④ - 大学設置室

別記様式第2号(その3の1)
(用紙
授
(理工学部
科目
区分
業
科
目
の
概
日本工業規格A4縦型)
要
システムデザイン工学科)
授業科目の名称
講義等の内容
機械工学コース:在学期間を最大限に有意義な日々とするために,初年次
生が,自ら選んで入学した目的の深化をはかって大学生としてあるべき姿を
悟り,大学における学習や生活に必要な知識,基礎学力,および正しい日本
語の活用方法を身に付ける.そのために,具体的には以下の内容を実施す
る.
(90 渋谷 嗣,91 田子 真,93 長縄 明大,94 中村 雅英,97 村岡 幹
夫,99 巖見 武裕,101 奥山 栄樹,103 佐々木 芳宏,107 長谷川 裕
晃,110 宮野 泰征,111 山口 誠,112 山本 良之,113 小松 喜美,114
杉山 渉,117 趙 旭)
1)カリキュラム,履修手続きの説明
2)KJ法を用いて大学生活を考える
3)レポート作成の日本語表現
4)JABEE(技術者教育認定機構)の仕組み
5)事業所見学などの学外オリエンテーション
6)職業観育成に関する講演など
7)機械工学の基礎に関する講義(7テーマ予定)
これらの実施内容については,コース長を責任者として機械工学コースの全
教員が分担するとともに,学外からも講師を招き「職業観育成に関する講演」
を担当してもらう.
教
養
教
育
科
目
初
年
次
ゼ
ミ
初年次ゼミ
創造生産工学コース:在学期間を最大限に有意義な日々とするために,初
年次生が,自ら選んで入学した目的の深化をはかって大学生としてあるべき
姿を悟り,大学における学習や生活に必要な知識,基礎学力,および正しい
日本語の活用方法を身に付ける.
(89 神谷 修,92 土岐 仁,96 三島 望/1回)
新入生へのガイダンスとし,学科の歴史,特色,学習の目標を示す。次に,基
礎教養教育科目と専門科目の概要と関連を示し,科目の履修登録法,単位
の上限や進級および卒業条件,学習方法について理解を深める。それによ
り,学生が卒業までのカリキュラムの構造を理解し,初年次に履修すべき科目
を自分の時間割に適切に組み込む事が出来るように指導する.
(89 神谷 修,92 土岐 仁,96三島 望,98 足立 高弘,104 菅原 佳城,
105 髙橋 護,115 廣瀬 圭/1回)
4名程度のグループに分かれ,ワークショップ「大学生活を考える」を行い,
グループ学習を通じてクラスへの順応とこれから始まる大学生活への目的
意識を明確にする。グループ毎の発表を通じて,プレゼンテーションの技法
と集中力を養う。
(89 神谷 修,92 土岐 仁,96三島 望,98 足立 高弘,104 菅原 佳城,
105 髙橋 護,115 廣瀬 圭/各教員2回ずつ全14回)
それぞれの専門分野で話題になっている講義を各教員が2回ずつ実施し
て,学生は毎回レポートを提出する.それにより,専門分野を学ぶための基
礎的な考え方を明確にするとともに,正しい日本語による理科系文書の書き
方を学ぶ。
以上のようにして,全体で16回実施して,学生が大学生活の中で出会う
様々な活動のための十分な基礎学力と正しい日本語表現を身に付け,大学
において効果的に学習できる条件を整える.
土木環境工学コース:オリエンテーションやグループ学習を通して,土木環
境工学を学ぶことの意義や学科の教育理念,教育方針を理解することによ
り,4年間の学習目標を自ら設定し,学習する方法を学ぶ.また,土木環境工
学が社会に果たす役割や土木環境工学の全体構成を学ぶ.
主
題
別
科
目
現
代
教養ゼミナール1(現代社会)
社
会
少人数・学生主体型の授業で,文章表現,情報収集,プレゼンテーション,グ
ループ討論,論文執筆等を行い,今後の学生生活に必要な基礎的なスキル
を身につけることを重視した授業。受講者数を20名以下に限定し,少数の
学生が集まって,積極的に検討,討議を行う,学生参加型の授業。現代社会
の諸問題について多様な視点から考える視点を身につけることを目的とす
る。
(システムデザイン工学科-1 )
備
考
オムニバス方式
(機械工学コー
スと創造生産工
学コースのみオ
ムニバス)
別記様式第2号(その3の1)
(用紙
授
(理工学部
科目
区分
業
授業科目の名称
くらしと法
日本国憲法
主
題
別
科
目
目
の
概
要
システムデザイン工学科)
教養ゼミナール2(現代社会)
教
養
教
育
科
目
科
日本工業規格A4縦型)
現
代
社
会 現代社会と法
現代社会と経済
マクロ経済学入門
日本と諸外国の政治Ⅰ
講義等の内容
備
少人数・学生主体型の授業で,文章表現,情報収集,プレゼンテーション,グ
ループ討論,論文執筆等を行い,社会に出てからも必要なスキルを身につけ
ることを重視した授業。受講者数を20名以下に限定し,少数の学生が集
まって,積極的に検討,討議を行う,学生参加型の授業。現代社会の諸問題
について多様な視点から考える視点を身につけることを目的とする。
法学一般に共通する基本的な知識・思考力を身につけることを目的とす
る。授業の到達目標は,1)法学諸科目を専門的に学ぶ際に要求される,法
学一般に共通の基礎的・基本的な考え方と知識を身につける。2)現代に
おける様々な社会問題に対して,法学的観点から考察することができるよう
になる。である。法学諸科目を学ぶ際の共通の土台となる科目である。判例
の分析や,比較法的観点からの考察などを通じて,法学に関する諸問題に
多角的にアプローチし,法学に関する基礎的な知識・思考力を涵養する。
統治機構を中心とした日本国憲法の基礎的理解を目的とする。到達目標
は,1)憲法上の基本的な諸概念を説明できる。2)日本国憲法の基本構造
を説明できる。3)各種の憲法問題の基礎を的確に把握できる。である。本
学の教育目標である「主体性と節度のある社会人となるための充実した教
養教育」のための授業科目の一つ。本授業科目は統治機構に主眼がおか
れており,「人権の現代的諸相」の履修と合わせて,憲法の一層の理解が可
能となる。憲法の理念と現実という問題を意識しながら,比較憲法的視点を
加味して,統治機構を中心に日本国憲法の入門的解説を行う。
現代法及びリーガル・マインドの基礎的理解を目的とする。到達目標は,1) 隔年
現代法の基底にある法原理を説明できる。2)基礎的法概念を説明できる。
3)新聞等により報道される法的事象につき,問題の所在を的確に把握でき
る。である。本学の教育目標である「主体性と節度のある社会人となるため
の充実した教養教育」のための授業科目の一つ。法的素養を修得するため
の授業科目であると同時に,法を専門的に学ぶうえでの出発点としての科目
でもある。具体的事例,裁判例を織り交ぜながら社会(行為)規範としての法
を見る目を養ったうえで,現代法を支配している諸原理を明らかにする。
戦後の日本を支えた仕組みが変わり,いわば自己責任の時代がやってきた
といえる。自己責任の時代は,知識を知っているかいないかで結果が大きく
変わりうる。今後日本人として考えておくべき問題と,社会や経済の変化に
ついて学び,金融・保険・不動産等,就職までに身につけておいた方が良い
ことや,有能な社会人になるために必要なことを理解する。経済と金融,人生
設計とライフプランニング,債権,株式,投資信託,年金制度など,多岐にわた
る基礎知識を学ぶ。
この授業では,1.近代経済学の中の分析手法であるマクロ経済学の考え方
を体系的に説明する。2.経済分析をする際に必要となるマクロ経済学に関
する能力を身につけることを目標とする。はじめにマクロ経済学とはどのよう
なことを学ぶかを,対象となる政府の役割を理解し,次に,経済循環と国民経
済計算を説明し,長期・短期分析,物価変動と失業,経済成長に触れたのち
に,国際マクロ経済学,マクロ経済政策の有効性についても扱う。
現代日本政治の特徴を考察することによって,社会科学の基本を習得す
る。五五年体制下で自民党一党優位体制が長期に続いた戦後日本にお
いて,1993年,2009年に政権交代が生じたことの意味を検討する。長期の自
民党一党優位体制が可能であった政治,経済,社会の諸条件とその変容を
検討することを通して,現代社会において政党が果たす役割,議会制民主主
義の意味合い等についても考察する。
(システムデザイン工学科-2 )
考
別記様式第2号(その3の1)
(用紙
授
(理工学部
科目
区分
業
目
の
概
要
システムデザイン工学科)
授業科目の名称
日本と諸外国の政治Ⅱ
国際政治経済
大学生活と学習
現
代
社
会
教
養
教
育
科
目
科
日本工業規格A4縦型)
社会と家族
主
題
別
科
目
倫理リテラシー
男女共同参画社会論
教養ゼミナール1(人間と文化)
人
間
と
文
化
教養ゼミナール2(人間と文化)
講義等の内容
備
考
冷戦期の日本とソ連,冷戦後の日本とロシアの政治,社会を比較検討するこ
とを通して,社会科学の基本を習得する。冷戦期においては,資本主義体制
と社会主義体制がそれぞれどのような体制の再編成によって自らの体制の
存続,強化を図ってきたのかを検討する。冷戦後の時期に関しては,ソ連社
会主義体制の解体の要因と共に,新生ロシアの資本主義化がどのような問
題点・矛盾に直面したのかを明らかにする。同時に日本に関しては,福祉国
家体制志向がどのような変容を迫られたのかに関しても検討する。
そのとき世界でおきていることの中から具体的な事例を選び,そこからの
様々な事象のつながりを解説することにより,国際社会のしくみを総合的にと
らえる視座を獲得することを目的とする。主に国家を単位とする政治経済の
分野はもちろんのこと,地域単位で発生する民族紛争や人権問題,さらには
地球規模の広がりを持つ水・食料問題や環境問題についての基礎的な知
識を学びながら,国家/地域/世界といった各レベルでの実践的な問題解
決に向けた素養を身につける。
大学における教育・学習の特徴や最新の動向について教育学や学習論の
観点から講義し,大学で学ぶことの意義について考察する。まず我が国に
おける大学進学率の動向を確認した上で,高等教育の拡大がもたらす諸側
面への影響について検討する。特に教育・学習の面から見たとき,大学に求
められる機能・役割がどのように変化し,高校との接続についてどのような課
題が生じているかを考え,また学生自身が大学で学ぶことの意味について
省察する。
社会科学的な視角,考察力を養うための基礎的な科目として位置づけられ,
社会学,特に家族社会学的内容を中心に講義する。家族に関わる諸問題
について,家族とは何かを多角的に考察しつつ講義することで,現代社会へ
の関心を高めることを基本的な目的とする。
(概要)現代社会の様々な領域において解決を迫られている倫理的問題を オムニバス方式
摘出し,その由来,内容,解決策を考えるために押さえるべき論点などを論じ
ることで,現代社会が内包する倫理的問題の地図を提示する。
(オムニバス方式/全15回)
(162 銭谷秋生/9回)「善く生きる」とはどのようなことか,「正義にかなった
社会」とはどのような社会か,といった倫理学の基本的な問題を学ぶ。医療
技術の進歩がもたらした,生命倫理上の新しい問題(ヒト胚の研究利用は許
されるかといった問題)を学ぶ。
(167 坪井ひろみ/3回)グローバリズムが引き起こす倫理的問題として,資
源,技術,企業形態と貧困との関わりを学ぶ。
(121 石井範子/3回)医療・看護の場で,どのような倫理的ジレンマが生じ
るのかを学ぶ。
男女共同参画を推進する意義を学修し,社会人としてのキャリア形成やワー
クライフバランスの意識を涵養することを目的とする。授業の到達目標は,1)
男女共同参画推進が社会理念となったことの意味を理解できる。2)自らが
選択するワークライフバランスの下で仕事に邁進することの意味を理解でき
る。である。わが国の男女共同参画の実情と課題に関して,各界の講師を招
聘して講義を行う。
少人数・学生主体型の授業で,文章表現,情報収集,プレゼンテーション,グ
ループ討論,論文執筆等を行い,今後の学生生活に必要な基礎的なスキル
を身につけることを重視した授業。受講者数を20名以下に限定し,少数の
学生が集まって,積極的に検討,討議を行う,学生参加型の授業。人間と文
化の関わりを理解し,それに関する諸問題について討議を通じて考える。
少人数・学生主体型の授業で,文章表現,情報収集,プレゼンテーション,グ
ループ討論,論文執筆等を行い,社会に出てからも必要なスキルを身につけ
ることを重視した授業。受講者数を20名以下に限定し,少数の学生が集
まって,積極的に検討,討議を行う,学生参加型の授業。人間と文化の関わり
を理解し,それに関する諸問題について討議を通じて考える。
(システムデザイン工学科-3 )
別記様式第2号(その3の1)
(用紙
授
(理工学部
授業科目の名称
心理学Ⅰ
心理学Ⅱ
人間関係論Ⅰ
主
題
別
科
目
科
目
の
概
要
システムデザイン工学科)
科目
区分
教
養
教
育
科
目
業
日本工業規格A4縦型)
人
人間関係論Ⅱ
間
と
文
化
文学論
日本の近代文学
日本語表現の諸相
講義等の内容
最初に,知・情・意に関わる心のはたらきの中から,「知」の部分について視
知覚,記憶,思考など認知心理学の知見を取り上げる。続いて,「情」と「意」の
はたらきについて,動物の学習行動,作業記憶と自己意識,感情心理学など
について,比較心理学,認知神経科学,発達心理学などの知見を援用しなが
ら説明する。
心理学がどのような観点から人々や世界を捉えているのか,その観点と先行
研究を理解することを目的とし,知覚・認知,人格,発達,社会,臨床などの心
理学諸領域について横断的に紹介する。講義では心理学の各領域の代表
的な知見について学ぶことを通して,心理学の基礎的な理論や用語を理解
し,日常生活の中での人の行動あるいは自分自身の行動や経験について,
心理学的な観点から考え,説明できるようになることを目標とする。
人間関係に関する基礎的理論を知り,ペアワーク等の経験を通して,より円
滑な人間関係を営むことができるようにする。授業の到達目標は,1)人間関
係に関する心理学・社会学的理論について理解する。2)初対面の人と向
き合い,相手の話を聴いて気持ちを受けとめることができるようになる。3)悩
んでいる友人に対し,適切な対応ができるようになる。である。 人間関係に
自信が持てない学生が,ある程度自信をもって他者とかかわることができるよ
うになるために必要な知識を体験的に学習する。
集団や社会の中での自分について考え,様々な社会的事象に対する意見
を形成して発表することができるようにする。授業の到達目標は,1)人間関
係に関するテーマについて,自分の考えをまとめることができる。2)自分の
考えを伝え,相手の考えを受けとめることができるようになる。3)個人と社会
の関係についての基礎的理論を理解する。である。社会や集団という視点
から人間関係を考え,話し合いを通して意見をまとめていくプロセスを体験
的に学習する。
明治以降の近代文学作品と児童文学作品のいくつかを読み解きながら,読
書生活の充実に資する読書方法を身につける。例えば,比べ読み・重ね読
み・クリティカルリーディングなどである。この読書体験の過程で,ストーリーと
プロット,アイロニーとサスペンス,視点とレトリックなどの具体的な文学装置や
文学言語についても理解できるようにする。またかつて読んだことがある児
童文学作品を読み,当時の解釈と現在の解釈とを通時的に比較したり,受講
者同士で解釈を共時的に比較したりすることを通して,いわゆる物語スキー
マの必要性と先入観になりうる性質の両面を理解して,より自覚的,メタ的に
読むことの大切さを理解する。
日本の近代文学を対象に,「近代」化する日本の社会のなかで,人・生きも
の・物といった対象が,どのように描かれてきたかを考える。「文学」のなかに,
時代・社会・思想・倫理・自己意識といった事柄が,どのような表現方法に
よって描かれ,どのように価値づけられているか。具体的な作品の精読を通
じて考える。
情報化社会の中にあって,自分自身を的確に表現する力,発信された情報
の意味を読み解く力がますます重要さを増している。この授業では,それら
の力を確立することを目指し,まずは日本語表現の諸相(実態と技法)を実
例にあたって体得することから始める。そのために,日常の言語生活に立ち
返って調べ,他者とも議論し,日本語やそれによる表現法に関する知見を深
めていく。またそれらの基礎知識を踏まえ,具体的な“表現”の実践を行い,
いわゆる言葉の4技能―読む・書く・話す・聞くに通底する力を養っていく。
(システムデザイン工学科-4 )
備
考
別記様式第2号(その3の1)
(用紙
授
(理工学部
科目
区分
授業科目の名称
教育学Ⅰ
教育学Ⅱ
主
題
別
科
目
科
目
の
概
要
システムデザイン工学科)
日本の古典文学
教
養
教
育
科
目
業
日本工業規格A4縦型)
人 芸術と文化Ⅰ
間
と
文
化
芸術と文化Ⅱ
芸術と文化Ⅲ
情報デザイン入門
講義等の内容
今日もっとも親しまれている古典のひとつである『徒然草』を扱う。『徒然草』
の内容は多様で,ときに真摯な求道者的側面を見せるかと思えば,極めて実
利的な実生活に即した処世訓を記したりもしている。だからこそ,時代や状
況によってさまざまな読み方がなされてきた。こうした『徒然草』の多面的な
側面それぞれに光を当てながら,兼好の生きた時代状況・思想的背景など
を踏まえることで,兼好の求めた本質を明らかにする。あわせて,今日の日本
人のアイデンティティに大きな影響を与えている「中世」という時代と,時代状
況によって育まれた人生観・世界観に対する理解を深める。また,レポートを
とおして,自分自身の「生き方」を改めて見つめ直す姿勢を養う。
学校教育にとどまることなく,生涯にわたる人間の発達をトータルにとらえ,現
代社会における教育のありようを理解することを目標とする。教育や学校,教
師,そして学校が抱える様々な課題を取り上げるとともに,現代社会と教育の
ありようを描いた文学作品,ルポルタージュ,映像作品等も使いながら,自らの
成長過程,教育体験を相対化し,他の学生との意見の交換などを通して,今
後の自らの成長,教育者として,親としての成長を可能にする学習を行う。
現代社会における家族,特に乳幼児を育てる家族と地域社会とのかかわり
の課題を考える。 家族や子育てのあり方をそれらの歴史や制度から検証
し,これからの学校や幼児教育・保育施設の役割について考える。 また,乳
幼児期を中心とする子どもの発達の視点から,現代の育児や教育の課題を
明らかにし,現代社会の子育て支援に必要な視点を導き出す。
音楽文化が社会に与える影響,果たす役割について理解する。具体的に
は,日本伝統音楽について,古代(縄文時代)から現代までの歴史を概観す
ることで,日本伝統音楽の歴史を理解し,文化として捉え,他国の音楽との相
違を認識することを目指す。カリキュラム上の位置付は,「幅広い教養として
の日本文化ならびに音楽の知識を身に付け,音楽文化に対し偏りのない柔
軟な姿勢と判断力を培う。」であり,授業の到達目標は,「日本人としてのアイ
デンティティーを持ち,日本の音楽について他者に説明し,議論できるように
なる。 留学生の場合は日本のことをより深く理解する。」とする。
音楽文化が社会に与える影響,果たす役割について理解する。具体的に
は,前半では古代ギリシャから現代の音楽まで西洋クラシック音楽の歴史に
ついて,後半では世界の各地域における代表的な民族の音楽文化につい
て学習することで,国際的な視野に基づき音楽文化の判断ができるようにな
ることを目指す。カリキュラム上の位置付は「世界中の音楽についての知識
を幅広く身に付けることで教養としての音楽と柔軟な姿勢と判断能力を培
う。」であり,授業の到達目標は「世界の代表的な音楽文化の特徴を理解し
聞き分けることができるようになる。また音楽文化を優劣なく判断・評価でき
るようになる。」とする。
古代ギリシアから現代までの西洋美術の基礎的な歩みを概観し,具体的作
例を通じて各時代に特有の様式や作品のなりたちを時代背景とともに学
ぶ。造形文化が人間の世界に対する眼差しを表し,歴史とともに変化するこ
とを理解するために,以下を到達目標とする。1)西洋美術史の基礎知識を
習得し,作品の様式を見分けることができる。2)西洋古典文化とキリスト教に
関する基礎知識を身につけ,作品が生み出された文化的背景を理解する。
3)美術の歩みを具体的に知ることを通じ,作品が伝える意味や役割ととも
に,時代の芸術観を捉える。
「わかりやすさのデザイン」をキーワードに,「情報デザイン」について理解を
深めるとともに,社会活動などの実際的な場面で情報デザインを具体的に
展開するための方法論の習得を目標とする。本講義では,まず情報とデザイ
ンの関係性,及び情報デザインの基本的な考え方を概観した後,情報表現
の基本技法について学ぶ。またこれらを基礎として,情報を基軸とした「わか
りやすいデザイン」を実現していくための具体的な方法論について,実際の
情報デザインの展開事例と結びつけながら学習する。
(システムデザイン工学科-5 )
備
考
別記様式第2号(その3の1)
(用紙
授
(理工学部
科目
区分
業
授業科目の名称
欧米の歴史
科学史・科学哲学
主
題
別
科
目
目
の
概
要
システムデザイン工学科)
倫理と人間
教
養
教
育
科
目
科
日本工業規格A4縦型)
人
障害と共生Ⅰ
間
と
文
化
障害と共生Ⅱ
人権と共生
多文化コミュニケーション入門
Ⅰ
多文化コミュニケーション入門
Ⅱ
講義等の内容
入学までのさまざなな教科において,人間や人間社会に関する知識を得て
いると思うが,この講義では,人間や人間社会に関する見解の多様性を認識
したうえで,自己の人間観,社会観を形成する足掛かりをつかむことを目標と
する。そのために,「人間」および「人間と社会の関係」について,いろいろな
観点からのアプローチ(例えば,物理・化学的アプローチ,生物学的アプロー
チ,神学的アプローチなど)を紹介し,それらを批判的に検討する講義を行
う。正解を提示するのではなく,受講生ひとりひとりが考えるきっかけを与えら
れるような講義にする予定である。
グローバル化のなかで揺れ動く「国家」という現代社会の枠組みを,歴史の
なかで見つめ直すことを目的として,中世ヨーロッパにおける国家の誕生,成
り立ち,発展の歴史を学ぶ講義形式の授業である。具体的には,主にフラン
ス王国を題材に,受講生は987年におけるその誕生から15世紀中葉の百年
戦争終結にいたる時期に関して,封建制,王権,戦争,王位継承,国民意識な
どの重要な概念や出来事を学ぶことで,西洋社会が生み出した「国民国家」
という政治社会的な枠組の発生過程について,理解を深める。
自然を「機械」のように,また数理的に捉える近代科学の自然観がいつどの
ようにして成立したかを考察する。比較のために,古代ギリシャや中国の伝
統的自然観をも参照する。さらに,近代科学の展開を今日までたどり,とくに
20世紀のアインシュタインやボーアの思想を取り上げて論じる。
この障害と共生は障害者福祉を人権の観点から学んでいく。その目的は1)
障害者及び障害者福祉の基礎的理解をする,2)障害者の権利擁護の意義
を理解する事にある。その到達目標は1)障害者問題は身近な問題である
ことを説明できる,2)ノーマライゼションの意味を説明できる,3)障害者福祉
の特質と仕組みを説明できる,4)人権侵害の背景と権利擁護の在り方を説
明できる,5)当事者活動の意義を説明できることにある。授業の展開では障
害者の福祉に関して基礎的理解をするとともに,権利擁護の観点からその
在り方を学ぶ。
本講義では,障害があってもなくても,みなが共に暮らし,生きていくことので
きる「共生の社会」の大切さについて理解を深める。そのため,障害のある
人々が社会の中で自立的に生きていくドキュメンタリーを取り上げながら「障
害とは何か」,「自立とは何か」について考察していく。
県内外のボランティア活動団体の現状と課題について,提案することにより,
ボランティア活動の意義と必要性を理解させ,学生がボランティア活動を通
じて,地域社会の課題に積極的に取り組み自らもその活動に参加するという
行動意欲を喚起する。社会の一員として共同で社会を支えるための基本的
な考え方を学び,具体的な行動を促す。
ごく身近な,他者という「文化」について考察することで,「文化」の多様性・変
容性・曖昧さについて認識する。その認識に至る鍵は,多様な背景を持つ
他者(留学生や他の学部・学年の学生)との,さらには自分自身とのことばに
よるコミュニケーションであり,自他に対し自分の思考を積極的に表現するこ
とが求められる。その結果,他者との質の高い関係づくりが達成されよう。
自分にとって身近な「コミュニティ」とそのコミュニティの「文化」について考察
することで,「コミュニティ」と「文化」の多様性・変容性・曖昧さについて認識
する。その認識に至る鍵は,多様な背景を持つ他者(留学生や他の学部・学
年の学生)との,さらには自分自身とのことばによるコミュニケーションであり,
自他に対し自分の思考を積極的に表現することが求められる。その結果,他
者との質の高い関係づくりが達成されよう。
(システムデザイン工学科-6 )
備
考
別記様式第2号(その3の1)
(用紙
授
(理工学部
科目
区分
授業科目の名称
多文化間交流論 Ⅱ
日本文化入門Ⅰ
主
題
別
科
目
人
間
と
文
化
科
目
の
概
要
システムデザイン工学科)
多文化間交流論 Ⅰ
教
養
教
育
科
目
業
日本工業規格A4縦型)
日本文化入門Ⅱ
日本社会入門Ⅰ
日本社会入門Ⅱ
日本語教育学入門Ⅰ
日本語教育学入門Ⅱ
講義等の内容
異なる文化背景を持つ相手とのコミュニケーションの方法について考え,実
践する。具体的には,1)言語,出身地,学部,性別など,様々な文化的背景を
持つ学生同士で交流を行う,2)自分の文化や考えを客観的にみることがで
き,英語で説明できるようになる,3)英語で討論できるようになることをめざ
す。この授業は,異文化コミュニケーションの理論に関する講義と演習(前
半)と作品作り(後半)の授業および,講義時間外での合宿(5コマ分)からな
る。
異なる文化背景を持つ相手とのコミュニケーションの仕方を模索するための
クラス。具体的には,1)色々な文化的背景を持つ者(異なる出身地,異なる
学部,異性など)が真に深い交流を行う,2)自分の思考・行動様式を客観視
する,ことを目標とする。授業の構成は,前半(授業7回)と後半(11月後半)に
実施する2泊3日の北東北三大学合同合宿と合宿後の授業2コマ)からな
る。
主に日本語レベルの低い留学生を対象とした授業。秋田県横手市での農
家民泊体験とその前後の講義を通じて,秋田の産業・地域の文化を理解す
るためのクラス。農家民泊体験への準備として,秋田の地域産業,特に農業
について調査・発表すること,また体験を終えたのちは,事前の調査と実際と
の異同について発表・レポート化することなどを課す。教室外活動という体
験を,分析的に振り返ることで,受講生一人ひとりが秋田の地域文化に対す
る見方を得ることができる。講義・説明は主に英語で行われる。
主に日本語レベルの低い留学生を対象とした授業。秋田市内のさまざまな
歴史的文化的施設を見学し,秋田県・秋田市の産業・地域文化を理解する
ためのクラス。見学して発見した内容を発表しレポート化することなどを課
す。また主に来日して間もない留学生を対象とするため,秋田市内での受講
生それぞれの生活に資する,オリエンテーションという意義ももつ。講義・説
明は主に英語で行われる。
社会的位相の違いによる差別や言語使用の異なりなど,日本に存在するさ
まざな社会的課題や実態を講義する授業。留学生を主な対象とし,講義は
英語で行う。受講生は,講義内容に関し議論・発表などすることが求められ,
学習内容を分析的に見る力と日本社会に対するそれぞれの視点を見出す
ことができる。後期の日本社会入門Ⅱと目標を同じくするが,扱うトピックが異
なる。
社会的位相の違いによる差別や言語使用の異なりなど,日本に存在するさ
まざな社会的課題や実態を講義する授業。留学生を主な対象とし,講義は
英語で行う。受講生は,講義内容に関し議論・発表などすることが求められ,
学習内容を分析的に見る力と日本社会に対するそれぞれの視点を見出す
ことができる。後期の日本社会入門Ⅰと目標を同じくするが,扱うトピックが異
なる。
日本語教育学の歴史的背景,日本語教育実践研究の意義と課題を考察す
る。また,日本語を教えること,日本語教育を研究する意味とは何かを考察し,
自らの言語観,言語教育観を明らかにする。基本的には,留学生,日本人学
生の協働的な言語活動とそれに基づく課題提出,発表によって授業を進め
る。後期の日本語教育学入門Ⅱと目標を同じくするが,扱うトピックが異な
る。
日本語教育学の歴史的背景,日本語教育実践研究の意義と課題を考察し,
自らの言語観,言語教育観を明らかにする。言語教育に関連する授業観察
も行い,授業内で報告・発表を行う。基本的には,留学生,日本人学生の協働
的な言語活動とそれに基づく課題提出,発表によって授業を進める。前期
の日本語教育学入門Ⅰと目標を同じくするが,扱うトピックが異なり,より実践
的なテーマを考察していく。
(システムデザイン工学科-7 )
備
考
別記様式第2号(その3の1)
(用紙
授
(理工学部
科目
区分
業
科
目
の
概
日本工業規格A4縦型)
要
システムデザイン工学科)
授業科目の名称
講義等の内容
備
考
少人数・学生主体型の授業で,文章表現,情報収集,プレゼンテーション,グ
ループ討論,論文執筆等を行い,今後の学生生活に必要な基礎的スキルを
身につけることを重視した授業。受講者数を20名以下に限定し,少数の学
教養ゼミナール1(科学の探究) 生が集まって,積極的に検討,討議を行う,学生参加型の授業。地球環境や
先端科学に関する基礎的な事項を学ぶとともに,様々な事象について多角
的な視点から検討する
少人数・学生主体型の授業で,文章表現,情報収集,プレゼンテーション,グ
ループ討論,論文執筆等を行い,社会に出てからも必要なスキルを身につけ
ることを重視した授業。受講者数を20名以下に限定し,少数の学生が集
教養ゼミナール2(科学の探究) まって,積極的に検討,討議を行う,学生参加型の授業。地球環境や先端科
学に関する基礎的な事項を学ぶとともに,様々な事象について多角的な視
点から検討する。
人
間
と 自然環境と資源Ⅰ
文
化
教
養
教
育
科
目
主
題
別
科
目
自然環境と資源Ⅱ
天体観測入門
科
学
の 地球の環境と資源Ⅰ
探
求
地球環境における化学物質の分布と生体内での機能,環境影響について
の理解することを目的とする。元素の生成と地球環境での分布,生体内での
化学元素の存在量と機能,人間活動により生成した化学物質の環境への影
響について説明できることを目標とする。 講義では,1)地球の構造,2)宇宙
における元素の生成と存在量,3)地圏,大気圏,水圏での元素の存在量,4)
生体における元素存在量と機能,5)地球規模での大気環境問題について
具体的な事例をあげて解説する。
材料として利用される有機化合物には非常に多様な種類がある。それらの
原料は,石油,石炭,天然ガスなどの地下資源と,動植物由来の生物資源(例
えば,セルロース,ゴム,油脂など)とに大別される。本授業では,これらの資源
が産業規模でどのように使われているのかを学び,それに伴う環境への影
響を考察することを目標とする。両者の長所と問題点について,入手や加
工,取扱いの利便性のみならず,エネルギー消費や廃棄物など,多角的視野
から評価できる力を養う。
天体に親しみ,惑星科学・宇宙科学の教養レベルの知識を身につけるため
に観察実習を中心とした授業を行う。定時に行なう演習・観察を4回程度,夜
間の観察を4回程度行う。太陽,月,惑星など太陽系の主要な天体を対象と
し,太陽系の成り立ちについて理解するとともに,宇宙空間のスケールの大き
さを実感することを目的とする。
(概要)46億年前に地球が誕生してから現在までの地球の姿の変遷を,地 オムニバス方式
球の構造,生物進化,古環境変動,および資源の形成から概観し,学習する。
(オムニバス方式/全15回)
(148 佐藤時幸/5回)地球には,堆積物などに過去46億年の歴史が刻まれ
ている.地球の歴史がどのように始まり,発展していったかについて概説し,
生物の進化の謎,気候変動のメカニズム,および恐竜などの生物大量絶滅
の原因をどのように立証したのかを概説する.
