ニューヨーク1便 - JIJI-Web

東京外国為替市場 24日 17:00JST
1米ドル=113.
36∼36円
TUESDAY
24
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日経平均 24日終値(前営業日比)
18, 787.
99( −103.
04)
NY株式指数 23日終値(前営業日比)
ダウ30種 19799.85( −27.
40)
ナスダック 5552.94( −2.
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【早読み!週刊誌】
6
「暴君」の急所(1月16∼22日発売)
【有視界飛行】
8
すりガラスの向こう側
【歴史への招待】
原爆投下後の写真10枚公開
新たに米国で収集−広島
マーケット情報
4
北米トップニュース
10
環太平洋連携協定(TPP)離脱の指示書に署名したト
クロスレート 21
ランプ大統領=23日、ホワイトハウス(AFP=時事)
為替・株価チャート
3
トランプ大統領、TPP永久離脱
「米国第一」で政策転換−日本も名指し批判 ....3
米自動車3社と会談へ=雇用で意見交換−トランプ大統領 ......................................................... 3
ドル高、
「短期的に悪影響」=一転けん制−ムニューチン次期財務長官..................... 4
国務長官人事を承認=民主党は反対−上院外交委 ................................................................................. 5
新政権(TPP・NAFTA関係)
5
トランプ大統領、支持基盤にアピール=共和から批判の声−TPP離脱 .......................................................................... 5
TPP離脱指示書の要旨 ............................................................................................................................................................................ 6
米国の大統領令って何?=ニュースを探るQ&A ........................................................................................................................... 7
米国なしでもTPP存続を=インドネシア・中国参加に余地−豪貿易相 ............................................................................ 7
引き続き通商協定推進へ=3月にTPP参加国、中韓と会合−チリ外相 .......................................................................... 7
トランプ氏のTPP離脱表明、
「ドイツ企業に商機」=独副首相 ......................................................................................... 9
「対決も屈服もしない」=対米交渉でメキシコ大統領................................................................................................................. 9
NAFTA再交渉に応じる用意ある=メキシコ経済相 .................................................................................................................. 9
新政権(TPP日本関係)
9
米、2国間交渉に傾斜=日本への揺さぶりも−TPP離脱 ....................................................................................................... 9
日米摩擦再燃を懸念=トランプ氏「不公平」発言−トヨタ .................................................................................................... 10
日米経済「新政権と議論」=TPPは説得継続−安倍首相・参院代表質問 ............................................................... 11
米国に再考促す=TPP永久離脱−関係閣僚 ............................................................................................................................... 11
安倍首相とTPP協議=「米国抜き」や中国参加も選択肢−豪首相 ............................................................................... 11
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TPP、米国の参加が重要=米国抜きの再交渉に否定的−世耕経産相 ......................................................................... 11
TPP首席交渉官が退任=萩生田官房副長官「後任は調整中」.......................................................................................... 12
新政権(政治関係) 12
「米国第一」に転換=4カ国首脳と電話会談−トランプ外交 ................................................................................................ 12
主要メディア優先せず=報道官会見も様変わり−新政権........................................................................................................ 12
得票敗北「不法移民のせい」=トランプ氏、就任後も強弁 .................................................................................................. 12
就任直後の支持率45%=歴代大統領で最低−トランプ氏 .................................................................................................. 13
NATO重視の立場強調=事務総長らと電話会談−マティス国防長官 ........................................................................... 13
「南シナ海支配を阻止」=中国けん制−スパイサー報道官 .................................................................................................. 13
新政権(社会関係) 13
大統領補佐官の通信記録調査=ロシアの工作めぐりFBIなど−米紙............................................................................. 13
トランプ大統領を提訴=「外国政府からの対価は違憲」−市民団体.............................................................................. 14
トランプ政権下の医療保険制度、病院・メディケイド銘柄圧迫も ..................................................................................... 14
中絶支援への補助金禁止=前政権の措置撤回−トランプ大統領...................................................................................... 14
米国経済
15
石油ガス業界の復調、OPECのリスクに=シェール業者苦境招く恐れも .................................................................... 15
フィリップス66、戦略石油備蓄購入へ=エネルギー省入札で ............................................................................................ 15
ハリバートン、北米売上高の伸びはこれから=第4四半期はリグ数増加に追いつかず........................................... 15
ナスダック、議決権行使でのブロックチェーン技術活用に成功=エストニアの証取で............................................. 16
インフレ抑制へ利上げペース加速を=ラッカー・リッチモンド連銀総裁 ....................................................................... 16
医療保険大手エトナのヒューマナ買収を阻止=反トラスト法違反−連邦地裁 ............................................................. 16
米国産業
16
三菱重、米石油ガス事業を拡大=シェール需要に対応 .......................................................................................................... 16
ヤフーの10∼12月期、黒字転換=純売上高は低迷続く .................................................................................................... 16
スプリント、音楽配信「タイダル」株33%取得=独自コンテンツで顧客獲得 ........................................................... 17
米国政治
17
日本海側から発射か=北朝鮮ICBMで米研究所 ..................................................................................................................... 17
「米軍から情報提供」=シリアのIS空爆でロシア .................................................................................................................... 17
ブッシュ元大統領、快方に .................................................................................................................................................................... 17
米国社会
17
日本人女性、射殺される=容疑者の男は自殺か−加州 .......................................................................................................... 17
