ドイツ ミッション レポート

ドイツ ミッション レポート
(財)長野県中小企業振興公社
倉石修二郎
今年度の長野経済研究所さん「平成 17 年度海外視察−ドイツ製造業視察調査−」に同行する機
会を得ました。昨年度は、諏訪市商工課さん主催の「諏訪市海外視察団」にも参加させていただき、ヨ
ーロッパ(イタリア・スイス・ドイツ)の物づくりについて企業、研究所、メッセなどを視察して、多くの刺激
的な経験を持つことができました。
以前より、ヨーロッパ、特にドイツの強い製造業に興味を持っていましたが、もう一つ、ヨーロッパに
興味を持つに至った動機に、以下の資料がありました。
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21 世紀初頭の今、世界の潮流は、新たな産業革命の時代に入ったようです。
19∼20世紀の産業革命は、イギリスの蒸気機関発明に端を発したエネルギー革命で
した。以後、内燃機関から電力・原子力など多様な動力源によって、欧州から全世界へ発
展しました。
20 世紀後半には、情報化・エレクトロニクス化・サービス化、公害や環境問題など、革
新的な問題が続出してきました。
しかし、20世紀末から21世紀にかけて、エネルギー革命を原点としたオールドエコ
ノミーから、新しいニューエコノミーへの移行を背景に、産業構造が変革しようとしてい
ます。
翻って、日本の産業も戦後50年余りは、経済復興期から高度成長期において、石炭・
繊維・鉄鋼・造船・化学そして自動車・家電などのエネルギー多消費型の重化学工業や耐
久消費財の製造業が、産業のリーダーでした。
が1980年代になり、技術革新の「新しいウネリ」が生じ、マイクロエレクトロニク
ス革命、すなわち高度情報化の推進役でしたエレクトロニクス産業や、広義の情報産業が
リーダーになりつつあります。
さらに既存産業はグローバル経済化のなかで、海外展開を急速に進め特に中国への拠点
作りは、目を見張ります。
このように世紀ベースの構造変化は、世界レベルの「技術革新」や「物づくり」に、大
きな衝撃を与えてきました。
英国が端初だった産業革命は、またたく間に欧州全体に伝播しましたし、米国の T 型フ
ォードに代表される物づくりも、革命的変化をもたらしました。
この変化には、物づくりの基礎となる工作機械も、大きくかかわってきました。
そして、先進国の成熟化に伴い衰退し、特徴ある機種に拘ったメーカーだけが生き残っ
たのです。
苦悩しつづける今の日本の姿は、正に欧米の成熟化した先進国家や産業構造に生き写し
のようです。
そして特に考えなければならないのは、一過性でなく構造的な変革、すなわち新しい産
業革命に入っていることでしょう。
先輩諸国がなめてきた辛酸を過去の歴史に学ぶなかで、私達はその方向性を見つける大
事な時、それが今だと思う新しい年の初めです。
(出典)株式会社 松浦機械製作所 マツウラNEWS
No.123 歴史に学ぶこと 2003 年(平成 15 年)1 月号掲載
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この記事は、以前より自身で考え、持ち続けていたことを的確に表現してくれており、このなかでは
日本の製造業の高度成長・大量生産時代の終焉を告げています。
「新たな産業革命」へ、今後製造業の進むべき道の1つとして、質的に高い製品や部品づくりと過剰
な大量生産を志向しない「ヨーロッパの物づくり」があり、その重要性は今後一層増すとの認識を持っ
ています。ドイツ物づくりの「歴史、社会構造、関わる人々」など直に触れられればと思い、参加させて
いただきました。
1 今回のミッションの目的は
長野経済研究所さんの計画書では、その目的は、「長野県のものづくりは、高い研究開発力に裏付
けされた技術集約型への取組を強化する必要があり・・・」とありますが、自身としては、
・ドイツの古き良き時代の物づくり(コテコテのジャーマン魂)
・東ドイツ崩壊後、復興からの企業成長・政策
・EU(欧州連合)の展開に伴う政策、企業戦略
・前述の上での先端的な物づくり(自動車の電子化、半導体、マイクロエレクトロニクス等)
・それらに関連した現地日系企業の経営戦略
などを肌で感じ、自分の目で視る事でした。
公社に身お置き、20数年県内企業さんと係わって来ていますが、何時も感じていたことは、「高度
な加工技術を有している企業さんほど、加工で肝心な所にはドイツ製の機械を導入し、上手に活用し
ている」と言ったような事でした。それらの機械を作り出していて、日本の技術が素晴らしいと言われな
がらもその地位を相変わらず譲らない 「ドイツ物づくり」の秘密を解き明かし、今後の長野県企業の
産業支援に活かせればとの思いで参加させていただきました。
2 ドイツミッションの企画をお手伝いするにあたり
ミッションの企画を立てるに際し、長野県内外の企業さんに多大なご協力を頂いています。それと何
と言ってもJETRO長野さんの存在無くして、この事業は実施することが出来なかったとも言えます。
当初は、スイス・ドイツで計画を進めました。スイスを強く視察希望し、中堅の工作機械メーカーに対
して確実なルートで依頼したのですが残念ながら断られ、他社も当たりましたが、良い返事がもらえず、
企画途中で急遽ドイツ一国に軌道修正したのでした。
結果としては、ドイツ物づくりの2つ(旧西独・旧東独)の世界を垣間見る事ができ、終わった今とな
っては、良かったと言えるかと思います。
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3 全体のスケジュール
月日
1月24日(火)
1月25日(水)
1月26日(木)
1月27日(金)
都市名
訪問先
エスリンゲン
シチズン&ボーライ社(Citizen Machinery and Boley GmbH)
ゴスハイム
シューラー社(Schuler OHG Praezisionstechnik)
ウェレンディンゲン・ウィルフィン
ゲン
ハーマン社(Hermann Josef KG Hermann GmbH & Co KG Praezisions
Drehteile)
エスリンゲン
インデックス社(INDEX-Werke GmbH & CO.KG Hahn & Tessky)
ゲッピンゲン
カールユング社(K.JUNG GmbH)
シルタッハ
BBS社(BBS Kraftfahrzeugtechnik AG)
IWS 材料・ビーム技術フラウンホーファー研究所(Fraunhofer Institut IWS)
ザクセン州経済振興公社(Saxony Economic Development Corporation)
1月30日(月)
ドレスデン
ドレスデン工科大学 軽量構造・合成物質技術研究所(TU Dresden with
Institut for Lightweight Engineering and Polymer Technology)
VTD 真空技術ドレスデン社(VTD Vakuumtechnik Dresden GmbH)
1月31日(火)
2月1日(水)
ケムニッツ
南西部ザクセン商工会議所(Chamber of Commerce)
ゲマック社(GEMAC GmbH)
ドレスデン
キセノン社(XENON Automatisierungstechnik GmbH)
マイセン
UKM Fahrzeugteile GmbH (UKMマイセン成形・車両コンポーネント社)
オッテンドルフ・オクリラ
ADZ-ナガノ社(ADZ-Nagano GmbH & NAGANO KEIKI CO.,LTD).
