環境報告書 2014 - 三重大学 国際環境教育研究センター

レーモンドホール内観
空・樹・波の三翠に恵まれた三重県内唯一の総合大学として
低炭素社会、
循環型社会、
自然共生社会をリードする
三重大学ブランドの環境人財を育成することで
環境先進大学を目指します
世界一の
本報告書4,500冊作成時の
CO2排出量(合計)
1,821.5kg-CO2
●本報告書は、
印刷には環境に配慮したベジタブルインキを使用しています。 ● 印刷工程では、
有害廃液を出さない水なし印刷方式を採用しています。
●この冊子を印刷・製本するときに使用する電力506.2kWhは、
三重県のグリーン電力(太陽光発電)で賄われています。
カーボンフリーコンサルティング株式会社を通じ、
三重県
●この 印刷物4,500冊を作成する際に排出されたCO2 1,821.5kgは、
の宮川森林組合の持続可能な森林経営促進型プロジェクトで生み出されたJ-VERによりカーボンオフセットされ、
地域の森
★
林保全と、
地球温暖化防止に貢献しています。
CONTENTS ― 目 次 ―
スマートキャンパスで教育、研究、社会貢献を
01
02
03
06
①環境関連受賞(エコ大学ランキング総合1位ほか)
②三重大学ミュージアム構想
3. 特集
12
①教養教育機構/地域イノベーション研究開発拠点
②ESD in 三重
③環境座談会「世界一の環境先進大学」三重大学の地域環境や文化向上への貢献
4. サステイナブル・スマートキャンパス
22
●三重大学スマートキャンパス
(MIESC)の実証事業
学長メッセージ スマートキャンパスで教育、研究、社会貢献を
環境方針
1. 三重大学の概要
2. トピックス
●施設設備(ハード)による成果
●運用(ソフト)による成果
5. 環境ISO学生委員会の環境活動
6. 三重大ブランドの環境教育
●持続可能な開発のための教育(ESD)
プログラム
●国際環境教育プログラム
●エネルギー環境教育
7. 環境研究
●国際環境教育研究センター
(GECER)中心の文理融合型研究
●バイオエンジニアリング国際教育研究センター
●再生エネルギーを通じた地域貢献をめざして
8. 環境コミュニケーション
●教職員の社会貢献活動
●地域環境教育への貢献
●環境関連活動・シンポジウム
●環境関連機関・他大学とのコミュニケーション
●部・サークルの環境活動
●附属学校の環境活動
9. 環境関連の取り組み
●省エネルギー体制/省エネルギー対策
●キャンパスクリーン作戦
●環境会計/マテリアルバランス
●環境負荷
●グリーン購入・調達の状況
10. 環境に対する規制についての対策
●排水量および水質/大気汚染防止法
●化学物質の取り扱い量
●上浜キャンパスの騒音対策
●建物の建設などにあたっての環境配慮
●ポリ塩化ビフェニル(PCB)の管理/アスベスト
11. 防災・安全衛生への取り組み
●自然災害に備えた体制の整備
●みえ防災・減災センター
●安全衛生への取り組み
12. 環境マネジメントシステムの概要
●環境マネジメントシステムの概要
●環境マネジメントシステム
●環境マネジメントシステムの状況
●環境目的・環境目標および具体的取り組みの達成度
●環境マネジメントシステムの点検・環境内部監査
●環境マネジメントシステム(ISO14001)の更新審査
●最高環境責任者による見直し
●情報の伝達・収集および共有の手段
13. 第三者評価
●シャープ株式会社との意見交換会
●名古屋大学との意見交換会
●中部電力株式会社との意見交換会
●三重県との意見交換会
14. まとめ
●環境省 環境報告ガイドライン(2012年版)
との対照表
●編集後記 三重大学環境報告書2014の作成にあたって
●用語集(2014) 本文中に★のマークが付いています。
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ト
ピ
ッ
ク
ス
学長メッセージ
環境に高い志をもった人財の育成が三重大学の優先的な教育目標です。環
境に関する研究も集約化しなければなりません。地域社会と環境の認識を共有
し、三重大学は「地」
「知」「智」「治」と「値」の拠点とならなければなりません。
特
集
国際環境教育研究センター
三重大学では全ての学部、学科で環境についての教育、研究を展開していま
す。それらの情報流通を円滑かつ迅速にすることにより新しい拡がりが生まれます。
まずは緩やかな結合からスタートし、強い絆へと進めるセンターです。
実践的環境教育にマンツーマンで指導していきます。
「何を学ぶか」
「誰に学
ぶか」を実現するため教員と学生の情報交換を密にしていきます。多くの俊英が
集うことを期待しています。
三重大学の「知」を結集し、環境に関する新技術の開発、実証のための体制
と活動を強化します。エネルギーでは発電、蓄電、節電の調節を可能にするシス 平成26年9月
テムを構築し、
それを効率的に活用する先進的エネルギーマネージメントシステム 三重大学長
の確立を目指します。三重大学でスマートキャンパスを実現し、
このモデルを地域 最高環境責任者
の皆さんや子ども達へ、
そして三重県へ、
さらには日本全体に広がることを期待し
ています。
世界的に見て、急激な近代化にインフラ整備が追いついていない現状が顕
著となってきている中、環境教育、研究の重要性を痛感します。このセンターの役割に大いに期待しています。
世界への発信
世界は近くなり、一つとなってきています。どこに出かけても大きな違和感を覚えなくなっていますが、環境破壊が地球
規模で進んでいることを実感しています。中国やモンゴルの著しい大気汚染、
インドの山積みの廃棄物、
インドネシアの激
しい森林破壊、
タイやベトナムの河川の汚染などです。欧米先進国でも環境の劣化を目の当たりにします。
環境改善へのわが国の取り組み、特に三重県四日市での産官学民挙げての大気汚染の改善への取り組みは環境汚
染の真っ只中にある国には大いに参考になるはずです。環境研究についての我が国のこれまでの経験や取り組みを世
界に発信するのは大学の大きな使命です。この目的を達成するために先兵となる覚悟です。
「知のトライアングル」三重大ミュージアム
三重大学内の歴史的建造物である三翠会館、
レーモンドホール、
それに新たに建造した環境・情報科学館(メープル館)
を「知のトライアングル」として、地域に開かれた学問、芸術、文化の拠点とします。
環境についてのシンポジウム、討論会、展示会など専門家同士の議論に加えて学生や地域の人々も気楽に参加でき
る場としていきます。そして、行政や企業との連携を深め、大学の有する知的財産を社会で生かすためのネットワークを作
っていきます。教員の知、職員の治、学生の地を地域で生かして、安全、安心かつ活力のある住みよい社会を作るミュージ
アムとします。
防災減災
先進国日本で考えられないほどの死傷者がでる激甚な自然災害が続いています。生死を分ける一瞬を目の当たりにす
るとき、
自然に対する人の無力さを痛感するとともに、謙虚になって防災、減災への取り組みを最優先しなければとの思い
が強くなります。特に三重県は地震、台風、洪水などの自然災害の多発地域です。特に、東海、東南海、南海地震は今後
30年以内に高い確率で発生すると予想されています。複合地震発生まで秒読み段階ですので、
その対策は喫緊の課題
です。そのため、三重大学は三重県と連携して「美(うま)
し国おこし・三重さきもり塾」を平成22年に開塾、本年4月よりは
「みえ防災・減災センター」として継続し、三重県地域の防災・減災活動を主体的に行う「人財」を育成する事業を推進
しています。この「志」を持った人財が地域での防災・減災活動の中心的役割を果たし、持続可能社会の構築のDRIVE
となります。
三重大学は「世界一の環境先進大学」を目指すことを宣言しています。大学キャンパスの環境を充実させながら、低炭
素社会構築の形成過程を三重から日本、世界に発信するための環境教育、情報教育を実践します。
「おもてなし そんな心で エコロジー」を教職員学生が一体となって実践します。
Environmental Management Report 2014 01
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ISO
●環境ISO学生委員会の年間活動
●環境ISO学生委員会の継続的環境活動
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の
概
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り
組
み
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境
に
対
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る
規
制
に
つ
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要
第
三
者
評
価
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と
め
CONTENTS ― 目 次 ―
スマートキャンパスで教育、研究、社会貢献を
01
02
03
06
①環境関連受賞(エコ大学ランキング総合1位ほか)
②三重大学ミュージアム構想
3. 特集
12
①教養教育機構/地域イノベーション研究開発拠点
②ESD in 三重
③環境座談会「世界一の環境先進大学」三重大学の地域環境や文化向上への貢献
4. サステイナブル・スマートキャンパス
22
●三重大学スマートキャンパス
(MIESC)の実証事業
学長メッセージ スマートキャンパスで教育、研究、社会貢献を
環境方針
1. 三重大学の概要
2. トピックス
●施設設備(ハード)による成果
●運用(ソフト)による成果
5. 環境ISO学生委員会の環境活動
6. 三重大ブランドの環境教育
●持続可能な開発のための教育(ESD)
プログラム
●国際環境教育プログラム
●エネルギー環境教育
7. 環境研究
●国際環境教育研究センター
(GECER)中心の文理融合型研究
●バイオエンジニアリング国際教育研究センター
●再生エネルギーを通じた地域貢献をめざして
8. 環境コミュニケーション
●教職員の社会貢献活動
●地域環境教育への貢献
●環境関連活動・シンポジウム
●環境関連機関・他大学とのコミュニケーション
●部・サークルの環境活動
●附属学校の環境活動
9. 環境関連の取り組み
●省エネルギー体制/省エネルギー対策
●キャンパスクリーン作戦
●環境会計/マテリアルバランス
●環境負荷
●グリーン購入・調達の状況
10. 環境に対する規制についての対策
●排水量および水質/大気汚染防止法
●化学物質の取り扱い量
●上浜キャンパスの騒音対策
●建物の建設などにあたっての環境配慮
●ポリ塩化ビフェニル(PCB)の管理/アスベスト
11. 防災・安全衛生への取り組み
●自然災害に備えた体制の整備
●みえ防災・減災センター
●安全衛生への取り組み
12. 環境マネジメントシステムの概要
●環境マネジメントシステムの概要
●環境マネジメントシステム
●環境マネジメントシステムの状況
●環境目的・環境目標および具体的取り組みの達成度
●環境マネジメントシステムの点検・環境内部監査
●環境マネジメントシステム(ISO14001)の更新審査
●最高環境責任者による見直し
●情報の伝達・収集および共有の手段
13. 第三者評価
●シャープ株式会社との意見交換会
●名古屋大学との意見交換会
●中部電力株式会社との意見交換会
●三重県との意見交換会
14. まとめ
●環境省 環境報告ガイドライン(2012年版)
との対照表
●編集後記 三重大学環境報告書2014の作成にあたって
●用語集(2014) 本文中に★のマークが付いています。
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学長メッセージ
環境に高い志をもった人財の育成が三重大学の優先的な教育目標です。環
境に関する研究も集約化しなければなりません。地域社会と環境の認識を共有
し、三重大学は「地」
「知」「智」「治」と「値」の拠点とならなければなりません。
特
集
国際環境教育研究センター
三重大学では全ての学部、学科で環境についての教育、研究を展開していま
す。それらの情報流通を円滑かつ迅速にすることにより新しい拡がりが生まれます。
まずは緩やかな結合からスタートし、強い絆へと進めるセンターです。
実践的環境教育にマンツーマンで指導していきます。
「何を学ぶか」
「誰に学
ぶか」を実現するため教員と学生の情報交換を密にしていきます。多くの俊英が
集うことを期待しています。
三重大学の「知」を結集し、環境に関する新技術の開発、実証のための体制
と活動を強化します。エネルギーでは発電、蓄電、節電の調節を可能にするシス 平成26年9月
テムを構築し、
それを効率的に活用する先進的エネルギーマネージメントシステム 三重大学長
の確立を目指します。三重大学でスマートキャンパスを実現し、
このモデルを地域 最高環境責任者
の皆さんや子ども達へ、
そして三重県へ、
さらには日本全体に広がることを期待し
ています。
世界的に見て、急激な近代化にインフラ整備が追いついていない現状が顕
著となってきている中、環境教育、研究の重要性を痛感します。このセンターの役割に大いに期待しています。
世界への発信
世界は近くなり、一つとなってきています。どこに出かけても大きな違和感を覚えなくなっていますが、環境破壊が地球
規模で進んでいることを実感しています。中国やモンゴルの著しい大気汚染、
インドの山積みの廃棄物、
インドネシアの激
しい森林破壊、
タイやベトナムの河川の汚染などです。欧米先進国でも環境の劣化を目の当たりにします。
環境改善へのわが国の取り組み、特に三重県四日市での産官学民挙げての大気汚染の改善への取り組みは環境汚
染の真っ只中にある国には大いに参考になるはずです。環境研究についての我が国のこれまでの経験や取り組みを世
界に発信するのは大学の大きな使命です。この目的を達成するために先兵となる覚悟です。
「知のトライアングル」三重大ミュージアム
三重大学内の歴史的建造物である三翠会館、
レーモンドホール、
それに新たに建造した環境・情報科学館(メープル館)
を「知のトライアングル」として、地域に開かれた学問、芸術、文化の拠点とします。
環境についてのシンポジウム、討論会、展示会など専門家同士の議論に加えて学生や地域の人々も気楽に参加でき
る場としていきます。そして、行政や企業との連携を深め、大学の有する知的財産を社会で生かすためのネットワークを作
っていきます。教員の知、職員の治、学生の地を地域で生かして、安全、安心かつ活力のある住みよい社会を作るミュージ
アムとします。
防災減災
先進国日本で考えられないほどの死傷者がでる激甚な自然災害が続いています。生死を分ける一瞬を目の当たりにす
るとき、
自然に対する人の無力さを痛感するとともに、謙虚になって防災、減災への取り組みを最優先しなければとの思い
が強くなります。特に三重県は地震、台風、洪水などの自然災害の多発地域です。特に、東海、東南海、南海地震は今後
30年以内に高い確率で発生すると予想されています。複合地震発生まで秒読み段階ですので、
その対策は喫緊の課題
です。そのため、三重大学は三重県と連携して「美(うま)
し国おこし・三重さきもり塾」を平成22年に開塾、本年4月よりは
「みえ防災・減災センター」として継続し、三重県地域の防災・減災活動を主体的に行う「人財」を育成する事業を推進
しています。この「志」を持った人財が地域での防災・減災活動の中心的役割を果たし、持続可能社会の構築のDRIVE
となります。
三重大学は「世界一の環境先進大学」を目指すことを宣言しています。大学キャンパスの環境を充実させながら、低炭
素社会構築の形成過程を三重から日本、世界に発信するための環境教育、情報教育を実践します。
「おもてなし そんな心で エコロジー」を教職員学生が一体となって実践します。
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●環境ISO学生委員会の年間活動
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概
要
1.三重大学の概要
三重大学環境方針
基本理念
本学は、人文学部・教育学部・医学部・工学部・生物
基本目標は、
「三重から世界へ:地域に根ざ
資源学部および地域イノベーション学研究科の5学部6
三重大学は「地域から学び、
世界に誇れる」特色ある教育・研究を一層推進するとともに、
環境先進大学とし
岸中勢地方に立地し、地域の発展に大きな期待を担う
し世界に誇れる独自性豊かな教育・研究成
果を生み出す∼人と自然の調和・共生の中
で∼」であります。そのために、幅広い教養の基盤に立
て地球環境に調和した社会実現に向け、
地球温暖化防止のための科学技術や社会システムの教育研究を推
地域圏大学として自然環境と人間活動の調和を目指す
った高度な専門知識や技術を有し、地域のイノベーショ
進するとともに、
学内外の3R(Reduce、
Reuse、
Recycle)活動や低炭素活動に積極的に取組んで「三重大学
と共に地域社会の発展に大きく寄与してきました。四日
ンを推進できる人財を育成するために、
「4つの力」、
ブランドの環境人財」を育成し、
大学の社会的責任(University Social Responsibility; USR)
を果たします。
市公害という、深刻な公害問題を経験した三重県におけ
研究科からなる、空・樹・波の「三翠」に恵まれた伊勢湾
★
る唯一の国立大学法人の総合大学として、地域に留ま
(基本方針)
らず、地球規模の環境問題に対して主体的に取り組み、
三重大学は、
5学部6研究科が同一キャンパスに集まる環境先進大学の特徴を活かして、
「地域から学び、
世
次世代に持続可能な地球社会を引き継ぐ使命を担うこ
界に誇れる」独自性豊かな教育を進めることで「環境人財」を育成します。そのため、
大学のキャンパスや施設
とのできる人材育成を目的とした環境先進大学を目指し
を活用して学内外の研究力を結集することにより、
環境の評価・負荷軽減・改善等の基礎および実証研究を積
ています。
極的に展開します。教育・研究をはじめ諸活動に関わる環境認識を明確にし、
環境関連法令等の要求事項を
順守して環境汚染の未然防止に努め、
環境マネジメントシステムを継続的に改善します。
三重大学は、
地域社会や地球規模の環境問題を直視して行動し、
自らの教育・研究・社会貢献・業務運営の
能力を活かして、
自然環境が美しく調和し循環する持続可能社会の構築に貢献します。
本学は総合大学として、教育・研究の実績と伝統を踏
まえ「人類福祉の増進」、
「自然の中での人類の共生」、
「地域社会の発展」に貢献できる「人材の育成と研究
の創成」を目指し、学術文化の受発信拠点となるべく、切
磋琢磨することを基本理念としています。
すなわち「感じる力」、
「考える力」、
「コミ
ュニケーション力」、それらを総合した「生
きる力」の養成を教育全体の目標にしています。これは、
受け身の学習によって既定の知識を付与されるのではなく、
問題発見力を中心とした「生きる力」を培うことを通して、
学生自らが地域社会の課題を正面から考え、
そして地域
社会に欠くことのできない個性豊かな人間として成長し、
世界へと飛躍するのが、
この教育目標のねらいです。また、
こうした取り組みを通じて三重の地に所在する総合大学
★
としてのUSR(大学の社会的責任)
を果たすこととなります。
★ の語句は巻末に説明があります。
(教育)
1 持続可能な社会の実現に向けて、
地球規模で環境を学んで地域に立脚し実行できるよう、
鋭い観察力、
強
靭な思考力、
的確な判断力を養うための環境教育プログラムを開発し、
先進的な環境知識と行動力、
環境
三 重 の力を世 界 へ
地域に根ざし、世界に誇れる独自性豊かな教育・研究成果を生み出す
マインドを兼ね備えた学生を社会に輩出する。
∼人と自然の調和・共生の中で∼
(研究)
2 地域の企業・行政・研究機関との協働による環境科学技術研究を重点的に推進する。大学キャンパスや施
教 育
設を活用し、
地球温暖化防止、
自然共生、
資源・エネルギー利用等の革新技術の実現化立証に供する。 研 究
「感じる力」
「考える力」
(社会貢献)
多様な
「コミュニケーション力」
3 自然環境を生かした美しい大学として施設を創設・整備して市民に開放しつつ、
地域社会で活動する各種
独創的応用研究と
それらを総合した
基礎研究の充実
「生きる力」の養成
環境団体・市民団体・企業・行政等との協力関係を結んで地域との協働の場として活用し、
情報発信の拠
点とする。
(業務運営)
4 全学が、
ISO14001規格に準拠した環境マネジメントシステムを運用することにより、
大学自らが資源の利活
国際交流
国際交流・国際協力の
用やエネルギー消費低減に努め、
低炭素社会・循環型社会の実現に向けて努力する。
拡大と活性化および
人材育成
基 本 理 念
社会貢献
三重大学は総合大学として、教育・研究の実績と伝統を踏まえ、
「人類福祉の増進」、
「自然の中での人類の共生」、
「地域社会の発展」に
貢献できる「人材の育成と研究の創成」を目指し、
学術文化の受発信拠点となるべく、切磋琢磨する。
地域に根ざした
知の支援活動と
産官学民連携の
三重大学の基本理念
平成13年2月評議会決定
三重大学は、
この環境方針を学内構成員及び関係者に周知し、
文書やホームページを用いて一般に公開します。
強化
2009年4月1日
国立大学法人三重大学長 情報化
医 療
学内の教育・研究活動
臨床研究・人材育成推進
および
患者様中心の医療
地域活動の支援
地域と世界の医療
への貢献
02 Environmental Management Report 2014
Environmental Management Report 2014 03
三
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学
の
概
要
1.三重大学の概要
三重大学環境方針
基本理念
本学は、人文学部・教育学部・医学部・工学部・生物
基本目標は、
「三重から世界へ:地域に根ざ
資源学部および地域イノベーション学研究科の5学部6
三重大学は「地域から学び、
世界に誇れる」特色ある教育・研究を一層推進するとともに、
環境先進大学とし
岸中勢地方に立地し、地域の発展に大きな期待を担う
し世界に誇れる独自性豊かな教育・研究成
果を生み出す∼人と自然の調和・共生の中
で∼」であります。そのために、幅広い教養の基盤に立
て地球環境に調和した社会実現に向け、
地球温暖化防止のための科学技術や社会システムの教育研究を推
地域圏大学として自然環境と人間活動の調和を目指す
った高度な専門知識や技術を有し、地域のイノベーショ
研究科からなる、空・樹・波の「三翠」に恵まれた伊勢湾
★
進するとともに、
学内外の3R(Reduce、
Reuse、
Recycle)活動や低炭素活動に積極的に取組んで「三重大学
と共に地域社会の発展に大きく寄与してきました。四日
ンを推進できる人財を育成するために、
「4つの力」、
ブランドの環境人財」を育成し、
大学の社会的責任(University Social Responsibility; USR)
を果たします。
市公害という、深刻な公害問題を経験した三重県におけ
すなわち「感じる力」、
「考える力」、
「コミ
ュニケーション力」、それらを総合した「生
きる力」の養成を教育全体の目標にしています。これは、
る唯一の国立大学法人の総合大学として、地域に留ま
(基本方針)
らず、地球規模の環境問題に対して主体的に取り組み、
三重大学は、
5学部6研究科が同一キャンパスに集まる環境先進大学の特徴を活かして、
「地域から学び、
世
次世代に持続可能な地球社会を引き継ぐ使命を担うこ
界に誇れる」独自性豊かな教育を進めることで「環境人財」を育成します。そのため、
大学のキャンパスや施設
とのできる人材育成を目的とした環境先進大学を目指し
を活用して学内外の研究力を結集することにより、
環境の評価・負荷軽減・改善等の基礎および実証研究を積
ています。
極的に展開します。教育・研究をはじめ諸活動に関わる環境認識を明確にし、
環境関連法令等の要求事項を
順守して環境汚染の未然防止に努め、
環境マネジメントシステムを継続的に改善します。
本学は総合大学として、教育・研究の実績と伝統を踏
まえ「人類福祉の増進」、
「自然の中での人類の共生」、
「地域社会の発展」に貢献できる「人材の育成と研究
三重大学は、
地域社会や地球規模の環境問題を直視して行動し、
自らの教育・研究・社会貢献・業務運営の
能力を活かして、
自然環境が美しく調和し循環する持続可能社会の構築に貢献します。
の創成」を目指し、学術文化の受発信拠点となるべく、切
磋琢磨することを基本理念としています。
受け身の学習によって既定の知識を付与されるのではなく、
問題発見力を中心とした「生きる力」を培うことを通して、
学生自らが地域社会の課題を正面から考え、
そして地域
社会に欠くことのできない個性豊かな人間として成長し、
世界へと飛躍するのが、
この教育目標のねらいです。また、
こうした取り組みを通じて三重の地に所在する総合大学
★
としてのUSR(大学の社会的責任)
を果たすこととなります。
★ の語句は巻末に説明があります。
(教育)
1 持続可能な社会の実現に向けて、
地球規模で環境を学んで地域に立脚し実行できるよう、
鋭い観察力、
強
靭な思考力、
的確な判断力を養うための環境教育プログラムを開発し、
先進的な環境知識と行動力、
環境
三 重 の 力を世
力を世界
界へ
地域に根ざし、世界に誇れる独自性豊かな教育・研究成果を生み出す
マインドを兼ね備えた学生を社会に輩出する。
∼人と自然の調和・共生の中で∼
(研究)
2 地域の企業・行政・研究機関との協働による環境科学技術研究を重点的に推進する。大学キャンパスや施
教 育
設を活用し、
地球温暖化防止、
自然共生、
資源・エネルギー利用等の革新技術の実現化立証に供する。 研 究
「感じる力」
「考える力」
(社会貢献)
多様な
「コミュニケーション力」
地域社会で活動する各種
3 自然環境を生かした美しい大学として施設を創設・整備して市民に開放しつつ、
独創的応用研究と
それらを総合した
基礎研究の充実
「生きる力」の養成
環境団体・市民団体・企業・行政等との協力関係を結んで地域との協働の場として活用し、
情報発信の拠
点とする。
(業務運営)
4 全学が、
ISO14001規格に準拠した環境マネジメントシステムを運用することにより、
大学自らが資源の利活
国際交流
国際交流・国際協力の
用やエネルギー消費低減に努め、
低炭素社会・循環型社会の実現に向けて努力する。
拡大と活性化および
人材育成
基 本 理 念
社会貢献
三重大学は総合大学として、教育・研究の実績と伝統を踏まえ、
「人類福祉の増進」、
「自然の中での人類の共生」、
「地域社会の発展」に
貢献できる「人材の育成と研究の創成」を目指し、
学術文化の受発信拠点となるべく、切磋琢磨する。
地域に根ざした
知の支援活動と
産官学民連携の
三重大学の基本理念
平成13年2月評議会決定
三重大学は、
この環境方針を学内構成員及び関係者に周知し、
文書やホームページを用いて一般に公開します。
強化
2009年4月1日
国立大学法人三重大学長 情報化
医 療
学内の教育・研究活動
臨床研究・人材育成推進
および
患者様中心の医療
地域活動の支援
地域と世界の医療
への貢献
02 Environmental Management Report 2014
Environmental Management Report 2014 03
三
重
大
学
の
概
要
1.三重大学の概要
1.三重大学の概要
あ ゆ み
組 織
本学は、昭和24年5月31日に、第二次世界大戦後、三
学部による新制大学であります。その後約60年の歴史を
重県最初の4年制大学として誕生しました。三重師範学
閲して着実に規模を拡大し共学の実を挙げ、平成25年
校・三重青年師範学校の流れをくむ学芸学部(のち昭和
現在、人文学部・教育学部・医学部・工学部・生物資源
41年4月に教育学部に改称)
と三重農林専門学校(昭
学部および地域イノベーション学研究科の5学部と6研
和19年4月三重高等農林学校を改称)
を引き継いだ農
究科を有する総合大学として現在に至っています。
教養教育機構
教養基盤科目部門
教養統合科目部門
事務部
人文学部
文化学科
法律経済学科
事務部
教育学部
学校教育教員養成課程
人間発達科学課程
事務部
附属教育実践総合センター
附属幼稚園
附属小学校
附属中学校
附属特別支援学校
本学の主な沿革
学部
昭和24年 5月 三重大学(学芸学部、農学部)設置
昭和41年 4月 大学院農学研究科修士課程設置
昭和44年 4月 工学部設置
昭和47年 5月 医学部、水産学部設置(三重県立大学から移管)
昭和50年 4月 大学院医学研究科博士課程設置
昭和53年 4月 大学院工学研究科修士課程設置
昭和58年 4月 人文学部設置
昭和62年 10月 生物資源学部設置
昭和63年 4月 大学院生物資源学研究科修士課程設置
平成 元年 4月 大学院教育学研究科修士課程設置
平成 3年 4月 大学院生物資源学研究科博士課程設置
平成 4年 4月 大学院人文社会科学研究科修士課程設置
平成 7 年 4月 大学院工学研究科博士課程設置
平成13年 4月 大学院医学研究科修士課程設置
平成14年 4月 大学院医学研究科を大学院医学系研究科へ名称変更
平成16年 4月 国立大学法人三重大学へ移行
平成21年 4月 地域イノベーション学研究科設置
2
医学科
看護学科
事務部
工学部
機械工学科
電気電子工学科
分子素材工学科
建築学科
情報工学科
物理工学科
事務部
生物資源学部
資源循環学科
共生環境学科
生物圏生命科学科
事務部
人文社会科学研究科
地域文化論専攻
社会科学専攻
教育学研究科
教育科学専攻
医学部
附属病院
■ 構成人員(平成26年5月1日現在)
学生数/学部学生6,148名 大学院生1,150名 計7,298名
教育学部附属学校/幼稚園136名 小学校613名
中学校428名 特別支援学校54名 計1,231名
職員数/大学教員776名 附属学校教員87名
その他職員989名 計1,852名
2
■ 土 地/5,511,692m
(借受地92,065m )
2
■ 建 物/326,695m ■ 所在地/〒514-8507
三重県津市栗真町屋町1577
電話 059-232-1211
ホームページ http://www.mie-u.ac.jp/
(修士課程)
(修士課程)
(修士課程)
医学系研究科
三重大学
(博士課程)
■ 環境報告書の対象
対象組織/国立大学法人 三重大学
対象期間/平成25年4月1日∼平成26年3月31日
ただし、当該期間の前後の事実および今後の方針や
目標・計画などについても一部記載しています。
(博士前期)
大学院
■ 参考としたガイドライン
環境報告ガイドライン2012年版
環境会計ガイドライン2005年版
工学研究科
(博士課程)
(博士後期)
(博士前期)
生物資源学研究科
平成26年 4月 共通教育センターを教養教育機構へ改組
(博士課程)
(博士後期)
表予定ですので、気軽に立ち寄っていただければと思
います。
(博士前期)
地域イノベーション学研究科
(博士課程)
生命医科学専攻
機械工学専攻
電気電子工学専攻
分子素材工学専攻
建築学専攻
情報工学専攻
物理工学専攻
材料科学専攻
システム工学専攻
資源循環学専攻
共生環境学専攻
生物圏生命科学専攻
資源循環学専攻
共生環境学専攻
生物圏生命科学専攻
(博士後期)
地域イノベーション学専攻
地域イノベーション学専攻
事務部
事務部
地域イノベーション・コアラボ
附属図書館
保健管理センター
社会連携研究センター
社会連携研究室、地域圏防災・減災研究センター、知的財産統括室、
新産業創成研究拠点、研究展開支援拠点、伊賀研究拠点
生命科学研究支援センター
学内
共同教育
研究施設
国際交流センター
総合情報処理センター
高等教育創造開発センター
共通教育センター
学生総合支援センター
国際環境教育研究センター
機能ゲノミクス分野
ナノ・バイオイメージング分野
総合アイソトープ分野
監査チーム
事務局
04 Environmental Management Report 2014
医科学専攻
看護学専攻
附属紀伊・黒潮生命地域フィールドサイエンスセンター
附帯施設農場
附帯施設演習林
附帯施設水産実験所
附属練習船勢水丸
∼翠の小径(みどりのこみち)∼
本学附属病院の北側に新しい憩いの場ができました。
学生・教職員はもとより、入院している患者様や地域の
方にも利用していただける公園です。
この公園を整備するにあたり、学生・教職員より「どのよ
うな公園にしたいか?」のアイデアを公募し、応募アイデア
を基に設計・施工を行いました。
また、公園の名前についても、学内から公募し、
「翠の
小径」と付けました。翠(みどり)のなかの細い道と言う意
味で、
この“翠”とは、本学の前身である、三重高等農林
学校の校歌にうたわれている“三翠”
(空のみどり、樹の
みどり、波のみどり)に由来しています。
看板・ベンチ等が、未整備ですが、順次整備する予定
です。また、
この公園を起点とした散策マップも作成し公
事務部
企画総務部、財務部、学務部、施設部、学術情報部
Environmental Management Report 2014 05
三
重
大
学
の
概
要
三
重
大
学
の
概
要
1.三重大学の概要
1.三重大学の概要
あ ゆ み
組 織
本学は、昭和24年5月31日に、第二次世界大戦後、三
学部による新制大学であります。その後約60年の歴史を
重県最初の4年制大学として誕生しました。三重師範学
閲して着実に規模を拡大し共学の実を挙げ、平成25年
校・三重青年師範学校の流れをくむ学芸学部(のち昭和
現在、人文学部・教育学部・医学部・工学部・生物資源
41年4月に教育学部に改称)
と三重農林専門学校(昭
学部および地域イノベーション学研究科の5学部と6研
和19年4月三重高等農林学校を改称)
を引き継いだ農
究科を有する総合大学として現在に至っています。
教養教育機構
教養基盤科目部門
教養統合科目部門
事務部
人文学部
文化学科
法律経済学科
事務部
教育学部
学校教育教員養成課程
人間発達科学課程
事務部
附属教育実践総合センター
附属幼稚園
附属小学校
附属中学校
附属特別支援学校
本学の主な沿革
学部
昭和24年 5月 三重大学(学芸学部、農学部)設置
昭和41年 4月 大学院農学研究科修士課程設置
昭和44年 4月 工学部設置
昭和47年 5月 医学部、水産学部設置(三重県立大学から移管)
昭和50年 4月 大学院医学研究科博士課程設置
昭和53年 4月 大学院工学研究科修士課程設置
昭和58年 4月 人文学部設置
昭和62年 10月 生物資源学部設置
昭和63年 4月 大学院生物資源学研究科修士課程設置
平成 元年 4月 大学院教育学研究科修士課程設置
平成 3年 4月 大学院生物資源学研究科博士課程設置
平成 4年 4月 大学院人文社会科学研究科修士課程設置
平成 7 年 4月 大学院工学研究科博士課程設置
平成13年 4月 大学院医学研究科修士課程設置
平成14年 4月 大学院医学研究科を大学院医学系研究科へ名称変更
平成16年 4月 国立大学法人三重大学へ移行
平成21年 4月 地域イノベーション学研究科設置
2
医学科
看護学科
事務部
工学部
機械工学科
電気電子工学科
分子素材工学科
建築学科
情報工学科
物理工学科
事務部
生物資源学部
資源循環学科
共生環境学科
生物圏生命科学科
事務部
人文社会科学研究科
地域文化論専攻
社会科学専攻
教育学研究科
教育科学専攻
医学部
附属病院
■ 構成人員(平成26年5月1日現在)
学生数/学部学生6,148名 大学院生1,150名 計7,298名
教育学部附属学校/幼稚園136名 小学校613名
中学校428名 特別支援学校54名 計1,231名
職員数/大学教員776名 附属学校教員87名
その他職員989名 計1,852名
2
■ 土 地/5,511,692m
(借受地92,065m )
2
■ 建 物/326,695m ■ 所在地/〒514-8507
三重県津市栗真町屋町1577
電話 059-232-1211
ホームページ http://www.mie-u.ac.jp/
(修士課程)
(修士課程)
(修士課程)
医学系研究科
三重大学
(博士課程)
■ 環境報告書の対象
対象組織/国立大学法人 三重大学
対象期間/平成25年4月1日∼平成26年3月31日
ただし、当該期間の前後の事実および今後の方針や
目標・計画などについても一部記載しています。
(博士前期)
大学院
■ 参考としたガイドライン
環境報告ガイドライン2012年版
環境会計ガイドライン2005年版
工学研究科
(博士課程)
(博士後期)
(博士前期)
生物資源学研究科
平成26年 4月 共通教育センターを教養教育機構へ改組
(博士課程)
(博士後期)
表予定ですので、気軽に立ち寄っていただければと思
います。
(博士前期)
地域イノベーション学研究科
(博士課程)
生命医科学専攻
機械工学専攻
電気電子工学専攻
分子素材工学専攻
建築学専攻
情報工学専攻
物理工学専攻
材料科学専攻
システム工学専攻
資源循環学専攻
共生環境学専攻
生物圏生命科学専攻
資源循環学専攻
共生環境学専攻
生物圏生命科学専攻
(博士後期)
地域イノベーション学専攻
地域イノベーション学専攻
事務部
事務部
地域イノベーション・コアラボ
附属図書館
保健管理センター
社会連携研究センター
社会連携研究室、地域圏防災・減災研究センター、知的財産統括室、
新産業創成研究拠点、研究展開支援拠点、伊賀研究拠点
生命科学研究支援センター
学内
共同教育
研究施設
国際交流センター
総合情報処理センター
高等教育創造開発センター
共通教育センター
学生総合支援センター
国際環境教育研究センター
機能ゲノミクス分野
ナノ・バイオイメージング分野
総合アイソトープ分野
監査チーム
事務局
04 Environmental Management Report 2014
医科学専攻
看護学専攻
附属紀伊・黒潮生命地域フィールドサイエンスセンター
附帯施設農場
附帯施設演習林
附帯施設水産実験所
附属練習船勢水丸
∼翠の小径(みどりのこみち)∼
本学附属病院の北側に新しい憩いの場ができました。
学生・教職員はもとより、入院している患者様や地域の
方にも利用していただける公園です。
この公園を整備するにあたり、学生・教職員より「どのよ
うな公園にしたいか?」のアイデアを公募し、応募アイデア
を基に設計・施工を行いました。
また、公園の名前についても、学内から公募し、
「翠の
小径」と付けました。翠(みどり)のなかの細い道と言う意
味で、
この“翠”とは、本学の前身である、三重高等農林
学校の校歌にうたわれている“三翠”
(空のみどり、樹の
みどり、波のみどり)に由来しています。
看板・ベンチ等が、未整備ですが、順次整備する予定
です。また、
この公園を起点とした散策マップも作成し公
事務部
企画総務部、財務部、学務部、施設部、学術情報部
Environmental Management Report 2014 05
三
重
大
学
の
概
要
2.トピックス
2.トピックス
ト
ピ
ッ
ク
ス
TOPICS
1 環境関連受賞
第14回中部の未来創造大賞優秀賞および特別賞:中日新聞社賞を受賞
「中部の未来創造大賞」とは、中部の未来創造大賞
第5回エコ大学ランキング総合1位
エコ大学ランキングとは、全国の大学を対象にNPO法
が審査対象となりました。
推進協議会(特殊社団法人中部建設協会および国土
平成25年12月19日、名古屋合同庁舎で表彰式が行
交通省中部地方整備局)が実施し、中部5県で取り組ま
われ、朴 恵淑理事・副学長、環境ISO学生委員会委員
れている地域づくりなどの活動を対象に、特に優れた取り
および大学関係者が出席しました。
人エコ・リーグCampus Climate Challenge実行委員会
本学は、環境活動の見える化によってインセンティブを
が、大学の二酸化炭素排出状況、実践している地球温
与える「MIEUポイント」制度による全学的な環境活動を
暖化対策、環境教育支援、学生との活動連携のアンケ
活性化させ、独自の環境マネジメントを実施しています。
ートを実施し、
その結果を集計してポイントの高い大学を
また、環境教育の推進やスマートキャンパス実証事業等
の自由な発想で環境活動を推し進めていくことを目的とし
表彰する制度です。
を進めていることが高く評価され、総合1位を受賞しました。
た団体であり、3R活動を中心として地域や行政の方々と
本学は、
「第2回エコ大学ランキング」総合1位に続き、
学生をはじめとする本学にかかわるすべての方の環境マ
エコ・リーグが毎年夏期に全国約780校の大学を対象
に実施する「2013年度大学における環境対策等に関す
2回目の総合1位の受賞となりました。
賞しました。
組みを顕彰する制度です。
本学の環境ISO学生委員会は、
「学生主体」で学生
★
インドの向上と、
環境ISO学生委員会が「学生と地域住民、
る全国調査」に基づき、
エネルギー使用量、
自然エネルギ
平成25年12月14日、東京・ビッグサイトで表彰式が行
小中学校、地元企業」の活動の場を提供するプラットホ
ー導入量、資源循環対策実施状況、組織体制、環境教
われ、朴 恵淑理事・副学長、環境ISO学生委員会委員
ームとなっていることが高く評価され、
「第14回中部の未
育実施状況、地域社会への貢献などの7セクション(256
および大学関係者が出席しました。
来創造大賞」優秀賞および特別賞:中日新聞社賞を受
表彰式での記念撮影(H25.12.19)
項目)について審査を行い、今回は回答を得た127大学
その他の受賞
平成25年河川功労者表彰
「河川功労者表彰」とは、公益社団法人日本河川協
環境シンポジウム、環境プログラム等の実行委員長を務
会が実施し、昭和24年に創設され、治水・利水に関する
めるなど国際的かつ積極的な環境活動を行ったこれらの
認識と理解のために、河川事業、研究、愛護、水防など
功績が認められ、河川功労者として表彰されました。
の活動に功労のあった人物を表彰する制度です。
受賞者の記念撮影(H25.12.14)
賞状・
トロフィー
第17回環境コミュニケーション大賞受賞
∼【報告書部門】環境配慮促進法特定事業者賞∼
「環境コミュニケーション大賞」とは、環境省と一般社
環境配慮促進法特定事業者賞を受賞しました。
団法人 地球・人間環境フォーラムが、優れた環境報告
この賞は、
これまでに4回受賞しており、第10回(平成
書等や環境活動レポート、
テレビ環境CMを表彰すること
18年度)
、第12回(平成20年度)
、第13回(平成21年度)
、
により、事業者の環境コミュニケーションへの取り組みを
第14回(平成22年度)および今回の第17回(平成25年
促進するとともに、
その質の向上を図ることを目的とする
度)の受賞で5回目となります。
表彰制度です。
本学は、環境配慮促進法に基づき、特定事業者と定
められており、
「環境報告書」の発行が義務づけられてお
朴 恵淑理事・副学長は、
「四日市公害から学ぶ」をテ
表彰式は平成25年5月28日、東京・砂防会館別館で
行われました。
ーマに、地球温暖化防止やアジア諸国の環境改善に役
★
立つ環境人財を養成する「四日市学」を構築し、持続可
能な社会を目指して実践環境教育および環境活動を行
っており、平成12年8月には、河川や水環境に関する日韓
の民間レベルでの交流を橋渡ししたことがきっかけとなり、
日韓の河川関連の川の日大会の運営、
アジア諸国との
表彰式(H25.5.28)
愛知県環境保全関係功労者表彰を受賞
平成26年3月17日、東京・品川プリンスホテルメインタ
「愛知県環境保全関係功労者表彰」とは、愛知県が
の4区分があり、朴 恵淑理事・副学長は、愛知県の環境
ワーで表彰式が行われ、朴 恵淑理事・副学長、環境ISO
実施し、県民の環境保全意識の高揚を図り、快適な生
影響評価審査会委員として、環境保全行政の推進に専
学生委員会委員および大学関係者が出席しました。
活環境の保全に資することを目的として、県内の環境の
門的な見地から多大な貢献をしたとして「環境保全推進
保全に関し顕著な功績のあった個人・団体について、
そ
功労賞」を受賞しました。
ります。
の功績をたたえ、毎年度、知事により表彰する制度です。
平成25年度発行の「世界一の『環境先進大学』
表彰式は平成25年6月5日、
の社会的責任(USR)
を果たすために三重大学
功労区分として1)環境保全活動功労(環境保全活動
愛知県女性総合センター(ウィ
環境報告書2013」が環境配慮促進法の特定
の推進)、2)環境保全推進功労(愛知県の環境保全行
ルあいち)
で行われました。
事業者の作成した優れた環境報告書として第
政の推進)、3)環境保全行政従事功労(環境保全行政
に従事)、4)環境衛生事業功労(環境衛生事業の推進)
17回環境コミュニケーション大賞の【報告書部門】
学長へ受賞の報告(H26.3.18)
06 Environmental Management Report 2014
学長への報告(H25.6.6)
Environmental Management Report 2014 07
ト
ピ
ッ
ク
ス
2.トピックス
2.トピックス
ト
ピ
ッ
ク
ス
TOPICS
1 環境関連受賞
第14回中部の未来創造大賞優秀賞および特別賞:中日新聞社賞を受賞
「中部の未来創造大賞」とは、中部の未来創造大賞
第5回エコ大学ランキング総合1位
エコ大学ランキングとは、全国の大学を対象にNPO法
が審査対象となりました。
推進協議会(特殊社団法人中部建設協会および国土
平成25年12月19日、名古屋合同庁舎で表彰式が行
交通省中部地方整備局)が実施し、中部5県で取り組ま
われ、朴 恵淑理事・副学長、環境ISO学生委員会委員
れている地域づくりなどの活動を対象に、特に優れた取り
および大学関係者が出席しました。
人エコ・リーグCampus Climate Challenge実行委員会
本学は、環境活動の見える化によってインセンティブを
が、大学の二酸化炭素排出状況、実践している地球温
与える「MIEUポイント」制度による全学的な環境活動を
暖化対策、環境教育支援、学生との活動連携のアンケ
活性化させ、独自の環境マネジメントを実施しています。
ートを実施し、
その結果を集計してポイントの高い大学を
また、環境教育の推進やスマートキャンパス実証事業等
の自由な発想で環境活動を推し進めていくことを目的とし
表彰する制度です。
を進めていることが高く評価され、総合1位を受賞しました。
た団体であり、3R活動を中心として地域や行政の方々と
本学は、
「第2回エコ大学ランキング」総合1位に続き、
学生をはじめとする本学にかかわるすべての方の環境マ
エコ・リーグが毎年夏期に全国約780校の大学を対象
に実施する「2013年度大学における環境対策等に関す
2回目の総合1位の受賞となりました。
賞しました。
組みを顕彰する制度です。
本学の環境ISO学生委員会は、
「学生主体」で学生
★
インドの向上と、
環境ISO学生委員会が「学生と地域住民、
る全国調査」に基づき、
エネルギー使用量、
自然エネルギ
平成25年12月14日、東京・ビッグサイトで表彰式が行
小中学校、地元企業」の活動の場を提供するプラットホ
ー導入量、資源循環対策実施状況、組織体制、環境教
われ、朴 恵淑理事・副学長、環境ISO学生委員会委員
ームとなっていることが高く評価され、
「第14回中部の未
育実施状況、地域社会への貢献などの7セクション(256
および大学関係者が出席しました。
来創造大賞」優秀賞および特別賞:中日新聞社賞を受
表彰式での記念撮影(H25.12.19)
項目)について審査を行い、今回は回答を得た127大学
その他の受賞
平成25年河川功労者表彰
「河川功労者表彰」とは、公益社団法人日本河川協
環境シンポジウム、環境プログラム等の実行委員長を務
会が実施し、昭和24年に創設され、治水・利水に関する
めるなど国際的かつ積極的な環境活動を行ったこれらの
認識と理解のために、河川事業、研究、愛護、水防など
功績が認められ、河川功労者として表彰されました。
の活動に功労のあった人物を表彰する制度です。
受賞者の記念撮影(H25.12.14)
賞状・
トロフィー
第17回環境コミュニケーション大賞受賞
∼【報告書部門】環境配慮促進法特定事業者賞∼
「環境コミュニケーション大賞」とは、環境省と一般社
環境配慮促進法特定事業者賞を受賞しました。
団法人 地球・人間環境フォーラムが、優れた環境報告
この賞は、
これまでに4回受賞しており、第10回(平成
書等や環境活動レポート、
テレビ環境CMを表彰すること
18年度)
、第12回(平成20年度)
、第13回(平成21年度)
、
により、事業者の環境コミュニケーションへの取り組みを
第14回(平成22年度)および今回の第17回(平成25年
促進するとともに、
その質の向上を図ることを目的とする
度)の受賞で5回目となります。
表彰制度です。
本学は、環境配慮促進法に基づき、特定事業者と定
められており、
「環境報告書」の発行が義務づけられてお
朴 恵淑理事・副学長は、
「四日市公害から学ぶ」をテ
表彰式は平成25年5月28日、東京・砂防会館別館で
行われました。
ーマに、地球温暖化防止やアジア諸国の環境改善に役
★
立つ環境人財を養成する「四日市学」を構築し、持続可
能な社会を目指して実践環境教育および環境活動を行
っており、平成12年8月には、河川や水環境に関する日韓
の民間レベルでの交流を橋渡ししたことがきっかけとなり、
日韓の河川関連の川の日大会の運営、
アジア諸国との
表彰式(H25.5.28)
愛知県環境保全関係功労者表彰を受賞
平成26年3月17日、東京・品川プリンスホテルメインタ
「愛知県環境保全関係功労者表彰」とは、愛知県が
の4区分があり、朴 恵淑理事・副学長は、愛知県の環境
ワーで表彰式が行われ、朴 恵淑理事・副学長、環境ISO
実施し、県民の環境保全意識の高揚を図り、快適な生
影響評価審査会委員として、環境保全行政の推進に専
学生委員会委員および大学関係者が出席しました。
活環境の保全に資することを目的として、県内の環境の
門的な見地から多大な貢献をしたとして「環境保全推進
保全に関し顕著な功績のあった個人・団体について、
そ
功労賞」を受賞しました。
ります。
の功績をたたえ、毎年度、知事により表彰する制度です。
平成25年度発行の「世界一の『環境先進大学』
表彰式は平成25年6月5日、
の社会的責任(USR)
を果たすために三重大学
功労区分として1)環境保全活動功労(環境保全活動
愛知県女性総合センター(ウィ
環境報告書2013」が環境配慮促進法の特定
の推進)、2)環境保全推進功労(愛知県の環境保全行
ルあいち)
で行われました。
事業者の作成した優れた環境報告書として第
政の推進)、3)環境保全行政従事功労(環境保全行政
17回環境コミュニケーション大賞の【報告書部門】
06 Environmental Management Report 2014
に従事)、4)環境衛生事業功労(環境衛生事業の推進)
学長へ受賞の報告(H26.3.18)
学長への報告(H25.6.6)
Environmental Management Report 2014 07
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2.トピックス
TOPICS
ト
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ス
2.トピックス
2 三重大学ミュージアム構想
三重大学ミュージアム構想
ト
ピ
ッ
ク
ス
ミュージアム構想における環境への配慮
本学には、
戦前・戦後にそれぞれ建てられた三翠会館(昭
和11年竣工)
と、
レーモンドホール(昭和26年竣工)
とい
立ち上げ、大学キャンパス内の知のトライアングルとすべく、
プラットホーム創りを推進していきます。
う国の登録有形文化財にもなっている歴史的建築物が
さらに、平成26年4月にオープンした三重県総合博物
あります。それに加え、世界一の環境先進大学を目指す
館(MieMu)
との連携による学芸員養成や、周辺地域の
本学の環境教育・研究の拠点として、平成24年に環境・
多様なミュージアムをつなぐミュージアムツアー、広域グロ
情報科学館もオープンしました。
ーバル連携企画などを通して、三重に根差し、広域から人々
これを機に、
“レーモンドホール”、
“環境・情報科学館”、
“三翠会館”をつなぐ、
「三重大学ミュージアム構想」を
を惹きつけられるような、学内ミュージアム施設に発展さ
せていく考えです。
(図1)
1.建物の有効活用と環境への配慮
三つのミュージアムは、
戦前(三翠会館 昭和11年竣工)
、
木造建築と言えます。本学は、今日までこれらの歴史的
昭和戦後(レーモンドホール 昭和26年竣工)、平成(環
建築物を大事に保存してきましたが、
このたびミュージア
境・情報科学館 平成24年竣工)
というように、本学の歴
ム構想により、
それらを建築物自体が持っている歴史的
史とともに、現代日本の大きな時代の枠組み、
それぞれの
価値の訴求はもとより、施設の有効活用によって、
ミュー
時期において、環境に配慮した建築物になっています。
ジアムとして価値を昇華することを目指しています。このこ
三翠会館の建築は、簡素な意匠による経済的で技術
とには、
“古きものを廃棄せずに使い続ける”という環境
的にも容易な技術様式体系が用いられ、戦前期に建築
配慮の最重要課題の一つを満たし、地域の文化水準の
された地方の木造公共建築の特色をよく留めています。
向上に資するといった大きな志があります。なお、
この二
また、
レーモンドホールは構造的に、経済的で直截性を持
つの施設に共通する配慮として、改修時には復原を目指
ち、使用材料が自然のままに空間に息づいている、
日本
し、
かつ、空調等の当初なかった設備を極力加えないとい
における木造モダニズム建築の出発点とも称され、
単純性、
う点も挙げられます。
★
開放性、材料の同一性などの点において、環境に優しい
建築当時の三翠会館
三翠会館の内部
移築前のレーモンドホール
(三重県立大学図書館)
(三重県津市大谷町)
改修後のレーモンドホール内部
レーモンドホールの紹介
● レーモンドホール
レーモンドホールは三重県立大学(昭和25年創設)の図書館として、
アントニン・レ
ーモンドの設計により、昭和26年に津市大谷町(現三重県教育センター・三重県立
美術館所在地)に建築されました。当時は、閲覧室の東側に池があり、開放的な閲覧
室と池の間は“OUTDOOR READING”と設計図に記されています。屋外空間を建
物の一部に取り込んだ設計であったと思われます。
現在のレーモンドホール
国立三重大学との統合のため、昭和44年に現キャンパスへ移築および一部増築
され、水産学部の食堂に転用されましたが、昭和62年の水産学部の生物資源学部への統合改組、平成2年の生物資源学部
【図1】
新校舎への移転に伴ってその役割を終えることになりました。
本学では、
その歴史に関わる記念的建造物として、保存活用を図るために、設計者アントニン・レーモンドにちなんで名称も「レ
三重大学 三つのミュージアムに期待する役割
環境・情報科学館
【H24建築、鉄筋コンクリート造3階建、延べ面積2,173㎡】
世界一の環境先進大学を目指す
レーモンドホール
【S26建築(S44移築)、木造平屋建、延べ面積230㎡】
ーモンドホール」と改称し、平成15年3月18日、登録有形文化財へ登録されました。その後、応急的な修繕を行い、暫定的な活
三翠会館
本学の芸術や文化などの自らの
本学の歴史や文化資料の展示
本学の環境・情報の発信拠点として、
成果発表および地域の文化向上へ
の場としての役割および日本の戦
また、三重の環境を知って考える学
寄与できる展示・催物を行う、文化
前期の文化を醸し出す施設として、
習の場として、環境教育実践の核
的拠点としての役割を担う。
国内外からの訪問客へのおもてなし
になる拠点としての役割を担う。
08 Environmental Management Report 2014
用を図ってきましたが、平成25年度に耐震改修および復原工事を行い、平成26年から本格的な活用を開始しました。
【S11建築、木造2階建、延べ面積501㎡】
の場としての役割も担う。
アントニン・レーモンド(Antonin Raymond 1888∼1976) アントニン・レーモンドはボヘミア(現チェコ共和国)生まれの近代建築家。初来日は大正8年、帝国ホテル設計を依頼された
フランク・ロイド・ライトに伴われてでした。
しかし、翌年には独立し、
日本における国際様式建築の先駆者となりました。戦中戦後
は離日しますが、昭和23年には日本での建築活動を再開します。レーモンドホールは昭和26年建築であり、活動再開後、間もな
い時期の作品となります。
日本におけるモダニズム建築の先駆者で、前川國男、吉村順三、
ジョージ・ナカシマ、増沢洵などの日本人建築家を門下から
輩出しています。
Environmental Management Report 2014 09
2.トピックス
TOPICS
ト
ピ
ッ
ク
ス
2.トピックス
2 三重大学ミュージアム構想
三重大学ミュージアム構想
ト
ピ
ッ
ク
ス
ミュージアム構想における環境への配慮
本学には、
戦前・戦後にそれぞれ建てられた三翠会館(昭
和11年竣工)
と、
レーモンドホール(昭和26年竣工)
とい
立ち上げ、大学キャンパス内の知のトライアングルとすべく、
う国の登録有形文化財にもなっている歴史的建築物が
さらに、平成26年4月にオープンした三重県総合博物
あります。それに加え、世界一の環境先進大学を目指す
館(MieMu)
との連携による学芸員養成や、周辺地域の
本学の環境教育・研究の拠点として、平成24年に環境・
多様なミュージアムをつなぐミュージアムツアー、広域グロ
情報科学館もオープンしました。
ーバル連携企画などを通して、三重に根差し、広域から人々
これを機に、
“レーモンドホール”、
“環境・情報科学館”、
“三翠会館”をつなぐ、
「三重大学ミュージアム構想」を
1.建物の有効活用と環境への配慮
プラットホーム創りを推進していきます。
を惹きつけられるような、学内ミュージアム施設に発展さ
せていく考えです。
(図1)
三つのミュージアムは、
戦前(三翠会館 昭和11年竣工)
、
木造建築と言えます。本学は、今日までこれらの歴史的
戦後(レーモンドホール 昭和26年竣工)、平成(環境・情
建築物を大事に保存してきましたが、
このたびミュージア
報科学館 平成24年竣工)
というように、本学の歴史とと
ム構想により、
それらを建築物自体が持っている歴史的
もに、現代日本の大きな時代の枠組み、
それぞれの時期
価値の訴求はもとより、施設の有効活用によって、
ミュー
において、環境に配慮した建築物になっています。
ジアムとして価値を昇華することを目指しています。このこ
三翠会館の建築は、簡素な意匠による経済的で技術
とには、
“古きものを廃棄せずに使い続ける”という環境
的にも容易な技術様式体系が用いられ、戦前期に建築
配慮の最重要課題の一つを満たし、地域の文化水準の
された地方の木造公共建築の特色をよく留めています。
向上に資するといった大きな志があります。なお、
この二
また、
レーモンドホールは構造的に、経済的で直截性を持
つの施設に共通する配慮として、改修時には復原を目指
ち、使用材料が自然のままに空間に息づいている、
日本
し、
かつ、空調などの当初なかった設備を極力加えないと
★
における木造モダニズム建築の出発点とも称され、
単純性、
いう点も挙げられます。
開放性、材料の同一性などの点において、環境に優しい
建築当時の三翠会館
三翠会館の内部
移築前のレーモンドホール
(三重県立大学図書館)
(三重県津市大谷町)
改修後のレーモンドホール内部
レーモンドホールの紹介
● レーモンドホール
レーモンドホールは三重県立大学(昭和25年創設)の図書館として、
アントニン・レ
ーモンドの設計により、昭和26年に津市大谷町(現三重県教育センター・三重県立
美術館所在地)に建築されました。当時は、閲覧室の東側に池があり、開放的な閲覧
室と池の間は“OUTDOOR READING”と設計図に記されています。屋外空間を建
物の一部に取り込んだ設計であったと思われます。
現在のレーモンドホール
国立三重大学との統合のため、昭和44年に現キャンパスへ移築および一部増築
され、水産学部の食堂に転用されましたが、昭和62年の水産学部の生物資源学部への統合改組、平成2年の生物資源学部
【図1】
新校舎への移転に伴ってその役割を終えることになりました。
本学では、
その歴史に関わる記念的建造物として、保存活用を図るために、設計者アントニン・レーモンドにちなんで名称も「レ
三重大学 三つのミュージアムに期待する役割
環境・情報科学館
【H24建築、鉄筋コンクリート造3階建、延べ面積2,173㎡】
世界一の環境先進大学を目指す
レーモンドホール
【S26建築(S44移築)、木造平屋建、延べ面積230㎡】
ーモンドホール」と改称し、平成15年3月18日、登録有形文化財へ登録されました。その後、応急的な修繕を行い、暫定的な活
三翠会館
本学の芸術や文化などの自らの
本学の歴史や文化資料の展示
本学の環境・情報の発信拠点として、
成果発表および地域の文化向上へ
の場としての役割および日本の戦
また、三重の環境を知って考える学
寄与できる展示・催物を行う、文化
前期の文化を醸し出す施設として、
習の場として、環境教育実践の核
的拠点としての役割を担う。
国内外からの訪問客へのおもてなし
になる拠点としての役割を担う。
08 Environmental Management Report 2014
用を図ってきましたが、平成25年度に耐震改修および復原工事を行い、平成26年から本格的な活用を開始しました。
【S11建築、木造2階建、延べ面積501㎡】
の場としての役割も担う。
アントニン・レーモンド(Antonin Raymond 1888∼1976) アントニン・レーモンドはボヘミア(現チェコ共和国)生まれの近代建築家。初来日は大正8年、帝国ホテル設計を依頼された
フランク・ロイド・ライトに伴われてでした。
しかし、翌年には独立し、
日本における国際様式建築の先駆者となりました。戦中戦後
は離日しますが、昭和23年には日本での建築活動を再開します。レーモンドホールは昭和26年建築であり、活動再開後、間もな
い時期の作品となります。
日本におけるモダニズム建築の先駆者で、前川國男、吉村順三、
ジョージ・ナカシマ、増沢洵などの日本人建築家を門下から
輩出しています。
Environmental Management Report 2014 09
2.トピックス
2.トピックス
2 三重大学ミュージアム構想
TOPICS
ト
ピ
ッ
ク
ス
次に、
もう一つのミュージアム拠点となる環境・情報科
となっています。今後は、
この施設のソフト面として、
ミュー
学館は、名称そのままに、実用レベルに至った最新環境
ジアム的要素を加えることによって、環境教育を絡めた来
技術を導入した環境配慮型建築物になっています。
(環
場者へのアプローチの充実を図り、
また3拠点の連携強
境報告書2012にて詳細説明)
そして開館後2年を経て、
化により、学生をはじめとする学内外の方々に、本学の歴
多くの学生が集い、学び、語らう場として定着しました。環
史や文化を感じながら、今までとは違った観点から、環境
境・情報科学館が開館以前は、講義時間外の講義室・
意識を高めてもらいたいと考えています。
ト
ピ
ッ
ク
ス
三重大学ミュージアム構想の将来像
実験室などに残り、少ない人数で空調や照明を使って予・
復習や雑談をしているなどの光景が散見されましたが、最
近は同館を交流のプラットホームとして利用している学生
が多くなっていることは、空間のエネルギー効率向上に少
なからず貢献していることになります。また、環境・情報科
学館を利用することで、環境に関する情報に多く触れる
ことにより、学生の環境意識が高まることが大きなメリット
環境・情報科学館の緑のカーテン
学生の交流
2.環境に配慮したミュージアム展示・収蔵と環境教育における有効性
一般的なミュージアムには、表面的に見え難い二つの
がかかることが考えられます。ミュージアムという、人間社
大きな環境負荷があると考えています。一つは、
スポットラ
会における文化伝播に重要な施設の活動を、一概に環
イトを浴びる展示物の背景には多くの収蔵物があり、
その
境負荷の観点から制限してしまうことは愚かだとは理解し
維持管理には空調や大きな収蔵スペースが必要です。
つつも、
その発展的再利用・合理化による包括的な環境
一方、
それらの負荷を避けようとすると多くの収蔵品が劣
負荷の低減は目指せると考えています。
化してしまう恐れがあります。次に、
ミュージアムに継続的
に集客するためには、
さまざまな企画展を重ねていく必要
次のような環境配慮型ミュージアム運営計画を予定して
があり、
そのための造作物等により、少なからず環境負荷
います。
ミュージアム展示の発展的再利用
他で展示されたものに大学の得意とする学術情報を
付加し、再展示する仕組みを構築します。
現 在 進 行 中の具 体 計 画としては、
「映 画 W O O D
JOB!と三重大学演習林∼御神木が三重大に来た!