カナダ 18
サスカチワン州のパイプラインで原油漏れ=20万リットル .................................................................................................. 18
中南米 18
ブラジル裁判所、ペトロブラスの北東部沖油田売却を認める ............................................................................................ 18
日本、その他のニュース
18
24
スポーツ
24
新聞各紙から 26
人事・訃報
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北米トップニュース
トランプ大統領、TPP永久離脱
「米国第一」で政策転換−日本も名指し批判
【ワシントン時事】トランプ米大統領は23日、環太平洋連携協定(TPP)からの永久離脱を、大統領権
限に基づき米通商代表部(USTR)に指示した。
「米国第一」主義に沿った2国間の貿易交渉、他国の「不
公正な貿易」是正に政策の軸足を移す。自由貿易を標ぼうしてきた米国の政策転換が世界経済に動揺を与
えるのは必至。TPPを柱にした安倍政権の成長戦略アベノミクスは見直しを迫られる。
トランプ氏は大統領令の署名に先立ち、米企業幹部らと会談。日本や中国の市場が閉鎖的だと批判した。
2月上旬にも行われる見通しの日米首脳会談で、安倍晋三首相に2国間協定交渉の検討や一層の市場開放
を求める公算が大きい。
大統領令は「TPPから離脱し、交渉からも永久に離脱する」と明記。米国の産業振興と労働者保護に
つながる「あらゆる2国間交渉の追求」も命じた。これを受け、USTRは日本など他のTPP署名国に離脱
を通知する。
TPPは、日米など12カ国が2016年2月に署名した。米国が批准しなければ発効せず、現状の協定は
実現の見通しが立たなくなった。日本政府は「米国の翻意を促す」として、自由貿易の重要性を引き続き訴
えていく考えだが、極めて厳しい情勢だ。
トランプ氏は企業幹部らとの会合で、日本で米国車の販売が低迷している一方、
「日本は米国で多くの車
を売っている。公平ではない」などと主張し、是正に意欲を示した。法人税引き下げや規制緩和で米国内の
投資を促す方針も表明。大統領令署名に際して「労働者にとって素晴らしいことだ」と強調した。
米国の保護主義政策への傾斜は、太平洋全域の外交、通商関係に影響を及ぼす公算が大きい。米国のア
ジアでの影響力が弱まり、
日本と中国などが進める域内包括的経済連携
(RCEP)締結交渉など、
「米国抜き」
の枠組みづくりが加速する可能性もある。
トランプ氏は大統領選で、TPPが米国経済、雇用にとって「災いだ」と非難。20日の就任演説後にホ
ワイトハウスは基本政策を公表し、TPPから離脱し、カナダ、メキシコと締結した北米自由貿易協定(NA
FTA)を再交渉すると表明していた。
◇「TPP永久離脱」大統領令の骨子
一、環太平洋連携協定(TPP)署名国から離脱。TPP交渉からも永久に離脱
一、米産業振興・労働者保護につながる2国間貿易交渉を追求
一、米通商代表部(USTR)に、他国への離脱通知を指示
米自動車3社と会談へ=雇用で意見交換−トランプ大統領
【ニューヨーク時事】トランプ米大統領は24日、ホワイトハウスで米自動車大手3社の経営トップと会談す
る。20日の就任演説で「米国製品の購入と米国人の雇用」促進を強調したトランプ氏が、各社に改めて国
内の雇用拡大を迫るとみられる。
会談にはゼネラル・モーターズ(GM)、フォード・モーター、フィアット・クライスラー・オートモービルズ(F
CA)のトップが出席する予定。スパイサー大統領報道官は「より多くの雇用を取り戻すため、どのように協
力できるか意見を聞く」と説明した。
雇用創出を重視するトランプ氏は、23日にも米製造業大手トップらと会談。法人税の15∼20%への引
き下げや国内規制の75%の撤廃を約束し、米国にとどまるよう説得。同時に「米拠点を閉鎖して数千人を解
雇し、海外に行くのなら、巨額の『国境税』を課す」とくぎを刺した。
自動車業界は、生産拠点のメキシコ移転などで製造業を衰退させたとして、選挙期間中からトランプ氏の
厳しい批判にさらされてきた。3社は今月、米工場への7億∼10億ドル(約790億∼1130億円)の投資
を相次いで発表し、雇用効果をアピール。トランプ氏もツイッターで感謝の意を表すなど、態度を軟化させ
ている。
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ドル高、
「短期的に悪影響」=一転けん制−ムニューチン次期財務長官
【ワシントン時事】ムニューチン次期米財務長官は、上院議員宛ての書簡で「過度に強いドルは、短期的
に経済に悪影響を与える可能性がある」と指摘した。ブルームバーグテレビが23日報じた。ドル高をけん
制する形となり、同日のニューヨーク外国為替市場ではドルが対円で急落した。
トランプ大統領は先に米紙に対し「ドルは強過ぎる」と述べたが、ムニューチン氏は今回の書簡で、これ
に理解を示し、ドル高是正に動く可能性を示唆した。ムニューチン氏は19日の上院の承認公聴会で「長期
的に強いドルが重要だ」と強調。歴代政権の判断を維持し、大統領発言で動揺する市場の沈静化を図って
いた。
ムニューチン氏は書簡で「強いドルは歴史的に米経済の強さと関連付けられてきた」と述べる一方で、時
としてドル高が過度に進めば経済に負の影響を与え得ると説明した。
一方、為替操作に関して「自由貿易の原則に著しく違反し、効果的な対応が必要だ」とし、中国の為替操
作による米経済への悪影響を調べる意向を示した。また、通貨安競争の回避に向け、国際通貨基金(IMF)
や20カ国・地域(G20)などと連携するとも述べた。
欧米の動き
〔24日(火)
〕
〔海外〕
(時間は日本時間)
◆1月のユーロ圏PMI
(午後6時、英マークイット)
◆プラートECB専任理事討論会出席(午後10時45分、ローマ)
◆米レッドブック週間小売売上高(午後10時55分)
◆12月の米中古住宅販売(25日午前0時、NAR)
◆米2年債入札(25日午前3時、財務省)
◆ラウテンシュレーガーECB専任理事講演(25日午前3時、ハンブルク)
◆API週間原油在庫(25日午前6時半)
◆12月の北米半導体製造装置メーカーBBレシオ(25日午前8時、SEMI)
◆南ア中銀が金融政策発表
◆トルコ中銀が金融政策発表
◆決算=スリーエム、アリババ、デュポン、J&J、ロッキード・マーチン、トラベラーズ、
ベライゾン・コミュニケーションズ
◆英EU離脱をめぐり、政府の正式な離脱手続き開始に議会承認が必要かどうかを問う訴
訟の最高裁判決
日本の動き
〔25日(水)〕
◆12月と16年の貿易統計(午前8時50分、財務省)
◆全国財務局長会議(午前10時、財務省)
◆23日現在の石油製品価格(午後2時、エネ庁)
◆12月の民生用電子機器出荷(午後2時、JEITA)
◆決算=LINE
◆東京都選管が都議選日程決定(午前10時半、都庁)
◆3カ月予報(午後2時、気象庁)
◆上田NHK会長就任会見(午後3時)
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国務長官人事を承認=民主党は反対−上院外交委
【ワシントン時事】米上院外交委員会は23日、トランプ大統領が国務長
官に指名したレックス・ティラーソン前エクソンモービル会長(64)の就任
を賛成11、反対10で承認した。上院本会議の承認を経て、就任する。委
員会の共和党議員は賛成したが、民主党議員が反対に回った。
また、中央情報局
(CIA)長官に指名されたマイク・ポンペオ下院議員
(53)
の就任が上院本会議で承認された。
ティラーソン氏がロシアのプーチン大統領と親しいことなどを懸念してきた
共和党のマケイン議員らも同日までにティラーソン氏の人事に支持を表明し
ており、本会議でも承認される見通し。上院は定数100で、共和党が過半
数の52議席を占める。
人事承認に関する上院公聴会では、共和党のルビオ上院議員らがティラー
ソン氏とプーチン大統領との親密な関係を問題視。ティラーソン氏は「北大
西洋条約機構
(NATO)がロシアを警戒するのは正しい」と指摘するなど、
「親
ロシア」イメージの払拭(ふっしょく)を図った。
ティラーソン氏は1975年、技術者として石油大手エクソンに入社し、
2006年にトップに上り詰めた。外交や行政の実務経験がない極めて異例
の国務長官となる。
新政権(TPP・NAFTA関係)
トランプ大統領、支持基盤にアピール=共和から批判の声−TPP離脱
【ワシントン時事】トランプ米大統領は23日、環太平洋連携協定
(TPP)からの永久離脱を通商代表部
(U
STR)に指示した。就任早々の指示に踏み切ったのは、大統領選勝利の原動力になったとされる労働者層
へのアピールが狙いだ。
しかし、
伝統的な共和党の立場とはかけ離れており、
党内からは批判の声も出ている。
「これはずっと約束してきたことだ。労働者にとって素晴らしいことだ」
。トランプ大統領は23日、忙しい
日程の合間を縫ってホワイトハウスの執務室で指示書に署名する際、招き入れた報道陣を前にTPP離脱の
意義をこう力説した。
大統領は選挙の得票数では、民主党候補だったクリントン前国務長官に290万票近い差をつけられた。
それでも当選できたのは、かつて製造業で栄えながら国際競争にさらされて衰退した中西部の「ラストベルト
(さび付いた工業地帯)
」の各州で競り勝ったことが大きい。
その駆動力となったのがTPP離脱や北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉の主張だ。これらの約束は、
かつて民主党を支持していた白人労働者などを引きつけ、トランプ氏を当選ラインまで押し上げた。
既成政治との対決を売りにする大統領にとって、支持者のサポートは生命線だ。大統領がTPP離脱と合
わせ、人工妊娠中絶支援団体への補助金交付禁止と政府職員の新規採用凍結を指示した背景にも、キリス
ト教右派と保守強硬派「ティーパーティー(茶会)
」への配慮がうかがえる。
もっとも、トランプ政権はアジア外交を担当するスタッフはおろか、国務長官すら議会の承認待ちで空席
の状態だ。そうした中でTPP離脱を決めたことには批判も出ている。
共和党のマケイン上院議員は声明で「失望した」と表明。
「経済ルールを書き直す隙を中国に与える。安
全保障に深刻な結果を招く」と指摘した。これに対し、TPPに反対してきた民主党サイドからは「TPPが
死んでうれしい」
(サンダース上院議員)と歓迎する声が上がっている。
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TPP離脱指示書の要旨
私の政権では貿易協定締結に当たり、2国間交渉を行う。
大統領権限に基づき、米通商代表部(USTR)に環太平洋連携協定(TPP)署名国から離脱し、TP
P交渉からも永久に離脱することを指示する。
米国の産業振興、労働者保護、賃上げにつながる、あらゆる2国間交渉を追求するよう指示する。
TPP署名国と寄託国(ニュージーランド)に、米国がTPP署名国、交渉から離脱することを書面で通知
するよう指示する。
(ワシントン時事)
「暴君」の急所
(1月16∼22日発売)
不支持率51%のトランプ米大統領が正式に始動した。就任式直後に世界中で激しい抗議デモが
起きるなど、異例の船出となっている。そんな「暴君」の急所を「週刊新潮」が挙げている。
記事では、ロシアのホテルで「放尿ショー」をしたという醜聞などが紹介されており、中でも強烈
なのがトランプ氏の利益相反問題だ。例えば、トランプ氏は複数の商標登録を中国でしており、米
国憲法に違反する可能性があるという。驚いたことに、一部の民主党議員がトランプ氏弾劾の準備
を開始。しかも、身内であるはずの共和党内では弾劾され、副大統領のマイク・ペンス氏が大統領
に昇格することを望む声もあるようなのだ。想定外で当選した大統領にはまさかの辞任があるかも。
2015年に粉飾事件で揺れた東芝に激震が走っている。米国の原子力発電子会社、ウェスチング
ハウス(WH)の業績が悪化し、
「数千億円規模」の巨額損出の恐れがある。
「週刊現代」は「上場
廃止へ 東芝は消滅する」というショッキングな見出しで、その原因を探っている。東芝OBによると、
「原発部門は『聖域』と言われ、社内の専門家以外にはまったく理解不能な世界」
。また、WHは世
界一の原子力メーカーという自負があり、
「東芝本体の言うことをそのまま聞くような『いい子ちゃん』
ではない」という。東芝は、粉飾問題で株式が「特設注意市場銘柄」に指定されているため、公募
増資もままならない。また、事業売却で資金を得ようにも、医療や家電は売却済みで、虎の子の半
導体と問題児の原子力くらいしか残っていない。最終的に「東芝はバラバラに解体される」というの
が同誌の見立てだ。