4 視察企業の概要とその印象は・・・・
① Citizen Machinery and Boley GmbH(シチズンマシナリー&ボーライ社)
【住 所】Mettinger Strasse 11, D-73728 Esslingen, GERMANY
【TEL】+49-711-3906-124/【FAX】+49-711-3906-106
【サイト】http://www.citizen.de/start_en.php
【担 当】General Manager 山下 秀一郎氏 、General Manager Mr.Willi Gollmer
Managing Director Mr.Jurgen Lindenberg
【設 立】1870 年(明治 3 年)/【従業員】60 名
【企業概要】シチズンマシナリーヨーロッパと時計用小型旋盤メーカー
であったボーライ(BOLEY)社が、平成15年に合併して設立さ
れた会社。現在はCITIZENブランドのL20、B12、ボーライブ
ランドのBCシリーズの生産を行っています。
【コメント】
・19世紀の時計生産から続くものづくりの伝統。ショーケースに展示し
てあった昔の機械や治具は、姿が美しく、造形美に溢れていました。
・歴史ある街並みのなかに立地し、今もマイスターが居る組立工場。
・1968年の旋盤が今も稼動しています。この事実に、その時代の基本
設計の凄さを感じます。
・60年代、その頃は技術伝承などの良い教育プログラムを持っていた
ようです。
・熟練工などは、自分の仕事を天職ととらえ、誇りに思っているとのコメ
ント。
⇒ 恒久的な本物の物づくりが営まれる
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・経営は、時代に乗れないと、良いものづくりだけでは残念ながら会社は永続しないと言う、厳し
い現実がありました。
⇒ 時代を読み取る経営センス、理念が常に求められます
② Schuler OHG Praezisionstechnik(シューラー社)
【住 所】Am Forchenwald 7, D-78559 Gosheim, Germany
【TEL】+49-(0)7426-5283-0/【FAX】+49-(0)7426-5283-333
【サイト】http://www.schuler-praezisionstechnik.de/englisch/fs_start_e.htm
【担 当】Mr.Martin Schuler (Owner)
【設 立】1925 年(大正 14 年)/【従業員】250 名
【企業概要】設備:多軸旋盤 30 台、NC自動旋盤 55 台(シチズン製)
自動車用部品、水圧・油圧機器用部品等製造。
技術:旋削、研削、サブ組立 取引先:国内が9割、1割が海外
【コメント】
・切削加工だけでなく、研削・研磨・深穴加工等一貫した加工で、移動のロス、不良発生の低減
を図り、短納期、低コスト、品質維持を実現しています。また、生産途中での検査を充実してお
り、工程内での品質の作り込みも見受けられました。このため、不良率は数PPMの単位となっ
ています。
⇒ 顧客からのフィードバックは 90%以上が A 評価。
( 同社サイトより)
・同社の主体事業は、多軸旋盤・NC自動旋盤加工です。7割近くが自動車部品で、東欧に進
出しているデンソー等に納品し、既にカンバン方式に対応しています。このため多種少量生産
に向かないバー材自動供給の自動旋盤加工ですから、量産効果を活かすべく今の日本の常
識では考えられない自動倉庫を昨年設備しています。これは作り貯めしておき、小ロット多頻
度発注に対応するためです。自動車部品は、電気業界と違い部品の寿命が長く、発注に計画
性があり、しかも、不良在庫となりにくく、在庫リスクが少なく、納期遅れのリスクや段取り時間の
ロスよりも量産効果のメリットを狙ったものです。この辺、ただ古い管理技術に拘ってなく、「カン
バン方式」など新しい時代への柔軟なマネジメントが、南ドイツの片田舎にある中小企業の経
営に見てとれました。なお、「カンバン方式」は、ドイツにある教育機関で習得したとのことです。
・新受注部品、既存部品の技術トラブルなどはマイスターに依存していますが、日常的な生産
活動では、現場ワーカー(作業員)のスキル向上が重要との認識を十分持って、人材育成して
いました。
・同社の経営者は、3代目でしたが、今回の視察に対し、データに基づき細かい経営状況を説
明 し て お り 、 技 術 も 分 か る 経 営 者 と し て 、 日 本 で 今 流 行 っ て い る M O T (Mnagement Of
Techonology)を実践しているかのようでした。
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③ Hermann Josef KG Hermann GmbH & Co KG Praezisions Drehteile(ハーマン社)
【住 所】Lehr Strasse 57, D-78669 Wellendingen-Wilflingen, Germany
【TEL】+49-(0)7426-5196-0/【FAX】+49-(0)7426-5196-30
【サイト】http://www.hermann-drehteile.de/engl/hermannstart.htm
【担 当】Mr.Herbert Hermann(Owner)
【設 立】1965年頃(創立後約40年)/【従業員】35名
【企業概要】設備:マシニングセンター2 台、NC自動旋盤 30 台(シチズン製)
自動車用部品、医療機器用部品、電子部品等製造
技術:旋削、サブ組立 取引先:ドイツ国内向けが殆ど。
【コメント】
・工作機械を改造して複雑形状・材質に対応しようとする風土が、生産性、品質維持、自動車用
部品の量産、多品種少量生産の難削材加工(φ1-40mm)を可能としています。医療用など難
しい形状の部品にも対応していました。
(同社サイトより)
・内径を研磨する自作した小型加工機を、女性従業員が使っていました。安いゴムの下駄をは
かせ、その振動の遊びで、偏った研磨にならないもので、簡便な作業となるようにしていました。
意外と技術力の差は、このようなチョットしたところの積み重ねで、大きなものになるようです。
・工場の梁などの構造材に集製材(エンジニアリングウッド)を使い、工
場内の雰囲気を和らげ、とかく無機質的になりやすい物づくり環境に
配慮していました。部品製造の中小企業に多い、‘設備力’に依存し
がちな経営から、“人財”による技術力でマネジメントしようとする経営
者の思いが感じられ、これもドイツの強さではとの印象でした。
・同社は、住宅街のなかにあり、外見からは一般住宅としか見えない
工場で、深い伝統技術を尊重し、社長婦人が元気でアットホームな
物づくりをしているファミリィ企業でありました。
( 同社サイトより)
④ INDEX-Werke GmbH & CO.KG Hahn & Tessky(インデックス社)
【住 所】Plochinger Strasse 92, 73730 Esslingen, Germany
【TEL】+49-711- 3191-369/【FAX】+49-711- 3191-635
【サイト】http://www.index-werke.de/en/index/home/index.htm
【担 当】Mr.Claus Ritter(Sales Mananger Asia)
【設 立】1914 年(大正 3 年)/【従業員】2,270 名
【売上高】2004 年の INDEX グループの年間売上高 370 百万ユーロ(約 530 億円)
【企業概要】世界で最も大きな自動旋盤メーカーの一つ。
【コメント】
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・インデックス社は財団法人の形態により経営を行なっており、業績で得られた利益については、
一部を老人ホーム等に還元。 ← 創業社長さんの遺言による
・自動旋盤機械という1つ分野の中で大型から小型、単軸から多軸までバリエーションのある製
品を開発しています。
・自社の製品である旋盤の構成部品を、自社製品の自動旋盤を使って内製化し、そうすることで、
その加工ノウハウを商品化に活かす仕組みが出来ているように見受けられました。
・縦型自動旋盤の3次元加工構造の妙(下写真)。この発想はどこから生まれるのでしょうか?