!∼」
(平成26年11月∼12月実施企画)があります。これは、
【図2】
本学は上記の観点から、地域のミュージアムと連携し、
三重大学ミュージアム構想は、
ここまで述べてきた計
画を、施策的側面、地域的側面の二つの観点において
多くの人々が共感し、
「大学は敷居が高い」と感じさせな
段階的に拡大していく予定です。
(図2)また、将来的に
い窓口があることが重要であり、
その一つを創ることが“三
もう一つの重要な使命として、
「大学の持つ知財を、
ミュ
重大学ミュージアム構想”であると私たちは信じています。
につなげています。前面に環境を押し出すことよりも、
こ
ージアムという接点を通じて分かりやすく伝えたい・・」と
のような身近な体験を通してひとりでも多くの若者が、環
いう思いを持っています。
★
境を知り、環境に優しいサステイナブルな精神と行動の
皆様が本学ミュージアム
持ち主になるように貢献することが、地域に根付いた大
におこしいただけたら、環境
学の使命であると考えています。
体験学習(生物多様性の
本学は、今後このような若者が受け入れやすい身近な
学習など)の場を提供し、認
平成26年に上映された映画“WOOD JOB!神去なあな
テーマを基にしたミュージアム展示を積極的に企画してい
定証を交付するということも
あ日常”に、三重県津市が後援し、美杉町の道の駅に
きますが、
その流用可能なハードは地域の各種ミュージア
できます。なぜなら、本学の
“WOOD JOB!記念館”を期間限定で開館しました。こ
ム等に求め、
ソフト面においては自ら学芸員養成課程に
キャンパスの前には海があり、
の記念館自体が映画の大道具等を一部流用しているの
おいて学芸員を育てるなどして、若者による若者のための
近くには附属農場や演習林
ですが、本学は当該記念館の多くの資材を再び貰い受け、
ミュージアム展
もあります。私たちは、大学
さらに大学が得意とする学術情報を映画の追体験をする
示を教 育 の 一
がその知財を生かして地域
かたちで提示する企画を実施します。これらは資材の有
環として定着化
に貢献するとともに、単に学
効活用はもちろんのこと、映画という入りやすいメディアに
させる考えです。
術情報を提供するのみならず、
より興味を持った地域住民、
とりわけ今後職業として林業
その知財・地財・人財をフル
に携わるなど、地元愛を育むべき若者に、
その映画の背
動員して、環境保全活動を
環境・情報科学館 人文学部
三翠ホール
教育学部
生物資源学部
正門
工学部
医学部
地域イノベーション
学研究科
医学部附属病院
レーモンド
ホール
南門
(水産門)
三翠会館
国道
23号
線
志
登
茂
川
病院門
含めたさまざまな活動を広げ
WOOD JOB!記念館(美杉道の駅)展示
10 Environmental Management Report 2014
伊勢湾
★
三重県を舞台とした林業に取り組む若者をテーマとして
景を通して自然環境を理解する知識を提供するということ
ていくことが肝要だと考えます。それらのすべての活動には、
【三重大学ミュージアム配置】
Environmental Management Report 2014 11
2.トピックス
2.トピックス
2 三重大学ミュージアム構想
TOPICS
ト
ピ
ッ
ク
ス
次に、
もう一つのミュージアム拠点となる環境・情報科
となっています。今後は、
この施設のソフト面として、
ミュー
学館は、名称そのままに、実用レベルに至った最新環境
ジアム的要素を加えることによって、環境教育を絡めた来
技術を導入した環境配慮型建築物になっています。
(環
場者へのアプローチの充実を図り、
また3拠点の連携強
境報告書2012にて詳細説明)
そして開館後2年を経て、
化により、学生をはじめとする学内外の方々に、本学の歴
多くの学生が集い、学び、語らう場として定着しました。環
史や文化を感じながら、今までとは違った観点から、環境
境・情報科学館が開館以前は、講義時間外の講義室・
意識を高めてもらいたいと考えています。
ト
ピ
ッ
ク
ス
三重大学ミュージアム構想の将来像
実験室などに残り、少ない人数で空調や照明を使って予・
復習や雑談をしているなどの光景が散見されましたが、最
近は同館を交流のプラットホームとして利用している学生
が多くなっていることは、空間のエネルギー効率向上に少
なからず貢献していることになります。また、環境・情報科
学館を利用することで、環境に関する情報に多く触れる
ことにより、学生の環境意識が高まることが大きなメリット
環境・情報科学館の緑のカーテン
学生の交流
2.環境に配慮したミュージアム展示・収蔵と環境教育における有効性
一般的なミュージアムには、表面的に見え難い二つの
がかかることが考えられます。ミュージアムという、人間社
大きな環境負荷があると考えています。一つは、
スポットラ
会における文化伝播に重要な施設の活動を、一概に環
イトを浴びる展示物の背景には多くの収蔵物があり、
その
境負荷の観点から制限してしまうことは愚かだとは理解し
維持管理には空調や大きな収蔵スペースが必要です。
つつも、
その発展的再利用・合理化による包括的な環境
一方、
それらの負荷を避けようとすると多くの収蔵品が劣
負荷の低減は目指せると考えています。
化してしまう恐れがあります。次に、
ミュージアムに継続的
に集客するためには、
さまざまな企画展を重ねていく必要
次のような環境配慮型ミュージアム運営計画を予定して
があり、
そのための造作物等により、少なからず環境負荷
います。
三重大学ミュージアム構想は、
ここまで述べてきた計
動を広げていくことが肝要だと考えます。それらのすべて
画を、施策的側面、地域的側面の二つの観点において
の活動には、多くの人々が共感し、
「大学は敷居が高い」
段階的に拡大していく予定です。
(図2)また、将来的に
と感じさせない窓口があることが重要であり、
その一つを
もう一つの重要な使命として、
「大学の持つ知財を、
ミュ
創ることが“三重大学ミュージアム構想”であると私たち
につなげています。前面に環境を押し出すことよりも、
こ
ージアムという接点を通じて分かりやすく伝えたい・・」と
は信じています。
のような身近な体験を通してひとりでも多くの若者が、環
いう思いを持っています。
ミュージアム展示の発展的再利用
他で展示されたものに大学の得意とする学術情報を
付加し、再展示する仕組みを構築します。
★
現 在 進 行 中の具 体 計 画としては、
「映 画 W O O D
JOB!と三重大学演習林∼御神木が三重大に来た!
!∼」
(平成26年11月∼12月実施企画)があります。これは、
【図2】
本学は上記の観点から、地域のミュージアムと連携し、
境を知り、環境に優しいサステイナブルな精神と行動の
皆様が本学ミュージアム
持ち主になるように貢献することが、地域に根付いた大
におこしいただけたら、環境
学の使命であると考えています。
体験学習(生物多様性の
★
三重県を舞台とした林業に取り組む若者をテーマとして
本学は、今後このような若者が受け入れやすい身近な
学習など)の場を提供し、認
平成26年に上映された映画“WOOD JOB!神去なあな
テーマを基にしたミュージアム展示を積極的に企画してい
定証を交付するということも
あ日常”に、三重県津市が後援し、美杉町の道の駅に
きますが、
その流用可能なハードは地域の各種ミュージア
できます。なぜなら、本学の
“WOOD JOB!記念館”を期間限定で開館しました。こ
ム等に求め、
ソフト面においては自ら学芸員養成課程に
キャンパスの前には海があり、
の記念館自体が映画の大道具等を一部流用しているの
おいて学芸員を育てるなどして、若者による若者のための
近くには附帯施設農場や演
ですが、本学は当該記念館の多くの資材を再び貰い受け、
ミュージアム展
習林もあります。私たちは、
さらに大学が得意とする学術情報を映画の追体験をする
示を教 育 の 一
大学がその知財を生かして
かたちで提示する企画を実施します。これらは資材の有
環として定着化
地域に貢献するとともに、単
効活用はもちろんのこと、映画という入りやすいメディアに
させる考えです。
に学術情報を提供するのみ
より興味を持った地域住民、
とりわけ今後職業として林業
ならず、
その知財・地財・人
に携わるなど、地元愛を育むべき若者に、
その映画の背
財をフル動員して、環境保
景を通して自然環境を理解する知識を提供するということ
環境・情報科学館 人文学部
レーモンド
ホール
三翠ホール
教育学部
医学部
地域イノベーション
学研究科
医学部附属病院
生物資源学部
正門
工学部
南門
(水産門)
三翠会館
国道
23号
線
志
登
茂
川
病院門
全活動を含めたさまざまな活
WOOD JOB!記念館(美杉道の駅)展示
10 Environmental Management Report 2014
伊勢湾
【三重大学ミュージアム配置】
Environmental Management Report 2014 11
3.特集
3.特集
特 集
1 教養教育機構/地域イノベーション研究開発拠点
平成27年4月教養教育新カリキュラムスタート
特
集
三重大学の教育が変わります
地域イノベーション研究開発拠点
地域イノベーション研究開発拠点は、平成21年度に
の発信または地域社会と共に発展することにより、本学
設置された、独立大学院である地域イノベーション学研
の基本的目標である「三重の力を世界へ」を推進するた
究科を中心とし、社会連携研究センター、生命科学研究
めの施設として計画しました。
支援センターと融合し、三重県をはじめとする地域社会へ
大学における教養教育の充実は、学生個人の人生にと
養教育を専門的に担当する独立部局、
「教養教育機構」
っても、やがて学生が活躍する社会にとっても大変重要な
を本年4月に発足させました。来年度からは、
「自律的・能
課題です。本学では、教養教育の新たな在り方について、
動的な学修力の育成」と「グローバル化に対応できる人財
学長の主導のもとに充分な時間をかけて議論を続け、教
の育成」を旨とする新しい教養教育プログラムが始まります。
自律的・能動的学修力
の育成
グローバル化に対応できる
人財の育成
単に知識だけを持っていても常に変動する社会に対応す
ることはできません。自律的・能動的に学ぶ習慣を身につけ、
それを基盤に主体的に問題を発見し解を見いだしていく力が
必要です。これにより不測の事態にも対応できる社会人の
育成を目指します。
国際社会で活躍できる人財、
グローバルな視点で地域を活
性化できる人財の育成を目指します。ただし、真にグローバル
な人財とは、外国語ができるだけではなく、世界的視野で物事
を考えるとともに、多様な個別文化も尊重し、理解できる眼を
持つ人財です。それによって自らの社会や文化も相対化する
ことができ、地域に根ざすグローバルな人財となりえるからです。
施設概要
●建築面積 1,166㎡
●述べ面積 4,765㎡
環境計画
世界一の環境先進大学を目指し、断熱強化や高効率
★
機器を積極的に採用し、低炭素社会へ貢献しています。
また、
フレキシブルな間仕切りとすることにより、将来の廃
棄物を抑制し建物のライフサイクルCO2の低減も図って
います。
地域イノベーション研究開発拠点外観
●空調設備
教養教育カリキュラムは、三重大
教養教育共通カリキュラムの理念
学生が共通に履修する共通カリキ
・各室個別空調
・省エネルギー空調を採用
三重大学理念
ュラムとそれぞれの学部の理念・目
●照明設備
三重の力を世界へ
的に基づく目的別カリキュラムから
・LED照明器具を採用
地域に根ざし、世界に誇れる独自性豊かな教育・研究成果を生み出す
∼人と自然の調和・共生の中で∼
成り立っています。ここでは共通カ
・人感センサーやタイマーによる照明制御
リキュラムについて説明しています。
●外壁の熱負荷低減
1階研究室
2階実験室
3階交流スペース
3階ホール
・壁面緑化
幅広い教養の基盤に立った高度な専門知識や技術を有し、
社会に積極的に貢献できる人財を育成
・外壁:断熱強化
★
・開口部:Low-Eガラス
(特殊複層ガラス)
を採用
自律的・能動的
学修力の育成
教養教育
グローバル化に
対応できる人財の育成
共通カリキュラム
●水資源の有効活用
・全館節水型衛生器具
目的別カリキュラム
専門教育
1月10日、
「地域イノベーション研究開発拠点」の完成記念式典が挙行されました。
共通カリキュラム
アクティブ
・ラーニング
スタートアップセミナー
外国語教育
英語
TOEICを指標として履修
TOEICの成績上位学生のための「英語特別プログラム」を開始
異文化理解基礎
異文化理解演習
ドイツ語、
フランス語、中国語、朝鮮語、
ロシア語、
スペイン語、ポルトガル語のいずれかの
言語を手段として、
その言語が使用される文化圏の文化、歴史、生活等を理解する科目
を履修
スポーツ健 康 科学
体育の実技と健康科学等の講義を組み合わせ、健康的な生活ができる自己管理能力を
育成
【前期】4つの力(感じる力、考える力、
コミュニケーション力、生きる力)
を育成
★
教 養ワークショップ
【後期】少人数セミナー形式による自立的・能動的学修力を育成
★
教養基盤科目
異文化理解
健康科学
教養統合科目
地 域 理 解・日本 理 解
地域を理解し、
それを地域において活用する科目、バランスのとれた国際人となるよう日
本を理解する科目を履修
国 際 理 解・現 代 社 会 理 解
国際社会に対応できる様に、東西の歴史や思想、政治・経済・社会のしくみ、現代の国
際情勢などを学ぶ科目を履修
現代科学理解
情報科学、環境とエネルギー、生命科学などさまざまな科学的問題の基本的知識とそれ
らについて合理的・科学的に考える力を育成する科目を履修
12 Environmental Management Report 2014
*ここで説明した科目名や内容は平成27年度に予定されているもので現在準備中です。実際には一部変更されることもあります。
地域イノベーション研究開発拠点は、新事業開拓
に貢献する高度人材の育成・新技術開発を目的に、
本学と企業、地域との連携を推進します。建物内に
★
は、
「地域イノベーション・コアラボ」や「交流ホール」
等、地域の企業や研究機関も利用できるスペースが
充実しています。
式典で内田淳正学長は「学部を超えた文理融合
や産学連携がこの場所からスタートすることを願って
いる」と式辞を述べ、小林一成地域イノベーション学
研究科長からは「三重大学の知識や技術をもって、
地域を“明るく”、
“暖かく”するイノベーションを起こ
したい」との挨拶がありました。
引き続き、文科省の山中伸一事務次官をはじめ、
来賓の方々から祝辞を頂いた後、内田学長、山中伸
一文部科学事務次官、鈴木英敬三重県知事(代理
石垣英一三重県副知事)、坂口 力元厚生労働大
臣、桜井 宏衆議院議員、吉川ゆうみ参議院議員、前
葉泰幸津市長、
小林研究科長
により、約 1 3 0
名 の 参 加 者が
見守る中、テー
プカットが 行わ
れました。
テープカット
Environmental Management Report 2014 13
特
集
3.特集
3.特集
特 集
特
集
1 教養教育機構/地域イノベーション研究開発拠点
地域イノベーション研究開発拠点
平成27年4月教養教育新カリキュラムスタート
地域イノベーション研究開発拠点は、平成21年度に
の発信または地域社会と共に発展することにより、本学
設置された、独立大学院である地域イノベーション学研
の基本的目標である「三重の力を世界へ」を推進するた
三重大学の教育が変わります
究科を中心とし、社会連携研究センター、生命科学研究
めの施設として計画しました。
大学における教養教育の充実は、学生個人の人生にと
養教育を専門的に担当する独立部局、
「教養教育機構」
っても、やがて学生が活躍する社会にとっても大変重要な
を本年4月に発足させました。来年度からは、
「自律的・能
課題です。本学では、教養教育の新たな在り方について、
動的な学修力の育成」と「グローバル化に対応できる人財
学長の主導のもとに充分な時間をかけて議論を続け、教
の育成」を旨とする新しい教養教育プログラムが始まります。
自律的・能動的学修力
の育成
グローバル化に対応できる
人財の育成
単に知識だけを持っていても常に変動する社会に対応す
ることはできません。自律的・能動的に学ぶ習慣を身につけ、
それを基盤に主体的に問題を発見し解を見いだしていく力が
必要です。これにより不測の事態にも対応できる社会人の
育成を目指します。
国際社会で活躍できる人財、
グローバルな視点で地域を活
性化できる人財の育成を目指します。ただし、真にグローバル
な人財とは、外国語ができるだけではなく、世界的視野で物事
を考えるとともに、多様な個別文化も尊重し、理解できる眼を
持つ人財です。それによって自らの社会や文化も相対化する
ことができ、地域に根ざすグローバルな人財となりえるからです。
支援センターと融合し、三重県をはじめとする地域社会へ
施設概要
●建築面積 1,166㎡
●述べ面積 4,765㎡
環境計画
世界一の環境先進大学を目指し、断熱強化や高効率
★
機器を積極的に採用し、低炭素社会へ貢献しています。
また、
フレキシブルな間仕切りとすることにより、将来の廃
棄物を抑制し建物のライフサイクルCO2の低減も図って
います。
地域イノベーション研究開発拠点外観
●空調設備
教養教育カリキュラムは、三重大
教養教育共通カリキュラムの理念
学生が共通に履修する共通カリキ
・各室個別空調
・省エネルギー空調を採用
●照明設備
三重大学理念
ュラムとそれぞれの学部の理念・目
三重の力を世界へ
的に基づく目的別カリキュラムから
・LED照明器具を採用
地域に根ざし、世界に誇れる独自性豊かな教育・研究成果を生み出す
∼人と自然の調和・共生の中で∼
成り立っています。ここでは共通カ
・人感センサーやタイマーによる照明制御
リキュラムについて説明しています。
●外壁の熱負荷低減
幅広い教養の基盤に立った高度な専門知識や技術を有し、
社会に積極的に貢献できる人財を育成
自律的・能動的
学修力の育成
教養教育
グローバル化に
対応できる人財の育成
共通カリキュラム
目的別カリキュラム
外国語教育
英語
TOEICを指標として履修
TOEICの成績上位学生のための「英語特別プログラム」を開始
異文化理解基礎
異文化理解演習
ドイツ語、
フランス語、中国語、朝鮮語、
ロシア語、
スペイン語、ポルトガル語のいずれかの
言語を手段として、
その言語が使用される文化圏の文化、歴史、生活等を理解する科目
を履修
スポーツ健康科学
体育の実技と健康科学等の講義を組み合わせ、健康的な生活ができる自己管理能力を
育成
★
教養ワークショップ
【前期】4つの力(感じる力、考える力、
コミュニケーション力、生きる力)
を育成
【後期】少人数セミナー形式による自立的・能動的学修力を育成
地 域 理 解・日本 理解
地域を理解し、
それを地域において活用する科目、バランスのとれた国際人となるよう日
本を理解する科目を履修
国 際 理 解・現 代 社会理解
国際社会に対応できる様に、東西の歴史や思想、政治・経済・社会のしくみ、現代の国
際情勢などを学ぶ科目を履修
現代科学理解
情報科学、環境とエネルギー、生命科学などさまざまな科学的問題の基本的知識とそれ
らについて合理的・科学的に考える力を育成する科目を履修
12 Environmental Management Report 2014
★
・開口部:Low-Eガラス
(特殊複層ガラス)
を採用
1月10日、
「地域イノベーション研究開発拠点」の完成記念式典が挙行されました。
★
教養統合科目
3階ホール
・外壁:断熱強化
専門教育
スタートアップセミナー
健康科学
3階交流スペース
・壁面緑化
・全館節水型衛生器具
アクティブ
・ラーニング
異文化理解
2階実験室
●水資源の有効活用
共通カリキュラム
教養基盤科目
1階研究室
*ここで説明した科目名や内容は平成27年度に予定されているもので現在準備中です。実際には一部変更されることもあります。
地域イノベーション研究開発拠点は、新事業開拓
に貢献する高度人材の育成・新技術開発を目的に、
本学と企業、地域との連携を推進します。建物内に
★
は、
「地域イノベーション・コアラボ」や「交流ホール」
等、地域の企業や研究機関も利用できるスペースが
充実しています。
式典で内田淳正学長は「学部を超えた文理融合
や産学連携がこの場所からスタートすることを願って
いる」と式辞を述べ、小林一成地域イノベーション学
研究科長からは「三重大学の知識や技術をもって、
地域を“明るく”、
“暖かく”するイノベーションを起こ
したい」との挨拶がありました。
引き続き、文科省の山中伸一事務次官をはじめ、
来賓の方々から祝辞を頂いた後、内田学長、山中伸
一文部科学事務次官、鈴木英敬三重県知事(代理
石垣英一三重県副知事)、坂口 力元厚生労働大
臣、桜井 宏衆議院議員、吉川ゆうみ参議院議員、前
葉泰幸津市長、
小林研究科長
により、約 1 3 0
名 の 参 加 者が
見守る中、テー
プカットが 行わ
れました。
テープカット
Environmental Management Report 2014 13
特
集
3.特集
特集
3.特集
2 ESD in 三重
ESD(Education for Sustainable Development)
:持続可能な開発のための教育
ESD in 三重 2014
三重大学のユネスコスクール活動
特
集
1.ESD活動 本学は、全学的な取り組みとして、平成21年8月に日本
★
の 総 合 大 学 初となるユネスコスクール に 加 盟し、
★
方に関する教育・持続可能な社会づくりのための担い手
づくりを育む教育などに取り組んでいます。大学自身もさ
ASPUnivNet(Associated School Project University
まざまなE S D 活 動を行うことで、大 学の社 会 的 責 任
Network)のメンバーとして三重県のユネスコスクール活
(USR)
を果たし、
これらの活動を通してグローバル人財を
動の活性化に貢献しています。ユネスコスクールは持続
育成しています。
可能な開発のための教育(ESD)の推進拠点であり、環
エネルギー
学習
域の文化財等に関する学習などのESDの基本的な考え
国際理解
学習
ESDの基本的な考え方
防災学習
環境、経済、社会の
統合的な発展
世界遺産
や地域文化財
等に関する
学習
その他
関連する
学習
生物多様性
気候変動
みかんボランティアプロジェクト
(H25.11.30)
JENESYS2.0(ASEAN10カ国との交流)
(H25.6.26)
2.ユネスコスクール活動
三重県内のユネスコスクールは本学をはじめ、県内の小・
中・高等学校の16校(平成26年3月31日現在)が加盟し
[2]三重大学のユネスコスクール活動
本学では、平成26年1月に「海の博物館と海女小屋」
ています。現在は大学生向けに実践している教育のほか、
見学会を開催し、地域の文化の理解やエネルギー教育
地域の教育機関と連携し、活動発表の場の提供など、
さ
を実施しました。また、ユネスコスクール活動の推進およ
まざまな支援を展開しています。
びESDのさらなる発展について考えるため、平成26年2月、
[1]ユネスコスクール加盟校・申請校を
中心とする近隣小・中学校への支援活動
「三重大学ユネスコスクール研修会/シンポジウム2013」
ポジウムでは、本学
ユネスコスクール交流会に県内のユネスコスクール3校と
による活動報告のほ
参加し、
ワールドカフェ方式による意見交換会を行いました。
かに、記念講演や三
また、韓国の水原市で開催された「アジア太平洋青少年
重大学ユネスコスク
環境フォーラム2013」に、三重県内のユネスコスクール
ール 学 生 委員会と
加盟中学校から4名の生徒が参加し、
自動車公害につい
県内のユネスコスク
て発表をしました。さらに、ユネスコスクール加盟申請書
ールによる事例報告
類作成の支援も行っており、平成25年度は、小学校(長
および 質 疑 応 答を
野県)、高等学校(三重県)のユネスコスクール加盟申
行い、ユネスコスクー
請書類作成の支援を行いました。
ル 活 動についての
要領などに影響を与え、ESDや環境教育の取り組みの
ハネスブルグサミット)」を踏まえて、2005年からスタートし
強化が進みました。そして、世界では、すでに2012年の
た「国連持続可能な開発のための教育の10年」も取り
「国連持続可能な開発会議(リオ+20)」において2015
組みの最終年を迎え、平成26年11月10 日∼12日に、愛
年以降も国連がESDに取組むことが決議され、2015年
知県名古屋市において“持続可能な開発のための教
に最終年を迎える国連ミレニアム開発目標(MDGs)の
育(ESD)に関するユネスコ世界会議”が開催されます。
後継となる国連持続可能な開発目標(SDGs)において
ESDの10年は、
日本においては「環境教育推進法」
も「教育」が主要な指標として位置づけられており、ESD
の推進に期待が高まっています。
1.目的
本学は、文部科学省のユネスコ活動費補助金(グロー
『アジア・太平洋持続発
バル人材の育成に向けたESDの推進事業)に採択され
展教育(ESD)ユース宣
ており、ユネスコ世界会議に合わせ、ESDユネスコ世界
言』としてまとめることを目
会議あいち・なごや支援実行委員会のパートナーシップ
的とします。
事業として「ESD in 三重 2014」
(11月7日∼12日)
を開
催します。
また、併せて「ESDに
関するユネスコ世 界 会
「ESD in 三重 2014」は、
日本を含むアジア・太平洋
議」が行われる、名古屋
地域の小・中・高・大学生が、文化・年齢の違いを越えた
国際会議場(名古屋市
交流の中で、環境・国際理解・生物多様性・地域文化財
熱田区)において、
セミナ
等に関する学習などのESDプログラムを体験し、
これから
ー・ブース出展・パネル展
の持続可能な社会づくりに向けて必要なことに気づき、
示を行います。
ESDin三重2014ポスター
それらの学びを、次世代を担う自ら
(ユース)の指針として
2.スケジュール
スケジュール(ESD in 三重2014)
日時
スケジュール(名古屋国際会議場)
事 項
Aコース
11/7(金) 午 ◎伊勢湾洋上国際環境学習
前 (勢水丸・松阪市)
1日目
午 ◎海の博物館・海女小屋
後 (鳥羽市)
日時
Bコース
◎海の博物館・海女小屋
(鳥羽市)
◎伊勢湾洋上国際環境学習
(勢水丸・松阪市)
内 容
11/10(月)
終日
11/11(火)
終日
◎パネル展示(1号館3階ロビー)
◎ブース出展(西駐車場会場)
終日
11/12(水)
(1号館3階)
17時∼ ◎セミナー
★
「海の博物館と海女小屋」見学会
(H26.1.11)
ESDエクスカーション
午
◎AQUA SOCIAL FES!! in 松名瀬(海岸清掃・生物観察会)
前
11/8(土)
(松阪市)
2日目
午
後 ◎斎宮歴史博物館(多気郡明和町)
午 ESDエクスカーション
11/9(日) 前 ◎三重県総合博物館(津市)
3日目
午 ◎分科会(本学 環境・情報科学館)
後
午 ◎「映画“WOOD JOB!”と三重大学演習林」企画展オープニング
前 (レーモンドホール)
意識を高める機会と
なりました。
ユネスコスクール研修会/シンポジウム2013
(H26.2.15)
14 Environmental Management Report 2014
2002年の「持続可能な開発に関する世界首脳会議(ヨ
アジア・大平洋ユース伊勢湾洋上国際環境学習
を実施しました。シン
8月には石川県金沢市において開催された東海・北陸
定や教育基本法の改正(平成18年)や改訂学習指導
(平成23年に「環境教育等促進法」と名称変更)の制
環境学習
境学習・国際理解学習・エネルギー学習・世界遺産・地
1992年の「環境と開発に関する国連会議」および
★
11/10(月)
◎アジア・太平洋環境コンソーシアムESD国際シンポジウム
4日目
午 ◎ECOアイデアおよび環境コンテスト表彰式
後 ◎分科会成果発表
◎アジア・太平洋持続発展教育(ESD)ユース宣言
環境コンテストポスター AQUA SOCIAL FES!! in 松名瀬ポスター
Environmental Management Report 2014 15
特
集
3.特集
特集
3.特集
2 ESD in 三重
ESD(Education for Sustainable Development)
:持続可能な開発のための教育
ESD in 三重 2014
三重大学のユネスコスクール活動
特
集
1.ESD活動 本学は、全学的な取り組みとして、平成21年8月に日本
★
の 総 合 大 学 初となるユネスコスクール に 加 盟し、
★
方に関する教育・持続可能な社会づくりのための担い手
づくりを育む教育などに取り組んでいます。大学自身もさ
ASPUnivNet(Associated School Project University
まざまなE S D 活 動を行うことで、大 学の社 会 的 責 任
Network)のメンバーとして三重県のユネスコスクール活
(USR)
を果たし、
これらの活動を通してグローバル人財を
動の活性化に貢献しています。ユネスコスクールは持続
育成しています。
可能な開発のための教育(ESD)の推進拠点であり、環
エネルギー
学習
域の文化財等に関する学習などのESDの基本的な考え
国際理解
学習
ESDの基本的な考え方
防災学習
環境、経済、社会の
統合的な発展
世界遺産
や地域文化財
等に関する
学習
その他
関連する
学習
生物多様性
気候変動
みかんボランティアプロジェクト
(H25.11.30)
JENESYS2.0(ASEAN10カ国との交流)
(H25.6.26)
2.ユネスコスクール活動
三重県内のユネスコスクールは本学をはじめ、県内の小・
中・高等学校の16校(平成26年3月31日現在)が加盟し
[2]三重大学のユネスコスクール活動
本学では、平成26年1月に「海の博物館と海女小屋」
ています。現在は大学生向けに実践している教育のほか、
見学会を開催し、地域の文化の理解やエネルギー教育
地域の教育機関と連携し、活動発表の場の提供など、
さ
を実施しました。また、ユネスコスクール活動の推進およ
まざまな支援を展開しています。
びESDのさらなる発展について考えるため、平成26年2月、
[1]ユネスコスクール加盟校・申請校を
中心とする近隣小・中学校への支援活動
「三重大学ユネスコスクール研修会/シンポジウム2013」
ポジウムでは、本学
ユネスコスクール交流会に県内のユネスコスクール3校と
による活動報告のほ
参加し、
ワールドカフェ方式による意見交換会を行いました。
かに、記念講演や三
また、韓国の水原市で開催された「アジア太平洋青少年
重大学ユネスコスク
環境フォーラム2013」に、三重県内のユネスコスクール
ール 学 生 委員会と
加盟中学校から4名の生徒が参加し、
自動車公害につい
県内のユネスコスク
て発表をしました。さらに、ユネスコスクール加盟申請書
ールによる事例報告
類作成の支援も行っており、平成25年度は、小学校(長
および 質 疑 応 答を
野県)、高等学校(三重県)のユネスコスクール加盟申
行い、ユネスコスクー
請書類作成の支援を行いました。
ル 活 動についての
要領などに影響を与え、ESDや環境教育の取り組みの
ハネスブルグサミット)」を踏まえて、2005年からスタートし
強化が進みました。そして、世界では、すでに2012年の
た「国連持続可能な開発のための教育の10年」も取り
「国連持続可能な開発会議(リオ+20)」において2015
組みの最終年を迎え、平成26年11月10 日∼12日に、愛
年以降も国連がESDに取組むことが決議され、2015年
知県名古屋市において“持続可能な開発のための教
に最終年を迎える国連ミレニアム開発目標(MDGs)の
育(ESD)に関するユネスコ世界会議”が開催されます。
後継となる国連持続可能な開発目標(SDGs)において
ESDの10年は、
日本においては「環境教育推進法」
も「教育」が主要な指標として位置づけられており、ESD
の推進に期待が高まっています。
1.目的
本学は、文部科学省のユネスコ活動費補助金(グロー
『アジア・太平洋持続発
バル人材の育成に向けたESDの推進事業)に採択され
展教育(ESD)ユース宣
ており、ユネスコ世界会議に合わせ、ESDユネスコ世界
言』としてまとめることを目
会議あいち・なごや支援実行委員会のパートナーシップ
的とします。
事業として「ESD in 三重 2014」
(11月7日∼12日)
を開
催します。
また、併せて「ESDに
関するユネスコ世 界 会
「ESD in 三重 2014」は、
日本を含むアジア・太平洋
議」が行われる、名古屋
地域の小・中・高・大学生が、文化・年齢の違いを越えた
国際会議場(名古屋市
交流の中で、環境・国際理解・生物多様性・地域文化財
熱田区)において、
セミナ
等に関する学習などのESDプログラムを体験し、
これから
ー・ブース出展・パネル展
の持続可能な社会づくりに向けて必要なことに気づき、
示を行います。
ESDin三重2014ポスター
それらの学びを、次世代を担う自ら
(ユース)の指針として
2.スケジュール
スケジュール(ESD in 三重2014)
日時
スケジュール(名古屋国際会議場)
事 項
Aコース
11/7(金) 午 ◎伊勢湾洋上国際環境学習
前 (勢水丸・松阪市)
1日目
午 ◎海の博物館・海女小屋
後 (鳥羽市)
日時
Bコース
◎海の博物館・海女小屋
(鳥羽市)
◎伊勢湾洋上国際環境学習
(勢水丸・松阪市)
内 容
11/10(月)
終日
11/11(火)
終日
◎パネル展示(1号館3階ロビー)
◎ブース出展(西駐車場会場)
終日
11/12(水)
(1号館3階)
17時∼ ◎セミナー
★
「海の博物館と海女小屋」見学会
(H26.1.11)
ESDエクスカーション
午
◎AQUA SOCIAL FES!! in 松名瀬(海岸清掃・生物観察会)
前
11/8(土)
(松阪市)
2日目
午
後 ◎斎宮歴史博物館(多気郡明和町)
午 ESDエクスカーション
11/9(日) 前 ◎三重県総合博物館(津市)
3日目
午 ◎分科会(本学 環境・情報科学館)
後
午 ◎「映画“WOOD JOB!”と三重大学演習林」企画展オープニング
前 (レーモンドホール)
意識を高める機会と
なりました。
ユネスコスクール研修会/シンポジウム2013
(H26.2.15)
14 Environmental Management Report 2014
2002年の「持続可能な開発に関する世界首脳会議(ヨ
アジア・大平洋ユース伊勢湾洋上国際環境学習
を実施しました。シン
8月には石川県金沢市において開催された東海・北陸
定や教育基本法の改正(平成18年)や改訂学習指導
(平成23年に「環境教育等促進法」と名称変更)の制
環境学習
境学習・国際理解学習・エネルギー学習・世界遺産・地
1992年の「環境と開発に関する国連会議」および
★
11/10(月)
◎アジア・太平洋環境コンソーシアムESD国際シンポジウム
4日目
午 ◎ECOアイデアおよび環境コンテスト表彰式
後 ◎分科会成果発表
◎アジア・太平洋持続発展教育(ESD)ユース宣言
環境コンテストポスター AQUA SOCIAL FES!! in 松名瀬ポスター
Environmental Management Report 2014 15
特
集
3.特集
特 集
3.特集
3 環境座談会
前葉:私共は「WOOD
これらは、
三重大学生物資源学部同窓会(三翠同窓会)
JOB!」の映画撮影に
会長の木村政生先生を通じてお願いしてきました。木村
●日 時:平成26年8月28日
(木)14:00∼16:00
あたり美杉の魅力をア
先生は、神宮司庁にいらした方で、
「神宮が今まで森を守
●場 所:三重大学 レーモンドホール
ピールしました。こちら
ってきた理由の一つとして、お伊勢参りに集まる人達の
●出席者:●内田 淳正 三重大学長(最高環境責任者)
の映画に三重大学の
食事やお風呂に入るためのエネルギー源(薪炭)
を作る
演習林が出て参ります
ため、
ということもあるのです」と教えていただいたことが
が、あの場所は、大学
あります。これは、
目から鱗でした。お伊勢さんは天下のも
テーマ:
「世界一の環境先進大学」三重大学の地域の環境や文化向上への貢献
特
集
●朴 恵淑 三重大学理事(企画・評価・環境担当)
・副学長
●前葉 泰幸 津市長
前葉泰幸 津市 市長
●布谷 知夫 三重県総合博物館長
の資源でもあり、
地域の資源でもある所だと思っております。
のであり、全国から参拝の方々が集まります。また、
日本
●伊藤久美子 斎宮歴史博物館長
津市は、三重大学との関係が多い町であり、農業土木の
人の総氏神様として存在する神宮のご関係の方々は、
●成岡 市 三重大学大学院生物資源学研究科 教授
関係の上野英三郎先生(ハチ公の飼い主)
は津の出身
実は人々の心が安らぐ意味について、
あらゆる点から具
●河村 海斗 三重大学環境ISO学生委員会 委員長
で、三重大学の農業土木分野は極めて古い歴史があり
体的に深く考え、努力を積み重ねてこられたと思います。
ます。
神宮司庁のご担当の方によると、神宮の森の野外研修
スマートキャンパスである世界一の環境先進大学の三
会ではチェーンソーを使わず、斧を持って木を切ることも
重大学が所在する津市として、環境政策を一生懸命や
計画しているとのことでした。生きた立樹に対して振りか
っています。例えば、青山高原に風力発電の施設や太陽
ざす斧が、
はね返ってくるという体験をして欲しいとのこと
光発電での発電量は約16万3000kWあり、家庭用に換
でした。
算すると家庭用消費電力の3分の1くらいで4万3300所
今、座談会を行っているこのレーモンドホールの構造は、
帯分が賄われています。平成26年3月に国からバイオマ
創ったアントニー・レーモンドの人生観が反映していると
ス産業都市として津市が認定をされ、木質バイオマス発
思います。設計された当時は日本が戦争に負けた直後で
電所が設置され、稼働すると4万5000所帯分がバイオマ
建設材料を調達するのに、
とても苦労されたのでしょう。
ス発電で賄われます。これから増設される太陽光、風力を
また、
レーモンドは伊勢神宮を参拝したこともあるとのことで、
合わせると、平成30年には津市のほぼ全世帯数に当た
日本人の心を深く理解した上で、
このホールを設計したと
る12万所帯分の電力が自然エネルギー、再生可能エネ
いう話を聞いて感動しました。
●中村 浩俊 三重大学ユネスコスクール学生委員会 委員長
(順不同/文中・敬称略)
環境座談会
朴:今回の座談会のテーマは、
「世界一の環境先進大学」
翠会館のこの3つの建物を使った文化ゾーンとして、是非、
三重大学の地域の環境や文化向上への貢献とし、
どう
三重県や津市の地域の皆さんと一緒になって、
これらを
貢献ができるのかということを一緒に考える時間にさせて
利用しながら地域の人と連携を進めていきたいと思って
いただきたいと思います。皆様の楽しい、貴重なお話をい
おります。
ただければと思っております。まず、内田学長には世界一
平成26年11月に名古屋でESDユネスコ世界会議が
の環境先進大学を目指すという明確なビジョンを示し進
開かれます。本学も「ESD in三重2014」として、小学生・
んできたリーダーシップについてお話いただけますか。
中学生・高校生・大学生を対象としたいろんなイベントを
内田:本学が世界一の環境
先進大学を目指しており、キャ
ンパスは海のそばにある国立
大学は日本で唯一です。私が
学長に就任したときは、東日本
大震災もなく、
これは何としてで
も海のそばにある立地条件を
活かした環境を全面に押し出し
内田淳正
三重大学長(最高環境責任者)
たキャンパスを作っていきたいと
の思いでスタートしました。以前
催します。環境教育は小さい頃から教育していく必要が
あるなというふうに思いますので、県内の多数の児童・生
徒の皆様にこのイベントに参加していただき、是非今後
のESD教育に役立て欲しいと期待しているところです。
最後に映画「WOOD JOB!」を観ました。全体として森を
描き、木が神様である、木の大事さというのを訴えている
という意味で良い映画であったと思います。本学では、11
月にレーモンドホールを使用して、
「WOOD JOB!」を記
念した展示会を実施します。是非皆様に観ていただきたい。
朴:ありがとうござ
は伊勢湾も非常に綺麗で、大学に隣接する海岸では海
いました。前葉市長、
水浴ができました。将来的には是非海水浴ができる海に
津 市には山あり海
なって欲しいし、市長には町屋海岸に大学と連携しなが
あり川あり、理想的
ら運営できるような施設を作っていただき、地域の活性化
な 地 域 ですね 。
を考えていければと思います。また、本学の特色は教員・
「WOOD JOB!」は
職員・学生が一体となってキャンパスを作り上げているの
朴 恵淑
市長のリーダーシッ
三重大学理事(企画・評価・環境担当)
・副学長
が大きな特色で、
このキャンパスは歴史的にも古く、大き
プがかなり大きかっ
な木々が多く緑豊かです。このようなキャンパス環境を活
たと思いますし、
また、11月にはレーモンドホールと環境・
かし、特色ある木々に名前を付け、教員・職員・学生にとっ
情報科学館と三翠会館で連携をしながら、
「WOOD JOB!」
て癒しの木であってほしいなど、良いキャンパスにしたいと
に関わる展示で若者の考え方・育て方、大学の役割を一
いうのが世界一の環境先進大学を目指す1つになってい
緒に考えたい。
「WOOD JOB!」に関わるエピソードなど、
ます。また、
レーモンドホール、環境・情報科学館および三
市長お願いします。
16 Environmental Management Report 2014
★
ルギーで賄えると思っております。津市は、再生可能エネ
三翠会館は、
ルギーをしっかりと持ちながら、産業の発展を進めていき
同窓生の醵金
たいと考えております。世界一を掲げる三重大学には追
で昭 和 1 1 年に
いついていないと思いますが、
さらに志高く津市の環境政
創られました。建
策を進めたいと思っております。
物の後ろ側に同
きょきん
窓 生 の 名 前が
朴:成岡先生は、三重大学のミュージアム構想において
刻み込まれてい
キーパーソンであることから、環境と文化に関する先生の
考え方を教えてください。
成岡:生物資源学部は、
自然
ャンパスにある三翠会館やレーモンドホールを訪れることで、
立ち上がり、先行している教育
明日の我が身に活力を与えたい」と言っていらっしゃるこ
学部・人学部に続く新規参入
とを聞きまして、
とても感動しました。
学部になります。神宮の最高峰、
文科省の担当者に伺った話ですが、
「その大学からど
伊勢神宮にお願いするには大
れだけの人材が出たのか、
どれだけの活躍をしているのか、
変恐れ多いと思っているのです
園実習についてご相談を申し
上げているところです。また、三
会 での 苦 労 が
染み込んでいるのだと感じます。卒業生の方で、
「上浜キ
科学系の学芸員養成課程が
が、今、学芸員養成課程の館
て、卒業生の社
三翠会館内部
卒業生をみれば大学の『格』が見えてくる」という考え方
成岡 市
三重大学大学院
生物資源学研究科 教授
重県内4つの農業系高等学校の先生方も神宮の森で
野外研修を受けることができるかもしれません。
があるとのことでした。歴史や伝統というのは、単なる時
間の積み重ねだけで無く、人材を育てる上で、非常に大
きなエネルギーになっているのでしょう。
智の殿堂であり人材育成の拠点である「大学」は、本
Environmental Management Report 2014 17
特
集
3.特集
特 集
3.特集
3 環境座談会
前葉:私共は「WOOD
これらは、
三重大学生物資源学部同窓会(三翠同窓会)
JOB!」の映画撮影に
会長の木村政生先生を通じてお願いしてきました。木村
●日 時:平成26年8月28日
(木)14:00∼16:00
あたり美杉の魅力をア
先生は、神宮司庁にいらした方で、
「神宮が今まで森を守
●場 所:三重大学 レーモンドホール
ピールしました。こちら
ってきた理由の一つとして、お伊勢参りに集まる人達の
●出席者:●内田 淳正 三重大学長(最高環境責任者)
の映画に三重大学の
食事やお風呂に入るためのエネルギー源(薪炭)
を作る
演習林が出て参ります
ため、
ということもあるのです」と教えていただいたことが
が、あの場所は、大学
あります。これは、
目から鱗でした。お伊勢さんは天下のも
テーマ:
「世界一の環境先進大学」三重大学の地域の環境や文化向上への貢献
特
集
●朴 恵淑 三重大学理事(企画・評価・環境担当)
・副学長
●前葉 泰幸 津市長
前葉泰幸 津市 市長
●布谷 知夫 三重県総合博物館長
の資源でもあり、
地域の資源でもある所だと思っております。
のであり、全国から参拝の方々が集まります。また、
日本
●伊藤久美子 斎宮歴史博物館長
津市は、三重大学との関係が多い町であり、農業土木の
人の総氏神様として存在する神宮のご関係の方々は、
●成岡 市 三重大学大学院生物資源学研究科 教授
関係の上野英三郎先生(ハチ公の飼い主)
は津の出身
実は人々の心が安らぐ意味について、
あらゆる点から具
●河村 海斗 三重大学環境ISO学生委員会 委員長
で、三重大学の農業土木分野は極めて古い歴史があり
体的に深く考え、努力を積み重ねてこられたと思います。
ます。
神宮司庁のご担当の方によると、神宮の森の野外研修
スマートキャンパスである世界一の環境先進大学の三
会ではチェーンソーを使わず、斧を持って木を切ることも
重大学が所在する津市として、環境政策を一生懸命や
計画しているとのことでした。生きた立樹に対して振りか
っています。例えば、青山高原に風力発電の施設や太陽
ざす斧が、
はね返ってくるという体験をして欲しいとのこと
光発電での発電量は約16万3000kWあり、家庭用に換
でした。
算すると家庭用消費電力の3分の1くらいで4万3300所
今、座談会を行っているこのレーモンドホールの構造は、
帯分が賄われています。平成26年3月に国からバイオマ
創ったアントニー・レーモンドの人生観が反映していると
ス産業都市として津市が認定をされ、木質バイオマス発
思います。設計された当時は日本が戦争に負けた直後で
電所が設置され、稼働すると4万5000所帯分がバイオマ
建設材料を調達するのに、
とても苦労されたのでしょう。
ス発電で賄われます。これから増設される太陽光、風力を
また、
レーモンドは伊勢神宮を参拝したこともあるとのことで、
合わせると、平成30年には津市のほぼ全世帯数に当た
日本人の心を深く理解した上で、
このホールを設計したと
る12万所帯分の電力が自然エネルギー、再生可能エネ
いう話を聞いて感動しました。
●中村 浩俊 三重大学ユネスコスクール学生委員会 委員長
(順不同/文中・敬称略)
環境座談会
朴:今回の座談会のテーマは、
「世界一の環境先進大学」
翠会館のこの3つの建物を使った文化ゾーンとして、是非、
三重大学の地域の環境や文化向上への貢献とし、
どう
三重県や津市の地域の皆さんと一緒になって、
これらを
貢献ができるのかということを一緒に考える時間にさせて
利用しながら地域の人と連携を進めていきたいと思って
いただきたいと思います。皆様の楽しい、貴重なお話をい
おります。
ただければと思っております。まず、内田学長には世界一
平成26年11月に名古屋でESDユネスコ世界会議が
の環境先進大学を目指すという明確なビジョンを示し進
開かれます。本学も「ESD in三重2014」として、小学生・
んできたリーダーシップについてお話いただけますか。
中学生・高校生・大学生を対象としたいろんなイベントを
内田:本学が世界一の環境
先進大学を目指しており、キャ
ンパスは海のそばにある国立
大学は日本で唯一です。私が
学長に就任したときは、東日本
大震災もなく、
これは何としてで
も海のそばにある立地条件を
活かした環境を全面に押し出し
内田淳正
三重大学長(最高環境責任者)
たキャンパスを作っていきたいと
の思いでスタートしました。以前
催します。環境教育は小さい頃から教育していく必要が
あるなというふうに思いますので、県内の多数の児童・生
徒の皆様にこのイベントに参加していただき、是非今後
のESD教育に役立て欲しいと期待しているところです。
最後に映画「WOOD JOB!」を観ました。全体として森を
描き、木が神様である、木の大事さというのを訴えている
という意味で良い映画であったと思います。本学では、11
月にレーモンドホールを使用して、
「WOOD JOB!」を記
念した展示会を実施します。是非皆様に観ていただきたい。
朴:ありがとうござ
は伊勢湾も非常に綺麗で、大学に隣接する海岸では海
いました。前葉市長、
水浴ができました。将来的には是非海水浴ができる海に
津 市には山あり海
なって欲しいし、市長には町屋海岸に大学と連携しなが
あり川あり、理想的
ら運営できるような施設を作っていただき、地域の活性化
な 地 域 ですね 。
を考えていければと思います。また、本学の特色は教員・
「WOOD JOB!」は
職員・学生が一体となってキャンパスを作り上げているの
朴 恵淑
市長のリーダーシッ
三重大学理事(企画・評価・環境担当)
・副学長
が大きな特色で、
このキャンパスは歴史的にも古く、大き
プがかなり大きかっ
な木々が多く緑豊かです。このようなキャンパス環境を活
たと思いますし、
また、11月にはレーモンドホールと環境・
かし、特色ある木々に名前を付け、教員・職員・学生にとっ
情報科学館と三翠会館で連携をしながら、
「WOOD JOB!」
て癒しの木であってほしいなど、良いキャンパスにしたいと
に関わる展示で若者の考え方・育て方、大学の役割を一
いうのが世界一の環境先進大学を目指す1つになってい
緒に考えたい。
「WOOD JOB!」に関わるエピソードなど、
ます。また、
レーモンドホール、環境・情報科学館および三
市長お願いします。
16 Environmental Management Report 2014
★
ルギーで賄えると思っております。津市は、再生可能エネ
三翠会館は、
ルギーをしっかりと持ちながら、産業の発展を進めていき
同窓生の醵金
たいと考えております。世界一を掲げる三重大学には追
で昭 和 1 1 年に
いついていないと思いますが、
さらに志高く津市の環境政
創られました。建
策を進めたいと思っております。
物の後ろ側に同
きょきん
窓 生 の 名 前が
朴:成岡先生は、三重大学のミュージアム構想において
刻み込まれてい
キーパーソンであることから、環境と文化に関する先生の
考え方を教えてください。
成岡:生物資源学部は、
自然
ャンパスにある三翠会館やレーモンドホールを訪れることで、
立ち上がり、先行している教育
明日の我が身に活力を与えたい」と言っていらっしゃるこ
学部・人学部に続く新規参入
とを聞きまして、
とても感動しました。
学部になります。神宮の最高峰、
文科省の担当者に伺った話ですが、
「その大学からど
伊勢神宮にお願いするには大
れだけの人材が出たのか、
どれだけの活躍をしているのか、
変恐れ多いと思っているのです
園実習についてご相談を申し
上げているところです。また、三
会 での 苦 労 が
染み込んでいるのだと感じます。卒業生の方で、
「上浜キ
科学系の学芸員養成課程が
が、今、学芸員養成課程の館
て、卒業生の社
三翠会館内部
卒業生をみれば大学の『格』が見えてくる」という考え方
成岡 市
三重大学大学院
生物資源学研究科 教授
重県内4つの農業系高等学校の先生方も神宮の森で
野外研修を受けることができるかもしれません。
があるとのことでした。歴史や伝統というのは、単なる時
間の積み重ねだけで無く、人材を育てる上で、非常に大
きなエネルギーになっているのでしょう。
智の殿堂であり人材育成の拠点である「大学」は、本
Environmental Management Report 2014 17
特
集
3.特集
3.特集
3 環境座談会
特集
来周辺の街や人々に支えられ、育てられているものと思
います。若い学生達が、人間の素養や専門的学芸を真
に自分の能力として持つことができ、
さらに社会で貢献し
特
集
ていくためには、
まず大学城下街という社会で揉まれ、深
い経験を覚えることが必要であり、
その中で多くは磨かれ
ていくものと思います。
現在、残念ながら上浜キャンパスから江戸橋駅、
あるい
朴:委員長になってどうですか?
河村:まだ、本当になりたてなので、今もとても緊張して
します。私は、学生の若さには、強い影響力があると思っ
ています。今年も1年生がたくさん、学生委員会に入って
くれたので、みんなで力を合わせて、
どんどん環境活動の
輪を広げていきたいと思っています。
朴:今後を期待しています。次は三重県総合博物館長
心のふるさと、精神文化の源流としてよく紹介されます。
いかに防災上重要であったかということです。
三重県には「人と人」
「人と地域」
「人と自然」の絆、本
榊原で、山を再生して獣害対策をしている現地を見て
来のあり方があるのではないかと思います。
きました。鹿が山奥から出てくるのは、山の中に食べ物が
三重県の文化に影響したものはいろいろ考えられますが、
ないからです。実のなる広葉樹が少なくなり、荒れ果てて
そのうち2つを挙げると、一つは地理的に古代から街道が
きた。群状間伐をして実のなる広葉樹に植え替えていく
多く交通の要衝であったこと。三重の文化と全国の文化
ことも大事です。山を再生し、野生獣の生活の場所を作
が混ざりあい、外部の文化や人を受け入れる、
おもてなし
る取り組みを三重県が中心となり行っています。生きとし
の心を育んできました。また、
もう一つは、都とのつながり
生けるものがすべて山のおかげで生きているわけですから、
ありますが、数年後、江戸橋(木橋)の修復工事、志登茂
としての意気込みと、本学との関係など教えてください。
が深かったことです。伊勢と熊野もそうでしょうが、都から
私は、市長として、森林の総合的な役割を認識し、複眼
川の改修工事が完成し、都市計画の整備が進めば、名
布谷:三重県総合博物館が
斎王が下行する「斎宮」は特に深いつながりがありました。
的に捉えながら物事を考えていく必要があります。多様な
実ともに「城下街津市」の環境が揃うと期待しています。
やりたい事は、自分がくらす地
斎宮には斎王のための大変立派な宮殿があり、斎宮
研究が大学で進められ、多様な見方ができる学生への教
前葉:今、常夜灯を移そうとしています。
域の宝物に目を向けることです。
専門の省庁、斎宮寮が置かれ、多い時には520人ほどが
育を三重大学に大きく期待しております。
特に三重県は自然も歴史もあ
暮らす「みやこ」を形成していました。斎王は文化人として、
る多様な地域です。三重県総
音楽や書道、和歌などに長けていて、女官には都からだ
合博物館のテーマは「三重が
けでなく、地元有力者などの子女もいた可能性があり、都
持つ多様性の力」です。三重
の文化が地域に伝えられて、地域文化を活性化したと思
に住んでいる人が自分の回り
います。古代から中世にかけて、地域独自の文化が創ら
は津駅までの範囲で、大学城下街として未整備な部分が
成岡:津駅に降り立った皆さんが、
「まず、三重大のレー
モンドホールや三翠会館を見てみたい」とか、
「三重大の
キャンパスを歩いてみたい」とか、
そのように思っていただ
ける街環境を望んでいます。
たとえば、札幌の北海道大学と言えば、
クラーク像が
思い浮かびますが、
「札幌駅に降りたら、
まずクラーク博
士の写真を撮りに行きたい」というイメージが何かしら津
でも発想できたらいいな、
という気持ちです。
津市長には、平成24年10月に、近鉄久居駅前公園に
ひでさぶろう
て忠犬ハチ公と飼い主の上野英三郎(現津市久居の生
まれ、東京帝国大学農学部教授、三重大学の前身三重
高等農林が大正10年に創立する時に尽力されたと伝え
られる、近代農業土木学の祖とも呼ばれる)の銅像を建
立する時には大変お世話になりました。また、
このたびの
映画「WOOD JOB!」の誘致でも、市長のご尽力に対し
て深く感謝しています。
にある文化の宝に気付く機会
を作るような博物館でありたい
布谷知夫
三重県総合博物館 館長
湧き出て、
おいしい水産物ができます。一方、海から山に
向けて潮は風に乗り、森や農地に降り注ぎます。だから、
海の人たちは山を大事にするし、山の人たちは海を大事
宮は働く女性のパワースポット」と言いますが、女性が主
して、
グループで何を調べるかを決め、本やインターネット
となって働く場所というのが少ない時代に斎宮では40人
ではなく、地域に出て大人に聞いて、壁新聞にまとめて発
以上の女性が斎王に仕えていたというのは、伊勢の国の
ことのできる教育・研究が必要なのでしょうね。
行するという事業をやりました。例えば伊勢周辺で、玄関
重要な特性であったと思います。
内田:農業、林業、水産業とわけますが、水が産みだすも
に注連縄をずっと飾っている習慣があります。それを300
内田:飛鳥時代か
の全体を生業とすることで水産業という言葉が一番良い
軒ぐらいの町内を子供たちの集団が一軒一軒歩いて、注
連縄について調べたのです。その結果、
それが資料とし
て残ることで博物館の資料にもなり、子供たちは自分の
委員会の委員長になった河村くん、
お願いします。
ことができると思います。博物館と大学と地域の三つがう
まくつながっていく活動が将来広がっていければよいなと
思っています。
にする。海の恩恵を受ける、山の恩恵を受ける、
という相
互関係が成り立っています。そのような関係を肌で感じる
ら大和、平安京を通
と思う。
して、日本では女性
朴:中村君はユネスコスクール学生委員長として、一緒
が活躍できる場があ
に作業をしています。
ったから、男女共同
参画は日本ではなか
なか根付かなかった。
ヨーロッパやアメリカでは、魔女狩りなど女性が虐げられ
た時代を経験してきているから、
ああいう女性の権利を主
中村:工学部情報工
学科の中村浩俊です。
今年の1月に、海の博
物館に行きました。そ
こで石原館長さんが、
河村です。森林資源
朴:伊藤館長は縁があって斎宮歴史博物館長になられ
張せざるを得なかった。
環境学を専攻していて、
ました。
朴:「WOOD JOB!」も三重大学と深い関係があります。
女さんが、今は日本国
前葉:「WOOD JOB!」は、主人公が山の圧倒的な魅
内で2,000人になり、
そ
三重大学の演習林の
伊藤:斎宮は古代か
実習に何度か行きまし
ら中世にかけて、天皇
た。初めはあまり知識
の代わりに伊勢神宮
が無く、単に自然を感
に仕えた「斎王」と呼
じられるという考えで行ったのですが、演習林の歴史やど
ばれる未婚の皇女が
んな人が関わってきたか、
どのように管理されているかとい
うことを理解できたことで、
そこには、文化の力が深く関わ
ってきているということを感じました。
18 Environmental Management Report 2014
は海へ届き、海の幸を育みます。新鮮な地下水も海岸に
子供が大人になっても残しておきたい地域の宝探しと
使って、博物館の自主的な活動をしてもらえたら、面白い
河村海斗
三重大学環境ISO学生委員会 委員長
成岡:山から海に向けて陸水が流れ、森や土の栄養分
また、
私はよく冗談で、
「斎王は元祖キャリアウーマン」
「斎
朴:ありがとうございました。つぎに新しく環境ISO学生
共生環境学科2年の
口がまず斎宮だったと思います。
先生お願いします。
と思います。
地域を知る良い機会になります。大学生も博物館をうまく
河村:生物資源学部、
れていくにあたり、都の文化が伝えられた、
その重要な窓
朴:ありがとうございます。研究者と教育者として、成岡
住んでいたところです。
伊藤久美子
斎宮歴史博物館 館長
三重県は、
日本人の
力に取り込まれていくもので、文部科学省はこれをキャリ
ア教育の推奨映画にしました。山は生活の糧として林業
をやる場所だけでなく、森林環境を守るべき場所でもあり
ます。山を良い状態で保つため、間伐されたものを利用し
てバイオマス発電し、
エネルギー再生する。また、山を大
切にしないと保水力がなくて一気に水が流れます。山が
「昔はたくさんいた海
中村浩俊
三重大学ユネスコスクール学生委員会 委員長
の半分がこの鳥羽にいる」という話を聞いて、文化も効
率的なものができれば自然と無くなっていくものだから仕
方がないのではないかと考え、
「海人文化」は本当に残し
て、継承していく必要があるのか疑問に思いました。
館長さんから「海女さんが一度海に潜る時間は50秒く
らいだが、
スキューバーダイビングなどでもぐると、数十分
Environmental Management Report 2014 19
特
集
3.特集
3.特集
3 環境座談会
特集
来周辺の街や人々に支えられ、育てられているものと思
います。若い学生達が、人間の素養や専門的学芸を真
に自分の能力として持つことができ、
さらに社会で貢献し
特
集
ていくためには、
まず大学城下街という社会で揉まれ、深
い経験を覚えることが必要であり、
その中で多くは磨かれ
ていくものと思います。
現在、残念ながら上浜キャンパスから江戸橋駅、
あるい
朴:委員長になってどうですか?
