平成21年度鋳造カレッジ近畿地区 鋳造中核人材育成 鋳鉄コース 募集要項 主催:(社)日本鋳造協会 連携:(社)日本鋳造工学会 受講資格 実務経験5年以上で、素形材センターの鋳造技術研修講座、日本鋳造工学会の技術講習会、 当協会が行っている技術研修会のいずれか受講された方、または、それと同等の知識を持 っている方。 注)当講座は基礎講座ではありません。将来の工場長や経営幹部となる人材の育成を目的としてい ます。 (鋳造技術を理論的に理解し、かつ工場管理が出来る人材の育成) 定 員 受講期間 20名 受 講 料 会員:315,000円 非会員:525,000円 (交通費、宿泊費、昼食費は含まず。消費税込み) 詳細はカリキュラム参照 開校式:平成21年6月5日(金) 講 義:平成21年6月5日(金)~12月5日(土)の内12日間(金・土曜日) インターンシップ:平成22年1月18日(月)~1月23日(土)6日間連続 平成22年1月25日(月)~1月30日(土)6日間連続 の内1日間は工場見学 修了式:平成22年2月13日(土) 申込期間 平成21年3月23日(月)~4月22日(水) 先着順に受け付けます。 なお、定員を超えた場合は、1社1名に制限させて頂く場合があります。 申込方法 平成21年度鋳造カレッジ(鋳造中核人材育成 鋳鉄コース)近畿地区講座申込書に必要 事項をご記入頂き、ご捺印の上、事務局までご郵送ください。 選考後、受講通知(5月18日予定)と請求書をお送りします。 お支払い頂いた受講料は、原則として返却しません。 修了された方には、修了証書を授与します。また、下記の要件を満たした方には、当協会 称号授与 認定「鋳造技士」の認定証を授与します。 講義30コマ中、20コマ以上受講の上、レポートを30コマ分提出し、一定レベルに達した方、 かつインターンシップを全て受講された方。 特 典 授与された称号「鋳造技士」は名刺等の印刷物に使用できます。 「鋳造技士」に認定された方は、当協会機関誌「鋳造ジャーナル」 、日本鋳造工学会機関誌 「鋳造工学」にお名前と写真を掲載します。 そ の 他 宿泊については、事務局までお問い合わせください。 問合わせ 社団法人日本鋳造協会 鋳造カレッジ 事務局 早 川、角田 〒105-0011 東京都港区芝公園三丁目5番8号 機械振興会館5階501号室 TEL:03-3432-2991 FAX:03-3433-7498 E-mail:[email protected] ハヤカワ カク タ 近畿地区 講義カリキュラム 開催日程:平成21年6月5日(金)~12月5日(土)の12日間 開催場所:株式会社クボタ教育センター2階研修室(兵庫県尼崎市浜1-1-1) コマ № 日 程 時 間 科 目 ・ 内 容 講師(予定) 10:00~12:00 開校式・オリエンテーション 13:00~15:00 鋳造凝固理論(鋳造技術史含む) 中村幸吉(近畿大学) 2 15:15~17:15 鋳鉄鋳造概論(製造ライン、溶解理論等含む) 米田博幸(近畿大学) 3 10:00~12:00 状態図の基礎 小西邦彦(小西技術士事務所) 13:00~15:00 状態図と組織(Fe-C 系状態図と組織) 小西邦彦(小西技術士事務所) 15:15~17:15 量産小物鋳鉄鋳物を中心とした鋳鉄の材質と用途 米田博幸(近畿大学) 13:00~15:00 量産小物鋳鉄鋳物を中心とした鋳鉄の製造プロセス、鋳造方案、溶湯処理 植村和典(㈱大銑産業) 15:15~17:15 大物鋳鉄鋳物を中心とした鋳鉄の製造プロセス、材質と用途、鋳造方案、溶湯 処理 小西邦彦(小西技術士事務所) 10:00~12:00 鋳型用材料および鋳物砂試験法 易 宏治(山川産業㈱) 13:00~15:00 生型鋳型:生型特性、生型砂管理、生型に起因する不良対策 易 宏治(山川産業㈱) 15:15~17:15 ケーススタディ(1)(特性要因図と事例から学ぶ鋳造欠陥への対処法) 木口昭二(近畿大学) 13:00~15:00 