FactoryCAD - Siemens PLM Software

Tecnomatix
FactoryCAD
効率的な工場を迅速に設計する3D工場レイアウトソフトウェア
fact sheet
Siemens PLM Software
www.siemens.com/plm
概要
FactoryCADは、詳細でインテリジェントな工場モデルを作成するのに必要なすべての機能を提供する工場レイアウトアプリケー
ションです。FactoryCADでは、直線や弧、円を作図することなく、「スマートオブジェクト」を使用して作業することができま
す。「スマートオブジェクト」とは、フロア、オーバヘッドコンベア、中二階、クレーン、材料運搬用コンテナ、オペレータなど、
あらゆる工場リソースをバーチャルに表示するオブジェクトです。これらのオブジェクトを用いることで、装置を作図することなく
レイアウトモデルを配置することができます。
利点
従来の3Dモデリングに比べて
90%の高速化
少ない時間と労力で2D/3Dモ
デルの作成が可能
設計プロセスの初期段階でレイ
アウト設計の問題を発見
費用のかかる再設計の問題を
回避
データの再利用により、レイア
ウトにさらに価値ある情報が付
加
解釈ミスの低減
他の解析パッケージとの使用が
可能
フ ァ イ ル サ イ ズ を 最 高 95%
縮小
特長
オブジェクトビルダツールキット
ルールが組み込まれたスマート
オブジェクト
インテリジェンスを付加する
一般ツール
シンボルライブラリ・マネー
ジャ
工 場 以 外 の CADユ ー ザ 用 の
オブジェクトイネーブラ
コスト情報抽出
床面積の自動レポート作成
軽量なビジュアライゼーション
(JT)ファイルのリード/ライト
FactoryCADのビジネス価値
FactoryCADでは、レイアウトの作
成や修正、ビジュアライゼーション
をより簡単かつ迅速に行えるため、
実際に工場を建設または改修する前
に、設計上の欠陥や問題を設計プロ
セスの初期段階で特定して取り除く
ことができます。また、他の関連ア
プリケーションのレイアウトデータ
を再利用することもできるため、時
間を節約し、より多くの設計を何度
も検討できるため、レイアウト情報
の価値がさらに高まります。全体と
して、最終間際の修正作業がなくなり、工場の操業を早期に開始することができます。このことは、財務
上、大きな利点となります。
FactoryCADの優位性
FactoryCADを使用すると、従来のCADを使用した2D図面よりも迅速に3Dモデルを作成することがで
きます。さらに、スマートオブジェクト技術により、ファイルサイズも2D図面ファイルよりも小さくな
るため、工場全体のモデリングに伴うデータサイズとパフォーマンスの問題も回避できます。
FactoryCADにより、エンジニアは2D図面よりもかなり情報量の多いフル3Dモデルを作成でき、設計プ
ロセスの初期段階で潜在的なレイアウトの問題を容易に発見できるようになります。これらのレイアウト
モデルをビジュアライゼーションやマテリアルフロー、離散系イベントシミュレーション(Plant
Simulation)といったプログラムで直接利用すれば、大幅な時間の節約につながります。
FactoryCADの活用方法
FactoryCADは、AutoCADやAutoDesk Architecture製品に用意されている機能をさらに拡張するだ
けでなく、工場の装置やリソースを表すスマートオブジェクトのライブラリも提供する、工場設計のため
の完全なソリューションです。スマートオブジェクトは2D表示と3D表示の両方に対応し、しかも主要な
パフォーマンス情報までもが組み込まれています。同様に、FactoryCADで作成したレイアウトからコス
トを見積ることもできます。FactoryCADのライブラリに用意されていない装置についても、オブジェク
トビルダを使って、軽量なパラメトリックオブジェクトモデルを独自に作成することができます。
FactoryCADを使用するには、AutoCADまたはAutoDesk Architectureが必要です。
Tecnomatix
fact sheet
FactoryCADの主な優位性
FactoryCADは、インテリジェ
ンスが組み込まれた多種多様な
工場レイアウトモデルを正確か
つ迅速に作成するための卓越し
たツールを備えています。直線
を作図したり、ブロックを作成し
たりする必要もなく、ドラッグ&
ドロップとスナップ操作でモデル
を作成することができます。
さらに、FactoryCADは、工場
設計全体において共通して見ら
れる難しいコミュニケーション
の問題も効果的に解決します。
すなわち、工場の設計を3Dで
表示することができるため、設
計のコラボレーションが促進
し、それによって、工場設計プ
ロセスの初期段階で設計上の問
題をいち早く発見することがで
きるようになります。レイアウ
トの3D表示、シミュレーショ
ンプログラムへのデータ出力、
マテリアルフロー解析のベース
となるモデルの活用、コストな
どのレポートの作成が簡単に行
えるため、工場モデルからより
多くの情報と価値を得ることが
できます。
主な機能
CADビ ュ ー ワ 以 外 で の 3Dモ デ ル の 表 示 : ス
マ ー ト オ ブ ジ ェ ク ト に は 、 Teamcenter
Visualization MockupやVolo View、Viz 4
( 3D StudioVis) な ど の 多 く の 一 般 的 な
ビューワで工場モデルを表示できる技術が組み
込まれています。
コンベアオブジェクト :ベルトコンベア、Vベ
ルト駆動ライブローラーコンベア、重力式ロー
ラーコンベア、ストラクチャトラックコンベ
ア、パレットアセンブリコンベアといったパッ
ケージコンベアから、車両フロアコンベア、ク
ロストランスファ、リフトシステム、チェーン式コンベア、パワーアンドフリーコンベアといった高性能
コンベアに至るまであらゆる種類のコンベアが利用できます。
ロボットオブジェクト:ABB、ファナック、Kuka、川崎重工業などの一般的なロボットについては、極
めて詳細な数多くのモデルがオブジェクトとして利用できます。内蔵のフォーワードキネマティクス機能
を使用して、これらのロボットの関節運動を目的の位置で制御することができます。
豊富な材料運搬オブジェクト:橋形クレーン、ジブクレーン、リフトテーブル、コンテナ用のターンテー
ブルなど、材料運搬装置の広範なオブジェクトが用意されています。
オブジェクトビルダによるオブジェクトの作成:オブジェクトビルダツールキットを使用すると、工場設
備の独自のオブジェクトを3Dで作成することができます。作成したオブジェクトは、FactoryCADに用
意されているスマートファクトリオブジェクトと同様に瞬時に修正することもできます。
オブジェクトイネーブラによるオブジェクトの共有:オブジェクトイネーブラツールキットを工場設計以
外のCADユーザに配付して共有すれば、FactoryCADで作成したモデルや図面を他のAutoDeskプログ
ラムで表示することができます。
ブロックとシンボルの管理ツール:スマートオブジェクトに加えて、FactoryCADには従来のシンボルや
ブロックが何百種類も用意されています。FactoryCADでは、ブロックを選択、追加、コピー、移動、削
除して、自由にライブラリを編集することができます。
クリアランス検出:工場を設計しているときは、FactoryCADのクリアランス検出機能を常時使用して、
設計プロセスの初期段階でレイアウトを検証することができます。
BOMの作成:工場内の設備に関するインテリジェントなBOM(部品表)レポートを作成することができ
ます。この機能は、ケーブルトレイやフェンスのように複雑でいくつにもセグメント化された設備には特
に重要です。
CADデータのインポート:NX™、Parasolid®、VRML、またはJT™フォーマットのツーリング/製品の
CADデータをスマートオブジェクトとしてインポートすることができます。
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