2015 年度 大会報告書 第 13 回全日本学生フォーミュラ大会 日時:2015 年 9 月 1 日~9 月 5 日 場所:静岡県掛川市小笠山総合運動公園(エコパ) 2015 年 9 月 日本大学理工学部 円陣会 Nihon University Engine Association 御礼 平素より、日本大学理工学部円陣会をご支援していただき誠に有難うございます。この度 は平成 26 年 9 月 1 日から 9 月 5 日にかけて静岡県小笠山総合運動公園(ECOPA)にて開 催されました、第 13 回全国学生フォーミュラ大会の参戦報告をさせていただきます。 今回の大会では1日目に事前技術車検を受け、燃料漏れやステアリングのガタなどのご指 摘を車検員よりいただき、技術車検を通過することはできませんでした。2日目も1日目に 指摘された箇所の修正に時間をとられ、再車検を受けることはできませんでした。2日目の 夜中に静岡理工科大学様にて溶接機を借り、燃料漏れが確認された燃料タンクの溶接をし、 3日目の朝一番で再車検を受けました。再車検では1日目に指摘された箇所は修正を行って いたため問題はありませんでしたが、インテークマニホールドの締結方法に問題があり、 再車検を通過することができませんでした。その後、1時間ほどで全ての修正が完了し、何 とか再々車検にて技術車検を通過することができました。 技術車検通過後、チルト審査、重量審査、騒音審査、ブレーキ審査を通過しましたが、 その時点で午前12時を過ぎてしまっていたため、アクセラレーション、スキッドパッド、 オートクロスの受付が終了してしまい、オートクロスを走行することができず、それに伴 いエンデュランスの走行資格を得ることができませんでした。 結果として、第13回大会では動的審査を1つも走ることはできず、悔しい結果となってし まいました。 御支援をしていただいたスポンサーの皆様、ならびに学校関係者の方々、OB、OG の皆 様の期待に沿う結果を残すことができず、誠に申し訳ありませんでした。 昨年度に中心となって活動していた先輩方が引退し、運営、製作ともにあらゆる面で気 持ちに緩みが生じてしまったことがこのような結果を招いてしまったのだと自覚しており ます。改めて円陣会という組織全体の改革が必要だと感じました。 Nihon University Engine Association 目次 1.大会参戦レポート p1 1.1 大会 1 日目 (9 月 1 日) p2 1.2 大会 2 日目 (9 月 2 日) p5 1.3 大会 3 日目 (9 月 3 日) p8 1.4 大会 4 日目 (9 月 4 日) p11 1.5 大会最終目 (9 月 5 日) p13 2.大会結果 p14 3.プロジェクトリーダーより p15 4.まとめ p16 Nihon University Engine Association 1.大会参戦レポート 1.1 大会 1 日目(9 月 1 日) 10:00 開会式 10:30 チーム受付 ピットオープン(会場入り) 15:30 デザイン審査 17:00 技術車検 18:15 キャプテン、FA ミーティング 19:30 ピットクローズ 本大会において円陣会は 2 日目から技術車検を受ける予定でしたが、事前の申請により 上位チームと同様に初日から技術車検を受けることが出来ました。 本大会より昨年度大会時に屋根無し駐車場でのテント下での作業の不便性(雷雨や大雨 などによる行動制限)などを指摘され、運営側の考慮でピットレイアウトの大幅な変更が 行われました。それに伴い各チームも昨年度と同様のピット設営が行えず、少々戸惑う場 面もありましたが、受付からピット設営まで順調に行うことが出来ました。 ピット設営後、技術車検を受けるべく車両の整備、車検項目の再確認を行い上位チーム の後に車検を受けました。また、同日に静的審査であるデザイン審査も行われました。 車検では 3 人の車検員の方々が車検を担当してくださり、フレーム、エクステリア、エ ンジン、シャーシなどの項目ごとに検査が行われましたが、技術車検中に「等速ジョイン ト連結部のステアリングの遊び、及び強度不足」 「コックピットテンプレートの規定寸法不 良」「ステアリング転蛇時のアップライトとサスペンションアームの接触」「燃料タンクの ガソリン漏れ」など大幅な修理が必要となる項目を指摘されて、急遽、技術車検を中止し てガソリンタンクの漏れを確認するべく給油所へ向かいました。 しかし、日も暮れ 17 時を回り、技術車検及び修理工房もクローシングしてしまう為、 初日における修理を断念することを決断いたしました。また会場完全撤退の時間も近づい ており、慌ただしい中で惜しくも初日を終了する事になりました。 2 Nihon University Engine Association 技術車検風景 ・デザイン審査 デザイン審査では主に設計プロセスなど車両開発の実現性の審査が行われます。 