( INDEX V100:同社サイトより)
・地域の同業企業(トラウブ)を救済し、町の産業を守っています。
・剛性ある機械の値段は国産の倍ですが、医療分野の難削材部品など
国産機では加工できない部品製造が可能とコメントしています。
・親子4代で働いている従業員がいるのが、地域に根付いている大きな
同社の特徴です。90年代に企業存続の危機が生じた時も、全員の賃
金をカットして雇用を維持しています。
( 同社サイトより)
⇒ 永年勤続 → 企業への帰属意識 → 技術の高度化、蓄積・継続が図られる
→ 結果的に技術力の流失も避けられる
・6軸の旋盤は設計力の違いか、日本メーカーは今無く、機械の生産性が高く、量産部品メーカ
ー向けに好調のようです。日本のトートーが発注しており、工場で組み立て中でした。
⑤ K. JUNG GmbH(カールユング社)
【住 所】Jahn Strasse 80-82, 73037 Goppingen, Germany
【TEL】+49-7161-612-184/【FAX】+49-7161-612-170
【サイト】http://www.k-jung.com/indexFlash6_jung.htm
【担 当】Mr.Thomas T.Mank(Manager)
【設 立】1919 年(大正 8 年)/【従業員】180 名
【売上高】37 百万ユーロ(約 53 億円)
【企業概要】中・小型のCNC平面研削盤、プロファイル研削盤メーカ。
【コメント】
・勤務時間は、コアタイムはあるものの、フレックスタイム制で多くの従業員は、早朝から勤務し、
3時には退社している様子が見られました。
⇒ 精度を要求される製品作りに残業など過労は禁物。それは不良品を作る元凶。
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・工作機械のベース鋳造品については、「自然のからし」を今なお
行い、その後摺動面の機械加工を施しています。製品の高精度
に拘っている姿勢が感じられます。
・現在は、コスト面からか組立に特化して機械製造しています。各
部品は、4年前から低コストで部品加工の技術力を持ったハン
ガリー企業などから調達していました。
・熟練技術である仕上げのキサゲ加工は社内にしっかりと残し、
高精度平面研削盤を製造。長野県内の金型製造企業に一時期
かなりの台数が導入された実績を持っています。
(JUNG JE 630:同社サイトより)
・過去に製造した製品の履歴データが、M&Aなどで別会社の経営に代わっても保管・管理が
継続されています。この保管されたデータは、古い機械のオーバーホールの場合などに利用
され、完全な部品の整合性、性能を維持保証しています。しかも元通りの精度を出すために熟
練工の技術を活かし続けています。 ← 物づくりの永続性
⑥ BBS Kraftfahrzeugtechnik AG(BBS社)
【住 所】Welschdorf 220, 77761 Schiltach, Germany
【TEL】+49-(0)7836-52-0/【FAX】+49-(0)7836-52-1140
【サイト】http://www.bbs.com
【担 当】Mr.Michael H. Baumgartner(Executive Vice President)
【設 立】1970 年(昭和 45 年)/【従業員】1,188 名
【売上高】2004 年: 190.4 百万ユーロ(約 270 億円)
【企業概要】自動車ホイールメーカの大手。1970 年、レーサーのバウムガルトナー氏(Bで始まる)
とその同郷の仲間であったブラント氏(Bで始まる)が共同で、ドイツの南部シュバルツワ
ルト(黒い森)の小さな町シルタッハ(Sで始まる)でレース用エアロパーツを作ったのが
事業の始まり。
【コメント】
・創業者が元レースドライバーであり、製品に必要とされる要素を熟知。また、レース業界と深い
繋がりを持つことができており、同社製品の物づくりの
開発・生産環境を自然体で獲得しています。
・レース用ホイールで培ったブランドを一般向け商品に
活用することでブランドの価値を引き上げています。
・ブランドに甘えず、高性能な製品開発と生産設備の
効率化を常に行っていました。
(新開発 BBS Air Inside :同社サイトより)
・以外であった事は日本の金属絞り加工メーカー(小野グループ:BBS 副社長)との深い絆。元
繊維機械メーカーであった日本企業と新技術開発(鍛造アルミホイール ⇒ 鍛造マグネシウ
ム)を行い、技術を進化させています。
・製品作りは進化させつつも、20年来一貫性のあるデザインで多くの自動車ユーザーに支持さ
れています。
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⑦ Fraunhofer Institut fuer Material- und Werkstofforschung (IWS)
(IWS 材料・ビーム技術フラウンホーファー研究所)
【住 所】Winterberg Strasse 28, 01277 Dresden Germany
【TEL】+49-351-2583-317/【FAX】+49-351-2583-314
【サイト】http://www.iws.fraunhofer.de/e_welcome.html
【担 当】Dr. Andreas LESON (Stellvertretender Institutsleiter)
【設 立】1993年(平成5年)/【所員】190名
【年間予算】15百万ユーロ(約21億円)
【機関概要】フラウンホーファー協会は欧州の応用研究において最大の組織。非営利組織である
当協会は1949年に創立され、現在80ヵ所の研究組織、そのうち58ヵ所の独自技術の
フラウンホーファー研究所から構成。
IWS 材料ビーム技術研究所は1993年にフラウンホーファー協会の一部となった。スタッ
フと研究員の多くは、すでに旧東ドイツのサイエンス・アカデミーで豊富な経験とノウ・ハウ
を身に付けてきています。当研究所は製造技術面も含み、レーザーや表面技術の分野
で応用研究を行っています。レーザー・ビーム溶接、カッティング、表面処理、薄膜や積
層システムへの溶着が活動の中心です。
【コメント】
・研究所は、産業界と科学者のグローバルな連携に対応するために、ヨーロッパ・アメリカ・アジア
の主要都市に事務所や研究所を設け、日本には東京都港区に代表部があり、様々な応用研究
と技術移転活動を行っています。年間予算約10億ユーロ(約1400億円)で3分の1を独連邦政
府、3分の1を独州政府が負担しています。その事業は、
□コンサルティング
□企業化調査
□契約に基づく研究と開発
□民間企業と協力の上でシステムを開発
□学者・エンジニア・オペレーターの教育・訓練
の分野で、ワン・ストップ・サービスを提供するとしています。
・その内の1つ IWS 材料ビーム技術研究所は名前のように、主にレーザー・ビーム技術と材料の
分野を担当。研究依頼先は、主に自動車・宇宙開発関連・飛行機関連・印刷関連・半導体・エ
ンジニアリング関連産業で、ダイムラー・クライスラー、BMW、フォルクスワーゲン、アウディ、フォ
ード、GM、AMD、IBM、エアバス等とのこと。
・同研究所の研究活動は、次のようなものが挙げられています。
□新しい機能と構造をもち、耐久性の高い素材
□素材設計、試作、分析、評価
□無機非金属材料、有機-無機分子化合物
□リサイクルなどの環境プロセス工学
□塗装、表面加工、接合加工、レーザー加工技術
・研究所の存在意義は、民間の技術開発、研究について単なる実用化を請け負うのではなく、共
同研究している技術テーマについて、大学教授や研究生の力を得てキチットした学術的な裏付