(205 大場司/5回)地震や火山活動が地球の内部構造とどのように関係し,
変化するのかを全地球の包括的モデルから説明する.
(131 内田隆/5回)地球の安定,不安定を構造面から解説し,地球の姿が
変化し続ける理由とそれによって発生する様々な現象および資源問題につ
いて概説する.
(システムデザイン工学科-8 )
別記様式第2号(その3の1)
(用紙
授
(理工学部
科目
区分
主
題
別
科
目
授業科目の名称
科
学
の
探
求
科
目
の
概
要
システムデザイン工学科)
地球の環境と資源Ⅱ
教
養
教
育
科
目
業
日本工業規格A4縦型)
環境と社会
ライフサイエンスⅠ
ライフサイエンスⅡ
衣生活の科学
講義等の内容
備
考
(概要)石油資源・金属資源が地球にある理由,および探査から開発までの オムニバス方式
流れと開発にまつわる問題を学習する.
(オムニバス方式/全8回)
(148 佐藤時幸/2回)地球の姿を概説し,大陸移動に伴う地球の姿の変遷
と石油鉱床発達地域との関係について説明する.また,石油資源の元となる
生物生産とその保存が海洋環境とどのように関わってきたかについて解説
し,石油鉱床形成の基本を学習する.
(182 藤井光/2回)石油が地下にどのように存在するのか,その回収法を概
説.また近年注目されているメタンハイドレートの形成過程と分布,その採取
法にまつわる問題点を学習する
(156 柴山敦/2回)金属鉱床がどこにどのように分布するかを概説する.ま
た,鉱物資源の物理化学的特性とそれに基づく採鉱・分離方法について学
習する.
(128 今井忠男/2回)鉱山開発にまつわる問題点とその採鉱方法,および
開発に伴う様々な問題点とその対処法を学ぶ.
専門分野の異なる6名が担当して,それぞれの分野に関する「環境と社会」 オムニバス方式
について一人1~2 回の講義を行う.計8回で基礎的分野は網羅されてい
る.
(オムニバス方式/全8回)
109 日野 智(1回):住環境に大きく影響する都市景観を題材に,諸外国と
の比較をえながらわが国の景観まちづくりについて概説する
108 濱岡秀勝(1回):道路整備の歴史を概説し,現在の道路整備における
現状とその課題,最後には秋田地域に望まれる整備内容について説明する
106 徳重英信(1回):建設材料に対する環境負荷低減の取り組みを中心
に,セメントの歴史から近年のコンクリートの動向まで概説する
100 荻野俊寛(1回):東北地方で発生した地盤災害の事例やそのメカニズ
ムについて解説し,周辺環境に与える影響について考える
87 及川 洋(2回):我々の住む地盤(沖積平野)は地球気温の変動による
もので,現在の地球温暖化もその延長線上の現象ではないかとの話題を提
供している
95 松冨英夫(2回):日本における洪水や津波の環境と事前対策について
概説する
生命の遺伝,生殖,進化などをミクロとマクロの両面から学ぶことによって,生
命が誕生して以来,どのように現在までの道のりをたどってきたのかを理解
することを目標とする。まず生命の誕生についての考察から始まり,真核生
物の登場,有性生殖方法の登場,現代人(ホモ・サピエンス)の登場,日本人
(縄文人と弥生人)の登場などについてそれぞれ解説する。また,現代の生
命科学技術(遺伝子診断,遺伝子治療,生殖医療,再生医療など)の理論を
概説し,その応用にどのようなメリットとデメリットがあるのかを考察できる力を
培う。
メンデル遺伝を理解することを目的とする。内容は高校生物の範囲で,高校
で生物を履修しなかった人,履修したがよく理解できなかった人を対象にす
る。ただ単に計算ができるだけでなく,遺伝子はタンパク質の設計図であり,
遺伝子により規定されたタンパク質が表現型をつくっていることを理解でき
るように学習する。
衣服の性能と着衣の目的を理解し,生活の場において適切な衣服の選択と
着用ができるようになることを目標とする。そのために,衣服の材料としての
繊維・糸・布の関係の理解し,表現として衣服を着る場合のポイントと防御の
ために衣服を着る場合のポイントを説明でき,現在の自分の着衣状態につ
いて説明と評価ができ,かつ,他人の着衣状態について説明と評価ができる
ことを目指して学習する。
(システムデザイン工学科-9 )
別記様式第2号(その3の1)
(用紙
授
(理工学部
科目
区分
授業科目の名称
材料の世界
主
題
別
科
目
科
目
の
概
要
システムデザイン工学科)
化学の世界
教
養
教
育
科
目
業
日本工業規格A4縦型)
科
学
の
探
求
情報工学の世界
コンピュータの科学
星の世界
自然環境と住まい
講義等の内容
備
考
(概要)現代社会で話題になっている科学技術や身のまわりの物質につい オムニバス方式
て,「化学」が身近なところにあり,「ものづくり」において「環境に配慮した化
学」(グリーンケミストリー)が基本になっていること,また環境問題を解決して
いくのも「化学の力」であることを学習する。
(オムニバス方式/全8回)
(34 小笠原正剛/4回)化学的視点からの石油やエネルギーについて学習
し,環境問題との関連を考える。また,無機機能性材料の設計や合成に関す
る研究例を通じて,各種金属元素の特性について学ぶ。
(39 松本和也/4回)身の周りの有機化合物や現代社会を支える高分子化
合物について知識を習得する。さらに,環境問題と高分子材料について学
習し,化学物質の安全管理が出来るようになる。
(概要)全授業形態は講義である。材料工学,材料科学を理解するための導 オムニバス方式
入科目で,今日の生活と暮らしの中に,深く入り込んでいる種々の材料と資
源・環境・エネルギー問題との関連性を取り上げる。特に,エネルギー変換
材料,光学材料などの機能材料および鉄鋼材料に焦点を当て,それらの働
きと応用例を講義する。
(オムニバス方式/7回)
(12 麻生節夫/3回)(1)ガイダンス,(2)自動車に使われている種々の鉄鋼
材料の基礎と応用についての講義,(3)鉄鋼材料に不可欠な熱処理につい
て,日本刀を例に説明する。
(15 小玉展宏/2回)(1)光学機能(発光・吸収現象)の基礎と発光ダイオー
ドと蛍光体による発光のデモ,(2)発光材料の役割とディスプレイへの応用,
エネルギー問題との関連を説明する。
(23 原 基/2回)(1)我が国で最も電力供給量の多い熱機関で使用される
熱エネルギー/機械エネルギー変換材料について講義する。(2)将来のク
リーンエネルギー源として注目される太陽電池,燃料電池において重要な
役割を果たしている材料について講義する。
ICTに関する技術的な背景と活用状況ならびにその実際を,ICTを活用した
伝承技術,モーションキャプチャを応用したヒトとコンピュータとの関わり,リ
モートセンシングを活用した探査,XML,コンピュータの高信頼化技術,通信
品質や経路制御を扱うトラヒックエンジニアリング技術,情報の伝送および信
号の変調と復調などに関するディジタル信号と情報通信技術,クラウドコン
ピューティングなどを例にその概略を学習する。
コンピュータを理解するために必要な基礎知識を解説する。内容は以下の
とおりである。
(1)2進数,8進数,16進数
(2)コンピュータ内部での情報の表現について
整数,補数方式,浮動小数点,文字
(3)論理回路
ブール代数,組み合わせ論理回路,順次論理回路
現代天文学の全般にわたる標準的内容を,わかりやすく解説する入門的講
義。講義形式であるが,天体観測室見学会やインターネット望遠鏡を利用し
た昼間の星空観察等のイベントも一部取り入れる予定である。なお本講義
は高校理科の予備知識を必要としないため,文系・理系の学生とも受講可
能である。
地域の気候に適した省エネ・低環境負荷な環境共生型建築の考え方・つく
り方・住まい方の基礎を,科学的・体験的に理解することを目標とする。授業
では世界や日本の伝統的住居や現代建築を例に,地域の気象,素材の物
性,建物の全体や部分のデザイン形状と,形成される居住環境とを写真や図
解で示しながら,形態と機能の関係を理科・数学の既修得の知識で科学的
に読み解くことを学ぶ。また,日射制御・断熱・蓄熱等の手法を含んだ住居
模型実験とその結果考察の個人レポート作成・グループ討論・発表を行い,
理論と体験を結びつけて学ぶ。
(システムデザイン工学科-10 )
別記様式第2号(その3の1)
(用紙
授
(理工学部
科目
区分
業
授業科目の名称
教養ゼミナール1(生活と保健)
主
題
別
科
目
目
の
概
要
システムデザイン工学科)
科
学
の 資源循環と科学
探
求
教
養
教
育
科
目
科
日本工業規格A4縦型)
教養ゼミナール2(生活と保健)
食と健康
生
活
と
保
健
医学と健康Ⅰ
医学と健康Ⅱ
講義等の内容
備
考
(概要)希少元素(レアメタル)に注目した資源循環や素材利用などの科学 オムニバス方式
技術を各講師が概論として説明する。主な講義内容は希少元素の特徴と
資源リサイクル,探査,エネルギー,物理的性質,先端材料,生体影響,代替技
術等に関する動向や最新技術であり,これらの項目を科学的な観点から解
説する。
(オムニバス方式/全8回)
(156 柴山敦/1回)VBLの見学を行い,VBLで進めている「希少元素の資
源リサイクルと高度素材設計」プロジェクトを説明する。
(33 大川浩一/1回)希少元素資源の世界的埋蔵量や分布,世界経済にお
ける重要性について講義する。
(124 石山大三/1回)希少元素を含む鉱物資源の存在状態と探査につい
て講義する。附属鉱業博物館の見学も行う。
(20 菅原勝康/1回)低エネルギー,低環境負荷型の希少元素分離精製技
術について概説する。
(144 齊藤準/1回)希少元素の物理的性質の発現機構とその工学応用を
講義する。
(241 吉村哲/1回)希少元素の微量添加によって得られる各種先端工業
材料を概観する。
(160 杉山敏博/1回)希少元素の生体影響の研究の現状を講義する。
(179 林滋生/1回)希少元素を,他のありふれた元素で置き換える技術に
ついて解説する。
少人数・学生主体型の授業で,文章表現,情報収集,プレゼンテーション,グ
ループ討論,論文執筆等を行い,今後の学生生活に必要な基礎的なスキル
を身につけることを重視した授業。受講者数を20名以下に限定し,少数の
学生が集まって,積極的に検討,討議を行う,学生参加型の授業。生活や健
康に関する諸問題を考える契機とし,課題に取り組む学習能力や姿勢を養
う。
少人数・学生主体型の授業で,文章表現,情報収集,プレゼンテーション,グ
ループ討論,論文執筆等を行い,社会に出てからも必要なスキルを身につけ
ることを重視した授業。受講者数を20名以下に限定し,少数の学生が集
まって,積極的に検討,討議を行う,学生参加型の授業。生活や健康に関す
る諸問題を考える契機とし,課題に取り組む学習能力や姿勢を養う。
食生活と健康との関わりを学ぶために,栄養素の生体内での役割や遺伝子
との関係を分子レベルで理解することを目標とする。最初に栄養学の成り
立ちについて概説し,栄養素の機能を理解するための生化学と分子生物学
の基礎を身につける。これらの基礎を踏まえた上で,代表的な栄養素の機
能を分子レベルで説明できることを目指す。また,食生活と肥満や生活習慣
病との関わりや遺伝子組換え食品など,食の安全に関する最近の問題点を
概説し,時事問題に対する理解を深める。
(概要)健康と医学についての基礎的なメカニズムを学ぶ。
(オムニバス形式/全8回)
(143 後藤明輝/2回)病気を目で見る(病理学入門)。呼吸器疾患を目で
見る。
(184 美作宗太郎/2回)身体の構造と機能。身近な法医学。
(229 南條博/2回)外科病理学入門。さまざまな疾患の病理学。
(206 大森泰文/2回)腫瘍・癌とは?消化器疾患を目で見る。
オムニバス方式
(概要)精子卵子から胎児,分娩,思春期そして婦人の病気まで女性の一生 オムニバス方式
すべてを取り扱う産婦人科の仕事を通して,なくならない生命の流れを理解
する。
(オムニバス形式全8回)
(168 寺田幸弘/2回)精子,卵子の形成,受精と胚の発育。性の分化。
(209 熊谷仁/1回)生殖補助医療。
(269 三浦広志/1回)胎児の発育。
(216 佐藤朗/1回)分娩。
(264 佐藤敏治/1回)思春期,性行為感染症。
(265 清水大/1回)婦人の病気 良性疾患。
(247 佐藤直樹/1回)婦人の病気 悪性疾患。
(システムデザイン工学科-11 )
別記様式第2号(その3の1)
(用紙
授
(理工学部
科目
区分
授業科目の名称
医学と健康Ⅳ
主
題
別
科
目
科
目
の
概
要
システムデザイン工学科)
医学と健康Ⅲ
教
養
教
育
科
目
業
日本工業規格A4縦型)
生
活
と
保
健
がん医療と緩和ケア
大学生と健康
講義等の内容
備
考
(概要)加齢に伴う身体的精神的変化を理解し,高齢者の生活の質的向上 オムニバス方式
と保健医療との関わりを探求する。
(オムニバス方式/全16回)
(172 中村順子/4回)高齢社会における保健医療福祉の課題,加齢と住宅
ケアについて
(236 百田芳春/3回)加齢と身体機能変化について
(161 鈴木圭子/2回)高齢者の心のケアについて
(237 山口典子/3回)加齢と栄養について
(250 永田美奈加/1回)高齢者のケアについて
(118 浅沼義博/3回)加齢と手術について,試験
(概要)授業は講義形式を中心に進める。障害とそれにかかわる諸テーマ オムニバス方式
について,保健,医療,教育などさまざまな観点から講義する。
(オムニバス方式/全16回)
(158 進藤伸一/1回)障害とは何か-国際生活機能分類の考え方
(122 石川隆志/2回)障害と作業活動,試験
(141 工藤俊輔/1回)障がい者の自立支援と環境整備-バリアフリーと住
宅改造-
(215 佐竹將宏/1回)障害と医療技術
(141 工藤俊輔/1回)障がい者の自立支援と国際協力
(257 上村佐知子/1回)障害者に対するコミュニケーション技術
(151 塩谷隆信/1回)病気と障害
(137 岡田恭司/1回)骨粗鬆症と転倒予防
(271 若狭正彦/1回)スポーツとショウガイ
(176 新山喜嗣/1回)こころの障害と保健医療
(260 久米裕/1回)こころの障害とリハビリテーション
(267 高橋恵一/1回)発達障害に対するリハビリテーション
(268 津軽谷恵/1回)障害と日常生活活動
(190 湯浅孝男/1回)コミュニケーション障害
(135 大友和夫/1回)神経系と障害
(概要)講義を主としながら,がんの成り立ち,治療,ケアについて現状の理解 オムニバス方式
を深め,がんとともにいかにより良く生きるか,どのように向き合うかを共に考
える。
(オムニバス方式/全16回)
(125 伊藤登茂子/3回)がんの動向,がん看護総論,試験
(255 渡邉知子/3回)がんの予防と療養における栄養,がん患者の放射線
治療に伴う症状マネジメント
(118 浅沼義博/3回)がん医療の現在と未来
(142 兒玉英也/1回)がんと概日リズム
(237 山口典子/1回)がんと遺伝子
(266 高階淳子/2回)がん患者の化学療法に伴う症状マネジメント(全身
倦怠感,脱毛,嘔気,味覚障害など),がんそのものおよび手術療法に伴う症
状マネジメント(悪液質,疼痛,リンパ浮腫)
(210 煙山晶子/3回)がん患者・家族の苦痛や苦悩と緩和ケア
(概要)複雑な現代社会の生活において心身ともに成長期である青年にとっ オムニバス方式
ては,社会環境から多くのストレスに晒なまれ日常生活で健康に生き抜く知
恵が必要である。この科目は青年が直面している心とからだの健康状況を
認識し,将来の生活の支えとなることを目的として行う。健康で創造的な生活
を送るためのもっとも基本的な知識を心と体の両面において学習する。
(173 苗村育郎/5回)酒と喫煙の害,生活習慣病と痴呆,性格と人生,青年
心理と宗教,女性のやせ願望と食行動異常
(211 小林政雄/5回)エイズと性感染症,高血圧とその関連疾患,生活環境
とアレルギ-,海外渡航の注意と輸入感染症,がんの予防
(281 円山啓司/1回)救急.救命
(290 後藤優子/1回)青年期の心と人間関係
(302 武村尊生/1回)睡眠とからだのリズム
(264 佐藤敏治/1回)生命の誕生(妊娠と出産)
(259 草薙宏明/1回)神経症と抑うつ
(システムデザイン工学科-12 )
別記様式第2号(その3の1)
(用紙
授
(理工学部
科目
区分
業
授業科目の名称
生命と健康Ⅱ
主
題
別
科
目
目
の
概
要
システムデザイン工学科)
生命と健康Ⅰ
教
養
教
育
科
目
科
日本工業規格A4縦型)
生
活
と
保
健
がん治療
外科手術と手術機器の進化
講義等の内容
備
考
(概要)健康の保持・増進を図るために重要なライフスタイルと健康につい オムニバス方式
ての基礎的な知識を習得し,自らが健康的な生活習慣を身につけるととも
に,その知識を卒業後の社会生活のなかで活用できるようにする。また,現
在,国民の死亡原因の第一位を占めるがんの診断,治療の方法を知り,がん
を理解し,予防に努める。
(オムニバス形式/全7回)
(155 柴田浩行/2回)日本人に多いがんの成り立ちと治療方法。
(191 吉冨健志/1回)重大な失明原因,生活習慣病対策を若いときから考
える。
(177 橋本学/2回)役に立つ放射線診療の話・放射線とノーベル賞
(157 清水徹男/1回)現代人は睡眠を切りつめて生活している。その健康
に与える影響は?諸君の睡眠・覚醒習慣について問いながら解説する。
(263 齊藤英知/1回)近年のスポーツ熱に伴い,スポーツに関連した傷害
の頻度も増加している。スポーツとの関連,頻度について概説し,予防に役
立てたい。
(概要)科学技術の発達は人類に多大な利益をもたらすが,一方で様々な オムニバス方式
環境問題の発生や開発された製品や技術を使用する際の安全性のリスク
が生じる。今日,環境や安全に関わる問題を無視して健全で快適な社会生
活・学園生活を営むことはできない。この講義では,環境と安全性に関する
基礎的な知識を習得するとともに,勉学や研究過程でその知識を実践でき
る能力を養うことを目的とする。
(オムニバス形式/全8回)
(129 岩田吉弘/1回)実験室の安全確保の概要と,化学物質の性質に対
応した安全取扱いについて講義する。
(16 後藤 猛/1回)リスク,ハザード,環境評価,リスクコミュニケーション,環境
マネジメントシステムなどについて身の回りの例を挙げて解説する。
(179 林滋生/1回)電気機器,工作機械を用いる実験室における事故防止
のための環境管理を講義する。
(187 村田勝敬/4回)環境安全の意義,および人と環境の関係を概説する
とともに,環境安全センターの役割について講義する。環境有害因子による
健康障害について講義する。見学会に参加してもらい,環境安全センター
の実態を観察してもらう。
(121 石井範子/1回)医療職場における抗癌剤などの危険因子の取扱い
を含む安全管理について講義する。
(概要)がんに関わる基礎知識を理解・習得し,それに関わる医療・社会・患 オムニバス方式
者組織などの実態を理解する。
(オムニバス形式/全15回)
(308 中村正明/1回)キャンサーサバイバー(患者サポート,患者会など)に
ついて学ぶ。
(276 市原利晃/1回)終末期医療(看取り,地域医療,ホスピスケア,在宅医
療など)について学ぶ。
(229 南條 博/1回)がんの診断(がん診断技術,がん病理,キャンサー
ボード,診断におけるコミュニケーション,患者意志決定など)について学ぶ。
(195 安藤秀明/12回)がんの生物学的特性やがん検診(疾患別対策,地
域別対策,秋田県の現状)について学ぶ。またがん治療(手術,化学療法,放
射線療法,精神的サポート,チーム医療など),緩和ケア(がんに関わる症状
緩和,精神的。社会的サポートなど)についても学習する。
(概要)外科手術の進歩が,麻酔・消毒法・手術機器の開発によって飛躍的 オムニバス方式
に進化し,変貌していることを理解する。外科サブスペシャリティの特徴を理
解する。手術機器の構造を理解し,操作を体験する。
(オムニバス形式/全15回)
(243 石橋和幸/1回)外科サブスペシャリティ心臓血管外科について学
ぶ。
(246 齊藤元/1回)外科サブスペシャリティ呼吸器外科について学ぶ。
(195 安藤秀明/13回)外科の歴史,創傷治癒について学ぶ。縫合糸・エネ
ルギーデバイス(電気メス,超音波凝固切開装置,熱凝固装置,超音波破砕
器など)・鉗子・ディスポーザブル物品・光学機器といった手術機器の進化
について学習する。また内視鏡手術,鏡視下手術(腹腔鏡下手術,胸腔鏡
下手術),ロボット支援手術,医療機器管理についても学ぶ。
(システムデザイン工学科-13 )
別記様式第2号(その3の1)
(用紙
授
(理工学部
科目
区分
業
授業科目の名称
教養ゼミナール2(地域社会)
社会と地域
主
題
別
科
目
目
の
概
要
システムデザイン工学科)
教養ゼミナール1(地域社会)
教
養
教
育
科
目
科
日本工業規格A4縦型)
地
域
社 地理と地誌Ⅰ
会
地理と地誌Ⅱ
地域と食文化
秋田の歴史
講義等の内容
備
考
少人数・学生主体型の授業で,文章表現,情報収集,プレゼンテーション,グ
ループ討論,論文執筆等を行い,今後の学生生活に必要な基礎的なスキル
を身につけることを重視した授業。受講者数を20名以下に限定し,少数の
学生が集まって,積極的に検討,討議を行う,学生参加型の授業。秋田地域
で起きている様々な出来事を問題意識をもってとらえか,意見交換等を通し
て解決方法を探るとともに,地域への理解を深める。
少人数・学生主体型の授業で,文章表現,情報収集,プレゼンテーション,グ
ループ討論,論文執筆等を行い,社会に出てからも必要なスキルを身につけ
ることを重視した授業。受講者数を20名以下に限定し,少数の学生が集
まって,積極的に検討,討議を行う,学生参加型の授業。秋田地域で起きて
いる様々な出来事を問題意識をもってとらえ,意見交換等を通して解決方法
を探るとともに,地域への理解を深める。
この授業では,①社会学の基本的な考え方を理解する,②ウェーバー,ジンメ
ル,シカゴ学派,新都市社会学など,都市社会学のこれまでの基礎的理論と
都市をめぐる問題および「空間論的転回」以降の近年の都市研究の視点を
理解する,の2点を目的とし,①②の順番で授業を行う。社会学と都市につい
て説明するなかで,都市化と地域コミュニティ,都市と社会的不平等,都市と
消費社会,都市衛生や防災・犯罪などの都市問題,都市と交通,グローバル
化とローカリズム,都市間・地域間競争,都市化と観光などの問題についても
扱う。
様々な地図と地理写真を題材として,地誌学の基本的な知識,地域のとらえ
方を習得する。配布プリントと板書を中心とし,地図・地理写真・地誌の現物
も回覧して講義する。作業学習および質疑応答の時間も含む。地誌学・人
文地理学・自然地理学の地理学全般にかかわる導入授業の1つでもあり,
「自然地理学概論」「人文地理学概論」「地誌学概論」へと続くものである。
「多種多様な地図」「地図の整備・図式・活用」「地理写真と写真地誌」を主
たる内容とする。
地球表層の自然環境の成り立ちや相互関係,人間活動との関わり(災害や
環境問題,資源・エネルギー問題など)について基礎的な知識を習得するこ
とで,これらの諸問題に関する地域社会とグローバル社会の関係,特に国際
社会での日本の現状を理解することを目的とする.講義では,人間にとって
最大唯一の資源である地球の大きさについて理解した後,地球表層を地圏,
気圏,水圏の3つの領域に分け,それぞれの領域について,自然環境の成り
立ちや仕組み,人間活動との関わりを学習する.
