1.会合名 投資型クラウド・ファンディングに関する検討会合(第2回) 2.日 時 平成 25 年9月 18 日(水)午後3時 00 分~4時 30 分 3.場 所 一般社団法人第二種金融商品取引業協会 4.議 案 1.プレゼンテーション 会議室(東京証券会館6階) ① 松尾順介委員(桃山学院大学経済学部教授) ② ミュージックセキュリティーズ株式会社 ③ 西武信用金庫 2.金融審WGにおける投資型クラウド・ファンディングに関する検討について 3.その他 5.議事概要 1.プレゼンテーション ① 松尾順介委員(桃山学院大学経済学部教授) 松尾(順)委員より、資料1-1に基づき説明が行われた後、大要以下のとおり、 意見交換が行われた。 (主な意見等) ・ダブルボトムライン投資は、短期的にそのリターンが P/L に現れなくとも、ファ ン層を拡大するマーケティング効果もあり、それをどのように評価するかが重要 と考える。 ・セカンドボトムラインの測定において可視化は重要であると考えているが、その 反面、評価・測定しやすい指標に傾注されやすいというバイアスがかかる懸念も ある。 ・クラウド・ファンディングにより調達した資金で何をするか。地域社会や環境な どの貢献に資する事業等に特定するのかどうか。仮に事業を特定する場合、誰が 特定するのかが難しいだろう。 ・ダブルボトムライン投資の対象となるような事業は、一般的にノンマネタリーリ ターンを測定しやすいものと考えられるので、中長期的に投資できる投資家が参 入してくる余地はあるだろう。 ② ミュージックセキュリティーズ株式会社 ミュージックセキュリティーズ株式会社より、資料1-2に基づき説明が行わ れた後、大要以下のとおり、意見交換が行われた。 (主な意見等) ・投資額が 100 万円以上になると、金銭リターンへの要求度が高くなる傾向がある のではないか。また、投資信託も 100 万円以下の銘柄が多いという点なども勘案 すると、1人当たりの上限額を 100 万円とすることが望ましいのではないか。 1 ③ 西武信用金庫 西武信用金庫より、資料1-3に基づき説明が行われた後、大要以下のとおり、 意見交換が行われた。 (主な意見等) ・登録金融機関は、融資情報を持っているため、利益相反の問題は、かなりハード ルが高いのではないか。 ・クラウド・ファンディングは小口の投資であるため、インターネットと併用し、 信用金庫などの地域金融機関の窓販(ないし申し込みの受付)で対応することも 現実的ではないか。インターネットに馴染みのないシニア層や地方の投資家の資 金を活用する観点からは、この対応は大切。また、方法論として、クラウド・フ ァンディングについて本店でのみ取扱い、支店では従来どおり融資業務を行うこ とで利益相反の問題に対応することも考えられるのではないか。 2.金融審WGにおける投資型クラウド・ファンディングに関する検討について 事務局より、金融審WGにおける投資型クラウド・ファンディングに関する検討 について説明が行われた後、大要以下のとおり、意見交換が行われた。 (主な意見等) ・これまでは、匿名組合を利用したクラウド・ファンディングは寄付型的な要素と セットで商品設計されていたので成功してきたと考えられる。投資型クラウド・ ファンディングであっても寄付型的な要素を組み込んだ商品設計も求められるの ではないか。 ・商品設計においては様々な業種や事業者を対象とするので、柔軟性を維持しつつ、 詐欺的な行為、悪質な仲介者・事業者の参入を防ぎ、市場としてのレピュテーシ ョンを維持しつつ、すそ野を広げていくことが重要であると考える。 3.その他 事務局より、本協会における反社会的勢力の排除に関する取り組みについて説明 が行われた。 以 2 上
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