けをし、技術課題を解決しているところだそうです。
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⑧ Saxony Economic Development Corporation(WFS)
(ザクセン州経済振興公社)
【住 所】Bertolt-Brecht Allee 22, D-01309 Dresden, Germany
【TEL】+49-351-2138-235/【FAX】+49-351-2138-219
【サイト】http://www.business-in-saxony.jp/
【担 当】Ms. カリン ハイデンライヒ(Karin Heidenreich)
【設 立】1991 年(平成 3 年)
(同社サイトより)
【企業概要】ザクセン州所在企業の海外市場とのアクセスをサポート。日本市場にはこれまで7回
の「自動車部品販売促進訪日ミッション」を派遣してきたほか、日本における見本市へ
の参加をサポート。また、「ザクセン州半導体産業セミナー」(2002 年)や「ザクセン産業
技術セミナー」(2005 年)の開催をはじめ広報活動にも努めています。
これまでに同公社は、800社以上の企業を誘致。また、2,600 社以上のザクセン州の企
業を伴い、世界各国の100を超える見本市に参加。州内企業をメンバーとするミッショ
ンの派遣や商談会もおよそ200回。協働してきたパートナーも800団体あり、また、助成
制度に関する相談件数は 6,500 件を数えているとのことです。
【コメント】
・ザクセン州経済振興公社は、ベルリンの壁崩壊(1989 年)の2年後の1991年に州の公営企業と
して設立されました。主目的は、同州への海外からの企業誘致ですが、地元中小企業の経営支
援も行っており、地域の自動車産業支援では海外の展示会や販促セミナー等販路開拓のため
の積極的なサポートを行っています。
・今回、ザクセン地域の企業アレンジでは、当公社の日本代表部を通じ、日本担当のプロジェクト
マネージャー:カリン・ハイデンライヒさんが全て調整くださいました。実施の時は、常に同行くだ
さり、このため所在地やアポなどで安心して企業訪問できたのでした。また、公社には、JETRO
の日本ビジネスアドバイザーが以前より常駐、ミッションをサポートいただきました。
・公社訪問時には、ドレスデン商工会議所の職業教育担当者のキューラーさんから、ドイツの職
業教育システムについて講義を受けました。ドイツ人の気質そのものと言った方で、丁寧に、ま
た、几帳面にお話下さいました。デュアルシステムで、学校と企業内訓練について詳しく紹介い
ただきましたが、ハイテク技術の教育問題については、民間のアカデミー(例:半導体関係)の存
在なども出てきており、従来の教育システムでの課題も提起していました。
・この会議所の職員は165名で、教育部門担当者は40人。会費収入が主な財源源で、現在会
員数は3∼4万社、年間の会費収入は1200万ユーロとのことです。
・経済振興公社の具体的な事業内容については、時間無くヒアリングできませんでしたが、今回
のミッションから類推すると商工会議所や州の経済・労働省などと事業実施においては綿密に
連携が取れているとの感じでした。視察を通じては、公社設立から10数年しか経過していませ
んが、今回のアレンジや以前長野に来県した折の同行独企業との関係を見ていると、管内の企
業さんと信頼関係がしっかりと持たれている印象です。これは、海外ミッション等日頃の経営支
援が効果的に実施し、評価されている結果でしょう。
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⑨ Dresden T.U. , Institute of Lightweight Engineering & Polymer Technology
(ドレスデン工科大学軽量構造・合成物質技術研究所)
【住 所】Holbein Strasse 3,01062 Dresden, Germany
【TEL】+49-351-4633-8153/【FAX】+49-351-4633-8143
【サイト】http://www.tu-dresden.de/mw/ilk/
【担 当】Dr.Werner Hufenbach(所長)
Dr. Maik Gude(アシスタント、日本担当)
【設 立】1993年(平成5年)/【従業員】115名
【企業概要】軽金属・合成物質・ファイバー強化材料(PMC、MMC)、繊維強化合成物質・スマー
ト材料・セラミック・スチールハイブリッドコンポサイト・エラストマー等から成る軽量構造の
開発、材料学と工学の面の研究。
主なな取引先は、ティッセン・クルップ、フォルクスワーゲン、アウディ、BMW、ロールス・
ロイス、ZF ルフトファールト、リーブヘルアエロスペースなど。
【コメント】
・同大の Dr.ウェルナー・フーフェンバッハ所長が研究していた「軽量構造」をテーマに、学内で研
究所を立ち上げたものです。10数年で100名を超える陣容となり、確実に成長を遂げていま
す。
・軽量構造に対する企業ニーズは高く、自動車の軽量化構造を始
め、リニアモーターカーや船舶などの分野に採用されているとのこ
とです。ロールスロイスの航空機エンジンにも当研究所の技術が
応用されているとの話でした。
・フラウンホーファー研究所と同様に、この研究所も学術的機能を
十二分に活かして民間企業と役割分担を明確にして共同研究し
ており、「軽量構造」分野でその存在意義を高めているようです。
(軽量構造部品)
・研究所内は、大学と言うより、大手企業の研究所と言った感じで、大規模で、しっかりした設備が
整っていました。現在工事中のライトウェイトイノベーションセンターも、重量のある検査機械の
移動を容易にするためのスライド溝を施設したり、また、高さ 22mのところから車両本体を落とし
て構造強度を実験する設備も建設中でした。中小企業レベルでこの研究所を活かす事は、か
なり限定されると思います。ただ、この研究所に加工部材を供給する役割としては、十分中小企
業も関係作りができそうでした。
⑩ VTD Vakuumtechnik Dresden GmbH(VTD 真空技術ドレスデン社)
【住 所】Bismarck Strasse 66, 01257 Dresden Germany
【TEL】+49-351-2805-226/【FAX】+49-351-2805-222
【サイト】http://www.vtd.de/en/index.php
【担 当】Albrecht Riess (Managing Director)、Holger Steinborn (Project Manager)
【設 立】1960年(昭和35年)、1991年(平成3年)/【従業員】130名
【企業概要】合成物質部品金属鍍金用真空技術、硬質被膜用真空技術、高精密光コーティング
用真空技術、特殊プロジェクト真空技術用設備の開発・設計・製造と鍍金・コーティング
技術、硬質被膜用真空技術、光コーティング技術用サービス。
主な取引先は、ヘラ、ESO ヨーロッパ南観測所、オートモーティヴ・ライティング、バーバ
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原子力研究センター、レハウ株式会社、インド宇宙研究組 LEOS、グランテカン S.A.、
ARTEB。輸出率は、60%。輸出国はアメリカ(ブラジル、メキシコ、米国)、ヨーロッパ(EU 諸
国、スイス)、アジア(ベトナム、インド)。
【コメント】
・西ドイツから来た経営者と旧東独時代を経た創業社長の子息の
マネージャーとの連携で動いている会社。
・旧東独時代から蓄積された PVD(物理的気相成長法:スパッタ蒸
着法)真空技術が、今の製品開発を支えています。技術者も当然