「高齢者は75歳から」− 。日本老年学会などが、日本の高齢者は医学的に若返っているという理
由で、65歳以上を高齢者とする従来の定義を変えるよう提言した。これに対し「週刊ポスト」が「『国
家の謀略』である」とかみついている。65∼74歳が高齢者でなくなると、どうなるか。人口に占め
る高齢者の割合は一気に半減。現役として74歳まで働くようになれば、国の税収は当然アップする。
一方、国民は年金開始年齢や医療費負担などが引き上げられる可能性が高くなる。記事が示唆する
ように、政府が高齢者雇用の延長などを検討している段階での提言は、学会側がどう否定しようとも、
政府に手を貸したと言われても仕方がない。
「週刊文春」は小さな記事が興味深い。テレビ東京系の人気番組「開運!なんでも鑑定団」で国宝
級のお宝とされた南宋時代の「曜変天目茶碗」について、専門家から疑問の声が出ているという。
古美術鑑定家の中島誠之助氏が「番組が始まって最大の発見」と語り、2500万円の鑑定額がつ
いた。だが、曜変天目の研究者らは「真贋を鑑定する以前の話」
「中国で売られている偽物と同じタ
イプ」などと手厳しい。娯楽番組とはいえ、中島氏には改めて根拠を示してほしい。
(フリーライター・花崎真也)
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米国の大統領令って何?=ニュースを探るQ&A
トランプ米大統領は、環太平洋連携協定(TPP)から永久に離脱する大統領令に署名した。大統領令に
も幾つか種類があって、今回はより迅速な「指示書」だった。
−米国の大統領令って何?
大統領が連邦政府や軍に直接出す命令だ。議会を通さずに発令できるにもかかわらず、法律と同じ効力
を持つ。
−強大な権限だね。
オバマ前大統領は議会で野党だった共和党の抵抗に悩まされ、大統領令に頼る傾向があった。それで共
和党は一層反発した。
−大統領令は覆せないの。
議会は、大統領令の内容を無効にしたり変えたりする法律を制定できる。憲法に違反する場合は、最高
裁が無効と判断することもある。
−大統領令は幾つか種類があるの。
正式な大統領令(Executive Order)は官報に掲載される。トランプ氏がTPP離脱を命じた
文書は、正確には「指示書(Memorandum)」と呼ばれ、官報掲載の手間を省き、よりスピーディーに
命令できる。それだけTPP離脱の公約実現アピールを急いだのかもしれない。
(ワシントン時事)
米国なしでもTPP存続を=インドネシア・中国参加に余地−豪貿易相
【シドニー時事】オーストラリアのチオボー貿易相は24日ABCラジオで、米国の離脱が確実になった環
太平洋連携協定(TPP)について、署名した残り11カ国で存続を目指すべきだと訴えた。
チオボー貿易相は「『TPP12マイナス1』あるいは『米国抜きのTPP』と呼ぶ案について、カナダ、メ
キシコ、日本、ニュージーランド、シンガポール、マレーシアなどと協議した。多くの国が、この案が実現可
能かに関心を寄せいている」と語った。
中国がTPPに加わることは可能かとの質問に対しては、
「TPP(の発効条件)を変更してTPPマイナス
1を実現できれば、関心を示しているインドネシア、中国などの国々の参加にも道が開かれるだろう」との見
解を示した。
ターンブル首相も24日の記者会見で、米国参加が望めなくても、TPPの存続を目指すべきだと力説。
「中
国の参加や、米国抜きも選択肢になり得る。後から米国が参加する可能性もある」と語った。
一方、最大野党・労働党は、漂流が確実になったTPPの関連法案を議会で審議するのは「時間の無駄」
として、反対する意向を示している。ショーテン党首は24日、記者団に対し、
「トランプ氏が米大統領選に
勝利した瞬間にTPPが死んだ、と認める必要がある」と強調。
「ターンブル首相には、労働党ではなくトラ
ンプ氏を批判する勇気を持ってもらいたい」と述べた。
引き続き通商協定推進へ=3月にTPP参加国、中韓と会合−チリ外相
【サンティアゴ・ロイターES=時事】トランプ米大統領が23日に環太平洋連携協定(TPP)からの離脱
に関する大統領令に署名したのを受け、チリのムニョス外相は同日、記者団に対し、TPPではないものの、
引き続き通商協定を推進する考えを示した。
外相は記者団に対し、米国抜きの地域間協定が締結される可能性があるとしつつも、
「TPPとはならない
だろう」と語った。
外相は、チリはTPP参加国と中国、韓国を、3月にチリで開催する通商協定推進に向けた閣僚会合に招
待しており、高官レベルからは好ましい反応を得ていると明らかにした。
外相は「これまでのTPPは議題ではなくなった。これはチリが方針を変えることを意味しない。過去と同
様に、2国間や地域間協定で世界の市場開放を続ける」と述べた。
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すりガラスの向こう側
時事通信解説委員 軽部謙介
正直に告白する。
昨年6月、欧州連合(EU)離脱を問う英国の国民投票の結果を「残留」と予想した。11月の米
大統領選挙では「クリントン勝利」だと思っていた。
さらにさかのぼる。
今から10年前の2007年は米ニューヨークに勤務していた。金融が危ないという声は耳にしてい
たが、東京からの客人には「何とかなるでしょう」と楽観的に話した。翌年リーマン・ショックが世界
経済を襲ったのはご存じの通り。
20年前。大蔵省(現財務省)の担当記者だった1997年、官僚たちは「不良債権問題は収束する」
と主張していた。半信半疑ではあったが、その年の11月に山一証券や北海道拓殖銀行などが相次い
で破綻、日本経済がパニックに陥ることまではまったく予想できなかった。
自らの取材不足を棚に上げているようで恥ずかしいのだが、やはり近未来を見通すのは難しい。
◇「べき論」は通じない
「われわれは予測を当てるのが一つの使命だが、どうなるか分からないときは自分の常識で考え
る。でも、そうすると、ついつい、何々するべきだという『べき論』になってしまう」
ニッセイ基礎研究所チーフエコノミストの矢嶋康次さんはこう話す。
日常的に近未来を予測しなければいけないのはエコノミスト諸氏も同じだ。一国の景気動向や経
済見通し、そして数日内に発表される各種経済統計などを正確にはじかないと、信用に傷が付く。
内閣府経済社会総合研究所の調査によると、国内総生産(GDP)や消費者物価(CPI)などの
主要経済指標は、エコノミストや研究機関が示す予想値の平均に収まることが多いという。
しかし、大統領選挙のような政治的イベントは別だ。昨年は多くのエコノミストが、英国に関しても、
トランプ氏に関しても、予想を外した。
「政治イベントの結果に平均値は存在しない。どうすればいいのか」
金融政策の分析で受賞歴のある矢嶋さんも、常識に基づく「こうなるはずだ」という見通しや「べ
き論」を抱えて悩む。
もう一人、ベテランのエコノミストを訪ねた。バブル崩壊やデフレの長期化などを見通したことで
有名な中前忠さんだ。物事を観察するときに、経済を中心とした下部構造と、政治などの上部構造に
分けて考えるという中前さん。
「長いトレンドを意識しないとものが見えない。歴史的に振り返ってみる作業も重要だ。下部構造
の動きをしっかり押さえずに上部構造だけ見ていると、いきなり大きな変革がきたように見えてしまう」
◇事実を押さえる
1月20日の大統領就任式が終わり米国でトランプ政権が発足した。日本政府の当局者は今後の
展開を「すりガラスのようだ」と表現する。向こう側が明るいか暗いかはぼんやりとわかるが、詳しい
ことは一切見えないというわけだ。
すりガラスの向こうはどうやって予測できるのか。いい知恵はない。
「タイムマシンに乗って事態の
結末が見られたらどれほど楽か」と夢想しても仕方がないので、事実をきちんと押さえることから始
めようと思っている。
昨年連敗した凡人記者の、ささやかな決意表明である。
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トランプ氏のTPP離脱表明、
「ドイツ企業に商機」=独副首相
【ベルリン・ロイターES=時事】トランプ米大統領が、環太平洋連携協定(TPP)離脱を決めた件で、
ドイツのガブリエル副首相は23日、自国企業に商機が生まれるとの認識を示した。
24日掲載予定のハンデルスブラット紙のインタビューで語った。ガブリエル氏は「トランプ氏がアジアや
南米と貿易戦争を始めれば、われわれには商機が生まれる」と指摘した。
メキシコから輸入するドイツ車に35%の関税を課すとトランプ氏が示唆したことを批判、こうした関税は
米国にとって逆効果との見方を示した。
ドイツは大勢の勤勉な労働者や賢明な企業を抱え、輸出国として大きな成功を収め、技術的にも進んで
いると指摘。
「ドイツは不安がったり、卑屈になったりせず、自信を持って行動すべきだ」と訴えた。
「対決も屈服もしない」=対米交渉でメキシコ大統領
【メキシコ市AFP=時事】メキシコのペニャニエト大統領は23日の演説で、貿易や不法移民問題をめぐ
るトランプ米新政権との交渉について「対決はしないが、屈服もしない」と述べた。
ペニャニエト大統領は、トランプ大統領と2国間の貿易問題などについて話し合いたいとした上で、メキシ
コの国益は守ると強調した。
不法移民の流入を防ぐため、対メキシコ国境に壁を構築するというトランプ大統領の構想に関しては「メキ
シコは壁(の有効性)を信じない。わが国が信じるのは架け橋だ」と語った。
NAFTA再交渉に応じる用意ある=メキシコ経済相
【メキシコ市ロイターES=時事】メキシコのグアハルド経済相は23日、同国紙エル・ウニベルサルのイ
ンタビューで、トランプ米大統領が公約した北米自由貿易協定(NAFTA)の再交渉に応じる用意があると
表明した。
経済相は、米政権がNAFTAに関する計画を明確にするまで、交渉におけるメキシコの要求内容の詳細
を明かせないと指摘。
「協議はまだ始まっていない。先走りすることはできない」と説明した。
経済相はまた、トランプ政権が米国の輸入に影響を及ぼす税制変更を行えば、メキシコはこれを反映さ
せた措置を講じざるを得ないとの考えを示した。
メキシコのペニャニエト大統領は31日、トランプ大統領と会談する。
新政権(TPP日本関係)
米、2国間交渉に傾斜=日本への揺さぶりも−TPP離脱
【ワシントン時事】トランプ米大統領は23日、環太平洋連携協定(TPP)から「永久に離脱する」とし
た大統領令に署名した。
「米国第一」を最優先して2国間の貿易協定交渉に取り組むことも通商代表部(US
TR)に指示。同時に対日貿易を「不公平だ」と批判しており、日本に2国間交渉や懸案の解消を求める可
能性が出てきた。
大統領令により、米国のTPP批准手続きは凍結され、12カ国が署名した協定はトランプ政権での発効
が極めて難しくなった。トランプ氏は「企業や雇用が国外に流出するばかげた協定を停止する」と語り、離
脱後は同盟国と2国間交渉に当たる意向を表明した。
トランプ氏は、鉄鋼業などの労働者の支持に応えるため、製造業の雇用創出を優先課題としている。
「ビ
ジネス感覚」
で個別に貿易相手国を揺さぶり、
対米貿易黒字の削減や
「不公正貿易」
の是正を促すとみられる。
トランプ氏は20日の就任後、メキシコとカナダに北米自由貿易協定(NAFTA)の見直しを求めており、
まずはその再交渉を急ぐ構えだ。一方、日本の対米貿易黒字は2015年に約700億ドル(8兆円弱)と、
TPP署名国の中では最大。トランプ氏は23日、日本との自動車貿易を不均衡だと主張し、
「協議が必要だ」
と語った。
日本は米国との2国間交渉について「TPPを上回る市場開放を要求されかねない」
(政府関係者)と、避
けたい考え。当面の焦点となるのは、2月上旬にも見込まれる日米首脳会談だ。安倍晋三首相の訪米には
麻生太郎財務相が同行する方向で調整している。トランプ氏と米政権高官が貿易不均衡やドル高に言及する
可能性は否定できず、日本政府の緊張は増しているようだ。
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日米摩擦再燃を懸念=トランプ氏「不公平」発言−トヨタ
トランプ米大統領が日米の自動車貿易を「公平ではない」と批
判したことを受け、日本の自動車業界では、1980年代に激化し
た日米貿易摩擦が再燃しかねないとの懸念が広がっている。特に
同氏から就任前に名指しで批判されたトヨタ自動車は困惑を隠せな
い様子だ。米国で車両生産を始めて約30年の歴史を強調し、米
社会への貢献に引き続き理解を求めていく考えだ。
「トヨタが地域に愛される企業であることを理解していただいて
おり、心強い」。豊田章男社長は23日、トランプ政権との関係構
築に向け、トヨタが工場を置くインディアナ州で知事を務めたペン
ス副大統領に期待感を示した。
トヨタの米国戦略は現地化の歴史でもある。80年代に日米貿
易摩擦が深刻化すると、トヨタは85年に米ゼネラル・モーターズ(G
M)と合弁で米国で車両生産を開始。88年にはケンタッキー州
に初の単独工場を稼働させ、
