≪人を動かす(デール・カーネギー)≫ 2013.11 月 デール・カーネギーはかの有名な米国の実業家のアンドリュー・カーネギーとは無 関係の人物で、作家で教師にして、自己開発、セールス、企業トレーニング、スピー チおよび対人スキルに関する各種コースの開発者として超有名な人物です。 私の愛読書の一つである 「人を動かす」 は全世界で1500万部以上売れていま す。 社員の働く意欲を向上させるためにはどのような意識で仕事に臨むべきかという観 点で、彼の著書は非常に参考になります。70年以上経過していても全く色褪せませ ん。 人間の本質はいくら時代が進化しても変わらないのでしょう。 「ご存知だろうか、 1 日中礼儀正しく朗かな気持ちで仕事をすれば、1 日中腹を立てて仕事をしたと きよりも、夜寝るときの疲労がずっと少ないということを。 にこにこ朗かにしていれば緊張がほぐれる。 疲れるのは仕事のせいではない。心の持ちようが悪いのである。この方法を一度 試してみることだ。(byデール・カーネギー)」 厚生労働省とその出先機関のお役人は、バカの一つ覚えのように<長時間労働> をやり玉に挙げ、残業撲滅だの、ブラック企業対策だのと、目に見える最も分かり易 い指標だけを参考に、見事に的を外した指導に奔走しています。 役人は余計なこと はせずに、国民の教育に心血を注ぐべきです。 日本の学校教育では「お金」と「労働」 に関する指導はほとんど行われておりませんが、国民の将来を考慮すれば、人生で お金と労働にどのように絡んでいくかを教えることこそ、不幸な労働者を減らし、幸せ な国民を増やすことにつながってくると思います。 <ご参考> 人を動かす三原則 ① 批判も非難もしない。苦情も言わない。 ② 率直で、誠実な評価を与える。 ③ 強い欲求を起こさせる。 人に好かれる六原則 ① 誠実な関心を寄せる。 ② 笑顔で接する。 ③ 名前は、当人にとって、最も快い、最も大切な響きを持つ言葉であることを忘れ ない。 ④ 聞き手にまわる。 ⑤ 相手の関心を見抜いて話題にする。 ⑥ 重要感を与える - 誠意を込めて。 人を説得する十二原則 ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ 議論に勝つ唯一の方法として議論を避ける。 相手の意見に敬意を払い、誤りを指摘しない。 自分の誤りをただちにこころよく認める。 おだやかに話す。 相手が即座に'イエス'と答える問題を選ぶ。 相手にしゃべらせる。 ⑦ ⑧ ⑨ ⑩ ⑪ ⑫ 相手に思いつかせる。 人の身になる。 相手の考えや希望に対して同情を持つ。 人の美しい心情に呼びかける。 演出を考える。 対抗意識を刺激する。 人を変える九原則 ① まずほめる。 ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧ ⑨ 遠まわしに注意を与える。 まず自分の誤りを話した後、相手に注意を与える。 命令をせず、意見を求める。 顔を立てる。 わずかなことでも、すべて、惜しみなく、心からほめる。 期待をかける。 激励して、能力に自信を持たせる。 喜んで協力させる。
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