ラジオアイソトープ部門 利用案内 札幌医科大学教育研究機器センター ラジオアイソトープ部門 内 線 2511、 2544 目次 Ⅰ はじめに ……………………………………………………………………………… Ⅱ 使用手続き Ⅲ ラジオアイソトープの購入 Ⅳ 立入・使用 Ⅴ 廃棄 Ⅵ 実験室等配置 Ⅶ 様式一覧 Ⅷ 札幌医科大学医学部放射線障害予防規定 Ⅸ 連絡先 …………………………………………………………………………… 1 2 ………………………………………………………… 3 …………………………………………………………………………… 4 …………………………………………………………………………………… 8 ………………………………………………………………………… 9 ……………………………………………………………………………… 14 ………………………………………… 18 ………………………………………………………………………………… 29 Ⅰ はじめに ラジオアイソトープ(RI)部門は、札幌医科大学医学部教育研究機器センターの一部 門で、放射性同位元素を用いて研究を行うための施設である。 RIの使用は放射線障害防止法の規制を受けるため、当施設は使用許可を受けており、 許可条件では使用できるRIの核種や量、使用場所等が決められている他、作業者の教育 訓練や健康診断、更に施設の安全管理等が義務づけられている。 この利用案内では、許可条件を基に、札幌医科大学の利用状況に即した放射線障害予防 規程や放射線施設使用細則、利用手続きから、RIの購入方法、そして基本的な安全取扱 や注意事項などを具体的に示す。 1 Ⅱ 1: 使用手続き RI部門施設(RIセンター、基礎医学研究棟P2・RI実験室)の使用手続きは 年4期に分けて申請を受け付ける。 一期 1月~ 3月末 二期 4月~ 6月末 三期 7月~ 9月末 四期 10月~12月末 例えば、新年度4月からの使用希望の場合、使用申請書の提出は3月に行なうこととなる。 2: 使用申し込みについて 新規で使用希望する場合と、継続で使用希望する場合の両方において、上記使用期間に合 わせて、「RI部門実験室使用申請書」(別添1)をRI 部門管理室に提出すること。 尚、使用申請書の記入項目にある放射線施設使用責任者名は各講座の代表者の氏名を記入 すること。 3: 放射線業務従事者特別健康診断の受診について 使用申請者は、事務局企画管理部総務課人事グループ 労務管理(内線2124)が行なう 「放射線業務従事者特別健康診断」を必ず、受診すること。 4: 新規使用者の講習会 新規にRI部門施設の使用を希望する場合、RI部門長の行なう「新規使用者の講習会」 を必ず受講すること。 5: 使用許可について 使用申請者の申し込みについては、ラジオアイソトープ部門管理委員会に諮り、ラジオア イソトープ部門長から各講座に通知を行なう。 新規使用者の場合、「利用許可証(IDカード)」が発行され、継続使用者の場合、以前発 給された「利用許可証(IDカード)」で、施設への入退室が可能となる。 6: RI専用実験衣、個人被ばく線量計(クイクセルバッジ)の発給について 許可使用者にはRI専用実験衣や個人被ばく線量計(クイクセルバッジ)をRI部門管理 室で貸与する。病院からクイクセルバッジを貸与されている場合はそれを必ず着用するこ と。 7: 2 その他「放射線障害予防規程」、「放射線施設使用細則」を確認すること。 Ⅲ 1. ラジオアイソトープの購入 RI 購入申込み手続き (1) 支払いが公費(教育研究費、科学研究費等)の場合 必要書類: a: 放射性同位元素購入申込書(別添2) b: 物品購入システムで作成した購入依頼書(教員発注) (2) 支払いがその他、又は無償サンプルなどの場合 必要な書類: a: 2. 放射性同位元素購入申込書(別添2) 注文方法 各講座から日本アイソトープ協会所定のアイソトープ注文書(別添3)で FAX(0120-012895) 注文をおこなう。その際、RI 部門管理室が発行する「RI管理番号」が必要となるので、 事前に RI 管理室へ放射性同位元素購入申込書を提出し、 「RI管理番号」の発行を受ける。 ※ 注文した RI が当部門に入荷しだい、管理室が当施設貯蔵室内の冷蔵庫あるいは冷凍庫 等に保管し、講座に通知する。 3 Ⅳ 1. 立入・使用 立入 (1)RI 実験室の入退室は、利用許可証(IDカード)で行うこと。 (2)利用許可証(IDカード)は他人への貸与は禁止とする。 (3)利用許可証(IDカード)があっても、入所の条件である特別健康診断ならびに 継続のための再講習を受けていなければ入室が出来なくなる。 (4)利用許可証(IDカード)が不要になった場合はRI管理室へ返却すること。 2. 使用 (1)使用核種及び数量は、表Ⅳ-1、表Ⅳ-2を参照すること。 (2)核種を使用する際には放射性同位元素使用保管記録(別添4)に記入を行う。 (3)当施設に設置されている実験用機器等に関しては、表Ⅳ-3を参照すること。 3. 時間外利用 (1)ラジオアイソトープ研究部門実験室を使用できる時間は、平日の 9 時から 17 時 までとする。ただし、部門長の許可を受けた場合は、この限りでない。 (2)原則として実験準備や後片づけ,データ整理等とする。 (3)貯蔵室からのアイソトープの出庫はできないこととする。 (4)水道水は流し放しにして帰らないこと。 (5)火災・水漏れ等の原因となり得る機器の使用は十分に注意すること。 (6)事故・災害を発見した場合は、直ちに大学警備員室(内線 2128、2127)に通報す ること。 (7)終了時には火気・ガス・水・使用機器の点検を必ず行うこと。 (8)実験室・測定室から最後に退出する人は、その部屋の照明を消すこと。 (9)RI 実験室から最後に退出する人(更衣室の履き物で確認)は、廊下および汚染検 査室の照明を消すこと。 (10)RI センターの玄関は 20 時以降使用できない。その際はフロンティア医学研究所 2 階の渡り廊下を利用すること。 ※ 重大な過失による事故・災害等については、その利用者が責任を負う場合がある。 