その時代からの人材が活かされています。
(META 2050:同社サイトより)
・安い労働力だけでなく、技術力のあるチェコの企業から真空釜の大物鋳造品等多くの部品を
調達し、自社内で開発・組み立てをしています。その製品の販売先の多くは、部品の生産機能
を国外に生産機能を持ち出しているチェコ進出の自動車部品企業などへとなっています。
・東西ドイツ統一後、東独時代の厳しい状況を経ており、社員一同生き残りをかけて必死に経営
に取り組んできている姿が同社にはありました。このため、社員への特別のモチベーションは不
必要とのことです。
・工場視察中、質問の回答に「人生で人は必ず 2 度会う」ということわざが自然と発せられ、物づ
くりの基本を忠実に守り、手を抜いた物づくりをまったくしない社風。このことは、数十年利用し
た製品のオーバーホールも大切なビジネスと位置づけていることでも現れています。ショール
ームにある自社製品の真空装置の模型も実物に忠実で、しっかりした造りがしてありました。
⑪ Chamber of Commerce and Industry in Chemnitz (南西部ザクセン商工会議所)
【住 所】Auessere Schneeberger Strasse 34, D-08056 Chemnitz, Germany
【TEL】+49-375-814-2200/【FAX】+49-375-814-2202
【サイト】http://www.chemnitz.ihk24.de/
【担 当】Mr. Hans‐Joachim Wunderlich(会長)
Mr. Michael Stopp(産業貿易部長)
【組織概要】商工会議所の会員数は 71,000 社、職業教育受入企業
は 22,000 社。会員の業種別事業所数は、工業が 5,000 社、
建築関係が 2,500 社、商業は 30,000 社、飲食・宿泊業は 6,300 社、運輸・情報産業は
5,000 社、不動産・サービス関係 18,000 社、金融 7,600 社となっています。機械加工産
業のうち、光学関係が 11%(500 社程度)、金属加工業 17%、印刷・出版・製紙業 10%。
事業所数は、自動車産業3%ですが、売上の割合は大きいです。光学と金属加工、自
動車で 45%の売上高、輸出比率は 50%程度。
【コメント】
・会議所会長自ら、ザクセン州内ケムニッツ周辺の南西部地域産業の歴史的経緯、企業立地
状況、経済の状態、産業クラスターなどについて典型的なドイツ人らしく、細かなデータを元
に几帳面に的確に解説していただきました。会議所として工業をしっかり捉え、企業支援も当
然やってはいますが、職業教育の支援機能も大きなウェイトを占めている印象を持ちました。
・質疑の中で印象に残っているコメントは「倒産した企業は地域内のみの取引先の企業で、グ
ローバルに活躍している企業はしっかり生き残っている」でした。
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⑫ GEMAC GmbH (ゲマック社)
【住 所】Zwickauer Strasse 227, D-09116 Chemnitz,Germany
【TEL】+49-371-3377-500/【FAX】+49-371-3377-272
【サイト】http://www.gemac-chemnitz.de/e-index.html
【担 当】Mr. Gunther Schultze(Managing Partner)
【設 立】1992年(平成4年)/【従業員】60名(R&D: 34 engineers)
【売上高(目標値)】2004 年: 6 百万ユーロ(約 8.4 億円)
【企業概要】ASIC デザイン、プリント基板製作、センサー技術を利用した電子機器製造な
どを手掛けています。
【コメント】
・同社は、60人の中小企業でしたが、技術者が半数以上で、大
学・研究所などのアカデミックな技術を実用化・商品化し、販売
しており、日本では余り見かけない経営形態です。
・一見、ICやプリント基板等の電子部品、機器メーカーのようで
すが、それは、自社研究を商品化するための手段として製造
機能(プリント基板手差し実装、ハンダ槽等)を持っているので
あって、単なる部品生産が目的の企業ではありませんでした。
(同社サイトより↑↓)
・高速鉄道に導入されている傾斜センサー、医療業界などで既に
利用されている画像圧縮用ICなど、学術的に裏打ちされた独自
開発したアナログデータ処理技術を部品あるいは製品として市
場に出しています。まだ同社の経営規模は小さく、営業力は十
分ではないですが、技術の確立を図ると共にオランダ・スペイン・
イタリアに代理店を持ち、アメリカでは新しい販売拠点を開く予定でいるそうです。日本では商
社を通じてエレクトロニクス企業に既に販売実績を持っています。
・同社製品における基礎技術は、ケムニッツ工科大学や関連した研究所などと連携して開発さ
れたもので、このことは旧東独・東欧時代の中心であったドレスデンやケムニッツの地理的・学
術的環境の影響も大きいと思いました。
⑬ XENON Automatisierungstechnik GmbH (キセノン社)
【住 所】Heidelberger Strasse 1, D-01189 Dresden,Germany
【TEL】+49-351-40209-30/【FAX】+49-351-40209-19
【サイト】http://www.xenon-dresden.de/index_en.htm
【担 当】Mr. Dr. Hartmut Freitag(Managing Director R&D)
【設 立】1990年(平成2年)/【従業員】90名
【売上高】2004 年: 8.7 百万ユーロ(約 12 億円)
【企業概要】電子機器製造業。電子技術、自動車、通信および光学ディスク産業向け開発、設計、
組立て用特殊機械。粗テープ、管、トレイの包装機械、組立ておよび挿入機械、回転お
よび移送システム、工業用ロボットのアプリケーション、自動制御、一貫自動計測、測定、
画像処理などを手掛けています。輸出率は 30%。
【コメント】
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・俗に言う「受注生産の専用機メーカー」。しかし、多くの専用
機メーカーは、リピートオーダーで採算を取りますが、同社
では受注した機器の8割は1度の製造で終わっています。し
っかりと付加価値を生んでいる作りでした。しかも自動化機
械のほとんどは電子技術や光学技術プロセスのもので、高
精度化が求められています。事業は、「自動化機器組み立
て機械」「包装機械」「検査機械」の3つの製造分野を対象と
して展開していました。
(テーピング機械:同社サイトより)↑↓
・同社開発の自動化機械の全体構成は、個々の機構の並べ
方を研究してあり、各機能は、ユニット化して生産していると
のことでした。
・自動車部品であるビームライトの製造機械、CD コピー用製
造機械、ダイオードなどの電子部品テーピング機械、画像
処理システムを利用したIC検査装置などの製造実績を多
数持っています。
・最近台湾への輸出も増えており、1 社で 10 台の専用機械を
販売した実績を持っています。台湾については直接同社で
対応することができないので、代理店を通じた販売・サービス活動といった形です。日本にも 1
台、測定機を京セラに輸出した実績を持っているとのことでした。
・技術開発などのプロジェクトはドレスデン工科大学との協力関係で進めています。しかも、工科
大学の協力を得て受入れた研修生(デュアルシステム?)が開発実績を積み、その後社員とな
って同社を支えているとのことです。
