会議記録(PDF:287.5KB)

会議記録(1)
会議名称
平成27年度第2回北本市まち・ひと・しごと創生有識者会議
開会及び
平成28年2月2日(火)
閉会日時
開会
開催場所
北本市役所
議長氏名
大島博明
出席委員
斉藤光市
金子弘幸
富岡正雄
大島博明
島田光美
(者)氏名
島田文太郎
野口悦男
林 正子
北村一男
加藤芳雄
欠席委員
(者)氏名
説明者の
職
氏
名
事務局職員
職
氏
名
午後2時00分
榎本昌己
閉会
午後3時30分
会議室3-F
松村
稔
栗田和広
総合政策部長 荒井照男
政策推進課長 斉藤 仁
政策推進課主査 古畑良健
総合政策部長 荒井照男
政策推進課長 斉藤 仁
政策推進課主査 古畑良健、同主任
1
開会
2
あいさつ
3
議事
会議次第
安藤那美
(1) 北本市まち・ひと・しごと創生人口ビジョン(素案)について
(2) 北本市まち・ひと・しごと創生総合戦略(素案)について
4
その他
5
閉会
・平成27年度第2回北本市まち・ひと・しごと創生有識者会議 次第
配布資料
・人口と人口動態の長期推移
・北本市転入・転出者調査にみる女性20~30代の動向
- 1 -
会議記録(2)
発
言 者
発
1
開会
2
あいさつ
会長
内
容
【会長あいさつ】
3
事務局
言
議事
それでは、議事に入らせていただきます。設置要綱第4条第1項の規定に
基づき、会長に議長をお願いいたします。
(1) 北本市まち・ひと・しごと創生人口ビジョン(素案)について
議長
それでは議事に入ります。まず、(1) 北本市まち・ひと・しごと創生人口ビ
ジョン(素案)について、事務局より説明をお願いします。
【人口ビジョン(素案)について資料に基づき説明】
事務局
・昭和40年以降の人口及び人口動態の推移
・大規模開発戸数と人口動態の関連
・転入・転出者調査にみる女性20~30代の動向
議長
事務局から、北本市まち・ひと・しごと創生人口ビジョン(素案)について
説明がありましたが、御意見・御質問等がございましたらお願いします。
議長
民間住宅の投資は、現在はどのような状況になっていますか。
事務局
大規模な宅地開発やマンション等は、建設されていない状況が続いていま
す。
議長
その理由は何だと思われますか。
事務局
供給が可能な大規模な宅地がないことがあります。また、以前は多くのマ
ンションが建設されましたが、最近はマンションを建設しても北本ではなか
なか売れない状況があるため、商業施設の建設など、以前と異なる土地利用
がされるようになってきました。二ツ家や東間などの工場跡地等には、スー
パーの建設が予定されています。
議長
転入・転出アンケート調査結果からは、自然環境が良いという意見がある
一方で、住宅に対する意見は転入と転出で分かれています。その点の分析が
- 2 -
会議記録(2)
必要です。
加藤委員
以前は、駅から遠いマンションでも需要がありましたが、最近は駅に近く
ないと需要がありません。北本駅の近くにはマンションが建つような土地は
ありませんから、戸建ての建売が増えているのだと思います。昔、建てられ
た戸建ての土地は30~35坪が多く、二世帯住宅には向きません。そのよ
うな住宅が数十年経過した時、リフォームよりも購入が選択され、50坪く
らいの広い土地が求められるのだと思います。
また、昭和46年に団地が建てられ、その後の数年間は東京近郊からの転
入者が多くいました。しかし最近は市内での転居が多く、その点も人口が増
えない原因になっているのではないでしょうか。
島田(文)委員
北本のマーケットは住宅が主流ですが、それにしては住宅ローンの件数が
県内でも少ないです。近年、集合住宅が建設されていないことが理由の一つ
だと感じます。湘南新宿ラインに加え東京上野ラインも開通し、東京、渋谷
まで1時間かからず、住宅地としての魅力は以前よりも高まっています。住
宅メーカーは用地があれば住宅を建てる希望があり、駅から遠い分譲戸建て
も売り切っていますし、住宅は建てば売れると思います。また、今後は高齢
化が進み、土地資産家が所有する土地が売却されて宅地化されることも増え
るのではないでしょうか。ただ、生産緑地など制約もあるため、用途変更を
県に働きかけるなど行政の条件緩和等も必要かと思います。特に、西口中央
