環境・社会 - ハチオウ

HACHIOH Co., Ltd.
E nv i r o n m e n t a l &
Social Report 2014
環境・社会
http://www.8080.co.jp
株式会社
株式会社
廃棄物に関するご相談・お問い合わせ、お気軽にご連絡ください
0120-21-8080
月∼金 9:00∼17:00(祝祭日・弊社休業日を除く)
本社:〒130-0004 東京都墨田区本所 4-29-2 TEL.03-3625-8077 FAX.03-3625-8099 http://www.8080.co.jp
報告書 2014
株式会社
Top message
経営理念
五訓
1.
2.
3.
4.
5.
2 Top message
ご挨拶
3 ISO14001
環境マネジメントシステムの展開
5 Compliance
廃棄物処理と法令との関わり
環境データ
(物質収支)
9 Contribution
地域、社会との関わり
という感謝の心
という反省の心
という素直な心
という謙虚な心
という奉仕の心
誠実
熱心
ハチオウの心です
「人」と「信頼」がわが社の財産です
我々は五訓を実行することで
日々理解を深め、仕事を通して成長します
行動指針
1. 私達の手に、汗をして地球を守ります
2. お客様と共に、学び創造します
3. 地域の元気と、次世代の育成に貢献します
(2014年4月5日策定)
10 Voice
ステークホルダーからのご意見
11 Outline
事業概要
14 Guideline
環境報告ガイドライン
2012年版対比表
環境・社会報告書に関するデータ
対象期間
2013年度
(2013年4月∼2014年3月)
なお2014年4月1日からの活動についても、集計・報告可能な事柄は、
報告書本文中で期間を記してご報告しております。
対象組織(範囲)
株式会社ハチオウ
本社、都心事業所、西東京事業所、神奈川事業所
報告範囲
当社事業における環境側面と社会側面についてご報告します。
発行日
2014年10月
編集方針
環境省
「環境報告ガイドライン2012」
を参考にしています。
本報告書に関する問合先
株式会社ハチオウ 管理部 土屋
TEL.03-3625-8077 FAX.03-3625-8099
1
株式会社ハチオウ
代表取締役社長
真に豊かで成熟した日本を創造するために、
一隅を照らす光となれ
株式会社ハチオウの創業は、
銀のリサイクルから始まった。
株 式 会 社ハチオウは、今から4 2 年 前 の 昭 和 4 7 年 、
金・銀・白金を原材料とする生活用品や美術工芸品の
加工会社を原点に、その原材料である銀を市場に廃棄
されているフィルム・廃液から回収する、銀の100%
リサイクル会社として誕生しました。当時は、高度経済
成長の真只中、その弊害ともいえる公害が社会問題化
しており、昭和45年の国会は
「公害国会」
と呼ばれ、公害
対策の基本法が制定された頃でした。
私たちの扱う銀の回収にも有害物質が発生するため、
この無害化対策が求められ、
「廃棄物から銀をリサイクルする銀の有価買い取り」
「有害物の無害化処理」
この2本の柱が株式会社ハチオウのスタートとなりました。
当社は時代に先駆けて、
リサイクルによる環境への対応を
事業の柱としてきました。
創業から数十年経って振り返ってみますと、昭和の終焉
とともに高度経済成長も陰りを見せ、時代は大きく変化
したといえるでしょう。有害物の無害化処理技術は、社会
の環境問題の進化に対応し、急速なスピードで発達して
います。廃棄物業界全体を俯瞰しても、環境浄化への
技術力が向上しており、今や環境問題は一般の市民に
まで関心の高い社会問題となっています。このような
時代の流れの中で私たちハチオウは、初期から取り組ん
できた「有害物の無害化処理」
という問題を追究し、
化学物質の産廃処理という専門性に特化した業務に
深くかかわってきたわけです。
私たちのミッションは、
“ケミカル事故を0にする”こと
戦後の何もない時代から、日本は、豊かな物が溢れた
暮らしができる国になりました。私は、日本の今日の
豊かさは、日本人の問題意識の高さと正直で真面目な
人間性によるところが大きいと思います。高度成長期の
過程では、公害問題もありましたが、今や、環境浄化の
道程は、世界の環境問題への取り組み水準より、一歩
先に進んでいるといっても過言ではありません。
ご挨拶
7 Material
ありがとう
すみません
はい
おかげさまで
私がします
ご挨拶
しかしながら、私たちハチオウが数十年に亘る経験知と
高い技術力で担っております、化学物質の処理に関する
取り組みは残念ながら、発展途上ともいえるものです。
日本中の工場には取扱いに注意を要する様々な危険な
化学物質が、大量に存在しているのです。東日本大震災
を経験した私たちにとって、
この現実は本当に怖いもの
です。また、
ニュースにならない事故を含めれば化学物質
の取扱いの事故は全国で多発しています。私たちの
業務は、その化学事故を未然に防ぐ予防対策と安全
処置です。お医者さまでいえば、病気にならないための
健康管理、病気発生時の対策と処置ということです。
産業界の現場で、また家庭生活の中にも化学事故の
リスクは常に潜んでおり、私たちはその安全を確保する
ために、
「 ケミカル(化学)事故をゼロにする」という
ミッションを掲げ、
日々研鑽を積んでいます。自らの手に
汗し、社会とのコミュニケーションの向上を図りながら
一隅を照らす光として、その役割を果たしていきたいと
念じております。この思いは株式会社ハチオウのロゴ
マークに込められています。そして今、
この思いを継承
する21世 紀を担う若 い 世 代 の 人たち が 、株 式 会 社
ハチオウの理念と行動力を持って、真摯に取り組んで
おります。真に豊かで成熟した日本の未来のために…。
2
ISO14001
環境マネジメントシステム
廃棄物処理・リサイクル事業の環境負荷とリスク
廃棄物の収集・運搬
積替え保管
中間処理
1.