・企業連携ネットワークは、ドレスデンおよびその周辺の同業者と強い信頼関係に基づいて構築
して来ており、これらのネットワークを通じて新規受注などに結び付けているそうです。
⑭ UKM Fahrzeugteile GmbH(UKM マイセン成形・車両コンポーネント社)
【住 所】Ratsweinberg 6, 01662 Meissen, Germany
【TEL】+49-3521-721-444/【FAX】+49-3521-721-215
【サイト】http://www.ukm-meissen.de
【担 当】Mr. Wolfgang Jungnickel (Geschaftsfuhrer)
【設 立】1912年(大正元年)、1990年(平成2年)/【従業員】450名
【企業概要】マイセンとヒルシュフェルド・ノイキルッヘン(ドレスデン・ケムニッツ・ライプツィッヒの高
速道路のトライアングルエリア)に製造工場があります。生産量の多い量産エンジン内の
部品や完全コンポーネントが製造の中心。ディーゼル・エンジン用噴射ポンプ技術関係
部品や常温変形後の機械加工、特にメタルチップが少ない切削工程が得意。主な取引
先は、フォルクスワーゲン、アウディ、シーメンス VDO オートモチヴ、ダイムラー・クライス
ラー、コルべンシュミット・ピーアブルグ、ロバート・ボッシュ、ボンバーディエー。
輸出率は25%で、輸出国は北欧諸国、ベルギー、イギリス、スイス、イタリア、ポーランド、
ハンガリー、トルコ、フランス、スペイン、オーストリア、日本、北米、ブラジルなど。
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【コメント】
・大正時代に馬車部品製造からスタートした企業。赤いレンガの建
物は創業当時のもの。旧東独時代の昭和47年にピストンリング
の生産を開始、東西統一後従業員数は減少、平成4年に民営化
されて再出発しました。平成11年にオーナー交代し、新しい経
営者が保有技術(旧東独時代から受け継いできた冷間鍛造技
術)を元に市場調査をし、将来に向け集中投資するなど企業をマ
ネジメントすることで、ザクセン地域で有力な成長を遂げている自
動車サプライヤーの一つとなっています。
(同社サイトより) ↑↓
・しかし、マネジメントだけでなく、旧東独からあった技術、特に冷間鍛
造技術は深いものがあり、また、切削加工技術もレベルがかなり高か
ったようです。しかも、そこには東独時代のマイスターが何人もおり、
技術を支えていたのでした。現在は、その多くのマイスターは引退し
ましたが、ノウハウは伝承され、今もずっと生きています。
・ディゼル・エンジン用噴射ポンプの旋盤加工部品やエンジンバルブ
の冷間鍛造部品、またメタルチップが少ないエンジン部品等の切削
加工を得意としています。また、それらの部品を組み合わせたエンジ
ンユニットのサブアッセンブリーも行ってます。
・取引先とは、開発段階で部品設計、精密加工技術面から携わる関係
を持ち、単なる部品サプライヤーではなく、部品開発のサービスを提
供しており、得意先に対して開発技術の供給者でした。そう言った企業になりたくて、ワーゲン
やボッシュと提携して部品サプライヤーになっているとの経営者の弁でした。なお、自動車部
品とは全く別に、独自技術分野として測定機器の事業も行っているそうです。
・工場内は、自動車部品のワーク供給・機械加工・次工程への搬送等、自動化製造ラインの一
貫システムを確立し、自動車部品に高く求められる品質作りを実
現しています。このため、平成15年には、会社として主要取引先
であるフォルクスワーゲン社から品質賞を受賞しています。この賞
は世界中の取引先が対象となっていますが、過去受賞24社のう
ちの 1 社となりました。
・平成16年、ドレスデン・ケムニッツ・ライプツィッヒの高速道路のト
ライアングルにあるヒルシュフェルド・ノイキルッヘンに新工場を建
設しました。製造量の多い量産エンジン内の部品や完全コンポ
ーネントが製造の中心です。新物流システムや精密加工機械、
洗浄装置、コーティング装置、熱処理炉、強化材質調査も導入し
て高品質のセルモーター、噴射システムのノズル等を製造。トラッ
ク分野の部品の生産も始める予定だそうです。
・同社製品の生産額割合は、バルブ等の駆動部品が 75%、常温
の成形部品 10%、ピストンピンが 8%、その他 6%。
(同社サイトより)
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⑮ ADZ-Nagano GmbH(ADZ ナガノ社)
&長野計器ソリューションズ・サポート・センター
【住 所】Bergener Ring 43, 01458 Ottendorf-Okrilla, Germany
【設 立】1998 年(平成 10 年)、2002 年(平成 14 年)/
【TEL】+49-(0)35205-59-6939/【FAX】+49-(0)351-88921-59
【サイト】http://www.adz.de/eng/index.html
【担 当】Mr. Dietmar Arndt, Tomo Takada ,Toru Yamakawa
【売上高】2004 年: 5.8 百万ユーロ(約 8 億円)
【企業概要】ADZ-Nagano GmbH は、長野計器㈱、ADZ Sensortechnik GmbH と Hydrotechnik
GmbH(いずれも独)との合弁。長野計器ソリューションズ・サポート・センターは、低燃費
エンジンに使われる電子制御式燃料噴射装置のセンサーなどをボッシュへ供給。
【コメント】
・長野計器(株)は、平成14年に ADZ Sensortechnik GmbH と Hydrotechnik GmbH と合弁会社
「ADZ-Nagano GmbH(ADZ ナガノ社)」を設立、出資は約 20%。
・合弁前の ADZ Sensortechnik GmbH は、平成10年に創立された若い企業。その創立した年か
ら圧力センサーなどの販売を開始しています。部品の供給先は、長野計器(株)と棲み分け自
動車産業はできる範囲除き、工業機械系(顧客別に見ると、一番大きいのはアメリカの TI、しかしここは代理店、そ
の取引先のメーカーに間接供給されています。使用ユーザとしては、クノールレンズが一番大きい顧客。それ以外は代理店の形
態で、200 社以上)に供給しています。一部自動車部品メーカーへも販売していますが、多くても
10
万個までとしています。
・同社があるザクセン州は、東西ドイツの統一後にフォルクスワーゲン、ポルシェ、BMW など多く
の自動車メーカーがこの地域に工場を開設しています。このため同地域に日本からも、エアバ
ッグシステムのタカタ、エアコン用コンプレッサーの豊田自動織機・デンソーが数年前に稼動を
開始し、日立製作所(燃料噴射装置)が製造工場を立ち上げています。
・その中で、長野計器(株)は、自動車搭載用(ボッシュ:電子制御式燃料噴射装置用圧力セン
サー、ブレーキシステム用圧力センサー等)の精密圧力センサーの海外販売を強化するため、
昨年5月、ザクセン州ドレスデン市オッテンドルフ・オキリラに、「長野計器ソリューションズ・サポ
ート・センター」を新設しました。このサポート・センターは、欧州駐在事務所、物流センターを
更に強化するもので、ヨーロッパ市場での圧力センサーの
安全在庫(1 か月分)を確保し、その他センサーの品質サ
ービスや新規用途開発を支援します。現在2名の日本人ス
タッフが常駐していますが、長野計器(株)は03年から単独
でドレスデンに事務所を開設、当初はザクセン州経済振興
公社の事務所にいましたが、ADZ と一緒に現在地へ移転しました。 (同社サイトより)
・長野計器は、最近の10年間に、5,000 万個の圧力センサーを販売、04年は800万個販売。