米社会へ「良き企業市民」
(豊田社長)
として浸透を図ってきた。
米国での生産台数は累計2500万台以上。全米で約13万6000人の従業員を抱える。豊田社長は「全
ての工場がその町一番(の存在)になる取り組みを新たに進めていく」と語る。
一方で、トヨタは米新政権の通商政策が「今までの延長線上ではないことはもはや明らか」
(幹部)とも受
け止めており、今後の政策の行方を慎重に見極める構えだ。
【歴史への招待】原爆投下後の写真10枚公開
新たに米国で収集−広島
広島平和記念資料館(広島市中区)は24日、1945
年8月の原爆投下後に米軍が撮影した広島市街地など、新
たに収集した写真10枚を公開した。これまで同館に収め
られていなかった資料で、国内公開は初めて。
公開されたのは、原爆投下に使用されたB29爆撃機「エ
ノラ・ゲイ」から撮影されたきのこ雲や、壊滅的な被害を
受けた市街地、同機乗組員が投下の感想を記者会見で述
べている様子などの写真。
昨年末、同館学芸員の小山亮さん(36)が米国議会
図書館など米国の3館に赴き、収蔵された原爆関連の写
真約2100枚をカメラやスキャナーで複写。うち著作権
許諾手続きなどが済んだ10枚を公開した。
収集した写真は今後手続きを進め、順次平和記念資料
館の資料を閲覧できるサイト「平和データベース」上で公
開する。
小山さんは「高解像度でスキャンできたので、表情など
細かいことが分かる。今後もたくさん収集すれば被爆の実
相を一層理解してもらえる」と話している。
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日米経済「新政権と議論」=TPPは説得継続−安倍首相・参院代表質問
安倍晋三首相の施政方針演説に対する各党代表質問が24日午前、参院本会議でも始まった。トランプ
米大統領が日本との自動車貿易を不公平と批判するなど「米国第一」の姿勢を強めていることに関し、首
相は「日米経済関係をどのように発展、進化させていくか、新政権とさまざまなレベルで議論していきたい」
と語った。自民党の吉田博美参院幹事長への答弁。
民進党の蓮舫代表は、トランプ氏が環太平洋連携協定(TPP)からの永久離脱を指示したことを受け、
政府の通商交渉への対応をただした。首相は「今後の通商交渉のモデルとなり、21世紀の世界のスタンダ
ードになっていく」とTPP合意の意義を強調。
「大統領は自由で公正な貿易の重要性については認識してい
る」とも語り、米側への働き掛けを続ける考えを重ねて示した。
米国に再考促す=TPP永久離脱−関係閣僚
トランプ米大統領が環太平洋連携協定(TPP)からの永久離脱を大統領権限に基づいて指示したことに
対し、24日の閣議後記者会見で関係閣僚からは「TPPが持つ戦略的、経済的意義について腰を据えて理
解を求めていきたい」
(麻生太郎財務相)などと、米国に再考を促す努力を粘り強く続けるとの見解が相次
いで示された。
閣僚発言は、米国にTPPへの復帰を求めつつ、米政権が求める2国間貿易交渉に防御線を張った格好
だ。ただ、トランプ大統領は保護主義的な発言を繰り返しており、日本側の期待とは裏腹に情勢は厳しさを
増している。
岸田文雄外相は「(米国も)自由貿易において、戦後大きな利益を得てきたことは間違いない」と述べた
上で「日米間でしっかり意思疎通を図っていくことは重要だ」と強調。石原伸晃経済再生相は「自由貿易体
制は世界経済が成長する源泉だ」と指摘した。
米国のTPPからの離脱をめぐっては、TPP署名国のオーストラリアが米国抜きの発効を含む代替案を各
国に呼び掛けている。しかし、米離脱後のTPP署名国の経済規模は世界の国内総生産(GDP)の約4割
から1割強へと大幅に縮小する。
このため閣僚からは「従来の枠組みの中で貿易ルールを仕上げたい」
(山本有二農林水産相)、
「米国が入
ることが非常に重要」
(世耕弘成経済産業相)などと、米国の復帰を求めていく考えが示された。
安倍首相とTPP協議=「米国抜き」や中国参加も選択肢−豪首相
【シドニー時事】オーストラリアのターンブル首相は24日記者会見し、トランプ米大統領が環太平洋連携
協定(TPP)離脱を指示したのを受け、
「米国抜き」など別の形でのTPP実現に向け、安倍晋三首相ら各
国リーダーと協議を行ったと明らかにした。
安倍首相とは昨夜、電話会談を行い、貿易問題を中心に話し合った。ターンブル首相は「中国の参加や、
米国抜きも選択肢になり得る。各国首脳と活発に議論している」と語った。
TPP発効には、域内の国内総生産(GDP)合計額の85%以上を占める6カ国以上の批准が条件で、
米国が離脱すると実現できない。ニュージーランドのイングリッシュ首相も、発効条件を見直し、米国以外
の11カ国での実現を検討すべきだと訴えている。
ターンブル首相は「TPPは豪州に雇用をもたらす。貿易が経済に占める比重は米国の1.5倍あり、豪州
は貿易立国だ」と自由貿易の意義を強調した。
また、ターンブル首相は安倍首相との電話会談で、南東部メルボルンで20代の邦人男性が犠牲になった
車の暴走事件について弔意を伝えたという。
TPP、米国の参加が重要=米国抜きの再交渉に否定的−世耕経産相
世耕弘成経済産業相は24日の閣議後記者会見で、トランプ米大統領が環太平洋連携協定(TPP)から
の離脱を指示したことを受け、
「米国が入ることが非常に重要。粘り強く意義を訴えていく」と述べ、現時点
での米国抜きのTPP再交渉に否定的な見解を示した。
トランプ氏がカナダ、メキシコとの北米自由貿易協定
(NAFTA)の再交渉を表明していることについては、
日本企業への影響を指摘し、
「(交渉の行方を)注意深く見守っていく」と述べた。
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TPP首席交渉官が退任=萩生田官房副長官「後任は調整中」
政府は24日、環太平洋連携協定(TPP)対策本部の大江博首席交渉官と宮内豊国内調整総括官を同
日付で退任させ、それぞれ外務省と財務省に復帰させる人事を発表した。
トランプ米大統領がTPPからの永久離脱を指示した直後だが、萩生田光一官房副長官は24日の記者会
見で
「米国の動きを受けた対応ではない」
と強調。
「後任は調整中」
とも語り、
ポストは存続させる考えを示した。
新政権(政治関係)
「米国第一」に転換=4カ国首脳と電話会談−トランプ外交
【ワシントン時事】20日就任したトランプ米大統領は4カ国首脳と電話会談を行い、外交を本格的に始動
した。オバマ前政権が重視した「国際協調」路線から「米国第一主義」に大きくかじを切ろうとしている。
就任直後に電話会談したカナダのトルドー首相、
メキシコのペニャニエト大統領には、北米自由貿易協定
(N
AFTA)の再交渉を突き付けた。国際的な枠組みや合意よりも米国の国益を最優先に考え、
「経済と安全
保障の観点での良い取引」
(スパイサー大統領報道官)を重視する外交姿勢が鮮明になりつつある。
トランプ大統領は、イスラエルのネタニヤフ首相と22日に電話し、
「イスラエルの安全保障へのこれまで
以上の関与」を約束。選挙戦で公言した米大使館のエルサレム移転を実行し、
エルサレムがイスラエルの
「首
都」と認めるかが焦点だ。エルサレムの帰属や地位はパレスチナとの和平交渉で決めるという従来の米政
府や国際社会の立場を覆すことになり、パレスチナやアラブ諸国が猛反発する恐れがある。
一方、
「アラブの盟主」エジプトのシシ大統領とは23日に電話会談し、軍事支援の継続や経済改革への
支援を約束した。オバマ政権が批判してきた人権問題には踏み込まず、過激派組織「イスラム国」
(IS)掃
討作戦などでの協力を重視するとみられる。
また、ロシアが主導し、カザフスタンで開かれたシリア内戦をめぐる和平協議には、駐カザフ米大使がオ
ブザーバーとして出席した。主要人事の固まっていない国務省からの派遣は見送ったが、シリア問題やウク
ライナ紛争をめぐり悪化したロシアとの関係改善を目指すトランプ大統領の意欲を示した。
主要メディア優先せず=報道官会見も様変わり−新政権
【ワシントン時事】スパイサー米大統領報道官は23日、ホワイ
トハウスで最初の記者会見を行った。報道官は会見にインターネッ
ト電話「スカイプ」での参加を可能にすると発表する一方で、AP
通信やCNNテレビなど米主要メディアの記者の質問を優先させる
「伝統」を無視するなど前政権から様変わりした。
報道官の記者会見はホワイトハウスの記者会見室で予定より約
15分遅れでスタートした。トランプ政権がメディアとの対決姿勢
を鮮明にしていることもあり、室内はカメラマンや外国人記者らも
含めて満杯になった。
大統領報道官は通常、会見室の1列目に座っている米主要メディ
アの記者とのやりとりを重視する。しかし、スパイサー氏は最初か
ら後方の記者や外国人記者を指すなど新機軸を打ち出した。
スパイサー氏と米メディアは、20日行われた大統領就任式の一般参加者の数をめぐって対立。2009
年のオバマ大統領就任時の約180万人の6分の1程度と報じられているが、スパイサー氏は記者会見で「テ
レビやインターネットの中継映像などの視聴者を含めれば過去最多だ」と言い張った。
得票敗北「不法移民のせい」=トランプ氏、就任後も強弁
【ワシントン時事】米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)などによると、トランプ米大統領は23日、議
会指導者との会合で、大統領選の得票総数で民主党のクリントン候補に及ばなかったのは、不法移民が大
挙してクリントン氏に投票したためだと主張した。
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トランプ氏は大統領選後の昨年11月にも、ツイッターに「違法に投票した数百万人を差し引けば、得票
総数でも私が勝っていた」と投稿。この主張に根拠はなく、各地の選管当局も不正投票の証拠を確認して
いないが、トランプ氏は就任後も事実に基づかない発言を繰り返している。
大統領選では、獲得した選挙人の数でトランプ氏が勝利したが、得票総数は約290万票差でクリントン
氏が上回った。
23日の会合は非公開で、ライアン下院議長(共和)ら与野党の指導者が出席。ワシントン・ポスト紙(電
子版)によれば、トランプ氏は席上、約10分間にわたって大統領選について発言し、
「300万から500万
票」の不正投票があったと述べたという。
就任直後の支持率45%=歴代大統領で最低−トランプ氏
【ワシントン時事】米調査会社ギャラップは23日、世論調査に基づくトランプ大統領の最初の支持率が
45%だったと発表した。大統領選で選ばれた大統領の就任直後の支持率としては、比較できるデータが残
る1953年以降で最低。不支持率は過去最高の45%だった。
歴代大統領で最初の支持率が最も高かったのはケネディ氏の72%。2番目はアイゼンハワー氏とオバマ氏
の68%で、これまで最も低かったのはレーガン氏とブッシュ氏(父)の51%だった。
調査は就任式当日の20日から22日にかけて、全米の成人男女1525人を対象に実施した。
NATO重視の立場強調=事務総長らと電話会談−マティス国防長官
【ワシントン時事】マティス米国防長官は23日、北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務
総長と電話で会談し、トランプ政権発足後も同盟関係を重視する米国の立場を強調した。国防総省のデー
ビス報道部長が発表した。
マティス長官は同日、ファロン英国防相、カナダのサージャン国防相ともそれぞれ電話協議を行い、過激
派組織「イスラム国」
(IS)掃討作戦での協力などについて話し合った。20日に正式就任したマティス長官
と外国国防相の電話会談は初めて。
トランプ大統領は先の欧州メディアとのインタビューで、NATOを「テロに対応しておらず、時代遅れだ」
などと批判。一方、NATO変革連合軍最高司令官の経験もあるマティス氏は長官就任前の上院軍事委員会
の公聴会で「同盟国を支えることで、米国はより強くなる」と述べ、同盟重視の姿勢を明確にしている。
「南シナ海支配を阻止」=中国けん制−スパイサー報道官
【ワシントン時事】スパイサー米大統領報道官は23日の記者会見で、中国が南シナ海で進める軍事拠点
化について、中国が造成する人工島が実際に公海にあるかどうかが問題で、
「われわれはある国が国際水域
を支配する行為を阻止する」と中国をけん制した。
トランプ政権の対中政策をめぐっては、国務長官候補のティラーソン氏が上院指名公聴会で「(中国の)
南シナ海の人工島への接近は認められない」と指摘。スパイサー氏は記者会見で具体的措置に触れなかっ
たものの、
「米国は国益を確実に守る」と強調した。
スパイサー氏はまた、米中関係の方向性について「トランプ大統領は国家と米国の労働者の利益のため
に戦っている。
(対中政策は)経済的かつ安全保障の観点から良い取引ができるかどうかで決まる」と説明
した。
新政権(社会関係)
大統領補佐官の通信記録調査=ロシアの工作めぐりFBIなど−米紙