環境マネジメントシステム登録情報
登録企業名
株式会社ハチオウ
対象事業所
管理本部、都心事業所、
西東京事業所、神奈川事業所
登録範囲
産業廃棄物・特別管理産業廃棄物の積
替え保管を含む収集・運搬、中和・脱水・
焼却・無害化・溶融・不溶化による中間
処理及び銀回収・フロン回収並びに事
業系一般廃棄物の収集・運搬
適用規格
ISO14001:2004
審査機関
新日本認証サービス株式会社
ISO14001:2004
登録番号:2013/1734
2.
組織体制
廃棄物処理事業と環境配慮、
リスクマネジメントの3
つの視点から、環境マネジメントシステムは、組織図と
合致させ、各部門の業務課題として取組んでいます。
ISOの活動組織体 = 会社組織体
3
4.
社内教育
下記7点の経営方針を軸に各部門長が自ら設定した
目標に取組みました。
(2013年度 経営方針)
●法的要求事項、お客様とのお約束、当社の規則
を守る。
●廃棄物の適正処理を含む廃棄物の再資源化や
お客様に廃棄物処理に関する改善を提案する。
●目標管理方法の改善、社員の力量向上、社内外
でのコミュニケーション向上のためマネジメント
システムを継続的に改善する。
●売上・市場動向に応じ臨機応変に経営資源を配
分する。
●全社営業体制を構築する。
●部門別の営業戦略を明確に策定し実行する。
●費用効果性を考慮した設備投資を実行する。
目標
作業に伴う
環境負荷
結果
社員全員に組織としての目標や計画、
また進捗状況
等の理解の場として、定期的な全体教育を実施して
います。
●経営計画発表会
(4月)
●上期政策勉強会
(4月)
●下期政策勉強会
(10月)
●集合研修
(7月、1月)
目標対比96.1%
○
処理量
目標対比99.8%
○
技術開発
アルミ紛
○
安全衛生活動
(前年対比5件の減少)
1件の減少
△
交通安全活動
(前年対比2件の減少)
3件の減少
○
遵法会議の定期開催
(情報共有と法令遵守)
毎月会議体を開催
○
環境整備活動
(定期的な巡視とCK)
毎月巡視とCK実施
東京都 第三者評価制度認定
産廃エキスパート・産廃プロフェッショナル認定制度
は、全国に先駆けて、東京都が平成21年10月に創設
した産業廃棄物処理業者の第三者評価制度です。
2011年12月、2回目の産廃エキスパート更新認定を
受けました。
●産廃エキスパート(第一種評価基準適合業者)
●認定制度の特徴
5.
EMS内部監査および外部監査の状況
2013年度に実施された内部監査および外部機関に
よる監査結果は、以下のとおりでした。
監査区分
実施時期
指摘事項
対応状況
内部監査
2013年7月
指摘事項 0件
観察事項 5件
対応済み
外部監査
(定期維持)
※
2013年8月
指摘事項 0件
観察事項 6件
対応済み
○
次年度の課題として、以下3点が挙げられています。
①CRMS(ケミカルリスクマネジメントサポート)の商品化
②中間処理後残さの内省化技術の促進
③高いレベルのQSC+Vの実践による収益構造の改革
事故の発生
有害ガスの発生
廃液や薬品の飛散、漏洩
火災事故
交通事故
[株式会社ハチオウ 認定業者番号]
収集運搬業
(積替え保管を含む)
2-11-B0043S
中間処理業 2-11-C0055S
自己評価
売上目標
車輌の排ガス
焼却炉排ガス
工場排水
臭気や悪臭
騒音と振動
環境マネジメントシステム
環境マネジメントシステム
登録番号
2013/1734
初回登録 1999年9月29日
更新登録 2014年9月24日
有効期限 2017年9月28日
3.
