日本福音ルーテルなごや希望教会 発行所 名古屋市千種区今池 3-5-19 今池礼拝所 ℡052(732)5545 名古屋市千種区富士見台 4-100 自由ヶ丘礼拝所 ℡052(722)5796 名古屋市名東区高柳町 708 名東礼拝所 ℡052(771)5267 発行者 題字 春霞 書 末竹 十大 2013 年 4 月 14 日発行 季刊 第 16 号 断罪という救い 牧師 「信じます。わたしの不信仰を助けに 来てください。」 （マルコ 9:24）と叫ん だ父親は、「信じます」と言いながら、 自らの不信仰を認めている。彼は信仰が あるのかないのか。いや、彼は不信仰を 認めて、信仰を与えられているのだ。 「信 じます」とは自分が不信仰であることを 認めることであり、その不信仰から助け 給うイエスを信頼する言葉である。つま り、自らの不信仰である罪を認めたとき、 信仰があるのである。人間としての自ら の信仰は「できれば」と限定をつけてし まう不信仰であり、不信仰を認める信仰 はイエスの言葉から起こされていると いうことである。その言葉とは「信じる 者にはすべてが可能である」（マルコ 9:23）という言葉である。この言葉を聞 いて、父親は自らの不信仰を認め、罪の 自覚の中で救われているのである。 救いとは断罪である。断罪されること を受け入れるとき、そのときあなたは救 われている。自己に絶望しているからで ある。そして、神に信頼するからである。 神への信頼は、わたし自身に絶望すると きに与えられるものである。それを信仰 と呼ぶのである。神の言の中に身を堅く することが信仰である。神の言にすがり 末竹 十大 つくことが信 仰である。すが りつくとき、信 仰が与えられ、 あなたの信仰 ではなく神の言があなたを立たせるの だ。 罪の底において、我々は救われている。 罪深き自己を認めるとき救われている。 これは神秘である。信仰とは神秘である。 わたしには救われるべき何ものもない と認めるとき救われるのだから。このわ たしは救いがたい罪人であると認める とき、あなたは救われているのだ。これ をこそ神秘と呼ぶのである。 この神秘は矛盾を抱えている。救われ 難い自分自身を認めていながら、救われ ると信じているのだから、矛盾している。 この不可思議な矛盾の中でわたしは救 われている。神はこの矛盾を越え、十字 架において罪を断罪しつつ、救いを実現 する。 信仰とは、神が確かであることを喜ぶ こと、わたしが断罪されることを喜ぶこ とである。神の言のうちで、我々は自ら の不信仰を認め、断罪を受け、そして、 神の確かさの内に立ち上がるのである。 日本福音ルーテルなごや希望教会 季刊紙 心地よい礼拝、和やかな祝会 愛 第 16 号 村松 正義 みつつ会話をしながらひと時を過ごしま した。 その後、久しぶりに日本に来られた 元・Ｊ３（語学宣教師）ジーナさんが挨 拶、 「ティーンズ・キャンプ」に参加した ４人の中学生がはにかみながら前に出て 報告、出席者 95 名、スタッフ 40 名の楽 しいキャンプだったようです。 今年のイースターの礼拝は、3 月 31 日 続いてルーテル幼稚園の２名の新任教 に今池礼拝所で 100 名余りの出席者を得 師、受洗者・多部姉の挨拶、２ヶ月前ご て合同で行われ、10 時 30 分の開始時間 ろから「洗礼を受けたい」と思うように と共にハンド・ベルの音色が教会全体を なり、末竹牧師に願い出て受洗に至った 包み込み、心地よい気分になって礼拝が ようです。現在のお住まいは大阪とのこ 始められました。 とでなごや希望教会には「他住会員」と いつもの礼拝より華やかに感じるのは しての登録になりますが、大阪に戻られ 幼稚園の先生たち、小・中学生、そして ても近くのルーテル教会に通われるそう 幼少児が 10 名余りも出席されていたこ です。もちろん名古屋に来たときには礼 とでしょうか。当日は礼拝の中でルーテ 拝に出席するとのことでした。 