医療画像情報などの諸特性に関する研究

県立広島大学
医療画像情報などの諸特性に関する研究
保健福祉学部 コミュニケーション障害学科
教授
大西 英雄(おおにし ひでお)
連絡先
専門分野:
県立広島大学 三原キャンパス
3413 号室
Tel 0848-60-1268
Fax 0848-60-1186
E-mail [email protected]
核医学技術学 脳機能画像学 医療情報学 医用
ネットワーク コンピュータシミュレーション
(3)fMRI(functional MRI)及び PET,SPECT 画像を
用いた統計学的脳機能画像処理に関する
臨床応用の研究及び評価.脳内部における
機能を画像化することで,病態の把握とそ
● 現在の研究について
の予後に関しても十分予測可能となる.特
○ 医用断層画像に用いる画像再構成処理及び
に,認知症例に関する脳機能や脳腫瘍にお
各種画像処理の開発についての研究
ける手術適応なの重要な情報に関する研
(1)医用断層画像(CT 画像,MR 画像,SPECT
究及び評価を行う.
画像及び PET 画像)の画像再構成法(逐
次 近 似 型 再 構 成 , Filtered (4)脳動脈瘤などの血流動態
(血流の流れ)を数値流
Back-Projection 法など)の評価及びそ
体計算シミュレーション
の応用.数値ファントムを利用したシミ
にて解析し,MRI 画像か
ュレーション計算処理の検証.断層画像
ら血管のみを抽出(MRA
の最適な処理のパラメータを開発する
画像)して.血流動態及
ことで,医療画
び脳動脈瘤の破裂による
像検査の短縮
出血予想などを行う研究.
やその診断精
キーワード:
画像再構成処理 医療画像処理 脳機能画像
ICOM 医療LAN e-Learning
D
度の向上に寄
● 今後進めていきたい研究について
与する.
1)嚥下造影検査画像からの定量化
(2)SPECT 画像及び PET 画像を用いた脳血流
2)空気力学を応用した声帯の動きに関する
定量評価(統計学的脳機能解析)の開発
動態的な定量評価
と臨床的有用性の検討.特に認知症の画
像診断におけるコンピュータ支援診断
CAD (Computer aided diagnosis)に関す ● 地域• 社会と連携して進めたい内容
➀ 画像再構成の精度向上で診断精度が向上
るシステム構築及びその評価法の検討.
し、診断や治療効果判定に大いに貢献する。
画像診断を CAD 化することで,一次診断
➁ 医療情報を利用した健康管理法及び医療
の精度の向上し,診断画像データベース
機関内のIT化の促進に貢献する。
を構築するこ
とで,広く一
● これまでの連携実績
般の診療施設
➀ 地域の基幹病院及び臨床病院
に医療画像ネ
➁ 医療機器及び健康管理器具開発企業
➂ IT関連企業とその団体
ットワークの
構築に寄与.