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平成26年度
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全国学力・学習状況調査結果(小学校:国語)
調査結果の分析
小学校:国語A
本市の正答率は71.7%でした。正答数の分布グラフを見てみると、7問以下の正答数の分布が1
8.9%あり、二極化の状況が見られます。
領域別でみてみると、
「書くこと」の正答率が高いですが、
「話すこと・聞くこと」が低い結果が見ら
れます。設問別にみてみると、「漢字を読む・書く」「物語の登場人物の相互の関係を捉える」「話し
合いの観点に基づいて情報を関係付ける」問題に課題が見られます。
小学校:国語B
本市の正答率は56.4%であり、全国平均を超えています。平均は超えていますが、学力が低い状
況の児童が一定の割合(28.0%)見られます。領域別でみてみると、
「話すこと・聞くこと」を
除くと、すべて全国平均を上回っています。設問別にみてみると、「目的に応じて、話合いの観点を
整理する」
「質問の意図を捉える」問題等に課題が見られます。また、比べ読み問題では、無解答率
が25.3%と高い数値になっており、課題が見られます。
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具体的な改善方策
小学校:国語A
国語Aでは、18.9%の児童のつまずきに対する実態把握を各校において実施し、一人一人に放課
後等の時間を使用し対応する取組を実施します。また、
「話すこと・聞くこと」をはじめ、
「書く」以
外の領域で全国平均をやや下回る状況であることから、基礎的な事項の定着を図る取組を実施しま
す。具体的には、単元ごとの確認テストや授業における既習事項の活用、家庭学習の工夫を行います。
小学校:国語B
国語Bでは、学力が定着できていない児童一人一人に放課後等の時間を使用し対応する取組を実施し
ます。また、「話すこと・聞くこと」が低い正答率になっていることから、課題が見られた問題の内
容にある活動を授業の中で再現するなどの授業改造を行います。そして、言語活動を通して指導事項
を指導するように授業改善をさらにすすめていきます。具体的には、特に条件を満たしながら解答す
る短答式の問題の正答率が低いので、条件を付けて読み書きする指導(並行読書・比べ読み・ブック
トーク・条件作文など)の徹底を図ります。
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平成26年度
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全国学力・学習状況調査結果(小学校:算数)
調査結果の分析
小学校:算数A
本市の正答率は80.4%であり、全国平均を超えています。正答数の分布グラフを見てみると、9
問以下の正答数の分布が11.8%あり、学力が低い状況の児童が一定の割合見られます。
領域別でみてみると、すべての領域で全国平均を上回っています。
設問別にみてみると、
「分数の相等及び大小について理解している」
「立体図形とその見取り図の辺や
面のつながりや位置関係について理解している」問題に課題が見られます。他の設問は全て高い正答
小学校:算数B
本市の正答率は56.9%でありました。正答数の分布グラフを見てみると、5問以下の正答数の分
布が31.7%あり、二極化の状況がみられます。
領域別でみてみると、「量と測定」を除くと、すべて全国平均を下回ってしまいました。
設問別にみてみると、「示された情報を基に、条件に合う時間を求めることができる」問題等に課題
が見られます。また、正答率は全国平均を超えていますが、「示された情報を整理し、筋道を立てて
考え、小数倍の長さの求め方を記述できる」問題では、無解答率が15.9%と高い数値になってお
2り、課題が見られます。
具体的な改善方策
小学校:算数A
算数Aでは、11.8%の児童のつまずきに対する実態把握を各校において実施し、一人一人に放課
後等の時間を使用し対応する取組を実施します。基礎的な事項が身についている児童が多いですが、
「分数」「立体図形」の問題では課題が見られますので、繰り返し学習できるように指導計画を立て
取り組みます。
小学校:算数B
算数Bでは、31.7%の児童のつまずきに対する実態把握を各校において実施し、一人一人に放課
後等の時間を使用し対応する取組を実施します。また、「量と測定」以外の領域が低い正答率になっ
ていることから、課題が見られた問題の内容にある活動を授業の中で再現するなどの授業改造を行い
ます。そして、算数的活動を取り入れて指導事項を指導するように授業改造をさらにすすめたいです。
具体的には、特に問題の中にある条件を読み取り、既習事項を活用して解く問題の正答率が低いので
授業の中に取り入れていきます。
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平成26年度