線付近の高尾から石戸にかけての調整地域を宅地化すれば、相当人口を集め
られるのでないでしょうか。
事務局
県の方針では、圏央道から北側のエリアでは住宅地の供給は充足している
という認識のため、市としては新たに調整区域を市街化区域に編入すること
は難しいという見解です。ただし工業系の利用としてはまだ不足していると
の認識のため、企業誘致と併せれば可能性があります。一方、県南では住宅
が不足しているという認識のため、区画整理をして市街化区域に編入する可
能性もあると聞いています。
島田(文)委員
若い世代が住宅購入を考えたとき、北本周辺に比べると県南ではコストが
高く、なかなか手が出せません。圏央道や上野東京ラインが開通して首都圏
へのアクセスが向上し、以前とは環境が大きく変わっているため、県の方針
を変えることはできないものでしょうか。
富岡委員
北本市、上尾市、桶川市、鴻巣市、伊奈町の県央地域では、伊奈町を除い
- 3 -
会議記録(2)
て人口が減少し、共通の課題があるため連携して取り組んでいくことが大切
です。現在、観光PRや子育て世代に向けての取組みを進めているところで
す。
議長
配布資料「転入・転出者調査にみる女性20~30代の動向」について、
この世代の動向がポイントになると思いますが、結婚して転出する人が多い
ということでしょうか。
事務局
資料にありますとおり、転出の理由は20歳から30歳代まででは結婚が
最も多く、30歳代では市外に住宅を購入するための転出も多くなっていま
す。特に20歳代女性をみますと、結婚と仕事の都合で7割を越えます。転
入の理由も、結婚や仕事の都合が5割ほどを占めています。
議長
結婚して男性が女性の居住に合わせる場合もあると思いますが、北本市で
は結婚して女性が出て行くことが多いようですね。
加藤委員
仕事の都合で住む場所が決まることが多く、男性に合わせて女性が転出す
るケースが多いのではないでしょうか。
議長
人口ビジョン16ページの、北本市の何に魅力を感じるかという視点が北
本に住んでもらうために重要だと思います。自然環境がよい、住宅地の環境
がよい、医療機関が充実していないという3点は転入者と転出者で一致して
います。住宅事情については、転入者と転出者で意見が分かれていて、広さ
や家賃が適正かという点が転出者にとって魅力ではないようです。転入と転
出で捉え方に相違点があるところが興味深いと感じます。
また、転出者は、交通や買い物には便利だが、子育て環境が充実しておら
ず住宅事情もそれほどよくない、と読み取れます。転入者は、交通の便はま
あまあだが買い物には不便、子育て環境が充実してよい、と読み取ることが
でき、項目によって見方が違うと感じました。
北本市には北里大学メディカルセンターという総合病院がありますが、ア
ンケートでは医療機関の充実に魅力を感じないという結果が出ています。ア
ンケート上の「医療機関の充実」とは大学病院ではなく診療部門の充実とい
うことでしょうか。
事務局
今回のアンケートでは、医療機関のどの部分に魅力を感じるか等の詳細な
項目立てはしておりません。全般的に医療機関の充実について満足していな
いという結果が出ていることになります。
- 4 -
会議記録(2)
議長
医療機関の問題は、特に子育て世代にとって大切な問題ですので、さらに
詳しく分析してもよいのではないでしょうか。また、買い物をする場所につ
いて、転入者は魅力でないと感じていて転出者は魅力と感じていますが、ど
ういうことでしょうか。
加藤委員
転入したばかりの人にはお店があまり認知されていないということではな
いでしょうか。
議長
北本市の本当の魅力が何なのかを把握することがポイントだと思います。
東京に近いこと、交通の利便性、子育てしやすい環境、北里大学メディカル
センターがあることなど、アピールできる点があると思います。
議長
人口ビジョンについて、他に御意見、御質問はありませんか。
野口委員
「まち・ひと・しごと」とありますが、仕事があることが重要で、仕事が
あれば人も住まいもついてくると思います。北本市は工業団地が少なく、働
くまちとしての魅力は低いと思います。圏央道もできたため企業を誘致する
等、働く場所を確保しないと、人口減少に歯止めはかからないと思います。
いくら環境が良くても、働く場所がなければ人は住まない。人口が減り始め