4 表Ⅳ-1 許可番号 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 核 種 非密封放射性同位元素の使用核種と数量(RI センター) 年間使用数量 Ag-105 74.000MBq Cd-109 185.000MBq I-125 3,700.000MBq I-125 2,960.000MBq I-125 185.000MBq I-131 2,220.000MBq C-14 74.000MBq C-14 7,400.000MBq Au-195 74.000MBq Hg-203 185.000MBq Na-22 37.000MBq Na-24 185.000MBq P-32 8,000.000MBq P-32 5,920.000MBq P-32 740.000MBq P-33 32,000.000MBq S-35 185.000MBq S-35 18,500.000MBq Cl-36 185.000MBq H-3 740.000MBq H-3 111,000.000MBq K-42 370.000MBq Ca-45 3,700.000MBq Cr-51 740.000MBq Cr-51 18,500.000MBq Fe-55 111.000MBq Co-57 185.000MBq Co-58 37.000MBq Fe-59 74.000MBq Fe-59 185.000MBq Co-60 37.000MBq Ni-63 185.000MBq Cu-64 1,110.000MBq Zn-65 74.000MBq Se-75 74.000MBq Rb-86 185.000MBq Mo-99 1,850.000MBq Tc-99m 74.000MBq Tc-99m 740.000MBq 3ヶ月間使用数量 37.000MBq 50.000MBq 925.000MBq 740.000MBq 92.500MBq 555.000MBq 37.000MBq 3,000.000MBq 37.000MBq 50.000MBq 18.500MBq 50.000MBq 4,000.000MBq 1,480.000MBq 370.000MBq 8,000.000MBq 92.500MBq 4,700.000MBq 50.000MBq 370.000MBq 37,000.000MBq 95.000MBq 950.000MBq 185.000MBq 4,700.000MBq 30.000MBq 50.000MBq 10.000MBq 37.000MBq 111.000MBq 10.000MBq 50.000MBq 300.000MBq 37.000MBq 37.000MBq 50.000MBq 740.000MBq 37.000MBq 370.000MBq 1日最大使用数量 3.700MBq 1.850MBq 55.500MBq 37.000MBq 5.550MBq 11.100MBq 11.000MBq 111.000MBq 3.700MBq 1.110MBq 1.110MBq 2.960MBq 120.000MBq 37.000MBq 37.000MBq 400.000MBq 9.250MBq 370.000MBq 3.700MBq 37.000MBq 740.000MBq 1.850MBq 37.000MBq 37.000MBq 185.000MBq 0.740MBq 1.850MBq 0.185MBq 3.700MBq 37.000MBq 0.185MBq 0.925MBq 37.000MBq 3.700MBq 3.700MBq 1.250MBq 37.000MBq 18.500MBq 37.000MBq 使用目的 使用場所 化学実験 化学実験 化学実験 化学実験 動物実験 化学実験 動物実験 化学実験 化学実験 化学実験 化学実験 化学実験 化学実験 化学実験 動物実験 化学実験 動物実験 化学実験 化学実験 動物実験 化学実験 化学実験 化学実験 動物実験 化学実験 化学実験 化学実験 化学実験 動物実験 化学実験 化学実験 化学実験 化学実験 化学実験 化学実験 化学実験 化学実験 動物実験 化学実験 A, B A, B A B C A, B C A, B A, B A, B A, B A, B A B C A, B C A, B A, B C A, B A, B A, B C A, B A, B A, B A, B C A, B A, B A, B A, B A, B A, B A, B A, B C A, B 使用場所は以下の通りに区分する。また、各実験室の平面図は 10-13 項に掲載する。 A:化学実験室(1)~(6)、生物実験室、組織標本室、無菌実験室、低温実験室、 微生物室、高レベル室、β線測定室、γ線測定室 B:暗室、1F 器具除染室、BF 器具除染室 C:動物飼育室、動物手術室 5 表Ⅳ-2 許可番号 非密封放射性同位元素の使用核種と数量(基礎医学研究棟 P2-RI) 核 種 年間使用数量 3ヶ月間使用数量 1日最大使用数量 使用目的 使用場所 1 C-14 8,000.000MBq 2,000.000MBq 100.000MBq 化学実験 D 2 P-32 16,000.000MBq 4,000.000MBq 185.000MBq 化学実験 D 3 P-33 32,000.000MBq 8,000.000MBq 400.000MBq 化学実験 D 4 S-35 32,000.000MBq 8,000.000MBq 400.000MBq 化学実験 D 5 H-3 32,000.000MBq 8,000.000MBq 400.000MBq 化学実験 D 6 Ca-45 800.000MBq 200.000MBq 10.000MBq 化学実験 D 使用場所は以下の通りとする。また、各実験室の平面図は 10-13 項に掲載する。 