食文化研究では,食料の生産,流通,調理・加工,食卓構成,食事等の流れを
含む人々の食生活様式が研究の対象となる。これらが,地域や時代,集団に
よって共有され,特有の文化を形成している状況及びその要因を研究する
ことにより,今後の食生活への示唆を得ることができる。本授業では,研究事
例として秋田の食文化(米食・野菜食・魚食・発酵食文化等)を講述し,情報
収集及び市場探訪・試料収集を通して,地域における食文化の今日的役割
と課題について考察する契機とする。
秋田市の街並みは,江戸時代の初めに常陸から移封した佐竹氏が築いた 講義15時間
城下町久保田を原型にしている。近世都市は秋田に限らない江戸時代共 演習3時間
通の基本計画によって設計されている。この基本設計を講義で解説した上
で,実地に歩いて土地に刻まれた秋田の歴史を見て回る。
(システムデザイン工学科-14 )
別記様式第2号(その3の1)
(用紙
授
(理工学部
科目
区分
授業科目の名称
地
域
社
会
主
題
別
科
目
防災学基礎Ⅰ
防災学基礎Ⅱ
技
能
の
活
用
科
目
の
概
要
システムデザイン工学科)
秋田の自然と文化
教
養
教
育
科
目
業
日本工業規格A4縦型)
講義等の内容
備
考
(概要)秋田大学で学ぶ大学生として,秋田の自然社会,文化等の背景と環 オムニバス方式
境を知り,秋田の特色を学び,爾後の専門教育との位置づけと係わり,地域と
連携について考えることを目的とする.
(オムニバス方式/全8回)
(127 今井亮/1回)世界有数の秋田県の黒鉱鉱床資源,資源の生成機構
について講義する.
(124 石山大三,127 今井亮/1回)鉱業博物館の展示物(鉱物,鉱石等)を
見学する.
(131 内田隆/1回)エネルギー資源の賦存状況,秋田県に分布する石油・
天然ガス資源について紹介し,資源問題を考える.
(126 井上正鉄/2回)世界自然遺産地域に指定された白神山地及び秋田
県内の主な山岳の生態系,人間との共存について講義する.
(199 石沢真貴/1回)秋田の地域社会の特徴を種々の統計資料から明ら
かにする.
(163 妹尾春樹/前期1回)シロクマと秋田に棲むクマとの比較,生態学から
の問題点について講義する.
(157 清水徹男/前期1回)飲酒と文化,健康,法律との係わり,危険な飲酒
習慣について講義する.
(262 小泉幸央/後期1回)遺伝子資源としての微生物の重要性とその創
薬への応用を理解する.
(258 大場麗奈/後期1回)胃癌について,その予防,早期発見早期治療の
必要性を理解する.
地球上で生じている自然現象および自然災害について系統立てて説明で
き,地震発生予測や地震被害想定の手法を理解することを目標とする。講
義では,防災に関連した地球科学の基礎知識,災害の歴史,地震・津波災
害,地盤災害,国や自治体の地震被害想定について学ぶ。これらを基礎に
して,防災学を学ぶ上での基礎知識として,自然災害の発生メカニズムおよ
び防災との関連について理解できるように学習する。
自然災害の性質と特徴,災害から都市を守るための諸方策や防災システム
の基礎知識を修得し,避難,安否確認,各種情報の入手など,災害から身を守
る基本的な方法を理解することを目標とする。講義では,地震,豪雨などの事
例を挙げ,メカニズムや特徴を平易に解説した上で,それらが発生した場合
の現状および対策方法を考え,実践的な防災知識を学ぶ。また,身の回りの
リスクや危機管理に関する基本的な知識を学ぶ。
少人数・学生主体型の授業で,文章表現,情報収集,プレゼンテーション,グ
ループ討論,論文執筆等を行い,今後の学生生活に必要な基礎的なスキル
を身につけることを重視した授業。受講者数を20名以下に限定し,少数の
教養ゼミナール1(技能の活用) 学生が集まって,積極的に検討,討議を行う,学生参加型の授業。様々な技
能を習得し,活用方法を身につけることを目的とする。
少人数・学生主体型の授業で,文章表現,情報収集,プレゼンテーション,グ
ループ討論,論文執筆等を行い,社会に出てからも必要なスキルを身につけ
ることを重視した授業。受講者数を20名以下に限定し,少数の学生が集
教養ゼミナール2(技能の活用) まって,積極的に検討,討議を行う,学生参加型の授業。様々な技能を習得
し,活用方法を身につけることを目的とする。
(システムデザイン工学科-15 )
別記様式第2号(その3の1)
(用紙
授
(理工学部
科目
区分
業
授業科目の名称
日本語リテラシーⅡ
主
題
別
科
目
目
の
概
要
システムデザイン工学科)
日本語リテラシーⅠ
教
養
教
育
科
目
科
日本工業規格A4縦型)
技
能
の コミュニケーショントレーニング
活
用
秋田大学論
情報と知識・技術Ⅰ
情報と知識・技術Ⅱ
フィールド情報学入門
講義等の内容
備
考
(概要)大学生としての学習や社会人としての職務に必要とされる読み書き オムニバス方式
能力の基礎を培う。具体的には,エッセーの類・記事や説明の類・意見や
論説の類の,目的やスタイルの異なる文種について,それぞれの構造や表
現の特徴を理解して,効果的に読んだり書いたりする能力を培う。授業は読
解の基礎,筆記の基礎の2部構成で2人の教員のオムニバス形式で行う。
(オムニバス方式/全15回)
(阿部昇,成田雅樹/1回)授業ガイダンスとして,授業の進め方や前後半
の担当者及び各回の予習・復習課題等について説明する。また,成績評価
の対象・観点・基準等について説明する。
(阿部昇/7回)文章の「わかりやすさ」を中心に,文種による構成・構造や
読み方・書き方の違いについて理解し,NIE(教育に新聞を)を例としてクリ
ティカルリーディング・クリティカルライティングの基礎を身につける。
(成田雅樹/7回)NAEP(全米学力調査)の類別に基づいて「語り・説明・主
張」の3文種を理解する。また,それぞれのスタイルの違いが目的と相手に
よるということを,「文種換え」という書き換え体験を通して理解し,文種を書
き分ける力の基礎を養う。
(概要)日本語運用能力を(とりわけ表現力やコミュニケーション能力を)高 オムニバス方式
めるために必要な技法を学ぶ。
(オムニバス方式/全15回)
(289 栗城宏/7回)演劇の基礎的技法を学習し,短い戯曲を実際に演じる
ことで,言葉の受け止め方や伝達の仕方を含めたコミュニケーション能力全
般を高める。
(312 畠山民栄/8回)スピーチの技法やプレゼンテーションの仕方を学習
し,数種類のスピーチを実演しながら,「言葉が届く」とはどういうことかを学
ぶ。
学外で,演劇体験・農業体験を実地体験し,自分の考え・意志を相手に伝え
ること,相手の話をしっかり受け止めることができるよう,コミュニケーション能
力を高める。特に演劇体験では,演劇の稽古をわらび座劇場の劇団員に指
導してもらう。この演劇体験を通じて,相手の言葉を受け止め,自分の考え・
意志を相手にしっかり伝えることを学ぶ。
社会から見た秋田大学,地域社会からの秋田大学の在学生及び卒業生へ
の期待,将来展望等について講義し,秋田大学で学ぶことに対する意欲を
高める。講義を通じて秋田大学の現状について多面的に理解するとともに,
秋田大学でどのような学生生活を過ごすか,何を学ぶか,どのような形で社
会と関わっていくかについて,考察する。
大学で学ぶにあたって必須となる学術情報について知り,自分の学習・研究
に必要な参考文献を調査・選択し,レポート・論文としてまとめるためのスキ
ル(情報リテラシー能力)を獲得することを目的としている。講義において学
術情報全般の基礎知識の習得後,演習では実際にPCを利用した各種デー
タベースの利用方法,電子ジャーナルなどの電子的ツールの利用について
学習し,これらの知識・技術を用いてレポート・論文のまとめ方の概要を習得
する。
これまで確率や統計を学習する機会が少なかった学生を対象とし,身近な
題材を例にした簡単なデータをもとに,基本的な統計手法を学習する。数学
を用いる難解な箇所はできるだけ平易に解説し,電卓による簡単な計算の
繰り返しにより,統計概念を理解するとともに基本的な統計分析手法を習得
する。
フィールド情報学の方法論を用いて,特定のフィールドで生じる諸問題につ
いての解決法をデザインできるようになることを目的とする.フィールド情報
学は,記述,予測,設計,伝達の要素から構成され,その方法は,エスノグラフィ,
ケースライティング,インクルーシブデザインなど多岐に渡る.本授業では,起
源の異なるそれらの方法論を,人間観察,イノベーションという2つシナリオを
用いて講義し,さらに,フィールド情報学と社会科学分野との関係について
説明する.
(システムデザイン工学科-16 )
別記様式第2号(その3の1)
(用紙
授
(理工学部
科目
区分
業
授業科目の名称
キャリアデザインⅠ
キャリアデザインⅡ
技
能
の
活
用 キャリアデザイン総論
教
養
教
育
科
目
留学生のための課題研究Ⅰ
留学生のための課題研究Ⅱ
海外短期研修
大学英語Ⅰ
国
際
言
語
科
目
目
の
概
要
システムデザイン工学科)
キャリアデザイン基礎
主
題
別
科
目
科
日本工業規格A4縦型)
英
語
大学英語Ⅱ
講義等の内容
キャリア形成とは,4年間の大学生活を通して,自らの将来像を思い描きなが
ら,それに必要とされる知識やスキル,あるいは社会人としての基礎的力を養
うことである。これに資するように,この授業では,働くとはどういうことか,大学
で身につけるべきことはどのようなことか,地域社会(秋田県)の行政的課題
と経済状況,自らの希望を達成するためのロードマップ作りについて講義・
調査検討・成果発表を行う。
「キャリアデザイン基礎」を修了した学生を対象とする。適正な自己理解が
できていないと「自己」と「仕事」とのミスマッチを招くことになる。この自己理
解の精度を高めるため,様々な視点から自分を見つめる方法として,CEI検
査・R-CAP検査・燃焼条件分析などについて講義する。また,併せて社会か
ら求められる能力について理解する。
働く場としての組織とそれを取り巻く社会的環境を理解するため,以下の
テーマについて講義する。
・仕事と組織
・様々な業種とその最近の動向
・日本企業を取り巻く環境の変化
・ポスト「終身雇用」とポスト「年功賃金」
講義の最後の2回分は,学生を企業等に派遣し,そこで職員が,講義で説明
のあった環境の変化の中で,どのように仕事をしているのかを観察させ,報告
させることに当てる。
進路や職業などに関するキャリアデザインは,社会や企業さらには職業に関
する幅広い知識と情報を習得し,それらに関する固定観念を払拭しつつ,自
己理解と対比しながら行う必要がある。そのための様々な情報を,主として
日本の産業構造,地域経済,労働形態,労働者の権利と義務に焦点を当て
て講義を行う。
受講生で分担して発表しながら,課題図書を読みすすめ,論文というものの
考え方や書き方を学ぶ。また,日本・秋田で実際に生活しながら気づいたこ
と,興味・関心を持ったことについても毎週報告し,その中から研究テーマを
見つけていく。学期末には,研究計画を立てたり予備調査を行い,来学期の
論文作成の準備とする。
一人ひとりの興味・関心に基づき,研究テーマを確定するとともに,調査・考
察を行い,最終的には一つの論文を書くことを目指す。具体的には,1)日
本・秋田での自身の生活の中から研究テーマを発見する。2)研究テーマの
背景にある問題意識を明確化できるようになる。3)問題意識にそって調査
を実施し,考察できるようになる。4)研究テーマ・問題意識・調査・考察結果
を論文の形でまとめ,論文の書き方および自らの関心・興味についてのさら
に深い見解を得る。
カナダのビクトリア大学英語センターでの4週間の短期英語研修により,英語
力を向上させるとともに,カナダ文化についての知識を獲得することを主な
内容とする。それに加え,短期英語研修の前後に事前・事後研修を行うこと
で,自律的な英語学習方法の習得と,今後の大学生活と卒業後にわたるライ
フプランの質的向上をめざす。
大学専門教育で必要とされる基礎能力を養成するため,英語のリーディン
グ,リスニング,ライティング,スピーキング,語彙及び文法能力を統合的に育
成する。具体的には,まとまりのある英語の文章を読む,または聞く場合,その
英文の主旨を理解し,求められる情報を取り出すことができる力を養う。そし
て,大学という場で用いられる英語の基本的な会話表現を学ぶとともに,英語
の文章構成に基づいたパラグラフを書く練習により,英語による発信力を養
う。
「大学英語Ⅰ」で学んだ様々な学術上の言語使用法を活用し,英語のリー
ディング,リスニング,ライティング,スピーキング,語彙及び文法能力の習得と
いう各領域において,より一層の習熟を目指す。特に,読んだり聞いたりした
英文の要約を書く,内容についてグループ・ディスカッションを行う,パラグラ
フ・ライティングを発展させてエッセイを書くなど,さらに発展的な活動を行う
ことで,大学での勉強に必要な英語力を確実に習得する。
(システムデザイン工学科-17 )
備
考
別記様式第2号(その3の1)
(用紙
授
(理工学部
科目
区分
授業科目の名称
フランス語Ⅰ
ロシア語Ⅰ
入
門
外
国
語
中国語Ⅰ
国
際
言
語
科
目
朝鮮語Ⅰ
日本語1
外
国
語
活
用
演
習
科
目
の
概
要
システムデザイン工学科)
ドイツ語Ⅰ
教
養
教
育
科
目
業
日本工業規格A4縦型)
文系英会話
理系英会話
講義等の内容
備
ドイツ語文法の概要を示し,基本的な文法知識を身につける。また,ドイツ語
の発音能力の養成を図る。「国際人として通用するコミュニケーション能力・
異文化理解力を備えた人材の養成」という教育目標に基づく授業科目であ
る。ドイツで刊行された外国人用の初心者向けの教科書によって,ドイツ文
法の基本を学ぶ。また,基本会話や聞き取りの練習を行う。具体的な内容と
してはドイツ語圏の諸国の地理学・文化・言語を取り上げる。
初心者を対象に,フランス語の基本的な特徴を習得することを目標とする。
綴りの読み方,発音から学習を始め,文法項目としては重要動詞の活用,代
名詞,名詞の性と数,冠詞,形容詞などをあつかい,日常的な場面で用いられ
る基本表現もとりあげる。授業形態は演習であり,口頭練習,キーセンテンス
の暗唱,学生同士の対話練習,教員との応答練習,簡単な作文や聞き取りを
主な作業とする。フランス語語圏の文化,社会,芸術などに関するトピックを
適宜挿入する。
ロシア語の初歩と基本を,会話表現を中心に習得することを目標とする。文
法項目としては文字と発音,形容詞・所有代名詞の変化,動詞の現在形,命
令形までをあつかい,日常的な場面で用いられる基本表現をとりあげる。授
業形態は演習であり,スキットの聴き取り,口頭練習,キーセンテンスの暗唱,
学生同士の対話練習,教員との応答練習,簡単な作文と読み取りを主な作
業とする。ロシア語学習の動機を持続させるために,ロシア語圏の文化,社
会,芸術に関するトピックを適宜,挿入する。
中国語の初習者を対象とし,読むこと,書くこと,聴くこと,話すことの基礎的な
力を身につけることを目的とする。特に発音と初歩的な文法の習得に重点
を置き,声調とピンインを正しく読めること,中国語の基本的な文法を理解し,
簡単な表現ができるようになることを目標とする。
朝鮮語の初歩と基本を,会話表現を中心に習得することを目標とする。文法
項目としては文字と発音,あいさつ,文体の問題,用言活用,数詞表現,否定
形と不可能形までをあつかい,日常的な場面で用いられる基本表現をとりあ
げる。授業形態は演習であり,スキットの聴き取り,口頭練習,キーセンテンス
の暗唱,学生同士の対話練習,教員との応答練習,簡単な作文と読み取りを
主な作業とする。朝鮮語学習の動機を持続させるために,朝鮮語圏の文化,
社会,芸術に関するトピックを適宜,挿入する。
(概要)来日間もない留学生が,日本での日常生活を始めるために必要な 共同方式
初歩的な日本語能力を習得するためのクラス。主な習得目標技能は話す・
聞くことだが,ひらがな・カタカナについても学ぶ。このクラスをきっかけに,新
しい言語を学ぶことの喜び,またその言語を使って他者とつながることの楽し
さに対する気づきを促す。受講生が多様な日本語に触れられるよう,2名の
担当者が,週前半の2コマと後半の2コマをそれぞれ担当する。
(219 牲川波都季)週前半の2コマを担当する。
(256 市嶋典子)週後半の2コマを担当する。
現代社会の様々なトピック,とりわけ学校教育や地域の社会と文化に関する
話題について,英語で語り合うことができるような語彙力と会話表現技術を
身につけることが目的である。授業では,任意のトピックに関する学生のプレ
ゼンテーションや,それについてのグループ・ディスカッションなどの演習と
重要表現に関する講義を通じて,自分の考えを明確に説明するための様々
な英語表現や,相手の発言に対する適切な質問の仕方などの会話技術を
学ぶ。
現代の科学技術に関するトピックに関して,英語で的確に意思疎通ができる
ように,科学に関する語彙を増やすとともに,役に立つ会話表現や有効な会
話技術を学ぶ。特に,アカデミックな場面でのモデル会話を用いた役割練習
を通じて,互いに意見を交換する際に用いられる表現技術をみがくことで,自
分の考えや意見をより明晰に,そしてより自信を持って相手に伝えることがで
きるようにする。
(システムデザイン工学科-18 )
考
別記様式第2号(その3の1)
(用紙
授
(理工学部
科目
区分
授業科目の名称
英語特別演習
ドイツ語Ⅱ
フランス語Ⅱ
国
際
言
語
科
目
科
目
の
概
要
システムデザイン工学科)
大学英語Ⅲ
教
養
教
育
科
目
業
日本工業規格A4縦型)
外
国
語
活 ロシア語Ⅱ
用
演
習
中国語Ⅱ
朝鮮語Ⅱ
日本語2
日本語2総合
講義等の内容
備
英語の四技能の統合的育成を目指した「大学英語Ⅰ」および「大学英語
Ⅱ」で培った英語力を基盤に,学生自身がさらに伸ばしたいと考える英語の
技能(リーディング,リスニング,ライティング,スピーキング,プレゼンテーション
など)に焦点を当て,語彙や文法知識の習得と併せて集中的に訓練を行うこ
とにより,アカデミックな場で活用できる発展的な英語の力を身に付ける。
自分を取り巻く世界の理解を深めるために継続して英語を学習する積極的
な態度を養い,英語コミュニケーション能力をより一層伸ばすことを目的とし
ている。授業では,時事的な話題に関する英文を読んで内容を把握し,関連
語彙を学び,概要を英語でまとめ,その問題について英語で自分の意見を
述べるなどの活動を行う。また,学生同士のペアワークやグループワークを
随時取り入れることにより,英語で積極的に他人とコミュニケーションをとるこ
とができる意志と能力を高めていく。
ドイツ語Ⅰを履修した学生を対象に,ドイツ語の基本をひととおり習得するこ
とを目標とする。あつかう文法項目は再帰動詞,zu不定詞,形容詞変化,受動
態,過去形,関係詞,従属文,接続法である。ドイツ語Ⅰ同様,演習形式で,ス
キットの聴き取り,口頭練習,キーセンテンスの暗唱,学生同士の対話練習,教
員との応答練習,簡単な作文を行うが,まとまった内容をもつ,ある程度の長さ
のあるドイツ文の読み取りの訓練も加える。
フランス語Ⅰを履修した学生を対象に,フランス語の基本文法をひととおり
学習し,フランス語の全体象を把握することを目標とする。あつかう文法項目
は基本的な動詞の各時制や法,代名動詞,強勢形人称代名詞,中性代名詞,
ジェロンディフなどである。フランス語Ⅰ同様,演習形式の授業であり,キーセ
ンテンスの暗唱,学生同士の対話練習,教員との応答練習などを行う。また,
フランス語独特の数詞をきちんと身に付けられるように繰り返し練習する。
ロシア語Ⅰを履修した学生を対象に,ロシア語の基本をひととおり習得する
ことを目標とする。あつかう文法項目は未来形,過去形,名詞変化,動詞の体
の用法等である。ロシア語Ⅰ同様,演習形式で,スキットの聴き取り,口頭練
習,キーセンテンスの暗唱,学生同士の対話練習,教員との応答練習,簡単な
作文を行うが,まとまった内容をもつ,ある程度の長さのあるロシア語文の読
み取りの訓練も加える。
中国語Ⅰを履修した学生を対象に,中国語の基本をひととおり習得すること
を目標とする。あつかう文法項目は複合動詞,可能補語,仮定形,主述述語
文,連動文,使役文等である。中国語Ⅰ同様,演習形式で,スキットの聴き取
り,口頭練習,キーセンテンスの暗唱,学生同士の対話練習,教員との応答練
習,簡単な作文を行うが,まとまった内容をもつ,ある程度の長さのある中国語
文の読み取りの訓練も加える。
朝鮮語Ⅰを履修した学生を対象に,朝鮮語の基本をひととおり習得すること
を目標とする。あつかう文法項目は未来形,過去形,名詞変化,動詞の体の
用法等である。朝鮮語Ⅰ同様,演習形式で,スキットの聴き取り,口頭練習,
キーセンテンスの暗唱,学生同士の対話練習,教員との応答練習,簡単な作
文を行うが,まとまった内容をもつ,ある程度の長さのある朝鮮語文の読み取
りの訓練も加える。
(概要)入門レベルの日本語学習を終えた留学生を対象に,基本的な日本 共同方式
語の文法学習と,話すことと聞くことの練習を中心とするクラス。基本レベル
の日本語で書くことついても短い作文を通して学ぶことができる。日常会話
であれば,日本語で行うことができるというレベルの日本語能力獲得をめざ
す。受講生が多様な日本語に触れられるよう,2名の担当者が,週前半の2コ
マと後半の2コマをそれぞれ担当する。
(219 牲川波都季)週前半の2コマを担当する。
(270 楊帆)週後半の2コマを担当する。
入門レベルの日本語学習を終えた留学生を対象としたクラス。自分の「考え
ていること」を日本語で表現し,相手の「考えていること」を日本語で理解する
ことを目標とする。クラスでは,自分の興味・関心があることについて話し,文
章を書いていく。そして,その文章をクラスメートと協働で読み合い,テーマに
ついてのディスカッションを重ねることによって,日本語表現を学ぶ。
(システムデザイン工学科-19 )
考
別記様式第2号(その3の1)
(用紙
授
(理工学部
科目
区分
授業科目の名称
ドイツ語会話Ⅱ
フランス語会話Ⅰ
フランス語会話Ⅱ
国
際
言
語
科
目
科
目
の
概
要
システムデザイン工学科)
ドイツ語会話Ⅰ
教
養
教
育
科
目
業
日本工業規格A4縦型)
外
国
語
活
用
演 ロシア語会話Ⅰ
習
ロシア語会話Ⅱ
中国語会話Ⅰ
中国語会話Ⅱ
朝鮮語会話Ⅰ
講義等の内容
ドイツ語母語話者教員の指導により,「話す」「聞く」を中心に基本的な技能
を身につけドイツ語によるコミュニケーション能力の養成を図る。日本語や
英語とは異なる言語に触れ,それを自らのツールとして獲得するなかで,言
語や文化の多様性についても理解を深める。基本的な文法事項を学び,ド
イツ語の構造とその特徴を把握する。ドイツ語の文化的社会的背景を理解
するため,ドイツ語圏諸国の地理学と文化と言語,ドイツ語圏諸国の住まいな
どのテーマを取り上げる。
ドイツ語母語話者教員の指導により,「話す」「聞く」を中心に基本的な技能
を身につけドイツ語によるコミュニケーション能力の養成を図る。日本語や
英語とは異なる言語に触れ,それを自らのツールとして獲得するなかで,言
語や文化の多様性についても理解を深める。基本的な文法事項を学び,ド
イツ語の構造とその特徴を把握する。ドイツ語の文化的社会的背景を理解
するため,招待面の会話,市場とレストランでの会話などのテーマを取り上げ
る。
フランス語初習者を対象に,フランス語の基礎的な文法事項を踏まえつつ,
フランス語母語話者による発音・会話練習を行う。原則として,フランス語Iの
履修を前提とした授業である。綴りの読み方や,フランス語特有の発音の確
認を行いながら,日常的な場面で用いられる基本表現を繰り返し練習する。
授業形態は演習であり,口頭練習,学生同士の対話練習,教員との応答練習
を主な作業とする。
フランス語Ⅰ,およびフランス語会話Ⅰを履修した学生を対象に,フランス語
の基本文法の定着を図りながら会話表現を学習することを目標とする。フラ
ンス語会話Ⅰ同様演習形式で,キーセンテンスの暗唱を踏まえ,語句を入れ
替える事によって語彙を増やし,表現のヴァリエーションを増やしていく。学
生同士の対話練習,教員との応答練習などを繰り返し行いながら,自然なフ
ランス語会話表現を身につけて行く。
ロシア語初習者を対象に,ロシア語の基礎的な文法事項を踏まえつつ,ロシ
ア語母語話者による発音・会話練習を行う。原則として,ロシア語Iの履修を
前提とした授業である。キリル文字の読み方や,ロシア語特有の発音の確認
を行いながら,日常的な場面で用いられる基本表現を繰り返し練習する。授
業形態は演習であり,口頭練習,学生同士の対話練習,教員との応答練習を
主な作業とする。
ロシア語Ⅰ,およびロシア語会話Ⅰを履修した学生を対象に,ロシア語の基
本文法の定着を図りながら会話表現を学習することを目標とする。ロシア語
会話Ⅰ同様演習形式で,キーセンテンスの暗唱を踏まえ,語句を入れ替える
事によって語彙を増やし,表現のヴァリエーションを増やしていく。学生同士
の対話練習,教員との応答練習などを繰り返し行いながら,自然なロシア語
会話表現を身につけて行く。
中国語初習者を対象に,中国語の基礎的な文法事項を踏まえつつ,中国語
母語話者による発音・会話練習を行う。原則として,中国語Iの履修を前提と
した授業である。漢字の読み方や,ピンインの発音の確認を行いながら,日
常的な場面で用いられる基本表現を繰り返し練習する。授業形態は演習で
あり,口頭練習,学生同士の対話練習,教員との応答練習を主な作業とする。
中国語Ⅰ,および中国語会話Ⅰを履修した学生を対象に,中国語の基本文
法の定着を図りながら会話表現を学習することを目標とする。中国語会話
Ⅰ同様演習形式で,キーセンテンスの暗唱を踏まえ,語句を入れ替えること
によって語彙を増やし,表現のヴァリエーションを増やしていく。学生同士の
対話練習,教員との応答練習などを繰り返し行いながら,自然な中国語語会
話表現を身に付けていく。
朝鮮語初習者を対象に,朝鮮語の基礎的な文法事項を踏まえつつ,朝鮮語
母語話者による発音・会話練習を行う。原則として,朝鮮語Iの履修を前提と
