平成 28年5月 岐阜市立岐阜西中学校 食育だより ~スポーツのための効果的な食事~ 一般的な食事とスポーツをする人の食事の大きな違いは、競技による消費エネルギーに見合 ったエネルギーを摂るか摂らないかです。運動による消費エネルギーは、軽く体を動かすだけ の簡単なものから 1 度の試合で体重が減ってしまうほどのハードなものまでと、ずいぶん違っ てきます。しっかりと食事を摂って競技をしているのに、体重が落ちるようでは自分の運動量 と同じエネルギーが摂れてないことが考えられるので、食事の量を増やします。そういった調 整をすることが、ベストな状態で競技に取り組める一つの方法になります。 そうはいっても、成長期にある中学生には、まず、一般的な食事(主食+主菜+副菜+汁物) をきちんと摂ることが重要です。 ◎ 一般的な食事(健康で過ごすために) 摂取エネルギー = 消費エネルギー 栄養のバランスは、主食+主菜+副菜+汁物をそろえると整 えることができます。量は、自分が「よく眠れる」 「毎日排便が ある」など体調のよい状態を保つことを目安にします。 成長期にある中学生は、学校給食を参考にするとよいでしょ う。 ◎ スポーツをする人の食事 健康で過ごすための食事 + 運動による消費エネルギー スポーツをする人は、毎日同じ時間に体重を計り、自分の体の様 子を知ることが大切です。習慣にするとよいですね。 競技によって、筋肉のもとになるタンパク質を多めに摂ったり、エ ネルギーのもとになる炭水化物を摂ったりします。 どの競技にも共通することは、ビタミンやミネラル(鉄、カルシウ ム)を欠かさないことが重要です。不足するとやる気がでなかったり、 けがが増えたりします。乳製品や果物は普段から十分に食べるように 心がけましょう。
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