【ワシントン時事】23日付の米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは、連邦捜査局(FBI)や中央情報
局(CIA)がロシアの工作に関する調査の一環として、
トランプ大統領の側近であるフリン大統領補佐官(国
家安全保障担当)の通信記録を調べていたと報じた。
犯罪につながるような証拠が見つかったかどうか、今も調査が続いているかどうかは不明という。
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フリン氏をめぐっては、ロシアのキスリャク駐米大使と昨年12月29日に電話で複数回話していたと米メデ
ィアが相次いで報道。この日はオバマ前大統領が対ロ制裁を発表した日だったことから、トランプ大統領が
制裁をどう扱うかを話し合ったのではないかと臆測を呼んでいた。
ジャーナル紙によると、FBIなどはこの時の通話内容を中心に、フリン氏とロシア政府当局者の通信記
録を精査した。また、昨年8月まで選対本部議長を務め、ロシアとの親密な関係がうわさされたポール・マ
ナフォート氏ら複数の元トランプ陣営関係者も調査の対象となった。
スパイサー大統領報道官は23日の記者会見で、フリン氏とキスリャク氏は数日前も含め、これまでに2回
しか電話したことがないと説明。いずれも大統領とプーチン・ロシア大統領の電話会談の調整などが目的だ
ったと指摘し、問題はなかったとの認識を示した。
トランプ大統領を提訴=「外国政府からの対価は違憲」−市民団体
【ニューヨーク時事】トランプ米大統領が所有するホテルや不動産などの事業で外国政府から対価を受け
取っているのは米国憲法に違反するとして、政治倫理に詳しい弁護士や憲法学者などでつくるワシントンの
市民団体が23日、大統領をニューヨークの連邦裁判所に訴えた。
提訴したのは「ワシントンの責任と倫理を求める市民(CREW)」のメンバーら。CREWは声明で「外国
からの報酬に関する米憲法の規定は、議会の承認なしにトランプ氏が外国政府から対価を受け取ることを禁
じている」と主張した。
トランプ氏は提訴について「根拠がない」と記者団にコメントした。
トランプ氏は今月11日の記者会見で、自身の会社の経営権を2人の息子に譲渡するとともに、ホテル業で
外国政府から得た収益を国庫に寄付する考えを表明。ただ、その他の不動産やゴルフ場運営などによる収
益の処理方法については具体的に説明しなかった。
トランプ政権下の医療保険制度、病院・メディケイド銘柄圧迫も
トランプ米大統領が就任早々、医療保険制度改革(オバマケア)の見直しに向けた大統領令に署名したこ
とを受けて、病院関連やメディケイド(低所得者向け公的医療保険)を提供する保険会社の株価を圧迫する
可能性があるとの見方がアナリストの間で出ている。
トランプ大統領の顧問、ケリーアン・コンウェイ氏は22日、ABCの番組で、保険加入を義務付け、違反
者には罰金を科すというオバマケアの規定を実施しない可能性があるとの考えを示した。
オバマケアの中核である医療保険取引所制度は、通常18∼34歳の健康な若者が支払う保険料が支えて
おり、罰金規定が廃止されれば、2017年の取引所を通じた保険加入への「現実的なリスク」になると、米
国みずほ証券の医療関連アナリスト、シェリル・R・スコルニック氏は指摘する。
一方で、罰金規定の撤廃が与える保険加入への影響は軽微で、オバマ前政権もそれほど同規定の実施を
徹底していなかったのではないかとの見る向きもある。
だが低所得者層の保険加入者が減少すれば、州のメディケイド保険を取り扱うモリーナ・ヘルスケア、セン
ティーン、ウェルケア・ヘルス・プランズには、トランプ氏の政策が足かせとなる可能性がある。
また、保険未加入者による救急処置室の利用で、医療費の未払いが増えるとの懸念から、病院関連銘柄
も厳しい状況に置かれそうだ。
(ロイターES時事)
中絶支援への補助金禁止=前政権の措置撤回−トランプ大統領
【ワシントン時事】トランプ米大統領は23日、大統領権限を行使し、海外で家族計画の一環として、人
工妊娠中絶の支援をしている団体への政府の補助金交付を禁止した。共和党は中絶に反対しており、民主
党のオバマ前政権が認めた措置を撤回した。
トランプ氏は選挙中、妊娠中絶手術を受けた女性への処罰の必要性に言及し、批判を浴びた。こうした
経緯から、民主党支持者らはトランプ政権下で中絶の権利が脅かされる恐れがあると懸念を強めている。
また、トランプ氏は大統領権限により、連邦職員の新規採用やポスト新設を凍結した。3カ月以内に職員
の規模を縮小する長期計画を策定する。22日付以降の人事に適用するが、軍のほか、安全保障・治安関
係や幹部の一部は対象から除外する。
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米国経済
石油ガス業界の復調、OPECのリスクに=シェール業者苦境招く恐れも
【ロンドン・ロイターES=時事】米石油サービス会社ベーカー・ヒューズが明らかにした先週の国内石油
ガス掘削リグ数は前週比35基増の694基と、週間ベースで約5年ぶりの大幅な伸びを記録した。
米石油ガス業界の復調が急速かつ持続的に進んでいることは否定できない。石油輸出国機構(OPEC)
にとってリスクになり、シェール掘削業者自体の苦境を招く恐れもある。
今年の米石油ガス生産量が、リグ数増加に伴って回復するのは確実だ。掘削効率が徐々に高まっている
ため、生産量の伸び率がリグ数の伸び率を上回る可能性さえある。
ただ、生産増加に伴い、掘削回復の最初の要因となった石油やガスの価格上昇が止まる場合もありそうだ。
OPECと非加盟の主要産油国は協調減産に取り組み、過剰在庫の削減を図っている。期間は半年で、米
国のシェールの脅威などを踏まえ、延長については判断の余地を残そうとしている。
米国のシェール開発は効率やコスト削減努力が奏功し、OPECの減産合意発表以前から、暫定的に回復
の兆しを示していた。ただ、協調減産による原油価格の上昇でシェール掘削業者は自信を強め、キャッシュ
フローを増やしている。
サウジは協調減産合意を進めた際、シェール増産分の国際市場供給が始まる前に過剰在庫削減が実現す
ると見越していた。また、価格上昇は限定的で、シェール生産量の伸びを抑制し、これが需要の伸びによっ
て吸収されると見込んでいた。
米国のシェール生産量があまりにも急激に増加する兆しが出てきた場合、OPECと主要産油国の協調減
産合意が延長される可能性は低く、サウジなどが市場シェア防衛戦略に逆戻りする可能性が高まる。
フィリップス66、戦略石油備蓄購入へ=エネルギー省入札で
【ヒューストン・ロイターES=時事】米独立系製油大手フィリップス66は23日、今月初めに米エネルギ
ー省が行った戦略石油備蓄(SPR)の売却入札で落札した原油を購入すると発表した。
エネルギー省は、SPR施設のインフラ設備の改良費捻出のため、2017会計年度に備蓄原油(最大
3億7500万ドル相当)の売却を計画しており、今回もその一環。国内のSPR施設
「ビッグ・ヒル」
「ブライアン・
マウンド」
「ウエスト・ハックベリー」の3カ所から、合計で約800万バレルのスイート原油を放出する。
フィリップス66のスポークスマンは、購入量、価格などの詳細については明らかにしなかった。
他の落札者については明らかになっていない。
ハリバートン、北米売上高の伸びはこれから=第4四半期はリグ数増加に追いつかず
石油サービス世界2位の米ハリバートンは、今年の売上高の伸びは北米での掘削リグ稼働数増加に見合う
ものかそれを上回るものになるとの見通しを示した。
同社が公表した2016年第4四半期決算では、北米売上高は前期比9%増。一方、米石油掘削リグ稼働
数は23%の大幅増となっており、同社の北米売上高の伸びは、リグ稼働数増加に追いついていない。これ
を受け、同社の株価は4.5%安の53.93ドルとなった。
レザー最高経営責任者(CEO)は、リグ数の増加に対する北米売上高低迷の理由を、不採算契約を見
合わせたことによるものと説明した。
ただそれにより、北米で1年ぶりに営業利益を計上。調整済み利益はアナリスト予想を上回った。
レザーCEOは、休止していた水圧破砕設備の復帰コストは短期的にマージンを圧迫すると予測しており、
同業シュルンベルジェ同様、国際市場での業績回復は17年後半まで見込めないとの考えを示している。
同社の16年第4四半期の純損益は1億4900万ドルの赤字。調整済み1株当たり利益は4セントと、トム
ソンロイターによるアナリスト予想の2倍。
売上高は20.9%減の40億2000万ドルと、アナリスト予想の40億9000万ドルをわずかに下回った。
(ロイターES時事)
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24 January 2017
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NEW YORK
ナスダック、議決権行使でのブロックチェーン技術活用に成功=エストニアの証取で
【ニューヨーク・ロイターES=時事】米取引所大手ナスダックは23日、傘下のエストニア・タリン証券取
引所で、株主の議決に際してブロックチェーン(分散型台帳)技術を活用する試験に成功したと発表した。
現在、同技術を新システムに導入するかどうか検討しているという。
ブロックチェーン技術により、タリン証取に上場する企業の株式保有者は、株主総会中のオンライン議決
権行使や、議決権の委任を実施できた。
ブロックチェーンは仮想通貨「ビットコイン」を支えるシステムとして登場した。取引所業界において、ナス
ダックはブロックチェーン技術の最大の支援者。今回の試験により、現在は大部分を手作業で行い、時間が
かかる議決プロセスの簡素化を狙う。
ナスダックは「(ブロックチェーン技術の)最終消費者としては、上場・非上場企業や投資ファンド、NGO
などだけではなく、世界中の投資家や信託機関などが考えられる」と指摘。同技術の自社市場での導入の
みならず、証券預託機関といった市場関連顧客向けに販売することも検討する方針を明らかにした。
インフレ抑制へ利上げペース加速を=ラッカー・リッチモンド連銀総裁
米リッチモンド連銀のラッカー総裁は23日、米連邦準備制度理事会(FRB)の他の高官が予想するよ
りも速いペースで利上げしなければ、インフレ率が高進する恐れがあるとの認識を示した。
総裁はラジオ番組のインタビューで「現在(インフレ抑制の取り組みが)後れを取るリスクがあると考えて
いるため、同僚よりもやや積極的に利上げすることを、最近は訴えている」と語った。
大半のFRB高官は今年の利上げ回数を3回と予想している。
ラッカー総裁は10月1日に退任する。
(ロイターES時事)
医療保険大手エトナのヒューマナ買収を阻止=反トラスト法違反−連邦地裁
【ニューヨーク時事】米コロンビア特別区の連邦地裁は23日、米医療保険大手エトナによる同業のヒュー
マナの買収について、反トラスト法(独占禁止法)に違反するとして計画を阻止する判断を下した。
エトナは15年7月、ヒューマナを370億ドル(約4兆2000億円)で買収すると発表。米司法省が16
年7月、買収で寡占化が進み、保険料の引き上げやサービス低下を招くとして提訴していた。
司法省は医療保険大手アンセムによる同業シグナの542億ドルの買収についても計画を阻止するために
提訴している。
米国産業
三菱重、米石油ガス事業を拡大=シェール需要に対応
三菱重工業は24日、
「シェール革命」で成長が見込める米国の石油・ガス業界向けの事業を拡大すると
発表した。米南部テキサス州ヒューストンにある米国統括法人にガスタービンや圧縮機の製造・販売を統括
する専門部門を設け、石油化学工場など向けの受注獲得を狙う。
技術革新によって米国内で石油やガスの採掘が可能となったことを受け、ヒューストンでは液化天然ガス
(L
NG)関連設備や石油化学工場などが相次ぎ建設されている。
これに対応し、
三菱重工も2015年に子会社の三菱重工コンプレッサ
(広島市)が近郊に自社工場を建設。
16年には米国統括法人の本社をニューヨークからヒューストンに移転した。
業界では、インフラ投資の拡大や規制緩和による石油・ガス産業の振興を掲げるトランプ大統領の誕生
が追い風になるとの見方がある。
ヤフーの10∼12月期、黒字転換=純売上高は低迷続く
【シリコンバレー時事】米インターネットサービス大手ヤフーが23日発表した2016年10∼12月期決算
は、純損益が1億6390万ドル(約184億円)の黒字(前年同期は44億3222万ドルの赤字)に転換した。
前年同期には、過去の買収に伴うのれん代償却費として約44億ドルの損失を計上していた。
売上高は15.4%増の14億6910万ドル。携帯端末向けサービスからの広告収入が伸びた。ただ、提
携先サイトに支払う手数料を除いた純売上高は4.2%減の9億6014万ドルと低迷。純売上高ベースでは、
6四半期連続の減収。
実質1株当たり利益は0.25ドルとなり、
市場予想平均
(トムソン・ロイター調べ)の0.