した授業である。ハングルの読み方や,朝鮮語特有の発音の確認を行いな
がら,日常的な場面で用いられる基本表現を繰り返し練習する。授業形態は
演習であり,口頭練習,学生同士の対話練習,教員との応答練習を主な作業
とする。
(システムデザイン工学科-20 )
備
考
別記様式第2号(その3の1)
(用紙
授
(理工学部
科目
区分
授業科目の名称
実践ドイツ語会話Ⅰ
実践ドイツ語会話Ⅱ
実践中国語会話Ⅰ
国
際
言
語
科
目
科
目
の
概
要
システムデザイン工学科)
朝鮮語会話Ⅱ
教
養
教
育
科
目
業
日本工業規格A4縦型)
外
国
語
実践中国語会話Ⅱ
活
用
演
習
実践朝鮮語会話Ⅰ
実践朝鮮語会話Ⅱ
日本語3
日本語3総合
講義等の内容
備
朝鮮語Ⅰ,および朝鮮語会話Ⅰを履修した学生を対象に,朝鮮語の基本文
法の定着を図りながら会話表現を学習することを目標とする。朝鮮語会話
Ⅰ同様演習形式で,キーセンテンスの暗唱を踏まえ,語句を入れ替える事に
よって語彙を増やし,表現のヴァリエーションを増やしていく。学生同士の対
話練習,教員との応答練習などを繰り返し行いながら,自然な朝鮮語語会話
表現を身に付けていく。
日常生活についてのドイツ語のテキストを用い,ドイツ語の基本的な「話す・
聞く・読む・書く」能力を習得する。特に,読解練習を重視する。授業の達成
目標は,1)基本的なコミュ二ケーション能力を深める 2) 短いテキストを読み,
会話ができるようになる 3) 簡単な会話が聞き取れるようになる 4) 簡単な作
文ができるようになる。である。主として以下のようなテーマを取り扱う。日常
生活の会話:自己紹介をする・約束をする・レストランでの食事・ホテルを要
約する/ドイツ圏諸国の自然と都会を紹介する。
日常生活についてのドイツ語のテキストを用い,ドイツ語の基本的な「話す・
聞く・読む・書く」能力を習得する。特に,読解練習を重視する。授業の達成
目標は,1)基本的なコミュ二ケーション能力を深める 2) 短いテキストを読み,
会話ができるようになる 3) 簡単な会話が聞き取れるようになる 4) 簡単な作
文ができるようになる。である。授業では,主として日常生活の会話:ドイツ圏
諸国の自然と都会を紹介する/ドイツでの職業生活と余暇生活などのテー
マを取り上げる。
中国語Ⅱ,中国語会話Ⅱを学習し,基礎的な力を身に付けた者を対象とす
る。中国語会話Ⅱでの学習内容を踏まえて,ひきつづき語彙を増やし,表現
のヴァリエーションを増やしていきながら,より長いセンテンスを口頭で話し,
聞き取る力を身に付けていくことを目指す。
実践中国語会話Ⅰでの学習内容を踏まえて,会話能力の一層の向上につ
とめ,リスニング,スピーキング双方の領域で中級レベルの仕上げとなるように
する。具体的な場面や役割を設定した会話や質疑応答など,実践的な練習
を反復することでネイティヴの会話に可能な限り対応できる能力の育成を目
指す。
朝鮮語Ⅱ,朝鮮会話Ⅱを学習し,基礎的な力を身に付けた者を対象とする。
朝鮮語会話Ⅱでの学習内容を踏まえて,ひきつづき語彙を増やし,表現の
ヴァリエーションを増やして行きながら,より長いセンテンスを口頭で話し,聞
き取る力を身に付けていくことを目指す。
実践朝鮮語会話Ⅰでの学習内容を踏まえて,会話能力の一層の向上につ
とめ,リスニング,スピーキング双方の領域で中級レベルの仕上げとなるように
する。具体的な場面や役割を設定した会話や質疑応答など,実践的な練習
を反復することでネイティヴの会話に可能な限り対応できる能力の育成を目
指す。
(概要)初級レベルの日本語を復習しながら,四技能の運用力を高める。 中 共同方式
級前半レベルの文法の基本的な意味や用法を身につける。具体的には,
1)日常生活の中での「交渉会話」がスムーズにできるようになる,2)読解の
際の様々なストラテジーを身につけることで,少し長めの文を読んで大意をと
ることができるようになる,3)身近な出来事や体験などについて,まとまった文
章が書けるようになることをめざす。受講生が多様な日本語に触れられるよ
う,2名の担当者が,週前半の2コマと後半の2コマをそれぞれ担当する。
(256 市嶋典子)週前半の2コマを担当する。
(270 楊帆)週後半の2コマを担当する。
それぞれが,興味がある人,深く話し合いたい人を選び,なぜ,その人に興味
を持ったのかをレポートにまとめまる。その考えをもとに,インタビューを行う。
そして,インタビュー相手の考え方と自分の考え方との関係について考え,レ
ポートにまとめる。インビューの動機をまとめることによって,自身の考えを把
握できるようになり, インタビューをとおして,自身の考えを深め,他者に伝え
ることができるようになることを目指す。
(システムデザイン工学科-21 )
考
別記様式第2号(その3の1)
(用紙
授
(理工学部
科目
区分
業
科
目
の
概
日本工業規格A4縦型)
要
システムデザイン工学科)
授業科目の名称
社会心理学外国語文献演習
臨床心理学外国語文献演習
講義等の内容
備
社会心理学領域の国際誌に掲載された論文を購読し,英語論文の読解力
を身につけるとともに,社会心理学研究の考え方,研究方法,成果について
学ぶことを目的とする。本演習では,社会心理学領域における古典的研究,
重要研究を精読することを通して,社会心理学における古典的,代表的知見
を理解すること,社会心理学領域の専門用語を説明できるようになること,研
究方法や結果の読み方を理解できるようになることを目標とする。
臨床心理学に関する文献を講読する。臨床心理学に関する文献を読んで
理解するうえで必要な基本的な専門用語,表現方法を理解できるようにな
る。授業の到達目標は次のとおりである。1)心理学関連のテクニカルター
ムが英語で理解できるようにする。2)外国語の心理学学術論文を積極的に
理解しようとする学習態度を身につける。3)心理学学術論文の日本語訳出
ができるようになる。4)HIV・エイズについての基礎知識を英語で理解でき
るようになる。
最近のNatureに掲載された論文の中から心理学や脳科学,行動科学に関 隔年
連する論文を選び,全文和訳する。翻訳の担当者は各文ごとに授業中にそ
の場でランダムに指名する。半期で2つの論文を完訳する。科学英語論文
文 生理心理学外国語文献講読Ⅰ を読み解く力を身につけるとともに,認知心理学,脳科学,社会科学などの幅
献
広い分野で最新の研究成果を理解する。
講
読
最近のNatureに掲載された論文の中から心理学や脳科学,行動科学に関 隔年
連する論文を選び,全文和訳する。翻訳の担当者は各文ごとに授業中にそ
の場でランダムに指名する。半期で2つの論文を完訳する。科学英語論文
生理心理学外国語文献講読Ⅱ を読み解く力を身につけるとともに,発達・学習心理学,比較行動学,動物行
動学などの幅広い分野で最新の研究成果を理解する。
教
養
教
育
科
目
国
際
言
語
科
目
発達心理学外国語文献演習
認知心理学外国語文献演習
日本語4-Ⅰ
日
本
語 日本語4-Ⅱ
日本語4-Ⅲ
発達心理学関連のテクニカルタームが英語で理解できるように,また外国語
の心理学学術論文を積極的に理解しようとする学習態度を身につけるため
に,そしてスムースな心理学学術論文の日本語訳出ができるようになる目的
で,視覚・発達認知の研究関連分野から外書を選び,受講者内で少しずつ
分担し,輪読,および説明を加える。
認知心理学関連のテクニカルタームが英語で理解できるように,また外国語
の心理学学術論文を積極的に理解しようとする学習態度を身につけるため
に,そしてスムースな心理学学術論文の日本語訳出ができるようになる目的
で,視覚・発達認知の研究関連分野から外書を選び,受講者内で少しずつ
分担し,輪読,および説明を加える。
中級レベルの口頭表現能力と漢字の読み書き能力を身に付ける授業。大
学生活に必要な,日本語によるコミュニケーション能力と,読解と書くための
能力の基本を身に付ける。口頭表現能力については,1)研究室での日常
会話に困らない程度の日本語の会話・聴き取りができる,2)話す相手によっ
てスピーチレベルをコントロールすることができる,3)討論に参加できるよう
な表現能力を身につけることをめざす。漢字については,旧日本語能力試
験2級合格レベルの1000字を読み理解することを目標とする。日本語4-Ⅱ
と目標は同じだが,扱う文法や漢字の範囲が異なる。
中級レベルの口頭表現能力と漢字の読み書き能力を身に付ける授業。大
学生活に必要な,日本語によるコミュニケーション能力と,読解と書くための
能力の基本を身に付ける。口頭表現能力については,1)研究室での日常
会話に困らない程度の日本語の会話・聴き取りができる,2)話す相手によっ
てスピーチレベルをコントロールすることができる,3)討論に参加できるよう
な表現能力を身につけることをめざす。漢字については,旧日本語能力試
験2級合格レベルの1000字を読み理解することを目標とする。日本語4-Ⅰ
と目標は同じだが,扱う文法や漢字の範囲が異なる。
論理的な文章を読んだり書いたりするときに必要な技術の基礎を身につけ
ることを目標とし,中級学習者を対象とする。この授業を履修することによっ
て,以下のことができるように目指す。1)様々な内容の論理的文章が理解で
きる,2)文章の構造や文法に関する知識,情報検索などのストラテジーを
使って,書かれた内容を正確に理解できる,3)レポートのような論理的な文
章が書けるようになる。日本語4-Ⅳとは異なる内容で実施する。
(システムデザイン工学科-22 )
考
別記様式第2号(その3の1)
(用紙
授
(理工学部
科目
区分
授業科目の名称
日本語4-Ⅴ
日本語4-Ⅵ
国
際
言
語
科
目
科
目
の
概
要
システムデザイン工学科)
日本語4-Ⅳ
教
養
教
育
科
目
業
日本工業規格A4縦型)
日
本 日本語5-Ⅰ
語
日本語5-Ⅱ
日本語5-Ⅲ
日本語5-Ⅳ
日本語5-Ⅴ
講義等の内容
まとまった長さの文章を読むことに慣れ,内容を理解するためのスキルを身
につけることと,論理的な文章を書くときに必要な技術の基礎を身につける
ことを目標とし,中級学習者を対象とする。この授業を履修することによって,
以下のことができるように目指す。1)様々な内容の文章が理解できる,2)文
章の構造や文法に関する知識,読解技術を使って,書かれた内容を正確に
理解できる,3)中心文と指示文で構成された複数の段落を使い,論理的な
短い文章が書けるようになる。日本語4-Ⅲとは異なる内容で実施する。
このクラスでは,エッセイや評論を読むことを通して,「文化」についての自分
の考えを深めることを目指す。そのために,様々な文章を読み,その内容に
ついてクラスでディスカッションする活動を行う。いくつかのエッセイや評論
について,自分の考えを表現し,クラスメートの考えを聞くことを積み重ねてい
くことで,徐々に「文化」についての考えを深める。そして,最終的に「文化」に
ついての自分の考えをレポートという形でまとめる。従って,このクラスでは,ク
ラスのメンバーといっしょに「文化」について考えていこうとする姿勢がとても
重要になる。日本語4-Ⅵも同様の目標をもつが,エッセイや評論文,レポー
トのテーマが異なる。
エッセイや評論を読むことを通して,「ことば」についての自分の考えを深め
ていく。そのために,様々な文章を読み,その内容についてクラスでディス
カッションする活動を行う。いくつかのエッセイや評論について,自分の考え
を表現し,クラスメートの考えを聞くことを積み重ねていくことで,徐々に「こと
ば」についての考えを深める。そして,最終的に「ことば」についての自分の
考えをレポートという形でまとめる。従って,このクラスでは,クラスのメンバーと
いっしょに「ことば」について考えていこうとする姿勢がとても重要になる。日
本語4-Ⅴも同様の目標をもつが,エッセイや評論文,レポートのテーマが異
なる。
アカデミック・ライティングのための日本語読解力育成を目標とするクラス。
具体的には,レポートや論文など学術的な著作とはどのようなものかを理解
し,論文を書くために必要な知識,資料の集め方・分析の仕方,日本語表現
などを学ぶ。また,実際に小論文なども書き,論文執筆のために必要な論理
的思考方法と,日本語で文章化するための力を養う。日本語5-Ⅱも同様の
目標をもつが,教科書や小論文などのテーマが異なる。
アカデミック・ライティングのための日本語読解力育成を目標とするクラス。
具体的には,レポートや論文など学術的な著作とはどのようなものかを理解
し,論文を書くために必要な知識,資料の集め方・分析の仕方,日本語表現
などを学ぶ。また,実際に小論文なども書き,論文執筆のために必要な論理
的思考方法と,日本語で文章化するための力を養う。日本語5-Ⅰも同様の
目標をもつが,教科書や小論文などのテーマが異なる。
大学生活に必要な,討論,スピーチなど公的な場面での口頭表現能力を身
につけることを目標とし,中上級学習者を対象とする。この授業を履修するこ
とによって,以下のことができるように目指す。1)日本語がなめらかに話せ
る,2)社会的,専門的な話題についての詳細な説明や描写ができる,3)相手
との関係を損なうことなく,説得力のある意見を述べたり,相手の意見に反論
したりすることができる。日本語5―IVとは異なる内容で実施する。
大学の勉学や,就職に必要な発表の技法を身につけ,プレゼンテーション力
を向上させることを目標とし,中上級学習者を対象とする。この授業を履修す
ることによって,以下のことができるように目指す。1)発表の技法を身につけ
る,2)わかりやすいパワーポイントとハンドアウトの作成方法を身につける,
3)専門について論理的に発表することができる。日本語5-Ⅲとは異なる
内容で実施する。
最近の時事に関する新聞記事などを理解するための日本語能力を身につ
けるための授業。具体的には1)時事に関する読み物を理解するのに必要
な,語彙・表現・関連知識を知る,2)記事を読んだり,ニュース番組を視聴し,
要約することが出来る。3)現代日本の様々なトピックについて知り,日本語
で意見を述べたり,レポートにまとめたりすることができる,ようになることをめ
ざす。日本語5-Ⅵも同様の目標をもつが,その学期の最新の時事を扱うた
め内容が異なる。
(システムデザイン工学科-23 )
備
考
別記様式第2号(その3の1)
(用紙
授
(理工学部
科目
区分
日本語5-Ⅵ
日本語5-Ⅶ
日 日本語5-Ⅷ
本
語
日本語5-Ⅸ
教
養
教
育
科
目
科
目
の
概
要
システムデザイン工学科)
授業科目の名称
国
際
言
語
科
目
業
日本工業規格A4縦型)
日本語5-Ⅹ
スポーツ実技Ⅰ
ー
ス
ポ
スポーツ実技Ⅱ
ツ
文
化
科
目
スポーツ理論Ⅰ
講義等の内容
最近の時事に関する新聞記事などを理解するための日本語能力を身につ
けるための授業。具体的には1)時事に関する読み物を理解するのに必要
な,語彙・表現・関連知識を知る,2)記事を読んだり,ニュース番組を視聴し,
要約することが出来る。3)現代日本の様々なトピックについて知り,日本語
で意見を述べたり,レポートにまとめたりすることができる,ようになることをめ
ざす。日本語5-Ⅴも同様の目標をもつが,その学期の最新の時事を扱うた
め内容が異なる。
アカデミック・リーディングのための日本語読解力育成を目標とするクラス。
具体的には,レポートや学術論文などの論説文や,エッセイ・小説などの物
語文を読むために必要な文法知識・構造を学びつつ,各自の専門分野や
興味関心にそった論文・物語等を読んでいくための読解力を身に付ける。
日本語5-Ⅷも同様の目標をもつが,用いる読解教材・教科書が異なる。
アカデミック・リーディングのための日本語読解力育成を目標とするクラス。
具体的には,レポートや学術論文などの論説文や,エッセイ・小説などの物
語文を読むために必要な文法知識・構造を学びつつ,各自の専門分野や
興味関心にそった論文・物語等を読んでいくための読解力を身に付ける。
日本語5-Ⅶも同様の目標をもつが,用いる読解教材・教科書が異なる。
ビジネス場面を含むさまざまな場面における敬語運用能力を向上させること
を目標とし,上級学習者を対象とする。この授業を履修することによって,以
下のことができるように目指す。1)適切なスピーチレベルシフトを身につけ,
異なる場面における会話ができる,2)ビジネスメールを含む簡単なビジネス
文章が書ける,3)決められた時間内で決められたテーマに従って論理的で
わかりやすいスピーチができる。日本語5-Xとは異なる内容で実施する。
ビジネス場面を含むさまざまな場面における高度な読解能力と聴解能力を
向上させることを目標とし,上級学習者を対象とする。この授業を履修するこ
とによって,以下のことができるように目指す。1)待遇表現の使用意識を高
め,特にビジネス場面における適切な待遇表現の使い方を身につける,2)
複段落の長文,およびビジネス文章の読解能力を高める,3)複段落の長文,
およびビジネス文章の聴解能力を高める。日本語5-IXとは異なる内容で
実施する。
生涯にわたってスポーツ文化を享受するために必要な知識,運動技能を身
につけ,スポーツ実践能力を養い高めることを目的とする。到達目標は,基礎
的なゲームを行うことができること,基礎的なルールを守っていること,基礎的
な運動技能を身につけていることである。授業では,スポーツ種目を受講生
が主体的に選択し,その種目の知識と基礎的な運動技能を習得し,ゲーム
について学習する。実施予定種目は,バスケットボール,バレーボール,バドミ
ントン,卓球,サッカー,ソフトボール,テニスなどである。
生涯にわたってスポーツ文化を享受するために必要な知識,運動技能を身
につけ,スポーツ実践能力を養い高めることを目的とする。到達目標は,発展
的なゲームを行うことができること,発展的なルールを守っていること,発展的
な運動技能を身につけていることである。授業では,スポーツ種目を受講生
が主体的に選択し,その種目の知識と発展的な運動技能を習得し,ゲーム
について学習する。実施予定種目は,バスケットボール,バレーボール,バドミ
ントン,卓球,サッカー,ソフトボール,テニスなどである。
開講クラスにより授業内容が異なる。Aクラスでは,スポーツと健康や体力と
の関わりについて,ヒューマン・ムーブメント論の考え方を基礎にした運動技
能や運動感覚についての理論,ダンスの教育的価値について学習する.B
クラスでは,スポーツ・バイオメカニクス及び健康運動学の基礎的理論につ
いて学び,現代を健全に過ごしていくために,身体活動を通した生活習慣の
在り方や考え方について理解する。Cクラスでは,スポーツの技能向上に関
する基礎理論として,トレーニング及び技術練習法の概要を学び,また,子ど
もの運動発達に応じた運動指導法について,発生論的運動学の立場から
具体的に理解させる。Dクラスでは,スポーツについての歴史的,文化的,社
会的な基礎理論を学ぶ。
(システムデザイン工学科-24 )
備
考
別記様式第2号(その3の1)
(用紙
授
(理工学部
科目
区分
文ス
化ポ
科
目ツ
スポーツ理論Ⅱ
入門数学
基礎数学I
基礎数学Ⅱ
基
礎
教
育
科
目
科
目
の
概
要
システムデザイン工学科)
授業科目の名称
ー
教
養
教
育
科
目
業
日本工業規格A4縦型)
基礎数学Ⅲ
基礎数学Ⅳ
基礎数学V
入門物理学Ⅰ
講義等の内容
開講クラスにより授業内容が異なる。Aクラスでは,スポーツと健康や体力と
の関わりについて学習する.Bクラスでは,スポーツ・バイオメカニクス及び健
康運動学の基礎的理論について学び,現代を健全に過ごしていくために,
身体活動を通した生活習慣の在り方や考え方について理解する。Cクラス
では,スポーツの技能向上に関する基礎理論として,トレーニング及び技術
練習法の概要を学ぶ。Dクラスでは,スポーツについての歴史的,文化的,社
会的な基礎理論を学ぶ。
工学の各分野を理解するために,ツールとしての数学を学ぶ。メインは,{三
角関数,ベクトル,微分積分}の領域であるが,学習を進める上で必須となる基
礎領域(量の把握,関数とグラフ,複素数,Σ等の諸記号など)についても適
宜,確認しながら計算力と思考力の定着を図る。定着の度合いを確認する
ため,細かいステップで小テスト等を取り入れていく。
理工系の専門教育を受けるための準備として,線形代数の入門講義を行
う。ベクトル,行列に対する受講生の基礎知識を過度に期待することなく,随
所に例をはさみながら丁寧に解説する。 受講生が,連立一次方程式の解
空間の線形性と媒介変数をもちいた表示法を理解し,簡単な連立一次方程
式を解けること,ユークリッド空間の基底と成分表示を理解することを重点目
標とする。この他に,行列の正則性,行変形を用いた逆行列の計算にもふれ
る。
理工系の専門教育を受けるための準備として,微積分の入門講義を行う。
微積分に対する受講生の基礎知識を過度に期待することなく,随所に例を
はさみながら丁寧に解説する。微分,積分の持つ意味をよく理解できるよう,
さまざまな例を用いて丁寧に解説する。微分については,定義から2次微分
を用いた凹凸判定をふくむ関数のグラフ描画までを,積分については,定義
から部分積分法,置換積分法を用いた基本的な関数の積分までを扱う。
基礎数学Ⅰにつづいて線形代数の入門講義を行う。受講生が,線形性,基
底変換と座標変換,固有値と固有空間などの概念を理解し,理工学における
必要性を意識することを目標とする。行列式の定義と行変形およびラプラス
展開を用いた計算につづき,ベクトルの内積,直交性に簡単にふれる。つい
でユークリッド空間の線形写像を導入し,基底を用いた表現行列と,基底変
換による変換律にふれる。固有値と固有空間の定義を行い,固有空間を用
いた行列の解析や,行列の相似形の判定などの応用について述べる。
基礎数学Ⅱにつづいて微積分学の入門講義を行う。微分については,高次
微分につづいてテイラー展開にふれる。関数がべき級数に展開されること
の意味,収束半径について,さまざまな例を引いて理解させることを優先す
る。また,項別微積分などのべき級数展開の利用法についてもふれる。積分
については,リーマン和の概念を定着させるために曲線の長さが積分であら
わされることなどの応用を解説し,さらに広義積分にふれる。
多変数の微積分について,入門講義を行う。2変数関数のグラフ,接平面,3
変数関数の等位面などを,さまざまな例を用いて十分に解説したのち,多変
数関数の方向微分の定義を行い,さまざまな現象における具体的な意味を
解説する。つづいて,合成関数の偏微分公式,テイラー展開にふれる。積分
については,重積分の定義と変数変換にふれ,受講生が,体積の計算原理を
理解し,3次元球体などの簡単な体積の計算が実行できることを目標とす
る。
物理学は自然科学や工学を学ぶための基礎となる学問であり,高校におい
て物理を学習していなかった場合,大学における理工学系の基礎科目や専
門科目の学習に困難が伴うことが予想される.本科目は高校において物理
学を履修しなかった者を対象とし,基礎物理学を学習するための予備知識
を習得することを目的とする.物理学における基本項目のうちから力学分野
に属する各種の概念および法則について学び,基本的な例題と練習問題を
数多く解くことで理解を深める.
(システムデザイン工学科-25 )
備
考
別記様式第2号(その3の1)
(用紙
授
(理工学部
科目
区分
科
目
の
概
要
システムデザイン工学科)
授業科目の名称
入門物理学Ⅱ
入門物理学Ⅲ
基礎物理学Ⅰ
基
礎
教
育
科
目
業
日本工業規格A4縦型)
基礎物理学Ⅱ
基礎物理学実験
入門化学Ⅰ
入門化学Ⅱ
講義等の内容
物理学は自然科学や工学を学ぶための基礎となる学問であり,高校におい
て学習した物理についての理解が不十分な場合,大学における理工学系
の基礎科目や専門科目の学習に困難が伴うことが予想される.本科目は高
校において物理学を履修した者のうち物理の学習が不十分であった者を
対象とし,基礎物理学を学習するための予備知識を習得することを目的とす
る.物理学における基本項目のうちから力学分野に属する各種の概念およ
び法則について学び,基本的な例題とその発展問題を解くことで理解を深
める.
物理学は自然科学や工学を学ぶための基礎となる学問であり,高校におけ
る物理の学習が不十分な場合,大学における理工学系の基礎科目や専門
科目の学習に困難が伴うことが予想される.本科目は高校において物理の
学習が不十分であった者を対象とし,基礎物理学を学習するための予備知
識を習得することを目的とする.物理学における基本項目のうちから電磁気
学分野に属する各種の概念および法則について学び,基本的な例題とそ
の発展問題を解くことで理解を深める.
基礎物理学Ⅰでは質点の運動について学び,同時に力学で必要な微分,積
分,ベクトル演算などの基礎的数学の応用能力を養うことを目的として講義
を行う.具体的には,物理量のベクトルと微積分による表し方,力学の原理法
則であるニュートンの運動の3法則(慣性の法則,運動方程式,作用反作用
の法則)と,質点にかかる力から運動方程式を立てて微分方程式を解く方
法,さらに運動方程式を積分することで得られる保存法則について学習す
る.
エネルギー変換における原理的法則や考え方,熱エネルギーを力学的仕
事に変換する過程等について基礎的な取り扱いを学び,これらを利用でき
る能力を養うことを目的として講義を行う。具体的には,熱力学の原理法則
である熱力学第1法則(エネルギー保存の法則),熱力学第2法則(エントロ
ピー増大の法則)について,物理的イメージを養うために,物質の原子,分子
的構造まで立ち入った気体分子運動論を併用して理解を深める。
電磁気学は物理学などの理学分野ばかりでなく,様々な工学分野において
も基礎となる重要な科目である.本科目は基礎教育科目として設定されて
いて,電磁気学における基本項目のうちから静電場などについて学ぶ.静
電場に関する物理的描像を培い,その定量的取り扱いを身につけるために,
電場を電荷によって生じる物理現象と捉えて数学的に定式化する過程を学
ぶ.また,基本的な問題を解くことで理解を深める。さらに直流電流回路の
基本法則や磁気力と電流の磁気作用について学び,永久磁石と地球の作
る磁場の地球物理学的応用例について理解を深める.