河村:まだ、本当になりたてなので、今もとても緊張して
します。私は、学生の若さには、強い影響力があると思っ
ています。今年も1年生がたくさん、学生委員会に入って
くれたので、みんなで力を合わせて、
どんどん環境活動の
輪を広げていきたいと思っています。
朴:今後を期待しています。次は三重県総合博物館長
心のふるさと、精神文化の源流としてよく紹介されます。
いかに防災上重要であったかということです。
三重県には「人と人」
「人と地域」
「人と自然」の絆、本
榊原で、山を再生して獣害対策をしている現地を見て
来のあり方があるのではないかと思います。
きました。鹿が山奥から出てくるのは、山の中に食べ物が
三重県の文化に影響したものはいろいろ考えられますが、
ないからです。実のなる広葉樹が少なくなり、荒れ果てて
そのうち2つを挙げると、一つは地理的に古代から街道が
きた。群状間伐をして実のなる広葉樹に植え替えていく
多く交通の要衝であったこと。三重の文化と全国の文化
ことも大事です。山を再生し、野生獣の生活の場所を作
が混ざりあい、外部の文化や人を受け入れる、
おもてなし
る取り組みを三重県が中心となり行っています。生きとし
の心を育んできました。また、
もう一つは、都とのつながり
生けるものがすべて山のおかげで生きているわけですから、
ありますが、数年後、江戸橋(木橋)の修復工事、志登茂
としての意気込みと、本学との関係など教えてください。
が深かったことです。伊勢と熊野もそうでしょうが、都から
私は、市長として、森林の総合的な役割を認識し、複眼
川の改修工事が完成し、都市計画の整備が進めば、名
布谷:三重県総合博物館が
斎王が下行する「斎宮」は特に深いつながりがありました。
的に捉えながら物事を考えていく必要があります。多様な
実ともに「城下街津市」の環境が揃うと期待しています。
やりたい事は、自分がくらす地
斎宮には斎王のための大変立派な宮殿があり、斎宮
研究が大学で進められ、多様な見方ができる学生への教
前葉:今、常夜灯を移そうとしています。
域の宝物に目を向けることです。
専門の省庁、斎宮寮が置かれ、多い時には520人ほどが
育を三重大学に大きく期待しております。
特に三重県は自然も歴史もあ
暮らす「みやこ」を形成していました。斎王は文化人として、
る多様な地域です。三重県総
音楽や書道、和歌などに長けていて、女官には都からだ
合博物館のテーマは「三重が
けでなく、地元有力者などの子女もいた可能性があり、都
持つ多様性の力」です。三重
の文化が地域に伝えられて、地域文化を活性化したと思
に住んでいる人が自分の回り
います。古代から中世にかけて、地域独自の文化が創ら
は津駅までの範囲で、大学城下街として未整備な部分が
成岡:津駅に降り立った皆さんが、
「まず、三重大のレー
モンドホールや三翠会館を見てみたい」とか、
「三重大の
キャンパスを歩いてみたい」とか、
そのように思っていただ
ける街環境を望んでいます。
たとえば、札幌の北海道大学と言えば、
クラーク像が
思い浮かびますが、
「札幌駅に降りたら、
まずクラーク博
士の写真を撮りに行きたい」というイメージが何かしら津
でも発想できたらいいな、
という気持ちです。
津市長には、平成24年10月に、近鉄久居駅前公園に
ひでさぶろう
て忠犬ハチ公と飼い主の上野英三郎(現津市久居の生
まれ、東京帝国大学農学部教授、三重大学の前身三重
高等農林が大正10年に創立する時に尽力されたと伝え
られる、近代農業土木学の祖とも呼ばれる)の銅像を建
立する時には大変お世話になりました。また、
このたびの
映画「WOOD JOB!」の誘致でも、市長のご尽力に対し
て深く感謝しています。
にある文化の宝に気付く機会
を作るような博物館でありたい
布谷知夫
三重県総合博物館 館長
湧き出て、
おいしい水産物ができます。一方、海から山に
向けて潮は風に乗り、森や農地に降り注ぎます。だから、
海の人たちは山を大事にするし、山の人たちは海を大事
宮は働く女性のパワースポット」と言いますが、女性が主
して、
グループで何を調べるかを決め、本やインターネット
となって働く場所というのが少ない時代に斎宮では40人
ではなく、地域に出て大人に聞いて、壁新聞にまとめて発
以上の女性が斎王に仕えていたというのは、伊勢の国の
ことのできる教育・研究が必要なのでしょうね。
行するという事業をやりました。例えば伊勢周辺で、玄関
重要な特性であったと思います。
内田:農業、林業、水産業とわけますが、水が産みだすも
に注連縄をずっと飾っている習慣があります。それを300
内田:飛鳥時代か
の全体を生業とすることで水産業という言葉が一番良い
軒ぐらいの町内を子供たちの集団が一軒一軒歩いて、注
連縄について調べたのです。その結果、
それが資料とし
て残ることで博物館の資料にもなり、子供たちは自分の
委員会の委員長になった河村くん、
お願いします。
ことができると思います。博物館と大学と地域の三つがう
まくつながっていく活動が将来広がっていければよいなと
思っています。
にする。海の恩恵を受ける、山の恩恵を受ける、
という相
互関係が成り立っています。そのような関係を肌で感じる
ら大和、平安京を通
と思う。
して、日本では女性
朴:中村君はユネスコスクール学生委員長として、一緒
が活躍できる場があ
に作業をしています。
ったから、男女共同
参画は日本ではなか
なか根付かなかった。
ヨーロッパやアメリカでは、魔女狩りなど女性が虐げられ
た時代を経験してきているから、
ああいう女性の権利を主
中村:工学部情報工
学科の中村浩俊です。
今年の1月に、海の博
物館に行きました。そ
こで石原館長さんが、
河村です。森林資源
朴:伊藤館長は縁があって斎宮歴史博物館長になられ
張せざるを得なかった。
環境学を専攻していて、
ました。
朴:「WOOD JOB!」も三重大学と深い関係があります。
女さんが、今は日本国
前葉:「WOOD JOB!」は、主人公が山の圧倒的な魅
内で2,000人になり、
そ
三重大学の演習林の
伊藤:斎宮は古代か
実習に何度か行きまし
ら中世にかけて、天皇
た。初めはあまり知識
の代わりに伊勢神宮
が無く、単に自然を感
に仕えた「斎王」と呼
じられるという考えで行ったのですが、演習林の歴史やど
ばれる未婚の皇女が
んな人が関わってきたか、
どのように管理されているかとい
うことを理解できたことで、
そこには、文化の力が深く関わ
ってきているということを感じました。
18 Environmental Management Report 2014
は海へ届き、海の幸を育みます。新鮮な地下水も海岸に
子供が大人になっても残しておきたい地域の宝探しと
使って、博物館の自主的な活動をしてもらえたら、面白い
河村海斗
三重大学環境ISO学生委員会 委員長
成岡:山から海に向けて陸水が流れ、森や土の栄養分
また、
私はよく冗談で、
「斎王は元祖キャリアウーマン」
「斎
朴:ありがとうございました。つぎに新しく環境ISO学生
共生環境学科2年の
口がまず斎宮だったと思います。
先生お願いします。
と思います。
地域を知る良い機会になります。大学生も博物館をうまく
河村:生物資源学部、
れていくにあたり、都の文化が伝えられた、
その重要な窓
朴:ありがとうございます。研究者と教育者として、成岡
住んでいたところです。
伊藤久美子
斎宮歴史博物館 館長
三重県は、
日本人の
力に取り込まれていくもので、文部科学省はこれをキャリ
ア教育の推奨映画にしました。山は生活の糧として林業
をやる場所だけでなく、森林環境を守るべき場所でもあり
ます。山を良い状態で保つため、間伐されたものを利用し
てバイオマス発電し、
エネルギー再生する。また、山を大
切にしないと保水力がなくて一気に水が流れます。山が
「昔はたくさんいた海
中村浩俊
三重大学ユネスコスクール学生委員会 委員長
の半分がこの鳥羽にいる」という話を聞いて、文化も効
率的なものができれば自然と無くなっていくものだから仕
方がないのではないかと考え、
「海人文化」は本当に残し
て、継承していく必要があるのか疑問に思いました。
館長さんから「海女さんが一度海に潜る時間は50秒く
らいだが、
スキューバーダイビングなどでもぐると、数十分
Environmental Management Report 2014 19
特
集
3.特集
3.特集
3 環境座談会
特集
特
集
間アワビやサザエを捕り続けることができるが、乱獲になり、
き時代なのでしょうね。ですから、企業の社会的責任だとか、
最悪絶滅の恐れがある。」とお話いただき、文化には私
あるいはISO活動、
あえてそういうことに意識を向けるとい
たちが学ぶべき本質があることを海の博物館で学びました。
うことがとても大事ですね。やっぱり地域環境を次の世代
内田:文化をどう定義するかは非常に難しいが、
一つは我々
がずっと育んできた習慣だと思う。今の我々があるのは、
いろんな文化・習慣を進化させたことで今がある。それを
次のステップに進化させるというのが人間である。
朴:伊藤館長いかがでしょう。
に引き継いでいくためには、我々は努力をしなくてはいけな
いと思います。朴先生がいつも三重大学は「世界一の
環境先進大学」とおっしゃること自体が多くの学生や、
8000人を超える教職員がそういう志を持ち続けるというこ
とについて、
とても大きな役割を朴先生が果たしておられ
ると思います。環境ISO学生委員会・ユネスコ学生委員
伊藤:歴史は文系だけではなく理系の頭脳も必要で、史
会の皆さんの活動は、社会的な価値のあることだと思い
跡の活用には新しい視点が絶対に必要です。斎宮歴史
ますから、
どうぞ自信を持って進めていただきたいですし、
博物館は、史跡の上に建っており、下の史跡を保護する
三重大学が引き続き「世界一の環境先進大学」
としての、
ために杭を打たない建て方をしています。また、137㌶の
「ユニバーシティ・ソーシャル・レスポンシビリティ
:USR」を
斎宮跡は600世帯2,000人が暮らしている生きた歴史の
果たしていただけることを本当に強く期待していますし、
と
町です。昭和54年に国史跡指定を受けました。土地利
てもありがたく思っています。
用など規制がかかるため心配もあったと思うのですが、史
朴:次に若者二人の今後の決意を述べていただこうと
跡と一緒に共存していく選択をされたことは非常に大事
なことです。
三重大学のご協力もいただき、若い方に参画していた
だいて、学長がおっしゃられたように新しい視点から、昔の
方から受け継いだ史跡などの資産を次の世代にもつなげ
ていきたいと思います。
河村:環境ISO学生委員会の活動理念として、学生の
環境マインドの向上がありますが、委員でない友人から、
敷居が高いとか、
お堅いイメージがあり、
なかなか近づきに
くい印象を与えてしまっています。そこの壁を無くしていき
たい。本学の8割が学生ですから、学生がどっと動いたら
ものすごく大きな力が出てくると思うので、
もっと敷居を低
布谷:私が関心を持っているのは、人は森に何を求め、
くして、学生全体
人は森から何を得ることができるか。一昔前の聞き書きな
で何か大きなこと
どを読むと、衣食住のあらゆるものはすべて森から得られ
ができるように頑
ています。例えば戦後のかなり長い間、都会を除く日本中
張っていきたいと
で自給自足に近い状態が続いた。戦後のある時期から
思います。
急速に生活が変化して、
それまで続いた基本的な暮らし
中村:私がユネ
がいない。暮らしの変化は大きく、昔に戻るのは無理です
が、衣食住のすべてに、人はいろんな工夫をして暮らして
いたことをもっときちんと思い出すべきだと考えます。今あ
るいろんな小さな身の回りの文化の中に残っていると思
スコ活動をさせて
いただいているの
は本当にチャンスだと思っていて、
そのチャンスを最大限
朴:なるほど。その経験が今の布谷館長を生んだのです
で学生が連携できたら良いなと思います。
ね。前葉市長、
お願いします。
朴:最後に学長お願いします。
前葉:今考えることは、布谷館長が話された事柄に目を
内田:大学はやっぱり学生が元気なのが一番大切。そ
と思います。それは、学生は学生の立場で、研究者は研
究者の立場で、
そして大学経営者は大学経営者の立場
多気郡明和町斎宮遺跡(国の史跡)に設置されて
いる三重県立の博物館です。テーマ博物館であると同
時に、埋蔵文化財センターとしての機能も有しています。
斎宮は、飛鳥時代から南北朝時代まで、およそ660
年の長きにわたって天皇に代わって伊勢神宮に仕え
た皇女たち斎王。内親王や女王たちは、都を遠く離れ
たこの伊勢の地で 神に仕える日々を過ごしました。斎
王の御殿、
それを取り囲み建ち並ぶ斎宮寮の役所の
建物。最盛期には500人以上の官人・官女がここで斎
王に仕え、
くりひろげられた華やかな日々は、
『源氏物語』
や『伊勢物語』等の古典文学からもうかがい知ること
声
れが大学の価値ですね。今日、本当にお忙しい中貴重な
ご意見をいただきましてどうもありがとうございました。
ができます。
斎宮歴史博物館は、世界に唯一無二の遺跡「斎宮」
の解明に、文献資料と考古学の両面から紹介してい
ます。
● 海岸工事と共に清掃活動にも取り組んでいます
国土交通省では平成24年度から、老朽化が著しい栗真町屋海岸の堤防改良工事に着手すること
となりました。
谷館長さんが、来場者を迎えるのに精一杯で企画ができ
ないというお話をされていましたが、
そういった企画の部分
「MieMu」とは全国に公募して決定した愛称で、
“三
重のミュージアム”と共に“三重の夢”を表現しており、
三重の素晴らしさを知ることで、未来への夢を持ってい
ただけるような博物館にしていきたいという思いが込め
られています。
斎宮歴史博物館
に生かせるよう積極的にやっていきたい。特に最初に、布
うんです。振り返る時期ですね。
向けること、環境について言えば、意識することが必要だ
平成26年4月に津市にオープンした新しい三重県立
の博物館です。
館内は、三重の多様で豊かな自然と歴史・文化を、
臨場感豊かな映像やジオラマなども駆使してダイナミッ
クに表現した基本展示、バリエーション豊かなテーマで
展開する企画展示に加え、子供たちが遊び、楽しみな
がら、三重の素晴らしさや博物館の面白さを知ることが
できる展示室などがあります。主な展示としては日本初
となるミエゾウの全身復元骨格です。
「ミエゾウ」とは、
初めて化石が発掘されたのが三重県内であったため、
学名に三重の名がついている古代のゾウで、
全長約7.6m、
高さ約3.6mと、国内で発見された陸上ほ乳類として史
上最大の生きものです。
思います。
朴:布谷館長いかがでしょうか。
は全部無くなってしまった。今、
その文化を覚えている人
三重県総合博物館(MieMu)
栗真町屋海岸では、地域の方々やNPO法人町屋百人衆と三重大学環境ISO学生委員会が長年
にわたり海岸清掃や松の維持管理に取り組まれており、今も白砂青松の海岸が形成されております。
「素足で走れる町屋海岸」をテーマに美しい町屋海岸を目指して二ヶ月に一度、清掃活動が実施さ
れていることを地元の方々からお聞きし、堤防の工事を実施するだけでなく工事を通じて地域に何か貢
献できるようにと、職員はじめ海岸工事請負業者で構成される津松阪港工事安全協議会により、平成
24年7月から毎回清掃活動に参加させて頂いております。
国土交通省 中部地方整備局
四日市港湾事務所 津松阪港事務所
海岸課長
横田 勉
清掃活動の効果からか、2年連続でウミガメの産卵が確認できるようになっております。一日でも早く
「素足で走れる町屋海岸」が取り戻せるよう今後も積極的に清掃活動に参加すると共に、地域の安全・
安心の確保に貢献できるよう、実施中の事業を一年でも早く完了させるべく努力して参ります。
でだと思うのですが、私たち行政も常に頭に置いていくべ
20 Environmental Management Report 2014
Environmental Management Report 2014 21
特
集
3.特集
3.特集
3 環境座談会
特集
特
集
間アワビやサザエを捕り続けることができるが、乱獲になり、
き時代なのでしょうね。ですから、企業の社会的責任だとか、
最悪絶滅の恐れがある。」とお話いただき、文化には私
あるいはISO活動、
あえてそういうことに意識を向けるとい
たちが学ぶべき本質があることを海の博物館で学びました。
うことがとても大事ですね。やっぱり地域環境を次の世代
内田:文化をどう定義するかは非常に難しいが、
一つは我々
がずっと育んできた習慣だと思う。今の我々があるのは、
いろんな文化・習慣を進化させたことで今がある。それを
次のステップに進化させるというのが人間である。
朴:伊藤館長いかがでしょう。
に引き継いでいくためには、我々は努力をしなくてはいけな
いと思います。朴先生がいつも三重大学は「世界一の
環境先進大学」とおっしゃること自体が多くの学生や、
8000人を超える教職員がそういう志を持ち続けるというこ
とについて、
とても大きな役割を朴先生が果たしておられ
ると思います。環境ISO学生委員会・ユネスコ学生委員
伊藤:歴史は文系だけではなく理系の頭脳も必要で、史
会の皆さんの活動は、社会的な価値のあることだと思い
跡の活用には新しい視点が絶対に必要です。斎宮歴史
ますから、
どうぞ自信を持って進めていただきたいですし、
博物館は、史跡の上に建っており、下の史跡を保護する
三重大学が引き続き「世界一の環境先進大学」
としての、
ために杭を打たない建て方をしています。また、137㌶の
「ユニバーシティ・ソーシャル・レスポンシビリティ
:USR」を
斎宮跡は600世帯2,000人が暮らしている生きた歴史の
果たしていただけることを本当に強く期待していますし、
と
町です。昭和54年に国史跡指定を受けました。土地利
てもありがたく思っています。
用など規制がかかるため心配もあったと思うのですが、史
朴:次に若者二人の今後の決意を述べていただこうと
跡と一緒に共存していく選択をされたことは非常に大事
なことです。
三重大学のご協力もいただき、若い方に参画していた
だいて、学長がおっしゃられたように新しい視点から、昔の
方から受け継いだ史跡などの資産を次の世代にもつなげ
ていきたいと思います。
河村:環境ISO学生委員会の活動理念として、学生の
環境マインドの向上がありますが、委員でない友人から、
敷居が高いとか、
お堅いイメージがあり、
なかなか近づきに
くい印象を与えてしまっています。そこの壁を無くしていき
たい。本学の8割が学生ですから、学生がどっと動いたら
ものすごく大きな力が出てくると思うので、
もっと敷居を低
布谷:私が関心を持っているのは、人は森に何を求め、
くして、学生全体
人は森から何を得ることができるか。一昔前の聞き書きな
で何か大きなこと
どを読むと、衣食住のあらゆるものはすべて森から得られ
ができるように頑
ています。例えば戦後のかなり長い間、都会を除く日本中
張っていきたいと
で自給自足に近い状態が続いた。戦後のある時期から
思います。
急速に生活が変化して、
それまで続いた基本的な暮らし
中村:私がユネ
がいない。暮らしの変化は大きく、昔に戻るのは無理です
が、衣食住のすべてに、人はいろんな工夫をして暮らして
いたことをもっときちんと思い出すべきだと考えます。今あ
るいろんな小さな身の回りの文化の中に残っていると思
スコ活動をさせて
いただいているの
は本当にチャンスだと思っていて、
そのチャンスを最大限
朴:なるほど。その経験が今の布谷館長を生んだのです
で学生が連携できたら良いなと思います。
ね。前葉市長、
お願いします。
朴:最後に学長お願いします。
前葉:今考えることは、布谷館長が話された事柄に目を
内田:大学はやっぱり学生が元気なのが一番大切。そ
と思います。それは、学生は学生の立場で、研究者は研
究者の立場で、
そして大学経営者は大学経営者の立場
多気郡明和町斎宮遺跡(国の史跡)に設置されて
いる三重県立の博物館です。テーマ博物館であると同
時に、埋蔵文化財センターとしての機能も有しています。
斎宮は、飛鳥時代から南北朝時代まで、およそ660
年の長きにわたって天皇に代わって伊勢神宮に仕え
た皇女たち斎王。内親王や女王たちは、都を遠く離れ
たこの伊勢の地で 神に仕える日々を過ごしました。斎
王の御殿、
それを取り囲み建ち並ぶ斎宮寮の役所の
建物。最盛期には500人以上の官人・官女がここで斎
王に仕え、
くりひろげられた華やかな日々は、
『源氏物語』
や『伊勢物語』等の古典文学からもうかがい知ること
声
れが大学の価値ですね。今日、本当にお忙しい中貴重な
ご意見をいただきましてどうもありがとうございました。
ができます。
斎宮歴史博物館は、世界に唯一無二の遺跡「斎宮」
の解明に、文献資料と考古学の両面から紹介してい
ます。
● 海岸工事と共に清掃活動にも取り組んでいます
国土交通省では平成24年度から、老朽化が著しい栗真町屋海岸の堤防改良工事に着手すること
となりました。
谷館長さんが、来場者を迎えるのに精一杯で企画ができ
ないというお話をされていましたが、
そういった企画の部分
「MieMu」とは全国に公募して決定した愛称で、
“三
重のミュージアム”と共に“三重の夢”を表現しており、
三重の素晴らしさを知ることで、未来への夢を持ってい
ただけるような博物館にしていきたいという思いが込め
られています。
斎宮歴史博物館
に生かせるよう積極的にやっていきたい。特に最初に、布
うんです。振り返る時期ですね。
向けること、環境について言えば、意識することが必要だ
平成26年4月に津市にオープンした新しい三重県立
の博物館です。
館内は、三重の多様で豊かな自然と歴史・文化を、
臨場感豊かな映像やジオラマなども駆使してダイナミッ
クに表現した基本展示、バリエーション豊かなテーマで
展開する企画展示に加え、子供たちが遊び、楽しみな
がら、三重の素晴らしさや博物館の面白さを知ることが
できる展示室などがあります。主な展示としては日本初
となるミエゾウの全身復元骨格です。
「ミエゾウ」とは、
初めて化石が発掘されたのが三重県内であったため、
学名に三重の名がついている古代のゾウで、
全長約7.6m、
高さ約3.6mと、国内で発見された陸上ほ乳類として史
上最大の生きものです。
思います。
朴:布谷館長いかがでしょうか。
は全部無くなってしまった。今、
その文化を覚えている人
三重県総合博物館(MieMu)
栗真町屋海岸では、地域の方々やNPO法人町屋百人衆と三重大学環境ISO学生委員会が長年
にわたり海岸清掃や松の維持管理に取り組まれており、今も白砂青松の海岸が形成されております。
「素足で走れる町屋海岸」をテーマに美しい町屋海岸を目指して二ヶ月に一度、清掃活動が実施さ
れていることを地元の方々からお聞きし、堤防の工事を実施するだけでなく工事を通じて地域に何か貢
献できるようにと、職員はじめ海岸工事請負業者で構成される津松阪港工事安全協議会により、平成
24年7月から毎回清掃活動に参加させて頂いております。
国土交通省 中部地方整備局
四日市港湾事務所 津松阪港事務所
海岸課長
横田 勉
清掃活動の効果からか、2年連続でウミガメの産卵が確認できるようになっております。一日でも早く
「素足で走れる町屋海岸」が取り戻せるよう今後も積極的に清掃活動に参加すると共に、地域の安全・
安心の確保に貢献できるよう、実施中の事業を一年でも早く完了させるべく努力して参ります。
でだと思うのですが、私たち行政も常に頭に置いていくべ
20 Environmental Management Report 2014
Environmental Management Report 2014 21
特
集
4.サステイナブル・スマートキャンパス
4.サステイナブル・スマートキャンパス
三重大学スマートキャンパス(MIESC)実証事業
本学では平成23年度より、大学全体のCO2排出量削
減のために「三重大学スマートキャンパス(MIESC)実
証事業」をスタートさせました。CO2削減目標は大学全
サ
ス
テ
イ
ナ
ブ
ル
・
ス
マ
ー
ト
キ
ャ
ン
パ
ス
体で24%(平成22年度比)
と設定しましたが、平成
25年度には27.3%となり、
目標値以上の削減となり
ました。
また災害時には自立で電力を安定供給する機能
や本学での成果を他大学や自治体に適用する場合の指
針を得ることも本事業の目的です。
スマートキャンパスでは、
エネルギーを作る「創エネ」、
エ
ネルギーを貯める「蓄エネ」、
エネルギーを少なく使う「省
エネ」を有機的に組み合わせて総合的な省エネルギーを
実践しています。また、
キャンパスのエネルギーを総合管
★
理するエネルギーマネジメントシステム(EMS)によりさま
ざまなデータを集め、分析することにより、各設備を最適に
運転することができるようになりました。また、EMSでは天
気予報データを採り入れて、大学全体のエネルギー使用
量や再生可能エネルギーの発電量予測を行い、各設備
の運転と蓄電池の充放電を自動化しています。
[ 導入設備 ]
■ 太陽光発電:60kWの容量を導入 一般家庭約16軒分の電力に相当します。
■ 風力発電:300kWの容量を導入 一般家庭約90軒分の電力に相当します。
■ ガスコージェネレーション:2,000kWの容量を導入
発電時に発生する排熱を回収し、これを活用して吸
収式冷凍機を稼働させ附属病院の空調に利用して
います。
■ 蓄電池:432kWの容量を導入
夏期昼間の電力ピークの抑制と、再生可能エネルギ
ー発電量の変動緩和を行っています。
■ デシカント空調
温度と湿度を個別にコントロールし、快適性を保ちな
がら同時に省エネルギーも実現します。
■ 直流給電LED
太陽光発電で作った直流の電気を交流に変換せず
に使用することで電気の変換損失を抑えます。
施設整備 (ハード)による成果
三重大学スマートキャンパス(MIESC)実証事業の成果
平成25年2月からスマートキャンパスの全設備を稼働さ
ました。さらにピークカット効果を上げるため運用を効率的
せました。EMSにより、
それぞれが外気条件や学内の活
に行い、平成26年度には100kWのピークカットにチャレ
動によって変動するエネルギーの需要と供給を調和させ
ンジします。
るスマート化を行い、同時にCO2排出量削減しています。
平成25年度の省エネルギー量、CO2排出削減量はそれ
デシカント空調
173
太陽光発電
81
風車発電
99
ぞれグラフのとおりの成果が得られました。
年間のCO2排出削減量は4,400tであり、内訳は右図
の通りです。ガスコージェネレーションでは、年間1,725t、
さらにA重油からCO2排出が少ないクリーンな都市ガスへ
の燃料転換により、年間2,322tのCO2を削減することが
燃料転換
2,322
できました。
合計
4,400t-CO2
/年
ガスコージェネ
1,725
省エネルギー設備としては、温度と湿度を個別に調整
するデシカント空調をあわせて16系統導入しました。夏場
は湿度を低くすることにより、室温度が高くても快適性が
保て、結果として年間173tのCO2を削減できました。
CO2削減量[t-CO2/年]
また、蓄電池は夜間に電力を蓄え、電力需要が厳しい
昼間に60kWの放電を行い、電力のピークカットに貢献し
【平成25年度スマートキャンパスの設備・項目ごとの評価】
CO2削減27.3%!
(平成22年比)
下左図は平成22年度から平成26年度までのエネルギ
ー/CO2原単位の年次推移を示し、下右図はエネルギー
使用量と延床面積の推移を示します。平成22年度に比
べ平成25年度には、エネルギー原単位は20.4%、
CO2原単位は27.3%の削減となり、目標であるCO2削
減24%以上の成果をあげることができました。
平成26年度には更に機器運用の最適化継続するこ
とにより、
エネルギーを25.4%、CO2を31.5%削減すること
を目標としています。
2
1.965(100)
0.14
1.784
1.677
▲20.4%
1.465(74.6)
※ここで言う原単位とはエネルギー使用量やCO 2排出量を延床面積
当りで評価するものです
0.12
1.564(79.6)
エ
ネ
ル
ギ
ー
原
単
位
0.0952(100)
エネルギー原単位 ▲20.4%(H25/H22)
▲25.4%(H26/H22)
目標▲24%
1
0.0827
0.0758
実質
▲27.3%
0.10
CO2 排
出
原
単
0.08 位
目標値 0.0724
0.0652(68.5)
0.0692(72.7)
CO2原単位 ▲27.3%(H25/H22)
▲31.5%(H26/H22)
0.06
600
350
512
500
481
473
475
445
エ 400
ネ
ル
ギ
ー 300
使
用
量 200
304
287
304
300
延
床
面
積
287
250
241
100
0
H22年
H23年
H24年
エネルギー原単位[GJ/㎡・年]
H25年
H26年
0
CO2排出原単位[t-CO2/㎡・年]
0
H22年
H23年
H24年
H25年
エネルギー使用量(原油換算)
[千GJ/年]
H26年
200
延床面積[千㎡]
【エネルギー、CO2排出量と延床面積当りの原単位推移】
22 Environmental Management Report 2014
Environmental Management Report 2014 23
サ
ス
テ
イ
ナ
ブ
ル
・
ス
マ
ー
ト
キ
ャ
ン
パ
ス
4.サステイナブル・スマートキャンパス
4.サステイナブル・スマートキャンパス
三重大学スマートキャンパス(MIESC)実証事業
本学では平成23年度より、大学全体のCO2排出量削
減のために「三重大学スマートキャンパス(MIESC)実
証事業」をスタートさせました。CO2削減目標は大学全
サ
ス
テ
イ
ナ
ブ
ル
・
ス
マ
ー
ト
キ
ャ
ン
パ
ス
体で24%(平成22年度比)
と設定しましたが、平成
25年度には27.3%となり、
目標値以上の削減となり
ました。
また災害時には自立で電力を安定供給する機能
や本学での成果を他大学や自治体に適用する場合の指
針を得ることも本事業の目的です。
スマートキャンパスでは、
エネルギーを作る「創エネ」、
エ
ネルギーを貯める「蓄エネ」、
エネルギーを少なく使う「省
エネ」を有機的に組み合わせて総合的な省エネルギーを
実践しています。また、
キャンパスのエネルギーを総合管
★
理するエネルギーマネジメントシステム(EMS)によりさま
ざまなデータを集め、分析することにより、各設備を最適に
運転することができるようになりました。また、EMSでは天
気予報データを採り入れて、大学全体のエネルギー使用
量や再生可能エネルギーの発電量予測を行い、各設備
の運転と蓄電池の充放電を自動化しています。
[ 導入設備 ]
■ 太陽光発電:60kWの容量を導入 一般家庭約16軒分の電力に相当します。
■ 風力発電:300kWの容量を導入 一般家庭約90軒分の電力に相当します。
■ ガスコージェネレーション:2,000kWの容量を導入
発電時に発生する排熱を回収し、これを活用して吸
収式冷凍機を稼働させ附属病院の空調に利用して
います。
■ 蓄電池:432kWの容量を導入
夏期昼間の電力ピークの抑制と、再生可能エネルギ
ー発電量の変動緩和を行っています。
■ デシカント空調
温度と湿度を個別にコントロールし、快適性を保ちな
がら同時に省エネルギーも実現します。
■ 直流給電LED
太陽光発電で作った直流の電気を交流に変換せず
に使用することで電気の変換損失を抑えます。
施設整備 (ハード)による成果
三重大学スマートキャンパス(MIESC)実証事業の成果
平成25年2月からスマートキャンパスの全設備を稼働さ
ました。さらにピークカット効果を上げるため運用を効率的
せました。EMSにより、
それぞれが外気条件や学内の活
に行い、平成26年度には100kWのピークカットにチャレ
動によって変動するエネルギーの需要と供給を調和させ
ンジします。
るスマート化を行い、同時にCO2排出量削減しています。
平成25年度の省エネルギー量、CO2排出削減量はそれ
デシカント空調
173
太陽光発電
81
風車発電
99
ぞれグラフのとおりの成果が得られました。
年間のCO2排出削減量は4,400tであり、内訳は右図
の通りです。ガスコージェネレーションでは、年間1,725t、
さらにA重油からCO2排出が少ないクリーンな都市ガスへ
の燃料転換により、年間2,322tのCO2を削減することが
燃料転換
2,322
できました。
省エネルギー設備としては、温度と湿度を個別に調整
合計
4,400t-CO2
/年
ガスコージェネ
1,725
するデシカント空調をあわせて16系統導入しました。夏場
は湿度を低くすることにより、室温度が高くても快適性が
保て、結果として年間173tのCO2を削減できました。
CO2削減量[t-CO2/年]
また、蓄電池は夜間に電力を蓄え、電力需要が厳しい
昼間に60kWの放電を行い、電力のピークカットに貢献し
【平成25年度スマートキャンパスの設備・項目ごとの評価】
CO2削減27.3%!
(平成22年比)
下左図は平成22年度から平成26年度までのエネルギ
ー/CO2原単位の年次推移を示し、下右図はエネルギー
使用量と延床面積の推移を示します。平成22年度に比
べ平成25年度には、エネルギー原単位は20.4%、
CO2原単位は27.3%の削減となり、目標であるCO2削
減24%以上の成果をあげることができました。
平成26年度には更に機器運用の最適化継続するこ
とにより、
エネルギーを25.4%、CO2を31.5%削減すること
を目標としています。
2
1.965(100)
0.14
1.784
1.677
▲20.4%
1.564(79.6)
エ
ネ
ル
ギ
ー
原
単
位
0.0952(100)
1.465(74.6)
エネルギー原単位 ▲20.4%(H25/H22)
▲25.4%(H26/H22)
目標▲24%
1
0.0827
0.0758
実質
▲27.3%
0.12
0.10
CO2 排
出
原
単
0.08 位
目標値 0.0724
0.0652(68.5)
0.0692(72.7)
CO2原単位 ▲27.3%(H25/H22)
▲31.5%(H26/H22)
※ここで言う原単位とはエネルギー使用量やCO 2排出量を延床面積
当りで評価するものです
0.06
600
500
H22年
H23年
H24年
エネルギー原単位[GJ/㎡・年]
H25年
H26年
0
CO2排出原単位[t-CO2/㎡・年]
473
エ 400
ネ
ル
ギ
ー 300
使
用
量 200
100
0
350
512
0
481
475
304
287
445
304
300
延
床
面
積
287
250
241
H22年
H23年
H24年
H25年
エネルギー使用量(原油換算)
[千GJ/年]
H26年
200
延床面積[千㎡]
【エネルギー、CO2排出量と延床面積当りの原単位推移】
22 Environmental Management Report 2014
Environmental Management Report 2014 23
サ
ス
テ
イ
ナ
ブ
ル
・
ス
マ
ー
ト
キ
ャ
ン
パ
ス
4.サステイナブル・スマートキャンパス
4.サステイナブル・スマートキャンパス
運用(ソフト)による成果
動の仕組みとして、亀山市民の自宅での省エネ活動を定
MIEUポイントの成果と地域への展開
その方法は、毎月自宅に送られてくる
(もしくはWEB上で
【オール亀山ポイント(AKP)】
量的に評価し、
ポイントを付加する取り組みも開始しました。
閲覧できる)電気・ガス・水道の使用量を、指定期間(前
MIEUポイントの取り組み
本学では、世界一の環境先進大学としての社会的責
サ
ス
テ
イ
ナ
ブ
ル
・
ス
マ
ー
ト
キ
ャ
ン
パ
ス
任(USR)
を果たすために、持続可能な取り組みの一つ
として、平成24年度より、MIEU(ミエユー)ポイントを実施
しています。
年同月等)
と比較し、
その低減分をポイント化する仕組み
与え、学生・教職員が自主的、継続的に環境活動を推進
ことができ、
その評価も明瞭なため、市役所と協力して広
するものです。
学生に対しては、共通教育科目の授業として、
「環境
教育実践(MIEUポイント)」を行い、授業の一環として、
MIEUポイントとは、
学生・教職員が個人で実施した環境・
システムの運用、学内での環境に関する調査・グループ
省エネ活動を「見える化」
し、活動内容に応じたポイントを
討議等を行っています。教職員に対しては、省エネ研修
付与します。獲得ポイント数に応じて表彰や物品との交
会等により周知・教育し、MIEUポイントシステムを推進し
換を行い、環境・省エネ活動への対価(インセンティブ)
を
ています。
【MIEUポイントの概要】
です。これは多くの市民が直ぐにでも取り組みに参加する
平成25年度における、活動実績として
は以下のとおりとなっています。
382 名
登録者数
延べ登録者数
1,122 名
入力件数
4,102 件
付与ポイント数
223,282 ポイント
サ
ス
テ
イ
ナ
ブ
ル
・
ス
マ
ー
ト
キ
ャ
ン
パ
ス
報活動を展開し、早期の普及を目指しています。なお、
AKPが一定規模地域に根付いた後は、地域の流通企
業等とタイアップし、
そのポイントを対象店舗で使えるよう
にすることも視野に入れています。
オール亀山ポイントの未来像
オール亀山ポイントに本学が関わることにより目指すの
な姿を私達は想像して活動を推進していきたいと思って
は、人と人のつながりを介したソフト面の強化です。例えば、
います。理想を現実化していくには、皆に判りやすいツー
「省エネする」ことによって削減された電気のことを「ネガ
ルと、明確でかつ楽しい目標の設定が有効だと考えてい
ワット」とも言いますが、市民の方に「ネガワット発電所を
ます。その意味において、実績のある「MIEUポイント」が
亀山市に創りましょう!」と、三重大学生が、亀山市民大
「AKP」として地域に根差し、
そのポイントシステムと、
そ
学で積極的に学んでいるシルバーエイジの方々に語りかけ、
れを運営する三重大学生と亀山市民大学生の交流によ
世代を超えて共に目的に向かって進んでいく・・・このよう
り、活動が拡大していくことを願っています。
★
平成26年9月現在は、e-ラーニングシス
★
テム(Moodle2)上での運用となっていま
夏期 節電行動週間の成果
すが、平成26年10月からは専用サーバー
が稼働し、登録者の増加が見込まれます。
平成23年3月11日の震災以降、
日本の夏場の電力需
給の厳しさが続く中で、夏季ピーク時の最大電力を抑え
★
るため、平成25年7月には「デマンドレスポンス」という手
法を導入し、全学で節電に取り組みました。
MIEUポイントから、オール亀山ポイントへ
デマンドレスポンスとは、節電が望まれる電力ピークの
本学では、大学内で得られた事業モデルを他大学や地
縦横につなげる「亀山学」を構築し、運営しています。そ
域への展開を行っており、運用改善の手法である「MIEU
の活動の一つとして、環境・文化・健康分野の人材育成
ポイント」のシステムが稼働して2年目となる平成25年度
を行う学習の場である「亀山市民大学キラリ」に参加し
から、
この事業モデルを学外に広げていく取り組みに着
ている学生(市民)
を、地域の環境活動を先導するオピニ
手しました。
オンリーダーとして育て、
その彼らが、具体的な活動成果
最初の学外連携先は、三重県亀山市になりました。本
を積み上げつつ市民に活動の輪を広げていくツールとして、
学と亀山市は、
「亀山市総合環境研究センター(朴 恵
MIEUポイントの姉妹版となる「オール亀山ポイント
(AKP)
」
淑センター長)」を通じて、亀山市の環境・文化・健康を
を、創り上げていくことになりました。
時間帯に仮想で電気料金を上げ、
それに代わってその他
の時間帯に料金を下げ、全員でピーク電力を抑制する全
学での活動です。午後のピーク時に節電行動を行った
参加者に相応のインセンティブを支払い、電気需要を抑
制するピーク時電力抑制の新たな社会的な取り組みです。
本学では13時から16時の電気料金を高くし、
その他の
★
時間帯を安くするダイナミックプライシングと、同時間帯に
節電のための行動を行った部門にはインセンティブを付
与するピークタイムリベートという2つの手法を採り入れま
した。
オール亀山ポイント(AKP)
これらの取り組みを、実行前に学生・教職員全体に周
MIEUポイントの仕組みをAKPシステムとして展開する
報のデジタル化により事務処理負荷を低減させることも
知し、平成25年7月17日から29日までの平日9日間を「節
にあたっては、省エネや環境活動のポイント積算ロジック
可能となるモバイル端末による活動報告については、鋭
電行動週間」として取り組み、全学で最大電力を4.5%
およびポイント処理のフローを共通化し、
そのノウハウを
意検討中です。
(本学ではMoodleの活用により昨年度
削減という大きな節電効果を得ることができました。
移植しました。また、多くの人が気軽に参加でき、活動情
導入済)
また、AKPでは、MIEUポイントには無い新たな活
24 Environmental Management Report 2014
平成25年度デマンドレスポンス周知のポスター
Environmental Management Report 2014 25
4.サステイナブル・スマートキャンパス
4.サステイナブル・スマートキャンパス
運用(ソフト)による成果
動の仕組みとして、亀山市民の自宅での省エネ活動を定
MIEUポイントの成果と地域への展開
その方法は、毎月自宅に送られてくる
(もしくはWEB上で
【オール亀山ポイント(AKP)】
量的に評価し、
ポイントを付加する取り組みも開始しました。
閲覧できる)電気・ガス・水道の使用量を、指定期間(前
MIEUポイントの取り組み
本学では、世界一の環境先進大学としての社会的責
サ
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パ
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任(USR)
を果たすために、持続可能な取り組みの一つ
として、平成24年度より、MIEU(ミエユー)ポイントを実施
しています。
年同月等)
と比較し、
その低減分をポイント化する仕組み
与え、学生・教職員が自主的、継続的に環境活動を推進
ことができ、
その評価も明瞭なため、市役所と協力して広
するものです。
学生に対しては、共通教育科目の授業として、
「環境
教育実践(MIEUポイント)」を行い、授業の一環として、
MIEUポイントとは、
学生・教職員が個人で実施した環境・
システムの運用、学内での環境に関する調査・グループ
省エネ活動を「見える化」
し、活動内容に応じたポイントを
討議等を行っています。教職員に対しては、省エネ研修
付与します。獲得ポイント数に応じて表彰や物品との交
会等により周知・教育し、MIEUポイントシステムを推進し
換を行い、環境・省エネ活動への対価(インセンティブ)
を
ています。
【MIEUポイントの概要】
です。これは多くの市民が直ぐにでも取り組みに参加する
平成25年度における、活動実績として
は以下のとおりとなっています。
382 名
登録者数
延べ登録者数
1,122 名
入力件数
4,102 件
付与ポイント数
223,282 ポイント
サ
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報活動を展開し、早期の普及を目指しています。なお、
AKPが一定規模地域に根付いた後は、地域の流通企
業等とタイアップし、
そのポイントを対象店舗で使えるよう
にすることも視野に入れています。
オール亀山ポイントの未来像
オール亀山ポイントに本学が関わることにより目指すの
な姿を私達は想像して活動を推進していきたいと思って
は、人と人のつながりを介したソフト面の強化です。例えば、
います。理想を現実化していくには、皆に判りやすいツー
「省エネする」ことによって削減された電気のことを「ネガ
ルと、明確でかつ楽しい目標の設定が有効だと考えてい
ワット」とも言いますが、市民の方に「ネガワット発電所を
ます。その意味において、実績のある「MIEUポイント」が
亀山市に創りましょう!」と、三重大学生が、亀山市民大
「AKP」として地域に根差し、
そのポイントシステムと、
そ
学で積極的に学んでいるシルバーエイジの方々に語りかけ、
れを運営する三重大学生と亀山市民大学生の交流によ
世代を超えて共に目的に向かって進んでいく・・・このよう
り、活動が拡大していくことを願っています。
★
平成26年9月現在は、e-ラーニングシス
★
テム(Moodle2)上での運用となっていま
夏期 節電行動週間の成果
すが、平成26年10月からは専用サーバー
が稼働し、登録者の増加が見込まれます。
平成23年3月11日の震災以降、
日本の夏場の電力需
給の厳しさが続く中で、夏季ピーク時の最大電力を抑え
★
るため、平成25年7月には「デマンドレスポンス」という手
法を導入し、全学で節電に取り組みました。
MIEUポイントから、オール亀山ポイントへ
デマンドレスポンスとは、節電が望まれる電力ピークの
本学では、大学内で得られた事業モデルを他大学や地
縦横につなげる「亀山学」を構築し、運営しています。そ
域への展開を行っており、運用改善の手法である「MIEU
の活動の一つとして、環境・文化・健康分野の人材育成
ポイント」のシステムが稼働して2年目となる平成25年度
を行う学習の場である「亀山市民大学キラリ」に参加し
から、
この事業モデルを学外に広げていく取り組みに着
ている学生(市民)
を、地域の環境活動を先導するオピニ
手しました。
オンリーダーとして育て、
その彼らが、具体的な活動成果
最初の学外連携先は、三重県亀山市になりました。本
を積み上げつつ市民に活動の輪を広げていくツールとして、
学と亀山市は、
「亀山市総合環境研究センター(朴 恵
MIEUポイントの姉妹版となる「オール亀山ポイント
(AKP)
」
淑センター長)」を通じて、亀山市の環境・文化・健康を
を、創り上げていくことになりました。
時間帯に仮想で電気料金を上げ、
それに代わってその他
の時間帯に料金を下げ、全員でピーク電力を抑制する全
学での活動です。午後のピーク時に節電行動を行った
参加者に相応のインセンティブを支払い、電気需要を抑
制するピーク時電力抑制の新たな社会的な取り組みです。
本学では13時から16時の電気料金を高くし、
その他の
★
時間帯を安くするダイナミックプライシングと、同時間帯に
節電のための行動を行った部門にはインセンティブを付
与するピークタイムリベートという2つの手法を採り入れま
した。
オール亀山ポイント(AKP)
これらの取り組みを、実行前に学生・教職員全体に周
MIEUポイントの仕組みをAKPシステムとして展開する
報のデジタル化により事務処理負荷を低減させることも
知し、平成25年7月17日から29日までの平日9日間を「節
にあたっては、省エネや環境活動のポイント積算ロジック
可能となるモバイル端末による活動報告については、鋭
電行動週間」として取り組み、全学で最大電力を4.5%
およびポイント処理のフローを共通化し、
そのノウハウを
意検討中です。
(本学ではMoodleの活用により昨年度
削減という大きな節電効果を得ることができました。
移植しました。また、多くの人が気軽に参加でき、活動情
導入済)
また、AKPでは、MIEUポイントには無い新たな活
24 Environmental Management Report 2014
平成25年度デマンドレスポンス周知のポスター
Environmental Management Report 2014 25
5.環境ISO学生委員会の環境活動
5.環境ISO学生委員会の環境活動
三重大学環境ISO学生委員会は、平成18年2月21日「MIEキャンパス宣言」を宣言し、学生の環境マインド向上
を活動理念として発足しました。
3R活動や町屋海岸清掃など学内外でのさまざまな環境活動を通じて、学生や地域の方々が環境マインドをより
向上できるよう、世界一の「環境先進大学」を目指して、積極的な環境活動を行っていきます。
環境ISO学生委員会の平成25年度のカレンダー(写真は 赤文字 のイベントの様子)
4
5
月
6
月
月
環境ISO学生委員会の年間活動
イトを行いました。イベント
4月の活動 広場では、アカペラサーク
春のキッズエコフェア
ル、
ジャグリングサークルの
平成25年4月27日、28日に三重県環境学習情報センタ
公演が、環境・情報科学
ーで行われた春のキッズエコフェアに出展しました。当委
館1階では天文サークルに
員会は、
クイズと工作に取り組んでもらうブースを出展しま
よる講演会が行われました。
らうことを、工作では新聞紙を使ってリサイクルの意識を高
めてもらうことを目的としました。今回のイベントでは、多くの
ISO
●春のキッズエコフェア
●留学生自転車譲渡会
学
生
委
員
会
の
環
境
活
動
● 第35回町屋海岸清掃・植生観察会
●サツマイモ植え付け ●エコまつり
● 第1・2回環境学習 ●花植え
子供たちに環境のことを知
8
月
9
月
月
全国環境ISO学生大会に参加しました。
「日本をつなぐ
今後もより一層の興味を
未来へつなぐ」というテーマで行われ、環境活動を行って
持ってもらうことができるよ
いる全国の学生団体のうち、約15団体の参加がありまし
う頑張っていきたいです。
新聞紙工作(H25.4.27)
●七夕ECOナイト
●第36回町屋海岸清掃
10
● 第7回全国環境ISO学生大会
11
月
12
月
●エコステーション整備
●自転車一時保管場所移動
1
月
● 三重大学祭 ●サツマイモ収穫祭
● 花植え ●自転車全学保管場所移動
● 第38回町屋海岸清掃
2
月
●津なぎさまちフェスタ ● 第3・4回環境学習
●自転車整理票添付作業 ● 秋のキッズエコフェア
● 第37回町屋海岸清掃
3
月
月
した標準化ゲームの体験、分科会が行われました。各団
第35回町屋海岸清掃
(AQUA SOCIAL FES!! 2013)
詳細は31ページ参照
● 定期環境内部監査
● 環境活動団体交流会
●ユネスコスクール研修会
● 三大学生委員会交流会
● 第5回環境学習 ● 第39回町屋海岸清掃
●まわれ!!リユースプラザin三重大
●学生によるMIEキャンパス宣言
私たち人類は生まれてから今日まで休むことなく発展を続けてきました。
しかし、
この発展が私たちの暮らすかけがえのない地球を傷つけ、
地
球温暖化のような深刻な環境問題を生み出しています。そして現在この深刻な問題は私たちのすぐ傍らまで来ています。
このような状況の中で、
空
かけがえのない地球を守るため、
三重県内唯一の総合大学として環境先進大学を目指します。
・樹・波の三翠に恵まれた我が三重大学は、
が行っている活動の課題
および解決策や、私たち
平成25年6月1日に当委員会主催のもと、本学構内の
畑にてサツマイモの植え付けを行いました。学生や地域住
民が共同で作業を行うことで双方の交流を図り、環境マイ
の活動をより発展させて
いくための手掛かりを得る
ことができました。
第7回全国環境ISO学生大会(H25.8.26)
ンドを向上させることを目的に実施しました。サツマイモの植
え付けに委員会以外の学生も参加してくれたほか、秋の収
平成25年9月15日に津なぎさまちで行われた、津なぎさ
そこで参加者の方々と会
まちフェスタに出展しました。海の中で行われている食物
話を交わしたり共に同じ作
連鎖について知ってもらうこと、海の中の生態系を守るた
業をしたりする中で、多くの
交流を持つことができました。
植え付け(H25.6.1)
7月の活動 そのために、
学生一人ひとりの環境意識を高め、
一人ひとりが自主的に考え、
行動しやすい空間を創造します。具体的な取り組みとして、
ごみ
の減量、
資源の再使用、
リサイクルを徹底することにより、
このことが当たり前と実感できるキャンパスを目指します。
また、
こうした三重大学で培っ
た環境マイ
ンドを学内だけでなく、
積極的に地域社会に広げていくことで、
より豊かな地域社会づくりに貢献していきます。
9月の活動 津なぎさまちフェスタ
も参加してくださいました。
七夕ECOナイト
めに何ができるのかを考えてもらうことの2つを目的とし、
プランクトンの観察と、人形劇を用いて海の中の食物連
鎖についての紹介を行いました。船着き場という海に深く
関係した会場で海洋生態系について学んでもらうことに
よって、肉眼では見えない
平成25年7月5日に環境・情報科学館1階とイベント広
小さな生き物が生態系の
場で七夕イベントを開催しました。
「∼消してMIEるエコな
中でとても大事な役割を
光∼」をテーマに、節電などの手軽にできる無理のない環
果たしているということを
境活動を啓発することで、学生の環境マインドの向上を図
子供たちに伝えました。
ることを目的としました。昼休みからイベントを開始し、授業
後には環境・情報科学館付近の電灯を消し、
キャンドルナ
26 Environmental Management Report 2014
と考えている活動もあり、活動内容や企画の進め方につ
と交流することで、私たち
6月の活動 私たちが環境先進大学を目指すにあたり、
Nature Judges our Future─自然が私たちの未来を判断する─という目標を掲げます。
これは
私たち人間だけが環境への良し悪しを判断するのではなく、
自然も同じように判断するというものです。例えば、
「10年後にウグイスが棲むキャン
パス」
というように、
動物や植物に私たちの活動を判断してもらうことで、
本当の意味での環境改善が図られるのではないでしょうか。そして、
この
先にある人類と自然の共生を目指して私たちは活動を行っていきます。このように一歩先を見る環境先進大学を目指すにあたり、Nature
Judges our Futureの更に一歩先を行くという思いを込めて、
NをMへ、
JをIへ、
FをEへ、
それぞれの頭文字を繰り上げた、
自然と共生した環境
先進大学“MIEキャンパス”を創造していくことを宣言します。
この活動を地球上のすべての生き物へ、
未来の世代へ、
そして地球へ伝える“MIEキャンパス”を実現します。
2006年2月21日 三重大学環境ISO学生委員会
体の活動紹介の中には、
これから私たちが取り組みたい
いてとても参考になりました。この大会に参加し、他団体
穫祭には地域住民の方々
●リ・リパック勉強会
● ESDツアーin鳥羽
た。大会では経済産業省の職員による基調講演、各団
体の活動紹介、中部大学ESDエコマネーチームが開発
5月の活動 サツマイモ植え付け
●みえ環境フェア2013
●第11回全国大学生環境活動コンテスト
環
境
第7回全国環境ISO学生大会
平成25年8月26日、27日に中部大学で行われた第7回
ってもらうことができました。
7
8月の活動 プランクトン観察(H25.9.15)
Environmental Management Report 2014 27
ISO
環
境
うちわ・アロマキャンドルづくり
(H25.7.5)
した。クイズでは自然環境や日本の文化について知っても
学
生
委
員
会
の
環
境
活
動
5.環境ISO学生委員会の環境活動
5.環境ISO学生委員会の環境活動
三重大学環境ISO学生委員会は、平成18年2月21日「MIEキャンパス宣言」を宣言し、学生の環境マインド向上
を活動理念として発足しました。
3R活動や町屋海岸清掃など学内外でのさまざまな環境活動を通じて、学生や地域の方々が環境マインドをより
向上できるよう、世界一の「環境先進大学」を目指して、積極的な環境活動を行っていきます。
環境ISO学生委員会の平成25年度のカレンダー(写真は 赤文字 のイベントの様子)
4
5
月
6
月
月
環境ISO学生委員会の年間活動
イトを行いました。イベント
4月の活動 広場では、アカペラサーク
春のキッズエコフェア
ル、
ジャグリングサークルの
平成25年4月27日、28日に三重県環境学習情報センタ
公演が、環境・情報科学
ーで行われた春のキッズエコフェアに出展しました。当委
館1階では天文サークルに
員会は、
クイズと工作に取り組んでもらうブースを出展しま
よる講演会が行われました。
らうことを、工作では新聞紙を使ってリサイクルの意識を高
めてもらうことを目的としました。今回のイベントでは、多くの
ISO
●春のキッズエコフェア
●留学生自転車譲渡会
学
生
委
員
会
の
環
境
活
動
7
● 第35回町屋海岸清掃・植生観察会
8
月
9
月
● 七夕ECOナイト
●第36回町屋海岸清掃
10
月
●第7回全国環境ISO学生大会
11
月
1
月
●三重大学祭 ●サツマイモ収穫祭
●花植え ●自転車全学保管場所移動
● 第38回町屋海岸清掃
2
月
● 津なぎさまちフェスタ ● 第3・4回環境学習
●自転車整理票添付作業 ●秋のキッズエコフェア
● 第37回町屋海岸清掃
12
月
●エコステーション整備
●自転車一時保管場所移動
●サツマイモ植え付け ●エコまつり
●第1・2回環境学習 ● 花植え
全国環境ISO学生大会に参加しました。
「日本をつなぐ
今後もより一層の興味を
未来へつなぐ」というテーマで行われ、環境活動を行って
持ってもらうことができるよ
う頑張っていきたいです。
●みえ環境フェア2013
●第11回全国大学生環境活動コンテスト
月
いる全国の学生団体のうち、約15団体の参加がありまし
新聞紙工作(H25.4.27)
● 定期環境内部監査
● 環境活動団体交流会
●ユネスコスクール研修会
●三大学生委員会交流会
●第5回環境学習 ● 第39回町屋海岸清掃
●まわれ!!リユースプラザin三重大
●学生によるMIEキャンパス宣言
私たち人類は生まれてから今日まで休むことなく発展を続けてきました。
しかし、
この発展が私たちの暮らすかけがえのない地球を傷つけ、
地
球温暖化のような深刻な環境問題を生み出しています。そして現在この深刻な問題は私たちのすぐ傍らまで来ています。
このような状況の中で、
空
かけがえのない地球を守るため、
三重県内唯一の総合大学として環境先進大学を目指します。
・樹・波の三翠に恵まれた我が三重大学は、
第35回町屋海岸清掃
(AQUA SOCIAL FES!! 2013)
詳細は31ページ参照
私たちが環境先進大学を目指すにあたり、
Nature Judges our Future─自然が私たちの未来を判断する─という目標を掲げます。
これは
私たち人間だけが環境への良し悪しを判断するのではなく、
自然も同じように判断するというものです。例えば、
「10年後にウグイスが棲むキャン
パス」
というように、
動物や植物に私たちの活動を判断してもらうことで、
本当の意味での環境改善が図られるのではないでしょうか。そして、
この
先にある人類と自然の共生を目指して私たちは活動を行っていきます。このように一歩先を見る環境先進大学を目指すにあたり、Nature
Judges our Futureの更に一歩先を行くという思いを込めて、
NをMへ、
JをIへ、
FをEへ、
それぞれの頭文字を繰り上げた、
自然と共生した環境
先進大学“MIEキャンパス”を創造していくことを宣言します。
そのために、
学生一人ひとりの環境意識を高め、
一人ひとりが自主的に考え、
行動しやすい空間を創造します。具体的な取り組みとして、
ごみ
の減量、
資源の再使用、
リサイクルを徹底することにより、
このことが当たり前と実感できるキャンパスを目指します。
また、
こうした三重大学で培っ
た環境マイ
ンドを学内だけでなく、
積極的に地域社会に広げていくことで、
より豊かな地域社会づくりに貢献していきます。
この活動を地球上のすべての生き物へ、
未来の世代へ、
そして地球へ伝える“MIEキャンパス”を実現します。
2006年2月21日 三重大学環境ISO学生委員会
体の活動紹介の中には、
これから私たちが取り組みたい
と考えている活動もあり、活動内容や企画の進め方につ
と交流することで、私たち
が行っている活動の課題
平成25年6月1日に当委員会主催のもと、本学構内の
畑にてサツマイモの植え付けを行いました。学生や地域住
民が共同で作業を行うことで双方の交流を図り、環境マイ
ンドを向上させることを目的に実施しました。サツマイモの植
え付けに委員会以外の学生も参加してくれたほか、秋の収
および解決策や、私たち
の活動をより発展させて
いくための手掛かりを得る
ことができました。
第7回全国環境ISO学生大会(H25.8.26)
9月の活動 津なぎさまちフェスタ
も参加してくださいました。
平成25年9月15日に津なぎさまちで行われた、津なぎさ
そこで参加者の方々と会
まちフェスタに出展しました。海の中で行われている食物
話を交わしたり共に同じ作
連鎖について知ってもらうこと、海の中の生態系を守るた
業をしたりする中で、多くの
植え付け(H25.6.1)
7月の活動 七夕ECOナイト
平成25年7月5日に環境・情報科学館1階とイベント広
場で七夕イベントを開催しました。
「∼消してMIEるエコな
光∼」をテーマに、節電などの手軽にできる無理のない環
境活動を啓発することで、学生の環境マインドの向上を図
ることを目的としました。昼休みからイベントを開始し、授業
後には環境・情報科学館付近の電灯を消し、
キャンドルナ
26 Environmental Management Report 2014
した標準化ゲームの体験、分科会が行われました。各団
いてとても参考になりました。この大会に参加し、他団体
6月の活動 交流を持つことができました。
た。大会では経済産業省の職員による基調講演、各団
体の活動紹介、中部大学ESDエコマネーチームが開発
5月の活動 穫祭には地域住民の方々
●リ・リパック勉強会
● ESDツアーin鳥羽
環
境
第7回全国環境ISO学生大会
平成25年8月26日、27日に中部大学で行われた第7回
ってもらうことができました。
サツマイモ植え付け
3
月
子供たちに環境のことを知
8月の活動 めに何ができるのかを考えてもらうことの2つを目的とし、
プランクトンの観察と、人形劇を用いて海の中の食物連
鎖についての紹介を行いました。船着き場という海に深く
関係した会場で海洋生態系について学んでもらうことに
よって、肉眼では見えない
小さな生き物が生態系の
中でとても大事な役割を
果たしているということを
子供たちに伝えました。
プランクトン観察(H25.9.15)
Environmental Management Report 2014 27
ISO
環
境
うちわ・アロマキャンドルづくり
(H25.7.5)
した。クイズでは自然環境や日本の文化について知っても
学
生
委
員
会
の
環
境
活
動
5.環境ISO学生委員会の環境活動
5.環境ISO学生委員会の環境活動
10月の活動 1月の活動 エコステーションの整備
学
生
委
員
会
の
環
境
活
動
3R活動
平成25年10月22日∼30日にかけてエコステーションの整
平成26年1月20日に生協第一食堂で、生協が販売している
備を行いました。当委員会では平成21年度より、生協第一
手作り弁当の容器である、
リサイクル容器「リ・リパック」につい
食堂の横に設置されているエコステーションの管理を生協
ての勉強会を、当委員会と生協学生委員会の共同で開催しま
と生協学生委員会と共に行ってきました。
しかし、
エコステー
した。今回の勉強会は、両委員会のリ・リパックに対する知識
ションに回収物品以外のものが置かれていたり、牛乳パック
不足や、平成25年度のリ・リパックの回収率が1桁に止まって
資源の有効活用・再生、環境負荷の低減の実現のた
の中身が残ったまま入れられていたりという問題がありました。
いるという背景によるものです。他大学のリ・リパック活動につ
めに平成19年12月からオリジナルエコバッグを全学生・
レジ袋が有料であることの
そこで、回収物品の出し方に関するポスターや回収物品以
いて説明した後、各グループ内で回収率を上げるための意見
教職員に配布しています。また、三重大学生協では平成
周知とエコバック使用の
外のものを出さないように促すポスターを作成し、
エコステー
交流をして全体に向けて発
20年1月1日よりレジ袋有料化を開始し、
レジ袋使用枚数
推奨を行っています。
ション内に掲示しました。
また、
表をしました。勉強会を通して、
を99.9%削減することができました。当委員会では毎年、
エコステーション内には当
両委員会が交流でき、
リサイ
各学部のオリエンテーションや生協主催の学生支援説
委員会が自作した古紙回
クル容器について考える良
収ボックスを設置しており、
いきっかけとなりました。
その修理を行いました。
エコステーションの整備(H25.10.30)
11月の活動 ★
三重大学祭
意見交流(H26.1.20)
★
われました。本学の環境内部監査員の資格を持つ学生・教
員会は環境・情報科学館1階にて、
「ひろげよう Econnect」
職員により、当委員会の活動がISO14001の規格に適合し、
をテーマにブース出展を行いました。参加者には、重曹や
適切に実施および維持されているかの確認が行われました。
クエン酸などの天然素材を使った、環境にやさしい入浴
監査員からは、3R活動やMIEUポイントの広報活動などの
剤「ゆっぽん」を作ってもらいました。手軽にできる環境活
学内での活動のほか、町屋海岸清掃や北立誠小学校での
動の体験を通じて、環境活動を楽しんでもらうことを目的と
環境学習など、幅広い活動
し、MIEUポイントの紹介やポイント登録の案内も行いまし
状況が確認できたため、今
た。他にも当委員会の広
後の環境への取り組みに
報活動の1つである「まも
期待したいとの所見をいた
るボックス」
を会場に設置し、
だきました。
環境についての意見やア
イデアを募集しました。
3月の活動 入浴剤づくり
(H25.11.2)
12月の活動 三大学生委員会交流会
壊れて乗れなくなった自転車や、不要になったりした自
そのまま持ち主が見つけることができずに毎年100台ほど
転車を学内に放置する問題が発生しています。そこで平
が放置自転車となっていることが判明しました。このデー
成19年度より学務部学生サービスチームが主体となり、
タを参考に、大学祭後も放置自転車が発生しないような
当委員会と共に放置自転車対策活動を開始しました。
広報活動や自転
現在は放置自転車を回収、点検、修理して新入生や留
車の移動先を広
学生に譲渡し、
自転車を再利用する活動を行っています。
報する活 動を行
平成25年度は留学生や新入生に計40台を譲渡すること
いたいと思います。
近年は放置自転車台数が400台程度で推移し、停滞
傾向にあります。過去7年間のデータをもとに分析すると、
学内の自転車が大学祭の模擬店設置に伴い移動され、
まわれ!!リユースプラザin三重大
w!!
e
N
平成26年3月15日∼4月3日まで、総合研究棟Ⅱの4階
にて「まわれ!!リユースプラザin三重大」を行いました。
平成25年12月1日にメッセウィングみえにて「みえ環境
アサポーター学生委員会)の交流会が行われました。これは
無償で譲渡するという活動です。また、自転車の譲渡も
フェア2013」が開催されました。三重県地球温暖化防止
お互いの活動について情報共有をすることで、委員会間の
行いました。この企画は平成21年度から継続的に行って
活動推進センターの職員とともに当委員会がポスターの
連携を強化することを目的として開催されました。当日は3つ
おり、平成25年度は新
デザインやキャッチコピーを考えました。当日はブース出展
の委員会から40名程が集まり、自己紹介や活動紹介、簡単
入生、卒業生合わせて
を行い、当委員会は生物多様性・自然をテーマに三重県
なゲームなどが行われました。今回の交流会は、環境活動の
100名以上が参加しま
についてのクイズや、貝殻
輪を広げるきっかけとなりま
した。家電の回収物品
を使ったキーホルダー、
ま
した。今後も委員会同士の
数は97台、譲渡物品数
つぼっくりなどの木の実を
連携を深めていき、お互い
は93台で、
自転車を除く
材料としたスノードームづ
に協力し合いたいと思います。
家電製品のリユース率
28 Environmental Management Report 2014
放置自転車移動
サイトツアー
(H26.2.20)
卒業生が使わなくなった家電製品を回収し、新入生に
スノードームづくり
(H25.12.1)
環
境
Reuse
の学生委員会(環境ISO学生委員会・生協学生委員会・ピ
くりをしました。
明会の発表の場において
ができました。
平成26年3月5日に生協第一食堂で、本学に存在する3つ
みえ環境フェア2013
★
放置自転車対策活動
平成26年2月20日に当委員会の定期環境内部監査が行
平成25年11月2日、3日に三重大学祭が行われ、当委
三重大学生協のレジ袋削減活動
エコバック
2月の活動 定期環境内部監査
Reduce
ISO
ISO
環
境
リ・リパック勉強会
環境ISO学生委員会の継続的環境活動
w!!
e
N
交流会(H26.3.5)
は95.8%でした。使用
不可な家電製品と余った家電製品は、家電リサイクル法
に基づき、処分しました。
150
100
135
120
90
121
家
電
台
数
︵
台
︶
106
96
90
85 85
93
80
66 64
60
70
30
0
H21年度
H22年度
譲渡可能台数
家電譲渡
97
H23年度
H24年度
譲渡台数
H25年度
リ
ユ
ー
ス
率
︵
%
︶
60
リユース率
【家電の譲渡状況】
Environmental Management Report 2014 29
学
生
委
員
会
の
環
境
活
動
5.環境ISO学生委員会の環境活動
5.環境ISO学生委員会の環境活動
10月の活動 1月の活動 エコステーションの整備
リ・リパック勉強会
平成25年10月22日∼30日にかけてエコステーションの整
環境ISO学生委員会の継続的環境活動
!!
ew
N
平成26年1月20日に生協第一食堂で、生協が販売している
3R活動
★
学
生
委
員
会
の
環
境
活
動
手作り弁当の容器である、
リサイクル容器「リ・リパック」につい
食堂の横に設置されているエコステーションの管理を生協
ての勉強会を、当委員会と生協学生委員会の共同で開催しま
と生協学生委員会と共に行ってきました。
しかし、
エコステー
した。今回の勉強会は、両委員会のリ・リパックに対する知識
ションに回収物品以外のものが置かれていたり、牛乳パック
不足や、平成25年度のリ・リパックの回収率が1桁に止まって
資源の有効活用・再生、環境負荷の低減の実現のた
の中身が残ったまま入れられていたりという問題がありました。
いるという背景によるものです。他大学のリ・リパック活動につ
めに平成19年12月からオリジナルエコバッグを全学生・
レジ袋が有料であることの
そこで、回収物品の出し方に関するポスターや回収物品以
いて説明した後、各グループ内で回収率を上げるための意見
教職員に配布しています。また、三重大学生協では平成
周知とエコバッグ使用の
外のものを出さないように促すポスターを作成し、
エコステー
交流をして全体に向けて発
20年1月1日よりレジ袋有料化を開始し、
レジ袋使用枚数
推奨を行っています。
ション内に掲示しました。
また、
表をしました。勉強会を通して、
を99.9%削減することができました。当委員会では毎年、
エコステーション内には当
両委員会が交流でき、
リサイ
各学部のオリエンテーションや生協主催の学生支援説
委員会が自作した古紙回
クル容器について考える良
収ボックスを設置しており、
いきっかけとなりました。
意見交流(H26.1.20)
11月の活動 三重大学生協のレジ袋削減活動
★
明会の発表の場において
環
境
エコバッグ
その修理を行いました。
エコステーションの整備(H25.10.30)
Reduce
ISO
ISO
環
境
備を行いました。当委員会では平成21年度より、生協第一
2月の活動 Reuse
放置自転車対策活動
定期環境内部監査
★
平成26年2月20日に当委員会の定期環境内部監査が行
壊れて乗れなくなった自転車や、不要になったりした自
そのまま持ち主が見つけることができずに毎年100台ほど
われました。本学の環境内部監査員の資格を持つ学生・教
転車を学内に放置する問題が発生しています。そこで平
が放置自転車となっていることが判明しました。このデー
員会は環境・情報科学館1階にて、
「ひろげよう Econnect」
職員により、当委員会の活動がISO14001の規格に適合し、
成19年度より学務部学生サービスチームが主体となり、
タを参考に、大学祭後も放置自転車が発生しないような
をテーマにブース出展を行いました。参加者には、重曹や
適切に実施および維持されているかの確認が行われました。
当委員会と共に放置自転車対策活動を開始しました。
広報活動や自転
クエン酸などの天然素材を使った、環境にやさしい入浴
監査員からは、3R活動やMIEUポイントの広報活動などの
現在は放置自転車を回収、点検、修理して新入生や留
車の移動先を広
剤「ゆっぽん」を作ってもらいました。手軽にできる環境活
学内での活動のほか、町屋海岸清掃や北立誠小学校での
学生に譲渡し、
自転車を再利用する活動を行っています。
報する活 動を行
動の体験を通じて、環境活動を楽しんでもらうことを目的と
環境学習など、幅広い活動
平成25年度は留学生や新入生に計40台を譲渡すること
いたいと思います。
し、MIEUポイントの紹介やポイント登録の案内も行いまし
状況が確認できたため、今
ができました。
た。他にも当委員会の広
後の環境への取り組みに
近年は放置自転車台数が400台程度で推移し、停滞
報活動の1つである「まも
期待したいとの所見をいた
傾向にあります。過去7年間のデータをもとに分析すると、
るボックス」
を会場に設置し、
だきました。
三重大学祭
平成25年11月2日、3日に三重大学祭が行われ、当委
学内の自転車が大学祭の模擬店設置に伴い移動され、
環境についての意見やア
3月の活動 イデアを募集しました。
入浴剤づくり
(H25.11.2)
12月の活動 三大学生委員会交流会
まわれ!!リユースプラザin三重大
w!!