事前に提出したデザインレポートをもとに、チームが車両コンセプトに対して、どの様な 技術を使い工夫をしたのか、その完成した車両はコンセプトに対して、整合性は取れてい るのかなどの検証方法も含め、審査時はポスター資料を用いて、審査員の質疑応答に正確 に説明できているのかなどを評価されます。またデザイン審査上位 4 チームは 4 日目のデ ザインファイナルへの出場が用意されています。 今期プロジェクト車両のコンセプトは「操安性の向上」で、走行テストによる昨年度車 両との操安性の向上を数値的根拠のもとに発表出来る様に改善し挑みました。 しかし、車両コンセプトに必要な資料掲載が無いことや、開発アプローチの未熟さなど 指摘され結果的に昨年度よりも 5 ポイント下がり、 順位も下げてしまうことになりました。 来年度はコンセプトメイキングから必要なテスト、資料などを決めて、コンセプトと完 成した車両との整合性が取れているのかなど今年度の結果をもとに、より上位を狙えるよ うにしていきたいと思います。 デザイン審査結果 73.00/150.00 Pts 3 Nihon University Engine Association デザイン審査風景 4 Nihon University Engine Association 1.2 大会 2 日目(9 月 2 日) 6:30 ピットオープン(会場入り) 7:00 ドライバーズミーティング① 13:45 プレゼンテーション審査 16:30 コスト審査 18:00 ドライバーズミーティング② 20:00 ピットクローズ 2 日目は前日の技術車検において指摘された箇所の修正に時間を費やしました。 ステアリングのガタの修正のため、修理工房にて補強部品を溶接して頂いたり、燃料タ ンクからの燃料漏れの修正のため、深夜に静岡理工科大学様の工房にある溶接機を貸して 頂き、前日の指摘箇所の修正を全て終えることができました。 また、2 日目はプレゼンテーション審査とコスト審査が行われました。 ・プレゼンテーション審査 プレゼンテーション審査は学生のプレゼンテーション能力を養うことが目的であり、マ シンを販売する市場を選定し、その市場でマシンが有益に生産・販売されるような提案を 会社の役員と仮定した審査員にプレゼンし、審査を行います。そのため、自動車業界の事 情や現在の市場、世の中の動きなどを把握したうえで、販売における深い知識が問われま す。 今年度は、製造委託をお願いしたいという事を強く主張することに重点を置きました。 結果、その点は審査員側に伝わったようですが、製造委託内容に具体性が欠けていたため、 点数の向上にはなりませんでした。 また、マシン製作の方に時間がかかってしまい、昨年度に比べて準備の期間が短く、メ ンバーや、OB の方々、先生方に見て頂くことができず、完成度の低いプレゼンテーション となってしまいました。 来年度はマシン製作との日程を見直し、準備期間を十分に設け、完成度の高いプレゼン テーションができるようにしていきたいと思います。 プレゼンテーション審査結果 31.58/75.00 Pts 5 Nihon University Engine Association プレゼンテーション審査風景 ・コスト審査 コスト審査は、製作した車両の各部品の図面と製作工程、それにかかる費用を記載した コストレポートを事前に提出する。大会当日にコストレポートの完成度、コストレポート 提出後の車両の修正点とそれに伴う製作費の増減の追補、事前に提示された部品に関して 年間1000台分の製作を可能とする方法のプレゼンテーションを行うリアルケースシナリオ で審査されます。 コストレポートでは、全ての部品をフレームに組付けるファイナルアッセンブリという 項目内でショルダーハーネス、カウル等の記載漏れがあったこと、アップライトに組付け るベアリングを間違った箇所に計上してしまったこと、電装関係の導線の種類がわかりづ らいこと、大会当日に追補した部分の裏付け資料が不十分であったことなどが指摘され高 い評価を受けられませんでした。 リアルケースシナリオでは、事前にステアリングシステム・シート・アップライトの3つ の部品に関して年間1000台分の製作を可能とする方法を考え、当日はシートについてのプ レゼンテーションを行いました。前述の目的を達するため、ハンドレイアップ成形法から BMC成形法へ製作方法を変更したのですが、成形品のバリ取りをする時間を考慮していない、 コストレポートに則った費用の算出をしていないなどの詰めの甘さが目立ち、昨年ほどの 高い評価は得られませんでした。 以上より今年度は、リアルケースシナリオは昨年ほどではありませんがそれなりの評価 をいただきましたが(12.0/20.0 Pts.)、コストレポートは追補した部分の裏付け資料の不備が 痛手となり高い評価を得られなかったため(7.1/80.0 Pts.)