一番大きな顧客は、ドイツはボッシュやシーメンス、日本では三菱とホンダ。使用箇所はエンジ
ンの管理・始動、ディーゼルやガソリンの直噴に使われています。
・安全性の高いブレーキシステムとして、電子液圧、電子スタビリティプログラム、ベンツのEクラ
ス等にも使用。F1用のものはホンダのエンジンコントロールにも使用。この面では ADZ との競
争関係にあります。
・圧力センサーは、ガソリン用の直接噴射システム、ヨーロッパ内のディーゼルエンジン用のシス
テムなどで採用されていますが、顧客毎のニーズにあわせて製造しています。
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5 ドイツの物づくりは、・・・
① 物づくりの歴史は
南ドイツと旧東ドイツの物づくりの歴史的経過には、大きな違いがみられます。南ドイツは、
いわゆる「黒い森」と言われる地域が今の物づくりに大きな役割を果たしてきました。
この黒い森:シュヴァルツヴァルドと呼ばれているエリアの北辺にフォルツハイムという町
があり、1700年代宝飾・時計産業が興り、スイスとの国境近くと言うこともあり、その後の歴
史のなかで教会の時計や柱時計製造などが盛んになった経緯があるようです。
シュヴァルツヴァルドは、ダイムラー・クライスラー本社やポルシェなどがある州都シュトゥ
ットガルトを擁するバーデン=ヴュルテンベルク州にあります。同地域に集積し、精密な時
計部品を製造していた中小企業の一部は、現在、ドイツ自動車産業を陰で支えている自動
車部品メーカーとなっています。今回視察したカンバン方式を導入している「シューラー社」
や「ハーマン社」は、旋削加工技術ですが時代の流れに合わせて加工部品を変え、生き残
って来ている企業で、諏訪地域に数多みられる自動旋盤メーカーと同業です。
また同地域周辺には、これらの部品を製造する工作機械メーカーが多数生まれ、栄枯
盛衰を経ていました。その歴史のなかで、「シチズンマシナリー&ボーライ社」のボーライ社
は、古く明治初期に生まれており、インデックス社、カールユング社の両社とも大正の時代
に創業し、地域の中小企業に工作機械を提供することで物づくりをしっかりとサポートしてき
ています。これは、諏訪地域で言えば「岡谷市の(株)エグロ製卓上旋盤が、諏訪の精密部
品づくりに大きく関わって来た」事と同様と言えます。
一方旧東ドイツ・ザクセン州は、12世紀に銀鉱山が発見され、その後何世紀にも及んで
鉱業が栄え、その結果鉱山機械・設備などが開発された事が、今日の産業の礎となってい
ると言えます。例えば長野県の明治・大正時代に生まれた製糸機械技術(例:諏訪のバル
ブなど)から現在の技術へと変遷したと同じことです。この鉱山技術などから派生した、たえ
ば、大正元年に馬車の部品製造から始め、歴史を経て今は自動車部品製造となっている
「UKM マイセン成形・車両コンポーネント社」などは、その歴史的必然性から生まれてきて
いるように思えます。
また、鉱業が栄えただけでなく、18世紀に設立された鉱物学、鉱山技術の学校から発展
したフライベルク工科大学があり、その後の同地域の産業発展に学術な側面から寄与した
と見られます。この事は、今回視察した、「IWS 材料・ビーム技術フラウンホーファー研究
所」や「ドレスデン工科大学軽量構造・合成物質技術研究所」などにも十分その流れは引き
継がれてきており、地域の産業と学術が強く結び付き、ドイツの底堅い物づくりに多大な影
響を与えていると見て間違い無いです。
このミッションでお世話になった「ザクセン州経済振興公社」のホームページには、「ザク
セン州には 17 世紀に銀の採掘がはじまって以来常に新しいものを創り出す、という伝統が
生きています。現在では、大学や研究機関の 30 にのぼる研究所で新素材開発に取り組ん
でおり、特にケムニッツ、ライプチヒ、ドレスデンを軸とする産業集積地域を中心に、車両製
造、機械製造、マイクロエレクトロニクス、医療産業などの企業と協働し新素材の実用化を
進めています。 」( http://www.business-in-saxony.jp/chapter_3/chapter_3.htm )とあり、
その歴史の中から現代の産業が生まれてきており、しかも学術面と強く結び付いていること
を裏付けています。
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② 物づくりの社会構造・システムは
ドイツの物づくりを語る時に、外せないテーマに歴史ある人づくりの「マイスター制度」が
あります。13世紀のドイツ中世都市に住む手工業者(大工、左官、石工、家具、仕立、時
計職人など)の間で生まれたこの制度は、マイスターになるために試験に合格することが
必要で、当初はギルドと呼ばれる同業者組合が認定していました。19世紀の産業革命後
ギルド制度が廃止されると、手工業会議所がその役割を担いました。そしてマイスター制
度を体系的に整備した職業訓練制度が1950年代に法制化され、工業化の進んだ現在
では“手工業マイスター”と“工業マイスター”の2種類が存在してきています。
現代の機械産業では、大企業も中小企業も“工業マイスター”が居て工場管理や技術
開発などを支えています。「シチズンマシナリー&ボーライ社」、「ハーマン社」、「インデック
ス社」「カールユング社」など、機械産業には必ず几帳面で生真面目で頑固?なドイツ職
人やマイスターの存在がありました。
しかも、このマイスター制度には、第一段階である徒弟修業から派生し、重要な物づくり
の社会構造を支える仕組みに「職業訓練デュアルシステム Dualsystem (二重制度)」が
あります。企業または訓練所での実地訓練と職業学校での理論学習を平行して行うもの
で、企業での訓練については手工業会議所又は、商工会議所が管理・監督します。この
制度により実践的な職業人を輩出し、現場力を作り出しています。この仕組みを支えてい
るものに企業協力があり、かかる費用は受け入れ企業負担で、人材の採用メリットもありま
すが、社会貢献あるいは、企業の義務との認識を十分持っているようです。
最近、長野県内でも日本版デュアルシステムが導入され出しているとのことですが、こ
のシステムを機能させるには、企業の理解と協力体制が強く求められています。
ドイツの最大の輸出産業は、自動車及び自動車部品です。輸出全体の2割近く占めて
います。その自動車産業は、日本と同じ構造を持っており自動車工業を支えているのは
中小製造企業群です。今回視察した企業では、「シューラー社、ハーマン社、BBS社、
VTD 真空技術ドレスデン社、キセノン社、UKM マイセン成形・車両コンポーネント社」など
が、部品、生産設備、表面処理等の分野で自動車産業と関わっています。
また、間接的ではありますが、「シチズンマシナリー&ボーライ社、インデックス社、カー
ルユング社」の工作機械メーカーも自動車部品造りとして間接的に繋がっており、しかも
「IWS 材料・ビーム技術フラウンホーファー研究所、ドレスデン工科大学軽量構造・合成
物質技術研究所」などの大学・研究機関が産業を強力に下支えする構造が出来ています。
今回のザクセン地域のミッションをプランニングしてくれた「ザクセン州経済振興公社」、
「南西部ザクセン商工会議所」等の行政機関も企業の経営支援、人材教育と大きく関わり、
産業の力強さを形作っていました。
物づくりシステムで印象に残っているものに、製造物に関する「物・データの管理」があ
ります。1例は、工作機械メーカーのカールユング社です。過去に製造した製品の履歴デ
ータ(製造番号、使用部品型番等)が、別オーナーの経営に代わっても保管・管理が半永
久的に引き継がれ、昔の機械のサービスメンテナンスが継続されていると言う事です。