物理における基本的な現象を実験によって体験し,それらについて理解を
深めることを目的とする.7つのテーマについて実験を行い,実験結果をレ
ポートとしてまとめて物理法則を理解するとともに,レポート作成の方法を学
ぶ。具体的な実験テーマは(1)物質の密度(2)ヤング率の測定(3)音速の測
定(4)等電位線(5)電球の抵抗(6)水の比熱(7)オシロスコープI(8)オシロス
コープII(9)スペクトル分析であり,コースによって(4)と(5),(7)と(8)を選択して行
う。
授業形態は講義である。高等学校の化学Ⅰの内容を十分に理解し,大学で
の専門化学への導入としての基礎を身に付けることを目標とする。原子の
構造から化学結合,そして化学反応と順を追って,物質に関する化学的現象
についての基礎的概念を学習する。
授業形態は講義である。高等学校の化学Ⅱの内容を十分に理解し,大学で
の専門化学への導入としての基礎を身に付けることを目標とする。具体的
には,物質を構成する元素および化学結合や分子構造,物質の性質,気体
の状態方程式や溶液の性質,化学反応速度と化学平衡,生活の中の化学
物質としてプラスチック,食品および衣料,さらに生体に関連する物質として
炭水化物,タンパク質,医薬品などについて学習する。
(システムデザイン工学科-26 )
備
考
別記様式第2号(その3の1)
(用紙
授
(理工学部
科目
区分
科
目
の
概
要
システムデザイン工学科)
授業科目の名称
基礎化学Ⅰ
基礎化学Ⅱ
基礎化学Ⅲ
基礎化学実験
基
礎
教
育
科
目
業
日本工業規格A4縦型)
基礎生物学
基礎生物学実験
基礎生物学演習
情報処理の技法E
講義等の内容
授業形態はテキストを使った講義であり,物質を構成する原子の構造や化
学結合を理解することを目標とする。前半は,化学の基礎として,原子の構
造,原子の性質と周期表の関係,化学結合の基礎を学習する。後半は,物質
の構造と化学的性質との関係,さらに酸・塩基反応を通じて化学反応につい
て学習する。
授業形態は講義であり,電解質水溶液および気体の化学平衡,および化学
反応速度論の基礎と化学反応工学の基礎を身に付けることを目標とする。
まず,水溶液の電離平衡,緩衝溶液のイオン平衡,沈殿平衡および気体反応
の化学平衡について具体的な演習を行いながら学習する。ついで,素反応
過程と律速段階,吸着平衡,反応速度の温度依存性について学び,化学反
応速度の基本的な解析方法を習得する。
授業形態は講義である。授業の目的は,「原子軌道の基礎的知識から始め
て分子を理解すること,および,分子が構成する物質の性質との相関につい
て理解すること,ならびに,様々な興味深い性質について調査し理解するこ
と」である。授業概要は,原子,分子の数学的表現の理解,分子の形成の理
解,物質の性質と構造について分子レベルで理解,によって構成されてい
る。
授業形態は実験である。目標は,(1)基礎的な化学実験を実体験し,実験器
具,試薬の取り扱い,実験操作を安全にできる。(2)実験記録およびレポート
作成が的確にできる,(3)基本的な化学反応の原理を理解し説明できるよう
なること。実験内容は,(1)無機定性分析:無機金属イオンの沈殿・溶解反応
3回,(2)有機定性分析:不飽和炭化水素,アルデヒド,ケトン,アルコール等の
有機分子における付加反応と置換反応 2回,(3)容量分析:酸・塩基の中和
滴定による定量分析2回,計8回の化学実験を行う。
高校生物で学習する基本的内容から,本格的な生物系の専門科目へと橋
渡しするための,大学における生物学の基礎を身につけることを目的とす
る。生物学における代表的テーマである「遺伝」「代謝」「細胞」「進化」「生
態(環境)」などのカテゴリーを中心に,生体分子を基盤にして生物(生命)と
は何かについて概説し,生物が持続的に生存(繁栄)できる仕組みを理解
する。また,最新の医学・生物学の話題や問題点,地球環境や宇宙と生命体
の関わりの学習を通して,現代生物学の課題と未来に向けての発展につい
て論議できる能力を育成する。
生物学の基本的な実験を自ら行うことにより基本操作を身につける。同時
に,生物学の基礎となる細胞骨格の構造,働きについて学ぶと共に,細胞増
殖に必須の過程である細胞分裂について染色体分離の詳細な機構と共に
理解を深める。具体的には,顕微鏡の正しい使い方を学んだ後,動物細胞
の顕微鏡標本の作成と観察,動物組織からのDNAの抽出と分離同定,動物
組織からのタンパク質の分離同定などの実験を行い, 得られたデータをもと
に科学的にに考察する。実験の目的,方法,結果,考察について,自らの文章
や図表でレポート形式で説明させる。さらに,各実験テーマに関連した課題
に取り組むことにより,それぞれ実験の原理を具体的に理解する。
生物学を学ぶ上で必要な基礎的な知識,考え方および問題解決能力を身
につける。1回の授業の前半を生物学における基本的なトピックス(生殖,発
生,遺伝,細胞,酵素,タンパク質,DNAなど)の講義にあて,後半にこれに関す
る演習を行う。演習は,前回の講義の復習と当該講義の内容についての問
題を解き,採点と共に解説を行う。文献やインターネット上での知識の活用
法を学ぶとともに,得られた情報を,自らの言葉により,正確な日本語を用い
て,文章およびプレゼンテーションの形で伝える方法を学ぶ。これらにより,
自ら課題を発見・提案し,問題を解決する能力を育む。
急速に発展してきている近年の情報処理技術は,社会の様々な場面をはじ
め,私たちの身近な生活の中でも活用されている.本講義では,最低限必要
な情報活用技術,情報処理技術,情報通信技術を習得するとともに,コン
ピュータを有用な道具として活用できることを目的とする.講義の前半では,
工学系レポート作成における文書処理とデータ分析等の情報活用技術を
中心に進める.さらに,後半は情報セキュリティに対する考え方,およびプレ
ゼンテーションツールを使った発表会を全員で実施する.
(システムデザイン工学科-27 )
備
考
別記様式第2号(その3の1)
(用紙
授
(理工学部
授業科目の名称
情報処理の技法G
入門英語
確率統計
数理計画法
専
門
教
育
科
目
学
部
共
通
科
目
科
目
の
概
要
システムデザイン工学科)
科目
区分
基
礎
教
育
科
目
業
日本工業規格A4縦型)
品質管理
コンピュータアーキテクチャ
鉱業史
技術史
講義等の内容
現代社会では技術者にも高い情報処理・活用能力が求められる。そのた
め,本授業ではコンピュータを有効に利用できる知識と能力を身につけるこ
とを目指す。すなわち,コンピュータやCADアプリケーション,オフィスソフトの
基本的な操作に関する学習を行い,図面作成や適切なデータ処理,プレゼ
ンテーションに関する技能を修得する。
授業形態は,講義である。授業の目標は,初歩的な英語能力およびグロー
バルな視点を身に付けるために,英語によるプレゼンテーション技法および
グローバルな諸問題を修得することである。具体的には,「話す」「プレゼン
テーションをする」に力点を置き,最終的に5分間の英語によるプレゼンテー
ションができることを目指す。授業の概要は,社会開発論が注視するグロー
バルな課題(貧困,健康,教育,環境等)を英語で講義する。次に,これらを英
語で議論し,その後,意見をまとめて英語で発表するというものである。
確率論および統計学に関する基本的な事項を扱う。まず,条件付き確率,確
率変数,期待値などの基本概念の意味・性質を述べる。次に,正規分布など
の基本的な確率分布と特性関数を紹介し,大数の法則,中心極限定理など
の分布に関する基本的な定理を述べる。次に,区間推定の考え方と意味を
論じ,母平均,母比率の区間推定の方法を述べる。また,仮説検定の考え方
と意味を論じ,母平均,母比率,それらの差,適合度,独立性等の検定の方法
を述べる。さらに,回帰分析を扱う。
工学で用いられる最適化手法である線形計画法の講義を行う。まず 線形
計画法で扱う問題とその特徴,について述べ,続いて最も一般的な解法であ
るシンプレックス法を説明する。シンプレックス表とピボットの選択などの基
本的事項から,幾何学的な理解や2段階法などを解説する。次に,双対性に
ついて,主問題から双対問題の変換手順,双対性について講義する。さらに
ネットワーク計画法について述べる。ここではネットワークの記述とLPとの関
係,ネットワーク問題の双対問題およびアルゴリズムの観点からの考察等を
講義する。また,LPのツールを用いた解法についても理解を促す。15回。講
義形式。
授業形態は,講義である。授業の目標は,(1)事象の統計処理法と確率分布
を理解する,(2)確率分布表の利用法と検定法を理解することである。
具体的には,まず統計の基本である母集団と標本,データの表示法(平均
および分散)を学習し確率の考え方を学習する。次いで,確率分布(二項分
布,ポアソン分布,正規分布),標本分布(t分布,カイ二乗分布,F分布),平均
値および分散に関する統計的検定, カイ二乗検定の応用を学習する。最後
に品質管理の手法を学習する。
コンピュータアーキテクチャとは,ハードウェアとソフトウェア,さらにはコン
ピュータの設計思想や開発技術を包括したもの,つまりはコンピュータの構
成に関わるすべての項目を含む用語である。本科目では,コンピュータの歴
史,動作原理,数の表現方式,ハードウェアの設計法,メモリや入出力装置な
どの周辺装置,OSの役割などについて学習することにより,コンピュータを情
報処理の道具として使うために必要なハードウェアの基本的な知識を修得
する。
鉱業史では,我が国の金属およびエネルギー資源の多くが,海外から輸入さ
れているという観点から鉱業の歴史を振り返り,鉱業の原点を見忘れずに,広
く海外での鉱業開発にも従事できるような技術者を育成することを目的とす
る。授業では,わが国にとって金属およびエネルギー資源を安定的に確保
しなければならない理由を理解させるともに,希土類資源の工業的利用や
金属資源のリサイクル技術が発展してきた時代的意義を学ぶ。さらに,資源
開発による自然環境への負荷について,歴史的経緯を学習する。
科学・技術の発展はわれわれの生活を豊かにし,その利便性を高めるのに
大いに貢献してきた.一方で無批判に先端技術に依存することは人間性の
疎外や社会性の欠落という問題の要因でもあった.本講義は,過去から現
在に至る様々の技術・生産哲学形成と,その背景となった社会システムの変
遷について対照しつつ学び,その方法論をもとに学生自身が実際に調査を
進める.これらを総合的に体験することにより,広い視野を持つ社会人への
一つのステップとすることが目的である.
(システムデザイン工学科-28 )
備
考
別記様式第2号(その3の1)
(用紙
授
(理工学部
科目
区分
業
授業科目の名称
テクニカルコミュニケーション
インターンシップⅠ
学
部
共
通
科
目
目
の
概
要
システムデザイン工学科)
鉱物学概論
専
門
教
育
科
目
科
日本工業規格A4縦型)
インターンシップⅡ
ボランティア参加
環境と安全
知的財産権概論
講義等の内容
地球科学の素養を持った理工系技術者や教員になるために,鉱物科学の
基礎と他分野との相互関係を学ぶ。これにより,鉱物の特徴を認識し,さらに,
結晶の基本性質を理解することで,資源探査や環境問題,材料開発に対応
できる基盤をつくる。また,鉱物資源への理解を深めるために,各種鉱物群
の結晶内部の構造と化学的性質等を学ぶ。特に,1.鉱物学の対象と歴史,2.
元素,結合,構造,イオン半径,3. 鉱物の色の原因,4.鉱物の分類と名前,5.鉱
物の起源等について重点的に解説する。
バランスのとれた技術者や科学者になるためには,英語の専門用語の知識
が必要です。科学と工学の国際的成果を理解するためは,英語の国際的な
専門誌を読むことができる必要があります。世界の技術の進歩に参加する
ためには,専門の報告書を英語で書き,英語でプレゼンテーションをすること
ができる必要があります。したがって,テクニカルコミュニケーションのクラス
の学生は,科学に関する短い文章を読み,技術的なトピックについては録音
した音声を聞き,基本的な技術に関する語彙を学び,技術的なトピックにつ
いての短いレポートを書きます。
本科目は,学生が自らの意志で就業体験を行って職業意識を高め,専門
科目を学んでいることの意義を明確化し,就業することの喜びや大変さ,また
現役の社会人と接することにより,コミュニケーションの大切さなどを,実体験
から学ぶことを目的とする.特に,機械工学コースでは,実世界を知らず経験
なくしてより良いものを作れず,と考えられるため,積極的な参加を推奨する.
学生は,40時間以上の就業体験を行い,本科目の単位は,レポートの提出な
らびにプレゼンテーション報告会を評価して,コース長が認定する.
本科目は,学生が自らの意志で就業体験を行って職業意識を高め,専門
科目を学んでいることの意義を明確化し,就業することの喜びや大変さ,また
現役の社会人と接することにより,コミュニケーションの大切さなどを,実体験
から学ぶことを目的とする.特に,機械工学コースでは,実世界を知らず経験
なくしてより良いものを作れず,と考えられるため,積極的な参加を推奨する.
学生は,80時間以上の就業体験を行い,本科目の単位は,レポートの提出な
らびにプレゼンテーション報告会を評価して,コース長が認定する.
地域で必要とされる高齢者支援,雪害対策,イベント支援,などの地域を活性
化するためのボランティア活動を通じて,地域社会に参加することにより,技
術者に必要とされる社会的的な責任感を養う.本学科の趣旨に基づいて,
実践中にには何らかの工学的な切口を見つけ,記録することを忘れてはな
らない.40時間以上の実施後に,レポートとしてまとめ,公開で発表し質疑応
答で,60%以上の評価をえた場合に単位の取得となる.なお,これらの活動
が発展して,プロジェクトになったり共同研究に発展する場合があり,みしろそ
の様な継続的な活動となることが望ましい.
地球的視野で人間が自然と共生することの重要性を学び,地球環境問題を
科学的に理解する.循環型システムの将来を考えて,資源・エネルギーと廃
棄物・リサイクルについて,その現状と求められる新しい技術を考える.
化学物質の安全管理や廃棄物の適切な処理の重要性を理解するために,
リスクとハザードの関係やリスク計算,PRTR制度やMSDS制度,LCAについて
学び,リサイクル法など環境関連法規や安全関連法規の詳細を学ぶ.
環境保全の重要性を理解するために,環境マネジメントシステム(EMS)の手
法を学ぶ.
知的財産権制度の概要とその活用法を,企業の特許戦略・特許侵害事件な
どの事例を紹介しつつ講義し,学生が将来,企業・大学・研究所などへ進ん
だ場合に知っておくべき知的財産に関する基礎的知識の習得を図る。科
学技術創造立国を目指す我が国において,知的財産権の保護と制度の活
用が,行政・産業界・大学・研究所 にとって不可欠であるとの共通認識を持
つ必要性を説くとともに,知的財産権制度の概要とその活用法を,企業 の特
許戦略,特許侵害事件などの事例を紹介しつつ講義し,学生が将来,企業・
大学・研究所などへ進んだ場合に知っておくべき知的財産権に関する基礎
知識の修得をはかる。
(システムデザイン工学科-29 )
備
考
別記様式第2号(その3の1)
(用紙
授
(理工学部
科目
区分
授業科目の名称
宇宙工学基礎
TOEIC演習
学
部
共
通
科
目
科
目
の
概
要
システムデザイン工学科)
テクノキャリアゼミ
専
門
教
育
科
目
業
日本工業規格A4縦型)
基礎地球科学
生化学概論
職業指導
文章表現法
講義等の内容
本講義を通じて,学生が将来,社会の一員として必要とされる人材像を入学
初年次に明確にイメージさせる。それにより,4年間の大学生活において,各
自が学ぶべき内容の理解やモチベーションを高めることを目的とする。授業
は,理工学部に関連する様々な産業分野で求められる人材像を提示する。
学生の到達目標は,将来に対する明確なイメージを持ち,各分野の仕事や
役割,成り立ちを総合的に理解し,講師の話を聞き,的確にまとめてリポート
することができることである。
本講義の前半では,人工衛星をなどの宇宙機に関する講義を行う.様々な
宇宙機の実例を挙げながらその目的や役割を紹介し,宇宙機の開発に必
要とされる技術の概要および開発において注意すべき特徴的な技術につ
いて解説する.また後半では,宇宙輸送系に焦点を当てた講義を行う.特
に,宇宙輸送系に代表されるロケットの役割やその種類,ロケット推進の種類
などを取り上げ,基本的な構造の理解と基本的な設計法について解説する.
本学部では,学生の国際性を養うために,TOEICによって英語力を向上させ
ることを教育目標としている。TOEIC演習は,このための学習を支援するもの
であり,TOEICの出題形式に慣れ,得点をアップするために集中的に学習す
る。毎回,英語の基礎の復習を講義形式で行ったあと,受講生のレベルにあ
わせた e-learning 教材を用いて演習を行い,基礎力を強化しながら,英語力
の向上を目指す。
地球とそれに作用している諸過程,地球科学に関する基礎的事項および自
然災害,地球環境問題に関する基本的常識を学ぶことを目的とし,以下の内
容について講義する;太陽系第3惑星としての地球,地球の内部,地球シス
テム-大気と海洋の循環,固体地球表層部の動き方,地球を構成する物質,
地質学の基礎,化石と地質時代,堆積過程,プレートテクトニクスと造山運動,
地球環境問題を地球科学的に考える(1)-少し前は氷河時代だった,地球環
境問題を地球科学的に考える(2)-海水準は大規模に昇降を繰り返す,自然
災害を地球科学的に考える-火山災害,地震災害,風水害,日本列島はどの
ようなところか。
生命現象を司る分子,アミノ酸,タンパク質に関して解説する。各種化学結
合,高エネルギーリン酸結合,及び熱力学の第二法則に基づくエネルギー
論から生命現象を解説するとともに,タンパク質を構成するアミノ酸の特性,
ペプチド結合,アミド平面,タンパク質の一次構造,二次構造,三次構造,高次
構造を解説する。特にタンパク質の高次構造形成と生理機能に関し,タンパ
ク質のフォールディング機構,モチーフ構造と生理機能発現機構との関係を
解説する。
職業指導は,単に「就職先の紹介・斡旋」という機能のみならず「生き方,在
り方の指導」の意味合いが大きく,心理・性格や行動傾向,人間の発達段階
を踏まえた指導が求められる。
本講義では,職業指導あるいはキャリア・カウンセリングを行う上で必要な
基礎的知識や指導の実際ついて概観し,実践の中で生じうる問題について
演習を交え検討する。具体的には,これまで行われてきた指導法やその背
景理論について学び,今後行われていくべき指導の在り方について各自が
考察出来ることを目指す。また,自身のキャリア開発に役立つ視点を得る。
1)特に理工系リポート作成や卒業論文作成等に必要な文章作成能力を身
につけるために,日本語構造を理解し基礎的な文章表現技法を修得する。
2)就職を意識したキャリア形成,「仕事」に必要な能力を身につけるために,
実践的な文章表現技法を修得する。(達成目標)1)理工系リポートの具体
的な作業手順と体裁・書式を説明でき,構造的な文章作成・表現ができる。
2)卒業論文作成の執筆手順と書式等の概要を説明できる。3)履歴書の作
成方法と自己分析に基づくエントリーシートの作成方法を説明できる。
(システムデザイン工学科-30 )
備
考
別記様式第2号(その3の1)
(用紙
授
(理工学部
科目
区分
授業科目の名称
総合演習Ⅱ
科学英語Ⅰ
学
部
共
通
科
目
科
目
の
概
要
システムデザイン工学科)
総合演習Ⅰ
専
門
教
育
科
目
業
日本工業規格A4縦型)
科学英語Ⅱ
科学英語Ⅲ
科学英語Ⅳ
特別演習Ⅰ
特別演習Ⅱ
講義等の内容
授業形態は,演習である。授業の目標は,主に国際理解と人権に焦点をあて
た学習を通して,自ら学び解決していく能力およびコミュニケーション能力を
涵養し,その結果として高校生に対してこれらをキーワードとした授業運営・
展開ができることである。授業の概要は,国際社会,特に途上国が抱える諸
問題(貧困,教育,保健医療,水,食糧,援助等)の捉え方をアマルティア・セン
のケーパビリティ・アプローチに基づき学習し,次に,各グループが選定した
課題についての研究発表を行い,それについて討論・対話をするというもの
である。
ゼミナール形式による討議,ロールプレーイング,ワークショップを基本に展
開する。「公の性質」を有する教員の社会的使命と責務を理解し,教師として
の実践的指導力を身に付け,その成果を教育実習で十分発揮するとともに,
教師としての使命感と深い教育愛を持ち,教師採用初年度から自信を持っ
て教壇に立つことができるようにする。教育現場の具体的像から,演習を通
して,実践的教師像,教師教養などが身に付くよう進めていく。
将来の科学者・技術者には英語教育は欠かせないものであり,本科目は英
語による科学に関する専門用語などを紹介しながら英語の基礎を学ぶこと
を目指す.英語の基礎を磨きながら科学実験の方法およびその成果あるい
は図・表の説明を英語でできる様になることを考えている.また,英語でのコ
ミュニケーション力の向上を目指し,ヒアリング能力を身に付けてもらいたいと
思っているので,英語での会話等も実施する.これらのことから,生徒らの国
際会議への参加や英語で学術論文作成に役立つと期待できる.
科学英語Iの続きであり,科学英語Iで学んだ科学関連の基礎英語を基にさ
らなる英語能力の向上を目指す.そのため,英語リスニング・読解などを更
に重視したカリキュラムを考えている.生徒には英語の理解を深めるために
は,比較的に長文の英語作文を要約してもらう.そして,自分の興味がある科
学テーマに関してポスター発表形式で発表してもらうことを考えている.これ
による学生の科学・工学に関する英語能力の改善とともに多くの人と英語で
意見交換なども可能になる期待できる.
幅広い観点から生徒一人一人が各自の研究テーマに関して自ら英語の論
文等を調べ,その上で,研究内用をまとめるために,実験方法や模擬実験な
どを考えてもらい,英語で結論を書いてもらうことを考えている.英語で科学
や工学に関する学術論文作成に必要な各項目に関して少なくても一週間
から二週間の時間を設ける.その結果,本カリキュラムの目標としているつま
り,生徒に英語で科学関連の学術論文作成が可能になると期待できる.
科学英語Ⅳは,英作文および英会話の両方ともを重視したプログラムであ
る.生徒らが各々の実験の進捗状況を英語による実験日誌で報告する.こ
れは,技術論文作成にも役立つ.また,受講生は2週間に一度,理工系英論
文一つの概要を英語でまとめ,最終的に,各自の卒業論文を英語でまとめる
ようになることを目指す.
アドバンストコース(文部科学省理数学生育成支援事業)対応科目.学業
成績が特に優れた学生を特別に指導する科目である.特に優秀で意欲の
高い理数学生を育成するため,学科内の各研究室で種々の演習をさせた
後,早期に研究室に配属して,システムデザイン工学関連の研究を行うため
の基本知識と実験手法を指導する.そして,卒業課題研究を行う準備を通じ
て,知識だけでなく高いモチベーションによる自主的な行動を身につける.
アドバンストコース(文部科学省理数学生育成支援事業)対応科目.学業
成績が特に優れて学生をさらに伸ばすための科目である.第2のステップと
して,「特別演習I」で培った基礎的研究能力と自主性をもとに,配属された研
究室において,卒業課題研究のシステムを設計開発するための研究を開始
する.このため,あらゆるシステムの研究に対応できる実践的実験手技や考
え方,研究計画の立案,実験結果の解析や考察について学ぶ.
(システムデザイン工学科-31 )
備
考
別記様式第2号(その3の1)
(用紙
授
(理工学部
授業科目の名称
特別演習Ⅲ
特別演習Ⅳ
電気工学概論
学
部
共
通
科
目
科
目
の
概
要
システムデザイン工学科)
科目
区分
専
門
教
育
科
目
業
日本工業規格A4縦型)
電子工学概論
応用数学Ⅰ
機械工学概論Ⅰ
火薬学
応用数学Ⅱ
講義等の内容
アドバンストコース(文部科学省理数学生育成支援事業)対応科目.学業
成績が特に優れて学生をさらに伸ばすための科目である.第3のステップと
して,「特別演習I」および「特別演習II」によって身につけたシステムの設計と
研究をするための初歩的な能力をもとに,卒業課題研究に準じたシステムデ
ザインに関連する研究を行う.受講生は,具体的な研究の成果を公開され
た研究発表会で発表し,質疑応答を行う.ここで議論された内容を評価され,
合格した者は最終的な「特別演習IV」に進むことが出来る.
アドバンストコース(文部科学省理数学生育成支援事業)対応科目.学業
成績が特に優れている学生をさらに伸ばし創造的な研究を実施でいる研
究者を育成するための科目である.「特別演習Ⅲ」において行われた研究
により発見した問題を解決し,発展してゆくことにより,学会に英文等で発表
できるような「研究」の形にまとめる.その成果は,卒業課題研究に留まらず
に,その分野の学会賞を獲得するような創造性と高いレベルが要求される.