、全体としての評価は伸び悩んで しまいました。来年度はコストレポートの図面を製作段階からコストレポートの書式に合 6 Nihon University Engine Association わせることにより、作成時期を大幅に早め、またリアルケースシナリオは発表前に大学の 先生方に評価をしていただくことで点数の向上を目指します。 コスト審査結果 19.10/100.00 Pts コスト審査風景 7 Nihon University Engine Association 1.3 大会 3 日目(9 月 3 日) 6:00 ピットオープン(会場入り) 8:00 車検 アクセラレーション スキッドパッド 13:00 オートクロス(悪天候のため中止) 3 日目は前日に修理を終えた燃料タンクを車両に取り付け、再度車検へ臨みました。しか し、この車検でインテークマニホールドのエンジンへの固定が機械的締結ではないと指摘 され、車検を通過することができませんでした。そこで、インテークマニホールドとエン ジンを固定しているボルトにワイヤーを通す穴を開け、緩み止めを施すこととなりました。 緩み止めを施した後、再々車検を受けた結果無事合格することができましたが、インテー クマニホールドの取り外しや、ボルトの加工に 1 時間ほど要し、大幅なタイムロスとなっ てしまいました。 技術車検通過後すぐに重量審査、チルト審査を行い、どちらもすぐに通過することがで きました。しかし、騒音審査では修理のためにインテークマニホールドを一度外したこと によって燃調が狂ってしまい、安定したアイドリングができないため、音量を測ることが できませんでした。そこで、暖気エリアにて急遽燃料調整を行い、再度騒音審査へと向か いました。修正した結果、無事騒音審査を通過することができ、そのままブレーキ審査へ と向かいました。ブレーキ審査では一回の走行で 4 輪ロックすることができ、ブレーキ審 査を通過することができました。これにてすべての車検項目を完了しました。 しかし、車検通過時点 13 時過ぎであり、アクセラレーション、スキッドパッドはすでに 終了、オートクロスの受付時間は 12 時までであったため、オートクロスに出走することが できず、エンデュランス出走の権利を得ることができなかったため、動的審査をひとつも 受けることができず全審査項目を終了することとなりました。 ・騒音審査 マイクロホンを排気口から 0.5m、45deg.離した位置に設置し、ピストンスピードが 914.4m/min のときのエンジン回転数 (NU-CST/013 で搭載している YZF-R6 13SB のエンジンでは 11000rpm) で排気音量を計測します。ノイズレベル 110dB 以下で通 過となります。 騒音結果 107.8dB ・ブレーキ審査 動的審査での走行時にブレーキがきちんと作動するかを確認するための試験です。車両を 急制動させ,4 輪がロックするかどうかを確認します。 8 Nihon University Engine Association ・チルト審査 最も身長の高いドライバーが搭乗してチルト試験機で傾けます.ここでのチェック 項目は次の 2 点です。 ① 燃料を満タンにした状態で車体を 45deg. 傾けて燃料漏れがないかを確認。 ② 60deg.傾けて横転しないかを確認。 チルト試験風景 ・重量測定 ドライバー乗車時と空車時の車両の重量を測定します。 ・動的審査 3 日目から動的審査が始まります。動的審査では 5 つの走行審査項目を通しアクセラレー ション、スキッドパット、オートクロス、エンデュランス、燃費が評価されます。 ・アクセラレーション この審査では、0-75m の加速性能を評価します。ドライバー2 名,各 2 回、計 4 本のタイ ムを計測しその中のベストタイムが記録となります。 9 Nihon University Engine Association ・スキッドパッド この競技は 8 の字のコースを右回り 2 周、左回り 2 周し旋回性を評価します。各チームド ライバー2 名、各 2 回、計 4 回走行し、その中のベストタイムが記録となります。 ・オートクロス この競技は、直線・スラローム・ターンなどの複合コースを 1 周し、タイムを競うもので す。この競技はドライバー2 名、各 2 回、計 4 回走行し、その中のベストタイムが記録と なります。 今大会ではオートクロスは悪天候のため中止となりました。 10 Nihon University Engine Association 1.4 大会 4 日目(9 月 4 日) 6:00 ピットオープン(会場入り) 15:00 デザインフリートーク 15:00 プレゼンフィードバック 19:30 ピットクローズ 大会 4 日目はオートクロスを走行することができず、それに伴いエンデュランスの走行 資格を得ることができなかったため、他チームのエンデュランスの見学、他チームとの交 流、意見の交換をしました。 