Ne
平成26年3月15日∼4月3日まで、総合研究棟Ⅱの4階
平成26年3月5日に生協第一食堂で、本学に存在する3つ
にて「まわれ!!リユースプラザin三重大」を行いました。
の学生委員会(環境ISO学生委員会・生協学生委員会・ピ
卒業生が使わなくなった家電製品を回収し、新入生に
平成25年12月1日にメッセウィングみえにて「みえ環境
アサポーター学生委員会)の交流会が行われました。これは
無償で譲渡するという活動です。また、自転車の譲渡も
フェア2013」が開催されました。三重県地球温暖化防止
お互いの活動について情報共有をすることで、委員会間の
行いました。この企画は平成21年度から継続的に行って
活動推進センターの職員とともに当委員会がポスターの
連携を強化することを目的として開催されました。当日は3つ
おり、平成25年度は新
デザインやキャッチコピーを考えました。当日はブース出展
の委員会から40名程が集まり、自己紹介や活動紹介、簡単
入生、卒業生合わせて
みえ環境フェア2013
なゲームなどが行われました。今回の交流会は、環境活動の
100名以上が参加しま
についてのクイズや、貝殻
輪を広げるきっかけとなりま
した。家電の回収物品
を使ったキーホルダー、
ま
した。今後も委員会同士の
数は97台、譲渡物品数
つぼっくりなどの木の実を
連携を深めていき、お互い
は93台で、
自転車を除く
材料としたスノードームづ
に協力し合いたいと思います。
家電製品のリユース率
は95.8%でした。使用
くりをしました。
スノードームづくり
(H25.12.1)
交流会(H26.3.5)
不可な家電製品と余った家電製品は、家電リサイクル法
に基づき、処分しました。
150
100
135
を行い、当委員会は生物多様性・自然をテーマに三重県
28 Environmental Management Report 2014
放置自転車移動
サイトツアー
(H26.2.20)
120
90
121
家
電
台
数
︵
台
︶
106
96
90
97
93
85 85
80
66 64
60
70
30
0
H21年度
H22年度
譲渡可能台数
家電譲渡
H23年度
H24年度
譲渡台数
H25年度
リ
ユ
ー
ス
率
︵
%
︶
60
リユース率
【家電の譲渡状況】
Environmental Management Report 2014 29
学
生
委
員
会
の
環
境
活
動
5.環境ISO学生委員会の環境活動
5.環境ISO学生委員会の環境活動
Recycle
古紙再生利用
平成20年4月に、移動可能な古紙回収コンテナが本
学構内の3カ所に設置され、古紙回収の効率化と資源
の有効活用を行っています。回収された古紙は、
トイレット
ペーパーとして学内へ還元され、現在では学内で使用さ
れている約20%がこの活動によって還元されたものとな
っています。当委員会でも三重大学生協と共同で管理し
ているエコステーションにおいて古紙の回収を行っていま
学
生
委
員
会
の
環
境
活
動
す。また、
レジ袋削減活動同様に新入生に向けて活動の
129,700
20,000
20,747
127,660
138,530
16,686
17,151
13,214
5,000
100,000
回
80,000 収
量
︵
60,000 ㎏
︶
40,000
20,000
0
H21年度
H22年度
周知と古紙回収への参加を呼び掛けています。
H23年度
還元数(個)
H24年度
H25年度
ます。平成25年には附属演習林の間伐材を利用したベ
いきたいと考え
ンチも設置されました。平成25年の8月∼9月にかけて、
ています。
環境・情報科学館の屋上のウッドデッキ部分と緑地部分
140,000
120,000
102,630
16,115
還 15,000
元
数
︵
個 10,000
︶
135,530
活動に活かして
0
でどのくらい温度の差があるのか効果測定を行い、猛暑
日の昼頃、緑地部分はウッドデッキ部分に比べて約5度
低いという結果になりました。今後この結果を屋上緑化
草取り
地域連携活動
町屋海岸清掃
回収量(㎏)
【古紙回収量とトイレットペーパー還元量】
キャンパスパーク活動
落ち葉コンポスト
環
境
本学に隣接する町屋海岸は、
ゴミの不法投棄問題に
「AQUA SOCIAL FES!!」で、町屋海岸清掃が三重県を
悩まされています。この問題を解決するために、平成18年
代表する活動として選ばれ、5月と7月の計2回、
このイベ
度から当委員会はNPO法人町屋百人衆と共に、海岸清
ントの一環として実施しました。平成25年度はゴミ袋の量
掃を年5回行っています。平成20年度からは、産(中部電
が平成24年度に比べて約半分に減少しました。これは、
力株式会社をはじめとした民間企業)
・官(三重県、津市)
・
堤防工事が本格化し、清掃可能区域が狭くなったことや、
学(三重大学、津市立北立誠小学校)
・民(町屋百人衆
海岸、堤防への人の出入りが減少したためと考えられます。
本学構内には多くの樹々があり、緑あふれるキャンパス
に利用して学内に還元しています。そのほかにも平成25
を中心とした地域住民)
が協働でこの問題に取り組む「町
平成26年度からも産官学民のつながりを強くしつつ、継
ですが、
その反面落ち葉が多いために側溝を詰まらせる
年度は、20リットル土のう袋で附属学校園に120袋、
シャ
屋海岸モデル」という認識共同体を構築し、「素足で走れ
続して清掃活動を行っていきたいと考えています。
などの問題がありました。そこで、
この落ち葉を焼却処分
ープ株式会社三重工場に60袋を譲渡しました。
る町屋海岸」を目指して活動しています。
せずに集めて、資源を循環させるために落ち葉を堆肥にし
平成25年9月には堆肥ピットが新調され、学生委員の
そして平 成
1,400
て活用する活動が始まりました。現在ではキャンパス環境
作成した木枠のピットからコンクリート製の堆肥ピットにな
24年度に引き
1,200
整備室と三重大学生協の方が落ち葉を回収してくださり、
りました。また、堆
続き、平成25
1,000
共同でコンポスト活動を行っています。落ち葉は1ヵ月に1
肥ピットにビニール
度の切り返し
(落ち葉をかき混ぜて、
その中に空気を入れ
製の屋根も設置し
自動 車 株 式
る作業)や、水をまいて微生物の活動を活発にするなど
ました。
参
加
人
数
︵
人
︶
年 度もトヨタ
800
200
貢献活動の
0
肥の温度測定を行い、堆肥化の進行具合などを管理し
一 つ である
花壇
いの 場としても開
いた荒地を整備し、花壇を作りました。この花壇は、附属農
放しています。今後
場で栽培された花の苗を年2回定植しています。デザイン
は花壇の周りに看
は季節に合わせて当委員会で考え、本学のキャンパス環
板を設 置し、花 壇
境整備室の方々と協力して植え替えや水やりなどの管理
の存在をより周知
を行っています。自然を身近に感じられるキャンパスとして、
させていきます。
399
351
504
204
400 ご
み
の
300 量
︵
袋
200 ︶
100
H21年度
H22年度
H23年度
ごみの量
ゴミ分別
387
H24年度
H25年度
0
参加人数
【年度別参加人数とごみの量推移】
地域連携活動の一環として、津市立北立誠小学校の
ーマで環境学習を行うことで児童が自然環境に対して広
第4学年の児童を対象に環境学習を行っています。この
い視野を持ち総合的に考えることを促し、環境問題を意
活動は、町屋海岸の不法投棄問題の解決に向けて平
識する大きなきっかけになったのではないかと考えています。
成20年度から始まりました。学生と児童が一緒に環境に
ついて考えることで次世代を担う児童の環境マインドを
花壇
高めることを目的としています。
平成25年度は3R、
エネルギー、水環境をテーマに5回
実施しました。ペットボトルタワーづくりや風力発電の模
環境・情報科学館の屋上緑化
型製作、
アクリルたわしづくりなどテーマに合わせた工作
平成24年7月に学内の施設である環境・情報科学館
い植物であるリピア(ヒメイワダレソウ)
を植え、屋上緑化
をすることで、実際に手を動かし、楽しみながら環境につい
の屋上を一般開放しました。屋上には、乾燥・加湿に強
を行っています。屋上緑化は建物の冷房負荷の低減と
て学ぶ機会を提供することができました。また、幅広いテ
30 Environmental Management Report 2014
826
670
500
環境学習
平成21年度に教育実践総合センター前に放置されて
本学の教職員や学生だけではなく、一般の地域住民の憩
1,007
400
会社の社会
切り返し
529
600
の作業により堆肥化を促進させています。また、週1回堆
ています。完成した堆肥は当委員会が管理している花壇
600
1,276
ワークショップ
Environmental Management Report 2014 31
ISO
ISO
環
境
25,000
高断熱、視覚的な環境保全意識の向上を目的としてい
学
生
委
員
会
の
環
境
活
動
5.環境ISO学生委員会の環境活動
5.環境ISO学生委員会の環境活動
Recycle
古紙再生利用
平成20年4月に、移動可能な古紙回収コンテナが本
学構内の3カ所に設置され、古紙回収の効率化と資源
25,000
20,000
20,747
の有効活用を行っています。回収された古紙は、
トイレット
ペーパーとして学内へ還元され、現在では学内で使用さ
れている約20%がこの活動によって還元されたものとな
っています。当委員会でも三重大学生協と共同で管理し
ているエコステーションにおいて古紙の回収を行っていま
学
生
委
員
会
の
環
境
活
動
す。また、
レジ袋削減活動同様に新入生に向けて活動の
120,000
16,115
還 15,000
元
数
︵
個 10,000
︶
140,000
102,630
16,686
17,151
13,214
100,000
回
80,000 収
量
︵
60,000 ㎏
︶
40,000
5,000
20,000
0
H21年度
H22年度
H23年度
還元数(個)
周知と古紙回収への参加を呼び掛けています。
H24年度
H25年度
ます。平成25年には附帯施設演習林の間伐材を利用し
いきたいと考え
たベンチも設置されました。平成25年の8月∼9月にかけて、
ています。
環境・情報科学館の屋上のウッドデッキ部分と緑地部分
138,530
127,660
活動に活かして
0
でどのくらい温度の差があるのか効果測定を行い、猛暑
日の昼頃、緑地部分はウッドデッキ部分に比べて約5度
低いという結果になりました。今後この結果を屋上緑化
草取り
地域連携活動
町屋海岸清掃
回収量(㎏)
【古紙回収量とトイレットペーパー還元量】
キャンパスパーク活動
落ち葉コンポスト
環
境
本学に隣接する町屋海岸は、
ゴミの不法投棄問題に
「AQUA SOCIAL FES!!」で、町屋海岸清掃が三重県を
悩まされています。この問題を解決するために、平成18年
代表する活動として選ばれ、5月と7月の計2回、
このイベ
度から当委員会はNPO法人町屋百人衆と共に、海岸清
ントの一環として実施しました。平成25年度はゴミ袋の量
掃を年5回行っています。平成20年度からは、産(中部電
が平成24年度に比べて約半分に減少しました。これは、
力株式会社をはじめとした民間企業)
・官(三重県、津市)
・
堤防工事が本格化し、清掃可能区域が狭くなったことや、
学(三重大学、津市立北立誠小学校)
・民(町屋百人衆
海岸、堤防への人の出入りが減少したためと考えられます。
本学構内には多くの樹々があり、緑あふれるキャンパス
に利用して学内に還元しています。そのほかにも平成25
を中心とした地域住民)
が協働でこの問題に取り組む「町
平成26年度からも産官学民のつながりを強くしつつ、継
ですが、
その反面落ち葉が多いために側溝を詰まらせる
年度は、20リットル土のう袋で附属学校園に120袋、
シャ
屋海岸モデル」という認識共同体を構築し、「素足で走れ
続して清掃活動を行っていきたいと考えています。
などの問題がありました。そこで、
この落ち葉を焼却処分
ープ株式会社三重工場に60袋を譲渡しました。
る町屋海岸」を目指して活動しています。
せずに集めて、資源を循環させるために落ち葉を堆肥にし
平成25年9月には堆肥ピットが新調され、学生委員の
そして平 成
1,400
て活用する活動が始まりました。現在ではキャンパス環境
作成した木枠のピットからコンクリート製の堆肥ピットにな
24年度に引き
1,200
整備室と三重大学生協の方が落ち葉を回収してくださり、
りました。また、堆
続き、平成25
1,000
共同でコンポスト活動を行っています。落ち葉は1ヵ月に1
肥ピットにビニール
度の切り返し
(落ち葉をかき混ぜて、
その中に空気を入れ
製の屋根も設置し
自動 車 株 式
る作業)や、水をまいて微生物の活動を活発にするなど
ました。
参
加
人
数
︵
人
︶
年 度もトヨタ
800
貢献活動の
0
肥の温度測定を行い、堆肥化の進行具合などを管理し
一 つ である
いの 場としても開
いた荒地を整備し、花壇を作りました。この花壇は、附帯施
放しています。今後
設農場で栽培された花の苗を年2回定植しています。デザ
は花壇の周りに看
インは季節に合わせて当委員会で考え、本学のキャンパス
板を設 置し、花 壇
環境整備室の方々と協力して植え替えや水やりなどの管
の存在をより周知
理を行っています。自然を身近に感じられるキャンパスとして、
させていきます。
504
204
400 ご
み
の
300 量
︵
袋
200 ︶
100
H21年度
H22年度
H23年度
H24年度
H25年度
0
参加人数
【年度別参加人数とごみの量推移】
地域連携活動の一環として、津市立北立誠小学校の
ーマで環境学習を行うことで児童が自然環境に対して広
第4学年の児童を対象に環境学習を行っています。この
い視野を持ち総合的に考えることを促し、環境問題を意
活動は、町屋海岸の不法投棄問題の解決に向けて平
識する大きなきっかけになったのではないかと考えています。
成20年度から始まりました。学生と児童が一緒に環境に
ついて考えることで次世代を担う児童の環境マインドを
高めることを目的としています。
花壇
平成25年度は3R、
エネルギー、水環境をテーマに5回
実施しました。ペットボトルタワーづくりや風力発電の模
環境・情報科学館の屋上緑化
型製作、
アクリルたわしづくりなどテーマに合わせた工作
平成24年7月に学内の施設である環境・情報科学館
い植物であるリピア(ヒメイワダレソウ)
を植え、屋上緑化
をすることで、実際に手を動かし、楽しみながら環境につい
の屋上を一般開放しました。屋上には、乾燥・加湿に強
を行っています。屋上緑化は建物の冷房負荷の低減と
て学ぶ機会を提供することができました。また、幅広いテ
30 Environmental Management Report 2014
351
ごみの量
ごみ分別
387
500
環境学習
平成21年度に教育実践総合センター前に放置されて
本学の教職員や学生だけではなく、一般の地域住民の憩
399
400
200
花壇
826
670
600
会社の社会
切り返し
529
1,007
の作業により堆肥化を促進させています。また、週1回堆
ています。完成した堆肥は当委員会が管理している花壇
600
1,276
ワークショップ
Environmental Management Report 2014 31
ISO
ISO
環
境
135,530
129,700
高断熱、視覚的な環境保全意識の向上を目的としてい
学
生
委
員
会
の
環
境
活
動
5.環境ISO学生委員会の環境活動
6.三重大ブランドの環境教育
広報活動
三重大ブランドの環境教育プログラムは大きく2つのプログラム、
「持続可能な開発のための教育(ESD)プログラム」および「国
際環境教育プログラム」で構成されます。学生は各学部において、共通教育の課程としてこのカリキュラムを受講することができます。
まもる便り
ISO
環
境
学
生
委
員
会
の
環
境
活
動
平成24年6月から、当委員会の活動を学生に紹介する
ための広報誌「まもる便り」を発行し、当委員会の掲示
板に掲示しています。平成25年度からは委員会以外の
掲示板にも掲示しています。発行の頻度は年4∼6回程
度となっており、季節に合わせた内容とレイアウトにするこ
とを意識しています。記事の内容は当委員会の活動紹
介や学内外で行われるイベントの告知などです。学生に
親しみをもって読んでもらえるように、記事の中に編集者
からのひとことというコーナーも設け、編集者のつぶやき
や、ちょっとした出 来
事を載せています。こ
れまでのまもる便りの
バックナンバーはホー
ムページ上に公 開し
ています。
掲示板のまもる便り
“世界一の環境先進大学を目指す”本学は、環境人
をプログラムのねらいとしています。プログラムは、本学独
財の育成に力を入れており、平成25年度からグローバル
自の環境教育を通して、地球規模の視野を持ち、世界や
に活躍する環境スペシャリストを養成すべく、
「持続可能
地域で活躍する人財を育て、環境活動への実践的な取
な開発のための教育(ESD)
プログラム」を開始しました。
組方法や環境関連の資格取得のための効果的な学習
★
おり、早急な社会的覚醒と政策的対応が求められており、
平成24年8月から環境・情報科学館1階の階段前に「ま
もるボックス」を設置しています。これは、学生・教職員な
どから、学内環境や当委員会の活動に対する疑問や質問・
改善点・意見を広く集めるための意見箱です。例えば、屋
上緑化に対する意見や、
「まわれ!!リユースプラザin三重大」
についての質問などが寄せられました。平成25年7月から、
共通教育棟1号館や翠陵会館にも新たに「まもるボックス」
ス」を設置しました。これにより、環境・情報科学館を普段
利用する機会が少ない学生・教職員にも認知されるよう
になりました。学生・教職員からの意見・質問は、活動の
見直しやモチベーションの向上のきっかけになっています。
寄せられた意見に対し
ては、学生委員が回答
をし、
まもるボックス付
近の回 答ボードに掲
示しています。
まもるボックス
等ができるように考えられています。
修了要件は、共通教育主題G(環境問題と人間社会)
世界は国際的に活躍する環境人財を必要としています。
に属する科目から4単位、持続可能な開発のための教育
持続可能な開発のための教育(ESD)
プログラムは、
そう
プログラム授業群(共通教育主題A∼I)
から6単位の計
した時代の要請に応じて、環境意識と環境資格を備えた
10単位を取得することで修了することが出来ます。
人財の育成を念頭に構成されており、
自ら目標を立て将
プログラムの修了要件を満たすことで、学長より修了
来的に付加価値を高めていくことで、将来にわたって持
証明書が授与され、学生にとっては履歴書などへ記載す
続可能な社会を構築する担い手を育む教育を行い、本
ることで社会に広くアピールすることが出来ます。
学の教育理念の一つである「生きる力」を身につけること
2.平成25年度の成果
平成25年度は、320人の学生が修了に必要な単位を
● 環境ISO学生委員会活動から得られたもの(卒業生の声)
三重県 伊賀建設事務所
事業推進室 幹線道路課
技師
1.カリキュラムの概要
環境問題は経済活動や人々の生活と密接に関連して
まもるボックス
声
持続可能な開発のための教育(ESD: Education for Sustainable Development)プログラム
淺沼 絵美里
修得しました。
表1にその内訳を示します。
私が堆肥化活動を始めたのは、大学の講義で「生ごみの堆肥化」が紹介されたことがきっかけでし
た。
「ごみを資源に変える」というサイクルを、誰でもすぐに取り組める身近な活動であることが堆肥化
の魅力だと感じられました。
堆肥化活動の中で苦労したことは、落ち葉の回収、切り返し、木枠の作成など、人力の必要な作業
が多いことです。また、維持管理についても、冬場は温度が落ち込み堆肥化が遅れるといった課題も
ありました。
しかし、同じ委員会のメンバーの協力、先生方からのアドバイスがあって、落ち葉堆肥を使
った花壇という成果を上げることができました。
堆肥化活動を通して学んだことは、
「情熱を持って、色んな人を巻き込んでいく」ことです。自身が
情熱を持ち、色んな人と関われば、思いもよらない知恵やチャンスが生まれます。
三重大学の堆肥化活動が、三重県内の企業や自治体の目標になることを期待しています。情熱
を持って、頑張ってください。
私は、環境ISO学生委員会に平成19年∼平成22年までの4年間所属していました。
この4年間で、3R活動の企画・運営を行い、
さらには委員長まで務めさせて頂き、大変充実した大
学生活を送ることができました。特に3R活動では、
自分たちの企画したことが実現でき、大学を変え
ていけるという大きな達成感を得ることができました。
しかし委員会内で意見の衝突など本当に辛い出来事もたくさんありました。
特に大変だったのは、活動の目的を委員にうまく伝えられず、思ったような協力を得られなかったこ
とです。
当時、20名近く委員がいましたが、
この人数をまとめる機会は社会人4年目になった今でもなかな
かありません。そのため、委員長を務め、苦労できたのは貴重な経験だったと思っています。
現在の職場では、他社や他部署などさまざまな立場の人と仕事をしていますが、委員会で身につ
けたコミュニケーション能力が生きていると感じています。
【表1:学部別修了者数】
学 部
人 数
割合(%)
人文学部
122
38.1
教育学部
49
15.3
医学部
29
9.1
表2に学部別の平成25年度入学在籍者に対する認
工学部
59
18.4
定者の割合を示します。ここでも人文学部が36.0%と修
生物資源学部
61
19.1
得率が最も多く、ついで生物資源学部、教育学部が約
計
320
100.0
20%となっています。なお、全体の修得率は20.1%でした。
また、その割合をグラ 【図1:修了者の学部毎の割合】
フにしたものを図1に示
します。人文学部が全
体のおよそ40%弱を占
めており、工学と生物資
源学部が20%弱、以下
教育学部、医学部と一
株式会社日立ソリューションズ勤務
(元三重大学環境ISO学生委員会委員長)
松野 いづみ
部偏りはありますが、す
べての学部の学生に修
了証の発行を行いました。
32 Environmental Management Report 2014
生物資源
学部
19%
なお、
このうち35人の学生に対して2014年4月25日、
学長室にて授与式を行い、学長より修了証の授与を行
いました。
【表2:平成25年度入学在籍者数における学部別修了者の割合】
人文学部
38%
工学部
19%
医学部
9%
持続可能な開発のための教育(ESD)
プログラム修了証授与式(H26.4.25)
教育
学部
15%
学 部
平成25年度入学
在籍者数
修了者数
割合(%)
人文学部
教育学部
医学部
工学部
生物資源学部
計
292
215
205
418
263
1,393
105
41
27
50
57
280
36.0
19.1
13.2
12.0
21.7
20.1
Environmental Management Report 2014 33
三
重
大
学
ブ
ラ
ン
ド
の
環
境
教
育
5.環境ISO学生委員会の環境活動
6.三重大ブランドの環境教育
広報活動
三重大ブランドの環境教育プログラムは大きく2つのプログラム、
「持続可能な開発のための教育(ESD)プログラム」および「国
際環境教育プログラム」で構成されます。学生は各学部において、共通教育の課程としてこのカリキュラムを受講することができます。
まもる便り
からのひとことというコーナーも設け、編集者のつぶやき
や、ちょっとした出 来
事を載せています。こ
れまでのまもる便りの
バックナンバーはホー
ムページ上に公 開し
ています。
掲示板のまもる便り
ISO
環
境
平成24年6月から、当委員会の活動を学生に紹介する
ための広報誌「まもる便り」を発行し、当委員会の掲示
板に掲示しています。平成25年度からは委員会以外の
掲示板にも掲示しています。発行の頻度は年4∼6回程
度となっており、季節に合わせた内容とレイアウトにするこ
とを意識しています。記事の内容は当委員会の活動紹
介や学内外で行われるイベントの告知などです。学生に
親しみをもって読んでもらえるように、記事の中に編集者
学
生
委
員
会
の
環
境
活
動
持続可能な開発のための教育(ESD: Education for Sustainable Development)プログラム
1.カリキュラムの概要
“世界一の環境先進大学を目指す”本学は、環境人
をプログラムのねらいとしています。プログラムは、本学独
財の育成に力を入れており、平成25年度からグローバル
自の環境教育を通して、地球規模の視野を持ち、世界や
に活躍する環境スペシャリストを養成すべく、
「持続可能
地域で活躍する人財を育て、環境活動への実践的な取
な開発のための教育(ESD)
プログラム」を開始しました。
組方法や環境関連の資格取得のための効果的な学習
★
環境問題は経済活動や人々の生活と密接に関連して
まもるボックス
おり、早急な社会的覚醒と政策的対応が求められており、
平成24年8月から環境・情報科学館1階の階段前に「ま
もるボックス」を設置しています。これは、学生・教職員な
どから、学内環境や当委員会の活動に対する疑問や質問・
改善点・意見を広く集めるための意見箱です。例えば、屋
上緑化に対する意見や、
「まわれ!!リユースプラザin三重大」
についての質問などが寄せられました。平成25年7月から、
共通教育棟1号館や翠陵会館にも新たに「まもるボックス」
ス」を設置しました。これにより、環境・情報科学館を普段
利用する機会が少ない学生・教職員にも認知されるよう
になりました。学生・教職員からの意見・質問は、活動の
見直しやモチベーションの向上のきっかけになっています。
寄せられた意見に対し
ては、学生委員が回答
をし、
まもるボックス付
近の回 答ボードに掲
示しています。
まもるボックス
等ができるように考えられています。
修了要件は、共通教育主題G(環境問題と人間社会)
世界は国際的に活躍する環境人財を必要としています。
に属する科目から4単位、持続可能な開発のための教育
持続可能な開発のための教育(ESD)
プログラムは、
そう
プログラム授業群(共通教育主題A∼I)
から6単位の計
した時代の要請に応じて、環境意識と環境資格を備えた
10単位を取得することで修了することが出来ます。
人財の育成を念頭に構成されており、
自ら目標を立て将
プログラムの修了要件を満たすことで、学長より修了
来的に付加価値を高めていくことで、将来にわたって持
証が授与され、学生にとっては履歴書などへ記載すること
続可能な社会を構築する担い手を育む教育を行い、本
で社会に広くアピールすることが出来ます。
学の教育理念の一つである「生きる力」を身につけること
2.平成25年度の成果
平成25年度は、320人の学生が修了に必要な単位を
声
三重県 伊賀建設事務所
事業推進室 幹線道路課
技師
修得しました。
● 環境ISO学生委員会活動から得られたもの(卒業生の声)
淺沼 絵美里
表1にその内訳を示します。
私が堆肥化活動を始めたのは、大学の講義で「生ごみの堆肥化」が紹介されたことがきっかけでし
た。
「ごみを資源に変える」というサイクルを、誰でもすぐに取り組める身近な活動であることが堆肥化
の魅力だと感じられました。
堆肥化活動の中で苦労したことは、落ち葉の回収、切り返し、木枠の作成など、人力の必要な作業
が多いことです。また、維持管理についても、冬場は温度が落ち込み堆肥化が遅れるといった課題も
ありました。
しかし、同じ委員会のメンバーの協力、先生方からのアドバイスがあって、落ち葉堆肥を使
った花壇という成果を上げることができました。
堆肥化活動を通して学んだことは、
「情熱を持って、色んな人を巻き込んでいく」ことです。自身が
情熱を持ち、色んな人と関われば、思いもよらない知恵やチャンスが生まれます。
三重大学の堆肥化活動が、三重県内の企業や自治体の目標になることを期待しています。情熱
を持って、頑張ってください。
私は、環境ISO学生委員会に平成19年∼平成22年までの4年間所属していました。
この4年間で、3R活動の企画・運営を行い、
さらには委員長まで務めさせて頂き、大変充実した大
学生活を送ることができました。特に3R活動では、
自分たちの企画したことが実現でき、大学を変え
ていけるという大きな達成感を得ることができました。
しかし委員会内で意見の衝突など本当に辛い出来事もたくさんありました。
特に大変だったのは、活動の目的を委員にうまく伝えられず、思ったような協力を得られなかったこ
とです。
当時、20名近く委員がいましたが、
この人数をまとめる機会は社会人4年目になった今でもなかな
かありません。そのため、委員長を務め、苦労できたのは貴重な経験だったと思っています。
現在の職場では、他社や他部署などさまざまな立場の人と仕事をしていますが、委員会で身につ
けたコミュニケーション能力が生きていると感じています。
【表1:学部別修了者数】
学 部
人 数
割合(%)
人文学部
122
38.1
教育学部
49
15.3
医学部
29
9.1
表2に学部別の平成25年度入学在籍者に対する認
工学部
59
18.4
定者の割合を示します。ここでも人文学部が36.0%と修
生物資源学部
61
19.1
得率が最も多く、ついで生物資源学部、教育学部が約
計
320
100.0
20%となっています。なお、全体の修得率は20.1%でした。
また、その割合をグラ 【図1:修了者の学部毎の割合】
フにしたものを図1に示
します。人文学部が全
体のおよそ40%弱を占
めており、工学と生物資
源学部が20%弱、以下
教育学部、医学部と一
株式会社日立ソリューションズ勤務
(元三重大学環境ISO学生委員会委員長)
部偏りはありますが、す
松野 いづみ
べての学部の学生に修
了証の発行を行いました。
32 Environmental Management Report 2014
生物資源
学部
19%
なお、
このうち35人の学生に対して平成26年4月25日、
学長室にて授与式を行い、学長より修了証の授与を行
いました。
【表2:平成25年度入学在籍者数における学部別修了者の割合】
人文学部
38%
工学部
19%
医学部
9%
持続可能な開発のための教育(ESD)
プログラム修了証授与式(H26.4.25)
教育
学部
15%
学 部
平成25年度入学
在籍者数
修了者数
割合(%)
人文学部
教育学部
医学部
工学部
生物資源学部
計
292
215
205
418
263
1,393
105
41
27
50
57
280
36.0
19.1
13.2
12.0
21.7
20.1
Environmental Management Report 2014 33
三
重
大
ブ
ラ
ン
ド
の
環
境
教
育
6.三重大ブランドの環境教育
6.三重大ブランドの環境教育
今年度からの取り組みとして、ESDプログラムに対す
の英 語 教 育など)も
る関心をより多くの学生に持ってもらうことを目的として、
行っていく予定にな
7月、10月、2月の年3回「ESDプログラム説明会」を昼休
っています。
エネルギー環境教育
本学ではスマートキャンパスなどのエネルギー使用状
みに開催しました。昼食の時間を利用した短い時間です
況の見える化や使用と発電のエネルギー管理をはじめ、
が、3回で合計30名ほどの参加者に、ESDプログラムの
学内のエネルギー需給に関する教育を授業など通じて実
施しています。また、節電や省エネルギー活動も積極的
に学生と教職員が共に実施しています。
内容説明や平成26年度に開催される「持続可能な開
発のための教育(ESD)に関するユネスコ世界会議(平
平成25年度「大学生および地域の環境リーダーを対象としたエネルギー環境教育」
成26年11月10日∼12日、名古屋市)」のパートナーシッ
プ事業である「ESD in 三重2014」についての説明を行
本学の教育的資源を活用し、学生の環境意識の向
いました。なお、修了した学生に対しては、環境ISO学生
上を図ると同時に、地域の環境リーダーと連携を図ること
委員会や国際環境インターンシップ、
「ESD in 三重2014」
から学ぶことができる教育プログラムの構成となったエネ
事業へなどの積極的な参加を期待しています。また、参
ルギー環境教育は、本学と中部電力株式会社との連携
加を希望した学生のサポート
(国際環境インターンシップ
ESD説明会ポスター
によるエネルギー環境教育協働事業を行いました。
平成25年は、次の7つの側面からエネルギー環境教育
三
重
大
ブ
ラ
ン
ド
の
環
境
教
育
を行いました。
3.環境インターンシップ
★
環境インターンシップは企業・NPOにおける環境実務
【表3:環境インターンシップ受け入れ先】
への参加を通して、企業やNPOの行っている環境活動
株式会社 東芝(四日市工場)
1名
に対する理解を深めると共に、実務に必要なスキル・態
ミキモト真珠島 真珠博物館
6名
度を習得することをねらいとしています。平成25年度の環
伊勢商工会議所
6名
境インターンシップは6機関で行われ、合計19名の学生
亀山市 環境保全対策室
3名
がインターンシップに参加しました。受け入れ先は表3のと
三重県地球温暖化防止活動推進センター
1名
おりです。
NPO法人 地域の未来・志援センター
2名
(1)本学の共通教育の主題G「環境と持続発展教育」
の「四日市公害から学ぶ四日市学」の授業に、中部
電力株式会社の職員を講師として、
エネルギー環境
教育を行った。
(2)環境ISO学生委員会委員が中心となって、中部電力
株式会社の温暖化対策、
エネルギー対策およびエ
ネルギー環境教育に関するパネル作成を行った。
(3)
スマートキャンパス/スマートコミュニティの創出をテ
ーマとする環境座談会に中部電力株式会社環境部
長を招き、浜岡原子力発電所の地震・津波対策の
強化、再生可能エネルギーの安定化対策などについ
て意見交換を行った。
(4)本学の教職員および地域の環境リーダーを対象に、
独立行政法人 日本原子力研究開発機構 東濃地
科学センターの瑞浪超深地層研究所およびペレトロ
ン年代測定装置の施設見学会を実施した。
(5)本学の学生や教職員、地域の環境リーダーを対象に、
海の博物館と海女小屋、中電答志島海底ケーブル
の見学会を実施した。
(6)韓国世宗大学の短期留学生を対象に、
エネルギー
国際環境インターンシップを行った。
(7)三重県内の小中高大学の関係者および地域の環
境リーダーを対象に、中電答志島海底ケーブルの見
学会の報告を行った。
三重大学エネルギー環境教育プログラム施設見学会
●実施日:平成25年12月2日
(月)
国際環境教育プログラム
●施設見学:
関連の国際機関での国際環境インターンシップを実施し、
独立行政法人 日本原子力研究開発機構
成21年6月に韓国・中国・モンゴル・ロシア・タイ・インドネ
国際感覚を育み、実践外国語力を高めています。平成25
(JAEA)東濃地科学センター瑞浪超深層
シア・オーストラリア・アメリカ・日本の9カ国33大学と、
「ア
年度は11月8日から25日の期間で実施され、4名の学生
地層研究所(瑞浪市)
と、同センターペレト
ジア・太平洋大学環境コンソーシアム」を構築し、環境教
が韓国世宗大学、
およびソウル市内の企業を訪問し、現
ロン年代測定装置(土岐市)
育プログラムの開発、交流を行い、交際的視野を持つ国
地学生との交流や、歴史・文化施設の見学などを行いま
際環境教育を行っています。特に、海外の企業や国連
した。
本学は、
「三重から世界へ」という教育理念の基、平
冬季特別プログラム終了式
(H26.2.12)
34 Environmental Management Report 2014
短期留学生四日市学習会
(H26.2.4)
独立行政法人 日本原子力研究開発機構(JAEA)
東濃地科学センター瑞浪超深層地層研究所(瑞浪市)
独立行政法人 日本原子力研究開発機構(JAEA)
は、
国の基盤研究開発の一環である高レベル核廃棄物の
地層処分・研究開発部門として、高濃度核廃棄物の地
層処分に関する基礎的な研究を行っています。今回施
設見学をした岐阜県瑞浪市、土岐市にある東濃地科学
研究センターは、地層処分研究開発部門の、
「花崗岩(結
晶質岩)
・淡水系・硬岩」地における研究を行い、立坑や
水平坑道の掘削を行い、岩盤の地質や強さ、地下水の
流れや水質等の研究が進められています。
平成25年12月時点での掘削深度は約500mであり、
深度300m地点に水平坑道が設けられ、最終的には、深
度1,000mまでの立坑が設置される計画であり、世界的
にも例を見ない大深度の地下空間施設となる計画です。
東濃地科学センター瑞浪超地層研究所では、主として
花崗岩を対象として、
「実際の地質環境への地層処分
同センターペレトロン年代測定装置
(土岐市)
技術の適用性確認」や「地層処分システムの長期挙動
の理解」を目標として、深地層の科学的研究、工学技術
の信頼性向上や安全評価手法の高度化等の研究課題
等の地層処分研究開発を行っており、
それらの研究成果
に基づく
「知識ベースの開発、知識管理システムの構築」
を目標としています。
瑞浪超地層研究所の見学は、
エレベーターにより地下
深度300mの水平坑道に降り立ち、内部は100mごとに
水平坑道があり、
ガス濃度計、歪み計、地下水の水質測
定計、地震計等の測定機器の運用状況と、超深地層に
おける地震の伝播や万一ガラス固化されステンレス容器
に封入された高濃度放射性廃棄物が漏えいした場合の
地下水への影響・挙動等について調査が行われている
様子の見学を行いました。
Environmental Management Report 2014 35
三
重
大
ブ
ラ
ン
ド
の
環
境
教
育
6.三重大ブランドの環境教育
6.三重大ブランドの環境教育
今年度からの取り組みとして、ESDプログラムに対す
の英 語 教 育など)も
る関心をより多くの学生に持ってもらうことを目的として、
行っていく予定にな
7月、10月、2月の年3回「ESDプログラム説明会」を昼休
っています。
エネルギー環境教育
本学ではスマートキャンパスなどのエネルギー使用状
みに開催しました。昼食の時間を利用した短い時間です
況の見える化や使用と発電のエネルギー管理をはじめ、
が、3回で合計30名ほどの参加者に、ESDプログラムの
学内のエネルギー需給に関する教育を授業など通じて実
施しています。また、節電や省エネルギー活動も積極的
に学生と教職員が共に実施しています。
内容説明や平成26年度に開催される「持続可能な開
平成25年度「大学生および地域の環境リーダーを対象としたエネルギー環境教育」
発のための教育(ESD)に関するユネスコ世界会議(平
成26年11月10日∼12日、名古屋市)」のパートナーシッ
本学の教育的資源を活用し、学生の環境意識の向
プ事業である「ESD in 三重2014」についての説明を行
上を図ると同時に、地域の環境リーダーと連携を図ること
いました。なお、修了した学生に対しては、環境ISO学生
から学ぶことができる教育プログラムの構成となったエネ
委員会や国際環境インターンシップ、
「ESD in 三重2014」
ルギー環境教育は、本学と中部電力株式会社との連携
事業へなどの積極的な参加を期待しています。また、参
加を希望した学生のサポート
(国際環境インターンシップ
三
重
大
学
ブ
ラ
ン
ド
の
環
境
教
育
ESD説明会ポスター
によるエネルギー環境教育協働事業を行いました。
平成25年は、次の7つの側面からエネルギー環境教育
を行いました。
3.環境インターンシップ
★
環境インターンシップは企業・NPOにおける環境実務
【表3:環境インターンシップ受け入れ先】
への参加を通して、企業やNPOの行っている環境活動
株式会社 東芝(四日市工場)
1名
に対する理解を深めると共に、実務に必要なスキル・態
ミキモト真珠島 真珠博物館
6名
度を習得することをねらいとしています。平成25年度の環
伊勢商工会議所
6名
境インターンシップは6機関で行われ、合計19名の学生
亀山市 環境保全対策室
3名
がインターンシップに参加しました。受け入れ先は以下の
三重県地球温暖化防止活動推進センター
1名
表のとおりです。
NPO法人 地域の未来・志援センター
2名
(1)本学の共通教育の主題G「環境と持続発展教育」
の「四日市公害から学ぶ四日市学」の授業に、中部
電力株式会社の職員を講師として、
エネルギー環境
教育を行った。
(2)環境ISO学生委員会委員が中心となって、中部電力
株式会社の温暖化対策、
エネルギー対策およびエ
ネルギー環境教育に関するパネル作成を行った。
(3)
スマートキャンパス/スマートコミュニティの創出をテ
ーマとする環境座談会に中部電力株式会社環境部
長を招き、浜岡原子力発電所の地震・津波対策の
強化、再生可能エネルギーの安定化対策などについ
て意見交換を行った。
(4)本学の教職員および地域の環境リーダーを対象に、
独立行政法人 日本原子力研究開発機構 東濃地
科学センターの瑞浪超深地層研究所およびペレトロ
ン年代測定装置の施設見学会を実施した。
(5)本学の学生や教職員、地域の環境リーダーを対象に、
海の博物館と海女小屋、中電答志島海底ケーブル
の見学会を実施した。
(6)韓国世宗大学の短期留学生を対象に、
エネルギー
国際環境インターンシップを行った。
(7)三重県内の小中高大学の関係者および地域の環
境リーダーを対象に、中電答志島海底ケーブルの見
学会の報告を行った。
三重大学エネルギー環境教育プログラム施設見学会
国際環境教育プログラム
●実施日:平成25年12月2日
(月)
●施設見学:
関連の国際機関での国際環境インターンシップを実施し、
独立行政法人 日本原子力研究開発機構
成21年6月に韓国・中国・モンゴル・ロシア・タイ・インドネ
国際感覚を育み、実践外国語力を高めています。平成25
(JAEA)東濃地科学センター瑞浪超深層
シア・オーストラリア・アメリカ・日本の9カ国33大学と、
「ア
年度は11月8日から25日の期間で実施され、4名の学生
地層研究所(瑞浪市)
と、同センターペレト
ジア・太平洋大学環境コンソーシアム」を構築し、環境教
が韓国世宗大学、
およびソウル市内の企業を訪問し、現
ロン年代測定装置(土岐市)
育プログラムの開発、交流を行い、交際的視野を持つ国
地学生との交流や、歴史・文化施設の見学などを行いま
際環境教育を行っています。特に、海外の企業や国連
した。
本学は、
「三重から世界へ」という教育理念の基、平
冬季特別プログラム終了式
(H26.2.12)
34 Environmental Management Report 2014
短期留学生四日市学習会
(H26.2.4)
独立行政法人 日本原子力研究開発機構(JAEA)
東濃地科学センター瑞浪超深層地層研究所(瑞浪市)
独立行政法人 日本原子力研究開発機構(JAEA)
は、
国の基盤研究開発の一環である高レベル核廃棄物の
地層処分・研究開発部門として、高濃度核廃棄物の地
層処分に関する基礎的な研究を行っています。今回施
設見学をした岐阜県瑞浪市、土岐市にある東濃地科学
研究センターは、地層処分研究開発部門の、
「花崗岩(結
晶質岩)
・淡水系・硬岩」地における研究を行い、立坑や
水平坑道の掘削を行い、岩盤の地質や強さ、地下水の
流れや水質等の研究が進められています。
平成25年12月時点での掘削深度は約500mであり、
深度300m地点に水平坑道が設けられ、最終的には、深
度1,000mまでの立坑が設置される計画であり、世界的
にも例を見ない大深度の地下空間施設となる計画です。
東濃地科学センター瑞浪超地層研究所では、主として
花崗岩を対象として、
「実際の地質環境への地層処分
同センターペレトロン年代測定装置
(土岐市)
技術の適用性確認」や「地層処分システムの長期挙動
の理解」を目標として、深地層の科学的研究、工学技術
の信頼性向上や安全評価手法の高度化等の研究課題
等の地層処分研究開発を行っており、
それらの研究成果
に基づく
「知識ベースの開発、知識管理システムの構築」
を目標としています。
瑞浪超地層研究所の見学は、
エレベーターにより地下
深度300mの水平坑道に降り立ち、内部は100mごとに
水平坑道があり、
ガス濃度計、歪み計、地下水の水質測
定計、地震計等の測定機器の運用状況と、超深地層に
おける地震の伝播や万一ガラス固化されステンレス容器
に封入された高濃度放射性廃棄物が漏えいした場合の
地下水への影響・挙動等について調査が行われている
様子の見学を行いました。
Environmental Management Report 2014 35
三
重
大
学
ブ
ラ
ン
ド
の
環
境
教
育
7.環境研究
7.環境研究
環境先進大学、地域の環境研究拠点としての環境研究の推進
■ バイオエンジニアリング国際教育研究センター
大学院医学系研究科・医学部 分子病態学/島岡 要(教授)
平成25年度には361件の研究課題が文部科学省科学研究費助成事業として採択されています。また、
リサーチセン
ターには19研究主題が登録されており、人文社会系、理工系、医学系の環境研究が産学官民との連携により積極的に
推進されています。先進的環境研究の拠点(プラットホーム)
となっている環境研究について紹介します。
■ 国際環境教育研究センター(GECER)中心の文理融合型研究
国際環境教育研究センター/センター長:朴 恵淑(理事・副学長)
部 門 長:山村直紀(工学部准教授)、金子 聡(工学部教授)、坂内正明(地域イノベーション学研究科教授)、
谷口智雅(人文学部特任教授)、若林哲史(工学部准教授)、石川知明(生物資源学部教授)
国際環境教育研究センターがもつ三重大学ブランド力を、新たな環境研究分野への拡大とその役割
国際環境教育研究センターでは、
これまで環境マネジ
メントシステム運用の中で培った三重大学ブランドの環
境活動として、
「環境人財育成プログラム」、
「3R活動」、
「MIEUポイント」と数多くの実績があります。これらは本
学キャンパスを活動範囲とすることが多く、対象者を三重
環
境
研
究
大学生、教職員として行っていました。
平成25年度は、亀山市を拡大のモデル地域の1つとし
ていて、三重大学リサーチセンターの地域ECOシステム
研究センターとも連携しながら「亀山学」の構想をリサー
チしました。
国際環境教育研究センターを介した、文理融合型の研究
「環境配慮」に関して医学研究科は工学系研究科や
医学・工学部・生物資源学の3つの研究科・部局が連
生物資源学研究科と協力し、専門性の垣根を越えて学
携しバイオエンジニアリングの分野で学際的レベルの研
際的・国際的コラボレーションでイノベーションをサポート
究と教育を推進するため、海外パートナーであるカリフォル
するための新たなプラットフォーム構築に取り組んでいます。
インディアナ大学・パデュー大学イ
ニア大サンディエゴ校、
その一例として本年度4月に設立された『バイオエンジニ
ンディアナポリス、ハーバード大学フォーサイス研究所と多
アリング国際教育研究センター』について紹介します。
角的な人材交流と共同研究を推し進めます。このミッショ
環境への配慮と経済成長を両立させながら人類の健
ンを達成するためにセンターの活動は(1)バイオエンジニ
康を増進するためには、医療イノベーションをおこし、新規
アリング共同研究プロジェクトの立ち上げと遂行(2)人材
の付加価値を創出する必要があります。イノベーションは
育成のためのパートナー・ラボへの海外リサーチフェロー
一般には技術革新と邦訳されます。
しかし、
この言葉の生
シップと研究者招聘(3)成果の世界へ発信のための国
みの親であるオーストリアの経済学者ヨゼーフ・シュンペ
際シンポジウムの開催の3つの柱からなります。
ーターによれば、
イノベーションの語源は「新しい組み合わ
本年8月には本学と同様に全米屈指のエコ・フレンドリ
せ」であり、必ずしも技術革新や新発見・発明を意味しま
ーなキャンパスを誇るカリフォルニア大サンディエゴ校と協
せん。従ってイノベーションを起こすためには、医学・生物学・
賛し、バイオエンジニアリング国際シンポジウムをサンディ
工学の異なるディシプリンという垣根を越えた“学際的コ
エゴで開催します。シンポジウムにはセンターのメンバーや
学長のリーダーシップの下、
環境管理と保全事業を統合・
り組みをさらに継続しながら、活動に必要な制度設計など
ラボレーション”と地域での連携を活かしつつ国境という
三重大の学生と海外パートナー大学の教授陣や学生に
発展させた国際環境教育研究の拠点で、本学リサーチ
を学外地域に展開しました。国際環境教育研究センター
垣根を越えた“国際的コラボレーション”、
を同時進行で
加え、内田学長や朴副学長も参加されます。このシンポジ
センターとの連携と強化を併せて実施し、国際環境研究
のセンター構成員である各学部の教授などが、亀山市と
行うことがそれぞれの専門性・強みの間でのシナジーを生み、
ウムをきっかけにさらに学際的・国際的コラボレーションを
と環境教育を充実させます。
の打合せ協議を重ねて三重大学モデルを地域モデルに
数多くの「新しい組み合わせ」に取り組むことが効果的な
加速させていき、
エコ・コンシャスなバイオエンジニアリング
発展させる研究を実施し「亀山モデル」ができました。
アプローチであると考えます。このような学際的コラボレー
研究と人材育成を推進する計画です。
平成25年度は、学内で実施する「スマートキャンパス」
と「MIEUポイント」のエネルギーの可視化による節電取
(P24.オール亀山ポイントへモデル展開)
ションが必要とされる学問領域として近年注目されている
ものの一つが医学・生物学・工学をカバーするバイオエン
地域ECOシステム研究センターの研究
ジニアリングです。三重大学バイオエンジニアリング国際
地域ECOシステム研究センターは、低炭
教育研究センターでは“学部というディシプリンの壁”と“国
素社会の実現に向けた地域社会的行動転
境という国家・文化の壁”を越えたクロスオーバーな共同
換の研究と教育機関としての環境人財養成
研究と人材育成・教育を行います。
プログラムの開発を行う「地域ECOシステム
研究開発」並びに、本学が「環境先進大学」
★
★
の旗印ともなったISO14001環境マネジメン
トシステムを活かし、三重県内の行政や企業
の環境マネジメントの支援や、総合的な地域
づくりの視点から地場製品のECO化、ECO
活動デザインを研究する「地域ECOマネジメ
ントデザイン研究開発」の二本柱で、総合大
学である本学の利点を活かし、持続可能な
地域開発の創造のため分野横断的研究拠
点を目指しています。
バイオエンジニアリング国際シンポジウム準備会議
平成25年度は、
亀山市をモデル地域とした、
地域ECOシステム研究開発に注力し「亀山
学」の構想をリサーチしました。
36 Environmental Management Report 2014
【地域ECOシステム研究センター概要】
バイオエンジニアリング国際教育研究センターの体制と
学際的・国際的コラボレーションを促進するための仕組み
【
】
Environmental Management Report 2014 37
環
境
研
究
7.環境研究
7.環境研究
環境先進大学、地域の環境研究拠点としての環境研究の推進
■ バイオエンジニアリング国際教育研究センター
大学院医学系研究科・医学部 分子病態学/島岡 要(教授)
平成25年度には361件の研究課題が文部科学省科学研究費助成事業として採択されています。また、
リサーチセン
ターには19研究主題が登録されており、人文社会系、理工系、医学系の環境研究が産学官民との連携により積極的に
推進されています。先進的環境研究の拠点(プラットホーム)
となっている環境研究について紹介します。
■ 国際環境教育研究センター(GECER)中心の文理融合型研究
国際環境教育研究センター/センター長:朴 恵淑(理事・副学長)
部 門 長:山村直紀(工学部准教授)、金子 聡(工学部教授)、坂内正明(地域イノベーション学研究科教授)、
谷口智雅(人文学部特任教授)、若林哲史(工学部准教授)、石川知明(生物資源学部教授)
国際環境教育研究センターがもつ三重大学ブランド力を、新たな環境研究分野への拡大とその役割
国際環境教育研究センターでは、
これまで環境マネジ
メントシステム運用の中で培った三重大学ブランドの環
境活動として、
「環境人財育成プログラム」、
「3R活動」、
「MIEUポイント」と数多くの実績があります。これらは本
学キャンパスを活動範囲とすることが多く、対象者を三重
環
境
研
究
大学生、教職員として行っていました。
平成25年度は、亀山市を拡大のモデル地域の1つとし
ていて、三重大学リサーチセンターの地域ECOシステム
研究センターとも連携しながら「亀山学」の構想をリサー
チしました。
国際環境教育研究センターを介した、文理融合型の研究
学長のリーダーシップの下、
環境管理と保全事業を統合・
り組みをさらに継続しながら、活動に必要な制度設計など
発展させた国際環境教育研究の拠点で、本学リサーチ
を学外地域に展開しました。国際環境教育研究センター
センターとの連携と強化を併せて実施し、国際環境研究
のセンター構成員である各学部の教授などが、亀山市と
と環境教育を充実させます。
の打合せ協議を重ねて三重大学モデルを地域モデルに
平成25年度は、学内で実施する「スマートキャンパス」
と「MIEUポイント」のエネルギーの可視化による節電取
発展させる研究を実施し「亀山モデル」ができました。
(P25.オール亀山ポイントへモデル展開)
地域ECOシステム研究センターの研究
「環境配慮」に関して医学研究科は工学系研究科や
医学・工学部・生物資源学の3つの研究科・部局が連
生物資源学研究科と協力し、専門性の垣根を越えて学
携しバイオエンジニアリングの分野で学際的レベルの研
際的・国際的コラボレーションでイノベーションをサポート
究と教育を推進するため、海外パートナーであるカリフォル
するための新たなプラットフォーム構築に取り組んでいます。
ニア大サンディエゴ校、
インディアナ大学・パデュー大学イ
その一例として本年度4月に設立された『バイオエンジニ
ンディアナポリス、ハーバード大学フォーサイス研究所と多
アリング国際教育研究センター』について紹介します。
角的な人材交流と共同研究を推し進めます。このミッショ
環境への配慮と経済成長を両立させながら人類の健
ンを達成するためにセンターの活動は(1)バイオエンジニ
康を増進するためには、医療イノベーションをおこし、新規
アリング共同研究プロジェクトの立ち上げと遂行(2)人材
の付加価値を創出する必要があります。イノベーションは
育成のためのパートナー・ラボへの海外リサーチフェロー
一般には技術革新と邦訳されます。
しかし、
この言葉の生
シップと研究者招聘(3)成果の世界へ発信のための国
みの親であるオーストリアの経済学者ヨゼーフ・シュンペ
際シンポジウムの開催の3つの柱からなります。
ーターによれば、
イノベーションの語源は「新しい組み合わ
本年8月には本学と同様に全米屈指のエコ・フレンドリ
せ」であり、必ずしも技術革新や新発見・発明を意味しま
ーなキャンパスを誇るカリフォルニア大サンディエゴ校と協
せん。従ってイノベーションを起こすためには、医学・生物学・
賛し、バイオエンジニアリング国際シンポジウムをサンディ
工学の異なるディシプリンという垣根を越えた“学際的コ
エゴで開催します。シンポジウムにはセンターのメンバーや
ラボレーション”と地域での連携を活かしつつ国境という
三重大の学生と海外パートナー大学の教授陣や学生に
垣根を越えた“国際的コラボレーション”、
を同時進行で
加え、内田学長や朴副学長も参加されます。このシンポジ
行うことがそれぞれの専門性・強みの間でのシナジーを生み、
ウムをきっかけにさらに学際的・国際的コラボレーションを
数多くの「新しい組み合わせ」に取り組むことが効果的な
加速させていき、
エコ・コンシャスなバイオエンジニアリング
アプローチであると考えます。このような学際的コラボレー
研究と人材育成を推進する計画です。
ションが必要とされる学問領域として近年注目されている
ものの一つが医学・生物学・工学をカバーするバイオエン
ジニアリングです。三重大学バイオエンジニアリング国際
地域ECOシステム研究センターは、低炭
教育研究センターでは“学部というディシプリンの壁”と“国
素社会の実現に向けた地域社会的行動転
境という国家・文化の壁”を越えたクロスオーバーな共同
換の研究と教育機関としての環境人財養成
研究と人材育成・教育を行います。
プログラムの開発を行う「地域ECOシステム
★
★
研究開発」並びに、本学が「環境先進大学」
の旗印ともなったISO14001環境マネジメン
トシステムを活かし、三重県内の行政や企業
の環境マネジメントの支援や、総合的な地域
づくりの視点から地場製品のECO化、ECO
活動デザインを研究する「地域ECOマネジメ
ントデザイン研究開発」の二本柱で、総合大
学である本学の利点を活かし、持続可能な
地域開発の創造のため分野横断的研究拠
点を目指しています。
バイオエンジニアリング国際シンポジウム準備会議
平成25年度は、
亀山市をモデル地域とした、
地域ECOシステム研究開発に注力し「亀山
【地域ECOシステム研究センター概要】
36 Environmental Management Report 2014
【
】
バイオエンジニアリング国際教育研究センターの体制と
学際的・国際的コラボレーションを促進するための仕組み
学」の構想をリサーチしました。
Environmental Management Report 2014 37
環
境
研
究
7.環境研究
8.環境コミュニケーション
■ 再生エネルギーを通じた地域貢献をめざして
教職員の社会貢献活動
三重大学伊賀研究拠点/加藤 進(社会連携特任教授)、久松 眞(特任教授)、吉岡 基(理事)
本学における教職員の社会貢献活動を表す指標として、
三重大学伊賀研究拠点は、平成21年4月に、高等教育機関
図2は開設時か
のもつノウハウを通して、伊賀市民の文化的啓発、地域環境保
らのBDF月間製造
全、地域産業との共同研究の促進、既存産業の高度化やイノ
量の変化です。現
ベーション等による新産業創出を進めるために開設され、
さまざ
在 は 、約 8 0 0 ∼
まな地域密着型の研究や技術相談に取り組んでいます。また、
1,000L/月の間で
人材育成を目指した地域貢献事業として、高校生を対象にサイ
推移しており、
その
エンスパートナシッププログラム
(SPP)
や伊賀市教育研究会(理
積 算 製 造 量は約
★
科部会)の支援等を実施しています。
37kL(H26.6現在)
一方、研究事業の
中で伊賀市の推進す
る「バイオマスタウン
に 達 し まし た 。
廃食用油
構想」を技術的に支
援することも重要なミ
ッションの一つとなっ
ています。特にこの構
想の中 核をなす「 菜
環
境
研
究
の花プロジェクト」で
は学校給食センター
等から排出される廃
食用油を原料にして
アルカリ触媒法(図1)
エステル化
反応
【図2:BDF製造量の推移】
価委員会、
リサイクル製品認定委員会などの委員の兼
分かります。研究面においては県内外、官民に関係なく
任件数を調査した結果を表1に示します。また、環境関
幅広く社会貢献活動を活発に展開していることが分かり
連共同研究・受託研究・受託事業の研究相手方の延
ます。
〈表1〉各学部教職員の環境関連委員会・研究員参画数
学部
人文学部
教育学部
医学部
工学部
生物資源学部
地域イノベーション学
研究科
その他
合計
燃料です。BDFの品質に関しては酸価(AV)、純度、
トリグリセ
件数
8
16
7
47
60
5
30
173
グしています。水分量が400∼700ppmと、基準値(500ppm)
副生
グリセリン
り、本BDF使用に起因するトラブルは発生していません。なお、
ライド、水分量、密度(15℃)および動粘度(40℃)
をモニタリン
よりもやや高いですが、他の項目はおおむね基準値の範囲にあ
伊賀市では軽油とBDFを混合するのではなく、100%のBDFを
参画先
参画先
省庁
三重県
他県
件数
8
62
7
三重県内市町 他県市町村 各種法人
46
29
4
企業
大学
その他
合計
14
0
3
173
燃料として利用しています。
洗浄
廃水
脱水工程
ところで、
日本で燃料として使用される化石燃料は約6,000
万KL/年といわれ、BDFの製造量ポテンシャル(0.4万KL/年)
を
用いても寄与率は微々たるものです。
しかし、地域・用途を伊賀
市・農業系に限定すると市内で使用する農業系化石燃料の
2%近くを製造したBDFでまかなえることが推定され、
まさに「エ
料(BDF)
を製造して
ネルギーの地産・地消の世界」が見えてきます。BDF使用に基
★
BDF
づくCO2削減量は約30t-CO2/年と推定されます。
この伊賀版BDF製
本研究拠点に設置した伊賀市のBDF製造機は製造能力が
ーの地産・地消、②廃
しかし、東日本大震災時では化石燃料が直ちに枯渇し、東京か
食料油のリサイクル、③CO 2の削減といった利点があります。
らNPOが持参したBDFが脚光をあびたとも聞いています。私た
図1の工程からも明らかなように、純度の高いBDFを精製するた
ちも、遠からぬ将来の東南海地震等に向けて非常エネルギー
めに、
エステル化反応で合成した粗BDFを温水洗浄する工程
の確保・備蓄は喫緊の課題です。もし、200LのBDF(半年程
が必須です。同時にエステ
度は冷暗所保存可能)
と小型発電機が備蓄されていれば支援
造事業は①エネルギ 【図1:アルカリ触媒法による
BDF製造工程】
★
100L/バッチと小さないわゆる「コミニティスケール」の製造機です。
ル化反応の副産物として
を座して待つことなく、被害の状態等を携帯端末等にて積極的
グリセリンが生成されます。
に発信することができ、結果として受ける「支援の質」の向上が
研究を始めたころは高濃
期待されます。また、震災で避難所において食料の次に必要と
度の油分がエマルジョン化
なるものが「暖」や「あかり」の確保です。私たちは、製造された
した洗浄廃水の処理と純
BDFはこのような簡易燃料としての利用価値があると考え、現在、
度の低い副生グリセリンの
安全性に重点を置いた研究を進めています。
★
★
処理が関係者の悩みの種
菜の花プロジェクトでは休耕田にナタ
でした。
しかし、燃料費が高騰している現在、副生グリセリンは有
ネを植え、6∼7月に収穫し、化学薬品を
価物に変身し、重油等と混合し補助燃料として熱回収利用さ
用いた抽出工程を経ないプレス搾油しま
れ問題は解決しています。また、国内BDF製造所の大部分は、
すので、
昔懐かしい油の「におい」がします。
同様の湿式法を採用しており、廃水が原因で付近住民とのトラ
現在、テンプラ油とエキストラバージンオ
ブルがあると聞いています。本研究拠点では長年の研究により
イルの2種類が製造・販売され、
いずれも
安価かつ迅速にこのエマルジョン含有廃水を塩析によって水
高価ですが、「ドレッシングに最適」等の
層と油(BDF)層の分離に成功し、廃水を浄化するプロセスを
非常に高い評判を得ています。皆さんも
開発し、現在、実証稼働しています。
伊賀産バージン油を使ってみてください。
★
38 Environmental Management Report 2014
関連委員会などにおいて専門知識を提供していることが
BDFの主な用途は菜の花プロジェクトで利用する農業機械の
KOHと
メタノール
中和・
温水洗浄
BDF製造機
各教員の県や市町村などの環境審議会、環境影響評
べ件数を表2に示しました。これらのデータから、各学部と
でバイオディーゼル燃
います。
も学部の特色や専門性を活かし、特に県内における環境
〈表2〉各学部教職員の環境関連共同研究・受託研究・受託事業数
学部
人文学部
教育学部
医学部
工学部
生物資源学部
その他
合計
件数
0
3
6
47
44
11
111
研究相手方
研究相手方
国・省庁
件数
2
声
公共団体(県内) 公共団体(県外) 独立行政法人 企業(県内) 企業(県外)
10
6
18
22
45
その他
合計
8
111
● 産学官連携地域産業創造センター「ゆめテクノ伊賀」
当センターは、伊賀地域の産業振興と文化力の向上を目指し、国と伊賀市の補助を受け、財団
法人伊賀市文化都市協会が建設しました。産学官が連携して「環境・食・文化」に関する新産業
