S P OR T S B I Z PRE S S 2017 February Vol. 171 2017年2月1日発行 スポーツビズの1か月の動きを伝える「SPORTS BIZ PRESS」。 スポーツビズ所属のアスリートやスポーツ文化人の最新の活動や携わるプロジェクトをご紹介します。 ●濱田真由が全日本テコンドー選手権で6度目の優勝 濱田真由(ミキハウス)が、1月22日愛知県体育館で行われた第10 回全日本テコンドー選手権大会で優勝を遂げました。 女子-57kg級に出場した濱田は、終始積極的な攻めを展開。 準決勝は開始15秒、決勝も大差のスコアで勝利。今大会圧倒的 な強さを見せ、通算6度目の日本一に輝きました。 今年は6月にWTF 世界テコンドー選手権大会が韓国で開催され、 ディフェンディングチャンピオンとして2連覇を目指します。 2020年東京五輪に向けて新たに動き出した濱田の今後の活躍に ご注目ください。 ● 白石康次郎が「テレビ朝日ビッグスポーツ賞/報道ステーションスポーツ賞」を受賞 白石康次郎 Facebook より 白石康次郎が「第51回テレビ朝日ビッグスポーツ賞」で「報道 ステーションスポーツ賞」を受賞いたしました。 単独無寄港無補給世界一周ヨットレース『ヴァンデ・グロー ブ』に参戦した白石は、突然のマストトラブルによりリタイアと なりましたが、「報道ステーション」では、スタート直前から航 海中、毎週レース模様を中継で伝えていただいていました。 1月13日の表彰式には、2016年を代表するアスリート選手が集 結。金メダリストや2020年を目指す期待のアスリートなどビッ グスポーツ賞各賞29名、テレビ朝日番組賞26名が表彰され、白 石は今回初の受賞となりました。 ●「RED BULL SNOW CHARGE 2017」エントリー受付中! エナジードリンクブランドのレッドブルが、5年ぶりにスノー ボード限定の一般参加型のダウンヒル・レース「Red Bull Snow Charge」を開催します。(事務局:スポーツビズ運営) このレースのルールはとてもシンプル。合図とともにスタート ダッシュし、“ランダムに並べられたスノーボードの中から自分の 板を探し”だし、スタート地点からコースふもとのゴール地点まで 一番早くたどり着いた人が勝利という形式となります。 男女各々のチャンピオンには賞金10万円が贈られます。 3月12日(日)は星野リゾート アルツ磐梯で、3月19日(日) には野沢温泉スキー場で開催予定。 各日程とも先着200名でエントリーを好評受付中です。 詳しくは下記のオフィシャルサイトをご覧ください。 http://www.redbull.com/snowcharge/ S P OR T S B I Z PRE S S ● 4月2日に「津南ウィンタートライアスロン大会」開催 「2017ジャパンウィンタートライアスロンシリーズ 3rd stage 津南ウィンタートライアスロン大会」をニュー・グリーンピア津 南スキー場で開催します。今回スポーツビズは競技会の運営と大 会PRを担当しています。 ウィンタートライアスロンは、公益社団法人日本トライアスロ ン連合(JTU)公認種目で、雪上ラン、雪上バイク、クロスカン トリースキーの3種目で競うまさに“雪上のトライアスロン”。 欧州・北米を中心に各国で活発化している冬季スポーツで、本 大会は「2018ITU世界ウインタートライアスロン選手権」(開催 地・日程調整中)への参加資格獲得大会です。 クラスはエリートクラスのほか、レギュラークラス、デュアス ロンクラス、ジュニアクラス(中学校3年生以下)、リレーの5つの 競技種目が設定されています。 詳しくはオフィシャルサイトをご覧ください。 http://winter-triathlon.jp/ ● 「2017年スポーツビズ餅つき新年会」のご報告 会社創立20周年を迎えたスポーツビズの「2017年スポーツビ ズ餅つき新年会」を、1月5日帝国ホテル「光の間」にて開催い たしました。 スポンサー企業様はじめ、メディアやお取引先の方々など、総 勢300名以上の方にご参加いただきました。 恒例の餅つきや、所属パートナーによるトークショー、インス タフレームを使用した記念撮影など、社員と所属パートナーが一 体となっておもてなしをさせていただきました。 20周年を迎えたスポーツビズは、“スポーツをチカラに。”の新 たなステートメントを掲げ、2017年も進化を続けます。本年も よろしくお願い申し上げます。 ● 「第1回スポーツビズ関西支局新春親睦ゴルフ感謝祭」を開催 1月25日、兵庫県の花屋敷ゴルフ倶楽部ひろのコースにて関西 支局の所属アスリートとお取引様の親睦を目的とした「第1回ス ポーツビズ関西支局新春親睦ゴルフ感謝祭」を開催いたしました。 このコンペには、スポーツビズ所属の矢野燿大、亀山つとむ、 関本賢太郎、福田裕子、北村響、濱田茉優、岡山絵里の計7名が 参加。ご参加いただきましたお取引先様全員の方とラウンドを楽 しみました。 日頃アスリートがそれぞれの場で活動できているのも、コンペ にご参加いただいた皆様はじめ、たくさんの方の支えがあってこ そ。感謝の気持ちを大切に、スポーツビズは今後もアスリートや 皆様とともに進んで参ります。 S P O R T S B I Z P R E S S W OR L D スポーツビズの海外ネットワークから寄せられたスポーツ関連トピックスをピックアップしました。 EUROPE 【フランスのヨットレース事情 Vol.9】 11月にスタートした世界一周単独無寄港無補給ヨットレース、「ヴァンデ・グローブ」は、1月19日に優勝が決まっ た。74日3時間35分46秒で、史上最速のスピードで完走をしたのは、バンクポピュレール艇のアルメル・ルクレ アッシュだった。2位でゴールを切ったのはヒューゴ・ボス艇のアレックス・トムソンだった。