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全国学力・学習状況調査結果(中学校:国語)
調査結果の分析
中学校:国語A
本市の正答率は84.4%であり、全国平均と比べると+5.0ポイントでありました。正答数の分
布グラフを見てみると、全国の分布グラフと比べると正答率の高い区分が多くなり、15問以下の正
答数の生徒も3.6%であり平均と比べても低い状況であります。領域別でみてみると、すべて領域
で全国平均を上回っています。設問別にみてみると、「叙述の仕方などを確かめて、適切に書き換え
る」問題に課題が見られます。他の設問は全て高い正答率であります。
中学校:国語B
本市の正答率は55.3%であり、全国平均と比べると+2.3ポイントでありました。正答数の分
布グラフを見てみると、3問以下の正答数の分布が28.0%あり課題が残ります。
領域別でみてみると、すべての領域で全国平均を上回っています。
設問別にみてみると、「表現の技法について理解する」問題に課題が見られます。
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具体的な改善方策
中学校:国語A
国語Aでは、3.6%の生徒のつまずきに対する実態把握を各校において実施し、一人一人に放課後
等の時間を使用し対応する取組を実施します。基礎的な事項が身についている生徒が多いが、繰り返
し基礎基本の知識・技能が学習できるように指導計画を立て取り組みます。また、家庭学習の改善に
向けて課題の工夫(自分で課題を設定する・習熟度別)を行います。
中学校:国語B
国語Bでは、28.0%の生徒のつまずきに対する実態把握を各校において実施し、一人一人に放課
後等の時間を使用し対応する取組を実施します。また、「書くこと」の領域の正答率が50%を下回
っていることや他の領域の正答率も6割に達していないことから、今回の問題の内容にあるような活
動を授業の中で再現するなどの授業改造を行います。そして、言語活動を通して指導事項を指導する
ように授業改造をさらにすすめます。さらに、朝読書・NIE・学校図書館活用の取組を継続します。
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平成26年度
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全国学力・学習状況調査結果(中学校:数学)
調査結果の分析
小学校:数学A
本市の正答率は73.2%であり、全国平均と比べると+5.8ポイントでありました。正答数の分
布グラフを見てみると、全国の分布グラフと比べると正答率の高い区分が多くなり、13問以下の正
答数の生徒も7.4%であり平均と比べても低い状況であります。領域別でみてみると、すべての領
域で全国平均を上回っています。設問別にみてみると、「図形」の問題に課題が見られます。他の設
問は全て高い正答率でありました。
小学校:数学B
本市の正答率は73.2%であり、全国平均と比べると+5.8ポイントでありました。正答数の分
布グラフを見てみると、5問以下の正答数の分布が18.0%あり課題が残ります。特に4問・5問
の分布域で山がみられ、二極化傾向にあります。領域別でみてみると、全ての領域で全国平均を上回
っています。設問別にみてみると、「事象を理想化・単純化し、その結果を数学的に解釈し、問題解
決の方法を説明することができる」問題に課題が見られます。
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具体的な改善方策
小学校:数学A
数学Aでは、7.4%の生徒のつまずきに対する実態把握を各校において実施し、一人一人に放課後
等の時間を使用し対応する取組を実施します。基礎的な事項が身についている生徒が多いが、繰り返
し基礎基本の知識・技能が学習できるように指導計画を立て取り組みます。また、数学への関心等が
より向上するように教材の工夫をするなど授業改造を進めていきます。
小学校:数学B
数学Bでは、18.0%の生徒のつまずきに対する実態把握を各校において実施し、一人一人に放課
後等の時間を使用し対応する取組を実施します。また、生徒同士で話し合わせたり、解答の説明をし
たりする等の数学的活動を授業の中で行うなどの授業改造を行います。また、解答の時間が足りなか
ったと質問紙で答えた生徒が多かったので、目的に応じて読む力の育成に取り組みます。
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平成26年度全国学力・学習状況調査結果(児童・生徒質問紙)
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調査結果の概要
児童質問紙
児童質問紙の結果をまとめると、本市の児童は、学校に楽しく通っており、授業中のわからないと
ころなどは、気軽に教師や友だちに尋ねることが出来るようです。また、悩みなどの相談も全国平均
