使用を中止していただきます。 ※他の仕上げとする場合「特定不燃材料で有効に仕上げをした建築物等の部分」とする必要が あります。 (1)裸火使用の場合 図A ①離隔距離の確保 図B ア. 実演する火気使用設備に該当する機器の離隔距離の確保 ピザ釜、 グリル、 めんゆで器、 自動焼成機、据置型オーブン等、火気使用設備に該当する 後方 15cm 展示機器を実演する場合、東京都火災予防条例第3条第1項に基づいて、可燃性の物 機器上部から 100cm以上 100cm 品との安全な離隔距離を保つ必要があります。 側方 15cm 側方 15cm 特定 不燃材料 (例)炉の場合 【平面図】 300℃未満 離隔スペース STOCK YARD 500 500 500 実演機器 1000 1000 【正面図】 1000 500 48 500 1000 500 実演機器 300℃以上 800℃未満 ウ. その他の裸火を設置する場合の離隔距離の確保 【側面図】 1000 1000 500 実演 機器 500 500 ●周囲上方100cm以内に可燃物を置かない。 ●これが取れない場合、特定不燃材料で区画する。 STOCK YARD 【平面図】 STOCK YARD 1000 1000 実演機器 1000 離隔スペース 49 Section 5 5 防火・防災 【禁止行為の解除】 安全対策、防火・防災 Section ②同一形式の火気器具は、 1点のみとします。 ③気体燃料の消費量は、1機種につき58kw(49,000kcal)/h以下とし、必ずガス漏れ 警報機を設置してください。 1社で使用するガス機種容量がやむを得ず120kw(100,000kcal)/h ※据付面積が1㎡以上の炉または、 以上になる場合は、別途申請が必要になります。 この場合様々な制約を受ける場合がありますので早めに運営事務局に相談してください。 ④固体燃料の消費量は、 1日につき木炭15㎏、 れん炭10kg、その他5㎏以下とします。 ⑤液体燃料(灯油など)の使用は、禁止します。 5 防火・防災 【禁止行為の解除】 安全対策、防火・防災 (2)危険物品持ち込みの場合 ①危険物品は、非常口などの避難施設から水平距離6m(危険物持ち込み量が多いときは 10m)以上離してください。 ②危険物品は、火気使用場所から水平距離で5m以上離してください(不燃材料で防火上有 効に遮断するなどの安全措置を講じた場合を除く)。 ③危険物品の持ち込みは、実演に必要な最小限の量で1日の使用分のみとします。 ④燃料等の補給は、開場時間内には行わないでください。 ⑤危険物品は、浸潤・揮発などで引火・着火の危険がないよう厳重に保管してください。 ⑥ローソク、 キャンドルランプの使用は、禁止します。 ⑦裸火使用箇所は、危険物品・その他易燃性の可燃物及び非常口などの避難施設から水平 ⑥危険物・指定可燃物の煮沸行為における油量は、80%以下とします。 距離で5m以上離してください。 ⑦展示のみに持ち込む危険物容器は、空き缶とします。 ⑧フライヤーなど煮沸器具を使用する出展社は、 来場者にやけどなどの危害を及ぼさないよう ⑧展示・陳列用の車両の燃料は、抜いておいてください。 保護措置を講じてください。 ⑨接触、混合発火する恐れがある危険物は、同一の場所で取り扱わないでください。 ⑨試食などのためにフライヤーを使用する場合、出展社の出展製品(機械)以外は電気式と ⑩空き缶、残油は必ず持ち帰り、出展小間内には置かないでください。 してください。 ⑪可燃性蒸気の発生が著しい機器を使用する場合は、当該蒸気を屋外の安全な場所に排出 ⑩火花が発生する器具の場合は、床に敷物などを使用しないでください。 する設備を設けてください。 ⑪使用場所までのガス配管は、金属パイプを使用してください。 ⑫危険物品を小間内に持ち込んだ場合には、必ず粉末消火器(能力2単位10号型以上) を ⑫消火器(能力2単位10号型以上) を必ず備え、 かつ表示をしてください。 備え、 かつ表示してください(裸火用との兼用可)。 ⑬金属などを加温するためにバーナ、 トーチランプを使用する場合は、開場時間外(午前10 ⑬不燃性ガス (窒素ガス、 フロンガス、 ヘリウムガス、 酸素ガスなど) を使用するために高圧ガス 時以前または午後5時以降) とし、いかなる理由でも開場時間中の使用、展示ホール内持ち ボンベを会場内に持ち込む場合は、下記の点に注意してください。 込み、及び保管は禁止とします。 ・点検を常時行い、 ガスの漏洩を防止すること 5 安全対策、防火・防災 安全対策、防火・防災 5 5 ・ボンベの転倒防止措置を必ず施すこと ・実演用以外の使用はしないこと ※実演機器の固定について 消防署の指導に基づき、2013年度より実演する火気使用設備(釜、 グリル、 自動焼成機、据置 型オーブン、据置型コンロ、 めんゆで器等) は、地震動、その他の振動または衝撃により、容易に ⑭機械本体と別になっている油槽は、 法規制の対象となるので、 管轄消防署の水張・水圧検査 を受けた油槽を使用してください。 転倒しないよう、 アンカーボルト等で必ず固定措置を講じてください。 (例)Lアングルによる固定方法 Lアングルを機器に固定し、床面には アンカーボルトを打ち込みます。 ※形状は問いません。 火災予防条例3条に 定める火気使用設備 対象機器 アンカーボルト 50 51
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