1位との差はわずか16 時間。 ヴァンデ・グローブは、4年に一度オリンピックと同じ年に行われ、毎回船の進化が目立つ。1989年の第1回ヴァ ンデ・グローブではアルミニウム生の船(約15トン)で出場していたセイラーだったが、第3回大会ではカーボン製 の船(約7トン)で出場する選手も出てきた。船が軽ければその分スピードも出るが、ひっくり返りやすくなる。そ のためにウォーター・バラストを設け船を安定させる。 第4回大会からは、ウィングマストが流行り始め、マストを回転させることにより、風に当たるセールの面積を増 やすことが可能となった。また、この大会からダガーボードを使用する選手が出てきた。向かい風で上がっている際 に流されないよう、カーボンの板を水中に入れて抵抗をかけられる。 第5回大会ではキャンティング・キールを使用するセイラーが出てきた。キャンティング・キールは、船の底にあ る重りの役目となるキールを左右に傾けることによって、ウォーター・バラストの役目を果たせることになった。よ り早く船を傾けることができ、船の操作が一段と楽になった。 そして、今大会で一番進化した部分はフォイルだ。船体の真ん中部分からカーボンのヒゲのような板をつけること により、水中に入った際に船体を浮かせて水との摩擦を最小限にする。その分船もよりスピードを上げることができ る。今回の船の進化により、前回のヴァンデ・グローブの記録を4日ほど縮めることができ、フォイルの話題性が高 まった。4年後のヴァンデ・グローブには、船の進化がどのようになり、また記録を塗り替えることができるかも楽 しみの一つだ。 文:Shota KANDA(神田翔大)Sports Biz Euro Branch/Alpes Planning Japon スポーツを中心にヨーロッパのコーディネートを網羅するアルプ・プランニング・ジャポン社 詳しくはこちらへ http://apjapon.biz CHINA 【理念か政策か~爆買いが終焉、育成型にシフト】 中国のサッカーがこれほど全世界から注目を浴びるようになったことは過去にもなかっただろう。 大物外国人選手を爆買いで獲得、2016年には移籍金などに費やされた費用の合計は4億5000万ドルを超え、プレ ミアリーグを抜き世界ナンバーワンとなった。2025年までにポーツ産業を5兆元(約76兆円)規模まで成長させると いう数字目標の達成に貢献しているようにもみえ、悪いことばかりではないのかもしれない。しかし、日本のクラブ とも提携し、爆買いには与せず自クラブで育成した選手を中心に構成し、リーグを戦ってきた杭州緑城が降格、多く の代表選手を育成し、育成には歴史と伝統のある山東魯能もあわや降格という結果をみると、なかなか結果が伴わな い育成には、各クラブ金を充てづらい現実を見たような気がする。 中国国内のメディア報道でも、1部リーグ(スーパーリーグ)、2部リーグ(中甲リーグ)の32クラブが選手育成 (アカデミー)に割り当てている予算の合計は3.2億元で、1クラブあたり1000万元を超えている割にはその成果が 全く見られないと報じている。アカデミーの選手といえども、省外から選手を集めることが多く、生活まで丸ごと面 倒を見なければならず、アカデミーを持つことはクラブにとってかなりの負担となるという中国の事情も理解できな くはない。実際にアカデミーチームを持っているクラブは限られたチームにとどまり(※)、中国サッカー協会も 2019年までにはすべてのクラブにアカデミーを持つよう指示している。 そして2017年1月、中国サッカー協会から18条のレギュレーションが示された。その中の一つに、これまでアジア 枠の外国人選手を含めれば4名まで試合に出られたのが、国籍関係なく3名までしか出られなくなり、加えて試合ごと のエントリーメンバー18名のうち2名は23歳以下の選手を入れ、1名は先発出場させなければいけないというもので、 爆買いで大物外国人選手が占めていたポジションを国内の若手選手に開放し、リーグとして若手を育成しようという 姿勢が見える。育成はなかなか成果が伴わず、金を使ってばかりという印象があるなか、日本ではどうして育成を怠 らず行うのかしばしば中国の関係者から聞かれる。地域でのクラブの存在感を高めるのに普及事業がその一翼を担い、 チケット収入につながることも考えられるが、地域に根差したクラブづくりという使命感やスポーツで幸せな国とい う理念が根底にあるのだと思う。そして何より選手の育成をなくして代表チームが強くなることがない、というのも 各クラブ共通の認識として持っているほか、日本のサッカー関係者の多くが「育成が最終的にクラブの柱となります。 地道な方法かもしれないが良質な選手を育成できれば海外クラブへの移籍により収入を生み出すことができます」と 話している。 中国では、各クラブの事情などお構いなしに政策が下されることがある。今後は選手の移籍金や給料の上限なども 決められ、爆買いに歯止めがかかり、予算分配を見直し育成を重視するクラブも出てくる可能性は十分にある。爆買 いが終焉に向かい、次の段階に進もうとしている中国サッカーに対し、育成メソッドを持つ日本のクラブや関係機関 には更なる商機があると感じている。 ※杭州緑城、広州恒大、広州富力、山東魯能の4クラブは自身でサッカースクールを有しアカデミー建設においては 国内では充実していると言える。杭州緑城、広州富力には日本人の指導者が、広州恒大はレアルマドリードから指導 者を招聘、山東魯能のサッカースクールでは東欧系の指導者が多く在籍していたが、近年はポルトガルやブラジル人 がアカデミーダイレクターを務めている。 中国情報の提供: オーシャンズジャパン株式会社 http://www.oceans-marketing.com/ 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