D:基礎医学研究棟 P2-RI 実験室(1)~(5)、薬理 P2-RI 実験室、暗室(1)~(3) 6 表Ⅳ-3 機 器 名 液体シンチレーションカウンター 放 オートガンマカウンター 射 線 測 フルオロイメージングアナライザー 定 バイオイメージングアナライザー 器 画像解析用パソコン 画像解析用カラーレーザープリンター ピクトログラフィー3000 トップカウント モ ニ タ リ ン グ 機 器 ハンド・フット・クロスモニター 可搬型トリチュウムガスモニター 半導体型電子ポケット線量計 電離箱サーベイメーター GM サーベイメーター シンチレーション サーベイメーター 卓上型超遠心機 遠 床置き型冷却遠心機 心 卓上遠心機 機 マイクロ冷却遠心機 実 験 用 機 器 スピードバックシステム PCRシステム ゲルドライヤーシステム インキュベーター 超音波細胞破砕装置 真空凍結乾燥機 クリーンベンチ 超低温槽 超純水製造装置 製氷器 超音波洗浄機 オートクレーブ 上皿直示天秤 環境制御動物飼育装置 動物個別飼育装置 全自動洗浄機 卓上型クリーンベンチ そ 有機廃液焼却装置 の 掃除機 他 動物ミイラ化装置 主要機器一覧 機 種 名 設置場所 Beckman LS6000SC Beckman LS6000LL Beckman LS6500 Beckman LS6500 LKB Wallac 1282 LKB Wallac 1480(2台) Aloka ARC-1000M Fuji-Film FLA3000G Fuji-Film BAS-1800 Mac-G3 EPSON LP-8800C Fuji-Film Pictrography-3000 Packard Top-Count NXT β線測定室 β線測定室 β線測定室 P2・RI実験室 γ線測定室 γ線測定室 γ線測定室 β線測定室 P2・Rl実験室 β線測定室 β線測定室 センター、P2・RI実験室 γ線測定室 アロカ アロカ アロカ アロカ アロカ アロカ センター、P2・RI実験室 センター、P2・RI実験室 センター、P2・RI実験室 センター、P2・RI実験室 センター、P2・RI実験室 センター、P2・RI実験室 MBR51 MGR-385 PDM-101,112 ICS-151,311 TGS-113,133 TCS-121C,161 Beckman Optima-Max Beckman Allegra 64R クボタ K-80D Model 3740 P2・RI実験室 化学実験室(3) 低温実験室 生物実験室 Savant AES-1010 PE Gene Amp BioRad 165-1789 Revco Ultima Branson 8510J-DTH FTS Dalton NSC-IIB82-1200 Revco ULT-2586 バーンステッド 星崎 Branson 8510J-DTH TOMY BS-243,245 Mettler TOLEDO,PB30,H30T 日本クレア EBAC-S 日本医科器械製作所LP-80CCFL-6AR Miele(2台)G7735 SANYO mcr-710ats 組織標本室 化学実験室(3) 組織標本室 センター、P2・RI実験室 化学実験室(1) 組織標本室 P2・Rl実験室 センター、P2・RI実験室 蒸留水製造室 化学実験室(1) 1階,地階器具除染室 無菌室、P2・RI実験室 天秤室 動物飼育室 動物飼育室 器具除染室,P2・RI実験室 無菌実験室 シンセイ化工 HS-30N 東芝 VC-H6 アイビック III 廃棄作業室 センター、P2・RI実験室 廃棄物保管室 7 Ⅴ 廃棄 1. 廃棄物の分類 ・廃棄物は、表 V-1の分類に従って分別すること。 2. 保管廃棄上の注意事項 (1) 注射針は缶に封入後、蓋に針と明記すること。 (2) 廃棄する際には、すべての残液を抜くこと。 (3) 動物の廃棄の際には、日付、実験者氏名、所属講座名、投与した核種、放射線 量、動物の種類をメモ用紙等に明記して廃棄物に添えること。 表 V-1 分 廃棄物分類表 類 廃 棄 物 名 可燃物 ペーパータオル、ろ紙、木片等 難燃物 プラスチック試験管、ポリバイアル、 ポリシート、ゴム、手袋等 不燃物 注射針、ガラスバイアル、ガラス器具、 鉛加工品、テフロン・シリコン塩ビ製品等 8 無機液体 無機液体 有機液体 液体シンチレーター等 動物 動物死体等 非汚染廃棄物 RI による汚染のない廃棄物 Ⅵ 実験室等配置 当施設における実験室等の平面図(Ⅳ-1~Ⅳ-4)を 10-13 項に示す。 9 図Ⅳ-1 札幌医科大学1階平面図 10 警備員室 機械室 宿 共通会議室 基礎医学研究棟 金庫室 コンピューター 室 治験管理室 相談室 給湯 備 品 庫 学務課事務室 本部棟 学生部長室 学務課会議室兼 札幌医科大学附属病院 室 直 管財課検収室 機械 室 物品庫 (2) 物品庫 (1) ホール 書 庫 休憩室 病理 P EV1 便所 便所 (女 ) (男 ) S 身障者 便所 押入 風除室 保健室 汚染 物入 暗 室 天秤室 渡り廊下 シャ ワー室 検査室 DS 標本 作製室 EV3 便 所 (女 ) 除染室 風除室 風除室 体育 備品 庫 除 雪 員 控 室 書房 大学 (1 学 年 ・ 5 学 年 ) 学生 ロッカー室 ニング室 トレ- 機 械 室 電気室 第2 機械室 競技場 (男 ) ホ-ル 便所 玄関 (女 ) 風除室 機械室 焼却炉 準備室 用具庫 男 子 シャワー室 女 子 シャワー室 女子ロッカ-室 EV4 検収室 犬薬浴 物入 体育館 教育南棟 磁気共鳴 医学研究実験室 実験室 南第1講義室 便所 (女 ) PS 便所 (男 ) 学生ロビー 便所 南第2講義室 セミナー室 整理庫 (カ ル テ 庫 ) (1 学 年 ・ 2 学 年 ) 学生ロッカー室 教育北棟 解剖屍体入口 ドライ エリヤ 骨室 β測定室 測定 準備室 実験室 生物 室 安 霊 材料室 便 所 β 実 験 室 (1) 注入室 処置 更衣 浴室 室 前室 弘仁会 売店 ロッカー 室 便所 洗濯室 (女 ) PS 法医解剖室 階段室 EV2 便所 (男 ) 物入 (3 学 年 ・ 4 学 年 ) 学生ロッカー室 RIセンター 焼却炉 元素室) (放 射 性 同 位 物 品 庫 β実験室 (2) 便 所 (男 ) 更衣室 実験室 無菌 RI管 理 室 物入 無菌 無菌 β 実 験 室 (3) 解剖実習室 総務課 衛生管理室 管 理 センター 学生保健 東棟B S=1/200 図 Ⅳ -2 RIセ ン タ ー 1 階 平 面 図 11 シャワー室 β測定室 暗室 汚染検査室 測定準備室 天 秤 室 物入 更衣室 RI管理室 標本標本室 生物実験室 物入 無菌実験室 除 染 室 化 学 実 験 室 (1) 化学実験室(2) 化 学 実 験 室 (3) 12 フード フード γ測定室 化 学 実 験 室 (5) フード フード ド フ ド 機械室 化 学 実 験 室 (4) 化 学 実 験 室 (6) フ ー ー 図 Ⅳ -3 RIセ ン タ ー 地 階 平 面 図 天 秤 室 器 具 除 染 室 