21ドルを上回った。
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スプリント、音楽配信「タイダル」株33%取得=独自コンテンツで顧客獲得
【ニューヨーク時事】ソフトバンクグループ傘下の米携帯電話大手スプリントは23日、米人気ラップ歌手
のジェイ・Zさんらが運営する音楽配信サービス「タイダル」の株式の33%を取得すると発表した。アーテ
ィストによる独自コンテンツを携帯利用者に独占的に配信することで、顧客の新規獲得や囲い込みを図る。
スプリントは出資額を明らかにしていないが、ロイター通信によると2億ドル(約230億円)に上るとみら
れる。ジェイ・Zさんや妻の歌手ビヨンセさん、マドンナさんら二十数人のアーティストが引き続きタイダルの
運営に関わるほか、スプリントのクラウレ最高経営責任者(CEO)が新たに取締役に就任する。
タイダルはジェイ・Zさんが2015年に買収。現在52カ国以上でサービスを展開し、4250万曲、14万
の動画コンテンツを保有している。
米国政治
日本海側から発射か=北朝鮮ICBMで米研究所
【ワシントン時事】米ジョンズ・ホプキンス大高等国際問題研究大学院の米韓研究所は23日、北朝鮮が
開発中と主張している大陸間弾道ミサイル(ICBM)について、日本海に面した東部の元山から発射される
可能性があるとの見解を明らかにした。
北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は1日、
「ICBMの試射準備が最終段階に達した」と表明。韓国の聯
合ニュースは先に、ICBMとみられる北朝鮮の新型ミサイル2基が移動式発射台に搭載され、
「金委員長の
命令が下されれば、いつでも発射できる状態」と報じている。
米韓研究所によれば、元山の発射試験場は2016年5月か6月ごろ開設。北朝鮮は同年、元山一帯で少
なくとも4回、中距離弾道ミサイル「ムスダン」の発射を試みた。人工衛星の画像では、試験場内の道路の
舗装が強化されるなど、このところ設備の改良が進められているという。
元山が発射地点に選ばれる背景として、同研究所は、試験場に隣接する国際空港の格納庫やレーダーな
どをミサイル試射に活用できると指摘した。
「米軍から情報提供」=シリアのIS空爆でロシア
【モスクワ時事】タス通信などは23日、ロシア軍が22日にシリア北部アレッポ県で過激派組織「イスラム
国」
(IS)を空爆した際、米軍から標的に関して情報提供を受け、米軍主導の有志連合と共同作戦を実施
したと報じた。ロシア国防省の声明として伝えた。
国防省は「ロシア軍の2機と有志連合の2機が共同作戦を行った」と説明。共同作戦の結果、複数の弾
薬庫などを破壊したと主張した。
ロイター通信によると、これに対し、米国防総省の報道担当官は「シリアでの空爆で、ロシアとは協力して
いない」と否定。ロシア軍との情報交換は、シリア上空での偶発的衝突を避けるのが唯一の目的だと強調した。
ブッシュ元大統領、快方に
【ワシントン時事】ブッシュ元米大統領(92)が肺炎で入院しているテキサス州の病院は23日、元大統
領が快方に向かっており、順調なら今週末にも退院できるとの見通しを示した。同じ病院に気管支炎で入院
していたバーバラ夫人(91)は退院した。
ブッシュ氏は呼吸困難に陥って14日に入院し、集中治療室(ICU)で治療を受けてきた。記者会見した
医師によると、依然せきをしているものの、テレビを見たり、看護師らと冗談を言い合ったりしているという。
米国社会
日本人女性、射殺される=容疑者の男は自殺か−加州
【ロサンゼルス時事】米西部カリフォルニア州サンディエゴ近郊のアパートで、日本人女性トモミ・タカハシ・
デメトルックさん(34)が射殺されたことが分かった。地元メディアが23日までに報じた。
事件は1月13日午後に発生。銃声を聞いた周辺住民からの通報で警官が駆け付け、タカハシさんと友人
の男性(23)が撃たれて死亡しているのを発見した。アパートの家主の男(55)も銃で負傷し、病院に搬
送されたが、死亡した。警察はこの男がタカハシさんら2人を射殺した後、自殺したとみている。
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24 January 2017
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ロサンゼルスの日本総領事館は、事件に巻き込まれた女性が日本人であることを確認したが、詳細は明ら
かにしていない。
カナダ
サスカチワン州のパイプラインで原油漏れ=20万リットル
【カルガリー(加アルバータ州)ロイターES=時事】カナダのサスカチワン州政府は23日、同州のパイプ
ラインで原油漏れが発生したと明らかにした。流出場所は、州都レジャイナから南東140キロ(87マイル)
にある先住民地域。
政府は詳細を公表していないが、地元紙レジャイナ・リーダーポストによると、州政府は20日に原油漏
れの通知を受けたと報じている。
同紙はまた、流出量は20万リットル(5万2834ガロン)で、これまでに17万リットルが回収されてい
ると伝えた。
パイプラインの運営会社は不明。同紙によると、ツンドラ・エナジー・マーケティングが主に回収作業に当
たっているという。同社からのコメントは得られていない。
中南米
ブラジル裁判所、ペトロブラスの北東部沖油田売却を認める
【サンパウロ・ロイターES=時事】ブラジルの裁判所は、国営石油会社ペトロブラスが同国北東部にある
複数の沖合油田の売却手続きを進められるとの判決を下した。
ペトロブラスは23日付の有価証券報告書で、今回の裁判所の決定により、セアラ州とセルジッペ州の油
田売却を進めることができると説明した。ただ、最終決定は、連邦会計検査院(TCU)に委ねられている
という。TCUは昨年12月7日、売却手続きの透明性を改善させるため、資産売却計画の一部停止命令を
出していた。
日本、その他のニュース
欧州委員、岸田外相に協議要請=トランプ氏念頭、作業急ぐ−日欧EPA
【ブリュッセル時事】欧州連合(EU)のマルムストローム欧州委員(通商担当)が岸田文雄外相に書簡を
送付し、経済連携協定(EPA)交渉の決着を目指し、早期にブリュッセルで閣僚協議を開くよう要請したこ
とが23日、分かった。交渉は大詰めにきて難航しているが、閣僚協議が実現すれば大枠合意に向け弾み
がつきそうだ。
時事通信が入手した20日付の書簡によると、マルムストローム氏は、多国間の自由貿易協定(FTA)に
懐疑的なトランプ米大統領の政策などを念頭に、
「不確実な時期にオープンな市場の重要性に関して力強い
シグナルを発する」重要性を説き、
「残された課題は非常に政治的で、解決には政治レベルの直接関与が必
要だ」と強調した。
安倍晋三首相は3月に欧州を訪問する方向で調整しており、同委員はそれまでに閣僚協議を実施し、
「建
設的な解決を探る」ことを提案した。
日本とEUは、昨年末までの大枠合意を目指していたが、欧州産チーズや日本製自動車などの関税分野で、
主張の溝を埋められず交渉は越年。今月17日から20日まで改めて首席交渉官会合を開いたものの、大き
な進展は見られなかった。
一方、ホーガン欧州委員(農業・農村開発担当)は23日の記者会見で、22日にベルリンで日本側の交
渉関係者と接触したことを明らかにした。ホーガン氏はチーズなど農産品をめぐり交渉がこう着状態に陥って
いるとの見方を否定。その上で、合意は日本側の政治的な意志次第だとの見方を示した。
白物家電出荷、3年ぶり増=高機能製品伸びる−16年
日本電機工業会(JEMA)が24日発表した2016年の白物家電国内出荷額は、前年比4.5%増の
2兆3028億円となり、3年ぶりにプラスに転じた。消費者の高機能製品への志向が一段と強まったことが
主因。
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品目別では、エアコンが2.
7%増の6810億円と3年ぶりのプラス。夏場の天候不順の影響を受けたが、
省エネ製品が伸びた。
冷蔵庫は4.
7%増の4273億円、洗濯機は11.4%増の3192億円と、ともに2年ぶりのプラス。JE
MAは「共働き世帯が増え、まとめ買いやまとめ洗いに対応できる大容量製品の販売が拡大した」
(調査統
計課)と分析している。
16年12月の出荷額は、前年同月比3.0%増の2268億円と4カ月連続のプラスとなった。
半導体分社化、調整急ぐ=銀行と再建策協議−東芝
東芝は24日、主力取引銀行の三井住友銀行やみずほ銀行など金融機関と経営再建策の策定に向けた協
議を急いだ。米原発事業の巨額損失で減少する資本を増強するため、優良事業の半導体を分社化し、金融
機関などから出資を仰ぐ方向で調整している。週内にも調整を終え、発表したい考えだ。
出資企業としては、政府系の日本政策投資銀行を含む金融機関のほか、キヤノンなど取引企業、投資フ
ァンドも候補に挙がっている。3月末までに臨時株主総会を開き、決議を得た上で分社化を実施する方向だ。
米原発事業の損失は最大7000億円規模になる可能性があり、東芝の財務内容の大幅な悪化が懸念さ
れている。このため、金融機関は原発を含む本体から分社して切り離す半導体事業への資本支援を検討し
ている。
東芝は半導体以外の分野についても、上場子会社株式など保有する資産や事業の売却を模索している。
ただ、保有株式は簿価を上回る水準で売却できなければ、資本の増強につながらないため、売却先を含め
慎重に検討を続けている。
韓国サムスン電子、10∼12月期の営業益は50%増=過去最高益記録
【ソウル時事】韓国サムスン電子が24日発表した2016年10∼12月期決算(確定値)によると、営業
利益は前年同期比50.16%増の9兆2200億ウォン(約8900億円)だった。売上高は0.03%増の
53兆3300億ウォン(約5兆1600億円)だった。
半導体部門は、半導体価格の上昇や高性能、高容量メモリーの供給拡大などを受けて好調で、営業利益
は、四半期別では過去最高の4兆9500億ウォン(約4800億円)となった。
スマートフォンを含むITモバイル部門は、昨年8月に発売された「ギャラクシーノート7」が発火問題で
生産・販売中止となったにもかかわらず、
「ギャラクシーS7」
「S7エッジ」や中・低価格モデルが堅調で、
2兆5000億ウォン(約2400億円)の営業利益を記録した。
16年通年では営業利益は前年比10.