また、4 日目はデザインフリートークとプレゼンフィードバックが行われました。 ・デザインフリートーク デザインフリートークではデザイン審査での悪かった点について指摘されました。主に スペックシートの不備や解析条件が実際のものと一致していないことやデザインパネルの 修正がされていない点が指摘されました。 デザインフリートーク風景 11 Nihon University Engine Association ・プレゼンフィードバック プレゼンフィードバックとは審査員の方に今回のプレゼン審査での良い点や改善した方 が良い点などについてアドバイスをいただくものです。 今回は、内容のインパクトが足りない点や、発表者がスライドを見すぎてしまっている 点などについてアドバイスをいただきました。 また、私達が今回のプレゼンを作成する際に困った事などについても質問させていただ き貴重なアドバイスをいただきました。 来年のプレゼンでは今回いただいたアドバイスを生かし、完成度の高いプレゼンを目指 していきたいと思います。 12 Nihon University Engine Association 1.5 大会最終目(9 月 5 日) 6:00 ピットオープン(会場入り) 16:00 公開プレゼン・交流会 17:00 表彰式 19:00 ピットクローズ 最終日はオートクロス上位チームによるエンデュランス走行日のため、上位チーム車両 の走行を見学しました。また、他校のピットに伺い車両見学、およびパーツの製作方法と その取り付け方、静的審査に関する疑問等の情報交換などを行い、多くの学生フォーミュ ラチームの方々と交流しました。他チームの持っている車両技術は参考とするべき所が多 くあり、来年度の製作パーツの方向性やその改善策をより明確にすることが出来ました。 上位チームのエンデュランス走行終了後、全学生フォーミュラチームでの集合記念撮影を したのち、表彰式に出席しました。今年度の我々円陣会は、昨年度及び一昨年度と同じく 賞を獲得することができませんでした。来年度こそは賞を獲得し、これまで以上の成績を 残したいと強く思いました。 他チームとの交流風景 13 Nihon University Engine Association 2.大会結果 静的審査 コスト 19.05 /100.00 Pts. 47 位/66 校中 プレゼン 31.58 /75.00 Pts. 50 位/84 校中 デザイン 73.00 /150.00 Pts. 29 位/82 校中 アクセラレーション 0.00 /75.00 Pts. DNS スキッドパッド 0.00 /50.00 Pts. DNS オートクロス 0.00 /150.00 Pts. DNS エンデュランス 0.00 /300.00 Pts. DNS 燃費 0.00 /100.00 Pts. DNS 動的審査 総合成績 123.63 /1000.00 Pts. 56 位/出場 86 校中(エントリー90 校中) 14 Nihon University Engine Association 3.プロジェクトリーダーより まず初めに本学の学生フォーミュラ活動を御支援してくださったスポンサーの皆様に感 謝の言葉を述べさせていただくのと共に、今大会の結果が皆様の御期待にお応えできなか った事をお詫び申し上げます。 今年度の活動は予定通りにはいかなかったものの日程に大きな変更もなく活動すること が出来ました。更にテスト走行のデータから今年度の車両を去年度の車両と比較すると、 今年度は昨年度の車両よりも完成度の高い車両でした。それだけに今大会は動的審査に参 加できなかったことが悔やまれる大会となってしまいました。ですが、昨年度よりもメン バーが少ない中で昨年度と同じような日程で、昨年度よりも良い車両を作ることが出来た のはメンバーの頑張りと、スポンサーの皆様の御支援があったからだと言えます。 私がプロジェクトリーダーを務めさせていた 1 年間を振り返ると、組織を動かす上で難 しかったと思うことが 2 つ思い浮かびました。1 つ目は人数の少なさです。例年円陣会はメ ンバーが 25 人前後であったので組織形態もそれに合わせたものでした。今年度は最終的に 16 人になってしましたが、やることは 25 人分あるといった状態で個人の負担が大きく、日 程をずらさないために何度メンバーに徹夜をしてもらったか数えきれません。私個人の考 えとして数は力だと思っています。人数が多いと指示を出した後の行動や情報伝達などの レスポンスが悪化することや、メンバーの意識のばらつきが大きくなるなど扱いにくい部 分はありますが、うまく使いこなせば作業時間を大幅に削減することができる大きな力で す。