特殊鋳鉄鋳物(合金鋳鉄)の材質、用途、製造法(合金元素の影響含む) 米田博幸(近畿大学) 12 15:15~17:15 ケーススタディ(2)(鋳鉄の溶湯性状に及ぼす微量不純物元素の影響) 米田博幸(近畿大学) 13 10:00~12:00 造型ラインの管理、型砂再利用(後処理含む) 黒川 豊(㈱ツチヨシ産業) 13:00~15:00 自硬性鋳型:造型法、鋳造方案と不良対策 黒川 豊(㈱ツチヨシ産業) 15:15~17:15 ケーススタディ(3)(鋳物砂の管理、鋳物砂による鋳造欠陥) 黒川 豊(㈱ツチヨシ産業) 13:00~15:00 特殊鋳造法(消失模型鋳造法、遠心鋳造法、鋳鉄の複合化、鋳ぐるみ等) 谷 義紀(㈱クボタ) 17 15:15~17:15 CAD/CAMを利用した模型製作 野村寛夫(㈱アイテック) 18 10:00~12:00 鋳鋼概論 松井正毅(松井技術士事務所) 13:00~15:00 鉄系鋳物の熱処理 辻川正人(大阪府立大学) 15:15~17:15 ISO(JIS)に準拠した鋳鉄の品質保証 辻川正人(大阪府立大学) 13:00~15:00 銅合金鋳物概論 小林 武(関西大学) 15:15~17:15 アルミニウム合金鋳物・ダイカスト概論 西村 章(東大阪市中小企業振 興会) 10:00~12:00 マグネシウム合金鋳物・ダイカスト概論 淺野和典(近畿大学) 13:00~15:00 これからの鋳物ビジョン(1)-日本鋳造工学会将来ビジョン- 木口昭二(近畿大学) 15:15~17:15 これからの鋳物ビジョン(2)-これからの鋳物技術- 小林 武(関西大学) 13:00~15:00 工場管理概論、生産、工程管理(JIT) 長坂悦敬(甲南大学) 27 15:15~17:15 原価管理、原価低減活動 長坂悦敬(甲南大学) 28 10:00~12:00 ケーススタディ(4)(管理関係) 松井正毅(松井技術士事務所) 13:00~15:00 品質管理、TQC、検査法(鋳鉄の検査法) 中村隆広(㈱クボタ教育センター) 15:15~17:15 安全・衛生管理、環境管理、省エネルギー 谷 義紀(㈱クボタ) 1 4 6月 5日(金) 6月 6日(土) 5 6 7 7 月10 日(金) 8 9 7 月11 日(土) 10 11 9 月 4 日(金) 14 9 月 5 日(土) 15 16 10月 9日(金) 19 10月10日(土) 20 21 22 11月20日(金) 23 24 11月21日(土) 25 26 12 月 4 日(金) 29 30 12 月 5 日(土) 近畿地区 講義内容 コマ No. 1 2 内容、到達目標 講師(予定) 鋳造凝固理論(鋳造技術史 鋳造技術史、 含む) 凝固、偏析、核 生成、溶湯流動、凝固 組織 鋳造に関わる技術の歴史を概観し、溶湯の鋳 型充てんから凝固完了までに問題となる、 種々の要因、機構を述べ、それらと鋳物性状 との関連の理解と問題因子追及力の向上を図 る。 中村幸吉 鋳鉄鋳造概論(製造ライン、 溶解理論等含む) 鋳鉄溶解、キュポラ、 電気炉、各種炉内反 応、微量元素 鋳鉄溶解の主力である、キュポラと誘導電気 炉による溶解の原理・方法を述べる。加熱、精 錬、各種反応と除去プロセスの基礎、溶解効 率などについて理解を深める 合金状態図、二元お よび多元系、平衡、凝 固点、相変態 平衡状態図とは何か、熱力学との関係、相律 とこの法則について平易に述べる。共晶反 応、凝固による相変態などについて理解を深 め、状態図からの情報収集力を高める。 講義項目 状態図の基礎 3 4 5 6 7 状態図と組織(Fe-C 系状態 図と組織) 量産小物鋳鉄鋳物を中心と した鋳鉄の材質と用途 量産小物鋳鉄鋳物を中心と した鋳鉄の製造プロセス、 鋳造方案、溶湯処理 キーワード Fe-C系、共晶と共析、 黒鉛、レデブライト、組 織と特性 (近畿大学) 小西邦彦 (小西技術士 事務所) (小西技術士 量産鋳物、鋳鉄、自動 車鋳物、特性、欠陥、 用途 量産鋳物、特に自動車用鋳鉄の欠陥、材質、 機能について学ぶ。