の育成を図るほか、大学関係者等が企業や農林商工業者などと共に研究することにより人材育成
につなげ、小・中・高校生への教育活動を通して後継人材を育てるなど、伊賀地域の活性化を図っ
ています。
①研究開発機能としては、研究室7室、照明実験室、低温実験室、付属温室を活用し、産学官
連携の研究プロジェクトを実施するほか、企業が大学などと共同研究します。大企業や大学の持つ
優れたシーズを地域の中小・ベンチャー企業が活用して事業化することや、農商工連携の強化によ
伊賀市副市長
り新たな産業の展開を図ります。②インキュベーション機能としては、起業家を支援するインキュベー
財団法人伊賀市文化都市協会
副理事長
ション室5室(一部細分室化)
を設け、常駐のインキュベーションマネジャー等の支援を受けることが
辻上 浩司
ナタネオイル
できます。③人材育成機能としては、
テクノホールや分析室を活用したセミナーや研修会、研究者
間の交流などが行われています。
Environmental Management Report 2014 39
環
境
コ
ミ
ュ
ニ
ケ
ー
シ
ョ
ン
7.環境研究
8.環境コミュニケーション
■ 再生エネルギーを通じた地域貢献をめざして
教職員の社会貢献活動
三重大学伊賀研究拠点/加藤 進(社会連携特任教授)、久松 眞(特任教授)、吉岡 基(理事)
本学における教職員の社会貢献活動を表す指標として、
三重大学伊賀研究拠点は、平成21年4月に、高等教育機関
図2は開設時か
各教員の県や市町村などの環境審議会、環境影響評
関連委員会などにおいて専門知識を提供していることが
のもつノウハウを通して、伊賀市民の文化的啓発、地域環境保
らのBDF月間製造
全、地域産業との共同研究の促進、既存産業の高度化やイノ
量の変化です。現
価委員会、
リサイクル製品認定委員会などの委員の兼
分かります。研究面においては県内外、官民に関係なく
ベーション等による新産業創出を進めるために開設され、
さまざ
在 は 、約 8 0 0 ∼
任件数を調査した結果を表1に示します。また、環境関
幅広く社会貢献活動を活発に展開していることが分かり
まな地域密着型の研究や技術相談に取り組んでいます。また、
1,000L/月の間で
連共同研究・受託研究・受託事業の研究相手方の延
ます。
人材育成を目指した地域貢献事業として、高校生を対象にサイ
推移しており、
その
エンスパートナシッププログラム
(SPP)
や伊賀市教育研究会(理
積 算 製 造 量は約
科部会)の支援等を実施しています。
37kL(H26.6現在)
★
一方、研究事業の
中で伊賀市の推進す
る「バイオマスタウン
に 達 し まし た 。
廃食用油
KOHと
メタノール
構想」を技術的に支
援することも重要なミ
ッションの一つとなっ
ています。特にこの構
エステル化
反応
副生
グリセリン
想の中 核をなす「 菜
環
境
研
究
も学部の特色や専門性を活かし、特に県内における環境
の花プロジェクト」で
は学校給食センター
アルカリ触媒法(図1)
BDFの主な用途は菜の花プロジェクトで利用する農業機械の
学部
人文学部
教育学部
医学部
工学部
生物資源学部
地域イノベーション学
研究科
その他
合計
燃料です。BDFの品質に関しては酸価(AV)、純度、
トリグリセ
件数
8
16
7
47
60
5
30
173
ライド、水分量、密度(15℃)および動粘度(40℃)
をモニタリン
グしています。水分量が400∼700ppmと、基準値(500ppm)
よりもやや高いですが、他の項目はおおむね基準値の範囲にあ
脱水工程
万KL/年といわれ、BDFの製造量ポテンシャル(0.4万KL/年)
を
用いても寄与率は微々たるものです。
しかし、地域・用途を伊賀
市・農業系に限定すると市内で使用する農業系化石燃料の
2%近くを製造したBDFでまかなえることが推定され、
まさに「エ
ネルギーの地産・地消の世界」が見えてきます。BDF使用に基
BDF
づくCO2削減量は約30t-CO2/年と推定されます。
この伊賀版BDF製
造事業は①エネルギ 【図1:アルカリ触媒法による
BDF製造工程】
本研究拠点に設置した伊賀市のBDF製造機は製造能力が
100L/バッチと小さないわゆる「コミニティスケール」の製造機です。
ーの地産・地消、②廃
しかし、東日本大震災時では化石燃料が直ちに枯渇し、東京か
食料油のリサイクル、③CO 2の削減といった利点があります。
らNPOが持参したBDFが脚光をあびたとも聞いています。私た
図1の工程からも明らかなように、純度の高いBDFを精製するた
ちも、遠からぬ将来の東南海地震等に向けて非常エネルギー
めに、
エステル化反応で合成した粗BDFを温水洗浄する工程
の確保・備蓄は喫緊の課題です。もし、200LのBDF(半年程
★
が必須です。同時にエステ
度は冷暗所保存可能)
と小型発電機が備蓄されていれば支援
ル化反応の副産物として
を座して待つことなく、被害の状態等を携帯端末等にて積極的
グリセリンが生成されます。
に発信することができ、結果として受ける「支援の質」の向上が
研究を始めたころは高濃
期待されます。また、震災で避難所において食料の次に必要と
★
★
BDF製造機
参画先
参画先
省庁
三重県
他県
件数
8
62
7
三重県内市町 他県市町村 各種法人
企業
大学
その他
合計
14
0
3
173
り、本BDF使用に起因するトラブルは発生していません。なお、
ところで、
日本で燃料として使用される化石燃料は約6,000
洗浄
廃水
★
料(BDF)
を製造して
〈表1〉各学部教職員の環境関連委員会・研究員参画数
46
4
29
燃料として利用しています。
中和・
温水洗浄
でバイオディーゼル燃
います。
【図2:BDF製造量の推移】
伊賀市では軽油とBDFを混合するのではなく、100%のBDFを
等から排出される廃
食用油を原料にして
べ件数を表2に示しました。これらのデータから、各学部と
〈表2〉各学部教職員の環境関連共同研究・受託研究・受託事業数
学部
人文学部
教育学部
医学部
工学部
生物資源学部
その他
合計
件数
0
3
6
47
44
11
111
研究相手方
研究相手方
国・省庁
件数
2
声
公共団体(県内) 公共団体(県外) 独立行政法人 企業(県内) 企業(県外)
10
6
18
22
45
その他
合計
8
111
● 産学官連携地域産業創造センター「ゆめテクノ伊賀」
当センターは、伊賀地域の産業振興と文化力の向上を目指し、国と伊賀市の補助を受け、財団
度の油分がエマルジョン化
なるものが「暖」や「あかり」の確保です。私たちは、製造された
した洗浄廃水の処理と純
BDFはこのような簡易燃料としての利用価値があると考え、現在、
の育成を図るほか、大学関係者等が企業や農林商工業者などと共に研究することにより人材育成
度の低い副生グリセリンの
安全性に重点を置いた研究を進めています。
につなげ、小・中・高校生への教育活動を通して後継人材を育てるなど、伊賀地域の活性化を図っ
法人伊賀市文化都市協会が建設しました。産学官が連携して「環境・食・文化」に関する新産業
処理が関係者の悩みの種
菜の花プロジェクトでは休耕田にナタ
でした。
しかし、燃料費が高騰している現在、副生グリセリンは有
ネを植え、6∼7月に収穫し、化学薬品を
価物に変身し、重油等と混合し補助燃料として熱回収利用さ
用いた抽出工程を経ないプレス搾油しま
連携の研究プロジェクトを実施するほか、企業が大学などと共同研究します。大企業や大学の持つ
れ問題は解決しています。また、国内BDF製造所の大部分は、
すので、
昔懐かしい油の「におい」がします。
優れたシーズを地域の中小・ベンチャー企業が活用して事業化することや、農商工連携の強化によ
同様の湿式法を採用しており、廃水が原因で付近住民とのトラ
現在、テンプラ油とエキストラバージンオ
ブルがあると聞いています。本研究拠点では長年の研究により
イルの2種類が製造・販売され、
いずれも
安価かつ迅速にこのエマルジョン含有廃水を塩析によって水
高価ですが、「ドレッシングに最適」等の
層と油(BDF)層の分離に成功し、廃水を浄化するプロセスを
非常に高い評判を得ています。皆さんも
開発し、現在、実証稼働しています。
伊賀産バージン油を使ってみてください。
★
38 Environmental Management Report 2014
ています。
①研究開発機能としては、研究室7室、照明実験室、低温実験室、付属温室を活用し、産学官
伊賀市副市長
り新たな産業の展開を図ります。②インキュベーション機能としては、起業家を支援するインキュベー
財団法人伊賀市文化都市協会
副理事長
ション室5室(一部細分室化)
を設け、常駐のインキュベーションマネジャー等の支援を受けることが
辻上 浩司
ナタネオイル
できます。③人材育成機能としては、
テクノホールや分析室を活用したセミナーや研修会、研究者
間の交流などが行われています。
Environmental Management Report 2014 39
環
境
コ
ミ
ュ
ニ
ケ
ー
シ
ョ
ン
8.環境コミュニケーション
8.環境コミュニケーション
地域環境教育への貢献
環境関連活動・シンポジウム
■ 町屋海岸の海浜植物モニタリング
スマートコミュニティJAPAN 2013 に出展
教育学部 理科教育講座/平山大輔(准教授)
平成25年5月29日から31日の3日間、東京ビッグサイト
本学に隣接する町屋海岸は、昭和53年には「栗真町
屋町の海浜砂丘植生」として環境庁(当時)の特定植
物群落に指定されたほどの自然豊かな浜でしたが、後に
その指定は取り消されました。海浜植物の保全には、
まず
植物相や群落構造を明らかにする必要があります。本研
究室は、平成23年4月∼平成24年9月まで、
月1回、町屋
海岸に出現する植物のモニタリングを行いました。
モニタリングの結果、98種の植物を記録し、
このうち10
種が日本の海浜植物に該当しました。その中には、三重
県の準絶滅危惧種のハマニガナ(キク科)
と絶滅危惧II
類のビロードテンツキ(カヤツリグサ科)
もありました。昭
和53年の調査で記録された海浜植物のうち、
タチスズシ
ロソウ(アブラナ科)
と秋の七草のひとつでもあるカワラ
ナデシコ(ナデシコ科)の2種は今回確認できず、
この約
40年の間に町屋海岸から消失した可能性が高いことが
環
境
コ
ミ
ュ
ニ
ケ
ー
シ
ョ
ン
示されました。
町屋海岸が特定植物群落に指定されていたのは遠い
昔の話です。最近では砂浜がやせ細りつつあることも指
摘されています。一方で、今回の調査により、部分的には
良好な海浜の姿をとどめていることも明らかになりました。
これには、地域の方々と本学の学生が中心となり継続し
ている環境保全活動の寄与も大きいと思います。町屋
海岸が生き物の豊かな海浜として未来に残るように、
モ
ニタリングを継続したいと考えています。
キャンパスの東側に広がる町屋海岸
県の準絶滅危惧種ハマニガナ(キク科)
ん食育推進事業「教育ファーム推進事業」のモデル実
日本人の食生活に関係深い作物の栽培、収穫や農産
証地区に認定されたのを契機に、子供たちへの農・食の
加工などの体験授業を14回行い、延べ419名の児童、
関心を高める取り組みに本格的に着手しました。平成21
生徒が活動に取り組みました。
紙に何度か取り上げられました。
ム推進事業を展開しています。
活動の様子
験 内 容
また、当イベントでは経済産業省からの講演依頼によ
三重大学スマートキャンパス実証事業の報告
(H25.5.31)
三重大学ブース
(H25.5.29)
成長を見守りました。
のカーテンを実施しました。緑のカーテンは、
「自然と調和
6月下旬には、一般の方や教職員・学生を対象に「ゴ
した地球温暖化対策として植物による冷房負荷の低減
ーヤを育てる!楽しむ!食べる!」をテーマに「緑のカーテン
と温室効果ガスの吸収を行うと共に視覚的な環境保全
講習会」を実施しました。成長したゴーヤを学長、理事お
意識の向上を図ること」を目的として、環境管理推進セン
よび環境ISO学生委員会が収穫し、収穫したゴーヤが調
ターが取り組みました。
理され、役員会で試食しました。
環
境
コ
ミ
ュ
ニ
ケ
ー
シ
ョ
ン
緑のカーテンは全長32mあり、5月下旬に苗を植え付け、
平成25年12月11日から13日まで東京ビッグサイトで行
ミカン狩り 1年生(H25.11.25)
パン作り 2年生(H25.11.11)
また、参加児童にも極めて好評なうちに6年を経過し、
講習会(屋外)
収穫
告書2013」
(冊子およびCD)
とエコバックを配布しました。
われた日本最大級の環境展示会「エコプロダクツ2013」
会場には本学の卒業生、一般企業の方、環境に関心の
に本学が大学・教育機関コーナーにブース展示を行いま
ある他大学関係者および本学の関係者の方々が来場し
した。
ました。また、
プレゼンテーションステージにおいて、本学
世界一の「環境先進大学」を目指す本学は、環境に
の朴 恵淑理事・副学長が『「世界一の環境先進大学」
関する取り組みと本学との共同研究で開発された環境
を目指す三重大学の取り組み』
と題し、講演を行いました。
に関連する商品などの展示とパネルで紹介し、
「環境報
小学校では収穫したもち米を使い地域の人達に振る舞う
餅つき集会が行われたり、収穫した作物を使う給食の献
ースには延べ1,000名以上の見学者が訪れました。
エコプロダクツ2013に出展
コンセプト
茶摘み・製茶、
稲作(田植え、稲刈り、脱穀)、 農や食への
サツマイモ
(定植、観察、収穫)、
関心を高める
牛(観察、世話)
来場者は3日間通して約42,000名以上あり、本学のブ
講習会
◎自然の中で育まれる ミカン収穫・試食、パン、
小学校 生命を観察
大豆(播種、枝豆収穫・試食、 農や食を
低学年 ◎作業の部分的体験、 大豆収穫、豆腐作り) 五感で感じる
試食
◎農作業体験
小学校 (1作目につき
高学年 2作業以上)
◎作業現場の見学
減成果の発表などを映像・パネル化し、展示しました。
教育ファームの取り組みは、地域の注目を集め新聞各
で三重大学教育ファーム推進協議会を設け、教育ファー
体
トキャンパス実証事業の概要や各設備の内容、CO 2削
★
平成25年度は小学校2校を対象に稲、野菜、果樹など
対象
ティJAPAN 2013」が開催されました。本学からはスマー
平成25年度に環境・情報科学館の西側の全面に緑
附帯施設農場では、平成20年度に農林水産省にっぽ
プログラム
と実績報告を行いました。
環境・情報科学館の緑のカーテン
■ 三重大学教育ファーム
年度からは津市教育委員会、
JA、参加小中学校との間
にて、
スマートグリッド展などを構成とした「スマートコミュニ
り坂内正明教授が、
スマートキャンパス実証事業の説明
枝豆収穫 3年生(H25.10.29)
製茶 4年生(H25.7.11)
田植え 4、5年生(H25.5.21)
サツマイモ収穫 6年生(H25.10.10)
立を児童が中心となって考えたりし、活動による意義が目
にみえる形で現れています。
さらに、
自然に触れることにより農と食への関心を高め
るだけでなく、生物や環境への保護意識の向上にも貢献
しています。
40 Environmental Management Report 2014
ブース展示状況
朴理事・副学長のプレゼンテーション
大学関係者の記念撮影
Environmental Management Report 2014 41
8.環境コミュニケーション
8.環境コミュニケーション
地域環境教育への貢献
環境関連活動・シンポジウム
■ 町屋海岸の海浜植物モニタリング
スマートコミュニティJAPAN 2013 に出展
教育学部 理科教育講座/平山大輔(准教授)
平成25年5月29日から31日の3日間、東京ビッグサイト
本学に隣接する町屋海岸は、昭和53年には「栗真町
屋町の海浜砂丘植生」として環境庁(当時)の特定植
物群落に指定されたほどの自然豊かな浜でしたが、
その
後の環境悪化によりその指定が取り消されました。海浜
植物の保全には、
まず植物相や群落構造を明らかにしな
ければなりません。本研究室では、町屋海岸(2.8 km)の
調査を、平成23年4月∼平成24年9月まで、
月1回、植物
種および各個体の開花結実の有無のモニタリングを行
いました。
モニタリングの結果、98種の植物を記録し、
このうち日
本の海浜植物に該当する植物は10種ありました。その中
には、準絶滅危惧種のハマニガナ(キク科)
と絶滅危惧II
類のビロードテンツキ(カヤツリグサ科)
を確認しました。
昭和53年の調査で記録された海浜植物は11種でしたが、
カワラナデシコ
(ナデシコ科)
と県の絶滅危惧IA類のタチ
環
境
コ
ミ
ュ
ニ
ケ
ー
シ
ョ
ン
スズシロソウ
(アブラナ科)の2種は確認できず、
この約40
年の間に町屋海岸から消失した可能性が高いことが示
されましたが、今回新たに記録されたもの(ビロードテンツ
キ)
もありました。
また、最近では砂浜が徐々にやせ細りつつあることも
指摘されていますが、今回の調査で部分的には良好な海
浜の姿をとどめていることも明らかになりました。これには、
地域住民の方々と本学の学生が中心となって継続して
いる環境保全活動も大きく寄与していると思われます。
キャンパスの東側に広がる町屋海岸
県の準絶滅危惧種ハマニガナ(キク科)
ん食育推進事業「教育ファーム推進事業」のモデル実
日本人の食生活に関係深い作物の栽培、収穫や農産
証地区に認定されたのを契機に、子供たちへの農・食の
加工などの体験授業を14回行い、延べ419名の児童、
関心を高める取り組みに本格的に着手しました。平成21
生徒が活動に取り組みました。
紙に何度か取り上げられました。
ム推進事業を展開しています。
活動の様子
験 内 容
また、当イベントでは経済産業省からの講演依頼によ
三重大学スマートキャンパス実証事業の報告
(H25.5.31)
三重大学ブース
(H25.5.29)
成長を見守りました。
のカーテンを実施しました。緑のカーテンは、
「自然と調和
6月下旬には、一般の方や教職員・学生を対象に「ゴ
した地球温暖化対策として植物による冷房負荷の低減
ーヤを育てる!楽しむ!食べる!」をテーマに「緑のカーテン
と温室効果ガスの吸収を行うと共に視覚的な環境保全
講習会」を実施しました。成長したゴーヤを学長、理事お
意識の向上を図ること」を目的として、環境管理推進セン
よび環境ISO学生委員会が収穫し、収穫したゴーヤが調
ターが取り組みました。
理され、役員会で試食しました。
環
境
コ
ミ
ュ
ニ
ケ
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シ
ョ
ン
緑のカーテンは全長32mあり、5月下旬に苗を植え付け、
平成25年12月11日から13日まで東京ビッグサイトで行
ミカン狩り 1年生(H25.11.25)
パン作り 2年生(H25.11.11)
また、参加児童にも極めて好評なうちに6年を経過し、
講習会(屋外)
収穫
告書2013」
(冊子およびCD)
とエコバックを配布しました。
われた日本最大級の環境展示会「エコプロダクツ2013」
会場には本学の卒業生、一般企業の方、環境に関心の
に本学が大学・教育機関コーナーにブース展示を行いま
ある他大学関係者および本学の関係者の方々が来場し
した。
ました。また、
プレゼンテーションステージにおいて、本学
世界一の「環境先進大学」を目指す本学は、環境に
の朴 恵淑理事・副学長が『「世界一の環境先進大学」
関する取り組みと本学との共同研究で開発された環境
を目指す三重大学の取り組み』
と題し、講演を行いました。
に関連する商品などの展示とパネルで紹介し、
「環境報
小学校では収穫したもち米を使い地域の人達に振る舞う
餅つき集会が行われたり、収穫した作物を使う給食の献
ースには延べ1,000名以上の見学者が訪れました。
エコプロダクツ2013に出展
コンセプト
茶摘み・製茶、
稲作(田植え、稲刈り、脱穀)、 農や食への
サツマイモ
(定植、観察、収穫)、
関心を高める
牛(観察、世話)
来場者は3日間通して約42,000名以上あり、本学のブ
講習会
◎自然の中で育まれる ミカン収穫・試食、パン、
小学校 生命を観察
大豆(播種、枝豆収穫・試食、 農や食を
低学年 ◎作業の部分的体験、 大豆収穫、豆腐作り) 五感で感じる
試食
◎農作業体験
小学校 (1作目につき
高学年 2作業以上)
◎作業現場の見学
減成果の発表などを映像・パネル化し、展示しました。
教育ファームの取り組みは、地域の注目を集め新聞各
で三重大学教育ファーム推進協議会を設け、教育ファー
体
トキャンパス実証事業の概要や各設備の内容、CO 2削
★
平成25年度は小学校2校を対象に稲、野菜、果樹など
対象
ティJAPAN 2013」が開催されました。本学からはスマー
平成25年度に環境・情報科学館の西側の全面に緑
附帯施設農場では、平成20年度に農林水産省にっぽ
プログラム
と実績報告を行いました。
環境・情報科学館の緑のカーテン
■ 三重大学教育ファーム
年度からは津市教育委員会、
JA、参加小中学校との間
にて、
スマートグリッド展などを構成とした「スマートコミュニ
り坂内正明教授が、
スマートキャンパス実証事業の説明
枝豆収穫 3年生(H25.10.29)
製茶 4年生(H25.7.11)
田植え 4、5年生(H25.5.21)
サツマイモ収穫 6年生(H25.10.10)
立を児童が中心となって考えたりし、活動による意義が目
にみえる形で現れています。
さらに、
自然に触れることにより農と食への関心を高め
るだけでなく、生物や環境への保護意識の向上にも貢献
しています。
40 Environmental Management Report 2014
ブース展示状況
朴理事・副学長のプレゼンテーション
大学関係者の記念撮影
Environmental Management Report 2014 41
8.環境コミュニケーション
8.環境コミュニケーション
環境関連機関・他大学とのコミュニケーション
部・サークルの環境活動
他大学からの訪問調査
ピアサポーター学生委員会
★
以下の大学から、環境活動および運営などについて訪問調査があり、意見交換や交流を行いました。
日付
平成25年11月8日
訪問大学
金沢大学
訪問者
木村茂夫 施設環境計画課長ほか2名
平成25年11月8日
立命館大学
小林達也 学生部職員ほか2名
平成25年11月25日 福井大学
ピアサポーター学生委員会は、平成25年度の環境活
動として学内の景観美化を目指し「共通教育棟1号館前
の自転車整理」に取り組みました。
本学はキャンパスが広く、
自転車を利用する学生が多く、
福原輝幸 教授・統括環境責任者ほか4名
平成26年2月21日
千葉大学
永島政則 整備環境課長ほか職員1名と
環境ISO事務局特任研究員と学生3名
平成26年2月27日
大阪府立大学 北田博昭 総合戦略課参与ほか学生10名
大阪府立大学
ました。
この活動を進めていく中で駐輪マナーの改善も見ら
れました。共通教育事務職員や委員会メンバーが実際
に身体を動かして整理、誘導を行うことで学生への意識
く、特に共通教育棟は全学部の学生が授業で利用する
づけになったの
こから、
自転車の数が多く駐輪マナーが問題視されてきま
ではないかと思
した。そこでピアサポーター学生委員会は、共通教育事
います 。この 活
務室と協力し自転車の整理、誘導を行いました。休憩時
動を今後も継続
間に委員会のメンバーが駐輪場に立ち、
自転車で来た学
したいと考えてい
生を空いているスペースまで誘導したり、列からはみ出し
ます。
ている自転車を並べ直したりしてスペースの確保に努め
千葉大学
金沢大学
福井大学
立命館大学
包括連携の協定をする学校法人立命館大学へ、三重大学のペーパーレス活動を紹介
環
境
コ
ミ
ュ
ニ
ケ
ー
シ
ョ
ン
平成25年12月17日に、立命館大学びわこ・くさつキャ
ンパスにて開催された、第5回シンポジウム 「−立命館を
変える、未来に繋ぐ−“ペーパーレスの可能性”」
(主催:
立命館地球環境委員会、共催:立命館サステイナビリテ
ィ学研究センター)において、本学のペーパーレス実践活
動の「教授会などの会議資料ペーパーレス化」や「事務
情報のデジタル化によるペーパーレス化推進」も事例紹
介し、
その後に開催された、
「立命館ペーパーレスの可能
性」徹底討論会の話題提供となりました。これに先立ち、
11月8日に立命館大学の職員が本学を訪れ、本学の環
境教育や学生による環境取り組み、学内のペーパーレス
の取り組みなどのヒヤリングがありました。
なお、本学と、立命館大学、
さらに志摩市を含めた三者
間において、個々の連携事業について推進、具体化して
いくことを目指していくために、平成25年8月28日、立命館
大学朱雀キャンパスにおいて包括連携の協定締結式が
行われました。
包括連携の協定締結式
(左より)大口志摩市市長、内田学長、川口立命館大学総長
(H25.8.28)
スマートキャンパス現地見学会の開催
他大学やさまざまな企業から、
スマートキャンパスの設
備の見学依頼により、平成25年度には現地見学会をほ
ぼ毎月実施しました。
また、
スマートキャンパスは環境
教育にも活用しています。平成25
ガスコージェネレーション設備での説明
(H25.10.24)
42 Environmental Management Report 2014
風車タワーの中を見学する子供たち
(H25.10.24)
駐輪場での自転車の整理
三重大学災害ボランティア支援団体(MUS-net)
私たちMUS-net(マスネット)
は平成23年3月11日の東
私たちは、それだけでなく、ESD(Educational for
日本大震災をきっかけに、平成23年11月に学生を中心に
Sustainable Development:持続可能な開発のため
発足しました。主に、本学の災害ボランティアへ参加する
の教育)の基本的な考え方「防災学習」として活動を展
環境を整え、東北や被災されて困っている地域に「何か
開しようと考えています。環境学習とともに、防災教育
したい、力になりたい!」と考えている学生たちを支援して
に力を入れ、ひと
必要な力を届けること、
それとともに、本学の防災意識の
りでも 多くの 学
向上を目指して活動しています。とくに、地震体験や煙体
生に防災意識を
験、非常食の試食など、学内の防災啓発に力を入れて取
もってもらい、具
り組んできました。
体的に行動に移
環境活動としても、平成24年の台風による豪雨災害
せるような 環 境
で発生した海水浴場のごみなどを地域のボランティアの
づくりを目指して
皆様と一緒に清掃し、海水浴ができる状態まできれいに
います。
しました。
福島の子供たちを迎えてソーラーカー作り
(環境学習)
(H25.8)
学祭実行委員会
年度は、
スマートキャンパスの説明と現地見学を一緒にし
た環境教育を実施しました。
◎ 三重大学
環境教育実践(MIEUポイント)受講の学生約40名
◎ 三重短期大学
「環境とエネルギー」受講の学生約30名
◎ 津市立北立誠小学校
4年生児童約40名
◎ 津市主催「新エネルギー学習会」
津市の親子20組
スマートキャンパスは設備運用をして省エネルギーを図
るだけではなく、今後も環境教育に有効活用していきます。
私たちエコ担当は本学で「環境に優しい大学祭」を目
に大学祭でエコブースを出展する予定です。また、大学祭
指し先進的に取り組んでいます。主に平成25年度は大
以外でも、工場に見学に行くことで私たち自身リサイクル
学祭で構内の各場所にごみ箱を設置し、各団体と協力し
に関して学習をします。平成26年度も環境に配慮した大
て分別したごみをリサイクル化しました。また、
リサイクルト
学祭が実現でき
レイの推進、販売も行いエコを広める活動を中心に行い
るよう頑張りたい
ました。このトレイはP&Pトレイといい、汚れた表面のフィ
と思います。
★
ルムをはがし本体を100%リサイクルするタイプのトレイを
使用しています。平成26年度も同様に使用済み油を回
収したり、大学祭が衛生面を安全に保つために消毒液
の利用を推進したり、構内の清掃を行います。そして、
エ
コの活動やごみのリサイクルについて理解してもらうため
大学祭でのごみ分別収集
Environmental Management Report 2014 43
環
境
コ
ミ
ュ
ニ
ケ
ー
シ
ョ
ン
8.環境コミュニケーション
8.環境コミュニケーション
環境関連機関・他大学とのコミュニケーション
部・サークルの環境活動
他大学からの訪問調査
ピアサポーター学生委員会
★
以下の大学から、環境活動および運営などについて訪問調査があり、意見交換や交流を行いました。
日付
平成25年11月8日
訪問大学
金沢大学
訪問者
木村茂夫 施設環境計画課長ほか2名
平成25年11月8日
立命館大学
小林達也 学生部職員ほか2名
平成25年11月25日 福井大学
ピアサポーター学生委員会は、平成25年度の環境活
動として学内の景観美化を目指し「共通教育棟1号館前
の自転車整理」に取り組みました。
本学はキャンパスが広く、
自転車を利用する学生が多く、
福原輝幸 教授・統括環境責任者ほか4名
平成26年2月21日
千葉大学
永島政則 整備環境課長ほか職員1名と
環境ISO事務局特任研究員と学生3名
平成26年2月27日
大阪府立大学 北田博昭 総合戦略課参与ほか学生10名
大阪府立大学
ました。
この活動を進めていく中で駐輪マナーの改善も見ら
れました。共通教育事務職員や委員会メンバーが実際
に身体を動かして整理、誘導を行うことで学生への意識
く、特に共通教育棟は全学部の学生が授業で利用する
づけになったの
こから、
自転車の数が多く駐輪マナーが問題視されてきま
ではないかと思
した。そこでピアサポーター学生委員会は、共通教育事
います 。この 活
務室と協力し自転車の整理、誘導を行いました。休憩時
動を今後も継続
間に委員会のメンバーが駐輪場に立ち、
自転車で来た学
したいと考えてい
生を空いているスペースまで誘導したり、列からはみ出し
ます。
ている自転車を並べ直したりしてスペースの確保に努め
千葉大学
金沢大学
福井大学
立命館大学
包括連携の協定をする学校法人立命館大学へ、三重大学のペーパーレス活動を紹介
環
境
コ
ミ
ュ
ニ
ケ
ー
シ
ョ
ン
平成25年12月17日に、立命館大学びわこ・くさつキャ
ンパスにて開催された、第5回シンポジウム 「−立命館を
変える、未来に繋ぐ−“ペーパーレスの可能性”」
(主催:
立命館地球環境委員会、共催:立命館サステイナビリテ
ィ学研究センター)において、本学のペーパーレス実践活
動の「教授会などの会議資料ペーパーレス化」や「事務
情報のデジタル化によるペーパーレス化推進」も事例紹
介し、
その後に開催された、
「立命館ペーパーレスの可能
性」徹底討論会の話題提供となりました。これに先立ち、
11月8日に立命館大学の職員が本学を訪れ、本学の環
境教育や学生による環境取り組み、学内のペーパーレス
の取り組みなどのヒヤリングがありました。
なお、本学と、立命館大学、
さらに志摩市を含めた三者
間において、個々の連携事業について推進、具体化して
いくことを目指していくために、平成25年8月28日、立命館
大学朱雀キャンパスにおいて包括連携の協定締結式が
行われました。
包括連携の協定締結式
(左より)大口志摩市市長、内田学長、川口立命館大学総長
(H25.8.28)
スマートキャンパス現地見学会の開催
他大学やさまざまな企業から、
スマートキャンパスの設
備の見学依頼により、平成25年度には現地見学会をほ
ぼ毎月実施しました。
また、
スマートキャンパスは環境
教育にも活用しています。平成25
ガスコージェネレーション設備での説明
(H25.10.24)
42 Environmental Management Report 2014
風車タワーの中を見学する子供たち
(H25.10.24)
駐輪場での自転車の整理
三重大学災害ボランティア支援団体(MUS-net)
私たちMUS-net(マスネット)
は平成23年3月11日の東
私たちは、それだけでなく、ESD(Educational for
日本大震災をきっかけに、平成23年11月に学生を中心に
Sustainable Development:持続可能な開発のため
発足しました。主に、本学の災害ボランティアへ参加する
の教育)の基本的な考え方「防災学習」として活動を展
環境を整え、東北や被災されて困っている地域に「何か
開しようと考えています。環境学習とともに、防災教育
したい、力になりたい!」と考えている学生たちを支援して
に力を入れ、ひと
必要な力を届けること、
それとともに、本学の防災意識の
りでも 多くの 学
向上を目指して活動しています。とくに、地震体験や煙体
生に防災意識を
験、非常食の試食など、学内の防災啓発に力を入れて取
もってもらい、具
り組んできました。
体的に行動に移
環境活動としても、平成24年の台風による豪雨災害
せるような 環 境
で発生した海水浴場のごみなどを地域のボランティアの
づくりを目指して
皆様と一緒に清掃し、海水浴ができる状態まできれいに
います。
しました。
福島の子供たちを迎えてソーラーカー作り
(環境学習)
(H25.8)
学祭実行委員会
年度は、
スマートキャンパスの説明と現地見学を一緒にし
た環境教育を実施しました。
◎ 三重大学
環境教育実践(MIEUポイント)受講の学生約40名
◎ 三重短期大学
「環境とエネルギー」受講の学生約30名
◎ 津市立北立誠小学校
4年生児童約40名
◎ 津市主催「新エネルギー学習会」
津市の親子20組
スマートキャンパスは設備運用をして省エネルギーを図
るだけではなく、今後も環境教育に有効活用していきます。
私たちエコ担当は本学で「環境に優しい大学祭」を目
に大学祭でエコブースを出展する予定です。また、大学祭
指し先進的に取り組んでいます。主に平成25年度は大
以外でも、工場に見学に行くことで私たち自身リサイクル
学祭で構内の各場所にごみ箱を設置し、各団体と協力し
に関して学習をします。平成26年度も環境に配慮した大
て分別したごみをリサイクル化しました。また、
リサイクルト
学祭が実現でき
レイの推進、販売も行いエコを広める活動を中心に行い
るよう頑張りたい
ました。このトレイはP&Pトレイといい、汚れた表面のフィ
と思います。
★
ルムをはがし本体を100%リサイクルするタイプのトレイを
使用しています。平成26年度も同様に使用済み油を回
収したり、大学祭が衛生面を安全に保つために消毒液
の利用を推進したり、構内の清掃を行います。そして、
エ
コの活動やごみのリサイクルについて理解してもらうため
大学祭でのごみ分別収集
Environmental Management Report 2014 43
環
境
コ
ミ
ュ
ニ
ケ
ー
シ
ョ
ン
8.環境コミュニケーション
8.環境コミュニケーション
この取り組みの結果、次のような成果が得られました
附属学校の環境活動
(1)多くの子供たちが樹木の名前や種の保存の仕組みを理解することができ、
自然の素晴らしさや不思議さに感動することができました。
附属幼稚園の取り組み
(2)季節の移り変わりを、樹木を通して感じる子供たちが増えました。
附属幼稚園では、野菜の栽培、生き物の飼育などの
直接体験を通して、好奇心・探究心・考える力・表現力を
味や関心を持ち、自然を大切にする気持ちを育むことが
大切であると考え、環境教育に取り組んでいます。
養うと共に、幼児期から自然環境や身の回りの環境に興
●自然の循環教育
(3)今まで、近くにあった樹木の見方が変わり、樹木を大切にしようとする態度を
もつ子供たちが増えました。
(4)樹木札を整備するという環境整備の担い手になることで、
それを授業で活用
してもらえるという喜びを感じたり、
自分の学校を大切にしようと考えたりする子供が増えました。
特別授業(H25.11.8)
附属中学校の取り組み
幼稚園には樹木が多く草場もた
くさんあります。樹木の葉っぱや草
で堆肥を作り、野菜作りの畑に使っ
ています。草引きは、保護者の方々
附属中学校では、毎年、育友会の方々と協力し、6月と
さっぱりとした様子になり、生徒たちも達成感を感じた様
9月に「クリーン大作戦」
と題した清掃活動を行っています。
子でした。楽しい雰囲気の中で、
日頃からの清掃に対す
6月7日の第1回実施日には,
梅雨時の不安定な天候
る意識を考える大切な機会とすることができました。 また、
にもかかわらず、多くの生徒・保護者・教員の参加のもと、
今年度もペットボトルキャップの回収活動を予定しており、
活動が行われました。活動中は、黙々と草を抜く姿や、集
整備活動部を中心として、
キャップ回収の呼びかけを行う
860個でポリオワクチン一人分になること、小さい子供たちが病気にならないようにみんなで集めて薬に変えてもらおう
めた草で重たくなったごみ袋を協力しながらトラックに載せ
と共に、
その意義やリサイクルのマナーなどについても広
などと伝えています。
ました。活動後は、
うっそうと茂っていた雑草が取り除かれ、
げていこうとしています。
●命を感じる教育
●6月7日クリーン大作戦の様子
も参加しています。
堆肥
野菜
除草作業
●地球の環境と子供の命の教育
幼稚園玄関にエコキャップ回収ボックスを設置し、
いつでも回収ができるようにしています。ペットボトルキャップ約
附属学校・園にある桑の葉を利
用して、
各クラスで蚕を育てています。
環
境
コ
ミ
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ニ
ケ
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シ
ョ
ン
約50日の間での卵、繭、羽化、交尾、
環
境
コ
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シ
ョ
ン
産卵と早いサイクルでの成長や桑
の葉を食べ続ける様子に、子供た
ちは命を感じます。
保護者ボランティアの皆さんが残った繭でコサージュを作り、修了式で子供たちの胸を飾ります。
附属小学校の取り組み
附属特別支援学校の取り組み
小学校には、多くの樹木が植えられています。子供たち
行いました。クラブ活動の時間を利用し、事前に調べてき
は木に登って実を採ったり、落ち葉やどんぐりで作品を作
た樹木の名札を制作しました。教育実習中の実習生も
ったり、学校生活の中で身近なものとなっているのですが、
一緒に樹木札の制作・取り付けを行いました。
樹木の名前を知りませんでした。生活科の授業では、子
11月8日に教育学部理科教育准教授 平山大輔先生
供たちが何度も先生に樹木の名前を尋ねている姿を目
により「実のなる木」と言うテーマで特別授業を行い、名
にしました。以前、樹木に名札がつけられていた形跡はあ
札の制作・取り付けを行った理科クラブ員26人も参加し
るのですが、
それらのほとんどが破損しており、子供たちの
ました。附属小学校に植えられている樹木を実際に観察
学習に役立つものではない状態でした。そこで、小学校
しながらの授業で、
「樹木は根を下ろしてしまうと動けない
にあるすべての樹木の名前を調べ、名札を作成し、取り
が、実の形をしているときに、
さまざまな移動方法を獲得し
付けることを理科クラブの年間の活動としました。
てきています。」という話を聞き、食べられる木の実を口に
9月9日、10日に樹木の調査、名札の制作・取り付けを
附属特別支援学校では、係活動の時間にひまわり
(日
け屋外での活動が少なくなりがちな、特別支援学校に通
常生活訓練棟)の周りと学校の玄関周りの環境整備と
う子供たちは、社会でのさまざまな場面を見据えながらたく
して、
花木の植樹や栽培、
水やり、
雑草取りを行っています。
ましく働く姿を目指して取り組んでいます。授業では、種や
今年度は明治安田生命の「ニッポンすこや化プロジェクト」
苗の植え付けから草抜きなどの環境整備、収穫、
そして
ト」に参加し、
コスモス、
マリーゴールド、
ひまわり、
ゴーヤの
学校祭などでの販売までを行います。自分たちの植えた
種を現在育成しています。
種や苗が汗を流すごとに育ち、
やがて花や実をつけていく
また、
附属特別支援学校の高等部では、
作業学習に「園
様子を目の当たりして、少しずつ自分たちの活動の意味
芸班」設け、野菜の栽培を行っています。四季を感じなが
を理解していきます。ゴーヤによるグリーンカーテンの完
ら一年を通して働くという経験は余りありませんが、
とりわ
成も楽しみです。
しながら、興味を持って学習に取り組むことができました。
特別授業(H25.11.8)
44 Environmental Management Report 2014
クリーン大作戦
花壇
耕す
種、球根の配布
Environmental Management Report 2014 45
8.環境コミュニケーション
8.環境コミュニケーション
この取り組みの結果、次のような成果が得られました
附属学校の環境活動
(1)多くの子供たちが樹木の名前や種の保存の仕組みを理解することができ、
自然の素晴らしさや不思議さに感動することができました。
附属幼稚園の取り組み
(2)季節の移り変わりを、樹木を通して感じる子供たちが増えました。
附属幼稚園では、野菜の栽培、生き物の飼育などの
直接体験を通して、好奇心・探究心・考える力・表現力を
味や関心を持ち、自然を大切にする気持ちを育むことが
大切であると考え、環境教育に取り組んでいます。
養うと共に、幼児期から自然環境や身の回りの環境に興
●自然の循環教育
(3)今まで、近くにあった樹木の見方が変わり、樹木を大切にしようとする態度を
もつ子供たちが増えました。
(4)樹木札を整備するという環境整備の担い手になることで、
それを授業で活用
してもらえるという喜びを感じたり、
自分の学校を大切にしようと考えたりする子供が増えました。
特別授業(H25.11.8)
附属中学校の取り組み
幼稚園には樹木が多く草場もた
くさんあります。樹木の葉っぱや草
で堆肥を作り、野菜作りの畑に使っ
ています。草引きは、保護者の方々
附属中学校では、毎年、育友会の方々と協力し、6月と
さっぱりとした様子になり、生徒たちも達成感を感じた様
9月に「クリーン大作戦」
と題した清掃活動を行っています。
子でした。楽しい雰囲気の中で、
日頃からの清掃に対す
6月7日の第1回実施日には,
梅雨時の不安定な天候
る意識を考える大切な機会とすることができました。 また、
にもかかわらず、多くの生徒・保護者・教員の参加のもと、
今年度もペットボトルキャップの回収活動を予定しており、
活動が行われました。活動中は、黙々と草を抜く姿や、集
整備活動部を中心として、
キャップ回収の呼びかけを行う
860個でポリオワクチン一人分になること、小さい子供たちが病気にならないようにみんなで集めて薬に変えてもらおう
めた草で重たくなったごみ袋を協力しながらトラックに載せ
と共に、
その意義やリサイクルのマナーなどについても広
などと伝えています。
ました。活動後は、
うっそうと茂っていた雑草が取り除かれ、
げていこうとしています。
●命を感じる教育
●6月7日クリーン大作戦の様子
も参加しています。
堆肥
野菜
除草作業
●地球の環境と子供の命の教育
幼稚園玄関にエコキャップ回収ボックスを設置し、
いつでも回収ができるようにしています。ペットボトルキャップ約
附属学校・園にある桑の葉を利
用して、
各クラスで蚕を育てています。
環
境
コ
ミ
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ニ
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シ
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ン
約50日の間での卵、繭、羽化、交尾、
環
境
コ
ミ
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ン
産卵と早いサイクルでの成長や桑
の葉を食べ続ける様子に、子供た
ちは命を感じます。
保護者ボランティアの皆さんが残った繭でコサージュを作り、修了式で子供たちの胸を飾ります。
附属小学校の取り組み
附属特別支援学校の取り組み
小学校には、多くの樹木が植えられています。子供たち
行いました。クラブ活動の時間を利用し、事前に調べてき
は木に登って実を採ったり、落ち葉やどんぐりで作品を作
た樹木の名札を制作しました。教育実習中の実習生も
ったり、学校生活の中で身近なものとなっているのですが、
一緒に樹木札の制作・取り付けを行いました。
樹木の名前を知りませんでした。生活科の授業では、子
11月8日に教育学部理科教育准教授 平山大輔先生
供たちが何度も先生に樹木の名前を尋ねている姿を目
により「実のなる木」と言うテーマで特別授業を行い、名
にしました。以前、樹木に名札がつけられていた形跡はあ
札の制作・取り付けを行った理科クラブ員26人も参加し
るのですが、
それらのほとんどが破損しており、子供たちの
ました。附属小学校に植えられている樹木を実際に観察
学習に役立つものではない状態でした。そこで、小学校
しながらの授業で、
「樹木は根を下ろしてしまうと動けない
にあるすべての樹木の名前を調べ、名札を作成し、取り
が、実の形をしているときに、
さまざまな移動方法を獲得し
付けることを理科クラブの年間の活動としました。
てきています。」という話を聞き、食べられる木の実を口に
9月9日、10日に樹木の調査、名札の制作・取り付けを
附属特別支援学校では、係活動の時間にひまわり
(日
け屋外での活動が少なくなりがちな、特別支援学校に通
常生活訓練棟)の周りと学校の玄関周りの環境整備と
う子供たちは、社会でのさまざまな場面を見据えながらたく
して、
花木の植樹や栽培、
水やり、
雑草取りを行っています。
ましく働く姿を目指して取り組んでいます。授業では、種や
今年度は明治安田生命の「ニッポンすこや化プロジェクト」
苗の植え付けから草抜きなどの環境整備、収穫、
そして
ト」に参加し、
コスモス、
マリーゴールド、
ひまわり、
ゴーヤの
学校祭などでの販売までを行います。自分たちの植えた
種を現在育成しています。
種や苗が汗を流すごとに育ち、
やがて花や実をつけていく
また、
附属特別支援学校の高等部では、
作業学習に「園
様子を目の当たりして、少しずつ自分たちの活動の意味
芸班」設け、野菜の栽培を行っています。四季を感じなが
を理解していきます。ゴーヤによるグリーンカーテンの完
ら一年を通して働くという経験は余りありませんが、
とりわ
成も楽しみです。
しながら、興味を持って学習に取り組むことができました。
特別授業(H25.11.8)
44 Environmental Management Report 2014
クリーン大作戦
花壇
畝作り
種、球根の配布
Environmental Management Report 2014 45
9.環境関連の取り組み
9.環境関連の取り組み
◎ 省エネ啓発活動、自然エネルギーの利用
省エネルギー体制
省エネ啓発活動として、省エネポスターをホームページ
算3000kL以上である為、第1種エネルギー管
に掲載すると共に、各建物に掲示しました。
図1
図2
省エネ法に基づく体制
環境マネジメントシステム
上の体制
本学は1年間のエネルギー使用量が原油換
理指定工場に指定されており、エネルギーの
使用の合理化に関する法律(省エネ法)に基
づく体制として、
エネルギー管理統括者に大学
最高環境責任者
(学 長)
学 長
の経営層である環境担当理事を、
エネルギー
管理企画推進者に施設管理課長を選任し、
総括環境責任者
(環境担当理事)
エネルギー管理員を支援しています。
(図1)
また、環境マネジメントシステム上の体制とし
太陽光発電
エネルギー管理
統括者
て、環境担当理事を総括環境責任者とし、各
以下各部局
ごとに選任
(環境担当理事)
部局ごとに、環境責任者、副環境責任者、ユ
環境責任者
ニット環境担当者、ユニット環境担当者の補
★
助者として、
ECO
(エコ)
キーパーを選任してい
エネルギー管理
企画推進者
ます(平成22年5月19日環境委員会承認)。
ユニット環境担当者およびECOキーパーはデ
副環境責任者
(施設管理課長)
マンド警報メール
(※1)
を受信したら不用な照明、
ユ ニット 環 境 担 当 者
空調の停止など省エネ活動を行うこととしてい
自
然
エ
ネ
ル
ギ
ー
の
利
用
太陽光パネル
の設置
風力発電
の設置
風力発電
クールビズ・ウォームビズ啓発ポスター
附属図書館
環境・情報科学館 他 8棟
総合研究棟Ⅱ北駐車場
附帯施設農場
附属学校園
地域イノベーション学研究科
上浜キャンパス内ハンドボール場南側
附帯施設農場
50kW
87kW
62kW(スマートキャンパス) 計 254kW
10kW(高野尾団地)
45kW(観音寺団地)
1.1kW
300kW(スマートキャンパス) 計 401.1kW
100kW(高野尾団地)
参考:1kWは電気ポット1台の電力、10kWは1戸建て(2階)
1軒分で使用する電力に相当します。
ます。
(図2)
※1 電力計測システム(三重タロー)
より、電力が警報値を超える
エネルギー管理員
前に警報メールが自動送信される。送信先はユニット環境担当者
(施設管理チーム係長)
とECOキーパー約260名。
ECOキーパー
平成25年度の「ECOアイデア」の募集結果報告
平成23年度と24年度に実施をしていた「省エネアイデア募集」を拡大して、
広く環境活動へのアイデアを募集する「ECOアイデア募集」を、平成25年7月
環
境
関
連
の
取
り
組
み
環
境
関
連
の
取
り
組
み
から12月27日の間に実施しました。
アイデアは、学生から308件と教職員12件の合計320件のアイデアが寄せら
省エネルギー対策
れ、
「ECOアイデア選定委員会」で優秀賞10名、特別賞4名を選定しました。
また、平成26年2月12日に授賞式を行い、学長から表彰状が授与されました。
◎ 改善実施
授賞式(H26.2.12)
本学では[2020年までに1990年比でCO2の排出量を
太陽光発電設備を多数設置しています。また、
自然を生
30%削減]
を目指して、ハード面では機器の高効率化と
かした植物による壁面緑化も試行し、温室効果ガスの削
自然エネルギーを活用した試みを進めています。本学は「三
減に努めています。
翠キャンパス」と呼ばれており、
みどり豊かなキャンパスで
下の表は、平成25年度に導入した省エネ機器により
あり、海に近く日照・風力共に恵まれていますので風力、
数量(台)
機器名称
照明器具
★
(HfまたはLED照明へ更新)
H25
H24
H25
1,729
2,238
約 170,000
約 201,000
〔300KVA…2〕
H24
エアコン
78
H25
植え込みなどの清掃活動を5月
(開学記念日前)、7月
(オープンキャンパス前)、10月
(学
園祭前)、3月
(卒業式前)の年4回実施し、学内行事として定着しています。平成25年
度は1,990名の参加があり落ち葉・雑草などごみ袋 786袋を回収処分しました。
(参加人数)
3000
0
約 11,000
0
415
1
4
〔62kW…1 スマートキャンパス〕
〔10kW…1 5kW…3〕
約 88,000
約 469,000
約 63,000
約 43,000
約 270
2000
1500
1000
500
0
46 Environmental Management Report 2014
キャンパスクリーン作戦参加人数
2500
約 160
(インバーターエアコンへ更新)
本学では、平成16年度から毎年、環境美化活動の一環として「キャンパスクリーン作
戦」を実施しています。この活動は、教職員学生が参加して、上浜キャンパス内の道路、
削減電力量(kWh/年) CO2削減量(t-CO2/年)
H24
2
変圧器
(高効率機器へ更新)
太陽光発電
削減量を求め、平成24年度と比較したものです。
キャンパスクリーン作戦
H21
H22
H23
H24
H25 (年度)
清掃活動
ポスター
Environmental Management Report 2014 47
9.環境関連の取り組み
9.環境関連の取り組み
◎ 省エネ啓発活動、自然エネルギーの利用
省エネルギー体制
省エネ啓発活動として、省エネポスターをホームページ
算3000kL以上である為、第1種エネルギー管
に掲載すると共に、各建物に掲示しました。
図1
図2
省エネ法に基づく体制
環境マネジメントシステム
上の体制
本学は1年間のエネルギー使用量が原油換
理指定工場に指定されており、エネルギーの
使用の合理化に関する法律(省エネ法)に基
づく体制として、
エネルギー管理統括者に大学
最高環境責任者
(学 長)
学 長
の経営層である環境担当理事を、
エネルギー
管理企画推進者に施設管理課長を選任し、
総括環境責任者
(環境担当理事)
エネルギー管理員を支援しています。
(図1)
また、環境マネジメントシステム上の体制とし
太陽光発電
エネルギー管理
統括者
て、環境担当理事を総括環境責任者とし、各
以下各部局
ごとに選任
(環境担当理事)
部局ごとに、環境責任者、副環境責任者、ユ
環境責任者
ニット環境担当者、ユニット環境担当者の補
★
助者として、
ECO
(エコ)
キーパーを選任してい
エネルギー管理
企画推進者
ます(平成22年5月19日環境委員会承認)。
ユニット環境担当者およびECOキーパーはデ
副環境責任者
(施設管理課長)
マンド警報メール
(※1)
を受信したら不用な照明、
ユ ニット 環 境 担 当 者
空調の停止など省エネ活動を行うこととしてい
自
然
エ
ネ
ル
ギ
ー
の
利
用
太陽光パネル
の設置
風力発電
の設置
風力発電
クールビズ・ウォームビズ啓発ポスター
附属図書館
環境・情報科学館 他 8棟
総合研究棟Ⅱ北駐車場
附帯施設農場
附属学校園
地域イノベーション学研究科
上浜キャンパス内ハンドボール場南側
附帯施設農場
50kW
87kW
62kW(スマートキャンパス) 計 254kW
10kW(高野尾団地)
45kW(観音寺団地)
1.1kW
300kW(スマートキャンパス) 計 401.1kW
100kW(高野尾団地)
参考:1kWは電気ポット1台の電力、10kWは1戸建て(2階)
1軒分で使用する電力に相当します。
ます。
(図2)
※1 電力計測システム(三重タロー)
より、電力が警報値を超える
エネルギー管理員
前に警報メールが自動送信される。送信先はユニット環境担当者
(施設管理チーム係長)
とECOキーパー約260名。
ECOキーパー
平成25年度の「ECOアイデア」の募集結果報告
平成23年度と24年度に実施をしていた「省エネアイデア募集」を拡大して、
広く環境活動へのアイデアを募集する「ECOアイデア募集」を、平成25年7月
環
境
関
連
の
取
り
組
み
環
境
関
連
の
取
り
組
み
から12月27日の間に実施しました。
アイデアは、学生から308件と教職員12件の合計320件のアイデアが寄せら
省エネルギー対策
れ、
「ECOアイデア選定委員会」で優秀賞10名、特別賞4名を選定しました。
また、平成26年2月12日に授賞式を行い、学長から表彰状が授与されました。
◎ 改善実施
授賞式(H26.2.12)
本学では[2020年までに1990年比でCO2の排出量を
太陽光発電設備を多数設置しています。また、
自然を生
30%削減]
を目指して、ハード面では機器の高効率化と
かした植物による壁面緑化も試行し、温室効果ガスの削
自然エネルギーを活用した試みを進めています。本学は「三
減に努めています。
翠キャンパス」と呼ばれており、
みどり豊かなキャンパスで
下の表は、平成25年度に導入した省エネ機器により
あり、海に近く日照・風力共に恵まれていますので風力、
数量(台)
機器名称
照明器具
★
(HfまたはLED照明へ更新)
H25
H24
H25
1,729
2,238
約 170,000
約 201,000
〔300KVA…2〕
H24
エアコン
78
H25
植え込みなどの清掃活動を5月
(開学記念日前)、7月
(オープンキャンパス前)、10月
(学
園祭前)、3月
(卒業式前)の年4回実施し、学内行事として定着しています。平成25年
度は1,990名の参加があり落ち葉・雑草などごみ袋 786袋を回収処分しました。
(参加人数)
3000
0
約 11,000
0
415
1
4
〔62kW…1 スマートキャンパス〕
〔10kW…1 5kW…3〕
約 88,000
約 469,000
約 63,000
約 43,000
約 270
2000
1500
1000
500
0
46 Environmental Management Report 2014
キャンパスクリーン作戦参加人数
2500
約 160
(インバーターエアコンへ更新)
本学では、平成16年度から毎年、環境美化活動の一環として「キャンパスクリーン作
戦」を実施しています。この活動は、教職員学生が参加して、上浜キャンパス内の道路、
削減電力量(kWh/年) CO2削減量(t-CO2/年)
H24
2
変圧器
(高効率機器へ更新)
太陽光発電
削減量を求め、平成24年度と比較したものです。
キャンパスクリーン作戦
H21
H22
H23
H24
H25 (年度)
清掃活動
ポスター
Environmental Management Report 2014 47
9.環境関連の取り組み
9.環境関連の取り組み
環境会計
マテリアルバランス
★
本学が、平成25年度に環境負荷削減や環境配慮の
でした。また、省エネルギー機器導入により約10,900千
取り組みにより、投入した環境保全コストは344,426千円
ャンパスの事業活動(教育・研究・診療)
に使用する資源・
円の経済効果がありました。
◎ 環境保全コスト
分 野
内
訳
に把握することで、省エネ・省資源に努めています。
INP UT
内 容
310,192
18,421
①公害防止コスト
214,705
②地球環境保全コスト
③資源循環コスト
77,066
(2)管理活動コスト
32,893
(3)環境損傷対応コスト
1,341
排ガス測定、排水処理施設維持管理、水質検査
太陽光発電設置、省エネ機器の設置・更新
廃棄物・実験廃液・PCB廃棄物の処理費
環境マネジメント諸経費、緑化・美化費
汚染負荷量賦課金
344,426
合 計
ど各種データの集計・分析を行っています。データを正確
エネルギー量を測定し、発生する環境負荷の種類・量な
金額(千円)
(1)事業エリア内コスト
本学は、環境負荷の削減活動を進めるために、上浜キ
都市ガス 4,153(千)㎥
水 426(千)㎥
電 力 27,640MWh
紙 185,324㎏
灯 油 0.2kL
A重油 564kL
化学物質 2,641㎏
機械類 4,094台
◎ 環境保全効果
環境保全効果を示す指標
効果の内容
事 業エリア内で
生じる環境保全
効果
環
境
関
連
の
取
り
組
み
指標の分類
H24年度
①事業活動に投
資する資源と温
室効果ガス
総エネルギー投入量(GJ)
②事業活動から
排出する環境負
荷と廃棄物
H25年度
前年度比(%)
484,279
480,661
99.3
365
425
116.4
温室効果ガス排出量(t-CO2)
23,538
20,966
89.1
廃棄物総排出量(t)
2,398.9
2,265.5
94.4
564
617
109.4
6.6(DAP)
7.7(DAP)
116.7
2.0(DAP)
2.8(DAP)
140.0
水資源投入量(千m3)
総排水量(千m3)
★
NOx排出量
★
SOx排出量
環
境
関
連
の
取
り
組
み
大学 活 動
※総エネルギー投入量は前年度と比較して減少し、温室効果ガス排出量も11%減となっています(注1)。
注1
:中部電力の調整後排出係数(H24年度採用係数0.000469、H25年度採用係数:0.000373)
◎ 環境保全対策に伴う経済効果
項 目
内 容
金 額
省エネルギー機器導入による経済効果
省エネルギー機器の導入
・高効率照明器具:約2,200台
・高効率エアコン:約400台
・太陽光発電設備:40kW
約10,900千円
上表の経済効果は、平成25年度に施工した耐震改修・
導入・更新した設備による削減電力量より試算しました。
機能改善工事(教育学部校舎2号館他14棟)において
項 目
内 容
金 額
地下水供給プラントによる水道料金削減額
省エネ機器への更新費に充当
約2,457千円
ていますが、市水単価に比べて地下水供給業者への支
払い単価の方が安価なためその差額で毎年省エネ機器
48 Environmental Management Report 2014
NOx
7.7 DAP SOx
2.8 DAP メタン
6.8 t 一酸化二窒素
12.5 kg ●河川(海)
◎その他の経済効果
上浜キャンパスの水道水は地下水を浄化して供給し
●温室効果ガス排出量
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
CO2
20,966t
・CO2
更新費用に充てております。
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
排水量
617(千)㎥
★
COD
8.4t T-P
0.7t T-N
6.8t ★
★
OUTPUT
●廃棄物等排出量 ・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
可燃物
374.5t
●実験廃液
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
水銀廃液
62 L
シアン廃液
0L
重金属系廃液
1,610 L
難燃性廃液
513 L
30.7t
可燃性廃液
8,291 L
廃プラ・粗大ごみなど 1,412.9t
写真定着液
155 L
古紙類
207.2t
有害固型廃棄物
191 kg
感染性廃棄物
240.2t
その他(廃アルカリ等) 1,511 L
不燃物
昨年度は、生物資源学部の廊下などの照明をLED照
明へ更新しました。
(平成25年度実績)
Environmental Management Report 2014 49
9.環境関連の取り組み
9.環境関連の取り組み
環境会計
マテリアルバランス
★
本学が、平成25年度に環境負荷削減や環境配慮の
でした。また、省エネルギー機器導入により約10,900千
取り組みにより、投入した環境保全コストは344,426千円
ャンパスの事業活動(教育・研究・診療)
に使用する資源・
円の経済効果がありました。
◎ 環境保全コスト
分 野
内
訳
に把握することで、省エネ・省資源に努めています。
INP UT
内 容
310,192
18,421
①公害防止コスト
214,705
②地球環境保全コスト
③資源循環コスト
77,066
(2)管理活動コスト
32,893
(3)環境損傷対応コスト
1,341
排ガス測定、排水処理施設維持管理、水質検査
太陽光発電設置、省エネ機器の設置・更新
廃棄物・実験廃液・PCB廃棄物の処理費
環境マネジメント諸経費、緑化・美化費
汚染負荷量賦課金
344,426
合 計
ど各種データの集計・分析を行っています。データを正確
エネルギー量を測定し、発生する環境負荷の種類・量な
金額(千円)
(1)事業エリア内コスト
本学は、環境負荷の削減活動を進めるために、上浜キ
都市ガス 4,153(千)㎥
水 426(千)㎥
電 力 27,640MWh
紙 185,324㎏
灯 油 0.2kL
A重油 564kL
化学物質 2,641㎏
機械類 4,094台
◎ 環境保全効果
環境保全効果を示す指標
効果の内容
事 業エリア内で
生じる環境保全
効果
環
境
関
連
の
取
り
組
み
指標の分類
H24年度
①事業活動に投
資する資源と温
室効果ガス
総エネルギー投入量(GJ)
②事業活動から
排出する環境負
荷と廃棄物
H25年度
前年度比(%)
484,279
480,661
99.3
365
425
116.4
温室効果ガス排出量(t-CO2)
23,538
20,966
89.1
廃棄物総排出量(t)
2,398.9
2,265.5
94.4
564
617
109.4
6.6(DAP)
7.7(DAP)
116.7
2.0(DAP)
2.8(DAP)
140.0
水資源投入量(千m3)
総排水量(千m3)
★
NOx排出量
★
SOx排出量
環
境
関
連
の
取
り
組
み
大学 活 動
※総エネルギー投入量は前年度と比較して減少し、温室効果ガス排出量も11%減となっています(注1)。
注1
:中部電力の調整後排出係数(H24年度採用係数0.000469、H25年度採用係数:0.000373)
