2000 年 6 月 14 日 各位 ユニゾン・キャピタル株式会社 本日、ユニゾン

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2000 年 6 月 14 日
各位
ユニゾン・キャピタル株式会社
本日、ユニゾン・キャピタル・パートナーズ L.P.(
「ユニゾン」
)は、共同投資家とともに
オリエント信販株式会社の発行済み株式の 70%を約 92 億円で取得しました。株式会社ユニ
マットホールディング、現経営陣ら現在の株主が引き続き残りの 30%を保有します。
今回の株式取得には、英プルデンシャルの子会社である PPM Ventures および英系ベンチ
ャーキャピタルのシュローダー・ベンチャーズにユニゾンの投資家のうち 2 社を加えた合計
4 社が共同投資家として参加し、合計 41 億円を出資しています。
以上
ユニゾン・キャピタルについて
ユニゾン・キャピタル株式会社は、日本企業を投資対象とした MBO 投資会社として、ゴー
ルドマン・サックスで日本人初のパートナー(共同経営者)を努めた江原伸好、さくら銀行
企業情報部部長として数々の M&A 案件を手がけた佐山展生の両名を中心に 1998 年に設立
されました。昨年来相次いで設立されている MBO 投資会社の多くが大手企業や欧米ファン
ドとの合弁形態をとるなかで、弊社は完全な独立企業として少数の日本人プロフェッショ
ナルによる運営体制を特色としております。
当社が日本における活動を委託されている MBO ファンド「ユニゾン・キャピタル・パート
ナーズ L.P.」
(ケイマン籍)は、内外の機関投資家、事業法人、富裕個人投資家の出資を得
て、1999 年 8 月に、総コミットメント額約 170 億円で設定され、昨秋より大企業の非中核
事業部門や経営面でのてこ入れを必要とする中堅企業等への投資を本格的に開始しました。
現在、今年 5 月を目処に 400 億円規模のファンドとすることを目指し、最終設定に向けた
作業中です。
同ファンドの期間は 10 年間で、当初 5 年間の投資期間内に投資を行います。一件あたりの
投資額は数十億円以上とし、少数(約 10 件)の優良案件に絞って投資を行う方針です。現
オーナーや経営陣と協調し、収益性に重点を置いた成長戦略を描き、各投資案件について
投資後 5 年程度を目処に株式公開などにより投資収益の実現を目指します。
オリエント信販および富士キャッシュサービスについて
1999 年 12 月末現在
オリエント信販
富士キャッシュサービス
本社所在地
東京都千代田区
広島県福山市
社長
田口達也
福嶋隆治
資本金
96百万円
30百万円
従業員数*
305
242
営業貸付金残高
29,038百万円
25,177百万円
店舗数
27
18
*除く、パート・役員
ユニマットグループの売却理由について
ユニマットグループにおいては、消費者金融業を営む株式会社ユニマットライフが来年度
の株式公開を目指して現在準備中にあり、同グループ内で競合関係にあるオリエント信販
および富士キャッシュサービスとのグループ関係の解消を進める必要から、このたび経営
方針につき理解の一致をみたユニゾンへの株式譲渡に至ったものです。
対プレス方針
¾
記者発表文は日経新聞記者への説明、およびオリエント信販、富士キャッシュによる
対従業員、借入先への説明用補助資料として使われることを前提とし、広範に配布す
ることは予定していない
¾
日経新聞への接触はユニゾン単独で行い、記事の内容について問題があった場合でも、
オリエント信販、富士キャッシュ、ユニマットグループのいずれも関知していないこ
とと、という立場をとれるようにする
¾
売り主の表現は「ユニマットグループ」でよいか
¾
売り主側の売却理由については積極的には触れない(ユニマットライフの株式公開準
備との関連性)
¾
ユニゾンの戦略として、他社の追加買収の計画については発表文では触れないが口頭
では説明する
¾
買収スキームの詳細(株式交換、営業権計上を目的としたオリエント・サービスセン
ターとの合併など)については積極的には説明しない
¾
メザニン、証券化などの新しい資金調達手段への取り組み方針は述べるが、既存の借
入先への影響を考え、「今後の成長に伴う資金需要への備え」という位置づけであるこ
とをはっきりさせる
¾
「MBO」案件であると呼ぶか(プレスは呼びたがるが)
¾
「ユニゾンの第一号投資案件」であることは特にハイライトしない