嶋代議員から心のこもった受洗者・多 ル幼稚園の新任教師３名の就任式もあっ たのですが、感謝すべきことは「洗礼式」 部姉への「お祝いの言葉」の後、小休憩、 が行われ、今池礼拝所の伊藤姉の娘さん その後、今回で？回目かのお披露目とな である多部嘉余子姉が受洗されたことで る「聖歌隊」の素晴らしい歌声に会場か した。 ら大拍手が起こり、最後に全員で「いつ くしみ深き」を合唱。嶋姉の閉会の祈り 末竹牧師によって｢受動的主体の開け｣ によって祝会は終わりました。 と言うテーマで説教があり、聖餐式が執 り行われ、祝福、派遣の歌と進み礼拝は 終了。報告の後、場所をノア・ホールに 移し、イースターの祝会がヨシミ・ミド リ、川上美佐子の両姉の司会で始まり、 食前感謝の祈りを末竹牧師が、鈴木一恵 姉の乾杯によって会食となりました。 祝会の食事はいつものように「持ち寄 り」で、教会員の手作りのご馳走を楽し 2 日本福音ルーテルなごや希望教会 季刊紙 愛 第 16 号 ユーカレスト・デオ 今年のイースターに４半世紀も前に自 由ヶ丘礼拝所にＪ３（語学宣教師）とし て３年間籍を置かれていたジーナ・ノル キストさんが来日され、礼拝から顔を見 せて下さいました。そこで祝会終了後に ちょっとお話しを伺ってみました。 －久しぶりの日本だと思いますが，日本 イースター祝会にて。写真中央がジーナさん の教会は変わっていましたか？ 少しは変わったけれど大切な事は何も －今は何をされていますか？ 変わっていません。礼拝も同じだった。 アメリカに帰国後、免許を取得して障 －ご結婚はされたのですか？ 害者のための小学校教師をしています。 27 歳の時にしました。もちろん今も継 －日本の教会へのメッセージがあれば 続中です。主人は今、アフガニスタンで ユーカレスト(聖餐)・デオ(神)、スペ 弁護士として勤務していますが。 イン語で感謝を表します。全てに感謝す －前に日本にＪ３として来られたのは何 ること。それと幼稚園、ＣＳは最も大切 か理由があったのですか？ なものです。育ててください。これから ＥＬＣＡが用意していたのは香港と日 教会は伝統的なものを大切にしながら変 本でした。香港は学校での授業のカリキ わっていくべきだと思っています。教会 ュラムの一つとして、日本は教会での勤 自らがメッセージを発信し、近隣のニー 務という違いがあったのが理由の一つ。 ズに応えていくように。 もう一つはクリスチャン人口が１％しか －ありがとうございました。 ないと聞いていたので、その中にいる日 25 年の歳月を経てもジーナさんは、そ 本の教会の人たちを尊敬していたからで の明るい笑顔も昔のままでしたが、今で す。 もまだ宣教師でした。 （Ｍ） 祝会の時に私の隣に座った方は始めて なにか心に響いてくるものがあったそう 教会の礼拝に出席されたとのことで偶然 で、また機会があれば来たいと話されま 同年齢でした。今池に仕事上の事務所が した。 あり、時間があったので教会の前を通っ 祝会には教会に２回目の方、初めての たところ「どうぞ、お入り下さい」とご 出席者もありました。子ども達も多く和 婦人から声をかけられ礼拝から出席され やかな楽しい時間でした。いつか若い人 たそうです。 たちが洗礼まで導かれ、教会が発展して 礼拝で説教を聞き、続いて祝会で集い いくことを願っています。 3 日本福音ルーテルなごや希望教会 季刊紙 愛 第 16 号 名東礼拝所のイースターの夜 国際礼拝では、３月 31 日午後５時から 榊原 有作 ースターと満開の桜、何という幸せでし ロウエル・シェパード牧師によりイース ょう。 ターの礼拝が守られ，礼拝の後は持ち寄 私たち礼拝バンドのメンバーが礼拝の りパーティー（ポットラックパーティー） １時間前からリハーサルを始めるのと同 を開き、喜びに満ちた１日を迎えること 時に子ども達の日曜学校も始まりました が出来ました。 