◎ 環境保全対策に伴う経済効果
項 目
内 容
金 額
省エネルギー機器導入による経済効果
省エネルギー機器の導入
・高効率照明器具:約2,200台
・高効率エアコン:約400台
・太陽光発電設備:40kW
約10,900千円
上表の経済効果は、平成25年度に施工した耐震改修・
導入・更新した設備による削減電力量より試算しました。
機能改善工事(教育学部校舎2号館他14棟)において
項 目
内 容
金 額
地下水供給プラントによる水道料金削減額
省エネ機器への更新費に充当
約2,457千円
ていますが、市水単価に比べて地下水供給業者への支
払い単価の方が安価なためその差額で毎年省エネ機器
48 Environmental Management Report 2014
NOx
7.7 DAP SOx
2.8 DAP メタン
6.8 t 一酸化二窒素
12.5 kg ●河川(海)
◎その他の経済効果
上浜キャンパスの水道水は地下水を浄化して供給し
●温室効果ガス排出量
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
CO2
20,966t
・CO2
更新費用に充てております。
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
排水量
617(千)㎥
★
COD
8.4t T-P
0.7t T-N
6.8t ★
★
OUTPUT
●廃棄物等排出量 ・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
可燃物
374.5t
●実験廃液
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
水銀廃液
62 L
シアン廃液
0L
重金属系廃液
1,610 L
難燃性廃液
513 L
30.7t
可燃性廃液
8,291 L
廃プラ・粗大ごみなど 1,412.9t
写真定着液
155 L
古紙類
207.2t
有害固型廃棄物
191 kg
感染性廃棄物
240.2t
その他(廃アルカリ等) 1,511 L
不燃物
昨年度は、生物資源学部の廊下などの照明をLED照
明へ更新しました。
(平成25年度実績)
Environmental Management Report 2014 49
9.環境関連の取り組み
9.環境関連の取り組み
◎月別エネルギー使用量
環境負荷
◎ 上浜キャンパス総エネルギー投入量
ガス・重油)について原油換算し、各月の使用量を示した
また、騒音問題により、吸収式冷凍機が夜間稼働でき
もので、
エネルギー管理を行うための基礎資料としています。
なかったため、夏期の排熱の有効利用が不十分となった
H22年度
H23年度
H24年度
H25年度
(千kWh)
33,126
34,989
36,928
36,428
27,640
75.9
平成25年度は、
スマートキャンパス実証事業によるクリー
ことや夏期(6∼8月)平均気温が平成24年度に比べて
(千㎥)
758
834
1,412
2,280
4,153
182.1
ンエネルギー(太陽光・風力発電設備)
とガスコージェネ
約1.1℃高かったことから、十分な範電効果を得ることが
A重油
(kL)
2,160
2,314
2,118
451
564
125.1
発電設備(排熱を附属病院の暖房・給湯・滅菌に使用)、
できませんでした。なお、吸収式冷凍機の騒音対策工事
灯油
(kL)
1.6
1.4
2
0.6
0.2
33.3
排熱利用型吸収式冷凍機(排熱を冷水に変換して附属
は平成26年5月に完了し、6月から24時間稼働を開始して
総エネルギー投入量(原油換算量) (kL)
11,600
12,326
13,313
12,531
12,401
99.0
病院の冷房に使用)
を稼働させたことにより、
エネルギー
います。
エネルギー起源CO2排出量
(t-CO2)
21,780
22,777
21,575
23,538
20,966
89.1
(㎡)
248,555
248,747
287,056
285,760
304,861
106.7
(kL/㎡)
0.0467
0.0496
0.0464
0.0439
0.0407
92.7
0.000434
0.000417
0.000341
0.000469
0.000373
電気
都市ガス
建物面積
建物面積あたりの原油換算量
排出係数(中部電力)
(調整後)
3,500
35,000
原油換算使用量(kL)
2,500
ガスコージェネ
発電設備
稼動のため
2,000
25,000
H21
H22
H23
1,500
H24
H25
500
H22
600
400
燃料転換
のため
500
H21
H23
H24
H25
0
エネルギー起源CO2排出量(t-CO2)
14,000
H22
H23
H24
H25
建物面積あたりの原油換算量(kL/㎡)
0.0600
24,000
4月
5月
凡例
0.0500
6月
月別使用量:
7月
H21年度
8月
9月
10月
H22年度
H23年度
津市平均気温:
11月
12月
1月
H24年度
H25年度
H24年度
H25年度
2月
0
3月
0.0400
13,000
0.0300
22,000
◎ 上浜キャンパス水資源投入量
0.0200
12,000
0.0100
11,000
5
200
H21
0
原油換算量(kL)
15
10
1,000
ガスコージェネ
発電設備
稼動のため
800
1,500
2,500
30,000
20
1,000
気温(℃)
A重油(kL)
4,500
津市の平均気温(H24)
25
都市ガス(千㎥)
40,000
30
津市の平均気温(H25)
1,200
上浜キャンパス総エネルギー投入量推移グラフ
電気(千kWh)
エネルギー(電気+熱)上浜キャンパス(病院とガスエンジン含む)
1,600
1,400
※原油換算は平成18年に改正された省エネ法に基づき換算。ただし、下記の項目について加減算を行っています。
[加算分]テナント等である生協等の都市ガス使用量、
[減算分]女子学生寄宿舎などの電気使用量 ※前年度比は、前年度を100として計算。
※都市ガスの高位発熱量における換算係数は「44.07MJ/Sm3」を採用し計算。
環
境
関
連
の
取
り
組
み
使用量は平成24年度より年間約1.0%削減していました。
H21年度
エネルギーの種別
前年度比(%)
下記のグラフは、上浜キャンパスの総エネルギー
(電気・
H21
H22
H23
H24
H25
20,000
H21
H22
H23
H24
H25
0.0000
H21
H22
H23
H24
H25
◎エネルギー使用状況について
平成25年度のエネルギー投入量は、
スマートキャンパス実証事業により導入したガスコージェネ発電設備を平成24年1月より
水資源
H21年度
H22年度
H23年度
H24年度
H25年度
水道使用量(千㎥)
443
411
382
365
426
平成25年度は、前年度に比べて水資源投入量が増
加しました。これは平成25年度に設置したコージェネレー
ションシステムが補給水を使用することにより、使用量が
増加したものと考えられます。
稼働させたことにより、電気の使用量は24.1%減少し都市ガスの使用量は82.1%増加しましたが、総エネルギー投入量は、前
年度と比較して原油換算量で約1.0%減少しました。
◎ 上浜キャンパス廃棄物総排出量
なお、
中部電力のCO2排出係数が昨年度より20.5%下がった
(H24:0.000469t-CO2/kWhからH25:0.000373t-CO2/kWh)
ため、CO2排出量は前年度より10.9%減少しました。
◎エネルギー使用量削減のための計画
・新規設備機器導入時において、高水準の省エネ設備を選択。
・屋上緑化、壁面緑化および緑のカーテンの実施により、建物の温度上昇を抑制し空調負荷を削減。また、緑のカーテ
ン栽培講習会や苗の配布、収穫祭開催による学内啓発を実施。
・昼休みの事務室など一斉消灯。
★
・クールビズ・ウォームビズ期間の延長、夏期一斉休業の実施。
50 Environmental Management Report 2014
廃棄物の種別
H21年度
H22年度
H23年度
H24年度
H25年度
前年度比(%)
可燃物
(t)
354.1
362.6
385.6
379.9
374.5
98.6
不燃物
(t)
32.3
31.9
41.8
34.7
30.7
88.5
廃プラ・粗大ごみ等
(t)
1071.2
1044.8
840.8
1486.0
1412.9
95.1
古紙類
(t)
169.6
223.9
211.1
294.8
207.2
70.3
医療用廃棄物
(t)
156.3
177.3
201.3
230.8
240.2
104.1
合計
(t)
1783.5
1840.5
1680.6
2426.2
2265.5
93.4
※実験廃液は除く
[可燃物]一般可燃物(燃えるごみ)、
[不燃物]
ビン・ガラス・缶・ペットボトル、
[廃プラ・粗大ごみ等]廃プラスチック・発泡スチロール・粗大ごみ [古紙類]新聞・雑誌・段ボール・機密書類・シュレッダー紙、
[医療用廃棄物]感染性廃棄物
Environmental Management Report 2014 51
環
境
関
連
の
取
り
組
み
9.環境関連の取り組み
9.環境関連の取り組み
◎月別エネルギー使用量
環境負荷
◎ 上浜キャンパス総エネルギー投入量
ガス・重油)について原油換算し、各月の使用量を示した
また、騒音問題により、吸収式冷凍機が夜間稼働でき
もので、
エネルギー管理を行うための基礎資料としています。
なかったため、夏期の排熱の有効利用が不十分となった
H22年度
H23年度
H24年度
H25年度
(千kWh)
33,126
34,989
36,928
36,428
27,640
75.9
平成25年度は、
スマートキャンパス実証事業によるクリー
ことや夏期(6∼8月)平均気温が平成24年度に比べて
(千㎥)
758
834
1,412
2,280
4,153
182.1
ンエネルギー(太陽光・風力発電設備)
とガスコージェネ
約1.1℃高かったことから、十分な範電効果を得ることが
A重油
(kL)
2,160
2,314
2,118
451
564
125.1
発電設備(排熱を附属病院の暖房・給湯・滅菌に使用)、
できませんでした。なお、吸収式冷凍機の騒音対策工事
灯油
(kL)
1.6
1.4
2
0.6
0.2
33.3
排熱利用型吸収式冷凍機(排熱を冷水に変換して附属
は平成26年5月に完了し、6月から24時間稼働を開始して
総エネルギー投入量(原油換算量) (kL)
11,600
12,326
13,313
12,531
12,401
99.0
病院の冷房に使用)
を稼働させたことにより、
エネルギー
います。
エネルギー起源CO2排出量
(t-CO2)
21,780
22,777
21,575
23,538
20,966
89.1
(㎡)
248,555
248,747
287,056
285,760
304,861
106.7
(kL/㎡)
0.0467
0.0496
0.0464
0.0439
0.0407
92.7
0.000434
0.000417
0.000341
0.000469
0.000373
電気
都市ガス
建物面積
建物面積あたりの原油換算量
排出係数(中部電力)
(調整後)
3,500
35,000
原油換算使用量(kL)
2,500
ガスコージェネ
発電設備
稼動のため
2,000
25,000
H21
H22
H23
1,500
H24
H25
500
H22
600
400
燃料転換
のため
500
H21
H23
H24
H25
0
エネルギー起源CO2排出量(t-CO2)
14,000
H22
H23
H24
H25
建物面積あたりの原油換算量(kL/㎡)
0.0600
24,000
4月
5月
凡例
0.0500
6月
月別使用量:
7月
H21年度
8月
9月
10月
H22年度
H23年度
津市平均気温:
11月
12月
1月
H24年度
H25年度
H24年度
H25年度
2月
0
3月
0.0400
13,000
0.0300
22,000
◎ 上浜キャンパス水資源投入量
0.0200
12,000
0.0100
11,000
5
200
H21
0
原油換算量(kL)
15
10
1,000
ガスコージェネ
発電設備
稼動のため
800
1,500
2,500
30,000
20
1,000
気温(℃)
A重油(kL)
4,500
津市の平均気温(H24)
25
都市ガス(千㎥)
40,000
30
津市の平均気温(H25)
1,200
上浜キャンパス総エネルギー投入量推移グラフ
電気(千kWh)
エネルギー(電気+熱)上浜キャンパス(病院とガスエンジン含む)
1,600
1,400
※原油換算は平成18年に改正された省エネ法に基づき換算。ただし、下記の項目について加減算を行っています。
[加算分]テナント等である生協等の都市ガス使用量、
[減算分]女子学生寄宿舎などの電気使用量 ※前年度比は、前年度を100として計算。
※都市ガスの高位発熱量における換算係数は「44.07MJ/Sm3」を採用し計算。
環
境
関
連
の
取
り
組
み
使用量は平成24年度より年間約1.0%削減していました。
H21年度
エネルギーの種別
前年度比(%)
下記のグラフは、上浜キャンパスの総エネルギー
(電気・
H21
H22
H23
H24
H25
20,000
H21
H22
H23
H24
H25
0.0000
H21
H22
H23
H24
H25
◎エネルギー使用状況について
平成25年度のエネルギー投入量は、
スマートキャンパス実証事業により導入したガスコージェネ発電設備を平成24年1月より
水資源
H21年度
H22年度
H23年度
H24年度
H25年度
水道使用量(千㎥)
443
411
382
365
426
平成25年度は、前年度に比べて水資源投入量が増
加しました。これは平成25年度に設置したコージェネレー
ションシステムが補給水を使用することにより、使用量が
増加したものと考えられます。
稼働させたことにより、電気の使用量は24.1%減少し都市ガスの使用量は82.1%増加しましたが、総エネルギー投入量は、前
年度と比較して原油換算量で約1.0%減少しました。
◎ 上浜キャンパス廃棄物総排出量
なお、
中部電力のCO2排出係数が昨年度より20.5%下がった
(H24:0.000469t-CO2/kWhからH25:0.000373t-CO2/kWh)
ため、CO2排出量は前年度より10.9%減少しました。
◎エネルギー使用量削減のための計画
・新規設備機器導入時において、高水準の省エネ設備を選択。
・屋上緑化、壁面緑化および緑のカーテンの実施により、建物の温度上昇を抑制し空調負荷を削減。また、緑のカーテ
ン栽培講習会や苗の配布、収穫祭開催による学内啓発を実施。
・昼休みの事務室など一斉消灯。
★
・クールビズ・ウォームビズ期間の延長、夏期一斉休業の実施。
50 Environmental Management Report 2014
廃棄物の種別
H21年度
H22年度
H23年度
H24年度
H25年度
前年度比(%)
可燃物
(t)
354.1
362.6
385.6
379.9
374.5
98.6
不燃物
(t)
32.3
31.9
41.8
34.7
30.7
88.5
廃プラ・粗大ごみ等
(t)
1071.2
1044.8
840.8
1486.0
1412.9
95.1
古紙類
(t)
169.6
223.9
211.1
294.8
207.2
70.3
医療用廃棄物
(t)
156.3
177.3
201.3
230.8
240.2
104.1
合計
(t)
1783.5
1840.5
1680.6
2426.2
2265.5
93.4
※実験廃液は除く
[可燃物]一般可燃物(燃えるごみ)、
[不燃物]
ビン・ガラス・缶・ペットボトル、
[廃プラ・粗大ごみ等]廃プラスチック・発泡スチロール・粗大ごみ [古紙類]新聞・雑誌・段ボール・機密書類・シュレッダー紙、
[医療用廃棄物]感染性廃棄物
Environmental Management Report 2014 51
環
境
関
連
の
取
り
組
み
9.環境関連の取り組み
10.環境に対する規制についての対策
廃棄物総排出量推移グラフ
排水量および水質
3000
(t)
平成25年度の廃棄物総量は前年度
2500
と比較して7%ほど減少していますが、依
然として高い水準となっています。
2000
これは平成25年度も平成24年度に
1500
1000
医療用廃棄物
数行われたため、不要物品などが多量に
大学地区の排水処理施設
可燃物
H21年度
H22年度
H23年度
H24年度
構内の老朽化している排水管に、各所で不明水(雨水、地下水)が侵入しており、処理施設へ処理能力以上の流入
があり、汚泥が流出してしまうことがあったため、流入量を削減し適切な排水処理ができるよう、平成25年度から構内の老
不燃物
0
のため、
学内にある2基の特定施設(大学地区および附属病院地区)
では、
排水水質および排水量について自動計測(COD、
全窒素および全リン)
しています。
廃プラ・粗大ごみ等
500
本学の排水は志登茂川を経由して伊勢湾水域に放流しているため、水質汚濁防止法の規制対象となっています。そ
引き続き、学内で大規模改修工事が多
処分されたことが原因と考えられます。
古紙類
排水処理施設と規制値
朽化している排水管の管更生工事を開始しました。
H25年度
◎ 廃棄物の現状と対策
古紙再生トイレットペーパー
①本学では環境マネジメントシステムの運用において下記のような、紙の減量対策を行っています。
また、流入量増加時でも対応できるように、
ろ過器(三
次処理装置)
を設置しました。
流入量の削減効果が高い管更生工事は平成26
◎学内会議の資料の電子媒体化 ◎不要書類の裏面活用
年度も実施します。
◎学内通知文の電子メール化 ◎各種資料の電子化と
共通サーバーへの保管
◎印刷物の両面化
既設管の内側にライニングをすることで侵入水を防止
②廃棄物のうち、
リサイクル可能なペットボトル・カン類・ビン類は分別収集し、
【生活排水処理施設のデータ】
(平成25年度実績)
資源化し売り払いしています。
③エコステーションを設置し、
リサイクル可能な古紙・牛乳パック・電池・割り箸・
項 目
規制値
排水量
④全教職員・学生に、
エコバッグを配布してレジ袋を削減し、学内外のごみ減
pH
古紙回収BOX
量に努めています。
★
環
境
関
連
の
取
り
組
み
グリーン購入・調達の状況
◎ 平成25年度 グリーン購入・調達の状況
濃
度
規
制
㎥/日
5.8∼8.6
40
4
12
SS
130(100) ㎎/L
17
1
5
SS
130(100) ㎎/L
79
1
21
全窒素
120(60) ㎎/L
19
1.2
5.9
全リン
16(8) ㎎/L
2.1
0.12
0.84
大腸菌群数 (3,000) 個/㎥
740
3
256
全窒素
120(60) ㎎/L
22
7
11.7
全リン
16(8) ㎎/L
2
0.15
0.87
大腸菌群数 (3,000) 個/㎥
1000
14
276
㎎/L
0.05
0.03
0.034
100
㎎/L
24
2
9.3
COD
52
㎏/日
26.83
1.01
7.32
全窒素
52
㎏/日
32.75
0.66
14.5
全リン
4.2
㎏/日
6.34
0.02
1.24
2,514台
2,454台
4,094台
ホウ素
10
OA機器
コピー機(賃貸含む)
など
1,399台
1,366台
3,236台
アンモニア
照 明
蛍光管など
3,411本
3,330本
3,330本
インテリア類
カーテンなど
328,721枚
320,897枚
417,339枚
657組
641組
626組
合計
8,459,649円
76,765kg
平成24年度
合計
9,711,125円
80,355kg
平成25年度
合計
12,382,115円
115,811kg
52 Environmental Management Report 2014
7.2
130(100) ㎎/L
事務機器など
平成23年度
7
COD
機械類
購入量
7.4
6
439,689個
購入金額
ー
2
443,345個
年 度
5.8∼8.6
23
454,154個
◎ 再生紙購入実績
pH
712.7
130(100) ㎎/L
シャープペンシルなど
―
7.2
206.3
COD
文具類
―
7.1
1,095.2
8
185,324kg
―
7.3
㎥/日
1
180,520kg
―
排水量
39
184,921kg
その他7分野
1,123.5
130(100) ㎎/L
コピー用紙など
2,668件
329.9
平 均
BOD
紙 類
3,326件
2,220.5
最 小
5
平成25年度調達量
3,407件
最 大
1
平成24年度調達量
印刷業務など
平 均
22
平成23年度調達量
役務
実 績
単位
130(100) ㎎/L
摘 要
総
量
規
制
ー
最 小
規制値
(平成25年度実績)
BOD
分 野
作業手袋
項 目
最 大
インクカートリッジ・ペットボトルキャップを回収し、資源化しています。
【医学部附属病院合併処理施設のデータ】
実 績
単位
ろ過器を設置することで、汚泥の流出を防止できる
濃
度
規
制
総
量
規
制
ホウ素
10
㎎/L
0.04
0.03
0.035
アンモニア
100
㎎/L
5
1.3
3.2
COD
40
㎏/日
97.69
1.68
18.01
全窒素
40
㎏/日
25.97
0.38
5.8
全リン
3
㎏/日
4.25
0.01
0.8
上表の平成25年度排水水質データより、規制項目も
上表に示すように、規制項目も安定し、適切な維持管
安定しており、平成26年4月の排水量(平均897.0m )
と
理を行っていると考えておりますが、放流先が、大学地区
比較して、排水量(流入量)
は減少しています。
生活排水処理施設と同様の排水路のため、SS(浮遊物
3
しかし、放流先の排水路には、基準値以内ではありま
すが、SS(浮遊物質)
が堆積してしまうことが判明しました。
そこで、排水の全量ろ過をするため、
ろ過器の増設など
の追加対策を実施することを予定しています。
質)が堆積しないように、
ろ過器(三次処理装置)の設置
を行います。CODおよび全リンが規制値を超過(最大値)
していますが、三次処理装置の設置と同時に、処理施設
内の制御方式を改善することにより対応することとしてい
ます。
Environmental Management Report 2014 53
環
境
に
対
す
る
規
制
に
つ
い
て
の
対
策
9.環境関連の取り組み
10.環境に対する規制についての対策
廃棄物総排出量推移グラフ
排水量および水質
3000
(t)
平成25年度の廃棄物総量は前年度
2500
と比較して7%ほど減少していますが、依
然として高い水準となっています。
2000
これは平成25年度も平成24年度に
1500
引き続き、学内で大規模改修工事が多
1000
数行われたため、不要物品などが多量に
医療用廃棄物
処分されたことが原因と考えられます。
古紙類
廃プラ・粗大ごみ等
500
可燃物
H21年度
H22年度
H23年度
H24年度
本学の排水は志登茂川を経由して伊勢湾水域に放流しているため、水質汚濁防止法の規制対象となっています。そ
のため、
学内にある2基の特定施設(大学地区および附属病院地区)
では、
排水水質および排水量について自動計測(COD、
全窒素および全リン)
しています。
大学地区の排水処理施設
構内の老朽化している排水管に、各所で不明水(雨水、地下水)が侵入しており、処理施設へ処理能力以上の流入
があり、汚泥が流出してしまうことがあったため、流入量を削減し適切な排水処理ができるよう、平成25年度から構内の老
不燃物
0
排水処理施設と規制値
朽化している排水管の管更生工事を開始しました。
H25年度
◎ 廃棄物の現状と対策
古紙再生トイレットペーパー
また、流入量増加時でも対応できるように、
ろ過器(三
次処理装置)
を設置しました。
①本学では環境マネジメントシステムの運用において下記のような、紙の減量対策を行っています。
流入量の削減効果が高い管更生工事は平成26
◎学内会議の資料の電子媒体化 ◎不要書類の裏面活用
年度も実施します。
◎学内通知文の電子メール化 ◎各種資料の電子化と
共通サーバーへの保管
◎印刷物の両面化
既設管の内側にライニングをすることで侵入水を防止
②廃棄物のうち、
リサイクル可能なペットボトル・カン類・ビン類は分別収集し、
【生活排水処理施設のデータ】
(平成25年度実績)
資源化し売り払いしています。
項 目
規制値
項 目
最 大
pH
④全教職員・学生に、
エコバッグを配布してレジ袋を削減し、学内外のごみ減
★
古紙回収BOX
量に努めています。
グリーン購入・調達の状況
◎ 平成25年度 グリーン購入・調達の状況
濃
度
規
制
5.8∼8.6
ー
最 小
7.3
7.1
7.2
1
8
COD
130(100) ㎎/L
23
2
6
COD
130(100) ㎎/L
40
4
12
SS
130(100) ㎎/L
17
1
5
SS
130(100) ㎎/L
79
1
21
全窒素
120(60) ㎎/L
19
1.2
5.9
全リン
16(8) ㎎/L
2.1
0.12
0.84
大腸菌群数 (3,000) 個/㎥
740
3
256
全窒素
120(60) ㎎/L
22
7
11.7
全リン
16(8) ㎎/L
2
0.15
0.87
大腸菌群数 (3,000) 個/㎥
1000
14
276
185,324kg
文具類
シャープペンシルなど
454,154個
443,345個
439,689個
ホウ素
10
㎎/L
0.05
0.03
0.034
機械類
事務機器など
2,514台
2,454台
4,094台
アンモニア
100
㎎/L
24
2
9.3
OA機器
コピー機(賃貸含む)
など
1,399台
1,366台
3,236台
COD
52
㎏/日
26.83
1.01
7.32
照 明
蛍光管など
3,411本
3,330本
3,330本
全窒素
52
㎏/日
32.75
0.66
14.5
インテリア類
カーテンなど
328,721枚
320,897枚
417,339枚
全リン
4.2
㎏/日
6.34
0.02
1.24
657組
641組
626組
―
―
―
◎ 再生紙購入実績
年 度
購入金額
購入量
平成23年度
合計
8,459,649円
76,765kg
平成24年度
合計
9,711,125円
80,355kg
平成25年度
合計
12,382,115円
115,811kg
7.2
39
180,520kg
―
7
130(100) ㎎/L
184,921kg
その他7分野
7.4
BOD
コピー用紙など
2,668件
ー
5
紙 類
3,326件
5.8∼8.6
平 均
1
平成25年度調達量
3,407件
pH
最 小
22
平成24年度調達量
印刷業務など
最 大
130(100) ㎎/L
平成23年度調達量
役務
単位
BOD
摘 要
作業手袋
規制値
平 均
分 野
総
量
規
制
(平成25年度実績)
実 績
単位
インクカートリッジ・ペットボトルキャップを回収し、資源化しています。
52 Environmental Management Report 2014
【医学部附属病院合併処理施設のデータ】
実 績
③エコステーションを設置し、
リサイクル可能な古紙・牛乳パック・電池・割り箸・
環
境
関
連
の
取
り
組
み
ろ過器を設置することで、汚泥の流出を防止
濃
度
規
制
総
量
規
制
ホウ素
10
㎎/L
0.04
0.03
0.035
アンモニア
100
㎎/L
5
1.3
3.2
COD
40
㎏/日
97.69
1.68
18.01
全窒素
40
㎏/日
25.97
0.38
5.8
全リン
3
㎏/日
4.25
0.01
0.8
上表の平成25年度排水水質データより、規制項目も
上表に示すように、規制項目も安定し、適切な維持管
安定していますが、全リンが規制値を超過(最大値)
して
理を行っていると考えておりますが、放流先が、大学地区
おり、放流先の排水路には、基準値以内ではありますが、
生活排水処理施設と同様の排水路のため、SS(浮遊物
SS(浮遊物質)
が堆積してしまうことが判明しました。
質)が堆積しないように、
ろ過器(三次処理装置)の設置
そこで、放流の全量ろ過をするため、
ろ過器の増設など
の追加対策を実施することを予定しています。
を行います。CODおよび全リンが規制値を超過(最大値)
していますが、三次処理装置の設置と同時に、処理施設
内の制御方式を改善することにより対応することとしてい
ます。
Environmental Management Report 2014 53
環
境
に
対
す
る
規
制
に
つ
い
て
の
対
策
10.環境に対する規制についての対策
10.環境に対する規制についての対策
大気汚染防止法
建物の建設などにあたっての環境配慮
施設の整備に伴う環境配慮
平成25年度より総合地ボイラーの運転を停止したため、今年度より報告設備がなくなりました。
化学物質の取り扱い量
本学は総合大学であり、
日々、
さまざまな教育・研究活
上浜キャンパスの化学物質取り扱い量
動が行われているため、化学物質の取り扱い量も多く、
「特
4000
定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改
3500
善の促進に関する法律」
(PRTR法)で定める化学物質
3000
の取扱量を集計しています。そして年間取扱量が法律で
2500
定められている以上の対象物質については、排出量・移
2000
動量を報告しています。
1500
報告対象物質としては、政令番号186のジクロロメタ
ン(別名:塩化メチレン)があります。
されたと考えています。また、公共用水域への排出は検
知されていないため、土壌汚染などはありません。
本学では、実験研究に際し発生する実験廃液について、
一次および二次洗浄水は収集し、廃液処分しています。
また、水質汚濁防止法による土壌汚染対応として、三次
洗浄水などが流れる実験排水管については、建物の改
修工事に合わせて、建物毎のモニター桝までを二重管に
環
境
に
対
す
る
規
制
に
つ
い
て
の
対
策
するなどの対策を講じています。
H21年度
H22年度
1200
るよう心がけています。下記のデータは平成25年度中に
より熱負荷の低減に努めています。これ以外に、地域イノ
納入した「国等における環境物品等の推進等に関する
ベーション研究開発拠点の新築では、西・南面の一部に
法律(グリーン購入法)」に定められた物品で、毎年度環
壁面緑化を行うことで熱負荷の低減に努めています。また、
境省に報告をしています。
H23年度
H24年度
H25年度
第一種指定化学物質(㎏)
1100
地域イノベーション施設壁面緑化
1000
附属小学校屋内運動場 太陽光パネル
附属小学校屋内運動場 太陽光温水器
910
800
600
【平成25年度特定調達品目(公共工事)調達実績概要表】
380
360
400
380
230
200
0
大気へ排出
H22年度
H24年度
H25年度
品目名
200
実験廃液として排出(移動)
H21年度
数 量
単位
品目分類
品目名
特定調達物品等
類似品等
合計
路盤材
再生鉄骨材
㎥
1,623
0
1,623
再生木質ボード
木質系セメント板
㎡
189
0
189
ビニル系床材
ビニル系床材
㎡
3,304
0
3,304
断熱材
断熱材
工事数
5
0
5
照明機器
照明制御システム
工事数
2
0
2
空調用機器
送風機
台
13
0
13
衛生器具
自動水栓
工事数
5
0
5
H23年度
上浜キャンパス敷地境界の騒音値(dB)
夏期の比較
られます。ただし、規制値を超過しているため、今後も騒
54 Environmental Management Report 2014
屋根・外壁面への断熱材施工、ペアガラスの採用などに
1300
0:00
策を実施することで法規制を順守することとしています。
なお、施設整備の際は、環境に配慮した物品を調達す
1400
1400
の設置等)
は順次進めていますので、騒音値の減少も見
これらの対策は、病院再整備計画の工事により騒音対
とで、
エネルギー負荷の低減に努めています。
1500
規制値
ルギーセンターの発生源に対するものが未実施ですが、
約方式としています。平成25年度は新築または大規模な
政令番号186:ジクロロメタンの排出・移動量
1600
時間
現在、計画した騒音対策の中で病院施設およびエネ
ド方式を採用するなど、環境に配慮した施設整備を行うこ
500
を設置し、常時騒音値を計測しています。騒音値に影響
音対策を実施予定です。
境に配慮された設計が行える設計事務所を選定する契
教育学部附属小学校屋内運動場の改築では、屋上に
法以上の規制があります。そのため、敷地境界に騒音計
を及ぼす騒音発生源への対策(消音器の設置、防音壁
ムや、
シャワールームの給湯にガスと太陽熱のハイブリッ
★
上浜キャンパスの騒音対策
本学の上浜キャンパスは、津市告示により騒音規制
定する際は、
「環境配慮型プロポーザル方式」により、環
改修工事に併せて省エネルギーに配慮した整備を行い、
特定第一種指定化学物質(㎏)
廃液として排出(搬出)
されたもの以外は大気中に排出
設置した太陽光発電パネルを利用した電力供給システ
1000
0
ジクロロメタンは沸点が低く、揮発しやすいため、実験
建物の新築または大規模な改修の設計事務所を選
H24年
H25年
※
40(45)
50.8
44.7
自動洗浄装置およびその組み込み小便器
工事数
7
0
7
8:00
45(50)
51.2
50.0
水洗式大便器
工事数
7
0
7
12:00
50(55)
53.0
52.8
建設機械
排出ガス対策型建設機械
工事数
13
0
13
19:00
45(50)
50.8
49.2
法面緑化工法
工事数
1
0
1
22:00
40(45)
50.5
45.5
伐採材及び建設発生土を活用した法面
緑化工法
※( )の値は、騒音規制法による値
Environmental Management Report 2014 55
環
境
に
対
す
る
規
制
に
つ
い
て
の
対
策
10.環境に対する規制についての対策
10.環境に対する規制についての対策
大気汚染防止法
建物の建設などにあたっての環境配慮
施設の整備に伴う環境配慮
平成25年度より総合地ボイラーの運転を停止したため、今年度より報告設備がなくなりました。
化学物質の取り扱い量
本学は総合大学であり、
日々、
さまざまな教育・研究活
上浜キャンパスの化学物質取り扱い量
動が行われているため、化学物質の取り扱い量も多く、
「特
4000
定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改
3500
善の促進に関する法律」
(PRTR法)で定める化学物質
3000
の取扱量を集計しています。そして年間取扱量が法律で
2500
定められている以上の対象物質については、排出量・移
2000
動量を報告しています。
1500
報告対象物質としては、政令番号186のジクロロメタ
ン(別名:塩化メチレン)があります。
されたと考えています。また、公共用水域への排出は検
知されていないため、土壌汚染などはありません。
本学では、実験研究に際し発生する実験廃液について、
一次および二次洗浄水は収集し、廃液処分しています。
また、水質汚濁防止法による土壌汚染対応として、三次
洗浄水などが流れる実験排水管については、建物の改
修工事に合わせて、建物毎のモニター桝までを二重管に
環
境
に
対
す
る
規
制
に
つ
い
て
の
対
策
するなどの対策を講じています。
H21年度
H22年度
1200
るよう心がけています。下記のデータは平成25年度中に
より熱負荷の低減に努めています。これ以外に、地域イノ
納入した「国等における環境物品等の推進等に関する
ベーション研究開発拠点の新築では、西・南面の一部に
法律(グリーン購入法)」に定められた物品で、毎年度環
壁面緑化を行うことで熱負荷の低減に努めています。また、
境省に報告をしています。
H23年度
H24年度
H25年度
第一種指定化学物質(㎏)
1100
地域イノベーション施設壁面緑化
1000
附属小学校屋内運動場 太陽光パネル
附属小学校屋内運動場 太陽光温水器
910
800
600
【平成25年度特定調達品目(公共工事)調達実績概要表】
380
360
400
380
230
200
0
大気へ排出
H22年度
H24年度
H25年度
品目名
200
実験廃液として排出(移動)
H21年度
数 量
単位
品目分類
品目名
特定調達物品等
類似品等
合計
路盤材
再生鉄骨材
㎥
1,623
0
1,623
再生木質ボード
木質系セメント板
㎡
189
0
189
ビニル系床材
ビニル系床材
㎡
3,304
0
3,304
断熱材
断熱材
工事数
5
0
5
照明機器
照明制御システム
工事数
2
0
2
空調用機器
送風機
台
13
0
13
衛生器具
自動水栓
工事数
5
0
5
H23年度
上浜キャンパス敷地境界の騒音値(dB)
夏期の比較
られます。ただし、規制値を超過しているため、今後も騒
54 Environmental Management Report 2014
屋根・外壁面への断熱材施工、ペアガラスの採用などに
1300
0:00
策を実施することで法規制を順守することとしています。
なお、施設整備の際は、環境に配慮した物品を調達す
1400
1400
の設置等)
は順次進めていますので、騒音値の減少も見
これらの対策は、病院再整備計画の工事により騒音対
とで、
エネルギー負荷の低減に努めています。
1500
規制値
ルギーセンターの発生源に対するものが未実施ですが、
約方式としています。平成25年度は新築または大規模な
政令番号186:ジクロロメタンの排出・移動量
1600
時間
現在、計画した騒音対策の中で病院施設およびエネ
ド方式を採用するなど、環境に配慮した施設整備を行うこ
500
を設置し、常時騒音値を計測しています。騒音値に影響
音対策を実施予定です。
境に配慮された設計が行える設計事務所を選定する契
教育学部附属小学校屋内運動場の改築では、屋上に
法以上の規制があります。そのため、敷地境界に騒音計
を及ぼす騒音発生源への対策(消音器の設置、防音壁
ムや、
シャワールームの給湯にガスと太陽熱のハイブリッ
★
上浜キャンパスの騒音対策
本学の上浜キャンパスは、津市告示により騒音規制
定する際は、
「環境配慮型プロポーザル方式」により、環
改修工事に併せて省エネルギーに配慮した整備を行い、
特定第一種指定化学物質(㎏)
廃液として排出(搬出)
されたもの以外は大気中に排出
設置した太陽光発電パネルを利用した電力供給システ
1000
0
ジクロロメタンは沸点が低く、揮発しやすいため、実験
建物の新築または大規模な改修の設計事務所を選
H24年
H25年
※
40(45)
50.8
44.7
自動洗浄装置およびその組み込み小便器
工事数
7
0
7
8:00
45(50)
51.2
50.0
水洗式大便器
工事数
7
0
7
12:00
50(55)
53.0
52.8
建設機械
排出ガス対策型建設機械
工事数
13
0
13
19:00
45(50)
50.8
49.2
法面緑化工法
工事数
1
0
1
22:00
40(45)
50.5
45.5
伐採材及び建設発生土を活用した法面
緑化工法
※( )の値は、騒音規制法による値
Environmental Management Report 2014 55
環
境
に
対
す
る
規
制
に
つ
い
て
の
対
策
10.環境に対する規制についての対策
11.防災・安全衛生への取り組み
ポリ塩化ビフェニル(PCB)の管理
自然災害に備えた体制の整備
本学では、
PCB廃棄物について、「ポリ塩化ビフェニル
また、特別管理産業廃棄物管理責任者を定め、
PCB
南海トラフ巨大地震発生の切迫性の指摘や、
日本各
廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法」に基
廃棄物の保管および処分状況などについて三重県知事
地の活断層の地震発生などに加え社会全体での危機
づき、生活廃水処理施設の倉庫を保管場所に定めて保
に毎年届出書を提出しています。
管理や防災・減災対策に関するシンポジウム、
セミナーな
管しています。
ど、我々に警鐘を鳴らしつづけています。
17,807
また、第2回目の訓練を12月10日に第1回目の図上訓
練想定を実行動で検証するため、
学内への津波避難訓練、
初期消火訓練、備蓄物資配分訓練および三重大学災
備 考
勢湾の水際に位置しているところから南海トラフ巨大地
害拠点病院の医療救護継続に関する実動訓練を関係
容器 10,663 L 事務所にて保管
震が発生した場合は強震動のほかに津波・液状化による
防災機関(自衛隊、三重県、津市北消防署、
日本赤十字
甚大な被害が想定されています。
社三重県支部)の協力・支援のもと「三重大学仮設診
総重量(kg)
保管状況
を実施して、
その対応能力の向上を図りました。
そのような危機管理・防災環境下で、特に、本学は伊
【ポリ塩化ビフェニル(PCB)廃棄物の管理状況】
PCB廃棄物の種類
部局・附属病院災対本部)活動について総合的に訓練
蛍光灯安定器
ドラム缶等に収納
絶縁油(微量PCB)
密閉容器に収納
容器
密閉容器
30
1個 事務所にて保管
の課題となっています。特に、津波対策を完全なものにし
動に係る組織体制の機能と実効性を検証するとともに、
変圧器(微量PCB)
密閉容器
5,098
6台 事務所にて保管
なければなりません。そのような情勢から平成25年度も、2
その対応能力の向上を図ることができました。これらの訓
コンデンサ(微量PCB)
密閉容器に収納
282
4台 事務所にて保管
回にわたって地震防災訓練を実施いたしました。
練評価・反省事項などを踏まえ、巨大地震への減災化に
943
高圧コンデンサ
890L 事務所にて保管
0
平成25年2月、27台処分完了
※微量PCB・
・
・基準は0.5mg/kg∼数10mg/kg程度
PCBの処分状況
PCB廃棄物の管理状況については、年1回点検を実施しており異常のないこ
とを確認しています。
また、処分については、
日本環境安全事業株式会社(JESCO)の豊田事業
そのため本学における防災・減災体制の確立が喫緊
第1回目は、9月3日に南海トラフ巨大地震発生(M9.
0、
震度7、大学構内津波4m、液状化被害極めて大)
を想定
療所(野外病院)
を開設・運営」する訓練を行い当該活
向け、
「三重大学危機管理マニュアル
(自然災害対応編)
」
の修正を行いました。
した総合図上訓練を実施し、主として初動態勢確立段階
また、防災体制基盤の整備に当たっては、
エレベーター
時における主要活動、特に迅速な災対本部の設置、主
内閉じ込め者用備蓄ボックスを学内40ヶ所のエレベータ
動的な情報活動、対処方針の決定、各種応急対策の決
ーに取り付けし、不測事態に備えるとともに、食料・飲料水、
定、
災対本部会議の運営など、
三重大学災害対策本部(各
簡易トイレなどの防災資機材などの整備を図りました。
所に委託する計画で廃棄物処理の早期登録申し込みを行い、平成24年度に
高圧コンデンサ(高濃度)27台分について処分を完了しました。
PCB廃棄物保管庫
アスベスト
★
環
境
に
対
す
る
規
制
に
つ
い
て
の
対
策
下表の除去処分をもって構内すべての吹きつけアスベストの除去処分を完了させる計画です。
場 所
現 状
附属病院(機械室など)
未処理
面積(室面積)
6,665㎡
図上訓練(部局隊)
(H25.9.3)
図上訓練(災害対策本部)
(H25.9.3)
負傷者搬送訓練(H25.12.10) 野外手術システムによる訓練(H25.12.10)
今後の対応
病院解体と共に除去処分(平成27年度実施予定)
みえ防災・減災センター
※附属病院については、現在でも安定した状態にあり、飛散は確認されていません。
声
● 保全の番人
今年度より、施設部施設管理チームの保全担当係長として、学内における建物・設備の維持管
理・保全業務を行っています。
主な業務内容としては受変電設備、電話交換機設備、防災設備、昇降機設備、給水設備などの
定期的な点検・整備および景観と環境保全のための緑化保全業務と多岐に渡っております。
また上記のような定期的な維持管理・保全業務とは別に、
日々学内から設備に関するトラブルな
どの連絡があるため、
その都度迅速に対応を行っております。
私達が行っている業務は学生・教職員の皆さまには直接接する機会は少ないですが、
これらはす
べて大学における教育・研究活動になくてはならないものと考えております。
これからも施設利用者が安心・安全に教育・研究活動を行える様に、
日々の業務を行い、三重大
施設部施設管理チーム保全係長
宮崎 典
学の縁の下の力持ちを目指して頑張っていきたいと考えています。
56 Environmental Management Report 2014
本学における、防災活動拠点として三重県と本学が
みであり、今後は防災人材の育成や市町・大学・企業を
共同で「三重県・三重大学 みえ防災・減災センター(み
結び付ける「防災ハブ」としての機能などを発揮し、三重
え防災・減災センター)」を平成26年4月1日に本学内に
県の防災・減災に貢献することが大いに期待されます。
設置しました。
同センターは、県と本学が相互に連携・協力し、防災人
材の育成と活用、調査研究等に取り組み、三重県におけ
る地域防災力の向上に資することを目的としています。
本学では、従来より「地域圏防災・減災センター」、
「美(う
ま)
し国さきもり塾」
と防災研究・教育を実施してきましたが、
三重県との連携により、防災研究・教育が一層推進され
ます。
大学と県が一体となった防災組織は全国初の取り組
みえ防災・減災センター
(H26.4.18)
Environmental Management Report 2014 57
防
災
・
安
全
衛
生
へ
の
取
り
組
み
10.環境に対する規制についての対策
11.防災・安全衛生への取り組み
ポリ塩化ビフェニル(PCB)の管理
自然災害に備えた体制の整備
本学では、
PCB廃棄物について、「ポリ塩化ビフェニル
また、特別管理産業廃棄物管理責任者を定め、
PCB
南海トラフ巨大地震発生の切迫性の指摘や、
日本各
廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法」に基
廃棄物の保管および処分状況などについて三重県知事
地の活断層の地震発生などに加え社会全体での危機
づき、生活廃水処理施設の倉庫を保管場所に定めて保
に毎年届出書を提出しています。
管理や防災・減災対策に関するシンポジウム、
セミナーな
管しています。
ど、我々に警鐘を鳴らしつづけています。
17,807
また、第2回目の訓練を12月10日に第1回目の図上訓
練想定を実行動で検証するため、
学内への津波避難訓練、
初期消火訓練、備蓄物資配分訓練および三重大学災
備 考
勢湾の水際に位置しているところから南海トラフ巨大地
害拠点病院の医療救護継続に関する実動訓練を関係
容器 10,663 L 事務所にて保管
震が発生した場合は強震動のほかに津波・液状化による
防災機関(自衛隊、三重県、津市北消防署、
日本赤十字
甚大な被害が想定されています。
社三重県支部)の協力・支援のもと「三重大学仮設診
総重量(kg)
保管状況
を実施して、
その対応能力の向上を図りました。
そのような危機管理・防災環境下で、特に、本学は伊
【ポリ塩化ビフェニル(PCB)廃棄物の管理状況】
PCB廃棄物の種類
部局・附属病院災対本部)活動について総合的に訓練
蛍光灯安定器
ドラム缶等に収納
絶縁油(微量PCB)
密閉容器に収納
容器
密閉容器
30
1個 事務所にて保管
の課題となっています。特に、津波対策を完全なものにし
動に係る組織体制の機能と実効性を検証するとともに、
変圧器(微量PCB)
密閉容器
5,098
6台 事務所にて保管
なければなりません。そのような情勢から平成25年度も、2
その対応能力の向上を図ることができました。これらの訓
コンデンサ(微量PCB)
密閉容器に収納
282
4台 事務所にて保管
回にわたって地震防災訓練を実施いたしました。
練評価・反省事項などを踏まえ、巨大地震への減災化に
943
高圧コンデンサ
890L 事務所にて保管
0
平成25年2月、27台処分完了
※微量PCB・
・
・基準は0.5mg/kg∼数10mg/kg程度
PCBの処分状況
PCB廃棄物の管理状況については、年1回点検を実施しており異常のないこ
とを確認しています。
また、処分については、
日本環境安全事業株式会社(JESCO)の豊田事業
そのため本学における防災・減災体制の確立が喫緊
第1回目は、9月3日に南海トラフ巨大地震発生(M9.
0、
震度7、大学構内津波4m、液状化被害極めて大)
を想定
療所(野外病院)
を開設・運営」する訓練を行い当該活
向け、
「三重大学危機管理マニュアル
(自然災害対応編)
」
の修正を行いました。
した総合図上訓練を実施し、主として初動態勢確立段階
また、防災体制基盤の整備に当たっては、
エレベーター
時における主要活動、特に迅速な災対本部の設置、主
内閉じ込め者用備蓄ボックスを学内40ヶ所のエレベータ
動的な情報活動、対処方針の決定、各種応急対策の決
ーに取り付けし、不測事態に備えるとともに、食料・飲料水、
定、
災対本部会議の運営など、
三重大学災害対策本部(各
簡易トイレなどの防災資機材などの整備を図りました。
所に委託する計画で廃棄物処理の早期登録申し込みを行い、平成24年度に
高圧コンデンサ(高濃度)27台分について処分を完了しました。
PCB廃棄物保管庫
アスベスト
★
環
境
に
対
す
る
規
制
に
つ
い
て
の
対
策
下表の除去処分をもって構内すべての吹きつけアスベストの除去処分を完了させる計画です。
場 所
現 状
附属病院(機械室など)
未処理
面積(室面積)
6,665㎡
図上訓練(部局隊)
(H25.9.3)
図上訓練(災害対策本部)
(H25.9.3)
負傷者搬送訓練(H25.12.10) 野外手術システムによる訓練(H25.12.10)
今後の対応
病院解体と共に除去処分(平成27年度実施予定)
みえ防災・減災センター
※附属病院については、現在でも安定した状態にあり、飛散は確認されていません。
声
● 保全の番人
今年度より、施設部施設管理チームの保全担当係長として、学内における建物・設備の維持管
理・保全業務を行っています。
主な業務内容としては受変電設備、電話交換機設備、防災設備、昇降機設備、給水設備などの
定期的な点検・整備および景観と環境保全のための緑化保全業務と多岐に渡っております。
また上記のような定期的な維持管理・保全業務とは別に、
日々学内から設備に関するトラブルな
どの連絡があるため、
その都度迅速に対応を行っております。
私達が行っている業務は学生・教職員の皆さまには直接接する機会は少ないですが、
これらはす
べて大学における教育・研究活動になくてはならないものと考えております。
これからも施設利用者が安心・安全に教育・研究活動を行える様に、
日々の業務を行い、三重大
施設部施設管理チーム保全係長
宮崎 典
学の縁の下の力持ちを目指して頑張っていきたいと考えています。
56 Environmental Management Report 2014
本学における、防災活動拠点として三重県と本学が
みであり、今後は防災人材の育成や市町・大学・企業を
共同で「三重県・三重大学 みえ防災・減災センター(み
結び付ける「防災ハブ」としての機能などを発揮し、三重
え防災・減災センター)」を平成26年4月1日に本学内に
県の防災・減災に貢献することが大いに期待されます。
設置しました。
同センターは、県と本学が相互に連携・協力し、防災人
材の育成と活用、調査研究等に取り組み、三重県におけ
る地域防災力の向上に資することを目的としています。
本学では、従来より「地域圏防災・減災センター」、
「美(う
ま)
し国さきもり塾」
と防災研究・教育を実施してきましたが、
三重県との連携により、防災研究・教育が一層推進され
ます。
大学と県が一体となった防災組織は全国初の取り組
みえ防災・減災センター
(H26.4.18)
Environmental Management Report 2014 57
防
災
・
安
全
衛
生
へ
の
取
り
組
み
11.防災・安全衛生への取り組み
11.防災・安全衛生への取り組み
健康管理
安全衛生への取り組み
本学においては、有機溶剤や特定化学物質等の有害
労働安全衛生に関する責任体制
物質を取り扱う業務、有害物のガス、蒸気および粉じんを
務付けられ、国立大学法人三重大学職員就業規則により、
発散する場所における業務、実験・研究・診療などで有害
職員は必ず受診しなければなりません。また希望者には、
● 三重大学安全衛生組織図 ●
放射線にさらされる業務、身体に激しい振動を受ける業務
胃検診、
子宮がん検診、
便潜血反応検査を実施しています。
学 長
および深夜業務を含む業務などを行っている職員に対し、
これらの健康診断の結果に基づき、産業医および保健
年2回特定業務健康診断および特殊健康診断を実施し、
師による精密検査の受診、医療機関での治療、生活習
その他の職員には年1回定期健康診断を実施しています。
慣の改善などの保健指導を行っています。
本学では、国立大学法人三重大学職員安全衛生管理規程を設け、労働安全衛生法の目的を達成するための体制を確立しています。
安全衛生統括会議
統括産業医
上浜地区事業場
附属学校事業場
統括安全衛生管理者
産
業
医
産
業
医
補
助
者
衛
生
管
理
者
衛
生
工
学
衛
生
責
任
者
安衛
全生
管管
理理
担担
当当
者者
安
全
管
理
責
任
者
作
業
主
任
者
安
全
衛
生
委
員
会
各
部
局
別
安
全
衛
生
委
員
会
産
業
医
産
業
医
補
助
者
これらの健康診断は、法律により事業者にその実施が義
安
全
管
理
責
任
者
衛
生
管
理
者
安衛
全生
管管
理理
担担
当当
者者
附属教育研究施設事業場
安
全
衛
生
委
員
会
作
業
主
任
者
附属練習船事業場
船
長
安
全
管
理
責
任
者
衛
生
推
進
者
安衛
全生
管管
理理
担担
当当
者者
過重労働による健康障害防止対策
平成18年9月より「長時間労働者への産業医による
面接指導等に関する実施要領」を制定し、面接指導を
作
業
主
任
者
安
全
担
当
者
衛
生
担
当
者
消
火
作
業
指
揮
者
補
助
者
補
助
者
補
助
者
務時間数を週38.
75時間勤務に換算し、準じた形で行っ
ています。
実施しています。時間外・休日労働時間が月45時間を超
面接指導を希望した者については、産業医による面接
えた者に対して,
「面接指導に係る通知書」を送付し、面
指導を実施し、産業医から提出された「面接指導結果報
接指導の申出の推奨を行っています。
告書及び事後措置に係る意見書」により事後の措置を
また、専門業務型裁量労働制適用職員に対しても、勤
行っています。
AED設置状況
※ 法令で定めるものを示す
AED
(Automated External Defibrillator:自動体外
職場巡視
産業医は、衛生管理者、保健師、安全管理担当職員
とともに月1回作業場などを巡視しています。作業方法ま
たは衛生状態に有害の恐れがあるときは、直ちに、労働
者の健康障害を防止するため必要な措置を講じています。
職場巡視状況
作業環境測定
防
災
・
安
全
衛
生
へ
の
取
り
組
み
作業環境測定とは、適正な作業環境を確保し、職場にお
り、
さらに法人化当初から外部機関へ委託していた放射性物質
ける労働者の健康を保持することを目的として、作業環境
の作業環境測定についても、平成19年度に必要な測定機器
中に存在する有害な因子がどの程度存在するかを把握す
等の新規購入を行い、平成20年4月から測定を実施しています。
ることを労働安全衛生法および作業環境測定法で定めら
自社測定を始めて9年が経過しましたが、
この間に新たに
れているものです。現在、本学では6名の作業環境測定士
加わった対象物質もあり、
その都度サンプリング・分析方法
により作業環境測定を実施しています。
などを検討しすべてに対応してきています。また、職場環境
本来、自社測定が原則である作業環境測定を法人化当初は
のより高い安全性確保の観点から管理濃度がさらに厳しく
外部機関に委託する予定でしたが、委託経費が高価であり、か
なり、分析精度を高めるこが求められてきておりますが、
これ
つ大学という特殊な教育・研究機関において適切な労働環境
らに対応するためスタッフ全員が学外で開催される各種研
を維持するため、学内で作業環境測定を行ってはどうかとの提案
修会などに随時参加し、
デザイン・サンプリング・分析・評価・
があり、5名の工学部技術系職員が第一種作業環境測定士の
報告などのスキル向上に努めています。
式除細動器)
とは、心室細動になった心臓に対して電気
す。
ショックを与え、正常な脈拍に戻すための医療機器です。
また、
これらのAE
本学では突然の意識不明や心肺停止などに対応する
Dを緊急時に有効に
ため、平成16年度から学内の各施設にAEDの設置を進
使用できるように、
めており平成24年6月に屋外に1台、
さらに平成26年2月
平成18年度より教
に1台、
AEDを設置しました。現在、41台のAEDが設置さ
職員を対象とした年
れております。
2回の救急救命講習会を継続的に実施しています。
各AEDの設置場所については学内向けホームページ
http://www.mie-u.ac.jp/staff/aed.html
救急救命講習会
受動喫煙防止対策
本学では、平成16年から建物内は全面禁煙とし、建物
外での喫煙場所を指定しています。
また、医学研究科および附属病院においては、平成18
年5月から敷地内全面禁煙となっています。
今後は、喫煙の指定場所についての検討と指定場所
以外での喫煙禁止について全学に対して周知すると共
に喫煙者に対する禁煙指導を行っていきたいと考えてい
ます。
ヒヤリハット報告について
本学では、学生の修学環境および教職員の職場環境
員に注意喚起することで同様の事例などによる事故回
などにおいて発生する重大事故などの防止に役立てるた
避に役立てたいと考え、平成24年5月にヒヤリハット報告
め、学生・教職員が経験したヒヤリハット事例(ケガ・病気
を開始しました。
★
資格を取得しました。その後、使用頻度の高い有機溶剤、特定
また、作業環境測定結果の評価に基づいて、企画総務
化学物質、粉じんを対象として測定室・測定機器などの整備を
部職員チームが中心となり学内労働者の健康を保持する
には至らなかった場合、軽微なケガなどで済んだ場合など)
行い、平成17年度から放射性物質以外の作業環境測定が実
ため施設の改善、設備の設置および健康診断実施などの
を収集し事例集としてホームページに公表し、学生・教職
施できるようになりました。平成18年度には現在の6名体制とな
必要な措置を講じています。
58 Environmental Management Report 2014
で情報を公開中で
平成26年6月1日現在、学生から22件、教職員から4件
の事例をホームページに公表しています。
Environmental Management Report 2014 59
防
災
・
安
全
衛
生
へ
の
取
り
組
み
11.防災・安全衛生への取り組み
11.防災・安全衛生への取り組み
健康管理
安全衛生への取り組み
本学においては、有機溶剤や特定化学物質等の有害
労働安全衛生に関する責任体制
物質を取り扱う業務、有害物のガス、蒸気および粉じんを
務付けられ、国立大学法人三重大学職員就業規則により、
発散する場所における業務、実験・研究・診療などで有害
職員は必ず受診しなければなりません。また希望者には、
● 三重大学安全衛生組織図 ●
放射線にさらされる業務、身体に激しい振動を受ける業務
胃検診、
子宮がん検診、
便潜血反応検査を実施しています。
学 長
および深夜業務を含む業務などを行っている職員に対し、
これらの健康診断の結果に基づき、産業医および保健
年2回特定業務健康診断および特殊健康診断を実施し、
師による精密検査の受診、医療機関での治療、生活習
その他の職員には年1回定期健康診断を実施しています。
慣の改善などの保健指導を行っています。
本学では、国立大学法人三重大学職員安全衛生管理規程を設け、労働安全衛生法の目的を達成するための体制を確立しています。
安全衛生統括会議
統括産業医
上浜地区事業場
附属学校事業場
統括安全衛生管理者
産
業
医
産
業
医
補
助
者
衛
生
管
理
者
衛
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工
学
衛
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責
任
者
安衛
全生
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理理
担担
当当
者者
安
全
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理
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任
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作
業
主
任
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安
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各
部
局
別
安
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衛
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委
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会
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業
医
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業
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補
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これらの健康診断は、法律により事業者にその実施が義
安
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理
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任
者
衛
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者
安衛
全生
管管
理理
担担
当当
者者
附属教育研究施設事業場
安
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衛
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委
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会
作
業
主
任
者
附属練習船事業場
船
長
安
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理
責
任
者
衛
生
推
進
者
安衛
全生
管管
理理
担担
当当
者者
過重労働による健康障害防止対策
平成18年9月より「長時間労働者への産業医による
面接指導等に関する実施要領」を制定し、面接指導を
作
業
主
任
者
安
全
担
当
者
衛
生
担
当
者
消
火
作
業
指
揮
者
補
助
者
補
助
者
補
助
者
務時間数を週38.