用途および軽量化に対し て要求される材質条件の理解を深め、製造方 法との関連について考察力を高める。 米田博幸 量産鋳物、鋳鉄、鋳造 プロセス、鋳造方案、 自動車鋳物 量産鋳物、特に自動車用鋳鉄について鋳造プ ロセス、鋳造方案について述べる。製品不具 合、欠陥発生に対し、いかに方案が重要か認 識を深め、プロセス因子追求能力を高める。 (㈱大銑産 小西邦彦 (小西技術士 事務所) 大物鋳鉄、船舶用鋳 物、鋳造法、特性、欠 陥、用途、 船舶、発電用などに多用される大物鋳物につ いて鋳造法、欠陥、特性、用途などについて 述べる。熱処理、材料組織、欠陥修復技術な どについて理解を深める。 鋳型用材料および鋳物砂試 験法 鋳物砂、鋳型、特性、 試験方法 鋳型に必要な砂特性を知り、その測定法への 理解を深めると同時に、必要な管理幅につい て学ぶ。砂管理と鋳型性状との関連について の知識を得、砂起因鋳造欠陥の考察力を高め る。 8 9 米田博幸 Fe-C 系状態図の見方、凝固中に生ずる種々 の組織と特性について安定系と準安定系の場 合について述べる。デンドライト、等軸晶など 組織形成と材料特性への理解を高める。 大物鋳鉄鋳物を中心とした 鋳鉄の製造プロセス、材質 と用途、鋳造方案、溶湯処 理 生型鋳型:生型特性、生型 砂管理、生型に起因する不 良対策 (近畿大学) 生型、中子、生型特 性、生型砂管理、鋳造 欠陥 自動車鋳物製造に用いられる主力鋳型である 生型について述べる。主型と中子、生型砂の 特性と管理、鋳造欠陥との関連など基本事項 を学ぶ。合理的造型法への因子を理解し、問 題解決力を養う。 小西邦彦 事務所) (近畿大学) 植村和典 業) 易 宏治 (山川産業㈱) 易 宏治 (山川産業㈱) 10 ケーススタディ(1)(特性要 因図と事例から学ぶ鋳造欠 陥への対処法) 鋳造欠陥、要因解析、 特性要因図 11 特殊鋳鉄鋳物(合金鋳鉄)の 材質、用途、製造法(合金元 素の影響含む) 合金元素、クロム鋳 鉄、オーステナイト鋳 鉄、ニハード鋳鉄 ねずみ鋳鉄以外の合金元素を含む鋳鉄の機 能、組織、製造方法を述べる。機械的性質、耐 食性、耐熱性などへの合金元素の影響と黒鉛 化傾向との関連について理解を深める。 12 ケーススタディ(2)(鋳鉄の 溶湯性状に及ぼす微量不純 物元素の影響) 銑鉄、鋼屑、黒鉛球状 化剤、接種剤、微量不 純物元素、溶湯性状、 黒鉛及び基地組織 鋳鉄の原料地金に含有する微量不純物元素 の種類と特性について述べ、具体例により組 織や材質に与える影響を理解する。 また鋳鉄溶湯中の不純物元素の除去方法と 返り材としてのリサイクルを考える。 造型ライン、造型機、 砂回収システム、砂再 利用、型砂冷却 自動車鋳物など量産ラインで用いられてい る、造型ラインについて工程や装置の説明を 中心として述べる。造型機構、砂回収方法と冷 却、砂再利用、新砂と微粉処理などについて 理解を深める。 造型ラインの管理、型砂再 利用(後処理含む) 13 16 (近畿大学) 米田博幸 (近畿大学) 米田博幸 (近畿大学) 黒川 豊 (㈱ツチヨシ 産業) 自硬性鋳型、シェル 型、熱硬化性、粘結 剤、硬化反応、不良対 策 各種自硬性鋳型及びシェル鋳型について、粘 黒川 豊 結剤などの分類及び管理値を述べる。さらに、 これら鋳型に起因する不良対策について述べ (㈱ツチヨシ 産業) る。 ケーススタディ(3)(鋳物砂 の管理、鋳物砂による鋳造 欠陥) 鋳物砂管理、鋳造欠 陥、不良対策、走査型 電子顕微鏡 鋳型に関連する鋳造欠陥全般について、その 発生メカニズムと走査型電子顕微鏡を用いた 分析事例を述べる。また、ケーススタディとし て分析及び対策事例を紹介する。 特殊鋳造法(消失模型鋳造 法、遠心鋳造法、鋳鉄の複 合化、鋳ぐるみ等) CAD/CAM を利用した模型 製作 17 鋳鋼概論 18 鉄系鋳物の熱処理 19 木口昭二 自硬性鋳型:造型法、鋳造 方案と不良対策 14 15 「鋳造欠陥集」を教材として、欠陥の発生原因 とその対策について学習する。