取組みと活動評価
資源・
エネルギー
消費
燃料・エネルギー
水資源
資材・薬剤
※新日本認証サービス株式会社による審査
1. 産業廃棄物処理業者の事業内容や取組の状況
に対応し、産廃エキスパートと産廃プロフェッ
ショナルの2つの認定区分を設置
2. 処理事業の信頼度の高さ、環境に配慮したより
高度な取組を総合的に評価
3. 遵法性、安定性、先進的な取組の各取組につい
て、書面審査、現地審査の両方を実施し、信頼性
の高い総合評価を実施
4. 評価委員会の設置
有識者や実務経験者などの専門家により、公平・
公正に評価を認定
●制度・認定に関する問い合わせ先
東京都環境局廃棄物対策部産業廃棄物対策課
http://www.kankyo.metro.tokyo.jp/
resource/industrial_waste/index.html
(財)
東京都環境整備公社優良性認定評価室
http://www.tokyokankyo.jp
産廃エキスパート
産廃プロフェッショナル
東京都の許可を有する
産業廃棄物処理業者
4
Compliance
公害問題
1970年∼
株式会社ハチオウ発足
1972年
1.
当社に適用される主な法令
● 公害防止
PRTR法
毒物及び劇物取締法
労働安全衛生法
石綿・特定化学物質等障害予防規則
有機溶剤中毒予防規則
高圧ガス保安法
消防法
● 社会問題
道路交通法
循環型社会形成推進基本法
廃棄物処理法
家電リサイクル法
自動車Nox・PM法
1990年∼
大量生産
大量廃棄
廃棄物問題
● 遵法・安全会議
毎月、各部門長をメンバーとして遵法・安全会議
を実施しています。
1)
法規制等の改正等に関する情報交換
2)
安全計画の部門別進捗と対策
3)
各部署における課題と是正報告
3.
施設の維持管理の状況
焼却炉排ガスの測定結果は問題ありませんでした。
● 大気汚染防止法にもとづく測定結果
硫黄酸化物
ばいじん
単位
vol ppm
g/m3N
塩化水素
窒素酸化物
mg/m3 N vol ppm
2013年4月17日
8.1
<0.0017
<10
55
2013年10月24日
< 5.0
<0.0017
<10
68
2014年5月21日
< 5.0
0.0037
<10
73
※「 < 」は定量限界値を示す
● ダイオキシン類特別措置法に基づく測定結果
採 取 日
ダイオキシン類
単 位
ng-TEQ/m3N
2013年4月17日
0.85
2014年5月21日
0.054
環境計量士
(濃度)……………………………… 1名
産業廃棄物中間処理施設技術管理士 ……… 8名
産業廃棄物焼却施設技術管理士 …………… 3名
環境物質管理特別技術管理士 ……………… 1名
特別管理産業廃棄物管理責任者 …………… 5名
公害防止管理者
(水質1種)…………………… 5名
公害防止管理者
(水質4種)…………………… 2名
公害防止管理者
(大気2種)…………………… 1名
東京都公害防止管理者
(水質1、2種)………… 8名
特定化学物質作業主任者 …………………… 9名
特定化学物質四アルキル鉛作業主任者……… 2名
有機溶剤作業主任者 ………………………… 6名
酸素欠乏、硫化水素危険作業主任者 ………… 2名
第2種酸素欠乏危険作業主任者 ……………… 4名
危険物取扱者
(甲種)…………………………… 5名
危険物取扱者
(乙1∼6種) …………………… 21名
冷媒フロン回収技術者 ………………………… 7名
一般毒物劇物取扱者 ………………………… 12名
エックス線作業主任者 ………………………… 1名
産業廃棄物又は特別管理産業廃棄物
処理業の許可申請に関する講習会修了者 …… 2名
他 安全衛生関係資格
7.
遵法監査(内部監査)の状況
実施時期
2013年7月
指摘事項
対応状況
指摘事項 1件
対応済み
観察事項 11件
対応済み
8.