が、本日はお待ちかねのイースターエッ 例年より少し早く咲き始めた桜の花は、 このイースターの日にまさに満開を迎え、 地下鉄「藤が丘」の駅から名東礼拝所ま での道のりは見事な桜の回廊となってお りました。毎年この時期になりますとこ の道を通って教会へ行くのが楽しみで仕 方ありませんが、今年のイースターの日 に幸運にも満開が重なり、うきうきとい つもより少し早く教会へ向いました。イ いましたが、今はなかなか機会がなく寂 素敵な演奏にアプローズ？ しい感じがしますとリーダーのアレンさ 礼拝中、演奏が終わるたびに思わず拍 んに伝えると「教会から要請されればい 手したくなる…そんな素敵な空間を提供 つでも演奏に行きます」と笑顔で答えて している｢名東バンド｣の皆様に少しだけ くれました。 オルガン・ピアノの静かな礼拝に慣れ お話しを伺いました。 前任者のフレデリクソン牧師が在任中 ている私たちにとっては違和感がありま は時折、今池礼拝所などで演奏をされて すが、アレンさんが所属していたバプテ ストでは一般的な形式だそうです。 ｢私たちは全てのジャンルの演奏がで きます。大丈夫ですよ｣ アレンさん、ダニエルさん、ウイリア ムさん、榊原さん、バイロンさん、地主 さんの６人で構成されている「名東バン ド」 。１つになったなごや希望教会の合同 「名東バンド」の皆さん。 左からダニエルさん、ウイリアムさん、リーダ ーのアレンさん、榊原さん。 の業としてコラボしていきたいですね。 （Ｓ） 4 日本福音ルーテルなごや希望教会 グ作りです。我々のリハーサルの音に負 季刊紙 愛 第 16 号 賑やかな１日となりました。 けないくらいの子ども達の歓声が隣の部 国際礼拝ではこのような祭日の行事へ 屋からは聞こえて参りました。途中でこ の皆様のご参加をいつでも歓迎しており っそりと覗いてみますと、うす緑やうす ます。また通常の主日礼拝は午後５時か 青色の、そしてピンクなどの色とりどり ら始まります。皆様に一度ぜひ顔を出し の美しいイースターエッグが春の陽光に てくださいますようにお願いを申し上げ、 輝いてバスケットに鎮座しておりました。 私の国際礼拝よりの報告とさせて頂きま 礼拝は以下のようでした。 す。 ［聖書日課］ 使途言行録 10 章 34～43 コリントの信徒への手紙 15 章 19～26 ルカによる福音書 24 章１～12 ポットラックによる会食 編集室から 末竹牧師はじめ総勢６名で の「国際礼拝」への参加でしたが、礼拝 中の音楽もさることながら、礼拝に出席 していた多くの子供たちが騒ぐことなく パワーポイントを使用しての説教 説教ではシェパード牧師は「ルカによ 説教に聞き入り、静かに厳かに執り行わ る福音書」の中のイエス様の復活のスト れる姿に感動。会食後に教会の外にいた ーリーと他の福音書でのストーリーの違 小さな男の子に「ありがとう。さよなら」 いについて考察され、信じる者の心のあ と告げると「気をつけてお帰り下さい」 り方をお話し下さいました。 と思いもよらない挨拶をされまた感動。 礼拝の後は交わり室で、皆が持ち寄っ そんなに遠くないのに知っているようで たごちそうで楽しくパーティーが開かれ 知らない「名東礼拝所」。皆様も一度出か ました。礼拝に出席された末竹先生が食 けてみませんか？ 事の前のお祈りをして下さった事は我々 ［名東礼拝所礼拝日］ にとって大変光栄な事でした。 週日礼拝 隔週金曜日 10 時 30 分～ フレデリクソン牧師が任期を終えられ 聖書研究 毎週日曜日 16 時 00 分～ て帰国された後、信徒数の持続的な減少 主日礼拝 毎週日曜日 17 時 00 分～ に胸を痛めている国際礼拝ですが、この 因みに国際礼拝は英語で行われますの 日は約 40 名の人々にご参加を頂き大変 で、それなりの覚悟で。 5 日本福音ルーテルなごや希望教会 季刊紙 愛 第 16 号 景ではあると思うのですが、質問の内容 求めよ、されば与えられん がご自分たちの生活に密着した現実的な ものが多く、私たち教会員の集会では 中々味わえない新鮮な体験をすることが できました。 