特に、特性要 因図への理解を深め、恒久的な欠陥対策を目 指す。 精密鋳造法、消失模 型鋳造法、V プロセ ス、遠心鋳造法、複合 化、機能化鋳鉄、模型 材料 生型・自硬性型鋳造法以外の特殊な鋳造法を 取り上げ、鋳造原理、鋳造材料、設備の特徴、 生産性等について述べる。また、その特徴を 活かした鋳造製品への適用例と鋳鉄の高機 能化について紹介する。 CAD、CAM、工程合理 化、コンピュータ設 計、自動化 鋳造に用いる模型の設計・製作に当たり、CA D、CAM導入の考え方、条件、模型製作工数 の減少、寸法精度アップなど、導入のメリットと 問題点について述べ理解の向上を図る。 鋳鋼、JIS 分類、 材料特性、用途、 熱処理、組織 破損事例 鋳鉄技術者のための鋳鋼概論と位置づけ、鋳 鋼の JIS 分類や用途、製造法などを鋳鉄と比 較しつつ説明する。熱処理と溶接についても 概説し、破損事例などにも言及する。 熱処理、黒鉛化、 パーライト、 組織形成、 オーステンパ処理 鋳物特性を十分に発揮するための熱処理法 を説明する。特に各種黒鉛組織の形成、基地 組織の改良、残留応力の低減との関連を理解 し、材料に応じた熱処理法の考察力を養う。 黒川 豊 (㈱ツチヨシ 産業) 谷 義紀 (㈱クボタ) 野村寛夫 (㈱アイテッ ク) 松井正毅 (松井技術士 事務所) 辻川正人 (大阪府立大 学) ISO(JIS)に準拠した鋳鉄の 品質保証 製品品質は原材料、使用機械、作業方法、作 業者の要因で変わる。変動要因は多岐にわた るが、その中で、ISO、JIS の規格を満足し、品 質均一化と向上を図るポイントを述べる。 (大阪府立大 銅合金溶湯の脱酸処 理、鉛フリー青銅、 WEEE&RoHS、 青銅の耐圧性、 環境と人体に優しい銅合金鋳物の基礎につい て述べる。すなわち、鋳造用銅合金の脱酸処 理など基本的な溶湯処理ならびに鉛フリー銅 合金の製造方法などについて修得する。 小林 武 アルミニウム合金鋳 物、ダイカスト、材質、 製造プロセス、高品質 化 Al 合金鋳物と Al 合金ダイカストについて、プロ セス全般、材料の特性について述べる。ま た、高品質化を目指したプロセスの改良・開発 の概略について紹介する。 (東大阪市中 ダイカスト、マグネシ ウム合金、金型、後加 工 輸送機器や先端機器に適用事例の多い Mg 合 金のダイカストについて概略紹介する。Mg 合 金の取り扱い、Mg合金の材質などについて理 解を深める。 淺野和典 これからの鋳物ビジョン(1) -日本鋳造工学会将来 ビジョン- 我が国の鋳造技術の あるべき姿、国際競争 力向上、研究開発、人 材育成 我が国鋳造技術のあるべき姿を描いた「日本 鋳造工学会将来ビジョン 2008」の概要につい て述べる。 これからの鋳物ビジョン(2) ―これからの鋳物技術― 寸方・精度の向上、鋳 物の機能性の付加・ 向上、鋳物の複合化、 工程数の削減、 RP&CAE これからの鋳造技術には、今まで以上の付加 価値を積み上げた鋳物が要求されるものと考 えられる。この要求に応えられるような「これ からの鋳物技術」について理解力を高める。 生産管理、工程管理、 全体最適化 鋳物工場の経営管理についての基本的な考 え方、生産管理および工程管理についての理 論、技法を紹介し、各論および全体最適化の ためのアプローチについて理解を深める。 20 銅合金鋳物概論 21 アルミニウム合金鋳物・ダイ カスト概論 22 マグネシウム合金鋳物・ダ イカスト概論 23 24 25 工場管理概論、生産、工程 管理(JIT) ISO(国際標準規格)、 JIS(日本工業規格)、 品質保証 26 原価管理、原価低減活動 27 ケーススタディ(3) (管理関係) 28 品質管理、TQC、検査法 (鋳鉄の検査法) 29 30 安全、衛生管理、環境管理、 省エネルギー 標準原価計算、原価 差異分析、原価低減 活動 原価の意味、原価管理の目的を紹介し、標準 原価計算や原価差異分析などの原価管理の 手法を説明する。さらに、原価低減活動の進 め方について理解を深める。 