工場見学者数
排出事業者による産業廃棄物処理施設の現地確認
を始めとして、2013年度の当社施設の見学者数は
以下のとおりです。
施設見学者数
2013年度
138名
9.
法規制等の違反の有無
過去3年において、重要な法規制違反、基準値超過
等による規制当局からの指導、勧告、命令、処分を受
けたことはありませんでした。
※有資格者数は平成26年9月1日現在
● 環境省:産業廃棄物処理業者の優良性の
判断に係る評価基準
4.
事故、苦情の発生状況
いずれも敷地外への重大な影響はありませんでした。
5
現在
6.
情報開示
● 温暖化防止
フロン回収破壊法
2000年∼
温暖化・再生可能エネルギー
化学物質管理
5.
社内有資格者数
2.
法令遵守のための組織体
採取日
環境問題
循環型社会
廃棄物処理と法令との関わり
廃棄物処理と法令との関わり
大気汚染防止法
水質汚濁防止法
土壌汚染対策法
騒音・振動規制法
悪臭防止法
下水道法
ダイオキシン類対策特別措置法
● 安全・化学物質管理
廃棄物処理と法令との関わり
発生内容
2013年度
容器・設備の老朽化等による廃液の漏洩
9件
運搬中の容器破損
1件
作業者のミスによる廃液の漏洩
5件
情報伝達ミスによる発熱や発ガス他
1件
営業車、運搬車両の接触事故
(物損)
3件
排出事業者が自らの判断により優良な産業廃棄
物処理業者を選択できるよう
「産業廃棄物処理業
者の優良性の判断に係る評価基準」
が開始されま
した。当社においても、第三者機関である財団法
人産業廃棄物処理振興財団のウェブサイト
「産廃
情報ネット」
において情報の開示を行っています。
(産廃情報ネット)
http://www.sanpainet.or.jp/
6
Material
環境データ
(物質収支)
1.
過去2ヵ年の環境データ
(物質収支)
エネルギー投入量
INPUT
水資源投入量
物質投入量
運搬量
2.
環境データの解説
2012年度
2013年度
単位
総 計
6,463,629
6,751,458
GJ
電 気
302,605
299,254
kWh
都市ガス
130,613
137,937
m3
ガソリン・軽油
163.8
131.3
k
l
総 計
7,234
7,395
m3
上 水
2,252
2,459
m3
地下水
4,982
4,936
m3
総 計
49.3
48.1
t
処理用薬剤購入量
42.5
42.5
t
6.8
5.7
t
分析用アルゴンガス
8,867.5
9,722.0
t
6,436.0
7,091.4
t
特別管理産業廃棄物
2,185.0
2,423.2
t
一般廃棄物
246.6
207.4
t
総 計
3,202
3,195
t
産業廃棄物
2,357
2,164
t
特別管理産業廃棄物
844
1,030
t
総 計
23.1
20.4
t
総 計
1,725.7
1,815.4
t-CO₂
CO₂
1,619.9
1,712.2
t
CH₄
71.3
75.3
t
事業活動
中間処理量
フロンガス回収量
温室効果ガス排出量
(自社設備・敷地内)
34.4
27.9
t
1,027.0
868.0
m3
河川排水量
̶ ̶ m3
下水排水量
1,027.0
868.0
m3
N₂O
総 計
工場排水量
OUTPUT
化学物質移動量
ダイオキシン類
総 計
廃棄物の排出量
1.7
1.8
t
37.0
t
153.4
178.3
t
99.2
97.1
%
1.3
1.4
t
3,478
3,162
t
100
99.9
%
低公害・低燃費車導入率
(東京都基準)
7.16
9.72
%
OA紙購入時再生紙選択率
100
100
%
中間処理後残さ発生量
【参考】
CO₂換算方法
7
t
27.9
分析後廃液
(自社処分)
その他指標
9.52
217.1
産業廃棄物
リサイクル率
総 計
リサイクル率
●事業活動
産業廃棄物運搬量は微増。中間処理量はほぼ横ば
いです。一般廃棄物については、1件あたりの回収
量が減少傾向にあります。フロンガス回収量は減
●OUTPUT
温室効果ガス排出量は、2011年度の2,032t-Co₂と
比較すると約11%減少しています。これは、焼却炉及
び周辺設備の改善が影響していると考えられます。
特別管理産業廃棄物が増加しているのは、焼却炉
スクラバー液(冷却塔の洗浄液)が増加しているた
めと考えられます。フィルム等含銀物質を焼却した
後、含銀汚泥を貯留していることによります。
低公害車・低燃費車の導入については、運搬効率の
見直しと合わせて随時切替えを計画していきます。
環境負荷が極めて高い焼却炉については、今後も
燃焼用エネルギーの効率化、排出ガスの抑制に努
めていきます。