75時間勤務に換算し、準じた形で行っ
ています。
実施しています。時間外・休日労働時間が月45時間を超
面接指導を希望した者については、産業医による面接
えた者に対して,
「面接指導に係る通知書」を送付し、面
指導を実施し、産業医から提出された「面接指導結果報
接指導の申出の推奨を行っています。
告書及び事後措置に係る意見書」により事後の措置を
また、専門業務型裁量労働制適用職員に対しても、勤
行っています。
AED設置状況
※ 法令で定めるものを示す
AED
(Automated External Defibrillator:自動体外
職場巡視
産業医は、衛生管理者、保健師、安全管理担当職員
とともに月1回作業場などを巡視しています。作業方法ま
たは衛生状態に有害の恐れがあるときは、直ちに、労働
者の健康障害を防止するため必要な措置を講じています。
職場巡視状況
作業環境測定
防
災
・
安
全
衛
生
へ
の
取
り
組
み
作業環境測定とは、適正な作業環境を確保し、職場にお
り、
さらに法人化当初から外部機関へ委託していた放射性物質
ける労働者の健康を保持することを目的として、作業環境
の作業環境測定についても、平成19年度に必要な測定機器
中に存在する有害な因子がどの程度存在するかを把握す
等の新規購入を行い、平成20年4月から測定を実施しています。
ることを労働安全衛生法および作業環境測定法で定めら
自社測定を始めて9年が経過しましたが、
この間に新たに
れているものです。現在、本学では6名の作業環境測定士
加わった対象物質もあり、
その都度サンプリング・分析方法
により作業環境測定を実施しています。
などを検討しすべてに対応してきています。また、職場環境
本来、自社測定が原則である作業環境測定を法人化当初は
のより高い安全性確保の観点から管理濃度がさらに厳しく
外部機関に委託する予定でしたが、委託経費が高価であり、か
なり、分析精度を高めるこが求められてきておりますが、
これ
つ大学という特殊な教育・研究機関において適切な労働環境
らに対応するためスタッフ全員が学外で開催される各種研
を維持するため、学内で作業環境測定を行ってはどうかとの提案
修会などに随時参加し、
デザイン・サンプリング・分析・評価・
があり、5名の工学部技術系職員が第一種作業環境測定士の
報告などのスキル向上に努めています。
式除細動器)
とは、心室細動になった心臓に対して電気
す。
ショックを与え、正常な脈拍に戻すための医療機器です。
また、
これらのAE
本学では突然の意識不明や心肺停止などに対応する
Dを緊急時に有効に
ため、平成16年度から学内の各施設にAEDの設置を進
使用できるように、
めており平成24年6月に屋外に1台、
さらに平成26年2月
平成18年度より教
に1台、
AEDを設置しました。現在、41台のAEDが設置さ
職員を対象とした年
れております。
2回の救急救命講習会を継続的に実施しています。
各AEDの設置場所については学内向けホームページ
http://www.mie-u.ac.jp/staff/aed.html
救急救命講習会
受動喫煙防止対策
本学では、平成16年から建物内は全面禁煙とし、建物
外での喫煙場所を指定しています。
また、医学研究科および附属病院においては、平成18
年5月から敷地内全面禁煙となっています。
今後は、喫煙の指定場所についての検討と指定場所
以外での喫煙禁止について全学に対して周知すると共
に喫煙者に対する禁煙指導を行っていきたいと考えてい
ます。
ヒヤリハット報告について
本学では、学生の修学環境および教職員の職場環境
員に注意喚起することで同様の事例などによる事故回
などにおいて発生する重大事故などの防止に役立てるた
避に役立てたいと考え、平成24年5月にヒヤリハット報告
め、学生・教職員が経験したヒヤリハット事例(ケガ・病気
を開始しました。
★
資格を取得しました。その後、使用頻度の高い有機溶剤、特定
また、作業環境測定結果の評価に基づいて、企画総務
化学物質、粉じんを対象として測定室・測定機器などの整備を
部職員チームが中心となり学内労働者の健康を保持する
には至らなかった場合、軽微なケガなどで済んだ場合など)
行い、平成17年度から放射性物質以外の作業環境測定が実
ため施設の改善、設備の設置および健康診断実施などの
を収集し事例集としてホームページに公表し、学生・教職
施できるようになりました。平成18年度には現在の6名体制とな
必要な措置を講じています。
58 Environmental Management Report 2014
で情報を公開中で
平成26年6月1日現在、学生から22件、教職員から4件
の事例をホームページに公表しています。
Environmental Management Report 2014 59
防
災
・
安
全
衛
生
へ
の
取
り
組
み
12.環境マネジメントシステムの概要
12.環境マネジメントシステムの概要
環境マネジメントシステムの概要
環境マネジメントシステム
環境マネジメントシステムとは
三重大学環境マネジメントシステム組織図(環境リスクマネジメント体制も同組織で対応)
組織が環境の方針(Policy)
を定めて、
目的と目標を設
続的に改善をする仕組み(PDCAサイクル)のことです。
定し、取り組みを実施するための「計画(Plan)」を決めて
ISO14001では、組織を会社、事業所、
自治体、団体のこ
「実施活動(Do)」
し、
「活動状況を確認(Check)」
した
とを指していますが、
ここでいう組織は三重大学のことに
うえで、次の活動へと進むために「見直し
(Act)」をして継
なります。
事務局
監査チーム
(H26.4.1∼)
各部長
課長
筆頭係長・主任
教養教育機構長
副機構長
機構の担当者
各学部長・研究科長
副学部長・副学科長等
および事務長
各講座等の担当者
各センター長等
各センター長等および
担当者
各センターの担当者
教養教育機構
学 長
理 事
(最高環境責任者)
(総括環境責任者)
学科・研究科
マネジメント
レビュー(A)
(
継続的改善
汚染の予防
環境方針
学内共同教育
研究施設等
国際環境教育研究センター
点検(C)
(
● 環境教育部門
● 環境研究・保全部門
●スマートキャンパス部門
● 環境ISO推進部門
● 情報部門
● 環境報告書部門
● 環境内部監査部門
運営会議
センター員会議
計画(P)
(
実施および
運用(D)
・監視および測定
・順守評価
・不適合並びに
是正および予防処置
・記録の管理
・内部監査
・資源、役割、責任および権限
・力量、教育訓練および自覚
・コミュニケーション
・文書類
・文書管理
・運用管理
・緊急事態への準備と対応
環境ISO学生委員会
副環境責任者
ユニット
環境担当者
【平成26年度 三重大学環境マネジメントシステム組織体制図】
環境管理推進体制
境方針とそれを達成するため行われた「マネジメントシステ
平成25年度の組織体制は、全学組織として環境管理
拠点としての役割を担っています。
ステムを構築・運用して、国際的な環境マネジメントシステ
ム体制(組織図)」、
「環境目的・目標」、
「目標の達成状況」、
推進センターが環境マネジメントの運営管理を行い、総
平成26年度は、本学の環境方針に基づき、環境教育・
ム規格のISO14001の規格に合った取り組みをしています。
「環境内部監査」、
「外部機関による審査(更新審査)」、
括環境責任者である理事(環境担当)
・副学長がセンタ
環境研究を一層推進するとともに、低炭素活動に積極
「学長による見直し」の項目ごとに分類し報告します。
ー長として、各部局から推薦された教職員およびセンター
的に取り組むなど、
その実現のための環境活動を推進す
長が必要と認めた教職員27名と環境ISO学生委員会の
ることを目的として、環境管理推進センターを母体に、廃
代表者6名を含めた33名(平成25年4月25日現在)
で構
液等の処理業務を担う環境保全センターが機能統合を
成しています。全体の会議と各部門の会議を開催し、全
して、平成26年
体の会議では各部門の活動報告、本学EMSについての
4月に国際環境
今後の方針を協議しています。会議には構成員である環
教 育 研 究セン
境ISO学生委員会も参加して活動報告を行っています。
ターが設置され
環境管理推進センターには支援室を環境・情報科学館(メ
ました。
平成25年度の環境マネジメントシステム活動として、環
★
【平成25年度の環境方針】
平成25年度の環境方針は、次のような取り組みを進める決意を表し活動をしました。
教 育
(1)持続可能な社会の実現に向けて、地球規模で環境を学んで地域に立脚し実行できるよう、鋭い観察力、
強靭な思考力、的確な判断力を養うための環境教育プログラムを開発し、先進的な環境知識と行動力、
環境マインドを兼ね備えた学生を社会に輩出する。
環
境
マ
ネ
ジ
メ
ン
ト
シ
ス
テ
ム
の
概
要
専門的知見の
提言・アドバイス
環境責任者
【PDCAサイクルによるマネジメントシステム】
本学では教育研究機関として独自の環境マネジメントシ
環境内部監査
責任者
・環境側面
・法的およびその他の要求事項
・目的、
目標および実施計画
国際環境教育研究
センター支援室
研 究
(2)地域の企業・行政・研究機関との協働による環境科学技術研究を重点的に推進する。大学キャンパ
ープル館)に設置し、学内と学外への環境情報の発信
スや施設を活用し、地球温暖化防止、
自然共生、資源・エネルギー利用等の革新技術の実現化立証
に供する。
環境管理推進センター会議
大学全体への環境マネジメント環境教育(省エネ・EMS研修会)
平成25年6月19日、
「教職員向けの省エネおよび環境
から「MI
EUポイ
各種環境団体・市民団体・企業・行政等との協力関係を結んで地域との協働の場として活用し、情報
マネジメントシステム研修会」を、環境・情報科学館1階ホ
ント活 動( 省エ
発信の拠点とする。
ールにおいて行い135名の教職員が参加しました。
ネ活動等の見え
社 会 貢 献 (3)自然環境を生かした美しい大学として施設を創設・整備して市民に開放しつつ、地域社会で活動する
業 務 運 営 (4)全学が、ISO14001規格に準拠した環境マネジメントシステムを運用することにより、大学自らが資源の
利活用やエネルギー消費低減に努め、低炭素社会・循環型社会の実現に向けて努力する。
研修では、朴 恵淑理事(環境担当)副学長より、
『「世
界一の環境先進大学三重大学」の省エネ大作戦Action)』
度」の説明を行
の取り組み説明に続き、
スマートキャンパス部門長から「ス
いました。
マートキャンパス実証事業」の解説、環境ISOアドバイザー
60 Environmental Management Report 2014
る化とポイント制
教職員向けの省エネおよび環境マネジメントシステム研修会
Environmental Management Report 2014 61
環
境
マ
ネ
ジ
メ
ン
ト
シ
ス
テ
ム
の
概
要
12.環境マネジメントシステムの概要
12.環境マネジメントシステムの概要
環境マネジメントシステムの概要
環境マネジメントシステム
環境マネジメントシステムとは
三重大学環境マネジメントシステム組織図(環境リスクマネジメント体制も同組織で対応)
組織が環境の方針(Policy)
を定めて、
目的と目標を設
続的に改善をする仕組み(PDCAサイクル)のことです。
定し、取り組みを実施するための「計画(Plan)」を決めて
ISO14001では、組織を会社、事業所、
自治体、団体のこ
「実施活動(Do)」
し、
「活動状況を確認(Check)」
した
とを指していますが、
ここでいう組織は三重大学のことに
うえで、次の活動へと進むために「見直し
(Act)」をして継
なります。
事務局
監査チーム
(H26.4.1∼)
各部長
課長
筆頭係長・主任
教養教育機構長
副機構長
機構の担当者
各学部長・研究科長
副学部長・副学科長等
および事務長
各講座等の担当者
各センター長等
各センター長等および
担当者
各センターの担当者
教養教育機構
学 長
理 事
(最高環境責任者)
(総括環境責任者)
学科・研究科
マネジメント
レビュー(A)
(
継続的改善
汚染の予防
環境方針
学内共同教育
研究施設等
国際環境教育研究センター
点検(C)
(
● 環境教育部門
● 環境研究・保全部門
●スマートキャンパス部門
● 環境ISO推進部門
● 情報部門
● 環境報告書部門
● 環境内部監査部門
運営会議
センター員会議
計画(P)
(
実施および
運用(D)
・監視および測定
・順守評価
・不適合並びに
是正および予防処置
・記録の管理
・内部監査
・資源、役割、責任および権限
・力量、教育訓練および自覚
・コミュニケーション
・文書類
・文書管理
・運用管理
・緊急事態への準備と対応
環境ISO学生委員会
副環境責任者
ユニット
環境担当者
【平成26年度 三重大学環境マネジメントシステム組織体制図】
環境管理推進体制
境方針とそれを達成するため行われた「マネジメントシステ
平成25年度の組織体制は、全学組織として環境管理
拠点としての役割を担っています。
ステムを構築・運用して、国際的な環境マネジメントシステ
ム体制(組織図)」、
「環境目的・目標」、
「目標の達成状況」、
推進センターが環境マネジメントの運営管理を行い、総
平成26年度は、本学の環境方針に基づき、環境教育・
ム規格のISO14001の規格に合った取り組みをしています。
「環境内部監査」、
「外部機関による審査(更新審査)」、
括環境責任者である理事(環境担当)
・副学長がセンタ
環境研究を一層推進するとともに、低炭素活動に積極
「学長による見直し」の項目ごとに分類し報告します。
ー長として、各部局から推薦された教職員およびセンター
的に取り組むなど、
その実現のための環境活動を推進す
長が必要と認めた教職員27名と環境ISO学生委員会の
ることを目的として、環境管理推進センターを母体に、廃
代表者6名を含めた33名(平成25年4月25日現在)
で構
液等の処理業務を担う環境保全センターが機能統合を
成しています。全体の会議と各部門の会議を開催し、全
して、平成26年
体の会議では各部門の活動報告、本学EMSについての
4月に国際環境
今後の方針を協議しています。会議には構成員である環
教 育 研 究セン
境ISO学生委員会も参加して活動報告を行っています。
ターが設置され
環境管理推進センターには支援室を環境・情報科学館(メ
ました。
平成25年度の環境マネジメントシステム活動として、環
★
【平成25年度の環境方針】
平成25年度の環境方針は、次のような取り組みを進める決意を表し活動をしました。
教 育
(1)持続可能な社会の実現に向けて、地球規模で環境を学んで地域に立脚し実行できるよう、鋭い観察力、
強靭な思考力、的確な判断力を養うための環境教育プログラムを開発し、先進的な環境知識と行動力、
環境マインドを兼ね備えた学生を社会に輩出する。
環
境
マ
ネ
ジ
メ
ン
ト
シ
ス
テ
ム
の
概
要
専門的知見の
提言・アドバイス
環境責任者
【PDCAサイクルによるマネジメントシステム】
本学では教育研究機関として独自の環境マネジメントシ
環境内部監査
責任者
・環境側面
・法的およびその他の要求事項
・目的、
目標および実施計画
国際環境教育研究
センター支援室
研 究
(2)地域の企業・行政・研究機関との協働による環境科学技術研究を重点的に推進する。大学キャンパ
ープル館)に設置し、学内と学外への環境情報の発信
スや施設を活用し、地球温暖化防止、
自然共生、資源・エネルギー利用等の革新技術の実現化立証
に供する。
環境管理推進センター会議
大学全体への環境マネジメント環境教育(省エネ・EMS研修会)
平成25年6月19日、
「教職員向けの省エネおよび環境
から「MI
EUポイ
各種環境団体・市民団体・企業・行政等との協力関係を結んで地域との協働の場として活用し、情報
マネジメントシステム研修会」を、環境・情報科学館1階ホ
ント活 動( 省エ
発信の拠点とする。
ールにおいて行い135名の教職員が参加しました。
ネ活動等の見え
社 会 貢 献 (3)自然環境を生かした美しい大学として施設を創設・整備して市民に開放しつつ、地域社会で活動する
業 務 運 営 (4)全学が、ISO14001規格に準拠した環境マネジメントシステムを運用することにより、大学自らが資源の
利活用やエネルギー消費低減に努め、低炭素社会・循環型社会の実現に向けて努力する。
研修では、朴 恵淑理事(環境担当)副学長より、
『「世
界一の環境先進大学三重大学」の省エネ大作戦Action)』
度」の説明を行
の取り組み説明に続き、
スマートキャンパス部門長から「ス
いました。
マートキャンパス実証事業」の解説、環境ISOアドバイザー
60 Environmental Management Report 2014
る化とポイント制
教職員向けの省エネおよび環境マネジメントシステム研修会
Environmental Management Report 2014 61
環
境
マ
ネ
ジ
メ
ン
ト
シ
ス
テ
ム
の
概
要
12.環境マネジメントシステムの概要
12.環境マネジメントシステムの概要
環境マネジメントシステムの状況
本学は、平成25年度上浜キャンパス(附属病院を除く)
において「学生を中心とした環境活動の成果」と全教職
員より築き上げた環境マネジメントシステムが、国際標準
規格ISO14001:2004の要求事項に適合していることが
年 月日
環境目的・環境目標および具体的取り組みの達成度
確認され、平成25年10月4日、「ISO14001」を継続認証
しました(初期登録平成19年11月)。今後も、教職員・学
生および大学で活動する者が一丸となり、環境マネジメ
ントシステムを循環させ、継続的改善を図っていきます。
活
環境ISO学生委員会が全学および各学部の(医学部は4月5日)
オリエンテーションにて、
エコバッグ・エコキャンパス
カードを新入生に配布。ゴミの分別方法、古紙回収などの説明および委員会の活動紹介を実施。
4 月 9 日
学内放置自転車を回収・修理し、留学生に20台を無償譲渡。
「第22回地球環境大賞」文部科学大臣賞を受賞。
4 月30日
環境資格支援教育プログラムおよび持続発展教育(ESD)
プログラム修了証を学長から授与。
4 月19日、4月24日
環境ISO学生委員会が学内の落ち葉で作成した堆肥を、附属学校とシャープ(株)三重工場へ譲渡。
5 月19日、
7月21日他 本学に隣接する町屋海岸にて、環境ISO学生委員会と地域住民と協働した海岸清掃の実施。
(計5回)
(計3回)
5 月23日、
7月25日他 教職員、学生によるキャンパスクリーン作戦の実施。
6 月19日
教職員を対象にした「平成25年度省エネおよび環境マネジメント研修会」の実施。
6 月21日、24日
環境ISO学生委員会が北立誠小学校4年生に環境学習を実施。
(計5回)
6 月25日
教職員・学生・近隣住民対象に、
「緑のカーテン講習会」を実施。
6 月26日
ASEAN諸国大学生と本学学生交流会にて、MIEUポイント制度の体験を目的に仕組みを説明。自国での環境活
動実践を約束し、MIEU ポイントの特別会員として500ポイントを発行。
7 月
環境関連法規制の順守確認。
7 月 3 日
環境管理推進センター員対象に「ISO14001規格と三重大学の取り組み」の教育の実施。
7 月 5 日
環境ISO学生委員会が、
日本の伝統・文化の継承と、節電について考える七夕イベントの開催。
7 月26日、10月11日他 全学生対象に、
「持続発展教育(ESD)
プログラム説明会」を実施。
(計3回)
8 月∼9 月
環境責任者・ユニット環境担当者に、ISO基本研修の実施。
8 月20日
名古屋大学「環境報告書」への第三者評価を実施。
8 月26日∼27日
環境ISO学生委員会が、
「第7回全国環境ISO学生大会」に参加。
学生向け「環境内部監査員養成セミナー」
(4日間)および教職員向け「環境内部監査員養成研修」
(2日間)の
受講者(学生9名、教職員23名)に環境内部監査員資格付与。
8 月27日∼30日
9 月 4 日
「スマートキャンパスとスマートコミュニティ」をテーマに環境座談会を実施。
9 月17日
本学とシャープ(株)の環境報告書(CSR報告書)の意見交換会を実施。
9 月17日
名古屋大学による本学環境報告書2013の第三者評価の実施。
9 月18日
本学と中部電力(株)の環境報告書(CSR報告書)の意見交換会を実施。
9 月20日
三重県による本学環境報告書の第三者評価を実施。
9 月
10月 2 日∼ 4 日
11月 5 日
「三重大学環境報告書2013」を作成し、冊子およびWeb上で公表。
ISO14001更新審査を受審、認証の更新が認められた。
「第4回CAS-Net JAPAN設立準備会議」において環境ISO学生委員長が、委員会活動報告。
11月 8 日
立命館大学による本学の環境活動のヒアリングおよびスマートキャンパス施設見学。
11月14日
南米ICETTの研修生による本学の環境活動の取り組みについての研修。
11月22日
スマートキャンパス設備説明会を開催し、本学学生25名・他大学学生2名が参加。
11月25日
福井大学による本学の環境活動のヒアリング。
「三重大学・中部電力(株)
とのエネルギー環境教育協動事業」三重大学エネルギー環境教育プログラムにて、瑞
浪超深地層研究所およびペレトロン年代測定装置の施設見学。
12月 2 日
環
境
マ
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ジ
メ
ン
ト
シ
ス
テ
ム
の
概
要
12月 6 日
12月12日∼14日
12月14日
12月19日
「エコプロダクツ2013」にブース出展。
第5回エコ大学ランキングで総合1位を受賞し、
エコプロダクツ2013会場で行われた授賞式に参加。
環境ISO学生委員会が、第14回中部の未来創造大賞優秀賞と特別賞:中日新聞社賞を受賞し、名古屋合同庁
舎で行われた表彰式に出席。
文部科学省山中事務次官による、共通教育科目「環境教育実践(MIEUポイント)」の視察。
1 月15日∼2 月27日
定期環境内部監査の実施。
1 月
構成員および本学のために働く人々に環境影響調査の実施。
2 月13日∼18日
後期「環境内部監査員養成セミナー」受講者(学生5名)に環境内部監査員資格付与。
大阪府立大学による本学の環境活動のヒアリング。
3 月15日
「三重大学・中部電力(株)
とのエネルギー環境教育協動事業」三重大学エネルギー環境教育報告会の実施
3 月17日
「第17回環境コミュニケーション大賞環境報告書部門」環境配慮促進法特定事業者賞受賞
3 月31日
しました。
目に対し、8項目の目的・11項目の目標・40項目の具体的
環境目標の達成度評価基準
→達成率100%
→達成率80%以上
→達成率80%未満
全 学 の 取 り 組 み
方 針
目的
目標
(達成状況の図)
具体的な取り組み
達成度
( )内は
実績値
教 育
1 . 持 続 可 能な社 環 境 マイ 「実践・現場重視型の環境教
会の実 現に向け ンド の 育 育」の充実 A-1
て、地球規模で環 成
5
4
境を学んで地域に
3
立脚し実行できる
2
1
よう、鋭い観察力、
A-4
A-2
0
強靭な思考力、的
確な判断力を養う
ための環 境 教 育
プログラムを開発
A-3
し、先進的な環境
達成度
目標基準
知識と行動力、環
達成 未
未
9割 目標 目標
境マインドを兼ね
度 実施 達成 達成 基準 超
備えた学生を社会
基準
0
1
3
4
5
に輩出する。
評価:4つの具体的施策は、
すべて達成しました。特にMIEUポイント
と連携した環境教育の実施回数は、数値目標を超えています。
A-1:「持続発展教育プログラム」の関連講義の履修者へのプ
ログラムチャレンジへの広報
(3回)
A-2:スマートキャンパスとしての実践型環境教育の実施
(2回)
根
A-3:実践型環境教育として、MIEUポイントの取り組みを学生に
拠
(13回)
広報する
A-4:実践型環境教育の実施成果を、環境研究にフィードバック
(4回)
する
学際的環境教育システムの
構築と運用
評価:2つの具体的施策は、
すべて達成しました。
「アジア・太平洋
A-5
大学環境教育コンソーシアム」と「ユネスコスクール活動」と共に数
5
4
値目標を超えています。
3
2
1
A-6
0
達成度
目標基準
達成 未
未
9割 目標 目標
度 実施 達成 達成 基準 超
基準
0
1
3
4
5
A-5:アジア・太平洋大学環境教育コンソーシアムの環境教育
根 の実施
拠 A-6:子供およびユースを主体とするユネスコスクール活動に、環
境マインドを持った学生が参画する環境教育事業を開催する
(8回)
(4回)
環境教育 学内外の環境教育プロジェ
カリキュラ クトへの支援と連携
評価:4つの具体的施策は、
すべて達成しました。特に「環境インタ
ムの支援
ーンシップ履修案内件数」と「学生主導の地域連携型環境教育」は
A-7
5
数値目標を超えています。
4
3
2
1
A-10
0
A-8
A-9
愛知県立大学による環境活動ヒアリング。
平成26年 1 月10日
2 月27日
境方針における教育・研究・社会貢献・業務運営の4項
取り組みをEMS年間実施計画に定め、各部局で実施致
動 内 容
平成25年 4 月 3 日
4 月22日
平成25年度上浜キャンパス(附属病院を除く)では、環
達成度
目標基準
達成 未
未
9割 目標 目標
度 実施 達成 達成 基準 超
基準
0
1
3
4
5
A-7:町屋海岸再生プロジェクトとして、環境ISO学生委員会が
主体になる生物多様性関連の教育プログラム(生物多様性調査、 (4回)
地域社会・小学生への教育)
を行う
根
A-8:環境インターンシップの学生に履修案内
拠
(2回)
A-9:国際環境インターンシップの実施
(4回)
A-10:学生主導の地域連携型環境教育の実施をする
(7回)
研 究
2.地域の企業・行 大学キャン スマートキャンパス構想のため
政・研究機関との パ ス や 施 新規導入する
(また、
導入した)
評価:3つの具体的施策は、
すべて達成しました。特にスマートキャン
協働による環境科 設を活用し 施設・設備を本格稼働する
パス実証事業成果の公表は、数値目標を超えています。
学 技 術 研 究を重 た、地球温
点的に推進する。 暖 化 防 止、
平成25年度最高環境責任者による見直しの実施
62 Environmental Management Report 2014
Environmental Management Report 2014 63
環
境
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概
要
12.環境マネジメントシステムの概要
12.環境マネジメントシステムの概要
環境マネジメントシステムの状況
本学は、平成25年度上浜キャンパス(附属病院を除く)
において「学生を中心とした環境活動の成果」と全教職
員より築き上げた環境マネジメントシステムが、国際標準
規格ISO14001:2004の要求事項に適合していることが
年 月日
環境目的・環境目標および具体的取り組みの達成度
確認され、平成25年10月4日、「ISO14001」を継続認証
しました(初期登録平成19年11月)。今後も、教職員・学
生および大学で活動する者が一丸となり、環境マネジメ
ントシステムを循環させ、継続的改善を図っていきます。
活
環境ISO学生委員会が全学および各学部の(医学部は4月5日)
オリエンテーションにて、
エコバッグ・エコキャンパス
カードを新入生に配布。ゴミの分別方法、古紙回収などの説明および委員会の活動紹介を実施。
4 月 9 日
学内放置自転車を回収・修理し、留学生に20台を無償譲渡。
「第22回地球環境大賞」文部科学大臣賞を受賞。
4 月30日
環境資格支援教育プログラムおよび持続発展教育(ESD)
プログラム修了証を学長から授与。
4 月19日、4月24日
環境ISO学生委員会が学内の落ち葉で作成した堆肥を、附属学校とシャープ(株)三重工場へ譲渡。
5 月19日、
7月21日他 本学に隣接する町屋海岸にて、環境ISO学生委員会と地域住民と協働した海岸清掃の実施。
(計5回)
(計3回)
5 月23日、
7月25日他 教職員、学生によるキャンパスクリーン作戦の実施。
6 月19日
教職員を対象にした「平成25年度省エネおよび環境マネジメント研修会」の実施。
6 月21日、24日
環境ISO学生委員会が北立誠小学校4年生に環境学習を実施。
(計5回)
6 月25日
教職員・学生・近隣住民対象に、
「緑のカーテン講習会」を実施。
6 月26日
ASEAN諸国大学生と本学学生交流会にて、MIEUポイント制度の体験を目的に仕組みを説明。自国での環境活
動実践を約束し、MIEU ポイントの特別会員として500ポイントを発行。
7 月
環境関連法規制の順守確認。
7 月 3 日
環境管理推進センター員対象に「ISO14001規格と三重大学の取り組み」の教育の実施。
7 月 5 日
環境ISO学生委員会が、
日本の伝統・文化の継承と、節電について考える七夕イベントの開催。
7 月26日、10月11日他 全学生対象に、
「持続発展教育(ESD)
プログラム説明会」を実施。
(計3回)
8 月∼9 月
環境責任者・ユニット環境担当者に、ISO基本研修の実施。
8 月20日
名古屋大学「環境報告書」への第三者評価を実施。
8 月26日∼27日
環境ISO学生委員会が、
「第7回全国環境ISO学生大会」に参加。
学生向け「環境内部監査員養成セミナー」
(4日間)および教職員向け「環境内部監査員養成研修」
(2日間)の
受講者(学生9名、教職員23名)に環境内部監査員資格付与。
8 月27日∼30日
9 月 4 日
「スマートキャンパスとスマートコミュニティ」をテーマに環境座談会を実施。
9 月17日
本学とシャープ(株)の環境報告書(CSR報告書)の意見交換会を実施。
9 月17日
名古屋大学による本学環境報告書2013の第三者評価の実施。
9 月18日
本学と中部電力(株)の環境報告書(CSR報告書)の意見交換会を実施。
9 月20日
三重県による本学環境報告書の第三者評価を実施。
9 月
10月 2 日∼ 4 日
11月 5 日
「三重大学環境報告書2013」を作成し、冊子およびWeb上で公表。
ISO14001更新審査を受審、認証の更新が認められた。
「第4回CAS-Net JAPAN設立準備会議」において環境ISO学生委員長が、委員会活動報告。
11月 8 日
立命館大学による本学の環境活動のヒアリングおよびスマートキャンパス施設見学。
11月14日
南米ICETTの研修生による本学の環境活動の取り組みについての研修。
11月22日
スマートキャンパス設備説明会を開催し、本学学生25名・他大学学生2名が参加。
11月25日
福井大学による本学の環境活動のヒアリング。
「三重大学・中部電力(株)
とのエネルギー環境教育協動事業」三重大学エネルギー環境教育プログラムにて、瑞
浪超深地層研究所およびペレトロン年代測定装置の施設見学。
12月 2 日
環
境
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概
要
12月 6 日
12月12日∼14日
12月14日
12月19日
「エコプロダクツ2013」にブース出展。
第5回エコ大学ランキングで総合1位を受賞し、
エコプロダクツ2013会場で行われた授賞式に参加。
環境ISO学生委員会が、第14回中部の未来創造大賞優秀賞と特別賞:中日新聞社賞を受賞し、名古屋合同庁
舎で行われた表彰式に出席。
文部科学省山中事務次官による、共通教育科目「環境教育実践(MIEUポイント)」の視察。
1 月15日∼2 月27日
定期環境内部監査の実施。
1 月
構成員および本学のために働く人々に環境影響調査の実施。
2 月13日∼18日
後期「環境内部監査員養成セミナー」受講者(学生5名)に環境内部監査員資格付与。
大阪府立大学による本学の環境活動のヒアリング。
3 月15日
「三重大学・中部電力(株)
とのエネルギー環境教育協動事業」三重大学エネルギー環境教育報告会の実施
3 月17日
「第17回環境コミュニケーション大賞環境報告書部門」環境配慮促進法特定事業者賞受賞
3 月31日
しました。
目に対し、8項目の目的・11項目の目標・40項目の具体的
環境目標の達成度評価基準
→達成率100%
→達成率80%以上
→達成率80%未満
全 学 の 取 り 組 み
方 針
目的
目標
(達成状況の図)
具体的な取り組み
達成度
( )内は
実績値
教 育
1 . 持 続 可 能な社 環 境 マイ 「実践・現場重視型の環境教
会の実 現に向け ンド の 育 育」の充実 A-1
て、地球規模で環 成
5
4
境を学んで地域に
3
立脚し実行できる
2
1
よう、鋭い観察力、
A-4
A-2
0
強靭な思考力、的
確な判断力を養う
ための環 境 教 育
プログラムを開発
A-3
し、先進的な環境
達成度
目標基準
知識と行動力、環
達成 未
未
9割 目標 目標
境マインドを兼ね
度 実施 達成 達成 基準 超
備えた学生を社会
基準
0
1
3
4
5
に輩出する。
評価:4つの具体的施策は、
すべて達成しました。特にMIEUポイント
と連携した環境教育の実施回数は、数値目標を超えています。
A-1:「持続発展教育プログラム」の関連講義の履修者へのプ
ログラムチャレンジへの広報
(3回)
A-2:スマートキャンパスとしての実践型環境教育の実施
(2回)
根
A-3:実践型環境教育として、MIEUポイントの取り組みを学生に
拠
(13回)
広報する
A-4:実践型環境教育の実施成果を、環境研究にフィードバック
(4回)
する
学際的環境教育システムの
構築と運用
評価:2つの具体的施策は、
すべて達成しました。
「アジア・太平洋
A-5
大学環境教育コンソーシアム」と「ユネスコスクール活動」と共に数
5
4
値目標を超えています。
3
2
1
A-6
0
達成度
目標基準
達成 未
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9割 目標 目標
度 実施 達成 達成 基準 超
基準
0
1
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5
A-5:アジア・太平洋大学環境教育コンソーシアムの環境教育
根 の実施
拠 A-6:子供およびユースを主体とするユネスコスクール活動に、環
境マインドを持った学生が参画する環境教育事業を開催する
(8回)
(4回)
環境教育 学内外の環境教育プロジェ
カリキュラ クトへの支援と連携
評価:4つの具体的施策は、
すべて達成しました。特に「環境インタ
ムの支援
ーンシップ履修案内件数」と「学生主導の地域連携型環境教育」は
A-7
5
数値目標を超えています。
4
3
2
1
A-10
0
A-8
A-9
愛知県立大学による環境活動ヒアリング。
平成26年 1 月10日
2 月27日
境方針における教育・研究・社会貢献・業務運営の4項
取り組みをEMS年間実施計画に定め、各部局で実施致
動 内 容
平成25年 4 月 3 日
4 月22日
平成25年度上浜キャンパス(附属病院を除く)では、環
達成度
目標基準
達成 未
未
9割 目標 目標
度 実施 達成 達成 基準 超
基準
0
1
3
4
5
A-7:町屋海岸再生プロジェクトとして、環境ISO学生委員会が
主体になる生物多様性関連の教育プログラム(生物多様性調査、 (4回)
地域社会・小学生への教育)
を行う
根
A-8:環境インターンシップの学生に履修案内
拠
(2回)
A-9:国際環境インターンシップの実施
(4回)
A-10:学生主導の地域連携型環境教育の実施をする
(7回)
研 究
2.地域の企業・行 大学キャン スマートキャンパス構想のため
政・研究機関との パ ス や 施 新規導入する
(また、
導入した)
評価:3つの具体的施策は、
すべて達成しました。特にスマートキャン
協働による環境科 設を活用し 施設・設備を本格稼働する
パス実証事業成果の公表は、数値目標を超えています。
学 技 術 研 究を重 た、地球温
点的に推進する。 暖 化 防 止、
平成25年度最高環境責任者による見直しの実施
62 Environmental Management Report 2014
Environmental Management Report 2014 63
環
境
マ
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の
概
要
12.環境マネジメントシステムの概要
12.環境マネジメントシステムの概要
全 学 の 取 り 組 み
全 学 の 取 り 組 み
方 針
目的
大学キャンパスや
施設を活用し、地
球温暖化防止、
自
然共生、資源・エ
ネルギー利 用 等
の革新技術の実
現 化 立 証に供す
る。
自然 共 生
等の革新
技術の実
現化
目標
(達成状況の図)
具体的な取り組み
達成度
( )内は
実績値
B-1
5
B-1:キャンパスに再生可能エネルギーの設備を導入する
4
(3回)
3
2
1
0
B-3
B-2
目標基準
達成度
根 B-2:キャンパスに導入した再生可能エネルギーとガスコージェネ
(3回)
レーションの運用によるCO2排出量削減効果を検証する
拠
方 針
目的
大 学自らが 資 源
の 利 活 用やエネ
ルギー消 費 低 減
に努め、低炭素社
会・循 環 型 社 会
の 実 現に向けて
努力する。
4
D-5
B-5:MI
EUポイント実施成果を調査分析する
B-5
D-4
達成度
B-7
目標基準
B-8:MI
EUポイントの企業連携
達成 未
未
9割 目標 目標
度 実施 達成 達成 基準 超
基準
0
1
3
4
5
B-9:スマートキャンパスの研究成果を学外に公表する
3.自然環境を生か
した美しい大学と
して施設を創設・
整 備して 市 民 に
開放しつつ、地域
社 会で活 動する
各 種 環 境 団 体・
市民団体・企業・
行政などとの協力
関 係を結んで地
域との協働の場と
して活用し、情報
発 信 の 拠 点とす
る。
環
境
マ
ネ
ジ
メ
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シ
ス
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ム
の
概
要
三重大学 三重大学独自の環境主軸の
独自の 環 USR規範の検討と確立
C-1
境主軸の
5
USR規範
4
3
の 検 討と
2
確立
1
0
達成度
C-2
目標基準
達成 未
未
9割 目標 目標
度 実施 達成 達成 基準 超
基準
0
1
3
4
5
根
拠
C-2:「世界一の環境先進大学」実現のため、三重大学環境活
動を広く周知できるように環境報告書を作成し公表する
(2回)
すべて達成しました。特に「ノーマイカー
キャンパス 地域社会と連携し、学生のコ 評価:6つの具体的施策は、
お よ び そ ミュニケーション力を養う交流 デーの実施」と「エコプロダクツ展などを活用した環境活動の公知」
は数値目標を超えています。
の周辺地 の機会を作る
C-3
域 社 会と
5
C-3:環境・情報科学館を、教職員や学生、地域社会へ、
プラット
(128回)
4
学 生との
フォームとして提供する
3
コミュニケ
C-8
C-4
2
C-4:地域社会と連携した環境教育シンポジウムの開催
(1回)
ーション力
1
0
強化
C-5:ノーマイカーデーの実施(通勤、出張、
その他を含む)
(163回)
根 ※通勤等で、学生と接する機会を増やす
C-7
C-5
C-6:多様な主体による交流イベントに参加し、三重大学の環境
(18回)
拠
C-6
教育・環境研究の成果および環境活動を公知する
達成度
目標基準
達成 未
未
9割 目標 目標
度 実施 達成 達成 基準 超
基準
0
1
3
4
5
C-7:三重大学モデルの環境マネジメント活動成果(環境経営
成果)
を、他機関に公表し、環境経営を普及する
2020年ま
でに C O 2
排 出 量を
1990年比
で30%削
減
C-8:環境ISO学生委員会が主体になり、町屋海岸再生プロジェ
(10回)
クトを行う
すべて達成しました。特に「エネルギー
2015年までにCO 2 排出量を 評価:6つの具体的施策は、
1990年比で15%削減(エネ 使用量削減の運用改善実行」と「緑のカーテン・屋上緑化事業」に
ルギー使用実態の調査・評価・ ついては、数値目標を超えています。
運用改善・設備改善)
D-1:エネルギー削減の「三重大学上浜団地地球温暖化対策
計画書」達成のために、四半期毎に各部局等に達成状況を周知 (4回)
し確認する
64 Environmental Management Report 2014
評価:3つの具体的施策は、
すべて達成しました。
D-7:設備・機器等の更新時期を考慮し、施設のエネルギー合理
化の提案をし、導入の有効性・実現性を検討する
(2回)
根 D-8:省エネルギー性能の高い設備・建築材料などの情報を発
拠 注のたび調査し、入札要件に反映させる
(2回)
3
2
1
0
D-9
D-8
達成度
目標基準
D-9:使用電力量を調査し、設備運用改善の見直しを複数年か
(1回)
けて検討する
達成 未
未
9割 目標 目標
度 実施 達成 達成 基準 超
基準
0
1
3
4
5
紙の適正使用方法の継続と 評価:1つの具体的施策は、
すべて達成しました。
不要(ミス)コピーの削減
D-10:年間紙の購入量を記録し管理する。前年度比で増加して
根 いる場合はユニット内で注意喚起を行う。使用するプリンター・印
(242回)
拠 刷機によっては両面印刷することで紙詰まりや故障の原因となる
場合を想定し、機器ごとの適正使用に心掛ける
廃棄物排
出量の削
減
廃棄物排出時の資源分別手
評価:3つの具体的施策は、
すべて達成しました。特に「リサイクル・3
順の確立と学内周知
R活動の普及啓発」と「学内リサイクル情報システムの活用」は、数
D-10
値目標を超えています。
5
4
3
2
D-11:室内の資源ごみの分別状況を確認し、記録し、結果を関
(264回)
係者に周知する
1
D-13
0
D-12
達成度
D-11
目標基準
根
D-12:三重大学の3R(リデュース・リユース・リサイクル)の利活
(66回)
拠 用を啓発・実施する
達成 未
未
9割 目標 目標
度 実施 達成 達成 基準 超
基準
0
1
3
4
5
D-13:ICTを用いてリサイクル情報を全学に周知し、実行する
(53回)
(※)具体的取り組みに対する評価は、
(旧)環境管理推進センター
(現在の国際環境教育研究センター)が平成25年度EMS年間実施計画の実績からまとめた内容です。
(2回)
業 務 運 営
4.全学が、
ISO14001規格に
準拠した環境マネ
ジメントシステムを
運用することにより、
D-6:運用改善による、
エネルギー削減行動に対する評価をして、
(2回)
MI
EUポイント制度の利用をする
4
紙使用量
の削減
(2回)
(18回)
5
(22回)
C-1:三重大学環境報告書に、環境主軸の教育・研究の実施内
容など地域社会への貢献活動を調査し、記載する
D-5:緑のカーテン・屋上緑化事業を取り組む
D-7
(1回)
評価:2つの具体的施策は、
すべて達成しました。
根
D-4:エネルギー使用量を環境管理推進センターのセンター会議 (18回)
拠 で報告する
目標基準
エネルギー使用設備の合理
化の検討
(8回)
社 会 貢 献
D-3:環境管理推進センターは、各部局の運用改善テーマをまとめ、
センター会議で報告または議論し、学内全体の省エネ運用改善を (2回)
定着させる
達成 未
未
9割 目標 目標
度 実施 達成 達成 基準 超
基準
0
1
3
4
5
B-6:MI
EUポイント調査分析から活動インセンティブとなる表彰
(1回)
根 制度を構築する
拠 B-7:MIEUポイントを対象にした「省エネアイデア募集」を拡充し
(7回)
「環境活動アイデア募集」を実施する
B-6
D-2
D-3
達成度
1
0
B-8
2
1
0
4
2
3
D-6
達成度
( )内は
実績値
D-2:各部局は、
エネルギー使用量の削減の運用改善のテーマ
(97回)
を定め実行する
5
スマートキャンパス構想に関連 評価:6つの具体的施策は、
すべて達成しました。特に「MIEUポイント
した、学生および教職員が行う の実施成果・分析・拡充ならびに公表」は、数値目標を超えています。
環境活動のリサーチ
B-4
B-4:MIEUポイントを対象とした環境活動の整理・拡充
(4回)
5
B-9
具体的な取り組み
D-1
B-3:スマートキャンパス実証事業の成果を含めた取り組み
(8回)
を公表する
達成 未
未
9割 目標 目標
度 実施 達成 達成 基準 超
基準
0
1
3
4
5
3
目標
(達成状況の図)
平成25年度は、全学共通した環境目的・目標に対して、
記載の「全学の取り組み」以外に「部局独自の具体的な
取り組み」を各部局が計画策定し運用を行い、すべての
項目において計画以上の実績をあげています。
くわしくは、
国際環境教育研究センターホームページに掲載しています。
(URL:http://www.gecer.mie-u.ac.jp/)
Environmental Management Report 2014 65
環
境
マ
ネ
ジ
メ
ン
ト
シ
ス
テ
ム
の
概
要
12.環境マネジメントシステムの概要
12.環境マネジメントシステムの概要
全 学 の 取 り 組 み
全 学 の 取 り 組 み
方 針
目的
大学キャンパスや
施設を活用し、地
球温暖化防止、
自
然共生、資源・エ
ネルギー利 用 等
の革新技術の実
現 化 立 証に供す
る。
自然 共 生
等の革新
技術の実
現化
目標
(達成状況の図)
具体的な取り組み
達成度
( )内は
実績値
B-1
5
B-1:キャンパスに再生可能エネルギーの設備を導入する
4
(3回)
3
2
1
0
B-3
B-2
目標基準
達成度
根 B-2:キャンパスに導入した再生可能エネルギーとガスコージェネ
(3回)
レーションの運用によるCO2排出量削減効果を検証する
拠
方 針
目的
大 学自らが 資 源
の 利 活 用やエネ
ルギー消 費 低 減
に努め、低炭素社
会・循 環 型 社 会
の 実 現に向けて
努力する。
4
D-5
B-5:MI
EUポイント実施成果を調査分析する
B-5
D-4
達成度
B-7
目標基準
B-8:MI
EUポイントの企業連携
達成 未
未
9割 目標 目標
度 実施 達成 達成 基準 超
基準
0
1
3
4
5
B-9:スマートキャンパスの研究成果を学外に公表する
3.自然環境を生か
した美しい大学と
して施設を創設・
整 備して 市 民 に
開放しつつ、地域
社 会で活 動する
各 種 環 境 団 体・
市民団体・企業・
行政などとの協力
関 係を結んで地
域との協働の場と
して活用し、情報
発 信 の 拠 点とす
る。
環
境
マ
ネ
ジ
メ
ン
ト
シ
ス
テ
ム
の
概
要
三重大学 三重大学独自の環境主軸の
独自の 環 USR規範の検討と確立
C-1
境主軸の
5
USR規範
4
3
の 検 討と
2
確立
1
0
達成度
C-2
目標基準
達成 未
未
9割 目標 目標
度 実施 達成 達成 基準 超
基準
0
1
3
4
5
根
拠
C-2:「世界一の環境先進大学」実現のため、三重大学環境活
動を広く周知できるように環境報告書を作成し公表する
(2回)
すべて達成しました。特に「ノーマイカー
キャンパス 地域社会と連携し、学生のコ 評価:6つの具体的施策は、
お よ び そ ミュニケーション力を養う交流 デーの実施」と「エコプロダクツ展などを活用した環境活動の公知」
は数値目標を超えています。
の周辺地 の機会を作る
C-3
域 社 会と
5
C-3:環境・情報科学館を、教職員や学生、地域社会へ、
プラット
(128回)
4
学 生との
フォームとして提供する
3
コミュニケ
C-8
C-4
2
C-4:地域社会と連携した環境教育シンポジウムの開催
(1回)
ーション力
1
0
強化
C-5:ノーマイカーデーの実施(通勤、出張、
その他を含む)
(163回)
根 ※通勤等で、学生と接する機会を増やす
C-7
C-5
C-6:多様な主体による交流イベントに参加し、三重大学の環境
(18回)
拠
C-6
教育・環境研究の成果および環境活動を公知する
達成度
目標基準
達成 未
未
9割 目標 目標
度 実施 達成 達成 基準 超
基準
0
1
3
4
5
C-7:三重大学モデルの環境マネジメント活動成果(環境経営
成果)
を、他機関に公表し、環境経営を普及する
2020年ま
でに C O 2
排 出 量を
1990年比
で30%削
減
C-8:環境ISO学生委員会が主体になり、町屋海岸再生プロジェ
(10回)
クトを行う
すべて達成しました。特に「エネルギー
2015年までにCO 2 排出量を 評価:6つの具体的施策は、
1990年比で15%削減(エネ 使用量削減の運用改善実行」と「緑のカーテン・屋上緑化事業」に
ルギー使用実態の調査・評価・ ついては、数値目標を超えています。
運用改善・設備改善)
D-1:エネルギー削減の「三重大学上浜団地地球温暖化対策
計画書」達成のために、四半期毎に各部局等に達成状況を周知 (4回)
し確認する
64 Environmental Management Report 2014
評価:3つの具体的施策は、
すべて達成しました。
D-7:設備・機器等の更新時期を考慮し、施設のエネルギー合理
化の提案をし、導入の有効性・実現性を検討する
(2回)
根 D-8:省エネルギー性能の高い設備・建築材料などの情報を発
拠 注のたび調査し、入札要件に反映させる
(2回)
3
2
1
0
D-9
D-8
達成度
目標基準
D-9:使用電力量を調査し、設備運用改善の見直しを複数年か
(1回)
けて検討する
達成 未
未
9割 目標 目標
度 実施 達成 達成 基準 超
基準
0
1
3
4
5
紙の適正使用方法の継続と 評価:1つの具体的施策は、
すべて達成しました。
不要(ミス)コピーの削減
D-10:年間紙の購入量を記録し管理する。前年度比で増加して
根 いる場合はユニット内で注意喚起を行う。使用するプリンター・印
(242回)
拠 刷機によっては両面印刷することで紙詰まりや故障の原因となる
場合を想定し、機器ごとの適正使用に心掛ける
廃棄物排
出量の削
減
廃棄物排出時の資源分別手
評価:3つの具体的施策は、
すべて達成しました。特に「リサイクル・3
順の確立と学内周知
R活動の普及啓発」と「学内リサイクル情報システムの活用」は、数
D-10
値目標を超えています。
5
4
3
2
D-11:室内の資源ごみの分別状況を確認し、記録し、結果を関
(264回)
係者に周知する
1
D-13
0
D-12
達成度
D-11
目標基準
根
D-12:三重大学の3R(リデュース・リユース・リサイクル)の利活
(66回)
拠 用を啓発・実施する
達成 未
未
9割 目標 目標
度 実施 達成 達成 基準 超
基準
0
1
3
4
5
D-13:ICTを用いてリサイクル情報を全学に周知し、実行する
(53回)
(※)具体的取り組みに対する評価は、
(旧)環境管理推進センター
(現在の国際環境教育研究センター)が平成25年度EMS年間実施計画の実績からまとめた内容です。
(2回)
業 務 運 営
4.全学が、
ISO14001規格に
準拠した環境マネ
ジメントシステムを
運用することにより、
D-6:運用改善による、
エネルギー削減行動に対する評価をして、
(2回)
MI
EUポイント制度の利用をする
4
紙使用量
の削減
(2回)
(18回)
5
(22回)
C-1:三重大学環境報告書に、環境主軸の教育・研究の実施内
容など地域社会への貢献活動を調査し、記載する
D-5:緑のカーテン・屋上緑化事業を取り組む
D-7
(1回)
評価:2つの具体的施策は、
すべて達成しました。
根
D-4:エネルギー使用量を環境管理推進センターのセンター会議 (18回)
拠 で報告する
目標基準
エネルギー使用設備の合理
化の検討
(8回)
社 会 貢 献
D-3:環境管理推進センターは、各部局の運用改善テーマをまとめ、
センター会議で報告または議論し、学内全体の省エネ運用改善を (2回)
定着させる
達成 未
未
9割 目標 目標
度 実施 達成 達成 基準 超
基準
0
1
3
4
5
B-6:MI
EUポイント調査分析から活動インセンティブとなる表彰
(1回)
根 制度を構築する
拠 B-7:MIEUポイントを対象にした「省エネアイデア募集」を拡充し
(7回)
「環境活動アイデア募集」を実施する
B-6
D-2
D-3
達成度
1
0
B-8
2
1
0
4
2
3
D-6
達成度
( )内は
実績値
D-2:各部局は、
エネルギー使用量の削減の運用改善のテーマ
(97回)
を定め実行する
5
スマートキャンパス構想に関連 評価:6つの具体的施策は、
すべて達成しました。特に「MIEUポイント
した、学生および教職員が行う の実施成果・分析・拡充ならびに公表」は、数値目標を超えています。
環境活動のリサーチ
B-4
B-4:MIEUポイントを対象とした環境活動の整理・拡充
(4回)
5
B-9
具体的な取り組み
D-1
B-3:スマートキャンパス実証事業の成果を含めた取り組み
(8回)
を公表する
達成 未
未
9割 目標 目標
度 実施 達成 達成 基準 超
基準
0
1
3
4
5
3
目標
(達成状況の図)
平成25年度は、全学共通した環境目的・目標に対して、
記載の「全学の取り組み」以外に「部局独自の具体的な
取り組み」を各部局が計画策定し運用を行い、すべての
項目において計画以上の実績をあげています。
くわしくは、
国際環境教育研究センターホームページに掲載しています。
(URL:http://www.gecer.mie-u.ac.jp/)
Environmental Management Report 2014 65
環
境
マ
ネ
ジ
メ
ン
ト
シ
ス
テ
ム
の
概
要
12.環境マネジメントシステムの概要
12.環境マネジメントシステムの概要
環境マネジメントシステムの点検・環境内部監査
本学の環境マネジメントシステムが、計画された活動事
項に適合しているかどうか、
また、
それらが適切に実施され、
維持されているかを確認するために、環境内部監査を行
います。平成25年度は、1∼2月
に定期内部監査を実施しました。
本学の環境内部監査は、環境
内部監査員の資格を有する教
職員ならびに共通教育科目「環
境内部監査員セミナー」
を修了し、
環境内部監査員の資格を有す
る一般学生が実施します。教育
機関である特徴を活かし、一般
更新審査の結果
学生に本学の環境取り組みを理解し環境活動をする機
会を増やすため、環境内部監査に学生が積極的に参加
していることが大きな特徴です。
環境内部監査員養成研修(H25.8.29,30)
生物資源学部の内部監査(H25.1.30)
環境内部監査員の養成および資格付与
平成25年度の環境内部監査員養成研修は、平成25
※前年度までの環境内部監査員有資格者を合わせ
年8月29・30日に開催され、教職員23名に環境内部監
平成26年7月1日現在、環境内部監査グループには189
査員の資格を付与しました。共通教育の授業では、前期・
名 (教職員137名、学生52名)の環境内部監査員が登
後期集中講座あわせて学生14名に環境内部監査員の
録されています。また、監査員の資格を持つ卒業生・退
資格を付与しました。
職者・異動者は合わせて204名です。
2. 定期環境内部監査
平成25年8月2日から9月25日にかけて、2学部4研究
科の環境責任者およびISO14001更新審査受審対象
ユニット環境担当者に対して、更新審査の役割や進行
について説明し、ISO14001規格と三重大学環境マネジ
メントシステムとの整合性ならびに昨年度および今年度
の実績を確認しました。
平成26年1月15日から2月27日にかけて、2学部4研究科
6ユニット、5事務部門6ユニット、
その他3ユニット、合計15
ユニットにシステム監査とパフォーマンス監査を行いました。
3. 環境内部監査の結果
本学では平成25年度に、32のユニットに対して更新
審査研修および環境内部監査を実施し、重大および軽
微な不適合の指摘はありませんでした。
環境マネジメントシステム(ISO14001)の更新審査
66 Environmental Management Report 2014
トップマネジメントのインタビュー審査
環境保全センター 廃液処理の確認
更新審査の結果に関して、不適合はありませんでしたが、
次の観察事項がありました。
※観察事項:是正につながる事項としてあげられ、推奨
事項のことを言うが是正義務はない項目です。
1. 運用管理(4.4.6)、順守評価(4.5.2)
毒物劇物取扱がある各部門の管理について、特定保
管庫での施錠管理および受け払い管理が行われ、年に1
度運用状況の点検報告の収集評価が実施しているが、
より確実な運用をするために、内部監査等を利用した確
認等をするように提案がありました。
Good point
1. ISO教育研修
平成25年10月2日∼4日の3日間、本学が運用している
環境マネジメントシステムが、ISO14001の規格条項に適
合しながら自ら定めた取り決めに従い有効に運用されて
いるか、全プロセスを対象に確認審査が行われました。
●更新審査日時:平成25年10月2日∼10月4日
● 審査登録範囲:上浜キャンパス
(附属病院を除く)に
おける教育、研究および社会貢献活動業務運営
を最大限利用したシステムの継続的な運用を通じ、パフォ
ーマンスの向上を期待いたします。また、
“世界一の環境
先進大学”を目指した一連の活動は、
この外部への標榜
もあり、学内の学生および教職員のマインドが確実に変化
していると感じます。今後も“世界一の環境先進大学”実
現への推進を期待いたします。」と評価コメントがありました。
観察事項
環境内部監査
環
境
マ
ネ
ジ
メ
ン
ト
シ
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ム
の
概
要
審査では、環境マネジメントシステム展開などが有効に働
いていると判断され、認証登録の更新が行われました。
審査員からの総合的所見では、
「学長の強いリーダーシ
ップの下、ISO14001のPDCAサイクルの運用が適切に実
施されていることを確認しました。特にスマートキャンパス事
業による2,000kW級ガスコージェネ導入および稼働や、環境・
情報科学館の新設および運用は、厳しい経営状況
の中における大胆なハード面で大学の運用を果たし
たのみでなく、環境・情報科学館の総合学習の拠点
としての運用や産業技術の研究といった効果も実
現しています。さらに、
これを通した三重大学生の将
来人財としての養成、地域産業の活性化にもつな
がる活動であり、特筆に値します。今後もISO14001
●審査機関:SGSジャパン株式会社
●審査目的
・マネジメントシステムが審査規格のすべての要求事項
に適合していることを確認
・組織が計画されたマネジメントシステムを効果的に実
行していることを確認
・マネジメントシステムが組織の方針・目的を達成する能
力を有することを確認
肯定的観察事項
1 . 生物資源学部は、ESDプログラム授業も多数が指
5 . MIEUポイントの運用について学内での環境活動の
定されており、教育の提供、人財育成、知の蓄積とい
った本業とISO上での狙いが合致した活動として、特
筆に値すると評価されました。
推進につながっているのみならず、教育プログラムと
の連携、大学コミュニティにおける運営プロセス、学
外市町においてもコミュニティ拡大及び地域づくり効
果が、高く評価されました。
2 . 環境ISO学生委員会は、活動も継続的に発展し、2
年生を中心とした組織体制として運営していることは、
学生自らの環境活動の場としての価値のみならず、
人財育成及び社会経験の機会提供としても非常に
大きな効果があり特筆に値と評価されました。
3 . 工学部で管理している危険物庫のリスク低減活動とし
て、周辺植栽の強風による転倒防止策の実施は、
リス
ク低減の気づきとして評価されました。
4 . 施設部は、A重油使用の廃止に取組み、危険物保管、
漏えい、温暖化といった環境上のリスク排除につなが
るとともに、設備維持及び点検に伴う経費削減効果も
上がる活動として、
また、設備導入・設備更新は、環境
活動と経済活動が両輪で回っていることも確認でき、
設備導入の好例として、特筆に値と評価されました。
6 . ノーマイカーデー推進活動において、部門に合った
推進啓蒙の継続により運用が進み、意識と実施が定
着していることは特筆に値すると評価されました。
7 . 自転車駐輪整備活動において、教員職員が自転車
の整頓や声かけを日常的に実施し、緊急車両用駐輪
禁止区域や駐輪個所の明示ペイントなど表示による
効果も含めて特筆に値すると評価されました。
8 . 地域イノベーション学研究科や災害救急医療高度
教育研究センター等、広く地域・自治体・企業を巻き
込んだ環境教育の推進、伊賀・忍者学、四日市学、
近隣小学校等との連携など様々な広報活動が評価
されました。
Environmental Management Report 2014 67
環
境
マ
ネ
ジ
メ
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ト
シ
ス
テ
ム
の
概
要
12.環境マネジメントシステムの概要
12.環境マネジメントシステムの概要
環境マネジメントシステムの点検・環境内部監査
本学の環境マネジメントシステムが、計画された活動事
項に適合しているかどうか、
また、
それらが適切に実施され、
維持されているかを確認するために、環境内部監査を行
います。平成25年度は、1∼2月
に定期内部監査を実施しました。
本学の環境内部監査は、環境
内部監査員の資格を有する教
職員ならびに共通教育科目「環
境内部監査員セミナー」
を修了し、
環境内部監査員の資格を有す
る一般学生が実施します。教育
機関である特徴を活かし、一般
更新審査の結果
学生に本学の環境取り組みを理解し環境活動をする機
会を増やすため、環境内部監査に学生が積極的に参加
していることが大きな特徴です。
環境内部監査員養成研修(H25.8.29,30)
生物資源学部の内部監査(H25.1.30)
環境内部監査員の養成および資格付与
平成25年度の環境内部監査員養成研修は、平成25
※前年度までの環境内部監査員有資格者を合わせ
年8月29・30日に開催され、教職員23名に環境内部監
平成26年7月1日現在、環境内部監査グループには189
査員の資格を付与しました。共通教育の授業では、前期・
名 (教職員137名、学生52名)の環境内部監査員が登
後期集中講座あわせて学生14名に環境内部監査員の
録されています。また、監査員の資格を持つ卒業生・退
資格を付与しました。
職者・異動者は合わせて204名です。
2. 定期環境内部監査
平成25年8月2日から9月25日にかけて、2学部4研究
科の環境責任者およびISO14001更新審査受審対象
ユニット環境担当者に対して、更新審査の役割や進行
について説明し、ISO14001規格と三重大学環境マネジ
メントシステムとの整合性ならびに昨年度および今年度
の実績を確認しました。
平成26年1月15日から2月27日にかけて、2学部4研究科
6ユニット、5事務部門6ユニット、
その他3ユニット、合計15
ユニットにシステム監査とパフォーマンス監査を行いました。
3. 環境内部監査の結果
本学では平成25年度に、32のユニットに対して更新
審査研修および環境内部監査を実施し、重大および軽
微な不適合の指摘はありませんでした。
環境マネジメントシステム(ISO14001)の更新審査
66 Environmental Management Report 2014
トップマネジメントのインタビュー審査
環境保全センター 廃液処理の確認
更新審査の結果に関して、不適合はありませんでしたが、
次の観察事項がありました。
※観察事項:是正につながる事項としてあげられ、推奨
事項のことを言うが是正義務はない項目です。
1. 運用管理(4.4.6)、順守評価(4.5.2)
毒物劇物取扱がある各部門の管理について、特定保
管庫での施錠管理および受け払い管理が行われ、年に1
度運用状況の点検報告の収集評価が実施しているが、
より確実な運用をするために、内部監査等を利用した確
認等をするように提案がありました。
Good point
1. ISO教育研修
平成25年10月2日∼4日の3日間、本学が運用している
環境マネジメントシステムが、ISO14001の規格条項に適
合しながら自ら定めた取り決めに従い有効に運用されて
いるか、全プロセスを対象に確認審査が行われました。
●更新審査日時:平成25年10月2日∼10月4日
● 審査登録範囲:上浜キャンパス
(附属病院を除く)に
おける教育、研究および社会貢献活動業務運営
を最大限利用したシステムの継続的な運用を通じ、パフォ
ーマンスの向上を期待いたします。また、
“世界一の環境
先進大学”を目指した一連の活動は、
この外部への標榜
もあり、学内の学生および教職員のマインドが確実に変化
していると感じます。今後も“世界一の環境先進大学”実
現への推進を期待いたします。」と評価コメントがありました。
観察事項
環境内部監査
環
境
マ
ネ
ジ
メ
ン
ト
シ
ス
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ム
の
概
要
審査では、環境マネジメントシステム展開などが有効に働
いていると判断され、認証登録の更新が行われました。
審査員からの総合的所見では、
「学長の強いリーダーシ
ップの下、ISO14001のPDCAサイクルの運用が適切に実
施されていることを確認しました。特にスマートキャンパス事
業による2,000kW級ガスコージェネ導入および稼働や、環境・
情報科学館の新設および運用は、厳しい経営状況
の中における大胆なハード面で大学の運用を果たし
たのみでなく、環境・情報科学館の総合学習の拠点
としての運用や産業技術の研究といった効果も実
現しています。さらに、
これを通した三重大学生の将
来人財としての養成、地域産業の活性化にもつな
がる活動であり、特筆に値します。今後もISO14001
●審査機関:SGSジャパン株式会社
●審査目的
・マネジメントシステムが審査規格のすべての要求事項
に適合していることを確認
・組織が計画されたマネジメントシステムを効果的に実
行していることを確認
・マネジメントシステムが組織の方針・目的を達成する能
力を有することを確認
肯定的観察事項
1 . 生物資源学部は、ESDプログラム授業も多数が指
5 . MIEUポイントの運用について学内での環境活動の
定されており、教育の提供、人財育成、知の蓄積とい
った本業とISO上での狙いが合致した活動として、特
筆に値すると評価されました。
推進につながっているのみならず、教育プログラムと
の連携、大学コミュニティにおける運営プロセス、学
外市町においてもコミュニティ拡大及び地域づくり効
果が、高く評価されました。
2 . 環境ISO学生委員会は、活動も継続的に発展し、2
年生を中心とした組織体制として運営していることは、
学生自らの環境活動の場としての価値のみならず、
人財育成及び社会経験の機会提供としても非常に
大きな効果があり特筆に値と評価されました。
3 . 工学部で管理している危険物庫のリスク低減活動とし
て、周辺植栽の強風による転倒防止策の実施は、
リス
ク低減の気づきとして評価されました。
4 . 施設部は、A重油使用の廃止に取組み、危険物保管、
漏えい、温暖化といった環境上のリスク排除につなが
るとともに、設備維持及び点検に伴う経費削減効果も
上がる活動として、
また、設備導入・設備更新は、環境
活動と経済活動が両輪で回っていることも確認でき、
設備導入の好例として、特筆に値と評価されました。
6 . ノーマイカーデー推進活動において、部門に合った
推進啓蒙の継続により運用が進み、意識と実施が定
着していることは特筆に値すると評価されました。
7 . 自転車駐輪整備活動において、教員職員が自転車
の整頓や声かけを日常的に実施し、緊急車両用駐輪
禁止区域や駐輪個所の明示ペイントなど表示による
効果も含めて特筆に値すると評価されました。
8 . 地域イノベーション学研究科や災害救急医療高度
教育研究センター等、広く地域・自治体・企業を巻き
込んだ環境教育の推進、伊賀・忍者学、四日市学、
近隣小学校等との連携など様々な広報活動が評価
されました。
Environmental Management Report 2014 67
環
境
マ
ネ
ジ
メ
ン
ト
シ
ス
テ
ム
の
概
要
12.環境マネジメントシステムの概要
9 . スマートキャンパス実証事業において、平成25年2月
22日から3月14日のデータでは、CO 2排出量削減効
果は21.6%。省エネルギー効果20.1%という成
果を上げ、
また、学内・自治体・企業・マスコミへ
の説明会40回以上の実施は特筆に値すると評
価されました。
12.環境マネジメントシステムの概要
の40%の参加により4∼5%減の成果があり、節電
活動の有効性は特筆に値すると評価されました。
10. 平成25年7月17日から29日に夏季午後集中節
電として実施した試験運用において、対象部門
医学部の審査
生物資源学部の審査
最高環境責任者による見直し
平成25年度の最高環境責任者(学長)の見直しは、
平成26年3月31日に総括環境責任者および副総括環
境責任者(各部門長)
からの報告事項を元にシステムの
見直し評価を実施しました。
見直しの内容
1.『環境方針』の見直し結果
着実に基本方針を含め、環境教育・環境研究・社会
貢献・業務運営の取り組みが根付いています。平成26
年度も、現在の三重大学環境方針は継続させます。
境管理推進センター」と「環境保全センター」の機能も統
合し、総合的な環境分野のマネジメントシステムに重点を置
く「国際環境教育研究センター」に4月から移行して新たな
運用体制にしていきます。
2.『実施計画一覧』
(目的・目標)の見直し結果
4. その他インプット情報による見直し結果
平成25年度の環境目的・目標を達成するための具体的
施策は計画通りの成果を上げています。特に「環境教育」
と「環境研究」の目標「スマートキャンパス」、
「MI
EUポイン
ト制度」は、学生・教職員が取り組み、成果が出ています。
平成25年度は、地球環境大賞文部科学大臣賞(フジ
サンケイグループ)
と環境コミュニケーション大賞(環境省)
、
エコ大学ランキング1位(全国学生NPO組織)の受賞な
ど外部の評価が極めて高く、文部科学省による「国立大
ノーマイカーデーの実施については、駐車区画以外の駐車
利用の実態の改善を含めさらに取り組みの工夫することを
期待します。
平成26年度も、
スマートキャンパスの設備などハード面
の活用、
ソフト面として「MIEUポイント」の拡充に注力して、
目標の一部を「スマートキャンパス
(ハード面)の施設・設備
の運用」と「スマートキャンパス(ソフト面)のMIEUポイント
に関連したリサーチ活動」に変更します。
学法人三重大学の平成24年度に係る業務の実績に関
する評価結果」においても、
「MIEUポイント」や「ESDプ
ログラム」など環境活動の先進性が評価されました。
3. 運用管理の実施結果情報による見直し結果
環
境
マ
ネ
ジ
メ
ン
ト
シ
ス
テ
ム
の
概
要
平成25年度は、ISO14001更新審査も規格要求事項に
適合との審査結果が出るなど、
マネジメントシステムの定着
化ができています。
平成26年度は、本学の特徴を最大限活かしながら、
「環
5. EMSの変更の必要性についての処置及び指示
環境マネジメントシステムに関しては管理する体制を「国
際環境教育研究センター」が中心となり、平成26年度は
現状を継続することとし変更はない。
「世界一の環境先進
大学」の旗印のもと、
総括環境責任者お
よび副総括環境責
任者には、継続した
取り組みと成果を期
待します。
最高環境責任者による見直し
情報の伝達・収集および共有の手段
内部および外部コミュニケーションの手段として、
イン
ターネット・キャンパスLAN上のネットワークサービスを利
用することにより、環境マネジメントシステムの円滑な運
用が可能となります。本学では、構成員へのさまざまな環
68 Environmental Management Report 2014
境関連情報の提供や各部署からの活動記録などの情
報集約・共有に、
ウェブサイトやMoodleシステム(eラーニ
ング用に開発されたコンテンツ管理システム)、
メーリング
リストを活用しています。
ホームページ
環境活動のポータルサイトとして、三重大学国際環境
※
教育研究センターのホームページが公開されています。
本学の環境への取り組みや、環境ISOに関連する活動
などの情報を広く学内外に提供しています。サイトでは、
本学の環境方針と、最新版の環境マネジメントマニュア
ルや環境マネジメントシステム体制(学内向け)、
エネル
ギー使用量などのさまざまな情報にアクセスできると共に、
三重大ブランドの環境教育、
スマートキャンパス、
環境研究・
保全、MIEUポイント、ユネスコスクールの活動の紹介を
定常的に提供しています。また、報道履歴や学内外で実
施される環境関連の各種イベント
(町屋海岸清掃や講
演会の案内)などのテンポラリーな情報については随時
トップページに掲示がなされ、本学の「環境」をキーワード
とする各種情報にアクセスしやすくなっています。なお、掲
載コンテンツは、国際環境教育研究センターによって管
理運営されています。
※
(http://www.gecer.mie-u.ac.jp/)
国際環境教育研究センターホームページ
Moodleによる運用サイト
三重大学環境マネジメントシステムにのっとり、各部局
において環境への取り組みのPDCAサイクルが実施され、
取り組みの計画や記録などを書類管理することは重要な
作業となります。作業を容易にすると共に、書類を一元管
理し、随時閲覧ができるようにMoodleシステムで構築され
た「環境マネジメントマニュアル運用サイト」を設けています。
ウェブブラウザを使うことによって、マネジメントマニュアル
関連書類の参照(書式のダウンロードなど)や活動記録な
どの作成書類をアップロードすることができます。Moodle
サイトへのログインアカウントは、
すべての構成員が取得可
能で、構成員ならば学外からも安全にアクセスすることがで
きます。この運用サイトの活用は、書類のペーパーレス化
にも貢献しています。
この他、国際環境教育研究センターや環境ISO学生委
員会のさまざまな活動・プロジェクト、三重大ブランドの環
境教育においてもMoodleを活用して、
センター員や学生
委員の情報交換・共有のための「国際環境教育研究セ
ンターワークサイト」、三重大学環境マネジメントシステムに
おける内部監査の書類管理のための「環境ISO監査の
ページ」、
「環境教育実践(MIEUポイント)」のためのサイ
トおよび「MIEUポイント活動申告」のサイトなどが設けられ
ています。平成25年度からは、
スマートフォンでの表示に適
したMoodle2を用いて「MIEUポイント活動申告」のサイト
を提供しています。これらMoodleサイトのコンテンツは、国
際環境教育研究センターによって管理運営されています。
なお、平成26年度には、
より利便性が向上した「MIEU
ポイント活動申告」専用サーバが稼働する予定であり、申
告件数の増加が期待されています。
電子メールとメーリングリスト
環境活動に関連した情報の周知には主として電子メ
ールとメーリングリストが用いられています。すべての部局
の環境責任者・副環境責任者、ユニット環境担当者、
エ
ネルギー管理者のメールアドレスは漏れなくメーリングリス
トに登録して、各種情報はトップから直接これらの責任者・
担当者に伝わります。メーリングリストは人事異動などに
伴い、つねにアップデートされた情報で運用されています。
重要な情報が迅速に周知され、ペーパーレス化にも貢献
しています。また、使用電力が増大する夏場には、変電施
設の監視装置から警報メールがメーリングリストに自動送
信されるため、各部局のユニット環境担当者が適切に節
電行動を行うことができます。このメーリングリストは、国際
環境教育研究センターによって管理運営されています。
Environmental Management Report 2014 69
環
境
マ
ネ
ジ
メ
ン
ト
シ
ス
テ
ム
の
概
要
12.環境マネジメントシステムの概要
9 . スマートキャンパス実証事業において、平成25年2月
22日から3月14日のデータでは、CO 2排出量削減効
果は21.6%。省エネルギー効果20.1%という成
果を上げ、
また、学内・自治体・企業・マスコミへ
の説明会40回以上の実施は特筆に値すると評
価されました。
12.環境マネジメントシステムの概要
の40%の参加により4∼5%減の成果があり、節電
活動の有効性は特筆に値すると評価されました。
10. 平成25年7月17日から29日に夏季午後集中節