来年度は人数が多いので数の力をうまく使いこなしてくれることを後輩に期待したい です。2 つ目は円陣会という組織がサークルということです。通常会社などでは給料という 報酬をもらっている代わりに担当の仕事に責任というもが発生します。しかし円陣会はサ ークルであるため、担当の作業に関して責任をとることができません。何か不祥事が起こ った時に担当を責めても組織内の雰囲気が悪くなるだけで何のメリットもありません。し かし、各担当の作業はしっかりやりきってもらわないといけません。なので、班リーダー からではなく直接担当に相談に行って状況を確認したり、細かな作業日程を決めたりしま した。更に相談する時の口調にも気を使いました。強くいって危機感を持たせた方が良い のか、しかし口調が強すぎて辞めていまわないかなど言葉選びには苦戦しました(人数が少 ないので辞められてしまうと更に他のメンバーの負担が増えてしまいますので)。この問題 以外にもあまり活動に来てくれないメンバーや遅刻が常習化するなど拘束力のないサーク ルならではの組織の問題があります。来年度に上級生になる後輩たちも同じ問題を抱える と思いますが、その都度対応すれば大きな問題になる前に解決する事が出知るのでぜひ頑 張ってもらいたいと思います。 最後になりますが、来期プロジェクトでは必ず良い結果を出せるよう、メンバー一同努 めさせていただきますので、スポンサーの皆様には今後とも御支援のほどよろしくお願い 申し上げます。 15 Nihon University Engine Association 4.まとめ 今年度は昨年度に起こった問題をもとに、設計・製作、静的審査対策の日程を厳格にし ました。しかし発注したパーツが期日内に完成しない等の問題があり、シェイクダウンの 日程が押してしまったため、静的審査も去年より時間を割くことができませんでした。 大 会では燃料タンクの漏れとステアリングのガタを修正したり等、大きな欠陥があったため、 結果的に動的審査は全て受けることが出来ませんでした。 来年度は今年度の良かった点は引き継ぎ、急なトラブルが起こった時に対応できるよう リスクマネージメントを強化していきます。またチームメイト個々の知識や技術を高める ために個人の勉強だけでなく、組織的にチームメイトの教育をすることを考えています。 来年度はチームメイトの人数が大幅に増えるため、たくさんの問題点を早期に発見し、大 会では悔しい思いをしないよう取り組んでいきたいと思います。 謝辞 今期も活動を支援していただいた、スポンサーの皆様、ならびに学校関係者、ご家族の 皆様、1 年間本当にありがとうございました。 このプロジェクトが 1 年間無事に活動できたのも皆様のお力添えがあったからこそだと 思っております。今後とも日本大学理工学部円陣会への温かい御支援、ご指導をよろしく お願い致します。 第 13 期プロジェクト 円陣会一同 16 Nihon University Engine Association NU-CST013 Machine Spec Colors navy and pink Frame steel spaceframe Body-work Fiber-glass Suspension ①Front ①Double unequal length A-Arm. Pull rod ②Rear ②Double unequal length A-Arm. Push rod ①Overall Length ①2770 ㎜ ②Overall Height ②1260 ㎜ ③wheelbase ③1800 ㎜ ④Front Track ④1000 ㎜ ⑤Rear Track ⑤1100 ㎜ ①Gross Vehicle Mass ①260kg ②Fr.Rr.Weight Dist ②40:60 ③Ground Clearance ③35 ㎜ Wheels&Tires 13inch watanabe 8spoke Mg 20.5*7.0 R25B ①Engine ①2008 YAMAHA YZF-R6 ②Displacement ②599cc ③max.power ③80ps/11000rpm ④max.torque ④5.5kgf/8000rpm Inducation type Naturally aspirated Fuel tank Volume 6.2L Shifter Manual Final Drive&Differential Chain Drive LSD Brakes ①Front ①2 outboard ②Rear ②2 outboard Unique Features&Notes Electric water pump 17 Nihon University Engine Association
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