mg-TEQ
57
182.9
一般廃棄物
特別管理産業廃棄物
●内部循環
工場内では、構内雨水を焼却炉スクラバー水とし
て利用しております。また、処理時の廃棄物同士の
組み合わせを工夫することにより使用薬剤の減少
に努めています。今後も継続していくことで使用
資源の減少に努めていきます。
少傾向にありましたが、東京オリンピック招致の関
係で都心部を中心とした解体事案が増加している
ことで、今後は増加することが予測されます。
排出事業者からの発生抑制と再資源化への要望
は年々強くなっています。また、ケミカルリスク低
減に関する助言を求められることも多くなりまし
た。今後も化学系廃棄物処理会社としてより環境
負荷の少ない提案を継続していく予定です。
環境データ
︵物質収支︶
環境データ
︵物質収支︶
総 計
産業廃棄物
●INPUT
2012年度は、前年と比較すると電気、水道、都市
ガスの使用量が減少しています。これは焼却炉改
修工事の関係で稼働停止及び搬入調整したことに
よると考えられます。
分析用アルゴンガスの購入量は減少傾向にありま
す。これは蛍光エックス線分析装置を使用した工程
変更による稼働時間減少が寄与しています。
ガソリン、軽油の使用量は、減車、定期ルートの見直
しが功を奏し大きく減少させることが出来ました。
対象:エネルギー使用量+廃棄物焼却に伴う廃油、廃プラスチック類焼却量
電気使用量
(kWh)
×3.6
(熱量換算値)
×0.555
(排ガス係数)
都市ガス使用量
(m3)
×4.11
(熱量換算値)
×0.0138
(廃ガス係数)
8
Contribution
地域、社会との関わり
豊かな成熟した日本を考える会
日本の自然風土のなかから生み出され、長い時間育ま
れ、洗練されてきた美意識などなど。日本の風土と日本
人の気質は、
日本人自身にとって暮らし易く、海外からは
「住んでみたい」
「訪ねてみたい」
「日本を模範としたい」
● 西東京事業所 町会正月行事
「どんと焼き」
のお手伝い
● 西東京事業所 町会祭礼の子供神輿のお手伝い
Voice
● 西東京事業所 自主的な地域清掃活動
● 西東京事業所 自主的な地域清掃活動
ステークホルダーからのご意見
排出事業者よりお答えいただきました
工場見学アンケートから、ご意見・ご感想の一部を紹介させていただきます。
●廃液や汚泥・灰が床にこぼれていない事が、弊社実験
室と比べて大変印象的。
狭いスペースを有効活用されており、排出日時の調
整の必要性が良く理解できた。
●整理・整頓・清掃・清潔にチェック入れたところはありま
すが、都内のスペースの限られたところでかなりきち
んとされていることは伝わってきました。
廃棄物処理というお仕事内容を考えると多少は汚れ
てしまいます。
● 都心事業所 町会地域清掃活動への参加
9
● 都心事業所 墨田区 牛嶋神社大祭のお手伝い
●2013年2月 第5回懇話会
日本元気プロジェクト−日本を超える、元気人間づくり−
【講 師】
デザイナー/プロデューサー
山本寛斎 氏
●2014年2月 第6回懇話会
日本の進むべき道
【講 師】一般社団法人世界貿易センター東京会長
政策研究大学院大学(GRIPS)理事・客員教授
小島 明 氏
●2014年7月 第7回懇話会
世界の鏡に映る日本
【講 師】一般社団法人世界貿易センター東京会長
政策研究大学院大学(GRIPS)理事・客員教授
小島 明 氏
地域、社会との関わり ・ ステークホルダーからのご意見
地域、社会との関わり
第6・7回懇話会 講師 小島 明 氏
など、魅力的な社会を造り出せる要素を沢山持っていま
す。日本の歴史という縦糸、風土・社会という横糸を紡い
で、世界から選ばれる日本であるために、皆様と交流し
たいと思っております。
●処理工程を丁寧に説明していただき、感謝しております。
書類の調査も丁寧に対応して頂きました。
●当社で使用された薬品が、
どのように処理されている
のか、実際に見ると、
イメージとは違い興味深いもの
でした。
当社から提示している性状情報を見直しして、改善し
たいと思いました。
●得意なところ不得意なところを共に話してくださる姿
勢にとても誠実な印象を受けました。
●工場全体が商業施設や住宅に近いため、周囲に配慮
しながら作業していると感じました。
処理待ちの保管品等の搬入日や処理予定日が分かり
やすく表示されていればより良かったと思います。
●工場の周囲にも真摯にお仕事に取り組まれる御社の
心意気が理解されているようで安心することができ
ました。
●KY活動が部門ごとに実施されていて、
とても良かっ
たです。
パレットにカバーが取り付けてあり、良いと思います。
10
Outline
事業概要
1.
