CMEグループ概要 - CME Group

CMEグループ概要
ADVANCE WITH CONFIDENCE
個人、企業、機関投資家の前途には、さまざまなリスクが立ちはだかっています。そうした
リスクへの対処を可能としているのが、私たちCMEグループです。例えば、農家は先物で
売買価格を固定し、銀行は金利の変化を管理し、航空会社は燃料費の高騰を回避でき
ます。このように、誰もが自らのリスクを管理し、前に進むことができるのです。
世界最大級の市場
CMEグループは、年平均30億枚(約1000兆ドル相当)にも及ぶ取引を
扱う世界最先端かつ最大級の総合デリバティブ市場です。市場には、
リスク管理を必要とする、あるいはリスクを取って利益を上げようとする個
人、企業、機関投資家が一堂に集い、買い手や売り手となって取引を
しています。
当社には、1848年に穀物商たちが設立したシカゴ・ボード・オブ・トレー
ド、1872年に酪農家たちが設立したニューヨーク・マーカンタイル取引
所、1898年にバター・鶏卵業者たちが設立したシカゴ・マーカンタイル
取引所を源流とする、長い歴史があります。こうした草分け的な取引所
が延々と培ってきた伝統を融合して革新的なデリバティブ、サービス、
テクノロジーを創造し、世界の金融市場に貢献しているのです。
世界中からの買い注文と売り注文が、当グループの電子取引プラットフ
ォームであるCME Globex、そしてシカゴとニューヨークにある取引所施
設に集結しています。
世界経済の成長をけん引
今日の不確実な地政学的緊張や経済情勢によって、リスク管理・ヘッジ
ツールの必要性が、ますます高まっています。そのためCMEグループの
提供する多岐にわたる商品が、ポートフォリオマネジャーやトレーダー、
投資銀行、企業の財務責任者・担当者から、農家や農場主、個人に至る
まで、新しいリスク管理ツールを求めている人たちにとって、ますます重要
なものとなってきました。
当社の取引所では、あらゆる主要資産市場で世界的指標となる商品を
幅広く扱っています。金利、株式、通貨、エネルギー、農産物、金属、
天候、不動産に関連した先物・オプションなどです。金利関連商品は、
世界的な金融機関が金利リスクをヘッジして、資金調達のコストを削減
するのに役立ちます。また株式関連商品は、投資家が株価変動リスク
を管理するのに利用されており、それが市場に対する投資家の信頼を
ますます強めることにつながっています。通貨関連商品は、投資やリス
ク管理の機会となり、世界中の外国為替市場がリスクを移転させる効果
的かつ効率的な手段となります。そしてコモディティ関連商品は、指標
価格として世界中で広く認知されており、農業経済でリスク管理の重要
な役割を担っています。さらに代替投資に関連した商品は、住宅、
保険、公益事業、エネルギーなどの業者が資本市場にリスクを転移す
るのに役立っています。
中央清算の重要性
またCMEグループでは、世界最大級の中央清算機関であるCME
Clearingを運営しています。当社市場で約定した全取引を同機関が
保証することで、顧客に比類なき安全性と安定性をもたらしているので
す。同機関では取引所取引の商品だけでなく、OTC(店頭取引)デリ
バティブの取引でも精算・決済のサービスをしており、損失もしくは負
債の累積をとどめるため、1営業日に2回の値洗いをしています。また
取引口座の決済、取引の精算、証拠金の徴収・維持、受渡の調整、
取引データの報告も同機関の業務です。
世界に評価された電子取引
電子取引プラットフォームのCME Globexでは、世界中のユーザーが
その場所を問わず膨大な取扱品目と流動性を誇る金融デリバティブ
市場にアクセスできます。しかも、執行は迅速です。また透明性、匿名
性、整合性を備えています。今日、CMEグループの8割を超える取引
が電子市場によるものです。
150を超える国の顧客が、米国、欧州、アジア、中南米の主要金融都
市に設置された情報通信ハブなど、いくつかの経路を利用してCME
Globexにアクセスできます。しかも、世界中の取引所との提携による取
扱商品の相互アクセスが増えてきました。システムは絶えず改善され
ており、顧客にさらなる高速化、大量処理、操作性の向上、多種多様
な新規商品をもたらしています。
CMEグループの魅力
革新の歴史
世界最大級 年平均で30億枚(約1000兆ドルに相当)に及ぶ取引を扱
CMEグループによる取引、テクノロジー、業界、市場の革新は、世
う世界最先端かつ最大級の総合デリバティブ市場です。
界の金融市場の発展に大きく貢献してきました。150年以上にわた