DS ピット エレベータ 微生物前室 微生物室 浴室 浴槽 洗濯室 動物手術室 冷凍機械室 前室 低温実験室 前室 前室 蒸 溜 水 室 動物飼育室 動物飼育室 フード 高レベル室 貯蔵室 廃棄物保管室 低温実験室 9階 P2・RI実験室 廊下 PS・DS DW 暗室(1) P S PS・DS 汚染検査室 廃棄物 保管室 R I 管 理 室 薬理P2・RI実験室 貯蔵室 P2・RI実験室(1) バルコニー(B) 11階 P2・RI実験室 10階 P2・RI実験室 廊下 廊下 汚染検査室 DW PS・DS 汚染検査室 DW PS・DS HF P2・RI実験室(2) P2・RI実験室(3) バルコニー(B) バルコニー(B) 12階 P2・RI実験室 13階 P2・RI実験室 廊下 PS・DS 廊下 汚染検査室 DW PS・DS PS・DS 汚染検査室 DW PS・DS 第8 研究室 P2・RI実験室(4) 暗室(2) 暗室 (3) バルコニー(B) P2・RI実験室(5) バルコニー(B) 図 Ⅳ -4 基 礎 医 学 研 究 棟 各 階 P2RI実 験 室 平 面 図 13 別添1 新 規 継 続 年 月 ラジオアイソトープ部門実験室使用申請書 下記によりラジオアイソトープ部門実験室を使用したいので許可願います。 ラ ジ オア イソ トー プ部 門長 殿 属 名 名 所 職 氏 者 請 申 印 RI部 門 印 使用責任者 区 分 指 所 属 職 自 年 名 氏 名 RI使用経験歴 導 者 研究従事者 〃 〃 〃 〃 〃 実 験 期 間 使用核種及び数量 核種 月 日 至 年 1回使用量 月 日 総量 実験日的・方法 使 用 時 間 常 時・週( 化学実験室( 使用実験室 )回・月( )・生物実験室・高レベル室・低温室 組織種本室・暗室・微生物室・無菌室・動物手術室・ 動 物 飼 育 室 ・ P2-RI実 験 室 ( 14 )回 ) 日 別添2 別記第3号様式(第6条関係) 放 射 性 同 位 元 素 購 入 申 込 書 申込年月日 核 種 平 成 年 月 日 数 量 製品名 放射線施設使用責任者 印 (コ-ド番号) 製造会社名 希望月日 MBq kBq Bq 所 個 属 使用者 印 (内線番号 ) 使用目的 連絡方法 支払区分 貯蔵希望場所 基礎医学研究棟 ・ RIセンター F A X ( 済 ・ 未 ) 教育研究費 ・ 科学研究費 ・ 受託研究費 ・ その他 ( ) 予定価格 放射性同位元素購入許可書 RI管理番号 平成 年 月 日 上記の放射性同位元素の購入を許可します。 ラジオアイソトープ部門 放 射 線 取 扱 主 任 者 15 別添3 FAX用 平成 《セット方向》 アイソトープ注文書 ↑↑ 貴注番〔 メーカー名・コード番号 品 名 年 月 日 〕 規格・数量 (社)日本アイソトープ協会 アイソトープ部 業務一課 御中 納 品 希望月日 kBq MBq TEL.:03-5395-8033 着信払FAX.:0120-012895 kBq MBq 右記アイソトープを注文致します。 連絡先(所属・氏名) ℡. ( ) 内線( 通信欄 電話注文 (済・未) 使用許可番号 ) 使用目的=研究用(障害防止法) 印 ℡. ( ) 支払責任者 所属・氏名 印 支払区分 1.公費 2.私費 3.委任経理 4.科学研究費 5.受託研究費 6.その他〔 〕 放射線取扱主任者 印 16 事業所名 (フリガナ) 所属 ・使用者名 〒 現 品 送付先 〒 請求書 送付先 別添4 放射性同位元素使用保管記録 保管従事者 核 種 数 量 化 学 形 又 は 製 品 名 製造会社名 MBq kBq 個 使用 年月日 使用者名 MBq 仕様書 有・無・渡 kBq 出庫数量 使 用 目 的 保管数量 化学実験 ・ 動物実験 化学実験 ・ 動物実験 化学実験 ・ 動物実験 化学実験 ・ 動物実験 化学実験 ・ 動物実験 化学実験 ・ 動物実験 化学実験 ・ 動物実験 化学実験 ・ 動物実験 RI 管 理 番 号 保管開始年月日 H 年 月 日 保 管 使 用 方 法 保 管 方 法 アンプル バイアル カプセル ベニビン その他( ) 使用場所 入出庫従事者 出 入 トレーサー実験 ( ) トレーサー実験 ( ) トレーサー実験 ( ) トレーサー実験 ( ) トレーサー実験 ( ) トレーサー実験 ( ) トレーサー実験 ( ) トレーサー実験 ( ) 場 所 所 属 購 入 者 氏 名 貯蔵室・貯蔵室(2)(貯蔵庫・冷蔵庫・冷凍庫)No 放射性廃棄物保管廃棄記録 R I 管 理 番 号 核 種 数 量 化 学 形 又 は 製 品 名 廃棄方法及び場所 耐火性の容器に入れて保管廃棄室に保管廃棄 廃 棄 年 月 日 使用者名 固 可燃物 液 体 体 難燃物 不燃物 無機溶液 シンチレ-タ 動 物 合 計 (Bq) (Bq) (Bq) (ml) (Bq) (ml) (Bq) (匹) (Bq) (Bq) (Bq) (Bq) (Bq) (ml) (Bq) (ml) (Bq) (匹) (Bq) (Bq) (Bq) (Bq) (Bq) (ml) (Bq) (ml) (Bq) (匹) (Bq) (Bq) (Bq) (Bq) (Bq) (ml) (Bq) (ml) (Bq) (匹) (Bq) (Bq) (Bq) (Bq) (Bq) (ml) (Bq) (ml) (Bq) (匹) (Bq) (Bq) (Bq) (Bq) (Bq) (ml) (Bq) (ml) (Bq) (匹) (Bq) (Bq) (Bq) (Bq) (Bq) (ml) (Bq) (ml) (Bq) (匹) (Bq) (Bq) (Bq) (Bq) (Bq) (ml) (Bq) (ml) (Bq) (匹) (Bq) (Bq) 17 廃棄従事者 札幌医科大学医学部放射線障害予防規程 平成19年4月1日 目 規程第80号 次 第1章 総則(第1条~第3条) 第2章 放射線障害予防体制(第4条~第13条) 第3章 放射線施設の維持、管理及び点検(第14条・第15条) 第4章 放射性同位元素等の使用、保管、運搬、廃棄(第16条~第21条) 第5章 放射線業務従事者の線量限度(第22条・第23条) 第6章 放射線等の測定(第24条・第25条) 第7章 教育及び訓練(第26条) 第8章 健康診断(第27条) 第9章 放射線障害を受けた又は受けたおそれのある者に対する措置(第28条) 第10章 記帳及び保存(第29条) 第11章 危険時の措置(第30条・第31条) 第12章 管理状況報告書(第32条) 第13章 雑則(第33条・第34条) 附則 第1章 総則 (目的) 第1条 この規程は、放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律(昭和32年法律第167号。