事業概要
2.
収集運搬体制
商
号
株式会社ハチオウ
創
業
1956年4月(昭和31年4月)
設
立
1972年2月(昭和47年2月)
代 表 者
代表取締役社長 森 裕子
資 本 金
8,000万円
従業員数
86名(2014年9月1日現在)
●収集運搬車輌31台
・10tウイング車
・10tマグナスダンパー
・7t脱着式コンテナー車
・4tマグナスダンパー
・4t平ボディー車
・4t脱着式コンテナー車
・3t平ボディー車
・4tパッカー車
・2t保冷車
・軽保冷車
・軽バン
収集運搬車輌
3.
廃棄物処理施設
●CW物流ソリューションセンター
所 在 地
本 店 : 東京都八王子市四谷町1927-2
本 社 : 東京都墨田区本所4-29-2
TEL.03-3625-8077
事業内容
特別管理産業廃棄物、産業廃棄物の中間処理業務
特別管理産業廃棄物、産業廃棄物の収集運搬業務
一般廃棄物の収集運搬業務
清掃・エンジニアリング業務
貴金属のリサイクル業務
フロン回収、処理業務
ケミカルリスクマネジメントサポート事業
環境保全関連のコンサルティング事業
労働者派遣事業/有料職業紹介事業
環境教育事業
関連会社
株式会社森銀 山梨県甲府市落合町681-1
株式会社森銀器製作所 東京都台東区東上野2-5-12
加盟団体
一般社団法人 東京都産業廃棄物協会
日本感材銀工業組合
事 業 所
都 心 事 業 所 東京都墨田区本所4-29-2
西東京事業所 東京都八王子市四谷町1927-2
神奈川事業所 神奈川県相模原市中央区田名塩田1-2-11
11
事業概要
事業概要
FAX.03-3625-8099
■施設所在地
〒252-0245 神奈川県相模原市中央区田名塩田1-2-11
(テクノパイル田名工業団地内)
TEL.042-705-5300 / FAX.042-777-0282
■施設概要
工業専用地域
■積替え保管施設
産業廃棄物および特別管理産業廃棄物
■危険物屋内貯蔵所
相模原市令 第19-66号
屋内貯蔵所(独立平屋建て)
CW物流ソリューションセンター
●東京工場
■施設所在地
〒130-0004 東京都墨田区本所4-29-2
TEL.03-3625-2080 / FAX.03-3829-2307
■施設概要
準工業地域
■積替え保管施設
産業廃棄物および特別管理産業廃棄物
■中間処理施設
中和施設 21.6m3/日(8h)
■電解施設
自動連続式 4基
●八王子工場
■施設所在地
〒193-0813 東京都八王子市四谷町1927-2
TEL.042-625-4651 / FAX.042-625-4643
■施設概要
準工業地域
■積替え保管施設
産業廃棄物および特別管理産業廃棄物
■中間処理施設
中和施設 47.0m3/日(8h)
焼却施設 4.62t/日(24h)
脱水施設 34.0m3/日(8h)
溶融施設 180kg/日(8h)
不溶化施設 250kg/日(8h)
■分析体制
ICP発光分析装置、蛍光X線分析装置、
紫外線可視分光光度計、イオンクロマトグラフ、
自動引火点試験機 他
東京工場
八王子工場
12
Outline
Guideline
事業概要
第4章
4.
