―第7日目― すべてを新しくされる命の風 1月4日 午後7時 小金井聖公会 (多摩グループ) 教育・奉仕ワーキンググループ 前 奏 入堂聖歌 「世のはじめ、 鳥のように」 (アイオナ共同体) 一同立つ。聖歌隊のみが歌う。 1 世のはじめ 鳥のように つばさ広げ 翔てゆく すべてのもの 造られるのを 歌いながら待つ聖霊 2 大空を自由に翔て 望むところに降りたち すべてのもの 母のように 養い育てる聖霊 3 炎散らし 激しく踊り 見る者を驚かせて 心ひらき 求める者を 自由へみちびく聖霊 4 今ここに与えられる 永遠の愛、 聖霊 無感動、 無関心 越え 愛に生きさせてくださる 旧約聖書で聖霊を現す言葉ルーアッハは女性名詞です。 この歌で は、 創世記1章や詩編139編で語られる、 聖書の創造的な、 命をうみ だす働きがモチーフになっています。原詩では聖霊を表す代名詞に Sheが当てられおり、 その特徴をうまく伝えています。 さらに聖霊は、 無感動や無関心を克服する情熱的な神の働き、 そして私たちの応 答を求める働きへと広がっていきます。 -128- -129- 招きの言葉 「『あなたがたは新たに生まれねばならない』 とあなたに言ったことに、 驚いてはならない。風は思いのままに吹く。あなたはその音を聞いて も、 それがどこから来て、 どこへ行くかを知らない。霊から生まれた者 も皆そのとおりである。」 (ヨハネ3 : 7、 8) 聖歌「あなたのいきを」 典礼聖歌・詩篇第104編 答唱部分を全員で歌います 答唱 1 神よ あなたの ちか ら が せかいに くまなくてり 7 神よ あなたは 造ら れ た この世界の すべての も の を→ 10 あなたの息が 送られ れ ば 11 神よ あなたに栄光と →1 天には光が →7 あなたのちえは さ んび みちあふ れ すぐ れ は え て→ かれらは 生きたものと な る→ あなたのわざは 偉大な も の 地には水が流れ うる お す 地は あなたのわざで満 ち る →10 神よ あなたは愛の い き で すべてを造り →11 生きるかぎり わたしは歌 う あなたはわたしの神世界の 神 -130- 生かさ れ る 聖 書 エゼキエル書 18章30∼32節 司式者 聖書のみ言葉を聞きましょう 一同、 着席する。 それゆえ、 イスラエルの家よ。 わたしはお前たちひとりひとりをその道 30 に従って裁く、 と主なる神は言われる。悔い改めて、 お前たちのすべ ての背きから立ち帰れ。罪がお前たちをつまずかせないようにせよ。 お前たちが犯したあらゆる背きを投げ捨てて、 新しい心と新しい霊 31 を造り出せ。 イスラエルの家よ、 どうしてお前たちは死んでよいだろう か。32わたしはだれの死をも喜ばない。 お前たちは立ち帰って、 生きよ」 と主なる神は言われる。 証言 『戦争のない時に生まれたかった』 元ひめゆり部隊員 宮良ルリ氏の証言 正義と平和パンフレット2より 朗読 向田敬子氏(聖パトリック教会) 証言の後、 しばらくの間沈黙します 愛 餐 ホールに会場を移します。宮良ルリ氏の証言の感想やそれぞれの平 和についての思いを、 ご一緒に食事をしながら分かち合いましょう。 食事の後、 もう一度礼拝堂に移動します。 -131- 平和のリタニー (代祷) 『月桃』 (映画「月桃の花」の主題歌) 1節 げ っ と ー ゆ れ て は ー な ーさ け ば な つ 6 の た よ ぜ み ど り り は み な み か 9 は も え る う ー り ず ん 13 の ふ る さ と ー の な つ ー 司式者 全能の神、 全世界の主よ、 地上の平和のために祈る主の 民の叫びをお聞きください 会衆 主よ、 お聞きください 司式者 わたしたちの心をやわらげ、 わたしたちの思いを教え導き、 主の愛の炎でわたしたちの霊を燃えたたせてください 会衆 主よ、 お聞きください 司式者 み子のみ姿が変わられたように、 この世が変わるときに、 あな たの平和の道具にしてください 会衆 主よ、 お聞きください -132- 『月桃』 2節 げ っ と ー し ろ い は な の ー か ん ざし む ら 6 の は ず に て ー に れ の い し が き 9 と る ひ と い ま は い な 13 い ふ る さ と ー の な つ ー 司式者 天の父よ、 わたしたちが神とみ子の戒めに背いたすべての 時を 会衆 主よ、 お赦しください 司式者 自分たちのことばかりを考え、 隣り人のことを思わなかったこ とを 会衆 主よ、 お赦しください 司式者 主のみ国における霊の祝福を得ることよりも、 武力と権力の ために熱心であったことを 会衆 主よ、 お赦しください -133- 『月桃』 3節 ま ぶ に の お か の い の り のう た に な つ 6 の ま ひ ら ち か い る は あ お い そ 9 の こ と ば い ま も あ ら 13 たな ふ る さ と ー の な つ ー 司式者 恵みの主よ、 わたしたちが求めるとき、 憐れみをお与えください。 