以下「法」とい う。)第21条及び同法施行規則(昭和35年総理府令第56号。以下「規則」という。)第21条の規定に基づき、札幌医科 大学医学部(附属病院を除く。以下「医学部」という。)における放射線障害の発生を防止し、医学部内外の安全を確 保することを目的とする 。 (用語の定義) 第2条 (1) この規程において、次の各号に掲げる用語の意義は、それぞれ当該各号に定めるところによる。 管理区域 外部放射線の線量、空気中の放射性同位元素(以下「RI」という。)の濃度又はRIによって汚染 された物の表面の密度が、放射線を放出する同位元素の数量等を定める件(以下「告示」という。)に規定する限度を 超え、又は超えるおそれのある場所 (2) 放射線施設 医学部におけるRIの使用施設、貯蔵施設及び廃棄施設 (3)放射線業務従事者(以下「業務従事者」という) RI又はRIによって汚染された物(以下「RI等」という。) の取扱い、管理又はこれに付随する業務に従事する者であって、放射線施設に立ち入る者 (4) 一時立入者 業務従事者以外の者であって、放射線施設に一時的に立ち入る者 (細則の制定) 第3条 医学部長は、この規程に定めるもののほか、放射線施設における放射線障害の防止に必要な次の各号に掲げる事 項の運用基準に関して、細則を定めるものとする。 (1) 医学部放射線施設の使用に関すること。 18 (2) 医学部放射性有機廃液焼却炉の使用に関すること。 第2章 放射線障害予防体制 (組織) 第4条 RI等の取扱いに従事する者、安全管理及び施設の維持・管理に従事する者に関する組織は、別図1のとおりと する。 (総括施設管理者) 第5条 医学部における放射線施設の総括施設管理者は、医学部長の職にある者をもって充てる 。 (放射線取扱主任者等) 第6条 放射線障害の防止について監督を行わせるため、放射線取扱主任者(以下「主任者」という。)を放射線施設に 若干名置くものとする 。 2 主任者は、第1種放射線取扱主任者免状を有する者のうちから、医学部長が任命するものとする。 3 医学部長は、主任者が旅行、疾病その他の理由により不在のときその職務を代行させるため、主任者となる資格を有 する者のうちから主任者の代理者を選任しなければならない。 4 医学部長は、選任された主任者に対し法第36条の2に規定された定期講習を受講させなければならない。 (施設管理者) 第7条 放射線施設の施設管理者は、教育研究機器センター所長の職にある者をもって充てる。 (放射線安全責任者) 第8条 2 施設管理者の職務を補助させるため、放射線安全責任者(以下「安全責任者」という。)を置く。 前項の安全責任者は、ラジオアイソトープ研究部門長の職にある者をもって充てる。 (放射線安全担当者) 第9条 2 安全責任者の職務を補助させるため、放射線安全担当者(以下「安全担当者」という。)を置く。 前項の安全担当者は、総括施設管理者が指名する者をもって充てる。 (主任者の義務) 第10条 主任者は、次の職務を行う。 (1) 放射線障害発生の防止について監督を行うこと。 (2) 総括施設管理者に対し、関係法令の定めに基づく必要な意見を述べること。 (3) 放射線施設の管理運営の改善について施設管理者に対し意見を述べること。 (安全責任者の職務) 第11条 安全責任者は、上司の命を受け、関係法令並びにこの規程及びこの規程により定められた細則の実施を確保す るために安全担当者を指揮監督して、放射線障害の発生を防止し、安全を確保するものとする。 (安全担当者の職務) 第12条 安全担当者は、上司の命を受け次の職務を行う。 (1) 放射線施設の安全及びRI等の使用管理に関すること。 (2) 放射線施設に立ち入る者に対する指導、監督に関すること。 (3) その他法令に基づく放射線障害の発生を防止する業務に関すること。 (放射線障害予防委員会) 19 第13条 放射線障害予防規程の制定、改廃及び放射線障害防止に関する事項については、放射線障害予防委員会(以下 「委員会」という。)において審議するものとする。 第3章 放射線施設の維持、管理及び点検 (点検、自主検査等) 第14条 主任者及び安全責任者は、別表の点検項目について日常の巡視、点検及び年2回以上定期的に自主検査(以下「点 検等」という。)を行わなければならない。 2 主任者及び安全責任者は、火災及び震度4以上の地震時には、その結果を主任者を経由して総括施設管理者に報告し なければならない。 (修理、改善等) 第15条 2 安全責任者は、前条に定める点検等の結果、必要に応じ速やかに修理、改善等の措置を講じなければならない。 前項の措置を行うときは、その実施計画を作成し、総括施設管理者の承認を受けなければならない。ただし、保安上 特に影響が軽微と安全責任者が認めたものについては,この限りでない。 3 総括施設管理者は、前項の承認を行うに際して、放射線障害の防止上必要があると認めるときは、委員会に諮問する ものとする。 第4章 放射性同位元素等の使用、保管、運搬、廃棄 (放射線施設への立入) 第16条 2 放射線施設に立ち入る業務従事者は、安全責任者の許可を受けなければならない。 安全責任者は、前項により許可を行うときは、第27条に規定された健康診断を済ませ、放射線障害の発生を予防する ために必要な第26条に規定する教育、訓練を受けていることを確認しなければならない。 3 安全責任者は、第1項で許可した者に対し、許可書を交付しなければならない。 4 一時立入者に対する許可は、安全責任者が行うものとする。 (RIの受入れ・払出し) 第17条 RIの受入れ・払出しは、安全責任者を経て主任者に申請し、その許可を受けなければならない。 (RI等の使用) 第18条 安全責任者は、RI等を取り扱う者に対しては、別に細則で定める留意事項のほか、次の各号に掲げる事項を 厳守させ、放射線障害の防止に努めなければならない。 (1) 密封されていないRIの使用にあたっては、所定の帳簿に記録すること。 (2) RIを取り扱う場合は、その目的に応じた使用方法等を十分準備、研究すること。 (3) 経験の乏しい業務従事者は、単独で作業しないこと。 (4) 管理区域に立ち入る者は、個人被ばく線量を測定するための放射線測定器を必ず装着すること。 (5) RIを取り扱う場合は、RIを体内に摂取するおそれのある行為をしないこと。 (6) RI作業室からの物品等の持出しについては、RIによる汚染検査を済ませた後、持出しの許可を受けること。 (保管) 20 第19条 RIは、定められた貯蔵室以外で保管してはならない。 2 貯蔵室には、その能力を超えてRIを貯蔵してはならない。 3 RIの入庫又は出庫は、安全担当者の指示により行うものとする。 (運搬) 第20条 2 RIを運搬する場合の許可は、主任者が行うものとする。 RIの運搬は、関係法令に定める基準に適合する措置を講じて行わなければならない。 (廃棄) 第21条 (1) RI等の廃棄は、次の各号に従って最も安全な方法で行い、所定の帳簿に記録するものとする。 固体状の放射性廃棄物を廃棄する場合は、可燃性、難燃性及び不燃性のものに区分し、それぞれ専用の放射性廃 棄物容器に封入して保管廃棄すること。 (2) 液体状の放射性廃棄物は、化学的性状に従ってそれぞれ専用の放射性廃棄物容器に 封入して保管廃棄すること。 ただし、別に定める濃度限度以下の溶液については、排水設備により廃棄し、また、有機溶液については、別に定める 方法により焼却廃棄すること。 (3) 気体状の放射性廃棄物を廃棄する場合は、排気設備の排気浄化装置により行うこと。ただし、排気口における排 気中のRIの濃度は、告示に定める濃度限度以下とすること。 第5章 放射線業務従事者の線量限度 (線量限度) 第22条 業務従事者の一定期間内における実効線量限度は、次の各号に定めるところによる。 (1) 平成13年4月1日以降5年ごとに区分した各期間につき100ミリシーベルト。 (2) 4月1日を始期とする1年間につき50ミリシーベルト。 (3) 女子(妊娠不能と診断された者、妊娠の意志のない旨を施設管理者に書面で申し出 た者を除く。)については、 前号に規定するほか、4月1日、7月1日、10月1日及び1月1日を始期とする各3月間につき5ミリシーベルト(以下「3月間 管理」という。)。 2 業務従事者の一定期間内における等価線量限度は、次の各号に定めるところによる。 (1) 眼の水晶体については、4月1日を始期とする1年間につき150ミリシ-ベルト。 (2) 皮膚については、4月1日を始期とする1年間につき500ミリシ-ベルト。 (3) 妊娠中である女子の腹部表面については、本人の申出等により施設管理者が妊娠の事実を知ったときから出産ま での間につき2ミリシ-ベルト。 (女子の線量限度の変更) 第23条 業務従事者である女子の線量限度のうち、3月間管理については、女子本人から施設管理者に妊娠の意志のない 旨の書面が提出された場合、当該女子を3月間管理の適用除外をするものとする。 2 前項の運用に当たっては、次の各号の掲げる事項を守らなければならない (1) 施設管理者は、書面を受け取る前に当該女子に対し、線量限度の適用に関する十分な教育及び訓練を行わなけれ ばならない。 (2) 書面は、女子からの自発的な提出によらなければならない。 (3) 女子は、提出した書面をいつでも撤回でき、施設管理者は、撤回の書面の受け取りを拒否することはできないも 21 のとする。 (4) いかなる場合も、女子のプライバシーに十分な配慮を行い、妊娠の意志のない理由の記載を求めてはならない。 (5) 施設管理者は、当該女子に、提出した書面の写しを保管させなければならない。また、3月間管理の適用除外の開 始日は受付日以降とすること。 (6) 施設管理者は、女子本人からの申出等の何らかの理由により女子の妊娠の事実を知ったときからは、当該女子に は、3月間管理ではなく妊娠中の女子の線量限度を適用しなければならない。 第6章 放射線等の測定 (場所の測定) 第24条 安全責任者は、当該施設の放射線の量及びRIによる汚染の状況の測定を行い,その結果を関係法令に定められ た項目について記録し、保存しなければならない。 2 放射線の量の測定は、原則として1センチメートル線量当量率又は1センチメートル線量当量について、放射線測定器 を使用して行わなければならない。 3 第1項の測定は、密封されていないRIを取り扱う場合には、作業開始前に1回、作業を開始した後にあっては、1月 を超えない作業期間ごとに1回実施しなければならない。ただし、排気設備の排気口、排水設備の排水口、排気監視設備 のある場所及び排水監視設備のある場所におけるRIによる汚染の状況の測定は、排気又は排水のつど(連続して排気 する場合は連続して)行わなければならない。 4 第1項の測定は、密封されたRIを固定して取り扱う場所であって、取扱いの方法及びしゃへい壁その他のしゃへい 物の位置が一定している場合には、作業前に1回、開始後にあっては6月を超えない作業期間ごとに1回行わなければなら ない。 (個人被ばく線量の測定) 第25条 安全責任者は、当該施設に立ち入る者に対して適切な測定器を着用させ、次の各号に従い個人被ばく線量を測 定しなければならない。 (1) 放射線の量の測定は、外部被ばく線量について行うものとする。 (2) 測定は、胸部(女子(妊娠不能と診断された者及び妊娠の意志のない旨を書面で提出した者を除く。ただし、合 理的な理由があるときは、この限りではない。)にあっては腹部)について1センチメートル線量当量及び70マイクロメ ートル線量当量について行うものとする。 (3) 前号のほか頭部及びけい部から成る部分、胸部及び上腕部から成る部分並びに腹部及び大たい部から成る部分の うち、外部被ばく量が最大となるおそれのある部分が胸部及び上腕部(前号において腹部について測定することとされ る女子にあっては腹部及び大たい部)から成る部分以外の部分である場合は当該部分についても測定を行うものとする。 (4) 人体部位のうち外部被ばく線量が最大となるおそれのある部位が、頭部、けい部、胸部、上腕部、腹部及び大た い部以外である場合は、前2号に定めるもののほか当該部位についても測定を行うものとする。 (5) RIを誤って摂取した場合又はそのおそれのある場合は、内部被ばくについても測定を行うものとする。 (6) 測定は、管理区域に立ち入る者について、管理区域に立ち入っている間継続して行うものとする。ただし、一時 立入者として安全責任者が認めた者については、外部被ばくの線量が100マイクロシーベルトを超えるおそれのある場合 に行うものとする。 (7) 測定の結果は、次の項目について記録するものとする。 22 ア 測定対象者の氏名 イ 測定をした者の氏名 ウ 放射線測定器の種類及び型式 エ 測定方法 オ 測定部位及び測定結果 (8) 前号の測定結果から実効線量及び等価線量を算定し、次の項目について記録するものとする。 ア 算定年月日 イ 対象者の氏名 ウ 算定した者の氏名 エ 算定対象期間 オ 実効線量 力 等価線量及び組織名 (9) 第7号の測定結果の集計及び前号の算定は、4月1日、7月1日、10月1日及び1月1日を始期とする各3月間(本人の申 出等により施設管理者が妊娠の事実を知ることとなった女子にあっては出産までの間毎月1日を始期とする1月間)並び に4月1日を始期とする1年間について、当該期間ごとに集計し記録するものとする (10) ある年度の実効線量が20ミリシ-ベルトを超えた場合は、当該1年間以降は、当該1年間を含む平成13年4月1日以 後5年ごとに区分した各5年間の累積実効線量(4月1日を始期とする1年間ごとに算定された実効線量の合計)を当該期間 について、毎年度集計し、集計の都度次の項目について記録するものとする。 ア 集計年月日 イ 対象者氏名 ウ 集計した者の氏名 エ 集計対象期間 オ 集計実効線量 (11) 安全責任者は、第7号から第10号までの結果を記録するとともに、そのつど対象者に記録の写しを交付しなけれ ばならない。又その記録は永久に保存しなければならない。ただし、当該記録の当事者が業務従事者でなくなった場合 又は当該記録を5年間保存した後においてその記録を財団法人放射線影響学会に引き渡す時は、この限りでない。 第7章 教育及び訓練 (教育及び訓練) 第26条 安全責任者は、当該施設の業務従事者及び管理区域に立ち入る者に対し、放射線障害の発生を防止するために 必要な教育及び訓練を行わなければならない。 2 前項の教育及び訓練の実施時期は、施設に立ち入る前及び施設立ち入り後は、1年を超えない期間ごととし、実施項 目及び時間数については、この規程により定められた細則の定めるところによる。 3 前項の規定にかかわらず、十分な知識及び技能を有していると安全責任者が認める者に対しては、教育及び訓練の一 部を省略することができる。 第8章 健康診断 23 (特別健康診断) 第27条 2 安全責任者は、業務従事者に対し、特別健康診断を行わなければならない。 特別健康診断は、次の項目について、初めて管理区域に立ち入る前及び管理区域に立ち入った後は1年を超えない期 間ごとに行うものとする。 (1) 問診 ア 放射線の被ばく歴の有無 イ 作業場所 ウ 内容 エ 期間 オ 線量 カ 放射線障害の有無その他放射線による被ばくの状況 (2) 以下の部位及び項目についての検査又は検診 ア 末しょう血液中の血色素量又はヘマトクリット値、赤血球数、白血球数及び白血球百分率 イ 皮膚 ウ 眼 エ その他文部科学大臣が定める部位及び項目 ただし、ア~ウの部位又は項目(初めて管理区域に立ち入る前の特別健康診断にあっては、ア及びイの部位又は 項目を除く。)については、医師が必要と認める場合に限る。 3 安全責任者は、第2項の規定にかかわらず業務従事者が次の各号に該当するときは、遅滞なくその者につき特別健康 診断を行わなければならない。 (1) RIを誤って吸入摂取し、又は経口摂取したとき。 (2) RIにより表面密度限度を超えて皮膚が汚染され、その汚染を容易に除去することができないとき。 (3) RIにより皮膚の創傷部が汚染され、又は汚染されたおそれのあるとき。 (4) 実効線量限度又は等価線量限度を超えて放射線に被ばくし、又は被ばくしたおそれのあるとき。 4 安全責任者は、次の各号について特別健康診断の結果を記録するとともに、そのつど対象者に記録の写しを交付しな ければならない。又その記録は永久に保存しなければならない。ただし、当該記録の当事者が業務従事者でなくなった 場合又は当該記録を5年間保存した後においてその記録を財団法人放射線影響学会に引き渡す時は、この限りでない。 (1) 実施年月日 (2) 対象者の氏名 (3) 特別健康診断を実施した医師名 (4) 特別健康診断の結果 (5) 特別健康診断の結果に基づいて講じた措置 5 安全責任者は、必要に応じて、前項の実施結果を施設管理者に報告しなければならない。 6 第1項の特別健康診断は、北海道公立大学法人札幌医科大学職員安全衛生管理規程(平成19年4月1日 に基づいて実施される健康診断を実施したことにより実施されたものとする。 第9章 24 放射線障害を受けた又は受けたおそれのある者に対する措置 規程第31号) (放射線障害を受けた又は受けたおそれのある者に対する措置) 第28条 施設管理者は、前条第5項による報告に基づき、業務従事者が放射線障害を受けた又は受けたおそれのある場合 はその障害の程度に応じ、当該施設への立入制限、禁止等の措置を講じ、必要な保健指導を行わなければならない。 2 業務従事者以外の者が放射線障害を受けた又は受けたおそれのある場合は遅滞なく医師による診断、必要な保健指導 等の適切な措置を講じること。 3 施設管理者は、前2項により実施した措置の結果を総括施設管理者に報告するものとする。 第10章 記帳及び保存 (記帳及び保存) 第29条 安全責任者は、RIの受入れ、払出し、使用、保管、廃棄、運搬、自主点検並びに教育及び訓練に係る記録を 記帳させなければならない。 2 前項の帳簿に記載する項目は次の各号とする。 (1) 受入れ・払出し ア RIの種類及び数量 イ 受入れ又は払出しの年月日 ウ 受入れ又は払出しの相手方の氏名又は名称 (2) 使用 ア RIの種類及び数量 イ RIの使用の年月日、目的、方法及び場所 ウ RIの使用に従事する者の氏名 (3) 保管 ア RIの種類及び数量 イ RIの保管の期間、方法及び場所 ウ RIの保管に従事する者の氏名 (4) 運搬 ア 事業所の外におけるRIの運搬等の年月日及び方法 イ 荷受人又は荷送人の氏名又は名称 ウ 運搬に従事する者の氏名又は運搬の委託先の氏名若しくは名称 (5) 廃棄 ア RIの種類及び数量 イ RIの廃棄の年月日、方法及び場所 ウ RIの廃棄に従事する者の氏名 (6) (7) 自主点検 ア 実施年月日 イ 点検の結果 ウ 点検の結果に伴う措置 教育及び訓練 25 3 ア 実施年月日 イ 実施項目 ウ 教育及び訓練を受けた者の氏名 前2項により備える帳簿は、年度ごとに閉鎖し、5年間これを保存しなければならない。 