7%増の29兆2400億ウォン(約2兆8400億円)
。売上高は同
0.6%増の201兆8600億ウォン(約19兆5900億円)だった。
各党、論議本格化へ=安倍首相が衆参議長に論点説明−天皇退位
安倍晋三首相は24日、衆参両院の正副議長と国会内で会談し、天皇陛下の退位に関して政府の有識者
会議が作成した論点整理の内容を説明、国会での意見集約を要請した。議長らは2月中旬以降に各党の見
解を聴取し、3月中旬までに取りまとめる方針で、各党の党内論議が本格化する。
首相は同日の衆院本会議で、
「衆参両院で議長、副議長を中心に各党、各会派からの意見聴取が行われ
ると承知している。それをしっかり受け止め、政府の検討をさらに進めていく」と述べた。政府は5月の大
型連休前後の法案提出を目指す。
これに先立ち、首相は大島理森衆院、伊達忠一参院両議長らと会談。政府の「天皇の公務の負担軽減
等に関する有識者会議」が23日に公表した論点整理を手渡すとともに、
「今後、各党、各会派の議論の参
考にしてもらえればありがたい」と述べ、議論の促進を求めた。
大島氏は「立法府として国民の総意を探るため、3月上中旬をめどに(各党の意見を)取りまとめる」と説
明した上で、
「政府は、その総意を十分に尊重することを強く望む」と伝えた。首相は「自分としてもしっか
りと受け止めてやらなければならない」と応じた。
大島氏らは直ちに8党、2会派の代表者を集め、
首相からの要請を伝達。代表者は25日も国会内に集まり、
菅義偉官房長官から論点整理について説明を聴く。
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今後の焦点は、与野党合意の成否に移る。政府は今の陛下一代限りの退位を認める特例法を検討しており、
有識者会議の論点整理にも、こうした対応が妥当との見解がにじむ。自民、公明両党は特例法を軸に意見
集約を図る見通しだ。これに対し、民進党は皇室典範改正による退位の恒久制度化が望ましいとの見解を
既に取りまとめており、共産、自由、社民各党もほぼ同様の立場だ。
映画興収が過去最高=「君の名は。
」
「シン・ゴジラ」が押し上げ
日本映画製作者連盟(岡田裕介会長)は24日、2016年の映画興行収入が前年比8・5%増の
2355億800万円に達し、10年の2207億3700万円を超える過去最高だったと発表した。現在も続
映中の「君の名は。」
(興収235億6000万円)をはじめとするアニメ作品や興収82億5000万円の「シン・
ゴジラ」の大ヒットが全体の数字を押し上げた。
邦画は42作品が興収10億円を超え、全体でも前年比23・5%増と大幅に上昇。ベスト10のうち6本を
アニメ関連作品が占めた。一方の洋画は「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」が116億3000万円のメガ
ヒットを記録。アニメ作品の「ズートピア」や「ファインディング・ドリー」も50億円を超えたが、全体では
同10・2%減。邦画と洋画のシェアも63・1%対36・9%と大きな差がついた。
入場人員数は同8・1%増の1億8018万9千人で、1974年以来42年ぶりに1億8000万人を超えた。
岡田会長は「テレビが無料の中、有料の映画はやっと生き延びてきたが、ここに来て(有料放送や配信の普
及などで)良いソフトにはお金を払う意識が芽生えてきた。映画界が自信を持てた1年だった」と話した。
興収額のベスト5は次の通り(単位は億円)
〔邦画〕
(1)君の名は。
(235・6)
(2)シン・ゴジラ(82・5)
(3)名探偵コナン 純黒の悪夢(ナ
イトメア)
(63・3)
(4)映画 妖怪ウォッチ エンマ大王と5つの物語だニャン!(55・3)
(5)ONE
PIECE FILM GOLD(51・8)
〔洋画〕
(1)スター・ウォーズ/フォースの覚醒(116・3)
(2)ズートピア(76・3)
(3)ファインディング
・
ドリー(68・3)
(4)ペット(42・4)
(5)オデッセイ(35・4)。
防衛省の通信衛星打ち上げ=北朝鮮ミサイルなど有事対処−H2A32号機で・種子島
自衛隊の部隊運用で使用する防衛省のXバンド通信衛星「きらめき2号」
が24日午後4時44分、鹿児島県・種子島宇宙センターからH2Aロケット
32号機で打ち上げられた。衛星は予定の軌道に投入され、打ち上げは成功
した。防衛省が独自の衛星を打ち上げたのは初めて。
北朝鮮の弾道ミサイル発射情報の伝達や、国連平和維持活動(PKO)な
どに従事する国外派遣部隊の通信能力向上を図る。
防衛省によると、Xバンド通信は気象条件に左右されにくく、高速、大容
量通信に優れる。画像や動画がスムーズに送信でき、有事や災害時に広範
囲に展開する艦艇や部隊間で迅速に情報を共有できることが期待される。
現在、自衛隊の衛星通信は民間の商用衛星「スーパーバード」3基に依存。
うち2基が設計上の寿命を迎えるため、同省が独自の衛星を打ち上げる計画
を進めていた。
同省は当初、1号機の打ち上げを昨年7月に予定していたが、輸送時に損
傷。1号機は18年3∼9月に延期し、2号機を先行させた。3号機は20年
度中の打ち上げを検討している。総額で約2300億円の整備費を見込む。
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マーケット情報
米州通貨クロスレート(時事通信参考値)
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-
USD
EUR
1USD=
113.358
ユーロ
1EUR=
121.712 1.07370
1CNY=
16.5489 0.14599 0.13597
-
CAD
MXN
GTQ
COP
PEN
VEF
BRL
CLP
ARS
0.93136 6.84990 0.80205 1.32640 21.3775 7.51750 2921.10 3.28030 9.97480 3.16260 653.430 15.9220
-
7.35474 0.86116 1.42416 22.9530 8.07154 3136.39 3.52206 10.7099 3.39568 701.588 17.0955
-
141.335 1.24680 1.16122 8.54046
カナダドル 1CAD= 85.4629 0.75392 0.70217
M ペソ
GBP
JST 作成
0.00882 0.00822 0.06043 0.00708 0.01170 0.18858 0.06632 25.7688 0.02894 0.08799 0.02790 5.76430 0.14046
米ドル
人民元
英ポンド 1GBP=
CNY
24日17時
0.11709 0.19364 3.12085 1.09746 426.444 0.47888 1.45620 0.46170 95.3926 2.32441
-
1.65376 26.6535 9.37282 3642.03 4.08988 12.4366 3.94313 814.697 19.8515
5.16428 0.60468
-
1MXN= 5.30268 0.04678 0.04357 0.32043 0.03752 0.06205
16.1169 5.66760 2202.28 2.47309 7.52021 2.38435 492.634 12.0039
-
0.35165 136.644 0.15345 0.46660 0.14794 30.5662 0.74480
388.573 0.43636 1.32688 0.42070 86.9212 2.11799
ケツァル 1GTQ= 15.0792 0.13302 0.12389 0.91119 0.10669 0.17644 2.84370
0.00112 0.00341 0.00108 0.22369 0.00545
C ペソ 1COP= 0.03881 0.00034 0.00032 0.00234 0.00027 0.00045 0.00732 0.00257
ソル
1PEN=
34.5572 0.30485 0.28392 2.08819 0.24451 0.40435 6.51693 2.29171 890.498
-
3.04082 0.96412 199.198 4.85382
ボリバル 1VEF=
11.3644 0.10025 0.09337 0.68672 0.08041 0.13298 2.14315 0.75365 292.848 0.32886
レアル
35.8433 0.31620 0.29449 2.16591 0.25361 0.41940 6.75947 2.37700 923.639 1.03722 3.15399
1BRL=
チリペソ 1CLP=
A ペソ
1ARS=
-
0.31706 65.5081 1.59622
-
206.612 5.03447
0.17348 0.00153 0.00143 0.01048 0.00123 0.00203 0.03272 0.01150 4.47041 0.00502 0.01527 0.00484
-
0.02437
7.11958 0.06281 0.05850 0.43022 0.05037 0.08331 1.34264 0.47215 183.463 0.20602 0.62648 0.19863 41.0394
-
※本表は、インタバンク市場における取引データを基に時事通信が作成した参考値です。内容には正確を期し
ていますが、本レートを利用した取引でお客様に不利益が生じましても、当社は一切の責任を負いかねます。
米ドル/円
ユーロ/米ドル
NY ダウ平均株価
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24 January 2017
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〔ロンドン外為〕円、113円台前半(24日午前9時)
【ロンドン時事】24日朝のロンドン外国為替市場では、米長期金利の上昇を眺めてドルがやや買い戻され、
円相場は1ドル=113円台前半に下落した。午前9時現在は113円20∼30銭と、前日午後4時(112円
90銭∼113円00銭)比30銭の円安・ドル高。
ユーロの対ドル相場は午前9時現在1ユーロ=1.0745∼0755ドル(前日午後4時は1.0745∼
0755ドル)。対円では同121円65∼75銭(121円40∼50銭)。
円相場、113円36∼36銭=24日午後5時現在−東京市場
24日の東京外国為替市場の円相場は、午後5時現在1ドル=113円36∼36銭と、前日(113円47∼
48銭)に比べ11銭の円高・ドル安となった。
米国市場サマリー(23日)
【株式】NYダウ、反落=新政権の保護主義政策を嫌気
ニューヨーク株式相場は、トランプ米大統領が保護主義的な通商政策を推進し始めたことを嫌気して反
落した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前週末終値比27.
40ドル安の1万9799.85ドルで終
了した。ハイテク株中心のナスダック総合指数は同2.39ポイント安の5552.94で終わった。
ニューヨーク証券取引所の出来高は前週末比2億2603万株減の7億5474万株。
【為替】円急伸、112円台後半=米保護主義に警戒感
ニューヨーク外国為替市場では、トランプ米新大統領の保護主義的な政策に警戒感が広がる中、相対的
に安全資産とされる円が一段と買われ、円相場は1ドル=112円台後半に大幅上昇した。午後5時現在は
112円65∼75銭と、前週末同時刻(114円60∼70銭)比1円95銭の円高・ドル安。
ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.
0760∼0770ドル(前週末午後5時は1.0699∼0709
ドル)、対円では同121円27∼37銭(同122円40∼50銭)
。
【債券】長期金利、低下
ニューヨーク金融・債券市場では、トランプ米新政権の保護主義政策に対する警戒感が広がる中、安全
資産とされる米国債が買われ、長期金利は低下した。長期金利の指標である10年物米国債利回りは前週末
引け水準比0.07%ポイント低下の2.
40%。
30年債利回りは0.06%ポイント低下の2.99%、2年債利回りは0.04%ポイント低下の1.15%、
3カ月物TB(財務省証券)利回りは0.0102%ポイント低下の0.
4948%。
【石油先物】WTI、3日ぶり反落
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、米国内での原油生産拡大の動きが主要産油
国による協調減産の効果を弱めるのではないかとの懸念から、3営業日ぶりに反落した。この日から中心限
月に繰り上がった米国産標準油種WTI3月物の清算値は、前週末比0.
47ドル(0.
88%)安の1バレル=
52.
75ドル。4月物の清算値は0.
46ドル安の53.50ドルだった。
【金】続伸=2カ月ぶり高値
ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、ドル安の進行に伴う割安感などから買われ、
続伸した。中心限月2月物の清算値は前営業日比10.
70ドル
(0.89%)高の1オンス=1215.
60ドルと、
2016年11月17日以来約2カ月ぶりの高値を付けた。
金塊現物相場は午後1時55分現在、9.655ドル高の1215.580ドル。
【株価指数先物】日経225先物、大阪引値比25ポイント安
シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)の日経225先物3月きりは週明け23日、240ポイント安の
18895(高値19130、安値18780)だった。23日の大阪引値(18920)比25ポイント安。3月き
りのドル建て清算値は18940だった。
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24 January 2017
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〔中南米外為〕レアル、上伸(23日)
【サンパウロ・ロイターES=時事】週明け23日の中南米外為市場では、ブラジル通貨レアルが上伸し、1
ドル=3.
1678∼1688レアル(前営業日終値は3.