ると、学校、医療機関、金融機関の順に減る悪循環に陥ります。「まち・ひ
と・しごと」は仕事が最後ですが、仕事を一番初めに考えてもよいのではな
いでしょうか。
議長
仕事の確保について、市はどのように考えていますか。
事務局
総合戦略の基本目標Ⅳ「安定した雇用を創出する」のところで具体的な施
策をお示ししているところです。
議長
交通の利便性が向上したため、仕事は他で確保し、コスト的に戸建てを建
てやすい環境ということで生き残れないものでしょうか。
加藤委員
朝の5分、10分は貴重なため、少々コストが高くても職場の近くに住も
うとする人が多いのではないのでしょうか。
議長
他に御意見、御質問等はありますか。
- 5 -
会議記録(2)
各委員
【意見・質問等なし】
議長
御議論いただいた結果、北本市まち・ひと・しごと創生人口ビジョン(素
案)の内容について、今出されました御意見を今後の参考とし、この人口ビ
ジョンをベースで進めるということでよろしいでしょうか。
各委員
【異議なし】
(2) 北本市まち・ひと・しごと創生総合戦略(素案)について
議長
続きまして、(2) 北本市まち・ひと・しごと創生総合戦略(素案)につい
て、事務局より説明をお願いします。
事務局
【総合戦略(素案)について、第1回会議でいただいた意見に基づき説明】
・基本目標Ⅰの数値目標について、転入転出それぞれの目標値を定める
か否か、御議論いただきたい。
・基本目標Ⅱ-施策1-主な取組み(例)の「産科の誘致に向けた取組み」
について、
「分娩取扱医療機関への支援」等への修正案を提示。
・基本目標Ⅳ-施策3-施策の現状と方向性の記述(従業者数がわずかに
増加傾向にあること)について補足説明。
議長
事務局から、総合戦略(素案)について説明がありましたが、御意見、御
質問等がございましたらお願いします。
金子委員
基本目標Ⅱ-施策1-主な取組み(例)について、産科とともに小児科も充
実させる必要があるため、
「産科・小児科医療の充実」等とする方が適切だと
思います。
議長
そのように加筆していただきたいと思います。
事務局
加筆します。
金子委員
基本目標Ⅲ-施策1-主な取組み(例)について、健康づくり事業の充実や
「かかりつけ医」を持つことの推進に加えて、
「救急医療の充実」がないと健
康に暮らし続けるための仕組みづくりには繋がらないと思います。
議長
今の御意見につきましても、修正していただけますか。
- 6 -
会議記録(2)
事務局
修正します。
議長
他に御意見、御質問はありませんか。
各委員
【意見・質問等なし】
議長
それでは、各項目ごとに順次議論を進めてまいります。まず、
「1 基本的
な考え方」について、御意見、御質問をお願いします。
各委員
【意見・質問等なし】
議長
それでは、「1
基本的な考え方」について、現時点では素案の修正はな
しとしてよろしいでしょうか。
各委員
【異議なし】
議長
では次に、
「2 人口の将来展望
~北本市人口ビジョンより~」について
御意見、御質問等がございましたらお願いします。
野口委員
人口の将来展望で、総人口は2034(平成46)年に5万6,000人
を維持するとしていますが、この数字はどこから出てきているのですか。
事務局
現在策定中の第五次北本市総合振興計画基本構想で将来人口を想定してお
りまして、そちらと揃えております。また、人口ビジョンの24ページ以降
で将来人口を推計しておりますが、北本市の現状を踏まえて試算した【B】
試算1の数字と同一のものです。
議長
他に御意見、御質問はありますか。
各委員
【意見・質問等なし】
議長
それでは、「2
人口の将来展望
~北本市人口ビジョンより~」につい
て、現時点では素案の修正はなしとしてよろしいでしょうか。
各委員
【異議なし】
議長
では次に、
「3 基本目標」について、御意見、御質問等がございましたら
- 7 -
会議記録(2)
お願いします。
各委員
【意見・質問等なし】
議長
それでは、「3
基本目標」について、現時点では素案の修正はなしとし
てよろしいでしょうか。
各委員
【異議なし】
議長
続きまして、
「4
総合戦略の体系」と「5 各基本目標における施策」は
内容が一部重複しますので、同時に議論を進めます。まず、「基本目標Ⅰ 新