産業廃棄物/特別管理産業廃棄物 許可
長 野 県
大 阪 府
01509003177
01900003177
2009003177
02201003177
優良
収集運搬
千 葉 県
神奈川県
相模原市
新 潟 県
山 梨 県
長 野 県
静 岡 県
大 阪 府
大 阪 市
01050003177
優良
01250003177
優良
09860003177
優良
01151003177
01452003177
01559003177
01950003177
2059003177
02252003177
優良
優良
優良
02750003177
○ ○ ○ ○ − − − −
− ○ − − − − − −
○ ○ ○ ○ − ○ ○ ○ ○ ○
○ ○ ○ − − ○ ○ ○ ○ ○
○ ○ ○ ○ − − ○ ○ ○ ○
○ ○ ○ ○ − ○ ○ ○ ○ ○
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
● ● ● ○ ○ ○ ● ● ● ●
○ ○ ○ − − ○ ○ ○ ○ ○
○ ○ ○ ○ − − ○ ○ ○ ○
○ ○ ○ ○ − − ○ ○ ○ ○
○ ○ ○ ○ − − ○ ○ ○ ○
ばいじん
埼 玉 県
優良
00950003177
○ ○ ○ ○ − ○ ○ ○ ○ ○
● ● ● ● ○ ● ● ● ● ●
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
○ ○ ○ ○ − ○ ○ ○ ○ ○
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
鉱さい
群 馬 県
00851003177
廃アルカリ
栃 木 県
00757003177
優良
廃酸
05452003177
1360003177
廃油
仙 台 市
優良
汚泥
1376003177
○ ○ − ○ − − − −
○ ○ − ○ − − − −
○ ○
● ●
− −
○ ○
○ −
○ ○
○ ○
− −
○ ○
○ ○
− ○
○ ○
− −
− −
− −
○ − ○ − − − ○ ○ − ○ − −
○ ○ ○ − − − ○ ○ ○ ○ − −
6650003177
取り扱える特定有害物質
・水銀又はその化合物
・カドミウム又はその化合物
・鉛又はその化合物
・有機燐化合物
・六価クロム化合物
・砒素又はその化合物
・シアン化合物
・トリクロロエチレン
・テトラクロロエチレン
・ジクロロメタン
・四塩化炭素
・1,2- ジクロロエタン
・1,1- ジクロロエチレン
・シス-1,2- ジクロロエチレン
・1,1,1- トリクロロエタン
・1,1,2- トリクロロエタン
・1,3- ジクロロプロペン
・1,4‐ジオキサン
・チウラム
・シマジン
(CAT)
・チオベンカルブ
・ベンゼン
・セレン又はその化合物
○ 処分業許可有り、収集運搬業許可
(積替え保管無し)
有り ● 収集運搬業許可
(積替え保管有り)
有り − 許可無し
5.
一般廃棄物 許可
事業系一般廃棄物収集運搬業許可
交付自治体
東京都23区内
(台東区、板橋区、荒川区、杉並区、江東区、
新宿区、港区、千代田区、墨田区、文京区)
東京都八王子市
13
6.
第一種フロン類回収業者
許可番号
864
85
1.
報告にあたっての基本的要件
(1)
対象組織の範囲・対象期間………………………………… 1
●東 京 都
●神奈川県
●埼 玉 県
●千 葉 県
●茨 城 県
●山 梨 県
●群 馬 県
●栃 木 県
13101158
神
(気水)
第1-634号
19130194
12A130781
茨第10596号
1286
100337
第1-284号
「事業活動に伴う環境負荷及び環境配慮等の取組に
関する状況」
を表す情報・指標
1.
資源・エネルギーの投入状況
(2)
対象範囲の捕捉率と対象期間の差異 …………………… −
(1)
総エネルギー投入量及びその低減対策 ……………… 7・8
(3)
報告方針 …………………………………………………… 1
(2)
総物質投入量及びその低減対策 ……………………… 7・8
(4)
公表媒体の方針等 ………………………………………… −
2.
経営責任者の緒言 …………………………………………… 2
3.
環境報告の概要
2.
資源等の循環的利用の状況(事業エリア内) ……………… 7・8
3.
生産物・環境負荷の産出・排出等の状況
(1)
総製品生産量又は総商品販売量等 …………………… 7・8
(1)
環境配慮経営等の概要 ……………………………… 2・3・4
(2)
温室効果ガスの排出量及びその低減対策 …………… 7・8
(2)
KP
Iの時系列一覧 ………………………………………… −
(3)
総排水量及びその低減対策 …………………………… 7・8
(3)
個別の環境課題に関する対応総括 ………………… 3・5・6
(4)
大気汚染、生活環境に係る負荷量及びその低減対策 ……… 7・8
4.