もう1つは、マイセンの陶磁器工房です。ここでは、過去に製作された製品の型、使用し
た顔料等のデータが全て永久管理され、セットになった茶器など1つが割れても、割れた
器をオーダすれば、また元のセットと同様に使用できると言った事があるそうです。今回は
残念ながらその様子を見る事はできませんでしたが。大量消費の物づくりの世界ではまっ
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たく考えられない、ドイツならではの風土で、物を長期に使用しようとする理念から生まれ
た、個別企業の域を超えた大事な仕組みと言えます。
これらの事は、第二次世界大戦で瓦礫と化したドレスデンの街を、しっかりと保存してお
いた建築図面で完全復元させた事にも通じている事でしょう。
③ ドイツの物づくりの人々
訪問した企業、研究所、大学、支援機関等で名刺交換後、組織概要などについて代表
の方にお話いただきましたが、全ての人に共通に言える事は、縁もゆかりもほとんど無い
一行に、身だしなみ上手で、極めて貴重面に、順序だてて、しかも手を抜かない説明で、
工場も隅々までご案内いただきました。ある企業さんを訪問した時には、寒い中、礼儀正
しく外で出迎えて待ってていただいたようです。このように物事に対して徹底し、生真面目
な資質は、物づくりの人々にも当然持ち合わせている気質で、緻密な機械・部品を開発・
製造するには欠かせない人間性と言えます。日系企業の日本社員からお聞きした話です
が、「日本から持参したポスターを事務所に貼ろうとしたとき、ドイツ社員の人はメジャーを
持って来て正確に位置決めして壁に貼った」という逸話があったそうです。
訪問した企業さんで起きた事ですが、質疑の時に、当方の質問に対して、企業側の回
答で、経営者と幹部役員と意見が違ったようで、その場で当事者間で議論をしていました。
生真面目さとともに、「議論好きなドイツ人」の一面を感じた次第です。その場合それぞれ
の立場は余り関係ない感じで、少しオバーな言い回しをすれば、「真理を追究しようとする
ゲルマン魂」を垣間見た気分でした。
旅行中、朝方散歩をしましたが、冬の寒い早朝から働いている人々をよく見かけました。
通訳の方にお聞きしたところ、ドイツ人は結構早起きだそうです。工作機械メーカー「カー
ルユング社」での出来事、別に納期に追われているのではないのですが、まだ暗い早朝6
時から勤め出し、午後3時に仕事を上がってしまうそうです。工場内を視察している時、3
時頃退社する人を見かけました。フレックスタイムで勤務している従業員さんで、1日8時
間勤務。帰宅後は、自分や家族の時間として生活を有効に過ごしているようです。
通訳さんが言ってましたが、「ドイツ人は限られた時間内での集中力は凄い」という面を
持っているそうです。日本人は真面目で働き者ですが、時間の使い方はドイツ人と比べれ
ば上手ではないといえるのでは?。ドイツの方々は、「働き者ですが仕事に束縛されな
いドイツ人」と言った印象でした。
6 おわりに
平成17年度海外視察企画書−ドイツ中小製造業視察調査−の視察目的に「長野県のものづく
りが、今後中国をはじめとする低賃金を武器にした労働集約型製品に強い地域との競争力に打ち
勝つためには、高い研究開発力に裏付けされた技術集約型への取組を強化する必要がある。特に、
海外への進出が難しい中小企業がこの厳しい時代を生き抜いていくためには、経営者と従業員が
一体となって、いわゆるものづくりの原点に立ち返り、自社の中核技術を絶え間ない工夫により高
めていかなければならない。」とあります。南ドイツ地域で技術力を弛まなく高めている中小企業、旧
東独時代の試練を経て甦りつつある中小企業などを視察しましたが、そこには、物づくりの原点を
日々見つめ、常に自社技術力に磨きを掛けている姿がありました。この貴重な海外視察を今後の県
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内の産業振興に活かしていければと思います。
今回、この視察の前段取りをして下さったJETRO長野の新村所長さんを始め、視察アレンジにご
協力・ご案内頂きました下記企業、機関の皆様、何かとお世話になった小林団長始め同行メンバー
の方々、主催者でこの視察を企画された長野経済研究所・平尾部長さん、準備・添乗・アテンドで
ご苦労された事務局卯之原、白鳥さんそれぞれに感謝申し上げます。有り難うございました。
[企画、アテンド等でご協力いただいた方々]
Citizen Machinery and Boley GmbH
YKT 株式会社
YKT EUROPE GmbH
〃
ドイツみずほコーポレート銀行
長野計器ソリューションズ・サポート・センター
ザクセン州経済振興公社
〃
ジェトロ長野
JETRO(ザクセン州経済振興公社内)
経営企画ゼネラルマネジャー 山下 秀一郎 様
営業技術部長 松川 茂 様
代表取締役 ジャン・フランソワ・マッソン 様
営業担当マネージャー 海瀬 聖次郎 様
常務取締役 杉木 誠 様
技術サポートスタッフ 山川 透 様
プロジェクトマネジャー カリン ハイデンライヒ 様
日本代表部 東京代表 岡野 曠ニ 様
所長 新村 清志 様
Japan Business Adviser 北島 吉春 様
[参考ホームページ]
1 視察先企業、機関
① シチズンマシナリー&ボーライ社
http://www.citizen.de/start_en.php
② シューラー社
http://www.schuler-praezisionstechnik.de/englisch/fs_start_e.htm
③ ハーマン社
http://www.hermann-drehteile.de/engl/hermannstart.htm
④ ンデックス社
http://www.index-werke.de/en/index/home/index.htm
⑤ カールユング社
http://www.k-jung.com/indexFlash6_jung.htm
⑥ BBS社
http://www.bbs.com
⑦ IWS 材料・ビーム技術フラウンホーファー研究所 http://www.iws.fraunhofer.de/e_welcome.html
⑧ ザクセン州経済振興公社
http://www.business-in-saxony.jp/
⑨ ドレスデン工科大学軽量構造・合成物質技術研究所
http://www.tu-dresden.de/mw/ilk/
⑩ VTD 真空技術ドレスデン社
http://www.vtd.de/en/index.php
⑪ 南西部ザクセン商工会議所
http://www.chemnitz.ihk24.de/
⑫ ゲマック社
http://www.gemac-chemnitz.de/e-index.html
⑬ キセノン社
http://www.xenon-dresden.de/index_en.htm
⑭ UKM マイセン成形・車両コンポーネント社
http://www.ukm-meissen.de
⑮ ADZ ナガノ社
http://www.adz.de/eng/index.html
2 参照ホームページ
・(株)松浦機械製作所 マツウラNEWS http://www.matsuura.co.jp/japan/news/single/index.htm
・マイスターとは何か―職業教育制度に関する一考察 http://www.kgs-jp.com/mori/mori_home.html
・職業訓練
http://www.euroassist.de/germany/proftraining.htm
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