価格、固定費、変動 費、限界利益、 管理会計、損益分岐 点、財務諸表 利益をどう高めるかを、固定費、変動費、限界 利益、損益分岐点等の考え方を通じ学ぶ。そ の考え方を使って事例により安値受注の可否 や、不良の利益への影響を検討する。また価 格の重要性の認識を深める。 QAツール、トップマネ ージメント、見える化、 5 ゲン、CSR、情報の 共有化、変化点管理、 PDCA、ISO 経験産業と言われる鋳物の製品を品質保証し ていく上での仕組み、標準化、数値化、QAツ ールの使い方、非破壊検査法、真の原因追 究、再発防止について、考え方と実践の方法 について理解する。 CSR、安衛法、リスク アセスメント、派遣法、 3管理、廃掃法、 MSDS、COP3 関係法令の解釈と事業者及び管理監督者の 責任を理解し、安全で働きやすい職場の実現 と地域との共生に向けた活動の具体例などを 学ぶ。 辻川正人 学) (関西大学) 西村 章 小企業振興 会) (近畿大学) 木口昭二 (近畿大学) 小林 武 (関西大学) 長坂悦敬 (甲南大学) 長坂悦敬 (甲南大学) 松井正毅 (松井技術士 事務所) 中村隆広 (㈱クボタ教 育センター) 谷 義紀 (㈱クボタ) 近畿地区 インターンシップ A班:平成 22 年 1 月 18 日(月)~ 23 日(土) B班:1 月 25 日(月)~ 30 日(土) 各6日間、受講生各班10名 日 程 内 容 AM 1日目 PM AM 2日目 PM AM 3日目 PM AM 4日目 PM 01)オリエンテーション・安全教育 ・インターンシップの進め方と学習内容の説明 ・安全教育(確認書への署名) 02)鋳物砂の性状と砂試験 ・鋳造品質と関連付けた砂試験法の解説 ・サンプルによる鋳物砂の性状の観察 03)鋳型(実験用)の造型 ・砂・バインダーの配合と鋳物砂の混練 ・実験試料採取用鋳型の造型 04)炉前試験と試験片の鋳込み ・炉前試験、成分調整、接種効果の解説 ・実験試料採取用鋳型への鋳込み 05)主型・中子の造型 ・中子の造型と塗型 ・現型による主型の造型と湯口系の成形 ・中子のセットと被せ前 06)チル試験片等の評価 ・板チル、クサビチル試験片の評価 ・熱分析(冷却曲線)の解説 07)配合計算・溶解作業・鋳込み ・原材料・副資材の成分と配合計算 ・原材料の秤量から出湯までの操炉 ・電気誘導炉の特性について ・炉前試験、成分調整、鋳込み 08)特性要因図と品質対処法 ・現物確認から欠陥要因を推定する ・特性要因図の作成、対策立案、結果照合 09)型バラシ・鋳仕上げ・外観検査 ・型バラシ、湯口・湯道の分離 ・鋳仕上げ(研掃)と外観検査・方案の評価 ・カラーチェックによる欠陥判定 10)組織観察・硬度試験用試料の作製 ・組織観察用試料の作製 ・バフ研磨とエッチング 11)金属組織の観察 ・顕微鏡による組織観察と画像撮影 ・球状化処理・熱処理等による組織変化の観察 12)鋳鉄の材料試験 ・引張・衝撃・硬度試験法と機器の解説 ・硬度測定の実習 担 当 場 所 谷(クボタ) 中村(クボタ教育) クボタものづくり 実習室 <補助> 京久野(クボタ教育) 米田(近畿大) クボタ鋳物道場 <補助> 北村(クボタ教育) 京久野(クボタ教育) クボタ鋳物道場 蘭(クボタ教育) 小西(小西技術士事 務所) 谷(クボタ) <補助> 北村(クボタ教育) 京久野(クボタ教育) クボタ鋳物道場 辻川(大府大) 小西(小西技術士事 務所) <補助> 北村(クボタ教育) クボタものづくり 実習室 AM 5日目 PM この間 1日 13)鋳物砂と専門的な砂試験 ・講座「最新の鋳物砂概論」の復習 ・JIS Z 2601 に基づく一般的な砂試験 ・砂のSEM観察、蛍光X線分析など 14)まとめ ・実習全般に亘るグループ討議 ・討議結果の相互発表と質疑応答 ・アンケート調査、閉講のあいさつ ◇工場見学 ・生型造型ラインと量産鋳物の検査 ・特殊鋳造ラインと成分分析の実際 易(山川産業) 山川産業㈱ 米田(近畿大) 小西(小西技術士事 クボタものづくり 実習室 務所) 谷(クボタ) 見学先は未定。 