この講義は,電気工学を専門としない学科の学生を対象とする電気工学全
般に関係する基礎的概である。電気工学がどのような分野を対象としている
か,そしてどのような技術が基礎となっているかを学習する。そのため,初め
に電気の基礎を知り,次に具体的な電気機器の動作,原理を知る。こうして
電気の発生,応用などに関する基礎的な知識を獲得する。講義内容として
は,電気の常識に始まり,直流回路,静電気の基礎を学び,電流及び磁気との
関連を知る。簡単な応用例として,電気計測,発生と輸送,電気応用をテーマ
にして学ぶ。
電子デバイスの動作原理,デバイスを組み合わせた電子回路とその応用な
ど電子工学の基礎及び概要を理解し,また身近なエレクトロニクス技術の概
要を理解することを目的とする。本講義の受講により,電子デバイスの動作
の概要について述べることができるようになる。また,アナログ及びデジタル
回路の基本動作を解析し,伝送線路とアンテナの役割と動作,光エレクトロニ
クスに関する基本的な動作原理と応用を説明できるようになる。
多くの理工学分野の現象や事象を記述している常微分方程式の基本的な
ものについて,基礎数学で習得した数学的道具を援用して,それらの数学的
基礎と標準的な解法を講義する。具体的には求積法によって解くとができ
る1階の変数分離形,同次形,線形の微分方程式や完全微分方程式などの
解法,線形常微分方程式の解の性質と定数係数線形常微分方程式の解
法,またラプラス変換・逆変換の基本事項とそれらの定数係数線形常微分
方程式の初期値問題,積分方程式,応答などへの応用を扱う。
機械工学を形成している幾つかの主要分野(熱力学,流体力学,材料力
学,機械力学,機械材料など)を学習することにより,機械工学の全体像を把
握することを目的とする。そのために,1)SI単位,熱力学と伝熱工学の基本法
則,2)静水圧力,パスカルの原理,ベルヌーイの定理など流体工学の基本原
理,3)応力と歪や変形など材料力学の基礎的な挙動,4)ピストン・クランク機
構や振動現象など機械力学の基礎的な挙動,5)各種機械材料の特徴,につ
いて講義する。
火薬学では,火薬類取扱保安責任者試験の「火薬学」の試験内容を習得す
ることを目的とする。講義では,資源開発技術者に必要とされる火薬の基礎
およびその歴史を理解し,火薬技術の最新の情報を学ぶ。さらに,各種産業
における発破の基礎的なデザインができることを目標としている。また,火薬
類の取扱いで,注意すべき点を確実に理解させるよう,学習を進める。
多くの理工学分野の現象や事象を記述に必要なフーリエ解析と複素解析
について,基礎数学で習得した数学的道具を援用して,それらの数学的基
礎と応用を講義する。フーリエ解析については,フーリエ級数とフーリエ変
換・逆変換の基本事項とその偏微分方程式の初期値・境界値問題への応
用を,複素解析については,複素数と複素平面,正則関数とコーシー・リーマ
ンの微分方程式,コーシーの積分定理・積分表示式,テーラー展開とローラ
ン展開,留数の概念と留数定理並びにその実定積分や広義積分等への応
用を扱う。
(システムデザイン工学科-32 )
備
考
別記様式第2号(その3の1)
(用紙
授
(理工学部
科目
区分
授業科目の名称
学
部
共
通
科
目
応用物理学概論
材料プロセス学
学
科
共
通
科
目
加工プロセス学
技術者倫理
交通システム計画
ー
コ
ス
共
通
科
目
科
目
の
概
要
システムデザイン工学科)
数値計算
専
門
教
育
科
目
業
日本工業規格A4縦型)
講義等の内容
シミュレーションや実験値の解析などで数値処理をするときの基礎を学ぶ。
これら数値処理を実施するときには微分・積分などの関数処理や,データに
関数当てはめをしたりするので,これらの基礎も学ぶ。実際に得られるデー
タは誤差を含んでいるので誤差と,誤差を考慮した関数当てはめの基礎とし
ての最小二乗法を学び,補間式による当てはめとの相違を理解する。また2
進数と2進,10進間の変換など,数をコンピュータ内で取り扱うときの基本と留
意点に関しても学ぶ。
本講義は,主としてγフォトン(γ線)の測定および測定器に関する原理を物
理学の応用例として学び,物理学への理解を深める。
このように,単なる概論ではなく役に立つ応用例を取り上げ,電気および磁気
の基礎を学ぶものである。初めに,フォトンの発生,フォトンと物質との相互作
用,検出器の物理および測定回路について学ぶ。さらに,フォトン計測と検
出器の理解に必要な物理学の基礎知識と,簡単な電子回路の基礎知識を
学ぶ。こうして応用例から量子論の基礎知識を理解して,検出器などの工学
的な応用原理を説明できるようになる。
材料加工法の一種である溶接の基礎知識を得るために各種溶接法を理解
する. 溶接継手の機械的性質に及す溶接継手の種類,溶接欠陥の影響を
理解する.また,材料プロセスの環境への影響を知るために,ライフサイクルア
セスメント(LCA)の考え方を理解する. そのため,溶接・接合の特徴および
アーク溶接法の原理と特徴,アーク溶接法および他の溶接法のプロセス上
の特徴を学ぶ。さらに,構造材料の溶接部の組織や性質,溶接欠陥の対策
および溶接継手設計の基礎的なことを説明できるようになる。
金属などの材料に外力を加えると,変形して元に戻らなくなる。このような現
象を材料の塑性変形という。塑性変形を利用した材料の加工法について学
ぶ。初めに,塑性加工の特徴と意義について理解するために,材料加工に
おける変形特性因子について学ぶ. 次に 塑性加工法の基礎と応用につい
て理解するため,応力・ひずみ解析法の基礎を学ぶ.さらに,代表的な塑性
加工法の特徴について知り,材料の性質に対する温度と速度の影響につい
て学ぶ。本講義によって,身につく基本事項は,塑性加工,塑性力学,応力
とひずみ,降伏条件そして応力・ひずみ解析である。
技術者が社会に対して負っている責任を理解するために,技術者倫理の
基礎知識を学ぶ.基礎知識の理解をより深めるために実際の起こった事例
を分析して学ぶ.具体的には,安全性とリスクの関係,製造物責任法(PL法)
の目的と背景,組織(企業)と個人(従業員)の関係,倫理綱領の必要性,工学
倫理に関するいくつかの事例の概要を学ぶ.
現在社会では,いたるところで交通問題が発生している。本講義では,これら
交通問題が何により生じている か,そして如何なる対策が必要であるか理
解するために,現状を把握するための交通調査方法,得られたデータ の分
析方法,必要とされる代替案の設定方法,計画代替案の評価方法等の考え
方を修得する。
ものづくり企業において製品品質の作り込みやその管理を行っていくに
は,品質管理方法を身につけておく必要がある.確率・統計は品質管理を
行う上で,数学的な基礎を与える.また,研究においてデータをとり,分析する
ものづくりの確率統計・品質管理 場合についても同様の方法が用いられる.本講義においてはものづくりに
おいて必要不可欠である確率統計と品質管理の基礎について学ぶ.
ものづくりの倫理
社会に存在する問題を把握し解決できるエンジニアリングデザイン能力を
身につけ,人や環境に配慮することができる技術者倫理を身につけることを
目的とした講義である。本講義では,ものづくりに関する技術者倫理と地球
規模となる環境問題を主な対象として講義を行うが,ケースワークを多く行い
具体的な事例を用いて学習する。具体例として,(1)原子炉の設計とリスク対
策,(2)CO2削減と再生可能エネルギーの活用,などをとりあげる。
(システムデザイン工学科-33 )
備
考
別記様式第2号(その3の1)
(用紙
授
(理工学部
科目
区分
授業科目の名称
設計製図Ⅰ
設計製図Ⅱ
ー
コ
科
目
の
概
要
システムデザイン工学科)
機械製図
専
門
教
育
科
目
業
日本工業規格A4縦型)
設計製図Ⅲ
ス
共
通
科
目
交通工学
宇宙科学基礎
創造製作学
交通施設工学
講義等の内容
ものづくりの基本である製図は,設計者の意図を正しく表現するために一
定のルールに基づいて行われる必要がある。本授業は図面を正しく読み取
る力や正しい図面を描く技術など,製図の基礎を身につけることを目的とし
ている。授業では,製図の規格,図面の構成,立体の投影法や断面図の図示
法,寸法記入法,そして各機械部品の図示法について学ぶとともに,実際に
製図を行うことによって機械製図法を理解し,製図を行う技術を身につける。
機械の構造を表現するための言葉として,機械製図法について授業を行
う。ここで,機械の構造を人に正しく伝えるため図学の基礎を知り,立体的な
機械の構造を把握し,2次元の平面に正しく標記することができるように,日
本工業規格(JIS)に基づいた機械設計製図通則における機械製図法,はめ
合い,寸法公差,幾何公差,表面性状の考え方ならびに歯車等の要素の製
図について説明を行う。また,それらの理解を深めるため,課題について計
算書の作成や製図実習を行う。
機械要素(部品)としてフランジ型固定軸継手を設計製図の課題とし,与え
られた設計条件に対して材料力学等で学んだ知識を用い,軸継手として機
能するために必要な軸径,本体厚さ,ボルト径・本数等を計算し,要素設計の
設計書の作成を行う。その後,3次元CADによる製図実習により軸継手の各
部品の製図を行い,最終的に各部品のアセンブル(組立て)を行い,部品図
および組立図を完成させる。このことにより,機械設計製図を理解し応用で
きる力を養い,ものづくりに応用できるよう設計製図を習熟する。
ウインチなどの具体的な機械を対象とした機械設計を体験的に学習し,機
能設計と強度設計の基本を体得する. 授業は,講義5回,設計書作成4回,組
立図3回,部品図3回程度で構成されている。一般的な機械の構成要素とな
る,軸,歯車などの基本設計について学び,課題設定された荷重を考慮した
設計を行い,設計書を作成する。次に,その設計書を基に図面を作成し,正し
い製図法に実戦的に習熟する。課題設計製図を通して,機能設計と強度設
計の基本を理解し,機械の材料選定と寸法決定を適切に行い,図面化でき
る能力を培う。
交通領域における地球温暖化対策,化石燃料に代わる代替エネルギーの
確保は近年益々重要となり,その観点で次世代自動車の開発,国の取り組
み,海外動向などを総合的,実践的に学ぶ必要がある。授業では少人数の
チームに分かれて,それぞれ自分達で次世代自動車に関連するテーマを
選び,全員参加で情報収集,意見交換,知識のまとめ,チーム独自の考えを
取り入れた課題の絞り込み,資料作成,発表,質疑応答,評価を行い,企業に
おけるプロジェクト遂行を疑似体験することで,技術者の創造性,環境ものづ
くりの重要性を理解する。
宇宙科学基礎では,宇宙機器の設計開発を行うために必要となる宇宙環
境,地球磁気圏,太陽系資源などについて講義する.導入部では,日本の宇
宙開発と秋田県の関わりなどを紹介し,前半では科学観測の手法として電
磁波観測や太陽風とオーロラ,地球磁気圏などについて学習し,宇宙科学
の基本的な知識の習得を目指す.後半では学生が自ら新たな宇宙科学
ミッションの提案を行い,能動的な学習により知識の定着を図る.
機械を製作する際に用いられる除去加工における工作機械を用いた切削
加工と研削加工,また,変形加工における加工機械を用いた塑性加工につ
いて講義を行う.それぞれの加工法の各特性について説明を行い,切削加
工における旋削,穴あけ,フライス加工ならびに研削加工,また,塑性加工に
おける鍛造,圧延,プレス加工等について解説を行うことで機械工作法の理
解を深める.このことにより,機械工作に基づく製作や加工技術を十分に習
得し,精度の良い機械要素(部品)の製作,加工法ならびに素材の製造に役
立てる力を養う.
多様な国民のニーズに対応した交通施設の整備目標ならびに整備手法を
講義する。また交通施設とりわけ道路整備がもたらす効果について,経済効
果,経済以外の効果の内容を説明し,さらに,自動車運転者の経路選択特性
や,渋滞の発生特性,交通量の予測手法を修得する。
(システムデザイン工学科-34 )
備
考
別記様式第2号(その3の1)
(用紙
授
(理工学部
科目
区分
ー
コ
マトリクス構造解析
材料力学Ⅰ
材料力学Ⅱ
材料力学演習
コ
ー
専
門
教
育
科
目
固体力学
(
ス
専
門
科
目
)
機
械
工
学
科
目
の
概
要
システムデザイン工学科)
授業科目の名称
ス
共
通
科
目
業
日本工業規格A4縦型)
計算力学
機械材料工学
機械設計学
講義等の内容
コンクリート構造物とならんで,代表的な土木構造物である鋼構造の基礎
について学ぶ。コンクリートや木材等の他の材料に比べて,硬く,強く,重いと
いう鋼構造の材料的特徴を理解し,その特徴ゆえの長所・短所を理解する。
具体的には,鋼材の材料的特徴,鋼材の種類と許容応力度の考え方,溶接
継手と高力ボルト摩擦継手の設計法について理解した上で,それらの実践
例としてプレートガーダー橋の設計方法を学ぶ。
材料力学の基礎的概念である「応力」,「ひずみ」による材料固有の弾性や
強さの合理的表現,さらに,基本的な部材・構造の強度設計・剛性設計法を
理解することを目標として,以下の内容について講義を行う。(1)応力・ひず
みを用いたフックの法則,他の機械的性質,材料力学的設計法,(2)組合せ
棒・トラス構造などの種々の一軸荷重問題や熱応力や残留応力の扱い
方,(3)はりの曲げ応力,(4)はりのせん断力図と曲げモーメント図,(5)軸のねじ
り問題。
安心・安全な機械を設計するために,強度計算に必要な基礎知識として材
料力学Ⅰを基礎として引き続き,はりのたわみ,座屈,組み合わせ応力,ひず
みエネルギーや骨組み構造物の解析法を講義し,各種機械の合理的な構
造設計に必要な応力やひずみの算定をするための解析原理を理解させ
る。
材料力学Iおよび材料力学IIの復習と共に,具体的な問題を解き理解を深
め定着させるための演習を行う。毎回,答案のチェックを担当教員およびTA
が行い,対話式で指導する。全16回の演習の前半では,材料力学Iの内容,
すなわち,一軸荷重問題,はりの応力,せん断力図,曲げモーメント図,軸のね
じりを取上げる。また後半では,材料力学IIの内容,すなわち,はりのたわみ解
析,座屈現象,組合せ応力,ひずみエネルギー,骨組み構造体解析を取上げ
る。
機械を設計する場合には,破壊しないように十分な強度を持つように設計
しなければならない。そのために,材料内部の応力や変形がある基準を満
たすように設計する必要がある。機械の設計のために固体材料の変形につ
い て数理的な背景を説明し,機械構造部材としての固体材料の応力とひず
み,これらを関連させる構成関や降伏条件係などの基礎理論について講義
する。
計算機を用いた力学的なシミュレーションは比較的容易に行うことができ
るようになってきた。複雑な形状を持つ機械構造物の強度設計のために,計
算機の利用を前提とした計算力学に基づく応力や変形を評価について取
り上げる。計算力学解析で最も代表的な方法である有限要素法を用いた機
械構造部材の応力解析について講義する。
機械材料に関する基礎知識を習得し,安全・環境に配慮した機械を設計・
製作するための基礎を学習する。機械材料の構造と微細組織について学
び,材料の強化や加工などに応用し,機械の設計仕様や環境に対して適切
な材料を選定する方法を学習する。主な内容は以下の通りである。(1)機械
材料の構造と性質を説明し,材料の適用範囲を選定できる。(2) 機械材料を
金属材料,セラミクス,高分子材料に分類して特徴を説明し,適切な強化法を
選定できる。(3) 機械装置・構造物の使用環境を満足する材料を選定でき
る。(4) 材料資源の有効利用や再利用について説明できる。
基本的な機械要素における力とエネルギー伝達の原理を理解し,それに
基づいて力学的な条件を満足する機械設計について検討することができ
る。機械工学に関わるJISとISOを学び,世界に通用する機械の設計法を学
習する。人と環境に配慮した機械を設計するための原理を説明することが
できる。主な内容は以下の通りである。(1) 機械要素の原理を理解し,各部
の力学計算をすることができる。(2) JISとISOを理解し活用することができる。
(3) 目的とする仕様を満足する機械を設計することができる。(4) 人と環境に
やさしい機械について理解し,新しい機械を提案できる。
(システムデザイン工学科-35 )
備
考
別記様式第2号(その3の1)
(用紙
授
(理工学部
科目
区分
機械加工プロセス学Ⅰ
機械加工プロセス学Ⅱ
機械計測工学
ー
コ
目
の
概
要
応用電気磁気学
講義等の内容
機械を製作する際に用いられる除去加工における工作機械を用いた切
削加工と研削加工,また,変形加工における加工機械を用いた塑性加工に
ついて講義を行う。それぞれの加工法の各特性について説明を行い,切削
加工における旋削,穴あけ,フライス加工ならびに研削加工,また,塑性加工
における鍛造,圧延,プレス加工等について解説を行うことで機械工作法の
理解を深める。このことにより,機械工作に基づく製作や加工技術を十分に
習得し,精度の良い機械要素(部品)の製作,加工法ならびに素材の製造に
役立てる力を養う。
精密加工・特殊加工とは,切削加工,塑性加工等の一次加工では得られな
い高い寸法精度・高品位面粗さ・表面機能性を得るための加工といえる。
本講義では,次の内容により精密加工・特殊加工の基礎・原理を講義する。
(1)ラッピング,エッチング,ポリシング等の精密除去加工,(2)放電加工,プラズ
マ加工等の特殊除去加工,(3)皮膜等の付加加工,(4)高機能付与のための
表面改質と表面微細変形加工,(5)マイクロ/ナノマシーニング,(6)トライボロ
ジー。
基本的な量を測定するための簡単な測定システムを構成することができる
ようになることを目的として行う。
内容は,前半の測定システム構成のための概論と後半の測定対象ごとの
計測法とに分かれる。前半は,誤差と最小二乗法,不確かさ,単位系,測定シ
ステム概要,センサ,トランスジューサ,A/D,PCを扱う。後半は,長さの測定,角
度の測定,形状の測定,温度の測定,時間の測定,質量の測定を扱う。
応用電気磁気学では,機械技術者に必要とされる電磁気学の知識を養う
ことを目的として講義を行う。具体的には,通常の電磁気学の後半にあたる,
電流によって作られる静磁場の法則と電磁誘導の法則,電磁波の発生と伝
搬に関する基礎的な概念を学ぶ講義に加え,実際の応用に近い話題となる
直流回路,交流回路,発電機,モータ,磁石と磁性体の性質や特徴といった
テーマを取り上げて,電磁気学を機械工学に応用する方法について学ぶ。
(
専
門
教
育
科
目
科
システムデザイン工学科)
授業科目の名称
ス
専
門
科
目
業
日本工業規格A4縦型)
)
機
械
工
学
熱力学Ⅰ
熱力学Ⅱ
熱力学演習
伝熱工学
熱力学は,「熱」や「温度」を取り扱う,広範囲にわたる学問の一つである。
本授業科目の「熱力学Ⅰ」では,「熱」,「エネルギー」,「温度」などの日常生
活に身近な概念を科学的に把握することを目的とする。講義の概要は以下
のとおりである。熱力学の4つの基本法則を理解するとともに,蒸気等の工
学的に重要な作動媒体の状態変化について学び,さらに,「蒸気」によって
「動力」を発生させる熱と仕事の変換に関する基礎理論を学習する.
熱力学IIでは,抽象的になりがちな熱力学の原理法則の具体的な物理的
イメージを養うことを目標として講義を行う。具体的には,熱力学第1法則(エ
ネルギー保存の法則),熱力学第2法則(エントロピー増大の法則)につい
て,物質の原子,分子的構造まで立ち入った気体分子運動論に基づいて理
解する。また,初歩的な統計力学の考え方を用いることで,物質の状態量で
あるエントロピーの微視的な意味を学び,温度の概念を微視的に理解する。
自然界における熱的現象や熱を機械的な仕事へ変換する事象を記述し
た基礎的科目である熱力学について,演習を通して理解を深めながら,実学
として必要とされる計算力を養うことを目的とする.演習は熱力学の基本法
則,各種状態変化後の物理量の計算,エントロピー変化量の計算,エンタル
ピーの計算と仕事量の計算および力学的エネルギーとの定量的比較,各種
サイクルの状態変化や仕事量および効率の計算などを行う.毎回の演習に
おいて,模範解答の説明と丸付けおよび次回演習分の予習を行う.
熱移動のメカニズムを理解するために,その基礎となる各種法則と解析方
法について講義する.初めに,最も基礎となる法則であるフーリエの法則を
用いて熱伝導方程式を導出し,定常熱伝導問題や非定常熱伝導問題の解
析方法を理解させる.次に,ニュートンの冷却法則を通して対流熱伝達につ
いて説明し,主にスケール解析によって対流熱伝達の熱移動メカニズムを
理解させる.最後にプランクの法則からステファン・ボルツマンの法則を導
出し,形態係数の概念を導入し,放射伝熱量の解析方法を理解させる.
(システムデザイン工学科-36 )
備
考
別記様式第2号(その3の1)
(用紙
授
(理工学部
授業科目の名称
エネルギー変換機器学
流れ学
流体力学
ー
コ
目
の
概
要
流れ学演習
講義等の内容
本授業科目は講義形式をとり,エネルギー変換機器の理論を学ぶことを目
的とする。講義では,石炭,石油,天然ガス,原子力などの1次エネルギー資
源を用いて蒸気を発生させ,その蒸気を電力などの動力に変換する「蒸気
原動機」の機器の構成と理論を説明するとともに,低温物体から高温物体に
人工的に熱を移動させるエアコンや冷凍機などの冷凍サイクル理論の他,
室内環境を適切な状態に調節するための空調調和理論の基礎を合わせて
学習してもらう。
授業形式は講義。授業では,機械技術者として高度な知識を修得するた
めに,その基礎となる流れの問題を学ぶこと,流れの基礎的な現象を理解す
るために流れの様相および流れと物体の干渉等の基礎的現象を理解する
ことを目的とする。達成目標は以下のとおりである。1)流れの基礎式を理解
し応用できる 2)理想流体と実在流体の違いを説明できる 3)層流,乱流の
違いを説明できる 4)相似則を理解し応用できる 5)境界層,揚力および抗
力について説明できる。授業計画は,教科書に沿って各項目について,適宜
演習やレポートを交えながら実施する。
環境問題や各種エネルギー変換機器とも強く関係する流体力学の基礎
について講義し,流れ場の物理的なイメージを理解し,解析できる力を身に
つけることを目的とした講義である。講義の概要は以下のとおりである。(1)
粘性,圧縮性,および流れを特徴づける無次元数,(2)ベルヌーイの定理およ
び運動保存則とその応用,(3)粘性流体の力学とナビエストークスの方程
式,(4)乱流の解析とその特徴,(5)境界層の概念とその解析,(6)粘性のない
流れの解析。
流れの問題は機械工学の重要な基礎である。流れの特性を理解するた
めに流れ学が存在するが,本授業では,流れ学で扱われる法則や基礎式な
どについての理解を深めることを目的として,流れ学に関する様々な問題に
関する演習を行う。授業では毎回演習問題が出題される。これに対して,各
自が問題に取り組んで答えを導いていく。これを繰り返し行うことにより,流れ
の特性への理解を深め,流れ学における諸問題についての解決法を身に
つける。
(
専
門
教
育
科
目
科
システムデザイン工学科)
科目
区分
ス
専
門
科
目
業
日本工業規格A4縦型)
)
機
械
工
学
流体機器学
機械力学Ⅰ
機械力学Ⅱ
機械力学演習
授業形式は講義。授業では,機械的エネルギーと流体のもつエネルギー
との連続的な変換を行う流体機械について説明し,機械技術者としての基
礎知識を得るために,エネルギー変換のメカニズム,流体機械の種類および
構造を理解することを目的とする。主な達成目標は,1)流体力学の基礎式,
エネルギー変換式,相似則の意味を理解し応用できる 2)流体機械の作動
原理を説明できる 3)流体機械の主要構成要素の役割について説明でき
る 4)流体機械で発生する現象を説明できる。授業計画は,各項目につい
て適宜演習やレポートを交えながら実施する。
機械力学は,動作する機械の力学現象を明らかにし,振動させることなく,
高速高精度に運動する機械を設計するために必要不可欠である.本講義
では,機械力学の前半の内容として,1自由度系における自由振動と強制振
動の運動方程式とその特性解析,粘性減衰の効果,エネルギ法による運動
方程式の導出と振動解析について講義する.さらに,フーリエ級数を用いた
振動波形の表示,インパルス波やステップ波を印加した際の振動応答,振動
絶縁と振動計の原理についての講義を行う.
機械力学Ⅰでは,1自由度系における運動方程式や振動解析などの講義
を行うが,本講義は,機械力学の後半に関する内容を講義する.まず,2自由
度系における運動方程式の導出とその振動解析について,また多自由度系
における運動方程式の導出とモード解析について講義する.さらに,連続体
の振動現象を理解するため,棒の縦振動やはりの曲げ振動,弦の振動など
具体的な例を用いて講義し,有限要素法の考え方とその振動解析について
講義する.
本科目は,機械力学Ⅰ,機械力学Ⅱの理解を深めるための演習を行う.前
半では,主に機械力学Ⅰの復習のための演習を行う予定であり,1自由度系
における自由振動と強制振動の運動方程式と解析,粘性減衰の効果,振動
応答などを復習する.後半では,機械力学Ⅱの進捗に合わせて,2自由度系
の運動方程式や振動解析,多自由度系の運動方程式,連続体の振動現象
など,エンジニアとして持つべき基礎力学知識を高めるための演習を行う.
(システムデザイン工学科-37 )
備
考
別記様式第2号(その3の1)
(用紙
授
(理工学部
科目
区分
制御工学Ⅰ
制御工学Ⅱ
制御工学演習
ー
コ
油空圧アクチュエータ工学
(
専
門
教
育
科
目
)
機
械
工
学
科
目
の
概
要
システムデザイン工学科)
授業科目の名称
ス
専
門
科
目
業
日本工業規格A4縦型)
メカニズム
バイオメカニクス
センサ電子工学
ロボット工学
講義等の内容
機械システムには,機械を使用者の目的に合わせて動作させるため,セン
サ信号をフィードバックし,アクチュエータに指令を送るためのコンピュータ
が導入されており,制御技術は欠かせないものとなっている.本講義では,制
御工学の前半の内容として,制御に必要不可欠な数学としてラプラス変換の
基礎に加え,動的システムの伝達関数による表現法,過渡応答の求め方や
評価の仕方,周波数応答の求め方やその使い方,さらにフィードバック制御
系の安定性に関する講義を行う.
制御工学Ⅰでは,動的システムの伝達関数表現,過渡応答や周波数応答
の求め方などを講義するが,本講義では,制御工学の後半に関する内容を
講義する.まず,フィードバック制御の基礎として,産業界で最も広く用いられ
ているPID制御法と位相補償法について,また状態方程式に基づくシステム
表現についても講義する.つぎに,制御装置にはコンピュータが用いられる
ため,ディジタル制御の数学基礎としてz変換について講義した後,パルス伝
達関数表現,差分方程式の導出および制御アルゴリズムのコンピュータへ
の実装方法について講義する.
本科目は,制御工学Ⅰ,制御工学Ⅱの理解を深めるための演習を行う.前
半では,主に制御工学Ⅰの復習のための演習を行う予定であり,運動方程
式から伝達関数の導出,過渡応答の求め方および評価の仕方,周波数応答
の求め方とその図示法,さらにボード線図の使い方などを復習する.後半で
は,制御工学Ⅱの進捗に合わせて,PID制御系の設計,システムの状態方程
式表現,z変換の基礎,パルス伝達関数の導出,差分方程式を用いた逐次計
算による過渡応答の計算法などの演習を行う.
流体パワーシステムは流体を媒体として動力を伝達し負荷を動かす装置
であり,各種工作機械,建設機械,航空機,船舶,自動車などの広い分野で活
用されている.本講義では,位置・速度・力などの制御を取り扱うサーボ機構
の基本構成要素である電動アクチュエータや油圧・空気圧アクチュエータ,
制御弁などについてその基本的な原理と駆動法について講義する.さらに
これらアクチュエータの特徴を生かしたサーボ系の制御法について講義す
る.
メカニズムは,ある部品の運動を利用して,別の部品に目的の運動を生じさ
せるしくみである.世の中で使われている多くの機械では,モータの回転運
動を減速してトルクを増大させたり,油空圧シリンダの直線運動などの動力
を利用して動いている.本講義では,節,カム,歯車などの機素,スライダクラン
ク機構のような平面機構,機素がつぎつぎと連結して閉じた形をなす閉ルー
プ機構,機素を回転軸などにより連結した連鎖,対偶など,機械工学の基礎を
なすメカニズムについて講義する.
生体が神経回路によってコントロールされる運動システムであることを理
解し,福祉工学関連で活躍できるエンジニアに必要な医学的知識やリハビリ
テーション技術の基礎を習得することを目的とする.前半では,感覚器官の
仕組み,筋骨格系の基本的な運動機構,神経回路のつながりや信号の流れ
を説明する.後半は,主な感覚障害と運動障害の特徴とリハビリテーションを
概説し,医療・介護との連携における福祉工学の役割についての講義を行
う.
機械システムには,コンピュータによる電子制御技術が導入されているが,
高度情報化社会に対応し,より便利で豊かな人間生活を支えるためには,セ
ンシング技術は必要不可欠である.本講義では,様々な物理・化学現象な
どを利用したセンサの種類とその計測原理に関する内容に加え,コンピュー
タへ電気情報信号を伝達する基本的な内容として,オペアンプを中心とする
アナログ回路,論理演算を扱うディジタル回路,さらにコンピュータの仕組み
などについて講義する.
