美点凝視 - 三芳町教育委員会

美点凝視
発行者
校長
千代田
栄
三芳中学校
学校通信
第6号
平成25年9月2日〔月〕生徒数422名
学校教育目標
『格好いい中学生』
○学ぶ生徒
○貢献する生徒
○優しい生徒
○健康な生徒
http://www.town.saitama-miyoshi.ed.jp/miyoshij/index.html
笑顔あふれる学校にしよう!-2学期始業式の言葉より-校長
千代田
栄
(前略)
「2学期は笑顔あふれる学校にしよう!」という話をします。前にも話したことがあるかもしれませ
んが、三芳中学校では、笑顔の素敵な生徒が多いと感じています。これは、皆さんの周りの人によって支えられ
ている笑顔だと思っています。ご両親、おじいちゃん、おばあちゃん、兄弟、友達、先生方、地域の方々が皆さ
んのことを真剣に考え愛情を注ぎ、しっかりと育ててくださっているからに違いありません。例えば、皆さんの
ご飯を作ってくれたり、洗濯をしてくれたり、安心して勉強できる環境を作ってくれたり、または、一緒に勉強
したり部活動をしたり、声をかけてくれたりすることによって、認められ、安心することができて、素敵な笑顔
が生まれてきているものだと思います。そこで、2学期は、皆さんが、より多くの人を素敵な笑顔にして欲しい
と思います。
今、いじめが社会問題となっています。残念ながら本校でも1学期にいじめが何件かありました。いじめられ
ている人の気持ちを想像すると、笑顔なんて生まれてきません。いじめている人はどうでしょうか。一見、笑顔
のように見えますが、憎悪に満ちた笑顔、いわゆる悪魔が笑っているような顔になっていませんか。子どもの頃
に読んだ漫画に、心の中の様子が見える眼鏡の話がありました。すごく美人に見える人も、その眼鏡を通すと、
心の中が醜いと、醜い顔に見えるというような漫画でした。そんな眼鏡はありませんが、いじめをしていると、
顔に醜さが表れてきてしまうのではないでしょうか。素敵な笑顔とは内面からわき出るものです。素敵な笑顔を
みんなで作れる学校にするためには、どんなことをすればいいでしょうか。
私が思うに、一つは、
「感謝の気持ち」を表すことだと思います。感謝を表す言葉、
「ありがとう」を使うこと
です。相手を尊重する言葉でもあると思います。人は様々な場面で、他人に支えられています。ぜひ、様々な人
に「ありがとう」をたくさん使ってみてください。二つ目は、「相手を思いやる想像力」を持つことだと思いま
す。
「こんなことをされたり言われたりすると嫌だろうな」、
「こうすると喜ぶかな」と想像することです。
「どう
したらその人のためになるか」を考え、相手が喜ぶ顔を想像して行動してください。三つ目は、「いじめをなく
す」ことです。自分がいじめをしないだけでなく、いじめを「させない」「許さない」ことが必要です。みんな
で、いじめを「しない」
「させない」
「許さない」で、いじめをなくしましょう。
素敵な「笑顔」は相手を幸せにします。笑顔は、どんな高価なプレゼントよりも、一番心に残る最高のプレゼ
ントです。誰もが素敵な笑顔でいられるように皆さんで少しずつ努力し、笑顔があふれる2学期にしましょう。
9月14日(土)「総合的な学習の時間」全体発表会が行われます
9 月 14 日(土)に「総合的な学習の時間」発表会が行われます。総合的な学習の時間発表会は、本校の特色
ある教育活動のひとつであり、埼玉県内の数ある中学校の中でも、評価され、誇れる素晴らしい教育活動であり
発表会となっています。
生徒たちは、7 月に行った体験活動から課題を設定し、調査・研究して、自分たちの課題解決に取り組み、こ
の発表会に向けて準備をしています。発表会では、生徒一人一人が発表します。進行や運営も生徒自身が行いま
す。また、発表の仕方を学ぶだけでなく、聴き方や質問の仕方まで学習します。ぜひ、生徒たちの「格好いい」
姿をご覧いただき、応援していただければ幸いです。ぜひ、お越しいただきますようお願いします。
全国学力・学習状況調査、県学習状況調査結果報告!!
