林 弘典(教授) - びわこ成蹊スポーツ大学

林 弘典(教授)
■ 学位
博士(コーチング学)
■ 最終学歴
筑波大学大学院博士課程人間総合科学研究科 コーチング学専攻 修了
■ 研究分野(領域)
柔道、審判、コーチング、武道
■ 所属学会等
日本武道学会(評議員)、日本体育学会
■ 教育活動実績
【主な担当授業】
柔道、柔道コーチング理論と実践、武道論
【研究論文・発表論文】
1) 林 弘典(1999)国際柔道連盟試合審判規定に関する考察(修士論文).平成 10 年度筑波大学体育研究科研究論文集,21:221-224.
2) 小俣幸嗣,青柳 領,中村 勇,岡田弘隆,増地克之,林 弘典(2000)高校柔道選手の大学選択に関する調査(2)-選択基準の抽出とそれらの
関係-.武道学研究,32(2):54-63.
3) 岡田弘隆,青柳 領,中村 勇,南條充寿,林 弘典(2000)フランスと日本の青年柔道練習者の実態と意識調査.武道学研究,33(1):31-39.
4) 林 弘典,青柳 領,竹内善徳,中村良三,岡田弘隆,南條充寿(2002)国際柔道連盟試合審判規定に関する調査研究.武道学研究,35(2):29-38.
5) 伊藤 譲,行田直人,林 弘典, 山﨑立実,小田原良誠,平澤泰介(2003)ハイスピードカメラおよび床反力計を用いた反復横飛び着地動作の分
析.柔道整復・接骨医学,11(4):399-405.
6) 伊藤 譲,行田直人,尾藤貴宣,松井佑介,星 伴路,片岡憲史,山﨑立実,林 弘典,池内隆治,小田原良誠,平澤泰介(2003)大学・高校トップ
レベル女子バドミントン選手に対するアンケート調査-柔道整復師がスポーツ現場で活動する際に把握すべき事項について-.柔道整復・接骨医学,
12(2):95-108.
7) 林 弘典,小野沢弘史,岡田弘隆,南條充寿,久保田浩史,村山晴夫(2004)柔道競技における主審・副審の投技の同時評価に関する調査研究.
武道学研究,37(1):11-20.
8) Morio SUGANAMI, Hitoshi SAITO, Nobuyoshi HIROSE, Mitsuru NAKA-MURA, Hironori Hayashi, and Katsuyuki MASUCHIA(2005)Comparative study
of judo competitions using hantei and gol-den score systems.武道学研究,38(1):1-12.
9) 坂本道人,菅波盛雄,中村 勇,林 弘典,久保田浩史,石井孝法,小俣幸嗣(2006)オリンピック柔道競技の競技分析-1992 年~2000 年大会を
対象として-.大学体育研究,28:15-22.
10) 林 弘典,岡田弘隆,増地克之,坂本道人,桐生習作,小俣幸嗣(2007)柔道審判の投技評価における異見発生のメカニズムに関する研究.武道
学研究,40(2):23-36.
11) 石川美久,坂本道人,岡田弘隆,増地克之,林 弘典,薬師寺巨久,小俣幸嗣(2009)世界柔道選手権大会における外国人選手の組み方と施技
の特徴-1995 年と 2005 年の比較-. 筑波大学体育科学系紀要,32:101-111.
12) 林 弘典(2010)柔道の投技評価における異見発生に関する研究.平成 21 年度筑波大学人間総合科学研究科博士論文.
13) 林 弘典,岡田弘隆,増地克之,石川美久,石井孝法,坂本道人,小俣幸嗣(2010)柔道の審判員の投技評価における異見発生の要因に関する
研究.体育学研究,55(2):363-378.
14) 佐藤伸一郎,渡辺直勇,増地克之,仲田直樹,竹澤稔裕,佐藤武尊,三宅恵介,林 弘典(2014)柔道の競技レベルが投技評価における異見発
生に及ぼす影響について.武道学研究,47(1):47-60.