マテリアルバランス ………………………………………… 7・8
− − − − − − − −
− ○ ○ − ○ − ○ ○ − ○ − − − −
− ○ ○ − ○ − ○ ○ − − − − − −
− ○ ○ − − − − − − − − − − −
− − − − − − − − − − − − − −
特定有害産業廃棄物
燃え殻
東 京 都
認定
廃石綿等
処分
許可番号
感染性廃棄物
交付自治体
茨 城 県
− ○ ○ ○ ○ ○
廃アルカリ
許可区分
福 島 県
− ○ ○ ○ ○ ○
廃酸
特別管理産業廃棄物許可
東 京 都
− ○ ○ ○ ○ ○
− ○ ○ ○ ○ −
02700003177
○ ○ − − − − − −
○ ○ − − − − − ○
− ○ ○ − ○ ○ − ○ − − − − − −
− ○ ○ ○ − ○ − − − − − − − −
− ○ ○ ○ ○ ○ − − − ○ − − − −
− ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ − ○ − − − −
○ ○ ○ ○ ○ ○ − ○ ○ − ○ −
○ ○ ○ ○ ○ ○ − ○ ○ ○ ○ ○
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
○ ● ● ● ● ● − ● ● − ○ ○
− ○ ○ ○ ○ ○ − ○ ○ − − −
廃油
事業概要
静 岡 県
優良
優良
○ ○ − ○ − − − −
● ○ − ● − − − ○
− − − − − − − −
環境報告の基本的事項
第6章
環境報告ガイドライン2012年版対比表
山 梨 県
09810003177
01402003177
13号廃棄物
新 潟 県
優良
動物の死体
相模原市
01200003177
動物のふん尿
神奈川県
○ ○ ○ ○ ○ ○
01000003177
動物系固形不要物
千 葉 県
○ ○ ○ ○ ○ ○
08400003177
01101003177
○ ○ ○ ○ ○ ○
動植物性残さ
埼 玉 県
○ ○ ○ ○ ○ ○
繊維くず
群 馬 県
収集運搬
00900003177
優良
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ − − ○ − ○
● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ○ ●
○ ○ ○ ○ ○ ○ − − − − − −
− ○ ○ ○ ○ ○ − ○ ○ − − −
− ○ ○ ○ ○ ○ − ○ ○ − − −
木くず
宇都宮市
00801003177
ばいじん
栃 木 県
09400003177
紙くず
茨 城 県
00707003177
がれき類
いわき市
鉱さい
福 島 県
優良
ガラス・コンクリート・陶磁器くず
05402003177
1310003177
ゴムくず
仙 台 市
東 京 都
優良
金属くず
1320003177
認定
廃プラスチック類
東 京 都
廃アルカリ
処分
許可番号
廃酸
交付自治体
廃油
許可区分
汚泥
燃え殻
産業廃棄物許可
環境報告ガイドライン2012年版対比表
(5)
化学物質の排出量、移動量及びその低減対策 ……… 7・8
廃棄物等総排出量、廃棄物最終処分量及びその低減対策 ……… 7・8
(6)
(7)
有害物質等の漏出量及びその防止対策 ……………… 7・8
4.
生物多様性の保全と生物資源の持続可能な利用の状況 …… −
第5章
「環境マネジメント等の環境配慮経営に関する状況」
を表す情報・指標
1.
環境配慮の取組方針、
ビジョン及び事業戦略等
第7章
(1)
環境配慮の取組方針 ……………………………………… 1
「環境配慮経営の経済・社会的側面に関する状況」を
(2)
重要な課題、
ビジョン及び事業戦略等 …………………… 2
表す情報・指標
2.
組織体制及びガバナンスの状況
1.
環境配慮経営の経済的側面に関する状況
(1)
環境配慮経営の組織体制等 …………………………… 3・5
(1)
事業者における経済的側面の状況 ……………………… −
(2)
環境リスクマネジメント体制 …………………………… 3・5
(2)
社会における経済的側面の状況 ………………………… −
(3)
環境に関する規制等の遵守状況 ……………………… 5・6
2.
環境配慮経営の社会的側面に関する状況 …………………… −
3.
ステークホルダーへの対応の状況
(1)
ステークホルダーへの対応 ………………………… 9・10
(2)
環境に関する社会貢献活動等 ……………………… 9・10
4.
バリューチェーンにおける環境配慮等の取組状況 ………… −
バリューチェーンにおける環境配慮の取組方針、戦略等 …… −
(1)
(2)
グリーン購入・調達 ………………………………………… −
(3)
環境負荷低減に資する製品・サービス等 ………………… −
(4)
環境関連の新技術・研究開発……………………………… −
(5)
環境に配慮した輸送 ……………………………………… −
第8章
その他の記載事項等
1.
後発事象等 …………………………………………………… −
2.
環境情報の第三者審査等 …………………………………… −
(6)
環境に配慮した資源・不動産開発/投資等 ……………… −
(7)
環境に配慮した廃棄物処理/リサイクル ………………… −
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