神のみ言葉に人としてどう対峙してい くのか、聖書の語る人間像に照らし合わ し「信仰とは？」 「愛とは？」 「いい人生 とは？」等々、参加されている方が各々 自由に質問し純粋に語り合う、私たちキ リスト者が経年経過して忘れつつある何 文語体聖書の輪読に始まり、 その解説、 かがそこにあるようにも思いました。 集まったメンバーは、教会員はヨシミ姉 のみで後は友人、近所の方で構成された 「信仰に導かれるには？」との問いに 家庭集会、末竹牧師も決して未信者であ ヨシミ姉が造られた和菓子を例に「食べ るとの遠慮もなく、普段どおりのお話し なさいと出されたものを吟味するのでな を柔らかくでもなく語られる。それでも く、ためらわずに口に入れるようなもの 集会は質問が飛び交い活気に溢れ、時間 です」との末竹牧師の答えに「よく分か の経過を感じさせない楽しさで成立して ります」とうなずかれる出席された人た いる。そんな不思議で楽しいヨシミ姉宅 ちの明るい笑顔を見ながら、いまは聖書 の家庭集会に３月 25 日、 牧師に同行して を純粋な気持ちで学ばれているだけかも 参加させて頂きました。 知れませんが、その探究心が、この集会 いつもの集会の雰囲気を壊してはいけ を通して形づくられ、いつの日か「求め ないとの想いから、静かに集会のメモを よ、されば与えられん」となる日がくる とりながらの取材。開始時間の午後２時 ことを祈っています。 （Ｓ） にはヨシミ姉を含めて５名の方が集まり、 ピアノ演奏つきで讃美歌を歌い、聖書の 輪読、文語体なので読みづらそうな雰囲 気ではありましたが久しぶりに聴く文語 体聖書の響きに力強さを感じました。 当日の箇所は「コヘレト書」 、文語体聖 書では「伝道の書」、輪読のあと末竹牧師 が一節ずつ解説、その間に参加されてい 写真はヨシミ姉宅家庭集会のメンバー。 左から水野邦子さん、鈴木栄幸さん、末竹 牧師、柏倉美喜さん、野場清美さん、前列 右はお馴染みのヨシミ・ミドリ姉 る方から次々と質問がなされ、末竹牧師 もそれに応え、理解するまで様々な例を 用いて話される。家庭集会ならではの光 6 日本福音ルーテルなごや希望教会 顕現日に受洗された加藤姉に 季刊紙 愛 第 16 号 「保育も人 として必要な正 チョッと聴いてみました 義感や責任感を ２月３日、教会総会終了後の慌ただし もち、子ども達 い時ではありましたが今年の顕現日に受 と共に学んでい 洗された加藤令子姉にチョッと聴いてみ ける喜びのある ました。丁度その日がご自分の何回目か 素晴らしい仕事だと思っています」と語 の誕生日と重なる事を記念として受洗を られる加藤姉に芯の強さを感じました。 決意されたそうで、正に思い出に残る洗 当時、キリスト教保育ではない幼稚園 礼式となられたようです。 などを経験され、ルーテル幼稚園での保 なごや希望教会との繋がりは、ルーテ 育に携わり、決められたカリキュラムで ル幼稚園の前田姉の紹介で５年ほど前に 行われている保育と自由保育の違いを感 非常勤教師として子ども達の保育に携わ じられたようで「自由保育では子ども達 れたことで、今は充電期間として休止さ からの『心の響き』が感じられた。この れているそうですが、いつか再始動され キリスト教の保育の理念が、私の今回の ることを期待します。 洗礼にも後押ししてくれたように思いま 「ルーテル幼稚園で非常勤教師として す」と語られる加藤姉は、ご主人との間 働いていたときに末竹先生からキリスト に一男一女を授かり、既にお嬢さんは嫁 教保育のあり方、聖書と礼拝について学 がれ、 お孫さんもいらっしゃるとのこと。 び、また今回も同じ末竹先生のお支えに お嬢さんの結婚された相手の方の職業が、 よって洗礼まで導かれました。先生がい 昔、加藤姉が夢見ておられた警察官であ て下さったことに感謝しています」 。 ると伺い、人生の不可思議さを思いまし とはっきりした口調で語られた加藤姉 た。 