近畿地区 講義・インターンシップ開催場所 ●(株)クボタ教育センター クボタものづくり実習室 クボタ鋳物道場 〒661-8567 兵庫県尼崎市浜1-1-1 TEL:06-6470-5960 FAX:06-6470-5966 交通手段 JR尼崎駅北口より徒歩約10分 ● 山川産業(株) 管理センター 〒660-0805 兵庫県尼崎市西長洲町1-3-27 TEL:06-4868-1560 FAX:06-4868-1561 交通手段 JR尼崎駅南口より徒歩約15分 山川産業(株) 中小企業緊急雇用安定助成金をご活用ください 雇用調整助成金制度を見直し、中小企業を対象に中小企業緊急雇用安定助成金制度が平成20年12月1日 創設されました。(平成20年12月から当面の間の措置となります。) 世界的な金融危機や景気の変動などの経済上の理由による企業収益の悪化から生産量が減少し、事業活 動の縮小を余儀なくされた中小企業事業主が、その雇用する労働者を一時的に休業、教育訓練又は出向をさ せた場合に、休業、教育訓練又は出向に係る手当若しくは賃金等の一部を助成します。 【主な受給の要件】 (1)[1]最近3ヶ月の売上高又は生産量等がその直前3ヶ月又は前年同期比で減少していること。 [2]前期決算等の経常利益が赤字であること(生産量が5%以上減少している場合は不要。) (2)従業員の全一日の休業または事業所全員一斉の短時間休業を行うこと。 (平成21年2月6日から当面の期間にあっては、当該事業所における対象被保険者等毎に1時間以上行わ れる休業(特例短時間休業)についても助成の対象となります。) (3)3ヶ月以上1年以内の出向を行うこと 【受給額】 ○休業等 休業手当相当額の4/5(上限あり) 支給限度日数:3年間で300日(最初の1年間で200日分まで) 教育訓練を行う場合は上記の金額に1人1日6,000円を加算 ○出向 出向元で負担した賃金の4/5(上限あり) なお、大企業向けの雇用調整助成金は、要件、受給額が中小企業雇用安定助成金と下記の点他が異なりま す。 【主な受給の要件】 (1)最近3ヶ月間の売上高又は生産量等がその直前3ヶ月間又は前年同期比で5%以上減少していること。 【受給額】 ○休業等 休業手当相当額の2/3(上限あり) 教育訓練を行う場合は上記の金額に1人1日1,200円を加算 ●詳しくは、下記HPのパンフレット及び最寄りのハローワークにお問い合わせ下さい。 http://www.mhlw.go.jp/general/seido/josei/kyufukin/pdf/koyouiji.pdf 人材投資促進税制をご活用ください 平成20年度より改正され、21年度も引き続き延長となる予定です。 ○中小企業者等は、平成20年4月1日から平成21年3月31日までの間に開始する事業年度において支出 する教育訓練費の総額の8~12%相当額を法人税額(個人事業者は所得税額)から税額控除できます。 ○「労務費のうちどれだけ教育訓練費に支出したか」によって、本制度の利用可否及び税額控除額が変わりま す。 改 正 <教育訓練費の増減に関わらず 税制利用可能> ★税額控除率の計算式 控除率(%)=8%+ 教育訓練費 -0.15% × 40 労働費用 (※)労働費用:給与、法定福利費、教育訓練費 (参考)一人当たり労働費用を450万円とすると、その 0.15%相当額は 6,750 円。従業員数が10人の場合、総額 67,500 円以 上支出すれば減税対象となる。(※従業員30~99人規模の企業の一人当たり労働費用の平均額は 4,509,424 円 (厚生労働省「就労条件総合調査」)) ●詳しくは、中小企業庁のホームページ(http://www.chusho.meti.go.jp/zaimu/zeisei/2008/080826jinzai_zeisei.htm)をご覧ください。 