よりも相談しやすいと答えています。また、本やインターネットを使用してのグループでの調べ学習
も盛んに行われていることがわかりました。
反面、朝食や就寝時刻の状況をみると,少し生活リズムが不安定な状態にある児童がいることがう
かがえます。また、1日におけるテレビやDVD、ゲームの時間が平日においても多く、その分家庭
学習の時間が全国に比べると少なくなっています。読書を好きになれずに、まったく読書をしない児
童もいる状況であることもわかりました。また、国語の授業において、よくわかっていない児童がお
り、授業のあり方を工夫しなければならない実態も見受けられます。そして、算数においては、教師
の教授した内容を覚えることを重要視して、自分で考える習慣が出来ていない状況にあります。
予習をあまりしないことや自分で計画を立てて勉強していないことから考えても、本市の児童の特徴
として、指示されたことをしっかりやればよいと考えている児童が多く、自ら考えて行動したり、勉
強したりする積極性に欠けることが考えられます。授業や日常の教育活動における指導方法の改善が
望まれます。
生徒質問紙
生徒質問紙の結果をまとめると、本市の生徒は、楽しく学校に登校しており、朝食や就寝の状況を
みてみても規則正しく生活しています。また、テレビやゲームに費やす時間もあまり多くないようで
す。テスト前などには、自分で計画を立てて勉強している姿が見受けられますが、平日は学習時間が
少ないようです。また、復習や宿題はよくやっていますが予習はあまり取り組まれていないようです。
国語については、好きと解答した生徒が全国平均を大きく上回っていることと、発表するときの工
夫や読み方の意識の持ち方、問題を最後まで解こうと努力していくことなどを併せて考えますと、国
語の授業や取組が工夫され充実していると考えられます。また、読書についても「好き」と解答した
生徒が平均を大きく超えており、学校での取組の成果と考えられます。数学については、平均的な解
答が多かったです。その中でも普段の生活の中での活用を考えていたり、解き方や考え方がわかるよ
うにノートに書いていたりしているので、数学への意識も高いと考えられます。
総合的な学習の時間において「自分で課題を立てて情報を集め、整理して、調べたことを発表する
学習活動」いわゆる「探求型の学習」ができていないことがわかりました。全校挙げての取組を実施
したいと考えています。
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豊後高田市の児童・生徒質問紙の調査結果をふまえて
・基本的生活習慣の定着
【テレビ・ビデオ・ゲーム時間の削減・就寝起床時刻の定時化】
・学習・読書が楽しくなる取組の充実
【授業改造「教材教具の工夫・探求型授業・言語活動や算数的
(数学的)活動の充実」
】
・家庭学習の充実
【保護者・PTA・学校運営協議会と連携した取組と宿題(課
題)の工夫】
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平成26年度
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全国学力・学習状況調査結果(学校質問紙)
調査結果の概要
小学校:学校質問紙
本市では、算数A・国語Bが全国平均を超えるなど教科学力が比較的高く、児童の自尊感情も高く
なっています。また、算数への関心が高いことも挙げられます。
このことは、学校運営において学力向上に向けた取組・指導方法が充実していると回答しているこ
とや地域の人材・施設の活用や教員研修教職員の取組、個に応じた指導をしていると回答しているこ
とと関係があると考えられます。
しかし、児童質問紙では児童の生活・学習習慣や学習に対する関心・意欲・態度、言語活動・読解
力についてのスコアが低く課題が見られます。
中学校:学校質問紙
本市においては「生徒」は全体的に高いレベルでバランスがとれています。しかし、総合的な学習
への関心等が平均より低い状況です。このことは、総合的な学習への教員研修や教職員の取組に課題
があると回答していることと関係があると考えられます。
また、学校質問紙においては、教科に関する指導や地域の人材・施設の活用、学力向上に向けた取
組・指導方法のスコアは高いのですが、個人に応じた指導が全国平均であることから、個に応じた指
導に課題があると学校は捉えていると考えられます。
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豊後高田市の学校質問紙調査の結果をふまえて
・学習・読書が楽しくなる取組の充実
【授業改造「教材教具の工夫・探求型授業・言語活動・算数的活動の充実】
・関係機関との連携及び取組の充実
【家庭・PTA・学校運営協議会と連携した取組】
・活用力を育てる場の設定
【授業や学校行事・宿題・家庭学習などの取組の中で考え判断し行動する取組】
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