日時上映作品会場／図書館ホール（２階）１０月４日（日）作品／キング・ソロモン（モノクロ／字幕／80分／1937年製作／英）午後１時３０分∼ 監督／ロバート・スティーブンソン２時５０分出演／ポール・ロブソン、セドリック・ハードウィック、ローランド・ヤング内容／「ソロモン王の洞窟」とそれにまつわるサー・ヘンリー・ハガードの作品は、過去、５作映画化されている。ただ、１９３７年度版の「キング・ソロモン」は一番原作に忠実に撮られている。１０月１１日（日）作品／スミス夫妻（モノクロ／字幕／95分／1941年製作／米）午後１時３０分∼ 監督／アルフレッド・ヒッチコック３時５分出演／キャロル・ロンバート、ロバート・モンゴメリー、ジャック・カースン内容／ヒッチコックにとって「レッベッカ」「海外特派員」に続くハリウッド第３作にあたる本作は、彼のキャリアの中で非常に異色の作品でもある。物語は中の良い夫婦がちょっとした喧嘩をきっかけに無邪気な意地の張り合いをして、互いに相手を焦らすために浮気の真似事しあうというもので、ジャンルとしては都会的ラブ・コメディであるがそこにサスペンスがないかといえば決してそうではなく、主人公夫婦の微妙な心理サスペンド＝宙づりになった状態から広義のサスペンスが豊かに感じられるのはさすがだ。渡辺武信１０月１８日（日）作品／ルイジアナ物語（モノクロ／字幕／77分／1948年製作／米）午後１時３０分∼ 製作・脚本・監督／ロバート・J・フラハティ２時４７分音楽／ヴァージル・トムソン内容／〝ベネチア映画祭国際賞受賞〟ドキュメンタリーの元祖、巨匠ロバート・ジョセフ・ハラハティによって作られた抜群の感性を持つソフトで抒情的なセミ・ドキュメンタリーの傑作。この作品は、当時６２才の年齢でありながら、その視点が少年のような驚きでいっぱいになるようなロマンを追うハラハティの、まさしく本質を描いた自叙伝でもある。１０月２５日（日）作品／うず潮（カラー／字幕／107分／1975年製作／フランス）午後１時３０分∼ 監督／ジャン・ポール・ラプノー３時１７分出演／イブ・モンタン、カトリーヌ・ドヌーヴ、ルイジ・バヌッチ内容／青い海。豊かな野菜や果物。孤島での、誰にも邪魔されないひとり暮らし。そんな男のもとに、天衣無縫で、かわいい美女が転がり込んできて…。Ｉ・モンタン、Ｋ・ドヌーヴ初顔合わせによる小気よいラブストーリー。マルタンは、フランスの香水メーカ−の、売れっ子調合師。アメリカに進出して大成功を収めていた。しかし、何があったのか、彼は妻を捨て、会社を捨て、カリブ海の孤島で自然を相手の一人暮らしを始める。そんな彼のもとに、わがままだが天衣無縫で可愛げのある美女ネリーが転がり込んでくる…。１１月１日（日）作品／西部の男（モノクロ／字幕／100分／1940年製作／米）午後１時３０分∼ 監督／ウィリアム・ワイラー３時１０分出演／ゲイリー・クーパー、ウォルター・ブレナン内容／無法の西部に「俺が法律だ！」と君臨した名物判事巨匠ワイラーの人間味あふれる西部劇大西部に生きた男たちの心意気をワイラー監督はヒューマンに、ときにはユーモラスに描き、クーパーとブレナンの好演もあって見逃せないアクション・ドラマの名作。実在の人物ロイ・ビーンは、無法の町に「俺が法律だ」と君臨したワンマン判事。自分が経営する酒場を法廷と兼用し、牧場主を保護して開拓農民をいじめる。憎めない面もあり見た事がない巡業女優リリーにのぼせている。判事と意気投合したのは流れ者のカウボーイは、収穫を焼き払った事件の黒幕が判事と知った。憧れの女優が巡業に来たとき、判事は劇場の切符を買い占めてひとりで見物する。幕が開くと立っていたのは副保安官のバッジをつけたカウボーイであった。二人の拳銃は轟然と火を吐く。１１月８日（日）作品／スウィートノベンバー（カラー／字幕／120分／2001年製作／米）午後１時３０分∼ 監督／パット・オコナー３時３０分出演／キアヌ・リーブス、シャーリーズ・セロン、ジェイソン・アイザックス内容／エンヤが奏でるラブストーリー…１１月は「運命の恋」の月。「私の１１月だけの恋人にならない？不幸な男性を救うのが特技なの」広告業界で働く“仕事人間”ネルソンの前に現われた不思議な女性サラ。こうしてネルソンは時計をはずされ、携帯電話を捨てられ、……ふたりの期間限定の奇妙な恋人生活が始まった。自由奔放に生きるサラは言葉通りネルソンの生活のすべてを変えていく。いつしかネルソンは、本気でサラを愛するようになるが……。１１月１５日（日）作品／レディー・イン・ザ・ウォーター（カラー／字幕／109分／2006年製作／米）午後１時３０分∼ 脚本・製作・監督／M・ナイト・シャラマン製作／サム・マーサー３時１９分出演／ポール・ジアマッティ、ブライス・ダラス・ハワード、ジェフリー・ライト内容／謎が謎を呼び、恐怖が恐怖を呼ぶ、新しいM.ナイト・シャラマンの世界。舞台は、多種多様な人々が集まるフィラデルフィアのアパート。単調な毎日を送っているアパートの管理人クリーブランドは、あるとき中庭のプールで謎の女性ストーリーと出会う。自らを水の精ニンフと称し、“青い世界”から来たという彼女を助けるため、謎を解き始めるクリーブランド。しかし、ストーリーが“青い世界”へ戻ることを防止しようとする恐ろしい怪物の出現で事態は急変する。使命感に燃えるクリーブランドはアパートの住人たちの力を借り、ストーリーが元の世界に戻れるように手助けをする。そして住人たちもまた、ストーリーの語る物語の中で重要な役割を担っていることを自覚し始めるのだった…。１１月２２日（日）作品／狼たちの午後（カラー／字幕／125分／1975年製作／米）午後１時３０分∼ 製作／マーチン・グレイブ、マーチン・エルファンド監督／シドニー・ルメット３時３５分出演／アルパ・チーノ、ジョン・カザール、チャールズ・ダーニング内容／ブルックリンの銀行の、小さな支店での出来事。白昼、三人の男が銀行強盗に入った。ひとりは怖気づいて逃げ出す。そして残るふたり、ソニーとサルの最大の誤算は現金がすでに本店へ送られた後のことだった。だが彼等はすでに、FBIと警官隊に包囲されていた。ふたりは銀行員を人質に立てこもる。そして警官の必死の説得が始まるが …。アル・パチーノ、ジョン・サガール共演。「１２人の怒れる男」のシドニー・ルメットが実話を映画化！１９７５年アカデミー脚本賞受賞１１月２９日（日）作品／ケンネル殺人事件（モノクロ／字幕／74分／1933年製作／米）午後１時３０分∼ 監督／マイケル・カーティス２時４４分出演／ウィリアム・パウエル、メアリー・アスター、ユージーン・パレット、ラルフ・モーガン内容／古典的な探偵スリラーの醍醐味たっぷりの名編。Ｓ・Ｓ・ヴァン・ダインが生み出した名探偵、ファイロ・バンスが巧妙に計画された密室殺人事件に挑む。それは誰の目にも明らかに殺人事件と思われる現場だったが……。バンスに扮するのは“影なき男”シリーズで有名なＷ・パウエル。