キャリア形成促進助成金をご活用ください 本助成金は、労働者のキャリア形成を効果的に促進するため、職業訓練等を段階的かつ体系的に実施する事業主等 に対して助成する制度で、訓練等支援給付金があります。 次のいずれにも該当する事業主(有期実習型訓練に対する助成の場合は、(2)(3)(4)を除く。)であって、あらかじめ、独立 行政法人雇用・能力開発機構(以下「機構」といいます。)都道府県センターの受給資格認定を受けていることが必要です。 (1)雇用保険の適用事業所の事業主であること。 (2)職業能力開発推進者を選任し、都道府県職業能力開発協会に選任届を提出していること。 (3)労働組合等の意見を聴いて事業内職業能力開発計画(※1)を作成していること。 (4)事業内職業能力開発計画に基づく年間職業能力開発計画(※2)を作成している事業主であって、当該計画の内容を その雇用する労働者に対して周知していること。 (5)労働保険料を過去2年間を超えて滞納していないこと。 (6)過去3年間に雇用保険二事業に係るいずれの助成金についても不正受給を行ったことがないこと。 (7)訓練を受けさせる期間において、所定労働時間労働した場合に支払われる通常の賃金を支払っていること。 ※1 事業内能力開発計画 職業能力開発促進法第11条第1項に基づいて、事業主が、その雇用する労働者に係る職業能力の開発及び向上 を段階的かつ体系的に行い、職業生活設計に即した自発的な職業能力の開発及び向上を促進するために作成す る計画 ※2 年間職業能力開発計画 事業内職業能力開発計画に基づいて訓練、職業能力開発のための休暇、職業能力の評価、キャリア・コンサルティ ング、その他の職業能力開発に関する計画であって、1年毎に定めるもの 1.訓練等支援給付金 専門的な訓練の実施に対する助成(対象職業訓練)〔対象:中小企業〕 その雇用する労働者に、専門的な知識・技能を追加して習得させることを内容とする職業訓練等又は新たに職業に 必要な知識・技能を習得させることを内容とする職業訓練等を受けさせる事業主に助成します。 1)助成対象となる訓練形態 ・OFF-JT(※3)により実施 (事業主が自ら企画し実施する訓練又は教育訓練機関で実施される訓練) ・訓練時間が10時間以上 2)対象者 雇用保険の被保険者 3)支給額 ・訓練実施に要した経費の1/2 (訓練を実施するための設備・会場の借上げ料、教科書代・教材費、部外講師の謝金、教育訓練機関に支払う 入学料及び受講料) ・訓練実施時間に応じて支払った賃金の1/2 ※3 生産ライン又は就労の場における通常の生産活動と区別して業務の遂行の過程外で行われる訓練をいいます。 2.助成金を受給するための留意点 1).本助成金には、支給額の制限が設けられています。申請額よりも、受給できる額が少ないことがあります。 2)各給付金には、支給要件が定められています。機構が定める要件に合致していない場合は、助成金を支給できま せん。 3)助成金は国の財源によるものです。不正に助成金の支給を受けた場合には助成金の返還を求め、関係機関へ通知 します。助成金の適正な活用をお願いいたします。 ●詳しくは、雇用・能力開発機構のホームページをご覧ください (http://www.ehdo.go.jp/gyomu/f-3-b.html) 社団法人 日本鋳造協会 Japan Foundry Society, Inc.(JFSinc) 〒105-0011 東京都港区芝公園三丁目5番8号 機械振興会館5階501号室 TEL:03-3432-2991 FAX:03-3433-7498 URL:http://www.foundry.jp E-mail:[email protected] <最寄り駅> ●地下鉄:東京メトロ日比谷線神谷町駅1番出口より徒歩8分 都営三田線御成門駅A1出口より徒歩10分 都営大江戸線赤羽橋駅赤羽橋口出口より徒歩12分 都営浅草線・大江戸線大門駅A6出口より徒歩15分 ●J R:山手線・京浜東北線浜松町駅北口より徒歩20分
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