ロボット技術の基礎となる力学,コンピュータ技術,電気電子工学,メカトロニ
クス,人間機械系インターフェースなど,ヒューマンメカトロニクス講座で開講
する学問分野とのつながりを理解することを目的とする.内容は,マニュピ
レータや移動ロボットに関する運動学と動力学など,3次元空間における動
作と作業に関する基本理論から,視覚,力センサなどロボット用のセンサ技
術,コントローラ,および人間機械系の設計など,ロボットの要素技術について
の講義を行う.
(システムデザイン工学科-38 )
備
考
別記様式第2号(その3の1)
(用紙
授
(理工学部
科目
区分
科
目
の
概
要
システムデザイン工学科)
授業科目の名称
入門機械製作
メカノワールドⅡ
ー
コ
ス
専
門
科
目
(
専
門
教
育
科
目
業
日本工業規格A4縦型)
)
機
械
工
学
メカノワールドⅢ
工業数学Ⅰ
講義等の内容
備
考
機械工学は,機械設計,熱流体,メカトロニクスの分野に大別できるが,本科
目は,それぞれの分野における機械製作を通じて,これから始まる専門科目
の重要性を強く認識させる目的で行う.具体的には,1年次の通年科目とし
て,各分野に深く関係するストローグライダー,加熱炊飯器,ロボット製作を行
い,ものづくり入門を実践的に行う.その製作を通じて,ものづくりのプロセス
を学び,試行錯誤を行いながら時には失敗することにより学び,学生の自主
的な創意工夫を育んでいく.
本講義は,機械工学の基幹科目がどのような分野に応用され,大きく貢献し オムニバス方式
ているのかを聴講させ,その内容を理解させることにより,機械工学の専門科
目に取り組む意欲をさらに向上させる目的で行う.具体的な内容は,ナノテ
クノロジー,物質環境移動論,真空工学,医用工学であり,今日の豊かな人間
生活を支える機械・機器には必須の内容である.講義は,各分野で活躍す
る4名の教員が担当するオムニバス方式で行い,理解を深めさせるための演
習を行う.
(97 村岡幹夫/4回)
「ナノテクノロジー」に関する最近の話題を含めて,基礎から応用まで解りや
すく解説する。以下の分野についてもオムニバスで講義する.
(113 小松喜美/4回)「物質環境移動論」分野について
(114 杉山 渉/4回)「真空工学」分野について
(93 長縄明大/4回)「医用工学」分野について
本講義は,機械工学に関する最先端の研究内容に触れ,専門的な オムニバス方式
知識を深め,発展的な素養を身に着けさせると共に,卒業課題研究
のテーマ選択の判断材料とさせることを目的に行う.本コースは,
ナノメカニクス,熱流体科学,ヒューマンメカトロニクスの3講座か
らなるが,各講座から5名ずつの教員が分担しオムニバス方式で講義
を行う.本コースで行っている研究は,ナノテクノロジーに関する
もの,常に進化を続けている身の回りの機械や機器に関するもの,
さらに地球規模でのエネルギー問題に関するものなど,非常に多岐
に渡っている.
各回の内容は以下の通りである.
(90渋谷 嗣/1回)「複合材料が作る次世代自動車・航空機」
(91田子 真/1回)「地熱エネルギー利用のための各種地中熱交換
器方式」
(93長縄明大/1回)「バルーンカテーテルを用いた消化管運動計
測」
(94中村雅英/1回)「原子力エネルギーと風力エネルギーの過去、
現在、未来」
(97村岡幹夫/1回)「ナノチューブ・ナノコイルの加工と応用」
(99巖見武裕/1回)「医療とリハビリテーション分野に求められる
工学的研究」
(101奥山栄樹/1回)「ナノメトロロジー紹介」
(103佐々木芳宏/1回)「LANを用いた油圧アクチュエータの遠隔制
御技術」
(107長谷川裕晃/1回)「非定常効果を活用した翼の高揚力化」
(110宮野泰征/1回)「金属材料と微生物の相互作用」
(111山口 誠/1回)「光による表面構造分析技術」
(112山本良之/1回)「磁性ナノ粒子(磁性流体)の性質と工学応
用」
(113小松喜美/1回)「相変化現象とその工学的応用」
(114杉山 渉/1回)「“希薄気体流”と“風力エネルギー利用”」
(117趙 旭/1回)「鉛フリーはんだの信頼性評価」
常微分方程式を解き,解釈することができるようになることを目的として行
う。内容は,1階常微分方程式,2階線形微分方程式,高階線形微分方程式,
解法としては,変数分離法,演算子法,べき級数解,Laplace変換による解法を
扱う。講義では,熱,振動など特に機械系に関連する問題を例示する。
(システムデザイン工学科-39 )
別記様式第2号(その3の1)
(用紙
授
(理工学部
科目
区分
授業科目の名称
工業数学演習
工業物理
ー
コ
機械英語演習
(
ス
専
門
科
目
)
機
械
工
学
科
目
の
概
要
システムデザイン工学科)
工業数学Ⅱ
専
門
教
育
科
目
業
日本工業規格A4縦型)
機械実習
機械工学実験
情報処理工学
外国文献講読
講義等の内容
工学的問題の数理解析に重要なフーリエ解析法やラプラス変換法を理解
し,その工学的応用技術を習得することを目的に,次の内容で講義を行う。
(1)フーリエ級数展開,(2)一般的な周期関数のフーリエ級数,複素形式の
フーリエ級数,(3)直交関数系と項別微分積分,(4)フーリエ積分とフーリエ変
換,(5)種々の物理現象における微分方程式,ラプラスの方程式,熱伝導方程
式,波動方程式,(6)ラプラス変換とその逆変換,(7)初期値問題,境界値問題
への応用。
工業数学Ⅰ,Ⅱの演習科目である。常微分方程式を解き,解釈することが
できるようになることを目的として行う。また,高速Fourier変換を用い簡単な
データ解析ができるようになることを目的として行う。熱,振動などの分野で1
階,または2階の微分方程式を立て,これを解き,解釈する課題や,FFTを用い
た信号の解析などの課題を行う。
質点系および剛体についての簡単な運動をモデル化し,運動方程式を作
り,これを解き,解釈することができるようになることを目的とする.独立した質
点の力学から質点同士が力を及ぼし合う質点系の力学として,全運動量と
全角運動量の保存を講義する.さらに互いの間隔が変わらない質点の集
合である剛体の力学として,力とモーメント,剛体の静力学方程式,慣性モー
メント,回転の運動方程式,剛体の動力学方程式までの講義を行う.
世界に通用する機械技術者となるために,英語によるコミュニケーション能
力を身につける。そのため,機械 に関連する英文の読み書き,聞き取りおよ
び会話能力を学習し,世界から情報を収集し,さらに世界に発信でき るよう
になることを目指す。本演習を通じて身につく力は,機械に関連する基本的
な英語の文書を読み理解すること。次に,技術的な音声英語を聞き取り内容
を説明すること。また,英語で機械技術に関連する簡単なプレゼンできる能
力.英会話により機械に関するコミュニケーションをすることができる力など
が身につく。演習のまとめとして,TOEICを受験して自らの英語能力を世界
的な基準で評価し,レベルアップすることができる。
本実習は,ものづくりに必要不可欠な工作機械,工具ならびに付属品など
の機能を理解して,操作法や工作法を習得し,安全管理の重要性も理解し
た上で,機械技術者として必要な知識と経験を持ち,実験研究に応用できる
技能を持たせることを目的に行う.実習項目は,タップダイス,形削り盤,立フ
ライス盤,旋盤,ターニングセンタ実習,歯車加工,手仕上げ,3Dモデリングな
どである.実習後は,その内容をレポートにまとめさせ,技術レポートの書き
方の基礎も身に付けさせる.
本実験では,機械工学に関する基礎的な現象や特性を理解させるため,
自ら実験することを通じて,講義内容の理解度の向上,基本的な実験手法や
測定機器の取り扱い方を習得させることを目的とする.主な実験内容は,1)
材料・加工など機械設計に関する項目,2) 熱や流れの現象を解明する熱流
体に関する項目,3) 電子回路や計測制御などメカトロニクスに関する項目で
ある.実験後は,その内容をレポートにまとめさせ,結果を考察させることによ
り,技術レポートの書き方も身に付けさせる.
情報処理の技法Fで修得したコンピュータによる文書処理,データ分析等
の情報活用技術をさらに発展させ,コンピュータの工学的応用で用いられる
数値計算法について,基礎理論,アルゴリズムに関する講義を行うとともに,コ
ンピュータを用いた演習により,基本的な各種数値計算アルゴリズムに基づ
くプログラムを,Visual C++によって作成できるようになることを履修目標とす
る.さらに,平面および立体図形の描画手法についても講義する.
本科目では,外国語で書かれた機械工学関連の文献を講読し,最新の研
究成果に触れるとともに,英語の専門用語,英文理解力の向上を図ると共に,
その内容を規定ページの前刷り原稿にまとめる能力,さらに決められた時間
で発表し,質問に答えるプレゼンテーション能力を高めることを目的とする.
その実施方法は,コースの3つの講座に分かれて行い,学生が準備スケ
ジュールも含め,グローバル時代に必要不可欠であることを自覚しながら行
う.
(システムデザイン工学科-40 )
備
考
別記様式第2号(その3の1)
(用紙
授
(理工学部
科目
区分
業
科
目
の
概
日本工業規格A4縦型)
要
システムデザイン工学科)
授業科目の名称
創造工房実習
研究プロポーザル
講義等の内容
本実習では,3年生までに学んだ専門科目の知識を生かし,与えられた課
題テーマを解決する機械構成を立案し,仲間とコミュニケーションを取りなが
ら,実践的なものづくりを行い,エンジニアに必要不可欠な知識と経験を身に
付けさせることを目的とする.その実施方法は,コースの3つの講座に分かれ
て行い,課題を解決するアイディアの競い合い,材料の手配や加工方法の
検討,組立や動作検証,不具合が生じた場合にはその改善など,学生が自ら
の意思で主体的に進める.
本科目は,学部4年間の集大成として取り組む卒業課題研究の進捗状況
をプレゼンテーションにより発表し,質疑応答によりその理解度の向上と新し
い問題発見をさせることを目的とする.その実施方法は,コースの3つの講座
に分かれて行い,研究背景・目的,手法,結果,考察,結論などの研究ステップ
に対し,各自が取り組んできた成果を発表する.また,質疑応答では,決めら
れた時間内に的確に回答できる能力を身に着けさせ,また聴講する学生が,
他者の発表に対して興味を持ち,質問する勇気を持たせるように進める.
ー
コ
卒業課題研究
(
ス
専
門
科
目
)
専
門
教
育
科
目
機
械
工
学
プロジェクト活動Ⅰ
プロジェクト活動Ⅱ
ー
コ
基礎機械力学
本科目は,学生が自主的に行う機械技術に関連するプロジェクト活動を通
じて,自学自習の習慣を身につけさせるとともに,機械工学のエンジニアとし
ての技術を習得させ,地域社会における行動様式やコミュニケーションの方
法を学ばせることを目的とする.本科目の単位を認定するにあたり,40 時間
以上の活動時間を裏付ける記録が必要であり,活動記録のレポートを提出
した後,発表会でプレゼンテーションを行い,質疑に的確に回答することが求
められる.
本科目は,学生が自主的に行う機械技術に関連するプロジェクト活動を通
じて,自学自習の習慣を身につけさせるとともに,機械工学のエンジニアとし
ての技術を習得させ,地域社会における行動様式やコミュニケーションの方
法を学ばせることを目的とする.本科目の単位を認定するにあたり,80 時間
以上の活動時間を裏付ける記録が必要であり,活動記録のレポートを提出
した後,発表会でプレゼンテーションを行い,質疑に的確に回答することが求
められる.
機械システム及びその構成要素の動力学的挙動を理解するために,振動
工学の基礎である1自由度系について学ぶ.各種の振動現象,調和振動と
その性質,慣性モーメント,非減衰系の振動,ばね・質量系の自由振動,エネ
ルギ法による振動解析,粘性減衰系の自由振動と強制振動,減衰比の算定,
等価粘性減衰係数,フーリエ級数と波形の級数展開,振動絶縁装置と振動
計の原理等について学ぶ.
(
ス
専
門
科
目
本科目は,配属された研究室において最新の研究に携わることにより,これ
まで学んだ専門知識の活用,研究遂行の際に生じる問題発見および解決
力の向上,また集大成としての卒業論文の執筆,プレゼンテーションを通じ
て,エンジニアとしての第一歩を踏み出せるようにすることを目的とする.そ
の実施方法は,コースの3つの講座に分かれて行い,学生は,ナノテクノロ
ジー,医療福祉機器,再生可能エネルギーなど,最先端で社会的ニーズが高
い研究テーマに取り組む.
)
創
造
生
産
工
学
機械力学
基礎機械力学において学習した1自由度系の振動に引き続き,2自由度系
及び多自由度系や連続体の動力学的挙動について,解析方法および振動
現象の物理的理解に重点を置いて講義する.多自由度系における運動方
程式の導出と解法,ラグランジュの運動方程式,2自由度系の固有振動数と
固有モード,モード座標とモードの直交性について,連続体の振動,棒の縦
振動,はりの曲げ振動,動吸振器,モード解析,非線形振動等について学ぶ.
(システムデザイン工学科-41 )
備
考
別記様式第2号(その3の1)
(用紙
授
(理工学部
科目
区分
業
授業科目の名称
基礎流体工学
熱流体力学
ー
コ
(
ス
専
門
科
目
システム制御工学
)
創
造
生
産
工
学
目
の
概
要
システムデザイン工学科)
基礎熱工学
専
門
教
育
科
目
科
日本工業規格A4縦型)
プロジェクトマネジメント概論
スポーツ工学
ロケット設計工学
講義等の内容
基礎熱工学では,エネルギーの有効利用や新エネルギー開発に必要な熱
力学および伝熱工学の基礎を学ぶ.理想気体についての熱力学第1およ
び第2法則,実在気体として蒸気の振る舞いについて蒸気表を用いた熱や
仕事の計算を習得させる.それらの基礎知識を応用して蒸気を作動媒体と
した相変化を利用したエネルギー変換の例としてランキンサイクルを講義す
る.さらに伝熱工学の入口として伝熱の基本形態である,伝導,対流および
放射についての概念を講義する.
基礎流体工学では,流体の力学に関する基礎的知識を与えることを目的と
し,静水学および完全流体の力学を学ぶ.機械工学および宇宙工学を学ぶ
学生に必要とされる,流体の性質や圧力および浮力などの特性と,ベルヌー
イの定理および運動量の保存則等の流体運動の基礎理論を講義する.さ
らに,非粘性の流体運動としてポテンシャル流を学び円柱や翼周りの流れ
の計算を習得させる.さらに粘性流体の取り扱いへの入口として境界層の
概念を講義する.
熱流体力学では,伝熱工学と流体力学の融合する分野について学ぶ.熱と
流体は一体として「流れるもの」として捉えことができる.新エネルギーの開
発やロケットおよび宇宙開発を学ぶ学生に必要な熱と流れに関する力学を
一体として講義する.粘性流体の方程式と厳密解,層流と乱流の違いおよ
び自然対流や強制対流などの対流熱伝達について講義する.さらに,熱交
換器等の熱流体機器といった応用分野や差分等を用いた流体方程式の数
値的な取り扱いを講義する.
前半では古典制御工学を中心に解説を行い,伝達関数表現された線形シ
ステムについて安定性の解析方法などや,PIDフィードバック系の性質およ
び設計方法について学習を行う.後半では現代制御工学を中心に解説を
行い,状態方程式表現された線形システムについての安定性,可制御性,可
観測性などの基本的性質の解析方法や,状態フィードバック系の設計方法
について学習を行い,古典制御工学との関連性を学びながら理解を深め
る.
現代工学の特徴である複雑なプロジェクトを複数人で分担し,期日内に達成
するためには,プロジェクトマネジメントが重要である.プロジェクトを適切に
遂行するために必要となるプロジェクトマネジメントの基礎的な知識や方法
について講義する.学生の希望するプロジェクトテーマに基づきチームを立
ち上げ,プロジェクトの課題設定やスケジュール,組織作り等,マネジメントに
関するシミュレーションを行う.随時ディスカッションやプレゼンテーションに
よる発表を課す.
代表的なスポーツを科学的な観点から分析することを通して,スポーツにお
ける力学,科学,工学の役割について学ぶ.スポーツにおける慣性モーメント
の重要性,衝突現象(バットとテニスラケット),ランニングの着地現象,スポー
ツと計測,短距離走におけるフライング判定とフィニッシュ判定,水泳の科学,
スピードスケートの動作解析,スキーの科学とスキーロボット,スキージャンプ,
障害者スポーツ,生涯スポーツ等について学ぶ.
ロケット設計工学では,ロケットの設計製作を行う上で必要となる知識の習得
を目的とする.主にロケット推進の原理,飛行力学,ロケット推進の基礎理論,
推進システムと推進剤,空気力学と機体構造材料,アビオニクスシステムなど
について学習する.講義の中では学生が自ら小型モデルロケットの設計製
作を実際に行い打ち上げ実験を実施し理論と実際の現象とを比較検討し
考察することで知識の活用と応用方法の体得を目指す.
(システムデザイン工学科-42 )
備
考
別記様式第2号(その3の1)
(用紙
授
(理工学部
科目
区分
宇宙機ダイナミクス
宇宙推進工学
人工衛星工学
ー
材料工学
ス
専
門
科
目
(
専
門
教
育
科
目
基礎材料力学
)
創
造
生
産
工
学
科
目
の
概
要
システムデザイン工学科)
授業科目の名称
コ
業
日本工業規格A4縦型)
材料力学
設計工学
コンピュータ援用工学
価値工学
講義等の内容
オイラー角やオイラーパラメータなどの剛体の姿勢の表現方法を習得し,剛
体の回転運動に関する運動学および動力学を学習することで運動方程式
の導出を行う.さらに,習得した知識をもとに人工衛星を対象とした運動方程
式の導出を行い,得られた運動方程式に対して数値積分法を導入し,運動
解析の方法を習得する.また慣性特性と回転の安定性などを関係について
解説を行いながら,宇宙機に特有の運動について理解を深める.
ロケット推進は,固体ロケット,液体ロケット,ハイブリッドロケットなどの化学推
進系と電気推ロケットやレーザーロケットなどの非化学推進系に大別され
る.本講義では燃焼の基礎理論と現象論的熱力学を用いて一次元ノズル
理論や推進剤の燃焼安定不安定性などについて学習する.そして,非化学
推進系を代表して電気推進ロケットの基本理論,要素技術について学習し,
宇宙推進系の基本的な設計ができる知識の習得を目的とする.
人工衛星に必要な基本的な要素技術である構造系,熱制御系,電源系,通
信系,データ処理系,姿勢制御系などの技術について設計例を用いながら
解説を行う.また,人工衛星の開発において考慮すべき宇宙環境および各
種環境試験や,運用のための地上局やロケットへの搭載など人工衛星開発
に関わる特徴的な事項について紹介する.さらに具体的な人工衛星プロ
ジェクトを取り上げることで,開発の全体的な流れについての理解を深める.
今までにない新しい機械や構造物を創造しようとするときに,適切な材料を
選定することは設計上重要なことである。本講義では,システムの設計上の
観点から,種々の材料の機械的特性を知り,システムの使用条件に合わせた
具体的な材料の選定法を学ぶ。また,基礎的な観点からものづくりに使用さ
れる材料を,金属,高分子,セラミックスに分類して,それぞれの製法,構造,状
態図,加工法,熱処理方法,試験方法さらには材料の強化法まで知り,安全な
設計に寄与する。
本講義では,物理学で学んだ理想的な剛体の力学が,実際のシステムでは
どのように応用されるかを学ぶ。航空機などの実際のシステムにおける部材
は,質点ではなく広がりと重心をもち,負荷は静的と動的の組み合わせであ
り,力は理想的な集中や等分布ではなく,ある領域に不均一にかかる事を学
ぶ。物理学を基礎として,現実的なシステムではどのように応用されるかを,
具体的な例を基にして学ぶ。それにより,新しいシステムの力学的な問題を
解くことができるようになることを到達目標とする。
システム部材の変形や内部応力を正しく求めて,安全な設計を可能とする
知識と技術を身につけることを目標とする。そのため,部材を簡単化した棒
の引張りと圧縮,ねじり,はりの応力,梁のたわみ,組合わせ応力,柱の圧縮,ひ
ずみエネルギー,不静定はりなどについて,具体例を基にして学ぶ。それに
より,部材にかかる応力を正確に見積もることができるので,システムに必要
な材料の選定と,各部の安全性と寿命などを正しく予測するとができる事を
最終到達目標とする。
ものづくりにおいて,企画.設計を飛ばして,いきなりものを作ることはできな
い.つまり設計工学は,ものづくりにおいて必要不可欠の学問である.本講
義の前半では,歯車の設計,機構設計,軸受の設計などの基礎的設計技術
について解説するが,後半は企業などで実際に使われている生産性設計な
どの比較的新しい設計の考え方についても触れる.
工学において理論計算で解ける問題は必ずしも多く無く,数値的に解を求
めなくてはならないことがしばしばある.計算機を用いた数値解析
(Computer Aided Engineering)は現代の工学では必須である.本講義では,
数値解析の基本を述べるとともに,有限差分法,有限要素法などの数値解析
の代表的な方法について学習する.また,講義の後半では簡単な問題に関
する数値解析演習も行う.
現代の商品企画や製品設計においては,ユーザーの要求に合った機能や
ユーザーが好む意匠を製品に作り込んで行く方法を系統だって考えるよう
になって来ている.その考え方を体系化したものが価値工学である.本講
義では,価値工学における基本的考え方とともに,しばしば用いられる設計
ツールに関しても解説する.
(システムデザイン工学科-43 )
備
考
別記様式第2号(その3の1)
(用紙
授
(理工学部
科目
区分
計測工学
ディジタル制御工学
コンピュータシステム学
ー
コ
情報システム学
(
専
門
教
育
科
目
応用数学Ⅰ
)
創
造
生
産
工
学
科
目
の
概
要
システムデザイン工学科)
授業科目の名称
ス
専
門
科
目
業
日本工業規格A4縦型)
応用数学Ⅱ
創造生産実習
創造生産工学実験
講義等の内容
様々な物理現象を計測するために必要な各種センサの検出原理と計測技
術,計測したデータの信号処理について学習する.力センサ,加速度セン
サ,ジャイロセンサ,地磁気センサ,温度センサ,圧力センサ,流量センサの検
出原理,センサの情報をコンピュータやコントローラに取り込むための計測
技術(A/D変換,ディジタル通信),ノイズの影響を低減させるためのフィルタ
リング技術について学習する.
近年,制御システムはコンピュータやマイコン等のディジタル機器によって構
成されているため,ディジタル機器を用いた制御システムを構築するために
必要な知識,技術の習得を行う.ディジタル制御の概要,連続時間系の離散
化,1次システム,2次システム,制御動作の基本,離散制御システム,離散PID
制御,離散状態方程式,各種制御の例と制御シミュレータを用いた制御コン
トローラのパラメータ調整について学習する.
コンピュータは現代において必要不可欠な機器である.コンピュータシステ
ム学では,コンピュータの動作原理,周辺機器の仕組み,論理回路,ネットワー
ク,BIOS,オペレーションシステム,プログラミング言語の特徴,組み込み機器
について学習する.また,コンピュータのハードウェア構成を,実際のコン
ピュータを分解,再構築しながら説明し,BIOSの設定,フォーマット,OSのイン
ストール等,コンピュータシステムに関する知識の習得を行う.
システムエンジニアにとって必要不可欠な技術である,コンピュータを用いた
プログラミング技術の習得とアプリケーションの構築法,プログラミングを用い
た数値計算について学習する.C言語を用いたプログラミングの基礎(変数
の型宣言,コンソール入出力,演算,制御文,配列,関数とポインタ),プログラミ
ングを用いた数値計算の基礎,コントロール・イベント,グラフィック処理につ
いての学習を行い,プログラミング技術の習得を行う.
工学専門科目において必要な数学の知識である,微分方程式,複素関数,
ベクトル解析を学習する.微分方程式,複素関数について学習し,一階微分
方程式,線形微分方程式,複素変数の関数(共役複素数,複素数平面,極形
式)等について学ぶ.(115 廣瀬 圭/8回)ベクトルの代数計算,ベクトルの微
分,勾配・発散・回転,ベクトル積分,積分定理やベクトル解析の公式等につ
いて学ぶ.(98 足立 高弘/7回)
フーリエ解析は振動などの周期的現象を把握するため道具などとして,また
ラプラス変換は制御系の解析や常微分方程式の解法などとして様々な分
野で使われている.本講義前半では,フーリエ解析およびラプラス変換の基
本および応用例を学習する.また,偏微分方程式は,物理学,工学,経済学な
どの様々な分野で複雑な現実の現象を表現するために有用な方法であ
る.本講義後半では,偏微分方程式の基本をその応用例を通して学習す
る。
ものづくりに関連する工作機械,工具等の機能を具体的に理解し,工作機械
の操作法や工作法を習得すると共に,安全管理の重要性を認識させる.
「タップダイス」(タップダイスの立てとダイスによるねじ切り),「形削り盤」(Vブ
ロックの機械仕上げ),「旋盤」(曲面切削,ねじ切削),「立てフライス盤」(切削
加工),「手仕上げ」(ヤスリ仕上げとキサゲ),「ターニングセンタ」等の実習を
行う.実習レポート作成により技術報告の書き方の基礎について学ぶ.
各担当教員の指導の下,専門分野に関する実験を行う.実験内容は,これま
で講義等で学習してきた専門科目に関するものであり,材料・加工,熱流体,
計測・制御,情報処理,電気電子回路等の項目に関する実験を行う.学生自
ら実験することによって,工学分野における基本現象を体験し,講義内容に
ついての理解を深めると共に,基本的な実験技術・測定機器の取扱いを習
得する.実験レポートをまとめることにより,結果を整理・分析・考察しまとめる
能力を培う.
(システムデザイン工学科-44 )
備
考
別記様式第2号(その3の1)
(用紙
授
(理工学部
科目
区分
ものづくり基礎実践
プロジェクト実践研究Ⅰ
プロジェクト実践研究Ⅱ
ー
コ
工業英語演習
(
専
門
教
育
科
目
基礎電気回路
)
創
造
生
産
工
学
科
目
の
概
要
システムデザイン工学科)
授業科目の名称
ス
専
門
科
目
業
日本工業規格A4縦型)
基礎電子回路
電力工学
情報通信工学概論
講義等の内容
ものづくりは単なる工作ではなく,一つの「プロジェクト」ととらえ,ものづくりの
過程で失敗に学び,より良いものづくり・成果を上げるためにはどうすればよ
いか,学生独自の工夫の下,複数回の製作・実験を行い,試行錯誤の経験を
通して学生の自主性・創造性を育むと共に,これから学ぶ専門科目への興
味と学習意欲を喚起する.具体的には「複数のミッションを達成できるロボッ
ト開発」をテーマとして,障害物回避(迂回,乗越),サンプル回収・運搬,帰還
が可能なロボット開発プロジェクトを行う.
プロジェクトの立ち上げから終わりまで,本格的なプロジェクト遂行体験を実
施する.ハイブリッドロケットや缶サット(模擬人工衛星)の開発をテーマとし,
ミッションの定義,スケジュールの管理,チームによる作業分担と全体調整,プ
ロジェクト計画の策定等,「プロジェクトマネジメント」的手法が求められ,学生
の自主性・創造性を育む高次のアクティブラーニングとなっている.また,開
発のために必要な知識や技術,安全面の確保等についての指導を行う.随
時ディスカッションやプレゼンテーションを実施する.