わたしたちの国が戦いの道から平和の道へと歩み出すた めに、 会衆 主よ、力をお与えください 司式者 あなたの民が飢えているときに、 自分たちの富を武器に費 やしていることをから、 主に立ち帰るために 会衆 主よ、力をお与えください 司式者 あなたの造られたこの尊い大地を破壊する、 すべての武器 を見過ごしにしていることから、 主に立ち帰るために -134- 会衆 主よ、力をお与えください 司式者 主により頼み、 永遠のいのちの福音に力を得ることよりも、 友 人から同意されない不安、 戦いや征服への恐怖にとらわれ ていることをから、 主に立ち帰るために 会衆 主よ、力をお与えください 『月桃』 4節 う み は ま ぶ し い きゃ ん の みさ き に よ せ 6 く る な ど か わ る み は か わ ら ね 9 は て な い う き よ の な 13 さけ ふ る さ と ー の な つ ー 司式者 わたしたちは、 すべての国の指導者が戦いに背を向け、 平 和が世界中に広がっていくことを望むように祈ります 会衆 主よ、 お聞きください 司式者 わたしたちは、 世界中の兄弟姉妹がそれぞれの地におい て、 み国の実現のために、 み力を受けることができるように祈 -135- ります 会衆 主よ、 お聞きください 司式者 あなたがわたしたちを、 正義と平和の道に導いてくださいま すように祈ります 一同 主イエス・キリストのみ名によってアーメン 『月桃』 5, 6節 ろ か く お が れ つ に じゅ う よ か お れ さ げ ん っ に と ちま た ず ーの は な げ っ と わ 6 と に う さ の く や ろ な か が い わ ら は な み の ち は り な ま ご し こ 9 な が ぬ い い け の ち む か り た わ ら な ぬ び こ 13 く ころ ふ ふ 特 祷 る る さ さ と と ー の ー の な つ な つ ー a (ミレニアム・ノヴェナ特祷) 一同、 着席する。 司式者 祈りましょう 限りない愛によってこの世界のすべてを創造された全能の神よ、 あな -136- たは地の民を深く憐れみ、 平和のおとづれ告げ知らせるため、 御子を お遣わしくださいました。 そして御子はそのご生涯とご受難・ご復活を 通して、 わたしたちに和解と新生の道を示してくださいました。 新しい千年紀を迎えるこのとき、 わたしたち一人一人が主のみ心を深 く思い巡らし、 和解のみ業を今も成し遂げられる主を覚えて祈ります。 主よ、 比べることのできないみ力により、 正義と愛と平和の支配を確立 してください。 わたしたちが、 熱心に神と人々とに仕え続けることがで きますよう、 わたしたちの営みを祝福し、 励ましてください。わたしたち がともに主にあって平和を創り出す者とされますように、 わたしたちの 救い主イエス・キリストによってお願いいたします。 アーメン 平和のため 真理と平和の源である神よ、 あなたは福音の光によって、 わたしたち の心に平和を愛するまことの愛を燃やしてくださいます。 どうか、 すべ ての人に平和を造りだす知恵を与え、 主の愛を知る喜びをこの世界 に満たしてください。そして絶望の中からよみがえったキリストのお姿 をわたしたちの心に刻ませ、 わたしたちをあなたの平和の希望へと歩 ませてください。 わたしたちの中に新しい風を送ってくださり、 わたした ちを新たに変えてくださる主イエス・キリストによってお願いいたしま す。 アーメン -137- 司式者 主よ、 憐れみをお与えください 会衆 キリストよ、 憐れみをお与えください 司式者 主よ、 憐れみをお与えください (聖公会 ローマカトリック共通訳) 天におられるわたしたちの父よ、 み名が聖とされますように。 み国が来ますように。 みこころが天に行われるとおり地にも行われますように。 わたしたちの日ごとの糧を今日もお与えください。 わたしたちの罪をおゆるしください。わたしたちも人をゆるします。 わたしたちを誘惑におちいらせず、 悪からお救いください。 国と力と栄光は、 永遠にあなたのものです。 アーメン 一同 慈しみ深い全能の神が、 わたしたちを守り、 祝福をお与え くださいますように アーメン 聖歌 絶望の中に 主はよみがえる(アイオナ共同体) -138- -139- 1 絶望の中に 主はよみがえる 約束なさった その言葉どおり 恐れる者らに 希望を与え われらの近くに 共におられる 2 正義に倒れた 人たちのため 愛に生きぬいた 女たちのため 教え受け継いだ 弟子たちのため 永遠の命に 主はよみがえる 3 闇を恐れゆく 人の心に 尽きぬ信仰を 宿らせるために イエスはパンを裂き 杯をわけ 命の道へと われらを招く 4 われらの社会に 問いを投げかけ 罪に満ちた世を つくりかえるため 神のみこころを 指し示すため 今もいつまでも主はよみがえる イエス ・キリストの復活のイメージを、 ケルト風のメロディーで静かに表 現した作品です。 「復活の爆発的な喜び、 というよりはむしろ、 主の よみがえりという出来事に込められた、 様々なメッセージに目を向け させてくれる歌といえるでしょう。 -140-
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