4月に行われた、全国学力学習状況調査(3年生対象)及び埼玉県学習状況調査(2年生対象)の結果
が学校に届きましたので、概要をお知らせいたします。
全国学力・学習状況調査は、中学校3年生を対象に全国の中学校
で今年の4月24日に実施され、国語A、国語Bと数学A、数学Bの
平成25年度全国学力テスト(%)
教科
本校
埼玉県
全 国
国語A
72.1
76.5
76.4
2教科と質問紙調査(質問形式で生活状況等を調査)が行われました。 国語B
A問題は、基礎知識を問う問題、B問題は、知識の活用力を問う問題 数学A
61.2
68.8
67.4
61.5
62.8
63.7
です。本校の結果を見ると、平均正答率で、国語A(主として知識) 数学B
で全国平均が、76.4%、県平均が76.5%のところ、本校は7
34.5
40.6
41.5
2.1%。領域別でみると、
「話すこと、・聞くこと」が、全国平均77.6%、県平均78.4%で本校
が71.2%であり、この領域が全国や県平均との差が開いていました。国語B(主として活用)では、
平均正答率で、全国平均が67.4%、県平均が68.8%のところ、本校は61.2%でした。領域別
では、
「伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項(1問)」が全国平均62.7%、県平均が63.9%
のところ、本校は54.0%でした。数学A(主として知識)では、平均
埼玉県学習状況調査 正答率
正答率で、全国平均が63.7%、県平均が62.8%で、本校が61. 教
領域
5%。領域別でみると、「図形」は、全国平均が64.6%、県平均が6 科
本
3.9%のところ、本校は60.6%ですが、「資料の活用」では、全国
話すこと・聞くこと
79.2 79.7
書くこと
58.1 59.1
読むこと
77.6 58.1
伝統的な言語文
79.9 77.8
平均
73.7 73.6
地理的分野
70.0 69.8
歴史的分野
46.2 39.9
平均
58.1 54.9
数と式
75.7 70.6
図形
71.5 60.8
関数
69.8 68.5
別では、「伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項」が県平均77.
資料の活用
57.7 57.4
8%のところ本校は79.9%と高くなっています。社会では、県平均5
平均
68.7 64.3
第 1 分野
59.2 54.5
第 2 分野
62.5 57.5
平均
60.9 56.0
聞くこと
76.7 76.9
平均46.8%、県平均44.5%のところ、本校は49.3%と、全国、
県を上回っています。数学B(主として活用)では、平均正答率で全国平
国
均41.5%、県平均40.6%のところ、本校は34.5%でした。領
語
域別では、「数と式」で全国平均41.7%、県平均38.2%のころ本
校は29.6%でした。国語、数学ともB問題に課題があり、知識を活用
する力をさらに伸ばすことが課題です。平均正答率では、差が大きく見え
社
ますが、全国や県との正当数の差はだいたい1問程度です。
会
埼玉県学習状況調査は、中学校2年生を対象に県内全ての公立中学校に
おいて4月25日に実施されました。実施教科は国語、社会、数学、理科、
英語の5教科と質問紙による調査です。平均正答率(各領域の平均・本校
数
で計算)は、国語で、県平均73.6%のところ、本校73.7%、領域
学
4.9%のところ本校は58.1%、領域別では、「歴史的分野」が県平
均39.9%のところ、本校では46.2%と高くなっています。数学は、
県平均64.3%のところ68.7%、領域別では、「数と式」で県平均
が70.6%のところ、本校は75.7%でした。理科では、県平均56%
理
科
校
県
のところ、本校が60.9%、領域別では、第1分野で県平均54.5%
英 読むこと
66.0 70.0
のところ、本校は59.2%でした。英語は県平均66.7%のところ本
語 書くこと
49.7 53.1
校が64.1%、領域別では、「書くこと」で県平均が53.1%のとこ
平均
64.1 66.7
ろ本校は、49.7%でした。埼玉県学習状況調査では、ほとんどの教科・
領域において、本校の結果は、県平均を上回っています。
今回の学力調査の結果を真摯に受け止め、今年度の学校研究課題「学力向上」に学校をあげて取り組み、
教職員の資質の向上を図り、生徒の成就感や達成感を得ながら、課題達成に向け取り組んで参ります。