第11章 危険時の措置 (災害時の措置) 第30条 地震、火災、その他の災害により放射線障害が発生した場合又は発生するおそれのある場合は、主任者及び安 全責任者の指示に従い次の各号により応急の措置を講じなければならない。 (1) 火災その他の災害の発見者は、災害の拡大防止に努めるとともに、直ちに別図2に定める災害時の緊急連絡体制に 従い通報すること。 (2) 放射線施設の内部にいる者または付近にいる者に避難するよう警告すること。 (3) 放射線障害を受けた者又は受けたおそれのある者を発見したときは、速やかに救出し、避難させる等緊急の措置 を講ずること。 (4) RIによる汚染が生じた場合には、速やかにその広がりの防止及び除去を行うこと。 (5) RI等を他の場所に移す余裕がある場合には、必要に応じてこれを安全な場所に移し、その場所の周囲には、縄 を張り、又は標識等を設け、かつ、見張人を配置することにより、関係者以外の立入りを禁止すること。 (6) その他放射線障害を防止するために必要な措置を講ずること。 (7) 緊急作業を行う場合は、しゃへい具、保護具等を用い、被ばく線量を最小限に留めるようにすること。 2 主任者及び安全責任者は、災害による被害の状況及び講じた措置を、速やかに施設管理者に報告しなければならない。 3 前項の報告を受けた施設管理者は、直ちに委員会に報告し、委員会が必要と認めたときは、当該施設への立入禁止、 閉鎖、改修等必要な措置を講じなければならない。 4 委員会は、前項の決定事項を総括施設管理者に報告するものとする。 (事故時の措置) 第31条 規則第39条第1項に係る事態の発生又は発生するおそれがある場合は、直ちに主任者及び安全責任者に通報しな ければならない。なお、規則第39条第1項に係る項目は細則の定めるところによる。 2 前項の通報を受けた主任者及び安全責任者は、直ちに関係機関に通報するとともに、速やかに応急の措置を講じ、放 射線障害の防止に努めなければならない。 3 総括施設管理者は、主任者及び安全責任者より前項の報告を受けたときは、その旨を直ちに、その状況及びそれに対 する措置を10日以内に、文部科学大臣に報告しなければならない。 第12章 放射線管理状況報告書 (放射線管理状況報告書) 第32条 総括施設責任者は、毎年4月1日から翌年3月31日までの期間におけるRIの保管数量及び放射線管理の状況につ いての報告書を当該期間の経過後3月以内(6月30日)に文部科学大臣に提出しなければならない。 第13章 26 雑則 (取扱い等の制限) 第33条 安全担当者は、業務従事者がこの規程若しくはこの規程により定められた細則に著しく違反したときは、安全 責任者に報告するものとする。 2 前項の報告を受けた安全責任者は主任者に報告し、その意見を聞き必要があると認めたときは、当該業務従事者に対 するRI等の取扱制限、その他必要な措置を行うものとし、その経過及び結果を総括施設管理者及び施設管理者に報告 するものとする。 (申請及び届出等) 第34条 附則 関係法令に基づく申請及び届出の事務は、事務局企画課において行うものとする。 (平成22年 9月28日 規程第60号) この規程は、平成 22 年 9 月 1 日から施行する。 27 線量限度 区分 実効線量限度 線量 ( 1) 5年 間 蓄 積 線 量 * 1 100 mSv/ 5年 間 ( 2) 年 間 線 量 50m Sv/ 年 ( 3) 女 性 1 5mS v/ 3カ 月 * 3 ( 4) 女 性 2* 2 1mS v ( 1) 眼 の 水 晶 体 150 mSv/ 年 * 4 500 mSv/ 年 * 4 等 価 線 量 限 度 ( 2) 皮 膚 ( 3) 女 性 2の 腹 部 * 2 2mS v * 1: 平 成 13年 4月 1日 以 後 5年 ご と に 区 分 し た 各 期 間 。 * 2: 本 人 の 申 請 に よ り 使 用 者 等 が 妊 娠 の 事 実 を 知 っ た と き か ら 出 産 ま での 間 ( 電離則:妊娠と診断されてから出産までの間)の 外部被曝の限度を持す. 外部 被 曝 が 2mSvを 超 え な い 場 合 は 内 部 被 曝 は lmSvを 超 え な い 。 * 3: 妊 娠 と 気 付 か な い 時 期 の 胎 児 の 被 曝 を , 特 殊 な 状 況 下 に お け る 公 衆 の 被 曝 と 同 程 度 以 下 と す る た め の 限 度 値 で あ り ,100mSv / 5年 間 を 3ケ 月 に 均 等 配 分 し た 値 で あ る 。 女 性 2お よ び 女 性 3を 除 く 。 * 4: 4月 1日 を 始 期 と す る 1年 間 。 緊急作業時に係る被曝の限度 実効線量 等価線量 100mSv 眼の水晶体 300mSv 皮膚 1Sv ◆ 電 離 則 で は , 放 射 線 業 務 従 事 者 以 外 の 男 性 , 及 び 女 性 3の 労 働 者 で 緊 急 作業に従事するものについても準用する。 電離則:電離放射線障害防止規則(厚生労働省所管) 28 Ⅸ 連絡先 1 内線 (ダイヤルイン 611-) (1) 管理室 室 名 階 内線番号 RI センター管理室 1 2511 基礎棟 P2・RI 管理室 9 2544 階 内線番号 RI センターβ線測定室 1 2512 RI センターγ線測定室 BF 2513 9 階 P2・RI 実験室 9 2545 P2・RI 薬理学実験室 9 2729 10 階 P2・RI 実験室 10 2678 11 階 P2・RI 実験室 11 2699 12 階 P2・RI 実験室 12 2739 13 階 P2・RI 実験室 13 2648 階 内線番号 大学警備室(東棟) 1 2128 大学警備室(基礎棟) 1 2127 (2) 実験室 室 名 (3) 警備室 室 2 名 FAX 事務局 ……… 011-612-5861 29
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