【公的研究費】
平成 23-24 年度 文部科学省科学研究費助成事業(学術研究助成基金助成金(若手研究(B))「柔道の審判員の投技評価における位置に関する研
究」
【受賞関連】
【研究】
2005 日本武道学会平成 17 年度優秀論文賞
【柔道】
2003 全国柔道高段者大会技術優秀賞(五段の部)
2005 近畿柔道高段者大会・大阪大会優秀賞(五段の部)
2010 全国柔道高段者大会 10 回出場表彰
【競技歴】
【資格】
日本体育協会公認柔道コーチ、全日本柔道連盟公認 A 指導員、全日本柔道連盟公認 A ライセンス審判員、講道館柔道六段、中学校教諭一種免許、
中学校教諭専修免許、高等学校教諭一種免許、高等学校教諭専修免許
【柔道の主な戦績】
1993 全日本ジュニア柔道体重別選手権大会 出場(71kg 以下級)
1996 全国体育系学生柔道体重別選手権大会 優勝(78kg 以下級)
1996 全日本学生柔道体重別選手権大会 出場(78kg 以下級)
1996 全日本学生柔道優勝大会 出場(団体)
1998 British Open JUDO Championships 5 位(81kg 以下級)
1999 全日本実業柔道個人選手権大会 3 位(81kg 以下級)
1999 講道館杯日本柔道体重別選手権大会 出場(81kg 以下級)
2001 国民体育大会秋季大会柔道競技 5 位(団体)
2002 関東柔道選手権大会 3 位
【総合格闘技】
2000 東日本ブラジリアン柔術オープン選手権大会 優勝(メイオペサード級)
2000 全日本ブラジリアン柔術オープン選手権大会 優勝(メイオペサード級)
2001 第 1 回東日本アマチュア修斗フレッシュマントーナメント 優勝(ライトヘビー級)
2001 第 1 回全日本総合格闘技オープントーナメント OSAMU CUP 優勝(82kg 以上級)
【スポーツ指導歴】
【大学】
1997.04-2002.03 筑波大学柔道部 コーチ
2002.04-2015.03 明治国際医療大学柔道部 監督
2015.10-現在 びわこ成蹊スポーツ大学柔道部 監督
【全日本】
2005.12-2008.10 全日本女子柔道 強化コーチ(総務)
○国際大会
2005.12 福岡国際女子柔道選手権大会(日本・福岡)
2006.02 フランス国際柔道大会(フランス・パリ)
2006.02 ハンガリー国際柔道大会(ハンガリー・ブダペスト)
2006.02 ポーランド国際柔道大会(ポーランド・ワルシャワ)
2006.09 ワールドカップ国別対抗世界柔道選手権大会(フランス・パリ)
2006.12 福岡国際女子柔道選手権大会(日本・福岡)
2007.02 チェコ国際柔道大会(チェコ・プラハ)
2007.09 世界柔道選手権大会(ブラジル・リオデジャネイロ)
2007.10 東アジア柔道選手権大会(中国・深圳)
2007.12 嘉納治五郎杯東京国際柔道大会(日本・東京)
2008.02 ハンガリー国際柔道大会(ハンガリー・ブダペスト)
2008.08 オリンピック大会柔道競技(中国・北京)
2008.10 世界柔道団体選手権大会(日本・東京)
○国内合宿
参加合宿 26 回(釧路、福島、長野、東京、大阪、白浜、姫路、東広島、福岡、奄美)
【柔道において】
2005.12-2008.10 全日本柔道連盟強化委員会
2010.04-2014.03 全日本柔道連盟広報委員会
2013.04-2015.03 京都府柔道連盟審判副部長・研究部員
2015.04-2016.03 京都府柔道連盟強化部局部員
1995.04-現在 日本オリンピック委員会強化スタッフ(柔道)
1995.11-現在 全日本柔道連盟強化委員会情報戦略部
2002.04-現在 関西学生柔道連盟評議員
2002.04-現在 京都学生柔道連盟理事
2002.04-現在 亀岡市柔道連盟理事
【海外講師】
2002.05 国際交流基金スポーツ専門家短期派遣事業(東ティモール) 講師
2003.09 講道館巡回柔道指導(マレーシア、カンボジア、タイ) 講師
【国内講師】
2005.09 平成 17 年度島根県(松江市)地方青少年武道練成大会 講師
2010.08 平成 22 年度全国少年競技者育成事業(九州地区・大分県) 講師
2011.07 平成 23 年度愛媛県(松山市)地方青少年武道練成大会 講師
2012.07 平成 24 年度石川県(金沢市)地方青少年武道練成大会 講師
2013.07 平成 25 年度東海ブロック少年競技者育成事業 第 11 回少年(小学生)柔道強化合宿(愛知県) 講師
2013.07 平成 25 年度愛媛県(松山市)地方青少年武道練成大会 講師
2013.09 平成 25 年度九州ブロック小学生柔道合宿(熊本県) 講師
2014.07 平成 26 年度石川県(金沢市)地方青少年武道練成大会 講師
2014.08 平成 26 年度山口県(山口市)地方青少年武道練成大会 講師
2014.10 平成 26 年度全日本柔道連盟柔道教室(新潟県) 講師
2015.09 平成 27 年度島根県(松江市)地方青少年武道練成大会 講師
【その他】
2016.04-現在 長浜市北部地域総合体育館整備事業基本計画プロポーザル選定委員
安全に柔道を楽しむことができるように指導しています。
その中で柔道の本義である「精力善用(何ごとをするにも、その目的を達成するために、精神の力と身体の力を最も有効に働かせること)」と「自他共
栄(自分と他人との調和をはかり、お互いに繁栄していくようにすること)」がでもきるようになることを目指しています(^-^)
最後に、本学に来て本当に良かったと思ってもらえたら幸いです(^○^)
柔道の技の評価(「一本」「技あり」「有効」)は、主審 1 名と副審 2 名の多数決で行われていました。
近年、技の評価は見る方向の影響を強く受けるため、多方向から評価することが望ましいという研究報告があるにも関わらず、現在の国際大会では、
主審 1 名によって技の評価が行われています。
国内では未だ 3 審制で大会が行われているので、技の評価を行った時点の審判員の位置や異見発生の状況を調査・分析し、よりよい審判法について
研究しています。
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その他
柔道は、心身の力を最も有効に使用する道である。その修行は攻撃防御の練習に由って身体精神を鍛錬修養し、斯道の神髄を体得する事である。そ
うして是に由って己を完成し、世を補益するが柔道修行の究竟の目的である(嘉納治五郎遺訓)。