プロジェクト実践研究Ⅰにより策定したプロジェクト計画に基づき,実際にハ
イブリッドロケット,缶サットの開発と打上を実施する.それぞれ提案したミッ
ションを遂行するために必要なロケット,缶サットを製作する過程において発
生する問題点の発見と解決するための試行錯誤を繰り返すことにより,問題
発見・解決能力の育成を行う.また,実験後に反省点や今後の改善点等に
ついての分析,発表を行い,総合的なプロジェクト遂行力の育成を図る.
現代の技術者にとって英語による表現やコミュニケーションは必須である.
本科目では専門の技術論文や報告書を読む際に必要となる基礎的な専門
用語や技術英語特有の表現方法を学ぶ.また,短い文章による技術英作文
演習を行い,簡単な物理現象を図・表や数式を交えながら,英語で説明でき
ることを目指す.外国文献講読の基礎となる科目であり,英語による表現力
の重要性を認識するとともに,国際感覚の涵養に努める
コンピュータハードウェア構成要素としてのLSIを学ぶための基礎はゲート
回路であるが,これを学ぶためには基礎として電子回路,さらに電子回路の
理解のために必要となるのが電気回路である。本授業では直流回路にお
けるオームの法則をもとにキルヒホッフの法則を説き,回路網の取り扱いを述
べた後に2端子対回路を述べ,CR,LC過渡応答を理解するための交流回路
に関して学習する。
コンピュータハードウェアの構成要素であるLSIには多数のゲートが集積さ
れている。ゲート回路の理解には電子回路の知識が不可欠であり,この基
礎として半導体物性,半導体から構成される能動素子としてのトランジスタ,ト
ランジスタの増幅特性,トランジスタの増幅特性を応用して構成されるマルチ
バイブレータに関して学ぶ。双安定マルチバイブレータはフリップフロップ
(FF)動作をすることを述べた後,FFから構成される基本機能としての係数
回路及びシフトレジスタに関しても学習する。
人類にとって不可欠なエネルギーの中でも,最も重要な位置を占める電気
エネルギーがどのように作られ,供給されているかについて学ぶ。初めに,発
電に利用されるエネルギー源の現状,発電技術の発達について学ぶ。次い
で,水力発電,火力発電,原子力発電ならびに再生可能エネルギーによる発
電について,その基礎となる物理現象から発電原理について学習する。ま
た,変電所の役割や分類等,変電の基礎事項についても学ぶ。
通信システムの発展の経緯とそのモデル化やシャノンの定理などの通信
の基本概念に関する導入から始め,時間領域と周波数領域での信号および
雑音の記述方法を述べる。次に,情報のディジタル表現,アナログ信号とディ
ジタル信号の変換,各種の伝送路符号,最適受信,誤り検出と誤り訂正,変調
と復調などの基本的な通信技術を示す。最後に,直交性を利用した高度な
変調方式を紹介する。
(システムデザイン工学科-45 )
備
考
別記様式第2号(その3の1)
(用紙
授
(理工学部
科目
区分
外国文献講読
研究プロポーザル
ー
コ
(
ス
専
門
科
目
卒業課題研究
)
プロジェクト活動Ⅰ
専
門
教
育
科
目
プロジェクト活動Ⅱ
創造工房実習
ー
コ
(
ス
専
門
科
目
外国文献講読
目
の
概
要
講義等の内容
研究を遂行するにあたり,関連する文献の検索,内容理解が必要不可欠で
ある.外国文献講読では,外国語で書かれている学術文献を講読すること
により専門用語や専門分野の動向を理解すると共に,文献の内容をまとめ
た抄録を作成し発表を行う.質疑応答の体験により内容の理解ばかりでなく
如何に他者にわかりやすく伝えるかプレゼンテーション能力の重要性を認
識し,学術文献の理解能力,研究発表能力の向上を図る.
卒業課題研究の研究テーマを遂行するために,指導教員との密接な研究
相談および研究計画の下,研究の進捗状況についてプロポーザルを行う.
研究内容を的確な表現で明確に発表できるように,プレゼンテーション技法
の習得に努め,学生同士による発表練習を十分に行う.卒業論文中間発
表,最終発表をコース教員と学生の前で発表と質疑応答を行うことにより,実
践的なプロポーザル能力,プレゼンテーション能力を培う.
4年間の集大成として,各指導教員の下で最新の研究テーマに取り組むこと
により,問題発見・解決能力,論理的思考力等を育むと共に,研究成果のプレ
ゼンテーション技法を学ぶ.卒業課題研究は,指導教員による適切なアドバ
イスの下,学生が主体的に取り組むことが重要であり,最終的に得られた研
究成果を卒業論文としてまとめる.本課題研究を行うことにより,単に専門知
識の習得に留まらず,知識や技術を有機的に組み合わせ活用する統合力
や,プロジェクト遂行能力を培うと共に,未知の問題に果敢に挑戦し,創造的
な「ものづくり」に取り組む姿勢を育む.
学生が自主的に行うプロジェクト遂行体験により,自学自習の習慣を身につ
けると共に工学的な知識・技術を習得し,地域社会における行動様式やコ
ミュニケーション方法について学ぶ.プロジェクト活動Ⅰでは,40時間以上の
活動,活動に関するレポートの作成,成果発表会におけるプレゼンテーショ
ンと質疑応答を行い,プロジェクト遂行能力とプレゼンテーション能力を培
う.
学生が自主的に行うプロジェクト遂行体験により,自学自習の習慣を身につ
けると共に工学的な知識・技術を習得し,地域社会における行動様式やコ
ミュニケーション方法について学ぶ.プロジェクト活動Ⅱでは,80時間以上の
活動,活動に関するレポートの作成,成果発表会におけるプレゼンテーショ
ンと質疑応答を行い,プロジェクト遂行能力とプレゼンテーション能力を培
う.
これまでに学んできた土木環境工学に関する知識や技術を利用・応用し,
卒業課題研究などにつながる基礎的な課題の実習を通して,新しいものを
自分の考えで作り出すことを学ぶ.具体的には,達成目標は課題によって
異なるが,課題の提案や課題における問題点の抽出,課題解決策の立案,解
決策に基づいて設計し,図面などを描くこと,道具を使ってものを造ることを
学ぶ.
卒業研究課題に関連した,比較的最近の外国語文献の抄訳を行い,専門
用語の外国語訳,文章の構成,研究課題の国際的位置づけを学ぶ.また,学
術論文の書き方,参考文献や図表の書き方を学ぶ.
卒業課題研究
研究テーマを設定し,資料の収集法,研究に関連する実験機器等の操作
法,データの図表による整理法を学び,論文にまとめて学科内における発表
を通して,研究の経験と成果を得る.また,研究テーマの学問分野の進歩に
貢献する.
研究プロポーザル
研究プロポーザルの目的を理解し,プロポーザルすべき内容を考える方
法,研究計画の立案方法について学ぶ.また,卒業研究課題に関する成果
の口頭発表方法や質問の意味を理解し,的確に答える方法についても学
ぶ.
)
土
木
環
境
工
学
科
システムデザイン工学科)
授業科目の名称
創
造
生
産
工
学
業
日本工業規格A4縦型)
土木材料力学
土木構造物で用いられるコンクリート,鋼,木材等の主要な材料について,
剛性,強度,耐久性,重量,加工性,リサイクル性,コスト性といった観点からの
長短や特徴を学び,構造物の用途や要請に対して,より適した材料の使用
方法を理解する。また,材料を弾性体,弾塑性体としてモデル化するための
基礎的知識として,ひずみの定義,応力の表現,応力-ひずみ関係について
学び,代表的な材料について,その弾塑性挙動を応力-ひずみ関係から理
解する。
(システムデザイン工学科-46 )
備
考
別記様式第2号(その3の1)
(用紙
授
(理工学部
科目
区分
業
科
目
の
概
日本工業規格A4縦型)
要
システムデザイン工学科)
授業科目の名称
土質工学
土質工学演習
社会資本整備の歴史
講義等の内容
土木技術者として必要とされる土質および地盤工学に関連する基礎知識
のうち, 土の基本的性質,有効応力の概念,土の透水,締固めおよび弾性地
盤に作用する応力について理解することを目的とした講義であり,土の基本
的性質として土の三相構造,土の含水比,間隙比,密度等の相互関係を学
ぶ.有効応力の基本的知識として土に働く応力について,全応力,間隙水圧
および有効応力の概念を学ぶ.また,透水に関する基本的な知識として,土
の透水性,ダルシ-の法則,浸透水圧,クイックサンド現象等について説明す
る。さらに,土を締固めることの意義,締固め方法,締固めた後の土の性質(効
果)や弾性地盤に作用する応力について学ぶ.
土質工学に関連した演習を実施する科目で,時間割上,土質工学と連続し
ている.土の基本的性質,有効応力,土の透水,土の締固めおよび弾性地盤
に作用する応力についてオーソドックスな演習問題を実施する.問題の難
易度は国家公務員II種を基準としている.演習は土質工学の講義内容と極
力平行するように心がけており,理論と演習を合わせて学ぶことで学習効率
の向上を図っている.
本講義は土木工学の工学としての特性,さらには,古代から現代に至る土
木技術や社会資本整備の手法について学ぶものである。その際,日本の自
然・地理条件が土木工学の発展に与えた影響についても学ぶ。すなわち,
土木工学が過去から社会を支えてきたこと,日本の発展と社会資本整備が
密接に関係していることを理解することを目標とする。さらに,社会資本整備
に貢献した土木技術者の業績や人物,第二次世界大戦後に策定された全
国総合開発計画などの国土計画についても学ぶ。
ー
コ
構造力学Ⅰ
(
専
門
教
育
科
目
ス
専
門
科
目
)
土
木
環
境
工
学
建設材料学Ⅰ
地盤工学
地盤工学演習
水理学Ⅰ
土木構造の基本的な構成要素であるトラスや梁が外力を受けた場合の反
力や内力の挙動を理解する。静定トラスの部材力や静定梁のせん断力や
曲げモーメントを求めるのに必要な基礎的な知識と解法手順を学ぶ。 具体
的には,静定トラスの反力,部材力を求められること,静定梁の反力,断面力を
求められること,静定梁のせん断力図,曲げモーメント図を図示できること,静
定梁の反力や断面力の影響線関数を求められること,静定梁の反力や断面
力の影響線を図示できることを達成目標とする。
授業形態は講義である。土木構造物を構築するための基幹材料である
コンクリートの構成材料の特性を知り,その知識を応用した最適配合の設計
計算方法を学ぶ。このため,骨材,セメント,混和材料の品質および使用基準
やコンクリートのワーカビリティー,圧縮強度ならびに耐久性について解説す
る。また,使用材料の異なるコンクリートについて,所要のスランプ,強度,耐久
性を有する最適配合の設計方法を例題を用いて講義するものである。
土および地盤の基本的性質の中での圧密,せん断,土圧および斜面の安定
について学ぶ。圧密に関しては,最終沈下量の推定方法や沈下の時間的
推移の予測方法さらには沈下促進工法などを中心に学び,せん断に関して
は,土のせん断強さの求め方や土質による強度特性の違いなどを中心に学
ぶ。土圧に関しては,擁壁や各種構造物に働く土圧をランキンおよびクーロ
ンの土圧論を用いた解析法を学ぶ。斜面の安定に関しては,無限長斜面の
安定および有限長斜面の安定について,分割法や円弧すべり円法などの
安定解析手法を中心に学ぶ。
講義内容の理解を深めることを第一の目的として,簡単な沈下計算,強度試
験結果から土の非排水強度や強度定数の算出,擁壁に働くランキンおよび
クーロン土圧の算出,円弧すべり円法による斜面の安定解析などを演習問
題を解きながら学ぶ。沈下計算に関しては,e法,Cc法,mv法などを訓練す
る。せん断に関しては,応力~ひずみ曲線を作図したり,強度定数(c,φ)を求
めたりする。土圧に関しては擁壁や矢板に働く土圧の分布をランキンおよ
びクーロンの土圧論を用いて作図する。斜面の安定に関しては,主に円弧
すべり円法による安定解析を行ってみる。
水理学で多用する物理量の単位や次元などの習熟,構造物に働く静水圧
の解析法の理解,完全流体流れの基礎 原理の理解,完全流体流れのエネ
ルギーや運動量の保存則を用いた解析法の理解などを目的とする.本科目
は,水理学II,環境水理学,河川工学の基礎となる科目である.また,海岸海洋
工学,港湾工学と関連の強い科目である.
(システムデザイン工学科-47 )
備
考
別記様式第2号(その3の1)
(用紙
授
(理工学部
授業科目の名称
測量学
土木計画数理
水理学演習
ー
コ
測量実習
(
専
門
教
育
科
目
目
の
概
要
構造力学演習
講義等の内容
土木技術者として最低限必要な測量に関する基礎的な知識および具体
的な計算の手法や数値の処理法について学ぶ.具体的には,トラバース測
量,水準測量から得られた数値データに基づいた測量計算法,測量士補国
家試験と同等レベルの問題の解法,測量に関する専門用語について学ぶ.
土木事業に関する計画には,国土計画,都市計画,交通計画等,様々なもの
がある。こうした複雑な作業を合理的に進めるため,問題を数学的に表現し,
それを用いて計画を立案している。本講義では,計画立案する上で必要な
数理的知識を習得するために,確率・統計学の基礎事項,多変量解析の理
論とその応用,数理計画,ネットワーク計画問題等について修得する。
演習を通じて,物理量の単位変換,構造物に働く静水圧,相対静止におけ
る水面形を求める方法,次元解析,ベルヌーイの定理の活用法,運動量の定
理の活用法,レイノルズとフルードの相似則の活用法,層流と乱流の違いの
理解を深める.
(116 渡邉 一也 15回)
担当分の概要:物理量の単位変換,構造物に働く静水圧,相対静止にお
ける水面形,次元解析,ベルヌーイの定理,運動量の定理に関する演習演習
問題を行う.
(95 松冨 英夫 15回)
担当分の概要:レイノルズとフルードの相似則,層流と乱流,流速分布,抵
抗則,単線管路の定常流に関する演習問題を行う.
土木技術者として必要な測量機器の取り扱い方法およびそれらを用いた
基本的な測量法を学ぶ.具体的には,角測量,距離測量,トラバース測量,水
準測量の方法,トランシット・レベル・アリダード等の測量機器の取り扱い方を
学ぶ.
通年科目で,前期15回が構造力学Iに対する演習,後期15回が構造力学II
に対する演習となる。構造力学Iでは,高校で慣れ親しんでいる外力と内力
の混在したつりあい図の表記から離れて,切り離した切断面に内力を描くこ
とで確実に外力と内力を区別するつりあい図の表記を習得する。せん断力
図や曲げモーメント図についても,増減表を使わずに曲線の凹凸を判断す
るノウハウを養う。構造力学IIに対する演習では,断面力やたわみの算出に
おいて,微分,積分,面積積分といった数学的な演算操作を適切に利用しな
がら,問題を解ける能力を養う。
)
土
木
環
境
工
学
科
システムデザイン工学科)
科目
区分
ス
専
門
科
目
業
日本工業規格A4縦型)
コンクリート工学演習Ⅰ
構造力学Ⅱ
建設材料学Ⅱ
授業形態は演習である。前半は建設材料学Ⅰに基づき,セメント,骨材およ
び混和材料や配合設計に関する演習問題を解答する実力を養成する。後
半は建設材料学Ⅱに基づき,フレッシュコンクリートおよび硬化コンクリート
の性質,ひび割れ発生原因や各種劣化機構に関する演習問題を解答させ,
これを発表させると共に,正答の解説を行って,知識の定着を図るものであ
る。
梁の支配方程式が力のつりあいやフックの法則といった物理法則から数
学的な操作で演繹的に導かれることを理解する。 不静定を含む梁の内力
や変位を支配微分方程式の境界値問題等によって解く方法を習得する。
具体的には,力のつりあいから静定構造物の反力と内力を算出できること,
応力とひずみの関係について説明できること,梁モデルの仮定と支配方程
式の導出手順を説明できること,不静定梁の内力や変位を支配微分方程式
の境界値問題として解き,図示できること,内力やたわみの影響線を図示で
きることを達成目標とする。
授業形態は講義である。耐久性のあるコンクリート構造物を建造するため,
フレッシュコンクリートの施工性能,硬化コンクリートの力学的性質や物理的
性質,耐久性について学ぶ。このため,フレッシュコンクリートのレオロジオー
に基づくワーカビリティーの評価方法ならびにポンプ圧送などの施工方法
を講義する。 また,硬化コンクリートの圧縮,曲げ,引張強度や静弾性係数や
動弾性係数などの特性値の算定方法や,ひび割れ発生原因と各種劣化機
構を講義するものである。
(システムデザイン工学科-48 )
備
考
別記様式第2号(その3の1)
(用紙
授
(理工学部
科目
区分
水理学Ⅱ
福祉のまちづくり
土木計画学演習
福祉のまちづくり演習
ー
コ
都市システム計画
(
専
門
教
育
科
目
維持管理工学
)
土
木
環
境
工
学
科
目
の
概
要
システムデザイン工学科)
授業科目の名称
ス
専
門
科
目
業
日本工業規格A4縦型)
コンクリート構造工学Ⅰ
環境水理学
講義等の内容
実在流体の流れの基礎原理と諸特性を学び,2~3の実際流れの実用解
析法を学ぶ.具体的には,レイノルズとフルードの相似則の活用法,層流と
乱流の特徴,層流と乱流の抵抗則,水理学的な粗面・滑面の判定法,一次元
漸変流の基礎式,単線管路の定常流の計算法を学ぶ.
本講義は日常だけではなく,地震や火災などの緊急時,非日常においても
高齢者や障害者が安心して暮らすことができるまちづくりについて学ぶもの
である。すなわち,ノーマライゼーションの理念とその具体的実現例の理解
に始まり,全ての人が安全かつ快適に住むことのできるまちづくりに必要とさ
れる都市の基盤施設,都市構造,コミュニティの役割,住民参加の方法につ
いて学ぶ。
少人数の班ごとにモデル地での解決すべき交通問題を提示し,調査に基づ
く地域特性の把握,課題の認識から計画代替案の設定までを体験すること
により,計画策定の意義やその妥当性を説明する能力,計画に関わる多くの
主体の立場から総合的に評価する能力を養うことを目的としている。
本講義は市民の立場や障害当事者の立場を理解しつつ,まちづくりプラン
ナーの立場から高齢者や障害者に対応した福祉のまちづくりに関し,評価・
立案することを学ぶものである。グループ学習により,肢体不自由者・知覚
障害者と一般住民双方の立場から地区レベル及び都市レベルにおけるま
ちづくりの問題点を調査・指摘し,改善案を作成するものである。調査結果
や作成した改善案については,最終的にグループ毎にプレゼンテーション
を行う。
本講義は都市計画が快適で安全かつ便利,豊かな生活空間や環境を創
造する手段であることを学ぶものである。そのため,わが国や諸外国におけ
る都市計画や都市整備手法について学び,地域に適した都市解析や都市
整備の計画的手法に関する知識を修得する。それらにより,都市計画の必
要性や都市計画思想と近年の都市計画思潮などを説明できるようにする。
また,現在の都市が抱えている問題点を理解し,それらを解決する方法につ
いて自らの考えを述べられるようにすることが最終的な目標である。
授業形態は講義である。PCおよびRC構造物の維持管理の現状と課題を
知り,構造物の長寿命化を図るための維持管理手法を学ぶ。さらに,コンク
リート構造物の維持管理に関する用語,劣化機構,点検とカルテ,劣化予測
方法,劣化対策の選定と補修および補強の方法について,実際に写真撮影
した構造物の劣化状況および補修・補強の施工状況を見ながら知識を深
めると共に維持管理計画の作成例を用いてその作成方法を講義するもの
である。
本講義は建設構造物の主たる構成要素である鉄筋コンクリート部材につ
いて,曲げを受ける梁および曲げと軸力を受ける柱に関して,その力学的挙
動と構造解析について学ぶものである。鉄筋コンクリートの構成材料である
セメントコンクリートと鉄筋の材料特性,曲げを受ける梁の応力-ひずみ関係
と終局耐力の算出,さらに曲げと軸力を受ける柱の応力とひずみ,終局耐力
について,技術者として適切に評価できることを目標としている。
管路や開水路流れの実用解析法を学び,開水路流れで生じる諸流況とそ
の生起条件およびそれらの応用例を学ぶ.具体的には,複雑な管路の定常
流の計算法,常流・射流・限界流の説明や区別,開水路不等流で生じ得る水
面形,跳水現象,セキやダムの越流公式の基本的な考え方を学ぶ.
河川工学
地球上の水循環過程を踏まえて,流域における水管理の技術的な側面を
学び,河川の災害防止,利用,開発並びに環境保全に関する実際を理解し,
技術者として必要な能力を養う.具体的には,河川の構造,水循環,水文量
の統計解析法,降雨の流出解析法,単位図法とマスキンガム法,洪水処理計
画を学ぶ.
海岸海洋工学
本科目においては,波の基本である微小振幅波理論を通して,海の波の物
理的性質や波に起因する海岸・海洋での諸現象を学び,さらに海岸・海洋
構造物の設計において考慮すべき波とそれらの性質を学ぶことを目的とし
ている.水理学Iと水理学IIと関連の強い科目である.海岸域における現象
の定式化および誘導,さらに実際の海岸構造物などの設計に関しての応用
についても学ぶ.
(システムデザイン工学科-49 )
備
考
別記様式第2号(その3の1)
(用紙
授
(理工学部
科目
区分
業
土木環境工学実験
土木環境工学特別講義
土木環境工学セミナー
ー
コンクリート構造工学Ⅱ
ス
専
門
科
目
(
専
門
教
育
科
目
高齢者・障害者の交通計画
)
土
木
環
境
工
学
目
の
概
要
システムデザイン工学科)
授業科目の名称
コ
科
日本工業規格A4縦型)
鋼構造設計学
橋梁設計製図
エコマテリアル工学
コンクリート工学演習Ⅱ
講義等の内容
コンクリート工学,水理学,構造工学,土質力学について,土木技術者として最
低限必要とされる技術および知識を実験を通して学ぶ.本科目の目的は1)
土木工学における基本的な実験を体験するそれぞれの実験の目的を説明
することができる.2)それぞれの実験結果から対象となる物理現象や材料等
の性質について説明することができる.3)実験から得られたデータを解析し,
レポートを作成することができる. ことである.授業の進行は第一回目でガイ
ダンスを行い全体をグループに分割し,第二回目以降はグループごとに各
分野の実験を順次行い,レポートを期限まで提出する。
経験豊かな学外講師による時宜を得た土木環境工学関連の話題を聴講
し,今後の学習意欲を高めるために,土木環境工学と社会の関わり例を学
ぶ.また,今後の学習方向を認識するために,これまで講義で修得したことの
位置づけを学ぶ.
土木環境工学で学んだ専門知識や基礎的・教養的知識を実際の社会基
盤整備に生かしていくために,これまでの学習達成状況を自ら確認するとと
もに,現在活躍中の専門技術者による講演会等を通じて,実社会において
必要とされる素養や能力を理解し,習得する.
本講義はコンクリート構造工学Iで学んだ曲げを受ける鉄筋コンクリート梁
の力学的挙動,および曲げと軸力を受ける柱の力学的挙動に関する知識を
基に,せん断応力下での力学的挙動について学ぶ。さらに,各種応力状態
におけるひび割れ挙動についても学習する。また,プレストレストコンクリート
梁のプレストレスの損失,ならびに終局耐力に対しても適切に算出できること
を目標とし,構造物を適切に設計できる知識と技術を習得することを目標と
している。
本講義は少子高齢化社会において,障害者を含む交通移動に制約があ
る人々がどのような課題を抱えているのかを学ぶものである。そして,交通計
画学が全ての人々の活動を支える基盤となることを理解し,安全かつ安心し
て利用できる交通環境の創出方法を学ぶ。また,費用便益分析など,土木工
学における計画や事業を評価するための手法を身につけることも目標とす
る。すなわち,交通計画の策定から評価,事業の実施に至るまでのプロセス
を学び,理解することが最終的な目標である。
コンクリート構造物とならんで,代表的な土木構造物である鋼構造の基礎
について学ぶ。コンクリートや木材等の他の材料に比べて,硬く,強く,重いと
いう鋼構造の材料的特徴を理解し,その特徴ゆえの長所・短所を理解する。
具体的には,鋼材の材料的特徴,鋼材の種類と許容応力度の考え方,溶接
継手と高力ボルト摩擦継手の設計法について理解した上で,それらの実践
例としてプレートガーダー橋の設計方法を学ぶ。
鋼構造設計学で学んだプレートガーダーの設計法やコンクリート構造工
学I, IIで学んだコンクリート床版等の設計法などに基づいて,実際に設計条
件に対して単純プレートガーダー橋の断面を仮定して設計照査し,すべて
の照査に合格するまで断面の仮定をやり直しながら,設計書を作成する。ま
た,CADにより製図図面を作成するまでの一連の作業を行う。
本講義は持続可能な環境負荷低減型建設材料の適切な適用とその性能
評価を目的を行うために,セメントコンクリートやポリマーコンクリートなどの複
合材料,ならびに木質系材料を中心とした,建設材料の環境調和性能につ
いて,性能を発揮するための材料特性の評価と材料設計手法について習
得することを目標としている。
本講義は,コンクリート構造工学Iおよびコンクリート構造工学IIに付随した演
習科目であり,コンクリート工学演習Iの延長の科目としても位置づけられて
いる。ここでは,鉄筋コンクリートおよびプレストレストコンクリートの力学的挙
動を適切に評価するための,各種演習問題を毎時間解き,その解説を演習
時間中ならびに講義時間において行うことで,講義において習得する知識
を基にした応用可能な知識と技術の習得を行う。
(システムデザイン工学科-50 )
備
考
別記様式第2号(その3の1)
(用紙
授
(理工学部
科目
区分
ー
地盤防災地盤環境工学
ス
専
門
科
目
(
専
門
教
育
科
目
港湾工学
)
土
木
環
境
工
学
科
目
の
概
要
システムデザイン工学科)
授業科目の名称
コ
業
日本工業規格A4縦型)
衛生工学
講義等の内容
土木環境工学の目的の一つは,社会基盤や生活基盤を整備,充実させると
共に,これらの基盤と国民の生命や財産を自然災害から守ることにある。し
かし一方で,このような基盤の整備や防災行為は自然環境の改変や地域の
改変を伴い,それが更なる災害の要因となる場合もある。このような基盤整
備や防災対策に対して環境の保護という,相反する問題についてグループ
で調査・研究することによって,防災と環境保護の問題の深意を認識すると
ともに,これらの問題に対するデザイン能力を高めることが本授業の目的で
ある。調査項目としては,宅地の造成,地盤汚染,廃棄物処分場問題などを
扱っている。
港湾の役割,機能などを学ぶ.港湾の役割と機能を果たすために必要な
諸施設,それら諸施設を築造・維持する際の基本的な考え方や検討事 項な
ども学ぶ.具体的には,港湾の機能・役割・種類と基本施設,計画期間から
見た港湾計画の段階,港湾構造物に対する計画潮位と計画波,港湾構造物
への波圧形態の分類と波力,代表的な防波堤の種類とそれらの特徴,代表
的な防波堤の安定計算法について学ぶ.
人の健康と生活環境の安全性を確保する上で必要な上下水道施設を設
計する技術を修得するために,上水の取水,導水,処理,配水及び下水の排
除と収集,処理,汚泥処理等に関する手法や技術を学ぶ.上水の水質基準
や流域の環境基準を守るために,自然水や下水及び汚泥を浄化する上で
基礎となる物理化学的,生物学的処理法,更に高度な処理法並びに消毒法
を学び,処理後の再利用についても理解を深める.
(システムデザイン工学科-51 )
備
考