り、CMEグループは世界経済の成長で極めて重要な役割を担ってき
信頼性 当社の技術の粋を集めたGlobal Command Center(グローバ
ル指令センター)が、効率的かつ流動的な取引を確保するため、全世
たのです。
界で連動しているシステムを保守しています。
2012 - カンザスシティ・ボード・オブ・トレードを買収
- 新規合弁でS&Pダウ・ジョーンズ・インデックス社を設立
非常に高い流動性 当社の規模と多様な商品からもたらされる膨大な
2011 - CME Clearing ヨーロッパを設立し、欧州で清算サービスを開始
流動性は、顧客が大口注文を迅速かつ効率的に執行する能力を支え
2008 - ニューヨーク・マーカンタイル取引所の買収完了
ています。最高級のテクノロジーを誇るCME Globexは、初のグローバ
ル電子先物・オプション取引システムです。顧客はほぼ24時間この単独
プラットフォームにアクセスできます。
資金安全策 世界最大のデリバティブ清算機関であるCME Clearing
は、あらゆる取引の相手方となり、第三者の信用リスクを実質排除するこ
とで、市場の資金的整合性を守っています。
資本効率 さまざまな市場振興策、また複数市場のポジションの合理的
リスク相殺による必要証拠金の減額で、顧客は初期費用を減らせます。
さらなる資金を別の機会を追求するのに利用できるのです。
2007 - シカゴ・ボード・オブ・トレードとの合併完了
1999 - 初めて天候先物を上場
1997 -初の完全電子取引商品であるCME E-mini S&P 500先物を開発・上場
1992 -電子取引プラットフォームCME Globexを立ち上げ、初めて先物の取引
が電子的に処理される
1987 -CME Globexプラットフォームの開発に着手、電子先物取引の先駆けと
なる
1982 -S&P 500指数先物を開発、株価指数先物として初めての成功を収め
る。
また長期米国債先物のオプションが開発される
1975 - 初の金利先物であるGNMA(米政府住宅抵当証券)先物を提供
市場の整合性 当社の市場規制部門では、市場の整合性を維持する
ように設計された包括的な自主規制プログラムを導入しています。
多種多様な商品 当社が取り扱っているのは、金利、株式、通貨、エネ
ルギー、農産物、金属、天候、不動産に関連した上場商品・OTC商品
です。ほかのどの先物取引所よりも多彩な品ぞろえを誇ります。
世界的規模 世界の主要都市に設置された取引ハブをとおして地球規
模での取引が可能です。戦略的パートナーとの国際ネットワークは世界
中のさまざまな顧客にさらなる機会をもたらしています。
1972 - 業界史上初の金融先物となる7通貨の先物を上場
1969 - 穀物以外で初となる銀先物を上場
1964 - 農産物で初めて貯蔵されない商品を対象とした生牛先物を上場
1961 - 初めて冷凍貯蔵された肉を対象とした豚バラ肉先物を上場
1865 -世界で初めて先物清算の運営手法を確立。
買い手と売り手が取引の
担保として差し入れる
「証拠金」
の請求が始まる
1851 -記録上最古の
「先渡し」取引
(トウモロコシ3000ブッシェル単位)
が
実施される
1848 - 世界で初めてシカゴに先物取引所が設立される
CMEグループの先物・オプションで、市場参加者は、リスクの転移、ポートフォリオの最効
率化、リスクの調整を低コストで実現できます。
接続手段のリストについては「 cmegroup.com/networkaccess 」をご覧ください。
詳細はメールで「 [email protected] 」までお問い合わせください。
アジア向け暫定免責事項
先物取引やスワップ取引は、あらゆる投資家に適しているわけではありません。損失のリスクがあります。先物やスワップはレバレッジ投資であり、取引に求められる資金は総代金のごく一部にすぎません。そのため、先物やスワップ
の建玉に差し入れた当初証拠金を超える損失を被る可能性があります。したがって、生活に支障をきたすことのない、損失を許容できる資金で運用すべきです。また、一度の取引に全額を投じるようなことは避けてください。すべて
の取引が利益になるとは期待できません。
本資料に掲載された情報およびすべての資料を、金融商品の売買を提案・勧誘するためのもの、金融に関する助言をするためのもの、取引プラットフォームを構築するためのもの、預託を容易に受けるためのもの、またはあらゆる
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