は 1958 年１月６日に生を受け、小学校の 教会学校で撒かれた小さな種が、時を ４年生くらいから、当時「日曜学校」と 経て実を結び、花を咲かせる。私たちの いっていた頃の守山にある教会の教会学 知恵では推し量る事の出来ない時間の中 校に中学生になるまで通われました。当 で事を成す神の力の偉大さを想うと共に 時の思い出としては「日曜学校」で貰え 教会学校（こどもの教会）の大切さを改 るカードを集めるのが楽しみだったそう めて考えさせられました。 です。子どもの頃は「警察官になる」こ 「洗礼を授かるまでは教会に来ても落 とを夢見て過ごし就職まで考えられ、結 ち着かない時が多かったのですが、今は 果としてはご両親に反対され諦められた 来るのが楽しみになりました。 」 そうですが、警察官のように「正義感と 編集員の問いかけに、はっきりと一つ 責任感を持つ仕事をしたい」という思い ひとつ答えられる加藤姉の明るい表情が は持ち続けられたとのこと。 印象的なインタビューでした。 （Ｍ） 7 日本福音ルーテルなごや希望教会 思い煩うのをやめなさい 市川 季刊紙 愛 第 16 号 いのちの言⑤ どんなことでも、思い煩うのはやめなさ い。何事につけ、感謝を込めて祈りと願 いをささげ、求めているものを神に打ち 明けなさい。そうすれば、あらゆる人知 を超える神の平和が、あなたがたの心と 考えとをキリスト・イエスによって守る でしょう 甸 「アーンして」 むかしラブラブいま介護 （シルバー川柳） 体調が悪く、 フィリピの信徒への手紙４章６～７節 １月中旬から病 出来たのは、この愛唱聖句が頭の中を駆 院通いの日々の けめぐり、 心を落ち着かせて呉れました。 生活に突然の電 今はラブラブの相手も介護の相手もい 話があり、愛唱 ない日々ですが、今の病気になって改め 聖句を季刊誌 て体験したことは、教会の方々から温か 『愛』に書くよ い励まし！心からの心配！そして支援で うにと、 しかもヤワラカク、と注文つき、 す。遠路はるばる高蔵寺まで見舞いに来 ヒネクレ老人は「ヒマ」だしねと勝手に て下さった方々に感謝しております。見 思いながら半強制的？に書くことになっ 舞いの手紙に、見舞いの電話、思い煩う てしまいました。そこで上記の川柳がコ のをやめなさい。どんなに煩ってもそれ チコチ頭に浮かびました。さて愛唱聖句 は疲れるだけ、明日のことは明日が自ら は記憶しているが聖書のどこだっけ？と 思い悩む。と主イエスの言葉です。団地 遠い記憶を探ることから作業開始、なに に、こどものために岐阜県瑞浪市からボ しろ 50 年余前のこと、コチコチ頭は忘却 ランテアとして来られる方とよく語りあ のかなたへ聖書の箇所探しで，贈られた います。私の病のことも話していたので、 聖書を開く突然の旅となりました。 心配だからベランダに黄色いハンカチを たどりついたのがフィリピ信徒への手 掲げておいたら？自治会の役員のご婦人 紙４章６～７節、 「どんなことでも、思い も同じことを話されました。団地では数 煩うのをやめなさい。～」この聖句は私 少ない挨拶を出来るご婦人です。何事も が聖文舎に働くことになったときに、ノ 思い煩うな、この文は口語訳の言葉です ルウェーのグードイ宣教師より贈られた が、旧い頭は旧い言葉を先ず思い出しま 聖句です。私は生来の楽天家なのでピッ す。高期高齢者の立派な証しですね。 タリだなあ～と思い現在もこの言葉に支 えられています。突然の発病で何が起き 編集後記 今池・名東礼拝所のイースタ たのか理解出来ない時だけが過ぎていっ ー・祝会、家庭集会訪問、受洗者インタ た。不安も頭の中を駆けめぐりましたが、 ビュー、いのちの言等など。今回も盛り 病のことよりも独り住まいの不安が強か だくさんの内容を皆様にお届けする事が ったです。この不安から抜け出すことが できました。ご協力感謝いたします。 8
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