⑧その4

住マイル東海・世代班の「住まいづくりの豆知識」
その4
用語解説
ここでは,住まいづくりを考える上で,よく使われる用語を解説いたします。
ア行
アプローチ
道路・門から建物・玄関口までの通路のこと。
うちのりすんぽう(内法寸法)
材料の厚みの中心間の寸法ではなく,材料内側の表面間の寸法のこと。
エル・ディー・ケー(LDK)
リビング・ダイニング・キッチンのこと。
えんがわ(縁側)
和室の全面に設ける板敷きのスペースのこと。
おおびき(大引)
木造床を構成する材料のひとつで,根太を支えるために設けられる水平材のこと。
《 → 根太(根太)参照 》
おおぬき(大貫)
ひとまわり太い貫のこと。
《 → ぬき(貫)参照 》
おどりば(踊り場)
階段の途中に,方向転換・休息・危険防止のために設ける平らな場所のこと。
おりかえしかいだん(折り返し階段)
階段の途中で180度に折れる階段のこと。主に,踊り場のある階段を指す。
カ行
かいこうぶ(開口部)
窓・出入り口・換気口など外部へ向かって開いている部分のこと。
キッチン
台所のこと。
きそ(基礎)
建物の荷重を地盤に伝えるコンクリートなどでできた構造物のこと。
《
クリート参照 》
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→
コン
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きみつ(気密)
室内と室外の空気の流れのこと。
こうばい(勾配)
角度のこと。
コンクリート
セメントに砂と砂利を入れ,水で練り混ぜ,硬化させたもののこと。圧縮される力
に強い性質があるため,引っ張られる力に強い性質を持つ鉄筋とともに使用すること
で,より強固な構造物を造ることができる。
《 → てっきん(鉄筋)参照 》
サ行
ざいらいこうほう(在来工法)
日本の伝統的な木造建築工法のこと。
サッシ
金属製の窓枠のこと。
システムキッチン
流し台,調理台,コンロ,収納スペースなどを一体化させたキッチンセットのこと。
シックハウス
新築,リフォームの時など,使用する建材や家具などから,健康障害を引き起こす
ホルムアルデヒドなど揮発性物質が発生すること。
しゃっかんほう(尺貫法)
日本古来の単位のこと。
[長さ]
1間(けん)
=
1尺(しゃく) =
1寸(すん)
6尺 ≒
10寸 ≒
≒
[面積]
1町(ちょう)
1反(たん)
1畝(せ)
1坪(つぼ)
[重さ]
1貫(かん)
= 1000匁 ≒
1匁(もんめ)
≒
=
10反
=
10畝
=
30坪
= 1間×1間
[分量単位]分(ぶ)
厘(りん)
毛(もう)
≒ 9917.0㎡
≒
991.7㎡
≒
99.1㎡
≒
3.3㎡
=
=
=
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1.818m
0.303m
3.030cm
3.750kg
3.750g
1/10
1/100
1/1000
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スロープ
傾斜路,坂のこと。
タ行
ダイニング
食堂のこと。
だんねつ(断熱)
室内と室外の熱の流れをなくすこと。
だんさかいしょうき(段差解消機)
段差のある場所に備え付けることで,昇り降りのサポートをする福祉用具。
だんぼうべんざ(暖房便座)
洋式(腰掛け)便器の便座を暖かく保ったもののこと。
ちょくかいだん(直階段)
途中で曲がらないまっすぐな階段のこと。
てっきん(鉄筋)
鉄の棒のこと。引っ張られる力に強い性質があるため,圧縮される力に強い性質を
持つコンクリートとともに使用することで,より強固な構造物を造ることができる。
《 → コンクリート参照 》
てっきんこんくりーとぞう(鉄筋コンクリート造)
鉄筋とコンクリートを組み合わせて造られた建物のこと。
《 → てっきん(鉄筋)
参照 》
《 → コンクリート参照 》
てっこつ(鉄骨)
建物の骨組みとして造られた鉄材のこと。鉄筋とは異なり,単体で建物の骨組みに
使用できる。
《 → てっきん(鉄筋)参照 》
てっこつぞう(鉄骨造)
鉄骨で造られた建物のこと。
《 → てっこつ(鉄骨)参照 》
どうぶち(胴縁)
壁に板材を打ち止めるため,柱と柱に渡す幅の狭い横木のこと。
ナ行
ぬき(貫)
和風壁の下地材として,柱と柱をつらぬいて横につなぐ板材のこと。
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住マイル東海・世代班の「住まいづくりの豆知識」
ねだ(根太)
木造床を構成する材料のひとつで,床材を支える水平材のこと。
ノーマライゼーション
障がい者を排除することなく,健常者と同じ生活が当たり前にできるような社会を
つくること。
ハ行
はきだし(掃き出し)
室内のごみを外に掃き出すため,床に接して造られた開口部のこと。
はしら(柱)
垂直に建てられた構造材のこと。
はり(梁)
屋根裏や床を構成する材料のひとつで,柱と柱の間に架けられた水平材のこと。
バリア
障壁のこと。
バリアフリー
障壁がないと言う意味。段差を解消したり,手すりを取り付けたりすること。ユニ
バーサルデザインとは意味合いが異なる。
《 → ユニバーサルデザイン参照 》
はんぬき(半貫)
貫を半分に割った板材のこと。
《 → ぬき(貫)参照 》
ふすま(襖)
和室用の建具で,格子に組んだ木の枠に布・紙などを張り重ねたもののこと。
ぷれはぶじゅうたく(プレハブ住宅)
建物の材料を規格化,大量生産し,その材料を現場で組み立てる住宅のこと。
マ行
まばしら(間柱)
大きな柱と柱の間に立てる柱のこと。
みずまわり(水回り)
建物の中で,水を使う部分のこと。台所・洗面所・風呂場などを指す。
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メーターモジュール
尺貫法を用いて91cmを基準に空間計画をするのではなく,1mを基準として空
間計画をすること。
《 → しゃっかんほう(尺貫法)参照 》
ヤ行
ユニバーサルデザイン
ひとりでも多くの人が利用できるような空間や製品をデザインすること。バリアフ
リーとは意味合いが異なる。
《 → バリアフリー参照 》
ゆうこうかいこうはば(有効開口幅)
引き戸などを開いたとき,実際に通ることの出来る幅のこと。
ようふうばす(洋風バス)
浅めの浴槽のこと。一般的に40cm程度の深さがあり,寝そべった形で入浴する。
ラ行
ログハウス
丸太を井桁に組み合わせて建てた住宅のこと。
リビング
居間のこと。
リフォーム
建物を改造すること。
ワ行
ワークショップ
直訳すると,作業場とか工房という意味であるが,体験型の討議や講義のことを言
う。住民参加型活動において,問題解決のためによく使われる。
わふうばす(和風バス)
日本の住宅で使われる深めの浴槽のこと。一般的に60cm程度の深さがあり,座
った形で入浴する。
わようせっちゅうばす(和洋折衷バス)
和風バスと洋風バスの中間的な浴槽のこと。一般的に50cm程度の深さがあり,
やや足を曲げて入浴する。
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