電として実施した試験運用において、対象部門
医学部の審査
生物資源学部の審査
最高環境責任者による見直し
平成25年度の最高環境責任者(学長)の見直しは、
平成26年3月31日に総括環境責任者および副総括環
境責任者(各部門長)
からの報告事項を元にシステムの
見直し評価を実施しました。
見直しの内容
1.『環境方針』の見直し結果
着実に基本方針を含め、環境教育・環境研究・社会
貢献・業務運営の取り組みが根付いています。平成26
年度も、現在の三重大学環境方針は継続させます。
境管理推進センター」と「環境保全センター」の機能も統
合し、総合的な環境分野のマネジメントシステムに重点を置
く「国際環境教育研究センター」に4月から移行して新たな
運用体制にしていきます。
2.『実施計画一覧』
(目的・目標)の見直し結果
4. その他インプット情報による見直し結果
平成25年度の環境目的・目標を達成するための具体的
施策は計画通りの成果を上げています。特に「環境教育」
と「環境研究」の目標「スマートキャンパス」、
「MI
EUポイン
ト制度」は、学生・教職員が取り組み、成果が出ています。
平成25年度は、地球環境大賞文部科学大臣賞(フジ
サンケイグループ)
と環境コミュニケーション大賞(環境省)
、
エコ大学ランキング1位(全国学生NPO組織)の受賞な
ど外部の評価が極めて高く、文部科学省による「国立大
ノーマイカーデーの実施については、駐車区画以外の駐車
利用の実態の改善を含めさらに取り組みの工夫することを
期待します。
平成26年度も、
スマートキャンパスの設備などハード面
の活用、
ソフト面として「MIEUポイント」の拡充に注力して、
目標の一部を「スマートキャンパス
(ハード面)の施設・設備
の運用」と「スマートキャンパス(ソフト面)のMIEUポイント
に関連したリサーチ活動」に変更します。
学法人三重大学の平成24年度に係る業務の実績に関
する評価結果」においても、
「MIEUポイント」や「ESDプ
ログラム」など環境活動の先進性が評価されました。
3. 運用管理の実施結果情報による見直し結果
環
境
マ
ネ
ジ
メ
ン
ト
シ
ス
テ
ム
の
概
要
平成25年度は、ISO14001更新審査も規格要求事項に
適合との審査結果が出るなど、
マネジメントシステムの定着
化ができています。
平成26年度は、本学の特徴を最大限活かしながら、
「環
5. EMSの変更の必要性についての処置及び指示
環境マネジメントシステムに関しては管理する体制を「国
際環境教育研究センター」が中心となり、平成26年度は
現状を継続することとし変更はない。
「世界一の環境先進
大学」の旗印のもと、
総括環境責任者お
よび副総括環境責
任者には、継続した
取り組みと成果を期
待します。
最高環境責任者による見直し
(右手前)
情報の伝達・収集および共有の手段
内部および外部コミュニケーションの手段として、
イン
ターネット・キャンパスLAN上のネットワークサービスを利
用することにより、環境マネジメントシステムの円滑な運
用が可能となります。本学では、構成員へのさまざまな環
68 Environmental Management Report 2014
境関連情報の提供や各部署からの活動記録などの情
報集約・共有に、
ウェブサイトやMoodleシステム(eラーニ
ング用に開発されたコンテンツ管理システム)、
メーリング
リストを活用しています。
ホームページ
環境活動のポータルサイトとして、三重大学国際環境
※
教育研究センターのホームページが公開されています。
本学の環境への取り組みや、環境ISOに関連する活動
などの情報を広く学内外に提供しています。サイトでは、
本学の環境方針と、最新版の環境マネジメントマニュア
ルや環境マネジメントシステム体制(学内向け)、
エネル
ギー使用量などのさまざまな情報にアクセスできると共に、
三重大ブランドの環境教育、
スマートキャンパス、
環境研究・
保全、MIEUポイント、ユネスコスクールの活動の紹介を
定常的に提供しています。また、報道履歴や学内外で実
施される環境関連の各種イベント
(町屋海岸清掃や講
演会の案内)などのテンポラリーな情報については随時
トップページに掲示がなされ、本学の「環境」をキーワード
とする各種情報にアクセスしやすくなっています。なお、掲
載コンテンツは、国際環境教育研究センターによって管
理運営されています。
※
(http://www.gecer.mie-u.ac.jp/)
国際環境教育研究センターホームページ
Moodleによる運用サイト
三重大学環境マネジメントシステムにのっとり、各部局
において環境への取り組みのPDCAサイクルが実施され、
取り組みの計画や記録などを書類管理することは重要な
作業となります。作業を容易にすると共に、書類を一元管
理し、随時閲覧ができるようにMoodleシステムで構築され
た「環境マネジメントマニュアル運用サイト」を設けています。
ウェブブラウザを使うことによって、マネジメントマニュアル
関連書類の参照(書式のダウンロードなど)や活動記録な
どの作成書類をアップロードすることができます。Moodle
サイトへのログインアカウントは、
すべての構成員が取得可
能で、構成員ならば学外からも安全にアクセスすることがで
きます。この運用サイトの活用は、書類のペーパーレス化
にも貢献しています。
この他、国際環境教育研究センターや環境ISO学生委
員会のさまざまな活動・プロジェクト、三重大ブランドの環
境教育においてもMoodleを活用して、
センター員や学生
委員の情報交換・共有のための「国際環境教育研究セ
ンターワークサイト」、三重大学環境マネジメントシステムに
おける内部監査の書類管理のための「環境ISO監査の
ページ」、
「環境教育実践(MIEUポイント)」のためのサイ
トおよび「MIEUポイント活動申告」のサイトなどが設けられ
ています。平成25年度からは、
スマートフォンでの表示に適
したMoodle2を用いて「MIEUポイント活動申告」のサイト
を提供しています。これらMoodleサイトのコンテンツは、国
際環境教育研究センターによって管理運営されています。
なお、平成26年度には、
より利便性が向上した「MIEU
ポイント活動申告」専用サーバが稼働する予定であり、申
告件数の増加が期待されています。
電子メールとメーリングリスト
環境活動に関連した情報の周知には主として電子メ
ールとメーリングリストが用いられています。すべての部局
の環境責任者・副環境責任者、ユニット環境担当者、
エ
ネルギー管理者のメールアドレスは漏れなくメーリングリス
トに登録して、各種情報はトップから直接これらの責任者・
担当者に伝わります。メーリングリストは人事異動などに
伴い、つねにアップデートされた情報で運用されています。
重要な情報が迅速に周知され、ペーパーレス化にも貢献
しています。また、使用電力が増大する夏場には、変電施
設の監視装置から警報メールがメーリングリストに自動送
信されるため、各部局のユニット環境担当者が適切に節
電行動を行うことができます。このメーリングリストは、国際
環境教育研究センターによって管理運営されています。
Environmental Management Report 2014 69
環
境
マ
ネ
ジ
メ
ン
ト
シ
ス
テ
ム
の
概
要
13.第三者評価
13.第三者評価
シャープ株式会社との意見交換会
平成26年9月9日、環境・情報科学館で、
シャープ株式
中部電力株式会社との意見交換会
マートキャンパスのソフト面についての掲載の仕方など、
平成26年9月11日、環境・情報科学館で、山口経営戦
動取り組みが分かる環境報告書であるなど多くの貴重な
会社本社濱口係長ほか4名の方々と三重大学「環境報
貴重なご意見をいただきました。本報告書に反映できる
略本部CSR・業務改革推進グループグループ長(部長)
ご意見をいただきました。本報告書に反映できる点は改
告書2014」
と「シャープ サスティナビリティレポート2014」、
点は改善し、
その他の意見は来年度の環境報告書の作
ほか8名の方々に三重大学「環境報告書2014」に対す
善し、
その他の意見は来年度の環境報告書の作成に参
成に参考にしていきます。
るご意見を伺いました。多岐にわたる、学生の活発な活
考にしていきます。
「シャープ三重工場 環境・社会貢献活動情報誌2014」
に関する意見交換会を開催しました。サステイナブル・ス
中部電力株式会社からの三重大学「環境報告書2014」についての指摘とそれに対しての回答
シャープ株式会社からの三重大学「環境報告書2014」についての指摘とそれに対しての回答
表題のサステイナブルという言葉が文の中に出てこないので違和感を感じた。
文中にサステイナブルが関連していることを記述した方がいいのではないか。
MIEUポイントシステムを継続的な活動としていますので、表
現方法を変更しました。
(P.24)
見出しの変更など、記載方法を変更しました。
(P.25)
追記しました。
(P.03)
MIEUポイントの記事の中にデマンドレスポンスの記事が入って
いるがデマンドレスポンス成果は違うと思うので分けた方がいいの
ではないか。位置づけが違うことを記載した方がいいのではないか。
説明文を追記しました。
(P.14)
防災・安全衛生への取り組みで生協が学生の健康管理をするため
に朝食を出したことを新聞記事で見たので、いい取り組みだと思うが。
来年度の検討課題とさせていただきます。
主な意見
回 答
環境座談会では、企業の方の意見もあればよいのでは。
★マークが最初に出てくるとことに「用語の説明が後ろにあること」を明記しては。
「ESDin三重」のESDの説明を最初に書いてほしい。
回 答
主な意見
今後のテーマによっては企業の方にお願いすることを来年
以降の検討課題とさせていただきます。
シャープ株式会社との意見交換会
中部電力株式会社との意見交換会
名古屋大学との意見交換会 三重県との意見交換会
平成26年9月10日、環境・情報科学館で、名古屋大学
すべき側面など多くの貴重なご意見をいただきました。本
平成26年9月12日、環境・情報科学館で、三重県総務
成果が年々蓄積されていることや、今後の対外的なアピ
村田静昭教授ほか7名の方々に三重大学「環境報告書
報告書に反映できる点は改善し、
その他の意見は来年
部行財政改革推進課課長補佐兼班長の後田和也氏ほ
ールの仕方など多くの貴重なご意見をいただきました。本
2014」に対するご意見を伺いました。多様な環境の取り
度の環境報告書の作成に参考にしていきます。
か3名の方々に三重大学「環境報告書2014」に対する
報告書に反映できる点は改善し、
その他の意見は来年
組みが分かる報告書であるという優れた側面の他、改善
ご意見を伺いました。ISO14001に基づき、環境活動の
度の環境報告書の作成に参考にしていきます。
名古屋大学からの三重大学「環境報告書2014」についての指摘とそれに対しての回答
三重県からの三重大学「環境報告書2014」についての指摘とそれに対しての回答
主な意見
回 答
主な意見
回 答
グラフについて、過去5年のものが多いが、過去3年のものも
ある。意図があるのか、統一できるのであれば統一してはどうか。
データを過去5年で統一しました。
(P.54)
MIEUポイントのしくみが、初めて見た人にはわかりにくい。分
かり易い概略を入れてはどうか。
説明文を追加し、概要図を大きくしました。
「スマートキャンパスの整備・項目ごとの評価」グラフは、棒グ
ラフではなく円グラフの方が分かりやすいのではないか。
円グラフへ変更しました。
(P.23)
「エネルギー状況について」ガスコージェネの書かれた文は、何
について説明しているかわからないので説明を増やした方がよい。
注釈の位置、説明文を変更しました。
環境目的・環境目標および具体的取り組みについて、単年度の取り組み成果であ
るため、前の環境報告書でのものとどう連動しているの分からない。マネジメントの
振り返りをし、改善し、次のステップへとつながっていくのが分かる記載があるとよい。
来年度の検討課題とさせていただきます。
第11章の防災・安全衛生への取り組みは、三重大学の実
績データがないため、一般的な説明になっている。
来年度の検討課題とさせていただきます。
第
三
者
評
価
第
三
者
評
価
名古屋大学との意見交換会
70 Environmental Management Report 2014
三重県との意見交換会
Environmental Management Report 2014 71
13.第三者評価
13.第三者評価
シャープ株式会社との意見交換会
平成26年9月9日、環境・情報科学館で、
シャープ株式
中部電力株式会社との意見交換会
マートキャンパスのソフト面についての掲載の仕方など、
平成26年9月11日、環境・情報科学館で、山口経営戦
動取り組みが分かる環境報告書であるなど多くの貴重な
会社本社濱口係長ほか4名の方々と三重大学「環境報
貴重なご意見をいただきました。本報告書に反映できる
略本部CSR・業務改革推進グループグループ長(部長)
ご意見をいただきました。本報告書に反映できる点は改
告書2014」
と「シャープ サスティナビリティレポート2014」、
点は改善し、
その他の意見は来年度の環境報告書の作
ほか8名の方々に三重大学「環境報告書2014」に対す
善し、
その他の意見は来年度の環境報告書の作成に参
成に参考にしていきます。
るご意見を伺いました。多岐にわたる、学生の活発な活
考にしていきます。
「シャープ三重工場 環境・社会貢献活動情報誌2014」
中部電力株式会社からの三重大学「環境報告書2014」についての指摘とそれに対しての回答
に関する意見交換会を開催しました。サステイナブル・ス
シャープ株式会社からの三重大学「環境報告書2014」についての指摘とそれに対しての回答
表題のサステイナブルという言葉が文の中に出てこないので違和感を感じた。
文中にサステイナブルが関連していることを記述した方がいいのではないか。
MIEUポイントシステムを継続的な活動としていますので、表
現方法を変更しました。
(P.24)
見出しの変更など、記載方法を変更しました。
(P.25)
追記しました。
(P.03)
MIEUポイントの記事の中にデマンドレスポンスの記事が入って
いるがデマンドレスポンス成果は違うと思うので分けた方がいいの
ではないか。位置づけが違うことを記載した方がいいのではないか。
説明文を追記しました。
(P.14)
防災・安全衛生への取り組みで生協が学生の健康管理をするため
に朝食を出したことを新聞記事で見たので、いい取り組みだと思うが。
来年度の検討課題とさせていただきます。
主な意見
回 答
環境座談会では、企業の方の意見もあればよいのでは。
★マークが最初に出てくるとことに「用語の説明が後ろにあること」を明記しては。
「ESDin三重」のESDの説明を最初に書いてほしい。
回 答
主な意見
今後のテーマによっては企業の方にお願いすることを来年
以降の検討課題とさせていただきます。
シャープ株式会社との意見交換会
中部電力株式会社との意見交換会
名古屋大学との意見交換会 三重県との意見交換会
平成26年9月10日、環境・情報科学館で、名古屋大学
すべき側面など多くの貴重なご意見をいただきました。本
平成26年9月12日、環境・情報科学館で、三重県総務
成果が年々蓄積されていることや、今後の対外的なアピ
村田静昭教授ほか7名の方々に三重大学「環境報告書
報告書に反映できる点は改善し、
その他の意見は来年
部行財政改革推進課課長補佐兼班長の後田和也氏ほ
ールの仕方など多くの貴重なご意見をいただきました。本
2014」に対するご意見を伺いました。多様な環境の取り
度の環境報告書の作成に参考にしていきます。
か3名の方々に三重大学「環境報告書2014」に対する
報告書に反映できる点は改善し、
その他の意見は来年
組みが分かる報告書であるという優れた側面の他、改善
ご意見を伺いました。ISO14001に基づき、環境活動の
度の環境報告書の作成に参考にしていきます。
名古屋大学からの三重大学「環境報告書2014」についての指摘とそれに対しての回答
三重県からの三重大学「環境報告書2014」についての指摘とそれに対しての回答
主な意見
回 答
主な意見
回 答
グラフについて、過去5年のものが多いが、過去3年のものも
ある。意図があるのか、統一できるのであれば統一してはどうか。
データを過去5年で統一しました。
(P.54)
MIEUポイントのしくみが、初めて見た人にはわかりにくい。分
かり易い概略を入れてはどうか。
説明文を追加し、概要図を大きくしました。
「スマートキャンパスの整備・項目ごとの評価」グラフは、棒グ
ラフではなく円グラフの方が分かりやすいのではないか。
円グラフへ変更しました。
(P.23)
「エネルギー状況について」ガスコージェネの書かれた文は、何
について説明しているかわからないので説明を増やした方がよい。
注釈の位置、説明文を変更しました。
環境目的・環境目標および具体的取り組みについて、単年度の取り組み成果であ
るため、前の環境報告書でのものとどう連動しているの分からない。マネジメントの
振り返りをし、改善し、次のステップへとつながっていくのが分かる記載があるとよい。
来年度の検討課題とさせていただきます。
第11章の防災・安全衛生への取り組みは、三重大学の実
績データがないため、一般的な説明になっている。
来年度の検討課題とさせていただきます。
第
三
者
評
価
第
三
者
評
価
名古屋大学との意見交換会
70 Environmental Management Report 2014
三重県との意見交換会
Environmental Management Report 2014 71
14.まとめ
14.まとめ
環境省 環境報告ガイドライン(2012年版)との対照表
環境報告ガイドライン(2012年版)による項目
【1】環境報告の基本的事項
三重大学環境報告書2014における対象項目
項目ページ
「世界一の環境先進大学」を目指す本学において、三重大学環境報告書2014のテーマは、
「持続可能な開発のため
の教育(ESD)と環境文化」です。
1. 報告にあたっての基本的要件
(1)対象組織の範囲・対象期間
三重大学の概要
3∼5
平成26年11月に開催予定の持続可能な開発のための教育(ESD)に関するユネスコ世界会議に向けて、共通教育に
(2)対象範囲の捕捉率と対象期間の差異
三重大学の概要
3∼5
おいて「三重大学ブランドのESD」を発展させ、本格的に実施した結果、入学在籍者数の約20%の280人が学長から
(3)報告方針
三重大学の概要
3∼5
(4)公表媒体の方針等
表3
表3
ESD修了証書を授与されました。このような成果のもと、本学は文部科学省の平成26年度ユネスコ活動費補助金(グロ
2. 経営責任者の緒言
学長メッセージ
1
ーバル人材の育成に向けたESDの推進事業)に採択されました(平成26年度∼28年度)。ユネスコスクールの拠点大
3. 環境報告の概要
(1)環境配慮経営等の概要
三重大学の概要
学として、
「ESD in 三重 2014」を企画し、三重県内の小中高校でのユネスコスクールの積極的な展開やアジア・太平
(2)KPIの時系列一覧
環境関連の取り組み・環境に対する規制についての対策
46∼56
洋地域の青少年の国際会議を開催し、次世代を担う青少年の決意を世界に発信することで、
「地域に根ざし、世界に誇
(3)個別の環境課題に関する対応総括
環境関連の取り組み
46∼52
れる」本学の基本理念を活かした、環境研究・環境教育・社会貢献・業務運営の合理化を通じた大学の社会的責任
4. マテリアルバランス
マテリアルバランス
【2】
「環境マネジメント等の環境配慮経営に関する状況」を表す情報・指標
3∼5
49
(USR)を果たします。
環境文化において、4月にリニューアルオープンした、木造モダニズム建築の出発点と称される、国の登録有形文化財
1. 環境配慮の取組方針、
ビジョン及び事業戦略等
(1)環境配慮の取組方針
環境マネジメントシステムの概要
60∼69
(2)重要な課題、
ビジョン及び事業戦略等
環境マネジメントシステムの概要
60∼69
2. 組織体制及びガバナンスの状況
境プラットホームの「環境・情報科学館」を結ぶ三重大学ミュージアム構想は、本学の成熟した環境文化を表す指標とな
(1)環境配慮経営の組織体制等
環境マネジメントシステムの概要
60∼69
ります。本学のみならず、4月にオープンした三重県総合博物館や世界有数の海に関する宝庫の海の博物館、斎宮歴史
(2)環境リスクマネジメント体制
環境マネジメントシステムの概要
60∼69
(3)環境に関する規制等の遵守状況
環境に対する規制についての対策
53∼56
博物館などと連携し、三重に学ぶ学生の幅広い知識習得場の提供や学芸員の養成など、時代を先取る環境文化を育む
3. ステークホルダーへの対応の状況
環境整備を行いました。詳細な内容については、
トピックス三重大学ミュージアム構想や特集環境座談会をご覧頂きたい。
(1)
ステークホルダーへの対応
環境I
SO学生委員会の活動、環境コミュニケーション
26∼32、39∼45
(2)環境に関する社会貢献活動等
環境I
SO学生委員会の活動、環境コミュニケーション
26∼32、39∼45
4. バリューチェーンにおける環境配慮等の取組状況
の「レーモンドホール」や、三重大学の歴史的資料展示館の三翠会館、平成24年3月にオープンした地域に開かれた環
本学は、
日本の大学初となる経済産業省の補助金事業の「次世代エネルギー技術実証事業」に採択され(平成23年
度∼25年度)、創エネ・蓄エネ・省エネの戦略で取り組み、平成25年度に二酸化炭素27%の削減(平成22年度比)に
(1)バリューチェーンにおける環境配慮の取組方針、戦略等
環境コミュニケーション
(2)
グリーン購入・調達
グリーン購入・調達の状況
(3)環境負荷低減に資する製品・サービス等
環境教育・環境研究
33∼38
による統合制御を推進し、
ソフト面では、学生や教職員による省エネ活動の見える化やインセンティブを付与するMIEUポ
(4)環境関連の新技術・研究開発
環境研究
36∼38
イント制度の運営による成果であります。特に、MIEUポイント制度は、亀山市においてオール亀山ポイントとして普及され
(5)環境に配慮した輸送
―
―
(6)環境に配慮した資源・不動産開発/投資等
―
―
(7)環境に配慮した廃棄物処理/リサイクル
廃棄物の現状と対策
【3】
「事業活動に伴う環境負荷及び環境配慮等の取組に関する状況」
を表す情報・指標
39∼45
52
成功しました。ハード面では、再生可能エネルギーの積極的導入、
ガスコージェネレーションの設置、
エネルギーマネジメント
ており、地域挙げての環境ムーブメントが期待されます。
52
平成25年度の最も誇れる成果として、
「第5回エコ大学ランキング総合1位」を受賞されたことが挙げられます。受賞理
由として、地球温暖化対策としての二酸化炭素削減、環境教育、学生の自主的環境活動、地域との連携など、多岐に渡
1. 資源・エネルギーの投入状況
(1)総エネルギー投入量及びその低減対策
環境負荷
(2)総物質投入量及びその低減対策
グリーン購入・調達の状況
(3)水資源投入量及びその低減対策
環境負荷
2. 資源等の循環的利用の状況
三重大学3R活動
3. 生産物・環境負荷の産出・排出等の状況
(1)総製品生産量又は総商品販売量等
―
(2)温室効果ガスの排出量及びその低減対策
サステイナブル・スマートキャンパス・環境関連の取り組み 22∼25、46∼52
(3)総排水量及びその低減対策
排水量および水質
(4)大気汚染、生活環境に係る負荷量及びその低減対策
環境に対する規制についての対策
(5)化学物質の排出量、移動量及びその低減対策
化学物質の取扱量
(6)廃棄物等総排出量、廃棄物最終処分量及びその低減対策
環境負荷
50∼52
(7)有害物質等の漏出量及びその防止対策
環境に対する規制についての対策
53∼56
際環境教育研究センター」に組織改革を行いました。環境の世紀といわれる21
36∼38
世紀を先取る、
「世界一の環境先進大学」を目指す本学において、本センターは
4. 生物多様性の保全と生物資源の持続可能な利用の状況
環境研究
【4】
「環境配慮経営の経営・社会的側面に関する状況」を表す情報・指標
ま
と
め
編集後記 三重大学環境報告書2014の作成にあたって
50∼52
52
た。また、環境ISO学生委員会の活動に対して、
「第14回中部の未来創造大賞
50∼52
優秀賞および特別賞(中日新聞社賞)」を受賞しました。学生主体で、3R活動の
29
推進、産官学民との連携による町屋海岸再生プロジェクトの推進、小学生への実
―
53
53∼56
54
1. 環境配慮経営の経済的側面に関する状況
(1)事業者における経済的側面の状況
環境会計
48
(2)社会における経済的側面の状況
―
2. 環境配慮経営の社会的側面に関する状況
防災・安全衛生への取り組み
【5】その他の記載事項等
―
57∼59
1. 後発事象等
―
―
2. 環境情報の第三者審査等
第三者評価
70、71
72 Environmental Management Report 2014
った分野において、最高得点を獲得したことによります。平成22年度の第2回に続き、2度目の総合1位の受賞となりまし
践的環境学習などが高く評価されました。本学の環境への積極的、
かつ戦略的
な取り組みは「三重大学モデル」として、
日本のみならず、世界のモデルとしてさら
に発展できると確信しています。
4月には、
これまでの環境管理推進センターと環境保全センターを統合し、
「国
強力なエンジンとなることから、
さらなる発展が多いに期待されます。
本環境報告書は、本学の環境活動に関する総括だけでなく、次世代を担う環
境人財育成の教材として活用できるように巻末には用語解説を設けています。本
学のホームページおよび電子ブック、冊子として公表していますので是非とも目を
通して頂きますようお願い申し上げます。
平成26年9月
理事・副学長(企画・評価・環境担当)
国際環境教育研究センター(GECER)長
朴 恵淑
Environmental Management Report 2014 73
ま
と
め
14.まとめ
14.まとめ
環境省 環境報告ガイドライン(2012年版)との対照表
環境報告ガイドライン(2012年版)による項目
【1】環境報告の基本的事項
三重大学環境報告書2014における対象項目
項目ページ
「世界一の環境先進大学」を目指す本学において、三重大学環境報告書2014のテーマは、
「持続可能な開発のため
の教育(ESD)と環境文化」です。
1. 報告にあたっての基本的要件
(1)対象組織の範囲・対象期間
三重大学の概要
3∼5
平成26年11月に開催予定の持続可能な開発のための教育(ESD)に関するユネスコ世界会議に向けて、共通教育に
(2)対象範囲の捕捉率と対象期間の差異
三重大学の概要
3∼5
(3)報告方針
三重大学の概要
3∼5
おいて「三重大学ブランドのESD」を発展させ、本格的に実施した結果、入学在籍者数の約20%の280人が学長から
(4)公表媒体の方針等
表3
表3
ESD修了証書を授与されました。このような成果のもと、本学は文部科学省の平成26年度ユネスコ活動費補助金(グロ
2. 経営責任者の緒言
学長メッセージ
1
ーバル人材の育成に向けたESDの推進事業)に採択されました(平成26年度∼28年度)。ユネスコスクールの拠点大
3. 環境報告の概要
(1)環境配慮経営等の概要
三重大学の概要
学として、
「ESD in 三重 2014」を企画し、三重県内の小中高校でのユネスコスクールの積極的な展開やアジア・太平
(2)KPIの時系列一覧
環境関連の取り組み・環境に対する規制についての対策
46∼56
洋地域の青少年の国際会議を開催し、次世代を担う青少年の決意を世界に発信することで、
「地域に根ざし、世界に誇
(3)個別の環境課題に関する対応総括
環境関連の取り組み
46∼52
4. マテリアルバランス
マテリアルバランス
れる」本学の基本理念を活かした、環境研究・環境教育・社会貢献・業務運営の合理化を通じた大学の社会的責任
【2】
「環境マネジメント等の環境配慮経営に関する状況」を表す情報・指標
3∼5
49
(USR)を果たします。
環境文化において、4月にリニューアルオープンした、木造モダニズム建築の出発点と称される、国の登録有形文化財
1. 環境配慮の取組方針、
ビジョン及び事業戦略等
(1)環境配慮の取組方針
環境マネジメントシステムの概要
60∼69
(2)重要な課題、
ビジョン及び事業戦略等
環境マネジメントシステムの概要
60∼69
2. 組織体制及びガバナンスの状況
境プラットホームの「環境・情報科学館」を結ぶ三重大学ミュージアム構想は、本学の成熟した環境文化を表す指標とな
(1)環境配慮経営の組織体制等
環境マネジメントシステムの概要
60∼69
(2)環境リスクマネジメント体制
環境マネジメントシステムの概要
60∼69
ります。本学のみならず、4月にオープンした三重県総合博物館や世界有数の海に関する宝庫の海の博物館、斎宮歴史
(3)環境に関する規制等の遵守状況
環境に対する規制についての対策
53∼56
博物館などと連携し、三重に学ぶ学生の幅広い知識習得場の提供や学芸員の養成など、時代を先取る環境文化を育む
3. ステークホルダーへの対応の状況
環境整備を行いました。詳細な内容については、
トピックス三重大学ミュージアム構想や特集環境座談会をご覧頂きたい。
(1)
ステークホルダーへの対応
環境I
SO学生委員会の活動、環境コミュニケーション
26∼32、39∼45
(2)環境に関する社会貢献活動等
環境I
SO学生委員会の活動、環境コミュニケーション
26∼32、39∼45
4. バリューチェーンにおける環境配慮等の取組状況
の「レーモンドホール」や、三重大学の歴史的資料展示館の三翠会館、平成24年3月にオープンした地域に開かれた環
本学は、
日本の大学初となる経済産業省の補助金事業の「次世代エネルギー技術実証事業」に採択され(平成23年
度∼25年度)、創エネ・蓄エネ・省エネの戦略で取り組み、平成25年度に二酸化炭素27%の削減(平成22年度比)に
(1)バリューチェーンにおける環境配慮の取組方針、戦略等
環境コミュニケーション
(2)
グリーン購入・調達
グリーン購入・調達の状況
(3)環境負荷低減に資する製品・サービス等
環境教育・環境研究
33∼38
による統合制御を推進し、
ソフト面では、学生や教職員による省エネ活動の見える化やインセンティブを付与するMIEUポ
(4)環境関連の新技術・研究開発
環境研究
36∼38
イント制度の運営による成果であります。特に、MIEUポイント制度は、亀山市においてオール亀山ポイントとして普及され
(5)環境に配慮した輸送
―
―
(6)環境に配慮した資源・不動産開発/投資等
―
―
(7)環境に配慮した廃棄物処理/リサイクル
廃棄物の現状と対策
【3】
「事業活動に伴う環境負荷及び環境配慮等の取組に関する状況」
を表す情報・指標
39∼45
52
成功しました。ハード面では、再生可能エネルギーの積極的導入、
ガスコージェネレーションの設置、
エネルギーマネジメント
ており、地域挙げての環境ムーブメントが期待されます。
52
平成25年度の最も誇れる成果として、
「第5回エコ大学ランキング総合1位」を受賞されたことが挙げられます。受賞理
由として、地球温暖化対策としての二酸化炭素削減、環境教育、学生の自主的環境活動、地域との連携など、多岐に渡
1. 資源・エネルギーの投入状況
(1)総エネルギー投入量及びその低減対策
環境負荷
(2)総物質投入量及びその低減対策
グリーン購入・調達の状況
(3)水資源投入量及びその低減対策
環境負荷
2. 資源等の循環的利用の状況
三重大学3R活動
3. 生産物・環境負荷の産出・排出等の状況
(1)総製品生産量又は総商品販売量等
―
(2)温室効果ガスの排出量及びその低減対策
サステイナブル・スマートキャンパス・環境関連の取り組み 22∼25、46∼52
(3)総排水量及びその低減対策
排水量および水質
(4)大気汚染、生活環境に係る負荷量及びその低減対策
環境に対する規制についての対策
(5)化学物質の排出量、移動量及びその低減対策
化学物質の取扱量
(6)廃棄物等総排出量、廃棄物最終処分量及びその低減対策
環境負荷
50∼52
(7)有害物質等の漏出量及びその防止対策
環境に対する規制についての対策
53∼56
際環境教育研究センター」に組織改革を行いました。環境の世紀といわれる21
4. 生物多様性の保全と生物資源の持続可能な利用の状況
環境研究
36∼38
世紀を先取る、
「世界一の環境先進大学」を目指す本学において、本センターは
【4】
「環境配慮経営の経営・社会的側面に関する状況」を表す情報・指標
ま
と
め
編集後記 三重大学環境報告書2014の作成にあたって
50∼52
52
た。また、環境ISO学生委員会の活動に対して、
「第14回中部の未来創造大賞
50∼52
優秀賞および特別賞(中日新聞社賞)」を受賞しました。学生主体で、3R活動の
29
―
53
53∼56
54
1. 環境配慮経営の経済的側面に関する状況
(1)事業者における経済的側面の状況
環境会計
48
(2)社会における経済的側面の状況
―
2. 環境配慮経営の社会的側面に関する状況
防災・安全衛生への取り組み
【5】その他の記載事項等
―
57∼59
1. 後発事象等
―
―
2. 環境情報の第三者審査等
第三者評価
70、71
72 Environmental Management Report 2014
った分野において、最高得点を獲得したことによります。平成22年度の第2回に続き、2度目の総合1位の受賞となりまし
推進、産官学民との連携による町屋海岸再生プロジェクトの推進、小学生への実
践的環境学習などが高く評価されました。本学の環境への積極的、
かつ戦略的
な取り組みは「三重大学モデル」として、
日本のみならず、世界のモデルとしてさら
に発展できると確信しています。
4月には、
これまでの環境管理推進センターと環境保全センターを統合し、
「国
強力なエンジンとなることから、
さらなる発展が多いに期待されます。
本環境報告書は、本学の環境活動に関する総括だけでなく、次世代を担う環
境人財育成の教材として活用できるように巻末には用語解説を設けています。本
学のホームページおよび電子ブック、冊子として公表していますので是非とも目を
通して頂きますようお願い申し上げます。
平成26年9月
理事・副学長(企画・評価・環境担当)
国際環境教育研究センター(GECER)長
朴 恵淑
Environmental Management Report 2014 73
ま
と
め
14.まとめ
14.まとめ
★用語解説(2014)
ASPUnivNet(P.14)
T-N(P.
49)
ASPUnivNet(ASPユニブネット)
は、
ユネスコスクールのパートナーとして、
ユネス
コスクールの活動を支援する大学のネットワークです。
T-N
(総窒素)
は、
水中に含まれるすべての窒素化合物のことです。
BDF(P.38)
バイオマスのうち、
菜種油などの植物由来の油や、
てんぷら油などの廃食用油か
らつくられるディーゼルエンジン用燃料のことでBio Diesel Fuel(BDF)
と略しま
す。ディーゼルエンジン用燃料として使用できるため、
CO2削減の手段として注目
されており、
燃焼によってCO2を排出しても、
大気中のCO2総量が増えないカーボ
ン・ニュートラルな燃料です。
BOD(P.53)
生物化学的酸素要求量(Biochemical Oxygen Demand)水中の有機物が細
菌やプランクトンなどの好気性微生物によって分解されるとき、
消費される酸素量
をmg/Lで表したもの。値が大きいほど汚染されています。
COD(P.
49 P.53)
化学的酸素要求量(Chemical Oxygen Demand :COD)のことで、
水中の有機
物を酸化剤で分解する際に消費される酸化剤の量を酸素量に換算したものです。
ECOキーパー(P.46)
学内の消費エネルギー
(主に電力使用量)
が、
一定水準を超過する前に、
可能な
限りの空調や照明、
その他機器の電源をオフするなど電力消費を抑えるための
省エネ活動をする三重大学内に設置した本学独自のメンバー名です。
eラーニング(electronic-learning)
(P.24 P.68)
コンピュータやインターネットなどの情報技術を活用して行われる、
学習、
教育の総
称です。ネットワークを利用して配信することで、
遠隔地でも学習が可能であり、
教
材の内容も最新版が提供しやすい利点があります。
Hf(P.
46)
高周波点灯方式蛍光灯のことで、
従来のラピットスタート形蛍光灯より高効率で
消費電力を大幅に押さえることができる蛍光灯です。
ISO14001(P.2 P.36 他)
ISO(International Organization for Standardization)国際規格として1996
年にISO14001規格が制定され、
日本でもJIS Q14001として国内規格に採択され、
2004年に改訂されています。
Low-Eガラス(P.13)
Low-Eガラス
(Low Emissivity=低放射)
は板ガラスの表面に酸化スズや銀など
の特殊金属膜をコーディングしたもので、
遠赤外線の反射率を高め、
室内の温度
上昇を抑制します。
Moodle(2)(P.24 P.68 他)
インターネット上で、
授業用のWebページを作るためのソフトで、
eラーニングなどの
情報技術を用いて行う学習に用いられます。三重大学Moodleは、
三重大学公
式のeラーニングシステムとして授業のためのグループウェア・コミュニティツールと
して活用しています。
NOx(P.48 P.49)
NOx
(窒素酸化物)
は、
窒素と酸素の化合物の総称。一酸化窒素(NO)
と二酸
化窒素(NO2)
が主なものです。
これらは、
重油、
ガソリンなどの燃焼に伴って発生
し太陽光線のもとで炭化水素と反応し、
オキシダントなどによる光化学スモッグを発
生します。
SOx(P.48 P.49)
硫黄酸化物(sulfur oxide)
は硫黄の酸化物の総称。1960-70年代には、
石油や
石炭を燃やすときに排ガス処理装置をつけていなかったため、
産業活動の活性
化に伴い硫黄酸化物が大量に排出され大気汚染の原因となり、
社会問題となり
ました。
SPP(P.38)
ま
と
め
科学技術振興機構(JST)
による科学学習支援事業。
「サイエンス・パートナーシ
ップ・プログラム」
(SPP)のことで、
科学技術、
理科、
数学に関する観察、
実験、
実
習等の体験的・問題解決的な学習活動を支援しています。
TOEIC(P.
12)
国際コミュニケーション英語能力テストTest of English for International Communication)、
通称TOEIC(トーイック)
は、
英語を母語としない人を対象とした、
英語によるコミュニケーション能力を検定するための試験です。
74 Environmental Management Report 2014
地域イノベーション・コアラボ(P.
13)
本学の環境コミュニケーションは、
環境目的を取り組む上で、
教職員と学生のみな
らず、
地域住民や企業、
行政と環境に関わる情報を共有して具体的な環境行動
を実践していくことです。
三重大学大学院地域イノベーション学研究科に置かれた教育と研究のための共
同利用実験室です。
T-P
(総リン)
はリン化合物全体のことをいいます。
環境人財(P.2 P.7 他)
低炭素社会(P.2 P.13 他)
USR(大学の社会的責任)
(表紙 P.3 他)
本学が独自に定義する人材の名称で、
「三重大学生は世界の未来を担う財産」
として育成してくことを目指しています。
平成19年度の「環境白書・循環型社会白書」から提唱された用語です。地球温
暖化の主因とされる二酸化炭素を指標として、
最終的なCO2排出量が少ない産
業・生活システムを構築した社会を指していく社会のことです。
T-P(P.
49)
社会的責任(Social Responsibility:SR)
の意味に、
実践組織を大学の英語表
記university:Uを用いてUSRとしています。社会的責任の考えでは、
活動内容
について積極的な情報開示によって説明責任を果たすことが求められます。
アスベスト(P.
56)
天然に産する繊維状ケイ酸塩鉱物で、
石綿(せきめん、
いしわた)
と呼ばれています。
エクスカーション(P.
15)
従来の見学会や説明を受けるタイプの視察とは異なり、
訪れた場所で案内人の
解説に耳を傾けながら参加者も意見を交わし、
地域の自然や歴史、
文化など、
さま
ざまな学術的内容で専門家の解説を聞くと共に、
参加者も現地での体験や議論
を行い社会資本に対する理解を深めていく
「体験型の見学会」です。
エコバッグ(P.29 P.52)
レジ袋削減を目的に、
買った商品を入れるための袋物で、
マイバッグともいいます。
本学は、
2007年度から三重大学オリジナルのエコバッグを全教職員と全学生配
布を実施しています。
エステル(P.
38)
有機酸とアルコール等との付加反応と脱離反応が連続して進行する反応で得ら
れる化合物です。
エネルギーマネジメントシステム(EMS)
(P.22)
ICT(情報通信技術)
を活用して、
エネルギー使用状況をリアルタイムで把握・管
理し、
最適化するシステムです。エネルギー需給状況を一元的に把握し、
需要予
測に基づいて設備機器の制御を行い、
エネルギー使用量の最小化を図るシステ
ムです。
エマルジョン(P.
38)
例として、
水溶液中に細かな球状の油が均等に混じっている様な状態であり、
乳
濁液(にゅうだくえき)
あるいは乳剤(にゅうざい)
と言い、
身近な例としては牛乳・マ
ヨネーズ・木工用接着剤等があります。
塩析(P.
38)
ある物質の水溶液に塩類を大量に加えてその物質を析出させることです。
タンパ
ク質や有機化合物を析出させるのに利用されます。石 (せつけん)
の分離の過
程もこの例です。
温室効果ガス(P.41 P.46 他)
地球温暖化の要因となる温室効果ガス
(Greenhouse Gas;GHG)
の内、
自然界に
存在する温室効果ガスは、
CO2、
メタン
(CH4 )、
亜酸化窒素(N2O)、
オゾン
(O3 )
と、
人工的温室効果ガスはフロン
(CFC、
HCFC、
PFC)、
六フッ化硫黄(SF6 )
のこと
です。
カーボン・オフセット(裏表紙)
自らの温室効果ガスの排出量を認識し、
主体的に削減する努力を行うとともに、
削減が困難な部分の排出量について、
他の温室効果ガスの排出削減・吸収量を
購入することやプロジェクトや活動を実施することにより、
その排出量の全部また
は一部を埋め合わせる
(オフセットする
(相殺する))
ことです。
グリセリン(P.
38)
油脂の加水分解によって、
脂肪酸とともに得られる無色透明で甘みと粘り気のあ
る液体であり、
医薬品・爆薬・化粧料・潤滑剤など広く用いられます。
環境インターンシップ(P.34 P.63)
環境に関する取り組みを積極的に行っている企業や行政、
環境NPO(非営利活
動組織)
において、
専門的な業務を体験させることにより、
環境保全および環境問
題の解決に必要な意欲および実践的能力を有する人材を育成するプログラムです。
環境会計(P.
48)
事業活動(大学では教育・研究活動など)
における環境保全のためのコストとそ
の活動により得られた効果(経済効果)
を認識し、
可能な限り定量的に測定する
仕組みのことです。
環境コミュニケーション(P.
39)
環境内部監査(P.26 P.28 他)
組織の環境管理に関する活動に関して、
環境方針や環境目的などに合った活動
をしているかどうかを、
自ら確認する監査システムです。
環境負荷(P.48 P.49 他)
環境に与えるマイナスの影響を指します。環境負荷には、
人為的に発生するもの
(廃棄物、
公害、
土地開発、
戦争、
人口増加など)
と、
自然的に発生するもの(気象、
地震、
火山など)
があります。
環境マネジメントシステム(EMS)(P.2 P.36 他)
ISO14001規格では、
「組織のマネジメントシステムの一部で、
環境方針を策定し、
実施し、
環境側面を管理するために用いられるもの」
と定義されています。
グリーン購入法(P.55)
平成12年に制定された「国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律」
のことで、
循環型社会の形成のために、
再生品等の需要と供給面の取り組みから、
持続的発展が可能な社会の構築を推進することを目指しています。
クールビズ(COOL BIZ)/ウォームビズ(WARM BIZ)
(P.47 P.50 他)
温室効果ガス削減を目的に、
夏のエアコンの温度設定を28℃にするため、
オフィス
で不快なく仕事をする軽装で、
平成17年夏にスタートしたのが「COOL BIZ(クー
ルビズ)」。冬の暖房時のオフィスの室温を20℃にするために、
暖かく格好良い服
装を「WARM BIZ(ウォームビズ)」です。
更新審査(P.60 P.62 他)
組織の環境マネジメントシステム
(EMS)が、
認証取得後も引き続きISO14001( JIS Q 14001)規格に適合しているか、
また状況の変化にEMSが適切に対応でき
ているかを審査することです。
デミカント空調(P.22)
暑さ対策として、
涼しい服装をすることで空調の温度の下げるはばを小さくすること。
バイオマス(P.17 P.38 他)
植物や動物由来の有機性資源で、
石油・石炭など化石資源を除いたものをバイ
オマスと呼んでいます。バイオマスには、
廃棄された紙、
家畜排せつ物、
食品廃棄
物、
建設発生木材、
製材工場残材、
下水汚泥などの廃棄物系バイオマス、
稲わら・
麦わら・もみ殻などの未利用バイオマス、
さとうきびやトウモロコシなどの資源作物(エ
ネルギーや製品の製造を目的に栽培される植物)
に分類されます。生物資源(bio)
の量(mass)
を表す概念です。
ピア・サポーター(P.43)
「ピア」
とは仲間を意味し、
学生の生活や修学を支援する学生のことをいいます。
本学では、
学内資格である、
キャリア・ピアサポーター資格を認定し、
認定を受けた
学生が相談窓口や授業の補助などの学生支援を行います。
ヒヤリハット(P.59)
「ヒヤリとしたり、
ハッとしたり」結果として事故に至らなかったももの、
重大な災害
や事故の一歩手前の事例の発見することです。
ポリ塩化ビフェニル(PCB)
(P.56)
ベンゼン環が二つ結合したビフェニルの水素原子が塩素に置換された化学物質
の総称です。
「化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律」により製造・
輸入・使用が原則として禁止され、
「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」では、
「特別管理産業廃棄物」
として管理が義務付けられています。
木造モダニズム(P.
9)
コンクリートや鉄から生まれたモダンスタイルの空間を木造で実現したものです。
コンソーシアム(P.15 P.34 他)
ユネスコスクール(P.14 P.16 他)
2つ以上の個人、
企業、
団体、
政府(あるいはこれらの任意の組合せ)
から成る団
体であり、
共同で何らかの目的に沿った活動を行い、
共通の目標に向かって資源
を結集する目的で結成されたもの。
1953年、
ASPnet(Associated Schools Project Network)
として、
ユネスコ憲
章に示された理念を学校現場で実践するため発足。世界中の学校と交流し、
生
徒間・教師間で情報や体験を分かち合うため、
平成24年7月では、
世界180カ国で
約9,000校、
日本国内459校の幼稚園、
小・中・高等学校および教員養成学校がユ
ネスコスクールに参加しています。大学関係として、
本学は2008年度に登録されま
した。
サステイナブル(Sustainable)
(P.10 P.22 他)
持続可能であるさま。特に、
地球環境を保全しつつ持続が可能な産業や開発な
どについて言います。
3R活動(P.2 P.7 他)
Reduce( 廃棄物の発生抑制)、
Reuse( 再使用)、
Recycle( 再生利用)
を指した
活動です。大量生産・消費・廃棄から、
適正生産・消費・最小廃棄といったパラダ
イム転換が求められています。2001年には循環型社会形成推進基本法が施行
され、
2002年より、
毎年10月は「3R推進月間」
と定められて、
さまざまな普及啓発活
動が行われています。
持続可能な開発のための教育(ESD)プログラム
(P.33 P.62 他)
2002年の「ヨハネスバーグサミット」採択され、
2005年から持続可能な社会づくり
に参画する人づくりを進めるための検討、
さらに環境教育・環境学習を指導する
役割を担う人材の育成が必要として活動が行われています。
生物多様性(P.11 P.14 他)
環境省の定義では、
生きものたちの豊かな個性とつながりのこと。生物多様性条
約では、
生態系の多様性・種の多様性・遺伝子の多様性という3つのレベルで多
様性があるとしています。 四日市公害(P.3 P.7 他)
1960年に四日市ぜんそくの集団発生が確認され、
三重県立医科大学(現三重
大学医学部)
の吉田克己教授を中心とする疫学調査により、
因果関係が明らか
になりました。大気汚染の原因は、
硫黄を含む燃料を使用する燃焼施設、
硫化鉱
を原料とする燃焼炉および酸化チタンの燃焼炉であることが判明されました。
これ
らが四日市公害といわれ日本の四大公害の一つです。
リ・リパック/PPトレイ(P.43)
容器の表面に薄いフィルムを圧着したもので、
使用後に表面フィルムを剥離するこ
とにより、
洗浄をせずにそのまま回収・リサイクルが可能な容器のことです。これに
より、
ごみの量は通常の1/20程度となります。
ワーク・ショップ(P.
12 P.31)
一方的な知や技術の伝達でなく、
参加者が自ら参加・体験し、
グループの相互作
用の中で何かを学びあったり創り出したりする、
双方向的な学びと創造のスタイル。
ダイナミックプライシング/デマンドレスポンス(P.25)
電気使用量に対する新しい課金システム。電力使用のピークの時間帯(13時か
ら16時)
の電力価格を高くし、
それ以外の時間帯の価格を安くすることによって、
消費者の電力使用の動向を変えようとする計画です。
ピークの時間帯に電力使
用量が設定値以下の場合、
キャッシュバックがあるコースもあります。 ま
と
め
Environmental Management Report 2014 75
14.まとめ
14.まとめ
★用語解説(2014)
ASPUnivNet(P.14)
T-N(P.
49)
環境人財(P.2 P.7 他)
地域イノベーション・コアラボ(P.
13)
ASPUnivNet(ASPユニブネット)
は、
ユネスコスクールのパートナーとして、
ユネス
コスクールの活動を支援する大学のネットワークです。
T-N
(総窒素)
は、
水中に含まれるすべての窒素化合物のことです。
T-P(P.
49)
本学が独自に定義する人材の名称で、
「三重大学生は世界の未来を担う財産」
として育成してくことを目指しています。
三重大学大学院地域イノベーション学研究科に置かれた教育と研究のための共
同利用実験室です。
BDF(P.38)
T-P
(総リン)
はリン化合物全体のことをいいます。
環境内部監査(P.26 P.28 他)
低炭素社会(P.2 P.13 他)
USR(大学の社会的責任)
(表紙 P.3 他)
組織の環境管理に関する活動に関して、
環境方針や環境目的などに合った活動
をしているかどうかを、
自ら確認する監査システムです。
平成19年度の「環境白書・循環型社会白書」から提唱された用語です。地球温
暖化の主因とされる二酸化炭素を指標として、
最終的なCO2排出量が少ない産
業・生活システムを構築した社会を指していく社会のことです。
バイオマスのうち、
菜種油などの植物由来の油や、
てんぷら油などの廃食用油か
らつくられるディーゼルエンジン用燃料のことでBio Diesel Fuel(BDF)
と略しま
す。ディーゼルエンジン用燃料として使用できるため、
CO2削減の手段として注目
されており、
燃焼によってCO2を排出しても、
大気中のCO2総量が増えないカーボ
ン・ニュートラルな燃料です。
BOD(P.53)
生物化学的酸素要求量(Biochemical Oxygen Demand)水中の有機物が細
菌やプランクトンなどの好気性微生物によって分解されるとき、
消費される酸素量
をmg/Lで表したもの。値が大きいほど汚染されています。
COD(P.
49 P.53)
化学的酸素要求量(Chemical Oxygen Demand :COD)のことで、
水中の有機
物を酸化剤で分解する際に消費される酸化剤の量を酸素量に換算したものです。
ECOキーパー(P.46)
学内の消費エネルギー
(主に電力使用量)
が、
一定水準を超過する前に、
可能な
限りの空調や照明、
その他機器の電源をオフするなど電力消費を抑えるための
省エネ活動をする三重大学内に設置した本学独自のメンバー名です。
eラーニング(electronic-learning)
(P.24 P.68)
コンピュータやインターネットなどの情報技術を活用して行われる、
学習、
教育の総
称です。ネットワークを利用して配信することで、
遠隔地でも学習が可能であり、
教
材の内容も最新版が提供しやすい利点があります。
Hf(P.
46)
高周波点灯方式蛍光灯のことで、
従来のラピットスタート形蛍光灯より高効率で
消費電力を大幅に押さえることができる蛍光灯です。
ISO14001(P.2 P.36 他)
ISO(International Organization for Standardization)国際規格として1996
年にISO14001規格が制定され、
日本でもJIS Q14001として国内規格に採択され、
2004年に改訂されています。
Low-Eガラス(P.13)
Low-Eガラス
(Low Emissivity=低放射)
は板ガラスの表面に酸化スズや銀など
の特殊金属膜をコーディングしたもので、
遠赤外線の反射率を高め、
室内の温度
上昇を抑制します。
Moodle(2)(P.24 P.68 他)
インターネット上で、
授業用のWebページを作るためのソフトで、
eラーニングなどの
情報技術を用いて行う学習に用いられます。三重大学Moodleは、
三重大学公
式のeラーニングシステムとして授業のためのグループウェア・コミュニティツールと
して活用しています。
NOx(P.48 P.49)
NOx
(窒素酸化物)
は、
窒素と酸素の化合物の総称。一酸化窒素(NO)
と二酸
化窒素(NO2)
が主なものです。
これらは、
重油、
ガソリンなどの燃焼に伴って発生
し太陽光線のもとで炭化水素と反応し、
オキシダントなどによる光化学スモッグを発
生します。
SOx(P.48 P.49)
硫黄酸化物(sulfur oxide)
は硫黄の酸化物の総称。1960-70年代には、
石油や
石炭を燃やすときに排ガス処理装置をつけていなかったため、
産業活動の活性
化に伴い硫黄酸化物が大量に排出され大気汚染の原因となり、
社会問題となり
ました。
SPP(P.38)
科学技術振興機構(JST)
による科学学習支援事業。
「サイエンス・パートナーシ
ップ・プログラム」
(SPP)のことで、
科学技術、
理科、
数学に関する観察、
実験、
実
習等の体験的・問題解決的な学習活動を支援しています。
ま
と
め
TOEIC(P.
12)
国際コミュニケーション英語能力テストTest of English for International Communication)、
通称TOEIC(トーイック)
は、
英語を母語としない人を対象とした、
英語によるコミュニケーション能力を検定するための試験です。
74 Environmental Management Report 2014
社会的責任(Social Responsibility:SR)
の意味に、
実践組織を大学の英語表
記university:Uを用いてUSRとしています。社会的責任の考えでは、
活動内容
について積極的な情報開示によって説明責任を果たすことが求められます。
アスベスト(P.
56)
天然に産する繊維状ケイ酸塩鉱物で、
石綿(せきめん、
いしわた)
と呼ばれています。
エクスカーション(P.
15)
従来の見学会や説明を受けるタイプの視察とは異なり、
訪れた場所で案内人の
解説に耳を傾けながら参加者も意見を交わし、
地域の自然や歴史、
文化など、
さま
ざまな学術的内容で専門家の解説を聞くと共に、
参加者も現地での体験や議論
を行い社会資本に対する理解を深めていく
「体験型の見学会」です。
エコバッグ(P.29 P.52)
レジ袋削減を目的に、
買った商品を入れるための袋物で、
マイバッグともいいます。
本学は、
2007年度から三重大学オリジナルのエコバッグを全教職員と全学生配
布を実施しています。
エステル(P.
38)
有機酸とアルコール等との付加反応と脱離反応が連続して進行する反応で得ら
れる化合物です。
エネルギーマネジメントシステム(EMS)
(P.22)
ICT(情報通信技術)
を活用して、
エネルギー使用状況をリアルタイムで把握・管
理し、
最適化するシステムです。エネルギー需給状況を一元的に把握し、
需要予
測に基づいて設備機器の制御を行い、
エネルギー使用量の最小化を図るシステ
ムです。
エマルジョン(P.
38)
例として、
水溶液中に細かな球状の油が均等に混じっている様な状態であり、
乳
濁液(にゅうだくえき)
あるいは乳剤(にゅうざい)
と言い、
身近な例としては牛乳・マ
ヨネーズ・木工用接着剤等があります。
塩析(P.
38)
ある物質の水溶液に塩類を大量に加えてその物質を析出させることです。
タンパ
ク質や有機化合物を析出させるのに利用されます。石 (せつけん)
の分離の過
程もこの例です。
温室効果ガス(P.41 P.46 他)
地球温暖化の要因となる温室効果ガス
(Greenhouse Gas;GHG)
の内、
自然界に
存在する温室効果ガスは、
CO2、
メタン
(CH4 )、
亜酸化窒素(N2O)、
オゾン
(O3 )
と、
人工的温室効果ガスはフロン
(CFC、
HCFC、
PFC)、
六フッ化硫黄(SF6 )
のこと
です。
カーボン・オフセット(裏表紙)
自らの温室効果ガスの排出量を認識し、
主体的に削減する努力を行うとともに、
削減が困難な部分の排出量について、
他の温室効果ガスの排出削減・吸収量を
購入することやプロジェクトや活動を実施することにより、
その排出量の全部また
は一部を埋め合わせる
(オフセットする
(相殺する))
ことです。
環境インターンシップ(P.34 P.63)
環境に関する取り組みを積極的に行っている企業や行政、
環境NPO(非営利活
動組織)
において、
専門的な業務を体験させることにより、
環境保全および環境問
題の解決に必要な意欲および実践的能力を有する人材を育成するプログラムです。
環境会計(P.
48)
事業活動(大学では教育・研究活動など)
における環境保全のためのコストとそ
の活動により得られた効果(経済効果)
を認識し、
可能な限り定量的に測定する
仕組みのことです。
環境コミュニケーション(P.
39)
本学の環境コミュニケーションは、
環境目的を取り組む上で、
教職員と学生のみな
らず、
地域住民や企業、
行政と環境に関わる情報を共有して具体的な環境行動
を実践していくことです。
環境負荷(P.48 P.49 他)
環境に与えるマイナスの影響を指します。環境負荷には、
人為的に発生するもの
(廃棄物、
公害、
土地開発、
戦争、
人口増加など)
と、
自然的に発生するもの(気象、
地震、
火山など)
があります。
環境マネジメントシステム(EMS)(P.2 P.36 他)
ISO14001規格では、
「組織のマネジメントシステムの一部で、
環境方針を策定し、
実施し、
環境側面を管理するために用いられるもの」
と定義されています。
グリセリン(P.
38)
油脂の加水分解によって、
脂肪酸とともに得られる無色透明で甘みと粘り気のあ
る液体であり、
医薬品・爆薬・化粧料・潤滑剤など広く用いられます。
グリーン購入法(P.55)
平成12年に制定された「国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律」
のことで、
循環型社会の形成のために、
再生品等の需要と供給面の取り組みから、
持続的発展が可能な社会の構築を推進することを目指しています。
クールビズ(COOL BIZ)/ウォームビズ(WARM BIZ)
(P.47 P.50 他)
温室効果ガス削減を目的に、
夏のエアコンの温度設定を28℃にするため、
オフィス
で不快なく仕事をする軽装で、
平成17年夏にスタートしたのが「COOL BIZ(クー
ルビズ)」。冬の暖房時のオフィスの室温を20℃にするために、
暖かく格好良い服
装を「WARM BIZ(ウォームビズ)」です。
更新審査(P.60 P.62 他)
組織の環境マネジメントシステム
(EMS)が、
認証取得後も引き続きISO14001( JIS Q 14001)規格に適合しているか、
また状況の変化にEMSが適切に対応でき
ているかを審査することです。
デシカント空調(P.22)
暑さ対策として、
涼しい服装をすることで空調の温度の下げるはばを小さくすること。
バイオマス(P.17 P.38 他)
植物や動物由来の有機性資源で、
石油・石炭など化石資源を除いたものをバイ
オマスと呼んでいます。バイオマスには、
廃棄された紙、
家畜排せつ物、
食品廃棄
物、
建設発生木材、
製材工場残材、
下水汚泥などの廃棄物系バイオマス、
稲わら・
麦わら・もみ殻などの未利用バイオマス、
さとうきびやトウモロコシなどの資源作物(エ
ネルギーや製品の製造を目的に栽培される植物)
に分類されます。生物資源(bio)
の量(mass)
を表す概念です。
ピア・サポーター(P.43)
「ピア」
とは仲間を意味し、
学生の生活や修学を支援する学生のことをいいます。
本学では、
学内資格である、
キャリア・ピアサポーター資格を認定し、
認定を受けた
学生が相談窓口や授業の補助などの学生支援を行います。
ヒヤリハット(P.59)
「ヒヤリとしたり、
ハッとしたり」結果として事故に至らなかったももの、
重大な災害
や事故の一歩手前の事例の発見することです。
ポリ塩化ビフェニル(PCB)
(P.56)
ベンゼン環が二つ結合したビフェニルの水素原子が塩素に置換された化学物質
の総称です。
「化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律」により製造・
輸入・使用が原則として禁止され、
「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」では、
「特別管理産業廃棄物」
として管理が義務付けられています。
木造モダニズム(P.
9)
コンクリートや鉄から生まれたモダンスタイルの空間を木造で実現したものです。
コンソーシアム(P.15 P.34 他)
ユネスコスクール(P.14 P.16 他)
2つ以上の個人、
企業、
団体、
政府(あるいはこれらの任意の組合せ)
から成る団
体であり、
共同で何らかの目的に沿った活動を行い、
共通の目標に向かって資源
を結集する目的で結成されたもの。
1953年、
ASPnet(Associated Schools Project Network)
として、
ユネスコ憲
章に示された理念を学校現場で実践するため発足。世界中の学校と交流し、
生
徒間・教師間で情報や体験を分かち合うため、
平成24年7月では、
世界180カ国で
約9,000校、
日本国内459校の幼稚園、
小・中・高等学校および教員養成学校がユ
ネスコスクールに参加しています。大学関係として、
本学は2008年度に登録されま
した。
サステイナブル(Sustainable)
(P.10 P.22 他)
持続可能であるさま。特に、
地球環境を保全しつつ持続が可能な産業や開発な
どについて言います。
3R活動(P.2 P.7 他)
Reduce( 廃棄物の発生抑制)、
Reuse( 再使用)、
Recycle( 再生利用)
を指した
活動です。大量生産・消費・廃棄から、
適正生産・消費・最小廃棄といったパラダ
イム転換が求められています。2001年には循環型社会形成推進基本法が施行
され、
2002年より、
毎年10月は「3R推進月間」
と定められて、
さまざまな普及啓発活
動が行われています。
持続可能な開発のための教育(ESD)プログラム
(P.33 P.62 他)
2002年の「ヨハネスバーグサミット」採択され、
2005年から持続可能な社会づくり
に参画する人づくりを進めるための検討、
さらに環境教育・環境学習を指導する
役割を担う人材の育成が必要として活動が行われています。
生物多様性(P.11 P.14 他)
環境省の定義では、
生きものたちの豊かな個性とつながりのこと。生物多様性条
約では、
生態系の多様性・種の多様性・遺伝子の多様性という3つのレベルで多
様性があるとしています。 四日市公害(P.3 P.7 他)
1960年に四日市ぜんそくの集団発生が確認され、
三重県立医科大学(現三重
大学医学部)
の吉田克己教授を中心とする疫学調査により、
因果関係が明らか
になりました。大気汚染の原因は、
硫黄を含む燃料を使用する燃焼施設、
硫化鉱
を原料とする燃焼炉および酸化チタンの燃焼炉であることが判明されました。
これ
らが四日市公害といわれ日本の四大公害の一つです。
リ・リパック/P&Pトレイ(P.43)
容器の表面に薄いフィルムを圧着したもので、
使用後に表面フィルムを剥離するこ
とにより、
洗浄をせずにそのまま回収・リサイクルが可能な容器のことです。これに
より、
ごみの量は通常の1/20程度となります。
ワーク・ショップ(P.
12 P.31)
一方的な知や技術の伝達でなく、
参加者が自ら参加・体験し、
グループの相互作
用の中で何かを学びあったり創り出したりする、
双方向的な学びと創造のスタイル。
ダイナミックプライシング/デマンドレスポンス(P.25)
電気使用量に対する新しい課金システム。電力使用のピークの時間帯(13時か
ら16時)
の電力価格を高くし、
それ以外の時間帯の価格を安くすることによって、
消費者の電力使用の動向を変えようとする計画です。
ピークの時間帯に電力使
用量が設定値以下の場合、
キャッシュバックがあるコースもあります。 ま
と
め
Environmental Management Report 2014 75
14.まとめ
この環境報告書は事務局および各部局などの、ご協力により作成しました。
【国際環境教育研究センター】
朴 恵淑センター長(総括環境責任者)
● 環境教育部門
☆山村
● 環境研究保全部門 ☆金子 聡
(工学部)、鈴木 透(国際環境教育研究センター)、
直紀(工学部)、馬原 潤二(教育学部)、梅崎 輝尚(生物資源学部)、
富岡 義人(工学部)、丸山 直樹(工学部)
環境ISOキャラクター
「まもる」
表紙のロゴ・キャラクターは、環境ISO推進室(現:国際環境教育研究センター)
・学生委員
会が主催して平成18年5月に募集したもので、30件の応募作品の中から、当時の工学部建築
宮崎 典(施設部)、村林 正紀(施設部)
● スマートキャンパス部門
● 環境I
SO推進部門
正明(地域イノベーション学研究科)、 田 愼二(施設部)、石原 光博(施設部)、
細井 敬正(施設部)、宮崎 典(施設部)、村林 正紀(施設部)、大畑 歩(財務部)、
藤森 豊(学務部)
やさしい顔を、植物の新芽や緑の葉が包み込んでいるロゴで、本学の環境ISO活動のシンボル
として活躍します。
☆谷口
智雅(人文学部)、奥山 哲也(国際環境教育研究センター)、堀内 義隆(人文学部)、
島 茂(医学部)、平山 大輔(教育学部)、前田 定孝(人文学部)、平松 万由子(医学部)、
山田 二久次(生物資源学部)、野呂 明美(生物資源学部)、水谷 祥人(企画総務部)、
河村 俊男(学務部)、栗田 敏幸(学術情報部)
● 情報部門
☆若林
● 環境報告書部門
☆
● 環境内部監査部門
学科2年の稲垣 拓さんの「まもる」が最優秀賞に選ばれました。
「まもる」は、地球をかたどった
☆坂内
Excellent
Fighting
Do-best
哲史(工学部)
朴 恵淑(理事・副学長)、石川 知明(生物資源学部)、山村 直紀(工学部)、
坂内 正明(地域イノベーション学研究科)、谷口 智雅(人文学部)、若林 哲史(工学部)、
金子 聡(工学部)、石原 光博(施設部)
☆石川 知明
(生物資源学部)、奥山 哲也(国際環境教育研究センター)
表紙について
世界一の「環境先進大学」を目指して三重大学が取り組んでいる
環境活動・プロジェクト
☆は副総括環境責任者兼各部門長を示す。
【国際環境教育研究センター支援室】
①第5回エコ大学ランキング 総合1位
田 愼二(室長)、石原 光博(副室長)、宮崎 典、村林 正紀、堀 芳人、奥山 哲也、植村 恭子、稲垣 美穂子、
湯木 朋子、池村 進、沼田 敏男、亀山 裕美子、徐 侑里
⑦
③レーモンド・ホール
④三翠会館
【環境ISO学生委員会】
(環境報告書作成にかかわった学生委員)
河村 海斗(委員長)、木ノ元 隆之(副委員長)、萩原 伸育(副委員長)、森元 貴大(副委員長)
②環境・情報科学館(MEIPL館)
⑤
②
⑥
⑧
⑥みえ防災・減災センター
[院生]伊藤 正也、川野 貴史、中井 沙織
⑦町屋海岸の海岸清掃、植生観察会
[ 4 年]伊藤 雄一、岡林 達哉、金川 多恵、紙本 尚、舘 明宏、三輪 穂希
⑧翠の小径
①
[ 3 年]安藤 幹甫、大西 一平、近藤 葉月、向坂 悠希、澤井 宏佑、下田 菜生、殿貝 正人、中井 有沙、中村 浩俊、
丹羽 麻友、服部 智哉、平見 大樹、安井 沙織、山木 佑太、山中 悠里
[ 2 年]石森 仁博、内田 大智、角田 奈緒、河村 海斗、木ノ元 隆之、久保 俊、栗田篤志、桑原 夕貴、田中 智大、
中島 きらら、萩原 伸育、別所 杏那、丸本 彩加、森元 貴大、山辺 桂子
⑤地域イノベーション研究開発拠点
③
④
[ 1 年]有田 貴洋、池口 佳奈子、伊藤 朱音、伊藤 潤哉、伊藤 史佳、稲垣 陽介、岩佐 志織、歌野原 徹也、
梅田 華奈、太田和 滉、岡野 雅史、金児 正通、小山 菜々実、権藤 恒希、坂本 光熙、高木 和基、田口 拓実、
西村 俊紀、服部 蒼真、廣田 美沙子、福田 あか里、総山 遼、藤井 亮太、堀江 桃加、松岡 優輝、的場 文哉、
三原 春菜、安田 佳穂、山口 智也、山田 亜香理、山本 大貴、吉田 崇慶
●本環境報告書は、三重大学ホームページ
(http://www.mie-u.ac.jp/)および電子
ブックでも公表しています。
ま
と
め
76 Environmental Management Report 2014
発行/平成26(2014)年9月
国立大学法人 三重大学
問合わせ先/国際環境教育研究センター支援室
〒514-8507 津市栗真町屋町1577
TEL 059 -231-9223・9823 FAX 059 -231-9859
FA
E-mail [email protected]
ホームページ http://www.mie-u.ac.jp/
印刷/有限会社アートピア
14.まとめ
この環境報告書は事務局および各部局などの、
ご協力により作成しました。
【国際環境教育研究センター】
朴 恵淑センター長(総括環境責任者)
● 環境教育部門
☆山村
● 環境研究保全部門 ☆金子 聡
(工学部)、鈴木 透(国際環境教育研究センター)、
直紀(工学部)、馬原 潤二(教育学部)、梅崎 輝尚(生物資源学部)、
富岡 義人(工学部)、丸山 直樹(工学部)
環境ISOキャラクター
「まもる」
表紙のロゴ・キャラクターは、環境ISO推進室(現:国際環境教育研究センター)
・学生委員
会が主催して平成18年5月に募集したもので、30件の応募作品の中から、当時の工学部建築
宮崎 典(施設部)、村林 正紀(施設部)
● スマートキャンパス部門
● 環境I
SO推進部門
正明(地域イノベーション学研究科)、 田 愼二(施設部)、石原 光博(施設部)、
細井 敬正(施設部)、宮崎 典(施設部)、村林 正紀(施設部)、大畑 歩(財務部)、
藤森 豊(学務部)
やさしい顔を、植物の新芽や緑の葉が包み込んでいるロゴで、本学の環境ISO活動のシンボル
として活躍します。
☆谷口
智雅(人文学部)、奥山 哲也(国際環境教育研究センター)、堀内 義隆(人文学部)、
島 茂(医学部)、平山 大輔(教育学部)、前田 定孝(人文学部)、平松 万由子(医学部)、
山田 二久次(生物資源学部)、野呂 明美(生物資源学部)、水谷 祥人(企画総務部)、
河村 俊男(学務部)、栗田 敏幸(学術情報部)
● 情報部門
☆若林
● 環境報告書部門
☆
● 環境内部監査部門
学科2年の稲垣 拓さんの「まもる」が最優秀賞に選ばれました。
「まもる」は、地球をかたどった
☆坂内
Excellent
Fighting
Do-best
哲史(工学部)
朴 恵淑(理事・副学長)、石川 知明(生物資源学部)、山村 直紀(工学部)、
坂内 正明(地域イノベーション学研究科)、谷口 智雅(人文学部)、若林 哲史(工学部)、
金子 聡(工学部)、石原 光博(施設部)
☆石川 知明
(生物資源学部)、奥山 哲也(国際環境教育研究センター)
表紙について
世界一の「環境先進大学」を目指して三重大学が取り組んでいる
環境活動・プロジェクト
☆は副総括環境責任者兼各部門長を示す。
【国際環境教育研究センター支援室】
①第5回エコ大学ランキング 総合1位
田 愼二(室長)、石原 光博(副室長)、宮崎 典、村林 正紀、堀 芳人、奥山 哲也、植村 恭子、稲垣 美穂子、
湯木朋子、池村 進、沼田 敏男、亀山 裕美子、徐 侑里
⑤
③レーモンド・ホール
④三翠会館
【環境ISO学生委員会】
(環境報告書作成にかかわった学生委員)
河村 海斗(委員長)、木ノ元 隆之(副委員長)、萩原 伸育(副委員長)、森元 貴大(副委員長)
②環境・情報科学館(MEIPL館)
⑦
②
⑥
⑧
[院 生]伊藤 正也、川野 貴史、中井 沙織
⑥みえ防災・減災センター
⑦町屋海岸の海岸清掃、植生観察会
[ 4 年]伊藤 雄一、岡林 達哉、金川 多恵、紙本 尚、舘 明宏、三輪 穂希
⑧翠の小径
①
[ 3 年]安藤 幹甫、大西 一平、近藤 葉月、向坂 悠希、澤井 宏佑、下田 菜生、殿貝 正人、中井 有沙、中村 浩俊、
丹羽 麻友、服部 智哉、平見 大樹、安井 沙織、山木 佑太、山中 悠里
[ 2 年]石森 仁博、内田 大智、角田 奈緒、河村 海斗、木ノ元 隆之、久保 俊、栗田篤志、桑原 夕貴、田中 智大、
中島 きらら、萩原 伸育、別所 杏那、丸本 彩加、森元 貴大、山辺 桂子
⑤地域イノベーション研究開発拠点
③
④
[ 1 年]有田 貴洋、池口 佳奈子、伊藤 朱音、伊藤 潤哉、伊藤 史佳、稲垣 陽介、岩佐 志織、歌野原 徹也、
梅田 華奈、太田和 滉、岡野 雅史、金児 正通、小山 菜々実、権藤 恒希、坂本 光熙、高木 和基、田口 拓実、
西村 俊紀、服部 蒼真、廣田 美沙子、福田 あか里、総山 遼、藤井 亮太、堀江 桃加、松岡 優輝、的場 文哉、
三原 春菜、安田 佳穂、山口 智也、山田 亜香理、山本 大貴、吉田 崇慶
●本環境報告書は、三重大学ホームページ
(http://www.mie-u.ac.jp/)および電子
ブックでも公表しています。
ま
と
め
76 Environmental Management Report 2014
発行/平成26(2014)年9月
国立大学法人 三重大学
問合わせ先/国際環境教育研究センター支援室
〒514-8507 津市栗真町屋町1577
TEL 059 -231-9223・9823 FAX 059-231-9859
E-mail [email protected]
ホームページ http://www.mie-u.ac.jp/
印刷/有限会社アートピア
レーモンドホール内観
空・樹・波の三翠に恵まれた三重県内唯一の総合大学として
低炭素社会、
循環型社会、
自然共生社会をリードする
三重大学ブランドの環境人財を育成することで
環境先進大学を目指します
世界一の
本報告書4,500冊作成時の
CO2排出量(合計)
1,821.5kg-CO2
●本報告書は、
印刷には環境に配慮したベジタブルインキを使用しています。 ● 印刷工程では、
有害廃液を出さない水なし印刷方式を採用しています。
●この冊子を印刷・製本するときに使用する電力506.2kWhは、
三重県のグリーン電力(太陽光発電)で賄われています。
カーボンフリーコンサルティング株式会社を通じ、
三重県
●この 印刷物4,500冊を作成する際に排出されたCO2 1,821.5kgは、
の宮川森林組合の持続可能な森林経営促進型プロジェクトで生み出されたJ-VERによりカーボンオフセットされ、
地域の森
★
林保全と、
地球温暖化防止に貢献しています。