1805∼1825レアル)で引けた。
取引中盤では、取引関係者がトランプ米大統領の保護主義政策に関し、より明確な内容を確認しようとす
る中、中南米の外為相場は総じて堅調となった。メキシコ・ペソは一時2週間ぶりの高値となる1.5%高と
なったが、値を消し、約0.6%高を付けた。
トランプ氏が大統領選挙期間中、北米自由貿易協定(NAFTA)の見直しを公約したが、就任式の演説
では具体的にメキシコについて言及しなかったため、20日のペソ相場は上伸していた。
カナダ・メキシコ・ブラジル主要株価指数(カッコ内は前営業日比)
トロントS&P/TSX指数
メキシコIPC(ボルサ)指数
ブラジルBOVESPA指数
15480.13( -67.75)[ 23日 ]
47116.24( +784.64)[ 23日 ]
65748.62(+1227.44)[ 23日 ]
三菱東京UFJ銀行直物為替公表建値 1/24
(単位円、韓国ウォン・INDONE ルピアは 100 単位あたり)
米ドル
ユーロ
スイスフラン
ノルウェークローネ
豪ドル
中国人民元
マレーシアリンギ
メキシコペソ
インドルピー
KW ディナール
UAE ディルハム
韓国ウォン
フィリピンペソ
チェココルナ
HUNG フォリント
トルコリラ
TTS
113.78
122.85
114.01
13.80
87.54
16.85
--6.29
1.82
378.50
31.44
9.91
2.42
4.61
0.41
32.54
TTB
111.78
119.85
112.21
13.20
83.54
16.25
--4.29
1.52
362.50
30.08
9.51
2.14
4.37
0.37
27.54
A/S
111.59
119.71
112.10
13.17
83.37
----------30.02
-----------
加ドル
英ポンド
デンマーククローネ
SWEDEN クローナ
NZドル
香港ドル
シンガポール$
タイバーツ
パキスタンルピー
サウジリヤル
カタールリヤル
INDONE ルピア
南アフリカランド
露ルーブル
POLAND ズロチ
TTS
86.87
145.31
16.62
13.16
83.65
14.97
80.42
3.28
1.23
30.92
31.71
0.97
9.88
2.15
28.93
TTB
83.67
137.31
16.02
12.36
79.65
14.11
78.76
3.12
0.93
29.32
30.35
0.73
6.88
1.65
26.53
A/S
83.54
137.10
16.00
12.34
79.48
14.08
78.63
3.11
--29.26
-----------
【注】インドルピー 、INDONE ルピア 、 フィリピンペソ 、 パキスタンルピーのTTBは参考相場
東京長期債利回り・債券先物
東京長期国債利回り(24日)=単位%、業者間取引
10年最長期国債 0.050 前営業日 15 時時点のBB基準価格 0.050
東京債券先物(24日)=単位銭、
( )内は前営業日比
3月 15034( -05)
6月 ( --)
9月 ( --)
東京金相場(24日・1グラム)
住友金属鉱山(卸売)4,451 円(前営業日比 27 円安)
徳力本店 (小売)4,807 円(前営業日比 32 円安)
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24 January 2017
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東京株式市況(24日)円高で小幅続落=軟調推移も底堅く
【第1部】外国為替市場での円高進行を嫌気して軟調に推移したが、プラス圏に浮上する場面もあり、底
堅い値動きだった。日経平均株価は前日比103円04銭安の1万8787円99銭、東証株価指数
(TOPIX)
は8.30ポイント安の1506.33と、ともに小幅続落。
銘柄の54%が値下がりし、値上がりは40%。出来高は18億6688万株、売買代金は2兆2757億円。
業種別株価指数(33業種)は銀行業、電気・ガス業、保険業の下落が目立ち、上昇は海運業、卸売業、
鉄鋼など。
個別銘柄では、三菱UFJ、第一生命は下げがきつい。東電力HDが急落し、ファーストリテは下押した。
任天堂は売られた。トヨタが値を下げ、ファナックは小安く、東芝は大幅安。半面、郵船が値を上げた。双
日は小じっかり。大塚HDが急伸し、ソフトバンクG、NTTは小幅高。JFEは強もちあい。キーエンスが
値を飛ばし、日本電産は堅調。
【第2部】弱含み。シャープ、プラズマが売られ、アサヒインテックは小幅安。半面、フュートレック、安
川情報が値を上げた。出来高9905万株。
東証出来高・指数(24日、平均株価単位=円)
第 1 部 第 2 部
指 数 1,506.33( -8.30) 指 数 5,338.57( -15.77)
出来高概算 186,688 万株 出来高概算 9,905 万株
日経平均 18,787.99( -103.04)
LME非鉄相場(23日)
先物 銅:5,795.0 アルミ:1,863.0 亜鉛:2,799.0 ニッケル:9,850.0
現物 銅:5,775.0 アルミ:1,870.0 亜鉛:2,782.0 ニッケル:9,770.0
(注)当日午前の値決め、先物は3カ月もの、単位=1トン当たり/ドル
人事・訃報
サントリービールの新社長に山田氏=水谷社長はサントリー酒類常務に−3月下旬就任
山田 賢治氏(やまだ・けんじ)慶大商卒。84年サントリー(現サントリーホールディングス)入社、ビー
ル事業部営業部長などを経て15年4月サントリーホールディングス執行役員兼サントリー酒類常務。55歳。
甲府市出身。
水谷徹社長はサントリー酒類常務に。3月下旬就任。
サントリー食品インターナショナル人事(3月下旬)
副社長(サントリーホールディングス専務)辻村英雄
小林勝氏死去(元中越パルプ工業社長)
小林 勝氏(こばやし・まさる=元中越パルプ工業社長)18日午後0時43分、肺炎のため自宅で死去、
94歳。葬儀は近親者で済ませた。喪主は妻祐子(ゆうこ)さん。
スポーツ
横綱稀勢の里、25日に誕生=相撲協会理事会で正式決定
大相撲の横綱稀勢の里(30)=本名萩原寛、茨城県出身、田子ノ浦部屋=が25日、正式に誕生する。
国内出身では、1998年夏場所後の横綱3代目若乃花以来、19年ぶりの昇進。横綱は2014年春場所後
に昇進した鶴竜に続く72人目となる。
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24 January 2017
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日本相撲協会は25日午前、春場所(3月12日初日、エディオンアリーナ
大阪)の番付編成会議と臨時理事会を東京・両国国技館で開き、稀勢の里
の横綱昇進を協議。横綱審議委員会は23日に全会一致で推薦の答申を出
しており、順当に昇進が決まる見通し。理事会後、使者が東京都内の会場
に赴き、稀勢の里に伝達する。
稀勢の里は新入幕から73場所を要しており、昭和以降では最も遅い昇
進。茨城県からは1936年春場所後の男女ノ川以来81年ぶり。モンゴル
出身の白鵬、日馬富士、鶴竜と並んで最高位に就き、春場所からは2000
年春場所(曙、貴乃花、若乃花、武蔵丸)以来の4横綱時代を迎える。
藤浪、平田ら8選手追加=抑えに平野、松井裕−侍ジャパン
NPBエンタープライズは24日、3月のワールド・ベースボール・クラシ
ック(WBC)に出場する日本代表「侍ジャパン」の追加選手8人を発表し、
藤浪晋太郎投手(阪神)、平田良介外野手(中日)らが選ばれた。抑えの松
井裕樹(楽天)
、平野佳寿(オリックス)両投手も名を連ねた。
昨年12月に先行発表された大谷翔平投手(日本ハム)らと合わせ、全
28人中の27人が決まった。残り1人は国内球団の野手が選出され、米大リ
ーグ所属選手は青木宣親外野手(アストロズ)だけになる見込み。
投手は大谷、菅野智之(巨人)ら13人、捕手は嶋基宏(楽天)ら3人、内野手は中田翔(日本ハム)、
山田哲人(ヤクルト)ら5人、外野手は筒香嘉智(DeNA)や内川聖一(ソフトバンク)ら6人。
小久保裕紀監督は、
「日に日に緊張感が高まっている。このメンバーをどう使おうかと頭の中がいっぱい」
と話した。
侍ジャパンは2月23日から宮崎県で合宿を行い、強化試合などを経て、3月7日開幕の1次リーグ(東京
ドーム)に臨む。
田沢もWBC出場せず=キャンプ優先、要請辞退
【ニューヨーク時事】米大リーグ、マーリンズの田沢純一投手が3月に行われるワールド・ベースボール・ク
ラシック(WBC)に参加しないことが23日、分かった。関係者が明らかにした。日本代表入りの要請があ
ったが、春季キャンプでの調整を優先させるため断ったという。
田沢は日本のプロを経ずに2009年からレッドソックスでプレー。昨季は53試合に登板して3勝2敗、防
御率4.
17だった。オフにフリーエージェントとなり、マーリンズと2年契約を結んだ。
これまでに日本人大リーガーはヤンキースの田中将大、レンジャーズのダルビッシュ有、カブスの上原浩治
各投手がWBC不参加を表明。日本代表には日本ハムの大谷翔平投手らが既に選ばれ、最終メンバーは日
本時間24日に発表される。
バブリンカ、準決勝へ=穂積、加藤組が4強−全豪テニス
【メルボルン時事】テニスの全豪オープン第9日は24日、メルボルン・パークで行われ、男子シングルス準々
決勝で第4シードのスタン・バブリンカ(スイス)が第12シードのジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)
を7−6、6−4、6−3で下し、2年ぶりに準決勝へ進んだ。
女子シングルス準々決勝では、世界ランキング35位のココ・バンダウェイ(米国)が昨年の全仏オープン
覇者で第7シードのガルビニェ・ムグルサ(スペイン)を6−4、6−0で破り、四大大会で初の4強入り。
第13シードのビーナス・ウィリアムズ(米国)は全豪では14年ぶりの準決勝進出を果たした。
女子ダブルスの穂積絵莉(橋本総業)加藤未唯(佐川印刷)組は、
日本選手同士のペアとしては全豪で初、
四大大会では2002年全仏の杉山愛、藤原里華組以来となる4強入りを決めた。
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24 January 2017
時 事速報
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新聞各紙から
米主要紙の朝刊から(24日付)
〔ニューヨーク・タイムズ〕
▼トランプ米大統領、TPP離脱に署名
▼米医療保険大手エトナの同業買収を阻止=米連邦地裁
東京各紙朝刊(24 日)
【1面トップ】
〔朝日〕退位「一代限り」推奨 有識者会議 法整備明示せず 論点整理公表▽特例法ありき 本質論低
調
〔毎日〕退位「一代限り」促す 有識者会議 論点整理公表 恒久制度 否定意見多く
〔読売〕退位「一代限り」の方向 有識者会議 論点整理を公表
〔日経〕退位「一代限り」に重き 有識者会議が論点整理 恒久制度化も併記
〔産経〕TPP離脱 大統領令署名へ トランプ氏 日本を批判「車売れない」
「規制の75%削減」▽名
指しで一方的主張
〔東京〕
「一代限り」色濃く 天皇退位 有識者会議が論点整理 「恒久化」の課題列挙▽特別法の流れ
変わらず
【共通ニュース】
◆日米関係や退位 論戦 TPP 首相「米に理解促す」
衆院代表質問
◆横綱 稀勢の里 横審 全会一致で推薦 日本出身19年ぶり
◆長時間労働 法改正で是正 有識者案 「36協定」十分機能せず
◆iPS作製 京大がミスか 大学・企業向け 提供一部停止
◆東芝 持ち株会社検討 半導体・原子力を傘下に
◆春闘 トランプ氏の影 車業界警戒 労使に温度差
◆MRJ開発費 1000億円増 三菱重工 納入2020年に延期▽成長戦略に痛手
◆米景気への期待しぼむ 東証、一時250円超下落 保護主義に警戒感
【日経】
◆5四半期ぶり受注増 電子部品 10∼12月 車・中国スマホ向け伸び (1)
◆「残業上限、経営に配慮を」 厚労省検討会 論点整理案を提示 (4)
◆米粉、用途で表示分類 普及へ「菓子」
「パン」
「麺」に 農水省 (4)
◆自動運転 自由に公道実験 特区活用 まず羽田空港周辺 25年の実用化後押し (5)
◆ビットコイン対応店急増 年内にも5倍の2万カ所に 訪日客向けに導入相次ぐ (5)
◆インド・ベトナム進出 日本製紙 外食向け需要狙う (12)
東京各紙夕刊(24 日)
◆米、TPP「永久離脱」
トランプ氏 大統領令に署名▽安倍首相、翻意促す▽日本の経済政策、転換
必至 アベノミクスの柱
◆日本の車貿易「不公平」 トランプ氏 協議要求を示唆▽「関税ないのに」日本側困惑
◆南シナ海、中国けん制 報道官 「一つの国の支配から防衛」
◆トランプ政権、中絶反対 大統領令署名 NGO助成禁止
◆「ドル高、経済に悪影響」
次期財務長官 トランプ氏に配慮か
◆閣僚級就任遅れ 前政権の半数3人
◆退位、議長に論点整理提示 首相 国会の議論本格化
◆大雪300台一時立ち往生 鳥取、自衛隊に災害派遣要請
◆首相「天下り徹底調査」 参院代表質問 蓮舫氏「監視委強化を」
◆前副知事の口利き認める 沖縄県教委 前教育長が証言
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