しい人の流れをつくる【若い世代の転出を抑制し、転入を促進する】」につい
て、数値目標や施策、重要業績評価指数(KPI)、主な取組み(例)につい
て、御意見、御質問等がございましたらお願いします。
島田(文)委員
施策2-主な取組み(例)に「圏央道インターチェンジや上尾道路周辺への
商業施設の誘導」とありますが、現時点で具体的な事例はありますか。
事務局
現時点では特にございません。
島田(文)委員
圏央道が開通し、東名、中央道、関越道、東北道が繋がったので、例えば
アウトレットやイオンモール等の大型商業施設ができると、広域から集客で
き注目を集めると思います。
議長
他に御意見、御質問はありますか。
各委員
【意見・質問等なし】
議長
それでは、「基本目標Ⅰ
新しい人の流れをつくる【若い世代の転出を抑
制し、転入を促進する】
」について、現時点では素案の修正はなしとしてよろ
しいでしょうか。
各委員
【異議なし】
議長
では、続いて「基本目標Ⅱ
若い世代の出産・子育ての希望をかなえる【出
産・子育てにやさしいまちをつくり、若い世代の定住を促す】」について、御
意見、御質問等がございましたらお願いします。
- 8 -
会議記録(2)
各委員
【意見・質問等なし】
議長
それでは、「基本目標Ⅱ
若い世代の出産・子育ての希望をかなえる【出
産・子育てにやさしいまちをつくり、若い世代の定住を促す】」について、現
時点では素案の修正はなしとしてよろしいでしょうか。
各委員
【異議なし】
議長
では、続いて「基本目標Ⅲ
ともに支え合う地域をつくり、市民の暮らし
を守る【人口構成の変動に柔軟に対応できるような基盤をつくる】
」について、
御意見、御質問等がございましたらお願いします。
各委員
【意見・質問等なし】
議長
それでは、「基本目標Ⅲ
ともに支え合う地域をつくり、市民の暮らしを
守る【人口構成の変動に柔軟に対応できるような基盤をつくる】
」について、
現時点では素案の修正はなしとしてよろしいでしょうか。
各委員
【異議なし】
議長
では、続いて「基本目標Ⅳ
安定した雇用を創出する【市民に働きやすい
環境を適用し、企業の成長を促して雇用を拡大する】」について、御意見、御
質問等がございましたらお願いします。
島田(文)委員
人口増加には雇用が大切だと思います。方向性に「起業・創業を促すこと
で、地域経済の活性化や雇用の拡大を図ります」とありますが、起業や創業
では、地域経済の活性化や雇用の拡大を図るには弱いと思います。施策1-主
な取組み(例)に「起業等の立地要望に柔軟に対応できる体制づくり」とあ
るように、大規模企業や工業団地を誘致していく必要があると思います。
富田委員
施策1-施策の現状と方向性のところで、「創業、雇用を取り巻く環境を整
える」とありますが、創業補助金という国の補助金があります。交付を受け
るためには自治体が創業支援事業計画を策定していることが条件となります
が、北本市ではまだ策定されていないと聞いています。創業を支える環境と
して重要な計画だと思いますので、主な取組み(例)に加えてはいかがでし
ょうか。
- 9 -
会議記録(2)
野口委員
施策2-主な取組み(例)に「地域ブランド化」とありますが、どのような
ことを指すのでしょうか。
事務局
具体的には現在のところありませんが、北本トマトカレーなどを更に拡大
して、商業のみではなく農業も巻き込んで多角的に取り組んでいきたいと考
えております。また、積極的に取り組む事業者に支援もしていきたいと考え
ております。
議長
富田委員ご指摘の創業補助金交付の前提となる創業支援事業計画の策定に
ついても加えて下さい。
事務局
追加します。
議長
他に御意見、御質問はありませんか。
各委員
【意見・質問等なし】
議長
ここまで、人口ビジョンと総合戦略の案について議論を進めてきましたが、
最後に、全体を通して何か御意見等はありますか。
各委員
【意見・質問等なし】
議長
今後、パブリックコメントを受けて改めて皆さんには御意見を伺うことに
なりますが、本日は議事を終了しましたので、進行を事務局にお返しします。
事務局
本日いただいた御意見、御指摘を踏まえまして、2月8日からパブリック
コメントを実施いたします。
4
その他
・パブリックコメントの実施期間について
・次回以降のスケジュールについて
5
閉会
- 10 -